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JPH07220417A - ディスク装置 - Google Patents

ディスク装置

Info

Publication number
JPH07220417A
JPH07220417A JP1247394A JP1247394A JPH07220417A JP H07220417 A JPH07220417 A JP H07220417A JP 1247394 A JP1247394 A JP 1247394A JP 1247394 A JP1247394 A JP 1247394A JP H07220417 A JPH07220417 A JP H07220417A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cycle
speed
pulse signal
track
detected
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1247394A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoyuki Suenaga
清幸 末永
Hiroyuki Gondo
浩之 権藤
Koji Muraoka
宏治 村岡
Makoto Wada
誠 和田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP1247394A priority Critical patent/JPH07220417A/ja
Publication of JPH07220417A publication Critical patent/JPH07220417A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)
  • Moving Of Head For Track Selection And Changing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 CD等のディスク装置のシーク動作におい
て、ピックアップの移動速度を精度良く検出し、安定か
つ高速なシーク制御を行う。 【構成】 第1周期検出部37によってトラック横断パ
ルス信号の立ち上がりエッジ間の周期を、また、第2周
期検出部38によって立ち下がりエッジ間の周期をそれ
ぞれ検出し第1周期検出値および第2周期検出値として
出力する。周期選択部41ではトラック横断パルス信号
の値が変化する度に第1周期検出値と第2周期検出値を
選択して速度変換部29へ出力する。速度変換部29で
は、入力された周期検出値に基づいて速度検出値を出力
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CD等の情報再生を行
うディスク装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ディスクはオーディオ用CDをはじめ
として、CD−ROM、追記型光ディスク、書き換え可
能な光磁気ディスク装置などがすでに実用化されてお
り、各方面への応用と高性能化への開発が活発に行われ
ている。
【0003】最近ではコンピュータ用のデータ再生装置
としてCD−ROM駆動装置がマルチメディアの中心的
存在として注目をあびている。CD−ROMは従来その
データ再生速度が音楽用CDと同一であり、ハードディ
スク等のそれと比較してかなり遅いものであった。しか
し、画像データのような大量データを扱うアプリケーシ
ョンソフトの増加に応じて高速化のニーズが高まり、昨
今では通常の2倍速の再生速度を持った駆動装置が常識
的になりつつある。さらに最近では4倍速再生可能な駆
動装置も開発されている。
【0004】これより、CD−ROM駆動装置を例にし
て、従来のディスク装置の構成を図5から図8を用いて
説明する。
【0005】図5は従来のディスク装置の構成ブロック
図である。1は光ディスク(CD−ROM)、2は光デ
ィスク1を回転させるスピンドルモータ、3は光ディス
ク1から情報を読み取る光ピックアップ、4は光ピック
アップ3のうち光ディスク1に臨む対物レンズ、5は対
物レンズアクチュエータ、6は光ディスク1からの反射
光を対物レンズ4を通して受光する光センサ、7は光ピ
ックアップ3を光ディスク1の半径方向に移動させるリ
ニアモータ、8はフォーカスサーボ制御部、9はトラッ
キングサーボ制御部、10はシーク制御部、11は信号
処理回路、13はインターフェイス制御部、14はスピ
ンドルモータ制御部、15はコントローラである。以上
のように構成された従来のディスク装置について、その
動作を説明する。
【0006】光ディスク1には情報信号が記録されてい
る情報トラックがらせん状に形成されており、そのトラ
ックピッチが非常に小さいため(1.6μm)、情報信
号を正確に検出するためには、回転中の光ディスク1に
対して光スポットを高精度に位置決め制御する必要があ
る。光ピックアップ3は機構部と光学部などから構成さ
れ、機構部には光ディスク1の記録面に光を集光させる
ための対物レンズ4と、これを光ディスク1の記録面に
垂直な方向(以下フォーカス方向と称す)や光ディスク
1のラジアル方向(以下トラッキング方向と称す)に動
かすためのアクチュエータが一体構成された対物レンズ
アクチュエータ5が備えられている。光学部は図示して
いない半導体レーザをはじめとする各種プリズム,セン
サが構成されている。半導体レーザからの光は対物レン
ズ4によって集光され、光ディスク1上に微小スポット
を形成する。光ディスク1からの反射光は再び対物レン
ズ4に戻り、フォーカス方向の光スポットの位置ずれや
トラッキング方向の位置ずれや光ディスク1に記録され
ている情報信号等を検出するための光センサ6により検
出される。
【0007】光ピックアップ3内の光センサ6からの信
号より信号処理回路11によって、フォーカス方向の光
スポットの位置ずれを示すフォーカスエラー信号とトラ
ック方向の位置ずれを示すトラックエラー信号が生成さ
れ、対物レンズ4のフォーカス方向の位置制御を行うフ
ォーカスサーボ制御部8やトラッキング方向の制御を行
うトラッキングサーボ制御部9に入力され、対物レンズ
アクチュエータ5を駆動し、光スポットが目標トラック
に追従するように対物レンズ4の位置制御を行う。
【0008】また、トラック間を大きく移動する際は、
シーク制御部10によってリニアモータ7を制御し、光
ピックアップ3を目標トラックまで移動させる。
【0009】一方、光センサ6の信号は情報信号である
RF信号の検出にも用いられ、信号処理回路11によっ
てRF信号が生成されたのち、内部の変復調回路やエラ
ー訂正回路などによって変復調、データ誤り訂正などの
信号処理が行われ、インターフェイス制御部13を介し
て、パソコンなどのホスト機器に信号送出される。
【0010】CD−ROMは、情報信号がトラック上に
線密度一定で記録されている光ディスク1であるため、
半径の異なる光ディスク1上の各トラックに書き込まれ
たデータを正しく再生するためには、当然各トラックの
線速度が一定になるように光ディスク1の回転速度を制
御しなければならない。このため、スピンドルモータ制
御部14はスピンドルモータ2に対し、光ディスク1の
各トラックにおいて線速度が一定となるように回転制御
を行う。この回転制御はトラックに書き込まれたデータ
を読み取ることによりPLL制御される。最近の駆動装
置は、上述したように再生速度として、標準速度と倍速
との2つのモードを持つものが多くなってきた。したが
って、コントローラ15は、これら2つのモードの切り
換えを行うとともに、これらのモードに対応して、シー
ク制御部10,スピンドルモータ制御部14などの制御
を行うようになっている。
【0011】ここで、光ディスク1を図示していないコ
ンピュータの外部記憶装置として用いる場合、データ処
理速度としてシステム全体のスループットを向上させる
ためには、光ディスク1の処理動作をより高速に行う必
要があり、このためには、光スポットを目標セクタへ移
動させるシーク動作を高速に行う必要がある。このシー
ク方法について以下説明する。
【0012】シーク動作は光スポットが光ディスク1の
トラッキング方向に移動する際に横切ったトラックの本
数をカウントすることによって行われる。このことを図
6を用いて説明する。図6は従来のディスク装置のトラ
ック横断信号検出の原理説明図である。図6(a)はシ
ーク動作時のRF信号波形、図6(b)はその低周波成
分波形であるトラック横断信号の波形、図6(c)はさ
らにそれを比較器を用いてあるしきい値によって2値化
したトラック横断パルス信号の波形である。すなわち図
6(b)に示すように、トラック横断信号は正弦波であ
り、この正弦波が1周期分進むと、1本のトラックを横
切ったことを示す。したがって図6(b)の正弦波を2
値化した図6(c)に示すパルスをカウントすれば光ス
ポットが横切ったトラックの本数を知ることができる。
【0013】また、光ピックアップ3を目標トラックへ
高精度で高速に移動させるためには、光ピックアップ3
を理想的な速度プロファイルに従って移動させることが
必要であり、この理想的な速度プロファイルを実現する
ため、図6(c)に示すパルスの周期を測定して光スポ
ットの移動速度を検出し、シーク時の光スポット移動速
度制御に利用している。
【0014】図7は従来のディスク装置のシーク制御部
のブロック図である。図7では、図5に示した要素のう
ちシーク動作に関係するもののみを示している。まず、
信号処理回路11は、光ピックアップ3と一体的な光セ
ンサ6からのRF信号(図6(a))から低周波成分の
みを取出し、シーク制御部10のトラック横断パルス発
生部21にトラック横断信号(図6(b))を出力す
る。また信号処理回路11は、コントローラ15及び移
動トラック数演算部19へ現在のセクタアドレス信号を
出力する。
【0015】シーク制御部10において、21はトラッ
ク横断信号を入力し、上述したようにトラック横断信号
をあるしきい値により2値化したトラック横断パルス信
号(図6(c))を出力するトラック横断パルス発生
部、28はタイマカウンタ等からなり、トラック横断パ
ルス信号を入力し、その周期を出力する周期検出部、2
9は周期検出部28が出力する周期を速度に変換し、現
在の速度検出値として出力する速度変換部である。以下
周期検出部28と速度変換部29とをあわせて速度検出
部25という。また30は比較器で、後述する目標速度
発生部22が出力する速度指令値と、速度変換部29が
出力する現在の速度検出値とを入力し、速度指令値と速
度検出値との速度差を、光ピックアップ3へ駆動信号3
2を出力する駆動アンプ31へ出力するものである。
【0016】また19は信号処理回路11からセクタア
ドレス信号を入力すると共に、コントローラ15から光
ピックアップ3が到達すべき目標セクタを示す目標セク
タ指令信号を入力し、セクタアドレス信号が示すセクタ
から目標セクタ指令信号が示す目標セクタまでのトラッ
ク数を演算により求め、移動トラック数指令信号を出力
する移動トラック数演算部である。26は移動トラック
数指令信号と、光ピックアップ3の移動中に横断したト
ラック数を示すトラック横断パルス信号を入力し、目標
セクタまでのトラック数を示すトラック差を出力するト
ラックカウンタ、22はトラック差を入力して、目標ト
ラックまでの距離に応じた速度指令値を比較器30に出
力する目標速度発生部である。
【0017】従来のディスク装置におけるシーク制御部
10は上述のような構成よりなり、次にその動作につい
て説明する。
【0018】まずコントローラ15からの目標セクタ指
令信号をうけて、移動トラック数演算部19は、現在の
セクタアドレス信号をもとに現在のトラックから目標セ
クタが位置する目標トラックまでのトラック数を演算に
よって求め、移動トラック数指令信号をトラックカウン
タ26に初期設定する。
【0019】一方、実際の光ピックアップ3の移動時の
トラック横断の状態については、信号処理回路11が出
力するトラック横断信号をトラック横断パルス発生部2
1によってパルス化したトラック横断パルス信号を用い
て実際の光スポットの移動速度を速度検出部25により
検出し、速度検出値として比較器30に出力する。そし
て比較器30において、目標速度発生部22が出力する
速度指令値と、上記速度検出値との差をとり、その結果
を駆動アンプ31によって増幅した駆動信号32を光ピ
ックアップ3に印加して、光ピックアップ3を駆動す
る。すなわち、速度指令値と速度検出値の差がゼロにな
るように光ピックアップ3の駆動信号32が送出され、
光スポットの移動制御が行われる。
【0020】このように従来のディスク装置では、目標
速度発生部22が出力する速度指令値と速度変換部29
が出力する速度検出値とを逐次比較制御するサーボ制御
によって光ピックアップ3の移動速度を制御し、最適速
度制御を行うシーク方法が用いられている。
【0021】しかし、粗シーク動作ではこのトラック移
動に多少の誤差を生じ、光スポットが目標位置の手前に
て停止したり、あるいは行き過ぎたりする場合がたびた
び生じる。このような場合、光ピックアップ3でセクタ
アドレス信号を読み取り、現在の光スポットの位置を認
識することによって、再び目標トラックへの移動補正動
作を行う。これが密シークに相当する動作である。この
密シークによって目標トラックへ突入したら、再びセク
タアドレス信号を読み取ってそのセクタの確認を行う。
そして、目標セクタが光ディスク1の回転に伴って光ス
ポット上に到達するまで回転待ちし、目標セクタの読み
取りを行うものである。
【0022】ここで、光ディスク1は線速度一定で制御
しなければならないため、シーク時には図5に示すスピ
ンドルモータ2をいち早くシーク先での回転速度に加速
もしくは減速しなければならない。通常、スピンドルモ
ータ制御部14は、光ディスク1に書き込まれた同期信
号データによってスピンドルモータ2のPLL制御を行
っているが、シーク時には同期データを正しく読みとる
ことができないためPLL制御が困難である。そのた
め、シーク時にはPLL制御を行わず、スピンドルモー
タ制御部14にアクセス先における回転速度が回転速度
指令値として与えられ、スピンドルモータ2の回転速度
が所定の回転速度になるようにシーク動作と並行して制
御が行われる。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、次のような問題があった。即ち、シーク動
作時には光ピックアップ3の移動速度が精度良く検出さ
れねばならぬところ、図6に示したトラック横断パルス
の検出法では、トラック横断信号にオフセットが発生し
たり、2値化回路のしきい値電圧精度が悪く、トラック
横断パルス信号のH(アクティブ)の区間とL(ノンア
クティブ)の区間の比(以下パルス比率と称す)が等し
くなくなることがある。このような場合、トラック横断
パルス信号の前半周期(トラック横断パルス信号がHの
ときの周期)と、トラック横断パルス信号の後半周期
(トラック横断パルス信号がLのときの周期)をそれぞ
れ独立して計測すると、実際の速度に対して検出される
速度に誤差が発生することになる。このことを図8を用
いて説明する。
【0024】図8は従来のディスク装置のトラック横断
信号に、オフセットが発生した場合の速度検出部の動作
説明図であり、図8では図6(b)に示したトラック横
断信号にオフセットが発生した場合における速度検出部
25の動作を示している。図8(a)はトラック横断信
号の波形でありしきい値Vthに対して正弦波がやや下
方にオフセットしている。また、図8(b)はトラック
横断パルス信号の波形、図8(c)は周期検出部28に
おけるカウンタ回路の動作を概念的に示した波形、図8
(d)は速度検出部25の出力波形である。
【0025】図8からわかるように、トラック横断信号
にオフセットが発生するとトラック横断パルス信号のパ
ルス比率が不均等(図8(b)ではトラック横断パルス
信号の後半周期が長くなっている)になり、その結果速
度検出値がばらつくことがわかる。このように、速度検
出値がばらつくことによってシーク動作が不安定となっ
たり、またシーク制御の精度が劣化し、高速シークがで
きない等の問題点を有していた。
【0026】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、シーク動作時にピックアップの移動速度の検出を精
度良く行うことが可能なディスク装置を提供することを
目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の第1の構成によるディスク装置は、ピックア
ップが情報トラックを横断したことを検出してパルス信
号を発生するトラック横断検出手段と、パルス信号の立
ち上がりエッジ間の周期を検出して出力する第1の周期
検出手段と、パルス信号の立ち下がりエッジ間の周期を
検出して出力する第2の周期検出手段と、第1の周期検
出手段と第2の周期検出手段からの検出値を選択して出
力する選択手段と、選択手段の出力を速度値に変換して
出力する速度変換手段を備える。
【0028】また本発明の第2の構成によるディスク装
置は、ピックアップが情報トラックを横断したことを検
出してパルス信号を発生するトラック横断検出手段と、
パルス信号のエッジ間の周期を検出して半周期ごとの周
期データを出力する周期検出手段と、周期検出手段によ
って前回検出されたパルス信号の前半周期Ta(k−
1)、周期検出手段によって前回検出されたパルス信号
の後半周期Tb(k−1)、周期検出手段によって今回
検出されたパルス信号の前半周期Ta(k)が入力され
ると、 Ta’(k)=Ta(k)/2α ただしα=Ta(k−1)/(Ta(k−1)+Tb
(k−1)) という演算を行うことにより今回検出されたパルス信号
の補正前半周期Ta’(k)を生成し、また周期検出手
段によって今回検出されたパルス信号の後半周期Tb
(k)が入力されると、 Tb’(k)=(Tb(k)+Ta(k))/2 という演算を行うことにより今回検出されたパルス信号
の補正後半周期Tb’(k)を生成し出力する周期補正
手段と、周期補正手段の出力を速度値に変換して出力す
る速度変換手段を備える。
【0029】
【作用】上記構成により、シーク動作を行う際にトラッ
ク横断信号の半周期の時間がばらついた場合であって
も、半周期ごとに全周期の時間を計測し、速度を検出す
ることによって、速度の検出誤差を極小化できる。また
トラック横断信号の前周期における比率によって現在の
トラック横断信号の比率を補正して速度を検出するの
で、速度の検出誤差を極小化できる。
【0030】
【実施例】次に図面を参照しながら本発明の実施例を説
明する。図1は本発明の一実施例におけるディスク装置
の速度検出部のブロック図である。図1において、速度
検出部125のうち、128はトラック横断パルス信号
を入力し、その周期を出力する周期検出部、29は周期
を速度に変換して速度検出値を出力する速度変換部であ
る。周期検出部128のうち、37はカウンタ等からな
りトラック横断パルス信号の立ち上がりエッジ間の周期
を検出し、第1周期検出値として出力する第1の周期検
出手段としての第1周期検出部、38はカウンタ等から
なりトラック横断パルス信号の立ち下がりエッジ間の周
期を検出し、第2周期検出値として出力する第2の周期
検出手段としての第2周期検出部、41は第1周期検出
部37が出力する第1周期検出値と、第2周期検出部3
8が出力する第2周期検出値とを入力し、これら第1周
期検出値、第2周期検出値のうち一方を択一的に選択し
て速度変換部29へ出力する周期選択部である。
【0031】以上のように構成される本発明の一実施例
におけるディスク装置の動作を以下説明する。シーク動
作時に光スポットがトラックを横断するごとに発生する
トラック横断パルス信号の立ち上がりエッジ間の周期を
第1周期検出部37によって、またトラック横断パルス
信号の立ち下がりエッジ間の周期を第2周期検出部38
によってそれぞれ計測する。第1周期検出部37は第1
周期検出値を出力し、第2周期検出部38は第2周期検
出値を出力する。周期選択部41ではトラック横断パル
ス信号の値が変化する度に第1周期検出値と第2周期検
出値を選択して速度変換部29へ出力する。速度変換部
29では、入力された周期にもとづいて速度検出値を出
力する。
【0032】図2は本発明の一実施例におけるディスク
装置の速度検出部125の動作説明図である。図2
(a)はトラック横断パルス信号の波形、図2(b)は
周期検出部128の動作を概念的に示した波形、図2
(c)は周期選択部41の出力(周期)波形を示す。図
2において、第1周期検出部37は図2(a)に示すよ
うなトラック横断パルス信号が入力されると、図2
(b)の波形(1)に示すようにその立ち上がりエッジ
を検出する度に初期値よりアップカウント動作を開始
し、次の立ち上がりエッジを検出すると、それまでカウ
ントした値を第1周期検出値として周期選択部41へ出
力し、初期値に戻って再びカウント動作を始める。同様
に第2周期検出部38は図2(a)に示すようなトラッ
ク横断パルス信号が入力されると、図2(b)の波形
(2)に示すようにその立ち下がりエッジを検出する度
に初期値よりカウント動作を開始し、次の立ち下がりエ
ッジを検出すると、それまでカウントした値を第2周期
検出値として周期選択部41へ出力し、初期値に戻って
再びカウント動作を始める。
【0033】周期選択部41では図2(c)に示すよう
に第1周期検出値が入力されると第1周期検出値を出力
し、次に第2周期検出値が入力されるまでその第1周期
検出値を保持する。次に第2周期検出値が入力されると
第1周期検出値に代わって第2周期検出値を出力し、次
に第1周期検出値が入力されるまでその第2周期検出値
を保持する。
【0034】このようにしてトラック横断パルス信号の
エッジが検出されるごとにその直前の一周期のデータを
検出することによって、トラック横断パルス信号のパル
ス比率が等しくない場合でも周期検出値の検出誤差やば
らつきを極小化できるので、速度検出誤差の少ない高精
度の速度検出が可能となる。
【0035】図3は本発明の他の実施例におけるディス
ク装置の速度検出部のブロック図である。図3におい
て、225は速度検出部で周期検出部28、周期補正部
43、速度変換部29により構成されている。以上のよ
うに構成される本発明の他の実施例におけるディスク装
置の動作について以下説明する。周期検出部28は、ト
ラック横断パルス信号の立ち上がりおよび立ち下がりエ
ッジ間の周期を計測し、周期を周期補正部43に出力す
る。周期補正部43では、前回検出された一周期分の周
期検出値と半周期のデータをそれぞれメモリに保ち、今
回検出された速度検出値について補正を加えた補正周期
を速度変換部29へ出力する。
【0036】図4は本発明の他の実施例におけるディス
ク装置の周期補正部43の動作を示す図である。図4
(a)はトラック横断パルス信号の波形であり、図4
(b)は周期検出部28の出力と周期補正部43の出力
を示す。また、図4(b)中のTa(k)は今パルスの
前半周期、Tb(k)は今パルスの後半周期、Ta(k
−1)は前パルスの前半周期、Tb(k−1)は前パル
スの後半周期、Ta’(k)は周期補正部43によって
補正された後の前半周期、Tb’(k)は同じく補正後
の後半周期である。次に、図4を用いて周期補正部43
の動作について以下説明する。図8に示すようにトラッ
ク横断信号にオフセット等が発生してトラック横断パル
ス信号のパルス比率が等しくない場合でも、前周期にお
けるパルス比率と今周期におけるパルス比率はほぼ等し
い。そこで周期補正部43では、前周期におけるパルス
比率αを求めて今半周期の検出値Ta(k)によって今
半周期の推定値Ta’(k)を求める動作を行い、かつ
同様に、前周期におけるパルス比率αを用いて今半周期
の検出値Tb(k)によって今半周期の推定値Tb’
(k)を求める動作を行う。すなわち、図4に示すよう
に周期検出部28から前パルスの前半周期Ta(k−
1)と前パルスの後半周期Tb(k−1)と今パルスの
前半周期Ta(k)が入力されると、 Ta’(k)=Ta(k)/2α ただしα=Ta(k−1)/(Ta(k−1)+Tb
(k−1)) という演算を行うことにより今パルスの補正前半周期T
a’(k)を生成する。すなわち、前パルスにおけるパ
ルス比率αと今パルスの前半周期Ta(k)とを用い
て、今パルスの全周期を推定し、その2分の1を今パル
スの補正前半周期Ta’(k)として算出する。
【0037】また、今パルスの後半周期Tb(k)が入
力されると、 Tb’(k)=(Tb(k)+Ta(k))/2 という演算を行うことにより今パルスの補正後半周期T
b’(k)を生成する。すなわち、今パルスの全周期T
b(k)+Ta(k)の2分の1を今パルスの補正後半
周期Tb’(k)として算出する。図4(b)に示すよ
うに、トラック横断パルス信号の半周期のデータである
今パルスの前半周期Ta(k)と今パルスの後半周期T
b(k)は、その値の違いが大きいのに対し、周期補正
部43によって補正された今パルスの補正前半周期T
a’(k)と今パルスの補正後半周期Tb’(k)で
は、その値の違いは小さくなり、今パルスの前半周期T
a(k)と今パルスの後半周期Tb(k)の平均的な値
となる。
【0038】このように、トラック横断パルス信号のパ
ルス比率αが等しくない場合でも、トラック横断パルス
信号の半周期データを推定して出力することによって、
速度検出の精度を大幅に改善することができる。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、ピックアップが発生す
るパルス信号の立ち上がりエッジ間の周期を検出する第
1の周期検出手段と、このパルス信号の立ち下がりエッ
ジ間の周期を検出する第2の周期検出手段とを独立して
設けることによって、また、前半周期と前全周期のデー
タから今周期の周期検出値を補正する周期補正部を備え
ることによって、光ピックアップのアクセス動作の際の
速度制御を高精度に行うことができ、シークが高速かつ
安定なディスク装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるディスク装置の速度
検出部のブロック図
【図2】(a)は本発明の一実施例におけるディスク装
置の速度検出部の動作説明図 (b)は本発明の一実施例におけるディスク装置の速度
検出部の動作説明図 (c)は本発明の一実施例におけるディスク装置の速度
検出部の動作説明図
【図3】本発明の他の実施例におけるディスク装置の速
度検出部のブロック図
【図4】(a)は本発明の他の実施例におけるディスク
装置の周期補正部の動作を示す図 (b)は本発明の他の実施例におけるディスク装置の周
期補正部の動作を示す図
【図5】従来のディスク装置の構成ブロック図
【図6】(a)は従来のディスク装置のトラック横断信
号検出の原理説明図 (b)は従来のディスク装置のトラック横断信号検出の
原理説明図 (c)は従来のディスク装置のトラック横断信号検出の
原理説明図
【図7】従来のディスク装置のシーク制御部のブロック
【図8】(a)は従来のディスク装置のトラック横断信
号に、オフセットが発生した場合の速度検出部の動作説
明図 (b)は従来のディスク装置のトラック横断信号に、オ
フセットが発生した場合の速度検出部の動作説明図 (c)は従来のディスク装置のトラック横断信号に、オ
フセットが発生した場合の速度検出部の動作説明図 (d)は従来のディスク装置のトラック横断信号に、オ
フセットが発生した場合の速度検出部の動作説明図
【符号の説明】
37 第1周期検出部 38 第2周期検出部 41 周期選択部 43 周期補正部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 和田 誠 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスクの情報トラックに記録されている
    情報信号をディスクの半径方向に移動可能なピックアッ
    プによって読み取るディスク装置であって、前記ピック
    アップが情報トラックを横断したことを検出してパルス
    信号を発生するトラック横断検出手段と、前記パルス信
    号の立ち上がりエッジ間の周期を検出して出力する第1
    の周期検出手段と、前記パルス信号の立ち下がりエッジ
    間の周期を検出して出力する第2の周期検出手段と、前
    記第1の周期検出手段と前記第2の周期検出手段からの
    検出値を選択して出力する選択手段と、前記選択手段の
    出力を速度値に変換して出力する速度変換手段を備える
    ことを特徴とするディスク装置。
  2. 【請求項2】ディスクの情報トラックに記録されている
    情報信号をディスクの半径方向に移動可能なピックアッ
    プによって読み取るディスク装置であって、前記ピック
    アップが情報トラックを横断したことを検出してパルス
    信号を発生するトラック横断検出手段と、パルス信号の
    エッジ間の周期を検出して半周期ごとの周期データを出
    力する周期検出手段と、前記周期検出手段によって前回
    検出されたパルス信号の前半周期Ta(k−1)、前記
    周期検出手段によって前回検出された前記パルス信号の
    後半周期Tb(k−1)、前記周期検出手段によって今
    回検出された前記パルス信号の前半周期Ta(k)が入
    力されると、 Ta’(k)=Ta(k)/2α ただしα=Ta(k−1)/(Ta(k−1)+Tb
    (k−1)) という演算を行うことにより今回検出された前記パルス
    信号の補正前半周期Ta’(k)を生成し、また前記周
    期検出手段によって今回検出されたパルス信号の後半周
    期Tb(k)が入力されると、 Tb’(k)=(Tb(k)+Ta(k))/2 という演算を行うことにより今回検出された前記パルス
    信号の補正後半周期Tb’(k)を生成し出力する周期
    補正手段と、前記周期補正手段の出力を速度値に変換し
    て出力する速度変換手段を備えることを特徴とするディ
    スク装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0996532A (ja) * 1995-09-29 1997-04-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd ナビゲーション装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0996532A (ja) * 1995-09-29 1997-04-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd ナビゲーション装置

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