JPH0725938B2 - 変性澱粉を含有する、ポリマーをベースとするブレンド組成物 - Google Patents
変性澱粉を含有する、ポリマーをベースとするブレンド組成物Info
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- JPH0725938B2 JPH0725938B2 JP2170329A JP17032990A JPH0725938B2 JP H0725938 B2 JPH0725938 B2 JP H0725938B2 JP 2170329 A JP2170329 A JP 2170329A JP 17032990 A JP17032990 A JP 17032990A JP H0725938 B2 JPH0725938 B2 JP H0725938B2
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L3/00—Compositions of starch, amylose or amylopectin or of their derivatives or degradation products
- C08L3/02—Starch; Degradation products thereof, e.g. dextrin
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L39/00—Compositions of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a single or double bond to nitrogen or by a heterocyclic ring containing nitrogen; Compositions of derivatives of such polymers
- C08L39/04—Homopolymers or copolymers of monomers containing heterocyclic rings having nitrogen as ring member
- C08L39/06—Homopolymers or copolymers of N-vinyl-pyrrolidones
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- Polymers & Plastics (AREA)
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Medicinal Preparation (AREA)
- Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 本発明は、熱及び圧力によって、寸法安定性と改善され
た物理特性を有する製品に成形可能なポリマー組成物及
び、これらの組成物を製造するために有用なプレミック
スに関する。これらの組成物及びプレミックスは、本明
細書で説明するように、構造変性(変性)された澱粉及
び他のポリマーからなる。
た物理特性を有する製品に成形可能なポリマー組成物及
び、これらの組成物を製造するために有用なプレミック
スに関する。これらの組成物及びプレミックスは、本明
細書で説明するように、構造変性(変性)された澱粉及
び他のポリマーからなる。
植物性製品において見られ、一定量の水を含有する天然
の澱粉が、加温下、密閉空間中で、したがって加圧下で
加熱されると、溶融体を形成しうることは知られてい
る。この方法は、射出成形機又は押出し機において好都
合に実施することができる。澱粉は、ホッパーを介して
回転中の往復スクリュー上に供給される。原料物質はス
クリュー沿いに先端に向って移動する。この工程の間、
バレルの外面上の外部加熱器とスクリューの剪断作用に
よって原料物質の温度が上昇する。供給部から出発して
圧縮部へと流れるにつれ、粒状の原料は徐々に溶融され
る。そして、溶融体の均質化が起こる計量部を通過しな
がらスクリューの端部へと搬送される。先端部の溶融物
質を射出成形、押出し又は、熱可塑性溶融体を処理する
他の公知技術によってさらに処理して成形品を得ること
ができる。
の澱粉が、加温下、密閉空間中で、したがって加圧下で
加熱されると、溶融体を形成しうることは知られてい
る。この方法は、射出成形機又は押出し機において好都
合に実施することができる。澱粉は、ホッパーを介して
回転中の往復スクリュー上に供給される。原料物質はス
クリュー沿いに先端に向って移動する。この工程の間、
バレルの外面上の外部加熱器とスクリューの剪断作用に
よって原料物質の温度が上昇する。供給部から出発して
圧縮部へと流れるにつれ、粒状の原料は徐々に溶融され
る。そして、溶融体の均質化が起こる計量部を通過しな
がらスクリューの端部へと搬送される。先端部の溶融物
質を射出成形、押出し又は、熱可塑性溶融体を処理する
他の公知技術によってさらに処理して成形品を得ること
ができる。
ここに引用する欧州特許公開第118240号(特開昭59−19
6335号)に記載されているこの処理法は、実質的に変性
された澱粉を与える。上記の特許文献に記載されている
ように、こうなる理由は、澱粉が、吸熱転移を受けるよ
うに、その成分のガラス転移温度及び融解温度より高く
加熱されるからである。したがって、顆粒状澱粉の分子
構造の融解・無秩序化が生じ、その結果、実質的に変性
された澱粉が得られる。「変性(構造変性)澱粉」とい
う表現は、そのような熱可塑性溶融体の生成によって得
られる澱粉を定義する。さらに、変性澱粉、その製造方
法及びその使用をより詳細に記載する欧州特許公開第29
8,920号(特開平1−29404号)、同公開第304,401号
(特開平1−97615号)及び同公開第326,517号(特開平
1−217002号)をも引用する。これらの出願もまたここ
に引用例として含める。
6335号)に記載されているこの処理法は、実質的に変性
された澱粉を与える。上記の特許文献に記載されている
ように、こうなる理由は、澱粉が、吸熱転移を受けるよ
うに、その成分のガラス転移温度及び融解温度より高く
加熱されるからである。したがって、顆粒状澱粉の分子
構造の融解・無秩序化が生じ、その結果、実質的に変性
された澱粉が得られる。「変性(構造変性)澱粉」とい
う表現は、そのような熱可塑性溶融体の生成によって得
られる澱粉を定義する。さらに、変性澱粉、その製造方
法及びその使用をより詳細に記載する欧州特許公開第29
8,920号(特開平1−29404号)、同公開第304,401号
(特開平1−97615号)及び同公開第326,517号(特開平
1−217002号)をも引用する。これらの出願もまたここ
に引用例として含める。
本発明で使用される変性澱粉は、上述の特開平1−2170
02号に記載されているように、示差走査熱分析(DSC)
によって表される一定の吸熱転移分析が、酸化的熱分解
直前の一定の比較的鋭いピークが消失したということを
示すほどに、充分に高い温度で充分に長い時間加熱され
たものであることが好ましい。
02号に記載されているように、示差走査熱分析(DSC)
によって表される一定の吸熱転移分析が、酸化的熱分解
直前の一定の比較的鋭いピークが消失したということを
示すほどに、充分に高い温度で充分に長い時間加熱され
たものであることが好ましい。
変性澱粉は、多数の用途に有用な材料である。重要な特
性はその生分解性である。しかし湿り空気中では、変性
澱粉は空気中の水分を吸収してその水分含量を増加す
る。その結果、変性澱粉から製造される成形品は、その
ような条件下では、その寸法安定性を失うおそれがあ
る。一方、低湿度下で、そのような成形品は乾燥し、脆
くなることがある。
性はその生分解性である。しかし湿り空気中では、変性
澱粉は空気中の水分を吸収してその水分含量を増加す
る。その結果、変性澱粉から製造される成形品は、その
ような条件下では、その寸法安定性を失うおそれがあ
る。一方、低湿度下で、そのような成形品は乾燥し、脆
くなることがある。
熱可塑性澱粉は、特有の一連の性質を有し、これらの性
質は非常に有用ではあるが、より軟質かつ弾性の、ある
いは、より硬質かつ靭性のポリマーが望まれる場合、そ
の有用性が制限されることがある。
質は非常に有用ではあるが、より軟質かつ弾性の、ある
いは、より硬質かつ靭性のポリマーが望まれる場合、そ
の有用性が制限されることがある。
上述のような熱可塑性澱粉は、押出しして多数の有用な
形状に成形することができる。しかし、加工時のパラメ
ーター、例えば含水量、温度及び圧力は決定的であり、
再現可能な品質の製品を得るためには、これらを狭い範
囲に制限しなければならない。このことは、多数の用途
についてもう一つの欠点である。
形状に成形することができる。しかし、加工時のパラメ
ーター、例えば含水量、温度及び圧力は決定的であり、
再現可能な品質の製品を得るためには、これらを狭い範
囲に制限しなければならない。このことは、多数の用途
についてもう一つの欠点である。
これらの潜在的制限を克服するには、広い湿度範囲にわ
たって寸法安定性を増大させ;靭性(破断エネルギーと
して測定)を増大させ;弾性(伸びとして測定)を増大
させ;ポリマー剛性(ヤング率として測定)を低下さ
せ;硬度を増大させることが有用である。
たって寸法安定性を増大させ;靭性(破断エネルギーと
して測定)を増大させ;弾性(伸びとして測定)を増大
させ;ポリマー剛性(ヤング率として測定)を低下さ
せ;硬度を増大させることが有用である。
加工許容範囲を拡大することにより、形状及び組成の多
様性が増大され、狭い範囲での制御の必要性が軽減され
る。したがって、溶融強度の制御を改善すること、例え
ば押出し、射出成形、インフレート法又は繊維成形につ
いての加工許容範囲を拡大し、他の基板への表面粘着力
及び接着力を制御することも同様に有用であろう。
様性が増大され、狭い範囲での制御の必要性が軽減され
る。したがって、溶融強度の制御を改善すること、例え
ば押出し、射出成形、インフレート法又は繊維成形につ
いての加工許容範囲を拡大し、他の基板への表面粘着力
及び接着力を制御することも同様に有用であろう。
従来の熱可塑性材料は、通常、水及び揮発性物質を用い
ずに加工される。疎水性で実質的に水不溶性のポリマー
である。それとは逆に、澱粉は水の存在下で溶融体を形
成するが、高温、すなわち240℃付近で分解する。した
がって、そのような澱粉溶融体は、澱粉が上述のように
水の存在下で溶融体を形成することだけでなく、その化
学構造及び親水性の理由からも、熱可塑性成分として、
疎水性で実質的に水不溶性のポリマー物質とともには使
用することはできないと予測されていた。
ずに加工される。疎水性で実質的に水不溶性のポリマー
である。それとは逆に、澱粉は水の存在下で溶融体を形
成するが、高温、すなわち240℃付近で分解する。した
がって、そのような澱粉溶融体は、澱粉が上述のように
水の存在下で溶融体を形成することだけでなく、その化
学構造及び親水性の理由からも、熱可塑性成分として、
疎水性で実質的に水不溶性のポリマー物質とともには使
用することはできないと予測されていた。
澱粉は、上記のように密閉容器中にて適切な湿度及び温
度条件で加熱されて変性澱粉の溶融体を形成するとき、
その加工に際し、疎水性で実質的に水不溶性の熱可塑性
ポリマーによって形成される溶融体と実質的に相溶性と
なり、これらの二種の溶融物質は、特にその溶融体が凝
固した後、それらの性質の面白い組合せを示すことが見
いだされた。
度条件で加熱されて変性澱粉の溶融体を形成するとき、
その加工に際し、疎水性で実質的に水不溶性の熱可塑性
ポリマーによって形成される溶融体と実質的に相溶性と
なり、これらの二種の溶融物質は、特にその溶融体が凝
固した後、それらの性質の面白い組合せを示すことが見
いだされた。
一つの非常に重要な特徴は、そのような疎水性かつ熱可
塑性の物質とブレンドされたそのような変性澱粉が有す
る驚くほど改善された寸法安定性である。そのようなポ
リマー組成物は、ここに引用する係属中の欧州特許公開
第327,505号(特開平2−14228号)に記載されている。
そのような組成物から製造される製品は、変性澱粉のみ
から製造された製品を上回る寸法安定性を有するが、上
記出願に記載の組成物の物理特性は、いくつかの最終用
途について望まれるほど良好ではない。特に、変性澱粉
組成物から製造された製品は、望まれる機能を果たすの
に充分な強度及び寸法安定性を保持するとともに、廃棄
された後もなお生分解性であるということが重要であ
る。
塑性の物質とブレンドされたそのような変性澱粉が有す
る驚くほど改善された寸法安定性である。そのようなポ
リマー組成物は、ここに引用する係属中の欧州特許公開
第327,505号(特開平2−14228号)に記載されている。
そのような組成物から製造される製品は、変性澱粉のみ
から製造された製品を上回る寸法安定性を有するが、上
記出願に記載の組成物の物理特性は、いくつかの最終用
途について望まれるほど良好ではない。特に、変性澱粉
組成物から製造された製品は、望まれる機能を果たすの
に充分な強度及び寸法安定性を保持するとともに、廃棄
された後もなお生分解性であるということが重要であ
る。
本明細書に記載のような具体的な疎水性かつ熱可塑性物
質とブレンドされたそのような変性澱粉から製造された
製品は、上述の制限を克服することに関して、それらの
物理特性のすべて又は一部ならびにそれらの溶融体の挙
動における驚くべき改善を示すということが見いだされ
た。そのうえ、ここに記載のブレンドの多くは、ブレン
ドなしの変性澱粉と比較すると、湿り空気中での大幅に
改善された寸法安定性を示すとともに、水との接触時の
驚くほど高い分解性を保持し、その結果、これが高い生
分解性に通じるということが思いがけなく見いだされ
た。
質とブレンドされたそのような変性澱粉から製造された
製品は、上述の制限を克服することに関して、それらの
物理特性のすべて又は一部ならびにそれらの溶融体の挙
動における驚くべき改善を示すということが見いだされ
た。そのうえ、ここに記載のブレンドの多くは、ブレン
ドなしの変性澱粉と比較すると、湿り空気中での大幅に
改善された寸法安定性を示すとともに、水との接触時の
驚くほど高い分解性を保持し、その結果、これが高い生
分解性に通じるということが思いがけなく見いだされ
た。
そのような特性を得るため、 a)変性澱粉 b)ビニルピロリドンと、ビニルエステル、スチレン又
はジメチルアミノエチルメタクリレートであるモノマー
よりなる少なくとも1種のコポリマーであって、このコ
ポリマーはヒドロキシル基を含まず、かつこのコポリマ
ーのビニルピロリドンのモル含有率が5〜95%であるも
の;及び c)本質的に水不溶性の熱可塑性ポリマーであって、 (i)ポリオレフィン、ポリビニルエステル、ポリスチ
レン、ポリアクリロニトリル、ポリアクリレート、ポリ
メタクリレート、ポリアセタール、熱可塑性重縮合物、
ポリアリールエーテル、熱可塑性ポリイミド、 (ii)アルキレン/ビニルエステル・コポリマー、アル
キレン/ビニルアルコール・コポリマー、アルキレン/
アクリル酸又はメタクリル酸・コポリマー、アルキレン
/アクリレート又はメタクリレート・コポリマー、ビニ
ルアルコール/ビニルエステル・コポリマー、ABS−コ
ポリマー、スチレン/アクリロニトリル・コポリマー、
アルキレン/マレイン酸無水物・コポリマー、部分的に
加水分解されたポリアクリレート又はポリメタクリレー
ト、部分的に加水分解されたアクリレートとメタクリレ
ートのコポリマー、アクリル酸/アクリロニトリル・コ
ポリマー、アクリルアミド/アクリロニトリル・コポリ
マー、アミドエーテル又はアミドエステルのブロックコ
ポリマー、ウレタンエステル又はウレタンエーテルのブ
ロックコポリマー、及びこれらの混合物から選ばれる熱
可塑性ポリマー; の3成分を含む組成物である。
はジメチルアミノエチルメタクリレートであるモノマー
よりなる少なくとも1種のコポリマーであって、このコ
ポリマーはヒドロキシル基を含まず、かつこのコポリマ
ーのビニルピロリドンのモル含有率が5〜95%であるも
の;及び c)本質的に水不溶性の熱可塑性ポリマーであって、 (i)ポリオレフィン、ポリビニルエステル、ポリスチ
レン、ポリアクリロニトリル、ポリアクリレート、ポリ
メタクリレート、ポリアセタール、熱可塑性重縮合物、
ポリアリールエーテル、熱可塑性ポリイミド、 (ii)アルキレン/ビニルエステル・コポリマー、アル
キレン/ビニルアルコール・コポリマー、アルキレン/
アクリル酸又はメタクリル酸・コポリマー、アルキレン
/アクリレート又はメタクリレート・コポリマー、ビニ
ルアルコール/ビニルエステル・コポリマー、ABS−コ
ポリマー、スチレン/アクリロニトリル・コポリマー、
アルキレン/マレイン酸無水物・コポリマー、部分的に
加水分解されたポリアクリレート又はポリメタクリレー
ト、部分的に加水分解されたアクリレートとメタクリレ
ートのコポリマー、アクリル酸/アクリロニトリル・コ
ポリマー、アクリルアミド/アクリロニトリル・コポリ
マー、アミドエーテル又はアミドエステルのブロックコ
ポリマー、ウレタンエステル又はウレタンエーテルのブ
ロックコポリマー、及びこれらの混合物から選ばれる熱
可塑性ポリマー; の3成分を含む組成物である。
本発明は、上記のポリマー組成物を含むが、その形態は
それらの各成分の粉末状混合物の形態、溶融体の形態又
は凝固物の形態であってもよい。
それらの各成分の粉末状混合物の形態、溶融体の形態又
は凝固物の形態であってもよい。
成分b)は、ここに記載のように、澱粉と実質的に相溶
性であり、かつ、澱粉及び成分b)の組合せに対しての
成分c)の相溶性を促進するように選択される。
性であり、かつ、澱粉及び成分b)の組合せに対しての
成分c)の相溶性を促進するように選択される。
本発明は、該ポリマー組成物を溶融又は固形の形態で製
造する方法、該ポリマー組成物から成形品を製造する方
法及び該組成物から製造される成形品に関する。
造する方法、該ポリマー組成物から成形品を製造する方
法及び該組成物から製造される成形品に関する。
本発明のポリマー組成物は、変性澱粉、成分b)ならび
に成分c)及び何らかの添加剤を混合させることによっ
て製造される。この混合物を密閉空間中にて高温に加熱
して均質な溶融体を得て、その溶融体から成形品を形成
することができる。
に成分c)及び何らかの添加剤を混合させることによっ
て製造される。この混合物を密閉空間中にて高温に加熱
して均質な溶融体を得て、その溶融体から成形品を形成
することができる。
本発明のポリマー組成物を製造する代替方法は、変性さ
れるべき状態にある澱粉を、密閉空間中で、澱粉を変性
させて溶融体を形成させるに充分な時間をかけて加温、
加圧下に加熱し;成分b)ならびに他のポリマーc)、
場合により添加剤を、そのような澱粉変性の前、途中あ
るいは後で添加し;均質な溶融体が得られるまでこの混
合物の加熱を継続することからなる。成分b)ならびに
成分c)及び他の添加剤を澱粉と合せ、この合せたもの
を溶融体にすることが好ましい。澱粉は、この混合の間
に、完全に又は部分的に変性されるか、あるいは、溶融
体形成の間に変性が起きる。
れるべき状態にある澱粉を、密閉空間中で、澱粉を変性
させて溶融体を形成させるに充分な時間をかけて加温、
加圧下に加熱し;成分b)ならびに他のポリマーc)、
場合により添加剤を、そのような澱粉変性の前、途中あ
るいは後で添加し;均質な溶融体が得られるまでこの混
合物の加熱を継続することからなる。成分b)ならびに
成分c)及び他の添加剤を澱粉と合せ、この合せたもの
を溶融体にすることが好ましい。澱粉は、この混合の間
に、完全に又は部分的に変性されるか、あるいは、溶融
体形成の間に変性が起きる。
本発明はさらに、制御された含水量、温度及び圧力の条
件下、該ポリマー組成物を加工して熱可塑性溶融体とす
る方法であって、いかなる公知の方法、例えば射出成
形、吹込(ブロー)成形、押出し成形、同時押出し成
形、圧縮成形、真空成形、熱成形又は発泡である加工方
法に関する。本明細書ではこれらの方法すべてをまとめ
て「成形」と言う。
件下、該ポリマー組成物を加工して熱可塑性溶融体とす
る方法であって、いかなる公知の方法、例えば射出成
形、吹込(ブロー)成形、押出し成形、同時押出し成
形、圧縮成形、真空成形、熱成形又は発泡である加工方
法に関する。本明細書ではこれらの方法すべてをまとめ
て「成形」と言う。
ここで使用される用語「澱粉」は、実質的に化学的改質
を受けていない澱粉、例えばアミロース及び/又はアミ
ロペクチンを主成分とする、天然植物起源の炭水化物を
含む。これらは種々の植物、例えばじゃがいも、米、タ
ピオカ、とうもろこし、えんどう豆ならびに穀物類、例
えばライ麦、オート麦及び小麦から抽出することができ
る。これらの源から得られる澱粉の混合物も考慮され
る。さらに、物理的に改質された澱粉、酸価(pH)が変
更されている、例えば酸価を約3〜約6にまで下げるた
めに酸が添加されている澱粉をも含む。さらに含まれる
ものは、燐酸塩基と結合している、Ca+2イオンもしくは
Mg+2イオンなどの二価イオンが部分的又は完全に除去さ
れている澱粉、あるいは、澱粉中に存在するイオンが同
一の又は異なる一価もしくは多価のイオンによって部分
的又は完全に置換されている澱粉、例えばじゃがいもの
澱粉である。さらに、上記で引用の特開平1−217002号
に記載のように、予備押出しされた澱粉をも含む。
を受けていない澱粉、例えばアミロース及び/又はアミ
ロペクチンを主成分とする、天然植物起源の炭水化物を
含む。これらは種々の植物、例えばじゃがいも、米、タ
ピオカ、とうもろこし、えんどう豆ならびに穀物類、例
えばライ麦、オート麦及び小麦から抽出することができ
る。これらの源から得られる澱粉の混合物も考慮され
る。さらに、物理的に改質された澱粉、酸価(pH)が変
更されている、例えば酸価を約3〜約6にまで下げるた
めに酸が添加されている澱粉をも含む。さらに含まれる
ものは、燐酸塩基と結合している、Ca+2イオンもしくは
Mg+2イオンなどの二価イオンが部分的又は完全に除去さ
れている澱粉、あるいは、澱粉中に存在するイオンが同
一の又は異なる一価もしくは多価のイオンによって部分
的又は完全に置換されている澱粉、例えばじゃがいもの
澱粉である。さらに、上記で引用の特開平1−217002号
に記載のように、予備押出しされた澱粉をも含む。
上述のように、例えば組成物の重量を基準として約5〜
約40重量%の範囲の含水量を有する澱粉は、密閉空間中
で高温に加熱すると、酸化的熱分解に特有な吸熱変化の
直前に、一定の狭い吸熱転移を受けるということが見い
だされた。この一定の吸熱転移は、示差走査熱分析(DS
C)によって測定することができ、酸化的熱分解に特有
な吸熱の直前の一定の比較的鋭いピークによってDSC図
上で表される。このピークは、上述の一定の吸熱転移が
完了するとただちに消失する。用語「澱粉」はまた、該
一定の吸熱転移をすでに経ている、処理済みの澱粉をも
含む。そのような澱粉は、特開平1−217002号に記載さ
れている。
約40重量%の範囲の含水量を有する澱粉は、密閉空間中
で高温に加熱すると、酸化的熱分解に特有な吸熱変化の
直前に、一定の狭い吸熱転移を受けるということが見い
だされた。この一定の吸熱転移は、示差走査熱分析(DS
C)によって測定することができ、酸化的熱分解に特有
な吸熱の直前の一定の比較的鋭いピークによってDSC図
上で表される。このピークは、上述の一定の吸熱転移が
完了するとただちに消失する。用語「澱粉」はまた、該
一定の吸熱転移をすでに経ている、処理済みの澱粉をも
含む。そのような澱粉は、特開平1−217002号に記載さ
れている。
現在では、澱粉の分解は、ここで開示した範囲の水の存
在を必要とするが、本発明の組成物は、他の方法によっ
て、例えば水を使用することなく製造された変性澱粉の
使用をも考慮している。
在を必要とするが、本発明の組成物は、他の方法によっ
て、例えば水を使用することなく製造された変性澱粉の
使用をも考慮している。
そのような澱粉/水組成物の含水量は、澱粉/水成分を
基準として約5〜約40重量%、とりわけ約5〜約30重量
%であることが好ましい。しかし、最終的に大気に暴露
される際の平衡状態に近い含水量を有するこの材料を加
工するためには、澱粉/水成分を基準としての計算で10
〜約22重量%、好ましくは14〜約18重量%の含水量を加
工において使用すべきであり、これが好ましい。
基準として約5〜約40重量%、とりわけ約5〜約30重量
%であることが好ましい。しかし、最終的に大気に暴露
される際の平衡状態に近い含水量を有するこの材料を加
工するためには、澱粉/水成分を基準としての計算で10
〜約22重量%、好ましくは14〜約18重量%の含水量を加
工において使用すべきであり、これが好ましい。
成分b)の化合物は、ビニルピロリドンのコポリマー群
より選ばれる。
より選ばれる。
ビニルピロリドンのコポリマーは公知であり、「Encycl
opaedia of Polymer Science and Technology」第14巻2
42〜243頁(Interscience Publication社、1971年)に
記載されている。
opaedia of Polymer Science and Technology」第14巻2
42〜243頁(Interscience Publication社、1971年)に
記載されている。
好ましいものは、ビニルピロリドンと、ビニルエステ
ル、ビニルアルコール、アクリルアルコール、エチレ
ン、プロピレン、ブチレン、イソプレン、ブタジエン、
スチレン、ビニルエーテル及びジメチルアミノエチルメ
タクリレートからなる群より選ばれる一種又はそれ以上
のモノマーとのコポリマーである。
ル、ビニルアルコール、アクリルアルコール、エチレ
ン、プロピレン、ブチレン、イソプレン、ブタジエン、
スチレン、ビニルエーテル及びジメチルアミノエチルメ
タクリレートからなる群より選ばれる一種又はそれ以上
のモノマーとのコポリマーである。
特に好ましいものは、ビニルピロリドンと、ビニルエス
テル、ビニルアルコール、スチレン及びジメチルアミノ
エチルメタクリレートからなる群より選ばれるモノマー
とのコポリマーである。
テル、ビニルアルコール、スチレン及びジメチルアミノ
エチルメタクリレートからなる群より選ばれるモノマー
とのコポリマーである。
これらのコポリマーは、ビニルピロリドン5モル%〜95
モル%及び他のモノマー95モル%〜5モル%を含有す
る。ビニルピロリドンの含有量は10モル%〜30モル%で
あることが好ましい。N−ビニルピロリドンのコポリマ
ーが好ましい。
モル%及び他のモノマー95モル%〜5モル%を含有す
る。ビニルピロリドンの含有量は10モル%〜30モル%で
あることが好ましい。N−ビニルピロリドンのコポリマ
ーが好ましい。
さらに好ましいものは、N−ビニルピロリドン/ビニル
エステル・コポリマーであり、とりわけN−ビニルピロ
リドン/酢酸ビニル・コポリマーが好ましい。
エステル・コポリマーであり、とりわけN−ビニルピロ
リドン/酢酸ビニル・コポリマーが好ましい。
ビニルピロリドン単位:他のモノマー単位の好ましいモ
ル比は、90:10、70:30、30:70又は10:90の範囲である。
ル比は、90:10、70:30、30:70又は10:90の範囲である。
N−ビニルピロリドン単位は、式: を有し、ビニルエステル単位は、式: (Rは、好ましくは−CH3、−C2H5又は−C3H7、もっと
も好ましくは−CH3である) に相当する。
も好ましくは−CH3である) に相当する。
上述したように、成分a)及びb)からなるポリマー組
成物は、一種又はそれ以上の実質的に水不溶性の疎水性
ポリマー(成分c))及びさらなる添加剤を任意に含有
する。
成物は、一種又はそれ以上の実質的に水不溶性の疎水性
ポリマー(成分c))及びさらなる添加剤を任意に含有
する。
成分c)は、実質的に水不溶性のポリマー又はそのよう
な実質的に水不溶性のポリマーの混合物である。成分
c)は、本発明の組成物から製造される製品の物理特性
を改善する効果を示すだけの量(ここでは、この量を成
分c)の「有効量」と言う場合がある)で存在すること
が好ましい。
な実質的に水不溶性のポリマーの混合物である。成分
c)は、本発明の組成物から製造される製品の物理特性
を改善する効果を示すだけの量(ここでは、この量を成
分c)の「有効量」と言う場合がある)で存在すること
が好ましい。
ここで使用される「実質的に水不溶性の熱可塑性ポリマ
ー」は、室温でポリマー100グラムあたり10%未満、好
ましくは5%未満、より好ましくは2%未満の率で水を
吸収するポリマーである。
ー」は、室温でポリマー100グラムあたり10%未満、好
ましくは5%未満、より好ましくは2%未満の率で水を
吸収するポリマーである。
実質的に水不溶性の熱可塑性物質の例には、ポリオレフ
ィン、例えばポリエチレン(PE)、ポリイソブチレン、
ポリプロピレン;ビニルポリマー、例えばポリ(酢酸ビ
ニル);ポリスチレン;ポリアクリロニトリル(PA
N);実質的に水不溶性のポリアクリレート又はポリメ
タクリレート;ポリアセタール;熱可塑性重縮合物、例
えばポリアミド(PA)、ポリエステル、ポリウレタン、
ポリカーボネート、ポリ(アルキレンテレフタレー
ト);ポリアリールエーテル及びポリイミド;がある。
ィン、例えばポリエチレン(PE)、ポリイソブチレン、
ポリプロピレン;ビニルポリマー、例えばポリ(酢酸ビ
ニル);ポリスチレン;ポリアクリロニトリル(PA
N);実質的に水不溶性のポリアクリレート又はポリメ
タクリレート;ポリアセタール;熱可塑性重縮合物、例
えばポリアミド(PA)、ポリエステル、ポリウレタン、
ポリカーボネート、ポリ(アルキレンテレフタレー
ト);ポリアリールエーテル及びポリイミド;がある。
さらに含まれるものは、公知の実質的に水不溶性の熱可
塑性コポリマー、例えばアルキレン/ビニルエステル・
コポリマー、好ましくはエチレン/酢酸ビニル・コポリ
マー(EVA);エチレン/ビニルアルコール・コポリマ
ー(EVAL);アルキレン/アクリレートもしくはメタク
リレート・コポリマー、好ましくはエチレン/アクリル
酸・コポリマー(EAA);エチレン/エチルアクリレー
ト・コポリマー(EEA);エチレン/メチルアクリレー
ト・コポリマー(EMA);ABSコポリマー;スチレン/ア
クリロニトリル・コポリマー(SAN);アクリル酸エス
テル/アクリロニトリル・コポリマー;アクリルアミド
/アクリロニトリル・コポリマー;アミドエーテル、ア
ミドエステルのブロックコポリマー;ウレタンエーテ
ル、ウレタンエステルのブロックコポリマー及びそれら
の混合物がある。
塑性コポリマー、例えばアルキレン/ビニルエステル・
コポリマー、好ましくはエチレン/酢酸ビニル・コポリ
マー(EVA);エチレン/ビニルアルコール・コポリマ
ー(EVAL);アルキレン/アクリレートもしくはメタク
リレート・コポリマー、好ましくはエチレン/アクリル
酸・コポリマー(EAA);エチレン/エチルアクリレー
ト・コポリマー(EEA);エチレン/メチルアクリレー
ト・コポリマー(EMA);ABSコポリマー;スチレン/ア
クリロニトリル・コポリマー(SAN);アクリル酸エス
テル/アクリロニトリル・コポリマー;アクリルアミド
/アクリロニトリル・コポリマー;アミドエーテル、ア
ミドエステルのブロックコポリマー;ウレタンエーテ
ル、ウレタンエステルのブロックコポリマー及びそれら
の混合物がある。
これらの中で好ましいものは、約95℃〜約260℃、好ま
しくは約95〜約220℃、より好ましくは約95℃〜約190℃
の範囲にセットされた加工温度で溶融体を形成するもの
である。
しくは約95〜約220℃、より好ましくは約95℃〜約190℃
の範囲にセットされた加工温度で溶融体を形成するもの
である。
さらに、これらの中で好ましいものには、極性基、例え
ばエーテル基、アミド基又はウレタン基を含むポリマー
がある。そのようなポリマーには、エチレン、プロピレ
ン又はイソブチレンとビニル化合物とのコポリマー、例
えばエチレン/ビニルアルコール・コポリマー(EVA
L)、スチレン/アクリロニトリル・コポリマー(SA
N);アミドエーテル、アミドエステルのブロックコポ
リマー;ウレタンエーテル、ウレタンエステルのブロッ
クコポリマー及びそれらの混合物がある。
ばエーテル基、アミド基又はウレタン基を含むポリマー
がある。そのようなポリマーには、エチレン、プロピレ
ン又はイソブチレンとビニル化合物とのコポリマー、例
えばエチレン/ビニルアルコール・コポリマー(EVA
L)、スチレン/アクリロニトリル・コポリマー(SA
N);アミドエーテル、アミドエステルのブロックコポ
リマー;ウレタンエーテル、ウレタンエステルのブロッ
クコポリマー及びそれらの混合物がある。
このような実質的に水不溶性の熱可塑性ポリマーは、本
明細書に記載されるようないかなる所望の量で添加して
もよい。
明細書に記載されるようないかなる所望の量で添加して
もよい。
そのようなポリマーは、いかなる公知の形態で使用して
もよい。それらの分子量もまた、当技術においては公知
である。比較的低分子量のそのようなポリマー(オリゴ
マー)を使用することも可能である。具体的な分子量範
囲の選択は、最適化の問題であり、当業者には公知であ
る。
もよい。それらの分子量もまた、当技術においては公知
である。比較的低分子量のそのようなポリマー(オリゴ
マー)を使用することも可能である。具体的な分子量範
囲の選択は、最適化の問題であり、当業者には公知であ
る。
本発明に従う組成物においては、三種の成分a)、b)
及びc)は加えると計表示100%となり、以下提示され
る成分の数値(%表示)は、この計100%を表す。
及びc)は加えると計表示100%となり、以下提示され
る成分の数値(%表示)は、この計100%を表す。
変性澱粉:成分b)の比率は、約99:1〜1:99、好ましく
は約90:10〜約70:30の範囲であることができる。
は約90:10〜約70:30の範囲であることができる。
変性澱粉と成分a)及びb)の計との比率は、1:99〜9
9:1であることができる。しかしながら、変性澱粉が最
終物質の特性に顕著な影響を及ぼすことが好ましい。し
たがって、変性澱粉は、全組成物の少なくとも20重量
%、より好ましくは少なくとも50重量%、もっとも好ま
しくは60重量%〜90重量%の範囲で存在する。すなわ
ち、成分b)とc)との計は、全組成物の好ましくは約
80重量%以下、より好ましく50重量%以下、もっとも好
ましくは40重量%〜10重量%の量で存在する。
9:1であることができる。しかしながら、変性澱粉が最
終物質の特性に顕著な影響を及ぼすことが好ましい。し
たがって、変性澱粉は、全組成物の少なくとも20重量
%、より好ましくは少なくとも50重量%、もっとも好ま
しくは60重量%〜90重量%の範囲で存在する。すなわ
ち、成分b)とc)との計は、全組成物の好ましくは約
80重量%以下、より好ましく50重量%以下、もっとも好
ましくは40重量%〜10重量%の量で存在する。
成分b)は比較的極性の強い物質である。この物質は、
本組成物中で成分c)と合さって機能する場合、極性が
弱い成分c)とよりも、極性が強い成分c)とのほうが
より容易に混合することができる。したがって、より極
性の強い成分c)を用いると、より極性の弱い成分c)
を用いる場合よりも少量の成分b)しか必要とされない
であろう。熟練した当業者であれば、成分b)とc)と
の適切な比率を選択し、実質的に均質な溶融組成物を得
ることができるであろう。
本組成物中で成分c)と合さって機能する場合、極性が
弱い成分c)とよりも、極性が強い成分c)とのほうが
より容易に混合することができる。したがって、より極
性の強い成分c)を用いると、より極性の弱い成分c)
を用いる場合よりも少量の成分b)しか必要とされない
であろう。熟練した当業者であれば、成分b)とc)と
の適切な比率を選択し、実質的に均質な溶融組成物を得
ることができるであろう。
変性澱粉が水を含有するならば、この変性澱粉成分の割
合は、変性澱粉/水成分の量、すなわち水の重量を含ん
でいることになる。
合は、変性澱粉/水成分の量、すなわち水の重量を含ん
でいることになる。
澱粉を変性に先立ち以下に記する添加剤と混合し、連続
法に有用である易流動性の粉末を得て、成分b)及び
c)もしくは他の任意に添加される成分と混合する前に
変性及び粒状化してもよい。添加される他の成分は、粒
状化された変性澱粉と等しい粒径に粒状化されることが
好ましい。
法に有用である易流動性の粉末を得て、成分b)及び
c)もしくは他の任意に添加される成分と混合する前に
変性及び粒状化してもよい。添加される他の成分は、粒
状化された変性澱粉と等しい粒径に粒状化されることが
好ましい。
しかし、天然澱粉あるいは予備押出し及び/又は変性さ
れた、粒状もしくは粉末状澱粉を、粉末状もしくは粒状
の添加剤及び/又はポリマー物質とともに、いかなる所
望の混合形態又は順序で加工することも可能である。
れた、粒状もしくは粉末状澱粉を、粉末状もしくは粒状
の添加剤及び/又はポリマー物質とともに、いかなる所
望の混合形態又は順序で加工することも可能である。
したがって、成分a)、b)及びc)ならびに他の添加
剤は、標準的なミキサー中で混合させることが好まし
い。そして、この混合物を押出し機に通し、他の製品へ
の加工にも有用である成形品の一形態としての粒状物又
はペレットを製造することができる。しかし、粒状化を
避け、得られる溶融体を下流側の装置を用いることによ
り直接加工して、インフレートフィルムを含むフィル
ム、シート、形材、管、細管、発泡体又は他の成形品を
製造することが可能である。シートは熱成形に用いるこ
とができる。充填剤、潤滑剤及び/又は可塑剤は変性前
に澱粉に添加することが好ましい。一方、着色剤ならび
に成分b)、c)及び前述した以外の添加剤は、変性の
前、途中又は後で添加することができる。
剤は、標準的なミキサー中で混合させることが好まし
い。そして、この混合物を押出し機に通し、他の製品へ
の加工にも有用である成形品の一形態としての粒状物又
はペレットを製造することができる。しかし、粒状化を
避け、得られる溶融体を下流側の装置を用いることによ
り直接加工して、インフレートフィルムを含むフィル
ム、シート、形材、管、細管、発泡体又は他の成形品を
製造することが可能である。シートは熱成形に用いるこ
とができる。充填剤、潤滑剤及び/又は可塑剤は変性前
に澱粉に添加することが好ましい。一方、着色剤ならび
に成分b)、c)及び前述した以外の添加剤は、変性の
前、途中又は後で添加することができる。
実質的に変性された澱粉/水成分、すなわち粒状物は、
澱粉/水成分の約10〜約22重量%、より好ましくは約12
〜約19重量%、もっとも好ましくは約14〜約18重量%の
含水量を有することが好ましい。
澱粉/水成分の約10〜約22重量%、より好ましくは約12
〜約19重量%、もっとも好ましくは約14〜約18重量%の
含水量を有することが好ましい。
上述の含水量は、総組成物中の澱粉/水成分の重量に対
する水の割合を表し、添加された実質的に水不溶性の熱
可塑性ポリマーの重量をも含むであろう総組成物自体の
重量に対する水の割合を表すものではない。
する水の割合を表し、添加された実質的に水不溶性の熱
可塑性ポリマーの重量をも含むであろう総組成物自体の
重量に対する水の割合を表すものではない。
澱粉を変性させ、そして/あるいは、本発明に従う新規
なポリマー組成物の溶融体を形成させるためには、この
組成物を、押出し機のスクリュー・バレル中、変性及び
溶融体形成をもたらすに充分な時間をかけて適当に加熱
する。温度は、使用される澱粉の種により、好ましくは
105℃〜240℃、より好ましくは130℃〜190℃の範囲であ
る。この変性及び溶融体形成には、組成物を密閉空間中
で加熱する。密閉空間は、典型的な密閉容器又は、射出
成形装置又は押出し装置のスクリュー・バレルにおいて
生じるような非溶融質の原料物質の封止作用によって定
められる容器であってもよい。この意味では、射出成形
機又は押出し機のスクリュー・バレルは、密閉容器であ
ると理解されるべきである。密閉空間中で生じる圧力
は、使用される温度での水の蒸気圧に相当するが、当然
ながら、スクリュー・バレル中で通常に起こるように、
追加の圧力を加える、そして/あるいは、発生させても
よい。好ましい加圧及び/又は発生圧は、押出しにおい
て生じる圧力の範囲内であり、それ自体、例えば5〜15
0×105N/m2、好ましくは5〜75×105N/m2、とりわけ5
〜50×105N/m2であることが公知である。こうして得ら
れた組成物が変性澱粉のみからなるのならば、これを、
選択した混合及び加工の手法に従ってさらなる成分と混
合させられる状態に粒状化し、変性澱粉/ポリマー出発
原料からなる粒状混合物を得て、これをスクリュー・バ
レルに供給することができる。
なポリマー組成物の溶融体を形成させるためには、この
組成物を、押出し機のスクリュー・バレル中、変性及び
溶融体形成をもたらすに充分な時間をかけて適当に加熱
する。温度は、使用される澱粉の種により、好ましくは
105℃〜240℃、より好ましくは130℃〜190℃の範囲であ
る。この変性及び溶融体形成には、組成物を密閉空間中
で加熱する。密閉空間は、典型的な密閉容器又は、射出
成形装置又は押出し装置のスクリュー・バレルにおいて
生じるような非溶融質の原料物質の封止作用によって定
められる容器であってもよい。この意味では、射出成形
機又は押出し機のスクリュー・バレルは、密閉容器であ
ると理解されるべきである。密閉空間中で生じる圧力
は、使用される温度での水の蒸気圧に相当するが、当然
ながら、スクリュー・バレル中で通常に起こるように、
追加の圧力を加える、そして/あるいは、発生させても
よい。好ましい加圧及び/又は発生圧は、押出しにおい
て生じる圧力の範囲内であり、それ自体、例えば5〜15
0×105N/m2、好ましくは5〜75×105N/m2、とりわけ5
〜50×105N/m2であることが公知である。こうして得ら
れた組成物が変性澱粉のみからなるのならば、これを、
選択した混合及び加工の手法に従ってさらなる成分と混
合させられる状態に粒状化し、変性澱粉/ポリマー出発
原料からなる粒状混合物を得て、これをスクリュー・バ
レルに供給することができる。
しかし、スクリュー・バレル中で得られる溶融体は、必
要な成分すべてをすでに含んでいるならば、射出成形に
よって適切な型へと直接成形する、すなわち最終製品へ
と直接さらなる加工を施すことができる。
要な成分すべてをすでに含んでいるならば、射出成形に
よって適切な型へと直接成形する、すなわち最終製品へ
と直接さらなる加工を施すことができる。
スクリュー内で上述のようにして得られる粒状混合物
を、一般に約80℃〜約240℃、好ましくは約120℃〜約22
0℃、より好ましくは約130℃〜約190℃の範囲の温度に
加熱する。好ましくは、そのような混合物を、吸熱転移
分析(DSC)が、澱粉の酸化的熱分解に特有な吸熱の直
前の一定の比較的鋭いピークが消失したということを示
すまで、充分に高い温度で充分に長い時間をかけて加熱
する。
を、一般に約80℃〜約240℃、好ましくは約120℃〜約22
0℃、より好ましくは約130℃〜約190℃の範囲の温度に
加熱する。好ましくは、そのような混合物を、吸熱転移
分析(DSC)が、澱粉の酸化的熱分解に特有な吸熱の直
前の一定の比較的鋭いピークが消失したということを示
すまで、充分に高い温度で充分に長い時間をかけて加熱
する。
溶融体が形成される際の最小圧力は、該温度で生じる水
蒸気圧に相当する。この方法を上記で説明のような密閉
容器中で、すなわち、押出し又は成形工程において生
じ、0〜150×105N/m2、好ましくは0〜75×105N/m2、
とりわけ0〜50×105N/m2であることがそれ自体公知で
ある圧力の範囲で実施する。
蒸気圧に相当する。この方法を上記で説明のような密閉
容器中で、すなわち、押出し又は成形工程において生
じ、0〜150×105N/m2、好ましくは0〜75×105N/m2、
とりわけ0〜50×105N/m2であることがそれ自体公知で
ある圧力の範囲で実施する。
押出しによって成形品を形成する場合、圧力は上述のと
おりであることが好ましい。本発明に従う溶融体を例え
ば射出成形するならば、射出成形に通常使用される射出
圧力は、例えば300×105N/m2〜3,000×105N/m2、好まし
くは700×105N/m2〜2,200×105N/m2の範囲である。
おりであることが好ましい。本発明に従う溶融体を例え
ば射出成形するならば、射出成形に通常使用される射出
圧力は、例えば300×105N/m2〜3,000×105N/m2、好まし
くは700×105N/m2〜2,200×105N/m2の範囲である。
したがって、本発明は、 1)主としてアミロース及び/又はアミロペクチンから
なり、含水率が5〜40重量%である澱粉; 前記成分b)として定義されたビニルピロリドンのコポ
イマー;及び 前記成分c)として定義された熱可塑性ポリマー を含む混合物であって;変性澱粉:成分b)とc)の計
の重量比が99:1〜20:80である混合物を、 2)前記混合物を、射出成形機又は押出し機のスクリュ
ー・バレル内で、105〜190℃の温度で、かつ150×105N/
m2までの圧力で加熱して溶融体を形成し、そして該溶融
体の澱粉の変性及び溶融体が均一化するのに十分な時間
加熱する工程; 3)溶融体を製品に成形する工程;及び 4)成形された製品を冷却する工程 からなる方法により製造された熱可塑性変性澱粉の成形
品を提供する。
なり、含水率が5〜40重量%である澱粉; 前記成分b)として定義されたビニルピロリドンのコポ
イマー;及び 前記成分c)として定義された熱可塑性ポリマー を含む混合物であって;変性澱粉:成分b)とc)の計
の重量比が99:1〜20:80である混合物を、 2)前記混合物を、射出成形機又は押出し機のスクリュ
ー・バレル内で、105〜190℃の温度で、かつ150×105N/
m2までの圧力で加熱して溶融体を形成し、そして該溶融
体の澱粉の変性及び溶融体が均一化するのに十分な時間
加熱する工程; 3)溶融体を製品に成形する工程;及び 4)成形された製品を冷却する工程 からなる方法により製造された熱可塑性変性澱粉の成形
品を提供する。
多様な親水性ポリマーを添加剤として用いることができ
る。これらは、水可溶性ポリマー及び水膨潤性ポリマー
を含む。そのようなものとして、動物性ゼラチン、植物
性ゼラチン、各種蛋白、例えばひまわり蛋白、大豆蛋
白、綿実蛋白、落花生蛋白、あぶらな蛋白、アクリル化
蛋白;水可溶性多糖、アルキルセルロース、ヒドロキシ
アルキルセルロース及びヒドロキシアルキルアルキルセ
ルロース、例えばメチルセルロース、ヒドロキシメチル
セルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシ
プロピルセルロース、ヒドロキシエチルメチルセルロー
ス、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシ
ブチルメチルセルロース、セルロースエステル及びヒド
ロキシアルキルセルロースエステル、例えばセルロース
アセチルフタレート(CAP)、ヒドロキシプロピルメチ
ルセルロース(HPMCP);澱粉から製造される同様な公
知のポリマー;水可溶性又は水膨潤性の合成ポリマー、
例えばポリアクリレート、ポリメタクリレート、ポリビ
ニルアルコール、セラックならびに他の同様なポリマー
が含まれる。
る。これらは、水可溶性ポリマー及び水膨潤性ポリマー
を含む。そのようなものとして、動物性ゼラチン、植物
性ゼラチン、各種蛋白、例えばひまわり蛋白、大豆蛋
白、綿実蛋白、落花生蛋白、あぶらな蛋白、アクリル化
蛋白;水可溶性多糖、アルキルセルロース、ヒドロキシ
アルキルセルロース及びヒドロキシアルキルアルキルセ
ルロース、例えばメチルセルロース、ヒドロキシメチル
セルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシ
プロピルセルロース、ヒドロキシエチルメチルセルロー
ス、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシ
ブチルメチルセルロース、セルロースエステル及びヒド
ロキシアルキルセルロースエステル、例えばセルロース
アセチルフタレート(CAP)、ヒドロキシプロピルメチ
ルセルロース(HPMCP);澱粉から製造される同様な公
知のポリマー;水可溶性又は水膨潤性の合成ポリマー、
例えばポリアクリレート、ポリメタクリレート、ポリビ
ニルアルコール、セラックならびに他の同様なポリマー
が含まれる。
合成ポリマーが好ましく、もっとも好ましいものはポリ
アクリレート、ポリメタクリレート、ポリビニルアルコ
ールである。
アクリレート、ポリメタクリレート、ポリビニルアルコ
ールである。
そのような親水性ポリマーは、澱粉/水成分を基準とし
て約50重量%まで、好ましくは約30重量%まで、もっと
も好ましくは約5重量%〜約20重量%で、任意に添加す
ることができる。何らかの親水性のポリマーを添加する
場合には、組成物中の水の量を決定する際に、澱粉とと
もにその質量を考慮すべきである。
て約50重量%まで、好ましくは約30重量%まで、もっと
も好ましくは約5重量%〜約20重量%で、任意に添加す
ることができる。何らかの親水性のポリマーを添加する
場合には、組成物中の水の量を決定する際に、澱粉とと
もにその質量を考慮すべきである。
他の有用な添加剤には、例えば補助剤、充填剤、潤滑
剤、離型剤、可塑剤、発泡剤、安定剤、着色剤、顔料、
増量剤、改質剤、流動加速剤及びこれらの混合物があ
る。
剤、離型剤、可塑剤、発泡剤、安定剤、着色剤、顔料、
増量剤、改質剤、流動加速剤及びこれらの混合物があ
る。
充填剤の例には、全成分の総重量を基準として約0.02〜
約50重量%、好ましくは約0.20〜約20重量%の範囲の濃
度である無機充填剤、例えばマグネシウム、アルミニウ
ム、ケイ素、チタンなどの酸化物がある。
約50重量%、好ましくは約0.20〜約20重量%の範囲の濃
度である無機充填剤、例えばマグネシウム、アルミニウ
ム、ケイ素、チタンなどの酸化物がある。
潤滑剤の例としては、全組成物の重量を基準として約0.
1〜約5重量%、好ましくは約0.1〜約3重量%の濃度で
含めることができるアルミニウム、カルシウム、マグネ
シウム及び錫のステアリン酸塩ならびにタルク、シリコ
ーンなどがある。
1〜約5重量%、好ましくは約0.1〜約3重量%の濃度で
含めることができるアルミニウム、カルシウム、マグネ
シウム及び錫のステアリン酸塩ならびにタルク、シリコ
ーンなどがある。
可塑剤の例には、全成分の総重量を基準として約0.5〜
約15重量%、好ましくは約0.5〜約5重量%の濃度で添
加される、低分子のポリ(酸化アルキレン)、例えばポ
リ(エチレングリコール)、ポリ(プロピレングリコー
ル)、ポリ(エチレン−プロピレングリコール);低分
子量の有機可塑剤、例えばグリセロール、ペンタエリト
リット、グリセロールモノアセテート、グリセロールジ
アセテートもしくはグリセロールトリアセテート;プロ
ピレングリコール、ソルビトール、ジエチルスルホコハ
ク酸ナトリウムなどがある。着色剤の例には、公知のア
ゾ染料、有機もしくは無機の顔料又は天然着色剤があ
る。無機顔料が好ましく、例えば鉄又はチタンの酸化物
があり、それ自体公知であるこれらの酸化物は、全成分
の重量を基準として約0.001〜約10重量%、好ましくは
約0.5〜約3重量%の濃度で添加される。
約15重量%、好ましくは約0.5〜約5重量%の濃度で添
加される、低分子のポリ(酸化アルキレン)、例えばポ
リ(エチレングリコール)、ポリ(プロピレングリコー
ル)、ポリ(エチレン−プロピレングリコール);低分
子量の有機可塑剤、例えばグリセロール、ペンタエリト
リット、グリセロールモノアセテート、グリセロールジ
アセテートもしくはグリセロールトリアセテート;プロ
ピレングリコール、ソルビトール、ジエチルスルホコハ
ク酸ナトリウムなどがある。着色剤の例には、公知のア
ゾ染料、有機もしくは無機の顔料又は天然着色剤があ
る。無機顔料が好ましく、例えば鉄又はチタンの酸化物
があり、それ自体公知であるこれらの酸化物は、全成分
の重量を基準として約0.001〜約10重量%、好ましくは
約0.5〜約3重量%の濃度で添加される。
澱粉物質の流動特性を改善するための化合物、例えば水
素化された形態であることが好ましい動物性又は植物性
の脂肪、とりわけ室温で固形であるものを、さらに添加
してもよい、これらの脂肪は50℃以上の融点を有するこ
とが好ましい。好ましいものは、C12−C14−、C16及びC
18−脂肪酸のトリグリセリドである。
素化された形態であることが好ましい動物性又は植物性
の脂肪、とりわけ室温で固形であるものを、さらに添加
してもよい、これらの脂肪は50℃以上の融点を有するこ
とが好ましい。好ましいものは、C12−C14−、C16及びC
18−脂肪酸のトリグリセリドである。
これらの脂肪は、増量剤又は可塑剤を加えることなく、
単独で添加することができる。
単独で添加することができる。
これらの脂肪は、単独で、あるいは、モノグリセリド及
び/又はジグリセリドあるいはホスファチド、とりわけ
レシチンとともに好都合に添加することができる。モノ
グリセリド及びジグリセリドは、上述の種の脂肪、すな
わちC12−、C14−、C16−及びC18−脂肪酸から誘導する
ことが好ましい。
び/又はジグリセリドあるいはホスファチド、とりわけ
レシチンとともに好都合に添加することができる。モノ
グリセリド及びジグリセリドは、上述の種の脂肪、すな
わちC12−、C14−、C16−及びC18−脂肪酸から誘導する
ことが好ましい。
使用される脂肪、モノグリセリド、ジグリセリド及び/
又はレシチンの総量は、澱粉及び添加される親水性ポリ
マーの総重量の約5重量%まで、好ましくは約0.5〜約
2重量%の範囲である。
又はレシチンの総量は、澱粉及び添加される親水性ポリ
マーの総重量の約5重量%まで、好ましくは約0.5〜約
2重量%の範囲である。
この物質は、酸化防止剤などの安定剤、例えばチオビス
フェノール、アルキリデンビスフェノール、第2級芳香
族アミン;光安定剤、例えば紫外線吸収剤、赤外線消光
剤;ヒドロペルオキシド分解剤;遊離基掃去剤;微生物
に対する安定剤をさらに含んでいてもよい。
フェノール、アルキリデンビスフェノール、第2級芳香
族アミン;光安定剤、例えば紫外線吸収剤、赤外線消光
剤;ヒドロペルオキシド分解剤;遊離基掃去剤;微生物
に対する安定剤をさらに含んでいてもよい。
本発明の組成物は、密閉空間中で、すなわち含水量及び
圧力が制御された条件で加熱されると、熱可塑性溶融体
を形成する。そのような溶融体を、例えば射出成形、吹
込成形、押出し及び同時押出し(棒、管及びィルム押出
し)、圧縮成形、発泡のための従来の装置を用いること
により、従来の熱可塑性物質と同様に加工して公知の製
品を製造することができる。製品には、ビン、シート、
フィルム、包装材料、管、棒、積層フィルム、袋、バッ
グ、医薬用カプセル、顆粒、粉末又は発泡体がある。
圧力が制御された条件で加熱されると、熱可塑性溶融体
を形成する。そのような溶融体を、例えば射出成形、吹
込成形、押出し及び同時押出し(棒、管及びィルム押出
し)、圧縮成形、発泡のための従来の装置を用いること
により、従来の熱可塑性物質と同様に加工して公知の製
品を製造することができる。製品には、ビン、シート、
フィルム、包装材料、管、棒、積層フィルム、袋、バッ
グ、医薬用カプセル、顆粒、粉末又は発泡体がある。
例えば、これらの組成物を用い、周知の方法によって低
密度包装材料(例:発泡体)を製造することができる。
所望により、従来の発泡剤を用いてもよいし、あるい
は、一定の組成物については水自体が発泡剤として作用
することができる。組成及び加工条件変化させることに
よって、連続気泡の発泡体及び独立気泡の発泡体を望み
どおりに製造することができる。本組成物から製造され
たこれらの発泡体は、本発明に従う成分b)及びc)を
含有していない澱粉から製造された発泡体と比較して改
善された特性(例:寸法安定性、耐湿性など)を示すで
あろう。
密度包装材料(例:発泡体)を製造することができる。
所望により、従来の発泡剤を用いてもよいし、あるい
は、一定の組成物については水自体が発泡剤として作用
することができる。組成及び加工条件変化させることに
よって、連続気泡の発泡体及び独立気泡の発泡体を望み
どおりに製造することができる。本組成物から製造され
たこれらの発泡体は、本発明に従う成分b)及びc)を
含有していない澱粉から製造された発泡体と比較して改
善された特性(例:寸法安定性、耐湿性など)を示すで
あろう。
これらの組成物は、活性物質の担体物質として使用して
もよく、活性成分、例えば医薬品及び/又は農薬として
活性な化合物、例えば殺虫剤と混合し、これらの成分を
後で放出して適用するために使用してもよい。得られる
押出し物質を粒状化又は加工して微粉末にすることがで
きる。
もよく、活性成分、例えば医薬品及び/又は農薬として
活性な化合物、例えば殺虫剤と混合し、これらの成分を
後で放出して適用するために使用してもよい。得られる
押出し物質を粒状化又は加工して微粉末にすることがで
きる。
下記の各実施例は、本発明をより詳細に説明及び例示す
るためのものであるが、各請求項によって定められるそ
の範囲を限定すべきものではない。
るためのものであるが、各請求項によって定められるそ
の範囲を限定すべきものではない。
参考例1 (a)水分15.1%を含むじゃがいも澱粉10,000gを高速
ミキサーに入れ、Type K 30としてBayer社から販売のポ
リビニルピロリドン(成分c))85g、Boeson VPとして
Boehringer Ingelheim社から販売の水素化脂肪(潤滑・
離型剤)85g及び、Metarin PとしてLucas Meyer社から
販売の溶融体流動加速剤(レシチン)42.5gを攪拌しな
がら添加した。最終混合物の含水率は14.7%であった。
ミキサーに入れ、Type K 30としてBayer社から販売のポ
リビニルピロリドン(成分c))85g、Boeson VPとして
Boehringer Ingelheim社から販売の水素化脂肪(潤滑・
離型剤)85g及び、Metarin PとしてLucas Meyer社から
販売の溶融体流動加速剤(レシチン)42.5gを攪拌しな
がら添加した。最終混合物の含水率は14.7%であった。
(b)(a)の下で製造された混合物10,000gを、ホッ
パーを介して、Werner & Pfleiderer社製の連動回転ダ
ブルスクリュー型押出し機(Continua37型)に供給し
た。
パーを介して、Werner & Pfleiderer社製の連動回転ダ
ブルスクリュー型押出し機(Continua37型)に供給し
た。
バレル中の4区分の温度分布は、20℃−150℃−150℃−
80℃であった。
80℃であった。
ビニルピロリドン54モル%及び酢酸ビニル46モル%を含
む、Kollidon VA−64としてBayer社から販売のN−ビニ
ルピロリドン/酢酸ビニル・コポリマー(成分b))を
計量装置によって毎時2Kgで同時に添加した。
む、Kollidon VA−64としてBayer社から販売のN−ビニ
ルピロリドン/酢酸ビニル・コポリマー(成分b))を
計量装置によって毎時2Kgで同時に添加した。
混合物の生産率を8kg/hr(スクリュー速度は200rpm)と
して押出しを実施した。水を注入口から2kg/hrの流量で
添加した。押出しの間のこの物質の含水率は28%であっ
た。押出し機の最後の区分で、120mbarに減圧して水の
一部を水蒸気として除去した。
して押出しを実施した。水を注入口から2kg/hrの流量で
添加した。押出しの間のこの物質の含水率は28%であっ
た。押出し機の最後の区分で、120mbarに減圧して水の
一部を水蒸気として除去した。
この粒状物の含水率は室温での平衡後で17.15%である
と測定された。
と測定された。
(c)(b)の下で得られた予備ブレンドされた混合物
の粒状物(H2O含有率17.15%)を、ホッパーを介して射
出成形機Arburg 329−210−750に供給し、引張り試験用
の試料を製造した。バレルの温度分布は、90℃−155℃
−155℃−155℃であった。
の粒状物(H2O含有率17.15%)を、ホッパーを介して射
出成形機Arburg 329−210−750に供給し、引張り試験用
の試料を製造した。バレルの温度分布は、90℃−155℃
−155℃−155℃であった。
射出重量は7.7g、滞留時間は450秒、射出圧力は800バー
ル、背圧は80バール、そしてスクリュー速度は180rpmで
あった。
ル、背圧は80バール、そしてスクリュー速度は180rpmで
あった。
このようにして製造された引張り試験用試料を、任意の
標準条件として、耐候試験キャビネット中、50%R.H.で
5日間かけて調整した。
標準条件として、耐候試験キャビネット中、50%R.H.で
5日間かけて調整した。
この試験用試料は標準DIN形状(DIN第53455号)を有し
ていた。
ていた。
(d)次に、状態調整された引張り試験用試料を、Zwic
k引張り試験装置で、その応力/ひずみ挙動について試
験した。
k引張り試験装置で、その応力/ひずみ挙動について試
験した。
毎分10mmの伸び率を用いて試料を室温で測定した。結果
を表1に示し、成分b)及びc)を含めずに同様な方法
で加工した同一の澱粉から得られた引張り試験用試料に
ついての結果と比較した。
を表1に示し、成分b)及びc)を含めずに同様な方法
で加工した同一の澱粉から得られた引張り試験用試料に
ついての結果と比較した。
参考例2 各成分の比率を表2に示すとおりに変更した以外は、参
考例1を繰り返した。
考例1を繰り返した。
射出成形されたポリマーは、未変性澱粉のポリマーより
も靭性かつ湿り空気に対して抵抗性であった。屈曲時の
破断に対する抵抗として測定される靭性は、ブレンド9
からブレンド2へと、、ビニルピロリドン/酢酸ビニル
・コポリマーの含有量の増加に合せながら増大した。湿
り雰囲気中での硬化に対する抵抗は、未変性の澱粉と比
較して、すべての場合において改善されているが、ブレ
ンド1、4、5及び6の抵抗がとりわけ良好であった。
これらの結果は、予想外の組合せが性能における改良を
もたらすことを示している。
も靭性かつ湿り空気に対して抵抗性であった。屈曲時の
破断に対する抵抗として測定される靭性は、ブレンド9
からブレンド2へと、、ビニルピロリドン/酢酸ビニル
・コポリマーの含有量の増加に合せながら増大した。湿
り雰囲気中での硬化に対する抵抗は、未変性の澱粉と比
較して、すべての場合において改善されているが、ブレ
ンド1、4、5及び6の抵抗がとりわけ良好であった。
これらの結果は、予想外の組合せが性能における改良を
もたらすことを示している。
実施例3 (a)水分15%を含むじゃがいも澱粉9,000gを高速ミキ
サーに入れ、Kollidon VA−64としてBayer社から販売の
ビニルピロリドンとしてのモノマー単位54%及び酢酸ビ
ニルとしてのモノマー単位46%を含むN−ビニルピロリ
ドン/酢酸ビニル・コポリマー(成分b))255g、Esco
rene UL02020としてExxon社から販売の、エチレン80モ
ル%及び酢酸ビニル20モル%を含むエチレン/酢酸ビニ
ル・コポリマー(成分c))340g、VestamidL−1700と
してHuels Chemie社から販売のナイロン12 255g、Boeso
n VPとしてBoehringer Ingelheim社から販売の水素化脂
肪(潤滑・離型剤)76.5gならびに、Metarin PとしてLu
cas Meyer社から販売の溶融体流動加速剤(レシチン)3
8gを攪拌しながら添加した。最終混合物の含水率は15.6
%であった。
サーに入れ、Kollidon VA−64としてBayer社から販売の
ビニルピロリドンとしてのモノマー単位54%及び酢酸ビ
ニルとしてのモノマー単位46%を含むN−ビニルピロリ
ドン/酢酸ビニル・コポリマー(成分b))255g、Esco
rene UL02020としてExxon社から販売の、エチレン80モ
ル%及び酢酸ビニル20モル%を含むエチレン/酢酸ビニ
ル・コポリマー(成分c))340g、VestamidL−1700と
してHuels Chemie社から販売のナイロン12 255g、Boeso
n VPとしてBoehringer Ingelheim社から販売の水素化脂
肪(潤滑・離型剤)76.5gならびに、Metarin PとしてLu
cas Meyer社から販売の溶融体流動加速剤(レシチン)3
8gを攪拌しながら添加した。最終混合物の含水率は15.6
%であった。
(b)(a)の下で製造された混合物10,000gを、ホッ
パーを介して、Werner & Pfleiderer社製の連動回転ダ
ブルスクリュー型押出し機(Continua37型)に供給し
た。
パーを介して、Werner & Pfleiderer社製の連動回転ダ
ブルスクリュー型押出し機(Continua37型)に供給し
た。
バレル中の4区分の温度分布は、20℃−80℃−230℃−1
50℃であった。
50℃であった。
混合物の生産率を8.2kg/hr(スクリュー速度は200rpm)
として押出しを実施した。水を注入口から2.9kg/hrの流
量で添加した。押出しの間のこの物質の含水率は38%で
あった。押出し機の最後の区分で、600mbarに減圧して
水の一部を水蒸気として除去した。
として押出しを実施した。水を注入口から2.9kg/hrの流
量で添加した。押出しの間のこの物質の含水率は38%で
あった。押出し機の最後の区分で、600mbarに減圧して
水の一部を水蒸気として除去した。
この粒状物の含水率は室温での平衡後で9.35%であると
測定された。従来のミキサー中でこの粒状物を攪拌しな
がら水を噴霧することにより、含水率を17%にまで調整
した。
測定された。従来のミキサー中でこの粒状物を攪拌しな
がら水を噴霧することにより、含水率を17%にまで調整
した。
(c)(b)の下で得られた予備ブレンドされた混合物
の粒状物(H2O含有率17%)を、ホッパーを介して、射
出成形機Arburg 329−210−750に供給し、引張り試験用
の試料を製造した。バレルの温度分布は、90℃−165℃
−165℃−165℃であった。
の粒状物(H2O含有率17%)を、ホッパーを介して、射
出成形機Arburg 329−210−750に供給し、引張り試験用
の試料を製造した。バレルの温度分布は、90℃−165℃
−165℃−165℃であった。
射出重量は7.8g、滞留時間は450秒、射出圧力は1,380バ
ール、背圧は80バール、そしてスクリュー速度は180rpm
であった。
ール、背圧は80バール、そしてスクリュー速度は180rpm
であった。
このようにして製造された引張り試験用試料を、任意の
標準条件として、耐候試験キャビネット中、50%R.H.で
5日間かけて状態調整した。
標準条件として、耐候試験キャビネット中、50%R.H.で
5日間かけて状態調整した。
この試験用試料は標準DIN形状(DIN第53455号)を有し
ていた。
ていた。
(d)そして、状態調整された引張り試験用試料を、1
で用いたZwick引張り試験装置上でその応力/ひずみ挙
動について試験した。結果を表1に示す。
で用いたZwick引張り試験装置上でその応力/ひずみ挙
動について試験した。結果を表1に示す。
実施例4 (a)水分15.1%を含むじゃがいも澱粉8,000gを高速ミ
キサーに入れ、Kollidon VA−64としてBayer社から販売
の、酢酸ビニル46モル%及びビニルピロリドン54モル%
を含むN−ビニルピロリドン/酢酸ビニル・コポリマー
(成分b))425g、Eval−EP−L−101としてKuraray社
から販売の、ビニルアルコール73モル%及びエチレン27
モル%を含むエチレン/ビニルアルコール・コポリマー
(成分c))1.275g、水素化脂肪(潤滑・離型剤)であ
るBoeson VP 68gならびに、溶融体流動加速剤(レシチ
ン)であるMetarin P 34gを攪拌しながら添加した。最
終混合物の含水率は12.3%であった。
キサーに入れ、Kollidon VA−64としてBayer社から販売
の、酢酸ビニル46モル%及びビニルピロリドン54モル%
を含むN−ビニルピロリドン/酢酸ビニル・コポリマー
(成分b))425g、Eval−EP−L−101としてKuraray社
から販売の、ビニルアルコール73モル%及びエチレン27
モル%を含むエチレン/ビニルアルコール・コポリマー
(成分c))1.275g、水素化脂肪(潤滑・離型剤)であ
るBoeson VP 68gならびに、溶融体流動加速剤(レシチ
ン)であるMetarin P 34gを攪拌しながら添加した。最
終混合物の含水率は12.3%であった。
(b)(a)の下で製造された混合物9,000gを、ホッパ
ーを介して、参考例1に記載のものと同じ連動回転ダブ
ルスクリュー型押出し機に供給した。以下の温度分布:2
0℃−80℃−190℃−150℃で混合物の押出しを実施し
た。押出し実験の際の他のパラメーターは以下のとおり
であった。
ーを介して、参考例1に記載のものと同じ連動回転ダブ
ルスクリュー型押出し機に供給した。以下の温度分布:2
0℃−80℃−190℃−150℃で混合物の押出しを実施し
た。押出し実験の際の他のパラメーターは以下のとおり
であった。
生産率:10kg/hr スクリュー速度:200rpm 水添加率:3.2kg/hr 減圧(最終区分):300mbar 押出し間の含水率39% この粒状物の含水率は室温での平衡後で16.8%であると
測定された。
測定された。
(c)(b)の下で得られた粒状物を、参考例1の
(c)に記載のものと同じ射出成形機を利用して加工し
た。バレルの温度分布は、90℃−165℃−165℃−165℃
であった。他の加工時のパラメーターは以下のとおりで
あった。
(c)に記載のものと同じ射出成形機を利用して加工し
た。バレルの温度分布は、90℃−165℃−165℃−165℃
であった。他の加工時のパラメーターは以下のとおりで
あった。
射出重量:7.8g 滞留時間:450秒 射出圧力:1,650バール 背圧:80バール スクリュー速度:180rpm このようにして製造された引張り試験用試料を状態調整
し、参考例1の(d)に記載のように、Zwick引張り試
験装置上で試験した。
し、参考例1の(d)に記載のように、Zwick引張り試
験装置上で試験した。
結果を表1に示す。
実施例5 (a)水分15.2%を含むじゃがいも澱粉2,000gを高速ミ
キサーに入れ、Kollidon VA−64としてBayer社から販売
の、ビニルピロリドン54モル%及び酢酸ビニル46モル%
を含むビニルピロリドン/酢酸ビニル・コポリマー(成
分b))1,275g、Escorene UL02020としてExxon社から
販売の、エチレン80モル%及び酢酸ビニル20モル%を含
むエチレン/酢酸ビニル・コポリマー(成分c))1,27
5g、Pellethane 2103−80−AEFとしてDow Chemical社か
ら販売の熱可塑性ポリウレタン弾性体4,250g、水素化脂
肪(潤滑・離型剤)であるBoeson VP 17gならびに、溶
融体流動加速剤(レシチン)であるMetarin P 8.5gを攪
拌しながら添加した。最終混合物の含水率は3.5%であ
った。
キサーに入れ、Kollidon VA−64としてBayer社から販売
の、ビニルピロリドン54モル%及び酢酸ビニル46モル%
を含むビニルピロリドン/酢酸ビニル・コポリマー(成
分b))1,275g、Escorene UL02020としてExxon社から
販売の、エチレン80モル%及び酢酸ビニル20モル%を含
むエチレン/酢酸ビニル・コポリマー(成分c))1,27
5g、Pellethane 2103−80−AEFとしてDow Chemical社か
ら販売の熱可塑性ポリウレタン弾性体4,250g、水素化脂
肪(潤滑・離型剤)であるBoeson VP 17gならびに、溶
融体流動加速剤(レシチン)であるMetarin P 8.5gを攪
拌しながら添加した。最終混合物の含水率は3.5%であ
った。
(b)(a)の下で製造された混合物8,000gを、ホッパ
ーを介して、参考例1に記載のものと同じ連動回転ダブ
ルスクリュー型押出機に供給した。以下の加工時のパラ
メーターで混合物の押出しを実施した。
ーを介して、参考例1に記載のものと同じ連動回転ダブ
ルスクリュー型押出機に供給した。以下の加工時のパラ
メーターで混合物の押出しを実施した。
温度分布:20℃−80℃−240℃−180℃ 生産率:8kg/hr スクリュー速度:200rpm 水添加率:1.8kg/hr 減圧(最終区分):300mbar 押出し間の含水率:21.2% この粒状物の含水率は給湿及び室温での平衡後で17.20
%であった。
%であった。
(c)(b)の粒状物を、参考例1のものと同じ射出成
形機を利用して加工した。加工時のパラメータは以下の
とおりであった。
形機を利用して加工した。加工時のパラメータは以下の
とおりであった。
温度分布:90℃−175℃−175℃−175℃ 射出重量:6.5g 滞留時間:450秒 射出圧力:1,925バール 背圧:80バール スクリュー速度:180rpm このようにして製造された引張り試験用試料を状態調整
し、参考例1の(d)に記載のZwick引張り試験装置上
で試験した。
し、参考例1の(d)に記載のZwick引張り試験装置上
で試験した。
結果を表1に示す。
参考例6 (a)水分15.1%を含むじゃがいも澱粉8,000gを高速ミ
キサーに入れ、ビニルピロリドン54モル%及び酢酸ビニ
ル46モル%を含むビニルピロリドン/酢酸ビニル・コポ
リマー(成分b))2,592g、水素化脂肪(潤滑・離型
剤)であるBoeson VP 64.8gならびに、溶融体流動加速
剤(レシチン)であるMetarin P 32.4gを攪拌しながら
添加した。最終混合物の含水率は11.3%であった。
キサーに入れ、ビニルピロリドン54モル%及び酢酸ビニ
ル46モル%を含むビニルピロリドン/酢酸ビニル・コポ
リマー(成分b))2,592g、水素化脂肪(潤滑・離型
剤)であるBoeson VP 64.8gならびに、溶融体流動加速
剤(レシチン)であるMetarin P 32.4gを攪拌しながら
添加した。最終混合物の含水率は11.3%であった。
(b)(a)の下で製造された混合物9,000gをホットパ
ーを介して参考例1に記載のものと同じ連動回転ダブル
スクリュー型押出し機に供給した。
ーを介して参考例1に記載のものと同じ連動回転ダブル
スクリュー型押出し機に供給した。
以下の加工時のパラメーターで混合物の押出しを実施し
た。
た。
温度分布:20℃−80℃−100℃−80℃ 生産率:7.6kg/hr スクリュー速度:200rpm 水添加率:1kg/hr 減圧(最終区分):28mbar 押出し間の含水率:21.2% この粒状物の含水率は給湿及び室温での平衡後で16.9%
であると測定された。
であると測定された。
(c)(b)の下で得られた粒状物を、参考例1の
(c)に記載のものと同じ射出成形機を利用して加工し
た。加工時のパラメーターは以下のとおりであった。
(c)に記載のものと同じ射出成形機を利用して加工し
た。加工時のパラメーターは以下のとおりであった。
温度分布:90℃−165℃−165℃−165℃ 射出重量:7.7g 滞留時間:450秒 射出圧力:1,830バール 背圧:80バール スクリュー速度:180rpm このようにして製造された引張り試験用試料を状態調整
し、参考例1の(d)に記載のZwick引張り試料装置上
で試験した。
し、参考例1の(d)に記載のZwick引張り試料装置上
で試験した。
結果を表1に示す。
実施例7 (a)水分15.1%を含むじゃがいも澱粉8,000gを高速ミ
キサーに入れ、ビニルピロリドン54モル%及び酢酸ビニ
ル46%を含むビニルピロリドン/酢酸ビニル・コポリマ
ー(成分b))1,296g、Prebax MA−4011としてAtochem
社から販売のポリアミドブロックポリエーテル熱可塑性
弾性体(成分c))324g、Pellethane 2103−80−AEと
してDow Chemical社から販売のポリウレタンブロックポ
リエーテル熱可塑性弾性体(成分c))324g、水素化脂
肪(潤滑・離型剤)であるBoeson VP 64.8gならびに、
溶融体流動加速剤(レシチン)であるMetarin P 32.4g
を攪拌しながら添加した。最終混合物の含水率は11.9%
であった。
キサーに入れ、ビニルピロリドン54モル%及び酢酸ビニ
ル46%を含むビニルピロリドン/酢酸ビニル・コポリマ
ー(成分b))1,296g、Prebax MA−4011としてAtochem
社から販売のポリアミドブロックポリエーテル熱可塑性
弾性体(成分c))324g、Pellethane 2103−80−AEと
してDow Chemical社から販売のポリウレタンブロックポ
リエーテル熱可塑性弾性体(成分c))324g、水素化脂
肪(潤滑・離型剤)であるBoeson VP 64.8gならびに、
溶融体流動加速剤(レシチン)であるMetarin P 32.4g
を攪拌しながら添加した。最終混合物の含水率は11.9%
であった。
(b)(a)の下で製造された混合物9,000gを、ホッパ
ーを介して、参考例1に記載のものと同じ連動回転ダブ
ルスクリュー型押出し機に供給した。
ーを介して、参考例1に記載のものと同じ連動回転ダブ
ルスクリュー型押出し機に供給した。
以下の加工時のメーターで押出しを実施した。
温度分布:20℃−80℃−180℃−140℃ 生産率:8.8kg/hr スクリュー速度:200rpm 水添加率:1.8kg/hr 減圧(最終区分):33mbar 押出し間の含水率:28.1% この粒状物の含水率は給湿及び室温での平衡後で16.8%
であると測定された。
であると測定された。
(c)(b)の下で得られた粒状物を、参考例1の
(c)に記載のものと同じ射出成形機を利用して加工し
た。加工時のパラメーターは以下のとおりであった。
(c)に記載のものと同じ射出成形機を利用して加工し
た。加工時のパラメーターは以下のとおりであった。
温度分布:90℃−165℃−165℃−165℃ 射出重量:7.7g 滞留時間:450秒 射出圧力:1,470バール 背圧:80バール スクリュー速度:180rpm このようにして製造された引張り試験用試料を状態調整
し、参考例1の(d)に記載のZwick引張り試験装置上
で試験した。
し、参考例1の(d)に記載のZwick引張り試験装置上
で試験した。
結果を表1に示す。
実施例8 Lupolen 2410 TとしてBASF社から販売のポリエチレン85
gを、成分c)として、ステップ(a)で製造した混合
物にその他の成分とともに含めた点を除いては、参考例
6を同様に繰り返した。射出成形されたポリマーブレン
ドは、ブレンドなしの澱粉よりも靭性かつ湿り空気に対
して抵抗性であった。
gを、成分c)として、ステップ(a)で製造した混合
物にその他の成分とともに含めた点を除いては、参考例
6を同様に繰り返した。射出成形されたポリマーブレン
ドは、ブレンドなしの澱粉よりも靭性かつ湿り空気に対
して抵抗性であった。
実施例9 (a)H2O 15.2%を含むじゃがいも澱粉10,000gを高速
ミキサーに入れ、Airvol 5405としてAir Productsから
販売の、ビニルアルコール単位87〜89モル%及び酢酸ビ
ニル単位11〜13モル%を含有するビニルアルコール/酢
酸ビニル・コポリマー(成分c))85gを攪拌しながら
添加し、さらに水素化脂肪(潤滑・離型剤)85g、溶融
体流動加速剤(レシチン)42.5g及び二酸化チタン(顔
料及び固形混合物流動加速剤)42.5gを攪拌しながら添
加した。最終混合物の含水率は14.8gであった。
ミキサーに入れ、Airvol 5405としてAir Productsから
販売の、ビニルアルコール単位87〜89モル%及び酢酸ビ
ニル単位11〜13モル%を含有するビニルアルコール/酢
酸ビニル・コポリマー(成分c))85gを攪拌しながら
添加し、さらに水素化脂肪(潤滑・離型剤)85g、溶融
体流動加速剤(レシチン)42.5g及び二酸化チタン(顔
料及び固形混合物流動加速剤)42.5gを攪拌しながら添
加した。最終混合物の含水率は14.8gであった。
(b)N−ビニルピロリドン/酢酸ビニル(54:46)・
コポリマーである、Bayer社のKollidon VA−64を成分
b)として、別個の計量装置によって毎時2kgの速度で
添加した以外は、参考例1のステップ(b)と同一の方
法でこのステップを実施した。
コポリマーである、Bayer社のKollidon VA−64を成分
b)として、別個の計量装置によって毎時2kgの速度で
添加した以外は、参考例1のステップ(b)と同一の方
法でこのステップを実施した。
射出成形されたポリマーブレンドは、ブレンドなし澱粉
よりも靭性かつ湿り空気に対して抵抗性であった。
よりも靭性かつ湿り空気に対して抵抗性であった。
実施例10 (a)水分15%を含むじゃがいも澱粉8,000gを高速ミキ
サーに入れ、Kollidon VA−64としてBayer社から販売
の、酢酸ビニル44モル%及びビニルピロリドン56モル%
を含むN−ビニルピロリドン/酢酸ビニル・コポリマー
(成分b))255g、Escorene UL02020としてExxon社か
ら販売の、エチレン80モル%及び酢酸ビニル20モル%を
含むエチレン/酢酸ビニル・コポリマー(成分c))34
0g、Boeson VPとしてBoehringer Ingelheim社から販売
の水素化脂肪(潤滑・離型剤)68gならびに、Metarin P
としてLucas Meyer社から販売の溶融体流動加速剤(レ
シチン)34gを攪拌しながら添加した。最終混合物の含
水率は13.8%であった。
サーに入れ、Kollidon VA−64としてBayer社から販売
の、酢酸ビニル44モル%及びビニルピロリドン56モル%
を含むN−ビニルピロリドン/酢酸ビニル・コポリマー
(成分b))255g、Escorene UL02020としてExxon社か
ら販売の、エチレン80モル%及び酢酸ビニル20モル%を
含むエチレン/酢酸ビニル・コポリマー(成分c))34
0g、Boeson VPとしてBoehringer Ingelheim社から販売
の水素化脂肪(潤滑・離型剤)68gならびに、Metarin P
としてLucas Meyer社から販売の溶融体流動加速剤(レ
シチン)34gを攪拌しながら添加した。最終混合物の含
水率は13.8%であった。
(b)(a)の下で製造された混合物8,000gを、ホッパ
ーを介して、Werner & Pfleiderer社製の連動回転ダブ
ルスクリュー型押出し機(Continua37型)に供給した。
ーを介して、Werner & Pfleiderer社製の連動回転ダブ
ルスクリュー型押出し機(Continua37型)に供給した。
バレル中の4区分の温度分布は、20℃−80℃−230℃−1
50℃であった。
50℃であった。
混合物の生産率を8.2kg/hr(スクリュー速度は200rpm)
として押出しを実施した。水を注入口から2.9kg/hrの流
量で添加した。その結果、押出しの間のこの物質の含水
率は37%であった。押出し機の最後の区分で、600mbar
に減圧して水の一部を水蒸気として除去した。
として押出しを実施した。水を注入口から2.9kg/hrの流
量で添加した。その結果、押出しの間のこの物質の含水
率は37%であった。押出し機の最後の区分で、600mbar
に減圧して水の一部を水蒸気として除去した。
この粒状物の含水率は室温での平衡後で9.5%であると
測定された。従来のミキサー中でこの粒状物を攪拌しな
がら水を噴霧することにより、含水率を17%にまで調整
した。
測定された。従来のミキサー中でこの粒状物を攪拌しな
がら水を噴霧することにより、含水率を17%にまで調整
した。
(c)(b)の下で得られた予備ブレンドされた混合物
の粒状物(H2O含有率17%)を、ホッパーを介して、射
出成形機Arburg 329−210−750に供給し、引張り試験用
の試料を製造した。バレルの温度分布は、90℃−155℃
−155℃−155℃であった。
の粒状物(H2O含有率17%)を、ホッパーを介して、射
出成形機Arburg 329−210−750に供給し、引張り試験用
の試料を製造した。バレルの温度分布は、90℃−155℃
−155℃−155℃であった。
射出重量は7.8g、滞留時間は450秒、射出圧力は1,800バ
ール、背圧は80バール、そしてスクリュー速度は180rpm
であった。
ール、背圧は80バール、そしてスクリュー速度は180rpm
であった。
このようにして製造された引張り試験用試料を、任意の
標準条件として、耐候試験キャビネット中、50%R.H.で
5日間かけて状態調整した。
標準条件として、耐候試験キャビネット中、50%R.H.で
5日間かけて状態調整した。
この試験用試料は標準DIN形状(DIN第53455号)を有し
ていた。
ていた。
(d)そして、状態調整された引張り試験用試料を、参
考例1で用いたZwick引張り試験装置上でその応力/ひ
ずみ挙動について試験した。
考例1で用いたZwick引張り試験装置上でその応力/ひ
ずみ挙動について試験した。
射出成形されたポリマーブレンドは、ブレンドなし澱粉
よりも靭性かつ湿り空気に対して抵抗性であった。
よりも靭性かつ湿り空気に対して抵抗性であった。
実施例11 含水量を22%に調整し、カッターをダイ前面から取り外
した以外は、参考例1のステップ(a)及び(b)を同
様に繰り返した。過剰な水の蒸発の結果として発泡した
連続する押出し物を得た。この発泡体を30〜40mmの長さ
に裁断すると、荒充填用の包装絶縁材料として有用なも
のが得られた。
した以外は、参考例1のステップ(a)及び(b)を同
様に繰り返した。過剰な水の蒸発の結果として発泡した
連続する押出し物を得た。この発泡体を30〜40mmの長さ
に裁断すると、荒充填用の包装絶縁材料として有用なも
のが得られた。
実施例12 実施例、参考例1〜10の各射出成形操作の間、発泡体を
形成する用途を例示するための実験を行った。参考例1
のステップ(a)、(b)及び(c)に記載のようにし
て得られた溶融物質を、各場合につき、密閉型中に射出
成形するのではなく、外気中に押出しした(ステップ
(c))。各場合につき、この物質を包装用の荒充填材
として有用である発泡押出し物へと転換した。
形成する用途を例示するための実験を行った。参考例1
のステップ(a)、(b)及び(c)に記載のようにし
て得られた溶融物質を、各場合につき、密閉型中に射出
成形するのではなく、外気中に押出しした(ステップ
(c))。各場合につき、この物質を包装用の荒充填材
として有用である発泡押出し物へと転換した。
実施例13 参考例1の粒状物とポリスチレンとを30:70の重量部の
比率で混合し、実施例12に従って処理した。得られた発
泡押出し物は、構造用フォームをはじめとする多様な用
途に適用である。非常に微細かつ均一な気泡構造を有し
ていた。
比率で混合し、実施例12に従って処理した。得られた発
泡押出し物は、構造用フォームをはじめとする多様な用
途に適用である。非常に微細かつ均一な気泡構造を有し
ていた。
Claims (13)
- 【請求項1】a)澱粉と水成分を基準にして5〜40重量
%の含水率を有する澱粉を、密閉空間内で、剪断下で、
その成分のガラス転移点及び融点より上の温度で用いた
温度における水の蒸気圧に対して最小となる圧力で、加
熱して溶融体を生成し、そして、その溶融体を澱粉顆粒
の分子構造が融解及びその溶融体が均一化するのに十分
な時間加熱することにより製造される変性澱粉; b)ビニルピロリドンと、ビニルエステル、スチレン又
はジメチルアミノエチルメタクリレートであるモノマー
よりなる少なくとも1種のコポリマーであって、このコ
ポリマーはヒドロキシル基を含まず、かつこのコポリマ
ーのビニルピロリドンのモル含有率が5〜95%であるも
の;及び c)本質的に水不溶性の熱可塑性ポリマーであって、 (i)ポリオレフィン、ポリビニルエステル、ポリスチ
レン、ポリアクリロニトリル、ポリアクリレート、ポリ
メタクリレート、ポリアセタール、熱可塑性重縮合物、
ポリアリールエーテル、熱可塑性ポリイミド; (ii)アルキレン/ビニルエステル・コポリマー、アル
キレン/ビニルアルコール・コポリマー、、アルキレン
/アクリル酸又はメタクリル酸コポリマー、アルキレン
/アクリレート又はメタクリレート・コポリマー、ビニ
ルアルコール/ビニルエステル・コポリマー、ABS−コ
ポリマー、スチレン/アクリロニトリル・コポリマー、
アルキレン/マレイン酸無水物・コポリマー、部分的に
加水分解されたポリアクリレート又はポリメタクリレー
ト、部分的に加水分解されたアクリレートとメタクリレ
ートのコポリマー、アクリル酸/アクリロニトリル・コ
ポリマー、アクリルアミド/アクリロニトリル・コポリ
マー、アミドエーテル又はアミドエステルのブロックコ
ポリマー、ウレタンエステル又はウレタンエーテルのブ
ロックコポリマー、及びこれらの混合物から選ばれる熱
可塑性ポリマー; を含む組成物であって、変性澱粉:成分b)とc)の計
の重量比が99:1〜20:80である組成物。 - 【請求項2】成分b)がポリ(N−ビニルピロリドン−
酢酸ビニル)である、請求項1に記載の組成物。 - 【請求項3】変性澱粉:成分b)の割合が90:10〜70:30
である、請求項1又は2に記載の組成物。 - 【請求項4】成分b)とc)の合計が、全組成物の1〜
50重量%である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の
組成物。 - 【請求項5】成分c)が(i)ポリエチレン、ポリプロ
ピレン、ポリイソブチレン、ポリ(酢酸ビニル)、ポリ
アミド、熱可塑性ポリエステル、ポリウレタン、ポリカ
ーボネート、ポリ(アルキレンテレフタレート)、(i
i)エチレン/酢酸ビニル・コポリマー、エチレン/ビ
ニルアルコール・コポリマー、エチレン/アクリル酸・
コポリマー、エチレン/アクリレートコポリマー、エチ
レン/メタクリレート・コポリマー、スチレン/アクリ
ロニトリル・コポリマー、エチレン/マレイン酸無水物
・コポリマー、及びこれらの混合物から選ばれる熱可塑
性ポリマーであって、請求項1〜4のいずれか1項に記
載の組成物。 - 【請求項6】成分c)のポリマーが、室温でそのポリマ
ー100gあたり10%未満の割合で水を吸収する、請求項1
〜5のいずれか1項に記載の組成物。 - 【請求項7】含水率が、澱粉/水成分の10〜22重量%で
ある、請求項1〜6のいずれか1項に記載の組成物。 - 【請求項8】溶融体の形態である、請求項1〜7のいず
れか1項に記載の組成物。 - 【請求項9】凝固体の形態である、請求項1〜7のいず
れか1項に記載の組成物。 - 【請求項10】1)a)主としてアミロース及び/又は
アミロペクチンからなり、含水率が5〜40重量%である
澱粉; b)請求項1のb)において定義された少なくとも一種
のビニルピロリドンのコポリマー; c)請求項1のc)において定義された熱可塑性ポリマ
ー; を含む混合物であって、澱粉:成分b)とc)の計の重
量比が99:1〜20:80である混合物を; 2)前記混合物、射出成形機又は押出し機のスクリュー
・バレル内で、105〜240℃の温度で、かつ150×105N/m2
までの圧力で加熱して溶融体を形成し、そして該溶融体
を澱粉の変性及び溶融体が均一化するのに十分な時間加
熱する工程; 3)溶融体を製品に成形する工程;及び、 4)成形された製品を冷却する工程 からなる方法により製造された熱可塑性変性澱粉の成形
品。 - 【請求項11】成形工程が、発泡、フィルム形成、加圧
成形、射出成形、吹込成形、押出し成形、同時押出し成
形、真空発泡、加熱成形又はこれらの組み合せである、
請求項10に記載の成形品。 - 【請求項12】粒状、細粒状又はペレット状の形態であ
る、請求項10に記載の成形品。 - 【請求項13】容器、ビン、パイプ、棒、包装材料、シ
ート、発泡体、フィルム、袋、バック又は硬カプセルで
ある、請求項10に記載の成形品。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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US376057 | 1989-07-06 | ||
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US447741 | 1989-12-08 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0374444A JPH0374444A (ja) | 1991-03-29 |
JPH0725938B2 true JPH0725938B2 (ja) | 1995-03-22 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2170329A Expired - Lifetime JPH0725938B2 (ja) | 1989-07-06 | 1990-06-29 | 変性澱粉を含有する、ポリマーをベースとするブレンド組成物 |
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BR (1) | BR9003200A (ja) |
CA (1) | CA2020150A1 (ja) |
FI (1) | FI903315A0 (ja) |
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IT1234783B (it) * | 1989-05-30 | 1992-05-27 | Butterfly Srl | Procedimento per la produzione di composizioni a base di amido destrutturato e composizioni cosi ottenute |
IT1233599B (it) * | 1989-05-30 | 1992-04-06 | Butterfly Srl | Composizioni polimeriche per la produzione di articoli di materiale plastico biodegradabile e procedimenti per la loro preparazione |
US5288765A (en) * | 1989-08-03 | 1994-02-22 | Spherilene S.R.L. | Expanded articles of biodegradable plastics materials and a method for their production |
US5409973A (en) * | 1989-08-07 | 1995-04-25 | Butterfly S.R.L. | Polymer composition including destructured starch and an ethylene copolymer |
IT1232910B (it) * | 1989-08-07 | 1992-03-05 | Butterfly Srl | Composizioni polimeriche per la produzione di articoli di materiale plastico biodegradabile e procedimenti per la loro preparazione |
IT1240503B (it) * | 1990-07-25 | 1993-12-17 | Butterfly Srl | Miscela polimerica amidacea particolarmente per la produzione di film e simili e procedimento per la sua produzione. |
IT1242722B (it) * | 1990-08-09 | 1994-05-17 | Butterfly Srl | Film stratificato a matrice amidacea e di bassa permeabilita' e procedimento per la sua produzione. |
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AT398077B (de) * | 1991-04-02 | 1994-09-26 | Mundigler Norbert | Biologisch abbaubares verpackungs- füll-und polstermaterial mit geringer dichte, verfahren zu seiner herstellung und seine verwendung |
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IT1245485B (it) * | 1991-05-03 | 1994-09-20 | Butterfly Srl | Membrane permselettive e loro impiego |
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WO1996031561A1 (de) | 1995-04-07 | 1996-10-10 | Biotec Biologische Naturverpackungen Gmbh | Biologisch abbaubare polymermischung |
DE19624641A1 (de) | 1996-06-20 | 1998-01-08 | Biotec Biolog Naturverpack | Biologisch abbaubarer Werkstoff, bestehend im wesentlichen aus oder auf Basis thermoplastischer Stärke |
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-
1990
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