JPH07202803A - スライディング周波数ガイディングフィルタを使用するソリトン伝送システムのための中継器 - Google Patents
スライディング周波数ガイディングフィルタを使用するソリトン伝送システムのための中継器Info
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- JPH07202803A JPH07202803A JP6313902A JP31390294A JPH07202803A JP H07202803 A JPH07202803 A JP H07202803A JP 6313902 A JP6313902 A JP 6313902A JP 31390294 A JP31390294 A JP 31390294A JP H07202803 A JPH07202803 A JP H07202803A
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B6/00—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
- G02B6/24—Coupling light guides
- G02B6/26—Optical coupling means
- G02B6/28—Optical coupling means having data bus means, i.e. plural waveguides interconnected and providing an inherently bidirectional system by mixing and splitting signals
- G02B6/293—Optical coupling means having data bus means, i.e. plural waveguides interconnected and providing an inherently bidirectional system by mixing and splitting signals with wavelength selective means
- G02B6/29344—Optical coupling means having data bus means, i.e. plural waveguides interconnected and providing an inherently bidirectional system by mixing and splitting signals with wavelength selective means operating by modal interference or beating, i.e. of transverse modes, e.g. zero-gap directional coupler, MMI
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B10/00—Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
- H04B10/25—Arrangements specific to fibre transmission
- H04B10/2507—Arrangements specific to fibre transmission for the reduction or elimination of distortion or dispersion
- H04B10/25077—Arrangements specific to fibre transmission for the reduction or elimination of distortion or dispersion using soliton propagation
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- Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本件発明は光波ソリトン伝送システム、より
詳細にはこのシステム内に使用される伝送媒体の長さに
沿った特定の位置に配置された光フィルタを含む中継器
を提供することを目的とする。 【構成】 本件発明の中継器に含まれる光ファイバモー
ドフィルタは、基本モードのみが最小の減衰にて伝搬さ
れるような遮断波長を有する単一モード光ファイバの第
1の部分(105)と、該第1の部分に融着スプライス
で接続された光ファイバの第2の部分(106)であっ
て、その長さが LFSR =(1/△n)=[λ2 /FSR)−λ] (FSR:自由スペクトルレンジ、λ:システム内の基
本モードの波長、△n:第2の部分内の基本モードの屈
折率と高次モードに対する屈折率の差)を満足する第2
の部分と、該第2の部分に融着スプライスで接続され、
システムの基本モードのみが最小の減衰にて伝搬するよ
うな遮断波長を有する光ファイバの第3の部分(10
7)からなることを特徴とする。
詳細にはこのシステム内に使用される伝送媒体の長さに
沿った特定の位置に配置された光フィルタを含む中継器
を提供することを目的とする。 【構成】 本件発明の中継器に含まれる光ファイバモー
ドフィルタは、基本モードのみが最小の減衰にて伝搬さ
れるような遮断波長を有する単一モード光ファイバの第
1の部分(105)と、該第1の部分に融着スプライス
で接続された光ファイバの第2の部分(106)であっ
て、その長さが LFSR =(1/△n)=[λ2 /FSR)−λ] (FSR:自由スペクトルレンジ、λ:システム内の基
本モードの波長、△n:第2の部分内の基本モードの屈
折率と高次モードに対する屈折率の差)を満足する第2
の部分と、該第2の部分に融着スプライスで接続され、
システムの基本モードのみが最小の減衰にて伝搬するよ
うな遮断波長を有する光ファイバの第3の部分(10
7)からなることを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光波ソリトン伝送システ
ム、より詳細には、このシステム内に使用される伝送媒
体の長さに沿った特定の位置に配置された光フィルタを
含む中継器に関する。
ム、より詳細には、このシステム内に使用される伝送媒
体の長さに沿った特定の位置に配置された光フィルタを
含む中継器に関する。
【0002】
【従来の技術】ソリトン伝送システムは、潜在的に長い
距離を通じて極めて高い情報伝送容量を提供する能力を
持つ。大陸間或は大洋間システムのような超長距離シス
テムにおいては、光増幅器が伝播中の情報を運ぶソリト
ンパルスのパワーを定期的にファイバ伝送媒体内で経験
される損失を補償するのに充分に高くブーストする。た
だし、超長距離システムについては、不幸なことに、単
一チャネルに対する最大情報ビットレートが二つの異な
る現象によって生成されるパルス到着時間のジッタ(ji
tter)の量によって制限される。一つは、Gordon-Haus
現象であり、もう一つは音響相互作用現象(acoustic i
nteraction effect )である。
距離を通じて極めて高い情報伝送容量を提供する能力を
持つ。大陸間或は大洋間システムのような超長距離シス
テムにおいては、光増幅器が伝播中の情報を運ぶソリト
ンパルスのパワーを定期的にファイバ伝送媒体内で経験
される損失を補償するのに充分に高くブーストする。た
だし、超長距離システムについては、不幸なことに、単
一チャネルに対する最大情報ビットレートが二つの異な
る現象によって生成されるパルス到着時間のジッタ(ji
tter)の量によって制限される。一つは、Gordon-Haus
現象であり、もう一つは音響相互作用現象(acoustic i
nteraction effect )である。
【0003】Gordon-Haus 現象は、ソリトンパルスと伝
送媒体に沿って存在する増幅器の自然放射ノイズが相互
作用することによって引き起こされる。J.P.Gordonら
は、この現象について、Optics Letters、Vol.1
1、No.10、ページ665−7(1986年発行)
において述べている。増幅器自然放射ノイズは、ソリト
ンパルスの振幅及び搬送波或はチャネル周波数の両方を
ランダムに変化させ、結果として、パスル到着時間のジ
ッタを起こす。パルスジッタ(pulse jitter)は、ソリ
トンパルスが近隣のソリトンパルスに対して予約されて
いる時間期間内に入り込む原因となる。結果として、し
ばしば記号間干渉(intersymbol inteference )として
知られている現象が起こるが、これは受信された情報に
エラーを発生させる。
送媒体に沿って存在する増幅器の自然放射ノイズが相互
作用することによって引き起こされる。J.P.Gordonら
は、この現象について、Optics Letters、Vol.1
1、No.10、ページ665−7(1986年発行)
において述べている。増幅器自然放射ノイズは、ソリト
ンパルスの振幅及び搬送波或はチャネル周波数の両方を
ランダムに変化させ、結果として、パスル到着時間のジ
ッタを起こす。パルスジッタ(pulse jitter)は、ソリ
トンパルスが近隣のソリトンパルスに対して予約されて
いる時間期間内に入り込む原因となる。結果として、し
ばしば記号間干渉(intersymbol inteference )として
知られている現象が起こるが、これは受信された情報に
エラーを発生させる。
【0004】ガイディングフィルタ(guiding filters
)がソリトン伝送システム内においてジッタ及びノイ
ズの累積を低減するために使用される。これに関して
は、Y.Kodamaらによって、Optics Letters、Vol.1
7、No.1、ページ31−3(1992年発行)に掲
載の論文、及びA.Mecozzi らによって、Optics Letter
s、Vol.16、No.23、ページ1841−3
(1991年発行)に掲載の論文を参照すること。これ
ら文献は伝送ファイバに沿って所定の間隔に配置された
線形狭帯域フィルタ(“周波数ガイディングフィル
タ”)の使用を提唱する。各フィルタは、本質的には、
対応する増幅器の周波数依存利得特性を成形する。線形
フィルタは、各フィルタがソリトン中心周波数と実質的
に等しい中心周波数を示すという点で製造公差内で実質
的に同一である。ただし、フィルタの導入が追加のソリ
トンパルスエネルギの損失の原因となり、今度はこれを
光増幅器からのより高い利得によって相殺しなければな
らない。ただし、このより高い利得は、フィルタ応答ピ
ーク近傍のノイズのスペクトル成分を距離とともに指数
的に増加させる。結果として、使用可能な最大フィルタ
強度が、実現可能なジッタ低減とともに制限される。周
波数ガイディングフィルタを使用した最近の実験がL.Mo
llenauerらによって、10,000kmソリトン伝送シ
ステムに関して、Electronics Letters 、Vol.2
8、ページ792(1992年発行)において報告され
ているが、ここでは最も低いビットエラー率を達成する
フィルタによって、タイミングジッタの標準偏差の50
%の低減が示されている。
)がソリトン伝送システム内においてジッタ及びノイ
ズの累積を低減するために使用される。これに関して
は、Y.Kodamaらによって、Optics Letters、Vol.1
7、No.1、ページ31−3(1992年発行)に掲
載の論文、及びA.Mecozzi らによって、Optics Letter
s、Vol.16、No.23、ページ1841−3
(1991年発行)に掲載の論文を参照すること。これ
ら文献は伝送ファイバに沿って所定の間隔に配置された
線形狭帯域フィルタ(“周波数ガイディングフィル
タ”)の使用を提唱する。各フィルタは、本質的には、
対応する増幅器の周波数依存利得特性を成形する。線形
フィルタは、各フィルタがソリトン中心周波数と実質的
に等しい中心周波数を示すという点で製造公差内で実質
的に同一である。ただし、フィルタの導入が追加のソリ
トンパルスエネルギの損失の原因となり、今度はこれを
光増幅器からのより高い利得によって相殺しなければな
らない。ただし、このより高い利得は、フィルタ応答ピ
ーク近傍のノイズのスペクトル成分を距離とともに指数
的に増加させる。結果として、使用可能な最大フィルタ
強度が、実現可能なジッタ低減とともに制限される。周
波数ガイディングフィルタを使用した最近の実験がL.Mo
llenauerらによって、10,000kmソリトン伝送シ
ステムに関して、Electronics Letters 、Vol.2
8、ページ792(1992年発行)において報告され
ているが、ここでは最も低いビットエラー率を達成する
フィルタによって、タイミングジッタの標準偏差の50
%の低減が示されている。
【0005】ノイズ及びジッタの累積の低減の更なる向
上がフィルタピークもシステムの長さに沿って移動され
る場合に達成される。これが、“スライディング周波数
ガイディングフィルタ(sliding-frequency guiding fi
lter)”の命名の由来である。これに関しては、J.P.Go
rdonらによる本発明と譲受人を同一とする現在審理中の
『スライディング周波数ガイディングフィルタを持つソ
リトン伝送システム(Soliton Transmission System Ha
ving Sliding-Frequency Guiding Filters)』という名
称の合衆国特許出願第07/904239号を参照する
こと。また、L.F.Mollenauerらによって、Optics Lette
rs、Vol.17、No.22、1992年11月15
日発行、ページ1575−1577に掲載の『スライデ
ィング周波数ガイディングフィルタ:ソリトン制御の改
良された形式(The sliding-frequency guiding filte
r: an improved form of soliton control )』という
題名の論文も参照すること。このタイプのシステムは、
海底環境において特に有効である。ただし、フィルタを
この環境内で使用するためには、これらは、低い偏波依
存損失、低い偏波モードの分散、低い温度敏感性、及び
高い信頼性を持つことが必要である。従来の技術におい
てこれまでに示唆されているこれらフィルタの問題点
は、これらが海底システムに対して要求されるこれら属
性を満足しないこと、及び示唆されるフィルタの複雑さ
が高いフィルタコスト或は開発コスト或はこの両方を含
蓄することである。例えば、ファイバ内のファブリペロ
フィルタは、不充分なリターン損失(poor return los
s)を示し、マッハツェンダタイプのフィルタは、両方
の腕内の経路長の差のために許容できない温度敏感性を
持つ。他のタイプのフィルタも存在するが、どれもがソ
リトンシステムの要件及び海底環境の制約を満足するた
めの際立つ特性を持つものではない。従って、スライデ
ィング周波数ガイディングフィルタがソリトンシステム
のそれらの開発及び製品の実現を押える致命的な要素で
あるといえる。
上がフィルタピークもシステムの長さに沿って移動され
る場合に達成される。これが、“スライディング周波数
ガイディングフィルタ(sliding-frequency guiding fi
lter)”の命名の由来である。これに関しては、J.P.Go
rdonらによる本発明と譲受人を同一とする現在審理中の
『スライディング周波数ガイディングフィルタを持つソ
リトン伝送システム(Soliton Transmission System Ha
ving Sliding-Frequency Guiding Filters)』という名
称の合衆国特許出願第07/904239号を参照する
こと。また、L.F.Mollenauerらによって、Optics Lette
rs、Vol.17、No.22、1992年11月15
日発行、ページ1575−1577に掲載の『スライデ
ィング周波数ガイディングフィルタ:ソリトン制御の改
良された形式(The sliding-frequency guiding filte
r: an improved form of soliton control )』という
題名の論文も参照すること。このタイプのシステムは、
海底環境において特に有効である。ただし、フィルタを
この環境内で使用するためには、これらは、低い偏波依
存損失、低い偏波モードの分散、低い温度敏感性、及び
高い信頼性を持つことが必要である。従来の技術におい
てこれまでに示唆されているこれらフィルタの問題点
は、これらが海底システムに対して要求されるこれら属
性を満足しないこと、及び示唆されるフィルタの複雑さ
が高いフィルタコスト或は開発コスト或はこの両方を含
蓄することである。例えば、ファイバ内のファブリペロ
フィルタは、不充分なリターン損失(poor return los
s)を示し、マッハツェンダタイプのフィルタは、両方
の腕内の経路長の差のために許容できない温度敏感性を
持つ。他のタイプのフィルタも存在するが、どれもがソ
リトンシステムの要件及び海底環境の制約を満足するた
めの際立つ特性を持つものではない。従って、スライデ
ィング周波数ガイディングフィルタがソリトンシステム
のそれらの開発及び製品の実現を押える致命的な要素で
あるといえる。
【0006】本発明においてはソリトン伝送システム内
で使用するためのスライディング周波数ガイディングフ
ィルタ及び中継器が提供されるが、ここで、このスライ
ディング周波数フィルタは明確に定義された光学特性を
持つ所定の長さの光ファイバから製造され、このファイ
バの各端に単一モードファイバのピッグテールが融着ス
プライス(fusion splice )によって接続される。本発
明は、融着スプライスによって導入されるモードノイズ
(modal noise )がスライディング周波数ガイディング
フィルタに対して要求される特性を生成するために使用
できるという発見に基づく。単一モードファイバシステ
ム内の基本モードが第一のスプライスに到着すると、高
次モードが励起される。二つのスプライスの間に高い遮
断波長を持つファイバを使用すると、これらスプライス
の第二の所に、励起されたパワーの一部分が基本モード
に戻されるのに充分な量の高次モードが出現し、この結
果として、スライディング周波数ガイディングフィルタ
に要求されるタイプのリプル特性を持つ低フィネッスフ
ィルタ(low finesse filter)が提供される。
で使用するためのスライディング周波数ガイディングフ
ィルタ及び中継器が提供されるが、ここで、このスライ
ディング周波数フィルタは明確に定義された光学特性を
持つ所定の長さの光ファイバから製造され、このファイ
バの各端に単一モードファイバのピッグテールが融着ス
プライス(fusion splice )によって接続される。本発
明は、融着スプライスによって導入されるモードノイズ
(modal noise )がスライディング周波数ガイディング
フィルタに対して要求される特性を生成するために使用
できるという発見に基づく。単一モードファイバシステ
ム内の基本モードが第一のスプライスに到着すると、高
次モードが励起される。二つのスプライスの間に高い遮
断波長を持つファイバを使用すると、これらスプライス
の第二の所に、励起されたパワーの一部分が基本モード
に戻されるのに充分な量の高次モードが出現し、この結
果として、スライディング周波数ガイディングフィルタ
に要求されるタイプのリプル特性を持つ低フィネッスフ
ィルタ(low finesse filter)が提供される。
【0007】また、フィルタのピークの要求される絶対
波長位置を生成するために要求されるこれらスプライス
間のファイバの長さの変動は、単に、ある長さのファイ
バを切り、これをソリトン伝送システムに融着スプライ
スによって接続するのにはあまりにも小さ過ぎることが
発見された。ただし、フィルタの周期は要求される公差
内で簡単に設定することができる。本発明に従って製造
されるフィルタはまた所定の長さの光ファイバの各端に
接続された単一モードファイバのピッグテールセクショ
ン(pigtail section )を持つことを要求される。本発
明を使用する中継器を製造するためには、ピッグテール
を持つ複数の光ファイバが製造され、それらの損失特性
が測定され、これらがそれらの損失ピークの波長位置に
従って瓶(bins)内に位置される。これらフィルタが次
にこれら中継器の製造の際に要求されるスライディング
周波数ガイディング特性を提供するためにソリトンシス
テム内の中継器の位置に従ってこれら瓶から選択され
る。
波長位置を生成するために要求されるこれらスプライス
間のファイバの長さの変動は、単に、ある長さのファイ
バを切り、これをソリトン伝送システムに融着スプライ
スによって接続するのにはあまりにも小さ過ぎることが
発見された。ただし、フィルタの周期は要求される公差
内で簡単に設定することができる。本発明に従って製造
されるフィルタはまた所定の長さの光ファイバの各端に
接続された単一モードファイバのピッグテールセクショ
ン(pigtail section )を持つことを要求される。本発
明を使用する中継器を製造するためには、ピッグテール
を持つ複数の光ファイバが製造され、それらの損失特性
が測定され、これらがそれらの損失ピークの波長位置に
従って瓶(bins)内に位置される。これらフィルタが次
にこれら中継器の製造の際に要求されるスライディング
周波数ガイディング特性を提供するためにソリトンシス
テム内の中継器の位置に従ってこれら瓶から選択され
る。
【0008】
【発明の詳細な記述】図1に示されるように、中継器1
01は、ソリトン光伝送システム内のソリトンパルスを
増幅するために、その入力が単一モードファイバ102
に接続され、その出力が単一モードファイバ108に接
続される。この実現は図1に示されるように、単方向伝
送の簡略化された形式をもつ。加えて、この中継器に出
入りする接続の多数の詳細が発明の説明を簡略化するた
めに示されていない。例えば、殆どのソリトン中継器に
おいて、中継器出力の所にアイソレータが存在する。さ
らに、本発明の基本的な原理が単一チャネル或は単一周
波数ソリトンシステムの観点から説明されるが、ただ
し、本発明の原理は、複数の異なるソリトン周波数チャ
ネルを利用する周波数分割多重システムに拡張が可能で
ある。ファイバ102上のソリトンパルスは中継器10
1内のソリトン増幅器103によって増幅されるが、こ
れは、ソリトン中心周波数にて伝播するパルスに利得を
提供するための希土類元素にてドープされた光ファイバ
の光学的に励起されるセクションから構成される。増幅
器103の出力の所の単一モードファイバ104の後に
スライディング周波数ガイドフィルタが置かれるが、こ
れは3つのセクション、つまり:(1)ファイバ104
と実質的に同一の単一モードファイバから作られるピッ
グテール(pigtail )105;以下において説明される
基準に従って注意深く選択された長さLのファイバ10
6;及びファイバ108と実質的に同一のファイバから
作られたピックデール107から構成される。これら全
てのファイバ104−108は、融着スプライスにて接
続される。
01は、ソリトン光伝送システム内のソリトンパルスを
増幅するために、その入力が単一モードファイバ102
に接続され、その出力が単一モードファイバ108に接
続される。この実現は図1に示されるように、単方向伝
送の簡略化された形式をもつ。加えて、この中継器に出
入りする接続の多数の詳細が発明の説明を簡略化するた
めに示されていない。例えば、殆どのソリトン中継器に
おいて、中継器出力の所にアイソレータが存在する。さ
らに、本発明の基本的な原理が単一チャネル或は単一周
波数ソリトンシステムの観点から説明されるが、ただ
し、本発明の原理は、複数の異なるソリトン周波数チャ
ネルを利用する周波数分割多重システムに拡張が可能で
ある。ファイバ102上のソリトンパルスは中継器10
1内のソリトン増幅器103によって増幅されるが、こ
れは、ソリトン中心周波数にて伝播するパルスに利得を
提供するための希土類元素にてドープされた光ファイバ
の光学的に励起されるセクションから構成される。増幅
器103の出力の所の単一モードファイバ104の後に
スライディング周波数ガイドフィルタが置かれるが、こ
れは3つのセクション、つまり:(1)ファイバ104
と実質的に同一の単一モードファイバから作られるピッ
グテール(pigtail )105;以下において説明される
基準に従って注意深く選択された長さLのファイバ10
6;及びファイバ108と実質的に同一のファイバから
作られたピックデール107から構成される。これら全
てのファイバ104−108は、融着スプライスにて接
続される。
【0009】簡単に述べると、高次モード(HOM)が
ファイバ105と106の間の融着スプライスの所で励
起される。このHOMは、単一モードファイバよりも高
い遮断波長を持つファイバ106を通って伝播し、次
に、ファイバ106と107のスプライスの所で再び基
本モード再結合される。基本モードにて伝播する信号と
HOMモードにて伝播する信号との間のうなり(beat)
の結果として低フィネッスフィルタ(low-finesse filt
er)が得られ、これによって、スライディング周波数フ
ィルタ(sliding-frequency filter)が提供される。
ファイバ105と106の間の融着スプライスの所で励
起される。このHOMは、単一モードファイバよりも高
い遮断波長を持つファイバ106を通って伝播し、次
に、ファイバ106と107のスプライスの所で再び基
本モード再結合される。基本モードにて伝播する信号と
HOMモードにて伝播する信号との間のうなり(beat)
の結果として低フィネッスフィルタ(low-finesse filt
er)が得られ、これによって、スライディング周波数フ
ィルタ(sliding-frequency filter)が提供される。
【0010】モードノイズは、不連続の所の伝播モード
間の干渉効果の結果として起こる。本発明の土台は、第
二のスプライスから注意深く選択されたファイバにて短
い所定の長さLだけ離して位置された第一のスプライス
の所での高次モードの励起の結果として発生するモード
ノイズの研究に基づくものである。単一モードファイバ
システムにおいては、縮退する基本モード、LPo1モー
ドを除く全てが強く減衰される。このモードが第一のス
プライスに到着するとき、そのスプライス損失の殆ど
は、高次モード、通常は、LP11モードの励起に原因を
求めることができる。長さLが充分に短い場合は、励起
されたパワーの一部分は第二のスプライスの所で基本モ
ードに再結合される。第二のスプライスの後の基本モー
ドの正規化された光強度Iは、低スプライス損失を想定
した場合、以下の式:つまり:
間の干渉効果の結果として起こる。本発明の土台は、第
二のスプライスから注意深く選択されたファイバにて短
い所定の長さLだけ離して位置された第一のスプライス
の所での高次モードの励起の結果として発生するモード
ノイズの研究に基づくものである。単一モードファイバ
システムにおいては、縮退する基本モード、LPo1モー
ドを除く全てが強く減衰される。このモードが第一のス
プライスに到着するとき、そのスプライス損失の殆ど
は、高次モード、通常は、LP11モードの励起に原因を
求めることができる。長さLが充分に短い場合は、励起
されたパワーの一部分は第二のスプライスの所で基本モ
ードに再結合される。第二のスプライスの後の基本モー
ドの正規化された光強度Iは、低スプライス損失を想定
した場合、以下の式:つまり:
【0011】
【数1】 によって近似できる。ここで、λは基本モードの波長で
あり、n11はLP11モードに対する屈折率であり、n01
はLP01モードに対する屈折率であり、Lは二つのスプ
ライス間のファイバの長さであり、そしてAは以下の
式、つまり:
あり、n11はLP11モードに対する屈折率であり、n01
はLP01モードに対する屈折率であり、Lは二つのスプ
ライス間のファイバの長さであり、そしてAは以下の
式、つまり:
【0012】
【数2】
【外1】
【0013】
【数3】 ここで、△nは(n11−n01)に等しく、FSRは、隣
接する減衰ピーク間の自由スペクトルレンジ或は波長距
離である。LP11モードが遮断波長よりもはるかに高い
所で動作している単一モードファイバに対しては、△n
は単純にコアの屈折率とクラッドの屈折率の間の差であ
る。遮断近傍或はこの上で動作するファイバに対して
は、△nは、モードうねり長(mode beat length)によ
って決定されるが、これは測定することができる量であ
る。モードうねり長は、2π/△βに等しいが、ここ
で、△βは2つのモードの伝播定数の差である。△βの
値を波長及び△nの観点から置換すると、うねり長は、
また、波長λを n11−n01 、つまり、これら2つの
モードの屈折率の差の絶対値で割ったものに等しい。こ
のために、△nは、以下の式によって規定できる。
接する減衰ピーク間の自由スペクトルレンジ或は波長距
離である。LP11モードが遮断波長よりもはるかに高い
所で動作している単一モードファイバに対しては、△n
は単純にコアの屈折率とクラッドの屈折率の間の差であ
る。遮断近傍或はこの上で動作するファイバに対して
は、△nは、モードうねり長(mode beat length)によ
って決定されるが、これは測定することができる量であ
る。モードうねり長は、2π/△βに等しいが、ここ
で、△βは2つのモードの伝播定数の差である。△βの
値を波長及び△nの観点から置換すると、うねり長は、
また、波長λを n11−n01 、つまり、これら2つの
モードの屈折率の差の絶対値で割ったものに等しい。こ
のために、△nは、以下の式によって規定できる。
【0014】 △n=λ/(うねり長) (4)
【0015】ファイバ内の2つのモードのうねり長を測
定するために使用することができる技法の説明に関して
は以下の論文、つまり:J.N.Blake らによって、Optics
Letters、1986年発行、Vol.11、ページ11
7−179に掲載の論文『周期微細湾曲を使用するファ
イバ−オプティックモード結合器(Fiber-Optic Modal
Coupler Using Periodic Microbending )』、及びW.V.
Sorin らによって、Optics Letters、1986年発行、
Vol.11、ページ106−108に掲載の論文『単
一及び少数モード光ファイバのためのプリズム出力結合
を使用する位相速度の測定(Phase Velocity Measureme
nt Using Prism Output Coupling for Single- and Few
- Mode Optical Fibers )』を参照すること。
定するために使用することができる技法の説明に関して
は以下の論文、つまり:J.N.Blake らによって、Optics
Letters、1986年発行、Vol.11、ページ11
7−179に掲載の論文『周期微細湾曲を使用するファ
イバ−オプティックモード結合器(Fiber-Optic Modal
Coupler Using Periodic Microbending )』、及びW.V.
Sorin らによって、Optics Letters、1986年発行、
Vol.11、ページ106−108に掲載の論文『単
一及び少数モード光ファイバのためのプリズム出力結合
を使用する位相速度の測定(Phase Velocity Measureme
nt Using Prism Output Coupling for Single- and Few
- Mode Optical Fibers )』を参照すること。
【0016】理論的な分析より、最適ファイバ設計に対
する幾つかの基準を規定することができる。スプライス
間のファイバは、高次モード(HOM)の第二のスプラ
イスへの生存を保証するための高い遮断波長、及びこの
HOMに対する低い減衰係数を持つべきである。ファイ
バは、大きな△nを持ち、これによって、結果として式
(3)によって示されるような短いファイバ長が達成さ
れるべきである。後者の基準は、偏波も考慮したバラン
スを考えなければならない。ファイバは、フィルタの安
定性を確保するために、低い複屈折及び低いファイバ内
モード結合を持つべきである。これはまた、変動する入
力偏波状態を通じてのフィルタの安定性を確保するため
に、低いスプライス偏波依存損失及び低いファイバ内結
合の偏波依存を持つべきである。最後に、これは、低い
温度依存ファイバ内結合及び温度鈍感△nを持つべきで
ある。
する幾つかの基準を規定することができる。スプライス
間のファイバは、高次モード(HOM)の第二のスプラ
イスへの生存を保証するための高い遮断波長、及びこの
HOMに対する低い減衰係数を持つべきである。ファイ
バは、大きな△nを持ち、これによって、結果として式
(3)によって示されるような短いファイバ長が達成さ
れるべきである。後者の基準は、偏波も考慮したバラン
スを考えなければならない。ファイバは、フィルタの安
定性を確保するために、低い複屈折及び低いファイバ内
モード結合を持つべきである。これはまた、変動する入
力偏波状態を通じてのフィルタの安定性を確保するため
に、低いスプライス偏波依存損失及び低いファイバ内結
合の偏波依存を持つべきである。最後に、これは、低い
温度依存ファイバ内結合及び温度鈍感△nを持つべきで
ある。
【0017】構成された特定の実現においては、現在、
分散等化器において使用されているタイプの2−モー
ド、楕円コアファイバが選択された。このファイバは、
SFGFに対して、その高い遮断波長、高い開口数、及
びファイバの長さに沿ってのLP11モードからLP01モ
ードへの低再結合のために魅力的である。考慮下のファ
イバに対するうねり長を測定することによって、式
(4)が△nの値を計算するために使用できる。この△
nの計算された値を使用して、次に、式(3)が8Åの
FSRを提供するために要求される正確な長さを計算す
るために使用される。この特定の実現おいて使用された
楕円ファイバに関しては、△nが約0.026であり、
また、1551nmの波長に対しては、FSR長は1
1.6cmであると決定された。
分散等化器において使用されているタイプの2−モー
ド、楕円コアファイバが選択された。このファイバは、
SFGFに対して、その高い遮断波長、高い開口数、及
びファイバの長さに沿ってのLP11モードからLP01モ
ードへの低再結合のために魅力的である。考慮下のファ
イバに対するうねり長を測定することによって、式
(4)が△nの値を計算するために使用できる。この△
nの計算された値を使用して、次に、式(3)が8Åの
FSRを提供するために要求される正確な長さを計算す
るために使用される。この特定の実現おいて使用された
楕円ファイバに関しては、△nが約0.026であり、
また、1551nmの波長に対しては、FSR長は1
1.6cmであると決定された。
【0018】FSRはファイバの長さの変動に対しては
極端に敏感ではないが、ただし、不幸にして、ファイバ
106の物理的長さの小さな変動が、結果として、フィ
ルタの絶対波長ピークに2πシフトを与える恐れがあ
る。例えば、この特定の実現のために選択された、0.
026のΔnを持つ楕円コアファイバに対しては、たっ
た120μmの長さの変動が、結果として、フルFSR
を超えるピーク波長シフトを与える。要求されたファイ
バの長さは、このレベルの精度にて得ることは困難であ
るために、これらスライディング周波数ガイディングフ
ィルタにて中継器を構成するにあたって瓶詰プロセス
(binning process )が要求される。これがピッグテー
ル105及び107が本発明の必要な部分である理由で
ある。これら中継器の製造においては、複数のファイバ
106が最初に式(3)によって規定される長さに切断
される。これらファイバが次にそれらの各々のピッグテ
ール105及び107に融着スプライスによって接続さ
れる。こうして製造されたスライディング周波数ガイデ
ィングフィルタが次に測定され、それらのピークが周波
数スペクトル内のどこに位置するかによって瓶(bin )
内に収容される。絶対波長ピークは、デバイスFSRを
通じての一様な確率分布に従う。これら中継器の製造に
おいては、SFGFがソリトンシステム内の中継器の期
待される位置に従って選択される。これら中継器の第一
のグルプは、瓶1から選択されたSFGFを持ち、中継
器の次のグループは瓶2から選択されたSFGFを持
ち、同様にして、中継器の最後のグループが最後の瓶か
ら選択されたSFGFを持つようにされる。約8個の瓶
のグループ分けによって、長距離ソリトン伝送システム
内のパルスジッタを効果的に低減するために要求される
タイプのSFGF動作が提供されることが期待される。
極端に敏感ではないが、ただし、不幸にして、ファイバ
106の物理的長さの小さな変動が、結果として、フィ
ルタの絶対波長ピークに2πシフトを与える恐れがあ
る。例えば、この特定の実現のために選択された、0.
026のΔnを持つ楕円コアファイバに対しては、たっ
た120μmの長さの変動が、結果として、フルFSR
を超えるピーク波長シフトを与える。要求されたファイ
バの長さは、このレベルの精度にて得ることは困難であ
るために、これらスライディング周波数ガイディングフ
ィルタにて中継器を構成するにあたって瓶詰プロセス
(binning process )が要求される。これがピッグテー
ル105及び107が本発明の必要な部分である理由で
ある。これら中継器の製造においては、複数のファイバ
106が最初に式(3)によって規定される長さに切断
される。これらファイバが次にそれらの各々のピッグテ
ール105及び107に融着スプライスによって接続さ
れる。こうして製造されたスライディング周波数ガイデ
ィングフィルタが次に測定され、それらのピークが周波
数スペクトル内のどこに位置するかによって瓶(bin )
内に収容される。絶対波長ピークは、デバイスFSRを
通じての一様な確率分布に従う。これら中継器の製造に
おいては、SFGFがソリトンシステム内の中継器の期
待される位置に従って選択される。これら中継器の第一
のグルプは、瓶1から選択されたSFGFを持ち、中継
器の次のグループは瓶2から選択されたSFGFを持
ち、同様にして、中継器の最後のグループが最後の瓶か
ら選択されたSFGFを持つようにされる。約8個の瓶
のグループ分けによって、長距離ソリトン伝送システム
内のパルスジッタを効果的に低減するために要求される
タイプのSFGF動作が提供されることが期待される。
【0019】上に説明されたのは、単に、本発明の一つ
の説明のための実現である。当業者においては、本発明
の精神及び範囲から逸脱することなく様々な新発展が可
能である。例えば、要求されるフィルタ動作を生成する
のはスプライスであるため、第二のセクションの製造に
おいて、多くの異なるタイプのファイバを使用すること
が可能である。唯一の重要な基準は、そのセクションの
長さが、スライディング周波数ガイディングフィルタ動
作のために必要とされる適当なFSRを提供するために
要求されるそれと等しいことである。単一モードピッグ
クテールよりも高い遮断波長を持たないファイバでさえ
も、HOMによって遭遇される減衰が充分に小さい場合
には、許容できるものである。
の説明のための実現である。当業者においては、本発明
の精神及び範囲から逸脱することなく様々な新発展が可
能である。例えば、要求されるフィルタ動作を生成する
のはスプライスであるため、第二のセクションの製造に
おいて、多くの異なるタイプのファイバを使用すること
が可能である。唯一の重要な基準は、そのセクションの
長さが、スライディング周波数ガイディングフィルタ動
作のために必要とされる適当なFSRを提供するために
要求されるそれと等しいことである。単一モードピッグ
クテールよりも高い遮断波長を持たないファイバでさえ
も、HOMによって遭遇される減衰が充分に小さい場合
には、許容できるものである。
【0020】加えて、ここに提案されるフィルタ設計
は、多重波長光システム内の利得等化フィルタとして使
用することもできる。ただしこの場合は、フィルタスペ
クトルの形状が増幅器のスペクトル形状に逆作用を加
え、正味の結果が、全ての波長チャネルを通じておおむ
ね等しいパワーとなることを目的に使用される。このケ
ースにおいては、第二のセクションの長さが関心のある
波長内の要求される伝送関数が達成されるように調節さ
れる。この形式の利得等化は、波長分割多重システムに
対する中継器内で特に有効である。
は、多重波長光システム内の利得等化フィルタとして使
用することもできる。ただしこの場合は、フィルタスペ
クトルの形状が増幅器のスペクトル形状に逆作用を加
え、正味の結果が、全ての波長チャネルを通じておおむ
ね等しいパワーとなることを目的に使用される。このケ
ースにおいては、第二のセクションの長さが関心のある
波長内の要求される伝送関数が達成されるように調節さ
れる。この形式の利得等化は、波長分割多重システムに
対する中継器内で特に有効である。
【図1】本発明に従って製造されたスライディング周波
数フィルタを持つソリトン光中継器の図である。
数フィルタを持つソリトン光中継器の図である。
101 中継器 102 単一モードフィルタ 103 ソリトン増幅器
Claims (8)
- 【請求項1】 リプル減衰特性及び自由スペクトルレン
ジ(FSR)を持つλの基本波長を持つ伝送システム内
において使用することが適当な光ファイバモードフィル
タであって、このフィルタが基本モードのみが最小の減
衰にて伝播されるような遮断波長を持つ単一モード光フ
ァイバの第一のピッグテールセクション、及び前記の第
一のセクションに融着スプライスにて一端が接続された
光ファイバの第二のセクションを含み、この第二のセク
ションが以下の式、つまり: LFSR =(1/△n)[(λ2 /FSR)−λ] によって近似的に定義される長さLを持ち;ここで、△
nが前記の第二のセクション内の前記の基本モードの屈
折率と高次モードに対する屈折率との間の差に等しく、
このフィルタがさらに前記の第二のセクションの他端に
融着スプライスによって接続された第三のピッグテール
セクションを持ち、この第三のセクションが基本モード
のみが最小の減衰にて伝播されるような遮断波長を持つ
ことを特徴とする光ファイバモードフィルタ。 - 【請求項2】 前記の光ファイバの第二のセクションが
前記の単一モードファイバよりも高い遮断波長を持つこ
とを特徴とする請求項1の光ファイバモードフィルタ。 - 【請求項3】 前記の光ファイバの第二のセクションが
楕円コアファイバであることを特徴とする請求項2の光
ファイバモードフィルタ。 - 【請求項4】 ソリトンパルスのための伝送システムに
おいて使用されるための中継器であって、この中継器が
前記のソリトンパルスを受信するように適応された入力
及び単一モードファイバ上に増幅されたソリトンパルス
を提供する出力を持つ光増幅器手段、及び前記のソリト
ンパルス内のジッタを低減するために前記の光増幅器手
段の出力の所で出力単一モードファイバに接続されたス
ライディング周波数ガイディングフィルタを含み、この
フィルタが基本モードのみが最小の減衰にて伝播される
ような遮断波長を持つ単一モード光ファイバの第一のピ
ッグテールセクション、一端が融着スプライスによって
前記の第一のセクションに接続された前記の第一のセク
ションよりも高い遮断波長を持つ光ファイバの第二のセ
クション、及び前記の第二のセクションの他端に融着ス
プライスによって接続された基本モードのみが最小の減
衰にて伝播するような遮断波長を持つ第三のピッグテー
ルセクションから構成されることを特徴とする中継器。 - 【請求項5】 前記の光ファイバの第二のセクションが
楕円コアファイバであることを特徴とする請求項4の中
継器。 - 【請求項6】 ソリトンパルスのための伝送システム内
で使用されるための中継器であって、この中継器が前記
のソリトンパルスを受信するように適応された入力及び
単一モードファイバ上に増幅されたソリトンパルスを提
供するための出力を持つ光増幅器手段、及び前記のソリ
トンパルス内のジッタを低減するための自由スペクトル
レンジを持つ前記の光増幅器手段の所で単一モードファ
イバに接続されたスライディング周波数ガイディングフ
ィルタを持ち、このフィルタが波長λの基本モードのみ
が最小の減衰にて伝播されるような遮断波長を持つ単一
モード光ファイバの第一のピッグテールセクション、及
び前記の第一のセクションに融着スプライスによって一
端が接続された光ファイバの第二のセクションを含み、
この第二のセクションが以下の式、つまり: LFSR =(1/Δn)[(λ2 /FSR)−λ] によって近似的に定義される長さLを持ち;ここで△n
が前記の第二のセクション内の前記の基本モードの屈折
率と高次モードに対する屈折率との間の差に等しく、こ
のフィルタがさらに前記の第二のセクションの他端に融
着スプライスによって接続された、波長λの基本モード
のみが最小の減衰にて伝播されるような遮断波長を持つ
第三のピッグテールセクションを含むことを特徴とする
中継器。 - 【請求項7】 前記の光ファイバの第二のセクションが
単一モード光ファイバの前記の第一のセクションよりも
高い遮断波長を持つことを特徴とする請求項6の中継
器。 - 【請求項8】 前記の光ファイバの第二のセクションが
楕円コアファイバであることを特徴とする請求項7の中
継器。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US08/170,624 US5546485A (en) | 1993-12-20 | 1993-12-20 | Repeater for soliton transmission system using sliding-frequency guiding filter |
US170624 | 1993-12-20 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07202803A true JPH07202803A (ja) | 1995-08-04 |
JP2716669B2 JP2716669B2 (ja) | 1998-02-18 |
Family
ID=22620656
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6313902A Expired - Lifetime JP2716669B2 (ja) | 1993-12-20 | 1994-12-19 | スライディング周波数ガイディングフィルタを使用するソリトン伝送システムのための中継器 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5546485A (ja) |
EP (1) | EP0660550B1 (ja) |
JP (1) | JP2716669B2 (ja) |
DE (1) | DE69432170T2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5962490A (en) * | 1987-09-25 | 1999-10-05 | Texas Biotechnology Corporation | Thienyl-, furyl- and pyrrolyl-sulfonamides and derivatives thereof that modulate the activity of endothelin |
JP3052886B2 (ja) * | 1997-04-25 | 2000-06-19 | 日本電気株式会社 | 光海底利得等化器、光海底伝送路及びその敷設方法 |
US6147788A (en) * | 1997-06-16 | 2000-11-14 | Lucent Technologies Inc | Guiding filters for wavelength division multiplexing in soliton transmission |
US6721482B1 (en) | 1998-09-10 | 2004-04-13 | Thomas A. Glynn | Telecommunications fiber optic infrastructure |
US6640043B2 (en) * | 2000-12-22 | 2003-10-28 | Nortel Networks Limited | Fiber fuse protection |
US6628871B2 (en) * | 2000-12-22 | 2003-09-30 | Nortel Networks Limited | Fiber fuse protection |
Citations (4)
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JPS5844831A (ja) * | 1981-09-11 | 1983-03-15 | Nec Corp | 光フアイバ伝送システム |
JPH0230232A (ja) * | 1988-07-20 | 1990-01-31 | Fujitsu Ltd | 光通信システムの雑音低減方法 |
JPH02157830A (ja) * | 1988-12-12 | 1990-06-18 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 光ソリトン伝送方式 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US4229067A (en) * | 1978-11-17 | 1980-10-21 | Corning Glass Works | Optical waveguide mode scrambler |
JPS63131105A (ja) * | 1986-11-21 | 1988-06-03 | Seiko Instr & Electronics Ltd | 光結合器 |
EP0330457A3 (en) * | 1988-02-26 | 1991-08-07 | Matra Marconi Space UK Limited | Optical in line filters |
US4976512A (en) * | 1989-04-05 | 1990-12-11 | Safaai Jazi Ahmad | Narrowband fiberoptic spectral filter formed from fibers having a refractive index with a W profile and a step profile |
US5140656A (en) * | 1991-08-12 | 1992-08-18 | At&T Bell Laboratories | Soliton optical fiber communication system |
JPH0588038A (ja) * | 1991-09-26 | 1993-04-09 | Furukawa Electric Co Ltd:The | モードフイールド変換フアイバ部品 |
US5357364A (en) * | 1992-06-25 | 1994-10-18 | At&T Bell Laboratories | Soliton transmission system having sliding-frequency guiding filters |
-
1993
- 1993-12-20 US US08/170,624 patent/US5546485A/en not_active Expired - Lifetime
-
1994
- 1994-12-01 EP EP94308917A patent/EP0660550B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1994-12-01 DE DE69432170T patent/DE69432170T2/de not_active Expired - Lifetime
- 1994-12-19 JP JP6313902A patent/JP2716669B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57198408A (en) * | 1981-06-01 | 1982-12-06 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Optical transmission device |
JPS5844831A (ja) * | 1981-09-11 | 1983-03-15 | Nec Corp | 光フアイバ伝送システム |
JPH0230232A (ja) * | 1988-07-20 | 1990-01-31 | Fujitsu Ltd | 光通信システムの雑音低減方法 |
JPH02157830A (ja) * | 1988-12-12 | 1990-06-18 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 光ソリトン伝送方式 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2716669B2 (ja) | 1998-02-18 |
DE69432170T2 (de) | 2003-12-11 |
DE69432170D1 (de) | 2003-04-03 |
EP0660550A1 (en) | 1995-06-28 |
EP0660550B1 (en) | 2003-02-26 |
US5546485A (en) | 1996-08-13 |
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Legal Events
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