JPH07226131A - ガス絶縁電気機器の内部事故検出装置 - Google Patents
ガス絶縁電気機器の内部事故検出装置Info
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- JPH07226131A JPH07226131A JP1660994A JP1660994A JPH07226131A JP H07226131 A JPH07226131 A JP H07226131A JP 1660994 A JP1660994 A JP 1660994A JP 1660994 A JP1660994 A JP 1660994A JP H07226131 A JPH07226131 A JP H07226131A
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H9/00—Details of switching devices, not covered by groups H01H1/00 - H01H7/00
- H01H9/02—Bases, casings, or covers
- H01H2009/0292—Transparent window or opening, e.g. for allowing visual inspection of contact position or contact condition
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02B—BOARDS, SUBSTATIONS OR SWITCHING ARRANGEMENTS FOR THE SUPPLY OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02B13/00—Arrangement of switchgear in which switches are enclosed in, or structurally associated with, a casing, e.g. cubicle
- H02B13/02—Arrangement of switchgear in which switches are enclosed in, or structurally associated with, a casing, e.g. cubicle with metal casing
- H02B13/035—Gas-insulated switchgear
- H02B13/065—Means for detecting or reacting to mechanical or electrical defects
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- Arc-Extinguishing Devices That Are Switches (AREA)
- Testing Relating To Insulation (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】ガス絶縁電気機器の容器内で生じた事故を確実
に検出することができる内部事故検出装置を提供する。 【構成】容器1に設けた窓部1aを塞ぐようにガラス板
等からなる透光体4を取り付ける。透光体4の内面4a
は散乱面とする。透光体4の外面に光ファイバ8の一端
の端末部8aを対向させ、光ファイバ8の他端を受光器
9に結合する。
に検出することができる内部事故検出装置を提供する。 【構成】容器1に設けた窓部1aを塞ぐようにガラス板
等からなる透光体4を取り付ける。透光体4の内面4a
は散乱面とする。透光体4の外面に光ファイバ8の一端
の端末部8aを対向させ、光ファイバ8の他端を受光器
9に結合する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガス絶縁開閉装置等の
ガス絶縁電気機器の内部で生じる地絡事故や短絡事故を
検出する内部事故検出装置に関するものである。
ガス絶縁電気機器の内部で生じる地絡事故や短絡事故を
検出する内部事故検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ガス絶縁開閉装置等のガス絶縁電気機器
において、容器内で地絡事故や短絡事故が生じた場合に
は、機器のいずれの箇所で事故が生じたのかを標定し
て、事故に迅速に対処する必要がある。そのため、地絡
事故や短絡事故が生じた場合に生じるアークの発光を検
出することにより、事故の発生を検出するようにした内
部事故検出装置が提案されている。
において、容器内で地絡事故や短絡事故が生じた場合に
は、機器のいずれの箇所で事故が生じたのかを標定し
て、事故に迅速に対処する必要がある。そのため、地絡
事故や短絡事故が生じた場合に生じるアークの発光を検
出することにより、事故の発生を検出するようにした内
部事故検出装置が提案されている。
【0003】図10はアーク光を検出することにより内
部事故を検出するようにした従来の内部事故検出装置の
構成を示したもので、同図において1はガス絶縁開閉装
置の母線部分の金属容器、2は金属容器1内に配置され
た母線導体であり、容器1内にはSF6 ガスが所定の圧
力で封入されている。容器1の壁部の一部を貫通させて
窓部1aが設けられ、該窓部1aの周辺部に突設された
周壁部3内にガラス板4´が嵌め込まれて、ガラス板4
´が窓部1aの周辺部にパッキン5を介して当接されて
いる。周壁部3の開口部周辺に押え板6がネジ止めされ
てガラス板4´が固定されている。押え板6にはケース
7が接続され、該ケースの底壁部に設けられた開口部7
aを通して該ケース内に挿入された受信用光ファイバ8
の一端の端末部8aがガラス板4´の中央部に対向させ
られている。光ファイバ8の他端は図示しない受光器に
結合されている。図10と同様に構成された内部事故検
出装置が、ガス絶縁開閉装置の他の容器にも取り付けら
れている。
部事故を検出するようにした従来の内部事故検出装置の
構成を示したもので、同図において1はガス絶縁開閉装
置の母線部分の金属容器、2は金属容器1内に配置され
た母線導体であり、容器1内にはSF6 ガスが所定の圧
力で封入されている。容器1の壁部の一部を貫通させて
窓部1aが設けられ、該窓部1aの周辺部に突設された
周壁部3内にガラス板4´が嵌め込まれて、ガラス板4
´が窓部1aの周辺部にパッキン5を介して当接されて
いる。周壁部3の開口部周辺に押え板6がネジ止めされ
てガラス板4´が固定されている。押え板6にはケース
7が接続され、該ケースの底壁部に設けられた開口部7
aを通して該ケース内に挿入された受信用光ファイバ8
の一端の端末部8aがガラス板4´の中央部に対向させ
られている。光ファイバ8の他端は図示しない受光器に
結合されている。図10と同様に構成された内部事故検
出装置が、ガス絶縁開閉装置の他の容器にも取り付けら
れている。
【0004】図10に示した内部事故検出装置におい
て、例えば図示のP1 点で地絡事故が生じ、アークA1
が生じると、そのアーク光はガラス板4´を通して光フ
ァイバ8の端末部8aに達するため、該アーク光が光フ
ァイバ8を通して図示しない受光器に達する。従って該
受光器より検出信号を得ることができ、容器1内で事故
が発生したことを検出することができる。
て、例えば図示のP1 点で地絡事故が生じ、アークA1
が生じると、そのアーク光はガラス板4´を通して光フ
ァイバ8の端末部8aに達するため、該アーク光が光フ
ァイバ8を通して図示しない受光器に達する。従って該
受光器より検出信号を得ることができ、容器1内で事故
が発生したことを検出することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図10に示した内部事
故検出装置においては、受信用光ファイバ8の端末部か
らガラス板4´を通して見通すことができる箇所でアー
クA1 が発生したときにそのアーク光を検出して事故の
発生を検出し得るが、光ファイバ8の端末部8aからは
見通すことができない点、例えば図示のP2 点でアーク
A2 が発生した場合には、そのアーク光が直接光ファイ
バ8の端末部8aに達しないため、アークA2 の発生を
適確に検出することができず、事故検出の信頼性が低い
という問題があった。また光ファイバ8の端末部8aに
アーク光が達したとしても、そのアーク光の入射角が、
光ファイバに固有の入射角(数度ないし20度)から外
れている場合には、光ファイバ内をアーク光が伝搬しな
いため、事故の検出を行うことができない。
故検出装置においては、受信用光ファイバ8の端末部か
らガラス板4´を通して見通すことができる箇所でアー
クA1 が発生したときにそのアーク光を検出して事故の
発生を検出し得るが、光ファイバ8の端末部8aからは
見通すことができない点、例えば図示のP2 点でアーク
A2 が発生した場合には、そのアーク光が直接光ファイ
バ8の端末部8aに達しないため、アークA2 の発生を
適確に検出することができず、事故検出の信頼性が低い
という問題があった。また光ファイバ8の端末部8aに
アーク光が達したとしても、そのアーク光の入射角が、
光ファイバに固有の入射角(数度ないし20度)から外
れている場合には、光ファイバ内をアーク光が伝搬しな
いため、事故の検出を行うことができない。
【0006】本発明の目的は、容器内の各部でアークを
伴う事故が生じた場合に、その事故を確実に検出するこ
とができるようにしたガス絶縁電気機器の内部事故検出
装置を提供することにある。
伴う事故が生じた場合に、その事故を確実に検出するこ
とができるようにしたガス絶縁電気機器の内部事故検出
装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、電気機器本体
を絶縁ガスが封入された容器内に収納してなるガス絶縁
電気機器の容器内で事故が発生したときに生じるアーク
を検出することによりガス絶縁電気機器の内部事故を検
出する装置に係わるものである。
を絶縁ガスが封入された容器内に収納してなるガス絶縁
電気機器の容器内で事故が発生したときに生じるアーク
を検出することによりガス絶縁電気機器の内部事故を検
出する装置に係わるものである。
【0008】本発明においては、容器の壁部を貫通させ
て設けられた窓部を塞ぐように透光体を取り付け、該透
光体の容器内に臨む面を該透光体への入射面(光を入射
させる面)として、該入射面に散乱性を有する部分を設
けておく。そして、透光体を透過した光を一端側から受
け入れて光ファイバを通して伝送する光信号伝送手段を
設け、該光信号伝送手段の他端に受光器を結合する。
て設けられた窓部を塞ぐように透光体を取り付け、該透
光体の容器内に臨む面を該透光体への入射面(光を入射
させる面)として、該入射面に散乱性を有する部分を設
けておく。そして、透光体を透過した光を一端側から受
け入れて光ファイバを通して伝送する光信号伝送手段を
設け、該光信号伝送手段の他端に受光器を結合する。
【0009】ここで「透光体」とは、光を透過させる材
料からなる板状またはブロック状等の任意の形状の部材
である。検出しようとするアーク光は紫外領域、可視領
域及び赤外領域のあらゆる領域の波長成分を含むので、
透光体を形成する材料はいずれかの領域の波長成分の光
を透過させるものであればよいが、検出感度を高めるた
めには、受光器の感度が高い領域の波長成分を多く通過
させる特性を有する材料を用いるのが好ましい。透光体
を構成する材料としては、各種のガラス、アクリル等の
樹脂、弗化バリウム、弗化カルシウム等の赤外線透過性
を有する結晶体等を用いることができる。
料からなる板状またはブロック状等の任意の形状の部材
である。検出しようとするアーク光は紫外領域、可視領
域及び赤外領域のあらゆる領域の波長成分を含むので、
透光体を形成する材料はいずれかの領域の波長成分の光
を透過させるものであればよいが、検出感度を高めるた
めには、受光器の感度が高い領域の波長成分を多く通過
させる特性を有する材料を用いるのが好ましい。透光体
を構成する材料としては、各種のガラス、アクリル等の
樹脂、弗化バリウム、弗化カルシウム等の赤外線透過性
を有する結晶体等を用いることができる。
【0010】また本発明において「散乱性」とは、光を
散乱させる性質を意味する。透光体の入射面に散乱性を
持たせるには、例えば、該入射面にスリガラス処理のよ
うな散乱処理を施せばよい。また、透光体の入射面に散
乱処理を施す代りに、透光体の入射面を耐アーク性及び
散乱性を有する被膜(コーティングまたは薄膜)により
被覆することによっても散乱性を持たせることができ
る。
散乱させる性質を意味する。透光体の入射面に散乱性を
持たせるには、例えば、該入射面にスリガラス処理のよ
うな散乱処理を施せばよい。また、透光体の入射面に散
乱処理を施す代りに、透光体の入射面を耐アーク性及び
散乱性を有する被膜(コーティングまたは薄膜)により
被覆することによっても散乱性を持たせることができ
る。
【0011】アークの発生を確実に検出するためには、
透光体の入射面の全体に散乱性を持たせる(入射面全体
を散乱面とする)のが好ましいが、場合によっては、透
光体の入射面の大部分に散乱性を持たせ、その一部を散
乱性を有しない部分として残しておくようにしてもよ
い。
透光体の入射面の全体に散乱性を持たせる(入射面全体
を散乱面とする)のが好ましいが、場合によっては、透
光体の入射面の大部分に散乱性を持たせ、その一部を散
乱性を有しない部分として残しておくようにしてもよ
い。
【0012】上記のように、透光体の容器内に臨む面を
入射面として、該入射面に散乱性を持たせた部分を設け
ておくと、光信号伝送手段の受光部から見通すことがで
きない位置でアークが発生した場合でも、透光体の入射
面の散乱性を有する部分にアーク光が到達しさえすれ
ば、該アーク光が散乱されて透光体内に均等に入射す
る。このとき透光体の入射面をその反対側の面から見る
と、散乱性を有する部分が明るく輝いて見える。光信号
伝送手段は、透光体の入射面で均等に散乱されたアーク
光をその一端側の受光部から受け入れて受光器に伝搬さ
せるので、光信号伝送手段の受光部から見通すことがで
きない箇所でアークが発生した場合でも、そのアーク光
を捕らえて検出することができる。また透光体に対する
アーク光の入射角がいかなる場合でも、光信号伝送手段
の受光部に光を到達させることができるため、アーク光
の検出を確実に行わせることができ、内部事故を確実に
検出することができる。
入射面として、該入射面に散乱性を持たせた部分を設け
ておくと、光信号伝送手段の受光部から見通すことがで
きない位置でアークが発生した場合でも、透光体の入射
面の散乱性を有する部分にアーク光が到達しさえすれ
ば、該アーク光が散乱されて透光体内に均等に入射す
る。このとき透光体の入射面をその反対側の面から見る
と、散乱性を有する部分が明るく輝いて見える。光信号
伝送手段は、透光体の入射面で均等に散乱されたアーク
光をその一端側の受光部から受け入れて受光器に伝搬さ
せるので、光信号伝送手段の受光部から見通すことがで
きない箇所でアークが発生した場合でも、そのアーク光
を捕らえて検出することができる。また透光体に対する
アーク光の入射角がいかなる場合でも、光信号伝送手段
の受光部に光を到達させることができるため、アーク光
の検出を確実に行わせることができ、内部事故を確実に
検出することができる。
【0013】透光体の入射面の散乱性を有する部分で散
乱したアーク光を光信号伝送手段に導くための構造には
種々の態様が考えられる。
乱したアーク光を光信号伝送手段に導くための構造には
種々の態様が考えられる。
【0014】例えば、上記透光体を板状に形成する場合
には、光信号伝送手段の一端の受光部を板状の透光体の
入射面(容器内に臨む面)と反対側の面に対向させた状
態で設ければよい。
には、光信号伝送手段の一端の受光部を板状の透光体の
入射面(容器内に臨む面)と反対側の面に対向させた状
態で設ければよい。
【0015】なお光信号伝送手段は、光ファイバのみで
構成してもよく、光ファイバと、該光ファイバの端部に
結合された端末部とにより構成してもよい。光ファイバ
の端末部は、光ファイバの端部の保護を図ったり、該光
ファイバの端部を適宜の取付け箇所に固定する場合にそ
の固定を容易にしたりするために設けられるもので、例
えば、光ファイバの端部を受け入れる筒状のケースと、
該ケースの開口部を閉じるように取り付けられた適宜の
光学素子(フィルタ、透明板またはコリメータレンズ
等)とにより構成される。
構成してもよく、光ファイバと、該光ファイバの端部に
結合された端末部とにより構成してもよい。光ファイバ
の端末部は、光ファイバの端部の保護を図ったり、該光
ファイバの端部を適宜の取付け箇所に固定する場合にそ
の固定を容易にしたりするために設けられるもので、例
えば、光ファイバの端部を受け入れる筒状のケースと、
該ケースの開口部を閉じるように取り付けられた適宜の
光学素子(フィルタ、透明板またはコリメータレンズ
等)とにより構成される。
【0016】光信号伝送手段を光ファイバのみにより構
成する場合には、該光ファイバの一端の端面そのものが
受光部となり、光ファイバとその端部に結合された端末
部とにより光伝送手段を構成する場合には、該端末部の
端面が受光部となる。
成する場合には、該光ファイバの一端の端面そのものが
受光部となり、光ファイバとその端部に結合された端末
部とにより光伝送手段を構成する場合には、該端末部の
端面が受光部となる。
【0017】また上記容器の外側に透光体を透過した光
を入射させる空洞を設けて該空洞の内面を反射面(光を
反射させる面)とし、光信号伝送手段の一端の受光部
を、空洞の外殻を貫通させて設けられた孔を通して該空
洞内に指向させるようにしてもよい。
を入射させる空洞を設けて該空洞の内面を反射面(光を
反射させる面)とし、光信号伝送手段の一端の受光部
を、空洞の外殻を貫通させて設けられた孔を通して該空
洞内に指向させるようにしてもよい。
【0018】このように、ガラス板を透過した光を空洞
に入射させて該空洞の内面で反射させるようにすると、
空洞が積分球と同様の機能を果たすため、アーク光を高
感度で検出することができる。
に入射させて該空洞の内面で反射させるようにすると、
空洞が積分球と同様の機能を果たすため、アーク光を高
感度で検出することができる。
【0019】また上記透光体として、容器の窓部を塞ぐ
ように設けられた板状部分と該板状部分に一体化された
球状部分とを有するものを用いることもできる。この場
合、透光体の板状部分の容器内に臨む面を入射面とし、
光信号伝送手段の一端の受光部を透光体の球状部分の外
面の一部に対向させた状態で配置する。透光体の外面の
光信号伝送手段の一端の受光部が対向する部分を除いた
部分には、該透光体内に入射した光を反射させる反射面
を形成しておく。
ように設けられた板状部分と該板状部分に一体化された
球状部分とを有するものを用いることもできる。この場
合、透光体の板状部分の容器内に臨む面を入射面とし、
光信号伝送手段の一端の受光部を透光体の球状部分の外
面の一部に対向させた状態で配置する。透光体の外面の
光信号伝送手段の一端の受光部が対向する部分を除いた
部分には、該透光体内に入射した光を反射させる反射面
を形成しておく。
【0020】このような透光体を用いると、入射面の散
乱性を有する部分で均等に散乱して透光体内に入射した
光が、該透光体内で反射を繰り返して光信号伝送手段の
受光部に達するため、アーク光を高感度で検出すること
ができる。
乱性を有する部分で均等に散乱して透光体内に入射した
光が、該透光体内で反射を繰り返して光信号伝送手段の
受光部に達するため、アーク光を高感度で検出すること
ができる。
【0021】また上記透光体を、容器の窓部の周辺部に
突設した周壁部内に嵌合した状態で設けて、該周壁部の
内面に沿う透光体の側面側に、該透光体内に入射した光
を反射させる反射面を設けるようにしてもよい。この場
合、光信号伝送手段は、その一端の受光部を透光体の入
射面と反対側の面に対向させた状態で設ける。透光体と
しては、円筒状、立方体状、横断面が多角形状を呈する
角柱状等任意の形状のものを用いることができる。
突設した周壁部内に嵌合した状態で設けて、該周壁部の
内面に沿う透光体の側面側に、該透光体内に入射した光
を反射させる反射面を設けるようにしてもよい。この場
合、光信号伝送手段は、その一端の受光部を透光体の入
射面と反対側の面に対向させた状態で設ける。透光体と
しては、円筒状、立方体状、横断面が多角形状を呈する
角柱状等任意の形状のものを用いることができる。
【0022】このように構成した場合にも、透光体内に
入射した光が該透光体内で反射を繰り返して光信号伝送
手段の受光部に達するため、アーク光を高感度で検出す
ることができる。
入射した光が該透光体内で反射を繰り返して光信号伝送
手段の受光部に達するため、アーク光を高感度で検出す
ることができる。
【0023】本発明においてはまた、透光体を透過した
光を入射させる空洞を容器の外側に設けて、該空洞の外
殻を貫通させて設けた窓部を通して該空洞内にコーン状
の透光性ブロック(透光性を有するブロック)を、その
先端部を透光体に向けた状態で挿入し、該透光性ブロッ
クの後端面に受信用光ファイバの一端の受光部を対向さ
せるようにすることもできる。この場合、空洞内に位置
する透光性ブロックの表面は散乱性を有する面とし、空
洞の内面は光を反射させる反射面とする。
光を入射させる空洞を容器の外側に設けて、該空洞の外
殻を貫通させて設けた窓部を通して該空洞内にコーン状
の透光性ブロック(透光性を有するブロック)を、その
先端部を透光体に向けた状態で挿入し、該透光性ブロッ
クの後端面に受信用光ファイバの一端の受光部を対向さ
せるようにすることもできる。この場合、空洞内に位置
する透光性ブロックの表面は散乱性を有する面とし、空
洞の内面は光を反射させる反射面とする。
【0024】このように構成すると、空洞の内面で反射
を繰り返すことにより積分された光をコーン状のガラス
ブロックの表面で散乱させて光信号伝送手段に導くこと
ができるため、より多くの光を受光器に導いて検出感度
を高めることができる。
を繰り返すことにより積分された光をコーン状のガラス
ブロックの表面で散乱させて光信号伝送手段に導くこと
ができるため、より多くの光を受光器に導いて検出感度
を高めることができる。
【0025】本発明の検出装置において、透光体の入射
面が万一絶縁ガスの分解ガスにより腐食されると、検出
性能が低下するおそれがある。そこで、透光体の入射面
の腐食の程度をモニタし得るようにしておくのが好まし
い。そのためには、透光体の入射面の一部に散乱性を有
しない部分を残しておき、容器内にミラーを設けて該ミ
ラーを入射面の散乱性を有しない部分に対向配置する。
透光体の外側にはチェック光伝送手段を設けて、該チェ
ック光伝送手段の一端を透光体を介してミラーに指向さ
せる。そしてチェック光伝送手段の他端をチェック用光
源に結合し、該チェック用光源が発生する光をチェック
光伝送手段を通してミラーに与える。
面が万一絶縁ガスの分解ガスにより腐食されると、検出
性能が低下するおそれがある。そこで、透光体の入射面
の腐食の程度をモニタし得るようにしておくのが好まし
い。そのためには、透光体の入射面の一部に散乱性を有
しない部分を残しておき、容器内にミラーを設けて該ミ
ラーを入射面の散乱性を有しない部分に対向配置する。
透光体の外側にはチェック光伝送手段を設けて、該チェ
ック光伝送手段の一端を透光体を介してミラーに指向さ
せる。そしてチェック光伝送手段の他端をチェック用光
源に結合し、該チェック用光源が発生する光をチェック
光伝送手段を通してミラーに与える。
【0026】このように構成しておくと、ミラーで反射
したチェック用光源からの光を光信号伝送手段を通して
受光器により検出することによって透光体の入射面の腐
食の程度をモニタすることができるため、透光体の腐食
に適確に対処することができる。
したチェック用光源からの光を光信号伝送手段を通して
受光器により検出することによって透光体の入射面の腐
食の程度をモニタすることができるため、透光体の腐食
に適確に対処することができる。
【0027】本発明において、光信号伝送手段の一端に
透光性を有する端末部が設けられている場合には、該端
末部の端面が光信号伝送手段の受光部となる。この場
合、該端末部の端面に散乱性を持たせるのが好ましい。
このように光信号伝送手段の一端の受光部に散乱性を持
たせておくと、光信号伝送手段への入射可能角度を広く
することができるため、検出を更に確実にすることがで
きる。
透光性を有する端末部が設けられている場合には、該端
末部の端面が光信号伝送手段の受光部となる。この場
合、該端末部の端面に散乱性を持たせるのが好ましい。
このように光信号伝送手段の一端の受光部に散乱性を持
たせておくと、光信号伝送手段への入射可能角度を広く
することができるため、検出を更に確実にすることがで
きる。
【0028】上記の各構成では、透光体が光信号伝送手
段と別個に設けられているが、該光信号伝送手段の一端
に、容器の窓部を気密に貫通した状態で取り付け得る端
末部が設けられている場合には、該端末部を透光体とし
て用いることもできる。この場合、光信号伝送手段の端
末部の端面を入射面として、該入射面に散乱性を有する
部分を設ける。
段と別個に設けられているが、該光信号伝送手段の一端
に、容器の窓部を気密に貫通した状態で取り付け得る端
末部が設けられている場合には、該端末部を透光体とし
て用いることもできる。この場合、光信号伝送手段の端
末部の端面を入射面として、該入射面に散乱性を有する
部分を設ける。
【0029】
【作用】上記のように、ガス絶縁電気機器の容器に設け
た窓部を塞ぐように透光体を取り付け、該透光体の容器
内に臨む面を入射面として、該入射面に散乱性を有する
部分を設けておくと、光信号伝送手段の受光部から見通
すことができない位置でアークが発生した場合でも、透
光体の入射面の散乱性を有する部分にアーク光が到達し
さえすれば、該アーク光を光伝送手段を通して受光器に
伝えることができる。従って、光信号伝送手段の受光部
から見通すことができない箇所でアークが発生した場合
でも、そのアーク光を捕らえて、検出することができ
る。また透光体に対するアーク光の入射角がいかなる場
合でも、光信号伝送手段の受光部に光を到達させること
ができるため、アーク光の検出を確実に行わせることが
でき、内部事故を確実に検出することができる。
た窓部を塞ぐように透光体を取り付け、該透光体の容器
内に臨む面を入射面として、該入射面に散乱性を有する
部分を設けておくと、光信号伝送手段の受光部から見通
すことができない位置でアークが発生した場合でも、透
光体の入射面の散乱性を有する部分にアーク光が到達し
さえすれば、該アーク光を光伝送手段を通して受光器に
伝えることができる。従って、光信号伝送手段の受光部
から見通すことができない箇所でアークが発生した場合
でも、そのアーク光を捕らえて、検出することができ
る。また透光体に対するアーク光の入射角がいかなる場
合でも、光信号伝送手段の受光部に光を到達させること
ができるため、アーク光の検出を確実に行わせることが
でき、内部事故を確実に検出することができる。
【0030】
【実施例】図1はガス絶縁開閉装置の母線部分に本発明
を適用した第1の実施例を示したものである。同図にお
いて1はガス絶縁開閉装置の母線部分の金属容器、2は
金属容器1内に配置された母線導体であり、容器1内に
はSF6 ガスが所定の圧力で封入されている。容器1の
壁部の一部を貫通させて設けられた窓部1aの周辺部に
環状の周壁部3が突設され、該周壁部3内にガラス等の
透光性を有する材料からなる板状の透光体4が嵌め込ま
れている。透光体4は窓部1aの周辺部にパッキン5を
介して当接されている。周壁部3の開口部に設けられた
フランジ部に押え板6がネジ止めされて透光体4が容器
1に対して固定されている。本発明においては、透光体
4の容器1内に臨む面が入射面4aとなっていて、該入
射面4aに散乱性(光を散乱させる性質)を有する部分
が設けられている。この実施例では、入射面4aの全体
にスリガラス処理等の散乱処理が施されて、該入射面4
aの全体が散乱面(光を散乱させる面)となっている。
を適用した第1の実施例を示したものである。同図にお
いて1はガス絶縁開閉装置の母線部分の金属容器、2は
金属容器1内に配置された母線導体であり、容器1内に
はSF6 ガスが所定の圧力で封入されている。容器1の
壁部の一部を貫通させて設けられた窓部1aの周辺部に
環状の周壁部3が突設され、該周壁部3内にガラス等の
透光性を有する材料からなる板状の透光体4が嵌め込ま
れている。透光体4は窓部1aの周辺部にパッキン5を
介して当接されている。周壁部3の開口部に設けられた
フランジ部に押え板6がネジ止めされて透光体4が容器
1に対して固定されている。本発明においては、透光体
4の容器1内に臨む面が入射面4aとなっていて、該入
射面4aに散乱性(光を散乱させる性質)を有する部分
が設けられている。この実施例では、入射面4aの全体
にスリガラス処理等の散乱処理が施されて、該入射面4
aの全体が散乱面(光を散乱させる面)となっている。
【0031】なお入射面4aに散乱処理を施す代りに、
該入射面に耐アーク性、耐分解ガス性及び散乱性を有す
る材料(例えばポリテトラフルオルエチレン)からなる
コーティングを施したり、該入射面を耐アーク性、耐分
解ガス性及び散乱性を有する材料からなる薄膜で被覆し
たりすることによって、入射面4aに散乱性を持たせる
ようにしてもよい。
該入射面に耐アーク性、耐分解ガス性及び散乱性を有す
る材料(例えばポリテトラフルオルエチレン)からなる
コーティングを施したり、該入射面を耐アーク性、耐分
解ガス性及び散乱性を有する材料からなる薄膜で被覆し
たりすることによって、入射面4aに散乱性を持たせる
ようにしてもよい。
【0032】透光体4はその横断面の輪郭が円形を呈す
るものでもよく、矩形状、正方形状など他の形状を呈す
るものでもよい。透光体4を嵌め込む周壁部3の断面形
状は透光体の形状に応じて適宜に設定する。
るものでもよく、矩形状、正方形状など他の形状を呈す
るものでもよい。透光体4を嵌め込む周壁部3の断面形
状は透光体の形状に応じて適宜に設定する。
【0033】押え板6にはケース7が接続され、該ケー
スの底壁部に設けられた開口部7aを通して該ケース内
に受信用光ファイバ8の一端が挿入されている。受信用
光ファイバ8の一端にはスリーブ状を呈する端末部8a
が嵌着され、該端末部8aの前端に取り付けられた薄い
透光板8bに光ファイバ8の一端が対向させられてい
る。この例では、光ファイバ8と端末部8aとにより光
信号伝送手段が構成されている。端末部8aの前端に設
けられた透光板8bの外面8b1が光信号伝達手段の受光
部となっており、この例では、透光板8bの外面8b1
が、透光体4の入射面と同様な散乱面となっている。
スの底壁部に設けられた開口部7aを通して該ケース内
に受信用光ファイバ8の一端が挿入されている。受信用
光ファイバ8の一端にはスリーブ状を呈する端末部8a
が嵌着され、該端末部8aの前端に取り付けられた薄い
透光板8bに光ファイバ8の一端が対向させられてい
る。この例では、光ファイバ8と端末部8aとにより光
信号伝送手段が構成されている。端末部8aの前端に設
けられた透光板8bの外面8b1が光信号伝達手段の受光
部となっており、この例では、透光板8bの外面8b1
が、透光体4の入射面と同様な散乱面となっている。
【0034】透光板8bの外面8b1は透光体4の外面4
bに対向させられ、光ファイバ8の他端(光信号伝送手
段の他端)は受光器9に結合されている。受光器9はフ
ォトダイオード等の受光素子や該受光素子の出力を増幅
する増幅器等からなっていて、容器1内で発生したアー
ク光に相応した電気信号を判定回路に与える。判定回路
は例えば受光器の出力信号を所定のしきい値と比較する
比較器からなっていて、受光器9から所定のしきい値以
上の出力信号が発生したときに、アークを伴う事故が生
じたと判定する。
bに対向させられ、光ファイバ8の他端(光信号伝送手
段の他端)は受光器9に結合されている。受光器9はフ
ォトダイオード等の受光素子や該受光素子の出力を増幅
する増幅器等からなっていて、容器1内で発生したアー
ク光に相応した電気信号を判定回路に与える。判定回路
は例えば受光器の出力信号を所定のしきい値と比較する
比較器からなっていて、受光器9から所定のしきい値以
上の出力信号が発生したときに、アークを伴う事故が生
じたと判定する。
【0035】図1の実施例において、容器1内で地絡事
故等が生じてアークが発生すると、そのアーク光が透光
体4の入射面4aに達する。透光体4の入射面4aは散
乱面となっているため、透光体4に達した光は該透光体
4内に均等に散乱して受信用光ファイバ8に入射する。
このとき透光体4の入射面4aを光ファイバ8の端末部
8a側から見ると該入射面4a全体が明るく輝いて見え
る。光ファイバ8は、この散乱光を受け入れて受光器9
に向けて伝送するため、該受光器から検出信号が得ら
れ、容器内で事故が生じたことが検出される。
故等が生じてアークが発生すると、そのアーク光が透光
体4の入射面4aに達する。透光体4の入射面4aは散
乱面となっているため、透光体4に達した光は該透光体
4内に均等に散乱して受信用光ファイバ8に入射する。
このとき透光体4の入射面4aを光ファイバ8の端末部
8a側から見ると該入射面4a全体が明るく輝いて見え
る。光ファイバ8は、この散乱光を受け入れて受光器9
に向けて伝送するため、該受光器から検出信号が得ら
れ、容器内で事故が生じたことが検出される。
【0036】従って上記実施例によれば、アークの発生
位置がいかなる場合でも、一定値以上の検出出力を得る
ことができ、光信号伝送手段の受光部(透光板8bの外
面8b1)から見通すことができる図示のP1 点で発生し
たアークA1 を検出することができるのはもちろん、該
受光部から見通すことができないP2 点で発生したアー
クA2 をも検出することができる。
位置がいかなる場合でも、一定値以上の検出出力を得る
ことができ、光信号伝送手段の受光部(透光板8bの外
面8b1)から見通すことができる図示のP1 点で発生し
たアークA1 を検出することができるのはもちろん、該
受光部から見通すことができないP2 点で発生したアー
クA2 をも検出することができる。
【0037】光ファイバ8の開口数NA(入射可能最大
角度の正弦値)は、0.2〜0.5程度であり、光ファ
イバに入射可能な角度範囲は非常に小さい(数度〜15
度程度)が、上記実施例のように、光ファイバ8の端末
部に設けた透光板の外面8b1を散乱面としておくと、光
ファイバ8への入射可能角度範囲を広くすることができ
るため、検出動作を更に確実にすることができる。
角度の正弦値)は、0.2〜0.5程度であり、光ファ
イバに入射可能な角度範囲は非常に小さい(数度〜15
度程度)が、上記実施例のように、光ファイバ8の端末
部に設けた透光板の外面8b1を散乱面としておくと、光
ファイバ8への入射可能角度範囲を広くすることができ
るため、検出動作を更に確実にすることができる。
【0038】図9は光ファイバ8の端末部に設けた透光
板8bの外面8b1を散乱面としない場合と、散乱面とし
た場合とについて、光ファイバ8への入射角と、入射す
る光の強度との関係を示したもので、同図において曲線
aは透光板の外面8b1を散乱面としない場合を示し、曲
線bは散乱面とした場合を示している。このように、光
ファイバ8の端末部に設けた透光板の外面8b1(光信号
伝送手段の受光部)を散乱面としておくと、光ファイバ
8の指向性をなくしてその入射可能角度範囲を広くする
ことができるため、検出性能を高めて容器内で生じたア
ーク光の検出を更に確実に行わせることができる。
板8bの外面8b1を散乱面としない場合と、散乱面とし
た場合とについて、光ファイバ8への入射角と、入射す
る光の強度との関係を示したもので、同図において曲線
aは透光板の外面8b1を散乱面としない場合を示し、曲
線bは散乱面とした場合を示している。このように、光
ファイバ8の端末部に設けた透光板の外面8b1(光信号
伝送手段の受光部)を散乱面としておくと、光ファイバ
8の指向性をなくしてその入射可能角度範囲を広くする
ことができるため、検出性能を高めて容器内で生じたア
ーク光の検出を更に確実に行わせることができる。
【0039】なお上記のように光信号伝送手段の受光部
を散乱面とすると、受光器に達する光量は減少するが、
受信光量の減少は受光器の感度を上げることにより対処
できるので問題ない。
を散乱面とすると、受光器に達する光量は減少するが、
受信光量の減少は受光器の感度を上げることにより対処
できるので問題ない。
【0040】ガス絶縁開閉装置のように、容器1内にS
F6 ガスが封入されている場合には、アーク発生時に生
じる分解ガスにより透光体4の入射面が腐食するおそれ
がある。透光体4の入射面が散乱面となっていない場合
には、透光体の入射面が腐食すると、その腐食による透
過光量の減少が検出動作に大きく影響する。これに対
し、上記実施例のように透光体4の入射面を当初から散
乱面としておくと、腐食に起因する散乱による透過光量
の減少の影響を少なくすることができる。
F6 ガスが封入されている場合には、アーク発生時に生
じる分解ガスにより透光体4の入射面が腐食するおそれ
がある。透光体4の入射面が散乱面となっていない場合
には、透光体の入射面が腐食すると、その腐食による透
過光量の減少が検出動作に大きく影響する。これに対
し、上記実施例のように透光体4の入射面を当初から散
乱面としておくと、腐食に起因する散乱による透過光量
の減少の影響を少なくすることができる。
【0041】また透光体の入射面に耐分解ガス性と散乱
性とを有するコーティングを施したり、同様の材料の薄
膜を貼り付けたりすることにより散乱性を持たせるよう
にすると、耐分解ガス性を改善することができる。
性とを有するコーティングを施したり、同様の材料の薄
膜を貼り付けたりすることにより散乱性を持たせるよう
にすると、耐分解ガス性を改善することができる。
【0042】図2は本発明の第2の実施例を示したもの
で、この実施例では、押え板6に筒体10の開口部が接
続され、押え板6と筒体10とにより空洞11が構成さ
れている。空洞11の内面11aは、光を乱反射させる
乱反射面となっている。この乱反射面は、例えば、筒体
10の内面及び押え板6の筒体10内に臨む面にフッ化
マグネシウム等の散乱反射塗料13を塗布することによ
り形成できる。空洞11の外殻を構成する筒体10の壁
部を貫通させて孔10bが設けられ、受信用光ファイバ
8の一端の端末部8aが孔10bを通して空洞内に指向
されている。この実施例でも、透光体4の入射面4a及
び、光ファイバ8の端末部8aの透光板8bの外面8b1
は散乱面となっている。光ファイバ8の他端は受光器に
結合されている。筒体10の断面形状は円形でもよく、
正方形等の角形でもよい。
で、この実施例では、押え板6に筒体10の開口部が接
続され、押え板6と筒体10とにより空洞11が構成さ
れている。空洞11の内面11aは、光を乱反射させる
乱反射面となっている。この乱反射面は、例えば、筒体
10の内面及び押え板6の筒体10内に臨む面にフッ化
マグネシウム等の散乱反射塗料13を塗布することによ
り形成できる。空洞11の外殻を構成する筒体10の壁
部を貫通させて孔10bが設けられ、受信用光ファイバ
8の一端の端末部8aが孔10bを通して空洞内に指向
されている。この実施例でも、透光体4の入射面4a及
び、光ファイバ8の端末部8aの透光板8bの外面8b1
は散乱面となっている。光ファイバ8の他端は受光器に
結合されている。筒体10の断面形状は円形でもよく、
正方形等の角形でもよい。
【0043】図2のように構成すると、アークA1 によ
り生じた光は、透光体4の入射面4aで散乱させられて
透光体4内にほぼ均等に分散して入射する。透光体4を
通過した光は空洞11内に入射して該空洞の内面(乱反
射面)10aにより乱反射させられるため、空洞11が
積分球と同様に働き、入射光が積分される。積分された
アーク光は受信用光ファイバ8を通して受光器に与えら
れる。
り生じた光は、透光体4の入射面4aで散乱させられて
透光体4内にほぼ均等に分散して入射する。透光体4を
通過した光は空洞11内に入射して該空洞の内面(乱反
射面)10aにより乱反射させられるため、空洞11が
積分球と同様に働き、入射光が積分される。積分された
アーク光は受信用光ファイバ8を通して受光器に与えら
れる。
【0044】このように内面を乱反射面とした空洞を設
けて該空洞内に光信号伝送手段の一端の受光部を指向さ
せると、透光体4を通過した光が積分されて光信号伝送
手段に到達するため、検出感度を高めて内部事故の検出
を確実にすることができる。図2の実施例のように、空
洞11内で、入射したアーク光を積分するようにする
と、アークの発生場所の如何にかかわらず光ファイバ8
に到達する光の光量をほぼ均一化することができるた
め、透光体4の入射面4aの散乱処理を省略することが
できる。
けて該空洞内に光信号伝送手段の一端の受光部を指向さ
せると、透光体4を通過した光が積分されて光信号伝送
手段に到達するため、検出感度を高めて内部事故の検出
を確実にすることができる。図2の実施例のように、空
洞11内で、入射したアーク光を積分するようにする
と、アークの発生場所の如何にかかわらず光ファイバ8
に到達する光の光量をほぼ均一化することができるた
め、透光体4の入射面4aの散乱処理を省略することが
できる。
【0045】なお図2の実施例において、光ファイバ8
の一端の端末部の透光板8bの外面の散乱処理は省略す
ることができる。
の一端の端末部の透光板8bの外面の散乱処理は省略す
ることができる。
【0046】図3は本発明の更に他の実施例を示したも
ので、この実施例では、板状部分15と該板状部分の一
面側に一体化された球状部分16とを有する透光体17
が用いられている。透光体17の板状部分15がガス絶
縁開閉装置の容器1の窓部1aの周辺部に設けられた周
壁部3内に嵌め込まれて、押え板6により固定されてい
る。透光体17の球状部分16の外面はその一部16a
を除いて反射面を内側に向けたミラー膜18により被覆
され、透光性ブロック17の球状部分16の外面のミラ
ー膜18により被覆されていない部分16aに受信用光
ファイバ8の一端の端末部8aが対向配置されている。
受信用光ファイバ8の他端は受光器に結合されている。
透光体17の板状部分15の容器1内に臨む面が透光体
17の入射面15aとなっており、該入射面15aが散
乱面となっている。
ので、この実施例では、板状部分15と該板状部分の一
面側に一体化された球状部分16とを有する透光体17
が用いられている。透光体17の板状部分15がガス絶
縁開閉装置の容器1の窓部1aの周辺部に設けられた周
壁部3内に嵌め込まれて、押え板6により固定されてい
る。透光体17の球状部分16の外面はその一部16a
を除いて反射面を内側に向けたミラー膜18により被覆
され、透光性ブロック17の球状部分16の外面のミラ
ー膜18により被覆されていない部分16aに受信用光
ファイバ8の一端の端末部8aが対向配置されている。
受信用光ファイバ8の他端は受光器に結合されている。
透光体17の板状部分15の容器1内に臨む面が透光体
17の入射面15aとなっており、該入射面15aが散
乱面となっている。
【0047】図3の実施例においては、透光体17の板
状部分15に入射したアーク光が球状部分16内で反射
を繰り返すため、透光体17が積分球と同様の動作を
し、積分された光が光ファイバ8に到達する。
状部分15に入射したアーク光が球状部分16内で反射
を繰り返すため、透光体17が積分球と同様の動作を
し、積分された光が光ファイバ8に到達する。
【0048】図3の実施例において、光ファイバ8の端
末部8aの受光面は散乱処理が施されていてもよく、散
乱処理が施されていなくてもよい。
末部8aの受光面は散乱処理が施されていてもよく、散
乱処理が施されていなくてもよい。
【0049】図4は本発明の更に他の実施例を示したも
ので、この実施例においては、キュービック状または円
柱状の透光体20が設けられ、この透光体20は、容器
1の窓部1aの周辺部に突設された奥行きの深い周壁部
3内に嵌合されて押え板6により固定されている。周壁
部3の断面形状は、透光体20の形状に応じて適宜に設
定される。透光体20の容器1内に臨む入射面20aは
散乱面となっている。透光体20の外面は、その他端の
端面の中央部20bを除いて反射面を内側に向けたミラ
ー膜21により被覆され、透光体20のミラー膜21が
形成されていない部分20bに受信用光ファイバ8の一
端の端末部8aが対向配置されている。光ファイバの端
末部8aの前端には透光板8bが取り付けられ、透光板
8bの外面も散乱面となっている。受信用光ファイバ8
の他端は受光器に結合されている。
ので、この実施例においては、キュービック状または円
柱状の透光体20が設けられ、この透光体20は、容器
1の窓部1aの周辺部に突設された奥行きの深い周壁部
3内に嵌合されて押え板6により固定されている。周壁
部3の断面形状は、透光体20の形状に応じて適宜に設
定される。透光体20の容器1内に臨む入射面20aは
散乱面となっている。透光体20の外面は、その他端の
端面の中央部20bを除いて反射面を内側に向けたミラ
ー膜21により被覆され、透光体20のミラー膜21が
形成されていない部分20bに受信用光ファイバ8の一
端の端末部8aが対向配置されている。光ファイバの端
末部8aの前端には透光板8bが取り付けられ、透光板
8bの外面も散乱面となっている。受信用光ファイバ8
の他端は受光器に結合されている。
【0050】図5は図4の実施例の変形例を示したもの
で、この例では、光ファイバ8の端末部8aの受光面
(透光板8bの外面)の散乱処理が省略され、代りに、
透光体20の他端の端面のミラー膜21が形成されてい
ない部分20bに散乱性を有する部分20b1が設けられ
ている。その他の点は図4の実施例と同様である。
で、この例では、光ファイバ8の端末部8aの受光面
(透光板8bの外面)の散乱処理が省略され、代りに、
透光体20の他端の端面のミラー膜21が形成されてい
ない部分20bに散乱性を有する部分20b1が設けられ
ている。その他の点は図4の実施例と同様である。
【0051】図4または図5に示した実施例において
は、透光体20に入射したアーク光がその内部で反射を
繰り返して光ファイバ8に入射するため、透光体20に
入射したアーク光が積分されて光ファイバ8に到達す
る。従ってこれらの実施例においても、図2または図3
の実施例と同様の効果を得ることができる。
は、透光体20に入射したアーク光がその内部で反射を
繰り返して光ファイバ8に入射するため、透光体20に
入射したアーク光が積分されて光ファイバ8に到達す
る。従ってこれらの実施例においても、図2または図3
の実施例と同様の効果を得ることができる。
【0052】図4の実施例において、光ファイバ8の端
末部8aの受光面は散乱性を有しない面であってもよ
い。また図5の実施例において、透光体20のミラー膜
が形成されていない部分20bの散乱性を有する部分2
0b1は省略してもよい。
末部8aの受光面は散乱性を有しない面であってもよ
い。また図5の実施例において、透光体20のミラー膜
が形成されていない部分20bの散乱性を有する部分2
0b1は省略してもよい。
【0053】図4及び図5に示した実施例において、透
光体20の外面を覆うミラー膜21は、周壁部3の内面
に沿う側面部にのみ設けてもよい。また透光体20の側
面を覆うようにミラー膜を設ける代りに、周壁部3の内
面にミラー膜を設けるようにしてもよい。
光体20の外面を覆うミラー膜21は、周壁部3の内面
に沿う側面部にのみ設けてもよい。また透光体20の側
面を覆うようにミラー膜を設ける代りに、周壁部3の内
面にミラー膜を設けるようにしてもよい。
【0054】図6は本発明の更に他の実施例を示したも
ので、この実施例では、容器1の壁部を貫通させて設け
られた窓部1aの周辺部に突設された周壁部3内に透光
体4が嵌め込まれ、不透明な材料により箱形または円筒
形に形成されたケース25の天井壁25aが周壁部3の
端部にボルト止めされている。透光体4はケースの天井
壁25aにより周壁部3内に押え込まれた状態で固定さ
れている。ケース25の天井壁25aには開口部25a1
が形成され、透光体4を透過した光が開口部25a1を通
してケース25内に入射させられている。ケース25の
底壁部25bの中央部に窓部25b1が形成され、この窓
部25b1を通してケース25内に、ガラス等の透明材料
からなるコーン状の透光性ブロック26が、その先端2
6aを透光体4側に向けた状態で挿入されている。この
実施例では、ケース25により空洞が構成され、該空洞
の内面25cは乱反射面となっている。この乱反射面
は、フッ化マグネシウム等の散乱反射塗料13を塗布す
ることにより形成される。また透光体4の容器1内に臨
む入射面4aは散乱面となっている。
ので、この実施例では、容器1の壁部を貫通させて設け
られた窓部1aの周辺部に突設された周壁部3内に透光
体4が嵌め込まれ、不透明な材料により箱形または円筒
形に形成されたケース25の天井壁25aが周壁部3の
端部にボルト止めされている。透光体4はケースの天井
壁25aにより周壁部3内に押え込まれた状態で固定さ
れている。ケース25の天井壁25aには開口部25a1
が形成され、透光体4を透過した光が開口部25a1を通
してケース25内に入射させられている。ケース25の
底壁部25bの中央部に窓部25b1が形成され、この窓
部25b1を通してケース25内に、ガラス等の透明材料
からなるコーン状の透光性ブロック26が、その先端2
6aを透光体4側に向けた状態で挿入されている。この
実施例では、ケース25により空洞が構成され、該空洞
の内面25cは乱反射面となっている。この乱反射面
は、フッ化マグネシウム等の散乱反射塗料13を塗布す
ることにより形成される。また透光体4の容器1内に臨
む入射面4aは散乱面となっている。
【0055】コーン状の透光性ブロック26の後端面2
6bに受信用光ファイバ8の一端の端末部8a(光信号
伝送手段の受光部)が対向配置され、受信用光ファイバ
8の他端は図示しない受光器に結合されている。ケース
25により構成された空洞内に位置する透光性ブロック
26の表面26cには光を散乱させる散乱処理が施され
ている。
6bに受信用光ファイバ8の一端の端末部8a(光信号
伝送手段の受光部)が対向配置され、受信用光ファイバ
8の他端は図示しない受光器に結合されている。ケース
25により構成された空洞内に位置する透光性ブロック
26の表面26cには光を散乱させる散乱処理が施され
ている。
【0056】図6の実施例では、ケース25により構成
された空洞内に入射した光が、該空洞の内面の乱反射面
により反射を繰り返してガラスブロック26の散乱処理
が施された表面26cに達する。ガラスブロック26の
表面に達した光は散乱して該ガラスブロック26内に均
等に分散して入射し、光ファイバ8の一端に入射する。
された空洞内に入射した光が、該空洞の内面の乱反射面
により反射を繰り返してガラスブロック26の散乱処理
が施された表面26cに達する。ガラスブロック26の
表面に達した光は散乱して該ガラスブロック26内に均
等に分散して入射し、光ファイバ8の一端に入射する。
【0057】この実施例においても、透光体4に入射し
た光が空洞内で積分されるため、図2ないし図5の実施
例と同様の効果を得ることができる。またコーン状の透
光性ブロック26を設けると、光信号伝送手段の受光部
に入射する光の角度成分を多くすることができるため、
検出感度を高めることができる。
た光が空洞内で積分されるため、図2ないし図5の実施
例と同様の効果を得ることができる。またコーン状の透
光性ブロック26を設けると、光信号伝送手段の受光部
に入射する光の角度成分を多くすることができるため、
検出感度を高めることができる。
【0058】図6の実施例において、光ファイバ8の端
末部8aの受光面に散乱処理を施すこともできる。
末部8aの受光面に散乱処理を施すこともできる。
【0059】図7は本発明の更に他の実施例を示したも
ので、この実施例では、受信用光ファイバ8の一端に設
けられた端末部8aが、ガス絶縁開閉装置の容器1の壁
部を貫通させて設けられた小さな窓部1aを気密に貫通
した状態で該容器1内に挿入されている。受信用光ファ
イバ8の端末部8aの前面には透光板8bが取り付けら
れていて、透光板8bの外面8b1が散乱面となってい
る。受信用光ファイバ8の他端は受光器に結合されてい
る。
ので、この実施例では、受信用光ファイバ8の一端に設
けられた端末部8aが、ガス絶縁開閉装置の容器1の壁
部を貫通させて設けられた小さな窓部1aを気密に貫通
した状態で該容器1内に挿入されている。受信用光ファ
イバ8の端末部8aの前面には透光板8bが取り付けら
れていて、透光板8bの外面8b1が散乱面となってい
る。受信用光ファイバ8の他端は受光器に結合されてい
る。
【0060】図7の実施例では、光ファイバの一端に設
けられた端末部8a自体が透光体を構成しており、容器
1内で発生したアーク光が端末部8aの先端の透光板8
bに直接到達する。透光板8bに到達した光はその外面
(入射面)の散乱面により散乱して均等に分散して光フ
ァイバ8の一端に入射するため、アークの発生場所の如
何に係わりなく、光ファイバ8に一定の光量以上の光を
入射することができる。
けられた端末部8a自体が透光体を構成しており、容器
1内で発生したアーク光が端末部8aの先端の透光板8
bに直接到達する。透光板8bに到達した光はその外面
(入射面)の散乱面により散乱して均等に分散して光フ
ァイバ8の一端に入射するため、アークの発生場所の如
何に係わりなく、光ファイバ8に一定の光量以上の光を
入射することができる。
【0061】図8は本発明の更に他の実施例を示したも
ので、この実施例では、容器1の壁部を貫通させて設け
られた窓部1aを塞ぐように取り付けられた板状の透光
体4の内面4aに散乱性を持たせる処理(散乱処理また
は散乱性被膜の接着等)を施す際に、その一部に散乱性
を有しない部分4a1が残される。容器1内にはミラー3
0が設けられて該ミラーが透光体4の内面の散乱性を有
しない部分4a1に対向配置されている。透光体4の外側
にはチェック光伝送手段を構成するチェック用光ファイ
バ31が配置され、該光ファイバ31の一端の端末部3
1aが透光体4を介してミラー30に指向されている。
チェック用光ファイバ31の他端は図示しないチェック
用光源に結合されていて、該光源から光ファイバ31と
透光体4の散乱性を有しない部分とを通してミラー30
に光が照射され、ミラー30で反射された光が透光体4
の散乱性を有しない部分を通して受信用光ファイバ8の
端末部8aに入射するようになっている。
ので、この実施例では、容器1の壁部を貫通させて設け
られた窓部1aを塞ぐように取り付けられた板状の透光
体4の内面4aに散乱性を持たせる処理(散乱処理また
は散乱性被膜の接着等)を施す際に、その一部に散乱性
を有しない部分4a1が残される。容器1内にはミラー3
0が設けられて該ミラーが透光体4の内面の散乱性を有
しない部分4a1に対向配置されている。透光体4の外側
にはチェック光伝送手段を構成するチェック用光ファイ
バ31が配置され、該光ファイバ31の一端の端末部3
1aが透光体4を介してミラー30に指向されている。
チェック用光ファイバ31の他端は図示しないチェック
用光源に結合されていて、該光源から光ファイバ31と
透光体4の散乱性を有しない部分とを通してミラー30
に光が照射され、ミラー30で反射された光が透光体4
の散乱性を有しない部分を通して受信用光ファイバ8の
端末部8aに入射するようになっている。
【0062】この実施例において、受信用光ファイバ8
の端末部8aの受光面に散乱処理が施されていない場合
には、光ファイバ31から出射した光の内、できるだけ
多くの部分を受信用光ファイバ8に入射させるように、
ミラー30への入出射角θと受信用光ファイバ8への入
射角θ´とを選ぶことが必要であるが、光ファイバ8の
端末部8aの受光面に散乱処理が施されている場合に
は、これらの角度をある程度自由に選定することができ
る。
の端末部8aの受光面に散乱処理が施されていない場合
には、光ファイバ31から出射した光の内、できるだけ
多くの部分を受信用光ファイバ8に入射させるように、
ミラー30への入出射角θと受信用光ファイバ8への入
射角θ´とを選ぶことが必要であるが、光ファイバ8の
端末部8aの受光面に散乱処理が施されている場合に
は、これらの角度をある程度自由に選定することができ
る。
【0063】図8の実施例のようにミラー30とチェッ
ク光伝送手段を構成する光ファイバ31とを設けておく
と、光ファイバ31から出射した光を受信用光ファイバ
8で受けてその受信光量をチェックすることにより、腐
食に伴う透光体4の透過光量の低下やミラー30の反射
率の低下をモニタすることができるので、分解ガスが事
故検出装置に与える影響を確認することができるだけで
なく、そのモニタ結果に基いて受光器の感度を調整する
ことにより、所定の検出感度を維持することができる。
ク光伝送手段を構成する光ファイバ31とを設けておく
と、光ファイバ31から出射した光を受信用光ファイバ
8で受けてその受信光量をチェックすることにより、腐
食に伴う透光体4の透過光量の低下やミラー30の反射
率の低下をモニタすることができるので、分解ガスが事
故検出装置に与える影響を確認することができるだけで
なく、そのモニタ結果に基いて受光器の感度を調整する
ことにより、所定の検出感度を維持することができる。
【0064】またこの実施例によれば、容器1内で事故
が生じていない状態でチェック用光ファイバ31から光
を出射させて、ミラー30で反射した光を受信用光ファ
イバ8を通して受信することにより、装置が正常に動作
するか否かを確認することができる。
が生じていない状態でチェック用光ファイバ31から光
を出射させて、ミラー30で反射した光を受信用光ファ
イバ8を通して受信することにより、装置が正常に動作
するか否かを確認することができる。
【0065】図8の実施例に示した構造は、図1の実施
例に適用することができるが、空洞内にチェック用光フ
ァイバ31の一端を挿入することにより、図2及び図6
の実施例にも適用することができる。
例に適用することができるが、空洞内にチェック用光フ
ァイバ31の一端を挿入することにより、図2及び図6
の実施例にも適用することができる。
【0066】図2の実施例及び図6の実施例において
は、空洞の内面を乱反射面としたが、この空洞の内面は
光を反射させる面(反射面)であればよく、ミラー面で
あってもよい。
は、空洞の内面を乱反射面としたが、この空洞の内面は
光を反射させる面(反射面)であればよく、ミラー面で
あってもよい。
【0067】図3の実施例においては、透光体17の球
状部分16の外面をミラー面で被覆するようにしたが、
球状部分16の外面に散乱処理を施して、球状部分の内
側から見てその外面が乱反射面となるようにしてもよ
い。
状部分16の外面をミラー面で被覆するようにしたが、
球状部分16の外面に散乱処理を施して、球状部分の内
側から見てその外面が乱反射面となるようにしてもよ
い。
【0068】図4及び図5の実施例においては、透光体
20の外面にミラー面を形成したが、透光体20の外面
に散乱処理を施すようにしてもよい。また透光体20を
取り囲む周壁部3の内面の反射率が高い場合には、透光
体20の外面をミラー膜で被覆したり、該透光体の外面
に散乱処理を施したりしなくてもよい。
20の外面にミラー面を形成したが、透光体20の外面
に散乱処理を施すようにしてもよい。また透光体20を
取り囲む周壁部3の内面の反射率が高い場合には、透光
体20の外面をミラー膜で被覆したり、該透光体の外面
に散乱処理を施したりしなくてもよい。
【0069】上記の実施例では、ガス絶縁開閉装置の母
線部分に適用したが、ガス絶縁開閉装置の他の部分や、
他のガス絶縁電気機器にも本発明の内部事故検出装置を
適用できるのはもちろんである。
線部分に適用したが、ガス絶縁開閉装置の他の部分や、
他のガス絶縁電気機器にも本発明の内部事故検出装置を
適用できるのはもちろんである。
【0070】
【発明の効果】本発明によれば、透光体のガス絶縁電気
機器の容器内に臨む面を入射面として、該入射面に散乱
性を有する部分を設け、該散乱性を有する部分で散乱し
て透光体内を透過した光を光信号伝送手段を通して受光
器に導くようにしたので、透光体の入射面に入射したア
ーク光を均等に分散させて光信号伝送手段に入射させる
ことができ、光信号伝送手段の受光部から直接見通すこ
とができない位置でアークが発生した場合でも、そのア
ーク光を捕らえて検出することができ、内部事故の検出
を確実に行わせることができる。
機器の容器内に臨む面を入射面として、該入射面に散乱
性を有する部分を設け、該散乱性を有する部分で散乱し
て透光体内を透過した光を光信号伝送手段を通して受光
器に導くようにしたので、透光体の入射面に入射したア
ーク光を均等に分散させて光信号伝送手段に入射させる
ことができ、光信号伝送手段の受光部から直接見通すこ
とができない位置でアークが発生した場合でも、そのア
ーク光を捕らえて検出することができ、内部事故の検出
を確実に行わせることができる。
【0071】特に請求項3に記載した発明によれば、透
光体を透過した光を空洞に入射させて該空洞の内面で反
射させるようにしたので、空洞に積分球と同様の機能を
持たせてアーク光の検出感度を高めることができる。
光体を透過した光を空洞に入射させて該空洞の内面で反
射させるようにしたので、空洞に積分球と同様の機能を
持たせてアーク光の検出感度を高めることができる。
【0072】更に、請求項4に記載した発明によれば、
球状部を有する透光体を設けて、該透光体の球状部の外
面に反射面を設けたので、透光体に積分球と同様の機能
を持たせて、アーク光を高感度で検出することができ
る。
球状部を有する透光体を設けて、該透光体の球状部の外
面に反射面を設けたので、透光体に積分球と同様の機能
を持たせて、アーク光を高感度で検出することができ
る。
【0073】また請求項5に記載した発明によれば、透
光体を容器に設けた窓部の周辺部に設けた周壁部内に嵌
合させた状態で取り付け、該周壁部の内面に沿う透光体
の側面側に反射面を設けることにより、透光体に入射し
た光がその内部で反射を繰り返して光信号伝送手段の受
光部に入射するようにしたので、透光体に積分球と同様
の機能を持たせて検出感度を高めることができる。
光体を容器に設けた窓部の周辺部に設けた周壁部内に嵌
合させた状態で取り付け、該周壁部の内面に沿う透光体
の側面側に反射面を設けることにより、透光体に入射し
た光がその内部で反射を繰り返して光信号伝送手段の受
光部に入射するようにしたので、透光体に積分球と同様
の機能を持たせて検出感度を高めることができる。
【0074】更に請求項6に記載した発明によれば、透
光体を透過した光を入射させる空洞を設けて該空洞の内
面を反射面とし、表面に散乱性を持たせたコーン状の透
光性ブロックを空洞の外殻に設けられた孔を通して該空
洞内に挿入したので、空洞により積分された光をコーン
状の透光性ブロックの表面で散乱させて光信号伝送手段
に導くことができ、より多くの光を光信号伝送手段に導
いて検出感度を高めることができる。
光体を透過した光を入射させる空洞を設けて該空洞の内
面を反射面とし、表面に散乱性を持たせたコーン状の透
光性ブロックを空洞の外殻に設けられた孔を通して該空
洞内に挿入したので、空洞により積分された光をコーン
状の透光性ブロックの表面で散乱させて光信号伝送手段
に導くことができ、より多くの光を光信号伝送手段に導
いて検出感度を高めることができる。
【0075】また請求項7に記載した発明によれば、チ
ェック光伝送手段から出射させた光を容器内に設けたミ
ラーにより反射させて光信号伝送手段に導くようにした
ので、容器内に絶縁ガスの分解ガスが存在して透光体の
内面が腐食する恐れがある場合に、その腐食の程度をモ
ニタすることができ、透光体の腐食に適確に対処するこ
とができる。
ェック光伝送手段から出射させた光を容器内に設けたミ
ラーにより反射させて光信号伝送手段に導くようにした
ので、容器内に絶縁ガスの分解ガスが存在して透光体の
内面が腐食する恐れがある場合に、その腐食の程度をモ
ニタすることができ、透光体の腐食に適確に対処するこ
とができる。
【0076】請求項8に記載した発明によれば、光信号
伝送手段の受光部に散乱性を持たせたので、光信号伝送
手段を構成する光ファイバへの入射可能角度を広くし
て、検出を確実にすることができる。
伝送手段の受光部に散乱性を持たせたので、光信号伝送
手段を構成する光ファイバへの入射可能角度を広くし
て、検出を確実にすることができる。
【0077】請求項9に記載した発明によれば、光信号
伝送手段を構成する光ファイバの端末部自体を透光体と
して用いたので、構造を簡単にして、しかも内部事故の
検出を確実に行うことができる。
伝送手段を構成する光ファイバの端末部自体を透光体と
して用いたので、構造を簡単にして、しかも内部事故の
検出を確実に行うことができる。
【図1】本発明の第1の実施例の要部を示した断面図で
ある。
ある。
【図2】本発明の第2の実施例の要部を示した断面図で
ある。
ある。
【図3】本発明の第3の実施例の要部を示した断面図で
ある。
ある。
【図4】本発明の第4の実施例の要部を示した断面図で
ある。
ある。
【図5】本発明の第5の実施例の要部を示した断面図で
ある。
ある。
【図6】本発明の第6の実施例の要部を示した断面図で
ある。
ある。
【図7】本発明の第7の実施例の要部を示した断面図で
ある。
ある。
【図8】本発明の第8の実施例の要部を示した断面図で
ある。
ある。
【図9】光ファイバの端末部の入射面に散乱処理を施し
た場合と施さない場合とについて入射特性を比較して示
した線図である。
た場合と施さない場合とについて入射特性を比較して示
した線図である。
【図10】従来の内部事故検出装置の要部を示した断面
図である。
図である。
【符号の説明】 1 ガス絶縁開閉装置の容器 1a 窓部 2 母線導体 3 周壁部 4 透光体 8 光信号伝送手段を構成する光ファイバ 9 受光器 11 空洞 15 板状部 16 球状部 17 透光体 20 透光体 21 ミラー膜 25 空洞を構成するケース 26 コーン状の透光性ブロック 30 ミラー 31 チェック用光ファイバ
Claims (9)
- 【請求項1】 電気機器本体を絶縁ガスが封入された容
器内に収納してなるガス絶縁電気機器の前記容器内で事
故が発生したときに生じるアークを検出することにより
ガス絶縁電気機器の内部事故を検出する装置であって、 前記容器の壁部を貫通させて設けられた窓部を塞ぐよう
に取り付けられた透光体と、 前記透光体を透過した光を一端側から受け入れて光ファ
イバを通して伝送する光信号伝送手段と、 前記光信号伝送手段の他端に結合された受光器とを具備
し、 前記透光体の容器内に臨む面を該透光体の入射面とし
て、該入射面に散乱性を有する部分を設けたことを特徴
とするガス絶縁電気機器の内部事故検出装置。 - 【請求項2】 前記透光体は板状に形成され、 前記光信号伝送手段は、前記透光体の入射面と反対側の
面にその一端の受光部を対向させた状態で配置されてい
ることを特徴とする請求項1に記載のガス絶縁電気機器
の内部事故検出装置。 - 【請求項3】 前記透光体を透過した光を入射させる空
洞が前記容器の外側に配置され、 前記光信号伝送手段の一端の受光部が前記空洞の外殻を
貫通させて設けられた孔を通して該空洞内に指向され、 前記空洞の内面は光を反射する反射面となっていること
を特徴とする請求項1または2に記載のガス絶縁電気機
器の内部放電検出装置。 - 【請求項4】 前記透光体は、前記容器の窓部を塞ぐよ
うに設けられた板状部分と該板状部分に一体化された球
状部分とを有していて、該透光体の板状部分の容器内に
臨む面が前記入射面となっており、 前記光信号伝送手段は、その一端の受光部を前記透光体
の球状部分の外面の一部に対向させた状態で配置され、 前記透光体の外面の前記光信号伝送手段の受光部が対向
する部分を除いた部分には、該透光体内に入射した光を
反射させる反射面が形成されていることを特徴とする請
求項1に記載のガス絶縁電気機器の内部事故検出装置。 - 【請求項5】 前記容器の窓部の周辺部に周壁部が突設
されて、該周壁部内に前記透光体が嵌合され、 前記周壁部の内面に沿う前記透光体の側面側には、該透
光体の入射面から該透光体内に入射した光を反射させる
反射面が設けられ、 前記光信号伝送手段は、その一端の受光部を前記透光体
の入射面と反対側の面に対向させた状態で設けられてい
ることを特徴とする請求項1に記載のガス絶縁電気機器
の内部事故検出装置。 - 【請求項6】 前記透光体を透過した光を入射させる空
洞が前記容器の外側に配置され、 前記空洞の外殻を貫通させて設けられた窓部を通して前
記空洞内にコーン状の透光性ブロックがその先端部を前
記透光体に向けた状態で挿入され、 前記光信号伝送手段は、その一端の受光部を前記透光性
ブロックの後端面に対向させた状態で設けられ、 前記空洞内に位置する透光性ブロックの表面は散乱性を
有する面となっており、 前記空洞の内面は光を反射させる反射面となっているこ
とを特徴とする請求項1または2に記載のガス絶縁電気
機器の内部事故検出装置。 - 【請求項7】 前記透光体の入射面の一部に散乱性を有
しない部分が残され、 前記容器内にミラーが設けられて該ミラーが前記透光体
の入射面の散乱性を有しない部分に対向配置され、 前記透光体の外側には一端が該透光体を介して前記ミラ
ーに指向されたチェック光伝送手段が配置され、 前記チェック光伝送手段の他端はチェック用光源に結合
されていることを特徴とする請求項1,2または3のい
ずれか1つに記載のガス絶縁電気機器の内部事故検出装
置。 - 【請求項8】 前記光信号伝送手段は、光ファイバと、
該光ファイバの一端に結合された透光性を有する端末部
とを備えていて、該端末部の端面が該光信号伝送手段の
受光部となっており、該端末部の端面が散乱性を有する
面となっている請求項1,2,3,4,5,6または7
のいずれか1つに記載のガス絶縁電気機器の内部事故検
出装置。 - 【請求項9】 前記光信号伝送手段は、光ファイバと該
光ファイバの一端に結合された透光性を有する端末部と
を備えていて、該端末部が前記容器の窓部を気密に貫通
した状態で該容器に固定され、該端末部が前記透光体を
構成していることを特徴とする請求項1に記載のガス絶
縁電気機器の内部事故検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1660994A JPH07226131A (ja) | 1994-02-10 | 1994-02-10 | ガス絶縁電気機器の内部事故検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1660994A JPH07226131A (ja) | 1994-02-10 | 1994-02-10 | ガス絶縁電気機器の内部事故検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07226131A true JPH07226131A (ja) | 1995-08-22 |
Family
ID=11921064
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1660994A Withdrawn JPH07226131A (ja) | 1994-02-10 | 1994-02-10 | ガス絶縁電気機器の内部事故検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07226131A (ja) |
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DE102019202363B4 (de) | 2019-02-21 | 2022-10-06 | Siemens Aktiengesellschaft | Schaltanlage mit einem optischen Kontrollsystem |
-
1994
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