JPH07191774A - 前後調節可能な操作ペダル装置 - Google Patents
前後調節可能な操作ペダル装置Info
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- JPH07191774A JPH07191774A JP33184193A JP33184193A JPH07191774A JP H07191774 A JPH07191774 A JP H07191774A JP 33184193 A JP33184193 A JP 33184193A JP 33184193 A JP33184193 A JP 33184193A JP H07191774 A JPH07191774 A JP H07191774A
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Abstract
することなくペダルパッドをスムーズに前後調節できる
簡単で且つコンパクトな操作ペダル装置を提供する。 【構成】 支持軸16を介してブラケット14に回動可
能に取り付けられたペダルアーム18の下端部に、ペダ
ルパッド32を備えた踏込み部材26が車両前後方向の
移動可能に配設され、ペダルアーム18にピン34まわ
りの回動可能に取り付けられた回動レバー36が、前後
調節手段50によりペダルアーム18に対してピン34
まわりに相対回動させられると、踏込み部材26は車両
前後方向へ移動させられる。ブレーキブースタ40のロ
ッド42は上記回動レバー36に連結され、その連結部
が回動レバー36の回動に伴って変位させられることに
より、踏込み部材26の前後調節に拘らずレバー比L2
a/L1aが略一定に維持される。
Description
ルペダル等の車両用の操作ペダル装置に係り、特に、ペ
ダルパッドの位置を車両の前後方向へ移動させることが
できる操作ペダル装置の改良に関するものである。
わりの回動可能に配設され、ペダルパッドが踏み込まれ
て原位置からその一軸心まわりに回動させられることに
より、所定の作用部材を押圧または引張する車両用操作
ペダル装置、例えばブレーキペダルやアクセルペダル,
クラッチペダルが広く知られているが、このような車両
用操作ペダル装置の一種に、上記ペダルパッドの位置を
車両の前後方向へ移動できるようにしたものが提案され
ている。例えば特開昭63−49528号公報(従来例
1)や特開平2−39214号公報(従来例2),実公
昭62−5700号公報(従来例3)に記載されている
装置はその一例であり、このような操作ペダル装置によ
れば、運転者の体型や好みなどに応じてペダルパッドの
位置を最適な位置に調節できるため、運転操作が容易と
なる。
ってペダルパッドを平行移動させるようにしたもので、
ペダルパッドの姿勢や高さ位置が略一定に維持されると
ともに、一軸心であるブラケットの支持部や作用部材の
連結部をペダルパッドの前後移動に伴って変位させるこ
とにより、一軸心からペダルパッドまでの距離と一軸心
から作用部材の連結部までの距離との比(以下、レバー
比という)を略一定とし、ペダルパッドを前後に移動さ
せても必要な踏込み操作力が変化しないようになってい
る。従来例3は、長穴に沿ってペダルパッドを平行移動
させるもので、ペダルパッドの姿勢や高さ位置が略一定
に維持される。
1および2は、部品点数が多くて構造が複雑且つ大掛か
りになるとともに、組付けが面倒でコスト高となる。従
来例3は、構造は簡単であるが、切欠き部と突起との嵌
合によってロックするようにしているため、前後調節が
段階的で且つ調節時にペダルパッドが上下に揺れ動いて
スムーズに調節できないとともに、ペダルパッドの移動
に伴ってレバー比が変化するため、必要な踏込み操作力
が変化する。また、これ等の従来例1〜3は、何れもペ
ダルパッドを含む踏込み部材を前後調節手段により直接
車両の前後方向へ移動させるものであるため、ねじ軸等
を用いて調整できるようにした場合には、ペダルパッド
の移動ストローク以上の長さを有する駆動装置が必要
で、前後方向に比較的大きなスペースが必要となり、運
転席前方の狭いスペースに配設するには好ましくない。
もので、その目的とするところは、車両への搭載に際し
大きなスペースを必要とすることなくペダルパッドをス
ムーズに移動させることができる簡単で且つコンパクト
な操作ペダル装置を提供することにある。
するために、第1発明は、車体に固設されたブラケット
に一軸心まわりの回動可能に配設され、ペダルパッドが
踏み込まれて原位置からその一軸心まわりに回動させら
れることにより、所定の作用部材を押圧または引張する
一方、前記ペダルパッドの位置を車両の前後方向へ移動
させることが可能な操作ペダル装置であって、(a)前
記一軸心まわりの回動可能に前記ブラケットに取り付け
られるペダルアームと、(b)そのペダルアームの下端
部に、そのペダルアームが原位置に保持された状態にお
いて車両の前後方向の移動可能に配設されるとともに、
前記ペダルパッドが設けられた踏込み部材と、(c)一
端部において前記ペダルアームに前記一軸心と略平行な
軸心まわりの回動可能に連結されるとともに、他端部に
おいて前記踏込み部材に車両の前後方向の相対移動不能
に係合させられ、そのペダルアームに対して相対回動さ
せられることによりその踏込み部材を車両の前後方向へ
移動させる回動レバーと、(d)その回動レバーと前記
ペダルアームとに跨がって配設され、常にはその回動レ
バーとペダルアームとを一体的に前記一軸心まわりに回
動させるとともに、その回動レバーとペダルアームとを
異なる連結角度で位置決めして前記踏込み部材の位置を
変更する前後調節手段とを備え、前記作用部材を前記ペ
ダルアームまたは前記回動レバーに前記一軸心と略平行
な軸心まわりの回動可能に連結したことを特徴とする。
な操作ペダル装置においては、回動レバーとペダルアー
ムとの連結角度を変更することにより、ペダルアームの
下端部に配設された踏込み部材が車両の前後方向へ移動
させられ、ペダルパッドの姿勢および高さ位置を略一定
に維持しながらそのペダルパッドの前後方向位置を調節
できる。その場合に、ペダルアームに対して回動レバー
を相対回動させれば良いため、装置が簡単且つコンパク
トに構成されるとともに、例えば両者を相対回動させる
機能を備えた前後調節手段を連結部の近傍に配設すれ
ば、僅かな回動ストロークでペダルパッドを大きく移動
させることができるし、前後調節手段は回動レバーをペ
ダルアームに対して相対回動させることができれば良い
ため車両の前後方向に配設する必要がなく、車両前後方
向の配設スペースを小さくできる。
第1発明の前後調節可能な操作ペダル装置において、前
記回動レバーと前記ペダルアームとの連結角度の変更に
拘らずレバー比が略一定となるように、前記作用部材を
前記回動レバーの予め定められた所定部位に連結したこ
とを特徴とする。
所定部位に作用部材を連結し、ペダルパッドの前後調節
時に回動レバーがペダルアームに対して相対回動させら
れる際に、その作用部材の連結部とペダルアームの回動
中心である一軸心との距離を変化させ、ペダルパッドの
前後調節に伴う一軸心からペダルパッドまでの距離変化
に拘らずレバー比が略一定に維持されるようにしたので
あり、これにより、ペダルパッドを前後調節しても必要
な踏込み操作力が略一定に維持されるようになる。しか
も、ペダルパッドの前後調節時に回動レバーがペダルア
ームに対して相対回動させられることを利用し、その回
動レバーの所定部位に作用部材を連結しただけであるた
め、調整レバーやピボットピンなどを用いてレバー比を
略一定に維持するようにした前記従来例1や2に比較し
て装置が極めて簡単に構成される。
要はなく、前後調節に伴ってペダルパッドと一軸心との
距離が大きくなる場合には作用部材の連結部と一軸心と
の距離も大きくなり、前後調節に伴ってペダルパッドと
一軸心との距離が小さくなる場合には作用部材の連結部
と一軸心との距離も小さくなるようになっておれば、一
応の効果が得られる。
に説明する。図1は、本発明が操作ペダル装置としての
車両用ブレーキペダル装置10に適用された場合の一例
で、図2は、かかるブレーキペダル装置10の主要部を
分解して示す斜視図である。かかるブレーキペダル装置
10は、車体12に固設されたブラケット14に配設さ
れるようになっており、そのブラケット14に支持軸1
6を介してその支持軸16の軸心まわりの回動可能に配
設されたペダルアーム18を備えている。ペダルアーム
18を回動可能に支持している支持軸16の軸心は一軸
心に相当し、その軸心が車両の幅方向と略平行となる姿
勢で支持軸16はブラケット14に取り付けられるよう
になっている。ペダルアーム18は、ブラケット14に
設けられたストッパねじ20に当接させられることによ
り、図1における左まわり方向の回動端すなわち原位置
が規定されるようになっており、その状態で略下方へ延
び出すようになっている。
置に保持された状態において車両の後方側、すなわち図
1の右方向へ延び出すガイド部22が一体に設けられて
おり、そのガイド部22には長穴24が形成されて踏込
み部材26が車両前後方向の移動可能に取り付けられて
いる。踏込み部材26は、上部が開口するように略コの
字形状に曲成された板材にて構成されており、そのコの
字形状の内側に上記ガイド部22が位置する状態で一対
のピン28,30が前記長穴24を貫通して取り付けら
れることにより、それ等のピン28,30を介してガイ
ド部22に支持されるようになっている。ピン28,3
0の離間距離は長穴24の長さ寸法より短く、そのピン
28,30が長穴24内を移動させられることにより、
踏込み部材26は車両の前後方向へ平行移動させられ
る。また、踏込み部材26の一端部、すなわち車両の後
方側に位置する図1の右端部には、運転者によって踏込
み操作されるペダルパッド32が一体的に取り付けられ
ている。図1は、車両前方側のピン28が長穴24の端
部に当接する前方端に踏込み部材26が位置させられた
状態で、図3は車両後方側のピン30が長穴24の端部
に当接する後方端に踏込み部材26が位置させられた状
態である。
部に前記支持軸16と平行なピン34まわりの回動可能
に回動レバー36が取り付けられている。回動レバー3
6は、ペダルアーム18と略重なるように下方へ延び出
しているとともに、その先端部には上下方向に長穴38
が形成されて前記ピン28が挿通させられるようになっ
ており、このピン28を介して踏込み部材26に車両前
後方向の相対移動不能に係合させられている。したがっ
て、この回動レバー36が、ペダルアーム18に対して
ピン34まわりに相対回動させられることにより、踏込
み部材26が車両前後方向へ移動させられる。
2のブラケット14と反対側に配設されたブレーキブー
スタ40から突き出している作用部材としてのロッド4
2が、クレビス44を介して支持軸16と平行なピン4
6まわりの相対回動可能に連結されている。ロッド42
の連結部すなわちピン46は、踏込み部材26の前後位
置に拘らずピン34よりも上方となる位置に定められて
おり、ロッド42がブレーキブースタ40によって突き
出し方向へ付勢されることにより、回動レバー36には
常に図1におけるピン34の右まわり方向のモーメント
が作用させられるようになっている。また、ペダルアー
ム18には前後調節手段50が配設され、上記回動レバ
ー36がペダルアーム18に対して図1における右まわ
り方向へ回動する際に、その回動端を規定するようにな
っている。回動レバー36には、上記ロッド42によっ
て右まわりのモーメントが作用するとともに、ペダルパ
ッド32が踏込み操作された場合にもピン28を介して
右まわりのモーメントが作用するが、前後調節手段50
によってその右まわりの回動端が規定されることによ
り、常にはペダルアーム18に対して相対回動不能に保
持され、ペダルパッド32が踏込み操作されることによ
りペダルアーム18と一体的に支持軸16の右まわりに
回動させられて、ロッド42をブレーキブースタ40へ
押し込むようになっている。本実施例ではロッド42に
よってペダルアーム18がストッパねじ20に当接する
原位置へ復帰させられるようになっているが、必要に応
じてリターンスプリングをブラケット14とペダルアー
ム18との間に配設することもできる。
れた図示しないスイッチが操作されることにより正逆両
方向へ回転駆動される電動モータ52と、その電動モー
タ52の回転軸にスプライン嵌合されたねじ軸54と、
そのねじ軸54に螺合されるとともにペダルアーム18
に固設されたナット部材56とを備えており、電動モー
タ52によってねじ軸54が回転させられることによ
り、そのねじ軸54は軸心方向へ突き出し,引き込み駆
動される。ねじ軸54の先端は、前記回動レバー36の
上端部に当接させられるようになっており、これにより
回動レバー36の右まわりの回動端が規定されるととも
に、ねじ軸54が突き出し,引き込み駆動されることに
より、その回動端すなわちペダルアーム18に対する回
動レバー36の連結角度が変更され、それに伴って踏込
み部材26が車両の前後方向へ移動させられて前記前方
端と後方端との間の任意の位置に位置決めされる。
と、支持軸16の軸心からペダルパッド32までの距離
L2が変化するが、その距離変化に伴って支持軸16の
軸心からロッド42の連結部すなわちピン46までの距
離L1も変化し、踏込み部材26の移動に拘らずレバー
比L2/L1が殆ど変化しないようになっている。すな
わち、踏込み部材26が前方端に位置する場合の距離L
2aより、踏込み部材26が後方端に位置する場合の距
離L2bの方が大きいが、距離L1についてもL1aよ
りL1bの方が大きくなり、L2a/L1a≒L2b/
L1bとなるように、ピン46の位置が定められている
のである。具体的には、踏込み部材26の前後移動に伴
って回動レバー36はピン34まわりに回動させられ、
それに伴って距離L1も変化するが、その変化量や変化
方向はピン34とピン46との間の距離やピン34まわ
りにおけるピン46の位置によって異なるため、上記レ
バー比L2a/L1a≒L2b/L1bとなるように、
本実施例ではピン34の左上の位置、すなわちピン34
と支持軸16とを結ぶ線分よりピン34を中心として左
まわりにずれた位置にピン46を配設してロッド42を
連結したのである。
置10は、運転席に設けられたスイッチ操作で前後調節
手段50によって回動レバー36とペダルアーム18と
の連結角度を変更することにより、ペダルアーム18の
下端部に配設された踏込み部材26が車両の前後方向へ
平行移動させられ、ペダルパッド32の姿勢および高さ
位置を略一定に維持しながらそのペダルパッド32の前
後方向位置を調節できる。その場合に、ペダルアーム1
8に対して回動レバー36を相対回動させれば良いた
め、装置が簡単且つコンパクトに構成されるとともに、
上記前後調節手段50は回動レバー36のうちピン34
に近い部分に当接して回動させるため、小さな突き出し
ストロークで踏込み部材26を前方端から後方端まで移
動させることができ、踏込み部材26を直接移動させる
場合に比較して前後調節手段50を小型化できる。しか
も、この前後調節手段50の配設姿勢は任意に定めるこ
とができ、本実施例では図1から明らかなように斜め下
向きに配設されるため、車両前後方向の配設スペースが
大幅に小さくなる。
部位にロッド42を連結し、ペダルパッド32の前後調
節時に回動レバー36がペダルアーム18に対して相対
回動させられる際に、距離L2の変化に対応して距離L
1が変化することにより、レバー比L2/L1が略一定
に維持されるようになっているため、ペダルパッド32
を前後調節しても必要な踏込み操作力が略一定に維持さ
れる。しかも、ペダルパッド32の前後調節時に回動レ
バー36がペダルアーム18に対して相対回動させられ
ることを利用し、その回動レバー36の所定部位にロッ
ド42を連結しただけであるため、前記従来例1や2の
ように調整レバーやピボットピンなどを用いる場合に比
較して装置が極めて簡単に構成される。
4は、前記実施例におけるロッド42と回動レバー36
との連結形態を変更したもので、ピン34に対する接近
離間方向に長い長穴60を回動レバー36に形成すると
ともに、支持軸16に対する接近離間方向に長い長穴6
2をペダルアーム18に形成し、クレビス44のピン4
6がそれ等の長穴60および62を貫通させられてい
る。この場合には、回動レバー36とペダルアーム18
との相対回動に伴う距離L1の変化特性を、長穴60,
62の形状によって任意に設定できるため、ペダルパッ
ド32の前後調節に拘らずレバー比L2/L1が完全に
一定となるようにすることが可能となる。また、回動レ
バー36とペダルアーム18との相対回動に拘らず、ロ
ッド42のブレーキブースタ40からの突き出し量が変
化しないようにすることも可能で、ペダルパッド32の
前後調節に拘らずペダルの踏込みストロークを一定に維
持できる。
としての車両用アクセルペダル装置70に適用された場
合の一例で、車体72に固設されたブラケット74に
は、支持軸76まわりの回動可能にペダルアーム78が
取り付けられている。支持軸76の軸心は一軸心に相当
し、その軸心が車両の幅方向と略平行となる姿勢で支持
軸76はブラケット74に取り付けられるようになって
いる。ペダルアーム78は、中間部において上記支持軸
76に取り付けられており、下端部にはペダルパッド8
0を備えた踏込み部材82が配設されているとともに、
上端部には回動レバー84が支持軸76と平行なピン8
6まわりの回動可能に配設されている。踏込み部材82
は、前記第1実施例と同様にペダルアーム78に形成さ
れた長穴88を貫通する一対のピン90,92により、
ペダルアーム78が図に示す原位置に保持された状態に
おいて車両前後方向の移動可能に取り付けられている。
また、一方のピン90は、回動レバー84の下端部に上
下方向に形成された長穴94にも係合させられており、
回動レバー84がペダルアーム78に対して相対回動さ
せられることにより、そのピン90を介して踏込み部材
82が車両の前後方向へ移動させられる。
との中間位置には、前記前後調節手段50と同様に構成
された前後調節手段96が配設され、回動レバー84に
当接してその回動レバー84のピン86の右まわり方向
の回動端を規定している。これにより、ペダルパッド8
0が踏込み操作された場合には、回動レバー84とペダ
ルアーム78とが一体的に支持軸76の右まわりに回動
させられる。また、回動レバー84の上端部には、作用
部材としてのスロットルケーブル98の先端部に取り付
けられたクレビス100が支持軸76と平行なピン10
2を介して相対回動可能に連結されており、回動レバー
84がペダルアーム78と一体的に支持軸76の右まわ
りに回動させられることにより、スロットルケーブル9
8が引っ張り出されて図示しないスロットル弁が開かれ
る。ペダルアーム78とブラケット74との間には引張
コイルスプリング等のリターンスプリング104が設け
られ、そのペダルアーム78を常には支持軸76の左ま
わりに付勢しており、ペダルアーム78および回動レバ
ー84は、クレビス100がブラケット74に当接する
とともに回動レバー84が前後調節手段96に当接する
原位置に保持される。
ッチが操作され、前後調節手段96によって回動レバー
84がペダルアーム78に対してピン86の左まわりに
相対回動させられると、踏込み部材82は図の右方向で
ある車両後方側へ移動させられ、図5に示されている前
方端と図6に示されている後方端との間の任意の位置に
位置決めされる。これにより、ペダルパッド80の車両
前後方向における位置が調節されるが、本実施例でも回
動レバー84の回動に伴ってスロットルケーブル98の
連結部すなわちピン102の位置が変位させられること
により、ペダルパッド80の前後調節に拘らずレバー比
が略一定に維持され、踏込み操作力が殆ど変化しないよ
うになっている。
置がブラケット74によって規定されるため、回動レバ
ー84がペダルアーム78に対して相対回動させられる
と、それに伴ってペダルアーム78も支持軸76まわり
に回動させられ、ペダルパッド80の高さ位置や姿勢が
若干変化するが、図7に示すように、連結ピン102と
略水平な真横位置において、上記ペダルアーム78およ
び回動レバー84に替わるペダルアーム106および回
動レバー108をピン86を介して連結するようにすれ
ば、回動レバー108の相対回動に伴うペダルアーム1
06の回動を抑制することが可能である。
細に説明したが、本発明は他の態様で実施することもで
きる。
8,78に設けられた長穴24,88を介して踏込み部
材26,82が前後方向の移動可能に取り付けられてい
たが、踏込み部材26,82側に長穴を形成してペダル
アームに突設された複数のピンと係合させるようにして
も良い。長穴の代わりに溝を設けたり、ガイドロッドや
ガイドレールなどの直線ガイド部材を用いたりして、踏
込み部材をペダルアームに移動可能に取り付けることも
できる。
4がピン28,90に係合させられていたが、踏込み部
材26,82の上端部などに上下方向の溝や切欠を形成
するとともに、それ等の溝や切欠と係合するピンを回動
レバー36,84に立設して、踏込み部材26,82を
前後方向へ移動させるようにすることもできる。
6は電動モータ52やねじ軸54を用いてパッド位置を
自動的に且つ連続的に変更できるようになっていたが、
回動レバー36,84にピン34,86を中心とする円
弧形状に噛合歯を設けるとともに、その噛合歯と噛み合
うラックや歯車をペダルアーム18,78に配設して、
そのラックを直線移動したり歯車を電動モータで回転駆
動したりして連結角度を変更するようにしても良いし、
運転者が手作業で回動レバー36,84の連結角度を変
更してボルトやナットなどでペダルアーム18,78に
一体的に固設するようにしても良いなど、前後調節手段
は少なくとも異なる連結角度で回動レバー36,84を
位置決めできるものであれば良い。上記前後調節手段5
0,96は、回動レバー36,84側に配設することも
できるし、伸縮する両端部をペダルアーム18,78と
回動レバー36,84の双方に相対回動可能に連結する
ようにしても良い。
トルケーブル98が回動レバー36,84に連結され、
レバー比が略一定に維持されるようになっていたが、そ
れ等のロッド42やスロットルケーブル98をペダルア
ーム18,78に連結するようにしても良い。
0にはスロットルケーブル98が連結されるようになっ
ていたが、リンクなどでアクセル操作量を伝達するアク
セルペダル装置にも本発明は同様に適用され得るし、ク
ラッチペダル装置など他の操作ペダル装置に適用するこ
ともできる。
者の知識に基づいて種々の変更,改良を加えた態様で実
施することができる。
た場合の一実施例を示す一部を切り欠いた正面図であ
る。
示す斜視図である。
両の後方側へ移動させられた状態を示す正面図である。
動レバーとの連結態様を変更した実施例を説明する図で
ある。
た場合の一実施例を示す一部を切り欠いた正面図であ
る。
両の後方側へ移動させられた状態を示す正面図である。
ケーブルと回動レバーとの連結形態を変更した他の態様
を説明する図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 車体に固設されたブラケットに一軸心ま
わりの回動可能に配設され、ペダルパッドが踏み込まれ
て原位置から該一軸心まわりに回動させられることによ
り、所定の作用部材を押圧または引張する一方、前記ペ
ダルパッドの位置を車両の前後方向へ移動させることが
可能な操作ペダル装置であって、 前記一軸心まわりの回動可能に前記ブラケットに取り付
けられるペダルアームと、 該ペダルアームの下端部に、該ペダルアームが原位置に
保持された状態において車両の前後方向の移動可能に配
設されるとともに、前記ペダルパッドが設けられた踏込
み部材と、 一端部において前記ペダルアームに前記一軸心と略平行
な軸心まわりの回動可能に連結されるとともに、他端部
において前記踏込み部材に車両の前後方向の相対移動不
能に係合させられ、該ペダルアームに対して相対回動さ
せられることにより該踏込み部材を車両の前後方向へ移
動させる回動レバーと、 該回動レバーと前記ペダルアームとに跨がって配設さ
れ、常には該回動レバーとペダルアームとを一体的に前
記一軸心まわりに回動させるとともに、該回動レバーと
該ペダルアームとを異なる連結角度で位置決めして前記
踏込み部材の位置を変更する前後調節手段とを備え、前
記作用部材を前記ペダルアームまたは前記回動レバーに
前記一軸心と略平行な軸心まわりの回動可能に連結した
ことを特徴とする前後調節可能な操作ペダル装置。 - 【請求項2】 前記作用部材は、前記回動レバーと前記
ペダルアームとの連結角度の変更に拘らず、前記一軸心
から前記ペダルパッドまでの距離と該一軸心から該作用
部材の連結部までの距離との比が略一定となるように、
前記回動レバーの予め定められた所定部位に連結されて
いる請求項1に記載の前後調節可能な操作ペダル装置。
Priority Applications (1)
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