JPH07215073A - 車両のアンダーカバー後部構造 - Google Patents
車両のアンダーカバー後部構造Info
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- JPH07215073A JPH07215073A JP1088994A JP1088994A JPH07215073A JP H07215073 A JPH07215073 A JP H07215073A JP 1088994 A JP1088994 A JP 1088994A JP 1088994 A JP1088994 A JP 1088994A JP H07215073 A JPH07215073 A JP H07215073A
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- Japan
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- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 description 11
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 3
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 230000005855 radiation Effects 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 車両のアンダーカバー後部構造において、空
気抵抗を小さくするとともにマフラー付近の温度上昇を
抑制する。 【構成】 自動車車体10の下面に配設されたリヤアン
ダーカバー24の後部には、車両後端部に向かい車両上
方へゆるやかに傾斜した傾斜面24Bが形成されてい
る。この傾斜面24Bには開口部42が形成されてお
り、この開口部42からマフラー36の後端部36A近
傍が自動車車体10の外部に突出している。このため、
開口部42から突出したマフラー36の後端部36A近
傍によって受ける空気抵抗を小さくし、且つマフラー3
6近傍の最高温度を低くできる。
気抵抗を小さくするとともにマフラー付近の温度上昇を
抑制する。 【構成】 自動車車体10の下面に配設されたリヤアン
ダーカバー24の後部には、車両後端部に向かい車両上
方へゆるやかに傾斜した傾斜面24Bが形成されてい
る。この傾斜面24Bには開口部42が形成されてお
り、この開口部42からマフラー36の後端部36A近
傍が自動車車体10の外部に突出している。このため、
開口部42から突出したマフラー36の後端部36A近
傍によって受ける空気抵抗を小さくし、且つマフラー3
6近傍の最高温度を低くできる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、床下を覆うアンダーカ
バーを備えた車両のアンダーカバー後部構造に関する。
バーを備えた車両のアンダーカバー後部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、床下を覆うアンダーカバーを備え
た車両のアンダーカバー後部構造が知られており、その
一例が実開昭59−72177号に示されている。図7
に示される如く、この車両のアンダーカバー後部構造で
は、車体70のフロアパネルの下面側にアンダーカバー
72が取付けられており、このアンダーカバー72が、
フロアパネルを下から覆うことによって、車体下部を通
過する空気の流れがスムーズになり、空気抵抗が減少す
るようになっている。
た車両のアンダーカバー後部構造が知られており、その
一例が実開昭59−72177号に示されている。図7
に示される如く、この車両のアンダーカバー後部構造で
は、車体70のフロアパネルの下面側にアンダーカバー
72が取付けられており、このアンダーカバー72が、
フロアパネルを下から覆うことによって、車体下部を通
過する空気の流れがスムーズになり、空気抵抗が減少す
るようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この車
両のアンダーカバー後部構造では、空気抵抗をできるだ
け小さくするために、図8に示される如く、アンダーカ
バー72によって、マフラー74全体を覆っており、排
気口76のみがアンダーカバー72に穿設された貫通穴
78に挿入されている。このため、この車両のアンダー
カバー後部構造では、マフラー74付近の放熱性が低
く、車両走行中および停止後において、マフラー74付
近の温度が大幅に上昇し易く、マフラー74およびその
周辺部品等に熱害を与える恐れがある。
両のアンダーカバー後部構造では、空気抵抗をできるだ
け小さくするために、図8に示される如く、アンダーカ
バー72によって、マフラー74全体を覆っており、排
気口76のみがアンダーカバー72に穿設された貫通穴
78に挿入されている。このため、この車両のアンダー
カバー後部構造では、マフラー74付近の放熱性が低
く、車両走行中および停止後において、マフラー74付
近の温度が大幅に上昇し易く、マフラー74およびその
周辺部品等に熱害を与える恐れがある。
【0004】本発明は上記事実を考慮し、アンダーカバ
ーにより空気抵抗を小さくすることができ、且つマフラ
ー付近の温度上昇を抑制することができる車両のアンダ
ーカバー後部構造を得ることが目的である。
ーにより空気抵抗を小さくすることができ、且つマフラ
ー付近の温度上昇を抑制することができる車両のアンダ
ーカバー後部構造を得ることが目的である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、車両後端部に
向かい車両上方へゆるやかに傾斜した傾斜面を有し車両
の床下を覆うアンダーカバーを取付けた車両のアンダー
カバー後部構造において、前記アンダーカバーの傾斜面
に形成された開口部と、車両後方部で略水平に延び一部
が前記開口部から突出したマフラーと、を備えたことを
特徴としている。
向かい車両上方へゆるやかに傾斜した傾斜面を有し車両
の床下を覆うアンダーカバーを取付けた車両のアンダー
カバー後部構造において、前記アンダーカバーの傾斜面
に形成された開口部と、車両後方部で略水平に延び一部
が前記開口部から突出したマフラーと、を備えたことを
特徴としている。
【0006】
【作用】本発明の車両のアンダーカバー後部構造では、
車両の床下を覆うアンダーカバーに形成された、車両後
端部に向かい車両上方へゆるやかに傾斜した傾斜面に開
口部が形成されており、この開口部から、車両後方部で
略水平に延びるマフラーの一部が突出している。このた
め、アンダーカバーの下方に沿って流れる空気流が、開
口部から突出したマフラーの一部によって受ける空気抵
抗は小さく、アンダーカバーにより空気抵抗を小さくす
ることができる。
車両の床下を覆うアンダーカバーに形成された、車両後
端部に向かい車両上方へゆるやかに傾斜した傾斜面に開
口部が形成されており、この開口部から、車両後方部で
略水平に延びるマフラーの一部が突出している。このた
め、アンダーカバーの下方に沿って流れる空気流が、開
口部から突出したマフラーの一部によって受ける空気抵
抗は小さく、アンダーカバーにより空気抵抗を小さくす
ることができる。
【0007】また、車両走行中には、アンダーカバーの
下方に沿って流れる空気流によってマフラーの一部が冷
却されるとともに、停車中には、マフラーの一部におい
て輻射熱の放散が効率良く行われるのでマフラー付近の
温度上昇を抑制することができる。このため、マフラー
およびその周辺部品等に熱害を与え難い。
下方に沿って流れる空気流によってマフラーの一部が冷
却されるとともに、停車中には、マフラーの一部におい
て輻射熱の放散が効率良く行われるのでマフラー付近の
温度上昇を抑制することができる。このため、マフラー
およびその周辺部品等に熱害を与え難い。
【0008】
【実施例】本発明の車両のアンダーカバー後部構造の一
実施例について図1〜図6に従って説明する。
実施例について図1〜図6に従って説明する。
【0009】なお、図中矢印FRは車両前方方向を、矢
印INは車幅内側方向を、矢印UPは車両上方方向を示
す。
印INは車幅内側方向を、矢印UPは車両上方方向を示
す。
【0010】図1に示される如く、自動車車体10の下
部には、アンダーカバー12が配設されている。
部には、アンダーカバー12が配設されている。
【0011】図6に示される如く、このアンダーカバー
12は、エンジンルームの下方を覆うフロントアンダー
カバー16と、車室の下方に位置するセンタアンダーカ
バー20とラゲージボックスの下方に位置するリヤアン
ダーカバー24の3枚で構成されている。
12は、エンジンルームの下方を覆うフロントアンダー
カバー16と、車室の下方に位置するセンタアンダーカ
バー20とラゲージボックスの下方に位置するリヤアン
ダーカバー24の3枚で構成されている。
【0012】図5に示される如く、リヤアンダーカバー
24は、リヤフロアパン26の下方に配置されている。
リヤフロアパン26の下面26Aには、車幅方向に所定
の間隔を開けて車両前後方向に伸びるアンダーリーンフ
ォースメント32が設けられている。
24は、リヤフロアパン26の下方に配置されている。
リヤフロアパン26の下面26Aには、車幅方向に所定
の間隔を開けて車両前後方向に伸びるアンダーリーンフ
ォースメント32が設けられている。
【0013】これらのアンダーリーンフォースメント3
2は車両前後方向から見た断面形状が、開口部を上方へ
向けたコ字状とされている。アンダーリーンフォースメ
ント32の内側壁部32Aの上端部には、車幅方向内側
へ向けてフランジ32Bが形成されており、アンダーリ
ーンフォースメント32の外側壁部32Cの上端部に
は、車幅方向外側へ向けてフランジ32Dが形成されて
いる。これらのフランジ32B、32Dは、それぞれリ
ヤフロアパン26の下面26Aに溶着されている。従っ
て、アンダーリーンフォースメント32はリヤフロアパ
ン26とで、車両前後方向に延びる閉断面後部構造を構
成している。
2は車両前後方向から見た断面形状が、開口部を上方へ
向けたコ字状とされている。アンダーリーンフォースメ
ント32の内側壁部32Aの上端部には、車幅方向内側
へ向けてフランジ32Bが形成されており、アンダーリ
ーンフォースメント32の外側壁部32Cの上端部に
は、車幅方向外側へ向けてフランジ32Dが形成されて
いる。これらのフランジ32B、32Dは、それぞれリ
ヤフロアパン26の下面26Aに溶着されている。従っ
て、アンダーリーンフォースメント32はリヤフロアパ
ン26とで、車両前後方向に延びる閉断面後部構造を構
成している。
【0014】また、アンダーリーンフォースメント32
の取付壁部32Eには、車両前後方向に沿って所定の間
隔で複数の取付孔33が穿設されており、取付壁部32
Eの上面には、貫通孔33と同軸的にウエルドナット3
5が固定されている。
の取付壁部32Eには、車両前後方向に沿って所定の間
隔で複数の取付孔33が穿設されており、取付壁部32
Eの上面には、貫通孔33と同軸的にウエルドナット3
5が固定されている。
【0015】アンダーリーンフォースメント32と対向
するリヤアンダーカバー24の上面24Aの部位には、
車両前後方向に伸びるアンダーカバー用リインフォース
メント54が設けられている。このアンダーカバー用リ
インフォースメント54の車両前後方向から見た断面形
状は、開口部を下方へ向けたコ字状とされている。アン
ダーカバー用リインフォースメント54の内側壁部54
Aの下端部には、車幅方向内側へ向けてフランジ54B
が形成されており、アンダーカバー用リインフォースメ
ント54の外側壁部54Cの下端部には、車幅方向外側
へ向けてフランジ54Dが形成されている。これらのフ
ランジ54B、54Dは、それぞれリヤアンダーカバー
24の上面24Aに溶着されている。
するリヤアンダーカバー24の上面24Aの部位には、
車両前後方向に伸びるアンダーカバー用リインフォース
メント54が設けられている。このアンダーカバー用リ
インフォースメント54の車両前後方向から見た断面形
状は、開口部を下方へ向けたコ字状とされている。アン
ダーカバー用リインフォースメント54の内側壁部54
Aの下端部には、車幅方向内側へ向けてフランジ54B
が形成されており、アンダーカバー用リインフォースメ
ント54の外側壁部54Cの下端部には、車幅方向外側
へ向けてフランジ54Dが形成されている。これらのフ
ランジ54B、54Dは、それぞれリヤアンダーカバー
24の上面24Aに溶着されている。
【0016】また、アンダーカバー用リインフォースメ
ント54の取付壁部54Eには、車両前後方向に沿って
所定の間隔で貫通孔56が穿設されている。これらの貫
通孔56は取付孔33と同軸的とされており、挿入した
ボルト58をウエルドナット35に螺合することによっ
て、リヤアンダーカバー24をリヤフロアパン26の下
面26Aに固定できるようになっている。
ント54の取付壁部54Eには、車両前後方向に沿って
所定の間隔で貫通孔56が穿設されている。これらの貫
通孔56は取付孔33と同軸的とされており、挿入した
ボルト58をウエルドナット35に螺合することによっ
て、リヤアンダーカバー24をリヤフロアパン26の下
面26Aに固定できるようになっている。
【0017】また、貫通孔56と対向するリヤアンダー
カバー24の部位には、ボルト58を取り付けるための
作業孔60が穿設されている。この作業孔60はゴム材
からなる蓋22で閉塞されており、水、塵等が、アンダ
ーカバー用リインフォースメント54とリヤアンダーカ
バー24との間に侵入しないようになっている。
カバー24の部位には、ボルト58を取り付けるための
作業孔60が穿設されている。この作業孔60はゴム材
からなる蓋22で閉塞されており、水、塵等が、アンダ
ーカバー用リインフォースメント54とリヤアンダーカ
バー24との間に侵入しないようになっている。
【0018】図2に示される如く、リヤアンダーカバー
24の後部は、車両後端部に向かい車両上方へゆるやか
に傾斜した傾斜面24Bとなっている。この傾斜面24
Bの後端部は、リヤバンパ40の下端部に達している。
また、リヤアンダーカバー24の傾斜面24Bの後端部
近傍には、開口部42が穿設されており、この開口部4
2の車両後方から見た形状は、図3のようになってい
る。
24の後部は、車両後端部に向かい車両上方へゆるやか
に傾斜した傾斜面24Bとなっている。この傾斜面24
Bの後端部は、リヤバンパ40の下端部に達している。
また、リヤアンダーカバー24の傾斜面24Bの後端部
近傍には、開口部42が穿設されており、この開口部4
2の車両後方から見た形状は、図3のようになってい
る。
【0019】図2に示される如く、排気管34、マフラ
36及びテールパイプ38はそれぞれが、車両前方から
排気管34、マフラー36、テールパイプ38の順に連
結されている。マフラー36は水平に延び一部としての
後端部36A近傍が開口部42から、自動車車体10の
外部に突出している。
36及びテールパイプ38はそれぞれが、車両前方から
排気管34、マフラー36、テールパイプ38の順に連
結されている。マフラー36は水平に延び一部としての
後端部36A近傍が開口部42から、自動車車体10の
外部に突出している。
【0020】マフラー36のリヤアンダーカバー24か
らの突出代Hと、マフラー36の空気抵抗CD 及びマフ
ラー36付近の最高温度Tとの関係は、図4に示される
如くなっており、最高温度Tは、マフラー36の突出代
Hの増加に伴って低下し、突出代Hが所定値H1 より大
きくなると略一定となる。また、空気抵抗CD は、マフ
ラー36の突出代Hの減少に伴って低下し、突出代Hが
所定値H2 より小さくなると略一定となる。これは、リ
ヤアンダーカバー24の下側表面付近では、表面から数
10mmの範囲で、走行による気流の流速が低い速度境界
層が形成されており、この範囲内にマフラー36の後端
部36Aを突出させても、空気抵抗の増大要因とはなら
ないためである。また、H1 <H2 となっている。
らの突出代Hと、マフラー36の空気抵抗CD 及びマフ
ラー36付近の最高温度Tとの関係は、図4に示される
如くなっており、最高温度Tは、マフラー36の突出代
Hの増加に伴って低下し、突出代Hが所定値H1 より大
きくなると略一定となる。また、空気抵抗CD は、マフ
ラー36の突出代Hの減少に伴って低下し、突出代Hが
所定値H2 より小さくなると略一定となる。これは、リ
ヤアンダーカバー24の下側表面付近では、表面から数
10mmの範囲で、走行による気流の流速が低い速度境界
層が形成されており、この範囲内にマフラー36の後端
部36Aを突出させても、空気抵抗の増大要因とはなら
ないためである。また、H1 <H2 となっている。
【0021】従って、マフラー36の突出代Hは、空気
抵抗CD を小さくし、且つ最高温度Tを低くできる最適
範囲であるH1 <H<H2 に設定されている。
抵抗CD を小さくし、且つ最高温度Tを低くできる最適
範囲であるH1 <H<H2 に設定されている。
【0022】次に本実施例の作用を説明する。本実施例
の車両のアンダーカバー後部構造では、リヤフロアパン
26の下面26Aを覆うリヤアンダーカバー24の後部
に傾斜面24Bが形成されているため、リヤアンダーカ
バー24の下方に沿って流れる空気流(図2の矢印W)
は、リヤアンダーカバー24の後部では、傾斜面24B
に沿って車両後方へスムーズに流れる。
の車両のアンダーカバー後部構造では、リヤフロアパン
26の下面26Aを覆うリヤアンダーカバー24の後部
に傾斜面24Bが形成されているため、リヤアンダーカ
バー24の下方に沿って流れる空気流(図2の矢印W)
は、リヤアンダーカバー24の後部では、傾斜面24B
に沿って車両後方へスムーズに流れる。
【0023】なお、開口部42からは、車両後方部で略
水平に延びるマフラー36の後端部36A近傍が突出し
ているが、マフラー36の突出代HがH<H2 となって
いるため、リヤアンダーカバー24の下方に沿って流れ
る空気流が、開口部42から突出したマフラー36の後
端部36A近傍によって受ける空気抵抗は小さく、リヤ
アンダーカバー24により空気抵抗を小さくすることが
できる。
水平に延びるマフラー36の後端部36A近傍が突出し
ているが、マフラー36の突出代HがH<H2 となって
いるため、リヤアンダーカバー24の下方に沿って流れ
る空気流が、開口部42から突出したマフラー36の後
端部36A近傍によって受ける空気抵抗は小さく、リヤ
アンダーカバー24により空気抵抗を小さくすることが
できる。
【0024】また、開口部42からは、マフラー36の
後端部36A近傍が突出しており、マフラー36の突出
代HがH1 <Hとなっている。このため、車両走行中に
は、リヤアンダーカバー24の下方に沿って流れる空気
流によってマフラー36の後端部36A近傍が冷却され
るとともに、停車中には、マフラー36の後端部36A
近傍において、輻射熱の放散が効率良く行われるので、
図4に示される如く、マフラー付近の温度上昇を抑制す
ることができる。このため、マフラーおよび、防振ゴム
等の周辺部品等に熱害を与える恐れがない。
後端部36A近傍が突出しており、マフラー36の突出
代HがH1 <Hとなっている。このため、車両走行中に
は、リヤアンダーカバー24の下方に沿って流れる空気
流によってマフラー36の後端部36A近傍が冷却され
るとともに、停車中には、マフラー36の後端部36A
近傍において、輻射熱の放散が効率良く行われるので、
図4に示される如く、マフラー付近の温度上昇を抑制す
ることができる。このため、マフラーおよび、防振ゴム
等の周辺部品等に熱害を与える恐れがない。
【0025】また、本実施例では、マフラー36の後端
部36A近傍をリヤアンダーカバー24の下方に突出さ
せるため、ラゲージルームの容積を大きくすることがで
きる。
部36A近傍をリヤアンダーカバー24の下方に突出さ
せるため、ラゲージルームの容積を大きくすることがで
きる。
【0026】以上に於いては、本発明を特定の実施例に
ついて詳細に説明したが、本発明はかかる実施例に限定
されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実
施例が可能であることは当業者にとって明らかであり、
例えば、開口部42の形状は、図3に示される形状には
限定されない。また、本実施例ではマフラー36の後端
部36A近傍が、開口部42から水平に突出している
が、マフラー36の後端部36A近傍を、開口部42か
ら水平方向に対して若干傾斜させて突出させても良い。
また、マフラー36の一部としての前端部近傍又は中間
部近傍を開口部42から突出しても良い。
ついて詳細に説明したが、本発明はかかる実施例に限定
されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実
施例が可能であることは当業者にとって明らかであり、
例えば、開口部42の形状は、図3に示される形状には
限定されない。また、本実施例ではマフラー36の後端
部36A近傍が、開口部42から水平に突出している
が、マフラー36の後端部36A近傍を、開口部42か
ら水平方向に対して若干傾斜させて突出させても良い。
また、マフラー36の一部としての前端部近傍又は中間
部近傍を開口部42から突出しても良い。
【0027】
【発明の効果】本発明は、車両後端部に向かい車両上方
へゆるやかに傾斜した傾斜面を有し車両の床下を覆うア
ンダーカバーを取付けた車両のアンダーカバー後部構造
において、アンダーカバーの傾斜面に形成された開口部
と、車両後方部で略水平に延び一部が開口部から突出し
たマフラーと、を備えた構成としたので、アンダーカバ
ーにより空気抵抗を小さくすることができ、且つマフラ
ー付近の温度上昇を抑制することができるという優れた
効果を有する。
へゆるやかに傾斜した傾斜面を有し車両の床下を覆うア
ンダーカバーを取付けた車両のアンダーカバー後部構造
において、アンダーカバーの傾斜面に形成された開口部
と、車両後方部で略水平に延び一部が開口部から突出し
たマフラーと、を備えた構成としたので、アンダーカバ
ーにより空気抵抗を小さくすることができ、且つマフラ
ー付近の温度上昇を抑制することができるという優れた
効果を有する。
【図1】本発明の一実施例の車両のアンダーカバー後部
構造を示す車両後側斜め下方から見た斜視図である。
構造を示す車両後側斜め下方から見た斜視図である。
【図2】本発明の一実施例の車両のアンダーカバー後部
構造を示す側断面図である。
構造を示す側断面図である。
【図3】本発明の一実施例の車両のアンダーカバー後部
構造の開口部を示す車両後方から見た正面図である。
構造の開口部を示す車両後方から見た正面図である。
【図4】本発明の一実施例の車両のアンダーカバー後部
構造のマフラーの突出代と空気抵抗及びマフラー付近最
高温度との関係を示すグラフである。
構造のマフラーの突出代と空気抵抗及びマフラー付近最
高温度との関係を示すグラフである。
【図5】本発明の一実施例の車両のアンダーカバー後部
構造を示す車両前方から見た一部拡大断面図である。
構造を示す車両前方から見た一部拡大断面図である。
【図6】本発明の一実施例の車両のアンダーカバー後部
構造が適用された車両のアンダーカバーを示す車両後側
斜め上方から見た斜視図である。
構造が適用された車両のアンダーカバーを示す車両後側
斜め上方から見た斜視図である。
【図7】従来例の車両のアンダーカバー後部構造を示す
車両後側斜め下方から見た斜視図である。
車両後側斜め下方から見た斜視図である。
【図8】従来例の車両のアンダーカバー後部構造を示す
側断面図である。
側断面図である。
10 自動車車体 12 アンダーカバー 24 リヤアンダーカバー 24B 傾斜面 36 マフラー 36A 後端部(一部) 42 開口部
Claims (1)
- 【請求項1】 車両後端部に向かい車両上方へゆるやか
に傾斜した傾斜面を有し車両の床下を覆うアンダーカバ
ーを取付けた車両のアンダーカバー後部構造において、
前記アンダーカバーの傾斜面に形成された開口部と、車
両後方部で略水平に延び一部が前記開口部から突出した
マフラーと、を備えたことを特徴とする車両のアンダー
カバー後部構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1088994A JPH07215073A (ja) | 1994-02-02 | 1994-02-02 | 車両のアンダーカバー後部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1088994A JPH07215073A (ja) | 1994-02-02 | 1994-02-02 | 車両のアンダーカバー後部構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07215073A true JPH07215073A (ja) | 1995-08-15 |
Family
ID=11762895
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1088994A Pending JPH07215073A (ja) | 1994-02-02 | 1994-02-02 | 車両のアンダーカバー後部構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07215073A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020090543A (ko) * | 2001-05-28 | 2002-12-05 | 현대자동차주식회사 | 자동차의 언더플로어 평편화 커버구조 |
JP2007283810A (ja) * | 2006-04-13 | 2007-11-01 | Kojima Press Co Ltd | 車両用アンダーカバー |
JP2009096438A (ja) * | 2007-10-19 | 2009-05-07 | Honda Motor Co Ltd | 車両用アンダーカバー |
-
1994
- 1994-02-02 JP JP1088994A patent/JPH07215073A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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