JPH0721273U - 高周波抵抗溶接用給電チップ - Google Patents
高周波抵抗溶接用給電チップInfo
- Publication number
- JPH0721273U JPH0721273U JP4962692U JP4962692U JPH0721273U JP H0721273 U JPH0721273 U JP H0721273U JP 4962692 U JP4962692 U JP 4962692U JP 4962692 U JP4962692 U JP 4962692U JP H0721273 U JPH0721273 U JP H0721273U
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- Japan
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 鋼管の製造における高周波抵抗溶接給電部に
配置された給電チップの交換時間の短縮及びシュー本体
の加熱を必要としない給電チップを提供すること 【構成】 鋼管の製造における、高周波抵抗溶接給電部
に配置された給電チップの脱着をネジ込みとすることに
より、給電チップの交換を容易にした高周波抵抗溶接用
給電チップにある。
配置された給電チップの交換時間の短縮及びシュー本体
の加熱を必要としない給電チップを提供すること 【構成】 鋼管の製造における、高周波抵抗溶接給電部
に配置された給電チップの脱着をネジ込みとすることに
より、給電チップの交換を容易にした高周波抵抗溶接用
給電チップにある。
Description
【0001】
本考案は、高周波抵抗溶接給電チップの脱着を容易にし、かつ交換時間を短縮 するための周波抵抗溶接用給電チップの構造に関するものである。
【0002】
従来の鋼管製造において、例えばスパイラル鋼管は熱延コイルをアンコイラで 巻きほどきながら、ピンチロールでコイルを斜めに成形部、溶接部に送り込み、 成形スタンドでスパイラル状に成形しつゝ、内外面から溶接を行い製造される。 このスパイラル鋼管の溶接に当たっては、コイル側給電コンタクトチップ及び鋼 管側給電コンタクトチップが配設されている。図4は従来の給電コンタクトチッ プの斜視図である。この図4に示すように、給電チップ2の固定はシュー4にろ う付けにより行なわれていたため、給電チップを交換するためには時間がかかる ような構造となっていた。
【0003】
上述したように、従来の鋼管の高周波抵抗溶接給電チップの固定がろう付けの ため、給電チップを交換するための時間が通常20分/1回交換、程度の時間が かかり、実働率の低下を来すものであった。また、ろう付け時にはシュー本体を 加熱することによって固着させるために、シュー本体の表面が酸化され、通電性 が損なわれた。更には交換用の予備をシュー本体と給電チップをろう付けした状 態で持つことになり、在庫の増大につながる等の種々の問題があった。
【0004】
上記したように、従来技術の問題を解消すべく、考案者らは鋭意工夫を重ねた 結果、給電チップをろう付けによる固定式に工夫を加えることによって、給電チ ップの交換時間の短縮及びシュー本体の加熱を必要としない案を提案するもので ある。その考案の要旨とするところは、 鋼管の製造における高周波抵抗溶接給電部に配設された給電チップの脱着をネジ 込み式とすることにより、給電チップの交換を容易にしたことを特徴とする高周 波抵抗溶接用給電チップにある。
【0005】 以下本考案について図面に従って詳細に説明する。 図1はスパイラル鋼管の製造工程を示す概念図である。図1に示すように、鋼帯 1を3列の成形ロール(図示せず)により塑性変形させスパイラル状に成形する 。スパイラル状に成形された鋼帯1の先行する側縁5と後続する他方の側の側縁 6とが成形ロールの位置で僅かにオーバーラップするように出合い、ここで両側 縁5、6は電気抵抗溶接される。電気抵抗溶接は側縁部へ供給される高周波また は中周波の溶接電流による抵抗加熱によって行なわれる。溶接電流は成形ロール の入側で管外周面側に配置されたコイル側給電チップ7とパイプ側給電チップ8 の一対のコンタクトチップによって側縁部に供給される。鋼帯1の側縁5、6が 突き合わされてスクイズロール9によりスクイズされつつ順次電気抵抗溶接され る。
【0006】 なお、前述した図1は電気抵抗溶接による高周波溶接とサブマージドアーク溶 接による内外面側溶接を示したもので、高周波溶接した後に内外面アーク溶接が 行なわれる。10は内面成形スタンド、内面溶接機11によって内面アーク溶接 を行い、引続き外面溶接機12によって外面溶接され製管される。
【0007】 図2は本考案に係る給電チップの構造を示す断面図である。図2に示すように 、本考案は、Cu製シュー4の上部に雄ネジ用にネジ切り加工したネジ込み台1 4を固定し、その上に雌ネジ用にネジ切り加工した給電チップ2を取り付けるこ とを特徴とする。また、ネジ込み台14はろう付け13を行ない、シュー4に固 定する。従来、給電チップの交換はシュー本体ごと交換しており、かなりの作業 時間を要していたが、本考案の導入により、給電チップのみの交換が可能となり 、交換時間の短縮化が図られた。
【0008】 また、図3は本考案の他の実施例を示す給電チップ構造の断面図である。図3 (A)は給電チップ構造を示す断面図であって、図2とは逆に給電チップ2を雄 ネジ15用としてネジ切り加工し、このネジ切りした給電チップ2を凹状に雌ネ ジ16用としてネジ切り加工したCu製シュー4にネジ込みすることによって、 シュー4に給電チップ2を固定するものである。また、この給電チップの本体は 円筒状であるが、この円筒状の本体にフラット部17を長さ方向に設けることに よって、スパナで挟んでネジ込みが容易に出来る形状とした。図3(B)はその Cu製シューの横断面図である。図に示しているように、凹状に雌ネジ16が切 り出された状態である。
【0009】
以上述べたように、本考案の実施によって、従来の給電チップの交換に比較し て約1/4の時間、すなわち5分/1回交換の時間で給電チップの交換が可能と なり、また、ろう付けの必要がなくなりシュー本体の酸化を完全に防ぐことが可 能になったことは、工業上極めて優れた効果を奏するものである。
【図1】スパイラル鋼管の製造工程を示す概念図
【図2】本考案に係る給電チップの構造を示す断面図
【図3】本考案の他の実施例を示す給電チップ構造の断
面図
面図
【図4】従来の給電コンダクトチップの斜視図である。
1 鋼帯 2 給電チップ 3 鋼管 4 シュー 5 先行するコイル側縁 6 後行するコイル側縁 7 コイル側給電チップ 8 鋼管側給電チップ 9 スクイズロール 10 内面成形スタンド 11 内面溶接機 12 外面溶接機 13 ろう付け 14 ネジ込み台 15 雄ネジ 16 雌ネジ 17 フラット部
Claims (1)
- 【請求項1】 鋼管の製造における高周波抵抗溶接給電
部に配設された給電チップの脱着をネジ込みとすること
により、給電チップの交換を容易にしたことを特徴とす
る高周波抵抗溶接用給電チップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4962692U JPH0721273U (ja) | 1992-07-15 | 1992-07-15 | 高周波抵抗溶接用給電チップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4962692U JPH0721273U (ja) | 1992-07-15 | 1992-07-15 | 高周波抵抗溶接用給電チップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0721273U true JPH0721273U (ja) | 1995-04-18 |
Family
ID=12836442
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4962692U Pending JPH0721273U (ja) | 1992-07-15 | 1992-07-15 | 高周波抵抗溶接用給電チップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0721273U (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6210974B2 (ja) * | 1982-03-08 | 1987-03-10 | Daikin Kogyo Co Ltd | |
JPH0248289B2 (ja) * | 1984-04-10 | 1990-10-24 | Hitachi Shipbuilding Eng Co |
-
1992
- 1992-07-15 JP JP4962692U patent/JPH0721273U/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6210974B2 (ja) * | 1982-03-08 | 1987-03-10 | Daikin Kogyo Co Ltd | |
JPH0248289B2 (ja) * | 1984-04-10 | 1990-10-24 | Hitachi Shipbuilding Eng Co |
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