JPH072434Y2 - 筐体と蓋体との係止構造 - Google Patents
筐体と蓋体との係止構造Info
- Publication number
- JPH072434Y2 JPH072434Y2 JP1312290U JP1312290U JPH072434Y2 JP H072434 Y2 JPH072434 Y2 JP H072434Y2 JP 1312290 U JP1312290 U JP 1312290U JP 1312290 U JP1312290 U JP 1312290U JP H072434 Y2 JPH072434 Y2 JP H072434Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lid
- locking
- hinge
- housing
- engaged
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Closures For Containers (AREA)
- Connection Of Plates (AREA)
- Fuses (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ヒンジ結合された筐体と蓋体との係止構造に
関し、特に、ヒンジが破損しても蓋体が筐体から離間し
ない係止構造に関するものである。
関し、特に、ヒンジが破損しても蓋体が筐体から離間し
ない係止構造に関するものである。
〔従来の技術〕 筐体と蓋体とをヒンジ結合したものは、プラスチックの
射出成形品にあっては、一体成形が可能なために広い分
野で使用されている。
射出成形品にあっては、一体成形が可能なために広い分
野で使用されている。
第5図は、筐体と蓋体とをヒンジ結合した従来例として
自動車の車内配線に使用されるヒューズボックスとその
蓋体を示すものである。同図において、1は筐体として
のヒューズボックス、2はその蓋体を示している。筐体
1の内部には、多数のヒュージブルリンク3を電気的に
接続した状態で収容している。符号4は筐体1から突設
されたヒューズボックスのターミナルを示す。筐体1は
四方に立設された側壁1aの一つに延設部1bを形成し、こ
の延設部1bの先端に設けたヒンジ5によって蓋体2と一
体的に結合している。蓋体2は筐体と同様の形状である
が、前記延設部1bに対応する側壁がなく、延設部1bがそ
の代わりになっている。そして蓋体2における側壁の開
口端側には膨出部2aが形成され、筐体1に形成されたリ
ブ1cと当接して係止位置を決める。また、蓋体2のヒン
ジ5と反対側の側壁にはロッキングアーム状の係止部6
が設けられ、筐体1の側壁にはこの係止部6と係合する
係止部7がある。
自動車の車内配線に使用されるヒューズボックスとその
蓋体を示すものである。同図において、1は筐体として
のヒューズボックス、2はその蓋体を示している。筐体
1の内部には、多数のヒュージブルリンク3を電気的に
接続した状態で収容している。符号4は筐体1から突設
されたヒューズボックスのターミナルを示す。筐体1は
四方に立設された側壁1aの一つに延設部1bを形成し、こ
の延設部1bの先端に設けたヒンジ5によって蓋体2と一
体的に結合している。蓋体2は筐体と同様の形状である
が、前記延設部1bに対応する側壁がなく、延設部1bがそ
の代わりになっている。そして蓋体2における側壁の開
口端側には膨出部2aが形成され、筐体1に形成されたリ
ブ1cと当接して係止位置を決める。また、蓋体2のヒン
ジ5と反対側の側壁にはロッキングアーム状の係止部6
が設けられ、筐体1の側壁にはこの係止部6と係合する
係止部7がある。
第6図に示すように、蓋体2を二点鎖線で示す開放位置
から実線の閉止位置に矢符号Aの方向に回転すると、膨
出部2aがリブ1cに当接して係止位置が決まり、係止部6
と7とが係合して閉蓋状態に固定する。蓋体2を開ける
ときは、係止部6に図の右向きの力を加えて係止部7と
の係合を解除し、蓋体2を矢符号Aと反対方向に回転し
て開ける。
から実線の閉止位置に矢符号Aの方向に回転すると、膨
出部2aがリブ1cに当接して係止位置が決まり、係止部6
と7とが係合して閉蓋状態に固定する。蓋体2を開ける
ときは、係止部6に図の右向きの力を加えて係止部7と
の係合を解除し、蓋体2を矢符号Aと反対方向に回転し
て開ける。
しかし、上記の従来技術においてはヒンジ5は薄肉であ
るため疲労等の影響から破損のおそれがあり、破損した
場合は第7図に示すように蓋体2のヒンジ5側が浮き上
がり、蓋体1内に水や埃が侵入し易くなる。また、自動
車走行時の振動によって蓋体2と筐体1とがぶつかりあ
って異音を発生することもあった。
るため疲労等の影響から破損のおそれがあり、破損した
場合は第7図に示すように蓋体2のヒンジ5側が浮き上
がり、蓋体1内に水や埃が侵入し易くなる。また、自動
車走行時の振動によって蓋体2と筐体1とがぶつかりあ
って異音を発生することもあった。
本考案は上記の問題の解決を図ったもので、ヒンジが破
損しても蓋体が筐体から浮き上がらない係止構造を提供
することを目的としている。
損しても蓋体が筐体から浮き上がらない係止構造を提供
することを目的としている。
上記の目的を達成するために本考案は、筐体と蓋体とを
ヒンジで結合し、該ヒンジと反対側に相互に係合する係
止部を設けた筐体と蓋体との係止構造おいて、 筐体の前記ヒンジ部側に該ヒンジから離間して係止補助
部を形成すると共に、蓋体には前記係止補助部に係合す
る係止補助部を形成し、閉蓋時において前記双方の係止
補助部が係合して蓋体と筐体との離間を抑制する構成と
している。
ヒンジで結合し、該ヒンジと反対側に相互に係合する係
止部を設けた筐体と蓋体との係止構造おいて、 筐体の前記ヒンジ部側に該ヒンジから離間して係止補助
部を形成すると共に、蓋体には前記係止補助部に係合す
る係止補助部を形成し、閉蓋時において前記双方の係止
補助部が係合して蓋体と筐体との離間を抑制する構成と
している。
蓋体をヒンジ中心に回転して筐体に被せ、ヒンジと反対
側の位置にある双方の係止部を係合させる。これと同時
に筐体のヒンジ側に設けられた係止補助部に、蓋体に設
けられた係止補助部が係合する。ヒンジが破損した場合
でもヒンジ側は係止補助部の係合によって浮き上がるこ
とはない。
側の位置にある双方の係止部を係合させる。これと同時
に筐体のヒンジ側に設けられた係止補助部に、蓋体に設
けられた係止補助部が係合する。ヒンジが破損した場合
でもヒンジ側は係止補助部の係合によって浮き上がるこ
とはない。
以下に本考案の一実施例を図面によって説明する。第1
図から第3図に示す実施例において、蓋体と筐体の大略
の構成は従来例で示したのと同じである。
図から第3図に示す実施例において、蓋体と筐体の大略
の構成は従来例で示したのと同じである。
第1図の実施例において、蓋体2のヒンジ部5側におけ
る側壁の先端近傍には切欠8を形成し、筐体1のヒンジ
5側には、ヒンジ5から離間して係合部9を突設する。
る側壁の先端近傍には切欠8を形成し、筐体1のヒンジ
5側には、ヒンジ5から離間して係合部9を突設する。
第2図に示すように蓋体2を二点鎖線の位置から矢符号
Aの方向に回転して筐体1に被せると、第2図、第3図
に示すように蓋体2に形成された膨出部2aの先端部分で
ある係止補助部2bが蓋体に形成された係止補助部9の下
方に進入する。このとき、係止補助部9と2bとはほぼ密
着した状態となり、仮にヒンジ5が破損しても筐体1が
蓋体2から離間するのを防止する。なお、ヒンジ5と反
対側には従来通りの係止部6と7とが係合しており、こ
ちらの方も同様に筐体1と蓋体2との離間を防止する。
Aの方向に回転して筐体1に被せると、第2図、第3図
に示すように蓋体2に形成された膨出部2aの先端部分で
ある係止補助部2bが蓋体に形成された係止補助部9の下
方に進入する。このとき、係止補助部9と2bとはほぼ密
着した状態となり、仮にヒンジ5が破損しても筐体1が
蓋体2から離間するのを防止する。なお、ヒンジ5と反
対側には従来通りの係止部6と7とが係合しており、こ
ちらの方も同様に筐体1と蓋体2との離間を防止する。
第4図は他の実施例である。この実施例では第1図の延
設部1bに該当する部分がなく、ヒンジ5の位置が第1図
の実施例より下方に設けられている。そのため、係止補
助部9をヒンジの下方に離間して設けるとともに、蓋体
2にはこの係止補助部9に係合可能な鉤型の係止補助部
10を下方に向けて突設している。蓋体2の開閉によって
係止補助部10が矢符号Bの方向に移動し、係止補助部9
と係合、解除できる。ヒンジ5が破損した場合、係止補
助部9に係止補助部10が係合しているので、蓋体2が筐
体1から離間することはない。
設部1bに該当する部分がなく、ヒンジ5の位置が第1図
の実施例より下方に設けられている。そのため、係止補
助部9をヒンジの下方に離間して設けるとともに、蓋体
2にはこの係止補助部9に係合可能な鉤型の係止補助部
10を下方に向けて突設している。蓋体2の開閉によって
係止補助部10が矢符号Bの方向に移動し、係止補助部9
と係合、解除できる。ヒンジ5が破損した場合、係止補
助部9に係止補助部10が係合しているので、蓋体2が筐
体1から離間することはない。
本考案においては、係止補助部をヒンジから極力離間し
て形成すると共に、ヒンジの真下付近で係合させること
が望ましい。蓋体2の開閉によって係止補助部2b又は10
はヒンジを中心とした円弧状の軌跡を描いて移動する
が、双方の係止補助部をヒンジの真下付近で係合させれ
ば、係止補助部の係合面はリブ1cと平行になって蓋体2
の離間を効果的に抑制できるようになり、また、係止補
助部をヒンジから離間して設けることによって係合面を
大きく形成できるからである。
て形成すると共に、ヒンジの真下付近で係合させること
が望ましい。蓋体2の開閉によって係止補助部2b又は10
はヒンジを中心とした円弧状の軌跡を描いて移動する
が、双方の係止補助部をヒンジの真下付近で係合させれ
ば、係止補助部の係合面はリブ1cと平行になって蓋体2
の離間を効果的に抑制できるようになり、また、係止補
助部をヒンジから離間して設けることによって係合面を
大きく形成できるからである。
以上説明したように本考案によれば、筐体のヒンジ部側
に、該ヒンジから離間して係止補助部を形成すると共
に、蓋体には前記係止補助部に係合する係止補助部を形
成し、閉蓋時において前記双方の係止補助部が係合して
蓋体と筐体との離間を抑制する構成としたので、ヒンジ
が破損しても蓋体が筐体から浮き上がることを有効に防
止できる。従って、水分や埃等が筐体内に侵入すること
も防止できる。
に、該ヒンジから離間して係止補助部を形成すると共
に、蓋体には前記係止補助部に係合する係止補助部を形
成し、閉蓋時において前記双方の係止補助部が係合して
蓋体と筐体との離間を抑制する構成としたので、ヒンジ
が破損しても蓋体が筐体から浮き上がることを有効に防
止できる。従って、水分や埃等が筐体内に侵入すること
も防止できる。
第1図は本考案の一実施例を示す筐体と蓋体の係止構造
の構成を示す斜視図、 第2図は第1図の正面図、 第3図は第1図のA−A断面図(閉蓋状態)、 第4図は他の実施例の図で、(a)は正面図、(b)は
(a)の右側面図、 第5図は従来例の斜視図、 第6図は第5図の正面図、 第7図はヒンジが破損した状態を示す第5図の正面図で
ある。 1……筐体、2……蓋体、5……ヒンジ、6,7……係止
部、9,2b,10……係止補助部。
の構成を示す斜視図、 第2図は第1図の正面図、 第3図は第1図のA−A断面図(閉蓋状態)、 第4図は他の実施例の図で、(a)は正面図、(b)は
(a)の右側面図、 第5図は従来例の斜視図、 第6図は第5図の正面図、 第7図はヒンジが破損した状態を示す第5図の正面図で
ある。 1……筐体、2……蓋体、5……ヒンジ、6,7……係止
部、9,2b,10……係止補助部。
Claims (1)
- 【請求項1】筐体と蓋体とをヒンジで結合し、該ヒンジ
と反対側に相互に係合する係止部を設けた筐体と蓋体と
の係止構造おいて、 筐体の前記ヒンジ部側に該ヒンジから離間して係止補助
部を形成すると共に、蓋体には前記係止補助部に係合す
る係止補助部を形成し、閉蓋時において前記双方の係止
補助部が係合して蓋体と筐体との離間を抑制することを
特徴とする筐体と蓋体との係止構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1312290U JPH072434Y2 (ja) | 1990-02-15 | 1990-02-15 | 筐体と蓋体との係止構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1312290U JPH072434Y2 (ja) | 1990-02-15 | 1990-02-15 | 筐体と蓋体との係止構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03104510U JPH03104510U (ja) | 1991-10-30 |
JPH072434Y2 true JPH072434Y2 (ja) | 1995-01-25 |
Family
ID=31516557
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1312290U Expired - Lifetime JPH072434Y2 (ja) | 1990-02-15 | 1990-02-15 | 筐体と蓋体との係止構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH072434Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3077136B2 (ja) * | 1997-06-27 | 2000-08-14 | 日本精機株式会社 | 組み付け部品のロック構造 |
JP2006064074A (ja) * | 2004-08-26 | 2006-03-09 | Niles Co Ltd | 切換えスイッチのシール構造 |
-
1990
- 1990-02-15 JP JP1312290U patent/JPH072434Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03104510U (ja) | 1991-10-30 |
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