JPH07208662A - 異種金属製配管材の接続用配管材 - Google Patents
異種金属製配管材の接続用配管材Info
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- JPH07208662A JPH07208662A JP613694A JP613694A JPH07208662A JP H07208662 A JPH07208662 A JP H07208662A JP 613694 A JP613694 A JP 613694A JP 613694 A JP613694 A JP 613694A JP H07208662 A JPH07208662 A JP H07208662A
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- piping material
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Abstract
(57)【要約】
【目的】接続されたライニング鋼管の鋼管部が腐食して
赤水が発生したり、管継手の接続用配管材自体が腐食し
たりすることがない異種金属製配管材の接続用配管材を
提供することを目的としている。 【構成】他の配管材がねじ接合されるねじ部を管端に有
し、このねじ部の少なくとも一方が雌ねじになってい
て、この雌ねじにねじ接合される他の配管材の内面に密
着する樹脂コアの筒状コア本体がこの雌ねじに対面して
設けられている配管材において、異種金属によって形成
された他の配管材がねじ接合される側のねじ部およびこ
のねじ部に連続する接液面に、前記異種金属またはこの
異種金属に近い自然電位を有する金属のめっき層が形成
されている構成とした。
赤水が発生したり、管継手の接続用配管材自体が腐食し
たりすることがない異種金属製配管材の接続用配管材を
提供することを目的としている。 【構成】他の配管材がねじ接合されるねじ部を管端に有
し、このねじ部の少なくとも一方が雌ねじになってい
て、この雌ねじにねじ接合される他の配管材の内面に密
着する樹脂コアの筒状コア本体がこの雌ねじに対面して
設けられている配管材において、異種金属によって形成
された他の配管材がねじ接合される側のねじ部およびこ
のねじ部に連続する接液面に、前記異種金属またはこの
異種金属に近い自然電位を有する金属のめっき層が形成
されている構成とした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、異種金属によって形成
された配管材と配管材とを接続するために用いられる管
継手やバルブなどの異種金属製配管材の接続用配管材に
関する。
された配管材と配管材とを接続するために用いられる管
継手やバルブなどの異種金属製配管材の接続用配管材に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、給水配管には、内部に錆が発生し
て赤水が発生しないように内面を樹脂ライニングしたラ
イニング鋼管が使用され、この給水鋼管から給水された
水を加熱して供給する給湯器などの給湯ラインには、通
常銅や銅合金製(砲金が多い)の給水配管が使用されて
いる。
て赤水が発生しないように内面を樹脂ライニングしたラ
イニング鋼管が使用され、この給水鋼管から給水された
水を加熱して供給する給湯器などの給湯ラインには、通
常銅や銅合金製(砲金が多い)の給水配管が使用されて
いる。
【0003】これらライニング鋼管と銅や銅合金製配管
材とは、一般に、管継手、バルブ、ニップル等の接続用
配管材を用いて接続されている。その接続構造として
は、たとえば、図5〜図7に示すような接続構造が挙げ
られる(実開昭60−191788号公報参照)。図5
の接続構造では、異種金属配管材としてのライニング鋼
管100と砲金製の配管材101とを接続用配管材とし
ての砲金製の管継手(ソケット)102を介して接続し
ている。
材とは、一般に、管継手、バルブ、ニップル等の接続用
配管材を用いて接続されている。その接続構造として
は、たとえば、図5〜図7に示すような接続構造が挙げ
られる(実開昭60−191788号公報参照)。図5
の接続構造では、異種金属配管材としてのライニング鋼
管100と砲金製の配管材101とを接続用配管材とし
ての砲金製の管継手(ソケット)102を介して接続し
ている。
【0004】この管継手102は、内側に樹脂コア10
3を設け、この樹脂コア103のコア本体104をライ
ニング鋼管100の内壁面に密着させることで、ライニ
ング鋼管100の端面が配管中を流れる水または湯水に
曝されて錆が発生しないようにしている。一方、図6の
接続構造では、図5の管継手102と同様に樹脂コア1
03を内側に設けるとともに、コア本体104と面一に
鋳鉄製または砲金製の管継手本体105の内壁面および
端面を樹脂コーティングした管継手106を介してライ
ニング鋼管100と砲金製の配管材101と接続するよ
うにしている。
3を設け、この樹脂コア103のコア本体104をライ
ニング鋼管100の内壁面に密着させることで、ライニ
ング鋼管100の端面が配管中を流れる水または湯水に
曝されて錆が発生しないようにしている。一方、図6の
接続構造では、図5の管継手102と同様に樹脂コア1
03を内側に設けるとともに、コア本体104と面一に
鋳鉄製または砲金製の管継手本体105の内壁面および
端面を樹脂コーティングした管継手106を介してライ
ニング鋼管100と砲金製の配管材101と接続するよ
うにしている。
【0005】すなわち、この接続構造では、コア本体1
04がライニング鋼管100の内壁面に密着するため、
ライニング鋼管100の端面が配管中を流れる水または
湯水に曝されないことは勿論のこと、管継手本体105
が鋳鉄製であっても管継手106の接液面が樹脂コーテ
ィングされているので、水または湯水を介して配管材1
01とライニング鋼管100の端面とが導通状態になる
ことがないようにされている。
04がライニング鋼管100の内壁面に密着するため、
ライニング鋼管100の端面が配管中を流れる水または
湯水に曝されないことは勿論のこと、管継手本体105
が鋳鉄製であっても管継手106の接液面が樹脂コーテ
ィングされているので、水または湯水を介して配管材1
01とライニング鋼管100の端面とが導通状態になる
ことがないようにされている。
【0006】他方、図7の接続構造では、接続用配管材
としての鋳鉄製の管継手107および砲金製のニップル
108を介してライニング鋼管100と砲金製の配管材
101とを接続している。すなわち、この接続構造で
は、管継手107のコア本体104がライニング鋼管1
00の内壁面に密着するため、ライニング鋼管100の
端面が配管中を流れる水または湯水に曝されないことは
勿論のこと、ニップル108を樹脂コア103に設けた
ねじ部までねじ込むことで管継手107とニップル10
8とが接続されているので、配管内面には、樹脂と砲金
以外が直接曝されないようになっている。
としての鋳鉄製の管継手107および砲金製のニップル
108を介してライニング鋼管100と砲金製の配管材
101とを接続している。すなわち、この接続構造で
は、管継手107のコア本体104がライニング鋼管1
00の内壁面に密着するため、ライニング鋼管100の
端面が配管中を流れる水または湯水に曝されないことは
勿論のこと、ニップル108を樹脂コア103に設けた
ねじ部までねじ込むことで管継手107とニップル10
8とが接続されているので、配管内面には、樹脂と砲金
以外が直接曝されないようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の接
続構造では、つぎのような問題がある。すなわち、図5
の接続構造と図6の接続構造のうち砲金製の管継手10
6を用いたものでは、短ねじ嵌合の場合、ライニング鋼
管100の端面と継手本体105とコア本体104とよ
って囲まれた隙間109が大きくなるとともに、コア本
体104とランニング鋼管100の内壁面との密着力が
低下するため、配管中を流れる水または湯水が隙間10
9に浸入し、ライニング鋼管100の端面の鋼管部およ
び継手本体105の非螺合部が水または湯水に曝される
恐れがある。
続構造では、つぎのような問題がある。すなわち、図5
の接続構造と図6の接続構造のうち砲金製の管継手10
6を用いたものでは、短ねじ嵌合の場合、ライニング鋼
管100の端面と継手本体105とコア本体104とよ
って囲まれた隙間109が大きくなるとともに、コア本
体104とランニング鋼管100の内壁面との密着力が
低下するため、配管中を流れる水または湯水が隙間10
9に浸入し、ライニング鋼管100の端面の鋼管部およ
び継手本体105の非螺合部が水または湯水に曝される
恐れがある。
【0008】すなわち、このように、隙間109に水ま
たは湯水が浸入した場合、鋼管と砲金との自然電位が異
なり、この自然電位の差によって鋼が異種金属接触腐食
を起こし、通常より短期間で赤水が発生する恐れがあ
る。一方、図6の接続構造のうち鋳鉄製の管継手を用い
たもの、或いは、図7の接続構造では、管継手106,
107と配管材101またはニップル108との螺合が
不十分な場合、やはりその界面で異種金属接触腐食によ
って管継手106(107)が腐食され赤水が発生する
恐れがある。
たは湯水が浸入した場合、鋼管と砲金との自然電位が異
なり、この自然電位の差によって鋼が異種金属接触腐食
を起こし、通常より短期間で赤水が発生する恐れがあ
る。一方、図6の接続構造のうち鋳鉄製の管継手を用い
たもの、或いは、図7の接続構造では、管継手106,
107と配管材101またはニップル108との螺合が
不十分な場合、やはりその界面で異種金属接触腐食によ
って管継手106(107)が腐食され赤水が発生する
恐れがある。
【0009】本発明は、このような事情に鑑みて、接続
されたライニング鋼管の鋼管部が腐食して赤水が発生し
たり、管継手の接続用配管材自体が腐食したりすること
がない異種金属製配管材の接続用配管材を提供すること
を目的としている。
されたライニング鋼管の鋼管部が腐食して赤水が発生し
たり、管継手の接続用配管材自体が腐食したりすること
がない異種金属製配管材の接続用配管材を提供すること
を目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる異種金属
製配管材接続用配管材は、このような目的を達成するた
めに、他の配管材がねじ接合されるねじ部を管端に有
し、このねじ部の少なくとも一方が雌ねじになってい
て、この雌ねじにねじ接合される他の配管材の内面に密
着する樹脂コアの筒状コア本体がこの雌ねじに対面して
設けられている配管材において、異種金属によって形成
された他の配管材がねじ接合される側のねじ部およびこ
のねじ部に連続する接液面に、前記異種金属またはこの
異種金属に近い自然電位を有する金属のめっき層が形成
されている構成とした。
製配管材接続用配管材は、このような目的を達成するた
めに、他の配管材がねじ接合されるねじ部を管端に有
し、このねじ部の少なくとも一方が雌ねじになってい
て、この雌ねじにねじ接合される他の配管材の内面に密
着する樹脂コアの筒状コア本体がこの雌ねじに対面して
設けられている配管材において、異種金属によって形成
された他の配管材がねじ接合される側のねじ部およびこ
のねじ部に連続する接液面に、前記異種金属またはこの
異種金属に近い自然電位を有する金属のめっき層が形成
されている構成とした。
【0011】上記構成において、配管材としては、たと
えば、直管の管継手(ソケット)は勿論のこと、エル
ボ、チーズ、バルブなども含まれる。樹脂コアを構成す
る合成樹脂としては、特に限定されないが、たとえば、
ポリ塩化ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリブテン樹
脂等の熱可塑性樹脂が挙げられ、これらの樹脂を射出成
形することによって樹脂コアを形成することができる。
えば、直管の管継手(ソケット)は勿論のこと、エル
ボ、チーズ、バルブなども含まれる。樹脂コアを構成す
る合成樹脂としては、特に限定されないが、たとえば、
ポリ塩化ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリブテン樹
脂等の熱可塑性樹脂が挙げられ、これらの樹脂を射出成
形することによって樹脂コアを形成することができる。
【0012】また、めっき層は、電解めっき法、無電解
めっき法、溶融めっき法等によって形成することができ
る。
めっき法、溶融めっき法等によって形成することができ
る。
【0013】
【作用】上記構成によれば、接続用配管材の異種金属で
形成された配管材と直接接する部分および接液部が、そ
の異種金属に自然電位が同じか近い金属によってめっき
されており、接続された配管材の異種金属部分が直接配
管中の水または湯水を介して接することがなくなり、異
種金属接触腐食を起こすことがなくなる。
形成された配管材と直接接する部分および接液部が、そ
の異種金属に自然電位が同じか近い金属によってめっき
されており、接続された配管材の異種金属部分が直接配
管中の水または湯水を介して接することがなくなり、異
種金属接触腐食を起こすことがなくなる。
【0014】
【実施例】以下に、本発明を、その実施例をあらわす図
面を参照しつつ詳しく説明する。図1は本発明にかかる
異種金属製配管材の接続用配管材の第1実施例である管
継手を介してライニング鋼管と他の配管材である砲金製
パイプとを接続した状態を半断面であらわしている。
面を参照しつつ詳しく説明する。図1は本発明にかかる
異種金属製配管材の接続用配管材の第1実施例である管
継手を介してライニング鋼管と他の配管材である砲金製
パイプとを接続した状態を半断面であらわしている。
【0015】図に示すように、この管継手1aは、筒状
の継手本体11と樹脂コア12とを備えている。継手本
体11は、鋳鉄(FC)によって形成されており、一側
に雌ねじ11aが形成され、他側に雄ねじ11bが形成
されている。樹脂コア12は、継手本体11の内側に一
体に設けられていて、一端に筒状のコア本体12aが雌
ねじ11aと対面するように延出している。
の継手本体11と樹脂コア12とを備えている。継手本
体11は、鋳鉄(FC)によって形成されており、一側
に雌ねじ11aが形成され、他側に雄ねじ11bが形成
されている。樹脂コア12は、継手本体11の内側に一
体に設けられていて、一端に筒状のコア本体12aが雌
ねじ11aと対面するように延出している。
【0016】また、継手本体11の内周面および雄ねじ
11bの表面部分および接液面17に銅めっき層13が
形成されている。したがって、図1に示すように、この
管継手1aの雌ねじ11a側にライニング鋼管2をねじ
接合し、雄ねじ11b側に砲金製パイプ3をねじ接合す
ることで、管継手1aを介してライニング鋼管2と砲金
製パイプ3とを接続するようにすれば、ライニング鋼管
2の鋼管部21と鋳鉄製の継手本体11との自然電位が
略同じであるので、隙間4に水または湯水が浸入しても
鋼管部21と鋳鉄製の継手本体11との間で異種金属接
触腐食が起こらない。
11bの表面部分および接液面17に銅めっき層13が
形成されている。したがって、図1に示すように、この
管継手1aの雌ねじ11a側にライニング鋼管2をねじ
接合し、雄ねじ11b側に砲金製パイプ3をねじ接合す
ることで、管継手1aを介してライニング鋼管2と砲金
製パイプ3とを接続するようにすれば、ライニング鋼管
2の鋼管部21と鋳鉄製の継手本体11との自然電位が
略同じであるので、隙間4に水または湯水が浸入しても
鋼管部21と鋳鉄製の継手本体11との間で異種金属接
触腐食が起こらない。
【0017】また、継手本体11の接液面である継手本
体11の内周面および砲金製パイプ3との接続界面であ
る雄ねじ11a表面が砲金に近い自然電位を有する銅め
っき層13によって被覆されているので、銅めっき層1
3と砲金製パイプ3との間でも異種金属毛接触腐食が起
こらない。したがって、ライニング鋼管2と他の配管材
である砲金などの銅合金や銅製パイプとをこの管継手1
aを用いて接続すれば、配管中に赤水などの発生を防止
し、いつもきれいな状態の水または湯水を給水すること
ができる。しかも、配管全体の耐久性も向上し、維持管
理費も低減することができる。
体11の内周面および砲金製パイプ3との接続界面であ
る雄ねじ11a表面が砲金に近い自然電位を有する銅め
っき層13によって被覆されているので、銅めっき層1
3と砲金製パイプ3との間でも異種金属毛接触腐食が起
こらない。したがって、ライニング鋼管2と他の配管材
である砲金などの銅合金や銅製パイプとをこの管継手1
aを用いて接続すれば、配管中に赤水などの発生を防止
し、いつもきれいな状態の水または湯水を給水すること
ができる。しかも、配管全体の耐久性も向上し、維持管
理費も低減することができる。
【0018】なお、樹脂コア12は、継手本体11に銅
めっき層13を形成したのち、プライマー処理、接着材
を塗布したのち、熱可塑性樹脂を射出成形することで得
ることができる。図2は本発明にかかる異種金属製配管
材接続用配管材の第2実施例である管継手を介してライ
ニング鋼管と他の配管材である砲金製パイプとを接続し
た状態を半断面であらわしている。
めっき層13を形成したのち、プライマー処理、接着材
を塗布したのち、熱可塑性樹脂を射出成形することで得
ることができる。図2は本発明にかかる異種金属製配管
材接続用配管材の第2実施例である管継手を介してライ
ニング鋼管と他の配管材である砲金製パイプとを接続し
た状態を半断面であらわしている。
【0019】図に示すように、この管継手1bは第1実
施例の管継手1aの雄ねじ11bに代えて雌ねじ11c
とした以外は、第1実施例と同様になっている。図3は
本発明にかかる異種金属製配管材接続用配管材の第3実
施例である管継手を介してライニング鋼管と他の配管材
であるクロムめっきされた水道用カランとを接続した状
態を半断面であらわしている。
施例の管継手1aの雄ねじ11bに代えて雌ねじ11c
とした以外は、第1実施例と同様になっている。図3は
本発明にかかる異種金属製配管材接続用配管材の第3実
施例である管継手を介してライニング鋼管と他の配管材
であるクロムめっきされた水道用カランとを接続した状
態を半断面であらわしている。
【0020】図に示すように、この管継手1cは、銅め
っき層13に代えてクロムめっき層14を雌ねじ11c
表面に設けた以外は、第2実施例の管継手1bと同様に
なっている。この管継手1cによれば、図3に示すよう
に、樹脂コア12のコア本体12aと対面する側の雌ね
じ11a側にランニング鋼管2をねじ接合するととも
に、他方の雌ねじ11c側にクロムめっき、ニッケル−
クロムめっき、銅−ニッケル−クロムめっきを施された
水道用カラン5をねじ接合するようにすれば、第1実施
例と同様に、隙間4に水または湯水が浸入しても鋼管部
21と鋳鉄製の継手本体11との間で異種金属接触腐食
が起こらない。また、継手本体11の接液面である継手
本体11の内周面および配管材3との接続界面である雌
ねじ11c表面が水道用カラン5表面のめっき層と同様
か近い自然電位を有するクロムめっき層14によって被
覆されているので、クロムめっき層13と水道用カラン
5との間でも異種金属毛接触腐食が起こらない。
っき層13に代えてクロムめっき層14を雌ねじ11c
表面に設けた以外は、第2実施例の管継手1bと同様に
なっている。この管継手1cによれば、図3に示すよう
に、樹脂コア12のコア本体12aと対面する側の雌ね
じ11a側にランニング鋼管2をねじ接合するととも
に、他方の雌ねじ11c側にクロムめっき、ニッケル−
クロムめっき、銅−ニッケル−クロムめっきを施された
水道用カラン5をねじ接合するようにすれば、第1実施
例と同様に、隙間4に水または湯水が浸入しても鋼管部
21と鋳鉄製の継手本体11との間で異種金属接触腐食
が起こらない。また、継手本体11の接液面である継手
本体11の内周面および配管材3との接続界面である雌
ねじ11c表面が水道用カラン5表面のめっき層と同様
か近い自然電位を有するクロムめっき層14によって被
覆されているので、クロムめっき層13と水道用カラン
5との間でも異種金属毛接触腐食が起こらない。
【0021】図4は本発明にかかる異種金属製配管材接
続用配管材の第4実施例である管継手を介してライニン
グ鋼管と他の配管材である砲金製パイプとを接続した状
態を半断面であらわしている。この管継手1dは、継手
本体11が砲金(BC−6)または黄銅で形成されてい
て、樹脂コア12のコア本体12aに対面する雌ねじ1
1a表面に亜鉛めっき層15が形成されている以外は、
第2実施例と同様になっている。
続用配管材の第4実施例である管継手を介してライニン
グ鋼管と他の配管材である砲金製パイプとを接続した状
態を半断面であらわしている。この管継手1dは、継手
本体11が砲金(BC−6)または黄銅で形成されてい
て、樹脂コア12のコア本体12aに対面する雌ねじ1
1a表面に亜鉛めっき層15が形成されている以外は、
第2実施例と同様になっている。
【0022】したがって、図4に示すように、この管継
手1dを介してライニング鋼管2と砲金製パイプ3とを
接続すると、雌ねじ11aの表面が鋼管と自然電位の近
い亜鉛めっき層15によって被覆されているので、隙間
4に水がはいっても、ライニング鋼管2の鋼管部21と
亜鉛メッキ層15との間で異種金属接触腐食が起こらな
い。
手1dを介してライニング鋼管2と砲金製パイプ3とを
接続すると、雌ねじ11aの表面が鋼管と自然電位の近
い亜鉛めっき層15によって被覆されているので、隙間
4に水がはいっても、ライニング鋼管2の鋼管部21と
亜鉛メッキ層15との間で異種金属接触腐食が起こらな
い。
【0023】もちろん、管継手1dと砲金製パイプ3と
は同じ材質であるので、管継手1dと砲金製パイプ3の
間で異種金属接触腐食が起こらないことは言うまでもな
い。
は同じ材質であるので、管継手1dと砲金製パイプ3の
間で異種金属接触腐食が起こらないことは言うまでもな
い。
【0024】
【発明の効果】本発明にかかる異種金属製配管材の接続
用配管材は、以上のように構成されているので、接続さ
れた配管材がいずれも異種金属接触腐食を起こすことが
ない。したがって、ライニング鋼管の鋼管部が腐食し
て、配管中に溶け出して赤水が発生したりすることがな
くなり、いつも綺麗な状態の水または湯水を供給するこ
とができる。
用配管材は、以上のように構成されているので、接続さ
れた配管材がいずれも異種金属接触腐食を起こすことが
ない。したがって、ライニング鋼管の鋼管部が腐食し
て、配管中に溶け出して赤水が発生したりすることがな
くなり、いつも綺麗な状態の水または湯水を供給するこ
とができる。
【0025】また、腐食がないので、配管自体の耐久性
も向上し、維持管理費等も低減することができる。
も向上し、維持管理費等も低減することができる。
【図1】本発明にかかる配管材の第1実施例である管継
手を介してライニング鋼管と砲金製の配管材とを接続し
た状態をあらわす半断面図である。
手を介してライニング鋼管と砲金製の配管材とを接続し
た状態をあらわす半断面図である。
【図2】本発明にかかる配管材の第2実施例である管継
手を介してライニング鋼管と砲金製の配管材とを接続し
た状態をあらわす半断面図である。
手を介してライニング鋼管と砲金製の配管材とを接続し
た状態をあらわす半断面図である。
【図3】本発明にかかる配管材の第3実施例である管継
手を介してライニング鋼管とクロムめっき製の水道用カ
ランとを接続した状態をあらわす半断面図である。
手を介してライニング鋼管とクロムめっき製の水道用カ
ランとを接続した状態をあらわす半断面図である。
【図4】本発明にかかる配管材の第4実施例である管継
手を介してライニング鋼管と砲金製の配管材とを接続し
た状態をあらわす半断面図である。
手を介してライニング鋼管と砲金製の配管材とを接続し
た状態をあらわす半断面図である。
【図5】従来の管継手を介してライニング鋼管と砲金製
の配管材とを接続した状態の1例をあらわす半断面図で
ある。
の配管材とを接続した状態の1例をあらわす半断面図で
ある。
【図6】従来の管継手を介してライニング鋼管と砲金製
の配管材とを接続した状態の別例をあらわす半断面図で
ある。
の配管材とを接続した状態の別例をあらわす半断面図で
ある。
【図7】従来の管継手を介してライニング鋼管と砲金製
の配管材とを接続した状態の別例をあらわす半断面図で
ある。
の配管材とを接続した状態の別例をあらわす半断面図で
ある。
1a 管継手(配管材) 1b 管継手(配管材) 1c 管継手(配管材) 1d 管継手(配管材) 2 ライニング鋼管(配管材) 3 配管材(他の配管材) 11 継手本体 11a 雌ねじ 11b 雄ねじ 12 樹脂コア 12a コア本体 17 接液面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松島 俊久 東京都町田市能ケ谷町842−23 (72)発明者 高橋 隆司 埼玉県和光市本町31−14−902 (72)発明者 山口 宏紀 千葉県千葉市若葉区都賀の台4−24−9
Claims (1)
- 【請求項1】他の配管材がねじ接合されるねじ部を管端
に有し、このねじ部の少なくとも一方が雌ねじになって
いて、この雌ねじにねじ接合される他の配管材の内面に
密着する樹脂コアの筒状コア本体がこの雌ねじ部に対面
して設けられている配管材において、異種金属によって
形成された他の配管材がねじ接合される側のねじ部およ
びこのねじ部に連続する接液面に、前記異種金属または
この異種金属に近い自然電位を有する金属のめっき層が
形成されていることを特徴とする異種金属製配管材の接
続用配管材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP613694A JPH07208662A (ja) | 1994-01-25 | 1994-01-25 | 異種金属製配管材の接続用配管材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP613694A JPH07208662A (ja) | 1994-01-25 | 1994-01-25 | 異種金属製配管材の接続用配管材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07208662A true JPH07208662A (ja) | 1995-08-11 |
Family
ID=11630096
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP613694A Pending JPH07208662A (ja) | 1994-01-25 | 1994-01-25 | 異種金属製配管材の接続用配管材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07208662A (ja) |
-
1994
- 1994-01-25 JP JP613694A patent/JPH07208662A/ja active Pending
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