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JPH07229409A - バルブタイミング制御装置 - Google Patents

バルブタイミング制御装置

Info

Publication number
JPH07229409A
JPH07229409A JP2113594A JP2113594A JPH07229409A JP H07229409 A JPH07229409 A JP H07229409A JP 2113594 A JP2113594 A JP 2113594A JP 2113594 A JP2113594 A JP 2113594A JP H07229409 A JPH07229409 A JP H07229409A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phase difference
rotational phase
target
valve timing
valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2113594A
Other languages
English (en)
Inventor
衛 ▲吉▼岡
Mamoru Yoshioka
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2113594A priority Critical patent/JPH07229409A/ja
Publication of JPH07229409A publication Critical patent/JPH07229409A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Landscapes

  • Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
  • Valve Device For Special Equipments (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 高回転域における機関弁の動作タイミングの
設定値からのズレの発生を抑制することの可能なバルブ
タイミング制御装置を提供する。 【構成】 クランクフト213を基準とする吸気弁カム
シャフト231の位相差は、制御装置26が第1の磁気
センサ215の出力パルスから第2の磁気センサ236
の出力パルスまでの時間に基づいて決定される。内燃機
関回転数がしきい値回転数以上の高速となった場合には
フィードバック制御を中止あるいは目標位相差を最遅角
値以下に設定することによって、可変バルブタイミング
アクチュエータ(VVT)233を機械的な遅角下限値
に固定してバルブタイミングのバラツキに起因する出力
の低下を抑制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内燃機関のバルブタイミ
ング制御装置に係わり、特に高回転域においてバルブタ
イミングにズレが発生することを防止することのできる
バルブタイミング制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関の運転状態に応じて機関弁の開
閉タイミングを制御し、出力増加あるいは燃費の改善を
図ることのできるバルブタイミング制御装置は公知であ
る。バルブタイミング制御を正確に実行するためにはク
ランクシャフトと機関弁を駆動するカムシャフトとの位
相差を計測する必要があるが、クランクシャフトおよび
カムシャフトそれぞれにパルス信号発生手段を設け2つ
のパルス間の時間を計測する方法が提案されている(特
開昭59−105911公報参照)。
【0003】またバルブタイミング制御装置を装備する
内燃機関にあっては、高回転域においては吸気効率を高
めて出力を増加するために吸気弁の開弁時期を遅角側に
設定することが一般的である(特開昭60−27714
公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記提案
にかかる位相差計測方法を適用した場合には、内燃機関
の回転数が増加するに従って時間計測の誤差が大となり
遅角量が設定値と一致しないおそれがある。図1は従来
の位相差計測方法説明図であって、上はクランクシャフ
トパルス、下はカムシャフトパルスを示す。
【0005】即ちクランクシャフトパルスの立ち下がり
から次のクランクシャフトパルスの立ち下がりまでの経
過時間tc、クランクシャフトパルスの立ち下がりから
カムシャフトの立ち下がりまでの時間tとすると、位相
角度Δθは次式で求めることができる。 Δθ =(t/tc)×360° 単位時間当たりの回転角は高回転になるほど大となるた
め、時間計測の際の誤差が一定であるとしても位相差の
誤差は高回転になるほど大となる。
【0006】さらに共振点を除き高回転になるほど内燃
機関の振動は大となるためパルス検出の際の誤差も大と
なり、位相差の誤差が高回転になるほど大となることを
助長する。そして位相差の誤差増加に伴って機関弁の動
作タイミングの設定値からのズレも増加し、トルク変
動、出力変動も増加する。
【0007】本発明は上記課題に鑑みなされたものであ
って、高回転域における機関弁の動作タイミングの設定
値からのズレの発生を抑制することの可能なバルブタイ
ミング制御装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明にかかるバル
ブタイミング制御装置は、クランクシャフトに対するカ
ムシャフトの回転位相差を検出する回転位相差検出手段
と、内燃機関の運転状態に対応して目標回転位相差を決
定する目標回転位相差決定手段と、目標回転位相差決定
手段によって決定された目標回転位相差と回転位相差検
出手段によって検出される回転位相差とに基づいてクラ
ンクシャフトに対するカムシャフトの回転位相差を制御
し吸気弁の開弁タイミングを変更する吸気弁開弁タイミ
ング変更手段と、内燃機関回転数が予め定めたしきい値
回転数以上である場合には吸気弁開弁タイミング変更手
段による回転位相差の制御を中止し回転位相差を吸気弁
開弁タイミング変更手段によって定まる最遅角に設定す
る最遅角回転位相差設定手段を有する。
【0009】第2の発明にかかるバルブタイミング制御
装置は、クランクシャフトに対するカムシャフトの回転
位相差を検出する回転位相差検出手段と、内燃機関の運
転状態に対応して目標回転位相差を決定する目標回転位
相差決定手段と、目標回転位相差決定手段によって決定
された目標回転位相差と回転位相差検出手段によって検
出される回転位相差とに基づいてクランクシャフトに対
するカムシャフトの回転位相差を制御し吸気弁の開弁タ
イミングを変更する吸気弁開弁タイミング変更手段と、
目標回転位相差決定手段が目標回転位相を内燃機関回転
数が予め定めたしきい値回転数以上である場合には運転
状態に対応して決定される目標回転位相差中の最遅角値
よりも遅角側の値に設定するものである。
【0010】
【作用】第1の発明にかかるバルブタイミング制御装置
にあっては、回転数がしきい値回転数以上となった場合
にはバルブタイミングフィードバック制御が中止され、
アクチュエータは機械的遅角下限値に固定される。第1
の発明にかかるバルブタイミング制御装置にあっては、
回転数がしきい値回転数以上となった場合にはバルブタ
イミングフィードバック制御の目標位相差が最遅角値よ
りも遅角側の値に設定され、アクチュエータは機械的遅
角下限値に固定される。
【0011】
【実施例】図2は本発明にかかるバルブタイミング制御
装置の構成図であって、内燃機関2の1つの気筒21に
はピストン211が上下摺動可能に設けられ、ピストン
211上部が燃焼室22となっている。ピストン211
はコネクティングロッド212を介してクランクシャフ
ト213に接続されている。
【0012】クランクシャフト213には磁性体214
が埋め込まれており、クランクシャフト213に近接し
て配置された第1の磁気センサ215から基準パルスが
出力される。またクランクシャフト213の先端にはタ
イミングプーリ216が設置されている。燃焼室22に
は吸気管221および排気管222が接続されており、
吸気管221の上流には吸気量を調節するスロットル弁
223が設置される。なおスロットル弁223の開度は
開度センサ224によって検出される。
【0013】燃焼室22と吸気管221との接続口には
吸気弁23が、吸気弁23の直上流には燃料噴射弁22
5が設置される。また燃焼室22と排気管222との接
続口には排気弁24が設置される。吸気弁23および排
気弁24はカムシャフト231および241に取り付け
られたカム(図示せず。)によって駆動される。
【0014】カムシャフト231および241の先端に
はタイミングプーリ232および242が設置され、ク
ランクシャフトに設置されたタイミングプーリ216と
タイミングベルト217とを介して駆動される。また吸
気弁カムシャフト231とタイミングプーリ232との
間には可変バルブタイミングアクチュエータ(以下VV
Tと記す。)233が設置され、クランクシャフト21
3に対する吸気弁カムシャフト231の回転位相を変更
することを可能としている。
【0015】VVT233は油圧源(図示せず。)から
供給される油圧によって駆動され、制御弁234の開度
を制御することにより回転位相が制御され、油圧の供給
が停止するとバネ力によって吸気弁カムシャフト231
の回転位相は遅角下限位置θ L に機械的に停止する構造
となっている。また吸気弁カムシャフト231には磁性
体235が埋め込まれており、近接して配置された第2
の磁気センサ236から吸気弁カムシャフト231の1
回転ごとにパルスが出力される。
【0016】内燃機関2にはディストリビュータ25が
取り付けられており、第1の回転数センサ251によっ
て内燃機関2回転ごとに1つのパルスが、第2の回転数
センサ252によって内燃機関の30°カム角度ごとに
1つのパルスが出力される。バルブタイミング制御装置
26はマイクロコンピュータシステムであり、バス26
1を中心としてCPU262、メモリ263、入力イン
ターフェイス264および出力インターフェイス265
から構成される。
【0017】入力インターフェイス264には第1の磁
気センサ215、開度センサ224、第2の磁気センサ
236、第1の回転数センサ251および第2の回転数
センサ252が接続され、それぞれの検出信号はバルブ
タイミング制御装置26に取り込まれる。出力インター
フェイス265には燃料噴射弁225および制御弁23
4が接続され、バルブタイミング制御装置26の演算結
果に基づいて制御される。
【0018】図3はバルブタイミング制御装置26で実
行される第1のバルブタイミング制御ルーチンのフロー
チャートであって、所定のクランク角度毎に実行され
る。ステップ31で回転数センサ252の出力に基づい
て内燃機関回転数Neを読み込み、ステップ32で内燃
機関回転数Neが予め定めたしきい値回転数NU (例え
ば5000rpm)以上であるか否かを判定する。
【0019】否定判定された場合はステップ33に進
み、第1の磁気センサ214の出力パルスθc、第2の
磁気センサ236の出力パルスθiおよびスロットルセ
ンサ224で検出されるスロットル弁223の開度TA
を読み込む。ステップ34では、2つの第1の磁気セン
サ214の出力パルスθcの間の時間tcおよび第1の
磁気センサ215の出力パルスθcから第2の磁気セン
サ236の出力パルスθiの間に時間tに基づいてクラ
ンクシャフト212を基準とするカムシャフト231の
位相差Δθを演算する。
【0020】即ち上記演算は次式で表すことができる。 Δθ = f(θc,θi) ステップ35において、内燃機関回転数Neおよびスロ
ットル弁223の開度TAとから、次式に基づいて目標
位相差Dθを決定する。 Dθ = g(Ne,TA) 図4は目標位相差Dθを決定するためのマップであっ
て、横軸は内燃機関回転数Ne、縦軸はスロットル弁開
度TAであり、パラメータは目標位相差Dθである。
【0021】なお目標位相差Dθの決定にはスロットル
弁開度TAに代えて吸気流量センサ(図示せず。)で計
測される吸気流量GNを使用することも可能である。ス
テップ36において、目標位相差Dθおよび位相差Δθ
から制御弁234に対する開度指令信号αを決定する。 α = h(Dθ,Δθ) ステップ37において開度指令信号αを出力し、いま出
力した開度指令信号αをαb として記憶してこのルーチ
ンを終了する。
【0022】なおステップ32において肯定判定された
場合、即ち内燃機関回転数Neがしきい値回転数NU
上であって位相差Δθの演算誤差が大きいと見なすこと
が妥当な場合には、フィードバック制御を中止するため
にステップ38に進み、開度指令信号αを零に設定して
ステップ37に進む。前記したように制御弁234を全
閉として油圧の供給を停止すると、VVT233は機械
的遅角下限位置αL に固定される。
【0023】従って位相差のフィードバック制御が中止
され、位相差の決定に伴う誤差に起因してバルブタイミ
ングが擾乱を受け、内燃機関出力が低下することが抑制
される。上記のバルブタイミング制御ルーチンによれ
ば、内燃機関回転数Neが急変した場合には遅角量さら
には内燃機関トルクが急変し衝撃が発生することは回避
できない。
【0024】図5は衝撃の発生を抑制する機能の追加さ
れた第2のバルブタイミング制御ルーチンのフローチャ
ートであって、同じく所定のクランク角度毎に実行され
る。ステップ501で内燃機関回転数Neを読み込み、
ステップ502でフラグXNEが“1”であるか否かを
判定する。否定判定された場合はステップ503に進
み、回転数Neがしきい値回転数N U 以上であるか否か
を判定する。
【0025】ステップ503で肯定判定された場合はス
テップ504に進み、フラグXNEを“1”に設定す
る。即ちフラグXNEが“1”であることは、回転数N
eがしきい値回転数NU 以上の状態にあったことを表
す。次にステップ505に進みフィードバック中止処理
を実行する。
【0026】ステップ502で肯定判定された場合、お
よびステップ503で否定判定された場合はステップ5
06に進み、回転数Neが復帰回転数NR 以下であるか
否かが判定される。なお復帰回転数NR は内燃機関回転
数Neの変動によりフィードバック制御の中止復帰が頻
繁に繰り返されることを防止するためのヒステリシス特
性を与えるものであって、しきい値回転数NU より若干
小さい値(例えば4800rpm)に設定される。
【0027】ステップ506で否定判定された時はステ
ップ505に進み、フィードバック中止状態を継続す
る。ステップ506で肯定判定された時はステップ50
7に進み、フラグXNEを“0”に設定する。即ちフラ
グXNEが“0”であることは、回転数Neが復帰回転
数NR 以下の状態にあったことを表す。
【0028】次にステップ508に進み、フィードバッ
ク制御処理を実行する。ステップ509において復帰フ
ラグXVVTLが“1”であるか否かを判定し、否定判
定されればフィードバック制御への復帰が完了していな
いものとしてステップ510のフィードバック復帰処理
を実行する。ステップ509で肯定判定された時は、ス
テップ511で復帰フラグXVVTLを、ステップ51
2で中止フラグXVVTHをリセットする。
【0029】そしてステップ513で制御弁234の開
度指令信号αを出力してこのルーチンを終了する。図6
はステップ505で実行されるフィードバック中止処理
の詳細フローチャートであって、ステップ5051で中
止フラグXVVTHが“1”であるか否かを判定し 否
定判定されればステップ5052に進む。
【0030】ステップ5052において制御弁234を
徐々に閉止するために開度指令信号αを所定量Δαだけ
減少する。ステップ5053で開度指令信号αが零以下
であるか否かを判定し、肯定判定されればステップ50
54に進む。ステップ5054で開度指令信号αを下限
値である零に設定し、ステップ5055で中止フラグX
VVTHを“1”にセットしてこの処理を終了する。
【0031】なおステップ5053で肯定判定された場
合、およびステップ5051で肯定判定された場合は直
接この処理を終了する。図7はステップ508で実行さ
れるフィードバック制御処理の詳細フローチャートであ
って、第1のバルブタイミング制御ルーチンのステップ
33からステップ36までに処理と同一である。
【0032】即ちステップ5081では第1の磁気セン
サ215の出力パルスθc、第2の磁気センサ236の
出力パルスθiおよびスロットルセンサ224で検出さ
れるスロットル弁223の開度TAを読み込む。ステッ
プ5082では、2つの第1の磁気センサ215の出力
パルスθcの間の時間tcおよび第1の磁気センサ21
5の出力パルスθcから第2の磁気センサ236の出力
パルスθiの間に時間tに基づいてクランクシャフト2
12を基準とするカムシャフト231の位相差Δθを演
算する。
【0033】ステップ5083において、内燃機関回転
数Neおよびスロットル弁223の開度TAとから、次
式に基づいて目標位相差Dθを決定する。 Dθ = g(Ne,TA) ステップ5084において、目標位相差Dθおよび位相
差Δθから制御弁234に対する開度指令信号αを決定
してこの処理を終了する。
【0034】α = h(Dθ,Δθ) 図8はステップ510のフィードバック復帰処理の詳細
フローチャートであって、ステップ5101で、開度指
令信号αが前回実行時の開度指令信号αb 以上であるか
否かが判定され、肯定判定されればステップ5102に
進み、 α = αb +Δα に置き換えてこの処理を終了する。
【0035】この処理により、制御弁234は全閉状態
から徐々に開となり、フィードバック制御に移行する際
の衝撃の発生を抑制する。ステップ5101で否定判定
された場合はフィードバックへの復帰が完了したものと
してフラグXVVTLを“1”にセットしてこの処理を
終了する。図9は第2のバルブタイミング制御ルーチン
の制御説明図であって、縦軸に内燃機関回転数Ne、制
御弁開度αおよび内燃機関トルクを、横軸に時間をと
る。
【0036】即ち時刻t1 において回転数Neがしきい
値回転数NU 以上となると、制御弁開度αは一定速度で
徐々に閉となり、時刻t2 で全閉となる。時刻t3 にお
いて回転数Neが復帰回転数NR 以下となると、制御弁
開度αは一定速度で徐々に開となり、時刻t4 でフィー
ドバック制御に復帰する。従って内燃機関トルクも滑ら
かに変化する。
【0037】図10は第2の発明にかかるバルブタイミ
ング制御装置で実行される第3のバルブタイミング制御
ルーチンのフローチャートであって、回転数Neが高と
なってもフィードバック制御を継続する点が第1の発明
と相違する。従って以下の2点で第1のバルブタイミン
グ制御ルーチンと相違する。第1のバルブタイミング制
御ルーチンからステップ32とステップ38が削除さ
れ、常時フィードバック制御となる。
【0038】さらに回転数Neが高となった時にバルブ
タイミングが不安定となることを防止するために、回転
数Neが高となった時の目標位相差Dθを機械的下限値
以下に設定する。 従って目標位相差Dθを決定する関数 g(Ne,TA) の設定が異なる。
【0039】図11は目標位相差Dθを決定する関数の
設定マップの一例であって、(イ)は第1のバルブタイ
ミング制御ルーチンにおける設定を、(ロ)は第3のバ
ルブタイミング制御ルーチンにおける設定を示す。即ち
回転数Neがしきい値回転数NU (5000rpm)以
上である場合には目標位相差Dθは負の値として決定さ
れる。
【0040】なお目標位相差Dθが滑らかに変化するよ
うにしきい値回転数NU に近づくに従って第1のバルブ
タイミング制御ルーチンにおける設定より小さい値とし
ていいる。図12は第2の発明にかかるバルブタイミン
グ制御装置の制御説明図であって、縦軸に目標位相差D
θおよび内燃機関トルクを、横軸に回転数Neをとる。
【0041】即ち回転数Neが高の場合には目標位相差
Dθを(イ)の実線で示すように遅角側に設定するが、
実際の位相差Δθは破線で示す範囲で変動するため、回
転数NeがN1 以上となるとトルクは(ロ)の破線で示
すように低下するおそれがある。そこで回転数NeがN
1 以上の範囲では目標位相差Dθを徐々に減少させ、し
きい値回転数NU 以上で負の一定値に固定して、VVT
233を機械的遅角下限位置に設定することにより、位
相差検出に起因するバルブタイミングのバラツキをなく
しトルクの低下を抑制する。
【0042】
【発明の効果】第1の発明にかかるバルブタイミング制
御装置によれば、回転数が所定のしきい値回転数以上の
高速回転となった場合に、バルブタイミングのフィード
バック制御を中止してアクチュエータを遅角下限値に固
定することにより位相差検出に起因するバルブタイミン
グのバラツキをなくしトルクの低下を抑制することが可
能となる。
【0043】第2の発明にかかるバルブタイミング制御
装置によれば、回転数が所定のしきい値回転数以上の高
速回転となった場合に、バルブタイミングのフィードバ
ック制御の目標位相差を最遅角値より小に設定してアク
チュエータを遅角下限値に固定して位相差検出に起因す
るバルブタイミングのバラツキをなくしトルクの低下を
抑制することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は従来の位相差計測方法説明図である。
【図2】図2は本発明にかかるバルブタイミング制御装
置の構成図である。
【図3】図3は第1のバルブタイミング制御ルーチンの
フローチャートである。
【図4】図4は目標位相差を決定するためのマップであ
る。
【図5】図5は第2のバルブタイミング制御ルーチンの
フローチャートである。
【図6】図6はフィードバック中止処理の詳細フローチ
ャートである。
【図7】図7はフィードバック制御処理の詳細フローチ
ャートである。
【図8】図8はフィードバック復帰処理の詳細フローチ
ャートである。
【図9】図9は第2のバルブタイミング制御ルーチンの
制御説明図である。
【図10】図10は第3のバルブタイミング制御ルーチ
ンのフローチャートである。
【図11】図11は目標位相差を決定する関数の設定表
の一例である。
【図12】図12は第2の発明にかかるバルブタイミン
グ制御装置の制御説明図である。
【符号の説明】
2…内燃機関 213…クランクシャフト 215…第1の磁気センサ 224…スロットル弁開度センサ 231…カムシャフト 233…VVT 234…制御弁 236…第2の磁気センサ 251…第1の回転数センサ 252…第2の回転数センサ 26…制御装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランクシャフトに対するカムシャフト
    の回転位相差を検出する回転位相差検出手段と、 内燃機関の運転状態に対応して目標回転位相差を決定す
    る目標回転位相差決定手段と、 前記目標回転位相差決定手段によって決定された目標回
    転位相差と前記回転位相差検出手段によって検出される
    回転位相差とに基づいてクランクシャフトに対するカム
    シャフトの回転位相差を制御し吸気弁の開弁タイミング
    を変更する吸気弁開弁タイミング変更手段と、を具備す
    るバルブタイミング制御装置において、 内燃機関回転数が予め定めたしきい値回転数以上である
    場合には前記吸気弁開弁タイミング変更手段による回転
    位相差の制御を中止し、回転位相差を前記吸気弁開弁タ
    イミング変更手段によって定まる最遅角に設定する最遅
    角回転位相差設定手段を有するバルブタイミング制御装
    置。
  2. 【請求項2】 クランクシャフトに対するカムシャフト
    の回転位相差を検出する回転位相差検出手段と、 内燃機関の運転状態に対応して目標回転位相差を決定す
    る目標回転位相差決定手段と、 前記目標回転位相差決定手段によって決定された目標回
    転位相差と前記回転位相差検出手段によって検出される
    回転位相差とに基づいてクランクシャフトに対するカム
    シャフトの回転位相差を制御し吸気弁の開弁タイミング
    を変更する吸気弁開弁タイミング変更手段と、を具備す
    るバルブタイミング制御装置において、 前記目標回転位相差決定手段が、目標回転位相を内燃機
    関回転数が予め定めたしきい値回転数以上である場合に
    は運転状態に対応して決定される目標回転位相差中の最
    遅角値よりも遅角側の値に設定するものであるバルブタ
    イミング制御装置。
JP2113594A 1994-02-18 1994-02-18 バルブタイミング制御装置 Pending JPH07229409A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2113594A JPH07229409A (ja) 1994-02-18 1994-02-18 バルブタイミング制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2113594A JPH07229409A (ja) 1994-02-18 1994-02-18 バルブタイミング制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07229409A true JPH07229409A (ja) 1995-08-29

Family

ID=12046460

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2113594A Pending JPH07229409A (ja) 1994-02-18 1994-02-18 バルブタイミング制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07229409A (ja)

Cited By (3)

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