[go: up one dir, main page]

JPH07191580A - 電子写真方式の記録装置 - Google Patents

電子写真方式の記録装置

Info

Publication number
JPH07191580A
JPH07191580A JP5333312A JP33331293A JPH07191580A JP H07191580 A JPH07191580 A JP H07191580A JP 5333312 A JP5333312 A JP 5333312A JP 33331293 A JP33331293 A JP 33331293A JP H07191580 A JPH07191580 A JP H07191580A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
photoconductor
charging
line sensor
developing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5333312A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Watanabe
邊 滋 渡
Fuchio Takeda
田 布 千 雄 武
Haruji Mizuishi
石 治 司 水
Hiroshi Yoshinaga
永 洋 吉
Atsuko Komaba
場 厚 子 駒
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP5333312A priority Critical patent/JPH07191580A/ja
Publication of JPH07191580A publication Critical patent/JPH07191580A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 どのような方式の帯電装置を用いていても、
帯電不良を自動検出する。 【構成】 感光体,感光体を荷電する帯電装置,荷電さ
れた感光体を露光し潜像を形成する露光手段,潜像を現
像する現像装置および現像された画像を記録媒体に転写
する手段を備える電子写真方式の記録装置において、前
記感光体の移動方向に関して現像装置の下流であって帯
電装置の上流の感光体上の顕像を読取るためのラインセ
ンサ;ラインセンサの読取り信号を処理して異常顕像を
検出する検出手段;および、異常顕像検出制御手段;を
備えることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感光体を荷電し、荷電
面を画像光で露光して静電潜像を形成し、これを現像し
て記録媒体に転写する電子写真方式の記録装置に関し、
特に、感光体を荷電する帯電装置の劣化の検出に関す
る。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式の画像形成プロセスでは、
帯電装置により感光体上が一様に帯電され、その後露光
装置により静電潜像が形成される。この静電潜像に現像
装置により現像剤(以下トナーと呼ぶ)が供給され感光
体上で顕像化され、転写装置により転写紙に転写され
る。そして転写時に感光体上に残った残留トナーはクリ
ーニング装置により除去され、その後感光体は除電装置
により除電される。
【0003】上記の中の帯電装置は、帯電ローラやコロ
ナワイヤの汚れなどにより経時的に帯電性能が劣化して
画像品質が不安定になったり異常画像が発生したりす
る。この様にコロナワイヤや帯電ローラが汚れるとユー
ザやサービスマンが清掃しなければならないが、定期的
に、帯電装置を点検することは、サービスマンの訪問回
数が増えてしまうと言う欠点がある。そこで、帯電装置
の劣化を自動検出することが望まれる。特開昭61−3
163号公報には、帯電チャ−ジャのグリッド電極に流
れる電流値を監視しこれが異常レベルになると異常信号
を発生する異常監視装置が開示されている。この異常監
視装置を備える場合は、異常信号が発生したときに帯電
装置の点検を行なえばよい。異常信号が発生したときに
自動的にこれをサ−ビス店に報知する自動発信装置をも
備えることにより、ユ−ザの介在なしに、サ−ビスマン
が該記録装置の帯電装置のメンテナンスを行なうことが
できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】電子写真方式の記録装
置に用いられる帯電装置としては、金属細線に高圧を印
加してコロナ放電を発生させるいわゆるワイヤ方式のチ
ャ−ジャ、ならびに、導電性ローラや導電性ブレードを
感光体に接触させそれらに荷電電圧を印加する接触帯電
方式のものがある。帯電装置は感光体を一様に帯電させ
るものであるが、コロナワイヤや帯電ローラが汚れると
感光体をムラなく一様に帯電させることができなくな
る。帯電にムラが発生すると異常画像としてネガ・ポジ
方式では黒スジが発生し、ポジ・ポジ方式では白抜けが
発生する。上述の、ワイヤ方式のチャ−ジャのグリッド
電流を監視する異常監視装置は、ワイヤ方式のチャ−ジ
ャにしか適用できない。また、誤警報を発生する確率を
下げると、黒スジあるいは白スジを発生する程度の比較
的に軽度の劣化を見逃す確率が高くなる。
【0005】本発明は、どのような方式の帯電装置を用
いていても、黒スジあるいは白スジなどの異常顕像の発
生を自動検出することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、感光体,感光
体を荷電する帯電装置,荷電された感光体を露光し潜像
を形成する露光手段,潜像を現像する現像装置および現
像された画像を記録媒体に転写する手段を備える電子写
真方式の記録装置において、前記感光体の移動方向に関
して現像装置の下流であって帯電装置の上流の感光体上
の顕像を読取るためのラインセンサ;ラインセンサの読
取り信号を処理して異常顕像を検出する検出手段;およ
び、異常顕像検出制御手段;を備えることを特徴とす
る。
【0007】
【作用】ラインセンサで感光体上の異常顕像を検出する
ので、帯電装置の種類を問わず、画像形成の異常が自動
的に検出される。
【0008】
【実施例】
−第1実施例− 図1に本発明の第1実施例の構成を示す。感光体1の回
りに帯電装置2,露光装置3,現像装置4,ラインセン
サ5,転写器6a,分離器6b,除電装置8およびクリ
ーニング装置7が設置されている。なお、記録紙を収納
したカセット,カセットから記録紙を一枚ごと繰出す繰
出し装置,繰出された記録紙を感光体1上に形成された
顕像(トナ−像)の移動と同期して転写器6aと感光体
1の間に送り出し、顕像が転写された記録紙を定着器に
向けて搬送する給,排紙装置ならびに該定着器も備わっ
ているが、これらの図示は省略した。
【0009】感光体1は時計方向に回転駆動され、帯電
装置2により感光体上が一様に帯電され、その後露光装
置3により静電潜像が形成される。この静電潜像に現像
装置4により現像剤(以下トナーと呼ぶ)が供給され感
光体上で顕像化され、転写器6aにより記録紙に転写さ
れる。転写を終えた記録紙は分離器6bで感光体1から
分離されて定着器に送られる。転写を終えた感光体面に
は除電装置8が光を照射する。転写時に感光体上に残っ
た残留トナーは、クリーニング装置7により除去され
る。
【0010】上述の画像形成プロセスを制御する中央演
算処理装置13には、モデム&網制御回路20がつなが
っており、中央演算処理装置13は、画像検出回路16
が異常を検出したことを表わす信号を発生するとこれに
応答して、モデム&網制御回路20を介して電話回線
に、予め設定されている名宛局(サ−ビスマンの電話)
に宛てて、この異常を表わす情報を自動送信する。
【0011】ところで図1に示す記録装置には、感光体
1の表面の、出力画像を書き込む(記録画像の露光を感
光体1に対して行なう)領域の前に、書き込みを行わな
い地肌部が設定され、この地肌部が現像装置4を通過後
に、感光体上のトナ−像の、感光体長手方向(ドラム軸
の延びる方向)の濃度分布を検出するように、ラインセ
ンサ5が設置されている。このラインセンサ5は、感光
体の長手方向に平行に一列に配列されている光電変換素
子によって、感光体表面の長手方向各部のトナ−濃度を
検出する。
【0012】図2に、中央演算処理装置13の画像形成
プロセス制御の概要を示す。電源が投入されると中央演
算処理装置13は、記録装置の電気回路および回路内部
のメモリ(レジスタ)等を待機状態に設定し、操作ボ−
ドあるいは図示しないホストコンピュ−タからの入力を
読み、入力に対応した処理をする(ステップS1&S
2;以下カッコ内ではステップという語を省略する)。
そして操作ボ−ドあるいはホストコンピュ−タより記録
スタ−ト指示が到来すると中央演算処理装置13は、タ
イミングパルスの計数を開始して(S4)、感光体1の
回転駆動を開始する(S5)。感光体1が回転すると、
図示しないパルス発生器が、感光体1の所定小角度の回
転につき1パルスの電気信号(タイミングパルス)を発
生する。中央演算処理装置13はこのパルスをカウント
アップして、設定値(P1〜P5等)と比較する(S6
〜S14)。
【0013】パルスカウント値がP1になると、帯電装
置11による感光体1の荷電を開始する指示を高圧制御
回路12に出力する(S7)。
【0014】次にP2(記録画像領域の前方の仮想上の
余白部の先端が現像装置4の現像位置に到達するタイミ
ング)になると、中央演算処理装置13は、バイアス制
御回路15に、異常検出用のバイアス電圧−750Vの
印加を指示する(S9)。このバイアス電圧は、帯電不
良の場合黒スジの発生しやすい現像状態を作るためのも
のである。帯電不良の一態様を図11に示す。帯電不良
は帯電装置2のコロナワイヤの劣化などにより部分的に
帯電が不十分になる現象である。この時に帯電電位が低
くなった部分が現像バイアスと近づくことによりその部
分に現像が行なわれ、帯電不良の部分に黒スジが発生す
る。この実施例では、現像バイアスを帯電電位に近づけ
ることにより、帯電不良の黒スジが発生しやすい状態に
して、実際に帯電不良(定常の画像記録で黒スジが現わ
れる程のもの)が発生する前に帯電装置の劣化を予め検
知する。本実施例では帯電電位は−900V、定常画像
記録のための現像バイアスは−600Vである。この現
像バイアスを−750Vにすることにより帯電不良部に
トナ−が乗り易い状態にする。図12に、現像バイアス
と帯電電位を示す。
【0015】次にP3(定常の画像領域の端部が現像装
置4の現像位置に到達するタイミング)になると、中央
演算処理装置13は、バイアス制御回路15に、定常記
録用のバイアス電圧−600Vの印加を指示する(S1
1)。
【0016】次にP4(定常の画像領域の前方の仮想上
の余白部(地肌部)がラインセンサ5に到達するタイミ
ング)になると、中央演算処理装置13は、画像検出回
路16に、異常検出を指示し、そして画像検出回路16
より検出結果を表わす情報を読込む(S13)。この内
容は図3を参照して後述する。
【0017】次にP5(定常の画像領域が現像装置4の
現像領域を通過したタイミング)になると、中央演算処
理装置13は、バイアス制御回路15に、現像バイアス
電圧の印加の停止を指示する(S15)。
【0018】以上に説明した処理の流れの間、ならびに
その後の、画像記録に関するその他のプロセス制御を中
央演算処理装置13が実行する(S16)。以上に説明
した処理を、設定枚数(指定枚数)分繰返した後、中央
演算処理装置13は、エンドサイクル(後処理)を設定
して(S17,S18)、待機時処理(S2)に戻る。
【0019】図3を参照して、「帯電不良検出」(S1
3)の内容を説明する。ここでは中央演算処理装置13
はまず、画像検出回路16に、異常検出処理を指示する
(S21)。この指示に応答して画像検出回路16は、
ラインセンサ5を読取り付勢して、ラインセンサ5から
1ライン分の読取情報(検出濃度値)を、デジタル変換
して読込む(S161)。そして1ライン分の濃度デ−
タの平均値を算出して、平均値に所定の係数を乗算した
積をしきい値に設定する(S163)。画像検出回路1
6は次に、1ライン分の濃度デ−タの中に、しきい値よ
り高い(濃い)濃度デ−タがあるかをチェックして(S
164)、あればレジスタABNに「1」(帯電異常)
を書込み(S166)、なければレジスタABNをクリ
アする(S165)。そして、レジスタABNのデ−タ
を中央演算処理装置13に出力する。
【0020】中央演算処理装置13は、画像検出回路1
6が与えるデ−タ(ABN)の内容をチェックして(S
22)、それが「1」であると、レジスタABFの内容
をチェックして(S24)、それが「1」(すでに異常
を送信済)でないと、モデム&網制御回路20に、異常
報知を指示して(S25)、レジスタABFに「1」を
書込む。レジスタABFの内容が「1」である間は、異
常報知(S25)は実行しない。画像検出回路16が与
えるデ−タ(ABN)が「0」であるときには、中央演
算処理装置13は、レジスタABFをクリアする。中央
演算処理装置13がモデム&網制御回路20に異常報知
を指示すると、回路20は、設定されている名宛局(サ
−ビスマンの電話番号)を自動呼出しして、相手がオフ
フックになると、異常報知情報を相手に送出し、相手か
ら受信完了のアクノレッジを受けると、自局電話をオン
フックに戻す。
【0021】以上に説明した中央演算処理装置13,画
像検出回路16およびモデム&網制御回路20の動作に
より、例えば帯電装置2のワイヤの汚れによりに荷電ム
ラを生ずると、それが感光体1上でトナ−像の濃度ムラ
(黒スジ)となり画像検出回路16がこれを検出し、サ
−ビスマン(サ−ビス局)に異常が自動的に報知され
る。黒スジが発生し易い−750Vの現像バイアス電圧
で、感光体1上の異常検出用の領域を現像するので、定
常の画像記録で黒スジが目立つようになるまでに、異常
がメンテナ−に自動報知されることになる。
【0022】−第2実施例− この実施例も、帯電不良の場合に黒スジが発生しやすい
状態を作ることにより、定常画像に黒スジをもたらす帯
電不良に発展する前に、帯電不良を検知するものであ
る。この実施例のハ−ドウェア構成は、図1に示す第1
実施例のものと同様である。ただし、高圧制御回路12
はコロナワイヤに印加する電圧およびグリッド電位を制
御するものであり、帯電印加電源11は、回路12が定
めた電圧を帯電装置2のコロナワイヤおよびグリッドに
印加する。この第2実施例の中央演算処理装置13の画
像形成プロセス制御の概要を図4に示す。この制御は、
図2に示す第1実施例のプロセス制御とは、異常検出の
ために現像バイアスに代えてグリッド電位を操作する点
が異なり、他は図2に示すものと同様である。本実施例
では、帯電電位が−900Vの時の定常画像の現像時の
現像バイアスは−600V、グリッド電位は−850V
であるが、異常検出のための領域の荷電時には、グリッ
ド電位を−700Vに設定する(S7)。そして、異常
検出領域の荷電を終わり定常の画像記録領域に切換わる
タイミングで、グリッド電位を−850Vに切換える
(S9)。このようにすることにより、異常検出用の感
光体領域では、帯電電位が−750Vになり、現像バイ
アスの−600Vに近づくので、帯電不良による黒スジ
が現われ易くなる。図13に帯電電位,グリッド電位お
よび現像バイアスを示す。この第2実施例における「帯
電不良検出」(S13)の内容は、図3に示すものと同
じである。
【0023】−第3実施例− この実施例は、帯電不良検出用のパターン画像を感光体
に投射して、そのトナ−像をラインセンサ5で読み取
る。この時に帯電不良の場所があるとその部分が濃くな
るため、この濃い部分を画像検出回路16で検出して帯
電不良を検出する。第3実施例のハ−ドウエア構成は図
1に示すものと同じである。この第3実施例の中央演算
処理装置13の画像形成プロセス制御の概要を図5に示
す。この制御は、図2に示す第1実施例のプロセス制御
とは、異常検出用の感光体領域にパタ−ン画像としてド
ットで構成されたパターンを、露光装置3を介して投影
し(S19,S20)、「帯電不良検出」(S13)で
ドットの太りを検出する点が異なる。すなわち第3実施
例は、帯電不良箇所のドットが、図14に示すように太
くなることを利用してドットが太った濃度の濃い部分を
検出することにより地肌部に黒スジが発生する前に帯電
不良を検知する。
【0024】図6に、第3実施例での、「帯電不良検
出」(S13)の内容を示す。この処理の中の、中央演
算処理装置13が行なう処理は、第1実施例(図3)と
同じであるが、画像検出回路16の処理が異なる。これ
を説明すると、央演算処理装置13が異常検出処理を指
示すると画像検出回路16は、ラインセンサ5を読取り
付勢して、ラインセンサ5から連続nライン分の読取情
報(検出濃度値)を、デジタル変換して読込む(S16
1)。そしてデジタルデ−タを2値化して、白,黒情報
に変換し、ラインと直交する方向(以下幅方向という)
の、黒情報の連続数(すなわち黒幅)を、1ライン上の
各画素位置で算出する。すなわちnライン上の黒の幅分
布を算出する(S162)。次に黒幅の平均値を算出し
て、平均値に所定の係数を乗算した積をしきい値に設定
する(S163)。画像検出回路16は次に、黒幅分布
の中に、しきい値より大きい黒幅があるかをチェックし
て(S164)、あればレジスタABNに「1」(帯電
異常)を書込み(S166)、なければレジスタABN
をクリアする(S165)。そして、レジスタABNの
デ−タを中央演算処理装置13に出力する。
【0025】−第4実施例− 第4実施例は、感光体上の電位差に対する濃度変化が大
きくなる中間濃度画像を異常検出用の感光体領域に形成
し、その濃度ムラを検出することにより帯電不良を検出
する。第4実施例のハ−ドウエア構成は図1に示すもの
と同じである。この第4実施例の中央演算処理装置13
の画像形成プロセス制御の概要を図7に示す。この制御
は、図2に示す第1実施例のプロセス制御とは、感光体
の異常検出用の領域にパタ−ン画像として、ディザマト
リクスによるグレイパターンを、露光装置3を介して投
影し(S19,S20)、「帯電不良検出」(S13)
で該パタ−ンのトナ−像上の濃度ムラを検出する点が異
なる。中間濃度を用いた場合、帯電不良の場所があると
その部分が濃くなるのが顕著になる。そこでこの濃い部
分をラインセンサ5により検知して帯電不良を検出す
る。本実施例ではグレイパターンとしてマクベス濃度計
の測定値で0.8の濃度のデイザマトリクスパターン
(図15、但し大径丸はなし)を作成し、帯電不良箇所
の現像濃度(トナ−濃度)が濃くなる(図15中の大径
丸)ことを利用してパターンの濃度の濃い部分を検出す
ることにより地肌部に黒スジが発生する前に帯電不良を
検知する。図8に、第4実施例での、「帯電不良検出」
(S13)の内容を示す。この処理の中の、中央演算処
理装置13が行なう処理は、第1実施例(図3)と同じ
であるが、画像検出回路16の処理が異なる。これを説
明すると、中央演算処理装置13が異常検出処理を指示
すると画像検出回路16は、ラインセンサ5を読取り付
勢して、ラインセンサ5から連続nライン分の読取情報
(検出濃度値)を、デジタル変換して読込む(S16
1)。そしてラインと直交する方向(以下幅方向とい
う)の、画像デ−タの和(濃度和)を、1ライン上の各
画素位置で算出する。すなわちnライン上の同一位置の
画像濃度和を算出する(S162)。次に画像濃度和の
平均値を算出して、平均値に所定の係数を乗算した積を
しきい値に設定する(S163)。画像検出回路16は
次に、画像濃度和分布の中に、しきい値より大きい濃度
和デ−タがあるかをチェックして(S164)、あれば
レジスタABNに「1」(帯電異常)を書込み(S16
6)、なければレジスタABNをクリアする(S16
5)。そして、レジスタABNのデ−タを中央演算処理
装置13に出力する。
【0026】−第5実施例− 感光体上には、通常の記録すべき画像を形成する領域を
設定するが、その前方に、書き込みを行わない地肌部が
通常設定され、この地肌部が現像装置を通過後に帯電不
良により、本来は発生すべきでないトナ−像が現われ
る。第5実施例では、除電光による反射光をラインセン
サにより読み取って帯電不良を検知する。第5実施例の
構成を図9に示す。この実施例では図9に示すように、
光照射により感光体面を除電する除電装置8の下流にラ
インセンサ5を設置している。ラインセンサ5は、感光
体上の、除合装置8から発っせられた光の反射光を検出
する。画像検出回路16は、このセンサ5によって読み
取ったデータにより感光体の色よりも濃い部分を検出す
る。
【0027】図9に示す中央演算処理装置13のプロセ
ス制御の概要を図10に示す。中央演算処理装置13
は、前記地肌部がラインセンサ5に到達するタイミング
(S12でP6)で「帯電不良検出」(S13)を行な
う。この「帯電不良検出」(S13)の内容は、図3に
示すものと同じである。
【0028】尚、以上に説明した実施例はいずれも、ネ
ガ・ポジ現像のデジタル書き込み方式のものであって、
露光装置3が画像情報で変調されたレ−ザ光を感光体1
に照射する。しかし本発明は、ポジ・ポジ現像やアナロ
グ書き込み方式にも同様に実施しうる。
【0029】
【発明の効果】感光体上の現像された顕像をラインセン
サで読み取ることにより帯電装置の劣化を検知すること
により、帯電装置の劣化を検知でき安定した高品質な画
像を維持することができる。帯電装置が導電性ロ−ラや
導電性ブレ−ドを用いる直接触帯電方式のものでも、そ
のまま適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例の構成を示すブロック図
である。
【図2】 図1に示す中央演算処理装置13の画像処理
プロセス制御の概要を示すフロ−チャ−トである。
【図3】 図2に示す「帯電不良検出」(S13)の内
容を示すフロ−チャ−トである。
【図4】 本発明の第2実施例の中央演算処理装置13
の画像処理プロセス制御の概要を示すフロ−チャ−トで
ある。
【図5】 本発明の第3実施例の中央演算処理装置13
の画像処理プロセス制御の概要を示すフロ−チャ−トで
ある。
【図6】 図5に示す「帯電不良検出」(S13)の内
容を示すフロ−チャ−トである。
【図7】 本発明の第4実施例の中央演算処理装置13
の画像処理プロセス制御の概要を示すフロ−チャ−トで
ある。
【図8】 図7に示す「帯電不良検出」(S13)の内
容を示すフロ−チャ−トである。
【図9】 本発明の第5実施例の構成を示すブロック図
である。
【図10】 図9に示す中央演算処理装置13の画像処
理プロセス制御の概要を示すフロ−チャ−トである。
【図11】 図1に示す感光体1の、長手方向(ドラム
軸に沿う方向)の帯電電位分布を示すグラフである。
【図12】 図1に示す現像装置4の現像バイアスと感
光体1の帯電電位分布を示すグラフである。
【図13】 第2実施例での、帯電装置2のグリッド電
位,現像装置4の現像バイアスおよび感光体1の帯電電
位分布を示すグラフである。
【図14】 第3実施例において、感光体1に投影され
たドットパタ−ンのトナ−像を示す平面図である。
【図15】 第4実施例において、感光体1に投影され
たグレイパタ−ンのトナ−像を示す平面図である。
【符号の説明】
1:感光体 2:帯電装置 3:露光装置 4:現像装置 5:ラインセンサ 6a:転写器 6b:分離器 7:クリ−ニング装
置 8:除電装置 11:帯電印加電源 12:高圧制御回路 13:中央演算処理
装置 14:現像バイアス印加電源 15:バイアス制御
回路 16:画像検出回路 17:帯電印加電源 18:高圧制御回路 19:イレ−スドラ
イバ 20:モデム&網制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉 永 洋 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 駒 場 厚 子 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感光体,感光体を荷電する帯電装置,荷電
    された感光体を露光し潜像を形成する露光手段,潜像を
    現像する現像装置および現像された画像を記録媒体に転
    写する手段を備える電子写真方式の記録装置において、 前記感光体の移動方向に関して現像装置の下流であって
    帯電装置の上流の感光体上の顕像を読取るためのライン
    センサ;ラインセンサの読取り信号を処理して異常顕像
    を検出する検出手段;および、異常顕像検出制御手段;
    を備えることを特徴とする、電子写真方式の記録装置。
  2. 【請求項2】異常顕像検出制御手段は、前記現像装置の
    現像バイアスを、異常顕像が現われ易い電位に設定し、
    前記検出手段に、該電位で現像した感光体位置が前記ラ
    インセンサに対向するときの検出を指示する、請求項1
    記載の電子写真方式の記録装置。
  3. 【請求項3】異常顕像検出制御手段は、前記帯電装置の
    帯電グリッド電位を、異常顕像が現われ易い電位に設定
    し、前記検出手段に、該電位で現像した感光体位置が前
    記ラインセンサに対向するときの検出を指示する、請求
    項1記載の電子写真方式の記録装置。
  4. 【請求項4】異常顕像検出制御手段は、帯電装置の劣化
    検出用のパターン画像を感光体に投射し、前記検出手段
    に、該パターン画像の感光体上顕像が前記ラインセンサ
    に対向するときの検出を指示し;前記検出手段は、該パ
    ターン画像の感光体上顕像の、原パタ−ンにないムラを
    検出する、請求項1記載の電子写真方式の記録装置。
  5. 【請求項5】前記パタ−ン画像は、中間濃度画像であ
    る、請求項4記載の電子写真方式の記録装置。
  6. 【請求項6】感光体,感光体を荷電する帯電装置,荷電
    された感光体を露光し潜像を形成する露光手段,潜像を
    現像する現像装置,現像された画像を記録媒体に転写す
    る手段および転写後の感光体面を光照射により除電する
    除電装置を備える電子写真方式の記録装置において、 前記除電装置による光照射の、感光体面上の反射光を検
    出するラインセンサ;および、ラインセンサの読取り信
    号を処理して異常顕像を検出する検出手段;を備えるこ
    とを特徴とする、電子写真方式の記録装置。
JP5333312A 1993-12-27 1993-12-27 電子写真方式の記録装置 Pending JPH07191580A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5333312A JPH07191580A (ja) 1993-12-27 1993-12-27 電子写真方式の記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5333312A JPH07191580A (ja) 1993-12-27 1993-12-27 電子写真方式の記録装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07191580A true JPH07191580A (ja) 1995-07-28

Family

ID=18264704

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5333312A Pending JPH07191580A (ja) 1993-12-27 1993-12-27 電子写真方式の記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07191580A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008170549A (ja) * 2006-12-12 2008-07-24 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
US8472817B2 (en) 2009-07-29 2013-06-25 Ricoh Company, Limited Image forming apparatus
US8611767B2 (en) 2010-11-19 2013-12-17 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image forming apparatus with a photoreceptor
CN104777728A (zh) * 2014-01-09 2015-07-15 柯尼卡美能达株式会社 图像形成装置以及原因部位判别方法
US10788778B2 (en) 2018-11-29 2020-09-29 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus with control circuitry to execute a refresh operation on latent image bearer

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008170549A (ja) * 2006-12-12 2008-07-24 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
US8472817B2 (en) 2009-07-29 2013-06-25 Ricoh Company, Limited Image forming apparatus
US8611767B2 (en) 2010-11-19 2013-12-17 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image forming apparatus with a photoreceptor
CN104777728A (zh) * 2014-01-09 2015-07-15 柯尼卡美能达株式会社 图像形成装置以及原因部位判别方法
JP2015132642A (ja) * 2014-01-09 2015-07-23 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置
US9268277B2 (en) 2014-01-09 2016-02-23 Konica Minolta, Inc. Image forming apparatus and causal part determination method
US10788778B2 (en) 2018-11-29 2020-09-29 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus with control circuitry to execute a refresh operation on latent image bearer

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH06175452A (ja) 電子写真装置
JPH06332280A (ja) 現像剤の経時劣化によるトナー濃度ドリフトに対する自動補償方法
JP4935106B2 (ja) 画像形成装置及び像担持体のメンテナンス方法
JPH063911A (ja) 画像形成装置
EP0860750B1 (en) Image forming apparatus
JPH07191580A (ja) 電子写真方式の記録装置
JP2793444B2 (ja) 3レベル結像装置のサイクルダウンを開始する方法及び装置
US5839013A (en) Image forming apparatus having a test mode
JPH063883A (ja) 電子画像形成装置
JP2000206744A5 (ja)
JP3224462B2 (ja) 画像形成装置
JPH0883006A (ja) 画像形成装置
JP2001142323A (ja) 画像形成装置
JP3106015B2 (ja) 電子写真装置
US5329346A (en) Multi-color image forming system
JPH07191590A (ja) 感光体のクリーニング方法及び電子写真複写機
JP2803372B2 (ja) 記録装置の画質トラブル診断方法
JPH08129308A (ja) 画像形成装置および画像形成方法
KR0160558B1 (ko) 전자사진 현상방식의 화상형성장치에서 접촉대전기의 오염을 방지하기 위한 대전 제어방법
JPH0713770B2 (ja) 画像形成方法
JP3160060B2 (ja) 多色画像形成方法及び装置
JP3464400B2 (ja) 画像形成装置
JP2887801B2 (ja) 画像記録装置
JPH07168484A (ja) 画像形成装置の画質トラブル診断方法
JPS6045426B2 (ja) 感光体の表面欠陥検出装置