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JPH07198043A - 万能割りメカニカルシール - Google Patents

万能割りメカニカルシール

Info

Publication number
JPH07198043A
JPH07198043A JP6332383A JP33238394A JPH07198043A JP H07198043 A JPH07198043 A JP H07198043A JP 6332383 A JP6332383 A JP 6332383A JP 33238394 A JP33238394 A JP 33238394A JP H07198043 A JPH07198043 A JP H07198043A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seal
segment
seal ring
split mechanical
mechanical seal
Prior art date
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Granted
Application number
JP6332383A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3095649B2 (ja
Inventor
Henri V Azibert
ヘンリー・ヴィー・アジバート
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chesterton AW Co
Original Assignee
Chesterton AW Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chesterton AW Co filed Critical Chesterton AW Co
Publication of JPH07198043A publication Critical patent/JPH07198043A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3095649B2 publication Critical patent/JP3095649B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16JPISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
    • F16J15/00Sealings
    • F16J15/16Sealings between relatively-moving surfaces
    • F16J15/34Sealings between relatively-moving surfaces with slip-ring pressed against a more or less radial face on one member
    • F16J15/3464Mounting of the seal
    • F16J15/3488Split-rings

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Mechanical Sealing (AREA)
  • Sealing Material Composition (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 異なる圧力条件下で強力な密封能力を発揮す
る割りメカニカルシールを提供すること。 【構成】 回転軸の周りに配置された静止及び回転シー
ルリング組立体と、弾性付勢手段と、軸方向付勢手段と
から成る割りメカニカルシール。静止及び回転シールリ
ング組立体の各々は、弾性的に支持された1対のシール
リングセグメントで構成されたシールリングを有する。
弾性付勢手段は、シールリングの外表面に緊密に接触せ
しめられ、シールリングセグメントのセグメントシール
面を互いに密封接触させるように付勢する第1半径方向
内向き力を与える。軸方向付勢手段は、シールリングに
組み合わせて設けられ、弾性付勢手段と協同して第2半
径方向内向き力を創生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、メカニカルシール(機
械的密封装置)に関し、特に、いろいろな異なる作動条
件下で強力な密封能力を発揮する万能割りメカニカルシ
ール(以下、単に「シール」とも称する)に関する。こ
こで、「シール」とは、「密封装置」又は「密封部材」
を意味するばかりでなく、「密封状態」をも意味するも
のとする。
【0002】
【従来の技術】弾性装着フェースを有する割りメカニカ
ルシールは、圧密及び流体密シールを設定するために広
範囲の機械的装置に使用されている。「弾性装着面」と
は、弾性的に取り付けられる面のことであり、「面」又
は「シール面」とは、作用面即ち密封面のことをいう。
「圧密シール」とは、圧力を密封するシールという意味
であり、「流体密シール」とは、流体(気体及び液体)
を密封するシールという意味である。メカニカルシール
は、通常、静止ハウジング内に取り付けられてハウジン
グから突出している回転軸の周りに装着される。シール
は、通常、軸出口(ハウジングから軸が突出している部
位)のところでハウジングにボルト止めされ、高圧プロ
セス流体がハウジングから漏失されるのを防止する。従
来の割りメカニカルシールとしては、密封すべき軸の周
りに同心的に配設され互いに軸方向に離隔された1対の
シールリングを有する面型メカニカルシールがある。各
シールリング(以下、単に「リング」とも称する)は、
互いに密封接触するように付勢されるシール面を有して
おり、通常は、一方のシールリングは、静止(固定)リ
ングであり、他方のリングは軸に接触して軸と共に回転
する回転リングである。
【0003】メカニカルシールは、そのシールリングの
シール面を互いに密封接触させることによって高圧プロ
セス流体が外部環境へ漏出するのを防止する。回転シー
ルリングは、通常、グランド組立体によって画定される
チャンバー内に配設されたホルダ組立体内に装着され
る。ホルダ組立体は、ねじによって締め合わされた1対
のホルダ半分体(ホルダセグメント)から成り、同様
に、グランド組立体は、ねじによって締め合わされた1
対のグランド半分体(グランドセグメント)から成る。
各シールリングは、各々1対のシール面を有する2個又
は複数個のセグメントに分割された、いわゆる割りリン
グとされることが多く、周知のように、割りリングは、
軸の一端を解放する必要なしに軸の周りに装着すること
ができる。
【0004】弾性装着面を有する従来の割りメカニカル
シールの1つの欠点は、周囲圧力がプロセス流体の圧力
より大きくなったとき、シールリングの密封能力が低下
することである。密封能力の低下は、割りリングセグメ
ントを引き離そうとする半径方向外向きの力がシールリ
ングに作用することに基因しており、その結果高圧流体
を外部環境へ逃がしてしまう。
【0005】従来の割りメカニカルシールのもう1つの
欠点は、ホルダセグメント及びグランドセグメントを締
め合わせるねじが所定のねじ穴に挿入するようになされ
ており、1つのねじを締めた後、他のねじを挿入するに
は軸を回転させなければならないことである。更に、メ
カニカルシールを分解するとき、ねじがホルダ及びグラ
ンドのどれかのセグメントから外れ落ちることがあり、
外れたねじがハウジングの他の構成部品を損傷したり、
紛失したりすることもある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、従来
の割りメカニカルシールの上述した欠点を克服すること
である。従って、本発明の目的は、いろいろな作動圧力
条件下で流体密シールを設定する改良されたメカニカル
シールを提供することである。本発明の他の目的は、い
ろいろな異なる作動圧力条件下で機能することができ、
従っていろいろな異なるシールを用いる必要性を排除す
る単一の(万能の)割りメカニカルシールを提供するこ
とである。本発明の更に他の目的は、組み立て及び分解
が容易である割りメカニカルシールを提供することであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の一側面によれば、回転軸を収容したハウジ
ングに取り付けるための割りメカニカルシールであっ
て、前記軸の周りに配置された第1シールリング組立体
と第2シールリング組立体と、少くとも1つの弾性付勢
手段と、少くとも1つの軸方向付勢手段とから成るメカ
ニカルシールが提供される。第1及び第2シールリング
組立体の各々は、弾性的に支持された少くとも2つのシ
ールリングセグメントで構成されたシールリングを有す
る。それらのシールリングセグメントは、外表面と、両
端にそれぞれ軸方向に延長したセグメントシール面を有
する。第1シールリング組立体は、静止シールリング組
立体であり、第2シールリング組立体は、回転シールリ
ング組立体である。
【0008】本発明の一側面においては、前記弾性付勢
手段は、前記シールリングセグメントのセグメントシー
ル面を互いに密封接触させるように付勢する働きをする
第1半径方向内向き力を与えるために前記シールリング
の1つの外表面の周りに同心的に配設されて該外表面に
緊密に接触せしめられる。好ましい実施例では、各シー
ルリングの周りに1つづつ1対の弾性付勢手段を設ける
ことが好ましく、弾性付勢手段は、弾性部材であること
が好ましい。
【0009】本発明の別の側面においては、前記軸方向
付勢手段は、前記弾性付勢手段と協同して第2半径方向
内向き力を創生するために少くとも1つのシールリング
に組み合わせて設ける。この第2半径方向内向き力は、
該メカニカルシールが所定の圧力条件に露呈されたと
き、セグメントシール面を互いに密封接触させるように
付勢する働きをする。好ましい実施例では、この軸方向
付勢手段は、両方のシールリングのシールリングセグメ
ントに一体的に形成された、半径方向外方に傾斜した外
表面を有する衝接面とする。
【0010】本発明の別の側面によれば、該メカニカル
シールが前記所定の圧力条件、例えば、該メカニカルシ
ールの内部圧力より高い周囲圧力に露呈されたとき、前
記弾性部材(弾性付勢手段)が前記衝接面に圧接されて
該衝接面に軸方向の力を及ぼす。衝接面は、その軸方向
の力を軸方向力成分と、第2半径方向内向き力に変換す
る。この第2半径方向内向き力は、第1半径方向内向き
力と協同して、シールリングセグメントのシール面を互
いに密封接触させるように付勢する働きをする。
【0011】本発明の好ましい実施例によれば、回転軸
と一緒に回転するホルダ組立体内に1つの回転シールリ
ングを設け、軸を囲う静止ハウジングに固定されたグラ
ンド組立体内に1つの静止シールリングを設ける。各シ
ールリングは、相対的に回転するが、互いに密封接触せ
しめられてシールを設定するシール面を有する。このメ
カニカルシールを軸の周りに組み立て、あるいは分解す
るのを容易にするために、ホルダ組立体及びグランド組
立体だけでなく、これらのシールリングもセグメントと
して形成する。本発明の重要な特徴の1つは、個々のシ
ールリングを互いに密封接触するように付勢した状態
で、各シールリングセグメントを互いに軸方向に移動す
ることができるようにしたことである。これは、各シー
ルリングをそれらの間の界面に向けて軸方向に付勢した
状態で、それぞれホルダ組立体とグランド組立体内に弾
性的に取り付けることによって可能にされる。
【0012】この構成においては、複数の円弧状シール
リングセグメントが円形のシールリングを構成するよう
に締め合わされたセグメント界面における密封接触を維
持する半径方向に各シールリングセグメントを弾性的に
付勢することも肝要である。典型的な実施例では、これ
は、各シールリングの周りに円形の弾性Oリングを配設
することによって達成される。このメカニカルシール全
体の目的は、周囲雰囲気と、回転軸の周りの内部流体
(プロセス媒体)との間にシールを維持することである
が、周囲雰囲気と内部流体との間のいろいろな圧力条件
下で密封状態を維持することができるものでなければな
らない。圧力条件としては、例えば、周囲雰囲気が、内
部流体に比べて高い圧力である場合もあれば、あるいは
低い圧力である場合もある。
【0013】弾性Oリングは、又、シールリングを軸方
向に移動し得るように弾性的に取り付けることを可能に
し、それらのシールリングに互いに近づける方向に若干
の軸方向付勢力を与える。
【0014】このメカニカルシール内に画定される流体
チャンネル又は通路内に存在する内部流体の圧力が周囲
雰囲気に対して負圧であるときは、周囲雰囲気の圧力が
半径方向の付勢力を創生してシールリングセグメント間
シールを破り、周囲流体が内部流体(プロセス媒体)内
へ漏入する。この事態は、流体圧が前記Oリングに軸方
向の力を及ぼしてOリングを付勢し、回転シールリング
と静止シールリングをより強い圧力で圧着させるのにも
拘らず発生する。本発明のメカニカルシールにおいて
は、この問題は、シールリングセグメントを囲繞する前
記Oリングのための座部即ち衝接面として傾斜した外表
面を設け、Oリングが衝接面の傾斜外表面に及ぼす軸方
向の力を軸方向力成分と半径方向力成分に変換し、シー
ルリングの中心方向に向けられる半径方向力成分が上記
シールリングセグメント間シールを維持するようにした
ことによって解決された。
【0015】本発明の更に別の側面によれば、グランド
セグメント及びホルダセグメントのの両端にそれぞれシ
ール面を形成し、各シール面にガスケットを装着するた
めのガスケット溝を形成する。ガスケットをグランドセ
グメント又はホルダセグメントのシール面のガスケット
溝内に装着すると、ガスケットの一部分がシール面から
突出するようになされており、ガスケットの突出した部
分が、対向する他のセグメントのシール面のガスケット
溝内に受容されて捕捉されるようになされている。
【0016】
【実施例】図1〜4を参照すると、本発明の好ましい実
施例による割りメカニカルシール10が示されている。
メカニカルシール10は、好ましくは、第1軸線13に
沿って延長した軸12の周りに同心的に配置され、ポン
プ等のハウジング14の外壁に固定される。軸12は、
少くともその一部分がハウジング14内に取り付けられ
ている。本発明の教示に従って構成されたメカニカルシ
ール10は、1対の割りシールリング、即ち、第1又は
回転シールリング20と第2又は静止リング30を有す
る。回転シールリング20は、1対の円弧状リングセグ
メント25,25から成り、静止シールリング30は、
1対の円弧状リングセグメント33,33から成る。メ
カニカルシール10は、流体密シールを設定し、プロセ
ス媒体、例えば液圧流体がハウジングから逃出するのを
防止する。流体密シールは、回転シールリング20,2
0の平滑な円弧状シール表面21,21及びセグメント
シール面22,22と、静止シールリング30の平滑な
円弧状シール表面31,31及びセグメントシール面3
2,32によって設定される。即ち、各リングセグメン
ト25の平滑な円弧状シール表面21は、対応するリン
グセグメント33の平滑な円弧状シール表面31に互い
に密封接触するように付勢される。同様にして、各リン
グセグメント25のセグメントシール面22は、対応す
るリングセグメント25のセグメントシール面22に互
いに密封接触するように付勢される。かくして、これら
の個々のシール面は、後述するように、真空状態を含む
広範囲の作動条件下で機能することができる流体密シー
ルを設定する。
【0017】図示のメカニカルシール10は、回転シー
ルリング20及び静止リング30に加えて、シールグラ
ンド組立体40及びシールリングホルダ組立体110を
含む。シールグランド組立体40は、1対の同じ円弧状
のグランドセグメント41,42から成る。シールグラ
ンド組立体及びグランドセグメントは、便宜上、単に
「グランド」とも称する。グランドセグメント41は、
第1面46と、第1面46と一体に形成され、それから
半径方向外方に段差を付された第2面50と、第2面5
0と一体に形成され、それから半径方向外方に段差を付
された第3面54と、第3面54と一体に形成され、そ
れから半径方向内方へ延長した傾斜第4面56を有す
る。第1面46と第2面50との間に第1連接環状壁4
8が画定され、第2面50と第3面54との間に第2連
接環状壁52が画定されている。
【0018】グランド組立体40は、その底部59に沿
って形成されたガスケット溝58を有する。ガスケット
溝58は、平坦な環状の弾性ガスケット又は平坦なOリ
ング60を受容し座着させるための溝である。図2及び
3に示されるように、ガスケット60は、溝58の深さ
より大きい軸方向の寸法(厚さ)を有することが好まし
く、それによってメカニカルシール10とハウジング1
4との間に圧密及び流体密シールを設定する。好ましい
実施例では、ガスケット60(メカニカルシール10と
ハウジング14との間を密封するためのものであるから
「ハウジングガスケット」とも称する)は、各グランド
セグメント41,42にそれぞれ装着するための2つの
円弧状ガスケットセグメントに予め切断しておくことが
好ましい。それらのハウジングガスケットセグメント
は、溝58に取り付け、接着剤によって固定することが
好ましい。この構成は、メカニカルシール10をハウジ
ング14に取付けたとき、プロセス媒体がシール10に
沿って漏出するのを防止する働きをする。
【0019】グランドセグメント41,42の各グラン
ドシール面64,66にグランドガスケット溝70が形
成されている。溝70は、グランドの第2面50から第
4面にまで延長した軸方向の主溝セグメント71と、主
溝セグメント71に対して横断方向にそれぞれグランド
の第2壁52と第4面56に沿って延長した溝セグメン
ト72,73と、グランドの第2面50に沿って延長し
た溝セグメント74を有する。
【0020】グランド溝70にはそれに嵌合する形状の
弾性のグランドガスケット76が座着される。本発明の
重要な特徴の1つは、ガスケット76が、溝70内に装
着されたとき、図1、4及び5に示されるようにグラン
ドの割りグランドシール面64,66から突出すること
である。一方のグランドセグメント41の割りグランド
シール面64,66から突出したガスケット76の露出
部分は、他方のグランドセグメント42の割りグランド
シール面64,66に形成された嵌合形状のグランド溝
に捕捉される。このように、ガスケット76の両端を互
いに対面する割りグランドシール面64,66と64,
66との間に捕捉することにより、ガスケット76が選
定された最大限圧力より高い圧力に露呈された場合でも
互いに対面する割りグランドシール面の間に形成された
間隙から飛び出すのを防止する。従って、このダブル捕
捉(両端捕捉)の特徴は、メカニカルシール10の他の
構成部品の機械的公差の厳密性を緩和するばかりでな
く、グランドセグメント41,42が圧力漏れを起すこ
となくより高い圧力に耐えることを可能にする。グラン
ドガスケット76は、エラストマーゴムのような任意の
適当な弾性材料で形成することが好ましい。又、ガスケ
ット76及びそれに対応する溝70の形状は、図示のも
のに限定されるものではなく、他の任意の適当な形状と
することができることは当業者には明らかであろう。
【0021】各グランドセグメント41,42には又、
1対のねじハウジング80,82が一体に形成されてい
る。各ねじハウジング80,82は、実質的にそれを貫
通した横断方向の締着具受容孔84を有している。孔8
4は、図1、6A及び6Bに示されるように、小径のね
じ付き部分86と、それと同心で大径のねじなし部分8
8を有する。孔84のねじなし部分88は、グランドシ
ール面64,66に近い側に配置することが好ましい。
【0022】横断方向の締着具受容孔84には、図示の
形状を有するねじ90を装着する。ねじ90は、主軸9
2と頭部96を有することが好ましく、主軸92は、図
1及び6Aに示されるように、ねじ付き先端部分93と
ねじなし後端部分94を有する。ねじ付き先端部分93
の外径はねじなし後端部分94の外径より大きい。図6
Bに示されるように、各ねじ90は、1対のねじハウジ
ング80と82を締め合わせる。ねじ90のねじ付き先
端部分93は、孔84のねじ付き部分86にねじ込まれ
ることにより孔84内に確実に保持される。ねじ90を
孔84を通して更に螺進させると、ねじのねじ付き先端
部分93は孔84のねじ成し部分即ちクリアランス間隙
に進入する。この位置では、ねじ90は、締まった状態
で固定されてはいないが、孔84内に確実に(即ち、離
脱し得ない状態に)保持される。好ましい実施例では、
ねじ付き先端部分93の直径は、ねじハウジング80,
82の小径ねじ付き部分86のそれに近い大きさとす
る。
【0023】本発明のねじ90と孔84の構成は幾つか
の重要な利点を提供する。特に有利な利点は、グランド
セグメント41,42を組み立てる前に、ねじ90をど
ちらのグランドセグメント41,42のどちらの側から
でも締着具受容孔84内に装着することができるので、
窮屈な場所で組み立てるのに好都合であり、しかも、ね
じ90をねじハウジング80内に確実に係留することが
できることである。ねじ90をねじハウジング80から
離脱しないようにすることにより、メカニカルシールの
組み立て又は分解中ねじの偶発的な紛失が防止されるの
で、メカニカルシールの組み立てを容易にすうるととも
に、組み立て時間を短縮する。ねじハウジング82も、
ねじハウジング80と同じ構造である。
【0024】グランド組立体40は、更に、複数のボル
トタブ38を有する。ボルトタブ38は、本体37を有
し、本体37の一端に挿入用突起39(図1)が一体に
形成されている。突起39は、グランド組立体40の周
縁に形成された環状溝68内に装着される。ボルトタブ
38の円周方向の角度位置は、ボルトタブ38及びその
突起39を溝68に沿って摺動させることによって調節
することができる。ボルトタブ38は、取り付けボルト
(図示せず)を座着させることによって寝かし10をハ
ウジング14に固定するためのものであり、使用に当っ
ては隣接する1対のボルトタブ38と38の間に取り付
けボルトを挿入する。ボルトタブの詳細は、本出願人の
米国特許第5,209,496号に記載されている。
【0025】図1〜4に示されるように、ホルダ組立体
110は、グランド組立体40によって画定されるチャ
ンバー24内にグランド組立体40から半径方向内方に
離隔させて配置される。ただし、ホルダ組立体110
は、必ずしもグランド組立体40内に配置する必要はな
く、グランド組立体40から軸方向に離隔させて配置し
てもよい。ホルダ組立体110は、1対の同じ円弧状の
ホルダセグメント112,114を有する。シールリン
グホルダ組立体及びホルダセグメントは、便宜上、単に
「ホルダ」とも称する。各ホルダセグメント112,1
14は、外表面116及び内表面124を有する、ホル
ダセグメントの内表面124は、半径方向内方に傾斜し
た第1面126と、それに連接して軸方向に延長した第
2面130と、半径方向内方にそれぞれ段差を付された
第3面134及び第4面138と、第2面130と第3
面134の間に一体に形成された半径方向内方に延長し
た第1壁132と、第3面134と第4面138の間に
一体に形成された半径方向内方に延長した第2壁136
を有する。第4面138の直径は、ホルダ組立体110
を取り付ける軸12の直径と等しいか、それより僅かに
大きい寸法とすることが好ましい。
【0026】ホルダセグメントの外表面116は、軸方
向に延長した第1外表面146と、半径方向内方に傾斜
した第2外表面148と、半径方向内方に段差を付され
た第3外表面154と、第2外表面148と第3外表面
154との間に形成された半径方向内方に延長した第1
外壁150を有する。好ましい実施例では、ホルダセグ
メントの第3外表面154の外径は、グランドセグメン
トの第4面56のそれより小さくする。このクリアラン
スは、ホルダ組立体110をグランド組立体40内に自
由に回転し得るように座着させるのに必要である。第1
外表面146の外径は、グランドセグメントの第3面5
4のそれより小さく、グランドセグメントの第2面50
のそれより大きくすることが好ましい。
【0027】ホルダ組立体112の第4面138には、
割り軸ガスケット又はOリング142を装着するための
環状チャンネル140が形成されている。軸ガスケット
142は、環状チャンネル140内に装着されると、軸
12に密封係合し、ホルダ112と軸12との界面に沿
って流体密シールを設定する(図2参照)。第2壁13
6には円筒状突起144を軸方向に突設することが好ま
しい。突起144は、後述するように、回転シールリン
グ20を回転運動するように付勢することによって機械
的回転手段として機能する。
【0028】ホルダセグメント112,114の各割り
ホルダシール面118,120には、図1〜4に示され
た形状を有するホルダガスケット溝158が形成されて
いる。溝158にはそれに嵌合する形状の弾性のホルダ
ガスケット160が座着される。本発明の重要な特徴の
1つは、ガスケット160が、溝158内に装着された
とき、図4に示されるようにホルダシール面118,1
20から突出することである。一方のホルダセグメント
のシール面から突出したガスケット160の露出部分
は、他方のホルダセグメントのシール面に形成された嵌
合形状の溝に座着される。この構成は、グランド組立体
に関連して先に説明したように、選択された値より高い
圧力において流体密シールを設定することを可能にす
る。ガスケット160は、エラストマーゴムのような任
意の適当な変形自在の材料で形成することが好ましい。
【0029】各ホルダセグメント112,114には
又、ねじ170を装着する締着具受容孔164が形成さ
れている。ホルダの締着具受容孔164は、上述したグ
ランド組立体のねじハウジング80,82の締着具受容
孔84と同様のものであり、ねじ170は、ねじ90と
同様のものである。ねじ170と孔164とは、ねじ9
0と孔84に関連して先に説明したのと同様の態様で機
能する。ホルダ組立体110、グランド組立体40及び
ねじ90は、ステンレス鋼のような任意の適当な剛性材
料で形成することができる。
【0030】回転シールリング組立体20も、1対の同
じ円弧状の回転シールリングセグメント25,25から
成る。回転シールリング及び回転シールリングセグメン
トは、便宜上、単に「回転シールリング」又は「シール
リング」とも称する。各回転シールリングセグメント2
5は、図3に示されるように実質的に平滑な円弧状内表
面172と、外表面176を有する。内表面172に
は、ホルダの突起144を受容するための長方形の切欠
き174が形成されている。外表面176は、軸方向に
延長した第1外表面180と、それに連接して半径方向
内方に傾斜した第2外表面即ち衝接面182と、軸方向
に延長した第3外表面184を有する。回転シールリン
グセグメント25の図3でみて頂部には、平滑な円弧状
シール表面21が形成されている。回転シールリングセ
グメント25の内表面172の内径は、軸12の回転を
許すように軸12の外径より大きくされている。回転シ
ールリングセグメント25の第3外表面184は、ホル
ダ組立体110に取り付け係合するようにホルダセグメ
ントの第3面134の直径と等しいかそれより僅かに小
さい寸法とされている。回転シールリングセグメント2
5の第1外表面180の直径は、ホルダセグメントの第
1面126の内径より小さく、ホルダセグメントの第3
面134の直径より大きい寸法とする。図に示されたシ
ールリング20の外表面176は、半径方向内方に傾斜
した衝接面182を有しているが、衝接面として、傾斜
していない、段差付きの環状表面を用いてもよいことは
当業者には明らかであろう。
【0031】Oリング(環状の弾性部材)188のよう
な弾性付勢手段が回転シールリング20の周りに同心的
に装着される。好ましい実施例では、Oリング188
は、図2に示されるように、ホルダ組立体110の第1
壁132に沿って座着させ、回転シールリング20の第
2及び第3外表面182,184に衝接させる。Oリン
グ188は、各回転シールリングセグメントのシール面
を他の回転シールリングセグメントに密封接触させるの
に十分な弾性を有しており、それによって流体密及び圧
力密シールを設定する。Oリング188は、又、機械的
クリップ200と協同して、回転シールリング20及び
静止シールリング30をグランド組立体40及びホルダ
組立体110の剛性の壁及び面に対して浮動関係に離隔
して軸方向に非剛的に(弾性的に)浮動自在に支持する
ことによって軸方向の弾性的付勢手段として機能する。
このような浮動関係は、本出願人の米国特許第4,57
6,384号において始めて開示された。
【0032】図3に明示されているように、静止シール
リング組立体30も同様に、1対の同じ円弧状の静止シ
ールリングセグメント33,33から成る。静止シール
リング及び静止シールリングセグメントは、便宜上、単
に「静止シールリング」又は「シールリング」とも称す
る。各静止シールリングセグメント33は、第1軸線1
3に平行に延長した実質的に平滑な円弧状内表面35
と、外表面36を有する。外表面36は、軸方向に延長
した第1外表面190と、それに連接して半径方向外方
に傾斜した第2外表面即ち衝接面192を有する。静止
シールリングセグメント33の図3でみて頂部には、平
滑な円弧状頂部表面194が形成されており、底部には
平滑な円弧状シール表面31が形成されている。頂部表
面194に沿って凹部196が形成されている。
【0033】グランド組立体40の頂部表面62にクリ
ップ溝63(図2参照)を介して機械的に結合された機
械的クリップ200は、静止シールリングセグメント3
3の頂部表面194の凹部196に座着する。この構成
により、静止シールリング30を軸12及び回転シール
リング20と共に回転するのを防止するための回り止め
として機能するとともに、静止シールリング30を心合
させ座着させるのを助成する。
【0034】静止シールリングセグメント33の内表面
35の内径は、軸12及び回転シールリング20の回転
を許すように軸12の外径及び回転シールリング20の
ない表面172の直径よりより大きくされている。Oリ
ング(環状の弾性部材)202のような弾性付勢手段が
静止シールリング30の周りに同心的に装着される。O
リング202は、各静止シールリングセグメント33の
シール面32を他の静止シールリングセグメントに密封
接触させるのに十分な半径方向内向きの付勢力を及ぼ
す。Oリング202は、又、グランド組立体40と静止
シールリング30との間に流体密及び圧力密シールを設
定する。Oリング202は、グランドセグメントの第1
壁48と、グランドセグメントの第2面50と、静止シ
ールリングの外表面190と、静止シールリングの衝接
面192とによって画定される第1取り付け領域204
内に座着する。好ましい実施例では、衝接面192は、
静止シールリングの外表面190に対して好ましくは約
30°〜60°の範囲の、最も好ましくは約45°の角
度をなす。静止シールリング30は、炭素又はセラミッ
ク材、例えばアルミナ又は炭化珪素等で形成することが
好ましい。
【0035】機械的クリップ200は、又、回転シール
リング20と静止シールリング30とをそれらのシール
表面21と31が互いに密封接触せしめられるように軸
方向に付勢することにより回転及び静止シールリング2
0,30に弾性的な支持を与える軸方向の付勢手段とし
ても機能する。
【0036】図2に示されるように、シールリング2
0,30は、グランド組立体40及びホルダ組立体11
0の剛性の壁及び面に対して離隔した浮動関係をなして
非剛的に(弾性的に)浮動自在に支持されている。この
ような浮動自在の非剛的支持と離隔関係は、軸12に対
する回転シールリングセグメント25,25及び静止シ
ールリングセグメント33,33の僅かな半径方向並び
に軸方向の浮動を許し、しかもなお、回転シール表面2
1が静止シールリング30の平滑な円弧状シール表面3
1に追従してそれと密封接触を保つことを可能にする。
かくして、回転シールリングのシール表面21と静止シ
ールリングのシール表面31とは、この浮動作用の結果
として自動的に心合することができる。
【0037】図7に概略的に示されるように、Oリング
188及び202の両自由端には、同じ構造の玉継手が
設けられている。Oリング202を例にとって説明する
と、Oリング202の一方の自由端は、小径のほぼ半球
状の肩部222と、それに連接した環状頸部224と、
それに連接した球状頭部226から成る、玉継手の
「玉」部を有し、それに対応して、Oリング202の他
方の自由端には、球状ソケット部(受口)227と、そ
れに連接した環状カラー部228と、それに連接した環
状ジャケット部230から成る、玉継手の「ソケット」
が形成されている。Oリング202の両自由端を締着す
るには、一端の球状頭部226をそれた合致する形状の
他端の球状ソケット部227に挿入すればよく、それに
よって環状カラー部228が頸部224の周りに嵌合し
て頸部を係留し、肩部222が環状ジャケット部230
に密着する。メカニカルシール10及びその関連部品
は、割り部品として示されているが、Oリング188及
び202はその両端が連結されれば、円形の一体部品で
ある。
【0038】組み立てに当っては、回転シールリングセ
グメント25,25を、その長方形の切欠き174をホ
ルダ組立体110の軸方向に突出した突起144に整列
させることによって軸12の周りにホルダ組立体110
内に装着する。その際、Oリング188を回転シールリ
ングセグメント25,25の周りに同心的に配設し、ホ
ルダの第2面130及び第1壁132、及び回転シール
リングの外表面182,184に密封接触させる。Oリ
ング188は、又、一方の回転シールリングセグメント
25のシール面22を他方の回転シールリングセグメン
ト25のシール面22に密封接触させるのに十分な半径
方向内向き力を及ぼす。
【0039】次いで、ホルダセグメント112と114
を、それらの締着具受容孔164内に確実に保持されて
いるねじ170を締めることによって締め合わせる。図
1〜3に示されるように、回転シールリングセグメント
25,25は、ホルダ組立体の124から離隔されてお
り、ホルダ組立体110内にOリング188によって非
剛的に支持され、回転シールリング20の僅かな半径方
向及び軸方向の浮動を許す。
【0040】次に、静止シールリングセグメント33と
33を軸12の周りに同心的に取り付け、Oリング20
2によって締め合わせる。Oリング202は、一方の静
止シールリングセグメント33のシール面32を他方の
静止シールリングセグメント33のシール面32に密封
接触させるのに十分な半径方向内向き力を静止シールリ
ングの外表面36に及ぼす。
【0041】次いで、グランドセグメント41と42を
ホルダ組立体110及び回転及び静止シールリング2
0,30の周りに同心的に位置づけし、ねじハウジング
80,82の締着具受容孔84内に確実に保持されてい
るねじ90を締めることによって締め合わせる。先に述
べたように、ねじ90は、本発明の締着具受容孔84及
びねじ90の構成によりグランド組立体40に係留され
ているので、メカニカルシール10から偶発的に脱落す
ることがない。更に、2本のねじ90は、グランド組立
体40の同じ側からでも、あるいは反対側からでも締め
ることができるので、軸12を回す必要がない。
【0042】ねじ90をハウジング14に完全に締め付
ける前に、軸12、ホルダ組立体110及び回転及び静
止シールリング20,30をチャンバー24内に心合さ
せなければならない。本発明のメカニカルシールによれ
ば、軸12及びホルダ組立体110は、図10に示され
るようにホルダ組立体110の外表面116に沿って形
成された複数個の調心スペーサ240を介してグランド
セグメント41,42を軸及びホルダ組立体に対して心
合させる。調心スペーサ240は、ホルダ組立体110
の外表面116に一体に形成してもよく、あるいは外表
面116に形成した凹部内に別体の部材として取り付け
てもよい。好ましい実施例においては、スペーサ240
は、ホルダ組立体110の第1外表面146の周りに円
周方向に等間隔に配置される。スペーサ240は、ホル
ダ組立体110の回転中グランドの内表面を傷つけるこ
とがなく、しかも耐久性のある柔らかい材料、例えばテ
フロンで形成するのが好ましい。図10の実施例は4つ
の等間隔に配置されたスペーサ240を示しているが、
スペーサの個数及び間隔は任意に定めることができる。
更に、スペーサ240は、必ずしもホルダ組立体110
の第1外表面146に形成する必要はなく、ホルダの他
のいろいろな部位に形成することができる。
【0043】図11は、軸調心機構の変型実施例を示
す。この実施例では、軸調心機構は、ねじハウジング8
0,82に形成された横断ポート242に通された調心
ストラップ241から成る。調心ストラップ241は、
ハンドル248に取り付けられた1対の可撓性の細長ス
トラップセグメント244,246を含む。横断ポート
242は、ねじハウジング80(又は82)の外部に開
口し、グランド組立体40によって画定されるチャンバ
ー24に連通する。横断ポート242の内部を周囲環境
から隔絶するために横断ポート242のこの開口部を覆
う六角ボルト(図示せず)を設ける。ストラップ241
は、プラスチック材で形成することが好ましい。
【0044】軸12及びホルダ組立体110をチャンバ
ー24内に心合させるときは、調心ストラップ241の
各セグメントの前端250,252を、それらの前端が
ホルダ組立体110に接触してそれ以上の進入を一時的
に止められるまでポート242内に挿入する。ストラッ
プ241をポート242内へ更に挿入すると、各セグメ
ントの前端250,252がホルダ組立体110の外周
の周りに巻きつけられ、両方のセグメントでホルダ組立
体110の外周の周りをほぼ囲包する。かくして、スト
ラップ241は、ホルダ組立体110の全周を、従って
軸12をグランド組立体40の内表面から均一に離隔さ
せる働きをする。この調心機構は、割りメカニカルシー
ルにも、非割り型(全周一体の)メカニカルシールにも
適用することができることは、当業者には明らかであろ
う。
【0045】グランド組立体40とホルダ組立体110
を適正に心合させると、グランドガスケット76及びホ
ルダガスケット160は、それぞれ、先に説明したグラ
ンドセグメントの対向したシール面に形成された溝、及
びホルダセグメントの対向したシール面に形成された溝
内に捕捉される。先に述べたように、このダブル捕捉
(両端捕捉)は、メカニカルシール10がそのグランド
セグメント及びホルダセグメントのシール面によって設
定される圧力密及び流体密シールを弱めることなく、よ
り高い圧力に耐えることを可能にする。加えて、Oリン
グ202が、グランドの内表面、例えばグランドの第2
面50及び第1壁48と、静止シールリング30の外表
面との間に圧力密及び流体密シールを設定する。
【0046】上述のようにしてメカニカルシール10を
組み立て、ポンプハウジング14に取り付けると、ポン
プのプロセス媒体、例えば液圧流体は、グランドの内表
面54(グランドの第1面46を除く)と、Oリング2
02と、ホルダ組立体の外表面116と、静止シールリ
ングの外表面190及び衝接面192と回転シールリン
グの第1及び第2外表面180,182と、ホルダ組立
体の第1及び第2面126,130と、Oリング188
とによって画定されるプロセス媒体チャンネル(第1流
体通路)234(図2参照)内に密封される。周囲環境
の媒体、通常は空気が、静止シールリングの内表面35
及び回転シールリングの内表面172と、静止シールリ
ングの外表面190と、グランドの第1及び第2面4
6,50及び第1壁48と、回転シールリングの外表面
184と、ホルダ組立体の第1壁132とによって画定
され、プロセス媒体チャンネル234から密封された周
囲環境側チャンネル(第2流体通路)236を満たす。
ここで、「周囲環境」とは、ハウジング14の内部環境
以外のあらゆる外部環境をいう。
【0047】回転リングセグメント25のシール面22
は、Oリング188によって他の回転リングセグメント
25のトシール面22に互いに密封接触するように付勢
され、同様にして、静止シールリングセグメント33の
シール面32は、Oリング202によって他の静止シー
ルリングセグメント33のシール面32に密封接触する
ように付勢される。更に、プロセスチャンネル234内
に存在するプロセス媒体の液圧は、その液圧に比例する
追加の半径方向内向きの力をシールリングセグメントの
外表面36,190に及ぼし、静止シールリングセグメ
ント33,33のシール面32と32を互いに密着させ
るように付勢する。
【0048】全体として、Oリング142は、プロセス
媒体が軸12に沿って周囲環境側チャンネル236内に
滲出するのを防止する。平坦なOリング60は、プロセ
ス媒体がハウジング14とメカニカルシール10との界
面に沿って滲出するのを防止し、Oリング188及び2
02は、それぞれプロセス媒体がホルダ組立体110及
びグランド組立体40を経て周囲環境側チャンネル23
6内に滲出するのを防止する。
【0049】作動において、プロセス媒体の圧力が周囲
環境媒体それより大きいかそれに等しい場合(正圧であ
る)は、Oリング202は、図2、4及び8Aに示され
るように第1装着領域204内の位置Aに座着せしめら
れる。この位置では、プロセス媒体は、図8Aに実線矢
印で示されるように静止シールリングの外表面36(1
90,192)に半径方向内向きの力を及ぼし、Oリン
グ202に軸方向(図8Aでみて右方)の力を及ぼして
該Oリングをグランドの内表面の第1壁48及び静止シ
ールリングの外表面190に密封接触させる。
【0050】プロセス媒体の圧力が周囲環境媒体のそれ
より低い(負圧又は真空である)場合は、周囲環境媒体
がOリング202を図8Bに示されるように第1装着領
域204内の位置Bへ付勢して衝接面192に圧接させ
る。ここで「負圧」とは、プロセス媒体が周囲環境媒体
より低い圧力になるあらゆる圧力状態を意味するものと
する。この位置では、周囲環境媒体(以下、単に「周囲
媒体」とも称する)の圧力が、図8Bに実線矢印で示さ
れるように静止シールリングの内表面35及び外表面3
6にそれぞれ半径方向外向き及び半径方向内向きの力を
及ぼす。第1装着領域204内では、前にプロセス媒体
によって占められていたが、Oリング20の(図8Bで
みて左方への)変位によって空けられた区域が、周囲媒
体によって占められる。この周囲媒体によって及ぼされ
る半径方向外向きの力と半径方向内向きの力とは、静止
シールリングセグメント33の図8Bでみて点線260
の右方までの長さ部分においては互いに相殺されるの
で、正味力はゼロである。しかしながら、点線260
の、即ちOリング202の左方においては、周囲媒体に
よって静止シールリングセグメント33の内表面35に
及ぼされる半径方向外向きの力が、プロセス媒体によっ
て創生される対抗力より大きいので、正味半径方向外向
き力が生じる。この正味半径方向外向き力に対抗するの
がOリング202である。正味半径方向外向き力がOリ
ング202の付勢力を上回ると、静止シールリングセグ
メント33と33がそれらのシール面32に沿って分離
し、その結果、流体密シールが破れて、プロセス媒体チ
ャンネル234を周囲媒体に露呈させることになる。
【0051】しかしながら、本発明によれば、周囲媒体
がOリング202を傾斜衝接面192に圧接させるの
で、この傾斜衝接面192がOリング202から受ける
垂直力を軸方向の力成分268と半径方向の力成分27
0に変換する。そして、この半径方向の力成分270
は、第2の、即ち補助的な半径方向内向き力を創生す
る。好ましい実施例として、衝接面192の傾斜を45
°とすれば、第2の半径方向内向き力は、周囲媒体によ
って及ぼされる半径方向外向き力の0.707倍とな
る。大抵の圧力条件において、この第2の半径方向内向
き力は、静止シールリングセグメントのシール面32と
32が分離するのを防止し、流体密シールを維持するの
に十分である。更に、軸方向の力成分268は、回転シ
ールリング20の平滑な円弧状シール表面21と静止シ
ールリング30の平滑な円弧状シール表面31を互いに
密封接触した状態に維持する働きをする。
【0052】本発明の好ましい実施例によれば、上述し
た正味半径方向外向き力を小さくすることによって更に
確実に回転シールリング20の平滑な円弧状シール表面
21と静止シールリング30の平滑な円弧状シール表面
31を互いに密封接触した状態に維持することができ
る。そのための好ましい方法の1つは、不均衡な半径方
向外向き力に露呈される静止シールリング30の面積を
最小限にすることである。例えば、図8Bに示されるよ
うに、静止シールリング30の、点線260より左側の
部分をできるだけ短くし、それによって、相対的に高い
圧力の周囲媒体によって静止シールリングの内表面35
に及ぼされる半径方向外向き力を小さくすることができ
る。
【0053】あるいは、図9に示されるように変型実施
例として、静止シールリング30とグランドの内表面と
の間に力伝達仲介部材280を介設し、この仲介部材2
80の半径方向内外両側にOリング202Aと202B
を設けることができる。この場合、Oリング202A
は、上述したのと同様の態様で、衝接面192と協同
し、第2の半径方向内向き力を創生し、それによって流
体密シールを維持する。一方、Oリング202Bは、プ
ロセス媒体チャンネル234と周囲環境側チャンネル2
36との間に流体密シールを設定する。以上の説明から
分かるように、本発明は、上述した目的を能率的に達成
する。
【0054】以上、本発明を実施例に関連して説明した
が、本発明は、ここに例示した実施例の構造及び形態に
限定されるものではなく、本発明の精神及び範囲から逸
脱することなく、いろいろな実施形態が可能であり、い
ろいろな変更及び改変を加えることができることを理解
されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の好ましい実施例に従って2つ
のセグメントに分割された割りメカニカルシールの透視
図である。
【図2】図2は、図1のメカニカルシールの一部断面に
よる部分図である。
【図3】図3は、図1のメカニカルシールの線3−3に
沿って切り離された半分の分解透視図である。
【図4】図4は、図1のメカニカルシールの半分の透視
図である。
【図5】図5は、図1のメカニカルシールの一部分の上
からみた図である。
【図6】図6Aは、図1のメカニカルシールのグランド
のための本発明の好ましい実施例によるねじの側面図で
ある。図6Bは、図1のメカニカルシールのグランドの
ための本発明の好ましい実施例によるねじハウジングの
部分図である。
【図7】図7は、図1のメカニカルシールの静止シール
リングのための本発明の好ましい実施例によるOリング
の断面図である。
【図8】図8Aは、図1のメカニカルシールの静止シー
ルリング及びグランド組立体の部分図である。図8B
は、図8Aと同様の図であるが、Oリングが変位したと
ころを示す図である。
【図9】図9は、8A及び8Bの変型実施例を示す図8
と同様の図である。
【図10】図10は、本発明の好ましい実施例によるホ
ルダ組立体の平面図である。
【図11】図11は、本発明の好ましい実施例による調
心機構を示す図1のメカニカルシールの平面図である。
【符号の説明】
10:メカニカルシール 12:軸 13:第1軸線 14:ハウジング 20:回転シールリング組立体 21:平滑な円弧状シール表面 22:セグメントシール面 24:チャンバー 25:回転シールリングセグメント 30:静止シールリング 31:平滑な円弧状シール表面 32:セグメントシール面 33:静止シールリングセグメント 35:平滑な円弧状内表面 36:外表面 38:ボルトタブ 40:グランド組立体 41:グランドセグメント 46:第1面 48:第1壁 64,66:シール面 70:ガスケット溝 76:ガスケット 80,82:ねじハウジング 84:締着具受容孔 86:小径のねじ付き部分 88:ねじなし部分 90:ねじ 93:ねじ付き先端部分 96:頭部 110:シールリングホルダ組立体 112,114:ホルダセグメント 116:外表面 118,120:シール面 144:円筒状突起 158:ガスケット溝 164:締着具受容孔 170:ねじ 172:平滑な円弧状内表面 174:長方形の切欠き 176:外表面 182:半径方向内方に傾斜した外表面(衝接面) 188:弾性付勢手段(Oリング) 190:軸方向に延長した第1外表面 192:半径方向外方に傾斜した第2外表面(衝接面) 196:凹部 200:機械的クリップ 202:弾性付勢手段(Oリング) 204:第1装着領域 234:プロセス媒体チャンネル(第1流体通路) 236:周囲環境側チャンネル(第2流体通路) 240:調心スペーサ 241:調心ストラップ 242:横断ポート 244,246:ストラップセグメント 250,252:自由端
【手続補正書】
【提出日】平成7年3月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】本発明の一側面においては、前記弾性付勢
手段は、前記シールリングセグメントのセグメントシー
ル面を互いに密封接触させるように付勢する働きをする
第1半径方向内向き力を与えるために前記シールリング
の1つの外表面の周りに同心的に配設されて該外表面に
緊密に接触せしめられる。好ましい実施例では、各シー
ルリングの周りに1つづつ1対の弾性付勢手段を設ける
ことが好ましく、弾性付勢手段は、エラストマー製部材
であることが好ましい。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】本発明の別の側面によれば、該メカニカル
シールが前記所定の圧力条件、例えば、該メカニカルシ
ールの内部圧力より高い周囲圧力に露呈されたとき、前
記エラストマー製部材(弾性付勢手段)が前記衝接面に
圧接されて該衝接面に軸方向の力を及ぼす。衝接面は、
その軸方向の力を軸方向力成分と、第2半径方向内向き
力に変換する。この第2半径方向内向き力は、第1半径
方向内向き力と協同して、シールリングセグメントのシ
ール面を互いに密封接触させるように付勢する働きをす
る。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】この構成においては、複数の円弧状シール
リングセグメントが円形のシールリングを構成するよう
に締め合わされたセグメント界面における密封接触を維
持する半径方向に各シールリングセグメントを弾性的に
付勢することも肝要である。典型的な実施例では、これ
は、各シールリングの周りに円形のエラストマー製Oリ
ングを配設することによって達成される。このメカニカ
ルシール全体の目的は、周囲雰囲気と、回転軸の周りの
内部流体(プロセス媒体)との間にシールを維持するこ
とであるが、周囲雰囲気と内部流体との間のいろいろな
圧力条件下で密封状態を維持することができるものでな
ければならない。圧力条件としては、例えば、周囲雰囲
気が、内部流体に比べて高い圧力である場合もあれば、
あるいは低い圧力である場合もある。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】エラストマー製Oリングは、又、シールリ
ングを軸方向に移動し得るように弾性的に取り付けるこ
とを可能にし、それらのシールリングに互いに近づける
方向に若干の軸方向付勢力を与える。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】グランド組立体40は、その底部59に沿
って形成されたガスケット溝58を有する。ガスケット
溝58は、平坦な環状のエラストマー製のガスケット又
は平坦なOリング60を受容し座着させるための溝であ
る。図2及び3に示されるように、ガスケット60は、
溝58の深さより大きい軸方向の寸法(厚さ)を有する
ことが好ましく、それによってメカニカルシール10と
ハウジング14との間に圧密及び流体密シールを設定す
る。好ましい実施例では、ガスケット60(メカニカル
シール10とハウジング14との間を密封するためのも
のであるから「ハウジングガスケット」とも称する)
は、各グランドセグメント41,42にそれぞれ装着す
るための2つの円弧状ガスケットセグメントに予め切断
しておくことが好ましい。それらのハウジングガスケッ
トセグメントは、溝58に取り付け、接着剤によって固
定することが好ましい。この構成は、メカニカルシール
10をハウジング14に取付けたとき、プロセス媒体が
シール10に沿って漏出するのを防止する働きをする。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】グランド溝70にはそれに嵌合する形状の
エラストマー製グランドガスケット76が座着される。
本発明の重要な特徴の1つは、ガスケット76が、溝7
0内に装着されたとき、図1、4及び5に示されるよう
にグランドの割りグランドシール面64,66から突出
することである。一方のグランドセグメント41の割り
グランドシール面64,66から突出したガスケット7
6の露出部分は、他方のグランドセグメント42の割り
グランドシール面64,66に形成された嵌合形状のグ
ランド溝に捕捉される。このように、ガスケット76の
両端を互いに対面する割りグランドシール面64,66
と64,66との間に捕捉することにより、ガスケット
76が選定された最大限圧力より高い圧力に露呈された
場合でも互いに対面する割りグランドシール面の間に形
成された間隙から飛び出すのを防止する。従って、この
ダブル捕捉(両端捕捉)の特徴は、メカニカルシール1
0の他の構成部品の機械的公差の厳密性を緩和するばか
りでなく、グランドセグメント41,42が圧力漏れを
起すことなくより高い圧力に耐えることを可能にする。
グランドガスケット76は、エラストマーゴムのような
任意の適当なエラストマー材で形成することが好まし
い。又、ガスケット76及びそれに対応する溝70の形
状は、図示のものに限定されるものではなく、他の任意
の適当な形状とすることができることは当業者には明ら
かであろう。

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸を収容したハウジングに取り付け
    るための割りメカニカルシールであって、 前記軸の周りに同心的に配置された第1シールリング組
    立体と第2シールリング組立体から成り、第1及び第2
    シールリング組立体の各々は、弾性的に支持された少く
    とも2つのシールリングセグメントで構成され、第1軸
    線の周りに同心的に配置されたシールリングを有し、各
    シールリングセグメントは、同心関係をなす内表面及び
    外表面と、両端にそれぞれ軸方向に延長したセグメント
    シール面を有し、 該メカニカルシールが第1圧力条件に露呈されたとき、
    少くとも1つのシールリングの1つのシールリングセグ
    メントの前記各セグメントシール面を対応するシールリ
    ングセグメントのセグメントシール面に密封接触させる
    ように付勢する働きをする第1半径方向内向き力を該シ
    ールリングセグメントに与えるための少くとも1つの弾
    性付勢手段が、該少くとも1つのシールリングのシール
    リングセグメントの周りに同心的に配設されて該シール
    リングセグメントに緊密に接触せしめられており、 該メカニカルシールが第2圧力条件に露呈されたとき、
    少くとも1つのシールリングの1つのシールリングセグ
    メントの前記各セグメントシール面を対応するシールリ
    ングセグメントのセグメントシール面に密封接触させる
    ように付勢する働きをする第2半径方向内向き力を前記
    弾性付勢手段と協同して創生し、該シールリングセグメ
    ントに与えるための少くとも1つの軸方向付勢手段が、
    該少くとも1つのシールリングに設けられていることを
    特徴とする割りメカニカルシール。
  2. 【請求項2】 前記弾性付勢手段は、環状の弾性部材か
    ら成ることを特徴とする請求項1に記載の割りメカニカ
    ルシール。
  3. 【請求項3】 前記少くとも1つの弾性付勢手段は、第
    1及び第2弾性付勢手段を含むことを特徴とする請求項
    1に記載の割りメカニカルシール。
  4. 【請求項4】 前記各シールリングは、平滑な環状シー
    ル表面を有し、該環状シール表面は、対応する他のシー
    ルリングの環状シール表面に密封接触しており、前記軸
    方向付勢手段は、各シールリングに一体的に形成され、
    傾斜した外表面を有する半径方向に延長した衝接面を含
    むことを特徴とする請求項3に記載の割りメカニカルシ
    ール。
  5. 【請求項5】 前記シールリングの前記衝接面の傾斜外
    表面は、前記第1軸線に対して所定の角度をなして当該
    シールリングの前記環状シール表面から半径方向内方に
    傾斜していることを特徴とする請求項4に記載の割りメ
    カニカルシール。
  6. 【請求項6】 前記所定の角度は、約30°〜約60°
    の範囲であることを特徴とする請求項5に記載の割りメ
    カニカルシール。
  7. 【請求項7】 少くとも2つの円弧状グランドセグメン
    トが、前記第1及び第2シールリング組立体の周りに同
    心的に該シールリング組立体から半径方向外方に離隔し
    て配設されていることを特徴とする請求項5に記載の割
    りメカニカルシール。
  8. 【請求項8】 前記各グランドセグメントは、前記第1
    軸線に平行に延長した平滑な円弧状第1面と、該第1面
    と一体に形成され、第1軸線に対して半径方向外方に段
    差を付された第2面を有し、該第1面と第2面とが第1
    軸線に対して横断方向の第1壁によってに連接されてい
    ることを特徴とする請求項7に記載の割りメカニカルシ
    ール。
  9. 【請求項9】 前記グランドセグメントの第1面、及び
    第1壁と、第1シールリング組立体の前記外表面及び衝
    接面とで、前記第1弾性付勢手段を座着させるための第
    1装着領域が画定されているいることを特徴とする請求
    項8に記載の割りメカニカルシール。
  10. 【請求項10】 少くとも2つのホルダセグメントが、
    前記第1及び第2シールリング組立体の周りに同心的に
    前記グランドセグメントから半径方向内方に離隔して配
    設されていることを特徴とする請求項7に記載の割りメ
    カニカルシール。
  11. 【請求項11】 前記各ホルダセグメントは、外表面
    と、前記第1軸線に沿って軸方向に延長した一連の面を
    有する内表面を有し、該一連の面は、内方に傾斜した第
    1面と、該第1面と一体に形成され、第1軸線に沿って
    延長した第2面と、第1軸線に対して半径方向内方に段
    差を付された第3面を有し、該第2面と第3面を連接し
    た、第1軸線に対して横断方向の第2壁と、第3面から
    半径方向内方に段差を付されて延長した第4面を含むこ
    とを特徴とする請求項9に記載の割りメカニカルシー
    ル。
  12. 【請求項12】 前記衝接面の傾斜外表面と、前記シー
    ルリングセグメントの外表面と、前記ホルダセグメント
    の第2面及び第2壁とで、前記第2弾性付勢手段を座着
    させるための第2装着領域が画定されているいることを
    特徴とする請求項11に記載の割りメカニカルシール。
  13. 【請求項13】 前記各グランドセグメントは、その両
    端にそれぞれシール面を有し、該各シール面は、第1ガ
    スケットを装着するための第1溝を構成する第1ガスケ
    ット溝手段を有していることを特徴とする請求項7に記
    載の割りメカニカルシール。
  14. 【請求項14】 前記第1ガスケットが前記第1溝の1
    つに装着されたとき該第1ガスケットの一部分が当該シ
    ール面から突出するようになされており、該ガスケット
    の突出した部分が、他のグランドセグメントの対応する
    シール面に形成された嵌合形状の溝に受容されて装着さ
    れるようになされていることを特徴とする請求項13に
    記載の割りメカニカルシール。
  15. 【請求項15】 前記各ホルダセグメントは、その両端
    にそれぞれシール面を有し、該各シール面には、第2ガ
    スケットを装着するための第2溝を構成する第2ガスケ
    ット溝手段を有していることを特徴とする請求項10に
    記載の割りメカニカルシール。
  16. 【請求項16】 前記第2ガスケットが前記第2溝の1
    つに装着されたとき該第2ガスケットの一部分が当該シ
    ール面から突出するようになされており、該第2ガスケ
    ットの突出した部分が、他のホルダセグメントの対応す
    るシール面に形成された嵌合形状の溝に受容されて装着
    されるようになされていることを特徴とする請求項15
    に記載の割りメカニカルシール。
  17. 【請求項17】 前記第1装着領域と、前記弾性付勢手
    段と、前記各ホルダセグメントの外壁とで、プロセス媒
    体を通すための第1流体通路を画定し、前記第1及び第
    2シールリング組立体の前記内表面と、前記軸とで、第
    2流体通路を画定することを特徴とする請求項11に記
    載の割りメカニカルシール。
  18. 【請求項18】 前記第1圧力条件は、前記プロセス媒
    体によって前記第1流体通路内に創生され、前記シール
    リングセグメントの外表面に半径方向内向き力を及ぼす
    正の液圧であることを特徴とする請求項17に記載の割
    りメカニカルシール。
  19. 【請求項19】 前記第2圧力条件は、前記第2流体通
    路内に創生され、前記シールリングセグメントの内表面
    に半径方向外向きの力を及ぼす負の圧力であることを特
    徴とする請求項18に記載の割りメカニカルシール。
  20. 【請求項20】 前記第1弾性付勢手段は、前記負の第
    2圧力条件下において、前記シールリングの衝接面の傾
    斜外表面に圧接されて該傾斜外表面に軸方向の力を及ぼ
    し、該衝接面の傾斜外表面は、該軸方向の力を前記第2
    半径方向内向き力に変換することを特徴とする請求項1
    9に記載の割りメカニカルシール。
  21. 【請求項21】 前記各シールリングは、前記平滑な円
    弧状の半径方向に延長したシール表面に対向した頂部表
    面を有することを特徴とする請求項10に記載の割りメ
    カニカルシール。
  22. 【請求項22】 前記各シールリングに軸方向力を及ぼ
    し、それによって各シールリングの前記平滑な円弧状の
    シール表面を互いに密封接触させるための非剛性の軸方
    向付勢手段が、前記各グランドセグメントに連結されて
    前記シールリングの少くとも1つの頂部表面に圧接して
    いることを特徴とする請求項21に記載の割りメカニカ
    ルシール。
  23. 【請求項23】 前記非剛性の軸方向付勢手段は、機械
    的クリップであることを特徴とする請求項22に記載の
    割りメカニカルシール。
  24. 【請求項24】 割りメカニカルシールであって、 内側にチャンバーを画定する1対の静止グランドセグメ
    ントと、 該チャンバー内に配置され、該グランドセグメントから
    半径方向に離隔した1対の回転ホルダセグメントと、 前記チャンバー内に前記ホルダセグメントの上方に軸方
    向に離隔して配置され、各々、内表面及び外表面と、両
    端にそれぞれ軸方向に延長したセグメントシール面を有
    し、該チャンバー内に弾性的に支持された1対の円弧状
    シールリングセグメントを含む静止シールリング組立体
    と、 前記1対の回転ホルダセグメントの内側に、前記静止シ
    ールリング組立体から軸方向にずらせて該静止シールリ
    ング組立体に緊密に接触するように配置され、各々、内
    表面及び外表面と、両端にそれぞれ軸方向に延長したセ
    グメントシール面を有し、該チャンバー内に弾性的に支
    持された1対の円弧状シールリングセグメントを含む回
    転シールリング組立体と、 少くとも前記静止シールリング組立体のシールリングセ
    グメントの外表面に第1半径方向内向き力を及ぼすため
    に前記チャンバー内に少くとも該静止シールリング組立
    体の周りに同心的に配置された少くとも1つの弾性付勢
    手段と、から成り、 前記回転シールリング組立体の各シールリングセグメン
    トの外表面には、傾斜した外表面を有する衝接面が一体
    に形成されており、 該割りメカニカルシールが所定の圧力条件下で作動して
    いるとき、前記弾性付勢手段と衝接面とが協同して第2
    半径方向内向き力を創生し、該第2半径方向内向き力を
    少くとも前記静止シールリング組立体のシールリングセ
    グメントの外表面に及ぼすことを特徴とする割りメカニ
    カルシール。
  25. 【請求項25】 前記第1半径方向内向き力は、少くと
    も前記静止シールリング組立体の一方のシールリングセ
    グメントの各セグメントシール面を対応する他方のシー
    ルリングセグメントのセグメントシール面に密封接触す
    るように付勢し、前記第2半径方向内向き力も、少くと
    も静止シールリング組立体の一方のシールリングセグメ
    ントの各セグメントシール面を対応する他方のシールリ
    ングセグメントのセグメントシール面に密封接触するよ
    うに付勢する働きをすることを特徴とする請求項24に
    記載の割りメカニカルシール。
  26. 【請求項26】 前記弾性付勢手段は、前記回転シール
    リング組立体の周りに同心的に配設されていることを特
    徴とする請求項25に記載の割りメカニカルシール。
  27. 【請求項27】 前記衝接面の傾斜外表面は、前記回転
    シールリング組立体のシールリングセグメントの外表面
    に対して横断方向の軸線に対して所定の角度をなして当
    該シールリングの外表面から外方に傾斜していることを
    特徴とする請求項25に記載の割りメカニカルシール。
  28. 【請求項28】 前記所定の角度は、約30°〜約60
    °の範囲であることを特徴とする請求項24に記載の割
    りメカニカルシール。
  29. 【請求項29】 前記圧力条件は、前記静止シールリン
    グ組立体及び回転シールリング組立体のシールリングセ
    グメントの内表面に半径方向外向きの力を及ぼす負の圧
    力であることを特徴とする請求項27に記載の割りメカ
    ニカルシール。
  30. 【請求項30】 前記弾性付勢手段は、前記負の圧力条
    件下において、前記シールリングの衝接面の傾斜外表面
    に圧接されて該傾斜外表面に軸方向の力を及ぼし、該衝
    接面の傾斜外表面は、該軸方向の力を前記第2半径方向
    内向き力に変換することを特徴とする請求項29に記載
    の割りメカニカルシール。
  31. 【請求項31】 回転軸を収容したハウジングに取り付
    けるための割りメカニカルシールであって、 各々1対の軸方向に延長したセグメントシール面を有
    し、内側にチャンバーを画定する内表面を有する少くと
    も2つの円弧状のグランドセグメントと、 該チャンバー内で該グランドセグメントから半径方向内
    方に離隔されて配置され、各々1対の軸方向に延長した
    セグメントシール面を有する少くとも2つの円弧状のホ
    ルダセグメントと、 前記チャンバー内で前記軸の周りに同心的に配置された
    少くとも2つのシールリングとから成り、 前記グランドセグメント及びホルダセグメントの前記セ
    グメントシール面の少くとも1つは、密封ガスケットを
    装着するためのガスケット受容溝を構成する少くとも1
    つのガスケット溝手段を有することを特徴とする割りメ
    カニカルシール。
  32. 【請求項32】 前記密封ガスケットが前記溝内に装着
    されたとき該密封ガスケットの一部分がグランドセグメ
    ント又はホルダセグメントのシール面から突出するよう
    になされており、該ガスケットの突出した部分が、他の
    グランドセグメント又はホルダセグメントの対応するシ
    ール面に形成された嵌合形状の溝に受容されて装着され
    るようになされていることを特徴とする請求項31に記
    載の割りメカニカルシール。
  33. 【請求項33】 前記ガスケット受容溝は、前記グラン
    ドセグメント及びホルダセグメントの各シール面に形成
    されていることを特徴とする請求項32に記載の割りメ
    カニカルシール。
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