JPH07271281A - 脆性ホログラム転写箔 - Google Patents
脆性ホログラム転写箔Info
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- JPH07271281A JPH07271281A JP6419194A JP6419194A JPH07271281A JP H07271281 A JPH07271281 A JP H07271281A JP 6419194 A JP6419194 A JP 6419194A JP 6419194 A JP6419194 A JP 6419194A JP H07271281 A JPH07271281 A JP H07271281A
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- brittle
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- peeling
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、外面から見てもその存在の認識が非
常に困難で、かつ剥離するとホログラムが部分的に破壊
される脆性ホログラムを形成する転写箔を提供すること
を目的とする。 【構成】支持体2上に全面を覆う転写剥離層3、ホログ
ラムパターンを有するホログラム形成層4、反射性薄膜
層5、反射性薄膜層の少なくとも一部を覆う脆性剥離層
6、接着層7を順次設けてなり、ホログラム転写後の剥
離に対してホログラムに部分的な脆性破壊を生じ、かつ
脆性剥離層6を反射性薄膜層5の下に設けることによ
り、外部からその存在の認識を困難とし、偽造防止性及
び改竄防止性を向上させることができる脆性ホログラム
である。
常に困難で、かつ剥離するとホログラムが部分的に破壊
される脆性ホログラムを形成する転写箔を提供すること
を目的とする。 【構成】支持体2上に全面を覆う転写剥離層3、ホログ
ラムパターンを有するホログラム形成層4、反射性薄膜
層5、反射性薄膜層の少なくとも一部を覆う脆性剥離層
6、接着層7を順次設けてなり、ホログラム転写後の剥
離に対してホログラムに部分的な脆性破壊を生じ、かつ
脆性剥離層6を反射性薄膜層5の下に設けることによ
り、外部からその存在の認識を困難とし、偽造防止性及
び改竄防止性を向上させることができる脆性ホログラム
である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、脆性ホログラム転写箔
に係り、とくにホログラムの貼り換えなどの偽造若しく
は改竄を困難とする脆性ホログラムを形成する脆性ホロ
グラム転写箔に関するものである。
に係り、とくにホログラムの貼り換えなどの偽造若しく
は改竄を困難とする脆性ホログラムを形成する脆性ホロ
グラム転写箔に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、光の干渉を用いて立体画像を再生
し得るホログラムの開発が進められている。例えば表面
に凹凸を形成するレリーフ型ホログラムがあり、このホ
ログラムは識別性が高く、しかも高度な製造技術を要
し、その偽造・変造が困難であり、かつ転写箔状に形成
可能なことから、偽造防止手段として用いられている。
そしてホログラムが転写箔状に作製されたホログラム転
写箔をクレジットカードや紙幣等の有価証券の一部に転
写してホログラムを形成し使用されている。また、これ
らの転写によるホログラムは、被転写面にしっかり密着
しているという観点から剥がして再利用したり、改竄し
貼り直したりすることは困難である。
し得るホログラムの開発が進められている。例えば表面
に凹凸を形成するレリーフ型ホログラムがあり、このホ
ログラムは識別性が高く、しかも高度な製造技術を要
し、その偽造・変造が困難であり、かつ転写箔状に形成
可能なことから、偽造防止手段として用いられている。
そしてホログラムが転写箔状に作製されたホログラム転
写箔をクレジットカードや紙幣等の有価証券の一部に転
写してホログラムを形成し使用されている。また、これ
らの転写によるホログラムは、被転写面にしっかり密着
しているという観点から剥がして再利用したり、改竄し
貼り直したりすることは困難である。
【0003】一方、ホログラムを偽造しようとする方法
としては新たに原稿や模型を作って模造する方法とコン
タクトコピーにより複製する方法、また、剥がしてホロ
グラムの凹凸形状をそのまま複製する方法が利用されて
いるといわれている。このような新たに原稿や模型を作
って模造する方法は、最終的にできたものは似て非なる
ものができ、またコンタクトコピーにより複製する方法
は、複製効率が悪く、解像度が良好でないためやはり似
て非なるものしかできない。
としては新たに原稿や模型を作って模造する方法とコン
タクトコピーにより複製する方法、また、剥がしてホロ
グラムの凹凸形状をそのまま複製する方法が利用されて
いるといわれている。このような新たに原稿や模型を作
って模造する方法は、最終的にできたものは似て非なる
ものができ、またコンタクトコピーにより複製する方法
は、複製効率が悪く、解像度が良好でないためやはり似
て非なるものしかできない。
【0004】ところが一番本物に近く再現するホログラ
ムの偽造方法は、後者のオリジナルのホログラムの凹凸
形状をそのまま複製する方法である。カードなどの転写
形成されているホログラムを不法にカード面から剥が
し、これを基に複製が行なわれいるとされている。
ムの偽造方法は、後者のオリジナルのホログラムの凹凸
形状をそのまま複製する方法である。カードなどの転写
形成されているホログラムを不法にカード面から剥が
し、これを基に複製が行なわれいるとされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この複
製方法に対してカード等に転写されているホログラムに
は、支持体から剥離し易くする剥離層、ホログラム形成
層、反射性薄膜層、接着層が積層されて構成となってお
り、故意に被転写面からホログラムを剥がし取ることが
あり、この不正な剥離に対して積極的な防止対策を有し
ているとは言えなかった。
製方法に対してカード等に転写されているホログラムに
は、支持体から剥離し易くする剥離層、ホログラム形成
層、反射性薄膜層、接着層が積層されて構成となってお
り、故意に被転写面からホログラムを剥がし取ることが
あり、この不正な剥離に対して積極的な防止対策を有し
ているとは言えなかった。
【0006】そこで本発明は、ホログラムを転写形成
後、部分的な脆性剥離効果をもたらす層を反射性薄膜層
の下に設けることにより、外面から見てもその存在の認
識が非常に困難で、かつ剥離しようとするとホログラム
が部分的に破壊される脆性ホログラムを形成する転写箔
を提供すること、またその構成中に、剥離時にホログラ
ム層と共に破壊される印刷層を設けることにより、極め
て偽造防止効果を高くした脆性ホログラム転写箔を提供
することを目的とする。
後、部分的な脆性剥離効果をもたらす層を反射性薄膜層
の下に設けることにより、外面から見てもその存在の認
識が非常に困難で、かつ剥離しようとするとホログラム
が部分的に破壊される脆性ホログラムを形成する転写箔
を提供すること、またその構成中に、剥離時にホログラ
ム層と共に破壊される印刷層を設けることにより、極め
て偽造防止効果を高くした脆性ホログラム転写箔を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
すべくなされたものであり、請求項1に記載の発明は、
支持体上に全面を覆う転写剥離層、ホログラムパターン
を有するホログラム形成層、反射性薄膜層、前記反射性
薄膜層の少なくとも一部を覆う脆性剥離層、接着層を順
次設けてなることを特徴とする脆性ホログラム転写箔で
ある。
すべくなされたものであり、請求項1に記載の発明は、
支持体上に全面を覆う転写剥離層、ホログラムパターン
を有するホログラム形成層、反射性薄膜層、前記反射性
薄膜層の少なくとも一部を覆う脆性剥離層、接着層を順
次設けてなることを特徴とする脆性ホログラム転写箔で
ある。
【0008】請求項2に記載の発明は、支持体上に全面
を覆う転写剥離層、ホログラムパターンを有するホログ
ラム形成層、印刷層、反射性薄膜層、前記反射性薄膜層
の少なくとも一部を覆う脆性剥離層、接着層を順次設け
てなることを特徴とする脆性ホログラム転写箔である。
を覆う転写剥離層、ホログラムパターンを有するホログ
ラム形成層、印刷層、反射性薄膜層、前記反射性薄膜層
の少なくとも一部を覆う脆性剥離層、接着層を順次設け
てなることを特徴とする脆性ホログラム転写箔である。
【0009】請求項3に記載の発明は、支持体上に全面
を覆う転写剥離層、印刷層、ホログラムパターンを有す
るホログラム形成層、反射性薄膜層、前記反射性薄膜層
の少なくとも一部を覆う脆性剥離層、接着層を順次設け
てなることを特徴とする脆性ホログラム転写箔である。
を覆う転写剥離層、印刷層、ホログラムパターンを有す
るホログラム形成層、反射性薄膜層、前記反射性薄膜層
の少なくとも一部を覆う脆性剥離層、接着層を順次設け
てなることを特徴とする脆性ホログラム転写箔である。
【0010】請求項4に記載の発明は、請求項1、2、
3に記載の脆性ホログラム転写箔において、反射性薄膜
層がホログラム形成層とは異なる屈折率を有する透過性
薄膜層からなることを特徴とするである。
3に記載の脆性ホログラム転写箔において、反射性薄膜
層がホログラム形成層とは異なる屈折率を有する透過性
薄膜層からなることを特徴とするである。
【0011】請求項5に記載の発明は、支持体上に全面
を覆う転写剥離層、ホログラムパターンを有するホログ
ラム形成層、前記ホログラム形成層とは異なる屈折率を
有する透過性薄膜層、印刷層、前記透過性薄膜層の少な
くとも一部を覆う脆性剥離層、接着層を順次設けてなる
ことを特徴とする脆性ホログラム転写箔である。
を覆う転写剥離層、ホログラムパターンを有するホログ
ラム形成層、前記ホログラム形成層とは異なる屈折率を
有する透過性薄膜層、印刷層、前記透過性薄膜層の少な
くとも一部を覆う脆性剥離層、接着層を順次設けてなる
ことを特徴とする脆性ホログラム転写箔である。
【0012】
【作用】本発明によれば、反射性薄膜層の少なくとも一
部に脆性剥離層を形成することにより、ホログラム転写
後に、故意の剥離に対してホログラムに部分的な脆性破
壊を生じ、かつ外部からその存在の認識が困難であり、
偽造防止性及び改竄防止性を向上させることができる。
部に脆性剥離層を形成することにより、ホログラム転写
後に、故意の剥離に対してホログラムに部分的な脆性破
壊を生じ、かつ外部からその存在の認識が困難であり、
偽造防止性及び改竄防止性を向上させることができる。
【0013】また請求項2及び3に対応する発明におい
て、印刷層は装飾性を高める効果を有するとともに、故
意の剥離に対してホログラムと同様に部分的に破壊さ
れ、より偽造防止性、改竄防止性を向上させることがで
きる。
て、印刷層は装飾性を高める効果を有するとともに、故
意の剥離に対してホログラムと同様に部分的に破壊さ
れ、より偽造防止性、改竄防止性を向上させることがで
きる。
【0014】また請求項4に対応する発明において、反
射性薄膜層をホログラム形成層とは異なる屈折率を有す
る透過性薄膜層とすることにより、被転写体の下地のデ
ザイン、模様、文字等の画像や色などをホログラムを介
して目視でき、被転写体の装飾性の向上を図ることがで
きるとともに偽造防止性、改竄防止性も高い。
射性薄膜層をホログラム形成層とは異なる屈折率を有す
る透過性薄膜層とすることにより、被転写体の下地のデ
ザイン、模様、文字等の画像や色などをホログラムを介
して目視でき、被転写体の装飾性の向上を図ることがで
きるとともに偽造防止性、改竄防止性も高い。
【0015】さらに請求項4に対応する発明において、
反射性薄膜層をホログラム形成層とは異なる屈折率を有
する透過性薄膜層とすることにより、被転写体の下地の
デザイン、模様、文字等の画像や色などをホログラムを
介して目視でき、被転写体の装飾性の向上を図ることが
でき、かつ下層に印刷層を設けることにより装飾性を高
める効果を有するとともに、故意の剥離に対してホログ
ラムと同様に部分的に破壊され、より偽造防止性、改竄
防止性を向上させることができる。
反射性薄膜層をホログラム形成層とは異なる屈折率を有
する透過性薄膜層とすることにより、被転写体の下地の
デザイン、模様、文字等の画像や色などをホログラムを
介して目視でき、被転写体の装飾性の向上を図ることが
でき、かつ下層に印刷層を設けることにより装飾性を高
める効果を有するとともに、故意の剥離に対してホログ
ラムと同様に部分的に破壊され、より偽造防止性、改竄
防止性を向上させることができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。図1は本発明の第1の発明に係る脆性ホログ
ラム転写箔1の構成を示す断面図である。
説明する。図1は本発明の第1の発明に係る脆性ホログ
ラム転写箔1の構成を示す断面図である。
【0017】この脆性ホログラム転写箔1は、支持体2
上に全面を覆う転写剥離層3が形成され、ホログラム形
成層4が形成されている。さらにホログラム形成層4
は、転写剥離層3とは反対側の面にホログラム形成面を
有し、ホログラム形成面に反射性薄膜層5が蒸着、スパ
ッタリング等により形成されている。なお、このホログ
ラム形成面は、レリーフ型ホログラムを構成する微細な
凹凸パターンが形成されたニッケル製のプレス版をホロ
グラム形成層4上に加熱押圧することにより形成可能で
ある。また、このようにホログラム形成層4表面にホロ
グラムパターンを有する場合は例えばレインボーホログ
ラムや二光束干渉もしくは電子ビーム(EB)による回
折格子(グレーティング)により微細凹凸形状を有する
ようにしたグレーティングホログラム等が適用可能であ
る。
上に全面を覆う転写剥離層3が形成され、ホログラム形
成層4が形成されている。さらにホログラム形成層4
は、転写剥離層3とは反対側の面にホログラム形成面を
有し、ホログラム形成面に反射性薄膜層5が蒸着、スパ
ッタリング等により形成されている。なお、このホログ
ラム形成面は、レリーフ型ホログラムを構成する微細な
凹凸パターンが形成されたニッケル製のプレス版をホロ
グラム形成層4上に加熱押圧することにより形成可能で
ある。また、このようにホログラム形成層4表面にホロ
グラムパターンを有する場合は例えばレインボーホログ
ラムや二光束干渉もしくは電子ビーム(EB)による回
折格子(グレーティング)により微細凹凸形状を有する
ようにしたグレーティングホログラム等が適用可能であ
る。
【0018】反射性蒸着層5には少なくとも一部を覆う
ように形成した脆性剥離層6が設けられている。その上
に接着層7が形成されている。ここで、基材2は例えば
厚さ25μmの透明なポリエチレンテレフタレートフィ
ルムである。なお、基材2としては、他にポリ塩化ビニ
ル、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリメタクリル
酸メチル、ポリスチレン等の合成樹脂、天然樹脂、紙、
合成紙などを単独で又は組合わせた複合体が使用可能と
なっている。
ように形成した脆性剥離層6が設けられている。その上
に接着層7が形成されている。ここで、基材2は例えば
厚さ25μmの透明なポリエチレンテレフタレートフィ
ルムである。なお、基材2としては、他にポリ塩化ビニ
ル、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリメタクリル
酸メチル、ポリスチレン等の合成樹脂、天然樹脂、紙、
合成紙などを単独で又は組合わせた複合体が使用可能と
なっている。
【0019】転写剥離層3は、ホログラムの転写形成時
に転写箔からホログラム20を基材2より剥離するため
に設けられたものであり、以下の配合比からなる組成物
がグラビア法により、乾燥温度110℃、厚さ1.5μ
mで形成されている。 アクリル樹脂 …30部 トルエン …40部 メチルエチルケトン …40部 メチルイソブチルケトン …20部
に転写箔からホログラム20を基材2より剥離するため
に設けられたものであり、以下の配合比からなる組成物
がグラビア法により、乾燥温度110℃、厚さ1.5μ
mで形成されている。 アクリル樹脂 …30部 トルエン …40部 メチルエチルケトン …40部 メチルイソブチルケトン …20部
【0020】なお、転写剥離層3としては、他に熱可塑
性アクリル樹脂、塩化ゴム系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビ
ニル共重合樹脂、セルロース系樹脂、塩素化ポリプロピ
レン樹脂あるいはこれらにシリコンオイル、脂肪酸アミ
ド、ステアリン酸亜鉛を添加したものが使用可能となっ
ている。また、無機物を使用してもよい。
性アクリル樹脂、塩化ゴム系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビ
ニル共重合樹脂、セルロース系樹脂、塩素化ポリプロピ
レン樹脂あるいはこれらにシリコンオイル、脂肪酸アミ
ド、ステアリン酸亜鉛を添加したものが使用可能となっ
ている。また、無機物を使用してもよい。
【0021】ホログラム形成層4は特にレリーフ型ホロ
グラムの場合はエンボス成型性が良好で、プレスムラが
生じ難く、明るい再生像が得られ、転写剥離層3及び反
射性薄膜層5との接着性が良好である樹脂が要求され、
以下の配合比からなる組成物がグラビア法により、乾燥
温度110℃、厚さ1.0μmで形成されている。 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 …25部 ウレタン樹脂 …10部 メチルエチルケトン …70部 トルエン …30部 また、ホログラム形成面は、このような組成物のホログ
ラム形成層4に対し、プレス版の版面温度を165℃と
して形成されている。
グラムの場合はエンボス成型性が良好で、プレスムラが
生じ難く、明るい再生像が得られ、転写剥離層3及び反
射性薄膜層5との接着性が良好である樹脂が要求され、
以下の配合比からなる組成物がグラビア法により、乾燥
温度110℃、厚さ1.0μmで形成されている。 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 …25部 ウレタン樹脂 …10部 メチルエチルケトン …70部 トルエン …30部 また、ホログラム形成面は、このような組成物のホログ
ラム形成層4に対し、プレス版の版面温度を165℃と
して形成されている。
【0022】なお、ホログラム形成層4としては、他に
ポリカーボネート樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリ塩化ビ
ニル樹脂などの熱可塑性樹脂、不飽和ポリエステル樹
脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン(メタ)ア
クリレート、ポリエステル(メタ)アクリレート、エポ
キシ(メタ)アクリレート、ポリオール(メタ)アクリ
レート、メラミン(メタ)アクリレート、トリアジン
(メタ)アクリレートなどの熱硬化性樹脂あるいはこれ
らの混合物、さらにはラジカル重合性不飽和基を有する
熱成型性材料などが使用可能であり、また、上記以外の
ものでも、ホログラム画像を形成可能な安定性を有する
材料であれば使用可能である。
ポリカーボネート樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリ塩化ビ
ニル樹脂などの熱可塑性樹脂、不飽和ポリエステル樹
脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン(メタ)ア
クリレート、ポリエステル(メタ)アクリレート、エポ
キシ(メタ)アクリレート、ポリオール(メタ)アクリ
レート、メラミン(メタ)アクリレート、トリアジン
(メタ)アクリレートなどの熱硬化性樹脂あるいはこれ
らの混合物、さらにはラジカル重合性不飽和基を有する
熱成型性材料などが使用可能であり、また、上記以外の
ものでも、ホログラム画像を形成可能な安定性を有する
材料であれば使用可能である。
【0023】反射性薄膜層5は入射光線を反射する層で
あって、厚さ100nmのAlが真空蒸着法により形成
されている。なお、反射性薄膜層5としては、他に銀、
金、スズ、窒化チタン(TiNx)が使用可能である。
この場合、後述する脆性剥離層15の蒸着の下に存在す
ることを認識するのを非常に困難ならしめ、偽造防止性
を向上させることができる。
あって、厚さ100nmのAlが真空蒸着法により形成
されている。なお、反射性薄膜層5としては、他に銀、
金、スズ、窒化チタン(TiNx)が使用可能である。
この場合、後述する脆性剥離層15の蒸着の下に存在す
ることを認識するのを非常に困難ならしめ、偽造防止性
を向上させることができる。
【0024】反射性薄膜層5の少なくとも一部を覆うよ
うに形成した脆性剥離層6は、ホログラム転写後、ホロ
グラムを剥離した場合に脆性剥離層6と反射性薄膜層5
の界面が剥離するか、もしくは脆性剥離層6が接着層7
をはじくようにするために設けられたものであり、グラ
ビア印刷法の他にオフセット印刷法又はシルクスクリー
ン印刷法等により形成される。脆性剥離層6は、反射性
薄膜層5の一部に設けられ、文字・マークなどのメッセ
ージを表すように設けることもでき、その形状は任意で
あるが、ホログラムを不正に剥離した状態であることが
明確に判別できるようにすることが必要である。
うに形成した脆性剥離層6は、ホログラム転写後、ホロ
グラムを剥離した場合に脆性剥離層6と反射性薄膜層5
の界面が剥離するか、もしくは脆性剥離層6が接着層7
をはじくようにするために設けられたものであり、グラ
ビア印刷法の他にオフセット印刷法又はシルクスクリー
ン印刷法等により形成される。脆性剥離層6は、反射性
薄膜層5の一部に設けられ、文字・マークなどのメッセ
ージを表すように設けることもでき、その形状は任意で
あるが、ホログラムを不正に剥離した状態であることが
明確に判別できるようにすることが必要である。
【0025】前者の例として以下の配合比からなる組成
物がグラビア法により、乾燥温度110℃、厚さ0.5
μmで形成されている。 アクリル樹脂 …30部 トルエン …40部 メチルエチルケトン …40部 メチルイソブチルケトン …20部
物がグラビア法により、乾燥温度110℃、厚さ0.5
μmで形成されている。 アクリル樹脂 …30部 トルエン …40部 メチルエチルケトン …40部 メチルイソブチルケトン …20部
【0026】また後者の例として、シリコン樹脂からな
る塗料、もしくは上記配合の塗料にシリコンオイルを混
入したものを塗工して厚さ1.0μmで形成されてい
る。なお、図1、図2及び以下に述べる発明における実
施例では、前者の脆性剥離層6と反射性薄膜層5の界面
が剥離した状態を示し、脆性剥離層6にアクリル樹脂を
用いた場合について述べる。
る塗料、もしくは上記配合の塗料にシリコンオイルを混
入したものを塗工して厚さ1.0μmで形成されてい
る。なお、図1、図2及び以下に述べる発明における実
施例では、前者の脆性剥離層6と反射性薄膜層5の界面
が剥離した状態を示し、脆性剥離層6にアクリル樹脂を
用いた場合について述べる。
【0027】接着層7としては、他にも、例えば、線状
飽和ポリエステル等のポリエステル、ポリ塩化ビニルや
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂等の塩化ビニル系樹
脂、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸−2−メトキシエ
チル、ポリアクリル酸メチル、ポリアクリル酸−2−ナ
フチル、ポリアクリル酸イソボルニル、ポリメタクリロ
メチル、ポリアクリロニトリル、ポリメチルクロロアク
リレート、ポリメタクリル酸メチル、ポリメタクリル酸
エチル、ポリメタクリル酸−tert−ブチル、ポリメ
タクリル酸イソブチル、ポリメタクリル酸フェニル、メ
タクリル酸メチルとメタクリル酸アルキル(但しアルキ
ル基の炭素数は2〜6)の共重合樹脂等のアクリル系樹
脂、ポリスチレン、ポリジビニルベンゼン、ポリビニル
ベンゼン、スチレン−ブタジエン共重合樹脂、スチレン
−メタクリル酸アルキル(但しアルキル基の炭素数は2
〜6)の共重合樹脂等のビニル系樹脂等が挙げられる
が、例えば以下の配合比からなる組成物がグラビア法に
より、乾燥温度110℃、厚さ1.0μmで形成されて
いる。 ポリエステル樹脂 …40部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂 … 5部 メチルエチルケトン …40部 トルエン …40部
飽和ポリエステル等のポリエステル、ポリ塩化ビニルや
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂等の塩化ビニル系樹
脂、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸−2−メトキシエ
チル、ポリアクリル酸メチル、ポリアクリル酸−2−ナ
フチル、ポリアクリル酸イソボルニル、ポリメタクリロ
メチル、ポリアクリロニトリル、ポリメチルクロロアク
リレート、ポリメタクリル酸メチル、ポリメタクリル酸
エチル、ポリメタクリル酸−tert−ブチル、ポリメ
タクリル酸イソブチル、ポリメタクリル酸フェニル、メ
タクリル酸メチルとメタクリル酸アルキル(但しアルキ
ル基の炭素数は2〜6)の共重合樹脂等のアクリル系樹
脂、ポリスチレン、ポリジビニルベンゼン、ポリビニル
ベンゼン、スチレン−ブタジエン共重合樹脂、スチレン
−メタクリル酸アルキル(但しアルキル基の炭素数は2
〜6)の共重合樹脂等のビニル系樹脂等が挙げられる
が、例えば以下の配合比からなる組成物がグラビア法に
より、乾燥温度110℃、厚さ1.0μmで形成されて
いる。 ポリエステル樹脂 …40部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂 … 5部 メチルエチルケトン …40部 トルエン …40部
【0028】図2には、塩化ビニルやアクリルやポリカ
ーボネートやABS等からなるプラスチックカードの基
材15表面に転写した状態(a)と粘着テープ16等で
強制的に剥離させたときにホログラム20が破壊される
様子(b)を模式的に示したものである。これによれ
ば、粘着テープにより脆性剥離層6部分から剥離し、剥
離面に剥離されたホログラムの一部が残り、再生不可能
な状態となる。
ーボネートやABS等からなるプラスチックカードの基
材15表面に転写した状態(a)と粘着テープ16等で
強制的に剥離させたときにホログラム20が破壊される
様子(b)を模式的に示したものである。これによれ
ば、粘着テープにより脆性剥離層6部分から剥離し、剥
離面に剥離されたホログラムの一部が残り、再生不可能
な状態となる。
【0029】図3は本発明の第2の発明に係る脆性ホロ
グラム転写箔10の構成を示す断面図である。図4には
本発明の脆性ホログラム転写箔10を基材15に貼り付
け、ホログラム21を転写形成した状態(a)と粘着テ
ープ等で強制的に剥離させたときのホログラム21が破
壊される様子(b)を模式的に示したものである。これ
によれば、粘着テープにより脆性剥離層6部分から剥離
し、剥離面に剥離されたホログラムの一部が残り、再生
不可能な状態となる。
グラム転写箔10の構成を示す断面図である。図4には
本発明の脆性ホログラム転写箔10を基材15に貼り付
け、ホログラム21を転写形成した状態(a)と粘着テ
ープ等で強制的に剥離させたときのホログラム21が破
壊される様子(b)を模式的に示したものである。これ
によれば、粘着テープにより脆性剥離層6部分から剥離
し、剥離面に剥離されたホログラムの一部が残り、再生
不可能な状態となる。
【0030】印刷層8は例えば以下の配合比からなるイ
ンキ組成物がグラビア印刷法により、乾燥温度110
℃、厚さ1.0μmで形成されている。 ポリエステル樹脂 …25部 カーボンブラック … 8部 メチルエチルケトン …70部 トルエン …30部
ンキ組成物がグラビア印刷法により、乾燥温度110
℃、厚さ1.0μmで形成されている。 ポリエステル樹脂 …25部 カーボンブラック … 8部 メチルエチルケトン …70部 トルエン …30部
【0031】印刷層8は、文字やマーク等の図柄を印刷
したものである。印刷方式としては、グラビア印刷の他
に、オフセットやシルクスクリーン印刷等の方法があ
る。
したものである。印刷方式としては、グラビア印刷の他
に、オフセットやシルクスクリーン印刷等の方法があ
る。
【0032】図5は本発明の第3の発明に係る脆性ホロ
グラム転写箔11の構成を示す断面図である。図6には
本発明の脆性ホログラム転写箔11を基材15に貼り付
け、ホログラム22を転写形成した状態(a)と粘着テ
ープ等で強制的に剥離させたときのホログラム22が破
壊される様子(b)を模式的に示したものである。これ
によれば、粘着テープにより脆性剥離層6部分から剥離
し、剥離面に剥離されたホログラムの一部が残り、再生
不可能な状態となる。
グラム転写箔11の構成を示す断面図である。図6には
本発明の脆性ホログラム転写箔11を基材15に貼り付
け、ホログラム22を転写形成した状態(a)と粘着テ
ープ等で強制的に剥離させたときのホログラム22が破
壊される様子(b)を模式的に示したものである。これ
によれば、粘着テープにより脆性剥離層6部分から剥離
し、剥離面に剥離されたホログラムの一部が残り、再生
不可能な状態となる。
【0033】また、第4の発明は第1乃至第3の発明に
係る脆性ホログラム転写箔1、10、11において、反
射性薄膜に透明性を有する反射性薄膜としてホログラム
形成層とは異なる屈折率を有する透過性薄膜層9を設け
たものである。この透過性薄膜層9は、光透過性を示す
とともにホログラム形成層との屈折率差から界面での光
反射を生じ、ホログラム形成面のホログラム画像の再生
に利用されている。例えば厚さ50nmのZnSからな
る薄膜層として真空蒸着法等の蒸着により形成されてい
る。これによれば、ホログラムの剥離による脆性破壊
と、ホログラムの再生が被転写体の下地のデザイン、模
様、文字等の画像や色などとともに目視でき、一層装飾
性の向上を図ることができる。さらに脆性剥離層がホロ
グラム形成層及び透過性薄膜層の下層にあるためホログ
ラム表面から目立たず、その存在が知られることが少な
い。
係る脆性ホログラム転写箔1、10、11において、反
射性薄膜に透明性を有する反射性薄膜としてホログラム
形成層とは異なる屈折率を有する透過性薄膜層9を設け
たものである。この透過性薄膜層9は、光透過性を示す
とともにホログラム形成層との屈折率差から界面での光
反射を生じ、ホログラム形成面のホログラム画像の再生
に利用されている。例えば厚さ50nmのZnSからな
る薄膜層として真空蒸着法等の蒸着により形成されてい
る。これによれば、ホログラムの剥離による脆性破壊
と、ホログラムの再生が被転写体の下地のデザイン、模
様、文字等の画像や色などとともに目視でき、一層装飾
性の向上を図ることができる。さらに脆性剥離層がホロ
グラム形成層及び透過性薄膜層の下層にあるためホログ
ラム表面から目立たず、その存在が知られることが少な
い。
【0034】なお、透過性薄膜層9としては、ホログラ
ム形成層(屈折率n=1.3〜1.6)13よりも屈折
率の高いことが装飾性の向上に好ましく、例えば次の表
1に示す無機材料が使用可能である。
ム形成層(屈折率n=1.3〜1.6)13よりも屈折
率の高いことが装飾性の向上に好ましく、例えば次の表
1に示す無機材料が使用可能である。
【0035】
【表1】
【0036】また、このような透過性薄膜層を形成する
方法としては、真空蒸着法の他にスパッタリング法、イ
オンプレーティング法等の成膜手段が適用可能であり、
膜厚としては10nm〜1000nmの範囲にあること
が好ましい。
方法としては、真空蒸着法の他にスパッタリング法、イ
オンプレーティング法等の成膜手段が適用可能であり、
膜厚としては10nm〜1000nmの範囲にあること
が好ましい。
【0037】図7は本発明の第5の発明に係る脆性ホロ
グラム転写箔12の構成を示す断面図である。この脆性
ホログラム転写箔12は、支持体2上に全面を覆う転写
剥離層3が形成され、ホログラム形成層4が形成されて
いる。さらにホログラム形成層4は、転写剥離層3とは
反対側の面にホログラム形成面を有し、ホログラム形成
面に透過性薄膜層9が形成されている。透過性薄膜層9
には少なくとも一部を覆うように形成した脆性剥離層
6、印刷層8が設けられ、その上に接着層7が形成され
ている。これによればホログラム形成面によりホログラ
ムの再生された画像を目視できるとともに印刷層8によ
る画像を目視でき、さらに被転写体の下地のデザイン、
模様、文字等の画像や色などもホログラムを介して目視
することができる。また脆性剥離層6の存在も隠蔽する
ことができる。
グラム転写箔12の構成を示す断面図である。この脆性
ホログラム転写箔12は、支持体2上に全面を覆う転写
剥離層3が形成され、ホログラム形成層4が形成されて
いる。さらにホログラム形成層4は、転写剥離層3とは
反対側の面にホログラム形成面を有し、ホログラム形成
面に透過性薄膜層9が形成されている。透過性薄膜層9
には少なくとも一部を覆うように形成した脆性剥離層
6、印刷層8が設けられ、その上に接着層7が形成され
ている。これによればホログラム形成面によりホログラ
ムの再生された画像を目視できるとともに印刷層8によ
る画像を目視でき、さらに被転写体の下地のデザイン、
模様、文字等の画像や色などもホログラムを介して目視
することができる。また脆性剥離層6の存在も隠蔽する
ことができる。
【0038】図8には本発明の脆性ホログラム転写箔1
2を基材15に貼り付け、ホログラム23を転写形成し
た状態(a)と粘着テープ16等で強制的に剥離させた
ときのホログラム23が破壊される様子(b)を模式的
に示したものである。これによれば、粘着テープにより
脆性剥離層6部分から剥離し、剥離面に剥離されたホロ
グラムの一部が残り、再生不可能な状態となる。
2を基材15に貼り付け、ホログラム23を転写形成し
た状態(a)と粘着テープ16等で強制的に剥離させた
ときのホログラム23が破壊される様子(b)を模式的
に示したものである。これによれば、粘着テープにより
脆性剥離層6部分から剥離し、剥離面に剥離されたホロ
グラムの一部が残り、再生不可能な状態となる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ホ
ログラム転写後、ホログラム表面から見ても部分的な脆
性効果をもたらす層が反射性薄膜層の下に設けてあるこ
とによって、その存在の認識が非常に困難とすることが
でき、偽造防止性を向上させることができる。
ログラム転写後、ホログラム表面から見ても部分的な脆
性効果をもたらす層が反射性薄膜層の下に設けてあるこ
とによって、その存在の認識が非常に困難とすることが
でき、偽造防止性を向上させることができる。
【0040】また、反射性薄膜層をホログラム形成層と
は異なる屈折率を有する透過性薄膜層とすることによっ
て被転写体の下地のデザイン、模様、文字等の画像や色
などを損なうことなく、一層装飾性の向上を図ることが
できる。
は異なる屈折率を有する透過性薄膜層とすることによっ
て被転写体の下地のデザイン、模様、文字等の画像や色
などを損なうことなく、一層装飾性の向上を図ることが
できる。
【0041】さらには、印刷層を設けることにより装飾
性を高めることができ、かつ剥離行為に対して、ホログ
ラムと同じく部分的に破壊されることにより、より一層
の偽造防止性、改竄防止性を向上させることができる。
性を高めることができ、かつ剥離行為に対して、ホログ
ラムと同じく部分的に破壊されることにより、より一層
の偽造防止性、改竄防止性を向上させることができる。
【図1】本発明の第1の実施例の脆性ホログラム転写箔
の構成を示す断面図である。
の構成を示す断面図である。
【図2】図1の脆性ホログラム転写箔の剥離前後の状態
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図3】本発明の第2の発明の脆性ホログラム転写箔の
構成を示す断面図である。
構成を示す断面図である。
【図4】図2の脆性ホログラム転写箔の剥離前後の状態
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図5】本発明の第3の発明の脆性ホログラム転写箔の
構成を示す断面図である。
構成を示す断面図である。
【図6】図3の脆性ホログラム転写箔の剥離前後の状態
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図7】本発明の第5の発明の脆性ホログラム転写箔の
構成を示す断面図である。
構成を示す断面図である。
【図8】図7の脆性ホログラム転写箔の剥離前後の状態
を示す断面図である。
を示す断面図である。
1、10、11、12 脆性ホログラム転写箔 2 支持体 3 転写剥離層 4 ホログラム形成層 5 反射性薄膜層 6 脆性剥離層 7 接着層 8 印刷層 9 透過性薄膜層 15 基材 16 粘着テープ 20、21、22、23 ホログラム
フロントページの続き (72)発明者 張 松弟 東京都台東区台東一丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内
Claims (5)
- 【請求項1】支持体上に全面を覆う転写剥離層、ホログ
ラムパターンを有するホログラム形成層、反射性薄膜
層、前記反射性薄膜層の少なくとも一部を覆う脆性剥離
層、接着層を順次設けてなることを特徴とする脆性ホロ
グラム転写箔。 - 【請求項2】支持体上に全面を覆う転写剥離層、ホログ
ラムパターンを有するホログラム形成層、印刷層、反射
性薄膜層、前記反射性薄膜層の少なくとも一部を覆う脆
性剥離層、接着層を順次設けてなることを特徴とする脆
性ホログラム転写箔。 - 【請求項3】支持体上に全面を覆う転写剥離層、印刷
層、ホログラムパターンを有するホログラム形成層、反
射性薄膜層、前記反射性薄膜層の少なくとも一部を覆う
脆性剥離層、接着層を順次設けてなることを特徴とする
脆性ホログラム転写箔。 - 【請求項4】前記反射性薄膜層がホログラム形成層とは
異なる屈折率を有する透過性薄膜層からなることを特徴
とする請求項1、2、3に記載の脆性ホログラム転写
箔。 - 【請求項5】支持体上に全面を覆う転写剥離層、ホログ
ラムパターンを有するホログラム形成層、前記ホログラ
ム形成層とは異なる屈折率を有する透過性薄膜層、印刷
層、前記透過性薄膜層の少なくとも一部を覆う脆性剥離
層、接着層を順次設けてなることを特徴とする脆性ホロ
グラム転写箔。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6419194A JPH07271281A (ja) | 1994-03-31 | 1994-03-31 | 脆性ホログラム転写箔 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6419194A JPH07271281A (ja) | 1994-03-31 | 1994-03-31 | 脆性ホログラム転写箔 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07271281A true JPH07271281A (ja) | 1995-10-20 |
Family
ID=13250936
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6419194A Pending JPH07271281A (ja) | 1994-03-31 | 1994-03-31 | 脆性ホログラム転写箔 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07271281A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998012607A1 (en) * | 1996-09-19 | 1998-03-26 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Volume hologram laminate and label for preparing volume hologram laminate |
JPH1097171A (ja) * | 1996-09-24 | 1998-04-14 | Dainippon Printing Co Ltd | 体積ホログラム積層体、および体積ホログラム積層体作製用ラベル |
KR20020029805A (ko) * | 2000-10-14 | 2002-04-20 | 황건이 | 홀로그램 입자를 이용한 전사지 및 그 제조방법 |
JP2012113077A (ja) * | 2010-11-24 | 2012-06-14 | Sony Corp | ホログラム積層体およびホログラム積層体の製造方法 |
-
1994
- 1994-03-31 JP JP6419194A patent/JPH07271281A/ja active Pending
Cited By (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6887546B2 (en) | 1996-09-19 | 2005-05-03 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Multilayered volume hologram structure, and label for making multilayered volume hologram structure |
EP2253481A3 (en) * | 1996-09-19 | 2011-11-23 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Multilayered volume hologram structure, and label for making multilayered volume hologram structure |
EP2254004A3 (en) * | 1996-09-19 | 2011-11-23 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Multilayered volume hologram structure, and label for making multilayered volume hologram structure |
US6506468B1 (en) | 1996-09-19 | 2003-01-14 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Multilayered volume hologram structure, and label for making multilayered volume hologram structure |
US6815027B2 (en) | 1996-09-19 | 2004-11-09 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Multilayered volume hologram structure and label for making multilayered volume hologram structure |
US6835430B2 (en) | 1996-09-19 | 2004-12-28 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Multilayered volume hologram structure and label for making multilayered volume hologram structure |
EP2254006A3 (en) * | 1996-09-19 | 2011-11-23 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Multilayered volume hologram structure, and label for making multilayered volume hologram structure |
EP2254003A3 (en) * | 1996-09-19 | 2011-11-16 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Multilayered volume hologram structure, and label for making multilayered volume hologram structure |
WO1998012607A1 (en) * | 1996-09-19 | 1998-03-26 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Volume hologram laminate and label for preparing volume hologram laminate |
EP2254005A3 (en) * | 1996-09-19 | 2011-11-23 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Multilayered volume hologram structure, and label for making multilayered volume hologram structure |
EP2141553A3 (en) * | 1996-09-19 | 2010-01-20 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Multilayered volume hologram structure, and label for making multilayered volume hologram structure |
EP2251209A3 (en) * | 1996-09-19 | 2011-11-23 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Multilayered volume hologram structure, and label for making multilayered volume hologram structure |
JPH1097171A (ja) * | 1996-09-24 | 1998-04-14 | Dainippon Printing Co Ltd | 体積ホログラム積層体、および体積ホログラム積層体作製用ラベル |
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JP2012113077A (ja) * | 2010-11-24 | 2012-06-14 | Sony Corp | ホログラム積層体およびホログラム積層体の製造方法 |
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