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JPH07213019A - 電動機の液冷却構造 - Google Patents

電動機の液冷却構造

Info

Publication number
JPH07213019A
JPH07213019A JP295094A JP295094A JPH07213019A JP H07213019 A JPH07213019 A JP H07213019A JP 295094 A JP295094 A JP 295094A JP 295094 A JP295094 A JP 295094A JP H07213019 A JPH07213019 A JP H07213019A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sleeve
cooling water
electric motor
bracket
brackets
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP295094A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiji Sato
英治 佐藤
Suetaro Shibukawa
末太郎 渋川
Osamu Koizumi
小泉  修
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP295094A priority Critical patent/JPH07213019A/ja
Publication of JPH07213019A publication Critical patent/JPH07213019A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Motor Or Generator Cooling System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】ステータコイル外周面にスリーブを圧入し、ス
リーブの外周面に冷却水パイプを巻きつける。そして、
スリーブの両端面をブラケットに密着させる。 【効果】簡単な構造でステータコアの冷却とブラッケト
の冷却を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は回転電動機または発電機
の液冷却構造に関する。
【0002】
【従来の技術】発電機の小型軽量化のために、ステータ
を二つのブラケットではさみ、このブラケットを通しボ
ルトで締結して、ステータとブラケットを固定している
構造のものがある(特開平5−30707号公報)。この構造
のものは、冷却ファンによってステータコイルやロータ
の冷却を行う空冷式である。電動機においても、ブラケ
ットを通しボルトで締結する構造をとることが考えられ
るが、なお一層の小型軽量化を行うためには冷却性能を
向上させる必要があるため、空冷式ではなく液冷却式を
採用することになる。特に、電気自動車に用いられる駆
動用電動機では、小型軽量化,低コスト化が重要になっ
ている。液冷却式として、たとえば特開平5−103445 号
公報に見られるように、押出し成形によってケーシング
に冷却水通路を設けている例があるが、この方法ではケ
ーシングが重くなり、またコスト高になる。小形軽量化
のためには、ブラケットを通しボルトで締結する構造の
ものが有利であるが、この構造のものを水などの液体で
冷却する方法について検討されていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、ステータを二つのブラケットではさみこの
ブラケットを通しボルトで締結して、ステータとブラケ
ットを固定している構造の電動機において、小形軽量化
のために簡単な構造で冷却効果を発揮する液冷却方法を
実現することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】電動機の冷却では、ステ
ータコイル及び軸受部の温度上昇を押さえることが重要
である。ステータコイルの温度上昇防止については、ス
テータコアの外周面を液冷却することになるが、ステー
タコアの外周面に直接冷却液を接触させることはできな
い。そこで、ステータコアの外周面に円筒状の薄いスリ
ーブをはめこみ、スリーブの外周面に冷却液が接触する
ように冷却水通路を設ける。ここで、ステータコアの外
周面とスリーブ内面を密着させる必要があるが、これは
スリーブにステータコアを圧入することにより達成され
る。軸受部の温度上昇防止については、軸受が設けられ
ているブラケットを冷却しなければならないが、これは
ブラケットの熱がスリーブに逃げるようにブラケットと
スリーブを接触させれば良い。
【0005】
【作用】ステータコイルやロータで発熱した熱は、ステ
ータコアからスリーブ,冷却水の順に伝わって行く。ス
テータコアとスリーブの接触熱抵抗は圧入によりかなり
小さくなるので、スリーブとしてアルミ材など熱伝導の
良い材料を用いると、冷却水を、直接、ステータコアに
接触させた場合と同じ冷却効果が得られる。スリーブに
設ける冷却水通路がスリーブ外周面全体に及んでいる場
合には、スリーブをかなり薄くできる。冷却水通路が部
分的な場合には、円周方向だけでなく軸方向にも熱の流
れが生じるが、この時、スリーブを少し厚くすると、軸
方向の熱抵抗の増大を防止できる。したがって、冷却水
通路が部分的な場合でも冷却性能の低下が少ないので、
冷却水通路の簡略化ができる。
【0006】スリーブとブラケットは接触しているこ
と、またスリーブは十分冷却されているので、ブラケッ
トの熱はスリーブに伝わり、ブラケットの温度上昇が押
さえられ、最終的にはブラケットに設けられた軸受の温
度上昇を防止できる。
【0007】
【実施例】図1は本発明による電動機の液冷却方法の説
明図である。冷却水はポンプ1によりラジエータ2,モ
ータの冷却水パイプ3の順に循環されており、モータで
発生する熱の大部分は、モ−タの冷却水パイプ3内の冷
却水に伝達され、ラジエータ2で放熱される。図1に示
したモータの断面は図2のようになっている。
【0008】スリーブ4の外周面には冷却水パイプ3が
巻かれており、この冷却水パイプ3はスリーブ4にロー
付けされている。このように冷却水パイプが設けられた
スリーブ4にステータコア5を圧入し、ステータコア5
を二つのブラケット6a,6bではさみ、通しボルト7
とナット8によりステータコア5と二つのブラケット6
a,6bを締結している。このモータの強度は、通しボ
ルト7,ステータコア5,二つのブラケット6a,6b
により維持されており、スリーブ4はステータコアの冷
却のために用いられる構造になっている。ブラケット6
aと6bの軸方向長さLBに対してスリーブ4の軸方向
長さLSは同じ長さになるように設定してある。ブラケ
ット6aには軸受9aが取り付けられ、ブラケット6b
には軸受9bが取り付けられている。
【0009】回転(出力)軸10にはロータ11がはめ
こまれている。ロータ11の両端にはエンドリング12
a,12bが取り付けられており、更にエンドリングの
両端には内部冷却ファン13a,13bが取り付けられ
ている。そして、回転軸10は、二つの軸受9a,9b
により支持されている。軸受9bの右側には軸シール1
4が取り付けられており、内部と外気の遮断を行ってい
る。
【0010】発熱する部分は、ステータコア5,ステー
タコア5にはめこまれたステータコイル15,ロータコ
ア11,ロータコア11内にはめこまれたロータバー
(図示していない)やエンドリング12a,12bであ
る。これらの熱の一部分はロータの両端面,ステータコ
イル表面,ステータコア端面から両側の空気16aと1
6bに伝達され、それぞれブラケット6aと6bに伝達
される。内部冷却ファン13aと13bはこの熱の流れ
を促進するためのものである。しかし、大部分の熱は、
ロータ外周面からステータコア5,ステータコア5の外
周面からスリーブ4に伝達される。スリーブ4としてア
ルミなど熱伝導の良い材料を用いるとともにステータコ
ア5とスリーブ4は圧入により密着しているので、熱抵
抗は非常に小さくなっている。また冷却水パイプ3とス
リーブ4はロー付けされており、しかも均一に並べられ
ていることから冷却水パイプ3の内面とスリーブ4の熱
抵抗も小さくなる。このような冷却構造では、スリーブ
4の厚さTはステータコア5の圧入時にスリーブが変形
しない程度に薄くできるので、モータ重量を低減でき
る。
【0011】ブラケット6aと6bには、空気16aと
16bを介して熱が伝達されるので、ブラケット6aと
6bの冷却を行わないと、ブラケットの温度上昇により
軸受9a,9bは損傷する。ブラケットの冷却のために
ブラケットの外周面に冷却水パイプをロー付けする方法
が考えられるが、ブラケットの材料としてアルミを用い
るとロー付けによってブラケットの強度が低下するとい
った問題やコスト高になる問題がある。そこで、スリー
ブ4の両端にはフランジ部分4a,4bを設け、ブラケ
ット6a,6bとスリーブのフランジ部分4a,4bが
接触するようにしてある。ブラケットに伝達される熱量
は比較的少ないので、ブラケットに冷却水通路を設ける
ことなく、このようにスリーブ4とブラケット6a,6
bを接触させるという簡単な構造で軸受の温度上昇を十
分押さえることができる。
【0012】スリーブ4の長さLSと両ブラケット間の
距離LBとを同じにするには、ステータコアの積層厚さ
やブラケットの合わせ面の深さLBa,LBbをあらか
じめ測定し、この測定値に基づいてLSを設定する必要
がある。このような構造は量産に向かない。図3はスリ
ーブの寸法合わせを必要としない液冷却方法の説明図で
ある。ステータコア5に二つのスリーブ17aと17b
を圧入している。二つのスリーブの外周面には冷却水パ
イプ3a,3bが巻かれロー付けされている。そして、
冷却水パイプ3aと3bは、図4に示すようにゴムホー
ス18によって接続されている。スリーブ17aの長さ
LSaと17bの長さLSbを合わせた寸法は、LBよ
りも小さくなるようにあらかじめ設定する。スリーブ1
7a及び17bはそれぞれボルト19a,19bにより
ブラケット6a,6bに取り付けられている。ボルト1
9aと19bを締め付けることによりスリーブ17a及
び17bのフランジ部20a,20bとブラケット6
a,6bのフランジ部は強制的に密着される。
【0013】スリーブが一個の場合には、冷却水パイプ
をスリーブ外周面全面に巻きつけることが可能である
が、スリーブを二個にすると冷却水パイプも二個必要に
なり、各々の冷却水パイプを接続しなければならないこ
とから、図4に示したようにスリーブ外周面の全面では
なく一部分に冷却水パイプを巻きつける場合がある。こ
のような場合には、スリーブにおいて軸方向の熱の流れ
が生じやすくなるので、スリーブの厚さTを少し大きく
設定しておくと、冷却水パイプ内面とスリーブ間の熱抵
抗の増大を防止できる。
【0014】以上の実施例では、冷却水通路を形成する
部材としてアルミパイプや銅パイプを用いるが、機械加
工によってスリーブ4a,4bに直接冷却水通路を設け
ても良い。また、冷却水パイプにスリーブを巻きつけて
ロー付けしているが、図5に示したように、蛇行させた
冷却水パイプ3をスリーブ4の円周上に配置しても良
い。この場合、冷却水パイプ3はロー付けされていない
ので、ベルト21a,21bによって冷却水パイプ3を
締め付け、スリーブ4と冷却水パイプ3との間の接触熱
抵抗小さくする必要がある。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、スリーブ外周面に冷却
水通路を形成する部材を配置し、このスリーブを両フラ
ンジに密着させるという簡単な構造で、ステータコアの
冷却とブラッケトの冷却を行うことができるので、小形
軽量化とコスト低減に効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電動機の液冷却の系統図。
【図2】本発明による電動機の液冷却方法でスリーブが
一個の場合の説明図。
【図3】本発明による電動機の液冷却方法でスリーブが
二個の場合の説明図。
【図4】スリーブが二個の場合の液冷却方法の系統図。
【図5】スリーブに冷却水パイプを配置する他の方法の
説明図。
【符号の説明】
3…冷却水パイプ、4…第一のスリーブ、5…ステータ
コア、6a,6b…ブラケット、7…通しボルト、11
…ロータ、17a,17b…第二のスリーブ、19a,
19b…ボルト、20a,20b…スリーブのフランジ
部、21a,21b…締め付けベルト。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ステータ,ロータ、前記ロータと一体化さ
    れている回転軸を含む電動機で、前記ステータの両端に
    各々ブラケットを配置し、前記両ブラケットを通しボル
    トで締結して前記ステータと前記ブラケットを固定し、
    前記ロータは前記ステータ内に配置され、前記回転軸は
    前記ブラケットに設けられた軸受を介して支持される電
    動機の液冷却方法において、前記ステータの外周面に密
    着し、前記両ブラケットの端面とも密着するようにスリ
    ーブをはめこみ、前記スリーブの外周面に冷却水通路を
    形成する部材を設けたことを特徴とする電動機の液冷却
    構造。
JP295094A 1994-01-17 1994-01-17 電動機の液冷却構造 Pending JPH07213019A (ja)

Priority Applications (1)

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JP295094A JPH07213019A (ja) 1994-01-17 1994-01-17 電動機の液冷却構造

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JP295094A JPH07213019A (ja) 1994-01-17 1994-01-17 電動機の液冷却構造

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JPH07213019A true JPH07213019A (ja) 1995-08-11

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ID=11543659

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JP295094A Pending JPH07213019A (ja) 1994-01-17 1994-01-17 電動機の液冷却構造

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JP (1) JPH07213019A (ja)

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