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JPH0722433Y2 - 擬似窓 - Google Patents

擬似窓

Info

Publication number
JPH0722433Y2
JPH0722433Y2 JP14173489U JP14173489U JPH0722433Y2 JP H0722433 Y2 JPH0722433 Y2 JP H0722433Y2 JP 14173489 U JP14173489 U JP 14173489U JP 14173489 U JP14173489 U JP 14173489U JP H0722433 Y2 JPH0722433 Y2 JP H0722433Y2
Authority
JP
Japan
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window
wall
landscape
space
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP14173489U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0380838U (ja
Inventor
基行 岩橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimizu Corp filed Critical Shimizu Corp
Priority to JP14173489U priority Critical patent/JPH0722433Y2/ja
Priority to SE9002681A priority patent/SE9002681L/xx
Priority to CA002023843A priority patent/CA2023843A1/en
Priority to GB9019977A priority patent/GB2238405B/en
Priority to IT02144590A priority patent/IT1244874B/it
Priority to FR9011328A priority patent/FR2651824A1/fr
Priority to DE4029274A priority patent/DE4029274A1/de
Publication of JPH0380838U publication Critical patent/JPH0380838U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0722433Y2 publication Critical patent/JPH0722433Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は建築物の壁体に開口部を設けずに外観上だけで
形成する擬似窓に係り、とくに、無窓建築物の壁面に形
成して、内部側に対して窓の効果を持つように構成した
擬似窓に関するものである。
[従来の技術] 建築物の外壁面に開口部を形成した窓を設置することが
できないような場合に、外観上だけで形成する擬似窓が
設けられているが、従来の擬似窓は、窓と同様の窓枠を
壁面に形成したもの、あるいは、この窓枠にガラスを嵌
め込み、内部に照明灯具を備えて、採光機能を得るよう
にしたものであったから、擬似窓がいかにも平板的で、
建築物の内部が外部から遮断されたような感じを与え、
独特の息づまり感や圧迫感をもたらし、職場環境上ない
しは居住環境上好ましいものではなかった。
[考案が解決しようとする課題] 本考案は上記のような実状に鑑み、擬似窓を窓の本質的
な機能面から見直して、合理的な擬似窓にすべく創案さ
れたものであって、その意図するところは、建築物の外
壁面に開口部を形成した窓を設置できないような場合で
も、戸外の景観に似た景観を室内に採り入れるようにし
て、独特な息づまり感や圧迫感を一掃し、もって職場環
境や居住環境を向上させることができる擬似窓を提供す
ることを課題とするものである。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するため、本考案が採用した技術的手段
は、空気調和設備を設けた建築物の壁体に開口部を設け
ずに窓の形態を形成する擬似窓において、上記建築物の
無窓の壁体の内側に所定の空間を隔てて補助壁を設け、
該補助壁に開口部を形成するとともに、前記空間内に、
表面を開口部に面して外方に傾斜させた反射鏡と、その
表面に対面して照明灯具と造景物とを設置して構成した
ことを特徴としている。
[実施例] 本考案の擬似窓を実施例に示す図面に基づいて詳細に説
明する。第1図は本考案の垂直断面、第2図は反射鏡が
マジックミラーの場合の斜視図である。図において、1
は無窓の建築物の全体を示し、2は鉄筋コンクリート造
等の無窓の外壁、3は外壁2の内方に柱型に対応して構
築され、室内に適応して仕上げられた内装壁であり、4
は室内、5は室外、6は室内の床、7は外壁2と内装壁
3の間に形成された空間である。
本考案の擬似窓10は、外壁2の内側に、所定の間隔dの
空間7を隔てて補助壁11を設け、該補助壁11を前記内装
壁3と兼用にしてある。補助壁11は空間7を仕切る方向
にも設置して、空間7の区画壁12としてある。
補助壁11には、第1図および第2図に示すように、幅
a、高さbの開口部20を開設し、開口部20には窓枠21を
取付けてある。窓枠21は、例えば、両開き戸であり、側
枠22を蝶番23で蝶支し、ガラス24を嵌め込んで開口部20
に対して開閉自在である。
この開口部20に上下方向斜めに面して、外壁2と補助壁
11との間に、外方に傾斜させた通常の反射鏡30を設置し
てある。反射鏡30の幅、高さも前面の開口部20に対応
し、表面31を下に、背面32を上に向けて、上端縁33が補
助壁11に支持され、下端縁34が外壁2に支持されて、間
隔dが高さbに等しいときの基準に従って、略45度に傾
斜して着脱自在に取付けられている。
次に、前記空間7内には反射鏡30のほか、その照明灯具
41と造景物50が設置されており、該造景物50としては、
近景用のプランター入の草花、天然または模擬の樹木で
植え込みを形成する模擬樹木51、模擬の建築物52、遠景
の雲、山、スカイライン53等が適宜の縮尺で形成されて
いる。
また、反射鏡30としてマジックミラーを使用すると、そ
の上方に照明灯具42、造景物53等を設置することがで
き、その場合、空間7内の床6の面に、さらに反射鏡35
を設置することによって、反射鏡30の表裏両面の上方、
下方に、照明灯具41、造景物50および照明灯具42、造景
物53を設置することができる。43は照明灯具42のカバー
である。
また空間7内には、建築物1に設置した空気調和設備の
吹出口を設け、例えば区画壁12の下方にガラリ61を開設
し、ダクトスペース62に接続するようにしてある。
本考案の擬似窓は、上記の実施例に限定されないことは
もちろんであり、機能上無窓に形成される建築物に限ら
ず、屋内の間仕切壁によって無窓の居室が形成される部
分や、本来の地下室に採用することができる。
[作用] 次に叙上のように構成した本考案の作用について説明
す。本考案の擬似窓10は、外壁2と補助壁11との間の空
間7を利用して構成するから、間隔dの設置床面積を必
要とするが、この間隔dは擬似窓10に奥行きd+xとし
て迫真性を与えるものであり、この空間7内に配置され
た反射鏡30と照明灯具41とによって、開口部20が通常の
窓と同様の採光光源を形成し、その光の存在によって、
無意識に閉所からの開放感が与えられる。
そのうえ、造景物50としての模擬樹木51および模擬建築
物52等は、近景、遠景等に従って適宜に縮尺して構成さ
れ、この造景物50は照明灯具41によって照明されると、
その照明光は反射鏡30の下面の表面31で反射して、立姿
状態の映像Sが室内4側から望見される。各模擬物を設
置する空間7の高さxは、遠近に従って、上方のものが
近景として望まれ、プランターのような模擬樹木51は、
窓のすぐ外の実景を思わせる。
さらに、空気調和設備の吹出口となるガラリ61が空間7
に臨んでいるので、模擬樹木51には風による揺れが与え
られ、一層、現実性が加わる。
ここで、反射鏡30にマジックミラーを使用すると、反射
鏡30は二重に作用する。例えば、遠景の雲や山、スカイ
ラインのような造景物53は、上部に配置した照明灯具42
のカバー43上の彩色によって任意に照明され、その像は
反射鏡30を背面32から下方に距離zだけ透過し、床6上
に設置した水平の通常の反射鏡35で反射し、前記の模擬
樹木51等の像とともに合成されながら、同様に反射鏡30
の表面31に達する。そして、第3図から明らかなよう
に、映像Sの通過距離はx+zとなって室内に投影さ
れ、同時に拡大された視距離の奥行きが得られ、窓の効
果として解放感を提供する。しかもこの間に、模擬物5
1、52等の反射鏡35による像も重畳されるから、造景物5
0は少数のものでよい。
[考案の効果] これを要するに本発明によれば、建築物の壁体に開口部
を設けずに窓の形態を形成する擬似窓において、上記建
築物の無窓の壁体の内側に所定の空間を隔てて補助壁を
設け、該補助壁に開口部を形成するとともに、前記空間
内に、反射鏡と、照明灯具と造景物とを設置し、空気調
和設備の吹出口を空間内に臨ませて構成したものである
から、反射鏡を利用したことによって、擬似窓の奥行き
以上の水平の拡がりを生むことができ、迫真性のある窓
の存在を構成することができるとともに、造景物を介し
て戸外の景観に似た景観が室内に採り入れられ、無意識
に閉所からの開放感を得ることができる許りでなく、擬
似窓は補助壁と外壁との間の空間に構成されているた
め、反射鏡、照明灯具の恒久施設の保守手段が確保さ
れ、造景物の模様替え、交換等が容易にでき、外部景観
の固定化を避けることができることと相俟って、職場環
境や居住環境を著しく向上させることができる実用的効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の擬似窓の実施例を示し、第1図は本考案
の垂直断面図であり、第2図は反射鏡がマジックミラー
の場合の斜視図、第3図は作用説明図である。 1…無窓建築物、2…外壁、3…内装壁、4…室内、5
…室外、6…床、7…空間、10…擬似窓、11…補助壁、
12…区画壁、21…窓枠、24…ガラス、30…反射鏡、31…
表面、32…背面、33…上端縁、34…下端縁、35…反射
鏡、41、42…照明灯具、50…造景物、53…造景物、61…
ガラリ。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】建築物の壁体に開口部を設けずに窓の形態
    を形成する擬似窓において、上記建築物の無窓の壁体の
    内側に所定の空間を隔てて補助壁を設け、該補助壁に開
    口部を形成するとともに、前記空間内に反射鏡と、照明
    灯具と造景物とを設置し、空気調和設備の吹出口を空間
    に内臨ませて構成したことを特徴とする擬似窓。
  2. 【請求項2】造景物には、戸外の景観を模した模擬樹
    木、模擬建築物、雲等の縮尺体で形成されていることを
    特徴とする請求項1記載の擬似窓。
  3. 【請求項3】反射鏡はその背面側からは透光性であり、
    床面には通常の反射鏡が設置され、造景物と照明灯具と
    は透光性を有する反射鏡の表面側下方と背面側上方にそ
    れぞれ設置してあることを特徴とする請求項1または2
    に記載の擬似窓。
  4. 【請求項4】補助壁の開口部には、通常の窓サッシを設
    けてあることを特徴とする請求項1、2または3のいず
    れか1項に記載の擬似窓。
JP14173489U 1989-09-14 1989-12-06 擬似窓 Expired - Lifetime JPH0722433Y2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14173489U JPH0722433Y2 (ja) 1989-12-06 1989-12-06 擬似窓
SE9002681A SE9002681L (sv) 1989-09-14 1990-08-17 System foer att skapa behaglig miljoe
CA002023843A CA2023843A1 (en) 1989-09-14 1990-08-23 System for creating comfortable space
IT02144590A IT1244874B (it) 1989-09-14 1990-09-12 Sistema per creare uno spazio confortevole
GB9019977A GB2238405B (en) 1989-09-14 1990-09-12 System for creating comfortable space
FR9011328A FR2651824A1 (fr) 1989-09-14 1990-09-13 Systeme pour la creation d'un espace de confort.
DE4029274A DE4029274A1 (de) 1989-09-14 1990-09-14 System zur schaffung eines behaglichen raumes

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14173489U JPH0722433Y2 (ja) 1989-12-06 1989-12-06 擬似窓

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0380838U JPH0380838U (ja) 1991-08-19
JPH0722433Y2 true JPH0722433Y2 (ja) 1995-05-24

Family

ID=31688602

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14173489U Expired - Lifetime JPH0722433Y2 (ja) 1989-09-14 1989-12-06 擬似窓

Country Status (1)

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