JPH072538B2 - カード搬出装置 - Google Patents
カード搬出装置Info
- Publication number
- JPH072538B2 JPH072538B2 JP62323223A JP32322387A JPH072538B2 JP H072538 B2 JPH072538 B2 JP H072538B2 JP 62323223 A JP62323223 A JP 62323223A JP 32322387 A JP32322387 A JP 32322387A JP H072538 B2 JPH072538 B2 JP H072538B2
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- JP
- Japan
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- card
- roller
- gap
- reverse roller
- feed roller
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Links
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Landscapes
- Vending Machines For Individual Products (AREA)
- Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、例えばテレフォンカード等のカード商品自
動販売機に組み込まれたカード搬出装置に関する。
動販売機に組み込まれたカード搬出装置に関する。
まず第2図によりこの発明の実施対象となるリバース方
式の頭記カード搬出装置の概要を説明する。なおこのカ
ード搬出装置は同じ出願人より実願昭62−105822として
既に提案されているものである。図において、1は多数
枚のカード2を積み重ね式に収納するカード収容ケース
であり、その底部にはカード繰出しローラ3を備え、か
つ前面下部にはカード搬出口4が開口している。さらに
カード収容ケース1の搬出口の前方にはゴム製のフィー
ドローラ5,およびリバースローラ6が間隙gを隔てて対
向し合うように配備されており、かつ前記間隙gはカー
ド2の厚さdを基準にカード1枚分よりも広く,2枚分よ
り狭く設定されている(d<g<2d)。なお7は収納カ
ード2を繰出しローラ3へ押しつける錘である。また前
記各ローラ3,5,6は共に同じ方向に回転駆動されるよう
に図示されてない歯車機構を介して駆動モータに伝動結
合されている。
式の頭記カード搬出装置の概要を説明する。なおこのカ
ード搬出装置は同じ出願人より実願昭62−105822として
既に提案されているものである。図において、1は多数
枚のカード2を積み重ね式に収納するカード収容ケース
であり、その底部にはカード繰出しローラ3を備え、か
つ前面下部にはカード搬出口4が開口している。さらに
カード収容ケース1の搬出口の前方にはゴム製のフィー
ドローラ5,およびリバースローラ6が間隙gを隔てて対
向し合うように配備されており、かつ前記間隙gはカー
ド2の厚さdを基準にカード1枚分よりも広く,2枚分よ
り狭く設定されている(d<g<2d)。なお7は収納カ
ード2を繰出しローラ3へ押しつける錘である。また前
記各ローラ3,5,6は共に同じ方向に回転駆動されるよう
に図示されてない歯車機構を介して駆動モータに伝動結
合されている。
かかる構成により通常のカード搬出動作は次のように行
われる。すなわち、待機状態ではカード収容ケース1に
多数枚のカード2が積み重ねて収納されており、ここで
カード搬出の指令が与えられると、各ローラ3,5,6が同
時に回転駆動される。これによりまず繰出しローラ3に
接している最下位のカード2が前方に送り出されてカー
ド搬出口4を通過し、その前方に位置するフィードロー
ラ5に受け渡して矢印Pのようにさらに前方へ搬送さ
れ、ここから図示されてないシュータを経て商品取出口
に搬出される。このようにカード収容ケース1からカー
ド2が1枚宛繰出された場合には第3図のように搬出カ
ード2aの上面とリバースローラ6との間には残余間隙が
残っているのでリバースローラ6がカード2に当接する
ことがなく、カード2aはそのままフィードローラ5の搬
送力により前方に搬送される。
われる。すなわち、待機状態ではカード収容ケース1に
多数枚のカード2が積み重ねて収納されており、ここで
カード搬出の指令が与えられると、各ローラ3,5,6が同
時に回転駆動される。これによりまず繰出しローラ3に
接している最下位のカード2が前方に送り出されてカー
ド搬出口4を通過し、その前方に位置するフィードロー
ラ5に受け渡して矢印Pのようにさらに前方へ搬送さ
れ、ここから図示されてないシュータを経て商品取出口
に搬出される。このようにカード収容ケース1からカー
ド2が1枚宛繰出された場合には第3図のように搬出カ
ード2aの上面とリバースローラ6との間には残余間隙が
残っているのでリバースローラ6がカード2に当接する
ことがなく、カード2aはそのままフィードローラ5の搬
送力により前方に搬送される。
これに対し、カード収容ケース1へのカード収納状態が
悪くカード2が不揃いのままカード収容ケース1内に積
み重ねて収納されていたり、あるいはカード同士が湿気
等により付着し合っていたりしてカード搬出動作の過程
で最下位のカードとその上位2枚目のカードとが重なり
合ったまま同時に収容ケース1から繰り出された場合に
は、第4図のように2枚のカード2a,2bが一緒にフィー
ドローラ5とリバースローラ6との間に挟み込まれるよ
うになる。しかして前述のようにカード2a,2bを挟んで
上下面に当接するリバースローラ6とフィードローラ5
とは同方向に回転しており、したがって上側のカード2b
はリバースローラ6の搬送力により下側のカード2aと分
離して矢印Q方向に押し戻され、下側のカード2aのみが
フィードローラ5の搬送力により前方へ送出されるよう
になる。これにより同時に2枚のカードが一緒に商品取
出口に搬出される搬出トラブルを未然に防止することが
できる。
悪くカード2が不揃いのままカード収容ケース1内に積
み重ねて収納されていたり、あるいはカード同士が湿気
等により付着し合っていたりしてカード搬出動作の過程
で最下位のカードとその上位2枚目のカードとが重なり
合ったまま同時に収容ケース1から繰り出された場合に
は、第4図のように2枚のカード2a,2bが一緒にフィー
ドローラ5とリバースローラ6との間に挟み込まれるよ
うになる。しかして前述のようにカード2a,2bを挟んで
上下面に当接するリバースローラ6とフィードローラ5
とは同方向に回転しており、したがって上側のカード2b
はリバースローラ6の搬送力により下側のカード2aと分
離して矢印Q方向に押し戻され、下側のカード2aのみが
フィードローラ5の搬送力により前方へ送出されるよう
になる。これにより同時に2枚のカードが一緒に商品取
出口に搬出される搬出トラブルを未然に防止することが
できる。
次に上記リバース方式のカード搬出装置の従来における
フィードローラ5,リバースローラ6の取付け詳細構造を
第5図に示す。すなわちフィードローラ5は機枠の左右
側壁8の間に軸支されてているのに対して、該フィード
ローラ5の上方に対向位置するリバースローラ6はコ字
形の支持枠9に軸支保持され、かつ支持枠9は上向きに
付勢する引張りばね10を介して側壁8の間に架設した調
節ねじ12の支持部を兼ねる取付け基台11に懸垂式に上下
に移動可能に支持した上で基台11に螺合した間隙調節ね
じ12により位置決め保持されている。なお13は調節ねじ
12の緩み止め用のばねである。
フィードローラ5,リバースローラ6の取付け詳細構造を
第5図に示す。すなわちフィードローラ5は機枠の左右
側壁8の間に軸支されてているのに対して、該フィード
ローラ5の上方に対向位置するリバースローラ6はコ字
形の支持枠9に軸支保持され、かつ支持枠9は上向きに
付勢する引張りばね10を介して側壁8の間に架設した調
節ねじ12の支持部を兼ねる取付け基台11に懸垂式に上下
に移動可能に支持した上で基台11に螺合した間隙調節ね
じ12により位置決め保持されている。なお13は調節ねじ
12の緩み止め用のばねである。
かかる構成で調節ねじ12をねじ操作することにより支持
枠11を介してリバースローラ6が上下に移動し、フィー
ドローラ5との間の間隙gをカード厚さに対応して可変
調節することができる。
枠11を介してリバースローラ6が上下に移動し、フィー
ドローラ5との間の間隙gをカード厚さに対応して可変
調節することができる。
ところで上記したリバースローラ5の取付け構造ではカ
ード搬出装置の実運転の際に次記のような問題点が発生
する。すなわち、カード2が例えばテレフォンカードあ
る場合にはカード2の厚さd=0.27mmであるから、フィ
ードローラ5とリバースローラ6との間の間隙gは常に
d<g<2d,したがって0.27mm<g<0.54mmに管理され
なければならない。
ード搬出装置の実運転の際に次記のような問題点が発生
する。すなわち、カード2が例えばテレフォンカードあ
る場合にはカード2の厚さd=0.27mmであるから、フィ
ードローラ5とリバースローラ6との間の間隙gは常に
d<g<2d,したがって0.27mm<g<0.54mmに管理され
なければならない。
しかして上記のように間隙gに関して厳しい管理が要求
されるにもかかわらず、このままでは周囲温度が変化す
ると、これに伴ってゴム製のローラ5,6は径方向に膨
張,収縮し、この結果として間隙gが変化するようにな
る。すなわち第5図において、周囲温度が上昇するとロ
ーラ5,6は一点鎖線で示すように膨張して径が増大する
ために初期設定された間隙gはg1に狭まるようになる。
一方,周囲温度が低下するとローラ5,6は二点鎖線で示
すように収縮して径が縮小するために間隙gはg2に拡が
るようになる。この点に関して発明者の実験によれば、
例えば30degの周囲温度変化があると、常温で適正値に
初期設定されていたローラ5と6との間の間隙gが先記
した間隙管理の条件を逸脱するようになり、この結果と
してフィードローラ5とリバースローラ6との間で正常
なカードの分離機能を遂行できなくなることが確認され
ている。
されるにもかかわらず、このままでは周囲温度が変化す
ると、これに伴ってゴム製のローラ5,6は径方向に膨
張,収縮し、この結果として間隙gが変化するようにな
る。すなわち第5図において、周囲温度が上昇するとロ
ーラ5,6は一点鎖線で示すように膨張して径が増大する
ために初期設定された間隙gはg1に狭まるようになる。
一方,周囲温度が低下するとローラ5,6は二点鎖線で示
すように収縮して径が縮小するために間隙gはg2に拡が
るようになる。この点に関して発明者の実験によれば、
例えば30degの周囲温度変化があると、常温で適正値に
初期設定されていたローラ5と6との間の間隙gが先記
した間隙管理の条件を逸脱するようになり、この結果と
してフィードローラ5とリバースローラ6との間で正常
なカードの分離機能を遂行できなくなることが確認され
ている。
しかも当該カード搬出装置を搭載したカード自動販売機
の据付け地域によっては年間を通じての気温変化が大で
あり、このために従来構成のカード搬出装置のままでは
寒暖差の大きな地域での使用に耐えられない不都合が生
じる。
の据付け地域によっては年間を通じての気温変化が大で
あり、このために従来構成のカード搬出装置のままでは
寒暖差の大きな地域での使用に耐えられない不都合が生
じる。
この発明は上記の点にかんがみ成されたものであり、そ
の目的は周囲温度の変動によるフィードローラとリバー
スローラとの間の間隙変動を相殺し、常に初期設定され
た適正間隙を保持できるようにして周囲温度の変動が大
きな地域でも安定したカード搬出動作を保証できるよう
にした信頼性の高いカード搬出装置の構成を提供するこ
とにある。
の目的は周囲温度の変動によるフィードローラとリバー
スローラとの間の間隙変動を相殺し、常に初期設定され
た適正間隙を保持できるようにして周囲温度の変動が大
きな地域でも安定したカード搬出動作を保証できるよう
にした信頼性の高いカード搬出装置の構成を提供するこ
とにある。
上記問題点を解決するために、この発明によれば、前面
下部にカード搬出口を開口し,底部にカード繰出しロー
ラを備えたカード収容ケースと、該ケースの搬出口前方
に位置し,かつ相互間にカード1枚分の厚みより広く,2
枚分の厚みより狭い間隙を隔てて上下に対向配備したリ
バースローラ,フィードローラとを具備して成り、かつ
前記リバースローラを記枠に対しばねで上向きに付勢し
て上下に移動可能に支持するとともに、該リバースロー
ラの支持枠に当接してリバースローラのフィードローラ
との間の間隙を調節する調節ねじを支持する取付け基台
を備え、前記カード収容ケース内に多数枚のカードを積
み重ねて収納し、指令によりカード収容ケースから繰出
したカードをフィードローラに受け渡して前方に送出す
るようにしたカード搬出装置において、前記リバースロ
ーラの上方に垂直の向きに延在し,一端部を機枠の側壁
に固定した温度変化により膨張,収縮する一対の温度補
償部材を設け、該一対の温度補償部材の自由端間に、前
記調節ねじの取付け基台を架設してなる温度補償機構を
設け、周囲温度変化に伴う前記フィードローラ,リバー
スローラの径方向の膨張,収縮分を前記温度補償部材の
膨張,収縮によって相殺してローラ間の間隙を一定に保
持するよう構成するものとする。
下部にカード搬出口を開口し,底部にカード繰出しロー
ラを備えたカード収容ケースと、該ケースの搬出口前方
に位置し,かつ相互間にカード1枚分の厚みより広く,2
枚分の厚みより狭い間隙を隔てて上下に対向配備したリ
バースローラ,フィードローラとを具備して成り、かつ
前記リバースローラを記枠に対しばねで上向きに付勢し
て上下に移動可能に支持するとともに、該リバースロー
ラの支持枠に当接してリバースローラのフィードローラ
との間の間隙を調節する調節ねじを支持する取付け基台
を備え、前記カード収容ケース内に多数枚のカードを積
み重ねて収納し、指令によりカード収容ケースから繰出
したカードをフィードローラに受け渡して前方に送出す
るようにしたカード搬出装置において、前記リバースロ
ーラの上方に垂直の向きに延在し,一端部を機枠の側壁
に固定した温度変化により膨張,収縮する一対の温度補
償部材を設け、該一対の温度補償部材の自由端間に、前
記調節ねじの取付け基台を架設してなる温度補償機構を
設け、周囲温度変化に伴う前記フィードローラ,リバー
スローラの径方向の膨張,収縮分を前記温度補償部材の
膨張,収縮によって相殺してローラ間の間隙を一定に保
持するよう構成するものとする。
上記の構成により、あらかじめ調節ねじでフィードロー
ラとリバースローラとの間の間隙をカードの厚みに対応
して適正に初期設定しておくことにより、周囲温度が変
化した場合には温度補償部材の上下方向の膨張,収縮に
よりローラ間の間隙変動量を相殺する方向にフィードロ
ーラとリバースローラとの相対位置が変位し、これによ
りローラ間に初期設定された間隙を常に一定保持するこ
とができる。
ラとリバースローラとの間の間隙をカードの厚みに対応
して適正に初期設定しておくことにより、周囲温度が変
化した場合には温度補償部材の上下方向の膨張,収縮に
よりローラ間の間隙変動量を相殺する方向にフィードロ
ーラとリバースローラとの相対位置が変位し、これによ
りローラ間に初期設定された間隙を常に一定保持するこ
とができる。
第1図は本発明実施例の構成を示すものであり、第5図
に対応する同一部材には同じ符号が付してある。
に対応する同一部材には同じ符号が付してある。
すなわち第5図の従来構造では機枠側の側壁8の間に直
接架設されていたリバースローラ6の上方に位置した調
節ねじ12の取付け基台11が、第1図の構成では基台11が
左右両端に配した符号14で示す一対の温度補償部材を介
して機枠の側壁8に支持されている。ここで前記の温度
補償部材14は熱膨張率の大なる材質,例えばポリアセタ
ール樹脂で作られた柱状体であり、その下端は側壁8に
固定されて垂直の向きに延在し、上部自由端側間に調節
ねじ12の取付け基台11が架設,結合されている。なお15
は基台8に並べて温度補償部材14の間に架設した補助枠
であり、該補助枠15にリバースローラ5に支持枠9を吊
り下げ支持するばね10の上端が係止され、かつ基台11に
螺合した調節ねじ12が補助枠15を遊嵌して貫通してい
る。また前記の温度保証部材14における固定端と基台結
合端との間の長さ寸法lは、周囲温度変化に伴って発生
する部材15の長手方向の膨張,収縮に追随する基台11の
上下変位量と、フィードローラ5とリバース6の膨張,
収縮によるローラ間の間隙gに発生する間隙変動量とが
丁度相殺し合うような長さに選定されている。
接架設されていたリバースローラ6の上方に位置した調
節ねじ12の取付け基台11が、第1図の構成では基台11が
左右両端に配した符号14で示す一対の温度補償部材を介
して機枠の側壁8に支持されている。ここで前記の温度
補償部材14は熱膨張率の大なる材質,例えばポリアセタ
ール樹脂で作られた柱状体であり、その下端は側壁8に
固定されて垂直の向きに延在し、上部自由端側間に調節
ねじ12の取付け基台11が架設,結合されている。なお15
は基台8に並べて温度補償部材14の間に架設した補助枠
であり、該補助枠15にリバースローラ5に支持枠9を吊
り下げ支持するばね10の上端が係止され、かつ基台11に
螺合した調節ねじ12が補助枠15を遊嵌して貫通してい
る。また前記の温度保証部材14における固定端と基台結
合端との間の長さ寸法lは、周囲温度変化に伴って発生
する部材15の長手方向の膨張,収縮に追随する基台11の
上下変位量と、フィードローラ5とリバース6の膨張,
収縮によるローラ間の間隙gに発生する間隙変動量とが
丁度相殺し合うような長さに選定されている。
次に上記構成によるフィードローラ5とリバースローラ
6との間の間隙gに対する温度補償動作に付いて説明す
る。まず常温でフィードローラ5とリバースローラ6と
の間に間隙gを初期設定した状態から周囲温度が上昇す
ると、ゴム製のローラ5,6は第5図で述べたように間隙
gを狭めるように径方向に膨張するが、同時に温度補償
部材15も長手方向に熱膨張して基台11,したがってロー
ラ支持枠9を介してリバースローラ6を上方に引き上げ
る。これによりフィードローラ5との相対位置が変わ
り、見掛け上でローラ5,6の膨張による間隙の変動量を
相殺して初期設定間隙gを保持することができる。同様
に周囲温度が低下した場合には、ローラ5と6の収縮に
より間隙gが広がろうとするが、同時に温度補償部材15
も長手方向に収縮してリバースローラ6をフィードロー
ラ5に近づけるように下降するので間隙変化を相殺する
ことができ、これによりローラ間の間隙gを周囲温度の
変動如何にかかわらず常に初期設定値に一定保持するこ
とができる。
6との間の間隙gに対する温度補償動作に付いて説明す
る。まず常温でフィードローラ5とリバースローラ6と
の間に間隙gを初期設定した状態から周囲温度が上昇す
ると、ゴム製のローラ5,6は第5図で述べたように間隙
gを狭めるように径方向に膨張するが、同時に温度補償
部材15も長手方向に熱膨張して基台11,したがってロー
ラ支持枠9を介してリバースローラ6を上方に引き上げ
る。これによりフィードローラ5との相対位置が変わ
り、見掛け上でローラ5,6の膨張による間隙の変動量を
相殺して初期設定間隙gを保持することができる。同様
に周囲温度が低下した場合には、ローラ5と6の収縮に
より間隙gが広がろうとするが、同時に温度補償部材15
も長手方向に収縮してリバースローラ6をフィードロー
ラ5に近づけるように下降するので間隙変化を相殺する
ことができ、これによりローラ間の間隙gを周囲温度の
変動如何にかかわらず常に初期設定値に一定保持するこ
とができる。
なお、図示実施例では温度補償部材14をリバースローラ
6側の取付け機構に組み込んだ例を示したが、遂にリバ
ースローラ6を固定的に保持した上でフィードローラ5
側の取付け部に温度補償部材を組み込んでローラ間の間
隙の温度補償を行わせるようにすることも可能である。
6側の取付け機構に組み込んだ例を示したが、遂にリバ
ースローラ6を固定的に保持した上でフィードローラ5
側の取付け部に温度補償部材を組み込んでローラ間の間
隙の温度補償を行わせるようにすることも可能である。
以上述べたようにこの発明によれば、リバースローラを
組み込んだカード搬出装置に対し、周囲温度変化に伴う
前記フィードローラ,リバースローラの径方向の膨張,
収縮分を相殺してローラ間の間隙を一定に保持する温度
補償機構を備えて構成したことにより、周囲温度が大幅
に変化した場合でもフィードローラとリバースローラと
の間の間隙を常に初期設定されて適正間隙に一定保持す
ることができ、これによりカード自動販売機に搭載して
使用するカード搬出装置の信頼性を大幅に高めることが
できる。また、リバースローラの上方に垂直の向きに延
在し,一端部を機枠の側壁に固定した温度変化により膨
張,収縮する一対の温度補償部材を設け、該一対の温度
補償部材の自由端間に調節ねじの取付け基台を架設して
なる温度補償機構としたことにより、温度補償機構を、
元々、リバースローラの上方にかつカード収容ケースの
前方に在った空間域を利用して設置できるので、搬出装
置全体の大きさを変更することなくコンパクトに構成で
きる。
組み込んだカード搬出装置に対し、周囲温度変化に伴う
前記フィードローラ,リバースローラの径方向の膨張,
収縮分を相殺してローラ間の間隙を一定に保持する温度
補償機構を備えて構成したことにより、周囲温度が大幅
に変化した場合でもフィードローラとリバースローラと
の間の間隙を常に初期設定されて適正間隙に一定保持す
ることができ、これによりカード自動販売機に搭載して
使用するカード搬出装置の信頼性を大幅に高めることが
できる。また、リバースローラの上方に垂直の向きに延
在し,一端部を機枠の側壁に固定した温度変化により膨
張,収縮する一対の温度補償部材を設け、該一対の温度
補償部材の自由端間に調節ねじの取付け基台を架設して
なる温度補償機構としたことにより、温度補償機構を、
元々、リバースローラの上方にかつカード収容ケースの
前方に在った空間域を利用して設置できるので、搬出装
置全体の大きさを変更することなくコンパクトに構成で
きる。
第1図は本発明実施例の構成を示すフィードローラ,リ
バースローラの取付け詳細構造図、第2図はリバース方
式カード搬出装置の概要図、第3図,第4図はそれぞれ
第2図によるカード搬出動作の説明図、第5図は従来に
おけるフィードローラ,リバースローラの取付け詳細構
造図である。各図において、 1:カード収容ケース、2:カード、3:繰出しローラ、4:ゲ
ート搬出口、5:フィードローラ、6:リバースローラ、8:
機枠側の側壁、9:ローラ支持枠、10:ばね、11:取付け基
台、12:調節ねじ、14:温度補償部材、g:ローラ間の間
隙。
バースローラの取付け詳細構造図、第2図はリバース方
式カード搬出装置の概要図、第3図,第4図はそれぞれ
第2図によるカード搬出動作の説明図、第5図は従来に
おけるフィードローラ,リバースローラの取付け詳細構
造図である。各図において、 1:カード収容ケース、2:カード、3:繰出しローラ、4:ゲ
ート搬出口、5:フィードローラ、6:リバースローラ、8:
機枠側の側壁、9:ローラ支持枠、10:ばね、11:取付け基
台、12:調節ねじ、14:温度補償部材、g:ローラ間の間
隙。
Claims (1)
- 【請求項1】前面下部にカード搬出口を開口し,底部に
カード繰出しローラを備えたカード収容ケースと、該ケ
ースの搬出口前方に位置し,かつ相互間にカード1枚分
の厚みより広く,2枚分の厚みより狭い間隙を隔てて上下
に対向配備したリバースローラ,フィードローラとを具
備して成り、かつ前記リバースローラを機枠に対しばね
で上向きに付勢して上下に移動可能に支持するととも
に、該リバースローラの支持枠に当接してリバースロー
ラのフィードローラとの間の間隙を調節する調節ねじを
支持する取付け基台を備え、前記カード収容ケース内に
多数枚のカードを積み重ねて収納し、指令によりカード
収容ケースから繰出したカードをフィードローラに受け
渡して前方に送出するようにしたカード搬出装置におい
て、前記リバースローラの上方に垂直の向きに延在し,
一端部を機枠の側壁に固定した温度変化により膨張,収
縮する一対の温度補償部材を設け、該一対の温度補償部
材の自由端間に、前記調節ねじの取付け基台を架設して
なる温度補償機構を設け、周囲温度変化に伴う前記フィ
ードローラ,リバースローラの径方向の膨張,収縮分を
前記温度補償部材の膨張,収縮によって相殺してローラ
間の間隙を一定に保持することを特徴とするカード搬出
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62323223A JPH072538B2 (ja) | 1987-12-21 | 1987-12-21 | カード搬出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62323223A JPH072538B2 (ja) | 1987-12-21 | 1987-12-21 | カード搬出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01167131A JPH01167131A (ja) | 1989-06-30 |
JPH072538B2 true JPH072538B2 (ja) | 1995-01-18 |
Family
ID=18152397
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62323223A Expired - Lifetime JPH072538B2 (ja) | 1987-12-21 | 1987-12-21 | カード搬出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH072538B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8342510B2 (en) * | 2009-03-09 | 2013-01-01 | Ezawa Jimuki Co., Ltd. | Apparatus for feeding sheets, booklets or the like and system for sorting forwarding documents |
JP2015507585A (ja) * | 2013-07-19 | 2015-03-12 | 光栄電子工業(蘇州)有限公司Glory Denshi Kogyo (Suzhou) Ltd. | 紙葉類搬送装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60137739A (ja) * | 1983-12-27 | 1985-07-22 | Oki Electric Ind Co Ltd | 給紙機構 |
JPH0450269Y2 (ja) * | 1986-03-18 | 1992-11-26 |
-
1987
- 1987-12-21 JP JP62323223A patent/JPH072538B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01167131A (ja) | 1989-06-30 |
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