JPH07250465A - ステップモータ - Google Patents
ステップモータInfo
- Publication number
- JPH07250465A JPH07250465A JP3937394A JP3937394A JPH07250465A JP H07250465 A JPH07250465 A JP H07250465A JP 3937394 A JP3937394 A JP 3937394A JP 3937394 A JP3937394 A JP 3937394A JP H07250465 A JPH07250465 A JP H07250465A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotor
- output shaft
- screw
- spring
- axial direction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】ねじ部の摩擦や摩耗を低減させ、回転負荷の軽
減を図ることができるステップモータを提供する。 【構成】このステップモータ1は、ねじの作用によりロ
ータ4の回転を軸方向の動きに変換し、出力軸9を軸方
向に移動させる構造であり、筒状に形成され、外周部に
複数の永久磁石7を設けると共に、軸芯位置にねじ孔を
有するねじ支持部8を設けたロータ4と、外周部におね
じを有し、ロータ4のねじ支持部8のねじ孔に螺合して
挿入される出力軸9と、ロータ4内に軸方向に移動可能
に配設され、軸芯位置にねじ孔を有し、そのねじ孔に出
力軸9が螺合して挿入されるばね受部材10と、ロータ
4とばね受部材10との間に配設され、ロータ4とばね
受部材10を相対軸方向に付勢する圧縮コイルばね11
と、を備える。
減を図ることができるステップモータを提供する。 【構成】このステップモータ1は、ねじの作用によりロ
ータ4の回転を軸方向の動きに変換し、出力軸9を軸方
向に移動させる構造であり、筒状に形成され、外周部に
複数の永久磁石7を設けると共に、軸芯位置にねじ孔を
有するねじ支持部8を設けたロータ4と、外周部におね
じを有し、ロータ4のねじ支持部8のねじ孔に螺合して
挿入される出力軸9と、ロータ4内に軸方向に移動可能
に配設され、軸芯位置にねじ孔を有し、そのねじ孔に出
力軸9が螺合して挿入されるばね受部材10と、ロータ
4とばね受部材10との間に配設され、ロータ4とばね
受部材10を相対軸方向に付勢する圧縮コイルばね11
と、を備える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関の吸気系、排
気系等に使用される流量制御弁に適用可能なステップモ
ータに関する。
気系等に使用される流量制御弁に適用可能なステップモ
ータに関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関の吸気系、排気系等に使用され
る流量制御弁として、弁ハウジング内に複数のポートを
持つ弁室が形成され、弁室内にリフト式の弁体と弁座部
が設けられ、弁体の弁軸を移動させるモータが弁ハウジ
ングに取付けられた構造の流量制御弁が知られている
(例えば、実開平4−108367号公報参照)。
る流量制御弁として、弁ハウジング内に複数のポートを
持つ弁室が形成され、弁室内にリフト式の弁体と弁座部
が設けられ、弁体の弁軸を移動させるモータが弁ハウジ
ングに取付けられた構造の流量制御弁が知られている
(例えば、実開平4−108367号公報参照)。
【0003】この種の流量制御弁には、一般にステップ
モータが使用され、そのステップモータは、軸芯位置に
内部空間を有するロータの内周に、めねじが設けられ、
おねじを有する出力軸がそのロータ内のめねじと螺合す
るように挿入され、出力軸の先端に弁体が直接或は弁軸
を介して取付けられる。そして、ロータと出力軸間のね
じ部を介して、ロータの回転を軸方向の動きに変換し、
出力軸つまり弁体を軸方向に移動させ、弁の開閉を行
う。
モータが使用され、そのステップモータは、軸芯位置に
内部空間を有するロータの内周に、めねじが設けられ、
おねじを有する出力軸がそのロータ内のめねじと螺合す
るように挿入され、出力軸の先端に弁体が直接或は弁軸
を介して取付けられる。そして、ロータと出力軸間のね
じ部を介して、ロータの回転を軸方向の動きに変換し、
出力軸つまり弁体を軸方向に移動させ、弁の開閉を行
う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、内燃機関で
使用されるこの種の流量制御弁は、機関の運転時にかな
りの振動を受けるが、ねじを介して取付けられる出力軸
の振動を抑制し、ねじの動作に特有のバックラッシュを
防止するために、従来では、弁体とハウジング間、或は
出力軸とハウジング間に、出力軸(弁体)を一方向に付
勢する圧縮コイルばねが設けられている。
使用されるこの種の流量制御弁は、機関の運転時にかな
りの振動を受けるが、ねじを介して取付けられる出力軸
の振動を抑制し、ねじの動作に特有のバックラッシュを
防止するために、従来では、弁体とハウジング間、或は
出力軸とハウジング間に、出力軸(弁体)を一方向に付
勢する圧縮コイルばねが設けられている。
【0005】この圧縮コイルばね30が、例えば、図5
に示すように、弁体31の上部とその上の出力軸(弁
軸)32を支持するハウジング33間に設けられ、出力
軸32が下方に最も突き出された状態で弁が全閉とな
り、出力軸32が上方に最も引き戻された状態で弁が全
開となる場合、弁が全閉の位置では、圧縮コイルばね3
0の高さは高くその圧縮率は小さいため、出力軸32に
かかるばね荷重は小さいが、弁が全開の状態では、圧縮
コイルばね30が圧縮されるため、そのばね荷重が増大
する。
に示すように、弁体31の上部とその上の出力軸(弁
軸)32を支持するハウジング33間に設けられ、出力
軸32が下方に最も突き出された状態で弁が全閉とな
り、出力軸32が上方に最も引き戻された状態で弁が全
開となる場合、弁が全閉の位置では、圧縮コイルばね3
0の高さは高くその圧縮率は小さいため、出力軸32に
かかるばね荷重は小さいが、弁が全開の状態では、圧縮
コイルばね30が圧縮されるため、そのばね荷重が増大
する。
【0006】このため、出力軸32の振動の抑制やバッ
クラッシュの防止を目的として取付けられる圧縮コイル
ばね30のばね定数は、弁の全閉状態、つまり圧縮率が
小さくばね荷重が小さい状態で、振動等を防止するため
に充分なばね力を有するように設定されるため、弁の全
開時に圧縮状態となったコイルばねのばね荷重は相当大
きくなる。
クラッシュの防止を目的として取付けられる圧縮コイル
ばね30のばね定数は、弁の全閉状態、つまり圧縮率が
小さくばね荷重が小さい状態で、振動等を防止するため
に充分なばね力を有するように設定されるため、弁の全
開時に圧縮状態となったコイルばねのばね荷重は相当大
きくなる。
【0007】したがって、ステップモータは、弁体を開
方向(上側)に移動させる場合、その回転負荷が増大
し、ステップモータのトルクの増大や形状の大形化を招
く問題があった。また、圧縮コイルばね30の付勢力が
大きくなると、ロータ34と出力軸32のねじ部35の
摩擦力が増大し、その部分の摩耗が増大する問題があっ
た。
方向(上側)に移動させる場合、その回転負荷が増大
し、ステップモータのトルクの増大や形状の大形化を招
く問題があった。また、圧縮コイルばね30の付勢力が
大きくなると、ロータ34と出力軸32のねじ部35の
摩擦力が増大し、その部分の摩耗が増大する問題があっ
た。
【0008】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
で、ねじ部の摩擦や摩耗を低減させ、回転負荷の軽減を
図ることができるステップモータを提供することを目的
とする。
で、ねじ部の摩擦や摩耗を低減させ、回転負荷の軽減を
図ることができるステップモータを提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のステップモータは、ねじの作用によりロー
タの回転を軸方向の動きに変換し、出力軸を軸方向に移
動させるステップモータにおいて、筒状に形成され、外
周部に複数の永久磁石を設けると共に、軸芯位置にねじ
孔を有するねじ支持部を設けたロータと、外周部におね
じを有し、ロータのねじ支持部のねじ孔に螺合して挿入
される出力軸と、ロータ内に軸方向に移動可能に配設さ
れ、軸芯位置にねじ孔を有し、そのねじ孔に出力軸が螺
合して挿入されるばね受部材と、ロータとばね受部材と
の間に配設され、ロータとばね受部材を相対軸方向に付
勢するばね手段と、を備えて構成される。
に、本発明のステップモータは、ねじの作用によりロー
タの回転を軸方向の動きに変換し、出力軸を軸方向に移
動させるステップモータにおいて、筒状に形成され、外
周部に複数の永久磁石を設けると共に、軸芯位置にねじ
孔を有するねじ支持部を設けたロータと、外周部におね
じを有し、ロータのねじ支持部のねじ孔に螺合して挿入
される出力軸と、ロータ内に軸方向に移動可能に配設さ
れ、軸芯位置にねじ孔を有し、そのねじ孔に出力軸が螺
合して挿入されるばね受部材と、ロータとばね受部材と
の間に配設され、ロータとばね受部材を相対軸方向に付
勢するばね手段と、を備えて構成される。
【0010】ここで、ばね手段としては、圧縮コイルば
ね或はばね座金を使用することができる。
ね或はばね座金を使用することができる。
【0011】
【作用・効果】このような構成のステップモータでは、
その起動によりロータが例えば左に回転したとき、ロー
タのねじ支持部と出力軸のねじ部の作用によって、ロー
タの回転が出力軸の軸方向の動きに変換され、出力軸が
その先端を突出すように移動する。一方、ロータが右に
回転したとき、ロータのねじ支持部と出力軸のねじ部の
作用によって、出力軸がその先端を引き戻すように移動
する。
その起動によりロータが例えば左に回転したとき、ロー
タのねじ支持部と出力軸のねじ部の作用によって、ロー
タの回転が出力軸の軸方向の動きに変換され、出力軸が
その先端を突出すように移動する。一方、ロータが右に
回転したとき、ロータのねじ支持部と出力軸のねじ部の
作用によって、出力軸がその先端を引き戻すように移動
する。
【0012】この間、ロータとばね受部材との間に配設
されたばね手段は、常時、ロータとばね受部材を相対軸
方向に付勢しているため、出力軸とロータのねじ支持部
及び出力軸とばね受部材の螺合するねじ部では、常に一
方のねじ山面が接触してねじのガタツキが防止される。
されたばね手段は、常時、ロータとばね受部材を相対軸
方向に付勢しているため、出力軸とロータのねじ支持部
及び出力軸とばね受部材の螺合するねじ部では、常に一
方のねじ山面が接触してねじのガタツキが防止される。
【0013】このため、ステップモータが振動の激しい
流量制御弁に使用された場合、出力軸の振動を最小限に
抑制することができ、ねじ部のバックラッシュの発生も
防止することができる。
流量制御弁に使用された場合、出力軸の振動を最小限に
抑制することができ、ねじ部のバックラッシュの発生も
防止することができる。
【0014】さらに、ばね手段のばね荷重は、出力軸の
振動とねじ部のバックラッシュを防止し得る最小の値に
設定しておけばよいため、ねじ部の摩擦力を従来より少
なくし、ねじ部の摩耗を低減することができる。
振動とねじ部のバックラッシュを防止し得る最小の値に
設定しておけばよいため、ねじ部の摩擦力を従来より少
なくし、ねじ部の摩耗を低減することができる。
【0015】さらに、ロータとばね受部材との間に配設
されたばね手段のばね荷重は、常に最小値で一定であ
り、従来のように、出力軸が圧縮コイルばねを圧縮する
ように動作することがないため、出力軸の負荷を大幅に
軽減し、必要とするトルクの低減からモータを小型化す
ることができる。
されたばね手段のばね荷重は、常に最小値で一定であ
り、従来のように、出力軸が圧縮コイルばねを圧縮する
ように動作することがないため、出力軸の負荷を大幅に
軽減し、必要とするトルクの低減からモータを小型化す
ることができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【0017】図1は、本発明のステップモータを適用し
た流量制御弁の断面図を示している。2はステップモー
タ1のハウジングであり、ハウジング2内には、ボビン
に励磁コイル3を巻装したステータが固定され、その内
側にロータ4が配設される。ロータ4はハウジング2に
対し、その上部と下部を玉軸受5、6を介して回転自在
に支持される。
た流量制御弁の断面図を示している。2はステップモー
タ1のハウジングであり、ハウジング2内には、ボビン
に励磁コイル3を巻装したステータが固定され、その内
側にロータ4が配設される。ロータ4はハウジング2に
対し、その上部と下部を玉軸受5、6を介して回転自在
に支持される。
【0018】ロータ4は全体が筒状に形成され、外周部
に複数の永久磁石7が固定される。さらに、ロータ4の
軸芯位置には中央にねじ孔を有するねじ支持部8が形成
され、その内周に形成されためねじ8aに、後述の出力
軸9のおねじ9aが螺合する。
に複数の永久磁石7が固定される。さらに、ロータ4の
軸芯位置には中央にねじ孔を有するねじ支持部8が形成
され、その内周に形成されためねじ8aに、後述の出力
軸9のおねじ9aが螺合する。
【0019】さらに、図3の拡大図に示すように、ロー
タ4の軸芯位置の内部には、ねじ支持部8に対向する位
置にばね受部材10が配設される。ばね受部材10は中
央にめねじ10aを持ったねじ孔を有し、そのねじ孔に
出力軸9が、めねじ10aとおねじ9aを螺合させて挿
入される。また、ばね受部材10は、図2に示すよう
に、突起部と平坦部を有し、その突起部と平坦部をロー
タ4内の対応した凹部に係合させることにより、軸方向
の移動を許容しながら、ロータ4と共に回転可能であ
る。
タ4の軸芯位置の内部には、ねじ支持部8に対向する位
置にばね受部材10が配設される。ばね受部材10は中
央にめねじ10aを持ったねじ孔を有し、そのねじ孔に
出力軸9が、めねじ10aとおねじ9aを螺合させて挿
入される。また、ばね受部材10は、図2に示すよう
に、突起部と平坦部を有し、その突起部と平坦部をロー
タ4内の対応した凹部に係合させることにより、軸方向
の移動を許容しながら、ロータ4と共に回転可能であ
る。
【0020】ロータ4内に配置されたばね受部材10と
ねじ支持部8との間に、圧縮コイルばね11が配設され
る。圧縮コイルばね11は、出力軸9が螺合したロータ
4のねじ支持部8とばね受部材10とを離隔する相反軸
方向に付勢し、そのばね荷重は、ばね受部材10とねじ
支持部8の間隔を調整することにより、任意に設定する
ことができる。
ねじ支持部8との間に、圧縮コイルばね11が配設され
る。圧縮コイルばね11は、出力軸9が螺合したロータ
4のねじ支持部8とばね受部材10とを離隔する相反軸
方向に付勢し、そのばね荷重は、ばね受部材10とねじ
支持部8の間隔を調整することにより、任意に設定する
ことができる。
【0021】そして、圧縮コイルばね11のばね荷重
は、流量制御弁が実際に使用されて振動を受けた際、ね
じ部のガタツキによる出力軸9の振動、ねじ部の摩擦や
摩耗、ねじ部のバックラッシュを効果的に抑制すること
ができる程度に最小値に設定される。
は、流量制御弁が実際に使用されて振動を受けた際、ね
じ部のガタツキによる出力軸9の振動、ねじ部の摩擦や
摩耗、ねじ部のバックラッシュを効果的に抑制すること
ができる程度に最小値に設定される。
【0022】出力軸9の下部はロータ4内から下方に突
出し、ハウジング2の下部に固定したカバー板12を貫
通し、その先端に弁体13が固定される。出力軸9の下
部は異形断面を持つように形成され、その部分がカバー
板12の軸受部によって回転を阻止すると共に、軸方向
に移動可能に支持される。また、出力軸9の一部にはそ
の引き戻し端と突出端で停止するためのストッパ9bが
設けられる。
出し、ハウジング2の下部に固定したカバー板12を貫
通し、その先端に弁体13が固定される。出力軸9の下
部は異形断面を持つように形成され、その部分がカバー
板12の軸受部によって回転を阻止すると共に、軸方向
に移動可能に支持される。また、出力軸9の一部にはそ
の引き戻し端と突出端で停止するためのストッパ9bが
設けられる。
【0023】このような構成のステップモータ1は、図
1に示すように、その出力軸先端の弁体13を弁室16
内に挿入するように、弁ハウジング15の上部に下向き
に固定される。
1に示すように、その出力軸先端の弁体13を弁室16
内に挿入するように、弁ハウジング15の上部に下向き
に固定される。
【0024】弁室16の下側には、周囲に弁座17aを
設けた流通孔17が形成され、弁体13の上昇・下降に
より流通孔17が開閉される構造である。弁室16の右
側には入口ポート18が設けられ、弁ハウジング15の
左側には出口ポート19が設けられる。
設けた流通孔17が形成され、弁体13の上昇・下降に
より流通孔17が開閉される構造である。弁室16の右
側には入口ポート18が設けられ、弁ハウジング15の
左側には出口ポート19が設けられる。
【0025】次に、流量制御弁の動作を説明すると、そ
の弁を閉じる場合、ステップモータ1はロータ4を左方
向に回転させる。ロータ4が左方向に回転すると、ロー
タ4のねじ支持部8と出力軸9のねじ部の作用によっ
て、ロータ4の回転が出力軸9の軸方向の動きに変換さ
れ、出力軸9がその先端を突き出すように移動する。
の弁を閉じる場合、ステップモータ1はロータ4を左方
向に回転させる。ロータ4が左方向に回転すると、ロー
タ4のねじ支持部8と出力軸9のねじ部の作用によっ
て、ロータ4の回転が出力軸9の軸方向の動きに変換さ
れ、出力軸9がその先端を突き出すように移動する。
【0026】一方、弁を開く場合、ステップモータ1は
ロータ4を右方向に回転させる。ロータ4が右方向に回
転すると、ロータ4のねじ支持部8と出力軸9のねじ部
の作用によって、出力軸9がその先端を引き戻すように
移動する。
ロータ4を右方向に回転させる。ロータ4が右方向に回
転すると、ロータ4のねじ支持部8と出力軸9のねじ部
の作用によって、出力軸9がその先端を引き戻すように
移動する。
【0027】この間、ロータ4のねじ支持部8とばね受
部材10との間に配設された圧縮コイルばね11は、常
時、ロータ4とばね受部材10を相対軸方向に付勢して
いるため、出力軸9とロータ4のねじ支持部8及び出力
軸9とばね受部材10の螺合するねじ部では、常に一方
のねじ山面が接触し、ねじのガタツキが防止される。
部材10との間に配設された圧縮コイルばね11は、常
時、ロータ4とばね受部材10を相対軸方向に付勢して
いるため、出力軸9とロータ4のねじ支持部8及び出力
軸9とばね受部材10の螺合するねじ部では、常に一方
のねじ山面が接触し、ねじのガタツキが防止される。
【0028】このため、ステップモータ1が振動の激し
い流量制御弁に使用された場合、出力軸9の振動を最小
限に抑制することができ、ねじ部のバックラッシュの発
生も防止することができる。
い流量制御弁に使用された場合、出力軸9の振動を最小
限に抑制することができ、ねじ部のバックラッシュの発
生も防止することができる。
【0029】さらに、圧縮コイルばね11のばね荷重
は、出力軸9の振動とねじ部のバックラッシュを防止し
得る最小値に設定しておけばよいため、ねじ部の摩擦力
を従来より少なくし、ねじ部の摩耗を低減することがで
きる。
は、出力軸9の振動とねじ部のバックラッシュを防止し
得る最小値に設定しておけばよいため、ねじ部の摩擦力
を従来より少なくし、ねじ部の摩耗を低減することがで
きる。
【0030】さらに、ロータ4とばね受部材10との間
に配設された圧縮コイルばね11のばね荷重は、出力軸
9の移動に拘らず常に最小値で一定であり、従来のよう
に、出力軸が圧縮コイルばねを圧縮するように動作する
ことがないため、出力軸9の負荷を大幅に軽減すること
ができる。したがって、必要とするモータのトルクを低
減できるため、モータを小型化することが可能となる。
に配設された圧縮コイルばね11のばね荷重は、出力軸
9の移動に拘らず常に最小値で一定であり、従来のよう
に、出力軸が圧縮コイルばねを圧縮するように動作する
ことがないため、出力軸9の負荷を大幅に軽減すること
ができる。したがって、必要とするモータのトルクを低
減できるため、モータを小型化することが可能となる。
【0031】図4は他の実施例を示している。この例で
は、上記圧縮コイルばね11の代りに、ウエーブワッシ
ャ等のばね座金21がばね受部材20とねじ支持部28
との間に配設され、このばね座金21によりばね受部材
20とねじ支持部28が相対軸方向に付勢される。この
ばね座金21を使用した場合も、上記と同様に動作し、
その作用・効果は同様であるが、ばね座金21を使用し
た場合、圧縮コイルばねを使用する場合より、ロータ4
の軸方向の長さを短くすることができる。
は、上記圧縮コイルばね11の代りに、ウエーブワッシ
ャ等のばね座金21がばね受部材20とねじ支持部28
との間に配設され、このばね座金21によりばね受部材
20とねじ支持部28が相対軸方向に付勢される。この
ばね座金21を使用した場合も、上記と同様に動作し、
その作用・効果は同様であるが、ばね座金21を使用し
た場合、圧縮コイルばねを使用する場合より、ロータ4
の軸方向の長さを短くすることができる。
【図1】本発明のステップモータを使用した流量制御弁
の縦断面図である。
の縦断面図である。
【図2】図1のII−II断面図である。
【図3】ロータ内部の拡大断面図である。
【図4】他の実施例のロータ内部の拡大断面図である。
【図5】従来のステップモータを使用した流量制御弁の
縦断面図である。
縦断面図である。
1−ステップモータ、4−ロータ、7−永久磁石、9−
出力軸、10−ばね受部材、11−圧縮コイルばね。
出力軸、10−ばね受部材、11−圧縮コイルばね。
Claims (3)
- 【請求項1】 ねじの作用によりロータの回転を軸方向
の動きに変換し、出力軸を軸方向に移動させるステップ
モータにおいて、 筒状に形成され、外周部に複数の永久磁石を設けると共
に、軸芯位置にねじ孔を有するねじ支持部を設けたロー
タと、 外周部におねじを有し、該ロータのねじ支持部のねじ孔
に螺合して挿入される出力軸と、 該ロータ内に軸方向に移動可能に配設され、軸芯位置に
ねじ孔を有し、該ねじ孔に該出力軸が螺合して挿入され
るばね受部材と、 該ロータと該ばね受部材との間に配設され、該ロータと
該ばね受部材を相対軸方向に付勢するばね手段と、 を備えたことを特徴とするステップモータ。 - 【請求項2】 前記ばね手段が圧縮コイルばねである請
求項1記載のステップモータ。 - 【請求項3】 前記ばね手段がばね座金である請求項1
記載のステップモータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3937394A JPH07250465A (ja) | 1994-03-10 | 1994-03-10 | ステップモータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3937394A JPH07250465A (ja) | 1994-03-10 | 1994-03-10 | ステップモータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07250465A true JPH07250465A (ja) | 1995-09-26 |
Family
ID=12551249
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3937394A Withdrawn JPH07250465A (ja) | 1994-03-10 | 1994-03-10 | ステップモータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07250465A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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WO2004015847A1 (ja) * | 2002-08-09 | 2004-02-19 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | 回転電機及び電動車両 |
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