JPH07237661A - 管端保護具 - Google Patents
管端保護具Info
- Publication number
- JPH07237661A JPH07237661A JP2518094A JP2518094A JPH07237661A JP H07237661 A JPH07237661 A JP H07237661A JP 2518094 A JP2518094 A JP 2518094A JP 2518094 A JP2518094 A JP 2518094A JP H07237661 A JPH07237661 A JP H07237661A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flange
- protector
- contact
- lid plate
- cover plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims abstract description 21
- 230000001012 protector Effects 0.000 claims description 52
- 230000001681 protective effect Effects 0.000 claims description 7
- 230000001815 facial effect Effects 0.000 abstract 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 16
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 16
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 15
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 13
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 7
- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 6
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 238000012856 packing Methods 0.000 description 3
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 3
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 2
- 239000003129 oil well Substances 0.000 description 2
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 1
- PCHJSUWPFVWCPO-UHFFFAOYSA-N gold Chemical compound [Au] PCHJSUWPFVWCPO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000010931 gold Substances 0.000 description 1
- 229910052737 gold Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000009545 invasion Effects 0.000 description 1
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L57/00—Protection of pipes or objects of similar shape against external or internal damage or wear
- F16L57/005—Protection of pipes or objects of similar shape against external or internal damage or wear specially adapted for the ends of pipes
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Buffer Packaging (AREA)
- Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 管端のねじに装着される保護具において、簡
単な操作で蓋板を取付けでき、ゴミ等の異物の侵入に対
するシール性能を向上させる。 【構成】 保護具本体1の開口端面に、蓋板10の周縁
のフランジ11を当接させ、貫通孔7、12に挿入した
連結用リベット20によりフランジ11と開口端面を固
着する。蓋板10のフランジ11と本体1の開口端面を
面接触させ、蓋板中央の凹部13と本体1の内周面に設
けた突起6に接触させ、この2つの接触部分で異物の侵
入を防止する。
単な操作で蓋板を取付けでき、ゴミ等の異物の侵入に対
するシール性能を向上させる。 【構成】 保護具本体1の開口端面に、蓋板10の周縁
のフランジ11を当接させ、貫通孔7、12に挿入した
連結用リベット20によりフランジ11と開口端面を固
着する。蓋板10のフランジ11と本体1の開口端面を
面接触させ、蓋板中央の凹部13と本体1の内周面に設
けた突起6に接触させ、この2つの接触部分で異物の侵
入を防止する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、管の端部に設けたね
じ部に装着され、管端のねじの保護と、管内部への異物
の侵入を防止する保護具に関するものである。
じ部に装着され、管端のねじの保護と、管内部への異物
の侵入を防止する保護具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】油井管や油の輸送管等の管端にねじ部を
有する管は、端部に保護具を装着し、輸送中におけるね
じ部の保護や、管内部へのゴミや水等の侵入を防止する
ようになっている。
有する管は、端部に保護具を装着し、輸送中におけるね
じ部の保護や、管内部へのゴミや水等の侵入を防止する
ようになっている。
【0003】従来、この種の用途に使用される管端保護
具は、図7(a)(b)に示すように、一端が閉塞した
円筒部材31の内側又は外側の周面に、管端のねじ部3
5に螺合するねじ山32を形成し、円筒部材31の端壁
33により管34の内部を完全に閉鎖するようにしてい
る。
具は、図7(a)(b)に示すように、一端が閉塞した
円筒部材31の内側又は外側の周面に、管端のねじ部3
5に螺合するねじ山32を形成し、円筒部材31の端壁
33により管34の内部を完全に閉鎖するようにしてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記油井管
などの管は、輸送前に水圧検査等を行なう必要がある
が、図7のように完全閉塞タイプの管端保護具を装着し
た状態では、管34の内部に流体を導入できず、水圧検
査を実施することができない。しかし、保護具を装着し
ない状態で水圧検査等を行なうと、検査中に管端のねじ
部35に損傷が生じやすい不具合がある。
などの管は、輸送前に水圧検査等を行なう必要がある
が、図7のように完全閉塞タイプの管端保護具を装着し
た状態では、管34の内部に流体を導入できず、水圧検
査を実施することができない。しかし、保護具を装着し
ない状態で水圧検査等を行なうと、検査中に管端のねじ
部35に損傷が生じやすい不具合がある。
【0005】このため、従来の水圧検査においては、先
ず、両端が開口した管端保護具を取付けて水圧検査を
し、検査終了後、最初の保護具を取り外して閉塞タイプ
の管端保護具に取り替える方法がとられており、作業に
多くの手間がかかる問題があった。
ず、両端が開口した管端保護具を取付けて水圧検査を
し、検査終了後、最初の保護具を取り外して閉塞タイプ
の管端保護具に取り替える方法がとられており、作業に
多くの手間がかかる問題があった。
【0006】また、上記の方法において、水圧検査を行
なった後、管に装着してある最初の保護具の一方の開口
に蓋板を取付け、この蓋板により保護具の開口を閉鎖す
る方法もあるが、蓋板をねじ等により単に保護具に取付
けるだけでは、蓋板の取付け部分に大きなガタやすき間
が生じるため、異物の侵入を防止する機能が大きく低下
する不具合がある。これに対して、溶接によって蓋板を
保護具に密着させて固定する方法も考えられるが、この
方法では、取付け作業に溶接の設備や専用の人員が必要
になり、作業コストが増大する問題がある。
なった後、管に装着してある最初の保護具の一方の開口
に蓋板を取付け、この蓋板により保護具の開口を閉鎖す
る方法もあるが、蓋板をねじ等により単に保護具に取付
けるだけでは、蓋板の取付け部分に大きなガタやすき間
が生じるため、異物の侵入を防止する機能が大きく低下
する不具合がある。これに対して、溶接によって蓋板を
保護具に密着させて固定する方法も考えられるが、この
方法では、取付け作業に溶接の設備や専用の人員が必要
になり、作業コストが増大する問題がある。
【0007】そこで、この発明は、上述した問題を解決
し、管に装着した保護具本体に簡単な操作で蓋板を取付
けることができ、かつ取付けた蓋板と保護具本体の間で
異物の侵入を確実に防止することができる管端保護具を
提供しようとするものである。
し、管に装着した保護具本体に簡単な操作で蓋板を取付
けることができ、かつ取付けた蓋板と保護具本体の間で
異物の侵入を確実に防止することができる管端保護具を
提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明の管端保護具は、両端が開口する円筒部材
の周面にねじを形成した保護具本体と、その保護具本体
の一方の開口を塞ぐ蓋板とから成り、この蓋板の周縁
に、保護具本体の開口端面と面接触するフランジを設
け、そのフランジ又はフランジ近傍の蓋板表面に複数の
貫通孔を形成し、この貫通孔を挿通して外側から操作で
きる連結具によりフランジと保護具本体の開口端面を固
着するようにしたのである。
め、この発明の管端保護具は、両端が開口する円筒部材
の周面にねじを形成した保護具本体と、その保護具本体
の一方の開口を塞ぐ蓋板とから成り、この蓋板の周縁
に、保護具本体の開口端面と面接触するフランジを設
け、そのフランジ又はフランジ近傍の蓋板表面に複数の
貫通孔を形成し、この貫通孔を挿通して外側から操作で
きる連結具によりフランジと保護具本体の開口端面を固
着するようにしたのである。
【0009】また、この発明の第2の手段は、上記の構
造において、フランジから内径側の蓋板の表面を、フラ
ンジに対して保護具本体の内部孔に向かうように変形さ
せたのである。
造において、フランジから内径側の蓋板の表面を、フラ
ンジに対して保護具本体の内部孔に向かうように変形さ
せたのである。
【0010】さらに、第3の手段は、上記蓋板の変形し
た部分が、保護具本体の内周面の一部と全周にわたって
接触するようにしたのである。
た部分が、保護具本体の内周面の一部と全周にわたって
接触するようにしたのである。
【0011】
【作用】上記の管端保護具においては、保護具本体の開
口端面に蓋板のフランジを当接させ、貫通孔から挿通し
た連結具により蓋板のフランジと保護具本体を固着す
る。これにより、蓋板のフランジと本体の開口端面が面
接触の状態で当接し、その広範囲の接触によりゴミ等の
侵入を防止する。
口端面に蓋板のフランジを当接させ、貫通孔から挿通し
た連結具により蓋板のフランジと保護具本体を固着す
る。これにより、蓋板のフランジと本体の開口端面が面
接触の状態で当接し、その広範囲の接触によりゴミ等の
侵入を防止する。
【0012】一方、第2の手段のように蓋板の表面を変
形させると、フランジの内側やフランジを挟み付けるよ
うにレンチやフック等を蓋板に係合させることが可能と
なるため、蓋板を介して保護具を回転させたり、クレー
ン等により管の吊り上げ作業を行なうことができる。ま
た、このような蓋板の変形は、管落下時の衝撃等を吸収
したり、蓋の外れやゆるみを防ぐ役目がある。
形させると、フランジの内側やフランジを挟み付けるよ
うにレンチやフック等を蓋板に係合させることが可能と
なるため、蓋板を介して保護具を回転させたり、クレー
ン等により管の吊り上げ作業を行なうことができる。ま
た、このような蓋板の変形は、管落下時の衝撃等を吸収
したり、蓋の外れやゆるみを防ぐ役目がある。
【0013】一方、第3の手段を採用すると、蓋板が、
周縁のフランジの部分と、中央の変形した部分とで保護
具本体に接触し、この各接触部分が異物の侵入を防止す
るように作用するため、水やゴミ等に対するシール性能
を向上させることができる。
周縁のフランジの部分と、中央の変形した部分とで保護
具本体に接触し、この各接触部分が異物の侵入を防止す
るように作用するため、水やゴミ等に対するシール性能
を向上させることができる。
【0014】
【実施例】図1及び図2は実施例の管端保護具を示して
いる。この管端保護具は、保護具本体1と、それに装着
される蓋板10とから成り、保護具本体1は、合成樹脂
で成形した円筒部材2の外周面に、筒状をした補強用芯
金3を固定して形成されている。
いる。この管端保護具は、保護具本体1と、それに装着
される蓋板10とから成り、保護具本体1は、合成樹脂
で成形した円筒部材2の外周面に、筒状をした補強用芯
金3を固定して形成されている。
【0015】この補強用芯金3は、円筒部材2の外周面
を全長にわたって覆う長さで形成され、その一方の端部
が内径側に丸く変形し、円筒部材2の端面を覆う環状部
4を形成している。
を全長にわたって覆う長さで形成され、その一方の端部
が内径側に丸く変形し、円筒部材2の端面を覆う環状部
4を形成している。
【0016】上記円筒部材2は、両端が開口し、その一
方の開口部に連なる内周面に、管端のねじ部に螺合する
ねじ山5が形成され、補強用芯金3の環状部4が臨む他
方の開口部に、内径側に突出する環状の突起6が形成さ
れている。
方の開口部に連なる内周面に、管端のねじ部に螺合する
ねじ山5が形成され、補強用芯金3の環状部4が臨む他
方の開口部に、内径側に突出する環状の突起6が形成さ
れている。
【0017】一方、蓋板10は、保護具本体1の開口を
塞ぐ大きさの円形の金属板で形成され、その周縁に、断
面が円弧状をしたフランジ11が形成されている。
塞ぐ大きさの円形の金属板で形成され、その周縁に、断
面が円弧状をしたフランジ11が形成されている。
【0018】このフランジ11の円弧形状は、補強用芯
金3の環状部4の曲率と同じ大きさの曲率をもつように
形成され、蓋板10を補強用芯金3の端部に取付けた場
合、フランジ11の内面と環状部4の外面がほぼ全体的
に面接触するようになっている。
金3の環状部4の曲率と同じ大きさの曲率をもつように
形成され、蓋板10を補強用芯金3の端部に取付けた場
合、フランジ11の内面と環状部4の外面がほぼ全体的
に面接触するようになっている。
【0019】また、上記フランジ11と環状部4には、
それぞれ対応して連結用リベット20を挿入するための
複数の貫通孔12と7が形成されている。
それぞれ対応して連結用リベット20を挿入するための
複数の貫通孔12と7が形成されている。
【0020】また、蓋板10において、フランジ11よ
り内径側の表面は、保護具本体1に向かって変形してお
り、この変形により蓋板10の中央部に、図2(c)に
示すように、蓋板10を保護具本体1に取付けた時に円
筒部材2の内部孔へ入り込む凹部13が形成されてい
る。
り内径側の表面は、保護具本体1に向かって変形してお
り、この変形により蓋板10の中央部に、図2(c)に
示すように、蓋板10を保護具本体1に取付けた時に円
筒部材2の内部孔へ入り込む凹部13が形成されてい
る。
【0021】この凹部13の外周面は、先端に向かって
次第に縮径する傾斜面14となっており、凹部13が円
筒部材2の内側に入り込んだ際、その傾斜面14が、円
筒部材2の突起6に形成した当り面15と全周にわたっ
て接触するように設定されている。
次第に縮径する傾斜面14となっており、凹部13が円
筒部材2の内側に入り込んだ際、その傾斜面14が、円
筒部材2の突起6に形成した当り面15と全周にわたっ
て接触するように設定されている。
【0022】この実施例の管端保護具は上記のような構
造で成り、管の水圧検査を行なう場合、保護具本体1の
ねじ山5を管端のねじに取付け、その状態で保護具本体
1の開口から水を導入して検査を行なう。
造で成り、管の水圧検査を行なう場合、保護具本体1の
ねじ山5を管端のねじに取付け、その状態で保護具本体
1の開口から水を導入して検査を行なう。
【0023】検査を終了すると、図2(a)に示すよう
に、補強用芯金3の環状部4にフランジ11が当接する
ように蓋板10を取付け、フランジ11と環状部4の貫
通孔7、12に連結用リベット20を挿入する。
に、補強用芯金3の環状部4にフランジ11が当接する
ように蓋板10を取付け、フランジ11と環状部4の貫
通孔7、12に連結用リベット20を挿入する。
【0024】この図示した連結用リベット20は、一端
に突起22を設けた操作軸21に、鍔24を有するカシ
メ環23を嵌合させ、そのカシメ環23の内側の操作軸
21周面に細径の脆弱部25を形成した構造であり、カ
シメ作業を行なう場合は、図2(b)に示すように、突
起22とカシメ環23の端部を補強用芯金3の環状部4
の内側に挿入し、カシメ環23の鍔24を押えた状態で
固有の工具により操作軸21を後方に引張る。これによ
り、図2(c)に示すように、移動する突起22がカシ
メ環23を押し広げて変形させると共に、操作軸21が
脆弱部25で切断され、カシメ環23の変形部分26と
鍔24の間で補強用芯金3とフランジ11が固着され
る。
に突起22を設けた操作軸21に、鍔24を有するカシ
メ環23を嵌合させ、そのカシメ環23の内側の操作軸
21周面に細径の脆弱部25を形成した構造であり、カ
シメ作業を行なう場合は、図2(b)に示すように、突
起22とカシメ環23の端部を補強用芯金3の環状部4
の内側に挿入し、カシメ環23の鍔24を押えた状態で
固有の工具により操作軸21を後方に引張る。これによ
り、図2(c)に示すように、移動する突起22がカシ
メ環23を押し広げて変形させると共に、操作軸21が
脆弱部25で切断され、カシメ環23の変形部分26と
鍔24の間で補強用芯金3とフランジ11が固着され
る。
【0025】このように蓋板10と補強用芯金3が連結
した状態では、フランジ11と環状部4が面接触し、互
いに広い面積で接触するため、その接触によりフランジ
11の外周から保護具内部へのゴミや土砂等の侵入が有
効に防止される。
した状態では、フランジ11と環状部4が面接触し、互
いに広い面積で接触するため、その接触によりフランジ
11の外周から保護具内部へのゴミや土砂等の侵入が有
効に防止される。
【0026】また、蓋板10を取付けた状態で、蓋板中
央の凹部13が円筒部材2の内部に入り込み、その凹部
13の傾斜面14と、円筒部材2に特別に設けた突起6
とが全周にわたって接触するため、この接触部分と、上
記フランジ11と環状部4の接触部分とで二重にゴミ等
の異物の侵入が防止されることになる。また、この二重
のシール構造により、水や細かい塵埃等の侵入も抑えら
れる。
央の凹部13が円筒部材2の内部に入り込み、その凹部
13の傾斜面14と、円筒部材2に特別に設けた突起6
とが全周にわたって接触するため、この接触部分と、上
記フランジ11と環状部4の接触部分とで二重にゴミ等
の異物の侵入が防止されることになる。また、この二重
のシール構造により、水や細かい塵埃等の侵入も抑えら
れる。
【0027】このように蓋板10を装着した状態では、
蓋板の中央部に内側へ変形した凹部13があるため、図
3に示すように蓋板10のフランジ11を挟むようにレ
ンチ27の爪を係合させることが可能になる。このた
め、爪を係合させた状態からレンチ27を回動させる
と、蓋板10と保護本体1が一体に回動し、保護具を管
端のねじ部に対して着脱させることができる。
蓋板の中央部に内側へ変形した凹部13があるため、図
3に示すように蓋板10のフランジ11を挟むようにレ
ンチ27の爪を係合させることが可能になる。このた
め、爪を係合させた状態からレンチ27を回動させる
と、蓋板10と保護本体1が一体に回動し、保護具を管
端のねじ部に対して着脱させることができる。
【0028】図4は第2の実施例を示す。この例の保護
具は、蓋体10の中央部をさらに大きく変形させ、その
変形した凹部13’を、円筒部材2の内部の奥側まで入
り込ませている。また、蓋板10において、補強用芯金
3の環状部4や突起6と当接するフランジ11や傾斜面
14の内面に、それぞれゴムパッキン16、17を取付
けている。
具は、蓋体10の中央部をさらに大きく変形させ、その
変形した凹部13’を、円筒部材2の内部の奥側まで入
り込ませている。また、蓋板10において、補強用芯金
3の環状部4や突起6と当接するフランジ11や傾斜面
14の内面に、それぞれゴムパッキン16、17を取付
けている。
【0029】この構造では、図4のように大きく変形し
た蓋板10の凹部13’にクレーン等のフック28の先
端を入り込ませることにより、クレーン等を用いて保護
具と連結した管を吊り上げることが可能になる。また、
円筒部材2に入り込んだ凹部13’は、管を落下した時
の衝撃を吸収すると共に、蓋板10が円筒部材2から外
れようとする動きを防ぐ働きがある。さらに、蓋板10
と補強用芯金3及び突起6の間にゴムパッキン16、1
7が介在することにより、相互間の接触が完璧になり、
水等に対して高いシール性を得ることができる。
た蓋板10の凹部13’にクレーン等のフック28の先
端を入り込ませることにより、クレーン等を用いて保護
具と連結した管を吊り上げることが可能になる。また、
円筒部材2に入り込んだ凹部13’は、管を落下した時
の衝撃を吸収すると共に、蓋板10が円筒部材2から外
れようとする動きを防ぐ働きがある。さらに、蓋板10
と補強用芯金3及び突起6の間にゴムパッキン16、1
7が介在することにより、相互間の接触が完璧になり、
水等に対して高いシール性を得ることができる。
【0030】図5は第3の実施例を示し、この例では、
保護具本体1の円筒部材2の内面側に補強用芯金3を装
着し、円筒部材2の外周面に管端のねじに螺合するねじ
山5を形成している。
保護具本体1の円筒部材2の内面側に補強用芯金3を装
着し、円筒部材2の外周面に管端のねじに螺合するねじ
山5を形成している。
【0031】また、補強用芯金3の環状部4に、連結用
リベット20を用いて蓋板10のフランジ11を固着し
ているが、この例の場合は、芯金3の内周面に蓋板10
の凹部13と接触する突起がなく、環状部4とフランジ
11の接触部分で異物の侵入が防止される。
リベット20を用いて蓋板10のフランジ11を固着し
ているが、この例の場合は、芯金3の内周面に蓋板10
の凹部13と接触する突起がなく、環状部4とフランジ
11の接触部分で異物の侵入が防止される。
【0032】図6は第4の実施例を示している。この例
においては、保護具本体1の円筒部材2の内部に、多孔
板である補強用芯金3’を埋設し、円筒部材2の開口端
面に直接蓋板10と取付けている。
においては、保護具本体1の円筒部材2の内部に、多孔
板である補強用芯金3’を埋設し、円筒部材2の開口端
面に直接蓋板10と取付けている。
【0033】蓋板10の周縁部のフランジ11は、円筒
部材2の開口端面とその端面近傍の外周面に同時に密着
するような形状で形成され、このフランジ11の外周面
側に設けた貫通孔12に、フランジ11と円筒部材2を
連結するねじ29を取付けている。
部材2の開口端面とその端面近傍の外周面に同時に密着
するような形状で形成され、このフランジ11の外周面
側に設けた貫通孔12に、フランジ11と円筒部材2を
連結するねじ29を取付けている。
【0034】また、蓋板10の中央部に内側へ変形する
凹部13を設け、この凹部13と接触する突起6を円筒
部材2の内周面に設けている。
凹部13を設け、この凹部13と接触する突起6を円筒
部材2の内周面に設けている。
【0035】なお、上記第3の実施例において、ねじ2
9を、円筒部材2の外周面側ではなく、端面側に設ける
ようにしてもよい。
9を、円筒部材2の外周面側ではなく、端面側に設ける
ようにしてもよい。
【0036】また、上記の各実施例では、蓋板と保護具
本体の連結具として、リベット20とねじ29を示した
が、フランジ11の貫通孔12から挿入し、その状態で
外側から簡単に連結操作できるものであれば、他の任意
の連結具を用いることができる。
本体の連結具として、リベット20とねじ29を示した
が、フランジ11の貫通孔12から挿入し、その状態で
外側から簡単に連結操作できるものであれば、他の任意
の連結具を用いることができる。
【0037】また、上記連結具を取付ける位置は、保護
具本体に対して開口端面の内周面側としてもよく、開口
端面の近傍で蓋板のフランジと開口端面を密着できるの
であれば、任意の位置を選択することができる。
具本体に対して開口端面の内周面側としてもよく、開口
端面の近傍で蓋板のフランジと開口端面を密着できるの
であれば、任意の位置を選択することができる。
【0038】
【効果】以上のように、この発明は、管端に装着した保
護具本体の端面に蓋板を当接させ、その蓋板に設けた貫
通孔から連結具を挿入することにより蓋板を取付けるこ
とができるので、蓋板の装着作業が簡単になり、水圧検
査等の作業性を大きく向上させることができる。
護具本体の端面に蓋板を当接させ、その蓋板に設けた貫
通孔から連結具を挿入することにより蓋板を取付けるこ
とができるので、蓋板の装着作業が簡単になり、水圧検
査等の作業性を大きく向上させることができる。
【0039】また、蓋板のフランジと保護具本体の開口
端面が面接触して固着されるため、広範囲の接触により
ゴミ等の異物の侵入を有効に防止でき、高いシール性能
を実現することができる。
端面が面接触して固着されるため、広範囲の接触により
ゴミ等の異物の侵入を有効に防止でき、高いシール性能
を実現することができる。
【図1】実施例の管端保護具を示す斜視図
【図2】(a)(b)(c)はそれぞれリベットによる
蓋板の固定操作を示す断面図
蓋板の固定操作を示す断面図
【図3】同上の保護具とレンチの係合状態を示す断面図
【図4】第2の実施例を示す断面図
【図5】第3の実施例を示す断面図
【図6】第4の実施例を示す断面図
【図7】(a)(b)はそれぞれ従来例を示す断面図
1 保護具本体 2 円筒部材 3、3’ 補強用芯金 4 環状部 5 ねじ山 6 突起 7、12 貫通孔 10 蓋板 11 フランジ 13 13’凹部 14 傾斜面 16、17 ゴムパッキン 20 連結用リベット 27 レンチ 28 フック 29 ねじ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田上 俊久 愛知県半田市川崎町1丁目1番地 川崎製 鉄株式会社知多製造所内 (72)発明者 高橋 一成 愛知県半田市川崎町1丁目1番地 川崎製 鉄株式会社知多製造所内 (72)発明者 岩田 彬 箕面市外院3丁目14番6号 (72)発明者 北吉 功 東大阪市大蓮北2丁目12番23号
Claims (4)
- 【請求項1】 両端が開口する円筒部材の周面にねじを
形成した保護具本体と、その保護具本体の一方の開口を
塞ぐ蓋板とから成り、この蓋板の周縁に、保護具本体の
開口の端面と面接触するフランジを設け、そのフランジ
又はフランジ近傍の蓋板表面に複数の貫通孔を形成し、
この貫通孔を挿通して外側から操作できる連結具により
上記フランジと保護具本体の開口端面を固着するように
した管端保護具。 - 【請求項2】 上記連結具を、ねじ又は一方の端部から
カシメ操作できるリベットとした請求項1に記載の管端
保護具。 - 【請求項3】 上記蓋板のフランジから内径側の表面
を、フランジに対して保護具本体の内部孔に向かうよう
に変形させた請求項1又は2に記載の管端保護具。 - 【請求項4】 上記蓋板の変形した部分が、保護具本体
の内周面の一部と全周にわたって接触するようにした請
求項3に記載の管端保護具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2518094A JPH07237661A (ja) | 1994-02-23 | 1994-02-23 | 管端保護具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2518094A JPH07237661A (ja) | 1994-02-23 | 1994-02-23 | 管端保護具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07237661A true JPH07237661A (ja) | 1995-09-12 |
Family
ID=12158810
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2518094A Pending JPH07237661A (ja) | 1994-02-23 | 1994-02-23 | 管端保護具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07237661A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011530052A (ja) * | 2008-08-05 | 2011-12-15 | バローレック・マネスマン・オイル・アンド・ガス・フランス | ネジ加工された円管状部材の保護デバイスおよび保護デバイスを備えた円管状部材 |
-
1994
- 1994-02-23 JP JP2518094A patent/JPH07237661A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011530052A (ja) * | 2008-08-05 | 2011-12-15 | バローレック・マネスマン・オイル・アンド・ガス・フランス | ネジ加工された円管状部材の保護デバイスおよび保護デバイスを備えた円管状部材 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4426095A (en) | Flexible seal | |
US5503189A (en) | Flange protector having flexible coupling insert and method for detachably coupling same to a conduit | |
US20180073624A1 (en) | Clippable shutter with a deflector skirt for a steering housing | |
JPH04312286A (ja) | 高圧流体用継手 | |
US7435345B2 (en) | Element replacement type filter | |
JP4885719B2 (ja) | 管状部材のねじ部を保護する方法 | |
BRPI0807551A2 (pt) | Atarraxamento de cabo com uma contraluva ou porca de capa | |
EP0634201B1 (en) | Fuel filter with drain/fill/sensor port | |
EP0153487A1 (en) | Cover | |
AU603152B2 (en) | Sealing mechanism for sealing aperture on closed vessel | |
CA1278261C (en) | Muffler | |
CN110173584B (zh) | 阀装置 | |
JPH07237661A (ja) | 管端保護具 | |
JP3139908B2 (ja) | 管端面の防食キャップ | |
JP2000249132A (ja) | シール座金 | |
JP3010707U (ja) | 管端ねじの保護具 | |
JP4727328B2 (ja) | 管部材の接合装置 | |
JP2002045618A (ja) | ストレーナ | |
JP3862308B2 (ja) | 燃料注入管の保護カバー | |
JPH09303672A (ja) | 鋼管管端のねじ保護具 | |
KR102622722B1 (ko) | 먼지 유입 방지 구조의 중장비용 캐빈 | |
JPH0739101A (ja) | モータ用カバーの密閉構造 | |
KR102302161B1 (ko) | 가스용기용 밸브 어셈블리 | |
JPH0227736Y2 (ja) | ||
JP2000337583A (ja) | 配管の閉止構造 |