JPH07230643A - フライホイール装置およびその製造方法 - Google Patents
フライホイール装置およびその製造方法Info
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- JPH07230643A JPH07230643A JP6019340A JP1934094A JPH07230643A JP H07230643 A JPH07230643 A JP H07230643A JP 6019340 A JP6019340 A JP 6019340A JP 1934094 A JP1934094 A JP 1934094A JP H07230643 A JPH07230643 A JP H07230643A
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- disc
- flywheel
- outer peripheral
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F15/00—Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
- F16F15/30—Flywheels
- F16F15/305—Flywheels made of plastics, e.g. fibre reinforced plastics [FRP], i.e. characterised by their special construction from such materials
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B15/00—Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
- G11B15/18—Driving; Starting; Stopping; Arrangements for control or regulation thereof
- G11B15/26—Driving record carriers by members acting directly or indirectly thereon
- G11B15/28—Driving record carriers by members acting directly or indirectly thereon through rollers driving by frictional contact with the record carrier, e.g. capstan; Multiple arrangements of capstans or drums coupled to means for controlling the speed of the drive; Multiple capstan systems alternately engageable with record carrier to provide reversal
-
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- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
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- G11B15/29—Driving record carriers by members acting directly or indirectly thereon through rollers driving by frictional contact with the record carrier, e.g. capstan; Multiple arrangements of capstans or drums coupled to means for controlling the speed of the drive; Multiple capstan systems alternately engageable with record carrier to provide reversal through pinch-rollers or tape rolls
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、磁気記録再生装置などに使用する
フライホイール装置に関し、簡単な構成で安価に製造で
きるフライホイール装置を提供することを目的とする。 【構成】 金属製の円板22の中央の孔24にキャプス
タン軸10A,10Bを圧入した後に、アウトサート成
形により上記円板22の外周部及び中央部に樹脂を充填
して、溝28を有する外周樹脂部26、及び歯車部2
9,30を有する中央樹脂部27を形成するものであ
る。
フライホイール装置に関し、簡単な構成で安価に製造で
きるフライホイール装置を提供することを目的とする。 【構成】 金属製の円板22の中央の孔24にキャプス
タン軸10A,10Bを圧入した後に、アウトサート成
形により上記円板22の外周部及び中央部に樹脂を充填
して、溝28を有する外周樹脂部26、及び歯車部2
9,30を有する中央樹脂部27を形成するものであ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気記録再生装置など
に使用し、磁気テープの駆動を円滑に行うためのフライ
ホイール装置およびその製造方法に関するものである。
に使用し、磁気テープの駆動を円滑に行うためのフライ
ホイール装置およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は車載用の磁気記録再生装置(再生
専用装置も含む)などに使用するオーディオ用のカセッ
トを示している。図5において、1はカセットの本体、
2A,2Bは本体1内に回転自在に支持されたリールで
あり、このリール2A,2Bに磁気テープ3が巻回され
ている。4A,4Bは本体1の前面近傍に形成されたカ
セット位置決め用の孔、5A,5Bはキャプスタン軸が
挿入される孔である。
専用装置も含む)などに使用するオーディオ用のカセッ
トを示している。図5において、1はカセットの本体、
2A,2Bは本体1内に回転自在に支持されたリールで
あり、このリール2A,2Bに磁気テープ3が巻回され
ている。4A,4Bは本体1の前面近傍に形成されたカ
セット位置決め用の孔、5A,5Bはキャプスタン軸が
挿入される孔である。
【0003】図6は、車載用の磁気記録再生装置の要部
を示している。図6において、7A,7Bは基板6の折
曲側面に上下動可能に支持されたカセット案内部材であ
り、図5に示すカセットが上記カセット案内部材7A,
7Bに案内されて水平に挿入される。カセットがカセッ
ト案内部材7A,7Bに案内されて所定の位置まで挿入
されると、プランジャー8が作動し、このプランジャー
8の駆動力によりカセット案内部材7A,7Bが駆動さ
れカセット案内部材7A,7Bは基板6に接近するよう
に下降し、カセットを記録・再生位置に移動させる。9
A,9Bは基板6にカシメ止めされたカセット位置決め
ピンである。10A,10Bは基板6に固定された軸受
けにより回転自在に支持されたキャプスタン軸であり、
このキャプスタン軸10A,10Bの下端にはフライホ
イールが固定されている。11は基板6に摺動自在に支
持された摺動板であり、この摺動板11に磁気ヘッド1
2が保持されている。13A,13Bはリール駆動軸で
あり、このリール駆動軸13A,13Bはカセット内の
リール2A,2Bに係合し、モータ14の回転駆動力に
よりリール2A,2Bを回転駆動するものである。
を示している。図6において、7A,7Bは基板6の折
曲側面に上下動可能に支持されたカセット案内部材であ
り、図5に示すカセットが上記カセット案内部材7A,
7Bに案内されて水平に挿入される。カセットがカセッ
ト案内部材7A,7Bに案内されて所定の位置まで挿入
されると、プランジャー8が作動し、このプランジャー
8の駆動力によりカセット案内部材7A,7Bが駆動さ
れカセット案内部材7A,7Bは基板6に接近するよう
に下降し、カセットを記録・再生位置に移動させる。9
A,9Bは基板6にカシメ止めされたカセット位置決め
ピンである。10A,10Bは基板6に固定された軸受
けにより回転自在に支持されたキャプスタン軸であり、
このキャプスタン軸10A,10Bの下端にはフライホ
イールが固定されている。11は基板6に摺動自在に支
持された摺動板であり、この摺動板11に磁気ヘッド1
2が保持されている。13A,13Bはリール駆動軸で
あり、このリール駆動軸13A,13Bはカセット内の
リール2A,2Bに係合し、モータ14の回転駆動力に
よりリール2A,2Bを回転駆動するものである。
【0004】図6において、カセット案内部材7A,7
Bに挿入されたカセットが所定位置に達すると、プラン
ジャー8が作動し、カセット案内部材7A,7Bがプラ
ンジャー8の駆動力によって下降し、カセットのカセッ
ト位置決め用の孔4A,4Bにカセット位置決めピン9
A,9Bが挿入され、またカセットの孔5A,5Bには
キャプスタン軸10A,10Bが挿入され、さらにカセ
ットのリール2A,2Bにはリール駆動軸13A,13
Bが係合する。このようにカセットがカセットローディ
ング機構によって記録・再生位置まで移送されると、摺
動板11が摺動し、磁気ヘッド12がカセットの磁気テ
ープに接触するとともに、モータ14の回転駆動力によ
ってリール駆動軸13A,13Bが回転し、このリール
駆動軸13A,13Bに係合するリール2A,2Bが回
転し、再生動作または記録動作が行われる。なおモータ
14の回転駆動力はベルトを介してフライホイールに伝
えられてフライホイールが回転するが、このフライホイ
ールに固定されたキャプスタン軸10A,10Bも回転
し、この回転するキャプスタン軸10A,10Bとピン
チローラとにより磁気テープが走行されるものである。
Bに挿入されたカセットが所定位置に達すると、プラン
ジャー8が作動し、カセット案内部材7A,7Bがプラ
ンジャー8の駆動力によって下降し、カセットのカセッ
ト位置決め用の孔4A,4Bにカセット位置決めピン9
A,9Bが挿入され、またカセットの孔5A,5Bには
キャプスタン軸10A,10Bが挿入され、さらにカセ
ットのリール2A,2Bにはリール駆動軸13A,13
Bが係合する。このようにカセットがカセットローディ
ング機構によって記録・再生位置まで移送されると、摺
動板11が摺動し、磁気ヘッド12がカセットの磁気テ
ープに接触するとともに、モータ14の回転駆動力によ
ってリール駆動軸13A,13Bが回転し、このリール
駆動軸13A,13Bに係合するリール2A,2Bが回
転し、再生動作または記録動作が行われる。なおモータ
14の回転駆動力はベルトを介してフライホイールに伝
えられてフライホイールが回転するが、このフライホイ
ールに固定されたキャプスタン軸10A,10Bも回転
し、この回転するキャプスタン軸10A,10Bとピン
チローラとにより磁気テープが走行されるものである。
【0005】図7は上記フライホイールを示している。
図7において、15は金属粉が混入された樹脂を成形し
てなるフライホイールであり、このフライホイール15
が回転する際に所定の慣性モーメントを得るために金属
粉が混入されている。16はフライホイール15の外周
面に形成された断面V字状の溝であり、この溝16にベ
ルトが掛けられるものである。17、18はフライホイ
ール15の上面に一体に形成された歯車部であり、歯車
部17の回転駆動力が他の歯車を介してリール駆動軸1
3A,13Bに伝えられてリール駆動軸13A,13B
が回転されるものである。また早送り(FF)、早戻し
(REW)動作時には、歯車部18の回転駆動力が他の
歯車を介してリール駆動軸13A,13Bに伝えられて
リール駆動軸13A,13Bが回転されるものである。
10A,10Bはフライホイール15の中央に圧入され
たキャプスタン軸である。図8(A),(B),(C)
は上記フライホイール15を製造する工程を示してい
る。まず、図8(A)に示すように、金属粉が混入され
た樹脂を成形することにより、歯車部17,18が一体
に形成されたフライホイール15を作る。次に図8
(B)に示すように、フライホイール15の下面中央に
形成された穴19に金属からなる円筒形のブッシュ20
を圧入する。次に図8(C)に示すようにキャプスタン
軸10A,10Bをフライホイール15の中央孔21及
びブッシュ20に圧入して完成するものである。なお、
上記従来のフライホイール装置は所定の慣性モーメント
を得るために、金属粉が混入された特殊な樹脂を使用し
たり、キャプスタン軸10A,10Bをフライホイール
15に強固に固定するために金属製のブッシュ20を使
用するために、高価になる問題があった。
図7において、15は金属粉が混入された樹脂を成形し
てなるフライホイールであり、このフライホイール15
が回転する際に所定の慣性モーメントを得るために金属
粉が混入されている。16はフライホイール15の外周
面に形成された断面V字状の溝であり、この溝16にベ
ルトが掛けられるものである。17、18はフライホイ
ール15の上面に一体に形成された歯車部であり、歯車
部17の回転駆動力が他の歯車を介してリール駆動軸1
3A,13Bに伝えられてリール駆動軸13A,13B
が回転されるものである。また早送り(FF)、早戻し
(REW)動作時には、歯車部18の回転駆動力が他の
歯車を介してリール駆動軸13A,13Bに伝えられて
リール駆動軸13A,13Bが回転されるものである。
10A,10Bはフライホイール15の中央に圧入され
たキャプスタン軸である。図8(A),(B),(C)
は上記フライホイール15を製造する工程を示してい
る。まず、図8(A)に示すように、金属粉が混入され
た樹脂を成形することにより、歯車部17,18が一体
に形成されたフライホイール15を作る。次に図8
(B)に示すように、フライホイール15の下面中央に
形成された穴19に金属からなる円筒形のブッシュ20
を圧入する。次に図8(C)に示すようにキャプスタン
軸10A,10Bをフライホイール15の中央孔21及
びブッシュ20に圧入して完成するものである。なお、
上記従来のフライホイール装置は所定の慣性モーメント
を得るために、金属粉が混入された特殊な樹脂を使用し
たり、キャプスタン軸10A,10Bをフライホイール
15に強固に固定するために金属製のブッシュ20を使
用するために、高価になる問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記のように、上記従
来のフライホイール装置は、特殊な樹脂を使用したり、
金属製のブッシュを使用するために高価になる問題があ
った。
来のフライホイール装置は、特殊な樹脂を使用したり、
金属製のブッシュを使用するために高価になる問題があ
った。
【0007】本発明は、上記従来の問題を除去するもの
であり、構造が簡単で安価に製造できるフライホイール
装置およびその製造方法を提供するものである。
であり、構造が簡単で安価に製造できるフライホイール
装置およびその製造方法を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明は、
上記目的を達成するために、金属製の円板と、この円板
の中央の孔に圧入されたキャプスタン軸と、上記円板の
外周部に樹脂を充填してなる樹脂部と、この樹脂部の外
周面に形成された溝とからなることを特徴とするもので
ある。
上記目的を達成するために、金属製の円板と、この円板
の中央の孔に圧入されたキャプスタン軸と、上記円板の
外周部に樹脂を充填してなる樹脂部と、この樹脂部の外
周面に形成された溝とからなることを特徴とするもので
ある。
【0009】本発明の第2の発明は、金属製の円板の中
央に孔を形成するとともに、孔の孔縁部に円筒部を形成
することを特徴とするものである。
央に孔を形成するとともに、孔の孔縁部に円筒部を形成
することを特徴とするものである。
【0010】本発明の第3の発明は、金属製の円板の中
央の孔にキャプスタン軸を圧入する工程と、上記円板の
外周部に樹脂を充填し外周面に溝を有する樹脂部を形成
する工程とからなることを特徴とするものである。
央の孔にキャプスタン軸を圧入する工程と、上記円板の
外周部に樹脂を充填し外周面に溝を有する樹脂部を形成
する工程とからなることを特徴とするものである。
【0011】
【作用】本発明は上記のような構成であり、本発明の第
1の発明によれば、金属製の円板を芯材とするため従来
例のように金属粉が混入された樹脂の成形品を使用しな
くても所定の慣性モーメントを得ることができるととも
に、金属製の円板の中央の孔にキャプスタン軸を圧入す
るため、従来例のようなブッシュを使用しなくてもキャ
プスタン軸を強固に固定することができる。
1の発明によれば、金属製の円板を芯材とするため従来
例のように金属粉が混入された樹脂の成形品を使用しな
くても所定の慣性モーメントを得ることができるととも
に、金属製の円板の中央の孔にキャプスタン軸を圧入す
るため、従来例のようなブッシュを使用しなくてもキャ
プスタン軸を強固に固定することができる。
【0012】本発明の第2の発明によれば、金属製の円
板の中央に孔を形成するとともに、この孔縁部に円筒部
を形成するため、中央の孔に圧入されたキャプスタン軸
と円板との接触面積が大きくなり、キャプスタン軸が円
板により強固に固定できる。
板の中央に孔を形成するとともに、この孔縁部に円筒部
を形成するため、中央の孔に圧入されたキャプスタン軸
と円板との接触面積が大きくなり、キャプスタン軸が円
板により強固に固定できる。
【0013】また、本発明の第3の発明によれば、芯材
となる金属製の円板にキャプスタン軸を圧入した後に、
樹脂を充填するだけでフライホイール装置を製造するこ
とができ、従来例におけるブッシュの圧入工程が不要に
なるものである。
となる金属製の円板にキャプスタン軸を圧入した後に、
樹脂を充填するだけでフライホイール装置を製造するこ
とができ、従来例におけるブッシュの圧入工程が不要に
なるものである。
【0014】
【実施例】以下に本発明の一実施例について図1〜図3
とともに説明する。図1は本発明の一実施例のフライホ
イール装置を示し、図2(A)〜(C)はフライホイー
ル装置を製造する工程を示し、また図3は完成したフラ
イホイール装置の下面を示している。図2(A)におい
て、22は金属板からなる円板であり、この円板22の
中央には突部23が形成され、この突部23の中央には
孔24が形成されている。25は円板22に形成された
複数の小孔である。図2(A)に示すように加工された
円板22の中央の孔24に、図2(B)に示すようにキ
ャプスタン軸10A,10Bを圧入する。次に図2
(C)に示すように、アウトサート成形により、円板2
2の外周部の上面、下面、及び円板22の中央の上面、
下面に樹脂を充填して外周樹脂部26および中央樹脂部
27を形成する。なお、上記アウトサート成形は、図2
(B)に示すようにキャプスタン軸10A,10Bが圧
入された円板22を、樹脂用の金型に入れ、この金型に
樹脂を注入する処理であり、このアウトサート成形を行
うことにより、外周樹脂部26の外周面には断面V字状
の溝28が形成され、また中央樹脂部27には歯車部2
9,30が形成されるものである。なおアウトサート成
形時に円板22の上面に充填された樹脂と下面に充填さ
れた樹脂とは、円板22に形成された小孔25を介して
流通するものである。図3において、31は円板22の
下面側において外周樹脂部26と中央樹脂部27とを連
結する連結樹脂部である。
とともに説明する。図1は本発明の一実施例のフライホ
イール装置を示し、図2(A)〜(C)はフライホイー
ル装置を製造する工程を示し、また図3は完成したフラ
イホイール装置の下面を示している。図2(A)におい
て、22は金属板からなる円板であり、この円板22の
中央には突部23が形成され、この突部23の中央には
孔24が形成されている。25は円板22に形成された
複数の小孔である。図2(A)に示すように加工された
円板22の中央の孔24に、図2(B)に示すようにキ
ャプスタン軸10A,10Bを圧入する。次に図2
(C)に示すように、アウトサート成形により、円板2
2の外周部の上面、下面、及び円板22の中央の上面、
下面に樹脂を充填して外周樹脂部26および中央樹脂部
27を形成する。なお、上記アウトサート成形は、図2
(B)に示すようにキャプスタン軸10A,10Bが圧
入された円板22を、樹脂用の金型に入れ、この金型に
樹脂を注入する処理であり、このアウトサート成形を行
うことにより、外周樹脂部26の外周面には断面V字状
の溝28が形成され、また中央樹脂部27には歯車部2
9,30が形成されるものである。なおアウトサート成
形時に円板22の上面に充填された樹脂と下面に充填さ
れた樹脂とは、円板22に形成された小孔25を介して
流通するものである。図3において、31は円板22の
下面側において外周樹脂部26と中央樹脂部27とを連
結する連結樹脂部である。
【0015】図1に示すフライホイール装置は、基板6
に固定された軸受けにより基板6に回転自在に支持され
るものであり、モータの回転駆動力がベルトを介してフ
ライホイール15に伝達されフライホイールが回転する
ものである。
に固定された軸受けにより基板6に回転自在に支持され
るものであり、モータの回転駆動力がベルトを介してフ
ライホイール15に伝達されフライホイールが回転する
ものである。
【0016】以上のように、上記実施例では、フライホ
イールの芯材として金属製の円板22を使用しているた
め、従来例のように金属粉が混入された特殊な樹脂を使
用することなく所定の慣性モーメントを得ることがで
き、また芯材となる金属製の円板22にキャプスタン軸
10A,10Bを圧入するため、従来例のようなブッシ
ュ20を使用することなくキャプスタン軸10A,10
Bを強固に固定できるものである。また図2(C)に示
すアウトサート成形に使用する樹脂には金属粉を混入す
る必要がないため、安価に製造できるものである。
イールの芯材として金属製の円板22を使用しているた
め、従来例のように金属粉が混入された特殊な樹脂を使
用することなく所定の慣性モーメントを得ることがで
き、また芯材となる金属製の円板22にキャプスタン軸
10A,10Bを圧入するため、従来例のようなブッシ
ュ20を使用することなくキャプスタン軸10A,10
Bを強固に固定できるものである。また図2(C)に示
すアウトサート成形に使用する樹脂には金属粉を混入す
る必要がないため、安価に製造できるものである。
【0017】図4(A)〜(C)は、本発明の他の実施
例を示している。本実施例は、円板22の中央に孔24
を形成するとともに、この孔24の上面の孔縁部に絞り
出し加工(ビート加工)により上方に突出する円筒部2
2Aを形成することを特徴とするものであり、図4
(B)に示すように中央の孔24にキャプスタン軸10
A,10Bを圧入した後に、図4(C)に示すように、
図2に示す実施例と同様にアウトサート成形により外周
樹脂部26と中央樹脂部27と、連結樹脂部31とを形
成するものである。本実施例によれば、中央の孔24に
圧入されるキャプスタン軸10A,10Bと円板22と
の接触面積が大きくなるため、キャプスタン軸10A,
10Bが円板22に、より強固に固定される利点を有す
るものである。
例を示している。本実施例は、円板22の中央に孔24
を形成するとともに、この孔24の上面の孔縁部に絞り
出し加工(ビート加工)により上方に突出する円筒部2
2Aを形成することを特徴とするものであり、図4
(B)に示すように中央の孔24にキャプスタン軸10
A,10Bを圧入した後に、図4(C)に示すように、
図2に示す実施例と同様にアウトサート成形により外周
樹脂部26と中央樹脂部27と、連結樹脂部31とを形
成するものである。本実施例によれば、中央の孔24に
圧入されるキャプスタン軸10A,10Bと円板22と
の接触面積が大きくなるため、キャプスタン軸10A,
10Bが円板22に、より強固に固定される利点を有す
るものである。
【0018】
【発明の効果】本発明は、上記のような構成であり、金
属製の円板を芯材とするため、従来例のように金属粉が
混入された樹脂を使用することなく所定の慣性モーメン
トが得られる利点を有する。また、芯材となる金属製の
円板にキャプスタン軸を圧入する構造であるため、従来
例のようなブッシュを使用することなくキャプスタン軸
を強固に固定できる。また、本発明の第2の発明によれ
ば、円板の中央の孔の孔縁部に円筒部を形成しているた
め、圧入されたキャプスタン軸と円板との接触面積が大
きくなり、キャプスタン軸を円板中央により強固に固定
できる利点を有する。また、本発明の第3の発明によれ
ば、従来例のように樹脂成形品からなるフライホイール
にブッシュを圧入する工程や、このブッシュにキャプス
タン軸を圧入する固定が不要になり、容易にかつ安価に
フライホイール装置を製造することができる。
属製の円板を芯材とするため、従来例のように金属粉が
混入された樹脂を使用することなく所定の慣性モーメン
トが得られる利点を有する。また、芯材となる金属製の
円板にキャプスタン軸を圧入する構造であるため、従来
例のようなブッシュを使用することなくキャプスタン軸
を強固に固定できる。また、本発明の第2の発明によれ
ば、円板の中央の孔の孔縁部に円筒部を形成しているた
め、圧入されたキャプスタン軸と円板との接触面積が大
きくなり、キャプスタン軸を円板中央により強固に固定
できる利点を有する。また、本発明の第3の発明によれ
ば、従来例のように樹脂成形品からなるフライホイール
にブッシュを圧入する工程や、このブッシュにキャプス
タン軸を圧入する固定が不要になり、容易にかつ安価に
フライホイール装置を製造することができる。
【図1】本発明の一実施例におけるフライホイール装置
の斜視図
の斜視図
【図2】同実施例におけるフライホイール装置の製造工
程を示す図
程を示す図
【図3】同実施例におけるフライホイール装置の下面図
【図4】本発明の他の実施例におけるフライホイール装
置の製造工程を示す図
置の製造工程を示す図
【図5】カセットの平面図
【図6】従来の磁気記録再生装置の一部の斜視図
【図7】従来のフライホイール装置の斜視図
【図8】従来のフライホイール装置の製造工程を示す図
1 カセットの本体 2A,2B リール 3 磁気テープ 10A,10B キャプスタン軸 22 円板 22A 円筒部 23 突部 24 孔 25 小孔 26 外周樹脂部 27 中央樹脂部 28 溝 29,30 歯車部 31 連結樹脂部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 市原 多香士 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内
Claims (5)
- 【請求項1】 金属製の円板と、この円板の中央の孔に
圧入されたキャプスタン軸と、上記円板の外周部に樹脂
を充填してなる樹脂部と、この樹脂部の外周面に形成さ
れた溝とからなるフライホイール装置。 - 【請求項2】 円板の中央部に樹脂を充填して中央樹脂
部を形成し、この中央樹脂部に歯車部を形成してなる請
求項1記載のフライホイール装置。 - 【請求項3】 円板の外周部の上面、下面に充填された
樹脂を、上記円板に形成された小孔を介して流通可能と
した請求項1記載のフライホイール装置。 - 【請求項4】 金属製の円板と、この円板の中央に形成
された孔と、この孔の孔縁部に形成された円筒部と、上
記円板の孔に圧入されたキャプスタン軸と、上記円板の
外周部に樹脂を充填してなる樹脂部と、この樹脂部の外
周面に形成された溝とからなるフライホイール装置。 - 【請求項5】 金属製の円板の中央の孔にキャプスタン
軸を圧入する工程と、上記円板の外周部に樹脂を充填し
外周面に溝を有する樹脂部を形成する工程とからなるフ
ライホイール装置の製造方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6019340A JPH07230643A (ja) | 1994-02-16 | 1994-02-16 | フライホイール装置およびその製造方法 |
US08/833,224 US5820010A (en) | 1994-02-16 | 1997-04-14 | Flywheel device having metal disk and resin portion and method of producing the flywheel device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6019340A JPH07230643A (ja) | 1994-02-16 | 1994-02-16 | フライホイール装置およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07230643A true JPH07230643A (ja) | 1995-08-29 |
Family
ID=11996677
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6019340A Pending JPH07230643A (ja) | 1994-02-16 | 1994-02-16 | フライホイール装置およびその製造方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5820010A (ja) |
JP (1) | JPH07230643A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002352488A (ja) * | 2001-05-25 | 2002-12-06 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ピンチローラ装置 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US4036080A (en) * | 1974-11-29 | 1977-07-19 | The Garrett Corporation | Multi-rim flywheel |
US4660435A (en) * | 1981-05-26 | 1987-04-28 | Rockwell International Corporation | Fiber composite flywheel rim |
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CA1288618C (en) * | 1986-08-15 | 1991-09-10 | Ralph C. Flanagan | Energy storage rotor with flexible rim hub |
JPH0544606Y2 (ja) * | 1988-04-30 | 1993-11-12 | ||
US5224642A (en) * | 1991-12-11 | 1993-07-06 | Davis Steven D | Pull wheel having spaced apart flanges with an elastomer thereon |
-
1994
- 1994-02-16 JP JP6019340A patent/JPH07230643A/ja active Pending
-
1997
- 1997-04-14 US US08/833,224 patent/US5820010A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5820010A (en) | 1998-10-13 |
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