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JPH07234773A - 表示制御装置 - Google Patents

表示制御装置

Info

Publication number
JPH07234773A
JPH07234773A JP6260590A JP26059094A JPH07234773A JP H07234773 A JPH07234773 A JP H07234773A JP 6260590 A JP6260590 A JP 6260590A JP 26059094 A JP26059094 A JP 26059094A JP H07234773 A JPH07234773 A JP H07234773A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display
window
screen
window area
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6260590A
Other languages
English (en)
Inventor
Teruhisa Fujimoto
曜久 藤本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP6260590A priority Critical patent/JPH07234773A/ja
Publication of JPH07234773A publication Critical patent/JPH07234773A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • Digital Computer Display Output (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】VRAMの書き換え無しで、XGA仕様の高解
像度スクリーン上にVGAデータを任意の位置及び任意
の大きさで表示する。 【構成】スクリーンCRTC161はスクリーンパラメ
ータに従って1024×768画素のスクリーン領域1
00を制御するための同期信号などを発生し、またウイ
ンドウCRTC162はウインドウパラメータに従って
ウインドウ領域200の表示を制御する。スクリーンC
RTC161によってウインドウ領域200の表示開始
位置が検出されると、ウインドウCRTC162による
ウインドウ領域200の表示制御が開始され、これによ
ってVRAM30のスタートアドレスからVGAデータ
が順次読み出されてビデオデータに変換される。このビ
デオデータは、ウインドウ領域の表示期間中ディスプレ
イモニタに供給され、これによってウインドウ領域10
0にビデオデータが表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は表示制御装置に関し、
特にパーソナルコンピュータ等のコンピュータシステム
で使用されるディスプレイモニタを制御する表示制御装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、パーソナルコンピュータ等のコ
ンピュータシステムのディスプレイモニタとしては、液
晶ディスプレイやプラズマディスプレイのようなフラッ
トパネルディスプイ、あるいはCRTディスプイが使用
されている。現在、これらディスプレイの制御は、VG
A(Video Graphics Array)と称
される表示コントローラを用いて行われている。
【0003】このため、コンピュータシステム上で起動
される多くのアプリケーションプログラムも、このVG
Aの仕様に適合するように作成されている。VGAの表
示コントローラにおいては、640×480画素、最大
256色同時表示というモード等が用意されている。
【0004】しかしながら、最近のコンピュータシステ
ムにおいては、DTP(DeskTop Pablis
hing)のような高彩度画面を用いた高度な運用が要
求されており、VGAで提供される解像度や表示色数で
はそのような運用には適さなくなってきている。
【0005】そこで、最近のコンピュータシステムで
は、VGAよりも高解像度表示を実現できる表示モード
を持つXGA(Extended Graphics
Array)仕様の表示コントローラが使用され始めて
いる。このXGA仕様の表示コントローラにおいては、
1024×768画素という高解像度モード等が用意さ
れているので、多数のウインドウを同一画面上に表示で
きる。このため、このXGA仕様の表示コントーラは、
DTPの運用を初め、ウインドウ表示を多用するグラフ
ィカル・ユーザ・インターフェースに必要な性能も十分
に提供することができる。
【0006】ところで、これら表示コントローラでは、
XGAおよびVGAの異なる解像度に対応するために、
マルチシンクタイプのCRTディスプレイを利用して1
024×768画素の高解像度表示と640×480画
素の中解像度表示の切り替えが行われている。この場
合、高解像度データと中解像度データのどちらも、CR
Tディスプレイ内の同期処理によって表示画面全体にフ
ルスクリーンモードで表示される。
【0007】しかしながら、例えばXGA仕様またはS
VGA仕様のアプリケーションプログラムとVGA仕様
のアプリケーションプログラムを同時実行し、それらの
画面データを交互に切り替えて表示するといった場合の
ように解像度の異なる画面の切り替えが頻繁に行われる
場合には、CRTディスプレイによっては、その切り替
えの度に表示画面にチラツキが発生するなどの不具合が
生じることがある。
【0008】CRTディスプレイを高解像度モードにし
たままで中解像度のデータを表示すれば、このような同
期に関わるチラツキの発生の問題は解消できる。ところ
が、このようにすると今度は、中解像度のデータが画面
の隅に表示されることになり、データの視認識が悪化さ
れるという弊害が発生する。この問題は、1024×7
68画素の高解像度画面を持つフラットパネルディスプ
レイに640×480画素の中解像度データを表示した
場合にも同様に発生し、中解像度データの表示位置は高
解像度画面内のある特定の位置に固定され、その表示位
置をユーザの指定によって変化させることはできない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来では、高解像度画
面上にそれよりも解像度の低い中低解像度のデータを表
示すると、そのデータの表示位置はある特定の位置に固
定されてしまい、その表示位置を変化させることはでき
ない欠点があった。
【0010】この発明はこのような点に鑑みてなされた
もので、中低解像度のデータを高解像度画面上に、任意
の位置及び任意の大きさのウインドウとして表示するこ
とができる表示制御装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段および作用】この発明は、
コンピュータシステムのディスプレイモニタを制御する
表示制御装置において、前記コンピュータシステムによ
って実行されるアプリケーションプログラムによって作
成された表示データが所定の格納開始位置から格納され
る画像メモリと、前記システムから指示された各種パラ
メータ値がセットされる書き換え可能なパラメータレジ
スタ群であって、前記ディスプレイモニタに表示可能な
全表示画面領域のサイズを指定するスクリーンパラメー
タ、および前記全表示画面領域内に表示すべきウインド
ウ領域の表示開始位置およびサイズを指定するウインド
ウパラメータがセットされるパラメータレジスタ群と、
前記スクリーンパラメータに従って前記全表示画面領域
を制御する第1の表示制御回路であって、前記全表示画
面領域を前記ディスプレイモニタに表示するための走査
タイミングに応じて前記ディスプレイモニタの水平およ
び垂直同期信号を発生する手段と、前記走査タイミング
に応じて前記全表示画面上の走査位置を示す座標アドレ
スを発生する手段と、前記ウインドウパラメータによっ
て指定されるウインドウ領域表示開始位置と前記座標ア
ドレスの値とを比較し、その比較結果に基づいて前記全
表示画面上の走査位置が前記ウインドウ領域の表示開始
位置に達したことを示すウインドウ領域検出信号を発生
する手段とを含む第1の表示制御回路と、前記ウインド
ウパラメータに従って前記ウインドウ領域を制御する第
2の表示制御回路であって、前記ウインドウ領域検出信
号に応答して前記ウインドウ領域に対応する表示期間を
示す表示イネーブル信号を発生する手段と、前記ウイン
ドウ領域検出信号に応答して前記画像メモリの前記格納
開始位置から前記表示データを読み出すためのメモリア
ドレスを発生する手段とを含む第2の表示制御回路と、
この第2の表示制御回路から発生されるメモリアドレス
に従って前記画像メモリの格納開始位置から前記表示デ
ータを読み出し、その表示データを前記ディスプレイモ
ニタに供給するためのビデオデータに変換する手段と、
前記ウインドウ領域に前記アプリケーションプログラム
によって作成された表示データが表示されるように、前
記表示イネーブル信号によって指定される表示期間中前
記ビデオデータを前記ディスプレイモニタに供給する手
段とを具備することを特徴とする。
【0012】この表示制御装置においては、第1および
第2の2つの表示制御回路が設けられており、第1の表
示制御回路はスクリーンパラメータに従って全表示画面
領域を制御するための同期信号を発生し、また第2の表
示制御回路はウインドウパラメータに従ってウインドウ
領域の表示を制御する。第1の表示制御回路によってウ
インドウ領域が検出されると、第2の表示制御回路によ
るウインドウ領域の表示制御が開始され、これによって
画像メモリの格納開始位置から表示データが順次読み出
されてビデオデータに変換される。このビデオデータ
は、表示イネーブル信号によって規定されるウインドウ
領域の表示期間中ディスプレイモニタに供給され、これ
によってウインドウ領域にビデオデータが表示される。
【0013】この場合、ウインドウ領域の位置および大
きさは、パラメータレジスタ群にセットするウインドウ
パラメータの値によってプログラマブルに変更できる。
したがって、高解像度表示画面上にアプリケーションプ
ログラムによって作成された中低解像度のデータを任意
の位置および任意の大きさで表示することが可能とな
る。
【0014】また、この表示制御装置においては、アプ
リケーションプログラムによる画像メモリへのデータ格
納開始位置からウインドウ領域に表示すべきデータが読
み出される。このため、画像メモリのデータ格納位置を
変更することなく、既存のアプリケーションプログラム
をそのまま利用した状態でウインドウ表示を行う事がで
きる。
【0015】さらに、この発明の表示制御装置は、スク
リーンパラメータの代わりにウインドウパラメータを使
用するモードを備えている。これによって、第1の表示
制御回路によって使用されるパラメータ値が第2の表示
制御回路で使用されるウインドウパラメータ値と同一と
なり、ウインドウ領域のサイズに対応する水平/垂直同
期信号が発生される。この場合、CRTディスプレイを
使用した場合には、アプリケーションプログラムによっ
て作成された中低解像度のデータは、CRTディスプレ
イの表示画面全体にフルスクリーンモードで表示され
る。
【0016】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の実施例を説
明する。図1にはこの発明の一実施例に係わる表示制御
システムの全体の構成が示されている。この表示制御シ
ステム4は、例えば、1024×768ドット、256
色同時表示などの表示モードを持つXGA( eXtended
Graphics Array)仕様の表示制御システムであ
り、ポータブルコンピュータのCPUローカルバス3に
接続される。この表示制御システム4は、ポータブルコ
ンピュータ本体に標準装備されるフラットパネルディス
プレイ40およびポータブルコンピュータ本体に着脱自
在に接続されるカラーCRTディスプレイ50双方に対
する表示制御を行なう。
【0017】表示制御システム4には、ディスプレイコ
ントローラ10、およびデュアルポート画像メモリ(V
RAM)30が設けられている。これらディスプレイコ
ントローラ10、デュアルポート画像メモリ(VRA
M)30は、図示しない回路基板上に搭載されている。
【0018】ディスプレイコントローラ10はゲートア
レイによって実現されるLSIであり、この表示制御シ
ステム4の主要部を成す。このディスプレイコントロー
ラ10は、ホストCPU1からの指示に従い、デュアル
ポート画像メモリ(VRAM)30を利用して、フラッ
トパネルディスプレイ40およびカラーCRTディスプ
レイ50に対する表示制御を実行する。また、このディ
スプレイコントローラ10は、バスマスタとして機能
し、コンピュータのシステムメモリ2を直接アクセスす
ることができる。
【0019】デュアルポート画像メモリ(VRAM)3
0は、シリアルアクセスに使用されるシリアルポート
(シリアルDATA)とランダムアクセスのためのパラ
レルポート(DATA)を備えている。シリアルポート
(シリアルDATA)は表示画面リフレッシュのための
データ読み出しに使用され、またパラレルポート(DA
TA)は画像データの更新に使用される。このデュアル
ポート画像メモリ(VRAM)30は、複数のデュアル
ポートDRAMから構成されており、1Mバイト乃至4
Mバイトの記憶容量を有している。このデュアルポート
画像メモリ(VRAM)30はフレームバッファとして
使用され、フラットパネルディスプレイ40またはカラ
ーCRTディスプレイ50に表示するための画像データ
が描画される。
【0020】この場合、XGA仕様に適合したアプリケ
ーションプログラム等で作成されたXGA仕様の描画デ
ータは、パックドピクセル方式によってデュアルポート
画像メモリ(VRAM)30の先頭アドレスから格納さ
れる。このパックドピクセル方式は、メモリ上の連続す
る複数のビットで1画素を表す色情報マッピング形式で
あり、例えば、1画素を1,2,4,8,または16ビ
ットで表す方式が採用されている。一方、VGA仕様の
描画データは、VGA仕様に適合したアプリケーション
プログラム等で作成されるものであり、メモリプレーン
方式によってデュアルポート画像メモリ(VRAM)3
0の先頭アドレスから描画される。このメモリプレーン
方式は、メモリ領域を同一アドレスで指定される複数の
プレーンに分割し、これらプレーンに各画素の色情報を
割り当てる方式である。例えば、4プレーンを持つ場合
には、1画素は、各プレーン毎に1ビットづつの合計4
ビットのデータによって表現される。
【0021】また、デュアルポート画像メモリ(VRA
M)30には、テキストデータも格納される。1文字分
のテキストデータは、XGA、VGAのどちらの仕様に
おいても,8ビットのコードと8ビットのアトリビュー
トからなる合計2バイトのサイズを持つ。アトリビュー
トは、フォアグランドの色を指定する4ビットデータと
バックグランドの色を指定する4ビットデータから構成
されている。
【0022】このディスプレイコントローラ10は、レ
ジスタ制御回路11、システムバスインターフェース1
2、描画用のコプロセッサ13、メモリ制御回路14、
CRTコントローラ(CRTC)16、シリアルポート
制御回路18、スプライトメモリ19、シリアライザ2
0、ラッチ回路21、フォアグランド/バックグランド
マルチプレクサ22、グラフィック/テキストマルチプ
レクサ23、カラーパレット制御回路24、スプライト
カラーレジスタ25、CRTビデオマルチプレクサ2
6、スプライト制御回路27、フラットパネルエミュレ
ーション回路28、およびDAC(D/Aコンバータ)
35から構成されている。
【0023】レジスタ制御回路11は、システムバスイ
ンターフェース12を介してシステムバス3からのアド
レスおよびデータを受けとり、アドレスのデコード、お
よびそのデコード結果によって指定される各種レジスタ
に対するリード/ライト制御を行なう。システムバスイ
ンターフェース12は、ローカルバス3を介してホスト
CPU1とのインターフェース制御を行なうものであ
り、ローカルバスだけでなく、ISA、EISA、マイ
クロチャネル等の各種仕様のシステムバスに適合したバ
スインターフェースをサポートする。
【0024】描画用コプロセッサ13はグラフィックア
クセラレータであり、CPU1からの指示に応答して、
デュアルポート画像メモリ(VRAM)30中の描画デ
ータに対してさまざまな描画機能を提供する。この描画
用コプロセッサ13は、BITBILT等の画素のブロ
ック転送、線描画、領域の塗りつぶし、画素間の論理/
算術演算、画面の切り出し、マップのマスク、X−Y座
標でのアドレッシング、ページングによるメモリ管理機
能等を有している。この描画用コプロセッサ13には、
VGA/XGA互換のデータ演算回路131、2次元ア
ドレス発生回路131、およびページングユニット13
3が設けられている。
【0025】データ演算回路131は、シフト、論理算
術演算、ビットマスク、カラー比較等のデータ演算を行
なうものであり、またVGA互換のBITBLT機能も
有している。2次元アドレス発生回路131は、矩形領
域アクセス等のためのX−Yの2次元アドレスを発生す
る。また、2次元アドレス発生回路131は、領域チェ
ックや、セグメンテーション等を利用したリニアアドレ
ス(実メモリアドレス)への変換処理も行なう。ページ
ングユニット133は、CPU1と同じ仮想記憶機構を
サポートするためのものであり、ページング有効時には
2次元アドレス発生回路131が作ったリニアアドレス
をページングによって実アドレスに変換する。また、ペ
ージング無効時にはリニアアドレスがそのまま実アドレ
スとなる。このページングユニット133は、ページン
グのためにTLBを備えている。
【0026】メモリ制御回路14はデュアルポート画像
メモリ(VRAM)30をアクセス制御するためのもの
であり、CPU1または描画用コプロセッサ13からの
画像データのリード/ライト要求に従ってデュアルポー
ト画像メモリ(VRAM)30のパラレルポートのアク
セス制御を行なうと共に、CRTC16からの表示位置
アドレスに従ってデュアルポート画像メモリ(VRA
M)30のシリアルポートからのデータ読み出し制御を
行う。
【0027】さらに、このメモリ制御回路14には、フ
レームバッファキャッシュ141が内蔵されている。こ
のフレームバッファキャッシュ141は、CPU1や描
画用コプロセッサ13による画像データのリード/ライ
トを高速にするために利用されるものであり、デュアル
ポート画像メモリ(VRAM)30の画像データの一部
を保持する。CPU1や描画用コプロセッサ13によっ
てリード要求された画像データがフレームバッファキャ
ッシュ141に存在する場合は、そのフレームバッファ
キャッシュ141から画像データが読み出されてCPU
1または描画用コプロセッサ13に転送される。この場
合、デュアルポート画像メモリ(VRAM)30のパラ
レルポートを介したリードアクセスは行われない。
【0028】CRTコントローラ(CRTC)16は、
フラットパネルディスプレイ40またはCRTディスプ
レイ50を制御するための各種表示タイミング信号(水
平同期信号、垂直同期信号等)や、デュアルポート画像
メモリ(VRAM)30のシリアルポート(シリアルD
ATA)から画面表示すべき画像データを読み出すため
の表示アドレスを発生する。このCRTコントローラ1
6には、スクリーンCRTC161とウインドウCRT
C162が設けられている。スクリーンCRTC161
は、フラットパネルディスプレイ40またはCRTディ
スプレイ50のディプレイモニタに表示可能な全表示画
面領域(以下、スクリーンと称する)を制御するための
ものであり、またウインドウCRTC162はスクリー
ン内に定義される任意の位置および大きさの表示領域
(以下、ウインドウと称する)を制御する。このCRT
コントローラ16の構成は、この発明の特徴とする部分
であり、その詳細は図2以降で後述する。
【0029】シリアルポート制御回路18、スプライト
メモリ19、シリアライザ20、ラッチ回路21、フォ
アグランド/バックグランドマルチプレクサ22、グラ
フィック/テキストマルチプレクサ23、カラーパレッ
ト制御回路24、スプライトカラーレジスタ25、CR
Tビデオマルチプレクサ26、スプライト制御回路2
7、フラットパネルエミュレーション回路28、および
DAC(D/Aコンバータ)35は、デュアルポート画
像メモリ(VRAM)30の画像データをフラットパネ
ルディスプレイ40またはCRTディスプレイ50に表
示するための表示制御回路300を構成する。
【0030】シリアルポート制御回路18は、デュアル
ポート画像メモリ(VRAM)30のシリアルデータポ
ートからのデータ読み出しタイミングを制御するための
シリアルクロックSCK、出力イネーブル信号SOEを
発生する。また、メモリ制御回路18は、スプライトメ
モリ19のアクセス制御と、スプライトの表示タイミン
グ制御を行なう。
【0031】スプライトメモリ19には、グラフィック
モードではスプライトデータ、テキストモードではフォ
ントが書き込まれる。テキストモードでは、デュアルポ
ート画像メモリ(VRAM)30から読み出されたテキ
ストデータのコードがインデックスとしてスプライトメ
モリ19に供給され、そのコードに対応するフォントが
読み出される。
【0032】シリアライザ20は、複数画素分のパラレ
ルなピクセルデータをピクセル単位(シリアル)に分割
して出力するためのパラレル/シリアル変換回路であ
り、グラフィックモードではデュアルポート画像メモリ
(VRAM)30のシリアルポートから読み出されるメ
モリデータとスプライトメモリ19から読み出されるス
プライトデータをそれぞれパラレル/シリアル変換し、
テキストモードではスプライトメモリ19から読み出さ
れるフォントデータをパラレル/シリアル変換する。
【0033】ラッチ回路21は、コードデータからフォ
ントデータへの変換の遅れ時間だけアトリビュートの出
力タイミングを遅延させるためのものであり、テキスト
モードにおいてデュアルポート画像メモリ(VRAM)
30から読み出されるテキストデータのアトリビュート
を保持する。フォアグランド/バックグランドマルチプ
レクサ22は、テキストモードにおいてアトリビュート
のフォアグランド色(前面色)/バックグランド色(背
景色)の一方を選択する。この選択は、シリアライザ2
0から出力されるフォントデータの値“1”(フォアグ
ランド),“0”(バックグランド)によって制御され
る。グラフイック/テキストマルチプレクサ23は、グ
ラフイックモードとテキストモードの切替えを行なうた
めのものであり、グラフイックモードにおいてはシリア
ライザ20から出力されるメモリデータを選択し、テキ
ストモードにおいてはフォアグランド/バックグランド
マルチプレクサ22の出力を選択する。
【0034】カラーパレット制御回路24は、グラフィ
ックまたはテキストデータの色変換を行なうためのもの
である。このカラーパレット制御回路24は、2段構成
のカラーパレットテーブルを備えている。第1のカラー
パレットテーブルは、16個のカラーパレットレジスタ
から構成されている。各カラーパレットレジスタには、
6ビットのカラーパレットデータが格納されている。第
2のカラーパレットテーブルは、256個のカラーパレ
ットレジスタから構成されている。各カラーパレットレ
ジスタには、R,G,Bそれぞれ6ビットから構成され
る18ビットのカラーデータが格納されている。
【0035】グラフィックモードにおいては、8ビット
/ピクセルのXGA仕様のメモリデータは、第1のカラ
ーパレットテーブルを介さずに、第2のカラーパレット
テーブルに直接送られ、そこでR,G,Bそれぞれ6ビ
ットから構成されるカラーデータに変換される。また、
4ビット/ピクセルのVGA仕様のメモリデータは、ま
ず第1のカラーパレットテーブルに送られ、そこで6ビ
ットのカラーデータに変換されて出力される。そして、
この6ビットのカラーデータには、カラーパレット制御
回路19内蔵のカラー選択レジスタから出力される2ビ
ットデータが加えられ、これにより合計8ビットのカラ
ーデータとなる。この後、その8ビットのカラーデータ
は、第2のカラーパレットテーブルに送られ、そこで
R,G,Bそれぞれ6ビットから構成されるカラーデー
タに変換される。
【0036】一方、テキストモードにおいては、XG
A,VGAどちらの仕様のテキストデータも、第1およ
び第2の2段のカラーパレットテーブルを介して、R,
G,Bそれぞれ6ビットから構成されるカラーデータに
変換される。
【0037】また、XGAのグラフィクスモードにおい
ては、1画素が16ビットから構成されるダイレクトカ
ラモードがあり、この場合には、その16ビット/ピク
セルのメモリデータは、カラーパレット制御回路24を
介さずに、CRTビデオマルチプレクサ26に直接供給
される。
【0038】スプライトカラーレジスタ25は、ハード
ウェアカーソルなどのスプライト表示色を指定するスプ
ライト表示データを格納する。CRTビデオマルチプレ
クサ26は、CRTビデオ表示出力を選択するものであ
り、カラーパレット制御回路24の出力、シリアライザ
20からのダイレクトカラー出力、スプライト表示デー
タ、または外部ビデオデータの選択を行なう。この選択
動作は、CRTC16からの表示タイミング信号によっ
て制御される。外部ビデオデータは、例えば表示制御シ
ステム4外部から入力される動画などのビデオデータで
ある。スプライト制御回路27は、シリアライザ20に
よってパラレル/シリアル変換されたスプライトデータ
に従ってスプライトカラーレジスタ25のスプライト表
示データを出力する。
【0039】フラットパネルエミュレーション回路28
は、CRTビデオ出力を変換してフラットパネルディス
プレイ40用のフラットビデオデータを生成する。DA
C35は、CRTビデオマルチプレクサ26から出力さ
れるCRTビデオデータをアナログR,G,B信号に変
換してCRTディスプレイ50に供給する。
【0040】次に、図2を参照して、スクリーンCRT
C161とウインドウCRTC162を用いた表示制御
の原理を説明する。スクリーン領域100はXGA仕様
の高解像度対応のディスプレイモニタに表示可能な全表
示画面(1024×768画素)であり、これはフラッ
トパネルディスプレイ40のパネル全面、またはCRT
ディスプレイ50の高解像度モード時の表示領域に対応
する。ウインドウ領域200はアプリケーション表示領
域であり、例えばVGA仕様のアプリケーションプログ
ラムに対応する640×480画素のサイズを持つ。こ
のウインドウ領域200の表示開始位置は、座標(X
w,Yw)によって指定される。
【0041】この場合、スクリーン領域100の制御は
スクリーンCRTC161によって行われ、ウインドウ
領域200の制御はウインドウCRTC162によって
行われる。
【0042】すなわち、スクリーンCRTC161は、
スクリーンパラメータによって指定される1024×7
68画素のスクリーンを制御するための水平/垂直同期
信号を発生すると共に、スクリーン領域100上の走査
位置を示す座標アドレスとウインドウパラメータによっ
て指定されるウインドウ表示開始位置座標(Xw,Y
w)とを比較し、一致した際にウインドウ検出信号を発
生する。ウインドウCRTC162は、ウインドウ検出
信号に応答して動作を開始し、ウインドウパラメータに
従ってウインドウ領域200の表示を制御する。
【0043】この場合、ウインドウCRTC162は、
ウインドウパラメータによって指定されるウインドウサ
イズをスクリーン全体として制御し、アプリケーション
プログラムによって描画されるVRAM30の先頭ライ
ンからVGAデータを読み出すための表示アドレスを発
生する。この表示ラインの値は、640ドットのライン
走査単位で+1アップデートされる。
【0044】したがって、ウインドウパラメータによっ
て指定されるウインドウ表示開始位置座標およびウイン
ドウサイズを変更することによって、スクリーン領域1
00上に任意の位置および任意の大きさのウインドウ領
域200を割り当てることができ、そのウインドウ領域
200にアプリケーションプログラムによって作成され
たVGAデータを表示できる。また、ウインドウ領域2
00以外の領域には、ボーダーカラーなどが表示され
る。
【0045】次に、図3を参照して、CRTC16の具
体的な構成を説明する。図示のように、CRTC16
は、パラメータレジスタ群101、スクリーンカウンタ
群102、スクリーンコンパレータ103、パラメータ
マルチプレクサ104、ウインドウカウンタ群105、
ウインドウコンパレータ106、タイミング制御回路1
07、表示アドレス発生回路108を備えている。
【0046】ここで、スクリーンカウンタ群102およ
びスクリーンコンパレータ103はスクリーンCRTC
161に属し、ウインドウカウンタ群105、ウインド
ウコンパレータ106、および表示アドレス発生回路1
08はウインドウCRTC162に属している。さら
に、パラメータレジスタ群101、パラメータマルチプ
レクサ104、およびタイミング制御回路107は、ス
クリーンCRTC161とウインドウCRTC162に
共用される。
【0047】パラメータレジスタ群101は、ローカル
バス3に定義されているデータバスに接続されたリード
/ライト可能なレジスタ群であり、ここには、CRT用
のスクリーンパラメータ、フラットパネル用のスクリー
ンパラメータ、およびCRT/フラットパネル用のウイ
ンドウパラメータがセットされる。パラメータレジスタ
群101に設けられるレジスタの種類の一例を図4に示
す。
【0048】CRT用のスクリーンパラメータは、高解
像度モードにおけるCRTの表示画面サイズなどを規定
するためのパラメータであり、このパラメータは、CR
Tスクリーン水平総文字数/垂直総ライン数を指定する
ための水平/垂直トータルレジスタ、水平/垂直ディス
プレイエンドレジスタ、水平/垂直ブランキングレジス
タ、水平/垂直同期レジスタ、水平同期スキューレジス
タなどのパラメータレジスタ群にセットされる。
【0049】フラットパネル用のスクリーンパラメータ
は、パネル全面の表示画面サイズなどを規定するための
パラメータであり、このパラメータは、フラットパネル
スクリーン水平/垂直トータルレジスタ、水平/垂直デ
ィスプレイエンドレジスタ、水平/垂直ブランキングレ
ジスタ、水平/垂直同期レジスタ、水平同期スキューレ
ジスタなどのパラメータレジスタにセットされる。
【0050】ウインドウパラメータは、CRT、フラッ
トパネル双方におけるウインドウ領域のサイズなどを規
定するためのものであり、このパラメータは、ウインド
ウ水平/垂直トータルレジスタ、水平/垂直ディスプレ
イエンドレジスタ、水平/垂直ブランキングレジスタ、
水平/垂直同期レジスタ、水平同期スキューレジスタな
どにセットされる。
【0051】さらに、パラメータレジスタ群101に
は、ウインドウ表示開始位置座標レジスタ、外部ビデオ
表示開始位置座標レジスタ、外部ビデオウインドウの水
平/垂直トータルなどを示すウインドウサイズレジス
タ、表示制御レジスタが設けられている。表示制御レジ
スタには、CRT/フラットパネルの表示切り替えを指
定するレジスタ、フルスクリーンモードを指定するレジ
スタなどの各種モードレジスタが含まれている。
【0052】ここで、水平/垂直トータル、水平/垂直
ディスプレイエンド、水平/垂直ブランキング、水平/
垂直同期、水平同期スキューなどの意味については、C
RT制御パラメータとして周知のものであるので、ここ
ではその詳細な説明については省略する。
【0053】図3において、スクリーンカウンタ群10
2は、スクリーン領域100内のスキャン位置を示すた
めのものであり、ピクセルカウンタ102a,水平カウ
ンタ102b、垂直カウンタ102c、フレームカウン
タ102dを備えている。ピクセルカウンタ102a
は、ピクセルクロックCKPに応じて1文字内のピクセ
ル位置をカウントするものであり、ピクセル単位でカウ
ントアップ動作が行われる。水平カウンタ102bは、
ピクセルクロックCKPに応じて水平方向の文字数をカ
ウントするものであり、ピクセル単位でカウントアップ
動作が行われる。垂直カウンタ102cは、垂直クロッ
クCKVに応じて垂直方向のライン数をカウントするも
のであり、ライン単位でカウントアップ動作が行われ
る。垂直クロックCKVは、1ライン分のピクセルクロ
ックCKPが発生される度に発生される。フレームカウ
ンタ102dは、垂直クロックCKVに応じて1画面単
位でカウントアップ動作を行う。フレームカウンタ10
2dの出力(FRCNT)は、ブリンキング制御やフレ
ーム単位のディザ制御などに利用される。
【0054】スクリーンコンパレータ103は、パラメ
ータレジスタ群101のCRTスクリーンパラメータま
たはフラットパネルスクリーンパラメータ値とスクリー
ンカウンタ群102の値とを比較してスクリーン領域1
00内の走査位置を検出し、その走査位置検出信号をタ
イミング制御回路107に供給する。また、スクリーン
コンパレータ103は、パラメータレジスタ群101の
ウインドウ表示開始位置座標,外部ビデオ表示開始位置
座標とスクリーンカウンタ群102の値とそれぞれを比
較して、ウインドウ表示開始位置および外部ビデオ表示
開始位置の検出を行う。スクリーン上の走査位置がウイ
ンドウ表示開始位置に一致した際、スクリーンコンパレ
ータ103は、ウインドウ領域検出信号を発生する。
【0055】パラメータマルチプレクサ104は、表示
モードに応じてスクリーンコンパレータ103に供給す
るパラメータ値を選択する。たとえば、フラットパネル
ディスプレイ40に表示する場合にはフラットパネルス
クリーンパラメータが選択され、CRTディスプレイ5
0に表示する場合には、フルスクリーン表示の場合には
ウインドウパラメータ、フルスクリーン表示を行わず高
解像度モードでVGAデータを表示する場合にはCRT
スクリーンパラメータが選択される。一方、ウインドウ
コンパレータ106には、どの場合も、ウインドウパラ
メータが常に供給される。
【0056】ウインドウカウンタ群105は、ウインド
ウ領域200内のスキャン位置を示すためのものであ
り、ピクセルカウンタ105a,水平カウンタ105
b、垂直カウンタ105cを備えている。ピクセルカウ
ンタ105aは、ピクセルクロックCKPに応じてウイ
ンドウ領域200内における1文字内のピクセル位置を
カウントするものであり、ピクセル単位でカウントアッ
プ動作が行われる。水平カウンタ105bは、ピクセル
クロックCKPに応じてウインドウ領域200内におけ
る水平方向の文字数をカウントするものであり、ピクセ
ル単位でカウントアップ動作が行われる。垂直カウンタ
105cは、垂直クロックCKVに応じてウインドウ領
域200内における垂直方向のライン数をカウントする
ものであり、ライン単位でカウントアップ動作が行われ
る。
【0057】ウインドウコンパレータ106は、パラメ
ータレジスタ群101のウインドウパラメータ値とウイ
ンドカウンタ群102の値とを比較してウインドウ領域
200内の走査位置を検出し、その走査位置検出信号を
タイミング制御回路107に供給する。また、ウインド
ウコンパレータ106は、ウインドウ垂直トータル値と
垂直カウンタ105cの値を比較し、それらが一致した
際にリセット信号をアドレス発生回路108に供給す
る。
【0058】タイミング制御回路107は、スクリーン
コンパレータ103からのスクリーン内走査位置検出信
号に基づいて、水平/垂直同期信号(Sync)、VR
AM30のリフレッシュ開始信号(Refresh)、
VRAM30の転送サイクル開始信号(Transfe
r)、ブリンク制御信号(Blink)、外部ビデオウ
インドウ表示イネーブル信号(Movie)、スクリー
ン内ハードウェアカーソル表示イネーブル信号(Cur
sor)を発生する。また、タイミング制御回路107
は、ウインドウコンパレータ106からのウインドウ内
走査位置検出信号に基づいて、ウインドウ表示イネーブ
ル信号(Display)、およびウインドウ内ハード
ウェアカーソル表示イネーブル信号(Cursor)を
発生する。
【0059】ここで、外部ビデオウインドウ表示イネー
ブル信号(Movie)、ハードウェアカーソル表示イ
ネーブル信号(Cursor)、およびウインドウ表示
イネーブル信号(Display)は、それぞれ外部ビ
デオウインドウ、ハードウェアカーソル、およびウイン
ドウ領域の表示期間を指定する表示イネーブル信号であ
り、水平表示期間信号と垂直表示期間信号から構成され
ている。
【0060】アドレス発生回路108は、ウインドウパ
ラメータ、水平カウンタ105bのカウント出力、およ
びラインコンペア信号に基づいて、VRAM30のRA
MからSAMへのデータ転送サイクルのための表示アド
レスを発生する。すなわち、VRAM30の転送サイク
ルでは、VRAM30のRAMの1ライン(例えば10
24画素)分のデータがSAMに転送されるが、その転
送対象のラインはアドレス発生回路108からの表示ア
ドレスによって決定される。この表示アドレスの値は、
ライン1を示すスタートアドレスから順に+1づつカウ
ントアップされ、480ラインを示す値に達するとリセ
ット信号によってスタートアドレスに戻される。また、
このカウントアップ動作は、水平カウンタ105bのカ
ウント出力が640ドットを示す度に行われる。
【0061】次に、図5のタイミングチャートを参照し
て、図3のCRTC16による表示タイミング制御動作
を説明する。ここでは、図2に示したように、XGA仕
様の1024×768ドットのスクリーン領域100上
にVGA仕様の640×480ドットの中解像度のウイ
ンドウ領域200画面を表示する場合を想定する。ウイ
ンドウ領域の表示開始位置の座標は(Xw,Yw)で指
定されているものとする。
【0062】図5において、(a)はタイミング制御回
路107からディスプレイモニタに供給される水平同期
信号(H−SYNC)であり、(b)はタイミング制御
回路107によって生成される1水平走査期間内のウイ
ンドウ表示イネーブル信号(H−Display)であ
る。スクリーン領域100にXGA仕様の1024×7
68ドットの高解像度画面を表示する際には、水平同期
信号(H−SYNC)によって規定される1水平ライン
内に1024ドット分のデータ表示が実行されるように
スクリーン領域100が走査される。この走査タイミン
グに同期して、水平カウンタ102bおよび垂直カウン
タ102cからは、(c),(d)にそれぞれ示すよう
なスクリーン領域100上の走査位置を示すXアドレス
(X−ADDR)とYアドレス(Y−ADDR)が出力
される。Xアドレス(X−ADDR)は、走査対象のド
ットに応じて順次増分される。また、Yアドレス(Y−
ADDR)は、走査対象の表示ラインが更新される度に
増分される。
【0063】(e),(f),(g),(h),(i)
は、それぞれ走査位置を示すY座標=Y0 〜Yw−1 、
Y座標=Yw、Y座標=Yw+1、Y座標=Yw+48
0、Y座標=Yw+481〜Y767の時におけるVR
AMアクセスタイミングを示すものである。ここで、
“XX”は、VGAのデータをVRAM30のRAMか
らSAMへ転送するためのデータ転送サイクルを示して
いる。このデータ転送サイクルは、図示のように、水平
ブランキング期間において設定され、水平ブランクング
期間毎にデータ転送サイクルのために表示アドレスが更
新される。
【0064】データ転送サイクルでは、表示アドレスに
よって指定されるVRAM30の1ライン分のデータ
(1024ドット)が読み出される。Y座標=Y0 〜Y
w−1 の範囲およびYw+481〜Y767の範囲で
は、CRTC161のみが動作し、ウインドウCRTC
162は動作されない。Y座標=YwからYw+480
の範囲では、ウインドウCRTC162の制御により、
データ転送サイクルのための表示アドレスが発生され
る。この表示アドレスの値は、水平カウンタ105bが
640ドットを数える度に+1カウンアップされる。そ
して、1024ドットのうちの640ドット分のデータ
が、ウインドウ表示イネーブル信号(H−Displa
y)の期間ディスプレイに表示される。
【0065】以上のように、図3のCRTC16を利用
することにより、VGA仕様の640×480ドットの
中解像度データは、ウインドウパラメータで指定される
ウインドウ領域200に表示される。したがって、図6
に示されているように、ウインドウパラメータによって
表示開始位置座標およびウインドウサイズ(水平総文字
数、垂直総ライン数)を変更することによって、102
4×768ドットのスクリーン100上の任意の位置に
任意の大きさでVGAデータを表示する事ができる。こ
の場合、ウインドウサイズを640×480ドットより
も小さくすると、VGA仕様の640×480ドットの
中解像度データの一部だけがそのウインドウ領域200
内に表示されることになる。
【0066】このようなウインドウ領域200の表示位
置の制御は、外部ビデオデータについても同様におこな
われる。以下、図7および図8を参照して、VGAデー
タ、外部ビデオデータ、ハードウェアカーソルの重ね合
わせ表示を行う場合を例にとって、図1の表示コントロ
ーラ10全体の動作を説明する。
【0067】図7には、図1の表示コントローラ10に
おけるデータの流れと2つのCRTC161,162に
よるタイミング制御との関係が模式的に示されている。
ここでは、ハードウェアカーソルを表示するためのスプ
ライト表示開始位置座標が(Xs,Ys)、外部ビデオ
データを表示するための外部ビデオウインドウの表示開
始位置座標が(Xv,Yv)、アプリケーションプログ
ラムによって作成されたVGA等のデータを表示するた
めのウインドウ領域開始位置座標が(Xw,Yw)に指
定されている場合を想定する。
【0068】これら座標データ(Xs,Ys),(X
v,Yv),(Xw,Yw)は、スクリーンコンパレー
タ103内のコンパレータ103a,103b,103
cによってそれぞれ水平カウンタ102bのXアドレス
および垂直カウンタ102CのYアドレスと比較され
る。
【0069】まず、垂直カウンタ102Cの値がYsに
一致すると、タイミング制御回路107のスプライ表示
タイミング回路107aが動作し、スプライト表示回路
27にイネーブル信号が与えられる。スプライト表示回
路27は、シリアライザ20を介してスプライトメモリ
19から読み出されるスプライトデータにしたがってス
プライトカラーレジスタ25の値をスプライト表示デー
タとして出力する。次いで、水平カウンタ102bの値
がXsに一致すると、スプライ表示タイミング回路10
7aは、ハードウェアカーソル表示イネーブル信号(C
ursor)を発生する。このハードウェアカーソル表
示イネーブル信号(Cursor)はCRTビデオマル
チプレクサ26に送られ、これによってスプライト表示
データがビデオデータとして選択される。
【0070】また、垂直カウンタ102Cの値がYvに
一致すると、タイミング制御回路107の外部ビデオ表
示タイミング回路107bが動作し、次いで水平カウン
タ102bの値がXvに一致した際に、外部ビデオウイ
ンドウ表示イネーブル信号(Movie)が発生され
る。この外部ビデオウインドウ表示イネーブル信号(M
ovie)は、CRTビデオマルチプレクサ26に送ら
れ、これによって外部ビデオデータがビデオデータとし
て選択される。
【0071】同様に、垂直カウンタ102Cの値がYw
に一致すると、ウインドウCRTC162が動作し、V
RAM30からVGAデータを読み出すための表示アド
レスが発生される。VGAデータは、表示制御回路30
0によってCRTビデオデータに変換される。次いで、
水平カウンタ102bの値がXwに一致すると、ウイン
ドウCRTC162は、ウインドウ表示イネーブル信号
(Display)を発生する。このウインドウ表示イ
ネーブル信号(Display)はCRTビデオマルチ
プレクサ26に送られ、これによってVGAデータが選
択される。
【0072】このようなビデオデータの選択動作によ
り、図8に示されているように、1024×768画素
のスクリーン領域100上にVGAアプリケーション用
ウインドウ領域200、動画などの外部ビデオウインド
ウ領域500、ハードウェアカーソルなどのスプライト
領域400を重ね合わせ表示することができる。この場
合、重複表示部分では優先度制御が行われ、VGAアプ
リケーション用ウインドウ領域200、外部ビデオウイ
ンドウ領域500、スプライト領域400のいずれか1
つのデータだけが選択される。図においては、スプライ
ト、外部ビデオウインドウ、VGAアプリケーションの
優先順位で表示されている場合が示されている。このよ
うな優先度制御は、例えばCRTビデオマルチプレクサ
26の制御入力段に表示期間信号間の演算を演算回路を
設けることによって容易に実現できる。
【0073】また、VGAアプリケーション用ウインド
ウ領域200以外の領域にボーダー色を表示するための
制御は、ボーダー色データを発生する回路を表示制御回
路300内に設け、マルチプレクサ26によってそのボ
ーダー色データをウインドウ表示イネーブル信号(Di
splay)の非発生期間に選択させることなどにより
実現できる。この場合、マルチプレクサ26の制御は、
水平/垂直同期信号と水平/垂直の表示イネーブル信号
(Display)とからボーダー領域を示す信号を生
成し、その信号によって行う事ができる。
【0074】以上説明したように、この表示コントロー
ラ10においては、スクリーンCRTC161とウイン
ドウCRTC162の2つの表示タイミング制御回路が
設けられており、スクリーンCRTC161はスクリー
ンパラメータに従って1024×768画素のスクリー
ン領域100を制御するための同期信号などを発生し、
またウインドウCRTC162はウインドウパラメータ
に従ってウインドウ領域200の表示を制御する。スク
リーンCRTC161によってウインドウ領域200の
表示開始位置が検出されると、ウインドウCRTC16
2によるウインドウ領域200の表示制御が開始され、
これによってVRAM30のスタートアドレスからVG
Aデータが順次読み出されてビデオデータに変換され
る。このビデオデータは、ウインドウ表示イネーブル信
号(Display)によって規定されるウインドウ領
域の表示期間中ディスプレイモニタに供給され、これに
よってウインドウ領域にビデオデータが表示される。
【0075】この場合、ウインドウ領域200の位置お
よび大きさは、パラメータレジスタ群にセットするウイ
ンドウパラメータの値によってプログラマブルに変更で
きる。したがって、高解像度表示画面上にVGAアプリ
ケーションプログラムによって作成された中解像度のデ
ータを任意の位置および任意の大きさで表示することが
可能となる。
【0076】また、アプリケーションプログラムによる
VRAM30への描画開始位置に対応するスタートアド
レスからデータが読み出されるので、VRAM30のデ
ータ格納位置を変更することなく、既存のアプリケーシ
ョンプログラムをそのまま利用した状態でウインドウ表
示を行う事ができる。
【0077】さらに、パラメータマルチプレクサ104
によってスクリーンパラメータの代わりにウインドウパ
ラメータをスクリーンCRTC161に供給することに
より、スクリーンCRTC161で使用されるパラメー
タ値がウインドウCRTC162で使用されるウインド
ウパラメータ値と同一となり、ウインドウ領域200の
サイズに対応する水平/垂直同期信号が発生される。こ
の場合、CRTディスプレイ50を使用した場合には、
VGAアプリケーションプログラムによって作成された
640×480画素のデータを、CRTディスプレイ5
0の表示画面全体にフルスクリーンモードで表示するこ
とができる。
【0078】なお、ウインドウCRTC162はスクリ
ーンCRTC161とほぼ同様のゲート回路によって実
現できるので、従来のCRTCの回路レイアウトを有効
利用するウインドウCRTC162を設計する事ができ
る。
【0079】なお、上記実施例では、XGA仕様の画面
にVGAのウィンドウを表示する場合について説明した
が、SVGA(Super Video Graphi
csArray)の画面にVGAをのウインドウを表示
するように構成してもよい。
【0080】図9及至12はこの発明の第3実施例を示
すブロック図であり、図1に示すCRTC16にスクリ
ーンCRTC161と、アプリケーションウインドウC
RTC162と、外部ビデオウインドウCRTC163
とを備えている。この実施例によれば、ノーマル解像度
(例えばVGAデータ)と高解像度(例えばXGAデー
タ)と、外部ビデオデータとを任意の位置に任意のサイ
ズで重ね合わせ表示可能である。スクリーンCRTC1
61にはディスプレイアドレスジェネレータ102dが
設けられる。画像メモリ30にはCPU1からの表示デ
ータの他に、アクセラレータからの表示データ、アナロ
グ外部ビデオデータがA/Dコンバータ33を介してデ
ジタルに変換されたデジタル外部ビデオデータ、さらに
ビデオCDからのデジタルビデオデータがマルチプレク
サ31により選択されて画像メモリ30に取り込まれ
る。画像メモリ30にはスクリーンCRTC161から
の表示アドレス、外部ビデオウインドウCRTC163
からの表示アドレス、およびアプリケーションウインド
ウCRTC162からの表示アドレスがマルチプレクサ
35により選択され入力される。ビデオ表示制御回路3
7は入力されたYUV信号をRGB信号に変換する回
路、拡大/縮小回路等から構成される。
【0081】図10はスクリーンCRTC161の詳細
ブロック図を、図11は外部ビデオCRTC163の詳
細ブロック図を、図12はアプリケーションウインドウ
CRTC162の詳細ブロック図をそれぞれ示す。外部
ビデオウインドウCRTC163とアプリケーションウ
インドウCRTC162の内部構成は同様の構成であ
る。スクリーンCRTC161、外部ビデオウインドウ
CRTC163、アプリケーションウインドウCRTC
162の各部機能は、図3のそれと実質的に同じなの
で、同符号を付してその説明を省略する。
【0082】図13はこの発明の第4実施例を示すブロ
ック図であり、スクリーンCRTC161と外部ビデオ
ウインドウCRTC163とを設けノーマル解像度の表
示データと外部ビデオデータとを重ね合わせ表示する場
合の実施例を示す。この実施例では、例えばVGAデー
タと動画データとを任意の位置に任意のサイズで表示可
能である。この実施例における各部の動作は第3実施例
と同様なので、その説明を省略する。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、VRAMの書き換え無しで、中低解像度のデータを
高解像度画面上に、任意の位置及び任意の大きさのウイ
ンドウとして表示することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係わる表示制御装置全体
の構成を示すブロック図。
【図2】図1の表示制御装置に設けられたスクリーンC
RTCとウインドウCRTCを用いた表示制御の原理を
説明するための図。
【図3】図1の表示制御装置に設けられたスクリーンC
RTCとウインドウCRTCの具体的な構成の一例を示
すブロック図。
【図4】図3のスクリーンCRTCおよびウインドウC
RTCによって参照されるパラメータレジスタ群を説明
するための図。
【図5】図3のスクリーンCRTCおよびウインドウC
RTCによって実行される表示タイミングの制御動作を
説明するタイミングチャート。
【図6】図2のウインドウパラメータ値とウインドウ領
域の表示位置との対応関係の一例を示す図。
【図7】図1の表示制御装置によって重ね合わせ表示を
行う場合におけるデータの流れとCRTCによるタイミ
ング制御との関係を模式的に示すブロック図。
【図8】図1の表示制御装置によって重ね合わせ表示を
行った場合の表示画面の一例を示す図。
【図9】表示コントローラ10におけるデータの流れ
と、VGAデータとXGAデータと外部ビデオデータと
の重ね合わせ表示を行う場合のスクリーンCRTCと、
アプリケーションウインドウCRTCと外部ビデオCR
TCによるタイミング制御との関係を模式的に示す図。
【図10】図9に示すスクリーンCRTCの詳細ブロッ
ク図。
【図11】図9に示す外部ビデオCRTCの詳細ブロッ
ク図。
【図12】図9に示すアプリケーションウインドウCR
TCの詳細部ブロック図。
【図13】表示コントローラ10におけるデータの流れ
と、VGAデータと外部ビデオデータとの重ね合わせ表
示を行う場合のスクリーンCRTCと外部ビデオCRT
Cによるタイミング制御との関係を模式的に示す図。
【符号の説明】
4…表示制御システム、10…ディスプレスコントロー
ラ、12…システムインターフェース、14…メモリ制
御回路、16…CRTC、30…VRAM、101…パ
ラメータレジスタ群、102…スクリーンカウンタ群、
103…スクリーンコンパレータ、104…パラメータ
マルチプレクサ、105…ウインドウカウンタ群、10
6…ウインドウコンパレータ、107…タイミング制御
回路、108…表示アドレス発生回路、161…スクリ
ーンCRTC、162…ウインドウCRTC。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータシステムのディスプレイモ
    ニタを制御する表示制御装置において、 前記コンピュータシステムによって実行されるアプリケ
    ーションプログラムによって作成された表示データが所
    定の格納開始位置から格納される画像メモリと、 前記システムから指示された各種パラメータ値がセット
    される書き換え可能なパラメータレジスタ群であって、
    前記ディスプレイモニタに表示可能な全表示画面領域の
    サイズを指定するスクリーンパラメータ、および前記全
    表示画面領域内に表示すべきウインドウ領域の表示開始
    位置およびサイズを指定するウインドウパラメータがセ
    ットされるパラメータレジスタ群と、 前記スクリーンパラメータに従って前記全表示画面領域
    を制御する第1の表示制御回路であって、前記全表示画
    面領域を前記ディスプレイモニタに表示するための走査
    タイミングに応じて前記ディスプレイモニタの水平およ
    び垂直同期信号を発生する手段と、前記走査タイミング
    に応じて前記全表示画面上の走査位置を示す座標アドレ
    スを発生する手段と、前記ウインドウパラメータによっ
    て指定されるウインドウ領域表示開始位置と前記座標ア
    ドレスの値とを比較し、その比較結果に基づいて前記全
    表示画面上の走査位置が前記ウインドウ領域の表示開始
    位置に達したことを示すウインドウ領域検出信号を発生
    する手段とを含む第1の表示制御回路と、 前記ウインドウパラメータに従って前記ウインドウ領域
    を制御する第2の表示制御回路であって、前記ウインド
    ウ領域検出信号に応答して前記ウインドウ領域に対応す
    る表示期間を示す表示イネーブル信号を発生する手段
    と、前記ウインドウ領域検出信号に応答して前記画像メ
    モリの前記格納開始位置から前記表示データを読み出す
    ためのメモリアドレスを発生する手段とを含む第2の表
    示制御回路と、 この第2の表示制御回路から発生されるメモリアドレス
    に従って前記画像メモリの格納開始位置から前記表示デ
    ータを読み出し、その表示データを前記ディスプレイモ
    ニタに供給するためのビデオデータに変換する手段と、 前記ウインドウ領域に前記アプリケーションプログラム
    によって作成された表示データが表示されるように、前
    記表示イネーブル信号によって指定される表示期間中前
    記ビデオデータを前記ディスプレイモニタに供給する手
    段とを具備することを特徴とする表示制御装置。
  2. 【請求項2】 前記パラメータレジスタ群に設けられ、
    外部から供給される外部ビデオデータを前記全表示画面
    領域内に表示するための第2ウインドウ領域の表示開始
    位置およびそのウインドウサイズを指定する第2のウイ
    ンドウパラメータがセットされるレジスタと、 前記第1の表示制御回路に設けられ、前記第2のウイン
    ドウパラメータによって指定されるウインドウ領域表示
    開始位置と前記座標アドレスの値とを比較し、その比較
    結果に基づいて前記全表示画面上の走査位置が前記第2
    ウインドウ領域の表示開始位置に達したことを示す第2
    のウインドウ領域検出信号を発生する手段と、 前記第2の表示制御回路に設けられ、前記第2のウイン
    ドウ領域検出信号に応答して前記第2のウインドウ領域
    に対応する表示期間を示す第2の表示イネーブル信号を
    発生する手段と、 前記第2ウインドウ領域に前記外部ビデオデータが表示
    されるように、前記第2の表示イネーブル信号によって
    指定される表示期間中前記外部ビデオデータを前記ディ
    スプレイモニタに供給する手段とをさらに具備すること
    を特徴とする請求項1記載の表示制御装置。
  3. 【請求項3】 前記パラメータレジスタ群に設けられ、
    前記ディスプレイモニタに前記表示データをフルスクリ
    ーンモードで表示するか否かを指定するフルスクリーン
    モードパラメータがセットされるレジスタと、 前記フルスクリーンモードパラメータによってフルスク
    リーンモードが指定された時、前記ウインドウ領域がフ
    ルスクリーンモードで表示されるように前記第1の表示
    制御回路によって参照されるパラメータ値を前記スクリ
    ーンパラメータから前記ウインドウパラメータに切り替
    える手段をさらに具備することを特徴とする請求項1記
    載の表示制御装置。
  4. 【請求項4】 前記ディスプレイモニタは第1解像度の
    フラットパネルディスプレイであり、前記画像メモリに
    は前記第1解像度よりも解像度の低い第2解像度の表示
    データが格納され、前記スクリーンパラメータは、前記
    フラットパネルディスプレイに前記第1解像度で表示す
    るための表示画面領域の総水平文字数および総垂直ライ
    ン数を含み、前記ウインドウパラメータは、前記第2解
    像度の表示データを表示すべきウインドウ領域の表示開
    始位置および総水平文字数および総垂直ライン数を含
    み、前記アプリケーションプログラムにより作成された
    表示データは前記第2解像度の表示データであることを
    特徴とする請求項1記載の表示制御装置。
  5. 【請求項5】前記全表示画面上の走査位置を示す座標ア
    ドレスがハードウェアカーソル表示開始位置を示す座標
    アドレスと一致したとき、ハードウェアカーソル表示イ
    ネーブル信号を出力し、それによりハードウェアカーソ
    ルを表示するハードウェアカーソル表示タイミング回路
    をさらに有することを特徴とする請求項1記載の表示制
    御装置。
  6. 【請求項6】コンピュータシステムのディスプレイモニ
    タを制御する表示制御装置において、 前記コンピュータシステムによって実行されるアプリケ
    ーションプログラムによって作成された表示データが所
    定の格納開始位置から格納される画像メモリと、 前記システムから指示された各種パラメータ値がセット
    される書き換え可能なパラメータレジスタ群であって、
    前記ディスプレイモニタに表示可能な全表示画面領域の
    サイズを指定するスクリーンパラメータ、前記全表示画
    面領域内に表示すべきアプリケーションプログラムのウ
    インドウ領域の表示開始位置およびサイズを指定するア
    プリケーションウインドウパラメータ、および前記全表
    示画面領域内に表示すべき外部ビデオデータのウインド
    ウ領域の表示開始位置およびサイズを指定する外部ビデ
    オウインドウパラメータがセットされるパラメータレジ
    スタ群と、 前記スクリーンパラメータに従って前記全表示画面領域
    を制御する第1の表示制御回路であって、前記全表示画
    面領域を前記ディスプレイモニタに表示するための走査
    タイミングに応じて前記ディスプレイモニタの水平およ
    び垂直同期信号を発生する手段と、前記走査タイミング
    に応じて前記全表示画面上の走査位置を示す座標アドレ
    スを発生する手段と、前記アプリケーションウインドウ
    パラメータによって指定されるアプリケーションウイン
    ドウ領域表示開始位置と前記座標アドレスの値とを比較
    し、その比較結果に基づいて前記全表示画面上の走査位
    置が前記アプリケーションウインドウ領域の表示開始位
    置に達したことを示すアプリケーションウインドウ領域
    検出信号を発生する手段と、前記外部ビデオウインドウ
    パラメータによって指定される外部ビデオウインドウ領
    域表示開始位置と前記座標アドレスの値とを比較し、そ
    の比較結果に基づいて前記全表示画面上の走査位置が前
    記外部ビデオウインドウ領域の表示開始位置に達したこ
    とを示す外部ビデオウインドウ領域検出信号を発生する
    手段とを含む第1の表示制御回路と、 前記アプリケーションウインドウパラメータに従って前
    記アプリケーションウインドウ領域を制御する第2の表
    示制御回路であって、前記アプリケーションウインドウ
    領域検出信号に応答して前記アプリケーションウインド
    ウ領域に対応する表示期間を示す表示イネーブル信号を
    発生する手段と、前記アプリケーションウインドウ領域
    検出信号に応答して前記画像メモリの前記格納開始位置
    から前記表示データを読み出すためのメモリアドレスを
    発生する手段とを含む第2の表示制御回路と、 前記外部ビデオウインドウパラメータに従って前記外部
    ビデオウインドウ領域を制御する第3の表示制御回路で
    あって、前記外部ビデオウインドウ領域検出信号に応答
    して前記外部ビデオウインドウ領域に対応する表示期間
    を示す表示イネーブル信号を発生する手段と、前記外部
    ビデオウインドウ領域検出信号に応答して前記画像メモ
    リの前記格納開始位置から前記表示データを読み出すた
    めのメモリアドレスを発生する手段とを含む第3の表示
    制御回路と、 この第2および第3の表示制御回路のうちの選択された
    表示制御回路から発生されるメモリアドレスに従って前
    記画像メモリの格納開始位置から前記表示データを読み
    出し、その表示データを前記ディスプレイモニタに供給
    するためのビデオデータに変換する手段と、 前記アプリケーションウインドウ領域に前記アプリケー
    ションプログラムによって作成された表示データが、お
    よび前記外部ビデオウインドウ領域に前記外部ビデオデ
    ータが表示されるように、前記表示イネーブル信号によ
    って指定される表示期間中前記ビデオデータを前記ディ
    スプレイモニタに供給する手段とを具備することを特徴
    とする表示制御装置。
  7. 【請求項7】前記全表示画面上の走査位置を示す座標ア
    ドレスがハードウェアカーソル表示開始位置を示す座標
    アドレスと一致したとき、ハードウェアカーソル表示イ
    ネーブル信号を出力し、それによりハードウェアカーソ
    ルを表示するハードウェアカーソル表示タイミング回路
    をさらに有することを特徴とする請求項6記載の表示制
    御装置。
  8. 【請求項8】コンピュータシステムのディスプレイモニ
    タを制御する表示制御装置において、 前記コンピュータシステムによって実行されるアプリケ
    ーションプログラムによって作成された表示データが所
    定の格納開始位置から格納される画像メモリと、 前記システムから指示された各種パラメータ値がセット
    される書き換え可能なパラメータレジスタ群であって、
    前記ディスプレイモニタに表示可能な全表示画面領域の
    サイズを指定するスクリーンパラメータ、および前記全
    表示画面領域内に表示すべき外部ビデオデータのウイン
    ドウ領域の表示開始位置およびサイズを指定する外部ビ
    デオウインドウパラメータがセットされるパラメータレ
    ジスタ群と、 前記スクリーンパラメータに従って前記全表示画面領域
    を制御する第1の表示制御回路であって、前記全表示画
    面領域を前記ディスプレイモニタに表示するための走査
    タイミングに応じて前記ディスプレイモニタの水平およ
    び垂直同期信号を発生する手段と、前記走査タイミング
    に応じて前記全表示画面上の走査位置を示す座標アドレ
    スを発生する手段と、前記外部ビデオウインドウパラメ
    ータによって指定される外部ビデオウインドウ領域表示
    開始位置と前記座標アドレスの値とを比較し、その比較
    結果に基づいて前記全表示画面上の走査位置が前記外部
    ビデオウインドウ領域の表示開始位置に達したことを示
    す外部ビデオウインドウ領域検出信号を発生する手段と
    を含む第1の表示制御回路と、 前記外部ビデオウインドウパラメータに従って前記外部
    ビデオウインドウ領域を制御する第2の表示制御回路で
    あって、前記外部ビデオウインドウ領域検出信号に応答
    して前記外部ビデオウインドウ領域に対応する表示期間
    を示す表示イネーブル信号を発生する手段と、前記外部
    ビデオウインドウ領域検出信号に応答して前記画像メモ
    リの前記格納開始位置から前記表示データを読み出すた
    めのメモリアドレスを発生する手段とを含む第2の表示
    制御回路と、 この第2の表示制御回路から発生されるメモリアドレス
    に従って前記画像メモリの格納開始位置から前記表示デ
    ータを読み出し、その表示データを前記ディスプレイモ
    ニタに供給するためのビデオデータに変換する手段と、 前記外部ビデオウインドウ領域に前記外部ビデオデータ
    が表示されるように、前記表示イネーブル信号によって
    指定される表示期間中前記ビデオデータを前記ディスプ
    レイモニタに供給する手段とを具備することを特徴とす
    る表示制御装置。
  9. 【請求項9】前記全表示画面上の走査位置を示す座標ア
    ドレスがハードウェアカーソル表示開始位置を示す座標
    アドレスと一致したとき、ハードウェアカーソル表示イ
    ネーブル信号を出力し、それによりハードウェアカーソ
    ルを表示するハードウェアカーソル表示タイミング回路
    をさらに有することを特徴とする請求項8記載の表示制
    御装置。
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