JPH07209583A - 光ファイバ出射光の集光装置 - Google Patents
光ファイバ出射光の集光装置Info
- Publication number
- JPH07209583A JPH07209583A JP6031763A JP3176394A JPH07209583A JP H07209583 A JPH07209583 A JP H07209583A JP 6031763 A JP6031763 A JP 6031763A JP 3176394 A JP3176394 A JP 3176394A JP H07209583 A JPH07209583 A JP H07209583A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical fiber
- light
- focus
- reflecting mirror
- mirror
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 高密度の集光された光エネルギが得られ、か
つワーキングデイスタンスを大きくとれる光ファイバ又
は光ファイバ束を用いた光照射装置用集光装置を提供す
ることを目的とする。 【構成】 光源5からの出射光を光ファイバ又は光ファ
イバ束6の一端に入射させ、他端からの出射光を回転楕
円鏡の一部から成る反射鏡7aの第1焦点F1から反射
鏡7aに向けて投射させ、第2焦点F2に光ファイバ又
は光ファイバ束6の出射光を集光させる。
つワーキングデイスタンスを大きくとれる光ファイバ又
は光ファイバ束を用いた光照射装置用集光装置を提供す
ることを目的とする。 【構成】 光源5からの出射光を光ファイバ又は光ファ
イバ束6の一端に入射させ、他端からの出射光を回転楕
円鏡の一部から成る反射鏡7aの第1焦点F1から反射
鏡7aに向けて投射させ、第2焦点F2に光ファイバ又
は光ファイバ束6の出射光を集光させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば高倍率の顕微鏡
や高速度カメラの照明装置、あるいは光重合のための光
照射装置や光半田に用いられる光加熱装置等における光
ファイバ出射光の集光装置に関するものである。
や高速度カメラの照明装置、あるいは光重合のための光
照射装置や光半田に用いられる光加熱装置等における光
ファイバ出射光の集光装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、光源ランプの集光装置として集光
レンズを用いるものと、回転楕円鏡を用いるものとがあ
る。
レンズを用いるものと、回転楕円鏡を用いるものとがあ
る。
【0003】ところが、光ファイバ又は光ファイバ束か
らの出射光の集光装置として集光レンズを用いる場合、
図1の(a)のように光ファイバ1をレンズ2の焦点に
配置した場合、光ファイバ1の出射光は元来、拡散光な
ので集光効率が悪い。また、図1の(b)のように、光
ファイバ1を焦点より離すようにすると、集光効率が上
り、比較的高密度にはなるが、集光効率を上げるために
は大きな集光レンズを必要とし、しかもワーキングディ
スタンス(WD)が極端に短かくなり、作業エリアが挾
くなる。
らの出射光の集光装置として集光レンズを用いる場合、
図1の(a)のように光ファイバ1をレンズ2の焦点に
配置した場合、光ファイバ1の出射光は元来、拡散光な
ので集光効率が悪い。また、図1の(b)のように、光
ファイバ1を焦点より離すようにすると、集光効率が上
り、比較的高密度にはなるが、集光効率を上げるために
は大きな集光レンズを必要とし、しかもワーキングディ
スタンス(WD)が極端に短かくなり、作業エリアが挾
くなる。
【0004】一方、図1の(c)のように回転楕円鏡3
を用いる方法は、開口角に近い外側の弱い光は集光する
が、中心近辺の強い光は全て集光せずに光損失となる。
を用いる方法は、開口角に近い外側の弱い光は集光する
が、中心近辺の強い光は全て集光せずに光損失となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、光フ
ァイバ又は光ファイバ束から出射した光を高密度に集光
し、且つ集光点近傍に諸作業を容易にする空間が得られ
る光ファイバ出射光の集光装置を提供することを課題と
するものである。
ァイバ又は光ファイバ束から出射した光を高密度に集光
し、且つ集光点近傍に諸作業を容易にする空間が得られ
る光ファイバ出射光の集光装置を提供することを課題と
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するためになされたもので、回転楕円鏡の一部から成
る反射鏡を用い、その第1焦点から反射鏡に向けて光フ
ァイバ又は光ファイバ束の出射光を投射するようにした
ものである。
決するためになされたもので、回転楕円鏡の一部から成
る反射鏡を用い、その第1焦点から反射鏡に向けて光フ
ァイバ又は光ファイバ束の出射光を投射するようにした
ものである。
【0007】本発明と従来の光源ランプを回転楕円鏡の
第1焦点に設けた集光装置との違いは、回転楕円鏡の全
部を反射面として用いるという技術思想ではなく、図2
に示すように一部を利用するようにしたことである。
第1焦点に設けた集光装置との違いは、回転楕円鏡の全
部を反射面として用いるという技術思想ではなく、図2
に示すように一部を利用するようにしたことである。
【0008】図2において、1は光ファイバ又は光ファ
イバ束、4は回転楕円鏡の一部から成る反射鏡であり、
F1は第1焦点、F2は第2焦点、WDはワーキングデ
イスタンスである。
イバ束、4は回転楕円鏡の一部から成る反射鏡であり、
F1は第1焦点、F2は第2焦点、WDはワーキングデ
イスタンスである。
【0009】今図3において、内面を鏡面とした回転楕
円鏡Rの第1焦点F1に点光源を置いた場合、すべての
光線は内面で反射して第2焦点に集光することは周知の
通りであるが、第1焦点F1に置いた点光源がある大き
さを持っている場合、その像は第2焦点F2近辺に形成
されるが、点光源と同じ像は出来ない。
円鏡Rの第1焦点F1に点光源を置いた場合、すべての
光線は内面で反射して第2焦点に集光することは周知の
通りであるが、第1焦点F1に置いた点光源がある大き
さを持っている場合、その像は第2焦点F2近辺に形成
されるが、点光源と同じ像は出来ない。
【0010】
【外1】
【0011】従って、図3の場合、P1やP2で反射し
た像は第2焦点F2に於いて大きく、Pn−1,Pnで
反射した像は、ほぼ等倍となり、それが重ね合わされた
結果、第2焦点F2における像はぼやけたものとなる。
なお、図3の場合、像のぼやけが大きく、つまり密度が
低くなる。
た像は第2焦点F2に於いて大きく、Pn−1,Pnで
反射した像は、ほぼ等倍となり、それが重ね合わされた
結果、第2焦点F2における像はぼやけたものとなる。
なお、図3の場合、像のぼやけが大きく、つまり密度が
低くなる。
【0012】以上のことから、回転楕円鏡の一部から成
る反射鏡を用いて効果的に光を集める為には、光点を極
力小さくした方が有利であり、また
る反射鏡を用いて効果的に光を集める為には、光点を極
力小さくした方が有利であり、また
【0013】
【外2】
【0014】従って光源が1つの場合は、光ファイバ束
を用い、一端はそのまゝ光源と対向させ、他端は複数に
分岐させ、分岐した各光ファイバに対してそれぞれ図2
に示すような光学系を構成し、各反射鏡の第2焦点が同
一の位置になるように反射鏡を配置するか、あるいは光
源をそれぞれ持つ図2に示す光学系を複数配置すると共
に各反射鏡の第2焦点が同一の位置になるように構成す
ることにより、高密度の集光された光エネルギが得られ
る。
を用い、一端はそのまゝ光源と対向させ、他端は複数に
分岐させ、分岐した各光ファイバに対してそれぞれ図2
に示すような光学系を構成し、各反射鏡の第2焦点が同
一の位置になるように反射鏡を配置するか、あるいは光
源をそれぞれ持つ図2に示す光学系を複数配置すると共
に各反射鏡の第2焦点が同一の位置になるように構成す
ることにより、高密度の集光された光エネルギが得られ
る。
【0015】光ファイバ1から出射する光は、点光源の
ように全方向に出射されるのではなく、一定の立体角
(通常20°〜70°)であるので、反射鏡4の大きさ
はその光を受けるだけの大きさがあればよい。そして、
ワーキングディスタンスWDは反射鏡4を設ける位置に
よって変化し、前述のように、反射鏡4の位置を第2焦
点F2に近くすると光の集光密度は大きく(像面積は小
さく)なるが、WDは小さくなるので、実施に際して
は、その兼ね合いを考慮する必要がある。
ように全方向に出射されるのではなく、一定の立体角
(通常20°〜70°)であるので、反射鏡4の大きさ
はその光を受けるだけの大きさがあればよい。そして、
ワーキングディスタンスWDは反射鏡4を設ける位置に
よって変化し、前述のように、反射鏡4の位置を第2焦
点F2に近くすると光の集光密度は大きく(像面積は小
さく)なるが、WDは小さくなるので、実施に際して
は、その兼ね合いを考慮する必要がある。
【0016】
【実施例】図4は、本発明の第1の実施例を示すもの
で、5は光源、6は光ファイバ束(又は光ファイバ)、
7aは回転楕円反射面の一部から成る反射鏡、8は被照
射面、F1は回転楕円の第1焦点、F2は第2焦点であ
る。
で、5は光源、6は光ファイバ束(又は光ファイバ)、
7aは回転楕円反射面の一部から成る反射鏡、8は被照
射面、F1は回転楕円の第1焦点、F2は第2焦点であ
る。
【0017】
【外3】
【0018】そして、この実施例では、第2焦点近辺に
空間的作業エリアを大きく取ることができる。
空間的作業エリアを大きく取ることができる。
【0019】
【外4】
【0020】図6は本発明の第3の実施例を示すもの
で、被照射面8が平面で、かつ端部を照射する場合のよ
うに、反射鏡7cで覆ってしまっても問題のない場合の
ものである。
で、被照射面8が平面で、かつ端部を照射する場合のよ
うに、反射鏡7cで覆ってしまっても問題のない場合の
ものである。
【0021】
【外5】
【0022】図7は本発明の第4の実施例を示すもの
で、光ファイバ束6を分岐し、各光ファイバ毎に本発明
に係る反射鏡7を用い、各反射鏡の第2焦点を同一位置
となるように反射鏡を配置したものである。
で、光ファイバ束6を分岐し、各光ファイバ毎に本発明
に係る反射鏡7を用い、各反射鏡の第2焦点を同一位置
となるように反射鏡を配置したものである。
【0023】この場合、光源5からの光を受け入れる光
ファイバ束6の入射端面積をS0とし、分岐数をnとす
れば、光ファイバ出射端の面積Snは
ファイバ束6の入射端面積をS0とし、分岐数をnとす
れば、光ファイバ出射端の面積Snは
【0024】
【数1】
【0025】となる。この(3)式からわかるように、
分岐数nが大きく、光路比mが小さい程、集光面積Sm
を小さくすることが出来る。
分岐数nが大きく、光路比mが小さい程、集光面積Sm
を小さくすることが出来る。
【0026】また、第2焦点F2において、n個の反射
光を重ね合せることになるので、入射端S0に入力され
た光エネルギは、集光点、即ち第2焦点F2において集
光される。例えば光ファイバ束6を8分岐とし、回転楕
円上での光路比mを2とすると、
光を重ね合せることになるので、入射端S0に入力され
た光エネルギは、集光点、即ち第2焦点F2において集
光される。例えば光ファイバ束6を8分岐とし、回転楕
円上での光路比mを2とすると、
【0027】
【数2】
【0028】図8は本発明の第5の実施例を示すもの
で、図7に示した第4の実施例の変形を示すものであ
る。この場合反射鏡7,7の保持体(図示せず)は第4
の実施例よりも小さくすることが出来る。この実施例で
は反射鏡7,7を対向させ、それぞれに光ファイバから
の出射光を出射させる孔7d,7dを設けたが、反射鏡
を対向させずにずらせて設けるようにすれば孔を設けな
くとも済むものとなる。
で、図7に示した第4の実施例の変形を示すものであ
る。この場合反射鏡7,7の保持体(図示せず)は第4
の実施例よりも小さくすることが出来る。この実施例で
は反射鏡7,7を対向させ、それぞれに光ファイバから
の出射光を出射させる孔7d,7dを設けたが、反射鏡
を対向させずにずらせて設けるようにすれば孔を設けな
くとも済むものとなる。
【0029】図9は本発明の第6の実施例を示すもの
で、n個の反射鏡7を笠状の保持体9にずらせて設けた
もので、6aは分岐された光ファイバの光出射端であ
り、第2焦点F2の位置に高密度に光を集光させること
ができる。
で、n個の反射鏡7を笠状の保持体9にずらせて設けた
もので、6aは分岐された光ファイバの光出射端であ
り、第2焦点F2の位置に高密度に光を集光させること
ができる。
【0030】
【発明の効果】高密度の集光された光エネルギが得ら
れ、かつワーキングデイスタンスを大きくとれる光ファ
イバ又は光ファイバ束を用いた光照射装置を提供するこ
とが出来る。
れ、かつワーキングデイスタンスを大きくとれる光ファ
イバ又は光ファイバ束を用いた光照射装置を提供するこ
とが出来る。
【図1】従来法による集光装置の問題点を説明するため
の図である。
の図である。
【図2】本発明の原理図である。
【図3】本発明実施の際に考慮すべき点の説明図であ
る。
る。
【図4】第1の実施例の構成を示す概略図である。
【図5】第2の実施例の構成を示す概略図である。
【図6】第3の実施例の構成を示す概略図である。
【図7】第4の実施例の構成を示す概略図である。
【図8】第5の実施例の構成を示す概略図である。
【図9】第6の実施例の構成を示す概略図である。
1 光ファイバ 2 レンズ 3 回転楕円鏡 4 反射鏡 5 光源 6 光ファイバ束 7,7a〜7c 反射鏡 8 被照射面 9 保持体
Claims (2)
- 【請求項1】 反射鏡として回転楕円鏡の一部から成る
反射鏡を用い、その第1焦点から反射鏡に向けて光ファ
イバ又は光ファイバ束の出射光を投射して第2焦点に集
光させることを特徴とする光ファイバ出射光の集光装
置。 - 【請求項2】 回転楕円鏡の一部から成る複数の反射鏡
を用い、各反射鏡の第1焦点にそれぞれ光ファイバ又は
光ファイバ束の光出射端を配置してそれぞれの反射鏡に
向けて出射光を投射し、前記各反射鏡の第2焦点が同一
位置になるように各反射鏡を配置したことを特徴とする
光ファイバ出射光の集光装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6031763A JPH07209583A (ja) | 1994-01-20 | 1994-01-20 | 光ファイバ出射光の集光装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6031763A JPH07209583A (ja) | 1994-01-20 | 1994-01-20 | 光ファイバ出射光の集光装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07209583A true JPH07209583A (ja) | 1995-08-11 |
Family
ID=12340080
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6031763A Pending JPH07209583A (ja) | 1994-01-20 | 1994-01-20 | 光ファイバ出射光の集光装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07209583A (ja) |
-
1994
- 1994-01-20 JP JP6031763A patent/JPH07209583A/ja active Pending
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