JPH07212553A - 通信装置 - Google Patents
通信装置Info
- Publication number
- JPH07212553A JPH07212553A JP6023235A JP2323594A JPH07212553A JP H07212553 A JPH07212553 A JP H07212553A JP 6023235 A JP6023235 A JP 6023235A JP 2323594 A JP2323594 A JP 2323594A JP H07212553 A JPH07212553 A JP H07212553A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heater
- temperature
- transfer material
- heating
- width
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000004891 communication Methods 0.000 title claims abstract description 20
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims abstract description 49
- 238000012546 transfer Methods 0.000 claims description 49
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 40
- 239000010409 thin film Substances 0.000 claims description 16
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 11
- 238000012545 processing Methods 0.000 abstract description 8
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 abstract 1
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 12
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 10
- 238000000034 method Methods 0.000 description 8
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 3
- 230000006378 damage Effects 0.000 description 3
- 239000004642 Polyimide Substances 0.000 description 2
- 239000010408 film Substances 0.000 description 2
- 239000004519 grease Substances 0.000 description 2
- 229920001721 polyimide Polymers 0.000 description 2
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 2
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 230000006870 function Effects 0.000 description 1
- 238000007562 laser obscuration time method Methods 0.000 description 1
- 238000012544 monitoring process Methods 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 1
- 238000004904 shortening Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Fax Reproducing Arrangements (AREA)
- Control Of Temperature (AREA)
- Fixing For Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 良好な定着性を得ることができるとともに記
録処理量の低下を未然に防止することができる通信装置
を提供する。 【構成】 ファクシミリ装置は、ヒータ部を有するオン
デマンド型の定着器31を備える。ヒータ部は、第1ヒ
ータ32および第2ヒータ34を含む。第1ヒータ32
の加熱領域はA4サイズの記録紙の幅に対応するように
設定され、第1ヒータ32の加熱領域と第2ヒータ34
の加熱領域とは互いに共働してB4サイズの記録紙の幅
に対応するように設定されている。相手先装置が送信を
開始することを示す信号を受けた後の受信動作への移行
時、ヒータ部の加熱範囲は最大の範囲に設定されかつ該
ヒータ部の温度調整が開始される。ヒータ部の温度が所
定の温度に到達すると、ヒータ部の加熱範囲は記録紙の
幅に対応する範囲に設定しかつ該ヒータ部の温度調整が
行われる。
録処理量の低下を未然に防止することができる通信装置
を提供する。 【構成】 ファクシミリ装置は、ヒータ部を有するオン
デマンド型の定着器31を備える。ヒータ部は、第1ヒ
ータ32および第2ヒータ34を含む。第1ヒータ32
の加熱領域はA4サイズの記録紙の幅に対応するように
設定され、第1ヒータ32の加熱領域と第2ヒータ34
の加熱領域とは互いに共働してB4サイズの記録紙の幅
に対応するように設定されている。相手先装置が送信を
開始することを示す信号を受けた後の受信動作への移行
時、ヒータ部の加熱範囲は最大の範囲に設定されかつ該
ヒータ部の温度調整が開始される。ヒータ部の温度が所
定の温度に到達すると、ヒータ部の加熱範囲は記録紙の
幅に対応する範囲に設定しかつ該ヒータ部の温度調整が
行われる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トナー像などの現像剤
像が転写されている転写材に加熱手段からの熱を加える
ことによって前記現像剤像の前記転写材への定着を行う
定着器を備える通信装置に関する。
像が転写されている転写材に加熱手段からの熱を加える
ことによって前記現像剤像の前記転写材への定着を行う
定着器を備える通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ファクシミリ装置として、印字装
置であるレーザビームプリンタと、サイズが互いに異な
り、文字、図形など画像を記録するための複数の転写材
を内蔵し、各転写材の中から指示されたサイズを有する
転写材を選択する転写材選択手段とを備えるものがあ
る。
置であるレーザビームプリンタと、サイズが互いに異な
り、文字、図形など画像を記録するための複数の転写材
を内蔵し、各転写材の中から指示されたサイズを有する
転写材を選択する転写材選択手段とを備えるものがあ
る。
【0003】このレーザビームプリンタにはオンデマン
ド定着器が用いられている。オンデマンド定着器は、加
熱範囲が選択される転写材の最大幅を含むように一定範
囲に設定されているヒータと、一方の面がヒータに接触
し、ヒータからの熱を転写材に伝達させる薄膜部材とを
有する。薄膜部材は厚さ数十μmmのポリイミドからな
り、その一方の面(ヒータ接触面)には、一般的に、グ
リースが塗布されている。この薄膜部材の他方の面は転
写材の表面に接触され、この薄膜部材を介してヒータか
らの熱が転写材に伝達される。
ド定着器が用いられている。オンデマンド定着器は、加
熱範囲が選択される転写材の最大幅を含むように一定範
囲に設定されているヒータと、一方の面がヒータに接触
し、ヒータからの熱を転写材に伝達させる薄膜部材とを
有する。薄膜部材は厚さ数十μmmのポリイミドからな
り、その一方の面(ヒータ接触面)には、一般的に、グ
リースが塗布されている。この薄膜部材の他方の面は転
写材の表面に接触され、この薄膜部材を介してヒータか
らの熱が転写材に伝達される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のファク
シミリ装置では、オンデマンド定着器のヒータの加熱範
囲が選択される転写材の最大幅を含むように一定範囲に
設定されているから、転写材が通過するヒータ部分(以
下、通紙部という)の熱は転写材に奪われ、ヒータの通
紙部の温度は下がるが、転写材が通過しないヒータ端部
(以下、非通紙部という)の温度は転写材に奪われず、
非通紙部には熱が蓄積される。よって、非通紙部の温度
は定着温度に対し非常に高くなる。
シミリ装置では、オンデマンド定着器のヒータの加熱範
囲が選択される転写材の最大幅を含むように一定範囲に
設定されているから、転写材が通過するヒータ部分(以
下、通紙部という)の熱は転写材に奪われ、ヒータの通
紙部の温度は下がるが、転写材が通過しないヒータ端部
(以下、非通紙部という)の温度は転写材に奪われず、
非通紙部には熱が蓄積される。よって、非通紙部の温度
は定着温度に対し非常に高くなる。
【0005】この非通紙部の温度上昇を抑えるために、
連続通紙の場合、非通紙部の温度を一定の温度以下に保
持されるようにヒータの制御温度を定着温度より低い温
度に設定する方法、または、連続通紙の場合、非通紙部
の温度が設定温度近くまで上昇したときにまたは非通紙
部の温度が設定温度を超えると同時に、ヒータへの電源
供給を停止するとともに記録を中断する方法が採られて
いる。
連続通紙の場合、非通紙部の温度を一定の温度以下に保
持されるようにヒータの制御温度を定着温度より低い温
度に設定する方法、または、連続通紙の場合、非通紙部
の温度が設定温度近くまで上昇したときにまたは非通紙
部の温度が設定温度を超えると同時に、ヒータへの電源
供給を停止するとともに記録を中断する方法が採られて
いる。
【0006】しかし、前者の方法では、転写材に印加さ
れる熱量が全体的に少なくなるから、良好な定着性能を
得ることができない。また、後者の方法では、記録動作
が中断されるから、記録処理量が低下する。
れる熱量が全体的に少なくなるから、良好な定着性能を
得ることができない。また、後者の方法では、記録動作
が中断されるから、記録処理量が低下する。
【0007】本発明の目的は、良好な定着性を得ること
ができるとともに記録処理量の低下を未然に防止するこ
とができる通信装置を提供することにある。
ができるとともに記録処理量の低下を未然に防止するこ
とができる通信装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、トナー像などの現像剤像が転写されている転写材に
加熱手段からの熱を加えることによって前記現像剤像の
前記転写材への定着を行う定着器を有するプリンタを備
える通信装置において、前記定着器の加熱手段は前記転
写材の幅に応じて前記転写材に対する加熱範囲を予め設
定されている範囲内で変更するヒータ手段を有し、相手
先装置が送信を開始することを示す信号を受け付けた後
の受信動作への移行時、前記ヒータ手段の加熱範囲を最
大の範囲に設定しかつ該ヒータ手段の温度調整を開始
し、該ヒータ手段の温度が所定の温度に到達すると、前
記ヒータ手段の加熱範囲を前記転写材の幅に対応する範
囲に設定しかつ該ヒータ手段の温度調整を行うことを特
徴とする。
は、トナー像などの現像剤像が転写されている転写材に
加熱手段からの熱を加えることによって前記現像剤像の
前記転写材への定着を行う定着器を有するプリンタを備
える通信装置において、前記定着器の加熱手段は前記転
写材の幅に応じて前記転写材に対する加熱範囲を予め設
定されている範囲内で変更するヒータ手段を有し、相手
先装置が送信を開始することを示す信号を受け付けた後
の受信動作への移行時、前記ヒータ手段の加熱範囲を最
大の範囲に設定しかつ該ヒータ手段の温度調整を開始
し、該ヒータ手段の温度が所定の温度に到達すると、前
記ヒータ手段の加熱範囲を前記転写材の幅に対応する範
囲に設定しかつ該ヒータ手段の温度調整を行うことを特
徴とする。
【0009】請求項2記載の通信装置は、ヒータ手段の
転写材の幅に対応する加熱範囲を相手先装置からの読取
り原稿幅を示す情報に基づき設定することを特徴とす
る。
転写材の幅に対応する加熱範囲を相手先装置からの読取
り原稿幅を示す情報に基づき設定することを特徴とす
る。
【0010】請求項3記載の通信装置は、前記定着器
は、転写材に前記加熱手段からの熱を薄膜部材を介して
加えることによって前記現像剤像の前記転写材への定着
を行うオンデマンド定着器からなることを特徴とする。
は、転写材に前記加熱手段からの熱を薄膜部材を介して
加えることによって前記現像剤像の前記転写材への定着
を行うオンデマンド定着器からなることを特徴とする。
【0011】
【作用】請求項1記載の通信装置では、相手先装置が送
信を開始することを示す信号を受け付けた後の受信動作
への移行時、ヒータ手段の加熱範囲を最大の範囲に設定
しかつ該ヒータ手段の温度調整を開始し、該ヒータ手段
の温度が所定の温度の到達すると、前記ヒータ手段の加
熱範囲を転写材の幅に対応する範囲に設定しかつ該ヒー
タ手段の温度調整を行う。よって、良好な定着性を得る
ことができるとともに記録処理量の低下を未然に防止す
ることができる。
信を開始することを示す信号を受け付けた後の受信動作
への移行時、ヒータ手段の加熱範囲を最大の範囲に設定
しかつ該ヒータ手段の温度調整を開始し、該ヒータ手段
の温度が所定の温度の到達すると、前記ヒータ手段の加
熱範囲を転写材の幅に対応する範囲に設定しかつ該ヒー
タ手段の温度調整を行う。よって、良好な定着性を得る
ことができるとともに記録処理量の低下を未然に防止す
ることができる。
【0012】請求項2記載の通信装置では、ヒータ手段
の転写材の幅に対応する加熱範囲を相手先装置からの読
取り原稿幅を示す情報に基づき設定することによって、
操作性が向上する。
の転写材の幅に対応する加熱範囲を相手先装置からの読
取り原稿幅を示す情報に基づき設定することによって、
操作性が向上する。
【0013】請求項3記載の通信装置では、定着器とし
て、転写材に加熱手段からの熱を薄膜部材を介して加え
ることによって現像剤像の転写材への定着を行うオンデ
マンド定着器が用いられているとき、定着性の向上、記
録処理量の低下および薄膜部材の寿命に対する悪影響の
低減を図ることができる。
て、転写材に加熱手段からの熱を薄膜部材を介して加え
ることによって現像剤像の転写材への定着を行うオンデ
マンド定着器が用いられているとき、定着性の向上、記
録処理量の低下および薄膜部材の寿命に対する悪影響の
低減を図ることができる。
【0014】
【実施例】以下に、本発明の実施例について図を参照し
ながら説明する。
ながら説明する。
【0015】図1は本発明のファクシミリ装置の一実施
例の構成を示すブロック図、図2は図1のファクシミリ
装置に用いられている定着器の構成を示す図、図3は図
1のファクシミリ装置に用いられているヒータ部の構成
を示す図である。
例の構成を示すブロック図、図2は図1のファクシミリ
装置に用いられている定着器の構成を示す図、図3は図
1のファクシミリ装置に用いられているヒータ部の構成
を示す図である。
【0016】ファクシミリ装置は、図1に示すように、
電話回線との接続を行うための網制御装置(以下、NC
Uという)2と、NCU2で接続された電話回線を介し
て通信を行うためのモデム3とを備える。
電話回線との接続を行うための網制御装置(以下、NC
Uという)2と、NCU2で接続された電話回線を介し
て通信を行うためのモデム3とを備える。
【0017】モデム3は、相手装置への送信信号を変調
し、相手装置からの受信信号を復調する。モデム3はモ
デム制御部4で制御される。
し、相手装置からの受信信号を復調する。モデム3はモ
デム制御部4で制御される。
【0018】送信信号は送信系から送出され、受信信号
は受信系に与えられる。送信系は、送信原稿を読み取る
ための原稿読取部1と、送信原稿の搬送を行うためのモ
ータなどが設けられている駆動系9とを有する。原稿読
取部1からの出力は第1制御部20に与えられる。
は受信系に与えられる。送信系は、送信原稿を読み取る
ための原稿読取部1と、送信原稿の搬送を行うためのモ
ータなどが設けられている駆動系9とを有する。原稿読
取部1からの出力は第1制御部20に与えられる。
【0019】これに対し、受信系は、メモリ13と、記
録部50とを有する。メモリ13は、受信信号を記憶す
るための画像メモリ10と、停電などによる商用電源遮
断時にデータの破壊を防止するために電池などの非常用
電源でバックアップされれているシステムRAM11
と、本装置の仕様を決定するためのプログラムが格納さ
れているROM12とを有する。
録部50とを有する。メモリ13は、受信信号を記憶す
るための画像メモリ10と、停電などによる商用電源遮
断時にデータの破壊を防止するために電池などの非常用
電源でバックアップされれているシステムRAM11
と、本装置の仕様を決定するためのプログラムが格納さ
れているROM12とを有する。
【0020】メモリ13を構成する画像メモリ10、シ
ステムRAM11それぞれへの書き込みおよび読み出し
動作と、ROM12からの読み出し動作とは、第1制御
部20で制御される。第1制御部20は、センサ8から
の検出信号が示す状態を監視しながら操作パネル5から
の操作指示に基づき各制御を行う。センサ8は、自装置
の状態を検出するためのセンサである。操作パネル5
は、ファクシミリの状態を示す情報を表示するための表
示器6と、各機能の実行に対する操作指示を生成するた
めのキー7とを含む。
ステムRAM11それぞれへの書き込みおよび読み出し
動作と、ROM12からの読み出し動作とは、第1制御
部20で制御される。第1制御部20は、センサ8から
の検出信号が示す状態を監視しながら操作パネル5から
の操作指示に基づき各制御を行う。センサ8は、自装置
の状態を検出するためのセンサである。操作パネル5
は、ファクシミリの状態を示す情報を表示するための表
示器6と、各機能の実行に対する操作指示を生成するた
めのキー7とを含む。
【0021】記録部50は、レーザ光発生器27aから
のレーザ光によるスキャン動作で、受信された原稿画像
を示す潜像を感光ドラム(図示せず)上に形成するため
のスキャナ部27を含む。スキャナ部27の感光ドラム
上に形成された潜像は転写部26で現像剤像として記録
紙に転写される。転写部26は、転写処理を行うための
高電圧を発生する高電圧発生回路26aを含む。
のレーザ光によるスキャン動作で、受信された原稿画像
を示す潜像を感光ドラム(図示せず)上に形成するため
のスキャナ部27を含む。スキャナ部27の感光ドラム
上に形成された潜像は転写部26で現像剤像として記録
紙に転写される。転写部26は、転写処理を行うための
高電圧を発生する高電圧発生回路26aを含む。
【0022】記録紙は駆動系22で給紙部(図示せず)
から転写部26まで搬送される。駆動系22は給紙部
(図示せず)から転写部26までの記録紙の搬送に加え
て、転写部26から定着器31までの記録紙の搬送およ
び定着器31から排紙部(図示せず)までの記録紙の搬
送を行う。駆動系22は、記録紙の搬送動力を発生する
ための複数のモータ23と、記録紙の搬送経路に応じて
駆動されるモータ23を選択し、選択されたモータ23
に対する制御を行う複数のプランジャ24と、各モータ
23からの動力の伝達およびその解除を行うための複数
のクラッチ25とを含む。
から転写部26まで搬送される。駆動系22は給紙部
(図示せず)から転写部26までの記録紙の搬送に加え
て、転写部26から定着器31までの記録紙の搬送およ
び定着器31から排紙部(図示せず)までの記録紙の搬
送を行う。駆動系22は、記録紙の搬送動力を発生する
ための複数のモータ23と、記録紙の搬送経路に応じて
駆動されるモータ23を選択し、選択されたモータ23
に対する制御を行う複数のプランジャ24と、各モータ
23からの動力の伝達およびその解除を行うための複数
のクラッチ25とを含む。
【0023】定着器31は、現像剤像を記録紙に定着さ
せるための定着処理を行うオンデマンド定着器からな
る。定着器31は、図2に示すように、ヒータ部104
が組み込まれている定着体110と、この定着体110
と共働して現像剤像102が転写されている記録紙10
0を加熱、加圧する加圧ローラ120とを有する。
せるための定着処理を行うオンデマンド定着器からな
る。定着器31は、図2に示すように、ヒータ部104
が組み込まれている定着体110と、この定着体110
と共働して現像剤像102が転写されている記録紙10
0を加熱、加圧する加圧ローラ120とを有する。
【0024】定着体110は、断面こ字状のステー10
5を含む。ステー105の外周部には、フィルム内側ガ
イド部材106,107,108と、ヒータ保持部材1
09とが設けられている。ステー105とフィルム内側
ガイド部材106,107,108とヒータ保持部材1
09とは互いに共働してほぼ円筒形状の部材を形成し、
このほぼ円筒形状の部材の外周には、厚さ数十μmmの
ポリイミドからなる薄幕部材103が巻き付けられてい
る。薄膜部材103の内面にはグリースが塗布され、そ
の外面には表面処理が施されている。
5を含む。ステー105の外周部には、フィルム内側ガ
イド部材106,107,108と、ヒータ保持部材1
09とが設けられている。ステー105とフィルム内側
ガイド部材106,107,108とヒータ保持部材1
09とは互いに共働してほぼ円筒形状の部材を形成し、
このほぼ円筒形状の部材の外周には、厚さ数十μmmの
ポリイミドからなる薄幕部材103が巻き付けられてい
る。薄膜部材103の内面にはグリースが塗布され、そ
の外面には表面処理が施されている。
【0025】薄膜部材103とヒータ保持部材109と
の間には、薄膜部材103の内面に接触するヒータ部1
04が配置されている。ヒータ部104は、図3に示す
ように、記録紙100の幅方向に伸びる加熱領域を規定
する第1ヒータ32と、第1ヒータ32の両側にそれぞ
れ配置され、記録紙の幅方向に伸びる加熱領域を規定す
る一対の第2ヒータ34とを含む。なお、本実施例で
は、第1ヒータ32の加熱領域がA4サイズの記録紙の
幅に対応するように設定され、第1ヒータ32の加熱領
域と第2ヒータ34の加熱領域とが互いに共働してB4
サイズの記録紙の幅に対応するように設定されている。
の間には、薄膜部材103の内面に接触するヒータ部1
04が配置されている。ヒータ部104は、図3に示す
ように、記録紙100の幅方向に伸びる加熱領域を規定
する第1ヒータ32と、第1ヒータ32の両側にそれぞ
れ配置され、記録紙の幅方向に伸びる加熱領域を規定す
る一対の第2ヒータ34とを含む。なお、本実施例で
は、第1ヒータ32の加熱領域がA4サイズの記録紙の
幅に対応するように設定され、第1ヒータ32の加熱領
域と第2ヒータ34の加熱領域とが互いに共働してB4
サイズの記録紙の幅に対応するように設定されている。
【0026】第1ヒータ32の温度は、図1に示すよう
に、サーミスタ33で検出され、第2ヒータ34の温度
はサーミスタ35で検出される。各サーミスタ33,3
5が検出した温度はヒータコントロール部30に供給さ
れ、ヒータコントロール部30は各サーミスタ33,3
5が検出した温度に基づき第1および第2ヒータ32,
34の動作を制御する。
に、サーミスタ33で検出され、第2ヒータ34の温度
はサーミスタ35で検出される。各サーミスタ33,3
5が検出した温度はヒータコントロール部30に供給さ
れ、ヒータコントロール部30は各サーミスタ33,3
5が検出した温度に基づき第1および第2ヒータ32,
34の動作を制御する。
【0027】ヒータコントロール部30は、第2制御部
40からの指示信号に基づき、商業電源を受け入れてい
るAC入力部29から第1および第2ヒータ32,34
への電力供給およびその遮断を行う。
40からの指示信号に基づき、商業電源を受け入れてい
るAC入力部29から第1および第2ヒータ32,34
への電力供給およびその遮断を行う。
【0028】第2制御部40は、選択された記録紙のサ
イズに応じて第1および第2ヒータ32,34の動作を
指示するための指示信号を生成するとともに、記録部5
0の動作状態を検出するためのセンサ21からの検出信
号に基づき駆動系22、転写部26の高圧回路26a、
スキャナ部27のレーザ光発生器27aおよびファンモ
ータドライブ部39に対する制御を行う。
イズに応じて第1および第2ヒータ32,34の動作を
指示するための指示信号を生成するとともに、記録部5
0の動作状態を検出するためのセンサ21からの検出信
号に基づき駆動系22、転写部26の高圧回路26a、
スキャナ部27のレーザ光発生器27aおよびファンモ
ータドライブ部39に対する制御を行う。
【0029】ファンモータドライブ部39は第2制御部
40からの指示信号に基づきファンモータ部38を駆動
する。ファンモータ部38は、記録部50内の温度の上
昇を防止するための回転ファン(図示せず)およびこの
回転ファンを回転されるためのモータを有し、この回転
ファンの回転によって記録部50内の温度上昇が防止さ
れる。ファンモータ部38は、その回転ファンの停止を
知らせるためのファンロック信号を第2制御部40に出
力する。
40からの指示信号に基づきファンモータ部38を駆動
する。ファンモータ部38は、記録部50内の温度の上
昇を防止するための回転ファン(図示せず)およびこの
回転ファンを回転されるためのモータを有し、この回転
ファンの回転によって記録部50内の温度上昇が防止さ
れる。ファンモータ部38は、その回転ファンの停止を
知らせるためのファンロック信号を第2制御部40に出
力する。
【0030】次に、定着器31のヒータコントロール部
30とAC入力部29との構成について図4を参照しな
がら詳細に説明する。図4は図1のファクシミリ装置の
ヒータコントロール部とAC入力部との構成を詳細に示
す回路図である。
30とAC入力部29との構成について図4を参照しな
がら詳細に説明する。図4は図1のファクシミリ装置の
ヒータコントロール部とAC入力部との構成を詳細に示
す回路図である。
【0031】AC入力部29は、図4に示すように、1
00VACの商用電力が入力される入力部291を備え
る。入力部291に入力された電力はノイズフィルタ2
92を介してトランス293の一次側およびに与えられ
る。トランス293は一次側に入力された交流電圧を2
次側で12VACの電圧まで降下するとともに、一次側
の電圧が直接に2次側に印加しないように設けられてい
る。
00VACの商用電力が入力される入力部291を備え
る。入力部291に入力された電力はノイズフィルタ2
92を介してトランス293の一次側およびに与えられ
る。トランス293は一次側に入力された交流電圧を2
次側で12VACの電圧まで降下するとともに、一次側
の電圧が直接に2次側に印加しないように設けられてい
る。
【0032】トランス293の2次側のコイルの一端
は、AC電圧のゼロクロスを検知するためのゼロクロス
デテクタ294およびAC電圧を検出するためのAC電
圧検知回路295に接続され、その他端は基準電位に接
続されている。
は、AC電圧のゼロクロスを検知するためのゼロクロス
デテクタ294およびAC電圧を検出するためのAC電
圧検知回路295に接続され、その他端は基準電位に接
続されている。
【0033】ノイズフィルタ292を介して供給された
AC電力は、ヒータコントロール部30に供給される。
ヒータコントロール部30はAC電力を取り込むドアス
イッチ302を有する。ドアスイッチ302は、記録部
50の蓋部材(図示せず)が開口されるときに、AC電
力供給の遮断および電源回路304からの24V直流電
力供給の遮断を行う。ドアスイッチ302からのAC電
力の第1の供給ループは、ドアスイッチ302からヒュ
ーズ330、第1ヒータ32、第1トライアック31
1、およびリレー303を経てドアスイッチ302まで
に至るループからなる。ドアスイッチ302からのAC
電力の第2の供給ループは、ドアスイッチ302からヒ
ューズ330、第2ヒータ34、第2トライアック32
1、およびリレー303を経てドアスイッチ302まで
に至るループからなる。
AC電力は、ヒータコントロール部30に供給される。
ヒータコントロール部30はAC電力を取り込むドアス
イッチ302を有する。ドアスイッチ302は、記録部
50の蓋部材(図示せず)が開口されるときに、AC電
力供給の遮断および電源回路304からの24V直流電
力供給の遮断を行う。ドアスイッチ302からのAC電
力の第1の供給ループは、ドアスイッチ302からヒュ
ーズ330、第1ヒータ32、第1トライアック31
1、およびリレー303を経てドアスイッチ302まで
に至るループからなる。ドアスイッチ302からのAC
電力の第2の供給ループは、ドアスイッチ302からヒ
ューズ330、第2ヒータ34、第2トライアック32
1、およびリレー303を経てドアスイッチ302まで
に至るループからなる。
【0034】第1の供給ループには、第1トライアック
311のオンオフ動作によるサージノイズの発生を抑制
しかつAC電力供給ライン上からのノイズによる第1ト
ライアック311の破壊を防止するための第1保護回路
310が設けられている。同様に、第2の供給ループに
は、第2トライアック321のオンオフ動作によるサー
ジノイズの発生を抑制しかつAC電力供給ライン上から
のノイズによる第2トライアック321の破壊を防止す
るための第2保護回路320が設けられている。
311のオンオフ動作によるサージノイズの発生を抑制
しかつAC電力供給ライン上からのノイズによる第1ト
ライアック311の破壊を防止するための第1保護回路
310が設けられている。同様に、第2の供給ループに
は、第2トライアック321のオンオフ動作によるサー
ジノイズの発生を抑制しかつAC電力供給ライン上から
のノイズによる第2トライアック321の破壊を防止す
るための第2保護回路320が設けられている。
【0035】第1トライアック311のオンオフ動作
は、第1フォトトライアック312によって制御され、
第2トライアック321のオンオフ動作は、第2フォト
トライアック322によって制御される。
は、第1フォトトライアック312によって制御され、
第2トライアック321のオンオフ動作は、第2フォト
トライアック322によって制御される。
【0036】第1フォトトライアック312の受光部の
一端は抵抗313を介して第1トライアックの一端に接
続され、第1フォトトライアック312の受光部の他端
は抵抗314を介して第1トライアック311の他端に
接続されている。第1フォトトライアック312の発光
部の一端は抵抗315および逆流防止ダイオード340
を介して温度検知回路350に接続され、発光部の他端
は第1制御素子360を介して第2制御部40に接続さ
れている。第1制御素子360は第2制御部40からの
指示信号に基づき第1フォトトライアック312の発光
部に対する通電許可および不許可動作を行う。
一端は抵抗313を介して第1トライアックの一端に接
続され、第1フォトトライアック312の受光部の他端
は抵抗314を介して第1トライアック311の他端に
接続されている。第1フォトトライアック312の発光
部の一端は抵抗315および逆流防止ダイオード340
を介して温度検知回路350に接続され、発光部の他端
は第1制御素子360を介して第2制御部40に接続さ
れている。第1制御素子360は第2制御部40からの
指示信号に基づき第1フォトトライアック312の発光
部に対する通電許可および不許可動作を行う。
【0037】第2フォトトライアック322の受光部の
一端は抵抗323を介して第2トライアック321の一
端に接続され、第2フォトトライアック322の受光部
の他端は抵抗324を介して第2トライアック321の
他端に接続されている。第2フォトトライアック322
の発光部の一端は抵抗325およびダイオード340を
介して温度検知回路350に接続され、発光部の他端は
第2制御素子370を介して第2制御部40に接続され
ている。第2制御素子370は、第2制御部40からの
指示信号に基づき第2フォトトライアック322の発光
部に対する通電許可および不許可動作を行う。
一端は抵抗323を介して第2トライアック321の一
端に接続され、第2フォトトライアック322の受光部
の他端は抵抗324を介して第2トライアック321の
他端に接続されている。第2フォトトライアック322
の発光部の一端は抵抗325およびダイオード340を
介して温度検知回路350に接続され、発光部の他端は
第2制御素子370を介して第2制御部40に接続され
ている。第2制御素子370は、第2制御部40からの
指示信号に基づき第2フォトトライアック322の発光
部に対する通電許可および不許可動作を行う。
【0038】第1フォトダイオード312の発光部およ
び第2フォトダイオード322の発光部と温度検知回路
350とを結ぶ経路には、逆流防止ダイオード340と
並列にリレー303のコイル側341が配置されてい
る。コイル側341はリレー303をオフ動作させるた
めのコイルである。
び第2フォトダイオード322の発光部と温度検知回路
350とを結ぶ経路には、逆流防止ダイオード340と
並列にリレー303のコイル側341が配置されてい
る。コイル側341はリレー303をオフ動作させるた
めのコイルである。
【0039】温度検知回路350は、サーミスタ33か
らの検出信号およびサーミスタ35からの検出信号に基
づきコイル側341のオフ動作を指示する指示信号を生
成するとともに、各サーミスタ33,35からの検出信
号を第2制御部40に出力する。
らの検出信号およびサーミスタ35からの検出信号に基
づきコイル側341のオフ動作を指示する指示信号を生
成するとともに、各サーミスタ33,35からの検出信
号を第2制御部40に出力する。
【0040】第2制御部40は、温度検知回路350か
らの温度検出信号に基づき第1および第2制御素子36
0,370に対する指示信号を生成する。
らの温度検出信号に基づき第1および第2制御素子36
0,370に対する指示信号を生成する。
【0041】次に、本実施例のファクシミリ装置の定着
器のヒータに対する制御動作について図5および図6を
参照しながら説明する。図5は図1のファクシミリ装置
の定着器のヒータに対する制御動作を説明するための
図、図6は図1のファクシミリ装置の定着器のヒータに
対する制御動作を示すフローチャートである。
器のヒータに対する制御動作について図5および図6を
参照しながら説明する。図5は図1のファクシミリ装置
の定着器のヒータに対する制御動作を説明するための
図、図6は図1のファクシミリ装置の定着器のヒータに
対する制御動作を示すフローチャートである。
【0042】図5および図6を参照するに、スタンバイ
状態にある(ステップS601)とき、CI信号(呼び
出し信号)の着信が監視される(ステップS602)。
状態にある(ステップS601)とき、CI信号(呼び
出し信号)の着信が監視される(ステップS602)。
【0043】CI信号を着信すると、第1制御部から第
2制御部40へ出力された第1のヒート信号によって、
第1ヒータ32および第2ヒータ34への通電が開始さ
れ、加熱領域が最大に設定される(ステップS60
3)。この第1および第2ヒータへの通電の開始によっ
て薄膜部材103(図2に示す)全体が加熱される。
2制御部40へ出力された第1のヒート信号によって、
第1ヒータ32および第2ヒータ34への通電が開始さ
れ、加熱領域が最大に設定される(ステップS60
3)。この第1および第2ヒータへの通電の開始によっ
て薄膜部材103(図2に示す)全体が加熱される。
【0044】加熱開始後、薄膜部材103の温度すなわ
ち各ヒータ温度が設定温度に到達するように加熱が行わ
れる、すなわちヒータ温調が行われる(ステップS60
4)。
ち各ヒータ温度が設定温度に到達するように加熱が行わ
れる、すなわちヒータ温調が行われる(ステップS60
4)。
【0045】次いで、各ヒータ温度が設定温度以上に到
達したか否かの判定およびDCS信号(デジタル命令信
号)受信の有無に対する判定が行われる(ステップS6
05)。ヒータ温度が設定温度以上に到達しかつDCS
信号の受信があると、DCS信号で知らされる相手先の
送信原稿のサイズと自装置が有する記録紙のサイズとか
ら記録紙のサイズが選択され、この選択された記録紙の
サイズに対応する加熱領域が設定されるように、通電さ
れるヒータが第1および第2ヒータ32,34の中から
選択され、選択されたヒータによる温調が行われる(ス
テップS607)。このヒータ温調は、選択された記録
紙のサイズに応じた加熱領域の温度が予め設定されてい
る定着温度に一致するように行われる。
達したか否かの判定およびDCS信号(デジタル命令信
号)受信の有無に対する判定が行われる(ステップS6
05)。ヒータ温度が設定温度以上に到達しかつDCS
信号の受信があると、DCS信号で知らされる相手先の
送信原稿のサイズと自装置が有する記録紙のサイズとか
ら記録紙のサイズが選択され、この選択された記録紙の
サイズに対応する加熱領域が設定されるように、通電さ
れるヒータが第1および第2ヒータ32,34の中から
選択され、選択されたヒータによる温調が行われる(ス
テップS607)。このヒータ温調は、選択された記録
紙のサイズに応じた加熱領域の温度が予め設定されてい
る定着温度に一致するように行われる。
【0046】次いで、記録動作が行われる。この記録動
作では、感光ドラムに受信画像を示す潜像を形成し、こ
の潜像に対応する現像剤像を記録紙に転写し、この記録
紙の転写された現像剤像を加熱、加圧することによっ
て、現像剤像の記録紙への定着を行う。
作では、感光ドラムに受信画像を示す潜像を形成し、こ
の潜像に対応する現像剤像を記録紙に転写し、この記録
紙の転写された現像剤像を加熱、加圧することによっ
て、現像剤像の記録紙への定着を行う。
【0047】以上により、定着器のヒータの加熱領域が
選択される記録紙のサイズに応じて設定されるから、記
録紙が通過する加熱領域すなわち通紙部は定着に適した
温度に加熱されるが、転写材が通過しないヒータ端部す
なわち非通紙部は加熱されず、非通紙部には熱が蓄積さ
れることはない。よって、非通紙部の温度上昇を抑える
ために、非通紙部の温度を一定の温度以下に保持される
ようにヒータの制御温度を定着温度より低い温度に設定
する方法、または非通紙部の温度が設定温度近くまで上
昇したときにまたは非通紙部の温度が設定温度を超える
と同時に、ヒータへの電源供給を停止するとともに記録
を中断する方法を採用する必要がなくなり、良好な定着
性を得ることができるとともに記録処理量の低下を未然
に防止することができる。
選択される記録紙のサイズに応じて設定されるから、記
録紙が通過する加熱領域すなわち通紙部は定着に適した
温度に加熱されるが、転写材が通過しないヒータ端部す
なわち非通紙部は加熱されず、非通紙部には熱が蓄積さ
れることはない。よって、非通紙部の温度上昇を抑える
ために、非通紙部の温度を一定の温度以下に保持される
ようにヒータの制御温度を定着温度より低い温度に設定
する方法、または非通紙部の温度が設定温度近くまで上
昇したときにまたは非通紙部の温度が設定温度を超える
と同時に、ヒータへの電源供給を停止するとともに記録
を中断する方法を採用する必要がなくなり、良好な定着
性を得ることができるとともに記録処理量の低下を未然
に防止することができる。
【0048】また、最大の加熱領域でヒータ温調を実行
した後、加熱領域をDCS信号に基づき選択された記録
紙のサイズに応じて変更することによって、立上り時間
の短縮化、エネルギーの節約および薄膜部材103の寿
命に対する悪影響の低減を図ることができる。
した後、加熱領域をDCS信号に基づき選択された記録
紙のサイズに応じて変更することによって、立上り時間
の短縮化、エネルギーの節約および薄膜部材103の寿
命に対する悪影響の低減を図ることができる。
【0049】なお、本実施例では、A4サイズの記録紙
およびB4サイズの記録紙の中からいずれかの記録紙を
選択する例について説明したが、他のサイズの記録紙が
選択されるように設定されているとき、ヒータ部の加熱
領域を他のサイズの記録紙の幅を含むように設定するこ
とによって他のサイズの記録紙に対する定着処理を同様
に行うことができる。
およびB4サイズの記録紙の中からいずれかの記録紙を
選択する例について説明したが、他のサイズの記録紙が
選択されるように設定されているとき、ヒータ部の加熱
領域を他のサイズの記録紙の幅を含むように設定するこ
とによって他のサイズの記録紙に対する定着処理を同様
に行うことができる。
【0050】また、本実施例では、第1ヒータ32の加
熱領域をA4サイズの記録紙の幅に適合するように設定
し、第1ヒータ32の加熱領域と第2ヒータ34の加熱
領域と加算した領域をB4サイズの記録紙の幅に適合す
るように設定しているが、これに代えて、図7に示すよ
うに、加熱領域がA4サイズの記録紙の幅に適合するよ
うに設定されている第1ヒータ201と、加熱領域がB
4サイズの記録紙の幅に適合するように設定されている
第2ヒータ202とを有するヒータ部200を用いるこ
ともできる。
熱領域をA4サイズの記録紙の幅に適合するように設定
し、第1ヒータ32の加熱領域と第2ヒータ34の加熱
領域と加算した領域をB4サイズの記録紙の幅に適合す
るように設定しているが、これに代えて、図7に示すよ
うに、加熱領域がA4サイズの記録紙の幅に適合するよ
うに設定されている第1ヒータ201と、加熱領域がB
4サイズの記録紙の幅に適合するように設定されている
第2ヒータ202とを有するヒータ部200を用いるこ
ともできる。
【0051】なお、本実施例では、通信装置の一例であ
るファクシミリ装置について説明しているが、他の通信
装置、例えば、パーソナルコンピュータを用いるパソコ
ン通信装置でも上述の効果を同様に得ることができる。
るファクシミリ装置について説明しているが、他の通信
装置、例えば、パーソナルコンピュータを用いるパソコ
ン通信装置でも上述の効果を同様に得ることができる。
【0052】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の請求項
1記載の通信装置によれば、相手先装置が送信を開始す
ることを示す信号を受け付けた後の受信動作への移行
時、ヒータ手段の加熱範囲を最大の範囲に設定しかつ該
ヒータ手段の温度調整を開始し、該ヒータ手段の温度が
所定の温度の到達すると、前記ヒータ手段の加熱範囲を
転写材の幅に対応する範囲に設定しかつ該ヒータ手段の
温度調整を行うから、良好な定着性を得ることができる
とともに記録処理量の低下を未然に防止することができ
る。
1記載の通信装置によれば、相手先装置が送信を開始す
ることを示す信号を受け付けた後の受信動作への移行
時、ヒータ手段の加熱範囲を最大の範囲に設定しかつ該
ヒータ手段の温度調整を開始し、該ヒータ手段の温度が
所定の温度の到達すると、前記ヒータ手段の加熱範囲を
転写材の幅に対応する範囲に設定しかつ該ヒータ手段の
温度調整を行うから、良好な定着性を得ることができる
とともに記録処理量の低下を未然に防止することができ
る。
【0053】請求項2記載の通信装置によれば、ヒータ
手段の転写材の幅に対応する加熱範囲を相手先装置から
の読取り原稿幅を示す情報に基づき設定することによっ
て、操作性が向上する。
手段の転写材の幅に対応する加熱範囲を相手先装置から
の読取り原稿幅を示す情報に基づき設定することによっ
て、操作性が向上する。
【0054】請求項3記載の通信装置によれば、定着器
として、特に、転写材に加熱手段からの熱を薄膜部材を
介して加えることによって現像剤像の転写材への定着を
行うオンデマンド定着器を用いているとき、定着性の向
上、記録処理量の低下防止および薄膜部材に対する寿命
に対する悪影響の低減を図ることができる。
として、特に、転写材に加熱手段からの熱を薄膜部材を
介して加えることによって現像剤像の転写材への定着を
行うオンデマンド定着器を用いているとき、定着性の向
上、記録処理量の低下防止および薄膜部材に対する寿命
に対する悪影響の低減を図ることができる。
【図1】本発明の通信装置の一例であるファクシミリ装
置の一実施例の構成を示すブロック図である。
置の一実施例の構成を示すブロック図である。
【図2】 図1のファクシミリ装置に用いられている定
着器の構成を示す図である。
着器の構成を示す図である。
【図3】図1のファクシミリ装置に用いられているヒー
タ部の構成を示す図である。
タ部の構成を示す図である。
【図4】図1のファクシミリ装置のヒータコントロール
部とAC入力部と第2制御部とのそれぞれの構成を詳細
に示す回路図である。
部とAC入力部と第2制御部とのそれぞれの構成を詳細
に示す回路図である。
【図5】図1のファクシミリ装置の定着器のヒータに対
する制御動作を説明するための図である。
する制御動作を説明するための図である。
【図6】図1のファクシミリ装置の定着器のヒータに対
する制御動作を示すフローチャートである。
する制御動作を示すフローチャートである。
【図7】本発明のファクシミリ装置に用いられるヒータ
部の他の例の構成を示す図である。
部の他の例の構成を示す図である。
29 AC入力部 30 ヒータコントロール部 31 定着器 32,201 第1ヒータ 33,35 サーミスタ 34,202 第2ヒータ 40 第2制御部 50 記録部 104,200 ヒータ部
Claims (3)
- 【請求項1】 トナー像などの現像剤像が転写されてい
る転写材に加熱手段からの熱を加えることによって前記
現像剤像の前記転写材への定着を行う定着器を有するプ
リンタを備える通信装置において、前記定着器の加熱手
段は前記転写材の幅に応じて前記転写材に対する加熱範
囲を予め設定されている範囲内で変更するヒータ手段を
有し、相手先装置が送信を開始することを示す信号を受
けた後の受信動作への移行時、前記ヒータ手段の加熱範
囲を最大の範囲に設定しかつ該ヒータ手段の温度調整を
開始し、該ヒータ手段の温度が所定の温度に到達する
と、前記ヒータ手段の加熱範囲を前記転写材の幅に対応
する範囲に設定しかつ該ヒータ手段の温度調整を行うこ
とを特徴とする通信装置。 - 【請求項2】 前記ヒータ手段の前記転写材の幅に対応
する加熱範囲は、前記相手先装置からの読取り原稿幅を
示す情報に基づき設定されることを特徴とする請求項1
記載の通信装置。 - 【請求項3】 前記定着器は前記転写材に前記加熱手段
からの熱を薄膜部材を介して加えることによって前記現
像剤像の前記転写材への定着を行うオンデマンド定着器
からなることを特徴とする請求項1または請求項2記載
の通信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6023235A JPH07212553A (ja) | 1994-01-25 | 1994-01-25 | 通信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6023235A JPH07212553A (ja) | 1994-01-25 | 1994-01-25 | 通信装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07212553A true JPH07212553A (ja) | 1995-08-11 |
Family
ID=12104954
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6023235A Pending JPH07212553A (ja) | 1994-01-25 | 1994-01-25 | 通信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07212553A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5897242A (en) * | 1997-04-02 | 1999-04-27 | Oki Data Corporation | Method of controlling heater for use in a facsimile machine |
EP0962837A2 (en) * | 1998-06-01 | 1999-12-08 | Nitto Kogyo Co., Ltd. | Apparatus for and method of fixing toner image to recording medium |
JP2010026131A (ja) * | 2008-07-17 | 2010-02-04 | Ricoh Co Ltd | 画像記録装置 |
CN105282914A (zh) * | 2014-07-18 | 2016-01-27 | 松下知识产权经营株式会社 | 开关设备以及包括该开关设备的负载控制系统 |
-
1994
- 1994-01-25 JP JP6023235A patent/JPH07212553A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5897242A (en) * | 1997-04-02 | 1999-04-27 | Oki Data Corporation | Method of controlling heater for use in a facsimile machine |
EP0962837A2 (en) * | 1998-06-01 | 1999-12-08 | Nitto Kogyo Co., Ltd. | Apparatus for and method of fixing toner image to recording medium |
EP0962837A3 (en) * | 1998-06-01 | 2001-05-09 | Nitto Kogyo Co., Ltd. | Apparatus for and method of fixing toner image to recording medium |
JP2010026131A (ja) * | 2008-07-17 | 2010-02-04 | Ricoh Co Ltd | 画像記録装置 |
CN105282914A (zh) * | 2014-07-18 | 2016-01-27 | 松下知识产权经营株式会社 | 开关设备以及包括该开关设备的负载控制系统 |
JP2016025456A (ja) * | 2014-07-18 | 2016-02-08 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | スイッチ装置及びそれを用いた負荷制御システム |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4634487B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP5258453B2 (ja) | 画像形成装置及びその電力制御方法 | |
US20080304850A1 (en) | Variable speed printing device with mains overload prevention | |
EP2385428A2 (en) | Fixing device capable of detecting wrap jam of recording sheet and image forming apparatus | |
US5068675A (en) | Facsimile apparatus having heat fixation device | |
US7113719B2 (en) | Image forming apparatus | |
US5802421A (en) | Heating and fixing device with AC zero-cross detection circuit | |
JP2008089986A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2001249560A (ja) | 画像形成装置 | |
JPH07212553A (ja) | 通信装置 | |
EP1233313B1 (en) | Image heating apparatus and controller | |
US6408159B2 (en) | Fixing apparatus capable of heating the releasing agent | |
JPH0863085A (ja) | ヒーター制御装置及びその装置を備えた記録装置 | |
JP3081437B2 (ja) | ファクシミリ装置 | |
JPH0869327A (ja) | ヒーター制御装置及びその装置を備えた記録装置 | |
JP2002268448A (ja) | 定着装置及び画像形成装置 | |
EP1847887A2 (en) | Variable speed printing device with mains overload prevention | |
JP2941826B2 (ja) | 記録装置 | |
JP2002170649A (ja) | 加熱装置、この加熱装置を備える定着装置及び画像形成装置 | |
JP2006098475A (ja) | 画像形成装置 | |
JP4659430B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JPH11202737A (ja) | 記録装置 | |
JPH08314208A (ja) | 画像形成装置 | |
JPH07114972A (ja) | 温度制御装置 | |
JPH06236127A (ja) | 温度制御装置 |