JPH07267265A - 液体または粉体製品用のディスペンサー - Google Patents
液体または粉体製品用のディスペンサーInfo
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- JPH07267265A JPH07267265A JP7017346A JP1734695A JPH07267265A JP H07267265 A JPH07267265 A JP H07267265A JP 7017346 A JP7017346 A JP 7017346A JP 1734695 A JP1734695 A JP 1734695A JP H07267265 A JPH07267265 A JP H07267265A
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- 239000011248 coating agent Substances 0.000 claims description 41
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- 235000009508 confectionery Nutrition 0.000 claims 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 6
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A45—HAND OR TRAVELLING ARTICLES
- A45D—HAIRDRESSING OR SHAVING EQUIPMENT; EQUIPMENT FOR COSMETICS OR COSMETIC TREATMENTS, e.g. FOR MANICURING OR PEDICURING
- A45D34/00—Containers or accessories specially adapted for handling liquid toiletry or cosmetic substances, e.g. perfumes
- A45D34/04—Appliances specially adapted for applying liquid, e.g. using roller or ball
- A45D34/042—Appliances specially adapted for applying liquid, e.g. using roller or ball using a brush or the like
- A45D34/045—Appliances specially adapted for applying liquid, e.g. using roller or ball using a brush or the like connected to the cap of the container
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A45—HAND OR TRAVELLING ARTICLES
- A45D—HAIRDRESSING OR SHAVING EQUIPMENT; EQUIPMENT FOR COSMETICS OR COSMETIC TREATMENTS, e.g. FOR MANICURING OR PEDICURING
- A45D2200/00—Details not otherwise provided for in A45D
- A45D2200/10—Details of applicators
- A45D2200/1009—Applicators comprising a pad, tissue, sponge, or the like
- A45D2200/1018—Applicators comprising a pad, tissue, sponge, or the like comprising a pad, i.e. a cushion-like mass of soft material, with or without gripping means
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- Closures For Containers (AREA)
- Coating Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 容器が不意に倒れたり落下した場合にも製品
が漏れないディスペンサーを提供する。 【構成】 首部2を有する容器1と、首部2を封止する
ためのストッパ4とを具備し、ストッパ4には、塗布部
材7が設けられ、塗布部材7は、ストッパが首部を封止
する位置にあるとき容器1に挿入される。首部2には、
変形可能な袋状部10が設けられ、塗布部材7は、スト
ッパ4が首部に固定されたときに、袋状部10内に収容
される。袋状部10には、1または2以上のスリット1
2が形成され、これらスリット12は、ストッパ4が首
部封止位置にあるときに塗布部材7の押圧力を受けて開
き、他の場合には閉じる。
が漏れないディスペンサーを提供する。 【構成】 首部2を有する容器1と、首部2を封止する
ためのストッパ4とを具備し、ストッパ4には、塗布部
材7が設けられ、塗布部材7は、ストッパが首部を封止
する位置にあるとき容器1に挿入される。首部2には、
変形可能な袋状部10が設けられ、塗布部材7は、スト
ッパ4が首部に固定されたときに、袋状部10内に収容
される。袋状部10には、1または2以上のスリット1
2が形成され、これらスリット12は、ストッパ4が首
部封止位置にあるときに塗布部材7の押圧力を受けて開
き、他の場合には閉じる。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液体または粉体製品用
のディスペンサーに関するものである。
のディスペンサーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のディスペンサーとして、液体ま
たは粉体状の製品を収容するための首部を有する容器
と、首部を封止するためのストッパとを具備し、ストッ
パには塗布部材が設けられ、この塗布部材は、ストッパ
が首部を封止する位置にあるときに容器内に挿入される
ように構成されているものが知られている。
たは粉体状の製品を収容するための首部を有する容器
と、首部を封止するためのストッパとを具備し、ストッ
パには塗布部材が設けられ、この塗布部材は、ストッパ
が首部を封止する位置にあるときに容器内に挿入される
ように構成されているものが知られている。
【0003】このようなディスペンサーによれば、容器
が封止されているときに容器を振るか逆さまにすること
により、製品を塗布部材に接触させ、塗布部材に染み込
ませることができる。また、ストッパを容器から取り外
せば、製品に浸されていた塗布部材を使用に供すること
ができ、必要な個所に製品を塗布することが可能とな
る。
が封止されているときに容器を振るか逆さまにすること
により、製品を塗布部材に接触させ、塗布部材に染み込
ませることができる。また、ストッパを容器から取り外
せば、製品に浸されていた塗布部材を使用に供すること
ができ、必要な個所に製品を塗布することが可能とな
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のディス
ペンサーでは、塗布の際に、容器の首部は解放されてい
るから、容器内の製品が空気と接触するだけでなく、不
注意で容器を倒したり落としたりすれば、製品が容器か
ら流れ出すおそれがあった。
ペンサーでは、塗布の際に、容器の首部は解放されてい
るから、容器内の製品が空気と接触するだけでなく、不
注意で容器を倒したり落としたりすれば、製品が容器か
ら流れ出すおそれがあった。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、ストッパで容器の首部を封止すると確実に塗布部材
に液体または粉末状の製品が染み込むかまたは付着して
再充填され、かつ、容器が不意に倒れたり落下した場合
にも製品が漏れないディスペンサーを提供することを課
題としている。
で、ストッパで容器の首部を封止すると確実に塗布部材
に液体または粉末状の製品が染み込むかまたは付着して
再充填され、かつ、容器が不意に倒れたり落下した場合
にも製品が漏れないディスペンサーを提供することを課
題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る液体または
粉体製品用のディスペンサーは、前述した形式のディス
ペンサーにおいて、容器の首部には、弾性を有し変形可
能な物質からなる袋状部が設けられ、塗布部材は、スト
ッパが容器の首部に固定されたときに、前記袋状部内に
収容されるように構成され、袋状部には、1または2以
上のスリットが形成され、これらスリットは、前記スト
ッパが前記首部封止位置にあるときに前記塗布部材の押
圧力を受けて開き、他の場合には閉じるものであること
を特徴としている。
粉体製品用のディスペンサーは、前述した形式のディス
ペンサーにおいて、容器の首部には、弾性を有し変形可
能な物質からなる袋状部が設けられ、塗布部材は、スト
ッパが容器の首部に固定されたときに、前記袋状部内に
収容されるように構成され、袋状部には、1または2以
上のスリットが形成され、これらスリットは、前記スト
ッパが前記首部封止位置にあるときに前記塗布部材の押
圧力を受けて開き、他の場合には閉じるものであること
を特徴としている。
【0007】なお、ストッパが首部封止位置にあるとき
に、塗布部材が袋状部の壁に対して及ぼす押圧力は、容
器の首部の軸線に対して直交する成分を有し、袋状部の
壁に形成された前記スリットは、前記袋状部の前記軸線
と同じ平面に位置する成分を有する方向へ向けて形成さ
れ、前記容器が前記ストッパにより封止されたときに、
前記塗布部材が前記袋状部の壁を側方に膨れさせ、これ
により前記スリットが開くように構成されていてもよ
い。
に、塗布部材が袋状部の壁に対して及ぼす押圧力は、容
器の首部の軸線に対して直交する成分を有し、袋状部の
壁に形成された前記スリットは、前記袋状部の前記軸線
と同じ平面に位置する成分を有する方向へ向けて形成さ
れ、前記容器が前記ストッパにより封止されたときに、
前記塗布部材が前記袋状部の壁を側方に膨れさせ、これ
により前記スリットが開くように構成されていてもよ
い。
【0008】また、前記袋状部は、頂上部を切り落とし
た円錐形状を有し、前記スリットは、前記袋状部の円錐
面上の母線に沿う方向に延びていてもよい。
た円錐形状を有し、前記スリットは、前記袋状部の円錐
面上の母線に沿う方向に延びていてもよい。
【0009】前記ストッパが前記首部封止位置にあると
きに、前記塗布部材の前記袋状部の壁に対する押圧力は
前記容器の前記首部の軸線に沿う方向への成分を有する
とともに、前記スリットは前記袋状部の前記軸線に垂直
な方向への成分を有し、前記ストッパが前記首部封止位
置にあるときに、前記塗布部材が前記袋状部の底に圧接
して前記押圧力を発生し、これにより前記スリットを開
くように構成されていてもよい。
きに、前記塗布部材の前記袋状部の壁に対する押圧力は
前記容器の前記首部の軸線に沿う方向への成分を有する
とともに、前記スリットは前記袋状部の前記軸線に垂直
な方向への成分を有し、前記ストッパが前記首部封止位
置にあるときに、前記塗布部材が前記袋状部の底に圧接
して前記押圧力を発生し、これにより前記スリットを開
くように構成されていてもよい。
【0010】前記袋状部の前記スリットはV字形状をな
し、このV字形状は、前記袋状部の前記軸線を通る平面
に対して対称形状とされていてもよい。前記V字形状の
頂点は、前記容器の出口側に向けられていてもよい。他
の例として、前記スリットは円弧形状をなし、これら円
弧形状の平均的な方向は、前記袋状部の前記軸線に対し
て直交する方向とされていてもよい。
し、このV字形状は、前記袋状部の前記軸線を通る平面
に対して対称形状とされていてもよい。前記V字形状の
頂点は、前記容器の出口側に向けられていてもよい。他
の例として、前記スリットは円弧形状をなし、これら円
弧形状の平均的な方向は、前記袋状部の前記軸線に対し
て直交する方向とされていてもよい。
【0011】前記袋状部の前記壁は、相対的に肉厚が小
さくされた薄肉部分を有し、前記スリットは、前記袋状
部の軸線に対して実質的に直交する平面内に位置するよ
うに前記薄肉部分に形成されていてもよい。
さくされた薄肉部分を有し、前記スリットは、前記袋状
部の軸線に対して実質的に直交する平面内に位置するよ
うに前記薄肉部分に形成されていてもよい。
【0012】前記袋状部の肉薄部分には、一本の溝が形
成され、前記製品がこの溝内に蓄えられるようにされて
いるとともに、前記スリットはこの溝の底部に形成され
ていてもよい。また、前記袋状部は、先端内壁面が半球
状に丸められた円筒状をなしていてもよい。
成され、前記製品がこの溝内に蓄えられるようにされて
いるとともに、前記スリットはこの溝の底部に形成され
ていてもよい。また、前記袋状部は、先端内壁面が半球
状に丸められた円筒状をなしていてもよい。
【0013】変形例として、前記袋状部および前記塗布
部材は、先端が平坦に切り落とされた円錐形状、また
は、アイスキャンデー(ice lolly)状に先細にされて先
端が平坦とされた形状とされていてもよい。なお、本発
明は上述した各態様以外に様々な変形例が可能であり、
そのいくつかの実施例について以下に詳細に説明する。
ただし、本発明はこれら実施例に限定されるものではな
い。
部材は、先端が平坦に切り落とされた円錐形状、また
は、アイスキャンデー(ice lolly)状に先細にされて先
端が平坦とされた形状とされていてもよい。なお、本発
明は上述した各態様以外に様々な変形例が可能であり、
そのいくつかの実施例について以下に詳細に説明する。
ただし、本発明はこれら実施例に限定されるものではな
い。
【0014】
【実施例】図1および図2は、本発明に係る液体または
粉体製品用のディスペンサーの一実施例を示す断面図で
ある。このディスペンサー(または分配装置)Dは、液
体または粉体状の製品Pを収容し、これを分配するもの
であり、製品Pを収容するための容器1を具備してい
る。この容器1は、例えばガラス製等の瓶であり、比較
的径の大きな首部2を有し、この首部2の外周には雄ね
じ部3が形成されている。ディスペンサーDは、容器1
を封止するためのストッパ(または蓋)4も有し、この
ストッパ4の内周面には、前記雄ねじ部3と螺合可能な
雌ねじ部5が形成されている。この実施例のストッパ4
には横断壁6が形成され、ストッパ4を首部2に被着す
ると、横断壁6が首部2の上端を塞ぐようになってい
る。
粉体製品用のディスペンサーの一実施例を示す断面図で
ある。このディスペンサー(または分配装置)Dは、液
体または粉体状の製品Pを収容し、これを分配するもの
であり、製品Pを収容するための容器1を具備してい
る。この容器1は、例えばガラス製等の瓶であり、比較
的径の大きな首部2を有し、この首部2の外周には雄ね
じ部3が形成されている。ディスペンサーDは、容器1
を封止するためのストッパ(または蓋)4も有し、この
ストッパ4の内周面には、前記雄ねじ部3と螺合可能な
雌ねじ部5が形成されている。この実施例のストッパ4
には横断壁6が形成され、ストッパ4を首部2に被着す
ると、横断壁6が首部2の上端を塞ぐようになってい
る。
【0015】ストッパ4には塗布部材7が設けられ、こ
の塗布部材7は、図2に示すようにストッパ4で首部2
を封止した状態で、首部2とほぼ同じ高さに位置するよ
うにされている。塗布部材7は、ストッパ4と一体に形
成された軸部9と、この軸部9の下端に固定された塗布
部8とからなるものである。この実施例の軸部9は横断
壁6の中央から下方へ向けて同軸に形成され、図2に示
すようにストッパ4が封止位置にあるときには、軸部9
と首部2が同軸となるようにされている。
の塗布部材7は、図2に示すようにストッパ4で首部2
を封止した状態で、首部2とほぼ同じ高さに位置するよ
うにされている。塗布部材7は、ストッパ4と一体に形
成された軸部9と、この軸部9の下端に固定された塗布
部8とからなるものである。この実施例の軸部9は横断
壁6の中央から下方へ向けて同軸に形成され、図2に示
すようにストッパ4が封止位置にあるときには、軸部9
と首部2が同軸となるようにされている。
【0016】塗布部8は、製品Pを吸収または保持して
それを塗布できる材料でありさえすれば、各種エラスト
マー材料、多孔質化処理または起毛処理されたプラスチ
ック材料、フェルト材料、発泡材料、あるいは他の均等
物のいずれで形成されていてもよい。
それを塗布できる材料でありさえすれば、各種エラスト
マー材料、多孔質化処理または起毛処理されたプラスチ
ック材料、フェルト材料、発泡材料、あるいは他の均等
物のいずれで形成されていてもよい。
【0017】容器1の首部2には、弾性を有し変形可能
な物質からなる袋状部10が設けられており、ストッパ
4が容器1の首部2に固定されたときに、袋状部10内
に塗布部材7が収容されるように構成されている。この
袋状部10の上端には、半径方向外方に突出する環状の
カラー11が形成され、このカラー11が首部2の上端
に係合することにより袋状部10を軸方向に位置規制し
ている。カラー11がストッパ4と容器1との間のシー
ルであってもよい。
な物質からなる袋状部10が設けられており、ストッパ
4が容器1の首部2に固定されたときに、袋状部10内
に塗布部材7が収容されるように構成されている。この
袋状部10の上端には、半径方向外方に突出する環状の
カラー11が形成され、このカラー11が首部2の上端
に係合することにより袋状部10を軸方向に位置規制し
ている。カラー11がストッパ4と容器1との間のシー
ルであってもよい。
【0018】袋状部10には、1または2以上のスリッ
ト12が形成され、これらスリット12は、ストッパ4
が首部から取り外されたときに閉じるものである。図1
および図2の実施例では、複数のスリット12が形成さ
れており、これらスリット12は互いに、袋状部10の
軸線回りの周方向へ等間隔を開けて配置されている。図
2に示すようにストッパ4が封止位置にあるときには、
袋状部10の内壁面が塗布部材7による押圧力を受け
て、各スリット12が開くようになっている。
ト12が形成され、これらスリット12は、ストッパ4
が首部から取り外されたときに閉じるものである。図1
および図2の実施例では、複数のスリット12が形成さ
れており、これらスリット12は互いに、袋状部10の
軸線回りの周方向へ等間隔を開けて配置されている。図
2に示すようにストッパ4が封止位置にあるときには、
袋状部10の内壁面が塗布部材7による押圧力を受け
て、各スリット12が開くようになっている。
【0019】袋状部10の底部13は閉じており、図1
に示すようにストッパ4を容器1から取り外した状態で
容器1が倒れたとしても、容器1の内部と外部とは袋状
部10により隔てられ、しかもスリット12が閉じてい
るので、製品Pはこぼれることがない。
に示すようにストッパ4を容器1から取り外した状態で
容器1が倒れたとしても、容器1の内部と外部とは袋状
部10により隔てられ、しかもスリット12が閉じてい
るので、製品Pはこぼれることがない。
【0020】袋状部10の上部14は円筒形状をなし、
首部2の上部内壁面にきつくはめ込まれるようになって
いる。また、袋状部10の下部15は、ストッパ4を被
着していない状態において、頂上部を平坦に切り落とし
た円錐形状とされ、その頂上平坦部が袋状部10の底部
13となっている。スリット12は下部15に形成さ
れ、袋状部10の円錐面上の母線に沿う方向に延ばされ
ている。したがって、スリット12はいずれも、袋状部
10の軸線を通過する平面内に位置している。
首部2の上部内壁面にきつくはめ込まれるようになって
いる。また、袋状部10の下部15は、ストッパ4を被
着していない状態において、頂上部を平坦に切り落とし
た円錐形状とされ、その頂上平坦部が袋状部10の底部
13となっている。スリット12は下部15に形成さ
れ、袋状部10の円錐面上の母線に沿う方向に延ばされ
ている。したがって、スリット12はいずれも、袋状部
10の軸線を通過する平面内に位置している。
【0021】図2に示すようにストッパ4が首部封止位
置にあるときに、塗布部材7の塗布部8によって袋状部
10の壁に加えられる押圧力は、容器の首部の軸線A−
Aに沿う方向への成分(分力)を含むようにされてい
る。塗布部材7の塗布部8は、容器1がストッパ4によ
り封止されたときに、袋状部10の内壁面間を横断する
寸法を有する。そして、塗布部材7は、袋状部10の下
部15の壁を側方に膨れさせ、これによりスリット12
を押し開くように構成されている。
置にあるときに、塗布部材7の塗布部8によって袋状部
10の壁に加えられる押圧力は、容器の首部の軸線A−
Aに沿う方向への成分(分力)を含むようにされてい
る。塗布部材7の塗布部8は、容器1がストッパ4によ
り封止されたときに、袋状部10の内壁面間を横断する
寸法を有する。そして、塗布部材7は、袋状部10の下
部15の壁を側方に膨れさせ、これによりスリット12
を押し開くように構成されている。
【0022】塗布部8はほぼ球形をなし、その直径は、
下部15の最大内径に近い値とされている。これによ
り、ストッパ4が封止位置にあるときには、塗布部8が
下部15に押し込まれ、下部15を外方に膨出させる。
軸部9の長さは、塗布部8が底部13の内底面にちょう
ど当接するか、僅かに届かない程度とされる。後者の場
合、袋状部10には軸線A−A方向への応力が生じな
い。
下部15の最大内径に近い値とされている。これによ
り、ストッパ4が封止位置にあるときには、塗布部8が
下部15に押し込まれ、下部15を外方に膨出させる。
軸部9の長さは、塗布部8が底部13の内底面にちょう
ど当接するか、僅かに届かない程度とされる。後者の場
合、袋状部10には軸線A−A方向への応力が生じな
い。
【0023】ストッパ4が封止位置にあるときには、ス
リット12が押し開かれるので、容器1を振るか逆さま
にすることにより、製品Pを塗布部8に染み込ませるこ
とができる。
リット12が押し開かれるので、容器1を振るか逆さま
にすることにより、製品Pを塗布部8に染み込ませるこ
とができる。
【0024】図3および図4は、本発明の他の実施例を
示すものである。これらの図において、図1および図2
中の構成要素と同一または類似の機能を奏する構成要素
には図1および図2中の符号に100を加えた符号を付
している。同様に、図5以降の図面においても、各構成
要素を実施例毎に100づつ増加した符号で表す。
示すものである。これらの図において、図1および図2
中の構成要素と同一または類似の機能を奏する構成要素
には図1および図2中の符号に100を加えた符号を付
している。同様に、図5以降の図面においても、各構成
要素を実施例毎に100づつ増加した符号で表す。
【0025】スリット112はV字形状をなし、V字形
状の頂点は、容器101の出口側すなわち通常の使用姿
勢における上方側へ向けられている。このV字形状は、
首部102の軸線A−Aを通る平面に対してほぼ対称形
状とされている。図1および図2の場合と同様に、袋状
部110は、頂上部を平坦に切り落とした円錐形状をな
す下部115を有し、この下部115の下端部は底部1
13で塞がれている。スリット112は、軸線A−Aを
通る平面上に位置せず、したがってスリット112は袋
状部110の軸線A−Aに垂直な方向への成分を有して
いる。なお、スリット112は軸線A−Aに平行な方向
への成分も有している。
状の頂点は、容器101の出口側すなわち通常の使用姿
勢における上方側へ向けられている。このV字形状は、
首部102の軸線A−Aを通る平面に対してほぼ対称形
状とされている。図1および図2の場合と同様に、袋状
部110は、頂上部を平坦に切り落とした円錐形状をな
す下部115を有し、この下部115の下端部は底部1
13で塞がれている。スリット112は、軸線A−Aを
通る平面上に位置せず、したがってスリット112は袋
状部110の軸線A−Aに垂直な方向への成分を有して
いる。なお、スリット112は軸線A−Aに平行な方向
への成分も有している。
【0026】軸部109の長さは、ストッパ104が封
止位置にあるときに、図4に示すように、塗布部108
が底部113に圧接し、容器101の首部102の軸線
A−A方向に沿う成分(分力)を有する押圧力を生じる
ようになっている。これにより、ストッパ104が封止
位置にあるときには、スリット112が図4に示すよう
に部分的に開くようになっている。
止位置にあるときに、図4に示すように、塗布部108
が底部113に圧接し、容器101の首部102の軸線
A−A方向に沿う成分(分力)を有する押圧力を生じる
ようになっている。これにより、ストッパ104が封止
位置にあるときには、スリット112が図4に示すよう
に部分的に開くようになっている。
【0027】さらに、塗布部108の横断面寸法は、ス
トッパ104が封止位置にあるときに袋状部110の壁
を拡径させて外方へ膨出させるようにしてもよい。この
場合には、スリット112を完全にまたは部分的に押し
開く作用も得られる。図3に示すように、ストッパ10
4が取り外されているときには、スリット112は閉じ
られて製品Pが容器101から漏れないようにされてい
る。
トッパ104が封止位置にあるときに袋状部110の壁
を拡径させて外方へ膨出させるようにしてもよい。この
場合には、スリット112を完全にまたは部分的に押し
開く作用も得られる。図3に示すように、ストッパ10
4が取り外されているときには、スリット112は閉じ
られて製品Pが容器101から漏れないようにされてい
る。
【0028】次に、図5および図6はさらに別の実施例
を示す図である。スリット212は円弧形状、例えば、
凸側が首部202の出口側に向けて形成された円弧形状
を有する。これら円弧形状の平均的な方向は、袋状部2
10の軸線に対して直交する方向とされている。袋状部
210の底部213は、上述した実施例とは異なり、実
質的に半球状とされている。
を示す図である。スリット212は円弧形状、例えば、
凸側が首部202の出口側に向けて形成された円弧形状
を有する。これら円弧形状の平均的な方向は、袋状部2
10の軸線に対して直交する方向とされている。袋状部
210の底部213は、上述した実施例とは異なり、実
質的に半球状とされている。
【0029】ストッパ204が封止位置にあるときに
は、図6に示すように塗布部材207の塗布部208が
袋状部210の底部213に対して軸方向へ押圧力を加
え、これによりスリット212が開くようになってい
る。スリット212が開いた状態で、容器201を振る
か転倒させれば、塗布部208に製品Pを染み込ませる
ことができる。
は、図6に示すように塗布部材207の塗布部208が
袋状部210の底部213に対して軸方向へ押圧力を加
え、これによりスリット212が開くようになってい
る。スリット212が開いた状態で、容器201を振る
か転倒させれば、塗布部208に製品Pを染み込ませる
ことができる。
【0030】図7および図8は、本発明のさらに別の実
施例を示している。この実施例の袋状部310は全体的
に円筒状をなす円筒部314と、その下端に形成された
半球状の下部315とを有する。袋状部310の外周面
には、円筒部314と下部315との境界に沿って、1
本の環状の溝17が形成されており、この溝17に対応
する箇所が相対的に薄肉化された円環状の薄肉部分16
となっている。溝17は実質的に軸線A−Aに直交する
平面上に形成されており、この軸線A−Aは首部302
および袋状部310の軸線に一致している。溝17の底
部には、複数のスリット312が互いに周方向に等間隔
を開けて形成され、これらスリット312はいずれも、
実質的に軸線A−Aに直交する平面上に位置している。
施例を示している。この実施例の袋状部310は全体的
に円筒状をなす円筒部314と、その下端に形成された
半球状の下部315とを有する。袋状部310の外周面
には、円筒部314と下部315との境界に沿って、1
本の環状の溝17が形成されており、この溝17に対応
する箇所が相対的に薄肉化された円環状の薄肉部分16
となっている。溝17は実質的に軸線A−Aに直交する
平面上に形成されており、この軸線A−Aは首部302
および袋状部310の軸線に一致している。溝17の底
部には、複数のスリット312が互いに周方向に等間隔
を開けて形成され、これらスリット312はいずれも、
実質的に軸線A−Aに直交する平面上に位置している。
【0031】ストッパ304が封止位置にあるときに
は、図8に示すように塗布部材307の塗布部308が
袋状部310の底部313に対して軸線A−A方向下方
へ押圧力を加え、これによりスリット312が押し開か
れるようになっている。この実施例では、スリット31
2が2本形成され、これら2本が互いに対向する位置に
形成されている。この場合、各スリット312の長さは
軸線A−A回りの45゜程度であるとよい。
は、図8に示すように塗布部材307の塗布部308が
袋状部310の底部313に対して軸線A−A方向下方
へ押圧力を加え、これによりスリット312が押し開か
れるようになっている。この実施例では、スリット31
2が2本形成され、これら2本が互いに対向する位置に
形成されている。この場合、各スリット312の長さは
軸線A−A回りの45゜程度であるとよい。
【0032】図7に示すように、ストッパ304を容器
301に固定していないときには、スリット312は閉
じられている。溝17は、製品Pをその内部に蓄える貯
留部としての作用を奏する。これにより、塗布部308
への製品Pの供給が効率よく行えるようになっている。
301に固定していないときには、スリット312は閉
じられている。溝17は、製品Pをその内部に蓄える貯
留部としての作用を奏する。これにより、塗布部308
への製品Pの供給が効率よく行えるようになっている。
【0033】図9は、本発明のさらに別の実施例を示し
ている。図7および図8の実施例と同様に、この実施例
のスリット412も、溝417の底部に形成されてい
る。この例の容器401は半球状のお椀のような形状を
なしている。容器401にはカバー(ストッパ)404
が着脱可能とされ、このカバー404は半球状のカップ
形状をなしており、カバー404を容器401に取り付
けて封止すると、全体として球形になるようにされてい
る。首部402は前出の実施例よりも軸線方向へ短く、
これにより、袋状部410は首部402を越えて容器4
01内へ突出している。ストッパ404が封止位置にあ
るときには、図9に示すように塗布部材407の塗布部
408が袋状部410の底部413に対して軸線A−A
方向下方へ押圧力を加え、これによりスリット412が
押し開かれるようになっている。
ている。図7および図8の実施例と同様に、この実施例
のスリット412も、溝417の底部に形成されてい
る。この例の容器401は半球状のお椀のような形状を
なしている。容器401にはカバー(ストッパ)404
が着脱可能とされ、このカバー404は半球状のカップ
形状をなしており、カバー404を容器401に取り付
けて封止すると、全体として球形になるようにされてい
る。首部402は前出の実施例よりも軸線方向へ短く、
これにより、袋状部410は首部402を越えて容器4
01内へ突出している。ストッパ404が封止位置にあ
るときには、図9に示すように塗布部材407の塗布部
408が袋状部410の底部413に対して軸線A−A
方向下方へ押圧力を加え、これによりスリット412が
押し開かれるようになっている。
【0034】図10は、本発明のさらに別の実施例を示
している。この実施例の袋状部510は上部514が円
筒状、下部516が半球状とされ、この下部516の全
体が上部514に比して相対的に薄い薄肉部分516と
されている。この薄肉部分516には、上部514との
境界に沿って複数のスリット512が形成されている。
これらスリット512は、軸線A−Aに直交する平面上
に位置しており、袋状部510の底部515に対して押
圧力が加えられると開き、他の場合には閉じるようにな
っている。押圧力は、ストッパ(図示略)が封止位置に
あるときに、塗布部材が底部515を押圧することによ
り生じる。
している。この実施例の袋状部510は上部514が円
筒状、下部516が半球状とされ、この下部516の全
体が上部514に比して相対的に薄い薄肉部分516と
されている。この薄肉部分516には、上部514との
境界に沿って複数のスリット512が形成されている。
これらスリット512は、軸線A−Aに直交する平面上
に位置しており、袋状部510の底部515に対して押
圧力が加えられると開き、他の場合には閉じるようにな
っている。押圧力は、ストッパ(図示略)が封止位置に
あるときに、塗布部材が底部515を押圧することによ
り生じる。
【0035】好ましくは、厚さにもよるが、スリット5
12の各エッジ512a(すなわち、スリット512
と、袋状部10の軸線を通る平面との交差により形成さ
れるエッジ)が、袋状部510の外周側から内周側に向
けて漸次離れるようにされているとよい。この場合、ス
リット512が開いて再び閉じるときに、スリット51
2の各エッジ512aの間に捉えられた製品Pが、閉じ
ていくエッジ512aの斜面に沿って袋状部510の内
側へ流れ、塗布部508へと染み込む作用が得られる。
このように、袋状部の肉厚に応じてスリットの両側エッ
ジを傾斜させる構成は、前述した実施例のいずれにも適
用できる。
12の各エッジ512a(すなわち、スリット512
と、袋状部10の軸線を通る平面との交差により形成さ
れるエッジ)が、袋状部510の外周側から内周側に向
けて漸次離れるようにされているとよい。この場合、ス
リット512が開いて再び閉じるときに、スリット51
2の各エッジ512aの間に捉えられた製品Pが、閉じ
ていくエッジ512aの斜面に沿って袋状部510の内
側へ流れ、塗布部508へと染み込む作用が得られる。
このように、袋状部の肉厚に応じてスリットの両側エッ
ジを傾斜させる構成は、前述した実施例のいずれにも適
用できる。
【0036】図11および図12は、本発明のさらに別
の実施例を示している。この実施例の袋状部610は全
面に亙って均一な肉厚を有し、円筒形状の上部614
と、それに連続する半球状の底部615とを有してい
る。上部614と下部615との境界に沿って、複数の
スリット612が形成されている。スリット612は僅
かに曲がった円弧状であり、その凹側が首部602の出
口側に向けられている。スリット612の延びる方向
(各点における接線方向)の平均は、軸線A−Aとほぼ
直交している。
の実施例を示している。この実施例の袋状部610は全
面に亙って均一な肉厚を有し、円筒形状の上部614
と、それに連続する半球状の底部615とを有してい
る。上部614と下部615との境界に沿って、複数の
スリット612が形成されている。スリット612は僅
かに曲がった円弧状であり、その凹側が首部602の出
口側に向けられている。スリット612の延びる方向
(各点における接線方向)の平均は、軸線A−Aとほぼ
直交している。
【0037】スリット612は自然状態では閉じている
が、ストッパ604が封止位置にあるときには、図12
に示すように、塗布部材607の塗布部608が袋状部
610の底部613に対して軸線A−A方向下方へ押圧
力を加え、これによりスリット612が押し開かれるよ
うになっている。スリット612が開くことにより、製
品Pが塗布部608に接することが可能になる。
が、ストッパ604が封止位置にあるときには、図12
に示すように、塗布部材607の塗布部608が袋状部
610の底部613に対して軸線A−A方向下方へ押圧
力を加え、これによりスリット612が押し開かれるよ
うになっている。スリット612が開くことにより、製
品Pが塗布部608に接することが可能になる。
【0038】なお、本発明は上記各実施例に限定される
ものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で様々な
変形が可能である。例えば、塗布部材および袋状部は、
頂上部を切り落とした円錐状としつつ、平坦化、すなわ
ち水平断面形状を楕円化してもよい。この場合、特に、
楕円の長径と短径の比を大きくすれば奇妙なデザインが
得られる。また、塗布部材は、アイスキャンデー(ice l
olly) 状に、その幅が軸部から先端に向けて先細にされ
た形状であってもよい。さらに、袋状部の入口を円筒状
とする一方、袋状部の下部を平らに潰れた断面形状、例
えば断面楕円形としてもよい。
ものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で様々な
変形が可能である。例えば、塗布部材および袋状部は、
頂上部を切り落とした円錐状としつつ、平坦化、すなわ
ち水平断面形状を楕円化してもよい。この場合、特に、
楕円の長径と短径の比を大きくすれば奇妙なデザインが
得られる。また、塗布部材は、アイスキャンデー(ice l
olly) 状に、その幅が軸部から先端に向けて先細にされ
た形状であってもよい。さらに、袋状部の入口を円筒状
とする一方、袋状部の下部を平らに潰れた断面形状、例
えば断面楕円形としてもよい。
【図1】本発明に係る液体または粉体製品用のディスペ
ンサーの一実施例の開封状態を示す縦断面図である。
ンサーの一実施例の開封状態を示す縦断面図である。
【図2】図1の実施例においてストッパを装着した状態
を示す縦断面図である。
を示す縦断面図である。
【図3】本発明の他の実施例の開封状態を示す縦断面図
である。
である。
【図4】図3の実施例においてストッパを装着した状態
を示す縦断面図である。
を示す縦断面図である。
【図5】本発明のさらに他の実施例の開封状態を示す縦
断面図である。
断面図である。
【図6】図5の実施例においてストッパを装着した状態
を示す縦断面図である。
を示す縦断面図である。
【図7】本発明のさらに他の実施例の開封状態を示す縦
断面図である。
断面図である。
【図8】図7の実施例においてストッパを装着した状態
を示す縦断面図である。
を示す縦断面図である。
【図9】本発明のさらに他の実施例の封止状態を示す縦
断面図である。
断面図である。
【図10】本発明のさらに他の実施例の開封状態を示す
縦断面図である。
縦断面図である。
【図11】本発明のさらに他の実施例の開封状態を示す
縦断面図である。
縦断面図である。
【図12】図10の実施例においてストッパを装着した
状態を示す縦断面図である。
状態を示す縦断面図である。
1,101,201,301,401,601 容器 2,102,202,302,402,602 首部 4,104,204,304,404,604 ストッ
パ 7,107,207,307,407,607 塗布部
材 8,108,208,308,408,608 塗布部 10,110,210,310,410,510,61
0 袋状部 12,112,212,312,412,512,61
2 スリット 16,416 薄肉部分 17,417 溝
パ 7,107,207,307,407,607 塗布部
材 8,108,208,308,408,608 塗布部 10,110,210,310,410,510,61
0 袋状部 12,112,212,312,412,512,61
2 スリット 16,416 薄肉部分 17,417 溝
Claims (13)
- 【請求項1】 液体または粉体製品用のディスペンサー
であって、 前記製品を収容するための、首部(2…602)を有す
る容器(1…601)と、 前記容器(1…601)の前記首部(2…602)を封
止するためのストッパ(4…604)とを具備し、 前記ストッパ(4…604)には、塗布部材(7…60
7)が設けられ、この塗布部材(7…607)は、前記
ストッパが前記首部を封止する位置にあるときに前記容
器(1…601)内に挿入されるように構成され、 前記首部(2…602)には、弾性を有し変形可能な物
質からなる袋状部(10…610)が設けられ、 前記塗布部材(7…607)は、前記ストッパ(4…6
04)が前記容器の前記首部に固定されたときに、前記
袋状部(10…610)内に収容されるように構成さ
れ、 前記袋状部(10…610)には、1または2以上のス
リット(12…612)が形成され、これらスリット
(12…612)は、前記ストッパ(4…604)が前
記首部封止位置にある場合に、前記塗布部材(7…60
7)の押圧力を受けて開き、他の場合には閉じるもので
あることを特徴とする液体または粉体製品用のディスペ
ンサー。 - 【請求項2】 前記ストッパが前記首部封止位置にある
ときに、前記塗布部材(7)が前記袋状部(10)の壁
に対して及ぼす押圧力は、前記容器の前記首部の軸線
(A−A)に対して直交する成分を有し、 前記袋状部の壁に形成された前記スリット(12)は、
前記袋状部の前記軸線を含む平面上に位置する成分を有
する方向へ向けて形成され、 前記容器が前記ストッパ(4)により封止されたとき
に、前記塗布部材(7)が前記袋状部の壁を側方に膨れ
させ、これにより前記スリットが開くように構成されて
いることを特徴とする請求項1記載の液体または粉体製
品用のディスペンサー。 - 【請求項3】 前記袋状部(10)は、頂上部を切り落
とした円錐形状を有し、前記スリット(12)は、前記
袋状部の円錐面上の母線に沿う方向に延びていることを
特徴とする請求項2記載の液体または粉体製品用のディ
スペンサー。 - 【請求項4】 前記ストッパが前記首部封止位置にある
ときに、前記塗布部材(107,207,307,40
7,607)の前記袋状部の壁に対する押圧力は前記容
器の前記首部の軸線(A−A)に沿う方向への成分を有
し、 前記スリット(112,212,312,412,51
2,612)は前記袋状部の前記軸線に垂直な方向への
成分を有し、 前記ストッパが前記首部封止位置にあるときに、前記塗
布部材が前記袋状部の底(113,213,313,4
13,613)に圧接して前記押圧力を発生し、これに
より前記スリットを開くように構成されていることを特
徴とする請求項1記載の液体または粉体製品用のディス
ペンサー。 - 【請求項5】 前記袋状部(110)の前記スリット
(112)はV字形状をなし、このV字形状は、前記袋
状部の前記軸線を通る平面に対して対称形状とされてい
ることを特徴とする請求項2または4記載の液体または
粉体製品用のディスペンサー。 - 【請求項6】 前記V字形状の頂点は、前記容器の出口
側に向けられていることを特徴とする請求項5記載の液
体または粉体製品用のディスペンサー。 - 【請求項7】 前記袋状部は、先端内壁面が半球状に丸
められた円筒状(210,310,410,510,6
10)をなしていることを特徴とする請求項2または4
記載の液体または粉体製品用のディスペンサー。 - 【請求項8】 前記スリット(212,612)は円弧
形状をなし、これら円弧形状の平均的な方向は、前記袋
状部の前記軸線に対して直交する方向とされていること
を特徴とする請求項7記載の液体または粉体製品用のデ
ィスペンサー。 - 【請求項9】 前記スリット(212)は円弧形状をな
し、この円弧形状の凸側は前記首部の出口側へ向けられ
ていることを特徴とする請求項8記載の液体または粉体
製品用のディスペンサー。 - 【請求項10】 前記スリット(612)は僅かに曲が
った形状をなし、その凹側が前記首部(602)の出口
側に向けられていることを特徴とする請求項8記載の液
体または粉体製品用のディスペンサー。 - 【請求項11】 前記袋状部(310,410,51
0)の前記壁は、相対的に肉厚が小さくされた薄肉部分
(16,416,516)を有し、前記スリット(31
2,412,512)は、前記袋状部の軸線に対して実
質的に直交する平面内に位置するように、前記薄肉部分
に形成されていることを特徴とする請求項1〜10のい
ずれかに記載の液体または粉体製品用のディスペンサ
ー。 - 【請求項12】 前記袋状部の肉薄部分(16,41
6)には、一本の溝(17,417)が形成され、前記
製品がこの溝内に蓄えられるようにされているととも
に、前記スリット(312,412)はこの溝の底部に
形成されていることを特徴とする請求項11記載の液体
または粉体製品用のディスペンサー。 - 【請求項13】 前記袋状部および前記塗布部材は、先
端が平坦に切り落とされた円錐形状、または、アイスキ
ャンデー状に先細にされて先端が平坦とされた形状であ
ることを特徴とする請求項1、2または4記載の液体ま
たは粉体製品用のディスペンサー。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FR9401265A FR2715916B1 (fr) | 1994-02-04 | 1994-02-04 | Dispositif pour distribuer un produit liquide ou pulvérulent. |
FR9401265 | 1994-02-04 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07267265A true JPH07267265A (ja) | 1995-10-17 |
JP2653987B2 JP2653987B2 (ja) | 1997-09-17 |
Family
ID=9459782
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7017346A Expired - Fee Related JP2653987B2 (ja) | 1994-02-04 | 1995-02-03 | 液体または粉体製品用のディスペンサー |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5573340A (ja) |
EP (1) | EP0667301B1 (ja) |
JP (1) | JP2653987B2 (ja) |
CA (1) | CA2141662C (ja) |
DE (1) | DE69500337T2 (ja) |
ES (1) | ES2105840T3 (ja) |
FR (1) | FR2715916B1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110934410A (zh) * | 2019-11-29 | 2020-03-31 | 上海容奥包装科技有限公司 | 一种睫毛膏装置 |
Families Citing this family (28)
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---|---|---|---|---|
FR2754458B1 (fr) * | 1996-10-15 | 1998-11-27 | Oreal | Ensemble d'application d'un produit apte a se solubiliser ou se gelifier en surface au contact d'une composition liquide |
FR2759262B1 (fr) | 1997-02-13 | 1999-03-19 | Oreal | Ensemble d'application pour produit de type rouge a levres |
FR2762509B1 (fr) | 1997-04-28 | 2003-03-07 | Oreal | Composition cosmetique ou dermatologique comprenant un polymere filmogene, procede de maquillage et de traitement non therapeutique |
NL1010774C2 (nl) * | 1998-03-30 | 2000-01-28 | Wartner B V | Inrichting voor het toedienen van een hoeveelheid vloeibaar koelmiddel en een toedieningselement. |
FR2777432B1 (fr) * | 1998-04-17 | 2000-07-13 | Lvmh Rech | Boitier de maquillage des cils de l'oeil |
USD416793S (en) * | 1998-11-02 | 1999-11-23 | Mcneil-Ppc, Inc. | Container, retaining member and dispensing instrument |
DE60005449T2 (de) | 1999-08-30 | 2004-07-08 | Henlopen Manufacturing Co., Inc. | Behälter und Auftragelement für Produckte für die Haut |
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US6450717B1 (en) * | 1999-11-25 | 2002-09-17 | Ivoclar Ag. | Applicator and method of applying |
FR2814651B1 (fr) * | 2000-10-03 | 2003-08-15 | Oreal | Dispositif de conditionnement et d'application comportant un element d'application compressible servant a l' application du produit et un logement pour recevoir l' element d'application charge en produit |
FR2815832B1 (fr) * | 2000-10-27 | 2003-05-30 | Oreal | Ensemble de conditionnement et d'application d'un produit, notamment cosmetique |
DE10119480C1 (de) * | 2001-04-20 | 2002-10-24 | Ivoclar Vivadent Ag | Applikationsvorrichtung |
KR200253673Y1 (ko) * | 2001-05-04 | 2001-11-23 | 삼성종합부라쉬 주식회사 | 파우더 용기 |
DE202004017614U1 (de) * | 2004-11-12 | 2006-04-20 | Schwan-Stabilo Cosmetics Gmbh & Co. Kg | Behältnis mit Klangkugel |
US7614429B2 (en) * | 2005-05-18 | 2009-11-10 | Symyx Solutions, Inc. | Apparatus and methods for storing and dispensing solid material |
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