JPH07240016A - 磁気ヘッド及び磁気ヘッドの製造方法 - Google Patents
磁気ヘッド及び磁気ヘッドの製造方法Info
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- JPH07240016A JPH07240016A JP6051232A JP5123294A JPH07240016A JP H07240016 A JPH07240016 A JP H07240016A JP 6051232 A JP6051232 A JP 6051232A JP 5123294 A JP5123294 A JP 5123294A JP H07240016 A JPH07240016 A JP H07240016A
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- chip
- head chip
- adhesive
- chips
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-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/48—Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
- G11B5/56—Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head support for the purpose of adjusting the position of the head relative to the record carrier, e.g. manual adjustment for azimuth correction or track centering
Abstract
(57)【要約】
【目的】 従来に比して磁気ヘッドチップの傾きを低減
することができる磁気ヘッド及び磁気ヘッドの製造方法
を提供すること。 【構成】 背面側の陵12をチップ貼付面Mに接触さ
せ、この陵12を支点として磁気ヘッドチップ8の高さ
を調整する。
することができる磁気ヘッド及び磁気ヘッドの製造方法
を提供すること。 【構成】 背面側の陵12をチップ貼付面Mに接触さ
せ、この陵12を支点として磁気ヘッドチップ8の高さ
を調整する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオテープレコーダ
等の磁気記録再生装置に適用する磁気ヘッド及び磁気ヘ
ッドの製造方法に関するものである。にする。
等の磁気記録再生装置に適用する磁気ヘッド及び磁気ヘ
ッドの製造方法に関するものである。にする。
【0002】
【従来の技術】従来、ビデオテープレコーダ等の磁気記
録再生装置においては、ダブルアジマスヘッドを用いて
順次記録トラックを形成することにより、映像信号等を
高密度記録できるようになっている。
録再生装置においては、ダブルアジマスヘッドを用いて
順次記録トラックを形成することにより、映像信号等を
高密度記録できるようになっている。
【0003】具体的には、この種の磁気記録再生装置に
おいては、図9に示すように、ガードバンドを省略し
て、正及び負のアジマス角の記録トラックTA及びTB
を順次斜めに磁気テープ1上に形成し、これにより再生
時、アジマス損失を有効に利用して、隣接トラックのク
ロストークを低減する。これによりこの種の磁気記録再
生装置は、記録トラックを密接して形成した場合でも、
確実に映像信号等を再生できる。
おいては、図9に示すように、ガードバンドを省略し
て、正及び負のアジマス角の記録トラックTA及びTB
を順次斜めに磁気テープ1上に形成し、これにより再生
時、アジマス損失を有効に利用して、隣接トラックのク
ロストークを低減する。これによりこの種の磁気記録再
生装置は、記録トラックを密接して形成した場合でも、
確実に映像信号等を再生できる。
【0004】このようにしてガードバンドを省略して記
録トラックを形成する際に、回転ドラムに180 度の角間
隔で1対の磁気ヘッドを配置して順次記録トラックを形
成すると、回転ドラムの偏心等により、トラックパター
ンを正しく形成できない場合があり、この場合図10に
示すように、先行する磁気ヘッドの走査軌跡の一部を後
行する磁気ヘッドが走査し、いわゆる重ね書き部分が発
生する場合がある。この重ね書きされた記録トラックT
Aにおいては、重ね書き部分の分、再生信号の信号レベ
ルが低下することになり、各記録トラックのトラック幅
が小さい程(すなわちトラックピッチが小さい程)、信
号レベルの低下が激しくなる。
録トラックを形成する際に、回転ドラムに180 度の角間
隔で1対の磁気ヘッドを配置して順次記録トラックを形
成すると、回転ドラムの偏心等により、トラックパター
ンを正しく形成できない場合があり、この場合図10に
示すように、先行する磁気ヘッドの走査軌跡の一部を後
行する磁気ヘッドが走査し、いわゆる重ね書き部分が発
生する場合がある。この重ね書きされた記録トラックT
Aにおいては、重ね書き部分の分、再生信号の信号レベ
ルが低下することになり、各記録トラックのトラック幅
が小さい程(すなわちトラックピッチが小さい程)、信
号レベルの低下が激しくなる。
【0005】例えば10μmのトラックピッチで記録トラ
ックを形成する場合、1μmの幅で重ね書き部分が発生
すると、再生信号の信号レベルは、約1dB低下する。
このためダブルアジマスヘッドは、所定の段差を設け
て、正及び負のアジマス角の磁気ヘッドを近接して回転
ドラム上に配置し、これにより図11に示すように、1
対の記録トラックTA及びTBをこの1組の磁気ヘッド
でほぼ同時に形成する。
ックを形成する場合、1μmの幅で重ね書き部分が発生
すると、再生信号の信号レベルは、約1dB低下する。
このためダブルアジマスヘッドは、所定の段差を設け
て、正及び負のアジマス角の磁気ヘッドを近接して回転
ドラム上に配置し、これにより図11に示すように、1
対の記録トラックTA及びTBをこの1組の磁気ヘッド
でほぼ同時に形成する。
【0006】これによりダブルアジマスヘッドを適用し
た場合、回転ドラムの回転が偏心しても、この1組の記
録トラックTA及びTBにおいては、ほぼ同一のトラッ
クパターンを形成でき、これにより重ね書き部分の発生
を有効に回避できる。
た場合、回転ドラムの回転が偏心しても、この1組の記
録トラックTA及びTBにおいては、ほぼ同一のトラッ
クパターンを形成でき、これにより重ね書き部分の発生
を有効に回避できる。
【0007】ところが、このようなダブルアジマスヘッ
ドでは、近接して配置された磁気ヘッドの段差で先行す
る記録トラックTAのトラック幅が決まることになる。
このためこの種のダブルアジマスヘッドは、例えば特開
昭62-212914 号公報に開示の手法を適用して形成するこ
とにより、この段差を管理し、記録トラックTAのトラ
ック幅を規定値に保持するようになっている。
ドでは、近接して配置された磁気ヘッドの段差で先行す
る記録トラックTAのトラック幅が決まることになる。
このためこの種のダブルアジマスヘッドは、例えば特開
昭62-212914 号公報に開示の手法を適用して形成するこ
とにより、この段差を管理し、記録トラックTAのトラ
ック幅を規定値に保持するようになっている。
【0008】すなわち図12に示すように、ダブルアジ
マスヘッド2は、板状部材でチップ固定用ベース3を形
成し、このチップ固定用ベース3を所定の治具に保持す
る。この状態で図13に示すように、ダブルアジマスヘ
ッド2は、先行側に配置する磁気ヘッドチップ4を所定
の治具5で吸着し、チップ固定用ベース3に形成された
基準面でなるチップ貼付面Mの所定位置に保持する。
マスヘッド2は、板状部材でチップ固定用ベース3を形
成し、このチップ固定用ベース3を所定の治具に保持す
る。この状態で図13に示すように、ダブルアジマスヘ
ッド2は、先行側に配置する磁気ヘッドチップ4を所定
の治具5で吸着し、チップ固定用ベース3に形成された
基準面でなるチップ貼付面Mの所定位置に保持する。
【0009】続いて図14に示すように、ディスペンサ
6を用いて磁気ヘッドチップ4の周囲に瞬間接着剤7を
塗布し、これによりこの磁気ヘッドチップ4及びチップ
貼付面Mが形成する隙間にこの瞬間接着剤7を浸透させ
て磁気ヘッドチップ4を固定する。
6を用いて磁気ヘッドチップ4の周囲に瞬間接着剤7を
塗布し、これによりこの磁気ヘッドチップ4及びチップ
貼付面Mが形成する隙間にこの瞬間接着剤7を浸透させ
て磁気ヘッドチップ4を固定する。
【0010】さらに図15及び図16に示すようにダブ
ルアジマスヘッド2は、続いて後行側の磁気ヘッドチッ
プ8の搭載位置に接着剤9を塗布した後、同様に所定の
治具によって後行側に磁気ヘッドチップ8を吸着保持
し、この接着剤9の上に磁気ヘッドチップ8を搭載す
る。このとき磁気ヘッドの製造工程においては、磁気ヘ
ッドチップ4及び8の段差Tpをモニタしながら磁気ヘ
ッドチップ8を所定の押圧力Fで押圧し、この押圧力F
を増加させる。
ルアジマスヘッド2は、続いて後行側の磁気ヘッドチッ
プ8の搭載位置に接着剤9を塗布した後、同様に所定の
治具によって後行側に磁気ヘッドチップ8を吸着保持
し、この接着剤9の上に磁気ヘッドチップ8を搭載す
る。このとき磁気ヘッドの製造工程においては、磁気ヘ
ッドチップ4及び8の段差Tpをモニタしながら磁気ヘ
ッドチップ8を所定の押圧力Fで押圧し、この押圧力F
を増加させる。
【0011】これにより、従来の製造工程にあっては、
段差Tpが所定値になると押圧を停止させ、この接着剤
9を硬化させ、1組の磁気ヘッドチップ4及び8を所定
の段差でチップ固定用ベース3に固定する。このように
して形成したダブルアジマスヘッド2を回転ドラムに搭
載して順次所定のトラックピッチで記録トラックを形成
できるようになっている。
段差Tpが所定値になると押圧を停止させ、この接着剤
9を硬化させ、1組の磁気ヘッドチップ4及び8を所定
の段差でチップ固定用ベース3に固定する。このように
して形成したダブルアジマスヘッド2を回転ドラムに搭
載して順次所定のトラックピッチで記録トラックを形成
できるようになっている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところがこのようにし
て形成されるダブルアジマスヘッド2は、接着剤9を間
に挟んでチップ固定用ベース3に固定保持されているこ
とにより、接着剤9の塗布量、収縮率のばらつき等によ
り、図17に示すようにアジマス角が変化する方向にチ
ップ貼付面Mに対して傾いて保持されることがある。こ
の場合正しいアジマス角で記録された磁気テープ等を再
生する際に、アジマス損失が増大するという欠点があ
る。
て形成されるダブルアジマスヘッド2は、接着剤9を間
に挟んでチップ固定用ベース3に固定保持されているこ
とにより、接着剤9の塗布量、収縮率のばらつき等によ
り、図17に示すようにアジマス角が変化する方向にチ
ップ貼付面Mに対して傾いて保持されることがある。こ
の場合正しいアジマス角で記録された磁気テープ等を再
生する際に、アジマス損失が増大するという欠点があ
る。
【0013】具体的には、トラック幅10μm、記録波長
0.5 μmで記録再生する場合において、このようにアジ
マス角が変化すると、図18に示すように、アジマス損
失が発生する。この点、実験によれば、従来のダブルア
ジマスヘッド2においては、ギヤップの延長線が磁気ヘ
ッドチップ8の下端面と交わる交点からチップ固定用ベ
ース3までの距離と、磁気ヘッドチップ8の下端面端部
からチップ固定用ベース3までの距離との差zが4〜5
μm程度ばらつくことを避け得ない。
0.5 μmで記録再生する場合において、このようにアジ
マス角が変化すると、図18に示すように、アジマス損
失が発生する。この点、実験によれば、従来のダブルア
ジマスヘッド2においては、ギヤップの延長線が磁気ヘ
ッドチップ8の下端面と交わる交点からチップ固定用ベ
ース3までの距離と、磁気ヘッドチップ8の下端面端部
からチップ固定用ベース3までの距離との差zが4〜5
μm程度ばらつくことを避け得ない。
【0014】この差zが4μmの場合、磁気ヘッドチッ
プ8の傾きθは、0.3 度になり、差zが5μmの場合、
磁気ヘッドチップ8の傾きθは、0.4度になる。これに
より磁気ヘッドチップ8がθ=+0.3 度傾いた磁気記録
再生装置を用いて映像信号等を記録し、この記録した磁
気テープを磁気ヘッドチップ8がθ=−0.3 度傾いた磁
気記録再生装置で再生する場合、結局全体としてアジマ
ス角が0.6 度変化したことになり、再生信号の信号レベ
ルが−0.6 dB低下することになる。
プ8の傾きθは、0.3 度になり、差zが5μmの場合、
磁気ヘッドチップ8の傾きθは、0.4度になる。これに
より磁気ヘッドチップ8がθ=+0.3 度傾いた磁気記録
再生装置を用いて映像信号等を記録し、この記録した磁
気テープを磁気ヘッドチップ8がθ=−0.3 度傾いた磁
気記録再生装置で再生する場合、結局全体としてアジマ
ス角が0.6 度変化したことになり、再生信号の信号レベ
ルが−0.6 dB低下することになる。
【0015】さらに、この角度θが+0.4 度の磁気記録
再生装置を用いて映像信号等を記録し、この記録した磁
気テープをこの角度θが−0.4 度の磁気記録再生装置で
再生する場合、全体としてアジマス角が0.8 度変化した
ことになり、再生信号の信号レベルが−1.1 dB低下す
ることになる。
再生装置を用いて映像信号等を記録し、この記録した磁
気テープをこの角度θが−0.4 度の磁気記録再生装置で
再生する場合、全体としてアジマス角が0.8 度変化した
ことになり、再生信号の信号レベルが−1.1 dB低下す
ることになる。
【0016】本発明は上記課題に鑑みてなされたもの
で、磁気ヘッドチップの傾きを低減することができる磁
気ヘッド及び磁気ヘッドの製造方法を提供することを目
的としている。
で、磁気ヘッドチップの傾きを低減することができる磁
気ヘッド及び磁気ヘッドの製造方法を提供することを目
的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明にあ
っては、磁気ヘッドチップを貼付面に接着して保持する
磁気ヘッドにおいて、上記貼付面と対向し、かつ上記磁
気ヘッドチップの外形を形成する上記磁気ヘッドチップ
の背面側に位置する上記磁気ヘッドチップの摺動面と平
行な陵で、上記貼付面に上記磁気ヘッドチップを接触さ
せ、上記貼付面と上記磁気ヘッドチップとが形成する隙
間に挟んだ所定の接着剤で、上記磁気ヘッドチップを接
着して保持する構成とした磁気ヘッドにより、達成され
る。
っては、磁気ヘッドチップを貼付面に接着して保持する
磁気ヘッドにおいて、上記貼付面と対向し、かつ上記磁
気ヘッドチップの外形を形成する上記磁気ヘッドチップ
の背面側に位置する上記磁気ヘッドチップの摺動面と平
行な陵で、上記貼付面に上記磁気ヘッドチップを接触さ
せ、上記貼付面と上記磁気ヘッドチップとが形成する隙
間に挟んだ所定の接着剤で、上記磁気ヘッドチップを接
着して保持する構成とした磁気ヘッドにより、達成され
る。
【0018】また、上記目的は、本発明にあっては、複
数の磁気ヘッドチップをチップ固定用ベースに接着して
保持した磁気ヘッドにおいて、上記チップ固定用ベース
は、所定の貼付面に上記複数の磁気ヘッドチップを接着
して保持し、上記磁気ヘッドは、上記磁気ヘッドチップ
の少なくとも1つを、上記貼付面と対向し、かつ上記磁
気ヘッドチップの外形を形成する上記磁気ヘッドチップ
の背面側に位置する上記磁気ヘッドチップの摺動面と平
行な陵で、上記貼付面に上記磁気ヘッドチップを接触さ
せ、上記貼付面と上記磁気ヘッドチップとが形成する隙
間に挟んだ所定の接着剤で、上記磁気ヘッドチップを接
着して保持する構成とした磁気ヘッドによっても、達成
される。
数の磁気ヘッドチップをチップ固定用ベースに接着して
保持した磁気ヘッドにおいて、上記チップ固定用ベース
は、所定の貼付面に上記複数の磁気ヘッドチップを接着
して保持し、上記磁気ヘッドは、上記磁気ヘッドチップ
の少なくとも1つを、上記貼付面と対向し、かつ上記磁
気ヘッドチップの外形を形成する上記磁気ヘッドチップ
の背面側に位置する上記磁気ヘッドチップの摺動面と平
行な陵で、上記貼付面に上記磁気ヘッドチップを接触さ
せ、上記貼付面と上記磁気ヘッドチップとが形成する隙
間に挟んだ所定の接着剤で、上記磁気ヘッドチップを接
着して保持する構成とした磁気ヘッドによっても、達成
される。
【0019】好ましくは、前記複数の磁気ヘッドチップ
は、正及び負のアジマス角の1対の磁気ヘッドチップで
なる。
は、正及び負のアジマス角の1対の磁気ヘッドチップで
なる。
【0020】また、好ましくは、前記磁気ヘッドは、1
0μm以下の段差で上記1対の磁気ヘッドチップを接着
して保持するように構成される。
0μm以下の段差で上記1対の磁気ヘッドチップを接着
して保持するように構成される。
【0021】好ましくは、前記接着剤は、収縮率が10
パーセント以下でなる。
パーセント以下でなる。
【0022】また、上記目的は、本発明の方法によれ
ば、磁気ヘッドチップを貼付面に接着して保持する磁気
ヘッドの製造方法であって、上記貼付面と上記磁気ヘッ
ドチップとの間に所定の接着剤を介挿し、上記貼付面と
対向し、かつ上記磁気ヘッドチップの外形を形成する上
記磁気ヘッドチップの背面側に位置する上記磁気ヘッド
チップの摺動面と平行な陵で、上記貼付面に上記磁気ヘ
ッドチップを接触させた後、上記陵を支点として上記磁
気ヘッドチップの摺動面を可動して接着位置を調整する
磁気ヘッドの製造方法により、達成される。
ば、磁気ヘッドチップを貼付面に接着して保持する磁気
ヘッドの製造方法であって、上記貼付面と上記磁気ヘッ
ドチップとの間に所定の接着剤を介挿し、上記貼付面と
対向し、かつ上記磁気ヘッドチップの外形を形成する上
記磁気ヘッドチップの背面側に位置する上記磁気ヘッド
チップの摺動面と平行な陵で、上記貼付面に上記磁気ヘ
ッドチップを接触させた後、上記陵を支点として上記磁
気ヘッドチップの摺動面を可動して接着位置を調整する
磁気ヘッドの製造方法により、達成される。
【0023】また、上記目的は、本発明の第2の方法に
よれば、複数の磁気ヘッドチップをチップ固定用ベース
の貼付面に接着して保持する磁気ヘッドの製造方法であ
って、上記磁気ヘッドチップの少なくとも1つについ
て、上記貼付面との間に上記接着剤を介挿し、上記貼付
面と対向し、かつ上記磁気ヘッドチップの外形を形成す
る上記磁気ヘッドチップの背面側に位置する上記磁気ヘ
ッドチップの摺動面と平行な陵で、上記貼付面に上記磁
気ヘッドチップを接触させた後、上記陵を支点として上
記磁気ヘッドチップの摺動面を可動して接着位置を調整
する磁気ヘッドの製造方法により、達成される。
よれば、複数の磁気ヘッドチップをチップ固定用ベース
の貼付面に接着して保持する磁気ヘッドの製造方法であ
って、上記磁気ヘッドチップの少なくとも1つについ
て、上記貼付面との間に上記接着剤を介挿し、上記貼付
面と対向し、かつ上記磁気ヘッドチップの外形を形成す
る上記磁気ヘッドチップの背面側に位置する上記磁気ヘ
ッドチップの摺動面と平行な陵で、上記貼付面に上記磁
気ヘッドチップを接触させた後、上記陵を支点として上
記磁気ヘッドチップの摺動面を可動して接着位置を調整
する磁気ヘッドの製造方法により、達成される。
【0024】好ましくは、前記複数の磁気ヘッドチップ
は、正及び負のアジマス角の1対の磁気ヘッドチップが
用いられる。
は、正及び負のアジマス角の1対の磁気ヘッドチップが
用いられる。
【0025】
【作用】上述した構成によれば、磁気ヘッドは、背面側
の陵を支点として磁気ヘッドチップの高さを調整するこ
とができ、これにより貼付面に対する傾きを有効に回避
して段差を調整することができる。
の陵を支点として磁気ヘッドチップの高さを調整するこ
とができ、これにより貼付面に対する傾きを有効に回避
して段差を調整することができる。
【0026】
【実施例】以下、本発明の好適な一実施例を添付図面に
基づいて詳細に説明する。尚、以下に述べる実施例は、
本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種
々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説
明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、
これらの態様の限られるものではない。
基づいて詳細に説明する。尚、以下に述べる実施例は、
本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種
々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説
明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、
これらの態様の限られるものではない。
【0027】図2は、本実施例に係るダブルアジマスヘ
ッドの製造工程を示す正面図である。図において、この
磁気ヘッドの構成中、上記従来例と同一符号を付した箇
所はこれと同様の構成でなるから、重複する説明は省略
する。
ッドの製造工程を示す正面図である。図において、この
磁気ヘッドの構成中、上記従来例と同一符号を付した箇
所はこれと同様の構成でなるから、重複する説明は省略
する。
【0028】ここで、ダブルアジマスヘッド10は、従
来と同様にして、瞬間接着剤7を用いてチップ固定用ベ
ース3の貼付面Mに先行側の磁気ヘッドチップ4を貼り
付けた後、図3及び図4に示すように、後行側の磁気ヘ
ッドチップ8をチップ固定用ベース3の貼付面Mに固定
する。
来と同様にして、瞬間接着剤7を用いてチップ固定用ベ
ース3の貼付面Mに先行側の磁気ヘッドチップ4を貼り
付けた後、図3及び図4に示すように、後行側の磁気ヘ
ッドチップ8をチップ固定用ベース3の貼付面Mに固定
する。
【0029】ここで、本実施例のダブルアジマスヘッド
10においては、後行側の磁気ヘッドチップ8について
は、ディスペンサ等を用いてこの磁気ヘッドチップ8の
裏面に紫外線硬化型の接着剤11を予め塗布する。なお
この実施例の場合、瞬間接着剤7として収縮率が十数パ
ーセントでなるシアノアクリレート系の接着剤を用い、
紫外線硬化型の接着剤11として収縮率が十数パーセン
ト以下でなるアクリル系の紫外線硬化型接着剤を用い
る。
10においては、後行側の磁気ヘッドチップ8について
は、ディスペンサ等を用いてこの磁気ヘッドチップ8の
裏面に紫外線硬化型の接着剤11を予め塗布する。なお
この実施例の場合、瞬間接着剤7として収縮率が十数パ
ーセントでなるシアノアクリレート系の接着剤を用い、
紫外線硬化型の接着剤11として収縮率が十数パーセン
ト以下でなるアクリル系の紫外線硬化型接着剤を用い
る。
【0030】続いて、ダブルアジマスヘッド10は、磁
気ヘッドチップ4及び8間の段差をモニタしながら、こ
の後行側の磁気ヘッドチップ8を治具で吸着してチップ
固定用ベース3上に搭載する。
気ヘッドチップ4及び8間の段差をモニタしながら、こ
の後行側の磁気ヘッドチップ8を治具で吸着してチップ
固定用ベース3上に搭載する。
【0031】このときダブルアジマスヘッド10は、図
1及び図5に示すように、貼付面Mと対向し、かつ磁気
ヘッドチップ8の外形を形成する磁気ヘッドチップ8の
背面側に位置する磁気ヘッドチップの摺動面と平行な陵
(すなわち磁気ヘッドチップ8をチップ固定用ベース3
に固定する磁気ヘッドチップ8のベース固定面の陵)1
2について、この陵12を始めにチップ固定用ベース3
に押し付けて接触させた後、矢印aで示すように、この
後ろ側端部12を支点にして磁気ヘッドチップ8の先端
を上下に可動することにより、段差を調整する。
1及び図5に示すように、貼付面Mと対向し、かつ磁気
ヘッドチップ8の外形を形成する磁気ヘッドチップ8の
背面側に位置する磁気ヘッドチップの摺動面と平行な陵
(すなわち磁気ヘッドチップ8をチップ固定用ベース3
に固定する磁気ヘッドチップ8のベース固定面の陵)1
2について、この陵12を始めにチップ固定用ベース3
に押し付けて接触させた後、矢印aで示すように、この
後ろ側端部12を支点にして磁気ヘッドチップ8の先端
を上下に可動することにより、段差を調整する。
【0032】すなわちこの種の磁気ヘッドチップにおい
ては、例えばフェライトを高い精度で切削加工した後、
巻線して形成されることにより、摺動面に対してベース
固定面の陵12が高い精度で平行に形成される。したが
って、この実施例のように、この陵12を支点にして磁
気ヘッドチップ8の先端を上下に可動すると、磁気ヘッ
ドチップ8の下端面をチップ固定用ベース3の貼付面M
に平行に保持したまま、段差を調整できる。これにより
この段差が所定値になるように磁気ヘッドチップ8の先
端を上下に可動した後、ファイバー等を介して紫外線を
照射して接着剤11を硬化させることにより、ダブルア
ジマスヘッド10は、貼付面Mに対する磁気ヘッドチッ
プ8の傾きを低減することができる。
ては、例えばフェライトを高い精度で切削加工した後、
巻線して形成されることにより、摺動面に対してベース
固定面の陵12が高い精度で平行に形成される。したが
って、この実施例のように、この陵12を支点にして磁
気ヘッドチップ8の先端を上下に可動すると、磁気ヘッ
ドチップ8の下端面をチップ固定用ベース3の貼付面M
に平行に保持したまま、段差を調整できる。これにより
この段差が所定値になるように磁気ヘッドチップ8の先
端を上下に可動した後、ファイバー等を介して紫外線を
照射して接着剤11を硬化させることにより、ダブルア
ジマスヘッド10は、貼付面Mに対する磁気ヘッドチッ
プ8の傾きを低減することができる。
【0033】さらにこのように支点12を設定して段差
を調整することにより、磁気ヘッドチップ8の動きを従
来に比して規制でき、これにより従来に比して接着作業
を簡略化できる。
を調整することにより、磁気ヘッドチップ8の動きを従
来に比して規制でき、これにより従来に比して接着作業
を簡略化できる。
【0034】ところでこのようにしてベース固定面の陵
12を支点にして磁気ヘッドチップ8の先端を可動して
段差を調整する場合、図6に示すように、磁気ヘッドチ
ップ8の摺動面が傾いて保持されることになり、その分
磁気テープに対して磁気ヘッドチップ8の当たりが劣化
する恐れがある。本発明者等が実験した磁気ヘッドチッ
プ8においては、段差を5μmに設定する場合、摺動面
は、0.1 度傾く。この場合、摺動面の幅(すなわちテー
プ接触幅)が100 μmであることから、摺動面の最も突
出した部分と最も奥まった部分とで結局0.2 μmの間隔
(図6において記号xで示す)になることが判明した。
12を支点にして磁気ヘッドチップ8の先端を可動して
段差を調整する場合、図6に示すように、磁気ヘッドチ
ップ8の摺動面が傾いて保持されることになり、その分
磁気テープに対して磁気ヘッドチップ8の当たりが劣化
する恐れがある。本発明者等が実験した磁気ヘッドチッ
プ8においては、段差を5μmに設定する場合、摺動面
は、0.1 度傾く。この場合、摺動面の幅(すなわちテー
プ接触幅)が100 μmであることから、摺動面の最も突
出した部分と最も奥まった部分とで結局0.2 μmの間隔
(図6において記号xで示す)になることが判明した。
【0035】この0.2 μmの間隔は、ダブルアジマスヘ
ッド10を回転ドラムに搭載してラッピングテープによ
り摺動面を研磨する工程で、実用上充分な値に低減でき
る。これによりダブルアジマスヘッド10は、チップ固
定用ベース3に貼り付ける際の磁気ヘッドチップ8の傾
きをほぼ0に近い値に保持でき、チップ固定用ベース3
に固定した際における磁気ヘッドチップ8のアジマス角
のばらつきを、磁気ヘッドチップ8単体におけるアジマ
ス角のばらつきとほぼ同じ値に設定することができた。
ちなみに磁気ヘッドチップ8単体におけるアジマス角の
ばらつきは、約0.1 度でなることにより、このダブルア
ジマスヘッド10を適用した磁気記録再生装置において
は、結局再生信号の信号レベルの劣化を0.1 dB以下に
低減できることがわかる。
ッド10を回転ドラムに搭載してラッピングテープによ
り摺動面を研磨する工程で、実用上充分な値に低減でき
る。これによりダブルアジマスヘッド10は、チップ固
定用ベース3に貼り付ける際の磁気ヘッドチップ8の傾
きをほぼ0に近い値に保持でき、チップ固定用ベース3
に固定した際における磁気ヘッドチップ8のアジマス角
のばらつきを、磁気ヘッドチップ8単体におけるアジマ
ス角のばらつきとほぼ同じ値に設定することができた。
ちなみに磁気ヘッドチップ8単体におけるアジマス角の
ばらつきは、約0.1 度でなることにより、このダブルア
ジマスヘッド10を適用した磁気記録再生装置において
は、結局再生信号の信号レベルの劣化を0.1 dB以下に
低減できることがわかる。
【0036】ところでこのように磁気ヘッドチップ8を
固定した場合でも、紫外線硬化型接着剤の収縮率が大き
いと、段差が小さくなり、図7に示すように、その分先
行側の記録トラックTAと後行側の記録トラックTBと
が重なり合う部分(トラック重なり部)が大きくなる。
この重なり合う部分の大きさは、従来手法を用いて段差
を形成する場合において、収縮率十数パーセントの紫外
線硬化型接着剤を用いる場合、3μmにも達することが
判った。従ってこのような収縮率十数パーセントの紫外
線硬化型接着剤を用いると、この実施例のようにベース
固定面の陵12を支点にして磁気ヘッドチップ8の先端
を可動して段差を調整した場合でも、接着剤の収縮によ
り、トラック重なり部が発生すると考えられる。
固定した場合でも、紫外線硬化型接着剤の収縮率が大き
いと、段差が小さくなり、図7に示すように、その分先
行側の記録トラックTAと後行側の記録トラックTBと
が重なり合う部分(トラック重なり部)が大きくなる。
この重なり合う部分の大きさは、従来手法を用いて段差
を形成する場合において、収縮率十数パーセントの紫外
線硬化型接着剤を用いる場合、3μmにも達することが
判った。従ってこのような収縮率十数パーセントの紫外
線硬化型接着剤を用いると、この実施例のようにベース
固定面の陵12を支点にして磁気ヘッドチップ8の先端
を可動して段差を調整した場合でも、接着剤の収縮によ
り、トラック重なり部が発生すると考えられる。
【0037】このためこの実施例においては、紫外線硬
化型接着剤11として収縮率が十パーセント以下のアク
リル系の接着剤を適用し、これによりトラック重なり部
の発生を有効に回避する。なお実験した結果によれば、
図8に示すように収縮率が十パーセント以下のアクリル
系の接着剤を適用すると、図7と同一の条件でトラック
重なり部を0.5 μmに低減できることがわかった。なお
この実施例においては、ぞれぞれ収縮率6.9 パーセント
及び7.2 パーセントの接着剤(商標名LITE-TAK及びDYMA
X )を用いて、ほぼ同一の結果を得ることができた。
化型接着剤11として収縮率が十パーセント以下のアク
リル系の接着剤を適用し、これによりトラック重なり部
の発生を有効に回避する。なお実験した結果によれば、
図8に示すように収縮率が十パーセント以下のアクリル
系の接着剤を適用すると、図7と同一の条件でトラック
重なり部を0.5 μmに低減できることがわかった。なお
この実施例においては、ぞれぞれ収縮率6.9 パーセント
及び7.2 パーセントの接着剤(商標名LITE-TAK及びDYMA
X )を用いて、ほぼ同一の結果を得ることができた。
【0038】かくして従来に比して、簡単な接着作業
で、貼付面Mに対する磁気ヘッドチップ8の傾きを低減
することができる。
で、貼付面Mに対する磁気ヘッドチップ8の傾きを低減
することができる。
【0039】なお上述の実施例においては、磁気ヘッド
チップ側に予め紫外線硬化型接着剤を塗布する場合につ
いて述べたが、本発明はこれに限らず、チップ固定用ベ
ース側に紫外線硬化型接着剤を塗布してもよい。
チップ側に予め紫外線硬化型接着剤を塗布する場合につ
いて述べたが、本発明はこれに限らず、チップ固定用ベ
ース側に紫外線硬化型接着剤を塗布してもよい。
【0040】さらに上述の実施例においては、後行側の
磁気ヘッドチップについて、陵を支点として接着する場
合について述べたが、本発明はこれに限らず、必要に応
じて先行側の磁気ヘッドチップについて陵を支点として
位置を調整して接着してもよく、さらには先行側及び後
行側の磁気ヘッドチップ双方について陵を支点として位
置を調整して接着してもよい。
磁気ヘッドチップについて、陵を支点として接着する場
合について述べたが、本発明はこれに限らず、必要に応
じて先行側の磁気ヘッドチップについて陵を支点として
位置を調整して接着してもよく、さらには先行側及び後
行側の磁気ヘッドチップ双方について陵を支点として位
置を調整して接着してもよい。
【0041】さらに上述の実施例においては、紫外線硬
化型接着剤を用いる場合について述べたが、本発明はこ
れに限らず、実用上充分な範囲で種々の接着剤を使用す
ることができる。
化型接着剤を用いる場合について述べたが、本発明はこ
れに限らず、実用上充分な範囲で種々の接着剤を使用す
ることができる。
【0042】さらに上述の実施例においては、本発明を
ダブルアジマスヘッドに適用した場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、1つ磁気ヘッドチップをチ
ップ固定用ベースに搭載する場合にも適用することがで
き、さらに1つのチップ固定用ベースに複数組の磁気ヘ
ッドチップを搭載する場合にも適用することができる。
ダブルアジマスヘッドに適用した場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、1つ磁気ヘッドチップをチ
ップ固定用ベースに搭載する場合にも適用することがで
き、さらに1つのチップ固定用ベースに複数組の磁気ヘ
ッドチップを搭載する場合にも適用することができる。
【0043】さらに上述の実施例においては、回転ドラ
ムに搭載するダブルアジマスヘッドに本発明を適用した
場合について述べたが、本発明はこれに限らず、磁気テ
ープの長手方向に延長するように記録トラックを形成し
てディジタル信号を記録する磁気記録再生装置等に広く
適用することができる。
ムに搭載するダブルアジマスヘッドに本発明を適用した
場合について述べたが、本発明はこれに限らず、磁気テ
ープの長手方向に延長するように記録トラックを形成し
てディジタル信号を記録する磁気記録再生装置等に広く
適用することができる。
【0044】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係る磁気ヘ
ッド及び磁気ヘッドの製造方法によれば、従来に比して
磁気ヘッドチップの傾きを低減することができる。
ッド及び磁気ヘッドの製造方法によれば、従来に比して
磁気ヘッドチップの傾きを低減することができる。
【図1】本発明の実施例に係る磁気ヘッドの製造工程を
説明するための側面図である。
説明するための側面図である。
【図2】図1の製造工程の第1の工程を説明するための
正面図である。
正面図である。
【図3】図1の製造工程の第2の工程を説明するための
正面図である。
正面図である。
【図4】図1の製造工程の第2の工程を説明するための
側面図である。
側面図である。
【図5】図1の製造工程の第3の工程を説明するための
正面図である。
正面図である。
【図6】段差調整を説明するための側面図である。
【図7】トラック重なり部を説明するための概略図であ
る。
る。
【図8】接着剤の収縮率が小さい場合のトラック重なり
部を説明するための概略図である。
部を説明するための概略図である。
【図9】アジマス記録を説明するための概略図である。
【図10】重ね書き部分を説明するための概略図であ
る。
る。
【図11】ダブルアジマスヘッドによる記録トラックの
形成を示す概略図である。
形成を示す概略図である。
【図12】従来の磁気ヘッド製造工程を説明するための
斜視図である。
斜視図である。
【図13】従来の磁気ヘッド製造工程の第2の工程を説
明するための斜視図である。
明するための斜視図である。
【図14】従来の磁気ヘッド製造工程の第3の工程を説
明するための斜視図である。
明するための斜視図である。
【図15】従来の磁気ヘッド製造工程の第4の工程を説
明するための正面図である。
明するための正面図である。
【図16】従来の磁気ヘッド製造工程の第4の工程を説
明するための側面図である。
明するための側面図である。
【図17】磁気ヘッドチップの傾きを説明するための正
面図である。
面図である。
【図18】アジマス角とアジマス損失との関係の説明す
るためのグラフである。
るためのグラフである。
1 磁気テープ 2,10 ダブルアジマスヘッド 3 チップ固定用ベース 4,8 磁気ヘッドチップ 7,9,11 接着剤 12 陵 M 貼付面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 伸司 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 斎藤 正 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 小形 誠一 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 池田 義人 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 丹羽 勝也 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内
Claims (8)
- 【請求項1】 磁気ヘッドチップを貼付面に接着して保
持する磁気ヘッドにおいて、 上記貼付面と対向し、かつ上記磁気ヘッドチップの外形
を形成する上記磁気ヘッドチップの背面側に位置する上
記磁気ヘッドチップの摺動面と平行な陵で、上記貼付面
に上記磁気ヘッドチップを接触させ、 上記貼付面と上記磁気ヘッドチップとが形成する隙間に
挟んだ所定の接着剤で、上記磁気ヘッドチップを接着し
て保持する構成としたことを特徴とする磁気ヘッド。 - 【請求項2】 複数の磁気ヘッドチップをチップ固定用
ベースに接着して保持した磁気ヘッドにおいて、 上記チップ固定用ベースは、所定の貼付面に上記複数の
磁気ヘッドチップを接着して保持し、 上記磁気ヘッドは、上記磁気ヘッドチップの少なくとも
1つを、 上記貼付面と対向し、かつ上記磁気ヘッドチップの外形
を形成する上記磁気ヘッドチップの背面側に位置する上
記磁気ヘッドチップの摺動面と平行な陵で、上記貼付面
に上記磁気ヘッドチップを接触させ、 上記貼付面と上記磁気ヘッドチップとが形成する隙間に
挟んだ所定の接着剤で、上記磁気ヘッドチップを接着し
て保持する構成としたことを特徴とする磁気ヘッド。 - 【請求項3】 前記複数の磁気ヘッドチップは、正及び
負のアジマス角の1対の磁気ヘッドチップでなることを
特徴とする請求項2に記載の磁気ヘッド。 - 【請求項4】 前記磁気ヘッドは、10μm以下の段差
で上記1対の磁気ヘッドチップを接着して保持すること
を特徴とする請求項3に記載の磁気ヘッド。 - 【請求項5】 前記接着剤は、収縮率が10パーセント
以下でなることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか
に記載の磁気ヘッド。 - 【請求項6】 磁気ヘッドチップを貼付面に接着して保
持する磁気ヘッドの製造方法において、 上記貼付面と上記磁気ヘッドチップとの間に所定の接着
剤を介挿し、 上記貼付面と対向し、かつ上記磁気ヘッドチップの外形
を形成する上記磁気ヘッドチップの背面側に位置する上
記磁気ヘッドチップの摺動面と平行な陵で、上記貼付面
に上記磁気ヘッドチップを接触させた後、上記陵を支点
として上記磁気ヘッドチップの摺動面を可動して接着位
置を調整することを特徴とする磁気ヘッドの製造方法。 - 【請求項7】 複数の磁気ヘッドチップをチップ固定用
ベースの貼付面に接着して保持する磁気ヘッドの製造方
法であって、 上記磁気ヘッドチップの少なくとも1つについて、上記
貼付面との間に上記接着剤を介挿し、 上記貼付面と対向し、かつ上記磁気ヘッドチップの外形
を形成する上記磁気ヘッドチップの背面側に位置する上
記磁気ヘッドチップの摺動面と平行な陵で、上記貼付面
に上記磁気ヘッドチップを接触させた後、 上記陵を支点として上記磁気ヘッドチップの摺動面を可
動して接着位置を調整することを特徴とする磁気ヘッド
の製造方法。 - 【請求項8】 前記複数の磁気ヘッドチップは、正及び
負のアジマス角の1対の磁気ヘッドチップでなることを
特徴とする請求項7に記載の磁気ヘッドの製造方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6051232A JPH07240016A (ja) | 1994-02-24 | 1994-02-24 | 磁気ヘッド及び磁気ヘッドの製造方法 |
US08/783,210 US5909343A (en) | 1994-02-24 | 1997-01-14 | Magnetic head and method for producing the same |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6051232A JPH07240016A (ja) | 1994-02-24 | 1994-02-24 | 磁気ヘッド及び磁気ヘッドの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07240016A true JPH07240016A (ja) | 1995-09-12 |
Family
ID=12881208
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6051232A Pending JPH07240016A (ja) | 1994-02-24 | 1994-02-24 | 磁気ヘッド及び磁気ヘッドの製造方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5909343A (ja) |
JP (1) | JPH07240016A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3400378B2 (ja) * | 1999-03-26 | 2003-04-28 | アルプス電気株式会社 | 薄膜磁気ヘッドを用いた回転ヘッド組立体 |
US6892445B2 (en) | 2001-08-23 | 2005-05-17 | International Business Machines Corporation | Tape head module assembly system |
US6781792B2 (en) | 2001-08-23 | 2004-08-24 | International Business Machines Corporation | Method and apparatus for providing tape head assemblies having U-shaped support beams for very high density recording |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3121791A1 (de) * | 1981-06-02 | 1982-12-16 | Robert Bosch Gmbh, 7000 Stuttgart | Magnetkopfanordnung |
JPS5829115A (ja) * | 1981-08-12 | 1983-02-21 | Canon Inc | 磁気ヘツド |
AT388823B (de) * | 1986-12-10 | 1989-09-11 | Philips Nv | Verfahren zum justieren der spalte von zwei auf einer kopfscheibe angeordneten magnetkoepfen und kopfscheibe mit zwei auf ihr angeordneten magnetkoepfen |
AT388822B (de) * | 1987-07-30 | 1989-09-11 | Philips Nv | Magnetkopf |
JP2718137B2 (ja) * | 1989-01-31 | 1998-02-25 | ソニー株式会社 | 磁気ヘッド |
JPH0344808A (ja) * | 1989-07-12 | 1991-02-26 | Hitachi Ltd | 多チャンネル磁気ヘッド |
JPH03295012A (ja) * | 1990-04-13 | 1991-12-26 | Sony Corp | ヘッド装置 |
JPH046614A (ja) * | 1990-04-24 | 1992-01-10 | Hitachi Metals Ltd | 浮上型磁気ヘッド |
JPH0444613A (ja) * | 1990-06-11 | 1992-02-14 | Sony Corp | 磁気記録再生装置 |
JPH0772933B2 (ja) * | 1991-04-17 | 1995-08-02 | 松下電器産業株式会社 | 磁気ヘッドの位置決め方法 |
-
1994
- 1994-02-24 JP JP6051232A patent/JPH07240016A/ja active Pending
-
1997
- 1997-01-14 US US08/783,210 patent/US5909343A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5909343A (en) | 1999-06-01 |
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