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JPH07199236A - 光スイッチ及び光分配器 - Google Patents

光スイッチ及び光分配器

Info

Publication number
JPH07199236A
JPH07199236A JP5335332A JP33533293A JPH07199236A JP H07199236 A JPH07199236 A JP H07199236A JP 5335332 A JP5335332 A JP 5335332A JP 33533293 A JP33533293 A JP 33533293A JP H07199236 A JPH07199236 A JP H07199236A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical
light
incident light
incident
polarization
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5335332A
Other languages
English (en)
Inventor
Tamotsu Akashi
保 赤司
Takeshi Yamamoto
毅 山本
Takakiyo Nakagami
隆清 中神
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP5335332A priority Critical patent/JPH07199236A/ja
Priority to US08/328,061 priority patent/US5619601A/en
Publication of JPH07199236A publication Critical patent/JPH07199236A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04QSELECTING
    • H04Q11/00Selecting arrangements for multiplex systems
    • H04Q11/0001Selecting arrangements for multiplex systems using optical switching
    • H04Q11/0003Details
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/28Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00 for polarising
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02FOPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
    • G02F1/29Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the position or the direction of light beams, i.e. deflection
    • G02F1/31Digital deflection, i.e. optical switching
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/26Optical coupling means
    • G02B6/35Optical coupling means having switching means
    • G02B6/351Optical coupling means having switching means involving stationary waveguides with moving interposed optical elements
    • G02B6/3512Optical coupling means having switching means involving stationary waveguides with moving interposed optical elements the optical element being reflective, e.g. mirror

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低コストで作成容易な多入力多出力の光スイ
ッチ及び光分配器を実現する。 【構成】 平行平板状のガラス基板11と平行平板状の
偏光制御器12を積層すると共に、入射光が反射により
ジグザクに伝搬するように反射部13,14を設け、更
に、所定の2本の入射光が反射により交差するガラス基
板11上に偏光分離膜15を被着して反射型光スイッチ
を構成する。又、偏光プリズム51,52の前段に偏光
制御器53,54を設けると共に、所定の2本の入射光
が反射により交差する偏光プリズムのガラス基板51
a,52a上に偏光分離膜51e,52eを被着して透
過型光スイッチを構成する。更に、複数の平行平板状の
ガラス基板71〜74を積層し、所定の2つの入射光が
反射により交差するガラス基板上に部分反射膜77a,
77b1,77b2,77c1〜77c4を被着して光分配
器を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光スイッチ及び光分配器
に係わり、特に光信号の送信部、受信部の間、あるいは
送信路に設置され、光信号の交換を行う光スイッチ及び
光信号の分配を行う光分配器に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の通信、情報処理分野においては取
り扱う情報量の大容量化、システムの高速化のために光
信号によるネットワークが要求されている。高度のネッ
トワークを実現するためには、多数の光信号の接続や切
り換えを行うための光スイッチや光分配器が必要にな
る。このため、光スイッチの研究が進められ種々の光ス
イッチが提案されている。図23はS.H.Song等が提案し
ている反射型の光スイッチの説明図である(S.H.Song
他、 Optics letters Vol.17, No.18,1992 参照)。2層
化されたガラス基板状GPLの積層面に偏光分離膜PB
Sをコーテイングし、該偏光分離膜PBS上のガラス基
板表面に微細加工してマイクロプリズムMPZを作成
し、ガラス基板の他の面にミラーMRを形成している
(図23(b),(c)参照)。この反射型光スイッチは、図示
しない偏光制御器で入射光(例えば横偏光とする)の偏
光状態を制御し、偏光状態が制御された該入射光を偏光
分離膜PBSに入力し、偏光分離膜PBSで偏光状態に
応じて入射光を透過、反射し、透過した入射光をマイク
ロプリズムMPZの内側で2回反射させて光路を変更す
る。
【0003】例えば、図23(b)において、#1から入
力された横偏光(P波)はミラーMRで反射後、偏光分
離膜PBSを透過し、マイクロプリズムMPZに到り、
ここで2回反射されて出力光路#1から出力される(図
23(d)参照)。尚、この場合、光路の変換はない。しか
し、入射光の偏光状態を偏光制御器で制御して縦偏光
(S波)にすると、該入射光は偏光分離膜PBSで反射
され光路#4から出力され、光路の交換が行われる。同
様に、#2〜#4から入力された光信号も偏光状態によ
り、光路の交換が行われる。従って、図23(b)の光ス
イッチにより、図23(a)の左側に示すネットワークが
構成される。
【0004】図23(c)は別のネットワークを構成する
もので、ガラス基板GPLの表面に2つの小型のマイク
ロプリズムMPZ1,MPZ2を形成したものである。
#1から入力された横偏光(P波)はミラーMRで反射
後、偏光分離膜PBSを透過し、マイクロプリズムMP
Z1に到り、ここで2回反射されて(図23(e)参照)出
力光路#1から出力されて光路の変換はない。しかし、
入射光の偏光状態を偏光制御器で制御して縦偏光(S
波)にすると、該入射光は偏光分離膜PBSで反射され
光路#2から出力され、光路の交換が行われる。同様
に、#2〜#4から入力された光信号も偏光状態によ
り、光路の交換が行われる。図23(c)の光スイッチに
より、図23(a)の右側に示すネットワークが構成され
る。従って、図23(b)、(c)に示す光スイッチを光学的
に結合すると図23(a)に示すネットワークが構成さ
れ、各入力光路#1〜#4から入力された入射光は任意
の出力光路#0〜#3より出力できる。
【0005】図24は透過型の光スイッチの従来例であ
り、特開平3-204621号公報に開示されているものであ
る。図24(a)は4入力、4出力の光スイッチを構成
し、LC1〜LC3は液晶セル、P1,P1′P2,P
2′は偏光プリズム、GRはGRINレンズ、Fは光フ
ァイバ、CAはGRINレンズGRを複数個搭載したフ
ァイバコリメータアレイである。各液晶セルLC1〜L
C3には交流電圧が導線を介して印加されており、この
交流電圧のオン・オフによって入射光の偏光状態を制御
して光路を切り換えるようになっている。液晶セルLC
1〜LC3は、図24(b),(c)に示すように、対向する
面にそれぞれ透明な電極EL1〜EL4と、液晶を配向
させるためのポリイミド等のラピング膜CFと、一定の
間隔の隙間を保たれた2枚のガラス板SUと、該隙間内
に封入された液晶LIで構成され、端部隙間は液晶の流
失を防止するためにエポキシ樹脂等の封止材ADで封止
されている。電極パターンはそれぞれの光路を独立にス
イッチングするために図24(c)に示すように配置さ
れ、電極に電圧を印加するための導線WI1〜WI4が
各電極に接続されている。液晶としてツイストネマチッ
ク液晶や強誘電性液晶などが用いられる。ツイストネマ
チック液晶は、電圧を印加したときには偏光面の回転を
生じないが、印加しないときは偏光面が900回転す
る。又、強誘電性液晶は極性の異なるパルス(+,−)
を印加することにより、偏光面の回転を生じる状態と、
生じない状態とに切り換えることができる。尚、図24
(a)の光スイッチの液晶セルでは液晶としてツイストネ
マチック液晶が用いられている。
【0006】偏光プリズムP1〜P2′は、図24(d),
(e)に示すように、頂角450の平行6面体の形状をな
し、偏光分離膜PM、全反射膜Mがそれぞれ図示するよ
うに配置されている。偏光分離膜PMは横偏光(P波)
を透過し、縦偏光(S波)を反射する。すなわち、S波
は偏光分離膜PMで反射され、しかる後、プリズム端部
で反射されてプリズム外に出てゆき、P波は偏光分離膜
PMを透過してプリズム外に出て行く。全反射膜Mは偏
光状態に関係無く光を反射するもので、いずれの面に入
射した光も反射するようになっている。偏光プリズムP
1〜P2′及び液晶セルLC1〜LC3を図24(a)に
示すように交互に多段に組み合わせて接着剤により固定
することにより4入力、4出力の光スイッチが構成され
る。
【0007】図25は図24の光スイッチの光路交換動
作を説明する図であり、図24と同一部分には同一符号
を付している。液晶セルLC1の第1、第3電極E1,
E3をオフ、液晶セルLC2の第2、第3電極をオン、
液晶セルLC3の第1、第3電極をオフする(オフ電極
を黒塗、オン電極は斜線を付してある)。入線O1から
入射された光のうち縦偏光(S波)は図25(a)に示す
ように、偏光プリズムP1の偏光分離膜PMで反射され
た後、該偏光プリズムの端部で反射して液晶セルLC1
を通過する。この時、液晶セルLC1の第1電極はオフ
になっているから、入射光は偏光状態を制御され横偏光
(P波)に変えられる。P波となった入射光は偏光プリ
ズムP2の偏光分離膜PMを通過し、全反射膜Mで反射
されて液晶セルLC2を通過する。液晶セルLC2の第
2電極はオンしているから入射光は偏光状態を変えるこ
となく偏光プリズムP2′の全反射膜Mに到り、ここで
反射され、偏光分離膜PMを通過し、偏光プリズムP
2′の端部で反射されて液晶セルLC3を通過する。液
晶セルLC3の第1電極はオフしているから、入射光は
縦偏光(S波)に変えられる。S波となった入射光は偏
光プリズムP1′の端部で反射された後、偏光分離膜P
Mで反射され、出線O1′から出力される。
【0008】同様に、入線O1から入射された光のうち
横偏光(P波)は図25(b)に示すように、伝搬して出
線O1′から出力される。従って、前述のように各液晶
セルの各電極をオン・オフしておけば、入線O1から入
射した光は出線O1′より出力されて光路の変換はな
い。しかし、液晶セルLC1の第1、第3電極をオ
フ、液晶セルLC2の第2、第3電極をオフ、液晶セル
LC3の第2、第4電極をオンすれば、入線O1から入
射された光は出線O2′から出力され、又、液晶セル
LC1の第1、第3電極をオフ、液晶セルLC2の第
2、第3電極をオン、液晶セルLC3の第1、第3電極
をオンすれば、入線O1から入射した光は出線O3′か
ら出力され、液晶セルLC1の第1、第3電極をオ
フ、液晶セルLC2の第2、第3電極をオフ、液晶セル
LC3の第2、第4電極をオフすれば、入線O1から入
射した光は出線O4′から出力される。すなわち、入線
O1から入射した光は任意の出線に出力でき、光路の交
換ができる。同様に、他の入線から入射した光も任意の
出線に出力できる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の反射型光スイッ
チの構成では、マイクロプリズムの角度の精度を極めて
正確に作成する必要があり、又、マイクロプリズムの位
置に光を正確に当てる必要がある。このため、従来の反
射型光スイッチでは作成が困難であり、しかも、光軸あ
わせもかなり手間がかかるという問題がある。又、従来
の透過型光スイッチでは、多チャンネル化したときに単
純に小型化しているため、チャンネル数が増えると非常
に多くの偏光プリズムを貼りあわせる必要があり、作成
に手間がかかり、しかも作成精度も悪くなる問題があ
る。
【0010】以上から、本発明の第1の目的は、基板上
にマイクロプリズムのような微細加工をすることなく多
チャンネル化(多入力多出力化)が可能な透過型光スイ
ッチを提供することである。本発明の第2の目的は作成
が容易であり、しかも、光軸あわせも容易な小型の反射
型光スイッチを提供することである。本発明の第3の目
的は、少ない数の偏光プリズムにより多チャンネル化が
可能な小型の透過型光スイッチを提供することである。
本発明の第4の目的は偏光プリズムの作成が容易な透過
型光スイッチを提供することである。本発明の第5の目
的は、簡単な構成で作成容易な、しかも、入射光に関係
なく同一の場所より分配光を得ることができる光分配器
を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】図1(a)は反射型光スイ
ッチの原理説明図、図1(b)は透過型光スイッチの原理
説明図、図1(c)は光分配器の原理説明図である。図1
(a)において、11は平行平板状のガラス基板、12は
ガラス基板上に積層され、入射光の偏光状態を外部制御
によって切り換える平行平板状の偏光制御器、13,1
4は入射光が反射によりジグザクに伝搬するようにガラ
ス基板並びに偏光制御器にそれぞれ設けられた第1、第
2の反射膜(反射膜14は光学透過部材と空気の屈折率
の差によって内部全反射が生じるように構成して除去す
ることができる)、15は所定の2本の入射光が反射に
より交差するガラス基板上に蒸着され、横偏光を透過
し、縦偏光を反射する偏光分離膜である。偏光制御器1
2において、12aは強誘電性液晶、12b,12b′
は液晶の両側に設けられ入射光路上に電極パターンE
1,E2が形成された薄いガラス基板である。
【0012】図1(b)において、51、52は偏光プリ
ズム、53,54はそれぞれ偏光プリズム51,52の
前段に設けられ、入射光の偏光状態を制御する偏光制御
器である。偏光プリズム51,52において、51a,
51b;52a,52bは積層されたガラス基板、51
c,51d;52c,52dは入射光が反射によりジグ
ザクに伝搬するように各ガラス基板にそれぞれ設けられ
た第1、第2の反射膜(反射膜は光学透過部材と空気の
屈折率の差によって内部全反射が生じるように構成して
除去することができる)、51e,52eは所定の2本
の入射光が反射により交差するガラス基板上に蒸着さ
れ、横偏光を透過し、縦偏光を反射する偏光分離膜であ
る。
【0013】図1(c)において、70は複数の平行平板
状のガラス基板71〜74を積層してなる積層光学透過
部材であり、上層のガラス基板71の厚みは全体の1/
2、2番目のガラス基板72の厚みは全体の1/22
3番目及び最下層のガラス基板73,74の厚みは全体
の1/23になっている。75,76は入射光が反射に
よりジグザクに伝搬するように前記積層光学透過部材7
0の両側に設けられた第1、第2の反射膜(反射膜は光
学透過部材と空気の屈折率の差によって内部全反射が生
じるように構成して除去することができる)、77a,
77b1〜77b2,77c1〜77c4は所定の2つの入
射光が反射により交差するガラス基板上に設けられた部
分反射膜である。すなわち、部分反射膜77aは、入
線#0と#4、#1と#5、#2と#6、#3と#7か
らの入射光が交差する第2層のガラス基板72上に設け
られ、部分反射膜77b1は入線#0と#2、#1と
#3からの入射光が交差する第3層のガラス基板73上
に設けられ、また、部分反射膜77b2は入線#4と
#6、#5と#7からの入射光が交差する第3層のガラ
ス基板73上に設けられ、部分反射膜77c1〜77
4はそれぞれ入線#0と#1、入線#2と#3、入線
#4と#5、入線#6と#7からの入射光が交差する最
下層のガラス基板74上に設けられる。
【0014】
【作用】
・反射型光スイッチ(図1(a)) 入射光は横偏光(P波)であるとする。各電極E1,E
2がオフした状態において、入線#0から入射した光は
各反射膜13,14で反射した後、偏光分離膜15に到
る。電極E1はオフしており入射光の偏光状態は変化し
てないから、入射光は偏光分離膜15を通過し、反射膜
13で反射後出線#0から出力され光路の交換は行われ
ない。入線#1から入射した光は反射膜13で反射した
後、偏光分離膜15に到る。電極E2はオフしており入
射光の偏光状態は変化してないから、入射光は偏光分離
膜15を通過し、反射膜14,13で反射後,出線#1
から出力され光路の交換は行われない。
【0015】各電極E1,E2をオンした状態におい
て、入線#0から入射した光は偏光制御器12により偏
光状態を変えられて縦偏光(S波)になる。入射光は各
反射膜13,14で反射した後、偏光分離膜15に到
る。入射光はS波になっているから、偏光分離膜15で
反射し、反射膜14,13で反射後出線#1から出力さ
れ光路の交換が行われる。又、入線#1から入射した光
は偏光制御器12により偏光状態を変えられて縦偏光
(S波)になる。入射光は反射膜13で反射して偏光分
離膜15に到る。入射光はS波になっているから、偏光
分離膜15で反射し、反射膜13で反射後出線#0から
出力され光路の交換が行われる。
【0016】従って、各入射光の偏光状態を偏光分離膜
に到来する前に偏光分離器で制御することにより各入射
光の光路を交換することができ、マイクロプリズムを設
けなくても光路の交換ができ、容易に光スイッチを作成
することができる。又、入射光の縦偏光と横偏光を分離
する第2の偏光分離膜を光入力部に設け、該第2の偏光
分離膜で入射光をP,S波に分離し、各P,S波の偏光
状態をそれぞれ偏光制御器12で制御し、偏光状態を制
御された各成分の光路を偏光分離膜15で切り換えるよ
うにすれば、任意の偏光状態の光が入力されても光路の
交換を行うことができ、しかも、P,S波の光路長を同
一にできる。更に、偏光分離膜の個数、各偏光分離膜の
長さ及び被着位置(パターン)を工夫することにより任
意のネットワーク構成の光スイッチを作成でき、しか
も、各種ネットワーク構成に応じた複数の光スイッチが
光学的に結合されるように一体に形成することにより、
例えば、バニヤン網やクロオーバ網などの光スイッチを
簡単に構成することができる。
【0017】・透過型光スイッチ(図1(b)) 入射光は横偏光(P波)であるとする。偏光制御器5
3,54の各第1電極E1,E1が共にオフした状態に
おいて、入線#0から入射した光は各偏光分離膜51
e,52eを透過すると共に、各反射膜で反射して出線
#0から出力される。又、偏光制御器53の第1電極
E1がオフ、偏光制御器54の第1電極E1がオンした
状態においては、入線#0から入射した光は出線#1か
ら出力される。偏光制御器53の第1電極E1がオ
ン、偏光制御器54の第3電極E3がオンした状態にお
いては、入線#0から入射した光は出線#2から出力さ
れる。偏光制御器53の第1電極E1オン、偏光制御
器54の第3電極E3がオフした状態においては、入線
#0から入射した光は出線#3から出力される。以上よ
り、偏光制御器53、54により入射光の偏光状態を制
御することにより任意の出線に出力でき、光路の交換で
きる。他の入線#1〜#3からの光も同様に任意の出線
に出力できる。
【0018】以上のように、2つの偏光プリズムにより
4入力、4出力の光スイッチを構成でき、従来の透過型
光スイッチに比べると偏光プリズムを2つ減少でき、多
チャンネルになっても小型化が可能である。又、網構成
に応じて偏光分離膜の数、各偏光分離膜の長さ及び被着
位置を決定して偏光プリズムを作成し、各入射光の偏光
状態を偏光分離膜に到来する前に偏光分離器で制御する
ことにより各入射光の光路を切り換えることができ、し
かも、各種網構成に応じた複数の光スイッチを光学的に
縦続接続することにより、バニヤン網やクロオーバ網な
どの光スイッチを簡単に構成することができる。更に、
平行平板状の積層されたガラス基板、入射光が反射によ
りジグザクに伝搬するように各ガラス基板にそれぞれ設
けられた第1、第2の反射手段、所定の2本の入射光が
反射により交差するガラス基板上に被着された偏光分離
膜よりなる光学部材を作成し、所望の形に切断すること
により簡単に偏光プリズムを作成することができる。
【0019】・光分配器 所定の入線からの入射光を第1の部分反射膜77aで2
分岐し、分岐した2つの入射光を第2の部分反射膜77
1,77b2でそれぞれ2分岐して合計22分岐し、各
分岐した入射光を第3の部分反射膜77c1〜77c4
更に2分岐して合計23分岐する。同様に、積層数を増
加することにより光分配数を増加することができる。以
上のように、ガラス基板の積層面の所定位置に所定数の
部分反射膜を被着することにより簡単に光分配器を構成
でき、しかも、各入線から入射した光を同一の位置に分
配できる。
【0020】
【実施例】
(a) 反射型光スイッチの基本構成(入射光が横偏光ある
いは縦偏光の場合) ・ 構成 図2は入射光が横偏光あるいは縦偏光の場合における反
射型光スイッチの基本構成説明図である。11は平行平
板状のガラス基板、12はガラス基板上に積層され、入
射光の偏光状態を外部制御によって切り換える平行平板
状の偏光制御器、13,14は入射光が反射によりジグ
ザクに伝搬するようにガラス基板11並びに偏光制御器
12にそれぞれ設けられた第1、第2の反射膜である。
尚、反射膜14は光学透過部材と空気の屈折率の差によ
って内部全反射が生じるように構成して除去することが
できる。15は所定の2本の入射光が反射により交差す
るガラス基板上に蒸着され、横偏光(P波)を透過し、
縦偏光(S波)を反射する偏光分離膜である。偏光制御
器12において、12aは強誘電性液晶、12b,12
b′は液晶の両側に設けられ入射光路上に電極パターン
E1〜E4が形成された薄いガラス基板である。1
0、161はガラス基板11の光入力部に設けられたプ
リズムであり、入射角450で入力される入射光を屈折
することなくガラス基板内に導くもの、170、171
ガラス基板11の光出力部に設けられたプリズムであ
り、入射角450で入力される入射光を屈折することな
くガラス基板外に出力するものである。
【0021】・ 動作 図2の光スイッチは2入力、2出力の反射型光スイッチ
を構成している。各入射光を横偏光(P波)であるとす
ると、第1、第2電極E1,E2がオフした状態におい
て(図2(a)参照)、入線#0から入射した光は各反射膜
13,14で反射した後、偏光分離膜15に到る。電極
E1はオフしており入射光の偏光状態は変化してないか
ら、入射光は偏光分離膜15を通過し、反射膜13で反
射後、出線#0から出力され光路の交換は行われない。
又、入線#1から入射した光は反射膜13で反射した
後、偏光分離膜15に到る。電極E2はオフしており入
射光の偏光状態は変化してないから、入射光は偏光分離
膜15を通過し、反射膜14,13で反射後,出線#1
から出力され光路の交換は行われない。すなわち、第
1、第2電極E1,E2をオフすれば、光路の入れ替え
は行われない。一方、第1、第2電極E1,E2をオン
した状態においては(図2(b)参照)、入線#0から入射
した光は偏光制御器12により偏光状態を変えられて縦
偏光(S波)になる。入射光は各反射膜13,14で反
射した後、偏光分離膜15に到る。入射光はS波になっ
ているから、偏光分離膜15で反射し、反射膜14,1
3で反射後、出線#1から出力され光路の交換が行われ
る。又、入線#1から入射した光は偏光制御器12によ
り偏光状態を変えられて縦偏光(S波)になる。入射光
は反射膜13で反射して偏光分離膜15に到る。入射光
はS波になっているから、偏光分離膜15で反射し、反
射膜13,14で反射後出線#0から出力され光路の交
換が行われる。すなわち、第1、第2電極E1,E2を
オンすれば、光路の入れ替えが行われる。
【0022】以上では入射光が横偏光(P波)であると
したが縦偏光(S波)であってもよい。ただし、この場
合には、出線#0,#1を出線#1,#0と逆にする。
2入力、2出力の光スイッチの場合、第3、第4電極E
3,E4は光路の入れ替えに何等寄与しないから、これ
ら電極はなくてもよい。図2(c)は第3、第4電極を除
去した実施例である。光は偏光制御器12を通過すると
若干損失を生じる、このため、図2(c)の実施例では、
偏光状態を制御する部分でのみ偏光制御器12を通過
し、他の部分では偏光制御器を通過しないように構成し
てある。尚、11′はガラス基板、13′は反射膜であ
り、プリズム160,161,170,171は省略してい
る。
【0023】・ 入射角制御 光は光スイッチ内部を450で伝搬するようにする。4
0にすることにより、光スイッチの長さを短くでき、
しかも、反射膜13,14を必ずしも設けなくても全反
射により光を光スイッチ内部でジグザグに伝搬させるこ
とができる。図3は光スイッチ内部に光が450で進入
するようにした入射角制御手段の説明図である。(a)は
直角プリズムPRZをガラス基板11に取付け、該プリ
ズムに直角に光を入射するものである。このようにする
と、光を屈折させることなく光スイッチ内に導入でき
る。(b)はガラス基板11に直角のV字状の溝GRVを
形成し、溝GRVの面に直角に光を入射するものであ
る。このようにしても光を屈折させることなく光スイッ
チ内に導入できる。図3(c)、(d)は光スイッチに直角に
入射した光を光スイッチ内部で450方向に伝搬するよ
うにしたものである。図3(c)では、ガラス基板11上
に光の伝搬する角度(=450)の半分の溝GRV1,
GRV2を形成し、各溝面に反射膜RFLをコーティン
グし、直角に入射した光を反射膜RFLで反射して光ス
イッチ内で450方向に伝搬するようにしている。図3
(d)では、回折格子GRDをガラス基板11の光入力部
に設け、直角に入射した光を450方向に回折し、光ス
イッチ内部で450方向に伝搬するようにしている。回
折格子GRDは平面上に微細なピッチの濃淡の縞や凹凸
を作成し、光波の回折現象を利用して光路を曲げるもの
である。
【0024】以上では、入射角制御について説明したが
出射角制御についても同様である。例えば、光スイッチ
内部より光を450で出射するには光出力位置に図3
(a),(b)に示すように直角プリズムあるいは直角溝を設
ける。又、光スイッチより直角に出射する場合には、図
3(d)に示すように回折格子GRDを設ける。光スイッ
チを多段に縦続接続して所望のネットワークを構成する
場合、(a),(b)に示すように入射角、出射角が450であ
ると各光スイッチ間の整合性が悪いが、図3(c),(d)に
示すように入射角、出射角を直角にすると整合性を向上
することができる。
【0025】・ 光の収束制御 入射した光ビームはガラス中を伝搬するにつれて広がっ
てゆく。このため、隣接する光ビーム同士が重なってし
まう問題が生じる。そこで、本願発明では図4に示すよ
うに、光路途中に平面レンズLSを配置し、該平面レン
ズで光ビームを集光して絞り、隣接光と重ならないよう
にしている。尚、11はガラス基板、12は偏光制御
器、13は反射膜である。このように、集光すれば光を
重ならずに遠くまで伝搬させることができ、多チャンネ
ル化が可能になる。
【0026】(b) 反射型光スイッチの基本構成(入射光
が任意の偏光の場合) ・ 構成 図5は入射光が任意の偏光の場合における反射型光スイ
ッチの基本構成説明図であり、図2と同一部分には同一
符号を付している。11は平行平板状のガラス基板、1
2はガラス基板上に積層され入射光の偏光状態を制御す
る平行平板状の偏光制御器、13は反射膜である。15
a,15bは所定の2本の入射光が反射により交差する
ガラス基板上に蒸着され、横偏光(P波)を透過し、縦
偏光(S波)を反射する偏光分離膜である。偏光制御器
12において、12aは強誘電性液晶、12b,12
b′は液晶の両側に設けられ入射光路上に電極パターン
E1〜E4が形成された薄いガラス基板である。尚、入
射角及び出射角を制御する手段(プリズム、直角溝、回
折格子等)は省略している。又、ガラス基板側の反射
は、ガラスと空気の屈折率の差によって生じる内部全反
射を利用し、反射膜を設けない例を示している。
【0027】・ 動作 図5の光スイッチは2入力、2出力の反射型光スイッチ
を構成している。各入射光を任意の偏光であるとする
と、第1〜第4電極E1〜E4が全てオフした状態にお
いて(図5(a)参照)、入線#0から入射した光の横偏光
(P波)は偏光分離膜15a,15bを通過して出線#
0から出力される。又、入線#0から入射した光の縦偏
光(S波)は偏光分離膜15a,15bで反射し、出線
#0から出力される。同様に、入線#1から入射した光
のP波、S波は出線#1に出力され、光路の交換は行わ
れない。一方、第2、第3電極E2,E3をオンした状
態において(図5(b)参照)、入線#0から入射した光の
横偏光(P波)は偏光分離膜15aを通過した後、偏光
制御器12でS波に変えられる(第3電極E3がオンの
ため)。この結果、S波は第2の偏光分離膜15bで反
射し、出線#1から出力される。すなわち、入線#0か
ら入力された光のP波はS波となって出線#1から出力
される。又、入線#0から入射した光の縦偏光(S波)
は偏光分離膜15aで反射し、しかる後、偏光制御器1
2でP波に変えられる(第2電極がオンのため)。この
結果、P波は第2の偏光分離膜15bを透過し、出線#
1から出力される。すなわち、入線#0から入力された
光のS波はP波となって出線#1から出力される。以上
により、入線#0から入力された光は全て出線#1に出
力される。同様に、入線#1から入力された光は出線#
0に出力され、光路の交換が行なわれる。
【0028】(c) 4入力、4出力光スイッチ(入射光が
横偏光あるいは縦偏光の場合) 図6は入射光が横偏光あるいは縦偏光の場合における4
入力、4出力の光スイッチの第1の実施例説明図であ
り、11はガラス基板、12は各入射光の偏光状態を変
える偏光制御器であり、各入射光に応じて電極E1〜E
4が設けられている。偏光制御器12は簡略化して示し
てあるが図2と同一の構成を備えている。15は2つの
入射光が交差するガラス基板上の所定位置に被着された
偏光分離膜である。偏光分離膜15は入線#0と入線#
2からの入射光が交差し、入線#1と入線#3からの入
射光が交差するガラス基板11上に被着されている。
尚、反射手段が光スイッチの両面に設けられているが図
示していない。図6の4入力、4出力の光スイッチにお
いて入射光を横波(P波)とすると、第1〜第4電極E
1〜E4がオフの場合、各入線#0〜#3より入力され
た入射光は出線#0〜#3に出力され、光路の交換はな
い。しかし、第1〜第4電極E1〜E4がオンの場合、
各入線#0,#1,#2,#3より入力された入射光は
それぞれ出線#2,#3,#0,#1に出力される。す
なわち、図6(a)の光スイッチにより図6(b)に示すネッ
トワークが構成される。
【0029】図7は入射光が横偏光あるいは縦偏光の場
合における4入力、4出力の光スイッチの第2の実施例
説明図であり、11,11′は第1、第2のガラス基板
であり、積層ガラス基板を構成している。12は各入射
光の偏光状態を変える偏光制御器であり、各入射光に応
じて電極E1〜E4が設けられている。偏光制御器12
は簡略化して示してあるが図2と同一の構成を備えてい
る。15c,15dは2つの入射光が交差するガラス基
板上の所定位置に被着された偏光分離膜である。偏光分
離膜15cは入線#0と入線#3からの入射光が交差す
るガラス基板11上に被着されており、偏光分離膜15
dは入線#1と入線#2からの入射光が交差するガラス
基板11′上に被着されている。尚、反射手段が光スイ
ッチの両面に設けられているが図示していない。図7の
4入力、4出力の光スイッチにおいて入射光を横波(P
波)とすると、第1〜第4電極E1〜E4がオフの場
合、各入線#0〜#3より入力された入射光は出線#0
〜#3に出力され、光路の交換はない。しかし、第1〜
第4電極E1〜E4がオンの場合、各入線#0,#1,
#2,#3より入力された入射光はそれぞれ出線#3,
#2,#1,#0に出力される。すなわち、図7(a)の
光スイッチにより図7(b)に示すネットワークが構成さ
れる。
【0030】図8は入射光が横偏光あるいは縦偏光の場
合における4入力、4出力の光スイッチの第3の実施例
説明図であり、11はガラス基板、12は各入射光の偏
光状態を変える偏光制御器であり、各入射光に応じて電
極E1〜E4が設けられている。偏光制御器12は簡略
化して示してあるが図2と同一の構成を備えている。1
5c,15dは2つの入射光が交差するガラス基板上の
所定位置に被着された偏光分離膜である。偏光分離膜1
5aは入線#0と入線#1からの入射光が交差するガラ
ス基板11上に被着されており、偏光分離膜15bは入
線#2と入線#3からの入射光が交差するガラス基板1
1上に被着されている。尚、反射手段が光スイッチの両
面に設けられているが図示していない。図8の4入力、
4出力の光スイッチにおいて入射光を横波(P波)とす
ると、第1〜第4電極E1〜E4がオフの場合、各入線
#0〜#3より入力された入射光は出線#0〜#3に出
力され、光路の交換はない。しかし、第1〜第4電極E
1〜E4がオンの場合、各入線#0,#1,#2,#3
より入力された入射光はそれぞれ出線#1,#0,#
3,#2に出力される。すなわち、図8(a)の光スイッ
チにより図8(b)に示すネットワークが構成される。
【0031】図6〜図8の光スイッチを適当に組み合わ
せて光学的に結合すると、各入線#0〜#3から入力さ
れた入射光を任意の出線#0〜#3に出力できる。図9
は図6と図8の光スイッチを組み合わせて光学的に結合
してなる4入力4出力のネットワークであり、バニヤン
網として知られているものである。又、図示しないが、
図7と図8の光スイッチを組み合わせて光学的に結合す
ることにより周知のクロスオーバ網が構成される。
【0032】(d) 4入力、4出力光スイッチ(入射光が
任意の偏光の場合) 図10は入射光が任意の偏光の場合における4入力、4
出力の光スイッチの実施例説明図であり、図6と図8の
光スイッチを組み合わせたバニヤン網を構成している。
111〜114はガラス基板であり順次積層されて積層ガ
ラス基板を構成している。12は各入射光の偏光状態を
変える偏光制御器であり、12aは強誘電性液晶、12
b,12b′はガラス基板である。液晶12aを挾んで
ガラス基板12b,12b′上に入射光の間隔の1/2
のピッチで電極E1〜E24が設けられている。13,
14は入射光を反射により光スイッチ内で450方向に
ジグザグに伝搬させる反射膜である。尚、反射膜14は
ガラスと空気の屈折率の差による全反射を利用すること
により省略することができる。反射面間の距離をLとす
ると、第1、第2層のガラス基板111,112の厚みは
L/8、第3層のガラス基板113の厚みはL/4、第
1層のガラス基板と偏光制御器の合成厚さはL/2とな
っている。
【0033】18a1〜18a4は各入線#0〜#3より
入力された入射光の横偏光(P波)と縦偏光(S波)を
分離する偏光分離膜、18bは図6の光スイッチと同等
の光スイッチを構成するための偏光分離膜、18c1
18c2は図8の光スイッチと同等の光スイッチを構成
するための偏光分離膜、18d1〜18d4はP波とS波
を合成して出線#0〜#3に出力するための偏光分離膜
である。偏光分離膜18bは、入線#0と#2、#1
と#3からの入射光がそれぞれ交差する第3層のガラス
基板113上に蒸着によりコーテイング(被着)され、
偏光分離膜18c1は入線#0と#1からの入射光が
交差する第2層のガラス基板112上にコーテイングさ
れ、また、偏光分離膜18c2は入線#2と#3から
の入射光が交差する第2層のガラス基板112上にコー
テイングされる。尚、入射角及び出射角制御手段は図示
を省略している。
【0034】隣接する2つの電極はペアになっており、
最初の4組((E1,E2;E3,E4;E5,E6;E7,E8)は1段目の光ス
イッチの光路を制御するための電極群であり、次の4組
((E9,E10;E11,E12;E13,E14;E15,E16)は2段目の光スイ
ッチの光路を制御するための電極群であり、最後の4組
((E17,E18;E19,E20;E21,E22;E23,E24)はP波とS波を合
成して出線#0〜#3に出力するための電極群である。
図11に示すように第1電極E1をオフ、第2電極E2
をオン,第9、第10電極E9,E10を共にオフ、第
17電極E17をオン、第18電極E18をオフする。
かかる状態において、入線#0から入力された入射光の
P波は図中点線で示すように、偏光分離膜18a,18
b,18c1を通過後、偏光制御器12によりS波に偏
光され(電極E17がオンのため)、偏光分離膜18d
1で反射されて出線#0より出力される。又、入線#0
から入力された入射光のS波は図中黒丸線で示すように
偏光分離膜18a1で反射し、ついで、偏光制御器12
でP波に変換され(電極E2がオンのため)、以後、各
偏光分離膜18b,18c 1,18d1を通過して出線#
0より出力される。すなわち、図11に示すように各電
極をオン/オフすれば入線#0から入力された入射光の
光路は変わらない。
【0035】一方、図12に示すように第1電極E1を
オン、第2電極E2をオフ、第13、第14電極E1
3,E14を共にオフ、第23電極E23をオフ、第2
4電極E24をオンする。かかる状態において、入線#
0から入力された入射光のP波は図中点線で示すよう
に、偏光分離膜18a1を通過後、偏光制御器12によ
りS波に偏光され(電極E1がオンのため)、しかる
後、偏光分離膜18b,18c2,18d4で反射されて
出線#3より出力される。又、入線#0から入力された
入射光のS波は図中黒丸線で示すように偏光分離膜18
1,18b,18c2で反射した後、偏光制御器12で
P波に変換され(電極E24がオンのため)、偏光分離
膜18d4を通過して出線#3より出力される。すなわ
ち、図12に示すように各電極をオン/オフすれば入線
#0から入力された光信号を出線#3から出力して光路
を交換できる。同様に、各電極を適宜オン/オフするこ
とにより、入線#0から入力された光信号を出線#1、
#2から出力でき、又、他の入線#1〜#3から入力さ
れた光信号を任意の出線から出力できる。
【0036】(e) 4入力、4出力光スイッチの別の実施
例 図6〜図8の4入力、4出力光スイッチではガラス基板
11の厚みが異なっている。このため、2つの光スイッ
チを組み合わせてバンヤン網やクロオーバ網等を作成す
るには、厚さの異なる複数のガラス基板を積層する必要
がある(図10参照)。そこで、光スイッチのガラス基
板の厚みを同じにできれば、複数の光スイッチを組み合
わせるとき1枚のガラス基板上に同時に複数の光スイッ
チ分の偏光分離膜を被着できるので作成が容易になる。
図13〜図15は図6〜図8の4入力、4出力光スイッ
チと同等のネットワークをガラス基板11の厚みを同じ
にして構成したものである。各図において、11はガラ
ス基板、12は各入射光の偏光状態を変える偏光制御器
であり、各入射光に応じて電極E1〜E4が設けられて
いる。偏光制御器12は簡略化して示してあるが図2と
同一の構成を備えている。15e,15fは所定の2つ
の入射光が交差するガラス基板11上の所定位置に被着
された偏光分離膜である。反射手段は光スイッチの両面
に設けられているが図示していない。
【0037】各図において、ガラス基板11及び偏光制
御器12の厚みは同一となっているが、偏光分離膜15
e,15fの長さ、被着位置は異なっている。図13に
おいて偏光分離膜15e,15fは、入線#0と入線#
1からの入射光が交差し、入線#1と入線#2からの入
射光が交差し、入線#2と入線#3からの入射光が交差
するガラス基板11上の別々の位置にそれぞれ被着され
ている。従って、入射光を横波(P波)とすると、第1
〜第4電極E1〜E4がオフの場合、各入線#0〜#3
より入力された入射光は出線#0〜#3に出力され、光
路の交換はない。しかし、第1〜第4電極E1〜E4が
オンの場合、各入線#0,#1,#2,#3より入力さ
れた入射光はそれぞれ出線#2,#3,#0,#1に出
力される。すなわち、図13(a)の光スイッチにより図
13(b)(図6(b)と同一)に示すネットワークが構成さ
れる。
【0038】図14において、偏光分離膜15eは、入
線#1と入線#2からの入射光が交差するガラス基板1
1上に被着され、偏光分離膜15fは、入線#0と入線
#3からの入射光が交差するガラス基板11上に被着さ
れている。従って、入射光を横波(P波)とすると、第
1〜第4電極E1〜E4がオフの場合、各入線#0〜#
3より入力された入射光は出線#0〜#3に出力され、
光路の交換はない。しかし、第1〜第4電極E1〜E4
がオンの場合、各入線#0,#1,#2,#3より入力
された入射光はそれぞれ出線#3,#2,#1,#0に
出力される。すなわち、図14(a)の光スイッチにより
図14(b)(図7(b)と同一)に示すネットワークが構成さ
れる。
【0039】図15において、偏光分離膜15eは入線
#0と入線#1からの入射光が交差するガラス基板11
上に被着され、偏光分離膜15fは入線#2と入線#3
からの入射光が交差するガラス基板11上に被着されて
いる。従って、入射光を横波(P波)とすると、第1〜
第4電極E1〜E4がオフの場合、各入線#0〜#3よ
り入力された入射光は出線#0〜#3に出力され、光路
の交換はない。しかし、第1〜第4電極E1〜E4がオ
ンの場合、各入線#0,#1,#2,#3より入力され
た入射光はそれぞれ出線#1,#0,#3,#2に出力
される。すなわち、図15(a)の光スイッチにより図1
5(b)に示すネットワークが構成される。以上のよう
に、4入力、4出力光スイッチのガラス基板11の厚み
を同じにできるから、2つの光スイッチを組み合わせて
所定のネットワークの光スイッチを一体に構成する場合
に作成が容易になり、作成精度も向上する。
【0040】(f) 光分配器の構成 図16は光分配器の構成図であり、70は複数の平行平
板状のガラス基板71〜74を積層してなる積層光学透
過部材であり、上層のガラス基板71の厚みは全体の1
/2、2番目のガラス基板72の厚みは全体の1/
2、3番目及び最下層のガラス基板73,74の厚み
は全体の1/23になっている。75,76は入射光が
反射によりジグザクに伝搬するように前記積層光学透過
部材70の両側に設けられた第1、第2の反射膜(ガラ
スと空気の屈折率の差によって内部全反射が生じるよう
に構成して除去することができる)、77a,77
1,77b2,77c1〜77c4は所定の2つの入射光
が反射により交差するガラス基板上に設けられた部分反
射膜である。すなわち、部分反射膜77aは、入線#
0と#4、#1と#5、#2と#6、#3と#7からの
入射光が交差する第2層のガラス基板72上に設けら
れ、部分反射膜77b1は入線#0と#2、#1と#
3からの入射光が交差する第3層のガラス基板73上に
設けられ、また、部分反射膜77b2は入線#4と#
6、#5と#7からの入射光が交差する第3層のガラス
基板73上に設けられ、部分反射膜77c1〜77c4
はそれぞれ入線#0と#1、入線#2と#3、入線#4
と#5、入線#6と#7からの入射光が交差する最下層
のガラス基板74上に設けられる。
【0041】所定の入線からの入射光を第1の部分反射
膜77aで2分岐し、分岐した2つの入射光を第2の部
分反射膜77b1,77b2でそれぞれ2分岐して合計2
2分岐し、各分岐した入射光を第3の部分反射膜77c1
〜77c4で更に2分岐して合計23分岐する。以上によ
り、所定の入線より入力された光を8方路(#0′〜#
7′)に分配できる。又、ガラス基板の積層数を増加す
ることにより光分配数を増加することができる。更に、
各入線から入射した光を同一の位置に正確に分配でき
る。
【0042】(g) 光分配器を用いた光スイッチ 図16の光分配器で、例えば5mm間隔の入射ビームアレ
イに対して光の分配ができるように各ガラス基板の厚み
を設定する。かかる分配器に5.1mm間隔で光ビームア
レイを入射すると、出射側では0.1mm間隔で分岐ビーム
が並び、更に、5mm間隔でその繰返しとなるようにする
ことができる。
【0043】図17はかかる原理を用いた2入力、2出
力の光スイッチの構成図である。70は同一厚みの平行
平板状のガラス基板71,72を積層してなる積層光学
透過部材、75,76は入射光が反射によりジグザクに
伝搬するように積層光学透過部材70の両側に設けられ
た第1、第2の反射膜(反射膜はガラスと空気の屈折率
の差によって内部全反射が生じるように構成して除去す
ることができる)、77aはガラス基板72上に設けら
れた部分反射膜であり、入線#0からの入射光Pを2分
岐し(P1,P2)、又、入線#1からの入射光Qを2
分岐する(Q1,Q2)。77、78は光入力部、光出
力部に設けられた回折格子であり、回折格子77は直角
に入射した光の進行方向を450に変え、回折格子78
は450で入射した光の進行方向を900に変えて出射す
る。79は分岐光P1,Q1に対応して設けられた第1
の光シャッタ、80は分岐光P2,Q2に対応して設け
られた第2の光シャッタである。光シャッタ79、80
はそれぞれ液晶で構成されており、外部制御により、1
つの分岐光のみ通過し、他を遮断する機能を備えてい
る。81、82はガラス基板83上に設けられた集光レ
ンズである。
【0044】入線#0,#1から入力される入射光P,
Qの間隔をそれぞれの分岐光が重ならないように決定す
ると、入射光P,Qは部分反射膜77aで合計4本の光
ビームP1,P2,Q1,Q2となり、図示するように
P1,Q1,P2,Q2の順に並ぶ。そこで、分岐光P
1,Q2のみ通過するように光シャッタ79、80を制
御すると分岐光P1,Q2は集光レンズ81、82で集
光され、出線#0,#1から出力される。この場合、光
路の交換は行われない。しかし、分岐光Q1,P2のみ
通過するように光シャッタ79、80を制御すると分岐
光Q1,P2は集光レンズ81、82で集光され、出線
#0,#1から出力され、光路の交換が行われる。以上
は2入力2出力の場合であるが、n入力にし、それぞれ
の分岐光が重ならないようにして、所定の分岐光を光シ
ャッタで選択するように構成すれば、n入力、n出力の
光スイッチを構成することができる。
【0045】図18は光分配器を用いた光スイッチの別
の実施例構成図である。図17の光スイッチでは、各入
射光を基板の長手方向(X方向)に整列して入力した場
合である。入射光数が少ない場合には、各分岐光間隔を
大きくできるが、入射光数が多くなると各分岐光の間隔
が短くなって光シャッタによる分岐光の選択が難しくな
る。
【0046】このため、図18の光スイッチでは入射光
を基板の長手方向に直交する方向(Y方向)に整列して
入射している。図中、70は同一厚みの平行平板状のガ
ラス基板71,72を積層してなる積層光学透過部材、
77aはガラス基板72上に設けられた部分反射膜であ
り、入線#0からの入射光Pを2分岐し(P1,P
2)、又、入線#1からの入射光Qを2分岐する(Q
1,Q2)。77、78は光入力部、光出力部に設けら
れた回折格子であり、回折格子77は直角に入射した光
の進行方向を450に変え、回折格子78は450で入射
した光の進行方向を900に変えて出射する。79は分
岐光P1,Q1に対応して設けられた第1の光シャッ
タ、80は分岐光P2,Q2に対応して設けられた第2
の光シャッタである。光シャッタ79、80はそれぞれ
液晶で構成されており、外部制御により、1つの分岐光
のみ通過し、他を遮断する機能を備えている。83,8
4はそれぞれ光シャッタ79,80を通過した光ビーム
を出線#0,#1に導くフォトカプラーである。積層光
学透過部材70の両側に設けられる反射部材は図示を省
略している。
【0047】入射光P,Qは部分反射膜77aで合計4
本の光ビームP1,P2,Q1,Q2となり、図示する
ように2次元的に並ぶ。かかる状態で、分岐光P1,Q
2のみ通過するように光シャッタ79、80を制御する
と分岐光P1,Q2はフォトカプラー83、84で集光
され、出線#0,#1から出力される。この場合、光路
の交換は行われない。しかし、分岐光Q1,P2のみ通
過するように光シャッタ79、80を制御すると分岐光
Q1,P2はフォトカプラー83,84で集光され、出
線#0,#1から出力され、光路の交換が行われる。以
上は2入力2出力の場合であるが、n個の入射光をY方
向に配列して、所定の分岐光を光シャッタで選択するよ
うに構成すれば、n入力、n出力の光スイッチを構成す
ることができる。
【0048】(h) 2次元的に入射される場合の光スイッ
チ 図6〜図15に示した4入力、4出力の光スイッチで
は、各入射光が基板の長手方向(X方向)に整列して入
力した場合である。しかし、入射光が2次元的に配列さ
れて入力する場合がある。図19は2次元的に入射する
場合の光スイッチの構成図である。91、92は図2に
示す構成を備えた光スイッチであり、11は平行平板状
のガラス基板、12は平行平板状の偏光制御器、15は
偏光分離膜、16,17は光入力部、光出力部に設けら
れた回折格子であり、回折格子16は直角に入射した光
の進行方向を450に変え、回折格子17は450で入射
した光の進行方向を900に変えて出射する。尚、光ス
イッチ91、92の両面に設けられる反射膜は省略して
いる。
【0049】光スイッチ91は入線#0からの入射光を
偏光制御により#0′、#1′の一方より出射する。
又、光スイッチ92は#0′からの入射光を偏光制御に
より出線#1,#3の一方より出射し、#1′からの入
射光を偏光制御により出線#0,#2の一方より出射す
る。従って、光スイッチ91、92の偏光制御により、
入線#0からの入射光を任意の出線#0〜#3より出力
できる。同様に、他の入線からの入射光も任意の出線#
0〜#3より出力でき、図19により2次元的に入射し
た4入力、4出力の光スイッチが構成される。以上で
は、図2に示す2入力、2出力の光スイッチ91,92
を直角に立体的に配列して4入力、4出力の光スイッチ
を構成した場合であるが、光スイッチ91,92として
例えば図9の4入力、4出力のバニヤン網を用いれば、
4×4入力、4×4出力の光スイッチを構成できる。
又、同様に、2つの光分配器を設け、第1の分配器の光
出力部と第2の光分配器の光入力部が重なるように、か
つ直交して配設することにより、第2の光分配器の光出
力部から2次元的に入射光を分配出力することができ
る。
【0050】(i) 透過型光スイッチ 図20は透過型光スイッチの構成図である。図20(a)
において、51、52は頂角が450をなす平行6面体
の偏光プリズム、53,54はそれぞれ偏光プリズム5
1,52の前段に設けられ、入射光の偏光状態を制御す
る平板状の偏光制御器である。偏光プリズム51,52
において、51a,51b;52a,52bは積層され
たガラス基板、51c,51d;52c,52dは入射
光が反射によりジグザクに伝搬するように各ガラス基板
の積層面と反対側にそれぞれ設けられた第1、第2の反
射膜(反射膜はガラスと空気の屈折率の差によって内部
全反射が生じるように構成して除去することができ
る)、51e,52e,52e′は所定の2本の入射光
が反射により交差するガラス基板上に蒸着され、横偏光
を透過し、縦偏光を反射する偏光分離膜である。偏光プ
リズム51の偏光分離膜51eは入線#0と入線#2か
らの入射光が交差し、入線#1と入線#3からの入射光
が交差するガラス基板51a上に被着されている。偏光
プリズム52の偏光分離膜52eは入線#0と入線#1
からの入射光が交差するガラス基板52a上に被着され
ており、偏光分離膜52e′は入線#2と入線#3から
の入射光が交差するガラス基板52a上に被着されてい
る。
【0051】偏光制御器53,54は図24(b),(c)に
示す構成と同一の構成を備え(液晶は強誘電性液晶とす
る)、入線#0〜#3に対応してそれぞれ電極E1〜E
4を備えている。偏光プリズム51は、図20(b)に示
すように、入線#0と入線#2からの入射光が交差し、
入線#1と入線#3からの入射光が交差するガラス基板
51a上に偏光分離膜51eを被着し、その上にガラス
基板51bを積層し、更に、両面に反射膜51c,51
dをコーティングしてなる平行平板状の部材より、45
0の傾斜で切り出すことにより得られる。又、偏光プリ
ズム52は、図20(c)に示すように、入線#0と入線
#1からの入射光が交差するガラス基板52a上に偏光
分離膜52eを被着し、入線#2と入線#3からの入射
光が交差するガラス基板52a上に偏光分離膜52e′
を被着し、その上にガラス基板52bを積層し、更に、
両面に反射膜52c,52dをコーティングしてなる平
行平板状の部材より、450の傾斜で切り出すことによ
り得られる。
【0052】入射光を横偏光(P波)であるとすると、
偏光制御器53,54の各第1電極E1,E1が共に
オフした状態において、入線#0から入射した光は各偏
光分離膜51e,52eを透過すると共に、各反射膜で
反射して出線#0から出力される。又、偏光制御器5
3の第1電極E1がオフ、偏光制御器54の第1電極E
1がオンした状態においては、入線#0から入射した光
は出線#1から出力される。偏光制御器53の第1電
極E1がオン、偏光制御器54の第3電極E3がオンし
た状態においては、入線#0から入射した光は出線#2
から出力される。偏光制御器53の第1電極E1オ
ン、偏光制御器54の第3電極E3がオフした状態にお
いては、入線#0から入射した光は出線#3から出力さ
れる。以上より、偏光制御器53、54により入射光の
偏光状態を制御することにより任意の出線に出力でき、
光路の交換できる。他の入線#1〜#3からの光も同様
に任意の出線に出力できる。
【0053】以上のように、2つの偏光プリズム51,
52により4入力、4出力のバニヤン網の光スイッチを
構成でき、従来の透過型光スイッチ(図24(a)参照)に
比べると偏光プリズムを2つ減少でき、多チャンネルに
なっても小型化が可能である。 又、網構成に応じて偏
光分離膜の数、各偏光分離膜の長さ及び被着位置を決定
して偏光プリズムを作成し、各入射光の偏光状態を偏光
分離膜に到来する前に偏光分離器で制御することにより
任意のネットワークの光スイッチを構成でき、これら各
種網構成に応じた複数の光スイッチを光学的に縦続接続
することによりクロオーバ網などの透過型光スイッチを
簡単に作成することができる。更に、図13〜図15に
示す偏光制御器12をガラス基板で置き換えた平行平板
状の部材より450の傾斜で切り出して得られる偏光プ
リズムを組み合わせてもバニヤン網、クロスオーバ網等
の透過型光スイッチを容易に構成することができる。
【0054】図20の偏光プリズム51,52は平行6
面体に切り出してあるが、偏光プリズム51の点線より
上の部分は上方向に向かう入射光を右方向に反射するた
めのものであり、偏光プリズム52の点線より下の部分
は下方向の入射光を右方向に反射するためのものであ
る。従って、偏光プリズム51の上半分を除去して三角
柱状にし、又、偏光プリズム52の下半分を除去して三
角柱状にして図21に示すように配置しても図20の透
過型光スイッチと全く同等の透過型光スイッチを構成す
ることができる。
【0055】(j) 透過型光スイッチの別の構成 以上では、偏光分離膜を用いた偏光プリズムを用いて透
過型光スイッチを構成した場合であるが、部分反射膜を
用いて透過型光スイッチを構成することもできる。この
場合には、図16に示す光分配器を頂角450の平行6
面体あるいは三角柱に切り出して部分反射プリズムを形
成し、図20あるいは図21と同様に配置し、最後の偏
光プリズムの出力側に図17で示した光シャッタと集光
手段(集光レンズ、フォトカプラー等)を設ける。
【0056】(k) 2次元的に入射される場合の透過型光
スイッチの構成 図22は2次元的に入射される場合の4×4入力、4×
4出力の透過型光スイッチの構成図であり、図20の透
過型光スイッチ100、200を90度ずらして立体的
に光結合するように配置したものである。前段の光スイ
ッチ100により縦方向のスイッチングが行われ、後段
の光スイッチにより横方向のスイッチングが行われ、任
意の入線からの入射光を任意の出線に出力できる。以
上、本発明を実施例により説明したが、本発明は請求の
範囲に記載した本発明の主旨に従い種々の変形が可能で
あり、本発明はこれらを排除するものではない。
【0057】
【発明の効果】以上本発明の反射型光スイッチによれ
ば、平板状の光学透過部材と、該光学透過部材上に積層
され、入射光の偏光状態を制御する平板状の偏光制御器
と、入射光が反射によりジグザクに伝搬するように前記
光学透過部材並びに前記偏光制御器にそれぞれ設けられ
た反射手段と、所定の2本の入射光が反射により交差す
る位置に設けられた偏光分離膜を備え、各入射光の偏光
状態を偏光分離膜に到来する前に偏光分離器で制御する
ことにより各入射光の光路を制御するように構成したか
ら、従来の透過型光スイッチのようにマイクロプリズム
を設けなくても光路の交換ができ、簡単に光スイッチを
作成することができる。
【0058】又、本発明の反射型光スイッチによれば、
入射光の縦偏光と横偏光を分離する第2の偏光分離膜を
光入力部に設け、該第2の偏光分離膜で入射光をP,S
波に分離し、各P,S波の偏光状態をそれぞれ偏光制御
器で制御し、偏光状態を制御された各成分の光路を偏光
分離膜で切り換えるように構成したから、任意の偏光状
態の光が入力されても光路の交換を行うことができ、し
かも、P,S波の光路長を同一にできる。更に、本発明
の反射型光スイッチによれば、偏光分離膜の個数、各偏
光分離膜の長さ及び被着位置(パターン)を工夫するこ
とにより任意のネットワーク構成の光スイッチを作成で
き、しかも、これら各種ネットワーク構成に応じた複数
の光スイッチが光学的に結合されるように一体に形成す
ることにより、バニヤン網やクロオーバ網などの光スイ
ッチを簡単、小型に構成することができる。
【0059】又、本発明の反射型光スイッチによれば、
第1の光スイッチの光出力部と第2の光スイッチの光入
力部が重なるように、かつ直交して配設するように構成
したから、第1の光スイッチの光入力部に2次元的に入
射される光信号の光路を2次元的に切り換えることがで
きる。本発明の透過型光スイッチによれば、所定の2本
の入射光が反射により交差する位置に偏光分離膜を設け
てなる偏光プリズムの前段に入射光の偏光状態を制御す
る偏光制御器を設け、各入射光の偏光状態を偏光分離膜
に到来する前に偏光分離器で制御するように構成したか
ら、従来の透過型光スイッチに比べると少ない数の偏光
プリズム数で光スイッチを構成でき、多チャンネルにな
っても小型化が可能である。
【0060】又、本発明の透過型光スイッチによれば、
網構成に応じて偏光分離膜の数、各偏光分離膜の長さ及
び被着位置を決定して偏光プリズムを作成し、各入射光
の偏光状態を偏光分離膜に到来する前に偏光分離器で制
御して各入射光の光路を切り換えるようにして光スイッ
チを構成したから、これら各種網構成に応じた複数の光
スイッチを光学的に縦続接続することにより、バニヤン
網やクロオーバ網などの透過型光スイッチを簡単に構成
することができる。更に、本発明の透過型光スイッチに
よれば、平行平板状の積層されたガラス基板、入射光が
反射によりジグザクに伝搬するように各ガラス基板にそ
れぞれ設けられた第1、第2の反射手段、所定の2本の
入射光が反射により交差するガラス基板上に被着された
偏光分離膜よりなる光学部材を作成し、所望の形に切断
することにより簡単に偏光プリズムを作成することがで
きる。
【0061】本発明の光分配器によれば、光学透過部材
の積層面であって、所定の2つの入射光が反射により交
差する位置に部分反射膜を設けるように構成したから、
簡単に光分配器を作成でき、しかも、各入線から入射し
た光を同一の位置に分配することができる。又、本発明
の光分配器によれば、積層数を増加することにより光分
配数を簡単に増加することができ、更に、2次元的に入
射光を分配出力することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】反射型光スイッチの基本構成(入射光が横又は
縦偏光の場合)である。
【図3】入射角制御手段の説明図である。
【図4】光の収束制御説明図である。
【図5】反射型光スイッチの基本構成(入射光が任意の
偏光の場合)である。
【図6】4入力、4出力の光スイッチの構成図(その
1)である。
【図7】4入力、4出力の光スイッチの構成図(その
2)である。
【図8】4入力、4出力の光スイッチの構成図(その
3)である。
【図9】バニヤン網の構成図である。
【図10】4入力、4出力の光スイッチ(入射光が任意
の偏光の場合)である。
【図11】4入力、4出力の光スイッチの動作説明図
(その1)である。
【図12】4入力、4出力の光スイッチの動作説明図
(その2)である。
【図13】4入力、4出力の光スイッチの別の構成図
(その1)である。
【図14】4入力、4出力の光スイッチの別の構成図
(その2)である。
【図15】4入力、4出力の光スイッチの別の構成図
(その3)である。
【図16】光分配器の構成図である。
【図17】光分配器を用いた光スイッチの構成図であ
る。
【図18】光分配器を用いた光スイッチの別の構成図で
ある。
【図19】2次元的に入射する場合の光スイッチの構成
図である。
【図20】本発明の透過型光スイッチの構成図である。
【図21】本発明の透過型光スイッチの変形例を示す構
成図である。
【図22】2次元的に入射する場合の透過型光スイッチ
の構成図である。
【図23】従来の反射型光スイッチの構成図である。
【図24】従来の透過型光スイッチの構成図である。
【図25】従来の透過型光スイッチの動作説明図であ
る。
【符号の説明】
11・・平行平板状のガラス基板 12・・平行平板状の偏光制御器 13,14・・反射膜 15・・偏光分離膜 12a・・強誘電性液晶 E1,E2・・電極パターン 51、52・・偏光プリズム 53,54・・偏光制御器 51e,52e・・偏光分離膜 70・・積層光学透過部材 77a,77b1〜77b2,77c1〜77c4・・部分
反射膜

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入射光の光路を切り換える光スイッチに
    おいて、 平板状の光学透過部材と、 該光学透過部材上に積層され、入射光の偏光状態を制御
    する平板状の偏光制御器と、 入射光が反射によりジグザクに進行するように前記光学
    透過部材並びに前記偏光制御器にそれぞれ設けられた第
    1、第2の反射手段と、 所定の2本の入射光が反射により交差する位置に設けら
    れた偏光分離膜(第1の偏光分離膜)を備え、 各入射光の偏光状態を偏光分離膜に到来する前に偏光分
    離器で制御することにより各入射光の光路を制御する光
    スイッチ。
  2. 【請求項2】 偏光分離膜を光学透過部材の前記交差位
    置上に被着する請求項1記載の光スイッチ。
  3. 【請求項3】 入射光の縦偏光と横偏光を分離する第2
    の偏光分離膜を備え、第2の偏光分離膜で分離された入
    射光の各成分の偏光状態を前記偏光制御器で制御し、偏
    光状態を制御された各成分の光路を第1の偏光分離膜で
    切り換える請求項2記載の光スイッチ。
  4. 【請求項4】 前記光学透過部材の厚みを一定にすると
    共に前記第1の偏光分離膜を複数設け、光スイッチの網
    構成に応じて各第1の偏光分離膜の長さ及び被着位置を
    決定し、複数の入射光の光路を制御する請求項2又は請
    求項3記載の光スイッチ。
  5. 【請求項5】 各種網構成に応じた複数の光スイッチが
    光学的に結合されるように一体に形成してなる請求項4
    記載の光スイッチ。
  6. 【請求項6】 光スイッチの網構成に応じて、前記光学
    透過部材の厚み、前記第1偏光分離膜の被着数、各第1
    偏光分離膜の長さ及び被着位置を決定し、複数の入射光
    の光路を制御する請求項2記載の光スイッチ。
  7. 【請求項7】 各種網構成に応じた複数の光スイッチが
    光学的に結合されるように一体に形成してなる請求項6
    記載の光スイッチ。
  8. 【請求項8】 前記光学透過部材に設けられる反射手段
    を、該光学透過部材と空気の屈折率の差によって内部全
    反射が生じるように構成した請求項1記載の光スイッ
    チ。
  9. 【請求項9】 光入力部及び又は光出力部に光の進行方
    向を変える光進行方向変更手段を有する請求項1記載の
    光スイッチ。
  10. 【請求項10】 光の空間的な広がりを抑制する集光手
    段を有する請求項1記載の光スイッチ。
  11. 【請求項11】 前記光スイッチを2つ設け、第1の光
    スイッチの光出力部と第2の光スイッチの光入力部が重
    なるように、かつ直交して配設し、第1の光スイッチの
    光入力部に2次元的に入射される光信号の光路を2次元
    的に切り換える請求項1記載の光スイッチ。
  12. 【請求項12】 入射光の光路を切り換える光スイッチ
    において、 n本の入射光のそれぞれを第1から第nの光路に分配す
    ると共に、各入射光の分配光路を隣接する入射光の分配
    光路に対して光伝搬方向に所定ピッチづつずらしてなる
    光分配器と、 全入射光の第i番目の分配光路に対応して設けられ、第
    j番目の入射光に応じた第i分配光路からの光を通過
    し、他を遮断する第i光シャッタと、 第i光シャッタを通過する光を集光して第i出力光路に
    出力する集光手段を備え、前記光分配器は、 複数の平行平板状の光学透過部材を積層してなる積層光
    学透過部材と、入射光が反射により伝搬するように前記
    積層光学透過部材の両側に設けられた第1、第2の反射
    手段と、前記光学透過部材の各積層面に設けられた部分
    反射膜とを備え、各入射光を部分反射膜によりn本の光
    路に分配すると共に、各入射光の分配光路を隣接する入
    射光の分配光路に対して光伝搬方向に所定量ずらしてな
    る光分配器であることを特徴とする光スイッチ。
  13. 【請求項13】 入射光の光路を切り換える光スイッチ
    において、 n本の入射光のそれぞれを第1から第n本の光路に分配
    すると共に、各入射光の分配光路を隣接する入射光の分
    配光路に対して光伝搬方向と垂直方向に所定ピッチづつ
    ずらしてなる光分配器と、 全入射光の第i番目の分配光路に対応して設けられ、第
    j番目の入射光に応じた第i分配光路からの光を通過
    し、他を遮断する第i光シャッタと、 第i光シャッタを通過する光を集光して第i出力光路に
    出力する集光手段を備え、前記光分配器は、 複数の平行平板状の光学透過部材を積層してなる積層光
    学透過部材と、入射光が反射により伝搬するように前記
    積層光学透過部材の両側に設けられた第1、第2の反射
    手段と、前記光学透過部材の各積層面に設けられた部分
    反射膜とを備え、各入射光を光伝搬方向に対して垂直方
    向に所定ピッチずらして入力し、各入射光を部分反射膜
    によりn本の光路に分配すると共に、各入射光の分配光
    路を隣接する入射光の分配光路に対して光伝搬方向に対
    して垂直方向に所定ピッチずらしてなる光分配器である
    ことを特徴とする光スイッチ。
  14. 【請求項14】 光入力部及び又は光出力部に光の進行
    方向を変える進行方向変更手段を有する請求項12又は
    請求項13記載の光スイッチ。
  15. 【請求項15】 光の空間的な広がりを抑制する集光手
    段を有する請求項12又は請求項13記載の光スイッ
    チ。
  16. 【請求項16】 入射光の光路を切り換える光スイッチ
    において、 光学透過部材を積層してなる積層光学透過部材と、入射
    光が反射により伝搬するように積層光学透過部材の両側
    に設けられた第1、第2の反射手段と、所定の2本の入
    射光が反射により交差する位置に設けられた偏光分離膜
    を備え、網構成に応じて偏光分離膜の数、各偏光分離膜
    の長さ及び被着位置が決定された偏光プリズムと、 偏光プリズムの前段に設けられ、入射光の偏光状態を制
    御する偏光制御器を有し、 各入射光の偏光状態を偏光分離膜に到来する前に偏光分
    離器で制御することにより各入射光の光路を制御する光
    スイッチ。
  17. 【請求項17】 各種網構成に応じた複数の光スイッチ
    を光学的に縦続接続して入射光の光路を制御する請求項
    16記載の光スイッチ。
  18. 【請求項18】 所定の光スイッチを90度回転して配
    置することにより、1段目の光スイッチの光入力部に2
    次元的に入射される光信号の光路を2次元的に切り換え
    る請求項17記載の光スイッチ。
  19. 【請求項19】 入射光を分配する光分配器において、 複数の平行平板状の光学透過部材を積層してなる積層光
    学透過部材と、 入射光が反射により伝搬するように前記積層光学透過部
    材の両側に設けられた第1、第2の反射手段と、 前記光学透過部材の積層面であって、所定の2つの入射
    光が反射により交差する位置に設けられた部分反射膜と
    を備え、 各入射光を部分反射膜に導いて複数の光路に分配する光
    分配器。
  20. 【請求項20】 前記光学透過部材側の反射手段を、該
    光学透過部材と空気の屈折率の差によって内部全反射が
    生じるように構成した請求項19記載の光分配器。
  21. 【請求項21】 光の分配数に応じて前記光学透過部材
    の積層数、各積層面に被着する部分反射膜の数、各部分
    反射膜の長さ及び被着位置を決定し、複数の入射光のう
    ち所定の入射光を複数の光路に分配する請求項19項記
    載の光分配器。
  22. 【請求項22】 前記光分配器を2つ設け、第1の分配
    器の光出力部と第2の光分配器の光入力部が重なるよう
    に、かつ直交して配設し、第2の光分配器の光出力部か
    ら2次元的に入射光を分配出力する請求項19記載の光
    分配器。
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