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JPH07248043A - 防振装置 - Google Patents

防振装置

Info

Publication number
JPH07248043A
JPH07248043A JP4025394A JP4025394A JPH07248043A JP H07248043 A JPH07248043 A JP H07248043A JP 4025394 A JP4025394 A JP 4025394A JP 4025394 A JP4025394 A JP 4025394A JP H07248043 A JPH07248043 A JP H07248043A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pedestal
vibration
fixed
coil
main body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4025394A
Other languages
English (en)
Inventor
Asayuki Matsumura
朝之 松村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP4025394A priority Critical patent/JPH07248043A/ja
Publication of JPH07248043A publication Critical patent/JPH07248043A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 台座の質量と弾性体の弾性係数との共振周波
数付近においても優れた防振効果を得る。 【構成】 本体1の足となる脚座8と、この脚座8に固
定されたマグネット6と、脚座8に固定されマグネット
6とともに本体1と脚座8の間に磁路を構成するヨーク
5,7と、本体1にボビン2を用いて固定され磁路と鎖
交するコイル4と、本体1と脚座8の力学的平衡を保つ
ためのスプリング3とからなるインシュレータ部20を
備えてあり、さらに、本体1に固定され本体1の振動を
検出する加速度センサ21と、この加速度センサ21の
検出値を基にして本体1の振動を抑えるようにコイル4
に電流を流す制御回路部42とを設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、精密機器等の装置と
それの置かれている床等との間の振動の伝達を小さくす
る働きをする防振装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、精密機器などにおいて、振動の伝
達を小さくする働きをする防振装置は重要な役割を担っ
ている。以下図面を参照しながら、上述した従来の防振
装置の一例について説明する。図8は従来の防振装置の
断面図を示すものである。図8において、本体1には、
ボビン2を用いてコイル4が固定されている。脚座8に
は、マグネット6と磁路を形成する2つのヨーク5、7
が固定されている。コイル4は磁路の空隙内を動き、脚
座8は本体1にスプリング3によって保持されている。
コイル4の両端は電気回路網9によって終端されてい
る。
【0003】図9は、図8の電気回路網9の内部を示す
回路図である。図9において、14,18はコイル4と
の接続端、15,16は抵抗、17はコンデンサであ
る。いま、脚座8の振動の速度(以下「振動レベル」と
いう)をv1とし、本体1の振動レベルをv2とする
時、コイル4の起電力Veは数1で表される。
【0004】
【数1】
【0005】ここに、k1 はマグネット6の強さやコイ
ル4の巻数等によって決まる定数である。このとき、コ
イル4は電気回路網9によって終端されているため、数
2で表される電流Icが流れる。
【0006】
【数2】
【0007】ここに、Z1は電気回路網9のインピーダ
ンスであり、Z2はコイル4自身のインピーダンスであ
る。電流Icによってコイル4は磁場から数3で表され
る力Fを受ける。
【0008】
【数3】
【0009】ここに、k2 はk1 と同様の要素によって
決まる定数である。数1〜数3より、コイル4の受ける
力Fは数4で表される。
【0010】
【数4】
【0011】本体1の質量をm,スプリング3の定数を
3 とすると、脚座8を固定した場合の運動方程式は、
数5で与えられる。
【0012】
【数5】
【0013】数5はZ2の設定によって幅広い減衰特性
が得られることを示している。この従来例の事例は、特
願昭57−114004号あるいは実願昭48−498
95号(実開昭49−149702号公報)に、詳しく
記載されている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな従来の防振装置では、防振効果としては不十分であ
った。これを以下に説明する。図10は、従来の防振装
置の振動の伝達特性を示している。横軸は振動の周波数
(f)で、縦軸は脚座8の振動レベルv1に対する本体
1の振動レベルv2の比すなわち伝達度v2/v1を表
している。
【0015】19は図8で電気回路網9の終端を閉じて
いない場合の伝達特性で、スプリング3のばね定数成分
と、本体1の質量mとによる共振系を示す。すなわち、
図10においてf0 は共振周波数で、また、Qは共振鋭
度である。また、減衰部は、理論的には図に示すように
12dB/octの遮断特性を持ち、実際の現象はこの
12dB/octの遮断特性に近づくような特性にな
る。
【0016】ところが、電気回路網9の終端を閉じる
と、図10の19’の伝達特性を示す。前記の伝達特性
19と比較すると共振周波数f0 は変化しないが、共振
鋭度の大きさがQからQ’へ小さくなり、また、減衰部
は同図のように12dB/octよりゆるやかな遮断特
性をもつようになる。ここで問題となるのは、共振周波
数f0 付近の伝達特性が1以上あることで、すなわち、
脚座8の振動レベルv1より本体1の振動レベルv2の
ほうが大きいことで、このことは防振効果がないことを
示している。また、共振周波数f0 よりも高域の遮断特
性も、電気回路網9を閉じることで閉じない時よりわる
くなっている。このように、共振周波数f0 付近では、
振動の伝達特性を1よりも小さくすることはできなく、
防振効果がない。
【0017】この発明の目的は、上記従来の問題点に鑑
み、台座(本体1)の質量と弾性体の弾性係数(スプリ
ング3のばね定数)との共振周波数付近においても優れ
た防振効果の得られる防振装置を提供することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の防振装置
は、台座の足となる脚座と、この脚座に固定されたマグ
ネットと、脚座に固定されマグネットとともに台座と脚
座の間に磁路を構成するヨークと、台座に固定され磁路
と鎖交するコイルと、台座と脚座の力学的平衡を保つた
めの弾性体とからなるインシュレータ部を設け、台座に
固定され台座の振動を検出する振動センサを設け、この
振動センサの検出値を基にして台座の振動を抑えるよう
にインシュレータ部のコイルに電流を流す制御回路部を
設けている。
【0019】請求項2記載の防振装置は、台座の足とな
る脚座と、この脚座に固定されたマグネットと、脚座に
固定されマグネットとともに台座と脚座の間に磁路を構
成するヨークと、台座に固定され磁路と鎖交するコイル
と、台座と脚座の力学的平衡を保つための弾性体とから
なるインシュレータ部を複数設け、台座に固定され台座
の振動を検出する振動センサを1つ設け、この振動セン
サの検出値を基にして台座の振動を抑えるように複数の
インシュレータ部のそれぞれのコイルに電流を流す制御
回路部を設けている。
【0020】請求項3記載の防振装置は、台座の足とな
る脚座と、この脚座に固定されたマグネットと、脚座に
固定されマグネットとともに台座と脚座の間に磁路を構
成するヨークと、台座に固定され磁路と鎖交するコイル
と、台座と脚座の力学的平衡を保つための弾性体とから
なるインシュレータ部を複数設け、台座に固定され台座
の振動を検出する振動センサを複数設け、この複数の振
動センサの検出値の平均値または実効値を基にして台座
の振動を抑えるように複数のインシュレータ部のそれぞ
れのコイルに電流を流す制御回路部を設けている。
【0021】
【作用】請求項1記載の構成によれば、振動センサで台
座の振動を検出し、この振動センサの検出値を基にして
制御回路部がコイルに電流を流すようにしたことによ
り、台座の質量と弾性体の弾性係数との共振周波数付近
においても、台座の振動を抑えることができる。
【0022】請求項2記載の構成によれば、複数のイン
シュレータ部と1つの振動センサを設けるとともに、制
御回路部が振動センサの検出値を基にして複数のインシ
ュレータ部のそれぞれのコイルに電流を流すようにした
ことにより、台座が大きくて1個のインシュレータ部で
は構成が困難な場合にでも適用でき、台座の質量と弾性
体の弾性係数との共振周波数付近においても、台座の振
動を抑えることができる。
【0023】請求項3記載の構成によれば、インシュレ
ータ部および振動センサを複数設けるとともに、制御回
路部が複数の振動センサの検出値の平均値または実効値
を基にして複数のインシュレータ部のそれぞれのコイル
に電流を流すようにしたことにより、台座が大きくて1
個のインシュレータ部では構成が困難な場合でも適用で
き、台座の質量と弾性体の弾性係数との共振周波数付近
においても、台座の振動をより抑えることができる。
【0024】
【実施例】以下この発明の実施例について、図1〜図7
を参照しながら詳細に説明する。図1はこの発明の第1
の実施例における防振装置の断面図である。図1におい
て、従来例で説明した図8と同一構成要素については、
同一の符号を付し説明を省略する。
【0025】20はインシュレータ部であり、従来例と
同様、ボビン2、スプリング3、コイル4、ヨーク5と
7、マグネット6、および脚座8から構成されている。
本体(台座)1には、加速度センサ21が固定されてお
り、本体1の振動レベルを検知することができる。この
加速度センサ21は、一般にウェイト(おもり)と圧電
素子からなり、出力は電荷(クーロン)である。
【0026】加速度センサ21の出力端子をAとし、ま
た、コイル4の接続端子をBとする。これら端子A,B
は、図2に示すような制御回路部42と接続されてい
る。図2では、加速度センサ21の出力端子Aはチャー
ジアンプ22に接続されている。そして、チャージアン
プ22の出力は、積分回路23、フィルタ24、ドライ
バ25と順次通って、コイル4の接続端子Bに接続され
ている。
【0027】以上のように構成される防振装置につい
て、以下その動作を説明する。まず、図2の制御回路部
42を接続していないとき、つまりインシュレータ部2
0のみの振動の伝達特性(v2/v1)は従来例でも説
明したように、図3の19の特性になる。これは従来例
の図10の19と同じである。つぎに図2の制御回路部
42を接続した場合は、つぎのような信号のながれが発
生する。
【0028】脚座8が振動レベルv1で動いたとする
と、この振動は脚座8からヨーク7、マグネット6、ヨ
ーク5、スプリング3を伝わって本体1に伝わる。この
ときの本体1の振動レベルをv2とすると、この振動レ
ベルv2は、加速度センサ21で検出される。この振動
レベルv2により加速度センサ21からは信号が出力さ
れる。前述のように加速度センサ21の出力は電荷であ
るから、電圧に変換するため、チャージアンプ22に入
力する。チャージアンプ22の出力は加速度成分なので
速度成分に変換するため、積分回路23に信号を入力す
る。積分回路23を通った信号は、発振防止用のフィル
タ24を通り、さらにドライバ25に入力される。ドラ
イバ25はコイル4を駆動するための増幅回路で、ドラ
イバ25の出力はコイル4の接続端子Bに接続される。
【0029】図3の26(破線)の特性が、制御回路部
42を接続した場合である。本体1の質量とスプリング
3のばね定数との共振周波数f0 付近の伝達特性が、1
より小さい1/Cになる。この1/Cの値は、ドライバ
25のゲイン(増幅度)により決定され、Cは1より大
きい任意の値である。この伝達特性が1/Cの部分で
は、本体1の振動を加速度センサ21で検出し、この振
動の信号を増幅しコイル4を駆動することで、本体1の
振動を打ち消す働きをしている。
【0030】つぎに、周波数f1 からf2 までは、12
dB/octの減衰特性をもつ。これは、スプリング3
の減衰成分で決定される。周波数f2 は、フィルタ24
で決定される値であり、周波数f2 以上はフィルタ24
の特性に影響し、図3のように12dB/octよりも
大きい遮断特性をもつ。
【0031】このように、図3の26の特性をみると、
全周波数にわたり伝達特性が1より小さくなるので、共
振周波数f0 付近においても本体1の振動は抑えられ
る。また、図3では、脚座8の振動レベルv1に対する
本体1の振動レベルv2の比較をしているが、この実施
例は、基本的には本体1自身の振動レベルv2を検出
し、この振動レベルv2を抑えるためにコイル4を駆動
しているので、相対的ではなく、絶対的に振動そのもの
を小さくできる。
【0032】以上のようにこの実施例によれば、本体1
に設けた加速度センサ21の出力を、制御回路部42に
通し、インシュレータ部20のコイル4を駆動すること
により、共振周波数f0 付近においても本体1の振動レ
ベルを小さくして防振ができる。また、インシュレータ
部20で本体1を支えるために、スプリング3を用いた
が、ゴムなどの弾性体や、ゴムとスプリングの複合部材
で構成されていても、同様な効果を得ることができる。
【0033】つぎに、防振の必要な本体が大きく、第1
の実施例つまり、1個のインシュレータ部20で構成が
できないときの場合を述べる。第1の実施例の防振装置
を複数個用いる場合、そのまま複数個用いると、おのお
のの防振装置の位置で振動を抑えようとするが、その抑
えようとする動きが各防振装置で違うため、全体として
均一な動きにならず防振効果はなくなってしまう。そこ
で、防振の必要な本体が大きい場合について、つぎの第
2、第3の実施例で述べる。
【0034】図4はこの発明の第2の実施例における防
振装置の斜視図である。図4において、27は本体(台
座)で、その下部には、この本体27を支えているイン
シュレータ部28a〜28dがある。このインシュレー
タ部28a〜28dは、おのおの第1の実施例のインシ
ュレータ部20と基本的な構成要素は同じであるが、各
インシュレータ部28a〜28dにおける各要素、例え
ば、マグネットやコイルの巻数などが等しいとは限らな
い。また、29a〜29dはおのおのインシュレータ部
28a〜28dのコイルの接続端子である。また、加速
度センサ21は本体27の重心付近に1個のみ固定され
ている。そしてその出力端子を30とする。
【0035】図5はこの第2の実施例における制御回路
部を示し、加速度センサ21の出力端子30をチャージ
アンプ31に接続し、続いて積分回路32、フィルタ3
3、ドライバ34と接続している。また、ドライバ34
は、4チャンネルあり、インシュレータ部28a〜28
dのコイルの接続端子29a〜29dに接続されてい
る。
【0036】以上のように構成される防振装置につい
て、以下その動作を説明する。本体27の振動は加速度
センサ21で検出され、その出力は図5に示す制御回路
部に入力される。そして、信号の流れは、ドライバ34
までは、第1の実施例と同じであるが、ドライバ34は
4チャンネルであり、ドライバ34で増幅された信号
は、例えば1/4ずつに分配されてコイルの接続端子2
9a〜29dに入力され、インシュレータ部28a〜2
8dの4つのコイルを同時に駆動する。この同時に駆動
することは、各インシュレータ部28a〜28dの上部
の振動特性(伝達特性)が同じなので、全体として均一
な動きにでき、防振効果が高まる。
【0037】また、加速度センサ21は本体27の重心
付近に固定したが、本体27のどの位置に固定しても同
様な効果が得られる。つぎに、更に細かく振動を制御し
防振効果を高めるため、第3の実施例を図6に示す。図
6はこの発明の第3の実施例における防振装置の斜視図
である。図6において、インシュレータ部28a〜28
dおよびコイルの接続端子29a〜29dの構成は第2
の実施例と同じである。また、おのおののインシュレー
タ部28a〜28dの近くに加速度センサ35a〜35
dが本体27に固定されている。この加速度センサ35
a〜35dの出力端子を36a〜36dとする。
【0038】図7はこの第3の実施例における制御回路
部を示し、加速度センサ35a〜35dの出力端子36
a〜36dをおのおのチャージアンプ37a〜37dに
接続し、続いておのおの積分回路38a〜38dに接続
し、さらにそのおのおのの信号を電気的に演算する演算
回路39に接続し、続いてフィルタ40、ドライバ41
と接続している。また、ドライバ41は、4チャンネル
あり、インシュレータ部28a〜28dのコイルの接続
端子29a〜29dに接続されている。
【0039】以上のように構成される防振装置につい
て、以下その動作を説明する。本体27の振動はおのお
のの加速度センサ35a〜35dで検出され、その出力
は図7に示す制御回路部に入力される。そして、信号の
流れは、積分回路38a〜38dまでは、第1の実施例
と同じであるが、この積分回路38a〜38dの信号を
電気的に演算する演算回路39に入力する。この演算回
路39は積分回路38a〜38dからの信号の平均値ま
たは実効値を演算し、これを出力するものである。この
出力をフィルタ40に入れ、ドライバ41に入れる。ド
ライバ41は4チャンネルであり、ドライバ34で増幅
された信号は、例えば1/4ずつに分配されてコイルの
接続端子29a〜29dに入力され、インシュレータ部
28a〜28dの4つのコイルを同時に駆動する。この
同時に駆動することは、各インシュレータ部28a〜2
8dの上部の振動特性(伝達特性)が同じなので、全体
として均一な動きにでき、防振効果が高まる。また、加
速度センサ35a〜35dのおのおのの位置での振動レ
ベルを検知しているので、第2の実施例よりも、さらに
防振効果を高めることができる。
【0040】なお、第2および第3の実施例において、
4個のインシュレータ部28a〜28dを設けたが、4
個に限らず複数であれば同様な効果が得られることはい
うまでもない。また、上記実施例では、振動を検出する
振動センサとして加速度センサ21,35a〜35dを
用いたが、振動を検出するものであればよく、たとえ
ば、速度センサを用いる場合には、制御回路部に積分回
路がない構成により同様な効果を得られることはいうま
でもない。
【0041】
【発明の効果】請求項1記載の防振装置は、振動センサ
で台座の振動を検出し、この振動センサの検出値を基に
して制御回路部がコイルに電流を流すようにしたことに
より、台座の質量と弾性体の弾性係数との共振周波数付
近においても、台座の振動を抑えることができる。
【0042】請求項2記載の防振装置は、複数のインシ
ュレータ部と1つの振動センサを設けるとともに、制御
回路部が振動センサの検出値を基にして複数のインシュ
レータ部のそれぞれのコイルに電流を流すようにしたこ
とにより、台座が大きくて1個のインシュレータ部では
構成が困難な場合にでも適用でき、台座の質量と弾性体
の弾性係数との共振周波数付近においても、台座の振動
を抑えることができる。
【0043】請求項3記載の防振装置は、インシュレー
タ部および振動センサを複数設けるとともに、制御回路
部が複数の振動センサの検出値の平均値または実効値を
基にして複数のインシュレータ部のそれぞれのコイルに
電流を流すようにしたことにより、台座が大きくて1個
のインシュレータ部では構成が困難な場合でも適用で
き、台座の質量と弾性体の弾性係数との共振周波数付近
においても、台座の振動をより抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例における防振装置の断
面図。
【図2】この発明の第1の実施例における防振装置の制
御回路部のブロック図。
【図3】この発明の第1の実施例における防振装置の伝
達特性図。
【図4】この発明の第2の実施例における防振装置の斜
視図。
【図5】この発明の第2の実施例における防振装置の制
御回路部のブロック図。
【図6】この発明の第3の実施例における防振装置の斜
視図。
【図7】この発明の第3の実施例における防振装置の制
御回路部のブロック図。
【図8】従来の防振装置の断面図。
【図9】従来の防振装置の電気回路網の回路図。
【図10】従来の防振装置の伝達特性図。
【符号の説明】
1、27 本体(台座) 2 ボビン 3 スプリング(弾性体) 4 コイル 5、7 ヨーク 6 マグネット 8 脚座 20、28a〜28d インシュレータ部 21、35a〜35d 加速度センサ(振動センサ) 22、31、37a〜37d チャージアンプ 23、32、38a〜38d 積分回路 24、33、40 フィルタ 25、34、41 ドライバ 42 制御回路部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台座の足となる脚座と、この脚座に固定
    されたマグネットと、前記脚座に固定され前記マグネッ
    トとともに前記台座と脚座の間に磁路を構成するヨーク
    と、前記台座に固定され前記磁路と鎖交するコイルと、
    前記台座と脚座の力学的平衡を保つための弾性体とから
    なるインシュレータ部を設け、 前記台座に固定され前記台座の振動を検出する振動セン
    サを設け、 この振動センサの検出値を基にして前記台座の振動を抑
    えるように前記インシュレータ部のコイルに電流を流す
    制御回路部を設けた防振装置。
  2. 【請求項2】 台座の足となる脚座と、この脚座に固定
    されたマグネットと、前記脚座に固定され前記マグネッ
    トとともに前記台座と脚座の間に磁路を構成するヨーク
    と、前記台座に固定され前記磁路と鎖交するコイルと、
    前記台座と脚座の力学的平衡を保つための弾性体とから
    なるインシュレータ部を複数設け、 前記台座に固定され前記台座の振動を検出する振動セン
    サを1つ設け、 この振動センサの検出値を基にして前記台座の振動を抑
    えるように前記複数のインシュレータ部のそれぞれのコ
    イルに電流を流す制御回路部を設けた防振装置。
  3. 【請求項3】 台座の足となる脚座と、この脚座に固定
    されたマグネットと、前記脚座に固定され前記マグネッ
    トとともに前記台座と脚座の間に磁路を構成するヨーク
    と、前記台座に固定され前記磁路と鎖交するコイルと、
    前記台座と脚座の力学的平衡を保つための弾性体とから
    なるインシュレータ部を複数設け、 前記台座に固定され前記台座の振動を検出する振動セン
    サを複数設け、 この複数の振動センサの検出値の平均値または実効値を
    基にして前記台座の振動を抑えるように前記複数のイン
    シュレータ部のそれぞれのコイルに電流を流す制御回路
    部を設けた防振装置。
JP4025394A 1994-03-11 1994-03-11 防振装置 Pending JPH07248043A (ja)

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JP4025394A JPH07248043A (ja) 1994-03-11 1994-03-11 防振装置

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JP4025394A Pending JPH07248043A (ja) 1994-03-11 1994-03-11 防振装置

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Cited By (5)

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