JPH07232346A - クッションカバーを下型の型面にセットするためのセット方法およびセット用装置 - Google Patents
クッションカバーを下型の型面にセットするためのセット方法およびセット用装置Info
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- JPH07232346A JPH07232346A JP6025202A JP2520294A JPH07232346A JP H07232346 A JPH07232346 A JP H07232346A JP 6025202 A JP6025202 A JP 6025202A JP 2520294 A JP2520294 A JP 2520294A JP H07232346 A JPH07232346 A JP H07232346A
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- cushion cover
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Landscapes
- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】クッションカバーをクッションパッドと一体成
形する際に、クッションカバーを下型の型面に機械的に
セットして確実なセットを行う。 【構成】クッションカバー21を裏面を上側にした状態
でその全周縁部を第1把持治具11で下型22の型面2
2bの上端面22aに把持し、次いで下型22に圧力気
体を導入してクッションカバー21を上方へ膨出させて
クッションカバー21の膨出周縁部21aを第2把持治
具16で把持し、その後前記圧力気体の導入を停止して
前記第2把持治具16を介してクッションカバー21の
膨出周縁部21aを下型22の型面22bの底部周縁部
に沿わせて配置し、最後に下型22に対して気体を吸引
してクッションカバー21を下型22の型面22bに密
着させる。
形する際に、クッションカバーを下型の型面に機械的に
セットして確実なセットを行う。 【構成】クッションカバー21を裏面を上側にした状態
でその全周縁部を第1把持治具11で下型22の型面2
2bの上端面22aに把持し、次いで下型22に圧力気
体を導入してクッションカバー21を上方へ膨出させて
クッションカバー21の膨出周縁部21aを第2把持治
具16で把持し、その後前記圧力気体の導入を停止して
前記第2把持治具16を介してクッションカバー21の
膨出周縁部21aを下型22の型面22bの底部周縁部
に沿わせて配置し、最後に下型22に対して気体を吸引
してクッションカバー21を下型22の型面22bに密
着させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クッションパッドとこ
れを被覆するクッションカバーとを気体の吹出および吸
引可能な型面を有する下型を使用して一体成形してクッ
ション構造体を成形する際の前記クッションカバーを前
記下型の型面にセットするためのセット方法、およびセ
ット用装置に関するものである。
れを被覆するクッションカバーとを気体の吹出および吸
引可能な型面を有する下型を使用して一体成形してクッ
ション構造体を成形する際の前記クッションカバーを前
記下型の型面にセットするためのセット方法、およびセ
ット用装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】クッションパッドとこれ被覆するクッシ
ョンカバーとからなるクッション構造体を製造する方法
として、クッションパッドをクッションカバーと一体発
泡により成形する方法が安価な製造方法として採用され
る。かかる成形方法を採る場合には、下型として気体が
吸引可能な型面を有する下型を採用して、図6に示す順
序で成形される。同図(a)は、クッションカバー1を
下型2の内部に挿入して同型の型面2aに沿わせ、この
状態にあるクッションカバー1の全周縁部を枠状の把持
治具3で下型2の上端面2bに把持した状態を示してい
るもので、クッションカバー1はその後同図(b)に示
すように、気体を矢印に示すように吸引しつつ手で型面
の底部周縁部に沿わせて位置決めして密着され、その後
同図(c)に示すように、下型2の上方を上型4で閉止
してウレンタンフォームの原液を型内に供給して発泡成
形される。
ョンカバーとからなるクッション構造体を製造する方法
として、クッションパッドをクッションカバーと一体発
泡により成形する方法が安価な製造方法として採用され
る。かかる成形方法を採る場合には、下型として気体が
吸引可能な型面を有する下型を採用して、図6に示す順
序で成形される。同図(a)は、クッションカバー1を
下型2の内部に挿入して同型の型面2aに沿わせ、この
状態にあるクッションカバー1の全周縁部を枠状の把持
治具3で下型2の上端面2bに把持した状態を示してい
るもので、クッションカバー1はその後同図(b)に示
すように、気体を矢印に示すように吸引しつつ手で型面
の底部周縁部に沿わせて位置決めして密着され、その後
同図(c)に示すように、下型2の上方を上型4で閉止
してウレンタンフォームの原液を型内に供給して発泡成
形される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の一
体発泡成形においては、クッションカバー1を作業者の
手作業で型面2aに位置決めするものであることから、
クッションカバー1の位置決め作業に時間を要するとと
もに、クッションカバー1は必ずしも正確にはセットさ
れず、発泡成形後のクッション構造体の外周面に皺が発
生したり、クッションカバー1がクッションパッドから
浮き上がる浮き上がり現象が発生するという問題があ
る。
体発泡成形においては、クッションカバー1を作業者の
手作業で型面2aに位置決めするものであることから、
クッションカバー1の位置決め作業に時間を要するとと
もに、クッションカバー1は必ずしも正確にはセットさ
れず、発泡成形後のクッション構造体の外周面に皺が発
生したり、クッションカバー1がクッションパッドから
浮き上がる浮き上がり現象が発生するという問題があ
る。
【0004】従って、本発明の目的は、クッションパッ
ドとこれを被覆するクッションカバーとを気体の吹出お
よび吸引可能な型面を有する下型を使用して一体成形し
てクッション構造体を成形する際に、前記クッションカ
バーを前記下型の型面にセットするためのセット方法お
よびセット用装置を提供して、上記した各問題に対処す
ることにある。
ドとこれを被覆するクッションカバーとを気体の吹出お
よび吸引可能な型面を有する下型を使用して一体成形し
てクッション構造体を成形する際に、前記クッションカ
バーを前記下型の型面にセットするためのセット方法お
よびセット用装置を提供して、上記した各問題に対処す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記したセット
方法およびセット用装置であり、当該セット方法は、前
記クッションカバーを裏面を上側にした状態でその全周
縁部を第1の把持治具を介して前記下型の型面の上端面
に把持し、次いで同下型に圧力気体を導入して前記クッ
ションカバーを上方へ膨出させて同クッションカバーの
膨出周縁部を第2の把持治具で把持し、その後前記圧力
気体の導入を停止して前記第2の把持治具を介して前記
クッションカバーの膨出周縁部を前記下型の型面の底部
周縁部に沿わせて配置し、最後に前記下型に対して気体
を吸引して前記クッションカバーを前記下型の型面に密
着させることを特徴とするものである。
方法およびセット用装置であり、当該セット方法は、前
記クッションカバーを裏面を上側にした状態でその全周
縁部を第1の把持治具を介して前記下型の型面の上端面
に把持し、次いで同下型に圧力気体を導入して前記クッ
ションカバーを上方へ膨出させて同クッションカバーの
膨出周縁部を第2の把持治具で把持し、その後前記圧力
気体の導入を停止して前記第2の把持治具を介して前記
クッションカバーの膨出周縁部を前記下型の型面の底部
周縁部に沿わせて配置し、最後に前記下型に対して気体
を吸引して前記クッションカバーを前記下型の型面に密
着させることを特徴とするものである。
【0006】また、本発明に係るセット用装置は、上記
したセット方法を実施するための装置であり、前記下型
の型面の上端面に載置されて同上端面との間で裏面が上
側の状態にある前記クッションカバーの全周縁部を把持
する把持治具と、前記下型の上方にて昇降可能に位置し
前記クッションカバーの膨出周縁部を把持した状態で下
降して同膨出周縁部を前記下型の型面の底部周縁部に挿
入する把持機構を具備していることを特徴とするもので
ある。当該セット装置においては、前記第1の把持治具
が前記クッションカバーの周縁部に対応する枠状の把持
治具であること、前記把持機構は互いに横方向に進退可
能に対向して位置し前進時前記クッションカバーの膨出
周縁部を挟持する一対のアームおよびこれら各アームを
進退させる第1の駆動手段からなる複数の把持治具と、
これら各把持治具を支持する支持部材と、同支持部材を
昇降させる第2の駆動手段を備えている構成を採ること
ができる。
したセット方法を実施するための装置であり、前記下型
の型面の上端面に載置されて同上端面との間で裏面が上
側の状態にある前記クッションカバーの全周縁部を把持
する把持治具と、前記下型の上方にて昇降可能に位置し
前記クッションカバーの膨出周縁部を把持した状態で下
降して同膨出周縁部を前記下型の型面の底部周縁部に挿
入する把持機構を具備していることを特徴とするもので
ある。当該セット装置においては、前記第1の把持治具
が前記クッションカバーの周縁部に対応する枠状の把持
治具であること、前記把持機構は互いに横方向に進退可
能に対向して位置し前進時前記クッションカバーの膨出
周縁部を挟持する一対のアームおよびこれら各アームを
進退させる第1の駆動手段からなる複数の把持治具と、
これら各把持治具を支持する支持部材と、同支持部材を
昇降させる第2の駆動手段を備えている構成を採ること
ができる。
【0007】
【発明の作用・効果】本発明のセット方法によれば、各
把持治具を使用することにより機械的にクッションカバ
ーを下型の型面にセットすることができ、このセット方
法においてはクッションカバーを下型の型面に正確かつ
迅速にセットされる。また、本発明のセット用装置を採
用すれば、把持機構の作用により上記したセット方法を
容易、かつ確実に実施することができる。
把持治具を使用することにより機械的にクッションカバ
ーを下型の型面にセットすることができ、このセット方
法においてはクッションカバーを下型の型面に正確かつ
迅速にセットされる。また、本発明のセット用装置を採
用すれば、把持機構の作用により上記したセット方法を
容易、かつ確実に実施することができる。
【0008】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明
するに、図1〜図3には本発明に係るクッションカバー
のセット用装置が示されている。当該セット用装置10
は、把持機構10aと第1把持治具11とにより構成さ
れていて、クッションカバー21を下型22の型面にセ
ットすべき機能する。第1把持治具11は下型22の上
端面22aに対応する形状の枠体であり、図2に示すよ
うに上端面22a上に載置されてクッションカバー21
の全周縁部を把持する。なお、下型22は同図に示すよ
うに中空状に形成されているとともに、その型面22b
には多数の流通穴が形成されていて、通気口22cを通
して付与される正圧および負圧の作用より型面22bの
各流通穴を通して空気が吹出および吸引される。
するに、図1〜図3には本発明に係るクッションカバー
のセット用装置が示されている。当該セット用装置10
は、把持機構10aと第1把持治具11とにより構成さ
れていて、クッションカバー21を下型22の型面にセ
ットすべき機能する。第1把持治具11は下型22の上
端面22aに対応する形状の枠体であり、図2に示すよ
うに上端面22a上に載置されてクッションカバー21
の全周縁部を把持する。なお、下型22は同図に示すよ
うに中空状に形成されているとともに、その型面22b
には多数の流通穴が形成されていて、通気口22cを通
して付与される正圧および負圧の作用より型面22bの
各流通穴を通して空気が吹出および吸引される。
【0009】把持機構10aは下型22の上方に配設さ
れているもので、ベース12に支持されて枠体13に連
結された複数の第1シリンダ14と、枠体13に支持さ
れた多数の第2シリンダ15と、各第2シリンダ15に
連結された第2把持治具16とにより構成されている。
枠体13は大型の下枠13aと小型の上枠13bとを互
いに連結してなるもので、下枠13aの四隅に各第1シ
リンダ14が連結されているとともに、上枠13bの左
右側部に各第2シリンダ15が並列して支持されてい
る。
れているもので、ベース12に支持されて枠体13に連
結された複数の第1シリンダ14と、枠体13に支持さ
れた多数の第2シリンダ15と、各第2シリンダ15に
連結された第2把持治具16とにより構成されている。
枠体13は大型の下枠13aと小型の上枠13bとを互
いに連結してなるもので、下枠13aの四隅に各第1シ
リンダ14が連結されているとともに、上枠13bの左
右側部に各第2シリンダ15が並列して支持されてい
る。
【0010】第2把持治具16は駆動部と把持部とから
なり、駆動部は図4および図5に示すように、シリンダ
本体16aと、シリンダ本体16a内に摺動可能に嵌合
されて端部がシリンダ本体16aの左右各壁部を外側へ
突出する左右一対のピストンロッド16bと、シリンダ
本体16a内に介装されて各ピストンロッド16bを内
側へ付勢する一対の圧縮スプリング16cと、シリンダ
本体16aの上面中央に連結されて同本体16a内の両
ピストンロッド16b間の空間に対して空気を給排する
給排パイプ16dとにより構成されている。給排パイプ
16dは第2シリンダ15のロッドを兼ねている。ま
た、第2把持治具16の把持部は、左右一対のアーム部
16eからなるもので、各アーム部16eは略J字状に
形成されている。各アーム部16eは上端部にて各ピス
トンロッド16bの突出端部に固定されていて、それら
の下端面16fが互いに対向して位置している。各アー
ム部16eの下端面16fは歯部状に形成されていて、
各圧縮スプリング16cの付勢力にて互いに当接して噛
合状態にある。各第2把持治具16は、図5に示すよう
に左右各ピストンロッド16bの突出端部にて各連結ロ
ッド17a,17bに固定されていて、各連結ロッド1
7a,17bを介して並列的に連結されている。
なり、駆動部は図4および図5に示すように、シリンダ
本体16aと、シリンダ本体16a内に摺動可能に嵌合
されて端部がシリンダ本体16aの左右各壁部を外側へ
突出する左右一対のピストンロッド16bと、シリンダ
本体16a内に介装されて各ピストンロッド16bを内
側へ付勢する一対の圧縮スプリング16cと、シリンダ
本体16aの上面中央に連結されて同本体16a内の両
ピストンロッド16b間の空間に対して空気を給排する
給排パイプ16dとにより構成されている。給排パイプ
16dは第2シリンダ15のロッドを兼ねている。ま
た、第2把持治具16の把持部は、左右一対のアーム部
16eからなるもので、各アーム部16eは略J字状に
形成されている。各アーム部16eは上端部にて各ピス
トンロッド16bの突出端部に固定されていて、それら
の下端面16fが互いに対向して位置している。各アー
ム部16eの下端面16fは歯部状に形成されていて、
各圧縮スプリング16cの付勢力にて互いに当接して噛
合状態にある。各第2把持治具16は、図5に示すよう
に左右各ピストンロッド16bの突出端部にて各連結ロ
ッド17a,17bに固定されていて、各連結ロッド1
7a,17bを介して並列的に連結されている。
【0011】このように構成したセット用装置10を使
用してクッションカバー21を下型22の型面22bに
セットするには、以下の方法が採られる。
用してクッションカバー21を下型22の型面22bに
セットするには、以下の方法が採られる。
【0012】先づ、クッションカバー21を図1に示す
ようにその裏面を上側になるように下型22内に挿入
し、第1把持治具11を下型22の上端面22aに載置
することによりこれら両者11,22a間でクッション
カバー21の全周縁部を把持する。この状態で下型22
内に圧縮空気を供給し、クッションカバー21を図2に
示すように上方へ膨出させて、上方に待機している把持
機構10aに対向させる。
ようにその裏面を上側になるように下型22内に挿入
し、第1把持治具11を下型22の上端面22aに載置
することによりこれら両者11,22a間でクッション
カバー21の全周縁部を把持する。この状態で下型22
内に圧縮空気を供給し、クッションカバー21を図2に
示すように上方へ膨出させて、上方に待機している把持
機構10aに対向させる。
【0013】次いで、把持機構10aを構成する各把持
治具16のシリンダ本体16aに圧縮空気を供給して、
各ピストンロッド16bを圧縮スプリング16cに抗し
て外側へ摺動させ、各アーム部16eを互いに離間させ
る。この状態で第2シリンダ15を作動させて把持治具
16下降させて、クッションカバー21の縫目部21a
(クッションカバー21の膨出周縁部)を各第2把持治
具16のアーム部16eの下端面の間に位置させる。そ
の後、シリンダ本体16aへの圧縮空気の供給を停止さ
せるとともに排出すると、両ピストンロッド16bは圧
縮スプリング16cの作用により後退して両アーム部1
6eを当接させ、この間でクッションカバー21の縫目
部21aが多数の部位で把持される。
治具16のシリンダ本体16aに圧縮空気を供給して、
各ピストンロッド16bを圧縮スプリング16cに抗し
て外側へ摺動させ、各アーム部16eを互いに離間させ
る。この状態で第2シリンダ15を作動させて把持治具
16下降させて、クッションカバー21の縫目部21a
(クッションカバー21の膨出周縁部)を各第2把持治
具16のアーム部16eの下端面の間に位置させる。そ
の後、シリンダ本体16aへの圧縮空気の供給を停止さ
せるとともに排出すると、両ピストンロッド16bは圧
縮スプリング16cの作用により後退して両アーム部1
6eを当接させ、この間でクッションカバー21の縫目
部21aが多数の部位で把持される。
【0014】その後、下型22への圧縮空気の供給を停
止するとともに、第2シリンダ15をさらに作動して全
ての把持治具16を下降させ、図3に示すように各アー
ム部16eの先端を下型22の型面22bの底部周縁部
に到達させ、最後に下型22内へ負圧を付与する。これ
により、クッションカバー21は裏面を上側として下型
22の型面22bに密着した状態でセットされる。
止するとともに、第2シリンダ15をさらに作動して全
ての把持治具16を下降させ、図3に示すように各アー
ム部16eの先端を下型22の型面22bの底部周縁部
に到達させ、最後に下型22内へ負圧を付与する。これ
により、クッションカバー21は裏面を上側として下型
22の型面22bに密着した状態でセットされる。
【0015】このように、本実施例においては、各把持
治具11,16を使用することにより機械的にクッショ
ンカバー21を下型22の型面22bにセットすること
ができ、このセット方法においてはクッションカバー2
1を下型22の型面22bに正確かつ迅速にセットする
ことができる。また、本実施例のセット用装置10を採
用すれば、把持機構10aの作用によりかかるセット方
法を容易、かつ確実に実施することができる。
治具11,16を使用することにより機械的にクッショ
ンカバー21を下型22の型面22bにセットすること
ができ、このセット方法においてはクッションカバー2
1を下型22の型面22bに正確かつ迅速にセットする
ことができる。また、本実施例のセット用装置10を採
用すれば、把持機構10aの作用によりかかるセット方
法を容易、かつ確実に実施することができる。
【図1】本発明に係るセット用装置の概略構成を示す斜
視図である。
視図である。
【図2】同装置の下型との関係を示す非作動状態での側
面図である。
面図である。
【図3】同装置の下型との関係を示す作動状態での側面
図である。
図である。
【図4】同装置の把持機構を構成する第2把持治具の縦
断正面図である。
断正面図である。
【図5】同把持治具の連結状態を示す斜視図である。
【図6】従来のセット方法を説明するための縦断面図で
ある。
ある。
10…セット用装置、10a…把持機構、11…第1把
持治具、13…枠体、14…第1シリンダ、15…第2
シリンダ、16…第2把持治具、16a…シリンダ本
体、16b…ピストンロッド、16c…圧縮スプリン
グ、16d…給排パイプ、16e…アーム部、21…ク
ッションカバー、21a…縫目部、22…下型、22a
…上端面、22b…型面。
持治具、13…枠体、14…第1シリンダ、15…第2
シリンダ、16…第2把持治具、16a…シリンダ本
体、16b…ピストンロッド、16c…圧縮スプリン
グ、16d…給排パイプ、16e…アーム部、21…ク
ッションカバー、21a…縫目部、22…下型、22a
…上端面、22b…型面。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29K 105:04 B29L 31:58
Claims (4)
- 【請求項1】クッションパッドとこれを被覆するクッシ
ョンカバーとを気体の吹出および吸引可能な型面を有す
る下型を使用して一体成形してクッション構造体を形成
する際の前記クッションカバーを前記下型の型面にセッ
トするためのセット方法であり、前記クッションカバー
を裏面を上側にした状態でその全周縁部にて第1の把持
治具を介して前記下型の型面の上端縁部に把持し、次い
で同下型に圧力気体を導入して前記クッションカバーを
上方へ膨出させて同クッションカバーの膨出周縁部を第
2の把持治具で把持し、その後前記圧力気体の導入を停
止して前記第2の把持治具を介して前記クッションカバ
ーの膨出周縁部を前記下型の型面の底部周縁部に沿わせ
て配置し、最後に前記下型に対して気体を吸引して前記
クッションカバーを前記下型の型面に密着させることを
特徴とするクッションカバーを下型の型面にセットする
ためのセット方法。 - 【請求項2】請求項1に記載のセット方法に使用するた
めのセット用装置であり、前記下型の型面の上端縁部に
載置されて同上端縁部との間で裏面を上側にした状態に
ある前記クッションカバーの全周縁部を把持する第1の
把持治具と、前記下型の上方にて昇降可能に位置し前記
クッションカバーの膨出周縁部を把持した状態で下降し
て同膨出周縁部を前記下型の型面の底部周縁部に挿入す
る把持機構を具備していることを特徴とするクッション
カバーを下型の型面にセットするためのセット用装置。 - 【請求項3】請求項2に記載のセット用装置において、
前記第1の把持治具が前記クッションカバーの周縁部に
対応する枠状の把持治具であることを特徴とするクッシ
ョンカバーを下型の型面にセットするためのセット用装
置。 - 【請求項4】請求項2または3に記載のセット用装置に
おいて、前記把持機構は互いに横方向に進退可能に対向
して位置し前進時前記クッションカバーの膨出周縁部を
挟持する一対のアームおよびこれら各アームを進退させ
る第1の駆動手段からなる複数の第2の把持治具と、こ
れら第2の把持治具を支持する支持部材と、同支持部材
を昇降させる第2の駆動手段を備えていることを特徴と
するクッションカバーを下型の型面にセットするための
セット用装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6025202A JPH07232346A (ja) | 1994-02-23 | 1994-02-23 | クッションカバーを下型の型面にセットするためのセット方法およびセット用装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6025202A JPH07232346A (ja) | 1994-02-23 | 1994-02-23 | クッションカバーを下型の型面にセットするためのセット方法およびセット用装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07232346A true JPH07232346A (ja) | 1995-09-05 |
Family
ID=12159372
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6025202A Pending JPH07232346A (ja) | 1994-02-23 | 1994-02-23 | クッションカバーを下型の型面にセットするためのセット方法およびセット用装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07232346A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005185487A (ja) * | 2003-12-25 | 2005-07-14 | T S Tec Kk | 車両用座席の製造装置 |
JP2010131829A (ja) * | 2008-12-03 | 2010-06-17 | Calsonic Kansei Corp | 樹脂成形部品の成形方法および装置 |
-
1994
- 1994-02-23 JP JP6025202A patent/JPH07232346A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005185487A (ja) * | 2003-12-25 | 2005-07-14 | T S Tec Kk | 車両用座席の製造装置 |
JP2010131829A (ja) * | 2008-12-03 | 2010-06-17 | Calsonic Kansei Corp | 樹脂成形部品の成形方法および装置 |
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