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JPH07255498A - エンドテリンレセプターに作用する物質の同定のためのテスト法 - Google Patents

エンドテリンレセプターに作用する物質の同定のためのテスト法

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Publication number
JPH07255498A
JPH07255498A JP7056274A JP5627495A JPH07255498A JP H07255498 A JPH07255498 A JP H07255498A JP 7056274 A JP7056274 A JP 7056274A JP 5627495 A JP5627495 A JP 5627495A JP H07255498 A JPH07255498 A JP H07255498A
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JP
Japan
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cell
substance
reporter gene
vector
etr
Prior art date
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Pending
Application number
JP7056274A
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English (en)
Inventor
Burkhard Dr Kroeger
クレーガー ブルクハルト
Siegfried Bialojan
ビアローヤン ジークフリート
Claus Dr Bollschweiler
ボルシュヴァイラー クラウス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
BASF SE
Original Assignee
BASF SE
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by BASF SE filed Critical BASF SE
Publication of JPH07255498A publication Critical patent/JPH07255498A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N15/00Mutation or genetic engineering; DNA or RNA concerning genetic engineering, vectors, e.g. plasmids, or their isolation, preparation or purification; Use of hosts therefor
    • C12N15/09Recombinant DNA-technology
    • C12N15/63Introduction of foreign genetic material using vectors; Vectors; Use of hosts therefor; Regulation of expression
    • C12N15/79Vectors or expression systems specially adapted for eukaryotic hosts
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N15/00Mutation or genetic engineering; DNA or RNA concerning genetic engineering, vectors, e.g. plasmids, or their isolation, preparation or purification; Use of hosts therefor
    • C12N15/09Recombinant DNA-technology
    • C12N15/63Introduction of foreign genetic material using vectors; Vectors; Use of hosts therefor; Regulation of expression
    • C12N15/65Introduction of foreign genetic material using vectors; Vectors; Use of hosts therefor; Regulation of expression using markers
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12QMEASURING OR TESTING PROCESSES INVOLVING ENZYMES, NUCLEIC ACIDS OR MICROORGANISMS; COMPOSITIONS OR TEST PAPERS THEREFOR; PROCESSES OF PREPARING SUCH COMPOSITIONS; CONDITION-RESPONSIVE CONTROL IN MICROBIOLOGICAL OR ENZYMOLOGICAL PROCESSES
    • C12Q1/00Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions
    • C12Q1/68Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions involving nucleic acids
    • C12Q1/6897Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions involving nucleic acids involving reporter genes operably linked to promoters

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンドテリンレセプターに作用する物質の同
定のためのテスト法 【構成】 a)エンドテルミンレセプター(ETR)を
内在性に表現するセルラインを選択するか又はETR組
換え体を安定に表現するセルラインを製造し、 b)工程a)の後の宿主細胞を、 b1)細胞内メッセンジャー物質の上昇により活性化さ
れるプロモーターを含有し、 b2)機能的にb1)に記載のプロモーターと結合する
リポーター遺伝子を有する組換えベクターを用いてトラ
ンスフェクトさせ、 c)工程b)の後の c1)工程b)に記載のベクターを一時的に含有するか
又は c2)工程b)に記載のベクターを安定に集積して含有
する細胞を確立させ、 d)工程c)からの細胞をテストすべき物質と接触さ
せ、 e)工程d)の後の細胞中のリポーター遺伝子の表現を
測定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンドテリンレセプタ
ーに作用する物質を同定するための機能的テスト法に関
する。
【0002】
【従来の技術】エンドテリン(ET)は、内皮細胞中及
び多くの他の組織中に先駆蛋白質(Prepro-ET、big-
ET)として表現され、相応するエンドテリン変換系
(ECEs)により生物学的に活性な形に変換されうる
21個のアミノ酸から成る(Inoue,A.等のProc.Natl.Ac
ad.Sci.USA,86,2863-2867,1989;Yanagisawwa,M.等のTIP
S10,374-378,1989)。
【0003】2個又は5個のアミノ酸中で相互に異なっ
ており、異なる遺伝子をコードしているエンドテリンの
3種のイソ形、ET−1、ET−2、ET−3が知られ
ている(Yanagisawa,M.等のNature 332,411-415,198
8)。
【0004】この作用の基本は、エンドテリンと平滑筋
細胞(ETRa)及び内皮細胞(ETRb)上の特異的
レセプター(ETR)(それらの一次構造は解明されて
いる)との相互作用である (Arai,H.等のNature 348,7
30-732,1990;Sakurai,T.等のNature 348,732-735,199
0)。
【0005】ET−レセプターは、7−トランスメンブ
ランドメイン−レセプターの分類に属し、これは、細胞
内でG−蛋白質とカップリングしており、それにより、
特異的に、”第2メッセンジャー”−カスケードを作動
させる(カルシウム、cAMP、PIP、cGMP)。
【0006】血圧の薬物学的影響に関して、そのレセプ
ターへのエンドテリンの作用に影響する物質は重要であ
る。殊に、ETRa−アンタゴニストは、血圧低下剤と
して重要であり;ETRb−アゴニストは、血管拡張剤
として使用可能である。
【0007】レセプターへの作用を有する物質を求める
典型的なスクリーニングは、レセプター結合検定に基づ
く。この先行文献によれば、確かに、同定された作用物
質の機能(アンタゴニスムス、アゴニスムス)に関して
は何も言及できない。この情報は、複雑なインビトロ−
モデルでの(例えば放射能CAMP−測定)、もしくは
経費のかかる動物実験で初めて取得されるはずである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って、エンドテリン
レセプターに対してアゴニスト特性又はアンタゴニスト
特性を有する適当な物質を同定することを可能とするテ
スト系を提供する課題が存在した。
【0009】
【課題を解決するための手段】この課題は、エンドテリ
ンレセプター(ETR)に作用する物質の同定のための
本発明によるテスト法により解決され、これは次の工程
を包含する: a)エンドテリンレセプター(ETR)を内在性に表現
するセルラインを選択するか、又はETR組換え体を安
定に表現するセルラインを製造し、 b)工程a)の後の宿主細胞を、 b1)細胞内メッセンジャー物質の上昇により活性化さ
れるプロモーターを含有し、 b2)機能的にb1)に記載のプロモーターと結合する
リポーター遺伝子(Reportergen)を有する
組換えベクターを用いてトランスフェクトさせ、 c)工程b)の後の c1)工程b)に記載のベクターを一時的に含有するか
又は c2)工程b)に記載のベクターを安定に集積して含有
する細胞を確立させ、 d)工程c)からの細胞をテストすべき物質と接触さ
せ、 e)工程d)の後の細胞中のリポーター遺伝子の表現を
測定する。
【0010】本発明の基本原理は、リガンド結合により
誘導されたレセプター活性及びこれに結び付いた、信号
形質導入連鎖の誘発(例えばcAMP−発生)の高活性
リポーター系へのカップリングに基づく。
【0011】このリポーター系は、細胞内メッセンジャ
ー物質(第2メッセンジャー)の濃度の変化により活性
化可能な1個のプロモーターを含有する構成から成る。
ここで、カルシウム、cAMP、cGMP又はホスホイ
ノシトールホスフェート(PIP)に応答するプロモー
ターを使用するのが有利である。
【0012】これらプロモーターは、その遺伝子生成物
が容易に測定可能である遺伝子を調節する。この場合、
リポーター遺伝子、例えば、ルシフェラーゼ、クロラム
フェニコールアセチルトランスフェラーゼ、アルカリ性
ホスファターゼ、β−ガラクトシダーゼに関する遺伝子
を使用するのが有利である。
【0013】本発明のテスト法の最初の工程a)で、エ
ンドテリン−レセプターを内在性に表現するセルライン
を選択する。この場合、これは、ETRa(例えば,S
KNMC、Ratl、A10、A7R5)又はETRb
(エンドテル細胞)でありうる。
【0014】二者択一的に、宿主細胞は、例3に記載の
方法により、相応するエンドテリン−レセプター(ET
Ra又はETRb)をコードする組換えべクターで安定
に形質転換させられる(例1参照)。
【0015】有利には、この組換えべクターは、他の遺
伝子断片例えば、調節信号又は選択マーカーを有してい
てよい。選択マーカー例えば、ネオマイシン−レジステ
ンツ(neoR)の使用が特に有利である。
【0016】ETRの表現のための宿主細胞としては、
特に、CHO−K1−セルライン(ATCC Nr.C
CL 61)が好適である。
【0017】もう一つの工程で、細胞内メッセンジャー
物質の濃度に依存して調節されるプロモーターを有する
組換えべクターが製造される。細胞内メッセンジャー物
質又は”第2メッセンジャー”とは、殊に、カルシウ
ム、cAMP、cGMP及びホスホイノシトールホスフ
ェートと理解すべきである。
【0018】このようなプロモーターとは、”第2メッ
センジャー”−制御転写のために必要な全てのエレメン
トを包含する配列範囲と理解すべきである。基礎転写コ
ントロールのエレメント、例えば、”TATA−ボック
ス”及び”CCAAT−ボックス”も、誘導可能な転写
コントロールのエレメント、例えば”第2メッセンジャ
ー”−依存性転写ファクター、いわゆる”応答エレメン
ト(REs)”のための結合配列もこれに該当する。
【0019】ここで、これは、カルシウム−REs、c
AMP−REs、cGMP−REs又はホスホイノシト
ールホスフェート−REsでありうる。これらREsの
配列及びこれらに結合するファクター、例えば、cAM
P応答性エレメント結合プロテイン(CREB)は公知
である(Montminy,M.R.等のProc.Natl.Acad.Sci.U.S.A.
83,6682-6686,1986).本発明に好適なプロモーター
は、天然に由来してよく、例えば、ソマトスタチン−遺
伝子、fos−遺伝子、HIV−1 LTRs又は血管
作用性小腸ペプチド(VIP)−遺伝子のプロモーター
であってよいか、又は多くの種々の遺伝子プロモーター
から人工的に構成されていてよい。
【0020】例えば、これは、合成オリゴヌクレオチド
の融合及びリゲーシヨンにより行うことができる。複数
のcAMP応答エレメントと基本サイトメガロウイルス
IE−遺伝子プロモーターとの融合を実施するのが有利
である。
【0021】この構成されたプロモーターに、リポータ
ー遺伝子を機能的に結合させる。リポーター遺伝子は、
その表現される遺伝子生成物が容易に測定−又は定量可
能な信号を生じるような遺伝子である。
【0022】一般に、好適なリポーター遺伝子は、慣用
の方法で立証可能であるような蛋白質に関する遺伝子で
ある。リポーター遺伝子として、容易に立証可能な反応
を触媒作用する酵素に関する遺伝子を使用するのが有利
である。
【0023】特に好適なリポーター遺伝子は、クロラム
フェニコール−アセチル−トランスフェラーゼ(CA
T)又はルシフェラーゼに関する遺伝子である。
【0024】構成されたプロモーターとリポーター遺伝
子の機能的結合は、リポーター遺伝子の転写を”第2メ
ッセンジャー”−依存性のプロモーターのコントロール
下に行うことを意味する。
【0025】工程a)の後の宿主細胞の組換えべクター
による形質変換(工程b)は、全ての慣用の形質変換
法、例えば、電気泳動、燐酸カルシウム又はリポソーム
介在トランスフェクシヨンにより行うことができる。特
に、この形質変換のためには、例3で使用したリポソー
ム介在トランスフェクシヨンが有利である。
【0026】宿主細胞が組換えべクターで形質変換され
た後に、もう一つの工程c)で、べクターを一時的に又
は安定に集積して表現するような細胞を更に使用する。
【0027】一時的な表現とは、限られた期間(約24
−48時間)のみの表現と理解すべきである。安定な表
現のために、べクターは宿主細胞のゲノム中に集積す
る。
【0028】もう一つの工程d)で、工程c)で単離さ
れた細胞は、テストすべき物質に特異的なETR−リガ
ンド(例えばET−1)と接触される。
【0029】このことは、テストすべき物質を、通常1
0~3M〜10~6Mの濃度で、かつエンドテリン(ET−
1)を、通常10~8Mの濃度で血清不含の細胞培養培地
に添加することにより行う。
【0030】テストすべき物質は、ET−刺激された宿
主細胞と一般に2〜24時間接触する。引き続き、この
細胞をリゼートし、リポーター遺伝子−表現の評価のた
めに、例4に記載のように準備する。
【0031】テスト物質で処理されたテスト細胞中のリ
ポーター遺伝子の表現を測定し、同じセルラインをET
のみで刺激した対照と比較する。双方の測定値の比較に
より、ただちに、テストされた物質がリポーター遺伝子
表現に、かつET−ETR−相互反応に影響するか否か
を示すことができる。
【0032】本発明の決定的な利点は、直接、高い感度
で、かつ高い処理率で、物質のET−レセプターへの機
能的データもしくは作用(アンタゴニスムス、アゴニス
ムス)を提供するテスト法である。これにより、ET−
レセプターに作用する物質への有効な物質スクリーニン
グを行うことが可能になる。
【0033】
【実施例】次の実施例で本発明を更に説明する。
【0034】例1 ETRaもしくはETRbをコードするべクターの構成 ヒトETa−レセプターのcDNAを、公開データ(Ad
achi,M.等のBiochem.Biophys.Res.Communic.180,1265-7
2,1991)に基づき、ヒト胎盤c−DNA−Bankから
単離し、プラスミド p Bluescript SK
(Stratagene,La Jolla)の複数ク
ローニング部位(Hind III/Xho I)にク
ローニングした。ETRaに関してコードする配列は、
1284bpを有する。
【0035】ヒトETb−レセプターのcDNAを、公
開データ(Nakamura,M.等のBiochem.Boiophys.Res.Comm
unic.177,34-39,1991)に基づき、ヒト肝臓cDNA−
Bankから単離し、p Bluescript SK
(BamH I/HindIII)にクローニングし
た。ETRbに関してコードする配列は、1329bp
を有する。
【0036】組換え表現のために、双方のレセプター
を、真核べクターpcDNA I NEO(Invitroge
n,San Diego)に再クローニングした(Umkloniert)。
このために、双方のレセプターDNAフラグメントを、
それぞれ制限酵素BamH I/Xho Iを用いてp
Bluescriptから単離し、pcDNA I
NEOの複数クローニング部位の相応する切断位置ni
リゲートした。
【0037】この操作を実施するために使用した技術
は、例えば、”Molecular Cloning",Sambrook et al,C
old Spring Harbor Laboratory,1989に記載の慣用の分
子生物学的技術である。
【0038】例2 構成されたプロモーターの構成及びリポーター遺伝子と
の融合 a)市販のリポーター構成pMANneo−luc(F
A.Clontech,Kat.No.6171−1)
から出発し、エンハンサー/プロモーター不含のリポー
タープラスミドを構成させた。このために、pMAMn
eo−luc中のRSV−LTRs及びMNTV−LT
Rsの調節配列を有する範囲を、NdeI及びNheI
を用いる制限切断により欠失させ、制限酵素NdeI、
MluI、NotI、SPeI及びNheIに関する認
識配列を有するポリリンカーで置換した。こうして生じ
たリポータープラスミドpneoLucは、調節性配列
をポリリンカー領域内に吸収する働きをする。
【0039】合成されたプロモーターを4個の合成オリ
ゴヌクレオチドから製造した: b)SEQ ID NO:1は、位置−67〜+1のヒ
ト サイトメガロウイルス イメデイエート アーリー
ゲンス(humanen Cytomegalovirus ImmediateEarly G
ens)のプロモーター領域に相当する(Henninghausen
L.G.,Fleckenstein B,;EMBO J.5,1367-1371,1986). 付加的に、SEQ ID NO:1は、制限エンドヌク
レアーゼに関する2個の認識配列を有する:NotIに
関する5'末端、SpeIに関する3'末端。
【0040】SEQ ID NO:2は、SEQ ID
NO:1に対する対向ストランドに相当する。
【0041】c)SEQ ID NO:3は、血管作用
小腸ペプチド(VIP)遺伝子のcAMP応答エレメン
トの4倍繰返しに相当する(Tsukada,T.等のJ.Biol.Che
m.262,8743-8747,1987)。
【0042】付加的に、SEQ ID NO:3は、制
限エンドヌクレアーゼに関する2個の認識配列を有す
る:NedIに関する5'末端、NotIに関する3'末
端。
【0043】SEQ ID NO:4は、SEQ ID
NO:3に対する対向ストランドに相当する。
【0044】d) 組換えべクターの製造のために、S
EQ ID NO:1及びSEQ ID NO:2をハ
イブリドさせ、NotI/SpeI切断し、かつ、SE
Q ID NO:3及びSEQ ID NO:4をハイ
ブリドさせ、NdeI/NotI切断した。次いで、双
方の生成物を、例2a)からのNdeI及びSpeIで
線状化されたべクターpneoLucにクローニングさ
せた。このクローニング法は、各々の成分の正当な、即
ち機能的な配向を結果として有する。
【0045】pneoLucからのBglIII/Hin
dIII制限フラグメントの欠失により、NeoR−遺伝
子は、それがもはや機能的でない程度に短縮された。ト
ランスフェクトすべき宿主細胞は、既に、ETRaもし
くはETRb−べクターを介して(例1参照)ネオマイ
シンに対して耐性であり、従って相応する選択はもはや
不可能であるので、このことは必要であった。安定な形
質変換体への選択は、ハイグロマイシン−含有媒体中で
の培養によるハイグロマイシン耐性遺伝子(Stratagen
e)を有するべクターを用いる同時トランスフェクシヨ
ンにより行った(例3)。
【0046】例3 安定なテストセルラインの形質変換及び選択 CHO−K1−細胞を、FCS10%を有するDMEM
/HamF12−(1:1)−培地中で、10cm−ペ
トリシャーレ中に細胞1×106の細胞密度で接種し、
一晩培養した。
【0047】血清不含の培地2ml中に入れられたトラ
ンスフェクタム(PromegaNr.E 1231)
10μl中のべクターDNA2μlを用いて、トラン
スフェクシヨンを6時間に渡って行った。その後、血清
含有培地中に移行させた。更に42時間の後に、細胞を
選択培地中に移行させた。
【0048】工程a)の後のETR−表現性宿主細胞の
場合に、ゲネチシン(G418−スルフェート)600
μg/mlを含有する培地中で選択を行った。
【0049】ハイグロマイシン50μg/mlが添加さ
れた培地中での選択により、工程b)の後のべクターを
安定に表現する細胞を得た。
【0050】例4 テストの実施 例3による細胞を、マイクロ適定プレート(Packa
rd ”Viewplate”Nr 600−518
2)中に接種し(細胞密度1×105個/ウエル;FC
S10%を有するDMEM/HamF12−培地)、1
6時間の後に、血清不含培地中に移行させた。更に4時
間の後に、テストすべき物質の希釈のために、ET−1
10~8Mを加えた。対照細胞はET−1のみで処理し
た。
【0051】2〜16時間のインキュベーシヨンの後
に、この細胞をリシス緩衝液(25nM Tris−燐
酸塩、pH 7.8; 2mM DTT; 2mM
1,2−ジアミノシクロヘキサン−N,N,N’,N’
−テトラ酢酸;10%グリセロール;1%Triton
X−100)30μl/ウエルの添加により溶解させ
た(15分、室温)。
【0052】この細胞エキスに、ルシフェラーゼ検定基
質(コエンチームA 270μM、ルシフェリン470
μM、ATP530μM)50μlを添加した。ルシフ
ェラーゼ−活性の測定は、慣用のルミノメーターで行う
ことができ;Firma Hamamatsuの2D−
ルミノメーター中で測定するのが有利である。
【0053】例5 大量スクリーニングでのこのテスト系の使用 例4による検定系を、エンドテリンとそのレセプターと
の相互作用に特異的に影響する物質の”ランダムスクリ
ーニング”のために使用する。
【0054】このスクリーニングで使用すべき物質を、
μMの濃度でDMSO中に溶かし、適当に希釈して、例
4によるテストで使用する。
【0055】配列プロトコル (1)一般的情報: (i)出願人: (A)名称:BASF アクチエンゲゼルシャフト (B)通り:カール−ボッシュ−シュトラーセ 38 (C)地名:ルードウイッヒスハーフェン (E)国:ドイツ連邦共和国 (F)郵便番号:D−67056 (G)電話:0621/6048526 (H)テレファックス:0621/6043123 (I)テレックス:1762175170 (ii)発明の名称:エンドテリンレセプターに作用する
物質の同定のためのテスト法 (iii)配列の数:4 (iv)コンピューター読み取り可能形: (A)媒体型:フロッピーデイスク (B)コンピューター:IBM PC コンパチブル (C)オペレーテイングシステム:PC−DOS/MS
−DOS (D)ソフトウエア:パテント イン リリース #
1.0 バージヨン #1.25(EPA) (2)SEQ ID NO:1に関する情報: (i)配列の特徴: (A)長さ:75塩基対 (B)型:核酸 (C)鎖の型:1本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)分子の種類:DNS(ゲノム) (iii) ハイポセテイカル:No (iii) アンチセンス:No (vi) 起源: (A)生物名:ヒト サイトメガロ ウイルス(Human C
ytomegalo Virus) (viii) ゲノム中の位置: (B)存在位置:イメデイエート アーリー ゲン プ
ロモーター (xi) 配列:SEQ ID NO:1
【0056】
【化1】
【0057】(2)SEQ ID NO:2に間する情
報: (i)配列の特徴: (A)長さ:75塩基対 (B)型:核酸 (C)鎖の型:1本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)分子の種類:DNS(ゲノム) (iii) ハイポセテイカル:No (iii) アンチセンス:Yes (vi) 起源: (A)生物名:ヒト サイトメガロ ウイルス(Human C
ytomegalo Virus) (viii) ゲノム中の位置: (B)存在位置:イメデイエート アーリー ゲン プ
ロモーター (xi) 配列:SEQ ID NO:2:
【0058】
【化2】
【0059】(2)SEQ ID NO:3に関する情
報: (i)配列の特徴: (A)長さ:106塩基対 (B)型:核酸 (C)鎖の型:1本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)分子の種類:DNS(ゲノム) (iii) ハイポセテイカル:No (iii) アンチセンス:No (vi) 起源: (A)生物名:ホモ サピエンス(Homo Sapi
ens) (xi) 配列:SEQ ID NO:3:
【0060】
【化3】
【0061】(2)SEQ ID NO 4に関する情
報: (i)配列の特徴: (A)長さ:108塩基対 (B)型:核酸 (C)鎖の型:1本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)分子の種類:DNS(ゲノム) (iii) ハイポセテイカル:No (iii) アンチセンス:Yes (vi) 起源: (A)生物名:ホモ サピエンス(Homo Sapi
ens) (xi) 配列:SEQ ID NO:4:
【0062】
【化4】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 クラウス ボルシュヴァイラー ドイツ連邦共和国 ハイデルベルク カー ル−クリスト−シュトラーセ 13

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンドテリンレセプター(ETR)に作
    用する物質を同定するためのテスト法において、これ
    は、次の工程: a)エンドテリンレセプター(ETR)を内在性に表現
    するセルラインを選択するか、又はETR組換え体を安
    定に表現するセルラインを製造し、 b)工程a)の後の宿主細胞を、 b1)細胞内メッセンジャー物質の上昇により活性化さ
    れるプロモーターを含有し、 b2)機能的にb1)に記載のプロモーターと結合する
    リポーター遺伝子を有する組換えベクターを用いてトラ
    ンスフェクトさせ、 c)工程b)の後の c1)工程b)に記載のベクターを一時的に含有するか
    又は c2)工程b)に記載のベクターを安定に集積して含有
    する細胞を確立させ、 d)工程c)からの細胞をテストすべき物質と接触さ
    せ、 e)工程d)の後の細胞中のリポーター遺伝子の表現を
    測定するを包含することを特徴とする、エンドテリンレ
    セプターに作用する物質を同定するためのテスト法。
  2. 【請求項2】 工程b2)でのリポーター遺伝子とし
    て、ルシフェラーゼに関する遺伝子を使用する、請求項
    1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 工程a)での細胞として、細胞CHO−
    K1を使用する、請求項1又は2に記載の方法。
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