JPH07227033A - ディジタル形継電器およびその監視方法 - Google Patents
ディジタル形継電器およびその監視方法Info
- Publication number
- JPH07227033A JPH07227033A JP6013287A JP1328794A JPH07227033A JP H07227033 A JPH07227033 A JP H07227033A JP 6013287 A JP6013287 A JP 6013287A JP 1328794 A JP1328794 A JP 1328794A JP H07227033 A JPH07227033 A JP H07227033A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- program
- unit
- defect
- monitoring
- read
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000012544 monitoring process Methods 0.000 title claims abstract description 18
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 49
- 230000006870 function Effects 0.000 claims description 37
- 230000007547 defect Effects 0.000 claims description 36
- 230000005611 electricity Effects 0.000 claims description 7
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 abstract description 2
- 230000005856 abnormality Effects 0.000 abstract 1
- 230000002950 deficient Effects 0.000 description 10
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 2
- 238000005070 sampling Methods 0.000 description 2
- 238000013500 data storage Methods 0.000 description 1
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 プログラム中に不良が発生しても、その不良
検知プログラムの重要度からできる限り継続運用を可能
とし、稼働率を向上させるディジタル形継電器およびそ
の監視方法を提供することを目的とする。 【構成】 本発明のディジタル形継電器およびその監視
方法は演算処理プログラムを機能毎に分割して記憶する
プログラム記憶手段から分割された単位プログラムを読
み出し、それぞれのプログラムの不良を監視し、不良検
知したとき、読み出した単位プログラムの実行を回避
し、単位プログラム毎に予め定められた不良処理を判別
し、実行する。
検知プログラムの重要度からできる限り継続運用を可能
とし、稼働率を向上させるディジタル形継電器およびそ
の監視方法を提供することを目的とする。 【構成】 本発明のディジタル形継電器およびその監視
方法は演算処理プログラムを機能毎に分割して記憶する
プログラム記憶手段から分割された単位プログラムを読
み出し、それぞれのプログラムの不良を監視し、不良検
知したとき、読み出した単位プログラムの実行を回避
し、単位プログラム毎に予め定められた不良処理を判別
し、実行する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電力系統の保護に用い
るディジタル形継電器およびその監視方法に関するもの
である。
るディジタル形継電器およびその監視方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】電力系統の保護をマイクロコンピュータ
等のディジタル演算処理を用いて行うディジタル形継電
器では、プログラム記憶手段に記憶されたプログラムデ
ータに従ってディジタル演算処理を行う。
等のディジタル演算処理を用いて行うディジタル形継電
器では、プログラム記憶手段に記憶されたプログラムデ
ータに従ってディジタル演算処理を行う。
【0003】図6は、ディジタル形継電器の構成図であ
る。ディジタル形継電器1は、以下に示す構成を有して
いる。即ち、ディジタル形継電器は、電力系統の電気量
(v,i)を入力し、アナログデータをディジタルデー
タに変換して、ディジタル演算可能な値に変換するアナ
ログ入力部2と、マイクロコンピュータなどで構成した
ディジタル演算処理部(CPU)3と、ディジタル演算
処理部でディジタル演算に必要なデータ及び演算結果な
どの情報を記憶しておくためのデータメモリ(RAM)
4と、演算プログラムを記憶しておくためのプログラム
メモリ(ROM)5と、検出判定に必要な整定値を設定
するための整定回路6と、検出結果を出力するための出
力部7とが設けられ、これらは内部バス8を介して互い
に接続されている。
る。ディジタル形継電器1は、以下に示す構成を有して
いる。即ち、ディジタル形継電器は、電力系統の電気量
(v,i)を入力し、アナログデータをディジタルデー
タに変換して、ディジタル演算可能な値に変換するアナ
ログ入力部2と、マイクロコンピュータなどで構成した
ディジタル演算処理部(CPU)3と、ディジタル演算
処理部でディジタル演算に必要なデータ及び演算結果な
どの情報を記憶しておくためのデータメモリ(RAM)
4と、演算プログラムを記憶しておくためのプログラム
メモリ(ROM)5と、検出判定に必要な整定値を設定
するための整定回路6と、検出結果を出力するための出
力部7とが設けられ、これらは内部バス8を介して互い
に接続されている。
【0004】従って、電力系統の電気量(v,i)はア
ナログ入力部2でアナログ・ディジタル変換され、ディ
ジタル演算処理部3で演算処理がなされる。またディジ
タル演算処理部3は演算処理した結果と整定回路6から
の整定値と比較し、動作と判定したときに出力部7に出
力する。この場合、ディジタル演算処理部3はプログラ
ムメモリ5に記憶されているプログラムに従って演算処
理し、演算に必要なデータ及び演算結果などをデータメ
モリ4に書き込みまたは読みだしすることで行われる。
また、ディジタル演算処理部3は、アナログ入力部2が
電気量をサンプリングする毎に同期して演算する。
ナログ入力部2でアナログ・ディジタル変換され、ディ
ジタル演算処理部3で演算処理がなされる。またディジ
タル演算処理部3は演算処理した結果と整定回路6から
の整定値と比較し、動作と判定したときに出力部7に出
力する。この場合、ディジタル演算処理部3はプログラ
ムメモリ5に記憶されているプログラムに従って演算処
理し、演算に必要なデータ及び演算結果などをデータメ
モリ4に書き込みまたは読みだしすることで行われる。
また、ディジタル演算処理部3は、アナログ入力部2が
電気量をサンプリングする毎に同期して演算する。
【0005】上述した構成において、ディジタル演算処
理部3はプログラムメモリ5からプログラムデータを読
みだし、読みだしたプログラムデータに従ってディジタ
ル演算処理を行う。
理部3はプログラムメモリ5からプログラムデータを読
みだし、読みだしたプログラムデータに従ってディジタ
ル演算処理を行う。
【0006】図7はディジタル演算処理部3とプログラ
ムメモリ5との接続を示す図で、ディジタル演算処理部
3とプログラムメモリ5は内部バス8で接続されてお
り、内部バス8はディジタルデータを伝送するアドレス
バス9とデータバス10で構成されている。プログラムメ
モリ5はデータ格納場所を示す番地(アドレス)を伝送
するアドレスバス9と、そのアドレスバス9で示される
番地に格納するためのデータを伝送するデータバス10
と、データの読みだしを制御する読みだし制御信号11と
が接続されている。プログラムデータは、プログラムメ
モリ5内の各アドレス毎に記憶されている。ディジタル
演算処理部は、プログラムメモリ内のプログラムデータ
を各アドレス毎に読みだしができる。
ムメモリ5との接続を示す図で、ディジタル演算処理部
3とプログラムメモリ5は内部バス8で接続されてお
り、内部バス8はディジタルデータを伝送するアドレス
バス9とデータバス10で構成されている。プログラムメ
モリ5はデータ格納場所を示す番地(アドレス)を伝送
するアドレスバス9と、そのアドレスバス9で示される
番地に格納するためのデータを伝送するデータバス10
と、データの読みだしを制御する読みだし制御信号11と
が接続されている。プログラムデータは、プログラムメ
モリ5内の各アドレス毎に記憶されている。ディジタル
演算処理部は、プログラムメモリ内のプログラムデータ
を各アドレス毎に読みだしができる。
【0007】ディジタル演算処理部3が、プログラムメ
モリ5からデータを読みだす場合、ディジタル演算処理
部3は、データが格納されているアドレスをアドレスバ
ス9に出力し、次に読みだし制御信号11を出力する。プ
ログラムメモリ5は、アドレスバス9から入力したアド
レスで示される番地のデータを用意し、読みだし制御信
号11が入力されると、データバス10に用意したデータを
出力する。ディジタル演算処理部3は、データバス10か
らデータ入力することでプログラムデータを読みだせ
る。
モリ5からデータを読みだす場合、ディジタル演算処理
部3は、データが格納されているアドレスをアドレスバ
ス9に出力し、次に読みだし制御信号11を出力する。プ
ログラムメモリ5は、アドレスバス9から入力したアド
レスで示される番地のデータを用意し、読みだし制御信
号11が入力されると、データバス10に用意したデータを
出力する。ディジタル演算処理部3は、データバス10か
らデータ入力することでプログラムデータを読みだせ
る。
【0008】以上の構成で、ディジタル演算処理部3
は、読みだしたプログラムデータに従ってディジタル演
算処理を実行する。プログラムデータは、ディジタル形
継電器システムの機能を決める重要なデータであるた
め、一般的にプログラムデータを監視する。ディジタル
演算処理部3がプログラムメモリ5のプログラムデータ
が正しく読み出せるか否かを監視する方法の一例とし
て、プログラムデータのサム値を監視する方法がある。
サム値とは、プログラム領域の全プログラムデータの総
和の事であり、このサム値は1機能に対して1種の固定
値として扱える。
は、読みだしたプログラムデータに従ってディジタル演
算処理を実行する。プログラムデータは、ディジタル形
継電器システムの機能を決める重要なデータであるた
め、一般的にプログラムデータを監視する。ディジタル
演算処理部3がプログラムメモリ5のプログラムデータ
が正しく読み出せるか否かを監視する方法の一例とし
て、プログラムデータのサム値を監視する方法がある。
サム値とは、プログラム領域の全プログラムデータの総
和の事であり、このサム値は1機能に対して1種の固定
値として扱える。
【0009】図8にプログラムデータのサム値を監視す
るフローチャートを示す。ステップF51はプログラムメ
モリ5からプログラムデータを読み出す処理で、読みだ
したプログラムデータはステップF52で順次和がとられ
る。ステップF53では、プログラムメモリ5に格納され
ているプログラムデータの全てが読み出されたか否かを
判定する処理で、全領域が終了した場合は、ステップF
54へ処理を進め、終了していない場合は、ステップF51
へ処理を戻す。ステップF54では、ステップF52で算出
したサム値と予め設定しておいた定数との比較を行い、
一致していた場合は、監視を終了し、不一致の場合は、
ステップF55に処理を移す。ステップF55では、不良出
力をする。以上説明した処理をディジタル演算処理部3
にて処理することで、プログラムメモリ5の監視ができ
る。
るフローチャートを示す。ステップF51はプログラムメ
モリ5からプログラムデータを読み出す処理で、読みだ
したプログラムデータはステップF52で順次和がとられ
る。ステップF53では、プログラムメモリ5に格納され
ているプログラムデータの全てが読み出されたか否かを
判定する処理で、全領域が終了した場合は、ステップF
54へ処理を進め、終了していない場合は、ステップF51
へ処理を戻す。ステップF54では、ステップF52で算出
したサム値と予め設定しておいた定数との比較を行い、
一致していた場合は、監視を終了し、不一致の場合は、
ステップF55に処理を移す。ステップF55では、不良出
力をする。以上説明した処理をディジタル演算処理部3
にて処理することで、プログラムメモリ5の監視ができ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ディジタル形継電器
(ディジタルリレー)の場合、監視の結果、不良が検出
された場合、一義的にディジタル形継電器の機能を停止
していた。これは、ディジタルリレーのプログラムが、
定期的にサンプリングされた電気量を取り込んで、サン
プリングに同期してリアルタイムに処理するように構成
されているためであり、ディジタル演算処理部3がプロ
グラムメモリ5内の不良プログラムで実行したときの、
暴走、誤動作を防ぐためである。
(ディジタルリレー)の場合、監視の結果、不良が検出
された場合、一義的にディジタル形継電器の機能を停止
していた。これは、ディジタルリレーのプログラムが、
定期的にサンプリングされた電気量を取り込んで、サン
プリングに同期してリアルタイムに処理するように構成
されているためであり、ディジタル演算処理部3がプロ
グラムメモリ5内の不良プログラムで実行したときの、
暴走、誤動作を防ぐためである。
【0011】一方、リアルタイム処理で構成したリレー
のプログラムでもプログラムメモリ5の中には、ディジ
タル形継電器の運用上必須でない処理も含まれている。
従来の技術では、プログラムの内容に係わらずプログラ
ムデータから算出したサム値と予め設定しておいた定数
との一致を常時監視し、不一致の場合一義的にディジタ
ルリレー継電器の機能を停止していたので、プログラム
中でディジタル形継電器の運用上継続運用しても差し支
えない部分に不良があった場合でも、リレーシステム全
体の機能を停止していた。
のプログラムでもプログラムメモリ5の中には、ディジ
タル形継電器の運用上必須でない処理も含まれている。
従来の技術では、プログラムの内容に係わらずプログラ
ムデータから算出したサム値と予め設定しておいた定数
との一致を常時監視し、不一致の場合一義的にディジタ
ルリレー継電器の機能を停止していたので、プログラム
中でディジタル形継電器の運用上継続運用しても差し支
えない部分に不良があった場合でも、リレーシステム全
体の機能を停止していた。
【0012】以上のことは従来のディジタル形継電器の
稼働率を下げる結果となり、これは電力供給障害へと発
展する可能性があった。また、装置の信頼性低下にもつ
ながる可能性があった。
稼働率を下げる結果となり、これは電力供給障害へと発
展する可能性があった。また、装置の信頼性低下にもつ
ながる可能性があった。
【0013】本発明は上記した実情に鑑みてなされたも
のであり、プログラム中に不良が発生しても、その重要
度から継続運用を可能とし、稼働率を向上するディジタ
ル形継電器およびその監視方法を提供することを目的と
している。
のであり、プログラム中に不良が発生しても、その重要
度から継続運用を可能とし、稼働率を向上するディジタ
ル形継電器およびその監視方法を提供することを目的と
している。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明のディジタル形継
電器は電力系統から電気量を入力し、予め記憶された演
算処理プログラムに従いリレー演算を行うものであっ
て、演算処理プログラムを機能毎に分割して記憶するプ
ログラム記憶手段と、プログラム記憶手段から分割され
た単位プログラムを読み出しプログラムの不良を監視す
るプログラム監視手段と、プログラム監視手段が不良検
知しないとき、読み出した単位プログラムに従い演算処
理を実行するプログラム実行制御手段と、プログラム監
視手段が不良検知したとき、所定の条件(重要度)を判
定し読み出した単位プログラムの実行を回避し、プログ
ラム監視手段に次の単位プログラムを読み出させる判別
処理手段とを具備する。
電器は電力系統から電気量を入力し、予め記憶された演
算処理プログラムに従いリレー演算を行うものであっ
て、演算処理プログラムを機能毎に分割して記憶するプ
ログラム記憶手段と、プログラム記憶手段から分割され
た単位プログラムを読み出しプログラムの不良を監視す
るプログラム監視手段と、プログラム監視手段が不良検
知しないとき、読み出した単位プログラムに従い演算処
理を実行するプログラム実行制御手段と、プログラム監
視手段が不良検知したとき、所定の条件(重要度)を判
定し読み出した単位プログラムの実行を回避し、プログ
ラム監視手段に次の単位プログラムを読み出させる判別
処理手段とを具備する。
【0015】また、判別処理手段は、プログラム監視手
段が不良検知したとき、単位プログラム毎に予め定めら
れた次の不良処理を判別し、実行するものである。不良
処理としては、当該ディジタル形継電器の機能停止処
理、当該不良の表示出力処理、当該不良の記録処理のう
ちの少なくともいずれかを判別し実行するものである。
また、プログラム監視手段、プログラム実行制御手段お
よび判別処理手段を複数の単位プログラム毎に処理する
ものである。
段が不良検知したとき、単位プログラム毎に予め定めら
れた次の不良処理を判別し、実行するものである。不良
処理としては、当該ディジタル形継電器の機能停止処
理、当該不良の表示出力処理、当該不良の記録処理のう
ちの少なくともいずれかを判別し実行するものである。
また、プログラム監視手段、プログラム実行制御手段お
よび判別処理手段を複数の単位プログラム毎に処理する
ものである。
【0016】
【作用】本発明のディジタル形継電器の監視方法は演算
処理プログラムを機能毎に分割して記憶するプログラム
記憶手段から分割された一つまたは複数の単位プログラ
ムを読み出し、それぞれのプログラムの不良を監視し、
不良検知しないとき、読み出した一つまたは複数の単位
プログラムに従い演算処理を実行し、不良検知したと
き、読み出した一つまたは複数の単位プログラムの実行
を回避し、単位プログラム毎に予め定められた不良処理
を判別し、実行する。
処理プログラムを機能毎に分割して記憶するプログラム
記憶手段から分割された一つまたは複数の単位プログラ
ムを読み出し、それぞれのプログラムの不良を監視し、
不良検知しないとき、読み出した一つまたは複数の単位
プログラムに従い演算処理を実行し、不良検知したと
き、読み出した一つまたは複数の単位プログラムの実行
を回避し、単位プログラム毎に予め定められた不良処理
を判別し、実行する。
【0017】また、不良処理は、少なくとも当該ディジ
タル形継電器の機能停止処理、当該不良の表示出力処
理、当該不良の記録処理のうちのいずれかを判別し実行
する。プログラム監視にて不良検知されたプログラムを
実行しないことで、ディジタル形継電器の機能停止(全
ての機能停止)することなく継続運用できる期間、範囲
を拡大できる。
タル形継電器の機能停止処理、当該不良の表示出力処
理、当該不良の記録処理のうちのいずれかを判別し実行
する。プログラム監視にて不良検知されたプログラムを
実行しないことで、ディジタル形継電器の機能停止(全
ての機能停止)することなく継続運用できる期間、範囲
を拡大できる。
【0018】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照して説明する。
図1は本発明の実施例を説明する図で、プログラム実行
制御手段12と、各機能毎のプログラムデータの監視を行
うプログラムデータ監視手段13を備えたディジタル演算
処理部3が、各機能毎にプログラムデータを記憶してあ
るプログラム記憶手段14を備えたプログラムメモリ5の
機能毎のプログラムデータを監視し、不良の場合に該当
部分が予め定められた機能上の重要度に応じて、記録の
みとするか、記録及び表示するか、もしくは機能停止す
るかを判定し、且つ不良部分が実行しないように制御す
る判別処理手段15とを示す機能ブロック図である。本実
施例ではプログラムデータの監視方法としてプログラム
データのサム値を監視する方法で説明する。
図1は本発明の実施例を説明する図で、プログラム実行
制御手段12と、各機能毎のプログラムデータの監視を行
うプログラムデータ監視手段13を備えたディジタル演算
処理部3が、各機能毎にプログラムデータを記憶してあ
るプログラム記憶手段14を備えたプログラムメモリ5の
機能毎のプログラムデータを監視し、不良の場合に該当
部分が予め定められた機能上の重要度に応じて、記録の
みとするか、記録及び表示するか、もしくは機能停止す
るかを判定し、且つ不良部分が実行しないように制御す
る判別処理手段15とを示す機能ブロック図である。本実
施例ではプログラムデータの監視方法としてプログラム
データのサム値を監視する方法で説明する。
【0019】図2に本実施例の動作フローチャートを示
す。ステップF11(プログラム監視手段の実行・動作に
相当)は、機能Aに該当するプログラムAのプログラム
データのサム値Aが、予め定められた定数との一致を判
定する処理で、一致の場合は処理をステップF12へ進
め、不一致の場合は処理をステップ接合子Aへ進める。
ステップF12(プログラム実行制御手段の実行・動作に
相当)では、機能Aに該当するプログラムAの処理を行
い、処理を次に進める。以下ステップF13、ステップF
15は前述のステップF11と同一の処理を行い、ステップ
F14とステップF16は前述のステップF12と同一の処理
を行う。ステップF16を処理した後、処理をステップF
11に戻し、以下繰り返し処理する。図3は本発明の判別
処理手段を実行・動作のフローチャートであり、ステッ
プ接合子A以降は不良箇所と装置の処理をどうするかを
判別する判別処理で、ステップF17にて、不良箇所のリ
レー機能上での重要度に応じて、処理が判別される。判
別が終わるとステップ結合子Bへ処理を移す。ステップ
接合子Bはそれぞれの飛び先へ処理を戻す。
す。ステップF11(プログラム監視手段の実行・動作に
相当)は、機能Aに該当するプログラムAのプログラム
データのサム値Aが、予め定められた定数との一致を判
定する処理で、一致の場合は処理をステップF12へ進
め、不一致の場合は処理をステップ接合子Aへ進める。
ステップF12(プログラム実行制御手段の実行・動作に
相当)では、機能Aに該当するプログラムAの処理を行
い、処理を次に進める。以下ステップF13、ステップF
15は前述のステップF11と同一の処理を行い、ステップ
F14とステップF16は前述のステップF12と同一の処理
を行う。ステップF16を処理した後、処理をステップF
11に戻し、以下繰り返し処理する。図3は本発明の判別
処理手段を実行・動作のフローチャートであり、ステッ
プ接合子A以降は不良箇所と装置の処理をどうするかを
判別する判別処理で、ステップF17にて、不良箇所のリ
レー機能上での重要度に応じて、処理が判別される。判
別が終わるとステップ結合子Bへ処理を移す。ステップ
接合子Bはそれぞれの飛び先へ処理を戻す。
【0020】次に上述の処理をディジタルリレーシステ
ムに適用した場合について具体的に説明する。ディジタ
ルリレーシステムの機能を、 (1)リレー整定値の読みだし処理 (2)リレー判定処理 (3)メモリデータの表示処理 の3分割にした場合について説明する。
ムに適用した場合について具体的に説明する。ディジタ
ルリレーシステムの機能を、 (1)リレー整定値の読みだし処理 (2)リレー判定処理 (3)メモリデータの表示処理 の3分割にした場合について説明する。
【0021】(1)リレー整定値の読みだし処理は、デ
ィジタル演算処理部3が整定回路6から整定値を読み出
す処理で、(2)リレー判定処理は、系統電気量と前述
の整定値とからリレー判定する処理で、(3)メモリデ
ータ表示処理は、データメモリ4の内容を読みだしてL
ED等に表示する処理である。ここで、(2)リレー判
定処理はディジタルリレーシステムとして必要不可欠の
処理である。それに比べて、(1)リレー整定値読みだ
し処理は、一度整定値を読み出せば変更されない限り再
度読み出す必要がなく、それほど必要な処理でない。ま
た、(3)メモリデータの表示処理は、デバッグ中もし
くは試験中に必要な処理で、リレーシステムを運用する
上でほとんど必要としない処理である。
ィジタル演算処理部3が整定回路6から整定値を読み出
す処理で、(2)リレー判定処理は、系統電気量と前述
の整定値とからリレー判定する処理で、(3)メモリデ
ータ表示処理は、データメモリ4の内容を読みだしてL
ED等に表示する処理である。ここで、(2)リレー判
定処理はディジタルリレーシステムとして必要不可欠の
処理である。それに比べて、(1)リレー整定値読みだ
し処理は、一度整定値を読み出せば変更されない限り再
度読み出す必要がなく、それほど必要な処理でない。ま
た、(3)メモリデータの表示処理は、デバッグ中もし
くは試験中に必要な処理で、リレーシステムを運用する
上でほとんど必要としない処理である。
【0022】以上3分割した処理をそれぞれプログラム
A、プログラムB、プログラムCに割当て、それぞれの
プログラムデータ毎にサム値A、サム値B、サム値Cを
予め設定しておいて処理を行うと、プログラムデータの
サム値が正常であればプログラムが実行され、異常であ
れば不良判定処理される事になる。ここで、上述したよ
うに、3分割した各処理はそれぞれの重要性から、プロ
グラムA(リレー整定値読みだし処理)が不良の場合不
良表示とプログラムの切り放しを、プログラムB(リレ
ー判定処理)はリレー機能の停止を、プログラムC(メ
モリデータの表示処理)は不良情報を記録するのみで且
つプログラムを切り放すことになる。
A、プログラムB、プログラムCに割当て、それぞれの
プログラムデータ毎にサム値A、サム値B、サム値Cを
予め設定しておいて処理を行うと、プログラムデータの
サム値が正常であればプログラムが実行され、異常であ
れば不良判定処理される事になる。ここで、上述したよ
うに、3分割した各処理はそれぞれの重要性から、プロ
グラムA(リレー整定値読みだし処理)が不良の場合不
良表示とプログラムの切り放しを、プログラムB(リレ
ー判定処理)はリレー機能の停止を、プログラムC(メ
モリデータの表示処理)は不良情報を記録するのみで且
つプログラムを切り放すことになる。
【0023】また、ステップF11からステップF16まで
の一連の処理は、系統電気量のデータサンプリング毎に
行われる。以上のことから、各機能毎のプログラムに対
するプログラムデータのサム値を監視し、不良の場合は
該当機能の重要性から不要と判断された場合に、予め定
められた条件で不良判定し、且つ該当部分を実行しない
ことで、ディジタルリレーシステムを継続運用すること
ができる。
の一連の処理は、系統電気量のデータサンプリング毎に
行われる。以上のことから、各機能毎のプログラムに対
するプログラムデータのサム値を監視し、不良の場合は
該当機能の重要性から不要と判断された場合に、予め定
められた条件で不良判定し、且つ該当部分を実行しない
ことで、ディジタルリレーシステムを継続運用すること
ができる。
【0024】以上の説明は、一例として機能を3分割し
てそれぞれの機能に該当するプログラムのプログラムデ
ータのサム値を監視して、不良の場合に機能を切り放す
ことの説明であるが、3分割以外の分割においても同様
な効果が導き出せる事は言うまでもない。
てそれぞれの機能に該当するプログラムのプログラムデ
ータのサム値を監視して、不良の場合に機能を切り放す
ことの説明であるが、3分割以外の分割においても同様
な効果が導き出せる事は言うまでもない。
【0025】図4は他の実施例の処理内容を示すフロー
チャートである。本実施例は、各機能が完全に機能分離
ができない場合の1例であり、機能Aと機能Bがどちら
か一方でも不良の場合に両方とも分離する場合である。
図中の各ステップの処理F11〜F14は図2のステップF
11〜F14と同一の処理である。このフローチャートにお
いて、機能Aと機能Bに該当するプログラムAとプログ
ラムBのプログラムデータのサム値Aとサム値Bのいず
れかが不良となった時には、プログラムAとプログラム
Bを両方とも非実行とすることができる。
チャートである。本実施例は、各機能が完全に機能分離
ができない場合の1例であり、機能Aと機能Bがどちら
か一方でも不良の場合に両方とも分離する場合である。
図中の各ステップの処理F11〜F14は図2のステップF
11〜F14と同一の処理である。このフローチャートにお
いて、機能Aと機能Bに該当するプログラムAとプログ
ラムBのプログラムデータのサム値Aとサム値Bのいず
れかが不良となった時には、プログラムAとプログラム
Bを両方とも非実行とすることができる。
【0026】以上説明した処理を行うと、本実施例でも
これまでに説明した実施例と同一の効果を導くことがで
きる。更に図4では2機能の状態について説明したが、
3以上の複数種類の機能についても同一の効果を導く事
ができる事は言うまでもない。また、図5のとおり渾然
する場合も良い。
これまでに説明した実施例と同一の効果を導くことがで
きる。更に図4では2機能の状態について説明したが、
3以上の複数種類の機能についても同一の効果を導く事
ができる事は言うまでもない。また、図5のとおり渾然
する場合も良い。
【0027】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明によれば、プ
ログラムを構成する各機能が不良となった場合、該当機
能がディジタルリレーシステムの運用上実行しなくても
特に問題とならない場合に非実行とすることで継続運用
ができるディジタル形継電器を提供することができる。
ログラムを構成する各機能が不良となった場合、該当機
能がディジタルリレーシステムの運用上実行しなくても
特に問題とならない場合に非実行とすることで継続運用
ができるディジタル形継電器を提供することができる。
【図1】本発明のディジタル形継電器の機能ブロック図
【図2】本発明による一実施例の処理内容を示すフロー
チャート
チャート
【図3】本発明の判別処理手段の処理内容を示すフロー
チャート
チャート
【図4】他の実施例の処理内容を示すフローチャート
【図5】他の実施例の処理内容を示すフローチャート
【図6】ディジタル形継電器の構成図
【図7】メモリとデータの流れを説明するブロック図
【図8】従来技術の処理内容を示すフローチャート
1…ディジタル形継電器、2…アナログ入力部、3…デ
ィジタル演算処理部、4…データメモリ、5…プログラ
ムメモリ、6…整定回路、7…出力部、8…内部バス、
9…アドレスバス、10…データバス、11…読みだし制御
信号、12…プログラム実行制御手段、13…プログラム監
視手段、14…プログラム記憶手段、15…判別処理手段。
ィジタル演算処理部、4…データメモリ、5…プログラ
ムメモリ、6…整定回路、7…出力部、8…内部バス、
9…アドレスバス、10…データバス、11…読みだし制御
信号、12…プログラム実行制御手段、13…プログラム監
視手段、14…プログラム記憶手段、15…判別処理手段。
Claims (7)
- 【請求項1】 電力系統から電気量を入力し、予め記憶
された演算処理プログラムに従いリレー演算を行うディ
ジタル形継電器において、 演算処理プログラムを機能毎に分割して記憶するプログ
ラム記憶手段と、 前記プログラム記憶手段から分割された単位プログラム
を読み出しプログラムの不良を監視するプログラム監視
手段と、 前記プログラム監視手段が不良検知しないとき、読み出
した前記単位プログラムに従い演算処理を実行するプロ
グラム実行制御手段と、 前記プログラム監視手段が不良検知したとき、読み出し
た前記単位プログラムの実行を回避し、前記プログラム
監視手段に次の単位プログラムを読み出させる判別処理
手段とを具備することを特徴とするディジタル形継電
器。 - 【請求項2】 電力系統から電気量を入力し、予め記憶
された演算処理プログラムに従いリレー演算を行うディ
ジタル形継電器において、 演算処理プログラムを機能毎に分割して記憶するプログ
ラム記憶手段と、 前記プログラム記憶手段から分割された単位プログラム
を読み出しプログラムの不良を監視するプログラム監視
手段と、 前記プログラム監視手段が不良検知しないとき、読み出
した前記単位プログラムに従い演算処理を実行するプロ
グラム実行制御手段と、 前記プログラム監視手段が不良検知したとき、単位プロ
グラム毎に予め定められた不良処理を判別し、実行する
判別処理手段とを具備することを特徴とするディジタル
形継電器。 - 【請求項3】 請求項2において、前記判別処理手段は
単位プログラム毎に予め定められた不良処理として、少
なくとも当該ディジタル形継電器の機能停止処理、当該
不良の表示出力処理、当該不良の記録処理のうちのいず
れかを判別し実行するものとすることを特徴とするディ
ジタル形継電器。 - 【請求項4】 電力系統から電気量を入力し、予め記憶
された演算処理プログラムに従いリレー演算を行うディ
ジタル形継電器において、 演算処理プログラムを機能毎に分割して記憶するプログ
ラム記憶手段と、 前記プログラム記憶手段から分割された複数の単位プロ
グラムを読み出し、それぞれのプログラムの不良を監視
するプログラム監視手段と、 前記プログラム監視手段が不良検知しないとき、読み出
した前記複数の単位プログラムに従い演算処理を実行す
るプログラム実行制御手段と、 前記プログラム監視手段が前記複数の単位プログラムの
うち少なくとも一つの単位プログラムの不良検知したと
き、読み出した前記複数の単位プログラムの実行を回避
し、前記プログラム監視手段に次の一つあるいは複数の
単位プログラムを読み出させる判別処理手段とを具備す
ることを特徴とするディジタル形継電器。 - 【請求項5】 請求項4において、前記プログラム監視
手段が読み出す前記複数の単位プログラムは互いに疎で
ない所定の関連により組み合わせたグループであること
を特徴とするディジタル形継電器。 - 【請求項6】 電力系統から電気量を入力し、予め記憶
された演算処理プログラムに従いリレー演算を行うディ
ジタル形継電器の監視方法において、 演算処理プログラムを機能毎に分割して記憶するプログ
ラム記憶手段から分割された一つまたは複数の単位プロ
グラムを読み出し、それぞれのプログラムの不良を監視
し、 不良検知しないとき、読み出した前記一つまたは複数の
単位プログラムに従い演算処理を実行し、 不良検知したとき、読み出した前記一つまたは複数の単
位プログラムの実行を回避し、単位プログラム毎に予め
定められた不良処理を判別し、実行することを特徴とす
るディジタル形継電器の監視方法。 - 【請求項7】 請求項6において、前記不良処理は、少
なくとも当該ディジタル形継電器の機能停止処理、当該
不良の表示出力処理、当該不良の記録処理のうちのいず
れかを判別し実行することを特徴とするディジタル形継
電器の監視方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6013287A JPH07227033A (ja) | 1994-02-07 | 1994-02-07 | ディジタル形継電器およびその監視方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6013287A JPH07227033A (ja) | 1994-02-07 | 1994-02-07 | ディジタル形継電器およびその監視方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07227033A true JPH07227033A (ja) | 1995-08-22 |
Family
ID=11828993
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6013287A Pending JPH07227033A (ja) | 1994-02-07 | 1994-02-07 | ディジタル形継電器およびその監視方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07227033A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009201251A (ja) * | 2008-02-21 | 2009-09-03 | Toshiba Corp | ディジタル形保護継電装置 |
-
1994
- 1994-02-07 JP JP6013287A patent/JPH07227033A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009201251A (ja) * | 2008-02-21 | 2009-09-03 | Toshiba Corp | ディジタル形保護継電装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS5995610A (ja) | 状態表示部を備えた制御装置 | |
US6314350B1 (en) | Methods and apparatus for generating maintenance messages | |
CN1039670A (zh) | 相同过程多个参数的监控 | |
JPH07227033A (ja) | ディジタル形継電器およびその監視方法 | |
JPH07322471A (ja) | 保護継電器の自動試験装置 | |
JP2554282B2 (ja) | シーケンスコントローラの故障診断装置 | |
JPH0465698A (ja) | センサの故障診断装置 | |
JPS5924311A (ja) | プログラムタイマ− | |
JPH07281736A (ja) | 設備診断装置 | |
JP3254949B2 (ja) | 半導体検査装置 | |
JP2728675B2 (ja) | 変電機器の異常検出システム | |
JPH05189027A (ja) | 信号異常診断装置及びその使用方法 | |
JP2003271239A (ja) | 異常診断装置、異常予兆診断装置、及び不要事象検出装置 | |
JPH05304795A (ja) | サーボモータ制御装置 | |
JPH03273404A (ja) | 自動試験装置 | |
JPH04326012A (ja) | 故障診断方法 | |
JPS6248450B2 (ja) | ||
JPH03124223A (ja) | 異常監視方式 | |
JPH0683408A (ja) | 故障診断装置 | |
JPH0667921A (ja) | 障害処理機能を有する情報処理装置 | |
JPH0231403B2 (ja) | ||
JPS5941013A (ja) | プラント運転診断装置 | |
JPS63114015A (ja) | ガス絶縁開閉器のガス圧監視装置 | |
JPH05313712A (ja) | プログラマブルコントローラ | |
JPS59119455A (ja) | マイクロプロセツサの障害検出方式 |