JPH0725967A - 親水性一液型ポリウレタン組成物、防水材、壁材、床舗装材及び水膨潤性シ−リング材 - Google Patents
親水性一液型ポリウレタン組成物、防水材、壁材、床舗装材及び水膨潤性シ−リング材Info
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- JPH0725967A JPH0725967A JP5192950A JP19295093A JPH0725967A JP H0725967 A JPH0725967 A JP H0725967A JP 5192950 A JP5192950 A JP 5192950A JP 19295093 A JP19295093 A JP 19295093A JP H0725967 A JPH0725967 A JP H0725967A
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- hydrophilic
- water
- polyurethane composition
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- Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Nitrogen And Oxygen As The Only Ring Hetero Atoms (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、大気中で使用する場合硬化速度が
極めて速く、また水中に浸漬した場合膨潤率が大きいに
もかかわらず膨潤後の硬度低下も少なく、かつ膨潤後の
形状保持性も良好で、高温でも溶解性が低く加水分解し
ない等、優れた特性を有する親水性一液型ポリウレタン
組成物を提供することである。 【構成】 本発明の親水性一液型ポリウレタン組成物、
同組成物からなる防水材、壁材、床舗装材及び水膨潤性
シ−リングは、(イ)オキシアルキレン鎖中にオキシエ
チレン鎖を10重量%以上含有するポリエ−テルポリオ
ールと有機ポリイソシアネート化合物を反応させて得た
末端イソシアネート基含量1〜20重量%の親水性ウレ
タンプレポリマーに、(ロ)イソシアネート基とは実質
的に反応せず水分により第1級又は第2級アミノ基を生
成するブロックアミン化合物を配合することを特徴とす
る組成物である。
極めて速く、また水中に浸漬した場合膨潤率が大きいに
もかかわらず膨潤後の硬度低下も少なく、かつ膨潤後の
形状保持性も良好で、高温でも溶解性が低く加水分解し
ない等、優れた特性を有する親水性一液型ポリウレタン
組成物を提供することである。 【構成】 本発明の親水性一液型ポリウレタン組成物、
同組成物からなる防水材、壁材、床舗装材及び水膨潤性
シ−リングは、(イ)オキシアルキレン鎖中にオキシエ
チレン鎖を10重量%以上含有するポリエ−テルポリオ
ールと有機ポリイソシアネート化合物を反応させて得た
末端イソシアネート基含量1〜20重量%の親水性ウレ
タンプレポリマーに、(ロ)イソシアネート基とは実質
的に反応せず水分により第1級又は第2級アミノ基を生
成するブロックアミン化合物を配合することを特徴とす
る組成物である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、親水性一液型ポリウレ
タン組成物、防水材、壁材、床舗装材及び水膨潤性シ−
リング材に関するものである。
タン組成物、防水材、壁材、床舗装材及び水膨潤性シ−
リング材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、水膨潤性ポリウレタン組成物
は、スルホン酸基、カルボキシル基又はポリオキシエチ
レン基等の親水基を有し、土木建築工事における防水
材、シ−リング材、コーキング材、シーラントとして、
またポリオキシアルキレン鎖を有する湿気硬化型ポリウ
レタン組成物は、接着剤、防水材等に使用されている。
は、スルホン酸基、カルボキシル基又はポリオキシエチ
レン基等の親水基を有し、土木建築工事における防水
材、シ−リング材、コーキング材、シーラントとして、
またポリオキシアルキレン鎖を有する湿気硬化型ポリウ
レタン組成物は、接着剤、防水材等に使用されている。
【0003】しかしながら、前記水膨潤性ポリウレタン
組成物にあっては、スルホン酸基、カルボキシル基等を
有するため水膨潤性が不十分である。また水膨潤性を確
保するためには、ポリエーテルポリオールのポリオキシ
エチレン鎖含有量が非常に高く、水酸基当量も1000
以上と大きいため、ポリウレタン樹脂の水膨潤後の硬度
は膨潤率が大きくなるのに反して低く、さらに水膨潤後
の形状保持性も悪く特に水に対する溶解性も高温時に高
く、溶解しやすくなるという問題があった。一方、前記
湿気硬化型ポリウレタン組成物にあっては、硬化が遅
く、特に厚塗りした場合、表面は硬化するが下層の硬化
が遅く、壁面等の塗装では塗膜がズリ落ちる等の問題が
あった。
組成物にあっては、スルホン酸基、カルボキシル基等を
有するため水膨潤性が不十分である。また水膨潤性を確
保するためには、ポリエーテルポリオールのポリオキシ
エチレン鎖含有量が非常に高く、水酸基当量も1000
以上と大きいため、ポリウレタン樹脂の水膨潤後の硬度
は膨潤率が大きくなるのに反して低く、さらに水膨潤後
の形状保持性も悪く特に水に対する溶解性も高温時に高
く、溶解しやすくなるという問題があった。一方、前記
湿気硬化型ポリウレタン組成物にあっては、硬化が遅
く、特に厚塗りした場合、表面は硬化するが下層の硬化
が遅く、壁面等の塗装では塗膜がズリ落ちる等の問題が
あった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
を解決するためになされたもので、その目的とするとこ
ろは、空気中で使用したときは硬化速度が極めて速く、
また水中浸漬では水膨潤率が大きいにもかかわらず水膨
潤後の硬度低下が少ない、水膨潤後の形状保持性が良好
で高温においても溶解性が低く加水分解しない等の優れ
た特性を有する親水性一液型ポリウレタン組成物を提供
することにある。
を解決するためになされたもので、その目的とするとこ
ろは、空気中で使用したときは硬化速度が極めて速く、
また水中浸漬では水膨潤率が大きいにもかかわらず水膨
潤後の硬度低下が少ない、水膨潤後の形状保持性が良好
で高温においても溶解性が低く加水分解しない等の優れ
た特性を有する親水性一液型ポリウレタン組成物を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記問題
点を解決すべく鋭意研究の結果、本発明に到達したもの
である。すなわち、本発明は(イ)オキシアルキレン鎖
中にオキシエチレン鎖を10重量%以上含有するポリエ
−テルポリオールと有機ポリイソシアネート化合物を反
応させて得た末端イソシアネ−ト基含量1〜20重量%
の親水性ウレタンプレポリマーに、(ロ)イソシアネー
ト基とは実質的に反応せず水分により第1級又は第2級
アミノ基を生成するブロックアミン化合物を配合するこ
とを特徴とする親水性一液型ポリウレタン組成物、ポリ
エ−テルポリオールのオキシアルキレン鎖中のオキシエ
チレン鎖含有量が10〜50重量%である前記親水性一
液型ポリウレタン組成物からなる防水材、壁材又は床舗
装材、ポリエ−テルポリオールのオキシアルキレン鎖中
のオキシエチレン鎖含有量が40重量%以上である前記
親水性一液型ポリウレタン組成物からなる水膨潤性シ−
リング材、及びポリエ−テルポリオールのオキシアルキ
レン鎖中のオキシエチレン鎖含有量が40重量%以上で
ある前記親水性一液型ポリウレタン組成物を成形加工し
てなる水膨潤性シ−リング材である。
点を解決すべく鋭意研究の結果、本発明に到達したもの
である。すなわち、本発明は(イ)オキシアルキレン鎖
中にオキシエチレン鎖を10重量%以上含有するポリエ
−テルポリオールと有機ポリイソシアネート化合物を反
応させて得た末端イソシアネ−ト基含量1〜20重量%
の親水性ウレタンプレポリマーに、(ロ)イソシアネー
ト基とは実質的に反応せず水分により第1級又は第2級
アミノ基を生成するブロックアミン化合物を配合するこ
とを特徴とする親水性一液型ポリウレタン組成物、ポリ
エ−テルポリオールのオキシアルキレン鎖中のオキシエ
チレン鎖含有量が10〜50重量%である前記親水性一
液型ポリウレタン組成物からなる防水材、壁材又は床舗
装材、ポリエ−テルポリオールのオキシアルキレン鎖中
のオキシエチレン鎖含有量が40重量%以上である前記
親水性一液型ポリウレタン組成物からなる水膨潤性シ−
リング材、及びポリエ−テルポリオールのオキシアルキ
レン鎖中のオキシエチレン鎖含有量が40重量%以上で
ある前記親水性一液型ポリウレタン組成物を成形加工し
てなる水膨潤性シ−リング材である。
【0006】前記ウレタンプレポリマーに使用するポリ
エ−テルポリオールとしては、例えばエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、1,4−ブチレングリコー
ル、1,6−ヘキサンジオール、グリセリン、トリメチ
ロールプロパン、トリエタノールアミン、ジグリセリ
ン、ペンタエリスリトール、ソルビトール、蔗糖等の単
独もしくは混合物に、エチレンオキシド(以下、EOと
もいう)単独もしくはエチレンオキシドにプロピレンオ
キシド(以下、POともいう)、ブチレンオキシド(以
下、BOともいう)等を併用し公知の方法で付加重合し
て得た、オキシアルキレン鎖中にオキシエチレン鎖を1
0重量%以上含有し、分子量が300〜100,000
であるポリエ−テルポリオールが挙げられる。
エ−テルポリオールとしては、例えばエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、1,4−ブチレングリコー
ル、1,6−ヘキサンジオール、グリセリン、トリメチ
ロールプロパン、トリエタノールアミン、ジグリセリ
ン、ペンタエリスリトール、ソルビトール、蔗糖等の単
独もしくは混合物に、エチレンオキシド(以下、EOと
もいう)単独もしくはエチレンオキシドにプロピレンオ
キシド(以下、POともいう)、ブチレンオキシド(以
下、BOともいう)等を併用し公知の方法で付加重合し
て得た、オキシアルキレン鎖中にオキシエチレン鎖を1
0重量%以上含有し、分子量が300〜100,000
であるポリエ−テルポリオールが挙げられる。
【0007】なお、ポリエ−テルポリオールのオキシエ
チレン鎖含有量が10〜50重量%の場合、得られる親
水性一液型ポリウレタン組成物は防水材、壁材又は床舗
装材として最適であり、またオキシエチレン鎖含有量が
40重量%以上の場合、水膨潤性シ−リング材として最
適である。また、これらのポリエ−テルポリオールに
は、得られる親水性ウレタンプレポリマーが親水性を保
持する範囲内で、他のポリオールを適宜併用しても良
い。
チレン鎖含有量が10〜50重量%の場合、得られる親
水性一液型ポリウレタン組成物は防水材、壁材又は床舗
装材として最適であり、またオキシエチレン鎖含有量が
40重量%以上の場合、水膨潤性シ−リング材として最
適である。また、これらのポリエ−テルポリオールに
は、得られる親水性ウレタンプレポリマーが親水性を保
持する範囲内で、他のポリオールを適宜併用しても良
い。
【0008】ポリエ−テルポリオールと反応させる有機
ポリイソシアネート化合物としては、例えばジフェニル
メタンジイソシアネート、ポリメチレンポリフェニルポ
リイソシアネート、液状ジフェニルメタンジイソシアネ
ート、トリレンジイソシアネート、トリジンジイソシア
ネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、キシリレン
ジイソシアネート、水添キシリレンジイソシアネート、
テトラメチルキシリレンジイソシアネート、イソホロン
ジイソシアネート、ナフタレンジイソシアネート、水添
ジフェニルメタンジイソシアネート等の単独又は混合
物、又はビュレット体、イソシアヌレート体又はカルボ
ジイミド変性物等が挙げられる。
ポリイソシアネート化合物としては、例えばジフェニル
メタンジイソシアネート、ポリメチレンポリフェニルポ
リイソシアネート、液状ジフェニルメタンジイソシアネ
ート、トリレンジイソシアネート、トリジンジイソシア
ネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、キシリレン
ジイソシアネート、水添キシリレンジイソシアネート、
テトラメチルキシリレンジイソシアネート、イソホロン
ジイソシアネート、ナフタレンジイソシアネート、水添
ジフェニルメタンジイソシアネート等の単独又は混合
物、又はビュレット体、イソシアヌレート体又はカルボ
ジイミド変性物等が挙げられる。
【0009】ポリエ−テルポリオールと有機ポリイソシ
アネート化合物の反応割合は、得られる親水性ウレタン
プレポリマー中の末端NCO基含量が1〜20重量%、
好ましくは1.5〜7.0重量%となる割合である。N
CO基含量が1.0末端ではプレポリマーの粘度が高く
取り扱いが困難であり、20重量%以上では、硬化した
ウレタン樹脂の硬度が高く、モロイものとなる。
アネート化合物の反応割合は、得られる親水性ウレタン
プレポリマー中の末端NCO基含量が1〜20重量%、
好ましくは1.5〜7.0重量%となる割合である。N
CO基含量が1.0末端ではプレポリマーの粘度が高く
取り扱いが困難であり、20重量%以上では、硬化した
ウレタン樹脂の硬度が高く、モロイものとなる。
【0010】次にイソシアネート基とは実質的に反応せ
ず水分により第1級又は第2級アミノ基を生成するブロ
ックアミン化合物(以下、ブロックアミン化合物ともい
う)としては、例えばアルジミン、ケチミン、エナミ
ン、オキサゾリジン等が挙げられ、具体的には少なくと
も1個の第1級又は第2級アミノ基を有し、かつ第1級
または第2級アミノ基、ヒドロキシル基などの活性水素
を有する化合物(以下、化合物(A)という)とアルデ
ヒド類もしくはケトン類との縮合物、さらに前記縮合物
でもあるケチミンアルコ−ル又はオキサゾリジンアルコ
ールに上記有機ポリイソシアネート化合物を反応させた
分子中にケチミン又はオキサゾリジンを2個以上有する
化合物等が挙げられる。
ず水分により第1級又は第2級アミノ基を生成するブロ
ックアミン化合物(以下、ブロックアミン化合物ともい
う)としては、例えばアルジミン、ケチミン、エナミ
ン、オキサゾリジン等が挙げられ、具体的には少なくと
も1個の第1級又は第2級アミノ基を有し、かつ第1級
または第2級アミノ基、ヒドロキシル基などの活性水素
を有する化合物(以下、化合物(A)という)とアルデ
ヒド類もしくはケトン類との縮合物、さらに前記縮合物
でもあるケチミンアルコ−ル又はオキサゾリジンアルコ
ールに上記有機ポリイソシアネート化合物を反応させた
分子中にケチミン又はオキサゾリジンを2個以上有する
化合物等が挙げられる。
【0011】化合物(A)の代表的なものとしては、第
1級アミノ基とヒドロキシル基とを有する化合物、第2
級アミノ基とヒドロキシル基とを有する化合物、第1級
アミノ基と第2級アミノ基とを有する化合物、第1級ア
ミノ基、第2級アミノ基およびヒドロキシル基を有する
化合物、2個の第1級アミノ基を有する化合物、2個の
第2級アミノ基を有する化合物、第2級アミノ基と2個
のヒドロキシル基とを有する化合物等であり、
1級アミノ基とヒドロキシル基とを有する化合物、第2
級アミノ基とヒドロキシル基とを有する化合物、第1級
アミノ基と第2級アミノ基とを有する化合物、第1級ア
ミノ基、第2級アミノ基およびヒドロキシル基を有する
化合物、2個の第1級アミノ基を有する化合物、2個の
第2級アミノ基を有する化合物、第2級アミノ基と2個
のヒドロキシル基とを有する化合物等であり、
【0012】具体的には、例えば2−(2−アミノエト
キシ)エタノール、N−(2−アミノエチル)ピペラジ
ン、ω−ヒドロキシヘキシルアミン、N−メチル−1,
6−ヘキサンジアミン、ジエチレントリアミン、N−
(2−ヒドロキシエチル)エチレンジアミン、3−アミ
ノエチルピペリジン、N−(2−ヒドロキシエチル)ピ
ペラジン、各種油脂(例えば、ダイマー酸トール油脂肪
酸等)と無水ピペラジンより得られるポリアミド、1−
アミノ−3−アミノメチル−3,5,5−トリメチルシ
クロヘキサン、N−(メチルアミノエチル)ピペラジ
ン、アニリン、トルイジン、キシリジン、イソホロンジ
アミン、ジアミノシクロヘキサン、ジアミノジフェニル
メタン、キシリレンジアミン、ジアミノベンゼン、ジア
ミノメチルノルボルネン、ジアミノメチルビシクロヘプ
タン、エタノールアミン、ジエタノールアミン、ジプロ
パノールアミン、ヘキサノールアミン等が挙げられる。
キシ)エタノール、N−(2−アミノエチル)ピペラジ
ン、ω−ヒドロキシヘキシルアミン、N−メチル−1,
6−ヘキサンジアミン、ジエチレントリアミン、N−
(2−ヒドロキシエチル)エチレンジアミン、3−アミ
ノエチルピペリジン、N−(2−ヒドロキシエチル)ピ
ペラジン、各種油脂(例えば、ダイマー酸トール油脂肪
酸等)と無水ピペラジンより得られるポリアミド、1−
アミノ−3−アミノメチル−3,5,5−トリメチルシ
クロヘキサン、N−(メチルアミノエチル)ピペラジ
ン、アニリン、トルイジン、キシリジン、イソホロンジ
アミン、ジアミノシクロヘキサン、ジアミノジフェニル
メタン、キシリレンジアミン、ジアミノベンゼン、ジア
ミノメチルノルボルネン、ジアミノメチルビシクロヘプ
タン、エタノールアミン、ジエタノールアミン、ジプロ
パノールアミン、ヘキサノールアミン等が挙げられる。
【0013】また、アルデヒド類もしくはケトン類とし
ては、例えばアセトアルデヒド、プロピオンアルデヒ
ド、ブチルアルデヒド、トリメチルアセトアルデヒド、
トリエチルアセトアルデヒド、バレロアルデヒド、アク
ロレイン、クロトンアルデヒド、フルフラール、ベンズ
アルデヒド、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイ
ソブチルケトン、ジエチルケトン、ジイソブチルケト
ン、メチルヘプテノン、シクロヘキサノン、トリメチル
シクロヘキサノン、イソホロン、アセトフェノン等が挙
げられる。なお、これら化合物(A)とアルデヒド類も
しくはケトン類との反応は、公知の反応条件下で行なう
ものである。
ては、例えばアセトアルデヒド、プロピオンアルデヒ
ド、ブチルアルデヒド、トリメチルアセトアルデヒド、
トリエチルアセトアルデヒド、バレロアルデヒド、アク
ロレイン、クロトンアルデヒド、フルフラール、ベンズ
アルデヒド、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイ
ソブチルケトン、ジエチルケトン、ジイソブチルケト
ン、メチルヘプテノン、シクロヘキサノン、トリメチル
シクロヘキサノン、イソホロン、アセトフェノン等が挙
げられる。なお、これら化合物(A)とアルデヒド類も
しくはケトン類との反応は、公知の反応条件下で行なう
ものである。
【0014】上記ウレタンプレポリマーと上記ブロック
アミン化合物との配合量は、ウレタンプレポリマーのN
CO当量に対してブロックアミン化合物のアミン当量比
がNCO/アミン=1/0.2〜4.0、好ましくは1
/0.5〜1.5であり、前記範囲から外れた場合、形
状安定性が低下し、硬化物の機械物性も悪い。
アミン化合物との配合量は、ウレタンプレポリマーのN
CO当量に対してブロックアミン化合物のアミン当量比
がNCO/アミン=1/0.2〜4.0、好ましくは1
/0.5〜1.5であり、前記範囲から外れた場合、形
状安定性が低下し、硬化物の機械物性も悪い。
【0015】なお、親水性一液型ポリウレタン組成物に
は、必要に応じて、溶剤、触媒、減粘剤、可塑剤、顔
料、着色剤、増量剤、安定剤、難燃剤、チクソトロピッ
ク性付与剤、界面活性剤、無機充填剤、さらに他のウレ
タン樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、エチレン−プ
ロピレンゴム、エチレン−プロピレン−ジエンゴム、ク
ロロプレンゴム、ニトリル−ブタジエンゴム、スチレン
−ブタジエンゴム、天然ゴム等を併用してもかまわな
い。
は、必要に応じて、溶剤、触媒、減粘剤、可塑剤、顔
料、着色剤、増量剤、安定剤、難燃剤、チクソトロピッ
ク性付与剤、界面活性剤、無機充填剤、さらに他のウレ
タン樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、エチレン−プ
ロピレンゴム、エチレン−プロピレン−ジエンゴム、ク
ロロプレンゴム、ニトリル−ブタジエンゴム、スチレン
−ブタジエンゴム、天然ゴム等を併用してもかまわな
い。
【0016】次に得られた親水性一液型ポリウレタン組
成物は、防水材、壁材、床舗装材としてロ−ラ−、レ−
キ、コテ、スプレ−で、シ−リング材としてコーキング
ガン、ヘラ、スパチュラ、コテ等で間隙に直接充填また
は塗布し硬化させるか、又は間隙に充填する前に常温ま
たは加温して、押出機、プレス機、及び射出成形機によ
り、テ−プ状、板状、管状等の成形品に成形加工し、間
隙に充填する。
成物は、防水材、壁材、床舗装材としてロ−ラ−、レ−
キ、コテ、スプレ−で、シ−リング材としてコーキング
ガン、ヘラ、スパチュラ、コテ等で間隙に直接充填また
は塗布し硬化させるか、又は間隙に充填する前に常温ま
たは加温して、押出機、プレス機、及び射出成形機によ
り、テ−プ状、板状、管状等の成形品に成形加工し、間
隙に充填する。
【0017】
【作用】本発明の親水性一液型ポリウレタン組成物は、
ブロックアミン化合物を必須成分として含有するため、
空気中の湿気又は下地の水分を吸着、浸透させ、ブロッ
クアミンの加水分解を促進させ、第1級または第2級ア
ミンを生成し、組成物中のウレタンプレポリマーの架橋
剤として働くため、硬化して得られたウレタン樹脂はブ
ロックアミン化合物を配合しない場合と比較し、炭酸ガ
スによるフクレがないことはもちろんのこと、耐水性、
耐熱性、耐候性等に優れており、非親水性一液型ポリウ
レタン組成物に比較し空気中での硬化速度が極めて早
い。
ブロックアミン化合物を必須成分として含有するため、
空気中の湿気又は下地の水分を吸着、浸透させ、ブロッ
クアミンの加水分解を促進させ、第1級または第2級ア
ミンを生成し、組成物中のウレタンプレポリマーの架橋
剤として働くため、硬化して得られたウレタン樹脂はブ
ロックアミン化合物を配合しない場合と比較し、炭酸ガ
スによるフクレがないことはもちろんのこと、耐水性、
耐熱性、耐候性等に優れており、非親水性一液型ポリウ
レタン組成物に比較し空気中での硬化速度が極めて早
い。
【0018】またそれらをシ−リング材として使用した
場合、土木建築分野での止水効果も極めて良好で、従来
のものとは異なり、水膨潤後の硬度も高く、高温におけ
る溶解性も低く、かつ水膨潤性も十分確保されているの
で、目的とする間隙や目地の形状に応じて種々の形に成
形して用いることができる。
場合、土木建築分野での止水効果も極めて良好で、従来
のものとは異なり、水膨潤後の硬度も高く、高温におけ
る溶解性も低く、かつ水膨潤性も十分確保されているの
で、目的とする間隙や目地の形状に応じて種々の形に成
形して用いることができる。
【0019】
【実施例】以下、実施例および比較例により本発明をさ
らに説明するが本発明はこれに限定されるものでない。
なお、実施例中の部は、重量部を示す。
らに説明するが本発明はこれに限定されるものでない。
なお、実施例中の部は、重量部を示す。
【0020】実施例1.ポリオキシプロピレンポリオキ
シエチレントリオ−ル(オキシエチレン鎖含量20重量
%及び分子量3000)100部と水添ジフェニルメタ
ンジイソシアネート27.5部をNCO/OH当量比=
2.1で反応させて得たNCO基含量3.6重量%の親
水性ウレタンプレポリマーを得た。
シエチレントリオ−ル(オキシエチレン鎖含量20重量
%及び分子量3000)100部と水添ジフェニルメタ
ンジイソシアネート27.5部をNCO/OH当量比=
2.1で反応させて得たNCO基含量3.6重量%の親
水性ウレタンプレポリマーを得た。
【0021】この親水性ウレタンプレポリマー100部
に、紫外線吸収剤1部、ヘキサノールアミンとシクロヘ
キサノンを等モル反応させて得たケチミンアルコール3
モルとビュレット化ヘキサメチレンジイソシアネ−ト1
モルより得られたブロックアミン化合物31.5部を配
合して親水性一液型ポリウレタン組成物を得た。なお、
この時の親水性一液型ウレタンプレポリマー対ブロック
アミン化合物のNCO対アミン当量比は1/1である。
に、紫外線吸収剤1部、ヘキサノールアミンとシクロヘ
キサノンを等モル反応させて得たケチミンアルコール3
モルとビュレット化ヘキサメチレンジイソシアネ−ト1
モルより得られたブロックアミン化合物31.5部を配
合して親水性一液型ポリウレタン組成物を得た。なお、
この時の親水性一液型ウレタンプレポリマー対ブロック
アミン化合物のNCO対アミン当量比は1/1である。
【0022】次に、この親水性一液型ウレタンプレポリ
マーを予めウレタンプライマ−処理した10分の1勾配
のコンクリ−ト製ベランダに、1.0kg/m2 の割合
で塗布した。施工時の気温は27℃、湿度65%(R
H)であったが、10時間後には塗膜は硬化し、表面は
全く異状がなく、コンクリ−トの透明塗装が可能であ
り、塗付後1年経過しても、塗膜に異常は認められなか
った。
マーを予めウレタンプライマ−処理した10分の1勾配
のコンクリ−ト製ベランダに、1.0kg/m2 の割合
で塗布した。施工時の気温は27℃、湿度65%(R
H)であったが、10時間後には塗膜は硬化し、表面は
全く異状がなく、コンクリ−トの透明塗装が可能であ
り、塗付後1年経過しても、塗膜に異常は認められなか
った。
【0023】比較例1.ポリオキシプロピレントリオ−
ル(分子量3000)100部と水添ジフェニルメタン
ジイソシアネート27.5部をNCO/OH当量比=
2.1で反応させて得たNCO基含量3.6重量%の親
水性ウレタンプレポリマー100部に、紫外線吸収剤1
部、ヘキサノールアミンとシクロヘキサノンを等モル反
応させて得たケチミンアルコール3モルとビュレット化
ヘキサメチレンジイソシアネ−ト1モルより得られたブ
ロックアミン化合物31.5部を配合して一液型ポリウ
レタン組成物を得た。これを実施例1と同様にコンクリ
−トに塗装した。塗装物は、表面は硬化したがコンクリ
−トと接触した裏面の硬化が遅く、塗膜もスリップしベ
ランダの上部より下部に流れ落ちた。
ル(分子量3000)100部と水添ジフェニルメタン
ジイソシアネート27.5部をNCO/OH当量比=
2.1で反応させて得たNCO基含量3.6重量%の親
水性ウレタンプレポリマー100部に、紫外線吸収剤1
部、ヘキサノールアミンとシクロヘキサノンを等モル反
応させて得たケチミンアルコール3モルとビュレット化
ヘキサメチレンジイソシアネ−ト1モルより得られたブ
ロックアミン化合物31.5部を配合して一液型ポリウ
レタン組成物を得た。これを実施例1と同様にコンクリ
−トに塗装した。塗装物は、表面は硬化したがコンクリ
−トと接触した裏面の硬化が遅く、塗膜もスリップしベ
ランダの上部より下部に流れ落ちた。
【0024】比較例2.実施例1において、ヘキサノー
ルアミンとシクロヘキサノンを等モル反応させて得たケ
チミンアルコール3モルとビュレット化ヘキサメチレン
ジイソシアネ−ト1モルより得られたブロックアミン化
合物31.5部を使用せず、その他は実施例1と同様に
行った。塗装物は、表面は硬化したがコンクリ−トと接
触した裏面の硬化が遅く、塗膜もスリップしベランダの
上部より下部に流れ落ちた。
ルアミンとシクロヘキサノンを等モル反応させて得たケ
チミンアルコール3モルとビュレット化ヘキサメチレン
ジイソシアネ−ト1モルより得られたブロックアミン化
合物31.5部を使用せず、その他は実施例1と同様に
行った。塗装物は、表面は硬化したがコンクリ−トと接
触した裏面の硬化が遅く、塗膜もスリップしベランダの
上部より下部に流れ落ちた。
【0025】実施例2.エチレングリコールにEOとP
O(EO/PO=80/20)の混合物を付加させて得
たオキシエチレン鎖含量80重量%及び分子量3000
のポリエーテルグリコール100部、グリセリンにPO
を付加させて得た分子量5000のポリエーテルトリオ
ール30部、ジフェニルメタンジイソシアネート23.
4部(NCO/OH当量比=2.2)を加え、100℃
で3時間反応させてNCO基含量2.8重量%の親水性
ウレタンプレポリマーを得た。
O(EO/PO=80/20)の混合物を付加させて得
たオキシエチレン鎖含量80重量%及び分子量3000
のポリエーテルグリコール100部、グリセリンにPO
を付加させて得た分子量5000のポリエーテルトリオ
ール30部、ジフェニルメタンジイソシアネート23.
4部(NCO/OH当量比=2.2)を加え、100℃
で3時間反応させてNCO基含量2.8重量%の親水性
ウレタンプレポリマーを得た。
【0026】この親水性ウレタンプレポリマー100部
に、ヘキサノールアミンとシクロヘキサノンを等モル反
応させて得たケチミンアルコール2モルと2,4−トリ
レンジイソシアネート1モルより得られたブロックアミ
ン化合物20部を配合して水膨潤性ポリウレタン組成物
を得た。なお、この時の親水性ウレタンプレポリマー対
ブロックアミン化合物のNCO対アミン当量比は1/1
である。
に、ヘキサノールアミンとシクロヘキサノンを等モル反
応させて得たケチミンアルコール2モルと2,4−トリ
レンジイソシアネート1モルより得られたブロックアミ
ン化合物20部を配合して水膨潤性ポリウレタン組成物
を得た。なお、この時の親水性ウレタンプレポリマー対
ブロックアミン化合物のNCO対アミン当量比は1/1
である。
【0027】実施例3.グリセリンにEOとPOのEO
/PO重量比で75/25の混合物を付加させて得たオ
キシエチレン鎖含量75重量%及び分子量5000のポ
リエーテルトリオール80部とエチレングリコールにP
Oを付加させて得た分子量400のポリエーテルグリコ
ール20部と2,4−トリレンジイソシアネート23.
2部(NCO/OH当量比=1.80)を加え、100
℃で8時間反応させてNCO基含量4.0重量%の親水
性ウレタンプレポリマーを得た。
/PO重量比で75/25の混合物を付加させて得たオ
キシエチレン鎖含量75重量%及び分子量5000のポ
リエーテルトリオール80部とエチレングリコールにP
Oを付加させて得た分子量400のポリエーテルグリコ
ール20部と2,4−トリレンジイソシアネート23.
2部(NCO/OH当量比=1.80)を加え、100
℃で8時間反応させてNCO基含量4.0重量%の親水
性ウレタンプレポリマーを得た。
【0028】この親水性ウレタンプレポリマー100部
にブロックアミン化合としてジアミノメチルビシクロヘ
プタンとトリエチルアセトアルデヒドの当量反応によっ
て得たジアルジミン13.8部、キシレン20部を配合
して水膨潤性ポリウレタン組成物を得た。なお、この時
の親水性ウレタンプレポリマー対ブロックアミン化合物
のNCO対アミン当量比は1/1である。
にブロックアミン化合としてジアミノメチルビシクロヘ
プタンとトリエチルアセトアルデヒドの当量反応によっ
て得たジアルジミン13.8部、キシレン20部を配合
して水膨潤性ポリウレタン組成物を得た。なお、この時
の親水性ウレタンプレポリマー対ブロックアミン化合物
のNCO対アミン当量比は1/1である。
【0029】実施例4.エチレングリコールにEOとP
OのEO/PO重量比で70/30の混合物を付加させ
て得たオキシエチレン鎖含量70重量%及び分子量40
00のポリエーテルグリコール90部とグリセリンにE
OとPOのEO/PO重量比で10/90の混合物を付
加させて得たオキシエチレン鎖含量10重量%及び分子
量800のポリエーテルトリオール10部と2,4−ト
リレンジイソシアネート13部(NCO/OH当量比=
1.80)を加え、100℃で8時間反応させてNCO
基含量2.5重量%の親水性ウレタンプレポリマーを得
た。
OのEO/PO重量比で70/30の混合物を付加させ
て得たオキシエチレン鎖含量70重量%及び分子量40
00のポリエーテルグリコール90部とグリセリンにE
OとPOのEO/PO重量比で10/90の混合物を付
加させて得たオキシエチレン鎖含量10重量%及び分子
量800のポリエーテルトリオール10部と2,4−ト
リレンジイソシアネート13部(NCO/OH当量比=
1.80)を加え、100℃で8時間反応させてNCO
基含量2.5重量%の親水性ウレタンプレポリマーを得
た。
【0030】この親水性ウレタンプレポリマー100部
に、ブロックアミン化合物として、ジエタノールアミン
とプロピオンアルデヒドをモル比1:1で反応させて得
た2−(2−エチル−1,3−オキサゾリジン−3−イ
ル)−エタノール2モルに対し、2,4−トリレンジイ
ソシアネート1モルを反応させて得られたビスオキサゾ
リジン化合物2.4部を配合し、水膨潤性ポリウレタン
組成物を得た。なお、この時の親水性ウレタンプレポリ
マー対ブロックアミン化合物のNCO対アミン当量比は
1/1.3である。
に、ブロックアミン化合物として、ジエタノールアミン
とプロピオンアルデヒドをモル比1:1で反応させて得
た2−(2−エチル−1,3−オキサゾリジン−3−イ
ル)−エタノール2モルに対し、2,4−トリレンジイ
ソシアネート1モルを反応させて得られたビスオキサゾ
リジン化合物2.4部を配合し、水膨潤性ポリウレタン
組成物を得た。なお、この時の親水性ウレタンプレポリ
マー対ブロックアミン化合物のNCO対アミン当量比は
1/1.3である。
【0031】比較例3.エチレングリコールにEOとP
OのEO/PO重量比で80/20の混合物を付加させ
て得たオキシエチレン鎖含量80重量%及び分子量30
00のポリエーテルグリコール100部とグリセリンに
EOとPOをEO/PO重量比で80/20の混合物を
付加させて得たオキシエチレン鎖含量80重量%及び分
子量3000のポリエーテルトリオール33部と2,4
−トリレンジイソシアネート16部(NCO/OH当量
比=1.80)を加え、100℃で8時間反応させてN
CO基含量2.3重量%のウレタンプレポリマーを得
た。
OのEO/PO重量比で80/20の混合物を付加させ
て得たオキシエチレン鎖含量80重量%及び分子量30
00のポリエーテルグリコール100部とグリセリンに
EOとPOをEO/PO重量比で80/20の混合物を
付加させて得たオキシエチレン鎖含量80重量%及び分
子量3000のポリエーテルトリオール33部と2,4
−トリレンジイソシアネート16部(NCO/OH当量
比=1.80)を加え、100℃で8時間反応させてN
CO基含量2.3重量%のウレタンプレポリマーを得
た。
【0032】比較例4.エチレングリコールEOとPO
のEO/PO重量比で10/90の混合物を付加させて
得たオキシエチレン鎖含量10重量%及び分子量300
0のポリエーテルポリグリコ−ル100部とグリセリン
にPOを付加させて得た分子量500のポリエーテルト
リオール5部と2,4−トリレンジイソシアネート1
5.4部(NCO/OH当量比=1.80)を加え、1
00℃で8時間反応させてNCO基含量2.8重量%の
ウレタンプレポリマーを得た。
のEO/PO重量比で10/90の混合物を付加させて
得たオキシエチレン鎖含量10重量%及び分子量300
0のポリエーテルポリグリコ−ル100部とグリセリン
にPOを付加させて得た分子量500のポリエーテルト
リオール5部と2,4−トリレンジイソシアネート1
5.4部(NCO/OH当量比=1.80)を加え、1
00℃で8時間反応させてNCO基含量2.8重量%の
ウレタンプレポリマーを得た。
【0033】上記した実施例2〜4及び比較例3〜4で
得られたウレタン組成物を離型紙上に塗布し、長さ50
mm、巾20mm、厚さ3mmの成形体を作成し、室温
(20℃で湿度65%(RH))で7日養生した後、さ
らに20℃の水に7日間浸漬した。結果を表1に示す。
得られたウレタン組成物を離型紙上に塗布し、長さ50
mm、巾20mm、厚さ3mmの成形体を作成し、室温
(20℃で湿度65%(RH))で7日養生した後、さ
らに20℃の水に7日間浸漬した。結果を表1に示す。
【0034】
【表1】
【0035】ただし、表中、膨潤率、膨潤前及び膨潤後
の硬度、形状保持性は、次のように評価した。膨潤
率;〔(浸漬後の長さ−浸漬前の長さ)/浸漬前の長
さ〕×100=膨潤率(%)より求めた。膨潤前及び
膨潤後の硬度;JIS K 6301に従って測定し
た。形状保持性;水又は温水に浸漬した後、取り出し
た成形体表面の溶解による形状変化を肉眼で判定した。
形状変化有り×、形状変化無し○。以下、同じ。
の硬度、形状保持性は、次のように評価した。膨潤
率;〔(浸漬後の長さ−浸漬前の長さ)/浸漬前の長
さ〕×100=膨潤率(%)より求めた。膨潤前及び
膨潤後の硬度;JIS K 6301に従って測定し
た。形状保持性;水又は温水に浸漬した後、取り出し
た成形体表面の溶解による形状変化を肉眼で判定した。
形状変化有り×、形状変化無し○。以下、同じ。
【0036】同様に、実施例2〜4及び比較例3〜4で
得られたウレタン組成物を離型紙上に塗布し、長さ50
mm、巾20mm、厚さ3mmの成形体を作成し、室温
(20℃で湿度65%(RH))で7日養生した後、さ
らに80℃の温水に7日間浸漬した。結果を表2に示
す。
得られたウレタン組成物を離型紙上に塗布し、長さ50
mm、巾20mm、厚さ3mmの成形体を作成し、室温
(20℃で湿度65%(RH))で7日養生した後、さ
らに80℃の温水に7日間浸漬した。結果を表2に示
す。
【0037】
【表2】
【0038】
【発明の効果】本発明の親水性一液型ポリウレタン組成
物は、大気中で施工した場合硬化速度が速く、また水膨
潤性が高いにも拘らず水膨潤後の硬度低下も少なく、水
膨潤後の形状保持性も良好で、さらに高温溶解性も低く
加水分解しない等、優れた特性を有するため、防水材、
壁材、床舗装材及び水膨潤性シ−リング材として最適で
ある。
物は、大気中で施工した場合硬化速度が速く、また水膨
潤性が高いにも拘らず水膨潤後の硬度低下も少なく、水
膨潤後の形状保持性も良好で、さらに高温溶解性も低く
加水分解しない等、優れた特性を有するため、防水材、
壁材、床舗装材及び水膨潤性シ−リング材として最適で
ある。
Claims (4)
- 【請求項1】 (イ)オキシアルキレン鎖中にオキシエ
チレン鎖を10重量%以上含有するポリエ−テルポリオ
ールと有機ポリイソシアネート化合物を反応させて得た
末端イソシアネ−ト基含量1〜20重量%の親水性ウレ
タンプレポリマーに、(ロ)イソシアネート基とは実質
的に反応せず水分により第1級又は第2級アミノ基を生
成するブロックアミン化合物を配合することを特徴とす
る親水性一液型ポリウレタン組成物。 - 【請求項2】 ポリエ−テルポリオールのオキシアルキ
レン鎖中のオキシエチレン鎖含有量が10〜50重量%
である請求項1記載の親水性一液型ポリウレタン組成物
からなる防水材、壁材又は床舗装材。 - 【請求項3】 ポリエ−テルポリオールのオキシアルキ
レン鎖中のオキシエチレン鎖含有量が40重量%以上で
ある請求項1記載の親水性一液型ポリウレタン組成物か
らなる水膨潤性シ−リング材。 - 【請求項4】 ポリエ−テルポリオールのオキシアルキ
レン鎖中のオキシエチレン鎖含有量が40重量%以上で
ある請求項1記載の親水性一液型ポリウレタン組成物を
成形加工してなる水膨潤性シ−リング材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5192950A JPH0725967A (ja) | 1993-07-06 | 1993-07-06 | 親水性一液型ポリウレタン組成物、防水材、壁材、床舗装材及び水膨潤性シ−リング材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5192950A JPH0725967A (ja) | 1993-07-06 | 1993-07-06 | 親水性一液型ポリウレタン組成物、防水材、壁材、床舗装材及び水膨潤性シ−リング材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0725967A true JPH0725967A (ja) | 1995-01-27 |
Family
ID=16299719
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5192950A Pending JPH0725967A (ja) | 1993-07-06 | 1993-07-06 | 親水性一液型ポリウレタン組成物、防水材、壁材、床舗装材及び水膨潤性シ−リング材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0725967A (ja) |
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0748430A (ja) * | 1993-08-04 | 1995-02-21 | Mitsui Toatsu Chem Inc | 注入補修工法 |
JPH08231679A (ja) * | 1995-02-27 | 1996-09-10 | Arakawa Chem Ind Co Ltd | ポリウレタンの製法 |
JPH09152717A (ja) * | 1995-11-30 | 1997-06-10 | Dainippon Screen Mfg Co Ltd | ノズル待機装置 |
JPH09165569A (ja) * | 1995-12-14 | 1997-06-24 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 2液型ポリウレタンシーリング剤組成物 |
JPH09235352A (ja) * | 1995-12-27 | 1997-09-09 | Mitsui Toatsu Chem Inc | 樹脂用硬化剤 |
JPH10139849A (ja) * | 1996-11-11 | 1998-05-26 | Toyo Polymer Kk | 潜在性硬化剤 |
JPH11140041A (ja) * | 1997-11-07 | 1999-05-25 | Mitsui Chem Inc | ポリイソシアネート及びその製造法 |
JPH11193267A (ja) * | 1997-11-07 | 1999-07-21 | Mitsui Chem Inc | ポリイソシアネート及びその製造方法 |
JPH11269244A (ja) * | 1998-03-23 | 1999-10-05 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | ウレタンプレポリマー組成物および1液型ウレタンシーラント |
JP2000297136A (ja) * | 1999-02-09 | 2000-10-24 | Mitsui Chemicals Inc | 一液湿気硬化性ポリウレタン組成物およびその製造方法 |
JP2002302666A (ja) * | 2001-04-05 | 2002-10-18 | Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd | 瞬結性止水材及び止水工法 |
JP2004277707A (ja) * | 2003-02-25 | 2004-10-07 | Sanyo Chem Ind Ltd | 水膨張性止水材 |
JP2005281604A (ja) * | 2004-03-30 | 2005-10-13 | Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd | ウレタン樹脂組成物 |
JP2018145355A (ja) * | 2017-03-08 | 2018-09-20 | セメダイン株式会社 | シーリング材組成物 |
-
1993
- 1993-07-06 JP JP5192950A patent/JPH0725967A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2000297136A (ja) * | 1999-02-09 | 2000-10-24 | Mitsui Chemicals Inc | 一液湿気硬化性ポリウレタン組成物およびその製造方法 |
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JP2018145355A (ja) * | 2017-03-08 | 2018-09-20 | セメダイン株式会社 | シーリング材組成物 |
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