JPH07203634A - 2次電池セルの充電装置 - Google Patents
2次電池セルの充電装置Info
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- JPH07203634A JPH07203634A JP5349812A JP34981293A JPH07203634A JP H07203634 A JPH07203634 A JP H07203634A JP 5349812 A JP5349812 A JP 5349812A JP 34981293 A JP34981293 A JP 34981293A JP H07203634 A JPH07203634 A JP H07203634A
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- battery cell
- terminals
- discharge
- secondary battery
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
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- Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
- Secondary Cells (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 2次電池セルを時分割方式で充電することに
より、複数の2次電池セルの特性のバラツキの発生を防
止する。 【構成】 マイコン制御部8は、電圧監視入力により、
装着部3の端子4、5間に2次電池セルCが装着されて
いることを知り、その数により単位時間Tを均等に分割
して、分割した時間ごとに、該当する端子4、5間に1
つづつ順に充電電流が流れるように、出力制御により直
流定電圧制御部1を制御するとともに、時分割スイッチ
制御出力により各スイッチ6を制御する。
より、複数の2次電池セルの特性のバラツキの発生を防
止する。 【構成】 マイコン制御部8は、電圧監視入力により、
装着部3の端子4、5間に2次電池セルCが装着されて
いることを知り、その数により単位時間Tを均等に分割
して、分割した時間ごとに、該当する端子4、5間に1
つづつ順に充電電流が流れるように、出力制御により直
流定電圧制御部1を制御するとともに、時分割スイッチ
制御出力により各スイッチ6を制御する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ニッケル・カドミウ
ム、ニッケル水素、リチウムイオン電池等の再充電可能
な2次電池セルの充電装置に関し、特に複数の2次電池
セルを同時に使用する場合に、各2次電池セルの特性を
一定に保持することのできる2次電池セルの充電装置に
関する。
ム、ニッケル水素、リチウムイオン電池等の再充電可能
な2次電池セルの充電装置に関し、特に複数の2次電池
セルを同時に使用する場合に、各2次電池セルの特性を
一定に保持することのできる2次電池セルの充電装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】市販の電池により作動する携帯用端末無
線機(携帯セルラー電話や小電力携帯トランシーバ等)
や電池駆動式OA端末機器等の機器においては、マンガ
ン、水銀、アルカリ電池等の1次電池セル、もしくはニ
ッケル・カドミウム、ニッケル水素、リチウムイオン電
池等の再充電可能な2次電池セルを使用することができ
る。1次電池セルは、放電により使い捨てられ、新品に
交換されるが、2次電池セルは再充電して使用可能であ
る。しかし、2次電池セルを複数装填して所定電圧を得
ようとすると、2次電池セル個々の特性のバラツキや充
放電繰り返し可能回数(寿命)により、均一性を維持す
ることが容易でない。このため、個々の電池セルを随時
入れ替え可能な電池カセット用の開放組み電池としては
2次電池セルは適さず、1次電池セルが利用されてい
た。
線機(携帯セルラー電話や小電力携帯トランシーバ等)
や電池駆動式OA端末機器等の機器においては、マンガ
ン、水銀、アルカリ電池等の1次電池セル、もしくはニ
ッケル・カドミウム、ニッケル水素、リチウムイオン電
池等の再充電可能な2次電池セルを使用することができ
る。1次電池セルは、放電により使い捨てられ、新品に
交換されるが、2次電池セルは再充電して使用可能であ
る。しかし、2次電池セルを複数装填して所定電圧を得
ようとすると、2次電池セル個々の特性のバラツキや充
放電繰り返し可能回数(寿命)により、均一性を維持す
ることが容易でない。このため、個々の電池セルを随時
入れ替え可能な電池カセット用の開放組み電池としては
2次電池セルは適さず、1次電池セルが利用されてい
た。
【0003】また、2次電池セルを複数個組み合わせて
必要な電源電圧を得ようとする場合には、予め工場にて
均一特性である2次電池セルの接続配線を行って組み電
池を構成し、使用される各機器のスタイルに合わせた形
状の電池用ケースに密閉搭載したものを「電池パック」
として製造販売していた。
必要な電源電圧を得ようとする場合には、予め工場にて
均一特性である2次電池セルの接続配線を行って組み電
池を構成し、使用される各機器のスタイルに合わせた形
状の電池用ケースに密閉搭載したものを「電池パック」
として製造販売していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような電池パック
においては、特性のそろった2次電池セルを組み電池に
して一括充電できるので、個々の電池セルの状態を管理
する手間が省ける反面、組まれた2次電池セルが一本で
も所定の寿命を待たずに特性劣化等を起こし、組み電池
としての特性バランスが崩れると、高価な電池パックを
丸ごと交換しなければならず、非常に不経済であり、資
源の浪費を招いていた。
においては、特性のそろった2次電池セルを組み電池に
して一括充電できるので、個々の電池セルの状態を管理
する手間が省ける反面、組まれた2次電池セルが一本で
も所定の寿命を待たずに特性劣化等を起こし、組み電池
としての特性バランスが崩れると、高価な電池パックを
丸ごと交換しなければならず、非常に不経済であり、資
源の浪費を招いていた。
【0005】よって本発明の目的は、複数の2次電池セ
ルそれぞれの特性を一定に保持しつつ充電することによ
り、2次電池セル単位で個々に任意装填できる開放組み
電池方式にて2次電池セルを使用することを可能にし、
もって不経済性及び資源の有効利用性を改善できる2次
電池セルの充電装置を提供することにある。
ルそれぞれの特性を一定に保持しつつ充電することによ
り、2次電池セル単位で個々に任意装填できる開放組み
電池方式にて2次電池セルを使用することを可能にし、
もって不経済性及び資源の有効利用性を改善できる2次
電池セルの充電装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明は、2次電池セルをそれぞれ一
定の向きに複数装着可能であり、装着された各2次電池
セルの両電極にそれぞれ接触する複数の端子の組を有す
る装着手段と、装着手段の各端子の組に充電方向の定電
圧直流電流である充電電流をそれぞれ出力する電源手段
と、各端子の組ごとに充電電流のスイッチングをそれぞ
れ行うスイッチング手段と、各端子の組の間の放電方向
の電圧値を測定する電圧値測定手段と、所定の単位時間
を、電圧値測定手段により電圧が検出され、かつ測定さ
れた電圧値が一定値以下である端子の組の数で均等に分
割し、該端子の組それぞれに、分割した時間ごとに1組
づつ順に充電電流が流れるように電源手段及び各スイッ
チング手段を制御する制御手段とから2次電池セルの充
電装置を構成した。
に請求項1に記載の発明は、2次電池セルをそれぞれ一
定の向きに複数装着可能であり、装着された各2次電池
セルの両電極にそれぞれ接触する複数の端子の組を有す
る装着手段と、装着手段の各端子の組に充電方向の定電
圧直流電流である充電電流をそれぞれ出力する電源手段
と、各端子の組ごとに充電電流のスイッチングをそれぞ
れ行うスイッチング手段と、各端子の組の間の放電方向
の電圧値を測定する電圧値測定手段と、所定の単位時間
を、電圧値測定手段により電圧が検出され、かつ測定さ
れた電圧値が一定値以下である端子の組の数で均等に分
割し、該端子の組それぞれに、分割した時間ごとに1組
づつ順に充電電流が流れるように電源手段及び各スイッ
チング手段を制御する制御手段とから2次電池セルの充
電装置を構成した。
【0007】請求項2に記載の発明は、前記制御手段
は、前記電圧値測定手段により測定された放電方向の電
圧値が2次電池セルの所定の満充電値である前記一定値
を超え、かつ所定の100%充電値未満である前記端子
の組に、補充電電流として適当な量の電流になるよう
に、前記分割した時間より短い時間だけ充電電流が流れ
るように前記各スイッチング手段を制御するように請求
項1に記載の2次電池セルの充電装置を構成した。
は、前記電圧値測定手段により測定された放電方向の電
圧値が2次電池セルの所定の満充電値である前記一定値
を超え、かつ所定の100%充電値未満である前記端子
の組に、補充電電流として適当な量の電流になるよう
に、前記分割した時間より短い時間だけ充電電流が流れ
るように前記各スイッチング手段を制御するように請求
項1に記載の2次電池セルの充電装置を構成した。
【0008】請求項3に記載の発明は、前記スイッチン
グ手段と放電用負荷接続切替手段とを介して前記各端子
の組に接続された放電用負荷手段を有し、所定の完全放
電電圧値に達するまで、該端子の組それぞれから順に放
電電流が流れ、かつ前記電源手段から充電電流が流れな
いように、前記制御手段により前記電源手段、前記放電
用負荷接続切替手段及び前記スイッチング手段が制御さ
れる放電回路を備えて請求項2に記載の2次電池セルの
充電装置を構成した。
グ手段と放電用負荷接続切替手段とを介して前記各端子
の組に接続された放電用負荷手段を有し、所定の完全放
電電圧値に達するまで、該端子の組それぞれから順に放
電電流が流れ、かつ前記電源手段から充電電流が流れな
いように、前記制御手段により前記電源手段、前記放電
用負荷接続切替手段及び前記スイッチング手段が制御さ
れる放電回路を備えて請求項2に記載の2次電池セルの
充電装置を構成した。
【0009】請求項4に記載の発明は、前記制御手段
は、充電過程と補充電過程とを1回だけ順に行う1回充
電モードと、充電過程と補充電過程と放電過程とを順に
繰り返す放電モードとを選択可能であり、選択した方の
モードに従って各手段を制御するように請求項3に記載
の2次電池セルの充電装置を構成した。
は、充電過程と補充電過程とを1回だけ順に行う1回充
電モードと、充電過程と補充電過程と放電過程とを順に
繰り返す放電モードとを選択可能であり、選択した方の
モードに従って各手段を制御するように請求項3に記載
の2次電池セルの充電装置を構成した。
【0010】請求項5に記載の発明は、前記モードの選
択は、手動切替により行われるように請求項4に記載の
2次電池セルの充電装置を構成した。
択は、手動切替により行われるように請求項4に記載の
2次電池セルの充電装置を構成した。
【0011】請求項6に記載の発明は、前記制御手段
は、所定の単位時間を、前記電圧値測定手段により放電
方向の電圧が検出された端子の組の数で均等に分割し、
該端子の組それぞれから分割した時間ごとに1組づつ順
に放電電流が流れるように前記電源手段、前記放電用負
荷接続切替手段及び前記スイッチング手段を制御し、か
つ充電過程と補充電過程とを1回だけ順に行う1回充電
モードと、充電過程と補充電過程と放電過程とを順に繰
り返す放電モードとを選択可能であり、選択した方のモ
ードに従って各手段を制御するように請求項3に記載の
2次電池セルの充電装置を構成した。
は、所定の単位時間を、前記電圧値測定手段により放電
方向の電圧が検出された端子の組の数で均等に分割し、
該端子の組それぞれから分割した時間ごとに1組づつ順
に放電電流が流れるように前記電源手段、前記放電用負
荷接続切替手段及び前記スイッチング手段を制御し、か
つ充電過程と補充電過程とを1回だけ順に行う1回充電
モードと、充電過程と補充電過程と放電過程とを順に繰
り返す放電モードとを選択可能であり、選択した方のモ
ードに従って各手段を制御するように請求項3に記載の
2次電池セルの充電装置を構成した。
【0012】請求項7に記載の発明は、前記各端子の組
に装着された各2次電池セルの異常を検出する異常検出
手段を備えて請求項6に記載の2次電池セルの充電装置
を構成した。
に装着された各2次電池セルの異常を検出する異常検出
手段を備えて請求項6に記載の2次電池セルの充電装置
を構成した。
【0013】請求項8に記載の発明は、前記異常検出手
段は、前記各端子の組ごとに、充電時と放電時との一定
の幅の充放電電圧変化に要する累積稼働時間の比率であ
る実測充放電時間比率を求めて所定の標準充放電特性と
比較し、一定以上の誤差がある場合には、該端子の組に
装着された2次電池セルを異常と判断するように請求項
7に記載の2次電池セルの充電装置を構成した。
段は、前記各端子の組ごとに、充電時と放電時との一定
の幅の充放電電圧変化に要する累積稼働時間の比率であ
る実測充放電時間比率を求めて所定の標準充放電特性と
比較し、一定以上の誤差がある場合には、該端子の組に
装着された2次電池セルを異常と判断するように請求項
7に記載の2次電池セルの充電装置を構成した。
【0014】請求項9に記載の発明は、前記異常検出手
段は、前記各端子の組の間の放電電圧値を計測する前記
電圧計測手段によりそれぞれ計測された実測電圧値変化
と、所定の標準電圧値変化とを比較し、所定の範囲を逸
脱している場合には、該端子の組に装着された2次電池
セルを異常と判断するように請求項7に記載の2次電池
セルの充電装置を構成した。
段は、前記各端子の組の間の放電電圧値を計測する前記
電圧計測手段によりそれぞれ計測された実測電圧値変化
と、所定の標準電圧値変化とを比較し、所定の範囲を逸
脱している場合には、該端子の組に装着された2次電池
セルを異常と判断するように請求項7に記載の2次電池
セルの充電装置を構成した。
【0015】請求項10に記載の発明は、前記異常検出
手段手段は、前記各端子の組に電極が接触する各2次電
池セルの表面温度をそれぞれ計測する複数の温度計測手
段によりそれぞれ計測された実測温度と所定の標準温度
とを比較し、一定以上の誤差がある場合には、該端子の
組に装着された2次電池セルを異常と判断するように請
求項7に記載の2次電池セルの充電装置を構成した。
手段手段は、前記各端子の組に電極が接触する各2次電
池セルの表面温度をそれぞれ計測する複数の温度計測手
段によりそれぞれ計測された実測温度と所定の標準温度
とを比較し、一定以上の誤差がある場合には、該端子の
組に装着された2次電池セルを異常と判断するように請
求項7に記載の2次電池セルの充電装置を構成した。
【0016】請求項11に記載の発明は、放電モードに
おいて、充電過程、補充電過程、放電過程の各過程で前
記異常検出手段により異常が検出されなければ、放電過
程終了後に、該端子の組については1回充電モードに切
り替えられ、2度目の充電過程、補充電過程、放電過程
でも再び異常が検出された場合には、前記各端子の組ご
とに付設された警告手段のうちの該当するものを作動さ
せるとともに、該端子の組について作業を中断するよう
に請求項7に記載の2次電池セルの充電装置を構成し
た。
おいて、充電過程、補充電過程、放電過程の各過程で前
記異常検出手段により異常が検出されなければ、放電過
程終了後に、該端子の組については1回充電モードに切
り替えられ、2度目の充電過程、補充電過程、放電過程
でも再び異常が検出された場合には、前記各端子の組ご
とに付設された警告手段のうちの該当するものを作動さ
せるとともに、該端子の組について作業を中断するよう
に請求項7に記載の2次電池セルの充電装置を構成し
た。
【0017】請求項12に記載の発明は、前記放電用負
荷手段の少なくとも一部は、順方向に接続された発光ダ
イオードであるように請求項3に記載の2次電池セルの
充電装置を構成した。
荷手段の少なくとも一部は、順方向に接続された発光ダ
イオードであるように請求項3に記載の2次電池セルの
充電装置を構成した。
【0018】
【作用】本発明は上記の構成としたので、次のような作
用を奏する。
用を奏する。
【0019】請求項1に記載の発明に係る2次電池セル
の充電装置においては、充電しようとする複数の2次電
池セルを装着手段に装着することにより、各2次電池セ
ルの両電極に各端子の組が接触し、電圧値測定手段によ
り放電方向の電圧が検出される。これにより、どの端子
の組に2次電池セルが装着されているか知ることができ
る。制御手段は、電圧が検出され、かつ測定された電圧
値が一定値以下である(すなわち充電が必要である)端
子の組の数(1以上)で、所定の単位時間を均等に分割
し、充電方向の定電圧直流電流である充電電流を出力す
る電源手段と、各端子の組ごとに充電電流のスイッチン
グを行うスイッチング手段とを制御して、該当する端子
の組それぞれに、分割した時間ごとに1組づつ順に充電
電流を流す。2次電池セルの充電が進み、電圧値測定手
段により測定される電圧値が一定値を越えると、該端子
の組に装着された2次電池セルには十分充電されたと判
断され、該端子の組への充電電流の供給は停止される。
この場合、端子の組の数は1つ減り、時分割し直されて
他の端子の組への充電電流の供給が継続される。これ
は、最初に充電電流が流された全ての端子の組につい
て、電圧値が一定値を超えるまで続けられる。
の充電装置においては、充電しようとする複数の2次電
池セルを装着手段に装着することにより、各2次電池セ
ルの両電極に各端子の組が接触し、電圧値測定手段によ
り放電方向の電圧が検出される。これにより、どの端子
の組に2次電池セルが装着されているか知ることができ
る。制御手段は、電圧が検出され、かつ測定された電圧
値が一定値以下である(すなわち充電が必要である)端
子の組の数(1以上)で、所定の単位時間を均等に分割
し、充電方向の定電圧直流電流である充電電流を出力す
る電源手段と、各端子の組ごとに充電電流のスイッチン
グを行うスイッチング手段とを制御して、該当する端子
の組それぞれに、分割した時間ごとに1組づつ順に充電
電流を流す。2次電池セルの充電が進み、電圧値測定手
段により測定される電圧値が一定値を越えると、該端子
の組に装着された2次電池セルには十分充電されたと判
断され、該端子の組への充電電流の供給は停止される。
この場合、端子の組の数は1つ減り、時分割し直されて
他の端子の組への充電電流の供給が継続される。これ
は、最初に充電電流が流された全ての端子の組につい
て、電圧値が一定値を超えるまで続けられる。
【0020】請求項2に記載の発明に係る2次電池セル
の充電装置においては、放電方向の電圧値の一定値は、
2次電池セルの所定の満充電値に設定されている。満充
電値を超えた端子の組については、補充電が行われる。
補充電は、補充電電流として適当な量の電流になるよう
に、単位時間を分割した時間より短い時間だけ充電電流
を流すようにスイッチング手段を制御することにより行
われる。補充電は、電圧値が所定の100%充電値以上
になるまで継続される。なお、満充電値及び100%充
電値は、2次電池セルの種類ごとに予め設定可能であ
る。
の充電装置においては、放電方向の電圧値の一定値は、
2次電池セルの所定の満充電値に設定されている。満充
電値を超えた端子の組については、補充電が行われる。
補充電は、補充電電流として適当な量の電流になるよう
に、単位時間を分割した時間より短い時間だけ充電電流
を流すようにスイッチング手段を制御することにより行
われる。補充電は、電圧値が所定の100%充電値以上
になるまで継続される。なお、満充電値及び100%充
電値は、2次電池セルの種類ごとに予め設定可能であ
る。
【0021】請求項3に記載の発明に係る2次電池セル
の充電装置には放電用負荷手段を有する放電回路が備え
られている。放電用負荷手段は、スイッチング手段と放
電用負荷接続切替手段とを介して各端子の組に接続され
ている。制御手段は、電源手段、スイッチング手段、放
電用負荷接続切替手段を制御し、放電用負荷接続切替手
段により各端子と放電用負荷が接続された放電過程にお
いては、電源手段から充電電流が流れないように、電源
手段の出力が停止される。放電は、電圧値が所定の完全
放電電圧値に達するまで継続され、所定の完全放電電圧
値に達した端子の組については放電が停止される。な
お、完全放電電圧値は、2次電池セルの種類ごとに予め
設定可能である。
の充電装置には放電用負荷手段を有する放電回路が備え
られている。放電用負荷手段は、スイッチング手段と放
電用負荷接続切替手段とを介して各端子の組に接続され
ている。制御手段は、電源手段、スイッチング手段、放
電用負荷接続切替手段を制御し、放電用負荷接続切替手
段により各端子と放電用負荷が接続された放電過程にお
いては、電源手段から充電電流が流れないように、電源
手段の出力が停止される。放電は、電圧値が所定の完全
放電電圧値に達するまで継続され、所定の完全放電電圧
値に達した端子の組については放電が停止される。な
お、完全放電電圧値は、2次電池セルの種類ごとに予め
設定可能である。
【0022】請求項4に記載の発明に係る2次電池セル
の充電装置においては、制御手段は1回充電モードと放
電モードとを選択可能であり、1回充電モードにおいて
は充電過程と補充電過程とを1回だけ順に行い、放電モ
ードにおいては充電過程と補充電過程と放電過程とを順
に繰り返すように各手段を制御する。
の充電装置においては、制御手段は1回充電モードと放
電モードとを選択可能であり、1回充電モードにおいて
は充電過程と補充電過程とを1回だけ順に行い、放電モ
ードにおいては充電過程と補充電過程と放電過程とを順
に繰り返すように各手段を制御する。
【0023】請求項5に記載の発明に係る2次電池セル
の充電装置においては、モードの選択は、手動切替によ
り行われる。
の充電装置においては、モードの選択は、手動切替によ
り行われる。
【0024】請求項6に記載の発明に係る2次電池セル
の充電装置においては、放電は、所定の単位時間を、電
圧値測定手段により放電方向の電圧が検出された端子の
組の数で均等に分割し、該端子の組それぞれから分割し
た時間ごとに1組づつ順に放電電流が流れるようにスイ
ッチング手段を制御することにより行われる。放電は、
電圧値が所定の完全放電電圧値に達するまで継続され、
所定の完全放電電圧値に達した端子の組については放電
が停止されて、端子の組の数が1つ減り、時分割し直さ
れて他の端子の組についての放電が継続される。また、
制御手段は1回充電モードと放電モードとを選択可能で
あり、1回充電モードにおいては充電過程と補充電過程
とを1回だけ順に行い、放電モードにおいては充電過程
と補充電過程と放電過程とを順に繰り返すように各手段
を制御する。
の充電装置においては、放電は、所定の単位時間を、電
圧値測定手段により放電方向の電圧が検出された端子の
組の数で均等に分割し、該端子の組それぞれから分割し
た時間ごとに1組づつ順に放電電流が流れるようにスイ
ッチング手段を制御することにより行われる。放電は、
電圧値が所定の完全放電電圧値に達するまで継続され、
所定の完全放電電圧値に達した端子の組については放電
が停止されて、端子の組の数が1つ減り、時分割し直さ
れて他の端子の組についての放電が継続される。また、
制御手段は1回充電モードと放電モードとを選択可能で
あり、1回充電モードにおいては充電過程と補充電過程
とを1回だけ順に行い、放電モードにおいては充電過程
と補充電過程と放電過程とを順に繰り返すように各手段
を制御する。
【0025】請求項7に記載の発明に係る2次電池セル
の充電装置においては、前記各端子の組に装着された各
2次電池セルの異常は、異常検出手段により検出され
る。
の充電装置においては、前記各端子の組に装着された各
2次電池セルの異常は、異常検出手段により検出され
る。
【0026】請求項8に記載の発明に係る2次電池セル
の充電装置においては、異常検出手段は、各端子の組ご
とに、充電時と放電時との一定の幅の充放電電圧変化に
要する累積稼働時間の比率である実測充放電時間比率を
求めて所定の標準充放電特性と比較する。一定以上の誤
差がある場合には、該端子の組に装着された2次電池セ
ルを異常と判断する。標準充放電特性は、2次電池セル
の種類ごとに予め設定可能である。
の充電装置においては、異常検出手段は、各端子の組ご
とに、充電時と放電時との一定の幅の充放電電圧変化に
要する累積稼働時間の比率である実測充放電時間比率を
求めて所定の標準充放電特性と比較する。一定以上の誤
差がある場合には、該端子の組に装着された2次電池セ
ルを異常と判断する。標準充放電特性は、2次電池セル
の種類ごとに予め設定可能である。
【0027】請求項9に記載の発明に係る2次電池セル
の充電装置においては、異常検出手段は、各端子の組の
間の放電電圧値を計測する前記電圧計測手段によりそれ
ぞれ計測された実測電圧値変化と、所定の標準電圧値変
化とを比較する。所定の範囲を逸脱している場合には、
該端子の組に装着された2次電池セルを異常と判断す
る。標準電圧値変化は、2次電池セルの種類ごとに予め
設定可能である。
の充電装置においては、異常検出手段は、各端子の組の
間の放電電圧値を計測する前記電圧計測手段によりそれ
ぞれ計測された実測電圧値変化と、所定の標準電圧値変
化とを比較する。所定の範囲を逸脱している場合には、
該端子の組に装着された2次電池セルを異常と判断す
る。標準電圧値変化は、2次電池セルの種類ごとに予め
設定可能である。
【0028】請求項10に記載の発明に係る2次電池セ
ルの充電装置においては、異常検出手段手段は、各端子
の組に電極が接触する各2次電池セルの表面温度をそれ
ぞれ計測する複数の温度計測手段によりそれぞれ計測さ
れた実測温度と所定の標準温度とを比較する。一定以上
の誤差がある場合には、該端子の組に装着された2次電
池セルを異常と判断する。標準温度は、2次電池セルの
種類ごとに予め設定可能である。
ルの充電装置においては、異常検出手段手段は、各端子
の組に電極が接触する各2次電池セルの表面温度をそれ
ぞれ計測する複数の温度計測手段によりそれぞれ計測さ
れた実測温度と所定の標準温度とを比較する。一定以上
の誤差がある場合には、該端子の組に装着された2次電
池セルを異常と判断する。標準温度は、2次電池セルの
種類ごとに予め設定可能である。
【0029】請求項11に記載の発明に係る2次電池セ
ルの充電装置においては、放電モードにある時に、充電
過程、補充電過程、放電過程の各過程で異常検出手段に
より異常が検出されなければ、放電過程終了後に、該端
子の組については一回充電モードに切り替えられて、充
電過程、補充電過程を経て充電が終了する。異常が検出
されれば、該端子の組については、放電モードにより再
度充電、補充電、放電の各過程を繰り返す。そして、2
度目の充電過程、補充電過程、放電過程でも再び異常が
検出された場合には、該端子の組に装着された2次電池
セルには治癒し難い異常があるものと判断し、各端子の
組ごとに付設された警告手段のうちの該当するものを作
動させるとともに、該端子の組について作業を中断す
る。
ルの充電装置においては、放電モードにある時に、充電
過程、補充電過程、放電過程の各過程で異常検出手段に
より異常が検出されなければ、放電過程終了後に、該端
子の組については一回充電モードに切り替えられて、充
電過程、補充電過程を経て充電が終了する。異常が検出
されれば、該端子の組については、放電モードにより再
度充電、補充電、放電の各過程を繰り返す。そして、2
度目の充電過程、補充電過程、放電過程でも再び異常が
検出された場合には、該端子の組に装着された2次電池
セルには治癒し難い異常があるものと判断し、各端子の
組ごとに付設された警告手段のうちの該当するものを作
動させるとともに、該端子の組について作業を中断す
る。
【0030】請求項12に記載の発明に係る2次電池セ
ルの充電装置においては、放電用負荷手段の少なくとも
一部は、順方向に接続された発光ダイオードなので、負
荷電流は熱ではなく光に変換される。また、逆流を防止
できる。
ルの充電装置においては、放電用負荷手段の少なくとも
一部は、順方向に接続された発光ダイオードなので、負
荷電流は熱ではなく光に変換される。また、逆流を防止
できる。
【0031】
【実施例】以下図示の実施例について説明する。
【0032】図1は、本発明に係る2次電池セルの充電
装置の一実施例の構成を示すブロック図である。
装置の一実施例の構成を示すブロック図である。
【0033】同図において、定電圧の直流電流である充
電電流は、直流定電圧制御部1から供給される。本実施
例の充電装置は、自動車の電源及び商用交流電源から電
力を得ることができ、車載時には、バッテリから+12
Vないし+24Vの直流電源から直接充電電流に変換す
る。商用交流電源を使用する場合には、交流整流部2に
おいて、プラグから得られた交流100Vを直流に変換
した後に充電電流に変換して安定化電圧を作り出す。
電電流は、直流定電圧制御部1から供給される。本実施
例の充電装置は、自動車の電源及び商用交流電源から電
力を得ることができ、車載時には、バッテリから+12
Vないし+24Vの直流電源から直接充電電流に変換す
る。商用交流電源を使用する場合には、交流整流部2に
おいて、プラグから得られた交流100Vを直流に変換
した後に充電電流に変換して安定化電圧を作り出す。
【0034】直流定電圧制御部1は、2次電池セルが複
数装着される装着部3の複数の端子4に接続され、各端
子4は装着部3に装着された各2次電池セルCの正極に
それぞれ接触し、2次電池セルCの各負極はそれぞれ端
子5に接触している。各端子4と直流定電圧制御部1と
の間には、2次電池セルCから直流定電圧制御部1に電
流が逆流するのを防止するために、それぞれ並列に転流
用のダイオードDが接続され、また各端子5にはそれぞ
れスイッチ6が接続されて接地されている。端子4、
5、スイッチ6等は、装着部3に装着可能な各2次電池
セルCと同じ数だけ備えられているが、図ではそれぞれ
4つづつ示してある。
数装着される装着部3の複数の端子4に接続され、各端
子4は装着部3に装着された各2次電池セルCの正極に
それぞれ接触し、2次電池セルCの各負極はそれぞれ端
子5に接触している。各端子4と直流定電圧制御部1と
の間には、2次電池セルCから直流定電圧制御部1に電
流が逆流するのを防止するために、それぞれ並列に転流
用のダイオードDが接続され、また各端子5にはそれぞ
れスイッチ6が接続されて接地されている。端子4、
5、スイッチ6等は、装着部3に装着可能な各2次電池
セルCと同じ数だけ備えられているが、図ではそれぞれ
4つづつ示してある。
【0035】ダイオードDと端子4との間には、それぞ
れ放電用負荷接続切替部7が接続されている。放電用負
荷接続切替部7は、端子4からの入力をまとめて出力す
る一斉負荷切断制御を行う。放電用負荷接続切替部7の
出力側には、順方向のLEDと、LEDと直列に接続さ
れた保護抵抗Rとの組を複数並列に接続した放電用負荷
が設けられている。図では2組のみを示す。この順方向
のLEDは、負荷用として通常の抵抗器を用いるとジュ
ール熱が発生し、後述するサーミスタTほかの機器に悪
影響を及ぼすことを防止すること、かつLEDの順電圧
(通常1.1〜1.4V程度)を採用することで、負荷
電流として各2次電池セルの電極電圧に依存した順電流
特性(10〜50mA)が得られ、2次電池セルの電極
電圧が仮に1.0V以下での過負荷放電は、その順電流
特性を利用することで制限(負荷電流遮断)できること
を目的としている。
れ放電用負荷接続切替部7が接続されている。放電用負
荷接続切替部7は、端子4からの入力をまとめて出力す
る一斉負荷切断制御を行う。放電用負荷接続切替部7の
出力側には、順方向のLEDと、LEDと直列に接続さ
れた保護抵抗Rとの組を複数並列に接続した放電用負荷
が設けられている。図では2組のみを示す。この順方向
のLEDは、負荷用として通常の抵抗器を用いるとジュ
ール熱が発生し、後述するサーミスタTほかの機器に悪
影響を及ぼすことを防止すること、かつLEDの順電圧
(通常1.1〜1.4V程度)を採用することで、負荷
電流として各2次電池セルの電極電圧に依存した順電流
特性(10〜50mA)が得られ、2次電池セルの電極
電圧が仮に1.0V以下での過負荷放電は、その順電流
特性を利用することで制限(負荷電流遮断)できること
を目的としている。
【0036】装着部3には、端子4、5間に装着される
各2次電池セルCの表面温度を計測するサーミスタTが
取り付けられている。また、各2次電池セルCごとに発
光ダイオードである警告ランプPが付設されている。各
警告ランプPは、各2次電池セルCを特定するように付
設されており、必ずしも位置的に近接して設けられてい
るものに限定されず、例えば外部キャビネットに2次電
池セルCごとに振られて表示された番号に隣接して露出
しているような場合もある。
各2次電池セルCの表面温度を計測するサーミスタTが
取り付けられている。また、各2次電池セルCごとに発
光ダイオードである警告ランプPが付設されている。各
警告ランプPは、各2次電池セルCを特定するように付
設されており、必ずしも位置的に近接して設けられてい
るものに限定されず、例えば外部キャビネットに2次電
池セルCごとに振られて表示された番号に隣接して露出
しているような場合もある。
【0037】マイコン制御部8は、各サーミスタTから
表面温度検出センサ入力を受け取るとともに、端子4と
ダイオードDとの間に接続されたラインからの電圧監視
入力により各端子4、5の組の間の電圧値を知ることが
でき、また出力制御により直流定電圧制御部1を、時分
割スイッチ制御出力によりスイッチ6を、負荷切替用制
御出力により放電用負荷接続切替部7を、警告ランプ制
御出力により警告ランプPの各動作を制御する。マイコ
ン制御部8には、所定の電圧値や標準値を予め記憶し、
充電される各2次電池セルごとのデータを記憶しておく
RAM9が接続されている。各2次電池セルごとの各デ
ータは、その2次電池セルが装着部3から抜き取られる
までRAM9に記憶しておく。なお、マイコン制御部8
には、モード切替スイッチが付属している(図示してい
ない)。
表面温度検出センサ入力を受け取るとともに、端子4と
ダイオードDとの間に接続されたラインからの電圧監視
入力により各端子4、5の組の間の電圧値を知ることが
でき、また出力制御により直流定電圧制御部1を、時分
割スイッチ制御出力によりスイッチ6を、負荷切替用制
御出力により放電用負荷接続切替部7を、警告ランプ制
御出力により警告ランプPの各動作を制御する。マイコ
ン制御部8には、所定の電圧値や標準値を予め記憶し、
充電される各2次電池セルごとのデータを記憶しておく
RAM9が接続されている。各2次電池セルごとの各デ
ータは、その2次電池セルが装着部3から抜き取られる
までRAM9に記憶しておく。なお、マイコン制御部8
には、モード切替スイッチが付属している(図示してい
ない)。
【0038】次に図2以下のフローチャートを参照しつ
つ本実施例の充電装置の動作について説明する。
つ本実施例の充電装置の動作について説明する。
【0039】図2のメインチャートに示すように、充電
(ステップ1)、補充電(ステップ2)が終了すると、
モード判別(ステップ3)により、時分割放電(ステッ
プ4)、放電(ステップ5)、終了のいずれかに進む。
(ステップ1)、補充電(ステップ2)が終了すると、
モード判別(ステップ3)により、時分割放電(ステッ
プ4)、放電(ステップ5)、終了のいずれかに進む。
【0040】このうち固定モードにおいては、充電、補
充電、通常の放電の過程を数回繰り返す。通常の放電に
おいては、2次電池セルが装着された端子5に接続され
た各スイッチ6を連続して閉じておき、完全放電電圧に
なるまで放電したら、また充電、補充電を行う過程を数
回繰り返すことにより、新品の2次電池セルの慣らしや
メモリ効果の軽減が行われる。
充電、通常の放電の過程を数回繰り返す。通常の放電に
おいては、2次電池セルが装着された端子5に接続され
た各スイッチ6を連続して閉じておき、完全放電電圧に
なるまで放電したら、また充電、補充電を行う過程を数
回繰り返すことにより、新品の2次電池セルの慣らしや
メモリ効果の軽減が行われる。
【0041】一回充電モードにおいては、放電した2次
電池セルに充電、補充電を行うのみであり、放電は行わ
ない。これは、普通の性能の2次電池セルを充電する時
に選択するモードである。
電池セルに充電、補充電を行うのみであり、放電は行わ
ない。これは、普通の性能の2次電池セルを充電する時
に選択するモードである。
【0042】自動モードは、複数の2次電池セルの特性
バランスを整合させるために選択するモードである。以
下、図3、4、5を参照しつつ自動モードの時の動作を
中心に、充電過程、補充電過程、時分割放電過程の順で
説明する。
バランスを整合させるために選択するモードである。以
下、図3、4、5を参照しつつ自動モードの時の動作を
中心に、充電過程、補充電過程、時分割放電過程の順で
説明する。
【0043】充電過程においては、まず、装着部3に充
電しようとする2次電池セルを装着し、2次電池セルの
両電極と各端子4、5とを接触させると、マイコン制御
部8には電圧監視入力が入力される。マイコン制御部8
は、放電方向の電圧が検出され、かつ測定された電圧値
が所定の満充電値Vf以下である端子の組には充電を要
する2次電池セルが装着されているものと判断する(ス
テップ11)。満充電値Vfは予めRAM9に記憶され
ている。なお、電圧値が異常(例えば方向が異なった
り、極端に高かったりする場合)ならば、その端子4、
5の組には充電電流が供給されない。
電しようとする2次電池セルを装着し、2次電池セルの
両電極と各端子4、5とを接触させると、マイコン制御
部8には電圧監視入力が入力される。マイコン制御部8
は、放電方向の電圧が検出され、かつ測定された電圧値
が所定の満充電値Vf以下である端子の組には充電を要
する2次電池セルが装着されているものと判断する(ス
テップ11)。満充電値Vfは予めRAM9に記憶され
ている。なお、電圧値が異常(例えば方向が異なった
り、極端に高かったりする場合)ならば、その端子4、
5の組には充電電流が供給されない。
【0044】次に、所定の単位時間Tを、充電を要する
2次電池セルが装着された端子4、5の組の数nで均等
に分割し、分割した時間t1を得る(ステップ12)。
単位時間Tは、例えば1秒であり、nが4であるとすれ
ば、t1は0.25秒である。nが3ならば、t1は
0.33秒となる。1つしか2次電池を装着しなけれ
ば、t1は1秒である。
2次電池セルが装着された端子4、5の組の数nで均等
に分割し、分割した時間t1を得る(ステップ12)。
単位時間Tは、例えば1秒であり、nが4であるとすれ
ば、t1は0.25秒である。nが3ならば、t1は
0.33秒となる。1つしか2次電池を装着しなけれ
ば、t1は1秒である。
【0045】t1が求まったら、充電が開始される(ス
テップ13)。本実施例においては、いずれかの2次電
池セルの充電が終了するのを待って次の2次電池セルを
充電する順次式充電方式とは異なり、複数個の2次電池
セルを装着した場合には、2次電池セル単位で時分割式
に充放電を実行する。
テップ13)。本実施例においては、いずれかの2次電
池セルの充電が終了するのを待って次の2次電池セルを
充電する順次式充電方式とは異なり、複数個の2次電池
セルを装着した場合には、2次電池セル単位で時分割式
に充放電を実行する。
【0046】これを図6により説明する。図6(a)
(b)は充電時の時分割タイミングを示す図である。図
6(a)は2次電池セル3個を装着した場合、図6
(b)は4個を装着した場合である。3個を装着した場
合、1秒の単位時間Tは3つに分割され、CH1=0.
33秒の間、1個目の2次電池セルC1に充電がなされ
る。すなわち2次電池セルC1の装着された端子5に接
続されたスイッチ6aのみが閉じ、他のスイッチ6が開
いた状態が0.33秒継続する。0.33秒経過した
ら、スイッチ6aは開き、CH2=0.33秒の間、2
次電池セルC2の装着された端子5に接続されたスイッ
チ6bのみが閉じ、次はスイッチ6cのみが閉じる。こ
の過程を繰り返す。
(b)は充電時の時分割タイミングを示す図である。図
6(a)は2次電池セル3個を装着した場合、図6
(b)は4個を装着した場合である。3個を装着した場
合、1秒の単位時間Tは3つに分割され、CH1=0.
33秒の間、1個目の2次電池セルC1に充電がなされ
る。すなわち2次電池セルC1の装着された端子5に接
続されたスイッチ6aのみが閉じ、他のスイッチ6が開
いた状態が0.33秒継続する。0.33秒経過した
ら、スイッチ6aは開き、CH2=0.33秒の間、2
次電池セルC2の装着された端子5に接続されたスイッ
チ6bのみが閉じ、次はスイッチ6cのみが閉じる。こ
の過程を繰り返す。
【0047】図6(b)の4個装着した場合も同様であ
り、各スイッチ6a〜dはCH5=CH6=CH7=C
H8=0.25秒の間、順に開いて、時分割式に充電を
行う。このような時分割式の充電により、複数の2次電
池セルは、順次式充電方式とは異なり、ほとんど同じ条
件で充電が行われるので、特性にバラツキが生じにく
い。
り、各スイッチ6a〜dはCH5=CH6=CH7=C
H8=0.25秒の間、順に開いて、時分割式に充電を
行う。このような時分割式の充電により、複数の2次電
池セルは、順次式充電方式とは異なり、ほとんど同じ条
件で充電が行われるので、特性にバラツキが生じにく
い。
【0048】充電を行っている間にも、マイコン制御部
8は常に電圧の監視を続けており、充電は端子4、5間
の放電方向の電圧値が満充電値Vfを超えるまで継続さ
れる(ステップ14)。
8は常に電圧の監視を続けており、充電は端子4、5間
の放電方向の電圧値が満充電値Vfを超えるまで継続さ
れる(ステップ14)。
【0049】また、充電の間、マイコン制御部8は各端
子間4、5の電圧値の変化率、及びサーミスタTにより
各2次電池セルCの上昇温度率を監視しており、RAM
9に記憶された標準の変化率や上昇温度率を超えた場合
には、異常と判断し(ステップ15)、充電を中断す
る。さらにまた、充電の過程において、マイコン制御部
8は各端子4、5の組ごとに、累積充電時間を算出し、
RAM9に記憶しておく。
子間4、5の電圧値の変化率、及びサーミスタTにより
各2次電池セルCの上昇温度率を監視しており、RAM
9に記憶された標準の変化率や上昇温度率を超えた場合
には、異常と判断し(ステップ15)、充電を中断す
る。さらにまた、充電の過程において、マイコン制御部
8は各端子4、5の組ごとに、累積充電時間を算出し、
RAM9に記憶しておく。
【0050】ある端子4、5間の放電方向の電圧値が満
充電値Vfを超えたら、さらにその端子4、5間につい
ては、図4に示すような補充電過程に移行する。補充電
は、マイコン制御部8により、補充電電流として適当な
量の電流になるように、直流定電圧制御部1からの充電
電流をステップ2において分割した時間よりも短い時間
だけ流れるように該当する端子4、5の組のスイッチ6
を制御することにより行われる。
充電値Vfを超えたら、さらにその端子4、5間につい
ては、図4に示すような補充電過程に移行する。補充電
は、マイコン制御部8により、補充電電流として適当な
量の電流になるように、直流定電圧制御部1からの充電
電流をステップ2において分割した時間よりも短い時間
だけ流れるように該当する端子4、5の組のスイッチ6
を制御することにより行われる。
【0051】まず、電圧判別により、各端子間4、5の
電圧値が満充電値Vfを超えているものについてのみ補
充電を行うようにする(ステップ21)。充電過程と同
様、電圧値が異常な場合には補充電を行わない。
電圧値が満充電値Vfを超えているものについてのみ補
充電を行うようにする(ステップ21)。充電過程と同
様、電圧値が異常な場合には補充電を行わない。
【0052】次に、補充電時間t2を求める(ステップ
22)。図6(c)に示すように、4つの2次電池セル
C1〜4のうち、2次電池セルC2、C4が補充電過程
に移行しているものとする。他の2次電池セルC1、C
3には、引き続きCH9=CH11=CH5=0.25
秒の間の充電が行われている。
22)。図6(c)に示すように、4つの2次電池セル
C1〜4のうち、2次電池セルC2、C4が補充電過程
に移行しているものとする。他の2次電池セルC1、C
3には、引き続きCH9=CH11=CH5=0.25
秒の間の充電が行われている。
【0053】補充電過程での占有時間は、以下のように
して求められる。補充電用電流容量ILは、例えばIL
=Ic×0.02で表すことができる。ここで、Icは
2次電池セル公称容量であり、0.02は補充電電流と
して適当な値である。また、直流定電圧制御部1からの
出力電流容量をIoとすると、IL=Io×(T/t
2)の関係で表される。ここで、t2は補充電時間であ
り、充電時間t1=T×1/nとは、t2=t1×1/
mの関係にある。ここでmは、IL=Ic×0.02を
満足するように設定される補充電分割比であり、1以上
である。従って、t1≧t2である。
して求められる。補充電用電流容量ILは、例えばIL
=Ic×0.02で表すことができる。ここで、Icは
2次電池セル公称容量であり、0.02は補充電電流と
して適当な値である。また、直流定電圧制御部1からの
出力電流容量をIoとすると、IL=Io×(T/t
2)の関係で表される。ここで、t2は補充電時間であ
り、充電時間t1=T×1/nとは、t2=t1×1/
mの関係にある。ここでmは、IL=Ic×0.02を
満足するように設定される補充電分割比であり、1以上
である。従って、t1≧t2である。
【0054】例えば直流定電圧制御部1からの出力電流
容量Ioを800mC(C:capasity) とし、2次電池
セル公称容量Ic=800mA/h、n=4とすると、
ILは16mAであるから、t2は、16÷800=1
/50=2msecとなる。さらに、補充電分割比m
は、t1/t2=12.5となる。すなわち、補充電過
程における占有時間は、充電時間t1を補充電分割比m
=12.5で分割して、2msecとなることが分か
る。このように、補充電分割比mを可変することで、単
位時間Tあたりの所定の積分した電流値を供給すること
ができる。このように時分割補充電することにより、順
次方式とは異なり、複数の2次電池セルを充電しても特
性のバラツキが出にくい。
容量Ioを800mC(C:capasity) とし、2次電池
セル公称容量Ic=800mA/h、n=4とすると、
ILは16mAであるから、t2は、16÷800=1
/50=2msecとなる。さらに、補充電分割比m
は、t1/t2=12.5となる。すなわち、補充電過
程における占有時間は、充電時間t1を補充電分割比m
=12.5で分割して、2msecとなることが分か
る。このように、補充電分割比mを可変することで、単
位時間Tあたりの所定の積分した電流値を供給すること
ができる。このように時分割補充電することにより、順
次方式とは異なり、複数の2次電池セルを充電しても特
性のバラツキが出にくい。
【0055】このようにして求められた時間CH10=
CH12だけ、2次電池セルC2、C4には充電電流が
流されるようにスイッチ6b、6dが制御されるが、こ
の間もマイコン制御部8は常に電圧を監視しており、R
AM9に記憶された100%充電値Vhに達するまで補
充電を継続する(ステップ24)。
CH12だけ、2次電池セルC2、C4には充電電流が
流されるようにスイッチ6b、6dが制御されるが、こ
の間もマイコン制御部8は常に電圧を監視しており、R
AM9に記憶された100%充電値Vhに達するまで補
充電を継続する(ステップ24)。
【0056】補充電中に、2次電池セルの表面温度、電
圧、充電や補充電に要する時間などに異常が検出された
場合には(ステップ25)、その2次電池セルに関する
作業は中断される。
圧、充電や補充電に要する時間などに異常が検出された
場合には(ステップ25)、その2次電池セルに関する
作業は中断される。
【0057】自動モードの場合には、補充電過程が終了
すると、放電過程に移行する。なお放電過程は、装着さ
れている全ての2次電池セルについての充電、補充電が
終了もしくは中断してから行われる。
すると、放電過程に移行する。なお放電過程は、装着さ
れている全ての2次電池セルについての充電、補充電が
終了もしくは中断してから行われる。
【0058】放電過程においては、充電時と同様に、単
位時間Tを該当する端子の数lで均等に割ることにより
放電占有時間t3を得て(ステップ41)、放電を行う
(ステップ42)。これにより、順次放電方式とは異な
り、特性のバラツキの生じにくい放電が可能である。
位時間Tを該当する端子の数lで均等に割ることにより
放電占有時間t3を得て(ステップ41)、放電を行う
(ステップ42)。これにより、順次放電方式とは異な
り、特性のバラツキの生じにくい放電が可能である。
【0059】放電は放電電圧が完全放電電圧値Ve以下
になるまで続けられ(ステップ43)、放電中には、充
電時と同様、電圧変化率や温度上昇率が監視される他、
充放電時間比率が調査されて異常検出が行われる(ステ
ップ44)。充放電時間比率とは、充電時と放電時で、
各2次電池セルの端子4、5間の電圧値が一定の幅で変
化するまでの累積稼働時間を比べた比率であり、実測さ
れた充放電時間比率は標準充放電特性との間に一定以上
の誤差がないか比較される。この試験は、2次電池セル
の特性を最もよく反映している。
になるまで続けられ(ステップ43)、放電中には、充
電時と同様、電圧変化率や温度上昇率が監視される他、
充放電時間比率が調査されて異常検出が行われる(ステ
ップ44)。充放電時間比率とは、充電時と放電時で、
各2次電池セルの端子4、5間の電圧値が一定の幅で変
化するまでの累積稼働時間を比べた比率であり、実測さ
れた充放電時間比率は標準充放電特性との間に一定以上
の誤差がないか比較される。この試験は、2次電池セル
の特性を最もよく反映している。
【0060】異常が検出されることなく放電電圧が完全
放電電圧値Ve以下になると、モードが切り替えられ
(ステップ45)、再び充電過程、補充電過程を経て、
2次電池セルの充電が正常に完了する。
放電電圧値Ve以下になると、モードが切り替えられ
(ステップ45)、再び充電過程、補充電過程を経て、
2次電池セルの充電が正常に完了する。
【0061】もしも、異常が検出されたならば、マイコ
ン制御部8はRAM9からその2次電池セルに関するデ
ータ(充電過程や補充電過程における異常検出を含む)
を読み出し、前回の充電過程、補充電過程、放電過程で
も異常が検出され、今回の異常の検出が2度目であるか
どうか判断する(ステップ45)。これにより、本実施
例においては、1回目の異常検出によっては直ちに2次
電池セルが異常であるとは判断せず、放電過程、充電過
程、補充電過程を経て異常が治癒すれば、これを正常な
ものとして、ステップ45においてモードが切り替わ
り、充電して使用することができる。また、異常でなく
ても、例えば新品の2次電池セルのように、1回目の充
電過程で電圧異常として充電されなかったものを異常と
判別してしまうようなことを避けることができる。
ン制御部8はRAM9からその2次電池セルに関するデ
ータ(充電過程や補充電過程における異常検出を含む)
を読み出し、前回の充電過程、補充電過程、放電過程で
も異常が検出され、今回の異常の検出が2度目であるか
どうか判断する(ステップ45)。これにより、本実施
例においては、1回目の異常検出によっては直ちに2次
電池セルが異常であるとは判断せず、放電過程、充電過
程、補充電過程を経て異常が治癒すれば、これを正常な
ものとして、ステップ45においてモードが切り替わ
り、充電して使用することができる。また、異常でなく
ても、例えば新品の2次電池セルのように、1回目の充
電過程で電圧異常として充電されなかったものを異常と
判別してしまうようなことを避けることができる。
【0062】異常の検出が2度目である場合、マイコン
制御部8は警告灯制御出力を出力し、該当する端子4、
5の組に付設された警告ランプPを点灯させることによ
り(ステップ46)、使用者に該端子の組に装着された
2次電池セルの廃棄、交換を促し、混用防止を実現する
ことができる。
制御部8は警告灯制御出力を出力し、該当する端子4、
5の組に付設された警告ランプPを点灯させることによ
り(ステップ46)、使用者に該端子の組に装着された
2次電池セルの廃棄、交換を促し、混用防止を実現する
ことができる。
【0063】以上本発明の実施例について説明したが、
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明
の要旨の範囲内において適宜変形実施可能であることは
言うまでもない。
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明
の要旨の範囲内において適宜変形実施可能であることは
言うまでもない。
【0064】
【発明の効果】請求項1に記載の発明に係る2次電池セ
ルの充電装置によれば、充電は分割した時間ごとに1組
づつ順に行われ、複数の2次電池セルに充電を行う場
合、ほとんど同じ段階を踏んで充電されるので、特に途
中で充電を中止した場合などにも特性のバラツキが生じ
にくい。
ルの充電装置によれば、充電は分割した時間ごとに1組
づつ順に行われ、複数の2次電池セルに充電を行う場
合、ほとんど同じ段階を踏んで充電されるので、特に途
中で充電を中止した場合などにも特性のバラツキが生じ
にくい。
【0065】請求項2に記載の発明に係る2次電池セル
の充電装置によれば、補充電は1組づつ順に行われるの
で、複数の2次電池セルに補充電を行っていても、特に
途中で補充電を中止した場合などでも特性のバラツキが
生じにくい。
の充電装置によれば、補充電は1組づつ順に行われるの
で、複数の2次電池セルに補充電を行っていても、特に
途中で補充電を中止した場合などでも特性のバラツキが
生じにくい。
【0066】請求項3に記載の発明に係る2次電池セル
の充電装置には放電回路が備えられているので、充電、
補充電、放電を繰り返すことにより、新品の2次電池セ
ルの慣らしや、メモリ効果の軽減を行うことができる。
の充電装置には放電回路が備えられているので、充電、
補充電、放電を繰り返すことにより、新品の2次電池セ
ルの慣らしや、メモリ効果の軽減を行うことができる。
【0067】請求項4に記載の発明に係る2次電池セル
の充電装置においては、普通の2次電池セルは1回充電
モードで普通に充電し、新品やメモリ効果の生じた2次
電池セルは放電モードとにより充電することができる。
の充電装置においては、普通の2次電池セルは1回充電
モードで普通に充電し、新品やメモリ効果の生じた2次
電池セルは放電モードとにより充電することができる。
【0068】請求項5に記載の発明に係る2次電池セル
の充電装置においては、モードの選択は、2次電池セル
如何によって、手動切替により行うことができる。
の充電装置においては、モードの選択は、2次電池セル
如何によって、手動切替により行うことができる。
【0069】請求項6に記載の発明に係る2次電池セル
の充電装置によれば、放電は、分割された時間ごとに1
つづつ順に行われるので、特に複数の2次電池セルの放
電を途中で中止した場合などでも特性のバラツキが生じ
にくい。
の充電装置によれば、放電は、分割された時間ごとに1
つづつ順に行われるので、特に複数の2次電池セルの放
電を途中で中止した場合などでも特性のバラツキが生じ
にくい。
【0070】請求項7に記載の発明に係る2次電池セル
の充電装置によれば、前記各端子の組に装着された各2
次電池セルの異常は、異常検出手段により検出できる。
の充電装置によれば、前記各端子の組に装着された各2
次電池セルの異常は、異常検出手段により検出できる。
【0071】請求項8に記載の発明に係る2次電池セル
の充電装置によれば、2次電池セルの特性を表す実測充
放電時間比率により異常を検出できる。
の充電装置によれば、2次電池セルの特性を表す実測充
放電時間比率により異常を検出できる。
【0072】請求項9に記載の発明に係る2次電池セル
の充電装置によれば、2次電池セルの特性を表す実測電
圧値変化により異常を検出できる。
の充電装置によれば、2次電池セルの特性を表す実測電
圧値変化により異常を検出できる。
【0073】請求項10に記載の発明に係る2次電池セ
ルの充電装置によれば、2次電池セルの特性を表す各2
次電池セルの表面温度により異常を検出できる。
ルの充電装置によれば、2次電池セルの特性を表す各2
次電池セルの表面温度により異常を検出できる。
【0074】請求項11に記載の発明に係る2次電池セ
ルの充電装置によれば、一度異常が検出されただけでは
異常と断定せず、二度目の異常検出で初めて異常とし、
警告するので、異常が治癒したり、正常なものを異常と
したりすることがない。
ルの充電装置によれば、一度異常が検出されただけでは
異常と断定せず、二度目の異常検出で初めて異常とし、
警告するので、異常が治癒したり、正常なものを異常と
したりすることがない。
【0075】請求項12に記載の発明に係る2次電池セ
ルの充電装置によれば、放電時に発光ダイオードを負荷
抵抗にすることにより、ジュール熱の発生を抑制するこ
とができ、他の機器に熱による悪影響を与えることがな
い。
ルの充電装置によれば、放電時に発光ダイオードを負荷
抵抗にすることにより、ジュール熱の発生を抑制するこ
とができ、他の機器に熱による悪影響を与えることがな
い。
【図1】図1は、本発明に係る2次電池セルの充電装置
の一実施例の構成を示すブロック構成図である。
の一実施例の構成を示すブロック構成図である。
【図2】図2は、図1に示した実施例の動作を示すメイ
ンフローである。
ンフローである。
【図3】図3は、図2のメインフローにおける充電過程
ルーチンを示すフローチャートである。
ルーチンを示すフローチャートである。
【図4】図4は、図2のメインフローにおける補充電過
程ルーチンを示すフローチャートである。
程ルーチンを示すフローチャートである。
【図5】図5は、図2のメインフローにおける放電過程
ルーチンを示すフローチャートである。
ルーチンを示すフローチャートである。
【図6】図6(a)(b)(c)は、それぞれ時分割タ
イミングを示す図である。
イミングを示す図である。
1 直流定電圧制御部 3 装着部 4、5 端子 6 スイッチ 8 マイコン制御部
Claims (12)
- 【請求項1】 2次電池セルをそれぞれ一定の向きに複
数装着可能であり、装着された各2次電池セルの両電極
にそれぞれ接触する複数の端子の組を有する装着手段
と、装着手段の各端子の組に充電方向の定電圧直流電流
である充電電流をそれぞれ出力する電源手段と、各端子
の組ごとに充電電流のスイッチングをそれぞれ行うスイ
ッチング手段と、各端子の組の間の放電方向の電圧値を
測定する電圧値測定手段と、所定の単位時間を、電圧値
測定手段により電圧が検出され、かつ測定された電圧値
が一定値以下である端子の組の数で均等に分割し、該端
子の組それぞれに、分割した時間ごとに1組づつ順に充
電電流が流れるように電源手段及び各スイッチング手段
を制御する制御手段とからなることを特徴とする2次電
池セルの充電装置。 - 【請求項2】 前記制御手段は、前記電圧値測定手段に
より測定された放電方向の電圧値が2次電池セルの所定
の満充電値である前記一定値を超え、かつ所定の100
%充電値未満である前記端子の組に、補充電電流として
適当な量の電流になるように、前記分割した時間より短
い時間だけ充電電流が流れるように前記各スイッチング
手段を制御する請求項1に記載の2次電池セルの充電装
置。 - 【請求項3】 前記スイッチング手段と放電用負荷接続
切替手段とを介して前記各端子の組に接続された放電用
負荷手段を有し、所定の完全放電電圧値に達するまで、
該端子の組それぞれから順に放電電流が流れ、かつ前記
電源手段から充電電流が流れないように、前記制御手段
により前記電源手段、前記放電用負荷接続切替手段及び
前記スイッチング手段が制御される放電回路を備えた請
求項2に記載の2次電池セルの充電装置。 - 【請求項4】 前記制御手段は、充電過程と補充電過程
とを1回だけ順に行う1回充電モードと、充電過程と補
充電過程と放電過程とを順に繰り返す放電モードとを選
択可能であり、選択した方のモードに従って各手段を制
御する請求項3に記載の2次電池セルの充電装置。 - 【請求項5】 前記モードの選択は、手動切替により行
われる請求項4に記載の2次電池セルの充電装置。 - 【請求項6】 前記制御手段は、所定の単位時間を、前
記電圧値測定手段により放電方向の電圧が検出された端
子の組の数で均等に分割し、該端子の組それぞれから分
割した時間ごとに1組づつ順に放電電流が流れるように
前記電源手段、前記放電用負荷接続切替手段及び前記ス
イッチング手段を制御し、かつ充電過程と補充電過程と
を1回だけ順に行う1回充電モードと、充電過程と補充
電過程と放電過程とを順に繰り返す放電モードとを選択
可能であり、選択した方のモードに従って各手段を制御
する請求項3に記載の2次電池セルの充電装置。 - 【請求項7】 前記各端子の組に装着された各2次電池
セルの異常を検出する異常検出手段を備えた請求項6に
記載の2次電池セルの充電装置。 - 【請求項8】 前記異常検出手段は、前記各端子の組ご
とに、充電時と放電時との一定の幅の充放電電圧変化に
要する累積稼働時間の比率である実測充放電時間比率を
求めて所定の標準充放電特性と比較し、一定以上の誤差
がある場合には、該端子の組に装着された2次電池セル
を異常と判断する請求項7に記載の2次電池セルの充電
装置。 - 【請求項9】 前記異常検出手段は、前記各端子の組の
間の放電電圧値を計測する前記電圧計測手段によりそれ
ぞれ計測された実測電圧値変化と、所定の標準電圧値変
化とを比較し、所定の範囲を逸脱している場合には、該
端子の組に装着された2次電池セルを異常と判断する請
求項7に記載の2次電池セルの充電装置。 - 【請求項10】 前記異常検出手段手段は、前記各端子
の組に電極が接触する各2次電池セルの表面温度をそれ
ぞれ計測する複数の温度計測手段によりそれぞれ計測さ
れた実測温度と所定の標準温度とを比較し、一定以上の
誤差がある場合には、該端子の組に装着された2次電池
セルを異常と判断する請求項7に記載の2次電池セルの
充電装置。 - 【請求項11】 放電モードにおいて、充電過程、補充
電過程、放電過程の各過程で前記異常検出手段により異
常が検出されなければ、放電過程終了後に、該端子の組
については1回充電モードに切り替えられ、2度目の充
電過程、補充電過程、放電過程でも再び異常が検出され
た場合には、前記各端子の組ごとに付設された警告手段
のうちの該当するものを作動させるとともに、該端子の
組について作業を中断する請求項7に記載の2次電池セ
ルの充電装置。 - 【請求項12】 前記放電用負荷手段の少なくとも一部
は、順方向に接続された発光ダイオードである請求項3
に記載の2次電池セルの充電装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5349812A JPH07203634A (ja) | 1993-12-30 | 1993-12-30 | 2次電池セルの充電装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5349812A JPH07203634A (ja) | 1993-12-30 | 1993-12-30 | 2次電池セルの充電装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07203634A true JPH07203634A (ja) | 1995-08-04 |
Family
ID=18406290
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5349812A Pending JPH07203634A (ja) | 1993-12-30 | 1993-12-30 | 2次電池セルの充電装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07203634A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2008278592A (ja) * | 2007-04-26 | 2008-11-13 | Ntt Docomo Inc | 複数携帯デバイス用の充電装置 |
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-
1993
- 1993-12-30 JP JP5349812A patent/JPH07203634A/ja active Pending
Cited By (20)
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