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JPH07241026A - 開閉装置及び電源装置 - Google Patents

開閉装置及び電源装置

Info

Publication number
JPH07241026A
JPH07241026A JP2919094A JP2919094A JPH07241026A JP H07241026 A JPH07241026 A JP H07241026A JP 2919094 A JP2919094 A JP 2919094A JP 2919094 A JP2919094 A JP 2919094A JP H07241026 A JPH07241026 A JP H07241026A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
load
current
circuit
power supply
voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2919094A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsunobu Chokai
光信 鳥海
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oi Electric Co Ltd
Original Assignee
Oi Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oi Electric Co Ltd filed Critical Oi Electric Co Ltd
Priority to JP2919094A priority Critical patent/JPH07241026A/ja
Publication of JPH07241026A publication Critical patent/JPH07241026A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
  • Protection Of Static Devices (AREA)
  • Control Of Voltage And Current In General (AREA)
  • Power Conversion In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の負荷ユニットを備える電気機器におい
て、一つの負荷ユニットにおける突入電流や、短絡故障
時の過電流を抑止し、他の負荷ユニットにおける電源電
圧の低下を防止する。 【構成】 電源装置101は、電圧変換ユニット105
と、開閉回路102とから構成されている。開閉回路1
02は、この電気機器等の各負荷ユニットLUa、LU
b〜LUnに対応して、それぞれ過電流トリップ機能付
きのブレーカ103a〜103nと、過電流防止回路1
04a〜104nとを、有している。これによって、突
入電流や過電流の発生を抑止し、各負荷ユニットLU
a、LUb〜LUnに供給する電圧を一定の値に保持す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気機器や通信機器の
内部の電源装置に関する。また、その電源装置の出力部
に使用され、通信機器の各部に対する電力供給を制御す
る開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電気機器や通信機器の電源装置
は、その機器に供給される電源電圧から、その機器内部
の各ユニットに供給するべき電圧に変換する電圧変換ユ
ニットを含んでいる。
【0003】図5には、従来の電源装置の構成ブロック
図が示されている。図5に示されているように、電源装
置10は、電源入力を所定の電圧に変換する電圧変換ユ
ニット5を含んでいる。この電圧変換ユニット5は、変
換した所定の電圧を、開閉回路20に供給する。開閉回
路20は、各負荷ユニットLU(a〜n)に対応したブ
レーカ3a〜ブレーカ3nを備えている。
【0004】機器に供給される電源電圧は、一般に商用
電源が用いられ、例えば、AC100ボルト、AC20
0ボルト等が用いられる。その他、用途によっては、D
C24ボルト、DC48ボルト、DC110ボルト等が
電源電圧として準備されることもある。また、機器の内
部の負荷ユニットLU(a〜n)に供給される電圧とし
ては、DC5ボルト、DC12ボルト、DC15ボル
ト、DC24ボルト等の電圧が使用されることが多い。
【0005】この電圧変換ユニット5は、一般に、供給
される電圧側(以下、1次側という)と、各負荷ユニッ
トLU側(以下、2次側という)とを絶縁(アイソレー
ション)する機能が要求される。このアイソレーション
は、雷等の外部雑音が1次側から2次側へ進入するのを
阻止して、各負荷ユニットへの影響を防止するために必
要なものである。更に、このアイソレーションは、2次
側の各負荷ユニットが絶縁不良であった場合に、操作者
が感電してしまうのを防止するためにも必要な機能であ
る。
【0006】また、電源装置10には、このような電圧
変換ユニット5と各負荷ユニットLUとの間に、開閉装
置20が設けられているのが一般的である。これは、各
負荷ユニットLUごとに電源の入/切を制御する必要が
ある場合があるからである。近年の機器においては高集
積化が進み、一台の機器内において各負荷ユニットLU
が独立した動作を行う場合も多いのである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の電源装置は、電圧変換ユニットと、開閉装置とを含む
構成が一般的である。従来の電気機器、通信機器におい
ては、この電源装置の開閉装置から、各負荷ユニットへ
電力が供給されている。
【0008】このような従来の電源装置において問題と
なるのは、いずれか一つのユニットに対する開閉器が
「入」の場合に、電源が投入されると、いわゆる突入電
流がその負荷ユニットに流れてしまう結果、他の負荷ユ
ニットの電源電圧が瞬間的に低下してしまうということ
である。突入電流の原因は、ユニットが容量性を有する
負荷であるため、その容量を充電するまでに瞬間的に電
流が流れてしまうことによる。このように、電源電圧が
瞬間的に低下してしまうのは、電圧変換ユニットの電力
容量が有限であるためである。すなわち、上記突入電流
が流れることにより、電気機器全体の費電力が瞬間的に
電圧変換ユニットの電力容量を超えると、電圧変換ユニ
ットの出力電圧が低下してしまうのである。
【0009】なお、負荷ユニットの「負荷」が容量性と
なってしまう理由は、外部ノイズの影響や回路動作の安
定化を図る目的で、回路中のIC(ディジタル、アナロ
グ等の集積回路)等の電源端子にコンデンサを複数個付
加しているためである。
【0010】出力電圧の瞬間的な低下を防止するため
に、電圧変換ユニットの電力容量を増やすことが考えら
れる。しかしながら、十分な効果を得るためには、電圧
変換ユニットの電力容量は、その電気機器、通信機器の
消費電力よりはるかに大きい電力容量が必要であり、体
積、重量が大きくなるだけでなく、コストも増加してし
まうという問題がある。この結果、高密度化を図ること
により、一つの装置に複数の機能を備えさせることが困
難になってしまう。
【0011】また、突入電流を防止するための回路とし
て、従来からパワーMOSFETの抵抗変化を利用した
回路が知られている。しかし、このFETの抵抗変化を
利用した回路においては、(負荷ユニット)の負荷が短
絡した場合に過電流によってそのFET素子が破壊して
しまうという問題がある。
【0012】一方、通常動作状態から、一つの負荷ユニ
ットにおいて故障が発生し、その結果、短絡が生じた場
合にも、その他の負荷ユニットにおいて瞬間的に電源電
圧の低下がみられる。これは、その短絡が生じた負荷ユ
ニットに短絡電流が流れるためである。
【0013】本発明は上記課題に鑑みなされたものであ
り、その目的は、複数の負荷ユニットを備える電気機器
において、一つの負荷ユニットにおける突入電流や、短
絡故障時の過電流を抑止し、他の負荷ユニットにおける
電源電圧の低下を防止することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】第一の本発明は上記課題
を解決するために、所定の電力を供給する電力供給装置
から、電力の供給を受け、複数の負荷ユニットへ電力を
供給する開閉装置において、前記複数の負荷ユニットご
とに設けられ、対応する負荷ユニットへの電流供給量が
指数関数的にのみ変化する複数の突入電流防止回路、を
含み、前記各負荷ユニットへの電力供給が、前記突入電
流防止回路を介して行われることを特徴とする開閉装置
である。
【0015】第二の本発明は上記課題を解決するため
に、外部から電力供給を受け、所定の電圧に変換する電
圧変換回路であって、出力電流が増加した場合に、出力
電圧を低下させることにより、出力電力を所定の電力容
量以下に抑える機能を有する電圧変換回路と、前記電圧
変換回路から、電力の供給を受け、複数の負荷ユニット
へ電力を供給する開閉装置と、を有し、前記開閉回路
は、前記複数の負荷ユニットごとに設けられ、対応する
負荷ユニットへの電流供給量が指数関数的にのみ変化す
る複数の突入電流防止回路、を含み、前記各負荷ユニッ
トへの電力供給が、前記突入電流防止回路を介して行わ
れることを特徴とする電源装置である。
【0016】第三の本発明は上記課題を解決するため
に、所定の電力を供給する電力供給装置から、電力の供
給を受け、複数の負荷ユニットへ電力を供給する開閉装
置において、前記各負荷ユニットごとに設けられ、対応
する負荷ユニットへの負荷電流の変化率が所定値以上に
なった場合に、前記負荷電流を所定の値に制限する過電
流防止回路、を含み、前記各負荷ユニットへの電力供給
が、前記過電流防止回路を介して行われることを特徴と
する開閉装置である。
【0017】第四の本発明は上記課題を解決するため
に、外部から電力供給を受け、所定の電圧に変換する電
圧変換回路であって、出力電流が増加した場合に、出力
電圧を低下させることにより、出力電力を所定の電力容
量以下に抑える機能を有する電圧変換回路と、前記電圧
変換回路から、電力の供給を受け、複数の負荷ユニット
へ電力を供給する開閉装置と、を有し、前記開閉回路
は、前記複数の負荷ユニットごとに設けられ、対応する
負荷ユニットへの負荷電流の変化率が所定値以上になっ
た場合に、前記負荷電流を所定の値に制限する過電流防
止回路、を含み、前記各負荷ユニットへの電力供給が、
前記過電流防止回路を介して行われることを特徴とする
電源装置である。
【0018】第五の本発明は上記課題を解決するため
に、所定の電力を供給する電力供給装置から、電力の供
給を受け、複数の負荷ユニットへ電力を供給する開閉装
置において、前記複数の負荷ユニットごとに設けられ、
対応する負荷ユニットへの電流供給量が指数関数的にの
み変化する複数の突入電流防止回路と、前記各負荷ユニ
ットごとに設けられ、対応する負荷ユニットへの負荷電
流の変化率が所定値以上になった場合に、前記負荷電流
を所定の値に制限する複数の過電流防止回路と、を含
み、前記各負荷ユニットへの電力供給が、前記突入電流
防止回路と前記過電流防止回路とを介して行われること
を特徴とする開閉装置である。
【0019】第六の本発明は上記課題を解決するため
に、外部から電力供給を受け、所定の電圧に変換する電
圧変換回路であって、出力電流が増加した場合に、出力
電圧を低下させることにより、出力電力を所定の電力容
量以下に抑える機能を有する電圧変換回路と、前記電圧
変換回路から、電力の供給を受け、複数の負荷ユニット
へ電力を供給する開閉装置と、を有し、前記開閉回路
は、前記複数の負荷ユニットごとに設けられ、対応する
負荷ユニットへの電流供給量が指数関数的にのみ変化す
る複数の突入電流防止回路と、前記複数の負荷ユニット
ごとに設けられ、対応する負荷ユニットへの負荷電流の
変化率が所定値以上になった場合に、前記負荷電流を所
定の値に制限する過電流防止回路と、を含み、前記各負
荷ユニットへの電力供給が、前記突入電流防止回路と前
記過電流防止回路とを介して行われることを特徴とする
電源装置である。
【0020】第七の本発明は上記課題を解決するため
に、上記第一または第五の本発明において、更に、前記
複数の負荷ユニットごとに設けられたブレーカであっ
て、負荷電流が流れるコイルを有する複数のブレーカを
有し、前記各突入電流防止回路は、前記ブレーカの前記
コイルの両端電圧を検出する検出手段と、前記検出手段
により検出された前記コイルの両端電圧に基づいて、負
荷電流を算出する負荷電流算出手段と、を含むことを特
徴とする開閉装置である。
【0021】第八の本発明は上記課題を解決するため
に、上記第二または第六の本発明において、更に、前記
複数の負荷ユニットごとに設けられたブレーカであっ
て、負荷電流が流れるコイルを有する複数のブレーカ、
を有し、前記各突入電流防止回路は、前記ブレーカの前
記コイルの両端電圧を検出する検出手段と、前記検出手
段により検出された前記コイルの両端電圧に基づいて、
負荷電流を算出する負荷電流算出手段と、を含むことを
特徴とする電源装置である。
【0022】第九の本発明は上記課題を解決するため
に、上記第三または第五の本発明において、更に、前記
複数の負荷ユニットごとに設けられたブレーカであっ
て、負荷電流が流れるコイルを有する複数のブレーカ、
を有し、前記各過電流防止回路は、前記ブレーカの前記
コイルの両端電圧を検出する検出手段と、前記検出手段
により検出された前記コイルの両端電圧に基づいて、負
荷電流を算出する負荷電流算出手段と、を含むことを特
徴とする開閉装置である。
【0023】第十の本発明は上記課題を解決するため
に、上記第四または第六の本発明において、更に、前記
複数の負荷ユニットごとに設けられたブレーカであっ
て、負荷電流が流れるコイルを有する複数のブレーカ、
を有し、前記各過電流防止回路は、前記ブレーカの前記
コイルの両端電圧を検出する検出手段と、前記検出手段
により検出された前記コイルの両端電圧に基づいて、負
荷電流を算出する負荷電流算出手段と、を含むことを特
徴とする電源装置である。
【0024】
【作用】第一の本発明及び第二の本発明の突入電流防止
回路は、指数関数的にのみ負荷電流が変化するように制
御する。従って、突入電流が急激に流れてしまうことを
防止することが可能である。
【0025】第三の本発明及び第四の本発明の過電流防
止回路は、負荷電流の変化率を監視し、変化率が所定値
以上になった場合に、負荷電流を所定値に抑える。従っ
て、負荷電流が急激に変化した場合、過電流の大きさの
電流が流れなくとも負荷電流を所定値に抑えるため、負
荷電流が過電流と見なされる値より大きな値の電流とな
ってしまうことを未然に防止することが可能である。
【0026】第五及び第六の本発明においては、上記突
入電流防止回路と、過電流防止回路とを、双方備えてい
る。従って、突入電流に対しては、上記第一及び第二の
本発明と同様の作用を有し、負荷ユニットの短絡等によ
る過電流に対しては、上記第三及び第四の本発明と同様
の作用を有する。
【0027】第七及び第八の本発明における突入電流防
止回路は、ブレーカのコイルの両端電圧を参照すること
により、負荷電流を参照したので、突入電流があったこ
とを迅速に検出することが可能である。
【0028】第九及び第十の本発明における過電流防止
回路は、ブレーカのコイルの両端電圧を参照することに
より、負荷電流を参照したので、過電流の値に達する前
に負荷電流の大きさを制限することにより、負荷電流が
過電流の値を超えてしまうことを未然に防止することが
可能である。
【0029】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を図面に基づい
て説明する。
【0030】図1には、本発明の好適な実施例である電
源装置101の構成ブロック図が示されている。電源装
置101は、図1に示されているように、電圧変換ユニ
ット105と、開閉回路102とから構成されている。
この電源装置101は、所定の電気機器や通信機器の電
源装置であり、一般的には、その電気機器の筐体内に収
容されているものである。図1においては、この電気機
器の他の回路ユニット等については省略して示されてい
ない。開閉回路102は、この電気機器等の各負荷ユニ
ットLUa、LUb〜LUnに対応して、それぞれ過電
流トリップ機能付きのブレーカ103a〜103nと、
過電流防止回路104a〜104nとを、有している。
【0031】このように、本実施例における電源装置1
01は、電圧変換ユニット105において、商用電源等
を所定の電圧に変換し、この変換後の電圧を、開閉回路
102に供給している。電圧変換ユニット105は、例
えば、スイッチングレギュレータ等が使用される。開閉
回路102は、この変換後の電圧を、その電気機器等の
各負荷ユニットLUa、LUb〜LUnにブレーカ10
3a〜103nと、過電流防止回路104a〜104n
とを介して分配している。
【0032】本実施例において特徴的なことは、開閉回
路102が、単なるスイッチではなく、ブレーカ103
と、過電流防止回路104とを有していることである。
この構成によって、後述するように、突入電流や過電流
の発生を抑止し、各負荷ユニットLUa、LUb〜LU
nに供給する電圧を一定の値に保持することができる。
【0033】図2には、この開閉回路102に含まれる
ブレーカ103と過電流防止回路104との組の一組を
表す構成回路図が示されている。
【0034】ブレーカ103は、図2に示されているよ
うに、スイッチ接点203aと、過電流トリップコイル
203bとを備えている。そして、負荷電流i1は、こ
のスイッチ接点203aと過電流トリップコイル203
bとを介して負荷ユニットLUに流されるのである。負
荷電流i1の大きさが大きくなると過電流トリップコイ
ル203bから発生する磁力が強くなり、スイッチ接点
203aが開放され、負荷電流が遮断される。
【0035】過電流防止回路104は、図2に示されて
いるように、負荷電流i1の大きさを制御する制御素子
であるパワーMOSトランジスタTr1と、このパワー
MOSトランジスタTr1を制御する制御回路とから構
成されている。この制御回路は、突入電流を防止するた
めの制御を行う回路と、短絡電流を防止するための回路
とを含んでいる。
【0036】突入電流を防止するための制御を行う回路
は、図2に示されているように、コンデンサC1と抵抗
R6とから構成される。すなわち、上記スイッチ接点2
03aと過電流トリップコイル203bとの接点から信
号が取り出され、この信号が、コンデンサC1と抵抗R
6とからなる微分回路を通過した後、パワーMOSトラ
ンジスタTr1のゲート端子に印加されている。したが
って、過電流トリップコイル203bの両端電圧に急峻
な変化があった場合に、この信号がゲート端子に印可さ
れ、パワーMOSトランジスタTr1がOFF作動す
る。
【0037】本実施例において特徴的なことは、このよ
うに、ブレーカ103の過電流トリップコイル203b
の両端電圧の変化に応じてパワーMOSトランジスタT
r1の動作を制御したので、突発的に過電流が流れよう
とする場合においても、過電流を効果的に抑止すること
が可能である。従来は、このような過電流に対する保護
は、ブレーカ103によって、行われていた。すなわ
ち、ブレーカ103のスイッチ接点が開放されることに
よって、負荷電流が遮断されていたのである。しかし、
このように機械的な動作により負荷電流を遮断する方法
においては、迅速な遮断動作は期待できない。また、過
電流が流れた場合には、回路を遮断してしまい、一定の
値に抑えるという動作は行わない。一方、本実施例によ
れば、負荷電流の変化の急峻さに応じて、パワーMOS
トランジスタTr1の動作を制御したので、完全に回路
を遮断することなく、必要最小限度の量だけ負荷電流を
制限することができる。
【0038】短絡電流を防止するための回路は、図2に
示されているように、抵抗R1、R2、R3、R4と、
OPアンプIC1と、トランジスタTr2及び抵抗R5
とから構成されている。OPアンプIC1の反転入力端
子には、抵抗R3、R4を介して、過電流トリップコイ
ル203bのパワーMOSトランジスタTr1側の電圧
が印加されており、非反転入力端子には、抵抗R1、R
2を介して、過電流トリップコイル203bのスイッチ
接点203a側の電圧が印加されている。したがって、
このOPアンプIC1には、過電流トリップコイル20
3bの両端電圧が印加されていることになる。そして、
このOPアンプIC1の出力信号は、トランジスタTr
2のベース端子に供給されている。このトランジスタT
r2のコレクタ端子は、、上述したパワーMOSトラン
ジスタTr1のゲート端子に接続されている。
【0039】本実施例において特徴的なことは、このよ
うに、過電流トリップコイル203bの両端電圧を計る
ことによって、短絡電流を検出していることである。す
なわち、負荷ユニットLUが故障等の理由により短絡状
態となった場合には、負荷電流i1は急激に大きな値と
なるが、この結果、OPアンプIC1の出力信号が急激
に下降する。そのため、トランジスタTr2はON作動
し、パワーMOSトランジスタTr1が急激にOFF状
態の方向に作動する。従来は、このような短絡電流に対
する保護は、ブレーカ103によって、行われていた。
すなわち、ブレーカ103のスイッチ接点203aが開
放されることによって、負荷電流が遮断されていたので
ある。しかし、このように機械的な動作により負荷電流
を遮断する方法においては、迅速な遮断動作は期待でき
ない。その結果、瞬間的に大電流が流れることにより、
他の負荷ユニットに供給される電圧が瞬間的に下降する
現象が生じてしまっていた。
【0040】本実施例においては、上述したように、短
絡電流の大きさを直接検出しているのではなく、過電流
トリップコイル203bの両端電圧が所定値一以上にな
った場合に短絡が生じたものと見なして、パワーMOS
トランジスタTr1を制御した。その結果、短絡電流の
大きさが所定の大きさ以上になる前に、パワーMOSト
ランジスタTr1の制御を開始することができ、迅速に
負荷電流を抑止することが可能となる。
【0041】本実施例の電源装置における電源投入時の
ブレーカ103の動作と電流変化のグラフが図3に示さ
れている。図3の(a)は、本実施例に係る図1の電源
装置のブレーカ103の動作状態を表すグラフであり、
(b)は、本実施例に係る図1の電源装置の負荷電流を
表すグラフである。
【0042】図3の(a)(b)に示されているよう
に、電源投入時には、まず、ブレーカ103がON動作
をしている状態で、過電流トリップコイル203bとパ
ワーMOSトランジスタTr1とを介して電源電圧が負
荷ユニットLUに印加される。このとき、図2の回路図
に示されているように、コンデンサC1と抵抗R6との
間の電位e4は、電源投入直後は、電源電圧と等しい電
圧となるが、コンデンサC1が充電されるにつれて、電
位e4は接地電位に漸近していく。この結果、パワーM
OSトランジスタTr1は、電源投入直後は完全にOF
F状態であるが、徐々にON状態へ移行することにな
る。このように、パワーMOSトランジスタTr1が徐
々にON状態へ移行していくので、負荷電流i1は、図
3の(b)に示されているように、「0」アンペアか
ら、徐々に増えていくことになる。
【0043】電源投入時から負荷電流i1が定常値にな
るまでの状態を、例えば、第1モードと呼び、定常電流
値が流れている状態を第2モードと呼ぶと、本実施例に
おいては、図3(b)に示されているように、この第1
モードにおいて負荷電流が大きくなってしまうのを防止
することが可能である。
【0044】一方、従来の電源装置における電源投入時
のブレーカの動作と負荷電流変化のグラフとが図3の
(c)、(d)に示されている。図3の(c)は、従来
の電源装置のブレーカの動作状態を表すグラフであり、
その内容は、図3の(a)と全く同一である。図3の
(d)は、従来の電源装置の負荷電流を表すグラフであ
る。この(d)に示されているように、従来は第1モー
ドにおいて、パルス状に大きな突入電流が流れ、一定時
間後に定常電流が流れる第2モードとなる。
【0045】このように、本実施例によれば、電源投入
時の突入電流を効果的に防止することが可能である。
【0046】本実施例の電源装置における負荷短絡時の
負荷電流の変化を表すグラフが図4に示されている。図
4の(a)は、本実施例に係る図1の電源装置のブレー
カ103の動作状態を表すグラフであり、(b)は、本
実施例に係る図1の電源装置の負荷電流を表すグラフで
ある。図3の(a)及び(b)に示されているように、
負荷ユニットLUに短絡事故が生じた場合に、負荷電流
は急激に増大しようとするが、このとき、急激な電流変
化が過電流トリップコイル203bの両端電圧を上昇さ
せるため、OPアンプIC1の出力電圧が低下し、トラ
ンジスタTr2のベース電流が流れることにより、トラ
ンジスタTr2のコレクタ・エミッタ間が導通し、この
コレクタの電位e5が高くなる。その結果、パワーMO
SトランジスタTr1のソース・ドレイン間抵抗が上昇
し、負荷電流i1を所定の値の電流値に抑制する。この
所定の値の電流値は、ブレーカ103をトリップさせる
のに必要最小限の大きさの電流値が選ばれる。そのた
め、負荷ユニットLUの短絡が生じてから所定の時間経
過後、ブレーカ103がトリップをする。そして、この
ブレーカ103がトリップをした場合には、負荷電流は
「0」となる。
【0047】本実施例においては、上述したように定常
電流が流れている間は第2モードと呼ぶが、負荷ユニッ
トLUが短絡し、短絡電流が流れている状態を第3モー
ドと呼ぶ。また、負荷ユニットLUが短絡し、ブレーカ
103が遮断して負荷電流が「0」になった状態を第6
モードと呼ぶ。
【0048】本実施例において特徴的なことは、過電流
トリップコイル203bの両端電圧を計測することによ
り、負荷電流の急激な上昇が生じた場合に、パワーMO
SトランジスタTr1が短絡電流を防止するための回路
によって制御され、負荷電流を所定の大きさの電流に制
限したことである。この制限された電流の大きさは、ブ
レーカ103をトリップさせる必要最小限の大きさに選
ばれている。したがって、本実施例によれば、短絡事故
等により負荷電流が急激に上昇する場合、その電流変化
を検出し、それを抑制するように、パワーMOSトラン
ジスタTr1を制御したので、過大な短絡電流が流れる
のを防止することが可能である。このように、負荷電流
が制限される様子が図4の(b)に示されている。
【0049】一方、従来の電源装置における負荷ユニッ
トLU短絡時のブレーカの動作と負荷電流変化の変化の
グラフとが図4の(c)及び(d)に示されている。図
4の(b)は、従来の電源装置のブレーカの動作状態を
表すグラフであり、その内容は図4の(a)と全く同一
である。図4の(d)は、従来の電源装置の負荷電流を
表すグラフである。この(d)に示されているように、
従来は短絡が発生すると、瞬間的に大きな短絡電流が流
れる。このように、負荷ユニットLUが短絡した後の最
初の短絡電流が流れている期間を本実施例においては、
第4モードと呼ぶ。しかし、電圧変換ユニットの出力容
量が有限であるため。、短絡電流は、やがて一定の大き
さの電流となる。このように、上記第4モードから所定
時間後の一定の短絡電流が流れている期間を第5モード
と呼ぶ。
【0050】このように、本実施例によれば、負荷ユニ
ットLUが短絡した場合の短絡電流の大きさを制限する
ことが可能である。
【0051】電源投入時の突入電流を防止するための回
路と、負荷ユニットLUが短絡した場合の短絡電流を防
止するための回路との動作関係について、説明する。
【0052】上述したように、突入電流を防止する回路
と、短絡電流を防止する回路との双方の出力信号が最終
的に、パワーMOSトランジスタTr1のゲート端子に
接続されている。いわば、上記両回路の出力信号がOR
されて、パワーMOSトランジスタTr1のゲート端子
に印加されているのである。
【0053】電源投入直後においては、パワーMOSト
ランジスタTr1のゲート端子の電位e5は、コンデン
サC1を介して、回路電位e1と同一の電位に維持され
る。そして、時間とともに、この電位e5は接地電位に
漸近してゆく。したがって、パワーMOSトランジスタ
Tr1は、電源投入直後は非導通状態であり、徐々に導
通状態となる。その結果、過電流トリップコイル203
bに流れる負荷電流i1が徐々に大きくなり、いずれ、
所定の負荷電流i1の大きさとなる。
【0054】このように、電源投入時から、負荷電流i
1が所定の大きさの電流となるまでの間で負荷電流は滑
らかに増大するが、その間図2におけるe2とe3との
間には、e2<e3という関係が成立している。したが
って、本実施例においては、電源投入時から、負荷電流
i1が所定の大きさの電流となるまでの間において、短
絡電流を防止するための回路のOPアンプIC1の出力
信号は高電位となっており、その結果トランジスタTr
2は非導通状態である。いわば短絡電流を防止するため
の回路からの出力信号はOFF状態となっているのであ
る。したがって、電源投入時から、所定の負荷電流が流
れるまでの間は、突入電流を防止するための回路からの
出力信号に基づいてパワーMOSトランジスタTr1は
動作をしているといえる。
【0055】負荷に所定の大きさの負荷電流i1が流れ
ている状態で、負荷が短絡したなどの理由により負荷電
流が急激に増加した場合には、過電流トリップコイル2
03bにおける電圧降下が大きくなり、その結果、電位
e3が低下し、電位e2より下ってしまう。このように
e2>e3となるような負荷電流の値は、上述したよう
に、ブレーカ103をトリップさせるのに必要最小限の
大きさの電流値に設定されている。
【0056】さて、e2>e3となると、OPアンプI
C1の出力電圧は下がり、トランジスタTr2が導通状
態となる。この結果、回路電位e1より過電流トリップ
コイル203bにおける電圧効果の分だけ大きな電圧が
トランジスタTr2のエミッタ・コレクタ間を介してパ
ワーMOSトランジスタTr1のゲート端子に印加され
る。したがって、パワーMOSトランジスタTr1は非
導通状態に移行し始めるが、完全な非導通状態とはなら
ない。完全に非導通となれば、負荷電流i1が流れなく
なり、上述したe2>e3の関係が成立しなくなるから
である。この結果、抵抗R1、R2、R3、R4の大き
さの比と、OPアンプIC1の増幅率等によって定まる
所定の短絡電流が、過電流トリップコイル203bとパ
ワーMOSトランジスタTr1とを流れることになる。
この短絡電流は、上述したように、ブレーカ103をト
リップさせるのに必要最小限の大きさの電流に設定され
ており、この短絡状態が一定時間続けば、ブレーカ10
3がトリップして回路が切断されるのである。
【0057】このように、本実施例においては、電源投
入時においては、突入電流を防止するための回路がパワ
ーMOSトランジスタTr1を制御し、負荷短絡時に
は、短絡電流を防止するための回路がパワーMOSトラ
ンジスタTr1を制御するのである。
【0058】
【発明の効果】以上述べたように、第一の本発明によれ
ば、電源投入時の突入電流を防止することが可能な開閉
装置が得られるという効果を有する。
【0059】また、第二の本発明によれば、電源投入時
の突入電流を防止することが可能な電源装置が得られる
という効果を有する。
【0060】また、第三の本発明によれば、負荷ユニッ
トが短絡した場合にも短絡電流を所定の値に制限するこ
とが可能な開閉装置が得られるという効果を有する。
【0061】また、第四の本発明によれば、負荷ユニッ
トが短絡した場合にも短絡電流を所定の値に制限するこ
とが可能な電源装置が得られるという効果を有する。
【0062】また、第五の本発明によれば、上記第一と
第三との本発明の効果を双方奏することができる開閉装
置が得られる。
【0063】また、第六の本発明によれば、上記第二と
第四との本発明の効果を双方奏することができる電源装
置が得られる。
【0064】また、第七の本発明によれば、上記第一ま
たは第五の本発明において、突入電流防止回路は、ブレ
ーカのコイルの両端電圧を検出することにより突入電流
を検出するので、より迅速な突入電流の検出が可能であ
る。その結果、突入電流が大きさがまだ小さいうちに電
流の制限をすることができ、突入電流の防止がより効率
的に行えるという効果を有する。
【0065】また、第八の本発明によれば、上記第二ま
たは第六の本発明において、突入電流防止回路は、ブレ
ーカのコイルの両端電圧を検出することにより突入電流
を検出するので、より迅速な突入電流の検出が可能であ
る。その結果、突入電流が大きさがまだ小さいうちに電
流の制限をすることができ、突入電流の防止がより効率
的に行えるという効果を有する。
【0066】また、第九の本発明によれば、上記第三ま
たは第五の本発明において、過電流防止回路は、ブレー
カのコイルの両端電圧を検出することにより過電流を検
出するので、より迅速な過電流の検出が可能である。そ
の結果、過電流が大きさがまだ小さいうちに電流の制限
をすることができ、過電流の防止がより効率的に行える
という効果を有する。
【0067】また、第十の本発明によれば、上記第四ま
たは第六の本発明において、過電流防止回路は、ブレー
カのコイルの両端電圧を検出することにより過電流を検
出するので、より迅速な過電流の検出が可能である。そ
の結果、過電流が大きさがまだ小さいうちに電流の制限
をすることができ、過電流の防止がより効率的に行える
という効果を有する。
【0068】これらの本発明によれば、電源投入時の突
入電流と、負荷短絡時の短絡電流を防止する手段を備え
ているので、複数の負荷ユニットに通電がなされている
場合において、ある負荷ユニットを「入り/切り」する
ことや誤りによる負荷短絡などによって、他の負荷ユニ
ットに対する悪影響(電源瞬断による回路の誤動作等)
を防止することができる。
【0069】また、短絡が生じている負荷ユニットへの
新たに通電を行おうとした場合においても、本発明の過
電流防止回路は、上述したのと同様の作用・効果を有す
ることは言うまでもない。
【0070】本発明のような、突入電流や過電流を防止
する回路においては、負荷への供給電流の2乗と、その
電流経路にある抵抗分とに比例した値の電力が消費され
る。そのため、突入電流や過電流を検出するための抵抗
分はなるべく小さい方が望ましい。
【0071】そこで、本発明においては、上述したよう
に、ブレーカのコイルの低抵抗を利用して見知するよう
に構成してある。また、過電流をブレーカがトリップす
るための電流として利用できるため、過電流が連続して
流れた場合には、異常が生じた負荷ユニットをこのブレ
ーカによって切り離すことが可能となる。
【0072】なお、また、本発明は、電源装置の電圧変
換ユニットの設計の際にも過渡的な動作、負荷の異常等
(アブノーマル時)に対して、消費される電力量のみを
最小限度に制限することが可能な設計を行えるという効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施例である開閉装置を備えた
電源装置の構成ブロック図である。
【図2】本発明の好適な実施例である開閉装置のブレー
カ及び過電流防止回路との回路図である。
【図3】本実施例の電源装置の電源投入時の動作を表す
グラフを示した図である。
【図4】本実施例の電源装置の負荷ユニット短絡時の動
作を表すグラフを示した図である。
【図5】従来の電源装置の構成ブロック図である。
【符号の説明】
101 電源装置 102 開閉回路 103(a〜n) ブレーカ 104(a〜n) 過電流防止回路 105 電圧変換ユニット

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の電力を供給する電力供給装置から、
    電力の供給を受け、複数の負荷ユニットへ電力を供給す
    る開閉装置において、 前記複数の負荷ユニットごとに設けられ、対応する負荷
    ユニットへの電流供給量が指数関数的にのみ変化する複
    数の突入電流防止回路、 を含み、前記各負荷ユニットへの電力供給が、前記突入
    電流防止回路を介して行われることを特徴とする開閉装
    置。
  2. 【請求項2】外部から電力供給を受け、所定の電圧に変
    換する電圧変換回路であって、出力電流が増加した場合
    に、出力電圧を低下させることにより、出力電力を所定
    の電力容量以下に抑える機能を有する電圧変換回路と、 前記電圧変換回路から、電力の供給を受け、複数の負荷
    ユニットへ電力を供給する開閉装置と、 を有し、前記開閉回路は、 前記複数の負荷ユニットごとに設けられ、対応する負荷
    ユニットへの電流供給量が指数関数的にのみ変化する複
    数の突入電流防止回路、 を含み、前記各負荷ユニットへの電力供給が、前記突入
    電流防止回路を介して行われることを特徴とする電源装
    置。
  3. 【請求項3】所定の電力を供給する電力供給装置から、
    電力の供給を受け、複数の負荷ユニットへ電力を供給す
    る開閉装置において、 前記各負荷ユニットごとに設けられ、対応する負荷ユニ
    ットへの負荷電流の変化率が所定値以上になった場合
    に、前記負荷電流を所定の値に制限する過電流防止回
    路、 を含み、前記各負荷ユニットへの電力供給が、前記過電
    流防止回路を介して行われることを特徴とする開閉装
    置。
  4. 【請求項4】外部から電力供給を受け、所定の電圧に変
    換する電圧変換回路であって、出力電流が増加した場合
    に、出力電圧を低下させることにより、出力電力を所定
    の電力容量以下に抑える機能を有する電圧変換回路と、 前記電圧変換回路から、電力の供給を受け、複数の負荷
    ユニットへ電力を供給する開閉装置と、 を有し、前記開閉回路は、 前記複数の負荷ユニットごとに設けられ、対応する負荷
    ユニットへの負荷電流の変化率が所定値以上になった場
    合に、前記負荷電流を所定の値に制限する過電流防止回
    路、 を含み、前記各負荷ユニットへの電力供給が、前記過電
    流防止回路を介して行われることを特徴とする電源装
    置。
  5. 【請求項5】所定の電力を供給する電力供給装置から、
    電力の供給を受け、複数の負荷ユニットへ電力を供給す
    る開閉装置において、 前記複数の負荷ユニットごとに設けられ、対応する負荷
    ユニットへの電流供給量が指数関数的にのみ変化する複
    数の突入電流防止回路と、 前記各負荷ユニットごとに設けられ、対応する負荷ユニ
    ットへの負荷電流の変化率が所定値以上になった場合
    に、前記負荷電流を所定の値に制限する複数の過電流防
    止回路と、 を含み、前記各負荷ユニットへの電力供給が、前記突入
    電流防止回路と前記過電流防止回路とを介して行われる
    ことを特徴とする開閉装置。
  6. 【請求項6】外部から電力供給を受け、所定の電圧に変
    換する電圧変換回路であって、出力電流が増加した場合
    に、出力電圧を低下させることにより、出力電力を所定
    の電力容量以下に抑える機能を有する電圧変換回路と、 前記電圧変換回路から、電力の供給を受け、複数の負荷
    ユニットへ電力を供給する開閉装置と、 を有し、前記開閉回路は、 前記複数の負荷ユニットごとに設けられ、対応する負荷
    ユニットへの電流供給量が指数関数的にのみ変化する複
    数の突入電流防止回路と、 前記複数の負荷ユニットごとに設けられ、対応する負荷
    ユニットへの負荷電流の変化率が所定値以上になった場
    合に、前記負荷電流を所定の値に制限する過電流防止回
    路と、 を含み、前記各負荷ユニットへの電力供給が、前記突入
    電流防止回路と前記過電流防止回路とを介して行われる
    ことを特徴とする電源装置。
  7. 【請求項7】前記請求項1または5記載の開閉回路にお
    いて、更に、 前記複数の負荷ユニットごとに設けられたブレーカであ
    って、負荷電流が流れるコイルを有する複数のブレーカ
    を有し、 前記各突入電流防止回路は、 前記ブレーカの前記コイルの両端電圧を検出する検出手
    段と、 前記検出手段により検出された前記コイルの両端電圧に
    基づいて、負荷電流を算出する負荷電流算出手段と、 を含むことを特徴とする開閉装置。
  8. 【請求項8】前記請求項2または6記載の電源装置にお
    いて、更に、 前記複数の負荷ユニットごとに設けられたブレーカであ
    って、負荷電流が流れるコイルを有する複数のブレー
    カ、 を有し、 前記各突入電流防止回路は、 前記ブレーカの前記コイルの両端電圧を検出する検出手
    段と、 前記検出手段により検出された前記コイルの両端電圧に
    基づいて、負荷電流を算出する負荷電流算出手段と、 を含むことを特徴とする電源装置。
  9. 【請求項9】前記請求項3または5記載の開閉装置にお
    いて、更に、 前記複数の負荷ユニットごとに設けられたブレーカであ
    って、負荷電流が流れるコイルを有する複数のブレー
    カ、 を有し、 前記各過電流防止回路は、 前記ブレーカの前記コイルの両端電圧を検出する検出手
    段と、 前記検出手段により検出された前記コイルの両端電圧に
    基づいて、負荷電流を算出する負荷電流算出手段と、 を含むことを特徴とする開閉装置。
  10. 【請求項10】前記請求項4または6記載の電源装置に
    おいて、更に、 前記複数の負荷ユニットごとに設けられたブレーカであ
    って、負荷電流が流れるコイルを有する複数のブレー
    カ、 を有し、 前記各過電流防止回路は、 前記ブレーカの前記コイルの両端電圧を検出する検出手
    段と、 前記検出手段により検出された前記コイルの両端電圧に
    基づいて、負荷電流を算出する負荷電流算出手段と、 を含むことを特徴とする電源装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011213321A (ja) * 2010-04-02 2011-10-27 Autonetworks Technologies Ltd 車両用電源供給装置、および、車両用制御装置
JP2015119527A (ja) * 2013-12-17 2015-06-25 Dxアンテナ株式会社 電力供給装置
KR20150132597A (ko) 2014-03-17 2015-11-25 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 전력 공급 제어장치, 및 프로그래머블 로직 컨트롤러

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