JPH07192361A - 磁気記録再生装置及び磁気記録再生方法 - Google Patents
磁気記録再生装置及び磁気記録再生方法Info
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- JPH07192361A JPH07192361A JP5334620A JP33462093A JPH07192361A JP H07192361 A JPH07192361 A JP H07192361A JP 5334620 A JP5334620 A JP 5334620A JP 33462093 A JP33462093 A JP 33462093A JP H07192361 A JPH07192361 A JP H07192361A
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- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims abstract description 42
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims abstract description 26
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 238000013500 data storage Methods 0.000 description 3
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 3
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 2
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 2
- 239000008186 active pharmaceutical agent Substances 0.000 description 1
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- 239000006247 magnetic powder Substances 0.000 description 1
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】磁気テープの巻き回しに伴う磁気テープの損傷
をなくし、可動機構を少なくして、記録再生を行うため
の高精度の位置決め・姿勢決めを、薄型で簡略なガイド
機構により達成する。 【構成】カートリッジのリールから磁気テープ引き出す
機構を3つに大別し、第2のスレッデイング機構は、磁
気テープのテンション状態を検出するテンションアーム
7と、記録再生のときはテープと摺接せずスレッデイン
のときだけに磁気テープと摺接して磁気テープを引き出
す引き出しアーム10とを有し、磁気ヘッドを搭載した
ドラムに磁気テープを巻装する第3のスレッデイング機
構は、回動リング上に配置されたガイド部材を用いて達
成し、回動リングの内側に、磁気ヘッドを搭載したドラ
ムの回転中心軸を配置する。第3のテープパスは、シャ
ーシ3上に固定された複数のローラガイド21a,21
bと、可動するローディングリング4上に設けた複数の
ローラガイド21d〜gとテンションガイド23により
形成されている。
をなくし、可動機構を少なくして、記録再生を行うため
の高精度の位置決め・姿勢決めを、薄型で簡略なガイド
機構により達成する。 【構成】カートリッジのリールから磁気テープ引き出す
機構を3つに大別し、第2のスレッデイング機構は、磁
気テープのテンション状態を検出するテンションアーム
7と、記録再生のときはテープと摺接せずスレッデイン
のときだけに磁気テープと摺接して磁気テープを引き出
す引き出しアーム10とを有し、磁気ヘッドを搭載した
ドラムに磁気テープを巻装する第3のスレッデイング機
構は、回動リング上に配置されたガイド部材を用いて達
成し、回動リングの内側に、磁気ヘッドを搭載したドラ
ムの回転中心軸を配置する。第3のテープパスは、シャ
ーシ3上に固定された複数のローラガイド21a,21
bと、可動するローディングリング4上に設けた複数の
ローラガイド21d〜gとテンションガイド23により
形成されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヘリカルスキャン方式
の磁気記録再生装置及びその方法に関する。
の磁気記録再生装置及びその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】シングルリールカートリッジを用いた磁
気記録再生装置としては、固定ヘッドを用いた平行トラ
ック記録方式である型名、M2481A((株)富士
通)が製品化されている。この記憶装置は、装置の幅8
インチ、装置高さ5インチ、データ転送速度1.5MB
yte/s、最大容量200MByte/巻の性能を有
している。また、前記装置は、テープ一端を巻取り側リ
ールへ懸架し、同時に、固定ヘッドにテープを巻き付
け、記録再生を行うテープ走行パスを形成している。
気記録再生装置としては、固定ヘッドを用いた平行トラ
ック記録方式である型名、M2481A((株)富士
通)が製品化されている。この記憶装置は、装置の幅8
インチ、装置高さ5インチ、データ転送速度1.5MB
yte/s、最大容量200MByte/巻の性能を有
している。また、前記装置は、テープ一端を巻取り側リ
ールへ懸架し、同時に、固定ヘッドにテープを巻き付
け、記録再生を行うテープ走行パスを形成している。
【0003】一方、ヘリカルスキャン方式を用いた大容
量、高転送速度の磁気記録再生装置としては型名、DS
T600(AMPEX社製)が製品化されており、装置
の幅17インチ、高さ12.25インチ、奥行28イン
チ、最大容量165GByte/巻、データ転送速度1
5MByte/sの性能となっている。記録媒体は、ケ
ース内に供給側リールと巻取り側リールをもつカセット
タイプのもので、磁気テープは両リール間に懸架されて
いる。移動可能なベース上に設置されたガイドで、ベー
スの移動により両リールに懸架されたテープを牽引し、
磁気ヘッドを有するドラムへ巻き付け、記録再生を行う
テープ走行パスを形成している。
量、高転送速度の磁気記録再生装置としては型名、DS
T600(AMPEX社製)が製品化されており、装置
の幅17インチ、高さ12.25インチ、奥行28イン
チ、最大容量165GByte/巻、データ転送速度1
5MByte/sの性能となっている。記録媒体は、ケ
ース内に供給側リールと巻取り側リールをもつカセット
タイプのもので、磁気テープは両リール間に懸架されて
いる。移動可能なベース上に設置されたガイドで、ベー
スの移動により両リールに懸架されたテープを牽引し、
磁気ヘッドを有するドラムへ巻き付け、記録再生を行う
テープ走行パスを形成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来技術においては、
次のような課題がある。
次のような課題がある。
【0005】前記の固定ヘッドを用いた平行トラック記
録方式の磁気記録再生装置は、転送速度が遅く、一巻当
たりの記憶容量が小さい。
録方式の磁気記録再生装置は、転送速度が遅く、一巻当
たりの記憶容量が小さい。
【0006】また、前記ヘリカルスキャン方式の磁気記
録再生装置は、高転送速度、大容量ではあるが装置サイ
ズが大きく、設置場所を大きくする必要がある。
録再生装置は、高転送速度、大容量ではあるが装置サイ
ズが大きく、設置場所を大きくする必要がある。
【0007】シングルリールカートリッジを用い、ヘリ
カルスキャン方式による記録再生を行うためのテープパ
スを形成するためには、ファイルリールから前記テープ
引き出し、前記マシンリールへ懸架する動作をし、その
後マシンリールへの懸架状態から、該テープを引き出
し、テープをドラムへ巻装する必要がある。このよう
に、シングルリールカートリッジを用いたヘリカルスキ
ャン方式の磁気記録再生装置は、テープ走行パスを形成
する機構、またスペースを必要とする。
カルスキャン方式による記録再生を行うためのテープパ
スを形成するためには、ファイルリールから前記テープ
引き出し、前記マシンリールへ懸架する動作をし、その
後マシンリールへの懸架状態から、該テープを引き出
し、テープをドラムへ巻装する必要がある。このよう
に、シングルリールカートリッジを用いたヘリカルスキ
ャン方式の磁気記録再生装置は、テープ走行パスを形成
する機構、またスペースを必要とする。
【0008】ヘリカルスキャン方式による記録再生を行
うテープ走行パスは、ドラムに対しヘリカルにテープを
巻き付けるために立体的な走行系になる。そのため、狭
い空間でドラムに対しテープを巻回する際は、巻き付け
動作にともなうテープの幾何学的な不釣り合いが生じ易
く、そのため、テープ幅方向の位置を規制するガイドの
フランジ部分によりテープエッジを損傷する恐れがあ
る。
うテープ走行パスは、ドラムに対しヘリカルにテープを
巻き付けるために立体的な走行系になる。そのため、狭
い空間でドラムに対しテープを巻回する際は、巻き付け
動作にともなうテープの幾何学的な不釣り合いが生じ易
く、そのため、テープ幅方向の位置を規制するガイドの
フランジ部分によりテープエッジを損傷する恐れがあ
る。
【0009】本発明の目的は、シングルリールカートリ
ッジを用いたヘリカルスキャン方式の磁気記録再生装置
を小型化し、高信頼性化し、かつ高記録密度化すること
にある。より具体的には、シングルリールカートリッジ
の挿入方向に垂直な面内において、装置の幅を、8イン
チ以下、装置高さを5インチ以下とし、有効データ転送
速度11MByte/s、データ記憶容量20GByt
e以上の性能を有し、かつ磁気テープの保護を達成しつ
つ、磁気記録再生装置を構築することにある。
ッジを用いたヘリカルスキャン方式の磁気記録再生装置
を小型化し、高信頼性化し、かつ高記録密度化すること
にある。より具体的には、シングルリールカートリッジ
の挿入方向に垂直な面内において、装置の幅を、8イン
チ以下、装置高さを5インチ以下とし、有効データ転送
速度11MByte/s、データ記憶容量20GByt
e以上の性能を有し、かつ磁気テープの保護を達成しつ
つ、磁気記録再生装置を構築することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】装置の小型化、高信頼性
化、かつ高記録密度化を達成しようとするとき、まず、
考慮されるべき事項は、磁気テープの安定走行である。
更に、いかに安全かつ高速にテープのロード、アンロー
ドを行うかである。そして係る機構をいかに小型化する
かである。
化、かつ高記録密度化を達成しようとするとき、まず、
考慮されるべき事項は、磁気テープの安定走行である。
更に、いかに安全かつ高速にテープのロード、アンロー
ドを行うかである。そして係る機構をいかに小型化する
かである。
【0011】本願は、磁気テープのスレッデイング機構
その他に固有の特徴を有する磁気記録再生装置を開示す
るものである。即ち、シングルリールカートリッジを磁
気記録再生装置へ挿入すると、そのカートリッジのリー
ルから磁気テープ引き出して、磁気記録再生装置内のマ
シンリールへ懸架する第1のスレッデイング機構と、マ
シンリールへの懸架状態から、磁気テープを引き出し
て、そのテープ引き出し面積を大きくする第2のスレッ
デイング機構と、記録再生が可能となる位置、つまり、
記録再生を行う磁気ヘッドを搭載したドラムに、磁気テ
ープを巻装する第3のスレッデイング機構を設けてい
る。
その他に固有の特徴を有する磁気記録再生装置を開示す
るものである。即ち、シングルリールカートリッジを磁
気記録再生装置へ挿入すると、そのカートリッジのリー
ルから磁気テープ引き出して、磁気記録再生装置内のマ
シンリールへ懸架する第1のスレッデイング機構と、マ
シンリールへの懸架状態から、磁気テープを引き出し
て、そのテープ引き出し面積を大きくする第2のスレッ
デイング機構と、記録再生が可能となる位置、つまり、
記録再生を行う磁気ヘッドを搭載したドラムに、磁気テ
ープを巻装する第3のスレッデイング機構を設けてい
る。
【0012】さらに、前記第2のスレッデイング機構
は、磁気テープのテンション状態を検出するテンション
アームと、記録再生のときはテープと摺接せず、スレッ
デインのときだけに磁気テープと摺接して、磁気テープ
を引き出す、引き出しアームを有している。そして、そ
のアームには、ファイルリールの回転中心軸と略平行な
ガイドと、所定の角度傾斜したガイドとが設けられてい
る。
は、磁気テープのテンション状態を検出するテンション
アームと、記録再生のときはテープと摺接せず、スレッ
デインのときだけに磁気テープと摺接して、磁気テープ
を引き出す、引き出しアームを有している。そして、そ
のアームには、ファイルリールの回転中心軸と略平行な
ガイドと、所定の角度傾斜したガイドとが設けられてい
る。
【0013】また、前記第3のスレッディング機構は、
回動リング上に配置されたガイド部材を用いて、回動リ
ングの内側に、磁気ヘッドを搭載したドラムの回転中心
軸を配置している。
回動リング上に配置されたガイド部材を用いて、回動リ
ングの内側に、磁気ヘッドを搭載したドラムの回転中心
軸を配置している。
【0014】
【作用】上記の装置構成とすることで、磁気記録再生装
置の省スペース化、データ転送速度の高速化、ひいて
は、高記録密度化を可能とする。即ち、前記第2のスレ
ッディング機構の前記引き出しアームに、ファイルリー
ルの回転中心軸と略平行なガイドと、所定の角度傾斜し
たガイドとを設け、第2のスレッデイン時のみ磁気テー
プと摺接して引き出すので、回動リングによるドラムへ
のテープ巻回しに伴う磁気テープの幾何学的な不釣り合
いを取り除くことができる。このため、磁気テープを損
傷する恐れが無い。また、前記第3のテープパスは、シ
ャーシ3上に固定された複数のローラガイドと、可動す
るローディングリング上に設けた複数のローラガイドと
テンションガイドが主として形成しているので、可動機
構を少なくでき、記録再生を行うための高精度の位置決
め・姿勢決めを簡略なガイド機構とすることができる。
特に可動後、位置決めし固定する機構において、ローラ
ガイドを搭載する機構がローディングリングのみである
ため、装置の小型化、低コスト化、高信頼性化に非常に
有利となる。
置の省スペース化、データ転送速度の高速化、ひいて
は、高記録密度化を可能とする。即ち、前記第2のスレ
ッディング機構の前記引き出しアームに、ファイルリー
ルの回転中心軸と略平行なガイドと、所定の角度傾斜し
たガイドとを設け、第2のスレッデイン時のみ磁気テー
プと摺接して引き出すので、回動リングによるドラムへ
のテープ巻回しに伴う磁気テープの幾何学的な不釣り合
いを取り除くことができる。このため、磁気テープを損
傷する恐れが無い。また、前記第3のテープパスは、シ
ャーシ3上に固定された複数のローラガイドと、可動す
るローディングリング上に設けた複数のローラガイドと
テンションガイドが主として形成しているので、可動機
構を少なくでき、記録再生を行うための高精度の位置決
め・姿勢決めを簡略なガイド機構とすることができる。
特に可動後、位置決めし固定する機構において、ローラ
ガイドを搭載する機構がローディングリングのみである
ため、装置の小型化、低コスト化、高信頼性化に非常に
有利となる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例について説明を行
う。図1は、ヘリカルスキャン方式磁気記録再生装置の
斜視図、図2、図3、図4は、それぞれ、テープパター
ン、装置の上面図、側面図を示す。装置の外形は、図1
に示すように、装置の幅W:8インチ、高さH:5イン
チ、奥行D:15.5インチである。図2は、記録再生
を行う磁気ヘッドが搭載されたドラム1により記録され
たテープパターンの詳細図である。磁気テープ上には、
テープ長手方向にテープ位置信号を記録するリニアトラ
ック32、テープ送り速度制御のためのリニアトラック
33、予備のためのリニアトラック34とデータを記録
するヘリカルトラック35とがある。ヘリカルトラック
35上には、磁気テープの下端から、プリアンブル35
c、データ領域35b、ポストアンブル35aの各部分
がある。ヘリカルトラック35のデータ領域には、デー
タにエラー訂正用データが付加されて記録されている。
う。図1は、ヘリカルスキャン方式磁気記録再生装置の
斜視図、図2、図3、図4は、それぞれ、テープパター
ン、装置の上面図、側面図を示す。装置の外形は、図1
に示すように、装置の幅W:8インチ、高さH:5イン
チ、奥行D:15.5インチである。図2は、記録再生
を行う磁気ヘッドが搭載されたドラム1により記録され
たテープパターンの詳細図である。磁気テープ上には、
テープ長手方向にテープ位置信号を記録するリニアトラ
ック32、テープ送り速度制御のためのリニアトラック
33、予備のためのリニアトラック34とデータを記録
するヘリカルトラック35とがある。ヘリカルトラック
35上には、磁気テープの下端から、プリアンブル35
c、データ領域35b、ポストアンブル35aの各部分
がある。ヘリカルトラック35のデータ領域には、デー
タにエラー訂正用データが付加されて記録されている。
【0016】記録方法は、回転磁気ヘッドの走査方向に
対し±20°の角度を持つアジマス記録方法である。即
ち、図11に示すように、正アジマスと負アジマスの2
個のヘッドを1組の磁気ヘッドとして(1e2、1e
4)、約180°、背面を対抗させ2組ずつ配置する。
正アジマス、負アジマスの記録ヘッド又は再生ヘッドは
略同時に記録又は再生を行う。
対し±20°の角度を持つアジマス記録方法である。即
ち、図11に示すように、正アジマスと負アジマスの2
個のヘッドを1組の磁気ヘッドとして(1e2、1e
4)、約180°、背面を対抗させ2組ずつ配置する。
正アジマス、負アジマスの記録ヘッド又は再生ヘッドは
略同時に記録又は再生を行う。
【0017】1/2インチ幅、195m長の磁気テープ
にヘリカルトラック幅20μm、最短記録波長0.77
μm、記録符号化方式8ー14変換、記録方式NRZに
より記録することにより、データ記憶容量は1トラック
当たり32,640Byteとなる。シングルリールカ
ートリッジ6に巻回されたテープ長は、14μm厚のテ
ープでは195mであり、このとき一巻当たりの記憶容
量は27GByte、317mでは、54GByteと
なる。また、11μm厚のテープではシングルリールカ
ートリッジ6に439m巻回でき、69GByteの容
量となる。さらに、8ミリビデオで用いられる7μm厚
のテープを用いれば、約690m巻回できため、記憶容
量は108GByteとなる。尚、テープの磁性材料は
メタル磁性粉を用いている。また、記録時のテープ速度
を83.82m/s、ドラムの回転数を5400rp
m、そして、上ドラム1a、下ドラム1bに対して回転
する中ドラム1dに記録ヘッド1ca1、1cb1、1
cc1、1cd1の4つと、再生ヘッド1ca2、1c
b2、1cc2、1cd2の4つを搭載することによ
り、ドラム一回転で4ヘリカルトラックを走査できるの
で、データの転送速度は約11.7Mbyte/sとな
る。
にヘリカルトラック幅20μm、最短記録波長0.77
μm、記録符号化方式8ー14変換、記録方式NRZに
より記録することにより、データ記憶容量は1トラック
当たり32,640Byteとなる。シングルリールカ
ートリッジ6に巻回されたテープ長は、14μm厚のテ
ープでは195mであり、このとき一巻当たりの記憶容
量は27GByte、317mでは、54GByteと
なる。また、11μm厚のテープではシングルリールカ
ートリッジ6に439m巻回でき、69GByteの容
量となる。さらに、8ミリビデオで用いられる7μm厚
のテープを用いれば、約690m巻回できため、記憶容
量は108GByteとなる。尚、テープの磁性材料は
メタル磁性粉を用いている。また、記録時のテープ速度
を83.82m/s、ドラムの回転数を5400rp
m、そして、上ドラム1a、下ドラム1bに対して回転
する中ドラム1dに記録ヘッド1ca1、1cb1、1
cc1、1cd1の4つと、再生ヘッド1ca2、1c
b2、1cc2、1cd2の4つを搭載することによ
り、ドラム一回転で4ヘリカルトラックを走査できるの
で、データの転送速度は約11.7Mbyte/sとな
る。
【0018】図3を用いて、シャーシ3上の部品配置を
述べる。シャーシ3上には、記録再生を行う磁気ヘッド
1ca1、1cb1、1cc1、1cd1、1ca2、
1cb2、1cc2、1cd2(図11)が搭載されたド
ラム1、テープ2(図2)の走行を案内する部分が、支持
シャフトに対して回転するローラガイド21e、21
f、21g、テープの走行を案内する部分に穴を設け空
気を吹き出すエアーガイド21a、21b、21c、2
1d、キャプスタン19の回転軸にテープを圧着するた
めの部材であるピンチローラ20、記録再生のためのド
ラム1へのテープ卷付け(第3のスレッディング)を行
うローディングリング4に対し、所定の角度傾斜した傾
斜ガイド18とローラガイド21e、21f、21gを
搭載したローディングリング4、テープシングルリール
カートリッジ6内のファイルリール6aを装着する、ク
ラッチ24aとモータ部24bを有するファイルリール
ダイ24(図4又は図12)、シングルリールカートリッ
ジ6内のファイルリール6aから供給されたテープ2を
巻取るマシンリール5、シングルリールカートリッジ6
内に巻回されたテープ2の一端に取り付けられたリーダ
ブロック11(図3)を、シングルリールカートリッジ6
からマシンリール5へ搬送する、第1のスレッディング
機構14、シングルリールカートリッジ6をファイルリ
ールダイ24のモータ部24bへ着脱するカートリッジ
ローダ17、第1のスレッディング後、ローディングリ
ング4上を横切りテープを引き出す、引き出しアーム1
0(図3)とテンション検出ガイド23を搭載したテンシ
ョンアーム7(第2のスレッディング機構)、テープを駆
動するキャプスタンモータ19、テープ位置を制御する
信号を記録するコントロールヘッド9、テープ幅方向に
信号を消去する消去ヘッド8、エアーガイド21a、2
1b、21c、21dに空気を供給するエアーポンプ1
6、が搭載されている。
述べる。シャーシ3上には、記録再生を行う磁気ヘッド
1ca1、1cb1、1cc1、1cd1、1ca2、
1cb2、1cc2、1cd2(図11)が搭載されたド
ラム1、テープ2(図2)の走行を案内する部分が、支持
シャフトに対して回転するローラガイド21e、21
f、21g、テープの走行を案内する部分に穴を設け空
気を吹き出すエアーガイド21a、21b、21c、2
1d、キャプスタン19の回転軸にテープを圧着するた
めの部材であるピンチローラ20、記録再生のためのド
ラム1へのテープ卷付け(第3のスレッディング)を行
うローディングリング4に対し、所定の角度傾斜した傾
斜ガイド18とローラガイド21e、21f、21gを
搭載したローディングリング4、テープシングルリール
カートリッジ6内のファイルリール6aを装着する、ク
ラッチ24aとモータ部24bを有するファイルリール
ダイ24(図4又は図12)、シングルリールカートリッ
ジ6内のファイルリール6aから供給されたテープ2を
巻取るマシンリール5、シングルリールカートリッジ6
内に巻回されたテープ2の一端に取り付けられたリーダ
ブロック11(図3)を、シングルリールカートリッジ6
からマシンリール5へ搬送する、第1のスレッディング
機構14、シングルリールカートリッジ6をファイルリ
ールダイ24のモータ部24bへ着脱するカートリッジ
ローダ17、第1のスレッディング後、ローディングリ
ング4上を横切りテープを引き出す、引き出しアーム1
0(図3)とテンション検出ガイド23を搭載したテンシ
ョンアーム7(第2のスレッディング機構)、テープを駆
動するキャプスタンモータ19、テープ位置を制御する
信号を記録するコントロールヘッド9、テープ幅方向に
信号を消去する消去ヘッド8、エアーガイド21a、2
1b、21c、21dに空気を供給するエアーポンプ1
6、が搭載されている。
【0019】各主要部品の配置関係について述べる。ド
ラム1近傍のテープ2を案内するローラガイド21a、
21b、21cと、テープを180゜以上巻き付けたロ
ーラガイド21d(図8)はエアーガイドを用いている。
これらのローラガイド21a、21b、21c、21d
の配置は、各ガイドから吹き出されるエアーによるテー
プ浮上量(10〜50μm)を考慮し、エアーガイド径
φDに浮上量△d分加えた仮想ガイド径(φD+△d)
として幾何学的にテープにねじれが生じないように配置
されている。本実施例では、テープ走行系の全てのガイ
ドをエアーガイドにして配置してもよい。
ラム1近傍のテープ2を案内するローラガイド21a、
21b、21cと、テープを180゜以上巻き付けたロ
ーラガイド21d(図8)はエアーガイドを用いている。
これらのローラガイド21a、21b、21c、21d
の配置は、各ガイドから吹き出されるエアーによるテー
プ浮上量(10〜50μm)を考慮し、エアーガイド径
φDに浮上量△d分加えた仮想ガイド径(φD+△d)
として幾何学的にテープにねじれが生じないように配置
されている。本実施例では、テープ走行系の全てのガイ
ドをエアーガイドにして配置してもよい。
【0020】シャーシ3の長手方向にファイルリールダ
イ24(図4)、マシンリール5、ドラム1の順に配置さ
れ、ドラム1を取り付けたシャーシ面とリールを取り付
けたシャーシ面の段差には、ドライブコントロール用の
回路基板28(図12)を配置する。また、シャーシ3下
方には、RD/WR用回路基板27、装置側面には、サ
ーボパワーアンプ回路基板30(図3)、シャーシ3上方
には、インターフェースコントロール回路基板31(図
4)が配置されている。
イ24(図4)、マシンリール5、ドラム1の順に配置さ
れ、ドラム1を取り付けたシャーシ面とリールを取り付
けたシャーシ面の段差には、ドライブコントロール用の
回路基板28(図12)を配置する。また、シャーシ3下
方には、RD/WR用回路基板27、装置側面には、サ
ーボパワーアンプ回路基板30(図3)、シャーシ3上方
には、インターフェースコントロール回路基板31(図
4)が配置されている。
【0021】以下、シャーシ3上の主要部品について述
べる。 ○ドラム1 磁気ヘッド1ca1、1cb1、1cc1、1cd1、
1ca2、1cb2、1cc2、1cd2(図11)を搭
載したドラム1(図10)は、シャーシ3に対し所定の角
度傾斜し取り付けられている(図4)。ドラム1に対しヘ
リカルに約200゜巻き付けられたテープ2(図8)をヘ
ッドが走査することにより、テープ2上に信号の記録又
は再生を行う(図2)。ドラム1は上固定ドラム1a(図
10)、下固定ドラム1b、上下ドラム間に挟まれ回転
する中ドラム1d、中ドラム1d上に搭載された記録ヘ
ッド1ca1(図11)、1cb1、1cc1、1cd
1、再生ヘッド1ca2、1cb2、1cc2、1cd
2、消去ヘッド1e5、1e6、上固定ドラム1a、下
固定ドラム1bを保持固定する固定ブロック32(図1
0)及びモータ部36等から構成される。
べる。 ○ドラム1 磁気ヘッド1ca1、1cb1、1cc1、1cd1、
1ca2、1cb2、1cc2、1cd2(図11)を搭
載したドラム1(図10)は、シャーシ3に対し所定の角
度傾斜し取り付けられている(図4)。ドラム1に対しヘ
リカルに約200゜巻き付けられたテープ2(図8)をヘ
ッドが走査することにより、テープ2上に信号の記録又
は再生を行う(図2)。ドラム1は上固定ドラム1a(図
10)、下固定ドラム1b、上下ドラム間に挟まれ回転
する中ドラム1d、中ドラム1d上に搭載された記録ヘ
ッド1ca1(図11)、1cb1、1cc1、1cd
1、再生ヘッド1ca2、1cb2、1cc2、1cd
2、消去ヘッド1e5、1e6、上固定ドラム1a、下
固定ドラム1bを保持固定する固定ブロック32(図1
0)及びモータ部36等から構成される。
【0022】中ドラム1d上の磁気ヘッドの配置を図1
1に示す。
1に示す。
【0023】テープ2への記録は、ヘッド走査方向に対
して±20゜の角度をもつアジマス記録を行う。信号の
記録は、ヘッド1ca1、1cb1、1cc1、1cd
1で行われる。ヘッドベース1e2、1e4上に搭載さ
れた2つのヘッド1ca1と1cb1又は1cc1と1
cd1は、正アジマスと負アジマスをもつ1組の磁気ヘ
ッドとなっており、中ドラム1d上には2つの磁気ヘッ
ドの組が180゜それらの背面を対向させて配置されて
いる。信号の再生は、1ca2、1cb2、1cc2、
1cd2で行う。
して±20゜の角度をもつアジマス記録を行う。信号の
記録は、ヘッド1ca1、1cb1、1cc1、1cd
1で行われる。ヘッドベース1e2、1e4上に搭載さ
れた2つのヘッド1ca1と1cb1又は1cc1と1
cd1は、正アジマスと負アジマスをもつ1組の磁気ヘ
ッドとなっており、中ドラム1d上には2つの磁気ヘッ
ドの組が180゜それらの背面を対向させて配置されて
いる。信号の再生は、1ca2、1cb2、1cc2、
1cd2で行う。
【0024】記録ヘッドと同様に、ヘッドベース1e
1、1e3に搭載された正アジマス、負アジマスをもつ
ヘッドを1組の再生磁気ヘッド(1ca2と1cb2又
は1cc2と1cd2)とし、中ドラム1d上に180
゜背面を対向して搭載されている。ドラム1は、本実施
例では上固定方式について記述しているが、上ドラム、
下ドラムから構成され、磁気ヘッドを搭載した上ドラム
が回転する上回転方式でもよい。また、磁気ヘッドは、
正負のアジマスをもった2連ヘッドで1組とし180゜
背面対向としているが、ヘッドベース上に正アジマス、
負アジマスをもつヘッドを交互に複数隣接させた3連ヘ
ッド、4連ヘッドを1個のヘッドベース上に配置し、中
ドラム1d上に、180゜背面対向、又は所定の角度で
配置してもよい。
1、1e3に搭載された正アジマス、負アジマスをもつ
ヘッドを1組の再生磁気ヘッド(1ca2と1cb2又
は1cc2と1cd2)とし、中ドラム1d上に180
゜背面を対向して搭載されている。ドラム1は、本実施
例では上固定方式について記述しているが、上ドラム、
下ドラムから構成され、磁気ヘッドを搭載した上ドラム
が回転する上回転方式でもよい。また、磁気ヘッドは、
正負のアジマスをもった2連ヘッドで1組とし180゜
背面対向としているが、ヘッドベース上に正アジマス、
負アジマスをもつヘッドを交互に複数隣接させた3連ヘ
ッド、4連ヘッドを1個のヘッドベース上に配置し、中
ドラム1d上に、180゜背面対向、又は所定の角度で
配置してもよい。
【0025】○ローディングリング4 ローディングリング4は、シャーシ3に対し所定の角度
傾斜しており(図1)、ローディングリング4の内周で回
動する、図示していない3個の部材により支持され、回
転可能となっている。ローディングリング4の傾斜角
は、所定角傾斜したドラムへのテープ巻回しが終了した
時点においてテープに対し幾何学的にテープのねじれを
生じさせない様に設定している。ローディングリング4
上には、ピンチローラ20(図3)、ローラガイド21
e、21f、21g、傾斜ガイド18、エアーガイド2
1dが搭載されており、これらの部材は、ある中心点の
回りに公転することができる。ローディングリング4の
部材は中空であり、エアーガイド21dへエアーを供給
するのための空気路を有している。図6に示すように第
2のスレッディング状態から、図7、図8に示すように
ローディングリング4の回動により、ローディングリン
グ4上に搭載されたガイド21dがテープを引き出し、
テープをドラム1に巻き付けていく。ここで、ローディ
ングリング4の形状は輪状であるが、同様の機能を達成
できるのであれば、閉じた輪である必要はなく、また、
輪状である必要もない。
傾斜しており(図1)、ローディングリング4の内周で回
動する、図示していない3個の部材により支持され、回
転可能となっている。ローディングリング4の傾斜角
は、所定角傾斜したドラムへのテープ巻回しが終了した
時点においてテープに対し幾何学的にテープのねじれを
生じさせない様に設定している。ローディングリング4
上には、ピンチローラ20(図3)、ローラガイド21
e、21f、21g、傾斜ガイド18、エアーガイド2
1dが搭載されており、これらの部材は、ある中心点の
回りに公転することができる。ローディングリング4の
部材は中空であり、エアーガイド21dへエアーを供給
するのための空気路を有している。図6に示すように第
2のスレッディング状態から、図7、図8に示すように
ローディングリング4の回動により、ローディングリン
グ4上に搭載されたガイド21dがテープを引き出し、
テープをドラム1に巻き付けていく。ここで、ローディ
ングリング4の形状は輪状であるが、同様の機能を達成
できるのであれば、閉じた輪である必要はなく、また、
輪状である必要もない。
【0026】○テープ引きだしアーム10(図3) テープ引きだしアーム10上には、テープガイド26、
テープガイド26に対し所定角傾斜し、かつテープガイ
ド26の中心軸に対し回動可能な傾斜ガイド12が搭載
されている。傾斜ガイド12の傾斜角は、テープ2をド
ラム1に巻き付ける第3のスレッディング時に、テープ
2の幾何学的な不釣り合いを取り除き、テープ2のテー
プ幅方向への高さズレを最小にする傾斜角である(図
7)。テープ引きだしアーム10は、第一スレッディン
グの際は、スレッダピン22(図4)の移動する円弧軌跡
の内側に位置し、第一スレッディング終了後に、テンシ
ョンアーム7と同様に、ローディングリング4の上方を
横切り、所定のテープパスを形成する(図5〜図8)。第
3のスレッディングにおいて、ローディングリング4が
所定の角度回動したとき、アーム10上の傾斜ガイド1
2はテープガイド26の中心軸の回りを回動し、テープ
2に当接する(図7)。第3のスレッディングが完了する
直前に傾斜ガイド12は、テープから離反する。このよ
うに、テープガイド26と傾斜ガイド12は、ロード又
はアンロードのときのみ、テープ2と当接するガイドで
ある。本実施例では、傾斜角度は、テープ当接時一定で
あるが、ローディングリング4の回転角により適切に可
動し傾斜角をかえても良い。
テープガイド26に対し所定角傾斜し、かつテープガイ
ド26の中心軸に対し回動可能な傾斜ガイド12が搭載
されている。傾斜ガイド12の傾斜角は、テープ2をド
ラム1に巻き付ける第3のスレッディング時に、テープ
2の幾何学的な不釣り合いを取り除き、テープ2のテー
プ幅方向への高さズレを最小にする傾斜角である(図
7)。テープ引きだしアーム10は、第一スレッディン
グの際は、スレッダピン22(図4)の移動する円弧軌跡
の内側に位置し、第一スレッディング終了後に、テンシ
ョンアーム7と同様に、ローディングリング4の上方を
横切り、所定のテープパスを形成する(図5〜図8)。第
3のスレッディングにおいて、ローディングリング4が
所定の角度回動したとき、アーム10上の傾斜ガイド1
2はテープガイド26の中心軸の回りを回動し、テープ
2に当接する(図7)。第3のスレッディングが完了する
直前に傾斜ガイド12は、テープから離反する。このよ
うに、テープガイド26と傾斜ガイド12は、ロード又
はアンロードのときのみ、テープ2と当接するガイドで
ある。本実施例では、傾斜角度は、テープ当接時一定で
あるが、ローディングリング4の回転角により適切に可
動し傾斜角をかえても良い。
【0027】○テンションアーム7 テンションアーム7上には、直立にガイド23が搭載さ
れている(図5又は図6)。テープ2の張力は、ガイド2
3を押し、テンションアーム7の回転軸に対して、回転
力を与える。テンションアーム7の回転角により、テン
ションアーム7に取り付けた図示していないセンサによ
りテープ張力を検出する。第一スレッディングの際は、
スレッダピン22(図4)の移動する円弧軌跡の内側に位
置し、第一スレッディング終了後に、ローディングリン
グ4の上方を横切りテープ2を張り出す(図5〜図8)。
れている(図5又は図6)。テープ2の張力は、ガイド2
3を押し、テンションアーム7の回転軸に対して、回転
力を与える。テンションアーム7の回転角により、テン
ションアーム7に取り付けた図示していないセンサによ
りテープ張力を検出する。第一スレッディングの際は、
スレッダピン22(図4)の移動する円弧軌跡の内側に位
置し、第一スレッディング終了後に、ローディングリン
グ4の上方を横切りテープ2を張り出す(図5〜図8)。
【0028】○カートリッジローダ17 装置正面のシングルリールカートリッジ6の挿入口から
挿入されたシングルリールカートリッジ6を装置内に引
き込み(図12)、ファイルリールダイ24へ装着する。
また、ファイルリール24からテープシングルリールカ
ートリッジ6を離脱し装置外へ排出する。図9に示すよ
うに、シングルリールカートリッジは、幅A:109m
m、高さB:24.5mm、奥行C:125mmの形状
である。図12に示すように、シングルリールカートリ
ッジ6は、水平に移動した後、垂直方向に移動しファイ
ルリールダイ24に装着される。水平移動終了時にリー
ダブロック11の凹部はスレッダピン22の細部分に係
合し、垂直移動終了時に、リーダブロック11と、リー
ダブロック11の凹部に係合するスレッダピン22の太
い部分とが係合する。
挿入されたシングルリールカートリッジ6を装置内に引
き込み(図12)、ファイルリールダイ24へ装着する。
また、ファイルリール24からテープシングルリールカ
ートリッジ6を離脱し装置外へ排出する。図9に示すよ
うに、シングルリールカートリッジは、幅A:109m
m、高さB:24.5mm、奥行C:125mmの形状
である。図12に示すように、シングルリールカートリ
ッジ6は、水平に移動した後、垂直方向に移動しファイ
ルリールダイ24に装着される。水平移動終了時にリー
ダブロック11の凹部はスレッダピン22の細部分に係
合し、垂直移動終了時に、リーダブロック11と、リー
ダブロック11の凹部に係合するスレッダピン22の太
い部分とが係合する。
【0029】○スレッダ機構14 シングルリールカートリッジ6内のリーダブロック11
をファイルリールダイ24からマシンリール5へ搬送す
る(図5)。スレッダ機構14は、スレッダの駆動力を与
えるスレッダモータ14、スレッダアーム15、リーダ
ブロック11の凹部と係合する形状をしたスレッダピン
22(図4、図12)から構成される。スレッダアーム1
5の回転により、スレッダアーム15先端に取り付けら
れたスレッダピン22がリーダブロック11をシングル
リールカートリッジ6より引き出す。リーダブロック1
1は、スレッダアーム15の回転により、シングルリー
ル6からマシンリール5へ円弧の軌跡で搬送される。第
1スレッディングにより、両リール間にテープが懸架さ
れる。
をファイルリールダイ24からマシンリール5へ搬送す
る(図5)。スレッダ機構14は、スレッダの駆動力を与
えるスレッダモータ14、スレッダアーム15、リーダ
ブロック11の凹部と係合する形状をしたスレッダピン
22(図4、図12)から構成される。スレッダアーム1
5の回転により、スレッダアーム15先端に取り付けら
れたスレッダピン22がリーダブロック11をシングル
リールカートリッジ6より引き出す。リーダブロック1
1は、スレッダアーム15の回転により、シングルリー
ル6からマシンリール5へ円弧の軌跡で搬送される。第
1スレッディングにより、両リール間にテープが懸架さ
れる。
【0030】○ファイルリールダイ24(図4又は図1
2) ファイルリールダイ24の軸先端には、シングルリール
カートリッジ6内の図示していないリール下端面の金属
歯と係合する歯形を刻んだクラッチ24aが取り付けて
ある。クラッチ24a内に装着してある図示していない
磁石とリール下端面の金属歯が磁力により吸引し合い
し、モータの回転駆動力をシングルリールカートリッジ
6のファイルリール6a(図3)に伝える。
2) ファイルリールダイ24の軸先端には、シングルリール
カートリッジ6内の図示していないリール下端面の金属
歯と係合する歯形を刻んだクラッチ24aが取り付けて
ある。クラッチ24a内に装着してある図示していない
磁石とリール下端面の金属歯が磁力により吸引し合い
し、モータの回転駆動力をシングルリールカートリッジ
6のファイルリール6a(図3)に伝える。
【0031】○マシンリール5 マシンリール5には、リーダブロック11に係合する凹
部があり、リーダブロック11の挿入により、リーダブ
ロック11はマシンリール5と一体となりテープを巻く
マシンリール卷き芯の一部分となる。
部があり、リーダブロック11の挿入により、リーダブ
ロック11はマシンリール5と一体となりテープを巻く
マシンリール卷き芯の一部分となる。
【0032】○キャプスタンモータ(図示せず) シャーシ3に傾斜して取り付けられており、ピンチロー
ラ20とキャプスタン19の回転軸の間にテープ2を挟
み込む。キャプスタン19の回転軸の回転により直接テ
ープを駆動する。
ラ20とキャプスタン19の回転軸の間にテープ2を挟
み込む。キャプスタン19の回転軸の回転により直接テ
ープを駆動する。
【0033】次にドラム1へのテープ巻き付け動作につ
いて説明する。カートリッジローダー17(図3)によ
り、ファイルリールダイ24(図4)に装着されたシング
ルリールカートリッジ6から第一のスレッド機構によ
り、テープ2の一端を取り付けたリーダブロック11を
スレッダピン22(図4)により引き出しマシンリール5
へ搬送し(図5)、第1のテープパスを形成する。マシン
リール5にリーダブロック11が挿入された後、第2、
第3のスレッディングに必要とするテープ長さをマシン
リール5で巻取る。
いて説明する。カートリッジローダー17(図3)によ
り、ファイルリールダイ24(図4)に装着されたシング
ルリールカートリッジ6から第一のスレッド機構によ
り、テープ2の一端を取り付けたリーダブロック11を
スレッダピン22(図4)により引き出しマシンリール5
へ搬送し(図5)、第1のテープパスを形成する。マシン
リール5にリーダブロック11が挿入された後、第2、
第3のスレッディングに必要とするテープ長さをマシン
リール5で巻取る。
【0034】ファイルリール6a、マシンリール5の間
にテープ2が懸架された後、第2のスレッディング機構
すなわちテンションガイド23を搭載したテンションア
ーム7とテープガイド26を搭載したテープ引きだしア
ーム10によりテープ2をローディングリング4上を横
切りながら引き出し、第2のテープパスを形成する(図
6)。テープガイド26により引き出されたテープ2
が、ローディングリング4の回動により、ローディング
リング4上に直立して搭載されたガイド21dに当た
る。ガイド21dの傾斜方向とテープの張られた方向が
ほぼ平行となるように、引き出しガイド26は引き出し
完了時に位置する。その後、ローディングリング4上に
引き出されたテープを、ローディングリング4上に直立
して設置されたガイド21dが引っかけ、ローディング
リング4の回動にともないドラム1へテープ2を巻き付
け(図7)、記録再生が可能な第3のテープパスを形成す
る(図8)。ローディングリング4上のガイド21d、ピ
ンチローラ20、ローラガイド21g、21e、21
f、傾斜ガイド18により、第3のテープパスが形成さ
れる。
にテープ2が懸架された後、第2のスレッディング機構
すなわちテンションガイド23を搭載したテンションア
ーム7とテープガイド26を搭載したテープ引きだしア
ーム10によりテープ2をローディングリング4上を横
切りながら引き出し、第2のテープパスを形成する(図
6)。テープガイド26により引き出されたテープ2
が、ローディングリング4の回動により、ローディング
リング4上に直立して搭載されたガイド21dに当た
る。ガイド21dの傾斜方向とテープの張られた方向が
ほぼ平行となるように、引き出しガイド26は引き出し
完了時に位置する。その後、ローディングリング4上に
引き出されたテープを、ローディングリング4上に直立
して設置されたガイド21dが引っかけ、ローディング
リング4の回動にともないドラム1へテープ2を巻き付
け(図7)、記録再生が可能な第3のテープパスを形成す
る(図8)。ローディングリング4上のガイド21d、ピ
ンチローラ20、ローラガイド21g、21e、21
f、傾斜ガイド18により、第3のテープパスが形成さ
れる。
【0035】第3のスレッディングの際は、マシンリー
ル5よりテープ2を供給し、ファイルリール6aからは
テープ2は供給しない。また、テンションアーム7によ
り第3のスレッディング途中のテープテンション状態を
検知しつつ、マシンリール5のバックトルクを変化させ
ることにより第3のスレッディング途中でのテープテン
ションを一定に保ちテープ保護を図っている。ローディ
ングリング4の回転の途中でのみテープ2と摺接する、
テープ引き出しアーム10に搭載した、回動可能で所定
の角度傾斜した傾斜ガイド12により、第3のスレッデ
ィング時のテープのローラガイド21a、21b、21
c、21d、21e、21fに対するテープ高さズレを
抑制する。
ル5よりテープ2を供給し、ファイルリール6aからは
テープ2は供給しない。また、テンションアーム7によ
り第3のスレッディング途中のテープテンション状態を
検知しつつ、マシンリール5のバックトルクを変化させ
ることにより第3のスレッディング途中でのテープテン
ションを一定に保ちテープ保護を図っている。ローディ
ングリング4の回転の途中でのみテープ2と摺接する、
テープ引き出しアーム10に搭載した、回動可能で所定
の角度傾斜した傾斜ガイド12により、第3のスレッデ
ィング時のテープのローラガイド21a、21b、21
c、21d、21e、21fに対するテープ高さズレを
抑制する。
【0036】第3のスレッディング完了時には、傾斜ガ
イド12はテープから離反する。また、第3のスレッデ
ィング完了直前でローディングリング4上で同リング4
に対し傾斜して取り付けられた傾斜ガイド18(図8)が
テープと当接する。記録再生を行う第3のテープパスを
形成させるための傾斜ガイド18をローディングリング
4上に配置する事により、傾斜ガイド18の専用駆動、
ローディング機構を必要とせず装置の小型化が図れる。
イド12はテープから離反する。また、第3のスレッデ
ィング完了直前でローディングリング4上で同リング4
に対し傾斜して取り付けられた傾斜ガイド18(図8)が
テープと当接する。記録再生を行う第3のテープパスを
形成させるための傾斜ガイド18をローディングリング
4上に配置する事により、傾斜ガイド18の専用駆動、
ローディング機構を必要とせず装置の小型化が図れる。
【0037】本実施例で示すように、第3のテープパス
は、シャーシ3上に固定された複数のローラガイド21
a、21b(図8)と、可動するローディングリング4上
に設けたローラガイド21d、21e、21f、21g
と、テンションガイド23が主として形成している(図
8)。この構成は可動機構が少ないので、記録再生を行
うための高精度の位置・姿勢決めを簡略なガイド機構と
することができる。特に可動後、位置決めし固定する機
構において、ローラガイドを搭載する機構がローディン
グリング4のみであるため、装置の小型化、低コスト
化、高信頼性化に非常に有利である。本実施例では、ロ
ーディングリング4によりテープ2をドラム1に巻き付
ける方式を取っているが、傾斜ガイドを搭載したベース
部材の移動により、ドラム1にテープを巻き付ける方法
でもよい。
は、シャーシ3上に固定された複数のローラガイド21
a、21b(図8)と、可動するローディングリング4上
に設けたローラガイド21d、21e、21f、21g
と、テンションガイド23が主として形成している(図
8)。この構成は可動機構が少ないので、記録再生を行
うための高精度の位置・姿勢決めを簡略なガイド機構と
することができる。特に可動後、位置決めし固定する機
構において、ローラガイドを搭載する機構がローディン
グリング4のみであるため、装置の小型化、低コスト
化、高信頼性化に非常に有利である。本実施例では、ロ
ーディングリング4によりテープ2をドラム1に巻き付
ける方式を取っているが、傾斜ガイドを搭載したベース
部材の移動により、ドラム1にテープを巻き付ける方法
でもよい。
【0038】更に、図13、図15を用いてドラム1へ
のテープ巻き付け動作の制御について説明する。図5、
図6、図7、図8はドラム1へのテープ巻き付けの経過
を示す図であり、ドラム1へのテープ巻き付けは、第1
スレッディング、第2スレッディング、第3スレッディ
ングの三段階を経て行われ、各スレッディング動作終了
後に、各テープパスが形成される。
のテープ巻き付け動作の制御について説明する。図5、
図6、図7、図8はドラム1へのテープ巻き付けの経過
を示す図であり、ドラム1へのテープ巻き付けは、第1
スレッディング、第2スレッディング、第3スレッディ
ングの三段階を経て行われ、各スレッディング動作終了
後に、各テープパスが形成される。
【0039】シングルカートリッジ6は、カートリッジ
ローダ17(図3)によりファイルリールダイ24(図4)
に装着される。その後、サーボコントローラの命令によ
り、スレッダピン22により引き出されたリーダブロッ
ク11を受け入れるため、マシンリール5の位置決めが
行われる。マシンリール5は、マシンリール5にとり付
けられたマシンリール位置決めセンサ37と、図示しな
いマシンリールエンコーダにより、所定の位置にリーダ
ブロック11受け入れ口を位置決めする。
ローダ17(図3)によりファイルリールダイ24(図4)
に装着される。その後、サーボコントローラの命令によ
り、スレッダピン22により引き出されたリーダブロッ
ク11を受け入れるため、マシンリール5の位置決めが
行われる。マシンリール5は、マシンリール5にとり付
けられたマシンリール位置決めセンサ37と、図示しな
いマシンリールエンコーダにより、所定の位置にリーダ
ブロック11受け入れ口を位置決めする。
【0040】次に、サーボコントローラの命令により第
1のスレッディングを開始すべく、スレッダモータ14
を駆動する。これにより、第1のスレッディング機構
は、シングルリールカートリッジ6から、テープ2の一
端に取り付けたリーダブロック11を、スレッダピン2
2により引き出し、マシンリール5へ搬送し、ファイル
リール6aとマシンリール5間にテープ2を懸架し第一
のテープパスを形成する(図15)。この間、サーボコン
トローラの命令により、ファイルリール6aへは、ファ
イルリール6aに装着した図示しないエンコーダからの
情報を用い、テープ2を巻き取る方向に負荷を加え、テ
ープテンションが一定となるように制御する。第1のス
レッディングが完了したことを検知した後、サーボコン
トローラの命令により、第2、第3のスレッディング動
作時に必要となるテープ量をマシンリール5に巻取る。
1のスレッディングを開始すべく、スレッダモータ14
を駆動する。これにより、第1のスレッディング機構
は、シングルリールカートリッジ6から、テープ2の一
端に取り付けたリーダブロック11を、スレッダピン2
2により引き出し、マシンリール5へ搬送し、ファイル
リール6aとマシンリール5間にテープ2を懸架し第一
のテープパスを形成する(図15)。この間、サーボコン
トローラの命令により、ファイルリール6aへは、ファ
イルリール6aに装着した図示しないエンコーダからの
情報を用い、テープ2を巻き取る方向に負荷を加え、テ
ープテンションが一定となるように制御する。第1のス
レッディングが完了したことを検知した後、サーボコン
トローラの命令により、第2、第3のスレッディング動
作時に必要となるテープ量をマシンリール5に巻取る。
【0041】マシンリール5へテープ2を巻取る際は、
両リール間の図示しないエンコーダのパルスをカウント
することにより、ファイルリール6aのテープ巻取り量
に対するマシンリール5のテープ繰り出し量を比較し、
一定のテンションをテープ2に与えるようにファイルリ
ールダイ24(図4)へテープ巻取り方向に負荷を与え、
テープテンションを制御する。マシンリール5に取り付
けられたマシンリール位置決めセンサ37を用い、マシ
ンリール5へのテープ巻量を測定する。マシンリール位
置決めセンサ37は、マシンリール5が一回転する度
に、1パルス信号を発生する。このパルスをカウンタ回
路によりカウントすることにより必要なテープ量がマシ
ンリール5へ巻き付いたことを判断する。また、マシン
リールモータ25に取り付けられたエンコーダをカウン
トし、同様の判断を行ってもよい。
両リール間の図示しないエンコーダのパルスをカウント
することにより、ファイルリール6aのテープ巻取り量
に対するマシンリール5のテープ繰り出し量を比較し、
一定のテンションをテープ2に与えるようにファイルリ
ールダイ24(図4)へテープ巻取り方向に負荷を与え、
テープテンションを制御する。マシンリール5に取り付
けられたマシンリール位置決めセンサ37を用い、マシ
ンリール5へのテープ巻量を測定する。マシンリール位
置決めセンサ37は、マシンリール5が一回転する度
に、1パルス信号を発生する。このパルスをカウンタ回
路によりカウントすることにより必要なテープ量がマシ
ンリール5へ巻き付いたことを判断する。また、マシン
リールモータ25に取り付けられたエンコーダをカウン
トし、同様の判断を行ってもよい。
【0042】次に、ファイルリール6a、マシンリール
5の間にテープ2が懸架された後、サーボコントローラ
は、図示しない第2、第3のスレッディングを行う部材
を駆動するモータへ駆動の命令を与える。図示しない第
2、第3のスレッディング用の駆動モータは、共用であ
り、第2のスレッディング後に、第3のスレッディング
を行う機構となっている。また、第2のスレッディング
が行われ、完全に第2のテープパスを形成する前に第3
のスレッディング動作へ移行してもよい。
5の間にテープ2が懸架された後、サーボコントローラ
は、図示しない第2、第3のスレッディングを行う部材
を駆動するモータへ駆動の命令を与える。図示しない第
2、第3のスレッディング用の駆動モータは、共用であ
り、第2のスレッディング後に、第3のスレッディング
を行う機構となっている。また、第2のスレッディング
が行われ、完全に第2のテープパスを形成する前に第3
のスレッディング動作へ移行してもよい。
【0043】第2のスレッディング動作は、第2のスレ
ッディング機構すなわちテンションガイド23を搭載し
たテンションアーム7とテープガイド26を搭載したテ
ープ引きだしアーム10とによりテープ2をローディン
グリング4上を横切りながら引き出し、第2のテープパ
スを形成する(図6)。テープガイド26により引き出さ
れたテープ2が、ローディングリング4上に直立して搭
載されたガイド21dによりローディングリング4の回
動によりテープ2に当たる。ガイド21dの傾斜方向と
テープの張られた方向がほぼ平行となるように、引き出
しガイド26は引き出し完了時に位置される。第2のス
レッディング中、マシンリールモータ24のテープテン
ション制御は、あらかじめテープにダメージを与えない
ように、スレッディング経過時間に対するマシンリール
モータ25への負荷トルクの時系列データをメモリに蓄
えておき、スレッディング時間に応じマシンリールモー
タ25(図4)へ負荷トルクを与えることにより行う。
ッディング機構すなわちテンションガイド23を搭載し
たテンションアーム7とテープガイド26を搭載したテ
ープ引きだしアーム10とによりテープ2をローディン
グリング4上を横切りながら引き出し、第2のテープパ
スを形成する(図6)。テープガイド26により引き出さ
れたテープ2が、ローディングリング4上に直立して搭
載されたガイド21dによりローディングリング4の回
動によりテープ2に当たる。ガイド21dの傾斜方向と
テープの張られた方向がほぼ平行となるように、引き出
しガイド26は引き出し完了時に位置される。第2のス
レッディング中、マシンリールモータ24のテープテン
ション制御は、あらかじめテープにダメージを与えない
ように、スレッディング経過時間に対するマシンリール
モータ25への負荷トルクの時系列データをメモリに蓄
えておき、スレッディング時間に応じマシンリールモー
タ25(図4)へ負荷トルクを与えることにより行う。
【0044】第2のテープパスが形成された後、ローデ
ィングリング4上に引き出されたテープを、ローディン
グリング4上に直立し設置されたガイド21dにより引
っかけて、ローディングリング4の回動にともないドラ
ム1へテープ2を巻き付け、記録再生が可能な第3のテ
ープパスを形成する(図8)。第3のスレッディングの際
は、マシンリール5よりテープ2を供給し、ファイルリ
ール6aからはテープ2は供給しない。また、テンショ
ンアーム7により第3のスレッディング途中のテープテ
ンション状態を検知しつつ、マシンリールモータ25の
バックトルクを変化させることにより第3のスレッディ
ング途中でのテープテンションを一定に保ちテープ保護
を図っている。ローディングリング4の回転の途中での
みテープ2と摺接し、かつテープ引き出しアーム10に
搭載した回動可能で所定の角度傾斜した傾斜ガイド12
により、第3のスレッディング時のテープのローラガイ
ド21a、21b、21c、21d、21e、21fに
対するテープ高さズレを抑制する。
ィングリング4上に引き出されたテープを、ローディン
グリング4上に直立し設置されたガイド21dにより引
っかけて、ローディングリング4の回動にともないドラ
ム1へテープ2を巻き付け、記録再生が可能な第3のテ
ープパスを形成する(図8)。第3のスレッディングの際
は、マシンリール5よりテープ2を供給し、ファイルリ
ール6aからはテープ2は供給しない。また、テンショ
ンアーム7により第3のスレッディング途中のテープテ
ンション状態を検知しつつ、マシンリールモータ25の
バックトルクを変化させることにより第3のスレッディ
ング途中でのテープテンションを一定に保ちテープ保護
を図っている。ローディングリング4の回転の途中での
みテープ2と摺接し、かつテープ引き出しアーム10に
搭載した回動可能で所定の角度傾斜した傾斜ガイド12
により、第3のスレッディング時のテープのローラガイ
ド21a、21b、21c、21d、21e、21fに
対するテープ高さズレを抑制する。
【0045】第3のスレッディング完了時には、傾斜ガ
イド12はテープから離反する。また、第3のスレッデ
ィング完了直前でローディングリング4上でローディン
グリングに対し傾斜して取り付けられた傾斜ガイド18
がテープと当接する。記録再生を行う第3のテープパス
を形成させるための傾斜ガイド18をローディングリン
グ4上に配置する事により、傾斜ガイド18の専用駆
動、ローディング機構を必要とせず装置の小型化が図れ
る。図示しない第3スレッディングセンサが第3スレッ
ディング完了を検知し、スレッディング動作は完了す
る。
イド12はテープから離反する。また、第3のスレッデ
ィング完了直前でローディングリング4上でローディン
グリングに対し傾斜して取り付けられた傾斜ガイド18
がテープと当接する。記録再生を行う第3のテープパス
を形成させるための傾斜ガイド18をローディングリン
グ4上に配置する事により、傾斜ガイド18の専用駆
動、ローディング機構を必要とせず装置の小型化が図れ
る。図示しない第3スレッディングセンサが第3スレッ
ディング完了を検知し、スレッディング動作は完了す
る。
【0046】図14、図15を用いてアンスレッディン
グ動作について説明する。サーボコントローラより、ア
ンスレッディング開始の命令が与えられ、第3のテープ
パス状態から、第2、第3のスレッディング部材駆動用
モータを駆動し、第3のスレッディングと逆方向にロー
ディングリングを回動させ、テープ2をドラム1からは
ずしマシンリール5へ巻取る。第2、第3のアンスレッ
ディング動作は、第2、第3のスレッディング動作の逆
の動作である。第3スレッディング完了時には、テープ
から離反していたテープ引きだしガイド10上に搭載し
た傾斜ガイド12がアンスレッディング時にもテープ2
に当接し、アンスレッディング時のテープのローラガイ
ド21a、21b、21c、21d、21e、21fに
対するテープ高さズレを抑制する。
グ動作について説明する。サーボコントローラより、ア
ンスレッディング開始の命令が与えられ、第3のテープ
パス状態から、第2、第3のスレッディング部材駆動用
モータを駆動し、第3のスレッディングと逆方向にロー
ディングリングを回動させ、テープ2をドラム1からは
ずしマシンリール5へ巻取る。第2、第3のアンスレッ
ディング動作は、第2、第3のスレッディング動作の逆
の動作である。第3スレッディング完了時には、テープ
から離反していたテープ引きだしガイド10上に搭載し
た傾斜ガイド12がアンスレッディング時にもテープ2
に当接し、アンスレッディング時のテープのローラガイ
ド21a、21b、21c、21d、21e、21fに
対するテープ高さズレを抑制する。
【0047】第3のアンスレッディングの際は、マシン
リール5によりテープ2を巻取る。また、テンションア
ーム7により第3のアンスレッディング途中のテープテ
ンション状態を検知しつつ、マシンリール5のバックト
ルクを変化させることにより第3のアンスレッディング
途中でのテープテンションを一定に保ちテープ保護を図
っている。
リール5によりテープ2を巻取る。また、テンションア
ーム7により第3のアンスレッディング途中のテープテ
ンション状態を検知しつつ、マシンリール5のバックト
ルクを変化させることにより第3のアンスレッディング
途中でのテープテンションを一定に保ちテープ保護を図
っている。
【0048】第3のアンスレッディングの完了後、第2
のアンスレッディング動作が行われる。図示しない第2
のアンスレッディング完了センサが検知するまで、第
2、第3のスレッディング部材駆動用モータを駆動す
る。第2のアンスレッディング中、マシンリールモータ
25のテープテンション制御は、あらかじめテープ2に
ダメージを与えないように、スレッディング経過時間に
対するマシンリールモータ25への負荷トルクの時系列
データをメモリに蓄えておき、スレッディング時間に応
じマシンリールモータ25へ負荷トルクを与えることに
より行う。
のアンスレッディング動作が行われる。図示しない第2
のアンスレッディング完了センサが検知するまで、第
2、第3のスレッディング部材駆動用モータを駆動す
る。第2のアンスレッディング中、マシンリールモータ
25のテープテンション制御は、あらかじめテープ2に
ダメージを与えないように、スレッディング経過時間に
対するマシンリールモータ25への負荷トルクの時系列
データをメモリに蓄えておき、スレッディング時間に応
じマシンリールモータ25へ負荷トルクを与えることに
より行う。
【0049】図示しない第2のアンスレッディング完了
センサが検知された後、サーボコントローラよりマシン
リール5に巻取られたテープ2をファイルリール側へ巻
取る命令が与えられる。ファイルリール6aへテープ2
を巻取る際は、両リール間の図示しないエンコーダのパ
ルスをカウントし、ファイルリール6aのテープ巻取り
量に対するマシンリール5のテープ繰り出し量を比較
し、一定のテンションをテープ2に与えるようにマシン
リールモータ25へテープ巻取り方向に負荷を与え、テ
ープテンションを制御する。マシンリール5のテープ巻
取り残量は、マシンリール位置決めセンサ37のパルス
数をカウントすることにより得る。マシンリール5のテ
ープ巻数が0になるまでテープ2をファイルリール6a
に巻取る。
センサが検知された後、サーボコントローラよりマシン
リール5に巻取られたテープ2をファイルリール側へ巻
取る命令が与えられる。ファイルリール6aへテープ2
を巻取る際は、両リール間の図示しないエンコーダのパ
ルスをカウントし、ファイルリール6aのテープ巻取り
量に対するマシンリール5のテープ繰り出し量を比較
し、一定のテンションをテープ2に与えるようにマシン
リールモータ25へテープ巻取り方向に負荷を与え、テ
ープテンションを制御する。マシンリール5のテープ巻
取り残量は、マシンリール位置決めセンサ37のパルス
数をカウントすることにより得る。マシンリール5のテ
ープ巻数が0になるまでテープ2をファイルリール6a
に巻取る。
【0050】マシンリール5のテープ巻数が0になった
後、マシンリールは、マシンリール位置決めセンサ37
とマシンリール側エンコーダにより、マシンリール位置
決めを行う。マシンリール位置決め完了後、サーボコン
トローラの第1アンスレッディング動作の命令により、
第1スレッディングモータ14を起動し、リーダブロッ
ク11をマシンリール5より取り外し、ファイルリール
6a側へ搬送し、シングルリールカートリッジ6内へ装
着する。図示しない第1アンスレッディングセンサが第
1アンスレッディング完了を検知し、アンスレッディン
グ動作は完了する。
後、マシンリールは、マシンリール位置決めセンサ37
とマシンリール側エンコーダにより、マシンリール位置
決めを行う。マシンリール位置決め完了後、サーボコン
トローラの第1アンスレッディング動作の命令により、
第1スレッディングモータ14を起動し、リーダブロッ
ク11をマシンリール5より取り外し、ファイルリール
6a側へ搬送し、シングルリールカートリッジ6内へ装
着する。図示しない第1アンスレッディングセンサが第
1アンスレッディング完了を検知し、アンスレッディン
グ動作は完了する。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、装置の幅8インチ(シ
ングルリールカートリッジの幅の2倍よりも小さい装置
幅)、高さ5インチ、有効データ転送速度11MByt
e/s、データ記憶容量20GByte以上の性能を有
するシングルリールカートリッジを用いたヘリカルスキ
ャン方式磁気記録再生装置を、小型化、低コスト化、高
信頼性化を達成しつつ、構築することができた。
ングルリールカートリッジの幅の2倍よりも小さい装置
幅)、高さ5インチ、有効データ転送速度11MByt
e/s、データ記憶容量20GByte以上の性能を有
するシングルリールカートリッジを用いたヘリカルスキ
ャン方式磁気記録再生装置を、小型化、低コスト化、高
信頼性化を達成しつつ、構築することができた。
【図1】本発明の一実施例における磁気記録再生装置の
斜視図である。
斜視図である。
【図2】本発明のデータを記録したテープパターンの一
実施例を示す図である。
実施例を示す図である。
【図3】本発明の一実施例における磁気記録再生装置の
平面図である。
平面図である。
【図4】本発明の一実施例における磁気記録再生装置の
側面図である。
側面図である。
【図5】本発明の一実施例における磁気記録再生装置の
第1スレッディング動作完了を示す平面図である。
第1スレッディング動作完了を示す平面図である。
【図6】本発明の一実施例における磁気記録再生装置の
第2スレッディング動作完了を示す平面図である。
第2スレッディング動作完了を示す平面図である。
【図7】本発明の一実施例における磁気記録再生装置の
第3スレッディング動作の経過を示す平面図である。
第3スレッディング動作の経過を示す平面図である。
【図8】本発明の一実施例における磁気記録再生装置の
第3スレッディング動作完了を示す平面図である。
第3スレッディング動作完了を示す平面図である。
【図9】本発明の一実施例におけるシングルリールカー
トリッジの斜視図である。
トリッジの斜視図である。
【図10】本発明の一実施例における磁気ドラム構成図
である。
である。
【図11】本発明の一実施例における中段磁気ドラム上
のヘッド配置図である。
のヘッド配置図である。
【図12】本発明の一実施例におけるシングルリールカ
ートリッジの装着図である。
ートリッジの装着図である。
【図13】本発明の一実施例におけるスレッディング動
作の制御フロー図である。
作の制御フロー図である。
【図14】本発明の一実施例におけるアンスレッディン
グ動作の制御フロー図である。
グ動作の制御フロー図である。
【図15】本発明の一実施例におけるスレッディングシ
ステムの構成図である。
ステムの構成図である。
1……ドラム、 3……シャーシ、 4……ローディングリング、 5……マシンリール、 6……シングルリールカートリッジ、 6a……ファイルリール、 7……テンションアーム、 10……引き出しアーム、 11……リーダブロック、 12……傾斜ガイド、 14……第1のスレッディング機構、 15……スレッダアーム、 18……傾斜ガイド、 21a、21b、21c、21d……エアーガイド、 21e、21f、21g……ローラガイド、 23……テンションガイド、 26……テープガイド。
Claims (5)
- 【請求項1】磁気テープに記録再生を行う磁気ヘッドを
搭載したドラムと、 磁気テープを巻回したシングルリールカートリッジを着
脱可能に第1の位置に装着するファイルリールと、 該ファイルリールから供給される該磁気テープを巻取る
マシンリールと、 前記ファイルリールから該磁気テープを引き出し、前記
マシンリールへ懸架する第1のスレッデイング機構と、 該マシンリールへの懸架状態から、該磁気テープを引き
出し、その引き出し面積を大きくする第2のスレッデイ
ング機構と、 前記ドラムの回転中心軸を、回動リングの内側に配置
し、該回動リング上に配置されたガイド部材を用い、前
記磁気テープを該ドラムに巻装する第3のスレッデイン
グ機構と、 前記ファイルリール、前記マシンリール、前記スレッデ
イング機構、前記ドラムとを載置するシャーシと、 前記磁気テープを駆動するテープ駆動機構と、 前記磁気テープ駆動機構の制御回路と、 外部と信号を授受し前記磁気テープに記録再生を行う回
路とを有する磁気記録再生装置。 - 【請求項2】前記第2のスレッデイング機構は、 前記テープのテンション状態を検出するテンションアー
ムと、 記録再生時はテープと摺接せず、スレッデイン時のみ該
テープと摺接し引き出す引き出しアームを有する請求項
1記載の磁気記録再生装置。 - 【請求項3】前記第3のスレッディング機構の前記引き
出しアームには、前記ファイルリールの回転中心軸と略
平行なガイドと所定の角度傾斜したガイドが設けられて
いる請求項2記載の磁気記録再生装置。 - 【請求項4】前記回動リングの部材は中空部分を有し、
前記ガイド部材に該中空部分を介して空気を通じる請求
項1記載の磁気記録再生装置。 - 【請求項5】磁気テープを巻回したシングルリールカー
トリッジを着脱可能に第1の位置に装着する第1のステ
ップと、 前記シングルリールカートリッジから前記磁気テープを
引き出し、マシンリールへ懸架する第2のステップと、 前記マシンリールへの懸架状態から、前記磁気テープを
引き出し、その引き出し面積を大きくする第3のステッ
プと、 回動リング上に配置されたガイド部材を用いて、前記磁
気テープをドラムに巻装する第4のステップとを有する
磁気記録再生方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5334620A JPH07192361A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 磁気記録再生装置及び磁気記録再生方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5334620A JPH07192361A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 磁気記録再生装置及び磁気記録再生方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07192361A true JPH07192361A (ja) | 1995-07-28 |
Family
ID=18279421
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5334620A Pending JPH07192361A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 磁気記録再生装置及び磁気記録再生方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07192361A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6590741B1 (en) | 1999-06-14 | 2003-07-08 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Magnetic head having grooves to enhance contact with magnetic recording media and magnetic recording/reproducing apparatus |
-
1993
- 1993-12-28 JP JP5334620A patent/JPH07192361A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6590741B1 (en) | 1999-06-14 | 2003-07-08 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Magnetic head having grooves to enhance contact with magnetic recording media and magnetic recording/reproducing apparatus |
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