JPH0720866Y2 - コネクタ装置 - Google Patents
コネクタ装置Info
- Publication number
- JPH0720866Y2 JPH0720866Y2 JP1990095568U JP9556890U JPH0720866Y2 JP H0720866 Y2 JPH0720866 Y2 JP H0720866Y2 JP 1990095568 U JP1990095568 U JP 1990095568U JP 9556890 U JP9556890 U JP 9556890U JP H0720866 Y2 JPH0720866 Y2 JP H0720866Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- board
- connector
- opening
- holder
- spring piece
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Multi-Conductor Connections (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は、電源ユニット等に内装されたプリント基板を
メイン基板に接続する場合に用いられるコネクタ装置に
関するものである。
メイン基板に接続する場合に用いられるコネクタ装置に
関するものである。
《従来の技術》 従来のこの種のコネクタ装置は、第9図に示すように電
源ユニットa側に設けられるコネクタbと、メイン基板
c側に実装されるコネクタdとを備えている。コネクタ
bは、電源ユニットaに内装されたプリント基板eにケ
ーブルfで接続されており、この接続は、圧接や圧着に
より成されていた。また、コネクタbは電源ユニットa
のパネルgにスクリュー等で固定されていた。
源ユニットa側に設けられるコネクタbと、メイン基板
c側に実装されるコネクタdとを備えている。コネクタ
bは、電源ユニットaに内装されたプリント基板eにケ
ーブルfで接続されており、この接続は、圧接や圧着に
より成されていた。また、コネクタbは電源ユニットa
のパネルgにスクリュー等で固定されていた。
《考案が解決しようとする課題》 しかしながら、従来例にあっては、メイン基板cのコネ
クタdにコネクタbを接続するとき多少のガタツキがあ
り、このガタツキを吸収するためのフロート機構がな
く、この接続に無理な力が作用するときがあって、コネ
クタb、dの破損を招来するという問題点があった。
クタdにコネクタbを接続するとき多少のガタツキがあ
り、このガタツキを吸収するためのフロート機構がな
く、この接続に無理な力が作用するときがあって、コネ
クタb、dの破損を招来するという問題点があった。
本考案は、上記の問題点に着目してなされたものであっ
て、その目的とするところは、基板コネクタとカードエ
ッジコネクタとの接続時のガタツキを吸収し得てガタツ
キにより起因するコネクタの破損を防止することができ
るコネクタ装置を提供することにある。
て、その目的とするところは、基板コネクタとカードエ
ッジコネクタとの接続時のガタツキを吸収し得てガタツ
キにより起因するコネクタの破損を防止することができ
るコネクタ装置を提供することにある。
《課題を解決するための手段》 上記の目的を達成するために、本考案は、移動体側に設
けられる基板コネクタと、メイン基板側に実装されて前
記基板コネクタが嵌合されるカードエッジコネクタとを
備えたコネクタ装置において、前記基板コネクタを、割
り基板部を割ってプリント基板から分離した基板を、所
定の長さに切断されたケーブルを介して前記プリント基
板に接続し、この基板のコネクタ挿入部を基板ホルダー
内に挿入して前記基板を基板ホルダーに装着して構成
し、この基板ホルダーの左右の端面部に、後方に向かっ
て開いた片持状のばね片部を設け、これらばね片部の端
縁に、突起とこの突起の両側の肩部とを形成し、前記基
板ホルダーの両側面部に受け部を形成し、前記移動体に
開口部を形成し、この開口部の左、右縁部に切欠部を形
成し、前記開口部に前記基板コネクタを挿入して、前記
突起を前記開口部の前記切欠部に挿入して、前記ばね片
部の肩部を前記開口部の側縁部の下面側に位置させると
共に、前記基板ホルダーの受け部を前記開口部の側縁部
の上面側に摺接させて、前記基板コネクタを前記移動体
で保持したことを特徴とする。
けられる基板コネクタと、メイン基板側に実装されて前
記基板コネクタが嵌合されるカードエッジコネクタとを
備えたコネクタ装置において、前記基板コネクタを、割
り基板部を割ってプリント基板から分離した基板を、所
定の長さに切断されたケーブルを介して前記プリント基
板に接続し、この基板のコネクタ挿入部を基板ホルダー
内に挿入して前記基板を基板ホルダーに装着して構成
し、この基板ホルダーの左右の端面部に、後方に向かっ
て開いた片持状のばね片部を設け、これらばね片部の端
縁に、突起とこの突起の両側の肩部とを形成し、前記基
板ホルダーの両側面部に受け部を形成し、前記移動体に
開口部を形成し、この開口部の左、右縁部に切欠部を形
成し、前記開口部に前記基板コネクタを挿入して、前記
突起を前記開口部の前記切欠部に挿入して、前記ばね片
部の肩部を前記開口部の側縁部の下面側に位置させると
共に、前記基板ホルダーの受け部を前記開口部の側縁部
の上面側に摺接させて、前記基板コネクタを前記移動体
で保持したことを特徴とする。
《作用》 かかる構成により、基板コネクタは、左右方向に動き得
るし、また、前後方向には突起と切欠部との間の間隙分
だけ動き得て基板コネクタは前後左右に動き、ガタツキ
を吸収することができるし、また、開口部に基板コネク
タを挿入し基板コネクタが移動体に設けられるのである
が、この場合、基板ホルダーのばね片部が開口部の左右
端部に干渉してこれらのばね片部が内側に弾性変形し、
突起が開口部の切欠部に嵌入され、ばね片部の肩部が前
記開口部の側縁部の下面側に位置した時点で、ばね部は
外側に変位(スプリングバック)し、さらに、基板ホル
ダーの受け部が開口部の側縁部の上面側に摺接して、基
板コネクタが支持される。
るし、また、前後方向には突起と切欠部との間の間隙分
だけ動き得て基板コネクタは前後左右に動き、ガタツキ
を吸収することができるし、また、開口部に基板コネク
タを挿入し基板コネクタが移動体に設けられるのである
が、この場合、基板ホルダーのばね片部が開口部の左右
端部に干渉してこれらのばね片部が内側に弾性変形し、
突起が開口部の切欠部に嵌入され、ばね片部の肩部が前
記開口部の側縁部の下面側に位置した時点で、ばね部は
外側に変位(スプリングバック)し、さらに、基板ホル
ダーの受け部が開口部の側縁部の上面側に摺接して、基
板コネクタが支持される。
したがって、基板コネクタをワンタッチで移動体に取り
付けることができるし、また、基板コネクタをカードエ
ッジコネクタに接続する場合、この基板コネクタをカー
ドエッジコネクタに押し付けると、ばね片部に負荷が加
わり、これらのばね片部が開こうとするが、このとき、
突起が開口部の切欠部に挿入してあるために、ばね片部
の広がりを防止されてばね片部の破損を防止することが
できる。
付けることができるし、また、基板コネクタをカードエ
ッジコネクタに接続する場合、この基板コネクタをカー
ドエッジコネクタに押し付けると、ばね片部に負荷が加
わり、これらのばね片部が開こうとするが、このとき、
突起が開口部の切欠部に挿入してあるために、ばね片部
の広がりを防止されてばね片部の破損を防止することが
できる。
このように、メイン基板のカードエッジコネクタに基板
コネクタを接続するとき多少のガタツキがあるが、この
ガタツキは上記のように難無く吸収されるので、この接
続に無理な力が作用することがなく、コネクタの破損を
招来するという不具合を解消することができる。
コネクタを接続するとき多少のガタツキがあるが、この
ガタツキは上記のように難無く吸収されるので、この接
続に無理な力が作用することがなく、コネクタの破損を
招来するという不具合を解消することができる。
《実施例》 以下、本考案を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案に係わるコネクタ装置を電源ユニットと
メイン基板との接続に用いた状態を示す斜視図、第2図
は同コネクタ装置の分解状態の斜視図、第3図は同嵌合
状態の正面図、第4図は同側面図、第5図は基板コネク
タの一部断面した平面図、第6図は第5図A−A線に沿
う断面図、第7図は基板コネクタの製作方法を示し、
(イ)は基板となり割り基板部を一体に形成したプリン
ト基板の斜視図、(ロ)はプリント基板のパターンと割
り基板部のパターンとをケーブルで接続した状態を示す
斜視図、(ハ)はプリント基板から割り基板部を切り離
して基板とした状態を示す斜視図、(ニ)は基板を基板
ホルダーに装着し他状態を示す斜視図である。
メイン基板との接続に用いた状態を示す斜視図、第2図
は同コネクタ装置の分解状態の斜視図、第3図は同嵌合
状態の正面図、第4図は同側面図、第5図は基板コネク
タの一部断面した平面図、第6図は第5図A−A線に沿
う断面図、第7図は基板コネクタの製作方法を示し、
(イ)は基板となり割り基板部を一体に形成したプリン
ト基板の斜視図、(ロ)はプリント基板のパターンと割
り基板部のパターンとをケーブルで接続した状態を示す
斜視図、(ハ)はプリント基板から割り基板部を切り離
して基板とした状態を示す斜視図、(ニ)は基板を基板
ホルダーに装着し他状態を示す斜視図である。
コネクタ装置は、移動体である電源ユニット1側に設け
られる基板コネクタ2と、メイン基板30側に実装される
カードエッジコネクタ3とを備えている。
られる基板コネクタ2と、メイン基板30側に実装される
カードエッジコネクタ3とを備えている。
コネクタ2は基板ホルダー4に基板5を装着して構成さ
れている。
れている。
すなわち、基板ホルダー4は、第5図、第6図に示すよ
うに長方形状の立方体であるホルダー本体4aを備えてお
り、このホルダー本体4aは、相対向する側面部6、7と
相対向する端面部8、9と後面部10とを有し、その前面
部が開口している。そして、後面部10にはその中央部に
長手方向に沿うてスリット状の挿入孔11が形成してあ
り、また、後面部10の外面には挿入孔11を挟んで相対向
する一対のブラケット12が設けてあり、ブラケット12の
左右にはピン挿入孔13、14が形成してある。ホルダー本
体5の左右の端面部8、9の外方には、その基部が端面
部8、9の前縁部に連なる、片持ち状のばね片部15が設
けてあり、これらばね片部15は後方に向かって開いてお
り、ばね片部15の後縁部の中央には突起16が形成してあ
る。また、ホルダー本体5の両側面部6、7に外面に
は、後部に位置させて板状の受け部17が形成してある。
うに長方形状の立方体であるホルダー本体4aを備えてお
り、このホルダー本体4aは、相対向する側面部6、7と
相対向する端面部8、9と後面部10とを有し、その前面
部が開口している。そして、後面部10にはその中央部に
長手方向に沿うてスリット状の挿入孔11が形成してあ
り、また、後面部10の外面には挿入孔11を挟んで相対向
する一対のブラケット12が設けてあり、ブラケット12の
左右にはピン挿入孔13、14が形成してある。ホルダー本
体5の左右の端面部8、9の外方には、その基部が端面
部8、9の前縁部に連なる、片持ち状のばね片部15が設
けてあり、これらばね片部15は後方に向かって開いてお
り、ばね片部15の後縁部の中央には突起16が形成してあ
る。また、ホルダー本体5の両側面部6、7に外面に
は、後部に位置させて板状の受け部17が形成してある。
電源ユニット1にはプリント基板18が内装してあり、こ
のプリント基板18にはケーブル19を介して割り基板から
成る基板5が取り付けてあり、この基板5の、コネクタ
挿入部であるエッジ部20aには、差し込み時にカードエ
ッジコネクタ3のコンタクトピン29に接触する導電性ス
トリップ20bが左右方向に沿うて多数配設してある。そ
して、この基板5を基板ホルダー4の挿入孔11に挿入
し、ブラケット部12で挟み、これらのブラケット部12に
設けたピン孔13、14にピン21を挿通して基板5をピン止
めして基板コネクタ2が構成されている。
のプリント基板18にはケーブル19を介して割り基板から
成る基板5が取り付けてあり、この基板5の、コネクタ
挿入部であるエッジ部20aには、差し込み時にカードエ
ッジコネクタ3のコンタクトピン29に接触する導電性ス
トリップ20bが左右方向に沿うて多数配設してある。そ
して、この基板5を基板ホルダー4の挿入孔11に挿入
し、ブラケット部12で挟み、これらのブラケット部12に
設けたピン孔13、14にピン21を挿通して基板5をピン止
めして基板コネクタ2が構成されている。
すなわち、第7図(イ)に示すようにプリント基板18の
一部にスリット22を形成すると共に、このスリット22に
対して直角に割り溝23を入れて、エッジ部20aを有する
割り基板部24をあらかじめ作成し、この割り基板部24
に、プリント基板18へのパターン形成時に、これと同時
にパターンと導電性ストリップ20bを形成する。
一部にスリット22を形成すると共に、このスリット22に
対して直角に割り溝23を入れて、エッジ部20aを有する
割り基板部24をあらかじめ作成し、この割り基板部24
に、プリント基板18へのパターン形成時に、これと同時
にパターンと導電性ストリップ20bを形成する。
次に、ケーブル19を所定の長さに切断して、このケーブ
ル19の両端部からリード線を剥ぎ出し、第7図(ロ)に
示すように一方のリード線をプリント基板18のパターン
のホール18aに挿入して半田で固着すると共に、他方の
リード線を割り基板部24のパターンのホール24aに挿入
して半田で固着する。
ル19の両端部からリード線を剥ぎ出し、第7図(ロ)に
示すように一方のリード線をプリント基板18のパターン
のホール18aに挿入して半田で固着すると共に、他方の
リード線を割り基板部24のパターンのホール24aに挿入
して半田で固着する。
次に、第7図(ハ)に示すように割り基板部24を割り溝
23の部分で割り、プリント基板18から分離して基板5を
形成する。
23の部分で割り、プリント基板18から分離して基板5を
形成する。
次に、第7図(ニ)に示すようにこの基板5を基板ホル
ダー4の挿入孔11に挿入し、ブラケット部12で挟み、こ
れらのブラケット部12に設けたピン孔13、14にピン21を
挿通して基板5をピン止めして基板コネクタ2を構成す
る。
ダー4の挿入孔11に挿入し、ブラケット部12で挟み、こ
れらのブラケット部12に設けたピン孔13、14にピン21を
挿通して基板5をピン止めして基板コネクタ2を構成す
る。
このように構成された基板コネクタ2は電源ユニット1
の底板部1aにフロート機構Fを介して取り付けられてい
る。
の底板部1aにフロート機構Fを介して取り付けられてい
る。
すなわち、この底板部1aには第2図に示すように長方形
状の開口部25が形成してあり、この開口部25の左、右縁
部の中央には、ばね片部15の突起16の幅より幅広の切欠
部26が形成してある。そして、この開口部25に基板コネ
クタ2を挿入し基板コネクタ2が底板部1aに設けられる
のであるが、この場合、基板ホルダー4のばね片部15が
開口部25の左右端部25a、25bに干渉してこれらのばね片
部15が内側に弾性変形し、突起16が開口部25の切欠部26
に嵌入され、ばね片部15の肩部15aが前記底板部1aの下
面側に位置した時点で、ばね片部15は外側に変位(スプ
リングバック)し、さらに、基板ホルダー4の受け部17
が底板部1aの上面、すなわち開口部25の側縁部に摺接し
て、基板コネクタ2が支持されている。上記のように、
ばね片部15は開口部25に挿入されたときに多少基板ホル
ダー4の端面側に押されていて、ばね片部15の突起16は
多少の弾性をもって切欠部26に嵌入されており、ばね片
部15には多少のばね性が付与されている。したがって、
基板コネクタ2は、左右方向にはばね片部15の撓みによ
り動き得るし、また、前後方向には前記突起16と切欠部
26との間の隙間分だけ動き得て、基板コネクタ2は前後
左右方向には浮いた状態にある。
状の開口部25が形成してあり、この開口部25の左、右縁
部の中央には、ばね片部15の突起16の幅より幅広の切欠
部26が形成してある。そして、この開口部25に基板コネ
クタ2を挿入し基板コネクタ2が底板部1aに設けられる
のであるが、この場合、基板ホルダー4のばね片部15が
開口部25の左右端部25a、25bに干渉してこれらのばね片
部15が内側に弾性変形し、突起16が開口部25の切欠部26
に嵌入され、ばね片部15の肩部15aが前記底板部1aの下
面側に位置した時点で、ばね片部15は外側に変位(スプ
リングバック)し、さらに、基板ホルダー4の受け部17
が底板部1aの上面、すなわち開口部25の側縁部に摺接し
て、基板コネクタ2が支持されている。上記のように、
ばね片部15は開口部25に挿入されたときに多少基板ホル
ダー4の端面側に押されていて、ばね片部15の突起16は
多少の弾性をもって切欠部26に嵌入されており、ばね片
部15には多少のばね性が付与されている。したがって、
基板コネクタ2は、左右方向にはばね片部15の撓みによ
り動き得るし、また、前後方向には前記突起16と切欠部
26との間の隙間分だけ動き得て、基板コネクタ2は前後
左右方向には浮いた状態にある。
メイン基板30にはカードエッジコネクタ3が実装してあ
り、このカードエッジコネクタ3は、第8図のように合
成樹脂等の絶縁材を射出成形してなるハウジング27を備
え、このハウジング27に基板5のエッジ部20aを差し込
む溝部28が形成してあり、この溝部28の相対向する側壁
部に多数のコンタクトピン29が配設してある。
り、このカードエッジコネクタ3は、第8図のように合
成樹脂等の絶縁材を射出成形してなるハウジング27を備
え、このハウジング27に基板5のエッジ部20aを差し込
む溝部28が形成してあり、この溝部28の相対向する側壁
部に多数のコンタクトピン29が配設してある。
そして、基板コネクタ2をカードエッジコネクタ3に嵌
合してこの基板コネクタ2の基板5のエッジ部20aをカ
ードエッジコネクタ3の溝部28に挿入し、エッジ部20a
の電導性ストリップ20bをコンタクトピン29に接触させ
て、両コネクタ2、3が結合させてある。
合してこの基板コネクタ2の基板5のエッジ部20aをカ
ードエッジコネクタ3の溝部28に挿入し、エッジ部20a
の電導性ストリップ20bをコンタクトピン29に接触させ
て、両コネクタ2、3が結合させてある。
《考案の効果》 以上説明したように、本考案は、移動体側に設けられる
基板コネクタと、メイン基板側に実装されて前記基板コ
ネクタが嵌合されるカードエッジコネクタとを備えたコ
ネクタ装置において、前記基板コネクタを、割り基板部
を割ってプリント基板から分離した基板を、所定の長さ
に切断されたケーブルを介して前記プリント基板に接続
し、この基板のコネクタ挿入部を基板ホルダー内に挿入
して前記基板を基板ホルダーに装着して構成し、この基
板ホルダーの左右の端面部に、後方に向かって開いた片
持状のばね片部を設け、これらばね片部の端縁に、突起
とこの突起の両側の肩部とを形成し、前記基板ホルダー
の両側面部に受け部を形成し、前記移動体に開口部を形
成し、この開口部の左、右縁部に切欠部を形成し、前記
開口部に前記基板コネクタを挿入して、前記突起を前記
開口部の前記切欠部に挿入して、前記ばね片部の肩部を
前記開口部の側縁部の下面側に位置させると共に、前記
基板ホルダーの受け部を前記開口部の側縁部の上面側に
摺接させて、前記基板コネクタを前記移動体で保持した
から、基板コネクタは、左右方向に動き得るし、また、
前後方向には突起と切欠部との間の間隙分だけ動き得て
基板コネクタは前後左右に動き、ガタツキを吸収するこ
とができるし、また、開口部に基板コネクタを挿入し基
板コネクタが移動体に設けられるのであるが、この場
合、基板ホルダーのばね片部が開口部の左右端部に干渉
してこれらのばね片部が内側に弾性変形し、突起が開口
部の切欠部に嵌入され、ばね片部の肩部が前記開口部の
側縁部の下面側に位置した時点で、ばね部は外側に変位
(スプリングバック)し、さらに、基板ホルダーの受け
部が開口部の側縁部の上面側に摺接して、基板コネクタ
が支持される。
基板コネクタと、メイン基板側に実装されて前記基板コ
ネクタが嵌合されるカードエッジコネクタとを備えたコ
ネクタ装置において、前記基板コネクタを、割り基板部
を割ってプリント基板から分離した基板を、所定の長さ
に切断されたケーブルを介して前記プリント基板に接続
し、この基板のコネクタ挿入部を基板ホルダー内に挿入
して前記基板を基板ホルダーに装着して構成し、この基
板ホルダーの左右の端面部に、後方に向かって開いた片
持状のばね片部を設け、これらばね片部の端縁に、突起
とこの突起の両側の肩部とを形成し、前記基板ホルダー
の両側面部に受け部を形成し、前記移動体に開口部を形
成し、この開口部の左、右縁部に切欠部を形成し、前記
開口部に前記基板コネクタを挿入して、前記突起を前記
開口部の前記切欠部に挿入して、前記ばね片部の肩部を
前記開口部の側縁部の下面側に位置させると共に、前記
基板ホルダーの受け部を前記開口部の側縁部の上面側に
摺接させて、前記基板コネクタを前記移動体で保持した
から、基板コネクタは、左右方向に動き得るし、また、
前後方向には突起と切欠部との間の間隙分だけ動き得て
基板コネクタは前後左右に動き、ガタツキを吸収するこ
とができるし、また、開口部に基板コネクタを挿入し基
板コネクタが移動体に設けられるのであるが、この場
合、基板ホルダーのばね片部が開口部の左右端部に干渉
してこれらのばね片部が内側に弾性変形し、突起が開口
部の切欠部に嵌入され、ばね片部の肩部が前記開口部の
側縁部の下面側に位置した時点で、ばね部は外側に変位
(スプリングバック)し、さらに、基板ホルダーの受け
部が開口部の側縁部の上面側に摺接して、基板コネクタ
が支持される。
したがって、基板コネクタをワンタッチで移動体に取り
付けることができるし、また、基板コネクタをカードエ
ッジコネクタに接続する場合、この基板コネクタをカー
ドエッジコネクタに押し付けると、ばね片部に負荷が加
わり、これらのばね片部が開こうとするが、このとき、
突起が開口部の切欠部に挿入してあるために、ばね片部
の広がりが防止されてばね片部の破壊を防止することが
できる。
付けることができるし、また、基板コネクタをカードエ
ッジコネクタに接続する場合、この基板コネクタをカー
ドエッジコネクタに押し付けると、ばね片部に負荷が加
わり、これらのばね片部が開こうとするが、このとき、
突起が開口部の切欠部に挿入してあるために、ばね片部
の広がりが防止されてばね片部の破壊を防止することが
できる。
このように、メイン基板のカードエッジコネクタに基板
コネクタを接続するとき多少のガタツキがあるが、この
ガタツキは上記のように難無く吸収されるので、この接
続に無理な力が作用することがなく、コネクタの破損を
招来するという不具合を解消することができる。
コネクタを接続するとき多少のガタツキがあるが、この
ガタツキは上記のように難無く吸収されるので、この接
続に無理な力が作用することがなく、コネクタの破損を
招来するという不具合を解消することができる。
また、基板コネクタを、基板を基板ホルダーに装着して
構成したために、この基板ホルダーを利用することによ
り、基板を任意の位置に取り付けることが可能になるば
かりか、基板のコネクタ挿入部のパターンを保護するこ
とができる。
構成したために、この基板ホルダーを利用することによ
り、基板を任意の位置に取り付けることが可能になるば
かりか、基板のコネクタ挿入部のパターンを保護するこ
とができる。
すなわち、移動体に開口部を設けるだけで、通常のコネ
クタと同様の容易に基板を任意の位置に取り付けること
ができる。
クタと同様の容易に基板を任意の位置に取り付けること
ができる。
また、前記基板をむき出しにするのではなく基板ホルダ
ーに収納しているので、この基板のコネクタ挿入部の回
路パターンを保護することができる。例えば、移動体を
取り外して持ち運ぶ際にむき出しの基板をぶつけたりし
て破損する危険性があるが、前記基板ホルダーに収納し
ているのでこのような問題がなくなる。
ーに収納しているので、この基板のコネクタ挿入部の回
路パターンを保護することができる。例えば、移動体を
取り外して持ち運ぶ際にむき出しの基板をぶつけたりし
て破損する危険性があるが、前記基板ホルダーに収納し
ているのでこのような問題がなくなる。
また、前記移動体を他の部材に取り付ける際、取付力全
体が基板にかかり破損する危険性があるが、前記基板ホ
ルダーによって取付けの際に基板にかかる力を分散させ
ることができて、基板の破損をなくすことができる。
体が基板にかかり破損する危険性があるが、前記基板ホ
ルダーによって取付けの際に基板にかかる力を分散させ
ることができて、基板の破損をなくすことができる。
また、前記基板を加工するよりも基板ホルダーは、設計
の自由度が高く、容易に誘い込みおよび遊びを設けて位
置ずれを矯正して無理な力がかかることを防止すること
ができる。
の自由度が高く、容易に誘い込みおよび遊びを設けて位
置ずれを矯正して無理な力がかかることを防止すること
ができる。
もしも、結合部を破損するような負荷が作用して基板ホ
ルダーが破損したときでも、通常のコネクタのようにハ
ーネスから全てやり直すのではなく基板ホルダーの交換
にて対処できるので破損時のメンテナンス性が高いもの
になる。
ルダーが破損したときでも、通常のコネクタのようにハ
ーネスから全てやり直すのではなく基板ホルダーの交換
にて対処できるので破損時のメンテナンス性が高いもの
になる。
第1図は本考案に係わるコネクタ装置を電源ユニットと
メイン基板との接続に用いた状態を示す斜視図、第2図
は同コネクタ装置の分解状態の斜視図、第3図は同嵌合
状態の正面図、第4図は同側面図、第5図は基板コネク
タの一部断面した平面図、第6図は第5図A−A線に沿
う断面図、第7図は基板コネクタの製作方法を示し、
(イ)は基板となる割り基板部を一体に形成したプリン
ト基板の斜視図、(ロ)はプリント基板のパターンと割
り基板部のパターンとをケーブルで接続した状態を示す
斜視図、(ハ)はプリント基板から割り基板部を切り離
して基板とした状態を示す斜視図、(ニ)は基板を基板
ホルダーに装着した状態を示す斜視図、第8図はカード
エッジコネクタの断面図、第9図は従来のコネクタ装置
を電源ユニットとメインボードとの接続に用いた状態を
示す斜視図である。 1……電源ユニット(移動体)、2……基板コネクタ、
3……カードエッジコネクタ、4……基板ホルダー、5
……基板、18……プリント基板、30……メイン基板、F
……フロート機構。
メイン基板との接続に用いた状態を示す斜視図、第2図
は同コネクタ装置の分解状態の斜視図、第3図は同嵌合
状態の正面図、第4図は同側面図、第5図は基板コネク
タの一部断面した平面図、第6図は第5図A−A線に沿
う断面図、第7図は基板コネクタの製作方法を示し、
(イ)は基板となる割り基板部を一体に形成したプリン
ト基板の斜視図、(ロ)はプリント基板のパターンと割
り基板部のパターンとをケーブルで接続した状態を示す
斜視図、(ハ)はプリント基板から割り基板部を切り離
して基板とした状態を示す斜視図、(ニ)は基板を基板
ホルダーに装着した状態を示す斜視図、第8図はカード
エッジコネクタの断面図、第9図は従来のコネクタ装置
を電源ユニットとメインボードとの接続に用いた状態を
示す斜視図である。 1……電源ユニット(移動体)、2……基板コネクタ、
3……カードエッジコネクタ、4……基板ホルダー、5
……基板、18……プリント基板、30……メイン基板、F
……フロート機構。
フロントページの続き (72)考案者 滝波 和夫 愛知県尾張旭市晴丘町池上1番地 株式会 社日立製作所旭工場内 (56)参考文献 特開 昭55−115396(JP,A) 実開 昭57−203485(JP,U) 実開 昭59−67864(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】移動体側に設けられる基板コネクタと、メ
イン基板側に実装されて前記基板コネクタが嵌合される
カードエッジコネクタとを備えたコネクタ装置におい
て、前記基板コネクタを、割り基板部を割ってプリント
基板から分離した基板を、所定の長さに切断されたケー
ブルを介して前記プリント基板に接続し、この基板のコ
ネクタ挿入部を基板ホルダー内に挿入して前記基板を基
板ホルダーに装着して構成し、この基板ホルダーの左右
の端面部に、後方に向かって開いた片持状のばね片部を
設け、これらばね片部の端縁に、突起とこの突起の両側
の肩部とを形成し、前記基板ホルダーの両側面部に受け
部を形成し、前記移動体に開口部を形成し、この開口部
の左、右縁部に切欠部を形成し、前記開口部に前記基板
コネクタを挿入して、前記突起を前記開口部の前記切欠
部に挿入して、前記ばね片部の肩部を前記開口部の側縁
部の下面側に位置させると共に、前記基板ホルダーの受
け部を前記開口部の側縁部の上面側に摺接させて、前記
基板コネクタを前記移動体で保持したことを特徴とする
コネクタ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990095568U JPH0720866Y2 (ja) | 1990-09-13 | 1990-09-13 | コネクタ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990095568U JPH0720866Y2 (ja) | 1990-09-13 | 1990-09-13 | コネクタ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0454178U JPH0454178U (ja) | 1992-05-08 |
JPH0720866Y2 true JPH0720866Y2 (ja) | 1995-05-15 |
Family
ID=31834365
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990095568U Expired - Lifetime JPH0720866Y2 (ja) | 1990-09-13 | 1990-09-13 | コネクタ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0720866Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4708065B2 (ja) * | 2005-04-01 | 2011-06-22 | 矢崎総業株式会社 | 電子制御ユニット収容構造 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55115396A (en) * | 1979-02-28 | 1980-09-05 | Olympus Optical Co | Printed board |
JPS57203485U (ja) * | 1981-06-22 | 1982-12-24 | ||
JPS5967864U (ja) * | 1982-10-29 | 1984-05-08 | パイオニア株式会社 | プリント基板用コネクタ |
-
1990
- 1990-09-13 JP JP1990095568U patent/JPH0720866Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0454178U (ja) | 1992-05-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4129351A (en) | Connector assembly for printed circuit board | |
US5743760A (en) | Connector engagement detecting device | |
EP1128474B1 (en) | Flat circuit member connector | |
US5354214A (en) | Printed circuit board electrical connector with mounting latch clip | |
KR940002663Y1 (ko) | 정전기 방지 코넥터 | |
CN109004410B (zh) | 可动连接器 | |
US20030049968A1 (en) | Card connector | |
JPS635868B2 (ja) | ||
KR930005622Y1 (ko) | 코넥터 | |
EP1349240B1 (en) | Connector in which movement of contact portion of contact is guided by insulator | |
US7281943B1 (en) | Connector | |
KR940002899B1 (ko) | 전기 콘넥터 | |
JPH0720866Y2 (ja) | コネクタ装置 | |
JPH0631663Y2 (ja) | コネクタ装置 | |
US5827085A (en) | Electrical connector and metal latch thereof | |
JP3687438B2 (ja) | 端子台 | |
JPH11135179A (ja) | コネクタソケット | |
JP2978417B2 (ja) | コンタクト | |
JP6923851B2 (ja) | 中継コネクタ | |
JPH0775174B2 (ja) | コネクタ装置とその製作方法 | |
JPH11251008A (ja) | フラットケーブル用コネクタ | |
JPH051914Y2 (ja) | ||
US6183291B1 (en) | Electrical connector assembly | |
WO1995026580A1 (en) | Electrical connector and metal latch thereof | |
JP2591885Y2 (ja) | フローティングコネクタ |