JPH07244253A - 頭部装着型映像表示装置 - Google Patents
頭部装着型映像表示装置Info
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- JPH07244253A JPH07244253A JP3584094A JP3584094A JPH07244253A JP H07244253 A JPH07244253 A JP H07244253A JP 3584094 A JP3584094 A JP 3584094A JP 3584094 A JP3584094 A JP 3584094A JP H07244253 A JPH07244253 A JP H07244253A
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- diopter
- optical system
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 装置の使用を可及的簡単に行い得ると共に、
視度選択時にあって、遠視者や正常視者が視度を不必要
に近点領域に設定してしまう惧れを解消する。 【構成】 映像導入光学系21の最終光学面から、該映
像導入光学系21によって形成される射出瞳までの距
離,即ち、アイリリーフ31を少なくとも15mm以上
に設定し、且つ該映像導入光学系21の視度を常に−4
m-1以上に維持可能に構成する。
視度選択時にあって、遠視者や正常視者が視度を不必要
に近点領域に設定してしまう惧れを解消する。 【構成】 映像導入光学系21の最終光学面から、該映
像導入光学系21によって形成される射出瞳までの距
離,即ち、アイリリーフ31を少なくとも15mm以上
に設定し、且つ該映像導入光学系21の視度を常に−4
m-1以上に維持可能に構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、観察者の頭部に着脱自
在に装着保持させて使用し、観察者の眼球内網膜上に直
接,観察画像を拡大投影するようにした頭部装着型映像
表示装置に関し、特に、観察者の視力に無関係,若しく
は該視力に対応して使用可能にした頭部装着型映像表示
装置の改良に係るものである。
在に装着保持させて使用し、観察者の眼球内網膜上に直
接,観察画像を拡大投影するようにした頭部装着型映像
表示装置に関し、特に、観察者の視力に無関係,若しく
は該視力に対応して使用可能にした頭部装着型映像表示
装置の改良に係るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、小型のCRTや、液晶表示素子等
の映像表示素子に表示させた映像を、映像導入光学系に
よって観察者の眼球内網膜上に直接,投影させること
で、該映像が恰かも空中に拡大投影されているかのよう
な虚像の観察を可能にした頭部装着型の映像表示装置が
開発されている。ここで、この種の映像表示装置の場合
には、観察者に対して臨場感に優れた映像観察を容易に
体験させるべく、必要とされる各機能要素等を装置自体
に備えさせると共に、比較的小さい映像表示素子の画面
を十分に拡大表示させることで、恰かも大画面を観察し
ているのと同等な効果を容易に与え得るように構成する
のが一般的である。
の映像表示素子に表示させた映像を、映像導入光学系に
よって観察者の眼球内網膜上に直接,投影させること
で、該映像が恰かも空中に拡大投影されているかのよう
な虚像の観察を可能にした頭部装着型の映像表示装置が
開発されている。ここで、この種の映像表示装置の場合
には、観察者に対して臨場感に優れた映像観察を容易に
体験させるべく、必要とされる各機能要素等を装置自体
に備えさせると共に、比較的小さい映像表示素子の画面
を十分に拡大表示させることで、恰かも大画面を観察し
ているのと同等な効果を容易に与え得るように構成する
のが一般的である。
【0003】一方、この頭部装着型映像表示装置におい
ては、本装置を使用する観察者が、近視,遠視等の如く
に、正常視以外のときでも良好な映像観察をなし得るよ
うにするために、通常では、表示される映像のピント合
わせをなす視度調整機構を有するもので、該視度調整
は、おおよそ+2〜−10m-1程度の範囲内に設定され
る。而して、前記従来の視度調整機構としては、映像表
示素子のそれ自体,又は映像導入光学系のレンズを光軸
に沿って移動させる手段、或は特開平5−48991号
公報に提案されているようにミラーを移動させる手段等
があり、観察者は、該視度調整機構の操作によって、表
示される映像のピント合わせを行なってから所期の観察
をなすようにしている。
ては、本装置を使用する観察者が、近視,遠視等の如く
に、正常視以外のときでも良好な映像観察をなし得るよ
うにするために、通常では、表示される映像のピント合
わせをなす視度調整機構を有するもので、該視度調整
は、おおよそ+2〜−10m-1程度の範囲内に設定され
る。而して、前記従来の視度調整機構としては、映像表
示素子のそれ自体,又は映像導入光学系のレンズを光軸
に沿って移動させる手段、或は特開平5−48991号
公報に提案されているようにミラーを移動させる手段等
があり、観察者は、該視度調整機構の操作によって、表
示される映像のピント合わせを行なってから所期の観察
をなすようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来の視度調整機構を備える頭部装着型映像表示装置
にあっては、一般的に、所謂,器械近視と呼ばれる現象
を生ずることが知られている。即ち、この器械近視は、
装置の使用目的,並びに装置全体の構成上から、観察者
が表示される観察像を覗き込むという潜在意識の下に、
該観察像の像面を必要以上に近点に接近して位置させる
ように視度調整する惧れのあることであり、この場合に
は、観察者における眼球内の水晶体を調節する筋肉が緊
張したままに保持されるために、該緊張状態で長時間に
亘る映像観察を行なったとき、所謂,眼精疲労を伴った
り、近視になる可能性もある等の好ましくない問題点を
生ずるものであった。
た従来の視度調整機構を備える頭部装着型映像表示装置
にあっては、一般的に、所謂,器械近視と呼ばれる現象
を生ずることが知られている。即ち、この器械近視は、
装置の使用目的,並びに装置全体の構成上から、観察者
が表示される観察像を覗き込むという潜在意識の下に、
該観察像の像面を必要以上に近点に接近して位置させる
ように視度調整する惧れのあることであり、この場合に
は、観察者における眼球内の水晶体を調節する筋肉が緊
張したままに保持されるために、該緊張状態で長時間に
亘る映像観察を行なったとき、所謂,眼精疲労を伴った
り、近視になる可能性もある等の好ましくない問題点を
生ずるものであった。
【0005】本発明は、このような従来の不都合を解消
するためになされたもので、その目的とするところは、
装置の使用を簡単に行い得て、しかも、視度選択時に遠
視者や正常視者が視度を不必要に近点領域に設定してし
まう惧れのない頭部装着型映像表示装置を提供すること
である。
するためになされたもので、その目的とするところは、
装置の使用を簡単に行い得て、しかも、視度選択時に遠
視者や正常視者が視度を不必要に近点領域に設定してし
まう惧れのない頭部装着型映像表示装置を提供すること
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明に係る請求項1に記載の第1の発明は、映像
を表示する映像表示素子,及び該表示された映像を観察
者の眼球に導く映像導入光学系を備える頭部装着型映像
表示装置において、前記映像導入光学系の最終光学面か
ら、該映像導入光学系によって形成される射出瞳までの
距離を少なくとも15mm以上に設定すると共に、該映
像導入光学系の視度を常に−4m-1以上に維持可能に構
成したことを特徴とするものである。
に、本発明に係る請求項1に記載の第1の発明は、映像
を表示する映像表示素子,及び該表示された映像を観察
者の眼球に導く映像導入光学系を備える頭部装着型映像
表示装置において、前記映像導入光学系の最終光学面か
ら、該映像導入光学系によって形成される射出瞳までの
距離を少なくとも15mm以上に設定すると共に、該映
像導入光学系の視度を常に−4m-1以上に維持可能に構
成したことを特徴とするものである。
【0007】又、本発明に係る請求項2に記載の第2の
発明は、映像を表示する映像表示素子,及び該表示され
た映像を観察者の眼球に導く映像導入光学系を備える頭
部装着型映像表示装置において、前記映像導入光学系の
視度を観察者の視力に対応して所定の範囲内で調節可能
とする視度調節手段を設けると共に、該視度調節手段に
は、視度調節の最近点を変更設定可能とする視度最近点
変更手段を配して構成したことを特徴とするものであ
る。
発明は、映像を表示する映像表示素子,及び該表示され
た映像を観察者の眼球に導く映像導入光学系を備える頭
部装着型映像表示装置において、前記映像導入光学系の
視度を観察者の視力に対応して所定の範囲内で調節可能
とする視度調節手段を設けると共に、該視度調節手段に
は、視度調節の最近点を変更設定可能とする視度最近点
変更手段を配して構成したことを特徴とするものであ
る。
【0008】更に、本発明に係る請求項3に記載の第3
の発明は、映像を表示する映像表示素子,及び該表示さ
れた映像を観察者の眼球に導く映像導入光学系を備える
頭部装着型映像表示装置において、前記映像導入光学系
の視度を観察者の視力に対応して段階的に調節設定可能
とする段階的視度調節手段を設けて構成したことを特徴
とするものである。
の発明は、映像を表示する映像表示素子,及び該表示さ
れた映像を観察者の眼球に導く映像導入光学系を備える
頭部装着型映像表示装置において、前記映像導入光学系
の視度を観察者の視力に対応して段階的に調節設定可能
とする段階的視度調節手段を設けて構成したことを特徴
とするものである。
【0009】
【作用】従って、本発明の第1の発明による頭部装着型
映像表示装置においては、左眼用,右眼用の各映像導入
光学系の最終光学面であるプリズム射出面から射出瞳ま
でのアイリリーフを15mm以上に設定すると共に、該
各映像導入光学系21の視度を常時−4m-1以上に維持
可能に構成することで、観察者が自己の視力に適合した
眼鏡を着用したままで使用可能になる。
映像表示装置においては、左眼用,右眼用の各映像導入
光学系の最終光学面であるプリズム射出面から射出瞳ま
でのアイリリーフを15mm以上に設定すると共に、該
各映像導入光学系21の視度を常時−4m-1以上に維持
可能に構成することで、観察者が自己の視力に適合した
眼鏡を着用したままで使用可能になる。
【0010】又、本発明の第2の発明による頭部装着型
映像表示装置においては、視度最近点変更手段を用い、
予め、視度調節の最近点を所定の調整範囲内毎に夫々設
定した上で、視度調節手段によって、観察視度を観察者
の視力に対応して該設定範囲内で調整操作することによ
り、該観察視度を不必要に近点領域に接近させずに使用
し得る。
映像表示装置においては、視度最近点変更手段を用い、
予め、視度調節の最近点を所定の調整範囲内毎に夫々設
定した上で、視度調節手段によって、観察視度を観察者
の視力に対応して該設定範囲内で調整操作することによ
り、該観察視度を不必要に近点領域に接近させずに使用
し得る。
【0011】更に、本発明の第3の発明による頭部装着
型映像表示装置においては、段階的視度調節手段による
観察視度の段階的調節設定に基づき、該段階的視度調節
手段の操作により、段階的に設定された各観察視度の中
から、観察者の視力に適合した視度を選択できて、ここ
でも、該観察視度を不必要に近点領域に接近させずに使
用し得る。
型映像表示装置においては、段階的視度調節手段による
観察視度の段階的調節設定に基づき、該段階的視度調節
手段の操作により、段階的に設定された各観察視度の中
から、観察者の視力に適合した視度を選択できて、ここ
でも、該観察視度を不必要に近点領域に接近させずに使
用し得る。
【0012】
【実施例】以下、本発明に係る頭部装着型映像表示装置
の実施例につき、図1ないし図7を参照して詳細に説明
する。
の実施例につき、図1ないし図7を参照して詳細に説明
する。
【0013】図1は、本発明の第1の発明の一実施例
(以下、説明の便宜上,第1実施例という)を適用した
頭部装着型映像表示装置の概要構成を模式的に示す側面
説明図である。なお、この場合、前記頭部装着型映像表
示装置は、左眼用,右眼用の1組を内蔵して構成される
が、説明の煩雑さを避けるために、ここでは、その一方
のみを中心にして述べるものとし、これは、以下の各実
施例構成においても、全く同様である。
(以下、説明の便宜上,第1実施例という)を適用した
頭部装着型映像表示装置の概要構成を模式的に示す側面
説明図である。なお、この場合、前記頭部装着型映像表
示装置は、左眼用,右眼用の1組を内蔵して構成される
が、説明の煩雑さを避けるために、ここでは、その一方
のみを中心にして述べるものとし、これは、以下の各実
施例構成においても、全く同様である。
【0014】即ち、図1に示す第1実施例において、本
頭部装着型の映像表示装置Aは、夫々に左眼用,右眼用
の各バックライト部12を上方に配すると共に、図示省
略した映像表示制御器等で制御されて夫々に所要の映像
を表示する左眼用,右眼用の各映像表示素子,ここで
は、各液晶表示素子(以下、LCDという)11と、夫
々に左眼用,右眼用の各ハーフミラー23及び各凹面ミ
ラー24を少なくとも備えた夫々の各プリズム22を用
い、前記各LCD11に表示される映像を拡大して観察
者Bの左右の各眼球C内に導く左眼用,右眼用の各映像
導入光学系21とで構成されており、本第1実施例の場
合には、前記各映像導入光学系21の最終光学面である
プリズム射出面22aから射出瞳(観察者の瞳)までの
距離,つまり、アイリリーフ31を15mm以上に設定
すると共に、該各映像導入光学系21の視度を常時−4
m-1以上に維持可能に構成したものである。
頭部装着型の映像表示装置Aは、夫々に左眼用,右眼用
の各バックライト部12を上方に配すると共に、図示省
略した映像表示制御器等で制御されて夫々に所要の映像
を表示する左眼用,右眼用の各映像表示素子,ここで
は、各液晶表示素子(以下、LCDという)11と、夫
々に左眼用,右眼用の各ハーフミラー23及び各凹面ミ
ラー24を少なくとも備えた夫々の各プリズム22を用
い、前記各LCD11に表示される映像を拡大して観察
者Bの左右の各眼球C内に導く左眼用,右眼用の各映像
導入光学系21とで構成されており、本第1実施例の場
合には、前記各映像導入光学系21の最終光学面である
プリズム射出面22aから射出瞳(観察者の瞳)までの
距離,つまり、アイリリーフ31を15mm以上に設定
すると共に、該各映像導入光学系21の視度を常時−4
m-1以上に維持可能に構成したものである。
【0015】ここで、前記アイリリーフ31が15mm
以上ある映像導入光学系21であれば、JISによって
規格化された眼鏡レンズ面から瞳までの距離“12m
m”を考慮しているので、観察者Bが自己の視力に適合
した眼鏡Dを着用したままで本頭部装着型映像表示装置
Aを使用することができる。又、該眼鏡Dについては、
そのデザイン上等の要請によって、往々に瞳までの距離
が前記規格よりも大きくされる場合があるが、このよう
な場合には、前記アイリリーフ31が20mm以上あれ
ば、一般に市販されている殆んどの眼鏡に対応させ得
る。
以上ある映像導入光学系21であれば、JISによって
規格化された眼鏡レンズ面から瞳までの距離“12m
m”を考慮しているので、観察者Bが自己の視力に適合
した眼鏡Dを着用したままで本頭部装着型映像表示装置
Aを使用することができる。又、該眼鏡Dについては、
そのデザイン上等の要請によって、往々に瞳までの距離
が前記規格よりも大きくされる場合があるが、このよう
な場合には、前記アイリリーフ31が20mm以上あれ
ば、一般に市販されている殆んどの眼鏡に対応させ得
る。
【0016】一方、通常の場合、明視距離については、
一般的に250mm程度と言われていることから、視度
調節範囲の近点限界値は−4m-1以上であればよく、
又、眼球での水晶体筋肉を緊張させずに見ることの可能
な範囲,つまり、所謂,調節安静位で見ることの可能な
範囲は、500mm程度以上と言われており、該視度調
節範囲の近点限界値が−2m-1以上であれば一層好まし
い。
一般的に250mm程度と言われていることから、視度
調節範囲の近点限界値は−4m-1以上であればよく、
又、眼球での水晶体筋肉を緊張させずに見ることの可能
な範囲,つまり、所謂,調節安静位で見ることの可能な
範囲は、500mm程度以上と言われており、該視度調
節範囲の近点限界値が−2m-1以上であれば一層好まし
い。
【0017】以上のように、本第1実施例による装置構
成の場合には、各映像導入光学系21の最終光学面であ
るプリズム射出面22aから射出瞳までのアイリリーフ
31を15mm以上に設定し、且つ該各映像導入光学系
21の視度を常時−4m-1以上に維持可能に構成してあ
るために、観察者Bが自己の視力に適合した眼鏡Dを着
用したままで使用できるのであり、このように眼鏡Dを
着用したままでの使用を可能にすることによって、従来
の場合に比較して視度調節の範囲を狭く限定することが
できるもので、特に、近点側の領域を狭くし得ることか
ら、遠視者や正常視者が、不必要に近点側へ視度調節し
てしまうのを防止できるという利点を有し、結果的に、
本映像表示装置Aの使用を容易且つ手軽に行なえるほ
か、ここでは、眼精疲労等を生ずる惧れがなく、近視に
なる可能性もまた解消される。
成の場合には、各映像導入光学系21の最終光学面であ
るプリズム射出面22aから射出瞳までのアイリリーフ
31を15mm以上に設定し、且つ該各映像導入光学系
21の視度を常時−4m-1以上に維持可能に構成してあ
るために、観察者Bが自己の視力に適合した眼鏡Dを着
用したままで使用できるのであり、このように眼鏡Dを
着用したままでの使用を可能にすることによって、従来
の場合に比較して視度調節の範囲を狭く限定することが
できるもので、特に、近点側の領域を狭くし得ることか
ら、遠視者や正常視者が、不必要に近点側へ視度調節し
てしまうのを防止できるという利点を有し、結果的に、
本映像表示装置Aの使用を容易且つ手軽に行なえるほ
か、ここでは、眼精疲労等を生ずる惧れがなく、近視に
なる可能性もまた解消される。
【0018】なお、前記第1実施例構成においては、映
像導入光学系21にプリズム22を用いる場合について
述べたが、このようなプリズム22にのみ限定されず、
映像導入光学系21として同様な作用効果を得られるも
のであれば、任意の構成を用いても何ら差し支えはな
い。
像導入光学系21にプリズム22を用いる場合について
述べたが、このようなプリズム22にのみ限定されず、
映像導入光学系21として同様な作用効果を得られるも
のであれば、任意の構成を用いても何ら差し支えはな
い。
【0019】次に、図2,及び図3は、本発明の第2の
発明の一実施例(以下、説明の便宜上,第2実施例とい
う)を適用した頭部装着型映像表示装置における視度調
節機構の概要を模式的に示す断面構成図,及び該視度調
節機構を組み込んだ頭部装着型映像表示装置の概要を模
式的に示す外観斜視図である。
発明の一実施例(以下、説明の便宜上,第2実施例とい
う)を適用した頭部装着型映像表示装置における視度調
節機構の概要を模式的に示す断面構成図,及び該視度調
節機構を組み込んだ頭部装着型映像表示装置の概要を模
式的に示す外観斜視図である。
【0020】これらの図2,図3に示す第2実施例にお
いて、本頭部装着型の映像表示装置Aに適用する左眼
用,右眼用の各視度調節機構41は、前記各映像導入光
学系21の視度を観察者の視力に対応して特定の範囲内
で夫々無段階的に調節可能にすると共に、該各視度調節
の最近点を夫々変更設定可能にする各視度最近点変更機
構51を含んで構成させたものであり、本第2実施例の
場合には、前記左眼用,右眼用の各LCD11を対応す
る各映像導入光学系21の光軸に沿って任意に移動調整
可能にしたものである。
いて、本頭部装着型の映像表示装置Aに適用する左眼
用,右眼用の各視度調節機構41は、前記各映像導入光
学系21の視度を観察者の視力に対応して特定の範囲内
で夫々無段階的に調節可能にすると共に、該各視度調節
の最近点を夫々変更設定可能にする各視度最近点変更機
構51を含んで構成させたものであり、本第2実施例の
場合には、前記左眼用,右眼用の各LCD11を対応す
る各映像導入光学系21の光軸に沿って任意に移動調整
可能にしたものである。
【0021】即ち、本第2実施例の場合、前記左眼用,
右眼用の各視度調節機構41は、図2,及び図3に示さ
れている如く、前記各LCD11の端部を固定的に把持
すると共に、この場合、図示省略したが適宜に回り止め
手段を夫々に講じた各ネジガイド駒部材42と、上端部
に夫々の各調節摘み44を設けて、前記各ネジガイド駒
部材42を上下方向,ここでは、前記各映像導入光学系
21の光軸方向に沿わせて螺進退自在に螺合する各作動
ネジ軸部材43とで構成されており、該構成による本左
眼用,右眼用の各視度調節機構41は、本映像表示装置
Aの装置筺体61内に所定位置を占めて組み込まれる。
なお、この図3中、符号62は本映像表示装置Aを観察
者の頭部に装着するための装着バンドである。
右眼用の各視度調節機構41は、図2,及び図3に示さ
れている如く、前記各LCD11の端部を固定的に把持
すると共に、この場合、図示省略したが適宜に回り止め
手段を夫々に講じた各ネジガイド駒部材42と、上端部
に夫々の各調節摘み44を設けて、前記各ネジガイド駒
部材42を上下方向,ここでは、前記各映像導入光学系
21の光軸方向に沿わせて螺進退自在に螺合する各作動
ネジ軸部材43とで構成されており、該構成による本左
眼用,右眼用の各視度調節機構41は、本映像表示装置
Aの装置筺体61内に所定位置を占めて組み込まれる。
なお、この図3中、符号62は本映像表示装置Aを観察
者の頭部に装着するための装着バンドである。
【0022】又、前記左眼用,右眼用の各視度最近点変
更機構51についても、図2,及び図3に示されている
如く、前記各視度調節機構41に関連して配置され、前
記各ネジガイド駒部材42の上下螺進退位置を共通(必
要に応じては個別)に規制し得るようにすると共に、前
記各特定範囲に対応する調整間隔に設定された上部,及
び下部の1組からなる各ストッパー部材52,53と、
ここでも図示省略したが適宜の切り替え手段を介するこ
とによって、前記上部,及び下部の各ストッパー部材5
2,53を正常視位置a−52,a−53,近視位置b
−52,b−53,それに遠視位置c−52,c−53
の3段階に夫々選択的に切替え設定し得る切替え摘み5
4とを有して構成される。ここで、前記上部,及び下部
の各ストッパー部材52,53における各設定位置a
−,b−,c−に関しては、例えば、正常視者用の設定
位置a−52,a−53を基準にして、近視者用の設定
位置b−52,b−53をより近点側に、遠視者用の設
定位置c−52,c−53をより遠点側に夫々設定して
あり、該近点側での視度制限値については、同様にし
て、例えば、近視者用では−10m-1,正常視者用では
−4m-1,遠視者用では−2m-1に夫々設定する。
更機構51についても、図2,及び図3に示されている
如く、前記各視度調節機構41に関連して配置され、前
記各ネジガイド駒部材42の上下螺進退位置を共通(必
要に応じては個別)に規制し得るようにすると共に、前
記各特定範囲に対応する調整間隔に設定された上部,及
び下部の1組からなる各ストッパー部材52,53と、
ここでも図示省略したが適宜の切り替え手段を介するこ
とによって、前記上部,及び下部の各ストッパー部材5
2,53を正常視位置a−52,a−53,近視位置b
−52,b−53,それに遠視位置c−52,c−53
の3段階に夫々選択的に切替え設定し得る切替え摘み5
4とを有して構成される。ここで、前記上部,及び下部
の各ストッパー部材52,53における各設定位置a
−,b−,c−に関しては、例えば、正常視者用の設定
位置a−52,a−53を基準にして、近視者用の設定
位置b−52,b−53をより近点側に、遠視者用の設
定位置c−52,c−53をより遠点側に夫々設定して
あり、該近点側での視度制限値については、同様にし
て、例えば、近視者用では−10m-1,正常視者用では
−4m-1,遠視者用では−2m-1に夫々設定する。
【0023】而して、本第2実施例構成の場合、観察者
Bは、先ず最初に、本映像表示装置Aの切替え摘み54
を選択的に切替え作動させることで、上部,及び下部の
各ストッパー部材52,53を自身の視力に対応した視
度範囲に設定してから、本映像表示装置Aを頭部に装着
する。つまり、観察者B自身の視力傾向が遠視であれ
ば、遠視位置c−52,c−53に選択設定する。続い
て、このように本映像表示装置Aを頭部に装着したまま
の状態で、左眼,及び右眼に投影される各映像を見なが
ら、各調節摘み44を夫々に回動操作することにより、
各ストッパー部材52,53間に設定された限定的な視
度範囲内でピント合わせを行なった後、所期通りに使用
するのである。
Bは、先ず最初に、本映像表示装置Aの切替え摘み54
を選択的に切替え作動させることで、上部,及び下部の
各ストッパー部材52,53を自身の視力に対応した視
度範囲に設定してから、本映像表示装置Aを頭部に装着
する。つまり、観察者B自身の視力傾向が遠視であれ
ば、遠視位置c−52,c−53に選択設定する。続い
て、このように本映像表示装置Aを頭部に装着したまま
の状態で、左眼,及び右眼に投影される各映像を見なが
ら、各調節摘み44を夫々に回動操作することにより、
各ストッパー部材52,53間に設定された限定的な視
度範囲内でピント合わせを行なった後、所期通りに使用
するのである。
【0024】以上のように、本第2実施例装置において
は、観察視度の選択,及び調整に際して、正常視用,近
視用,遠視用の夫々で調整可能な視度範囲が特定されて
いるために、ピント合わせを比較的容易且つ迅速に行な
うことができると共に、正常視者や遠視者が、観察視度
を不必要に近点領域に接近させたりする惧れが完全に解
消されるもので、この結果、所要の映像観察を快適にな
し得るものである。
は、観察視度の選択,及び調整に際して、正常視用,近
視用,遠視用の夫々で調整可能な視度範囲が特定されて
いるために、ピント合わせを比較的容易且つ迅速に行な
うことができると共に、正常視者や遠視者が、観察視度
を不必要に近点領域に接近させたりする惧れが完全に解
消されるもので、この結果、所要の映像観察を快適にな
し得るものである。
【0025】次に、図4,及び図5は、本発明の第3の
発明の一実施例(以下、説明の便宜上,第3実施例とい
う)を適用した頭部装着型映像表示装置における段階的
視度調節機構の概要を模式的に示す断面構成図,及び該
段階的視度調節機構を組み込んだ頭部装着型映像表示装
置の概要を模式的に示す外観斜視図である。
発明の一実施例(以下、説明の便宜上,第3実施例とい
う)を適用した頭部装着型映像表示装置における段階的
視度調節機構の概要を模式的に示す断面構成図,及び該
段階的視度調節機構を組み込んだ頭部装着型映像表示装
置の概要を模式的に示す外観斜視図である。
【0026】これらの図4,図5において、この第3実
施例装置は、本頭部装着型の映像表示装置Aに対し、左
眼用,右眼用の各映像導入光学系21の各視度を観察者
の視力に対応して夫々段階的に調節設定可能とする各段
階的視度調節手段71を設けたものであり、本第3実施
例装置の場合にも、前記第2実施例装置の場合と同様
に、前記左眼用,右眼用の各LCD11を対応する各映
像導入光学系21の光軸に沿って、予め、設定されてい
る視度位置へ任意選択的に移動可能にしたものである。
施例装置は、本頭部装着型の映像表示装置Aに対し、左
眼用,右眼用の各映像導入光学系21の各視度を観察者
の視力に対応して夫々段階的に調節設定可能とする各段
階的視度調節手段71を設けたものであり、本第3実施
例装置の場合にも、前記第2実施例装置の場合と同様
に、前記左眼用,右眼用の各LCD11を対応する各映
像導入光学系21の光軸に沿って、予め、設定されてい
る視度位置へ任意選択的に移動可能にしたものである。
【0027】即ち、本第3実施例の場合、前記左眼用,
右眼用の各段階的視度調節機構71は、図4,及び図5
に示されている如く、前記各LCD11の一端部を固定
的に把持すると共に、この場合、図示省略したが適宜に
回り止め手段を夫々に講じた各ガイド駒部材72,及び
前記各LCD11の他端部に止着され、且つ内装バネ7
5によって常時上方へ弾圧的に保持された設定ピン74
を夫々に有する各設定駒部材73と、前記各ガイド駒部
材72を上下方向,ここでは、前記各映像導入光学系2
1の光軸方向に沿わせてガイドする各ガイド軸部材7
6,及び前記各設定駒部材73自体を常時上方へ弾圧さ
せる設定バネ77と、前記各設定駒部材73の上方に摺
動自在に配置されると共に、前記各設定ピン74に対向
して作動カム面となるカム斜面79上に相互に所定の段
差を与えて、前記設定ピン74を正常視位置で受け入れ
る正常視位置設定溝a−80,近視位置で受け入れる近
視位置設定溝b−80,それに遠視位置で受け入れる遠
視位置設定溝c−80を夫々段階的に穿設形成した選択
摘み78とを有して構成されており、該構成による本左
眼用,右眼用の各段階的視度調節機構71は、前記第2
実施例装置の場合と同様に、本映像表示装置Aの装置筺
体61内に所定位置を占めて組み込まれる。
右眼用の各段階的視度調節機構71は、図4,及び図5
に示されている如く、前記各LCD11の一端部を固定
的に把持すると共に、この場合、図示省略したが適宜に
回り止め手段を夫々に講じた各ガイド駒部材72,及び
前記各LCD11の他端部に止着され、且つ内装バネ7
5によって常時上方へ弾圧的に保持された設定ピン74
を夫々に有する各設定駒部材73と、前記各ガイド駒部
材72を上下方向,ここでは、前記各映像導入光学系2
1の光軸方向に沿わせてガイドする各ガイド軸部材7
6,及び前記各設定駒部材73自体を常時上方へ弾圧さ
せる設定バネ77と、前記各設定駒部材73の上方に摺
動自在に配置されると共に、前記各設定ピン74に対向
して作動カム面となるカム斜面79上に相互に所定の段
差を与えて、前記設定ピン74を正常視位置で受け入れ
る正常視位置設定溝a−80,近視位置で受け入れる近
視位置設定溝b−80,それに遠視位置で受け入れる遠
視位置設定溝c−80を夫々段階的に穿設形成した選択
摘み78とを有して構成されており、該構成による本左
眼用,右眼用の各段階的視度調節機構71は、前記第2
実施例装置の場合と同様に、本映像表示装置Aの装置筺
体61内に所定位置を占めて組み込まれる。
【0028】ここで、前記選択摘み78のカム斜面79
上に穿設される各位置設定溝a−80,b−80,c−
80に関しては、前記第2実施例における場合と同様
に、正常視者用の位置設定溝a−80を基準にして、近
視者用の位置設定溝b−80をより近点側に、遠視者用
の位置設定溝c−80をより遠点側に夫々設定すると共
に、近点側での視度制限値についても、例えば、近視者
用では−10m-1,正常視者用では−4m-1,遠視者用
では−2m-1に夫々設定する。そして、この場合には、
前記選択摘み78の選択的摺動操作によって、前記左眼
用,右眼用の各設定駒部材73の設定ピン74を、設定
バネ77の弾圧力,及び各ガイド軸部材76上での各ガ
イド駒部材72のガイド移動によって、各正常視位置設
定溝a−80,又は各近視位置設定溝b−80,若しく
は各遠視位置設定溝c−80の夫々へ選択的に受け入れ
ることができ、この結果、前記各LCD11を夫々に該
当する各視度位置へ容易に移動させ得る。
上に穿設される各位置設定溝a−80,b−80,c−
80に関しては、前記第2実施例における場合と同様
に、正常視者用の位置設定溝a−80を基準にして、近
視者用の位置設定溝b−80をより近点側に、遠視者用
の位置設定溝c−80をより遠点側に夫々設定すると共
に、近点側での視度制限値についても、例えば、近視者
用では−10m-1,正常視者用では−4m-1,遠視者用
では−2m-1に夫々設定する。そして、この場合には、
前記選択摘み78の選択的摺動操作によって、前記左眼
用,右眼用の各設定駒部材73の設定ピン74を、設定
バネ77の弾圧力,及び各ガイド軸部材76上での各ガ
イド駒部材72のガイド移動によって、各正常視位置設
定溝a−80,又は各近視位置設定溝b−80,若しく
は各遠視位置設定溝c−80の夫々へ選択的に受け入れ
ることができ、この結果、前記各LCD11を夫々に該
当する各視度位置へ容易に移動させ得る。
【0029】而して、本第3実施例構成の場合には、観
察者Bが、本映像表示装置Aの選択摘み78を自身の視
力に対応した視度設定位置へ選択的に摺動作動させてか
ら、本映像表示装置Aを頭部に装着する。即ちここで
も、観察者B自身の視力傾向が遠視であれば、各遠視位
置設定溝c−80を選択することにより、該各遠視位置
設定溝c−80に夫々設定ピン74を受け入れて各LC
D11を夫々に該当する遠視位置に設定するもので、こ
のようにして所期通りに使用する。なお、本第3実施例
においては、視度設定を正常視用,近視用,遠視用の3
段階に設定しているが、より多くの複数段に設定しても
よい。
察者Bが、本映像表示装置Aの選択摘み78を自身の視
力に対応した視度設定位置へ選択的に摺動作動させてか
ら、本映像表示装置Aを頭部に装着する。即ちここで
も、観察者B自身の視力傾向が遠視であれば、各遠視位
置設定溝c−80を選択することにより、該各遠視位置
設定溝c−80に夫々設定ピン74を受け入れて各LC
D11を夫々に該当する遠視位置に設定するもので、こ
のようにして所期通りに使用する。なお、本第3実施例
においては、視度設定を正常視用,近視用,遠視用の3
段階に設定しているが、より多くの複数段に設定しても
よい。
【0030】以上のように、本第3実施例装置において
は、観察視度の選択に際して、正常視用,近視用,遠視
用の夫々で視度範囲が限定的に特定されているため、単
に、選択摘み78を選択摺動させるだけの操作により、
該当する視度範囲を極めて容易に設定できるもので、こ
こでもまた、正常視者や遠視者が、観察視度を不必要に
近点領域に接近させたりする惧れを完全に解消し得るの
である。
は、観察視度の選択に際して、正常視用,近視用,遠視
用の夫々で視度範囲が限定的に特定されているため、単
に、選択摘み78を選択摺動させるだけの操作により、
該当する視度範囲を極めて容易に設定できるもので、こ
こでもまた、正常視者や遠視者が、観察視度を不必要に
近点領域に接近させたりする惧れを完全に解消し得るの
である。
【0031】次に、前記映像導入光学系21における実
際上の具体例につき、図6,及び図7を参照して各別に
述べる。
際上の具体例につき、図6,及び図7を参照して各別に
述べる。
【0032】ここで、夫々の各具体例におけるレンズデ
ータは、その全てが瞳孔位置から液晶表示素子11の表
示面位置に至る逆追跡のものであって、その第1面は瞳
孔位置であり、又、この場合、瞳孔位置における有効な
瞳径は、各具体例において8mmφである。一方、夫々
の各具体例は、共に、その座標を図6,図7に示す如く
夫々に設定している。即ち、これらの図6,図7におい
て、r0,r1,r2, ‥‥は各該当面の曲率半径、d0,d1,d2,
‥‥は各該当面間の間隔であって、数値の後の x,及び
y は方向を表わしており、又、nd1,nd2,‥‥はd線の屈
折率、νd1,νd2,‥‥はアッベ数である。なお、各具
体例共に、ハーフミラー面は x軸, y軸に対して45°
傾斜しているものとする。
ータは、その全てが瞳孔位置から液晶表示素子11の表
示面位置に至る逆追跡のものであって、その第1面は瞳
孔位置であり、又、この場合、瞳孔位置における有効な
瞳径は、各具体例において8mmφである。一方、夫々
の各具体例は、共に、その座標を図6,図7に示す如く
夫々に設定している。即ち、これらの図6,図7におい
て、r0,r1,r2, ‥‥は各該当面の曲率半径、d0,d1,d2,
‥‥は各該当面間の間隔であって、数値の後の x,及び
y は方向を表わしており、又、nd1,nd2,‥‥はd線の屈
折率、νd1,νd2,‥‥はアッベ数である。なお、各具
体例共に、ハーフミラー面は x軸, y軸に対して45°
傾斜しているものとする。
【0033】第1の具体例.本第1の具体例は、ハーフ
ミラー,凹面ミラーを用い、アイリリーフを15mmに
設定した場合であって、図6に該当する。 画角 30.0×22.5° r0= ∞ (瞳孔) d0= 15.000 (x) r1= 100.000 d1= 3.000 (x),nd1=1.48700,νd1=70.4 r2= -100.000 d2= 10.500 (x) r3= ∞ (ハーフミラー) d3= 12.000 (y) r4= 70.000(凹面ミラー) d4= -24.238 (y) r5= ∞ (液晶表示素子)
ミラー,凹面ミラーを用い、アイリリーフを15mmに
設定した場合であって、図6に該当する。 画角 30.0×22.5° r0= ∞ (瞳孔) d0= 15.000 (x) r1= 100.000 d1= 3.000 (x),nd1=1.48700,νd1=70.4 r2= -100.000 d2= 10.500 (x) r3= ∞ (ハーフミラー) d3= 12.000 (y) r4= 70.000(凹面ミラー) d4= -24.238 (y) r5= ∞ (液晶表示素子)
【0034】第2の具体例.本第2具体例は、ハーフミ
ラー,凹面ミラーを有するプリズムを用い、アイリリー
フを20mmに設定した場合であって、図7に該当す
る。 画角 35.0×26.3° r0= ∞ (瞳孔) d0= 20.00000 (x) r1= 77.43753 d1= 3.00000 (x),nd1=1.51633,νd1=64.1 r2= -77.43753 d2= 0.50000 (x) r3= ∞ d3= 12.05080 (x),nd3=1.51633,νd3=64.1 r4= ∞ (ハーフミラー) d4= 14.35840 (y),nd4=1.51633,νd4=64.1 r5= -81.57246(凹面ミラー) d5= -24.00000 (y),nd5=1.51633,νd5=64.1 r6= 63.91929 d6= -2.38382 (y) r7= ∞ (液晶表示素子)
ラー,凹面ミラーを有するプリズムを用い、アイリリー
フを20mmに設定した場合であって、図7に該当す
る。 画角 35.0×26.3° r0= ∞ (瞳孔) d0= 20.00000 (x) r1= 77.43753 d1= 3.00000 (x),nd1=1.51633,νd1=64.1 r2= -77.43753 d2= 0.50000 (x) r3= ∞ d3= 12.05080 (x),nd3=1.51633,νd3=64.1 r4= ∞ (ハーフミラー) d4= 14.35840 (y),nd4=1.51633,νd4=64.1 r5= -81.57246(凹面ミラー) d5= -24.00000 (y),nd5=1.51633,νd5=64.1 r6= 63.91929 d6= -2.38382 (y) r7= ∞ (液晶表示素子)
【0035】従って、本発明は、以上各実施例の説明か
ら明らかなように、前記請求項1,2,及び3に記載し
た(1),(2),及び(3) の各構成に合わせて、以下の各構成
のものであってもよい。 (4) 前記映像導入光学系の最終光学面から、該映像導入
光学系によって形成される射出瞳までの距離が、20m
m以上に設定されることを特徴とする請求項1に記載の
頭部装着型映像表示装置。 (5) 前記映像導入光学系の視度が、常に−2m-1以上に
維持されることを特徴とする請求項1に記載の頭部装着
型映像表示装置。 (6) 前記映像導入光学系の視度を観察者の視力に対応し
て所定の範囲内で調節可能とする視度調節手段を設けた
ことを特徴とする請求項1,及び(4),(5) に記載の頭部
装着型映像表示装置。 (7) 前記(6) の視度調節手段には、視度調節領域の最近
点を変更設定可能とする視度最近点変更手段を配したこ
とを特徴とする(請求項1,及び(4),(5),(6)に記載
の)頭部装着型映像表示装置。 (8) 前記(7) の最近点を−2m-1以上に設定したことを
特徴とする(請求項1,及び(4),(5),(6),(7) に記載
の) 頭部装着型映像表示装置。 (9) 前記映像導入光学系の視度を観察者の視力に対応し
て段階的に調節設定可能とする段階的視度調節手段を設
けることを特徴とする請求項1,及び(4),(5),(6),(7),
(8) に記載の頭部装着型映像表示装置。
ら明らかなように、前記請求項1,2,及び3に記載し
た(1),(2),及び(3) の各構成に合わせて、以下の各構成
のものであってもよい。 (4) 前記映像導入光学系の最終光学面から、該映像導入
光学系によって形成される射出瞳までの距離が、20m
m以上に設定されることを特徴とする請求項1に記載の
頭部装着型映像表示装置。 (5) 前記映像導入光学系の視度が、常に−2m-1以上に
維持されることを特徴とする請求項1に記載の頭部装着
型映像表示装置。 (6) 前記映像導入光学系の視度を観察者の視力に対応し
て所定の範囲内で調節可能とする視度調節手段を設けた
ことを特徴とする請求項1,及び(4),(5) に記載の頭部
装着型映像表示装置。 (7) 前記(6) の視度調節手段には、視度調節領域の最近
点を変更設定可能とする視度最近点変更手段を配したこ
とを特徴とする(請求項1,及び(4),(5),(6)に記載
の)頭部装着型映像表示装置。 (8) 前記(7) の最近点を−2m-1以上に設定したことを
特徴とする(請求項1,及び(4),(5),(6),(7) に記載
の) 頭部装着型映像表示装置。 (9) 前記映像導入光学系の視度を観察者の視力に対応し
て段階的に調節設定可能とする段階的視度調節手段を設
けることを特徴とする請求項1,及び(4),(5),(6),(7),
(8) に記載の頭部装着型映像表示装置。
【0036】
【発明の効果】前記目的を達成するために、本発明の第
1の発明によれば、映像を表示する映像表示素子,及び
該表示された映像を観察者の眼球に導く映像導入光学系
を備える頭部装着型映像表示装置において、映像導入光
学系の最終光学面から、該映像導入光学系によって形成
される射出瞳までのアイリリーフを少なくとも15mm
以上に設定し、且つ該映像導入光学系の視度を常に−4
m-1以上に維持可能なように構成したので、観察者が自
己の視力に適合した眼鏡を着用したまま、本映像表示装
置に関してピント合わせ等の何らの調整操作をも行なう
ことなしに、頗る容易且つ手軽に使用でき、しかも、構
造的にも極めて簡単で容易に実施可能であり、この結
果、使用に際して眼精疲労等を生ずる惧れが少なく、近
視になる可能性もまた解消されて、所期の映像観察を快
適になし得るという実用上優れた種々の特長がある。
1の発明によれば、映像を表示する映像表示素子,及び
該表示された映像を観察者の眼球に導く映像導入光学系
を備える頭部装着型映像表示装置において、映像導入光
学系の最終光学面から、該映像導入光学系によって形成
される射出瞳までのアイリリーフを少なくとも15mm
以上に設定し、且つ該映像導入光学系の視度を常に−4
m-1以上に維持可能なように構成したので、観察者が自
己の視力に適合した眼鏡を着用したまま、本映像表示装
置に関してピント合わせ等の何らの調整操作をも行なう
ことなしに、頗る容易且つ手軽に使用でき、しかも、構
造的にも極めて簡単で容易に実施可能であり、この結
果、使用に際して眼精疲労等を生ずる惧れが少なく、近
視になる可能性もまた解消されて、所期の映像観察を快
適になし得るという実用上優れた種々の特長がある。
【0037】又、本発明の第2の発明によれば、映像を
表示する映像表示素子,及び該表示された映像を観察者
の眼球に導く映像導入光学系を備える頭部装着型映像表
示装置において、前記映像導入光学系の視度を観察者の
視力に対応して所定の範囲内で調節可能とする視度調節
手段を設けると共に、該視度調節手段には、視度調節の
最近点を変更設定可能とする視度最近点変更手段を配し
て構成したから、視度最近点変更手段を用いて、予め、
視度調節の最近点を所定の調整範囲内毎に夫々設定して
おき、この状態で、視度調節手段によって、観察視度を
観察者の視力に対応して該設定範囲内で調整操作するこ
とにより、該観察視度を不必要に近点領域に接近させる
惧れがなく、本装置を極めて容易且つ手軽に使用できる
という利点がある。
表示する映像表示素子,及び該表示された映像を観察者
の眼球に導く映像導入光学系を備える頭部装着型映像表
示装置において、前記映像導入光学系の視度を観察者の
視力に対応して所定の範囲内で調節可能とする視度調節
手段を設けると共に、該視度調節手段には、視度調節の
最近点を変更設定可能とする視度最近点変更手段を配し
て構成したから、視度最近点変更手段を用いて、予め、
視度調節の最近点を所定の調整範囲内毎に夫々設定して
おき、この状態で、視度調節手段によって、観察視度を
観察者の視力に対応して該設定範囲内で調整操作するこ
とにより、該観察視度を不必要に近点領域に接近させる
惧れがなく、本装置を極めて容易且つ手軽に使用できる
という利点がある。
【0038】更に、本発明の第3の発明によれば、映像
を表示する映像表示素子,及び該表示された映像を観察
者の眼球に導く映像導入光学系を備える頭部装着型映像
表示装置において、前記映像導入光学系の視度を観察者
の視力に対応して段階的に調節設定可能とする段階的視
度調節手段を設けて構成したから、段階的視度調節手段
による観察視度の段階的調節設定に基づき、該段階的視
度調節手段の操作により、段階的に設定された各観察視
度の中から、観察者の視力に適合した視度を選択でき
て、ここでも第2の発明と同様に、観察視度を不必要に
近点領域に接近させずに、本装置を極めて容易且つ手軽
に使用し得るのである。
を表示する映像表示素子,及び該表示された映像を観察
者の眼球に導く映像導入光学系を備える頭部装着型映像
表示装置において、前記映像導入光学系の視度を観察者
の視力に対応して段階的に調節設定可能とする段階的視
度調節手段を設けて構成したから、段階的視度調節手段
による観察視度の段階的調節設定に基づき、該段階的視
度調節手段の操作により、段階的に設定された各観察視
度の中から、観察者の視力に適合した視度を選択でき
て、ここでも第2の発明と同様に、観察視度を不必要に
近点領域に接近させずに、本装置を極めて容易且つ手軽
に使用し得るのである。
【図1】本発明の第1の発明の一実施例を適用した頭部
装着型映像表示装置の概要構成を模式的に示す側面説明
図である。
装着型映像表示装置の概要構成を模式的に示す側面説明
図である。
【図2】本発明の第2の発明の一実施例を適用した頭部
装着型映像表示装置における視度調節機構の概要を模式
的に示す断面構成図である。
装着型映像表示装置における視度調節機構の概要を模式
的に示す断面構成図である。
【図3】同第2の発明の一実施例による視度調節機構を
組み込んだ頭部装着型映像表示装置の概要を模式的に示
す外観斜視図である。
組み込んだ頭部装着型映像表示装置の概要を模式的に示
す外観斜視図である。
【図4】本発明の第3の発明の一実施例を適用した頭部
装着型映像表示装置における段階的視度調節機構の概要
を模式的に示す断面構成図である。
装着型映像表示装置における段階的視度調節機構の概要
を模式的に示す断面構成図である。
【図5】同第3の発明の一実施例による段階的視度調節
機構を組み込んだ頭部装着型映像表示装置の概要を模式
的に示す外観斜視図である。
機構を組み込んだ頭部装着型映像表示装置の概要を模式
的に示す外観斜視図である。
【図6】本発明の頭部装着型映像表示装置での実際上の
第1の具体例による映像表示光学系の詳細を示す断面説
明図である。
第1の具体例による映像表示光学系の詳細を示す断面説
明図である。
【図7】同頭部装着型映像表示装置での実際上の第2の
具体例による映像表示光学系の詳細を示す断面説明図で
ある。
具体例による映像表示光学系の詳細を示す断面説明図で
ある。
A 映像表示装置 B 観察者 C 観察者の眼球 D 観察者が着用する眼鏡 11 液晶表示素子(LCD,映像表示素子) 12 バックライト部 21 映像導入光学系 22 プリズム 22a プリズム射出面 23 ハーフミラー 24 凹面ミラー 31 アイリリーフ(プリズム射出面から射出瞳までの
距離) 41 視度調節機構 42 ネジガイド駒部材 43 作動ネジ軸部材 44 調節摘み 51 視度最近点変更機構 52,53 上部,及び下部の1組からなる各ストッパ
ー部材 a−52,a−53 正常視設定位置 b−52,b−53 近視設定位置 c−52,c−53 遠視設定位置 54 切替え摘み 61 装置筺体 62 装着バンド 71 段階的視度調節機構 72 ガイド駒部材 73 設定駒部材 74 設定ピン 75 内装バネ 76 ガイド軸部材 77 設定バネ 78 選択摘み 79 カム斜面 a−80 正常視位置設定溝 b−80 近視位置設定溝 c−80 遠視位置設定溝
距離) 41 視度調節機構 42 ネジガイド駒部材 43 作動ネジ軸部材 44 調節摘み 51 視度最近点変更機構 52,53 上部,及び下部の1組からなる各ストッパ
ー部材 a−52,a−53 正常視設定位置 b−52,b−53 近視設定位置 c−52,c−53 遠視設定位置 54 切替え摘み 61 装置筺体 62 装着バンド 71 段階的視度調節機構 72 ガイド駒部材 73 設定駒部材 74 設定ピン 75 内装バネ 76 ガイド軸部材 77 設定バネ 78 選択摘み 79 カム斜面 a−80 正常視位置設定溝 b−80 近視位置設定溝 c−80 遠視位置設定溝
Claims (3)
- 【請求項1】 映像を表示する映像表示素子,及び該表
示された映像を観察者の眼球に導く映像導入光学系を備
える頭部装着型映像表示装置において、 前記映像導入光学系の最終光学面から、該映像導入光学
系によって形成される射出瞳までの距離を少なくとも1
5mm以上に設定すると共に、該映像導入光学系の視度
を常に−4m-1以上に維持可能に構成したことを特徴と
する頭部装着型映像表示装置。 - 【請求項2】 映像を表示する映像表示素子,及び該表
示された映像を観察者の眼球に導く映像導入光学系を備
える頭部装着型映像表示装置において、 前記映像導入光学系の視度を観察者の視力に対応して所
定の範囲内で調節可能とする視度調節手段を設けると共
に、該視度調節手段には、視度調節の最近点を変更設定
可能とする視度最近点変更手段を配して構成したことを
特徴とする頭部装着型映像表示装置。 - 【請求項3】 映像を表示する映像表示素子,及び該表
示された映像を観察者の眼球に導く映像導入光学系を備
える頭部装着型映像表示装置において、 前記映像導入光学系の視度を観察者の視力に対応して段
階的に調節設定可能とする段階的視度調節手段を設けて
構成したことを特徴とする頭部装着型映像表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3584094A JPH07244253A (ja) | 1994-03-07 | 1994-03-07 | 頭部装着型映像表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3584094A JPH07244253A (ja) | 1994-03-07 | 1994-03-07 | 頭部装着型映像表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07244253A true JPH07244253A (ja) | 1995-09-19 |
Family
ID=12453183
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3584094A Pending JPH07244253A (ja) | 1994-03-07 | 1994-03-07 | 頭部装着型映像表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07244253A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004061519A1 (ja) * | 2002-12-24 | 2004-07-22 | Nikon Corporation | ヘッドマウントディスプレイ |
US7085027B2 (en) | 2003-04-28 | 2006-08-01 | Nikon Corporation | Image combiner and image display |
WO2011109819A3 (en) * | 2010-03-05 | 2012-01-19 | Nabes,Llc | Binocular apparatus and system |
JP2020530971A (ja) * | 2017-06-14 | 2020-10-29 | チョン リ | ヘッドマウントディスプレイおよびそのディスプレイ画面、ヘッドマウントブラケットおよびビデオ |
-
1994
- 1994-03-07 JP JP3584094A patent/JPH07244253A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004061519A1 (ja) * | 2002-12-24 | 2004-07-22 | Nikon Corporation | ヘッドマウントディスプレイ |
US7542012B2 (en) | 2002-12-24 | 2009-06-02 | Nikon Corporation | Head mounted display |
US8400371B2 (en) | 2002-12-24 | 2013-03-19 | Nikon Corporation | Head mount display |
US7085027B2 (en) | 2003-04-28 | 2006-08-01 | Nikon Corporation | Image combiner and image display |
WO2011109819A3 (en) * | 2010-03-05 | 2012-01-19 | Nabes,Llc | Binocular apparatus and system |
JP2020530971A (ja) * | 2017-06-14 | 2020-10-29 | チョン リ | ヘッドマウントディスプレイおよびそのディスプレイ画面、ヘッドマウントブラケットおよびビデオ |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040728 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040817 |
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A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20050111 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |