JPH0727528Y2 - 光複合架空地線 - Google Patents
光複合架空地線Info
- Publication number
- JPH0727528Y2 JPH0727528Y2 JP1985067461U JP6746185U JPH0727528Y2 JP H0727528 Y2 JPH0727528 Y2 JP H0727528Y2 JP 1985067461 U JP1985067461 U JP 1985067461U JP 6746185 U JP6746185 U JP 6746185U JP H0727528 Y2 JPH0727528 Y2 JP H0727528Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ground wire
- overhead ground
- metal pipe
- optical composite
- composite overhead
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 title claims description 24
- 239000002131 composite material Substances 0.000 title claims description 14
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims description 33
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 33
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 12
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 claims description 11
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 7
- 229910000838 Al alloy Inorganic materials 0.000 description 5
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 5
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 5
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 3
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000013307 optical fiber Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Communication Cables (AREA)
- Non-Insulated Conductors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 本考案は、架空送電線路に使用される、光伝送線を内蔵
した光複合架空地線に関するものである。
した光複合架空地線に関するものである。
〔従来技術とその問題点〕 光複合架空地線として従来、長手方向にらせん溝を有す
る金属スペーサの上記溝内に光伝送線を収納し、その外
周に金属パイプを被せ、さらにその外周に多数の外層素
線を撚り合わせたものが公知である。この種の光複合架
空地線においては、外層素線に、強度が大きく、耐熱性
が高く、しかもある程度の導電性があるアルミ被覆鋼線
やアルミ合金線が使用されているが、金属パイプにも十
分な電流分担をさせて架空地線全体の電流容量を大きく
すべく、金属パイプには導電率が61%以上の導電用アル
ミが使用されていた。
る金属スペーサの上記溝内に光伝送線を収納し、その外
周に金属パイプを被せ、さらにその外周に多数の外層素
線を撚り合わせたものが公知である。この種の光複合架
空地線においては、外層素線に、強度が大きく、耐熱性
が高く、しかもある程度の導電性があるアルミ被覆鋼線
やアルミ合金線が使用されているが、金属パイプにも十
分な電流分担をさせて架空地線全体の電流容量を大きく
すべく、金属パイプには導電率が61%以上の導電用アル
ミが使用されていた。
ところでこの種の光複合架空地線には、外層素線が一層
撚りのものと、二層撚りのものとがあるが、前者の架空
地線では、雷撃などにより大電流が瞬時に流れた場合、
金属パイプの温度が高くなりすぎ、光伝送線のシースが
劣化したり、その内部の光ファイバのロス増や破断が発
生したりするおそれのあることが判明した。
撚りのものと、二層撚りのものとがあるが、前者の架空
地線では、雷撃などにより大電流が瞬時に流れた場合、
金属パイプの温度が高くなりすぎ、光伝送線のシースが
劣化したり、その内部の光ファイバのロス増や破断が発
生したりするおそれのあることが判明した。
例えば、金属スペーサが断面積5.1mm2、導電率52%のア
ルミ合金製、金属パイプが外径5.2mm、内径4.2mm、導電
率61%のアルミ製で、その上に外層素線として3.2mmの
アルミ被覆鋼線を8本撚り合わせた架空地線では、9KA
の電流を0.75秒通電した場合、外層素線部の温度は約30
0℃であるが、金属パイプ部の温度は400℃にもなること
が明らかとなった。
ルミ合金製、金属パイプが外径5.2mm、内径4.2mm、導電
率61%のアルミ製で、その上に外層素線として3.2mmの
アルミ被覆鋼線を8本撚り合わせた架空地線では、9KA
の電流を0.75秒通電した場合、外層素線部の温度は約30
0℃であるが、金属パイプ部の温度は400℃にもなること
が明らかとなった。
これは、外層素線が一層撚りの光複合架空地線では金属
パイプに流れる電流が相対的に大きくなるためである。
パイプに流れる電流が相対的に大きくなるためである。
本考案は上記のような従来技術の問題点を解決するた
め、長手方向にらせん溝を有する金属スペーサの上記溝
内に光伝送線を収納し、その外周に金属パイプを被せ、
さらにその外周に外層素線を一層撚りしてなる光複合架
空地線において、上記金属パイプを導電率45%以下の材
料で形成したことを特徴とするものである。
め、長手方向にらせん溝を有する金属スペーサの上記溝
内に光伝送線を収納し、その外周に金属パイプを被せ、
さらにその外周に外層素線を一層撚りしてなる光複合架
空地線において、上記金属パイプを導電率45%以下の材
料で形成したことを特徴とするものである。
このように金属パイプの導電率を低くしたのは、金属パ
イプへの電流の分流分を小さくして、金属パイプの温度
上昇を低く抑えるためである。
イプへの電流の分流分を小さくして、金属パイプの温度
上昇を低く抑えるためである。
第1図は本考案の一実施例に係る光複合架空地線を示
す。図において、1は長手方向にらせん溝2を有する金
属スペーサ、3はそのらせん溝2内に収納された光伝送
線、4は金属スペーサ1の外周に被覆された金属パイ
プ、5はその外周に一層撚りされた外層素線である。こ
の光複合架空地線では、金属スペーサ1、光伝送線3お
よび外層素線5は従来と同じ構成であるが、金属パイプ
4が導電率45%以下の材料で形成されている点に特徴が
ある。
す。図において、1は長手方向にらせん溝2を有する金
属スペーサ、3はそのらせん溝2内に収納された光伝送
線、4は金属スペーサ1の外周に被覆された金属パイ
プ、5はその外周に一層撚りされた外層素線である。こ
の光複合架空地線では、金属スペーサ1、光伝送線3お
よび外層素線5は従来と同じ構成であるが、金属パイプ
4が導電率45%以下の材料で形成されている点に特徴が
ある。
例えば、金属スペーサ1が断面積5.1mm2、導電率52%の
アルミ合金製、金属パイプ4が外径5.2mm、内径4.2mm、
導電率45%のアルミ合金製で、その上に外層素線5とし
て3.2mmのアルミ被覆鋼線を8本撚り合わせた架空地線
では、9KAの電流を0.75秒通電した場合、外層素線部も
金属パイプ部も最高温度は約300℃であった。その結果
光伝送線3の熱による損傷は認められなかった。
アルミ合金製、金属パイプ4が外径5.2mm、内径4.2mm、
導電率45%のアルミ合金製で、その上に外層素線5とし
て3.2mmのアルミ被覆鋼線を8本撚り合わせた架空地線
では、9KAの電流を0.75秒通電した場合、外層素線部も
金属パイプ部も最高温度は約300℃であった。その結果
光伝送線3の熱による損傷は認められなかった。
なお上記実施例では、金属スペーサに導電率52%のアル
ミ合金を使用したが、これも導電率45%以下の材料にす
れば、光伝送線の周囲温度をさらに低下させることがで
きる。
ミ合金を使用したが、これも導電率45%以下の材料にす
れば、光伝送線の周囲温度をさらに低下させることがで
きる。
以上説明したように本考案によれば、外層素線が一層撚
りの光複合架空地線における金属パイプを、導電率が45
%以下と低い材料で形成したので、金属パイプに分流す
る電流が小さくなり、金属パイプの温度上昇を低く抑え
ることができる。従って金属パイプ内の光伝送線の熱に
よる損傷を防止することができる。
りの光複合架空地線における金属パイプを、導電率が45
%以下と低い材料で形成したので、金属パイプに分流す
る電流が小さくなり、金属パイプの温度上昇を低く抑え
ることができる。従って金属パイプ内の光伝送線の熱に
よる損傷を防止することができる。
第1図は本考案の一実施例に係る光複合架空地線を示す
断面図である。 1〜金属スペーサ、2〜らせん溝、3〜光伝送線、4〜
金属パイプ、5〜外層素線。
断面図である。 1〜金属スペーサ、2〜らせん溝、3〜光伝送線、4〜
金属パイプ、5〜外層素線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭60−118818(JP,U) 実開 昭58−134815(JP,U) 実開 昭57−161710(JP,U) 実開 昭60−164715(JP,U)
Claims (2)
- 【請求項1】長手方向にらせん溝を有する金属スペーサ
の上記溝内に光伝送線を収納し、その外周に金属パイプ
を被せ、さらにその外周に外層素線を一層撚りしてなる
光複合架空地線において、上記金属パイプを導電率45%
以下の材料で形成したことを特徴とする光複合架空地
線。 - 【請求項2】実用新案登録請求の範囲第1項記載の光複
合架空地線であって、金属スペーサも導電率45%以下の
材料で形成したもの。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985067461U JPH0727528Y2 (ja) | 1985-05-09 | 1985-05-09 | 光複合架空地線 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985067461U JPH0727528Y2 (ja) | 1985-05-09 | 1985-05-09 | 光複合架空地線 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61184221U JPS61184221U (ja) | 1986-11-17 |
JPH0727528Y2 true JPH0727528Y2 (ja) | 1995-06-21 |
Family
ID=30601309
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985067461U Expired - Lifetime JPH0727528Y2 (ja) | 1985-05-09 | 1985-05-09 | 光複合架空地線 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0727528Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57161710U (ja) * | 1981-04-02 | 1982-10-12 | ||
JPS58134815U (ja) * | 1982-03-08 | 1983-09-10 | 株式会社フジクラ | 光フアイバ複合架空地線 |
-
1985
- 1985-05-09 JP JP1985067461U patent/JPH0727528Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61184221U (ja) | 1986-11-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA2519887A1 (en) | Superconducting cable | |
CA2172652A1 (en) | Combination Fiber-Optic/Electrical Conductor Well Logging Cable | |
JPH0367202A (ja) | 架空光伝送路システム | |
JPH0727528Y2 (ja) | 光複合架空地線 | |
JPH0374008A (ja) | 架空送電線 | |
CN219534136U (zh) | 一种快速散热的高速传输电缆 | |
JPH064505Y2 (ja) | 光フアイバ複合架空地線 | |
JPS6222310A (ja) | 光フアイバ複合架空地線 | |
JPH0236131U (ja) | ||
JPH07122116A (ja) | 耐雷型の光ファイバ複合架空地線 | |
JPH09245527A (ja) | 架空電線用素線およびその素線を用いた架空電線 | |
JP2583300B2 (ja) | 低コロナ低風騒音電線 | |
JPH0135571B2 (ja) | ||
JPS61110912A (ja) | 光フアイバケ−ブル | |
JPH0487212A (ja) | 撚合せ電線 | |
JPS60164715U (ja) | 光フアイバ−複合耐雷電線 | |
JPH0753217Y2 (ja) | 鋼心アルミより線 | |
JPH09115352A (ja) | 架空配電線路用光ファイバ複合架空地線 | |
JP2910934B2 (ja) | 多導体送電線路 | |
JPH02189812A (ja) | 融雪電線 | |
JP2706242B2 (ja) | 架空送電線路 | |
JP2605688Y2 (ja) | 光ファイバ内蔵型架空地線 | |
JPH0444364B2 (ja) | ||
JP2545519Y2 (ja) | 耐雷地線 | |
JPH07153316A (ja) | 光ファイバ複合架空地線 |