JPH07190712A - 干渉計 - Google Patents
干渉計Info
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- JPH07190712A JPH07190712A JP5348841A JP34884193A JPH07190712A JP H07190712 A JPH07190712 A JP H07190712A JP 5348841 A JP5348841 A JP 5348841A JP 34884193 A JP34884193 A JP 34884193A JP H07190712 A JPH07190712 A JP H07190712A
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- Japan
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- light
- optical path
- measurement
- light source
- interference
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- Instruments For Measurement Of Length By Optical Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 従来より使い易く、簡便により高い精度で被
測定物の変位量が測定できるような干渉計を提供する。 【構成】 第1のレーザ光源からの出力ビームを参照用
光路と測定用光路とに分岐し、参照用光路上の第1の参
照対象物からの反射光と測定用光路上の被測定物からの
反射光とを同軸上に合成して測定用ビームを取り出す測
定用干渉光学系を備えた干渉計に、第1のレーザー光源
に対して発振中心波長が異なる低コヒーレンスの第2の
レーザ光源と、該光源からの出力ビームを参照用光路と
測定用光路とに分岐して参照用光路上の第2の参照対象
物からの反射光と被測定物からの反射光とを測定用ビー
ムと同軸上に合成して取り出した検出ビームより、記被
測定物からの反射光と第2の参照対象物からの反射光と
による干渉信号を検出し、該干渉信号が出力されるとき
の被測定物の位置を基準位置とする基準位置検出光学系
を備えた。
測定物の変位量が測定できるような干渉計を提供する。 【構成】 第1のレーザ光源からの出力ビームを参照用
光路と測定用光路とに分岐し、参照用光路上の第1の参
照対象物からの反射光と測定用光路上の被測定物からの
反射光とを同軸上に合成して測定用ビームを取り出す測
定用干渉光学系を備えた干渉計に、第1のレーザー光源
に対して発振中心波長が異なる低コヒーレンスの第2の
レーザ光源と、該光源からの出力ビームを参照用光路と
測定用光路とに分岐して参照用光路上の第2の参照対象
物からの反射光と被測定物からの反射光とを測定用ビー
ムと同軸上に合成して取り出した検出ビームより、記被
測定物からの反射光と第2の参照対象物からの反射光と
による干渉信号を検出し、該干渉信号が出力されるとき
の被測定物の位置を基準位置とする基準位置検出光学系
を備えた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高度な変位計測精度が
要求される測長機器等に応用される干渉計に関するもの
である。
要求される測長機器等に応用される干渉計に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来から、干渉縞計数法を用いた変位計
測方式として、被測定物からの測定光と参照光とから、
DCレベルが零で振幅が等しい90°位相差を持つ二つ
の干渉出力信号を作り出し、これらの相互干渉状態から
被測定物の変位を求める干渉計が知られている。
測方式として、被測定物からの測定光と参照光とから、
DCレベルが零で振幅が等しい90°位相差を持つ二つ
の干渉出力信号を作り出し、これらの相互干渉状態から
被測定物の変位を求める干渉計が知られている。
【0003】図6に、このような干渉計の一例として半
導体レ−ザを光源に用いた測長用のマイケルソン型干渉
計を示す。図6において、半導体レ−ザ光源101から
出射されたコヒ−レントな光はビ−ムスプリッタ103
に入射し、透過あるいは反射によって2分岐される。ビ
ームスプリッタ103によって反射された一方の光は、
参照用光路へ入り、参照用固定鏡107にて折り返され
て再びビ−ムスプリッタ103に戻る。この反射光は参
照用固定鏡107とビームスプリッタ103との間を往
復する際にλ/8板105を2度通過するため、互いに
偏光方向の直交する2偏光成分どうしが90°の位相差
を生じる事になる。
導体レ−ザを光源に用いた測長用のマイケルソン型干渉
計を示す。図6において、半導体レ−ザ光源101から
出射されたコヒ−レントな光はビ−ムスプリッタ103
に入射し、透過あるいは反射によって2分岐される。ビ
ームスプリッタ103によって反射された一方の光は、
参照用光路へ入り、参照用固定鏡107にて折り返され
て再びビ−ムスプリッタ103に戻る。この反射光は参
照用固定鏡107とビームスプリッタ103との間を往
復する際にλ/8板105を2度通過するため、互いに
偏光方向の直交する2偏光成分どうしが90°の位相差
を生じる事になる。
【0004】またビ−ムスプリッタ103を透過した光
は、測長用光路を進み、被測定物に相当する移動鏡10
8に達し、ここで折り返されて再びビ−ムスプリッタ1
03へ入射する。この様にして分割され再び戻ってきた
2方向からの光は、ビ−ムスプリッタ103にてそれぞ
れ反射、透過されることによって同軸上に合成された状
態で測長用ビームとして射出される。
は、測長用光路を進み、被測定物に相当する移動鏡10
8に達し、ここで折り返されて再びビ−ムスプリッタ1
03へ入射する。この様にして分割され再び戻ってきた
2方向からの光は、ビ−ムスプリッタ103にてそれぞ
れ反射、透過されることによって同軸上に合成された状
態で測長用ビームとして射出される。
【0005】この射出用ビームは、偏光ビ−スプリッタ
110に入射し、ここでS偏光成分が反射されP偏光成
分が透過されて2光束に分離される。2光束は、それぞ
れ検出器111にて干渉信号のsin成分、検出器11
3にて干渉信号のcos成分が検出され、フリンジカウ
ンタ120へ出力される。フリンジカウンタ120で
は、入力された2つの信号から干渉縞を積算することに
より被測定物用移動鏡108の変位量Lが求められる。
110に入射し、ここでS偏光成分が反射されP偏光成
分が透過されて2光束に分離される。2光束は、それぞ
れ検出器111にて干渉信号のsin成分、検出器11
3にて干渉信号のcos成分が検出され、フリンジカウ
ンタ120へ出力される。フリンジカウンタ120で
は、入力された2つの信号から干渉縞を積算することに
より被測定物用移動鏡108の変位量Lが求められる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上記の
如き従来技術による干渉計では、移動鏡の変位量測定可
能範囲内の光路上において、同軸上に基準となる点がな
かった。従って、変位量の測定は相対的なものであり、
測定可能範囲全体を有効に使うことができず不便であっ
た。特に、光源として気体レーザに比べてコヒーレンス
長の短い半導体レーザを用いた干渉計の場合、図5
(a)に示すように干渉縞信号の測定可能な強度範囲に
相当する移動鏡の変位量測定可能範囲(光路差)が制限
されてしまうのでより使い勝手が悪いという問題があっ
た。
如き従来技術による干渉計では、移動鏡の変位量測定可
能範囲内の光路上において、同軸上に基準となる点がな
かった。従って、変位量の測定は相対的なものであり、
測定可能範囲全体を有効に使うことができず不便であっ
た。特に、光源として気体レーザに比べてコヒーレンス
長の短い半導体レーザを用いた干渉計の場合、図5
(a)に示すように干渉縞信号の測定可能な強度範囲に
相当する移動鏡の変位量測定可能範囲(光路差)が制限
されてしまうのでより使い勝手が悪いという問題があっ
た。
【0007】また、装置内に機械的な基準点設定手段を
設けることも考えられるが、この場合、光学系周辺の温
度や湿度、空気の揺らぎ等の環境変化に対応することが
できないため、このような機械的基準点を利用しての高
精度な変位量測定は期待できない。
設けることも考えられるが、この場合、光学系周辺の温
度や湿度、空気の揺らぎ等の環境変化に対応することが
できないため、このような機械的基準点を利用しての高
精度な変位量測定は期待できない。
【0008】本発明は、上記従来技術の問題点を解消
し、従来に比べて使い易く、簡便により高い精度で被測
定物の変位量が測定できるような干渉計を提供すること
を目的とする。
し、従来に比べて使い易く、簡便により高い精度で被測
定物の変位量が測定できるような干渉計を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成させるた
め、請求項1に記載の発明に係る干渉計では、第1のレ
ーザ光源からの出力ビームを参照用光路と測定用光路と
に分岐し、前記参照用光路上の第1の参照対象物からの
反射光と前記測定用光路上の被測定物からの反射光とを
同軸上に合成して測定用ビームを取り出す測定用干渉光
学系と、前記第1のレーザー光源に対して発振中心波長
が異なる低コヒーレンスの第2のレーザ光源と、該第2
のレーザ光源からの出力ビームを前記参照用光路と測定
用光路とに分岐し、前記参照用光路上の第2の参照対象
物からの反射光と前記被測定物からの反射光とを前記測
定用ビームと同軸上に合成して検出ビームを取り出す検
出光学系と、前記検出ビームより、前記被測定物からの
反射光と前記第2の参照対象物からの反射光とによる干
渉信号を検出し、該干渉信号が出力されるときの前記被
測定物の位置を基準位置とする検出手段とを有する基準
位置検出光学系と、を備えたものである。
め、請求項1に記載の発明に係る干渉計では、第1のレ
ーザ光源からの出力ビームを参照用光路と測定用光路と
に分岐し、前記参照用光路上の第1の参照対象物からの
反射光と前記測定用光路上の被測定物からの反射光とを
同軸上に合成して測定用ビームを取り出す測定用干渉光
学系と、前記第1のレーザー光源に対して発振中心波長
が異なる低コヒーレンスの第2のレーザ光源と、該第2
のレーザ光源からの出力ビームを前記参照用光路と測定
用光路とに分岐し、前記参照用光路上の第2の参照対象
物からの反射光と前記被測定物からの反射光とを前記測
定用ビームと同軸上に合成して検出ビームを取り出す検
出光学系と、前記検出ビームより、前記被測定物からの
反射光と前記第2の参照対象物からの反射光とによる干
渉信号を検出し、該干渉信号が出力されるときの前記被
測定物の位置を基準位置とする検出手段とを有する基準
位置検出光学系と、を備えたものである。
【0010】また、請求項2に記載の発明に係る干渉計
では、請求項1に記載の干渉計において、前記第1の参
照対象物が、第1のレーザ光源からの出力ビームの前記
第1の参照対象物への入射方向が前記測定用光路と略平
行であると共に、前記分岐点からの距離が、該分岐点か
ら前記測定用ビームからの干渉縞信号の検出可能な強度
範囲に相当する前記被測定物の前記測定用光路上での移
動可能範囲の中心までの距離とほぼ一致するよう配置さ
れたものである。
では、請求項1に記載の干渉計において、前記第1の参
照対象物が、第1のレーザ光源からの出力ビームの前記
第1の参照対象物への入射方向が前記測定用光路と略平
行であると共に、前記分岐点からの距離が、該分岐点か
ら前記測定用ビームからの干渉縞信号の検出可能な強度
範囲に相当する前記被測定物の前記測定用光路上での移
動可能範囲の中心までの距離とほぼ一致するよう配置さ
れたものである。
【0011】
【作用】本発明では、測定用干渉光学系において第1の
レーザ光源からの出力ビームを参照用光路と測定用光路
とに分岐し、参照用光路上の第1の参照対象物からの反
射光と前記測定用光路上の被測定物からの反射光とを同
軸上に合成して測定用ビームを取り出し、位相差を持つ
干渉出力信号を検出してこれらの相互干渉状態から被測
定物の変位を求める干渉計に、第1のレーザー光源に対
して発振中心波長が異なる低コヒーレンスの第2のレー
ザ光源と、該第2のレーザ光源からの出力ビームを参照
用光路と測定用光路とに分岐し、参照用光路上の第2の
参照対象物からの反射光と被測定物からの反射光とを測
定用ビームと同軸上に合成して検出ビームを取り出す基
準位置検出光学系を備えたものである。
レーザ光源からの出力ビームを参照用光路と測定用光路
とに分岐し、参照用光路上の第1の参照対象物からの反
射光と前記測定用光路上の被測定物からの反射光とを同
軸上に合成して測定用ビームを取り出し、位相差を持つ
干渉出力信号を検出してこれらの相互干渉状態から被測
定物の変位を求める干渉計に、第1のレーザー光源に対
して発振中心波長が異なる低コヒーレンスの第2のレー
ザ光源と、該第2のレーザ光源からの出力ビームを参照
用光路と測定用光路とに分岐し、参照用光路上の第2の
参照対象物からの反射光と被測定物からの反射光とを測
定用ビームと同軸上に合成して検出ビームを取り出す基
準位置検出光学系を備えたものである。
【0012】以上の構成において、第2のレーザ光源と
して用いた低コヒーレンスによる干渉光学系では、図4
に示すように、参照用光路と測定用光路との光路長がほ
ぼ等しい時のみに干渉信号が得られる。コヒ−レンス長
lc は、中心波長をλ、光源のスペクトル幅をΔλとす
ると、λ/Δλで表される。よって、第2の光源のスペ
クトル幅を選択し光路長を調製することにより、干渉信
号が出力され得る極めて狭い特定の位置を任意に設定す
ることができる。
して用いた低コヒーレンスによる干渉光学系では、図4
に示すように、参照用光路と測定用光路との光路長がほ
ぼ等しい時のみに干渉信号が得られる。コヒ−レンス長
lc は、中心波長をλ、光源のスペクトル幅をΔλとす
ると、λ/Δλで表される。よって、第2の光源のスペ
クトル幅を選択し光路長を調製することにより、干渉信
号が出力され得る極めて狭い特定の位置を任意に設定す
ることができる。
【0013】本発明では、第2のレーザ光源を用いた検
出光学系の測定用光路が第1のレーザ光源を用いた測定
用光学系の測定用光路と同軸上であるため、前記の特定
の位置を、移動鏡変位量測定可能範囲における基準点、
例えば零点に設定することができる。従って、本発明に
よる干渉計では、変位量測定範囲内で常に基準点が確認
でき、変位量測定毎に基準状態を設定してそこから変位
を測定できるので、変位量測定可能範囲全体を有効に活
用した測定が簡便に行える。また、この基準点は、被検
物が移動する測定用光路と同軸上に設定されるため、光
学系に対して環境変化が生じても、同じ影響下にあるの
で対応可能であり、より高精度の変位量測定ができる。
出光学系の測定用光路が第1のレーザ光源を用いた測定
用光学系の測定用光路と同軸上であるため、前記の特定
の位置を、移動鏡変位量測定可能範囲における基準点、
例えば零点に設定することができる。従って、本発明に
よる干渉計では、変位量測定範囲内で常に基準点が確認
でき、変位量測定毎に基準状態を設定してそこから変位
を測定できるので、変位量測定可能範囲全体を有効に活
用した測定が簡便に行える。また、この基準点は、被検
物が移動する測定用光路と同軸上に設定されるため、光
学系に対して環境変化が生じても、同じ影響下にあるの
で対応可能であり、より高精度の変位量測定ができる。
【0014】また、本発明では、第1の参照対象物を、
第1のレーザ光源からの出力ビームの第1の参照対象物
への入射方向が測定用光路と略平行であると共に、前記
分岐点からの距離が、該分岐点から前記測定用ビームか
らの干渉縞信号の検出可能な強度範囲に相当する前記被
測定物の測定用光路上での移動可能範囲の中心までの距
離とほぼ一致するよう配置したため、図5(b)に示す
ごとく、移動鏡の変位量測定可能範囲(−L〜L)は従
来の半導体レーザを光源に用いた変位量測定可能範囲の
倍に拡大され、比較的大きい変位量であっても容易に測
定できる。このとき、上記のような構成によって、第1
の参照対象物を、測定用光路に近く空気の揺らぎ等の条
件がほぼ同様な位置に配置することができる。
第1のレーザ光源からの出力ビームの第1の参照対象物
への入射方向が測定用光路と略平行であると共に、前記
分岐点からの距離が、該分岐点から前記測定用ビームか
らの干渉縞信号の検出可能な強度範囲に相当する前記被
測定物の測定用光路上での移動可能範囲の中心までの距
離とほぼ一致するよう配置したため、図5(b)に示す
ごとく、移動鏡の変位量測定可能範囲(−L〜L)は従
来の半導体レーザを光源に用いた変位量測定可能範囲の
倍に拡大され、比較的大きい変位量であっても容易に測
定できる。このとき、上記のような構成によって、第1
の参照対象物を、測定用光路に近く空気の揺らぎ等の条
件がほぼ同様な位置に配置することができる。
【0015】なお、本発明においては、分岐後の第1の
レーザ光源からの出力レーザと第2のレーザ光源からの
出力レーザとが参照用の同一光路を進むが、これらのレ
ーザは互いに発振中心波長が異なるものであるため、例
えばダイクロイックプリズム等の波長選択手段を用いて
分離し、各々の参照対象物へ入射させることができる。
レーザ光源からの出力レーザと第2のレーザ光源からの
出力レーザとが参照用の同一光路を進むが、これらのレ
ーザは互いに発振中心波長が異なるものであるため、例
えばダイクロイックプリズム等の波長選択手段を用いて
分離し、各々の参照対象物へ入射させることができる。
【0016】
【実施例】以下に、本発明を実施例を以て説明する。図
1は本発明の第1の実施例による測長用干渉計を示す構
成図である。本実施例は、マイケルソン干渉計を用いた
レ−ザ−変位計に応用したものであり、第1の光源1と
して半導体レ−ザ−を用いた周波数安定化レ−ザ光源を
もつ測定用干渉光学系と、第2の光源2としてス−パ−
ルミネッセントダイオ−ドや多モ−ド発振形の半導体レ
−ザ−の比較的高パワ−を有する低コヒ−レンス光源を
用いた基準位置検出光学系から構成されている。
1は本発明の第1の実施例による測長用干渉計を示す構
成図である。本実施例は、マイケルソン干渉計を用いた
レ−ザ−変位計に応用したものであり、第1の光源1と
して半導体レ−ザ−を用いた周波数安定化レ−ザ光源を
もつ測定用干渉光学系と、第2の光源2としてス−パ−
ルミネッセントダイオ−ドや多モ−ド発振形の半導体レ
−ザ−の比較的高パワ−を有する低コヒ−レンス光源を
用いた基準位置検出光学系から構成されている。
【0017】測定用干渉光学系において、第1の光源1
からの出力ビームは、偏光ビームスプリッタ5に入射
し、ここで透過と反射によって互いに直交する偏光成分
に分離されて夫々参照光と測長光とに利用する。本実施
例では、P偏光成分を測長光(透過光)に利用し、S偏
光成分を参照光(反射光)に利用しているが、これらの
選択は任意である。
からの出力ビームは、偏光ビームスプリッタ5に入射
し、ここで透過と反射によって互いに直交する偏光成分
に分離されて夫々参照光と測長光とに利用する。本実施
例では、P偏光成分を測長光(透過光)に利用し、S偏
光成分を参照光(反射光)に利用しているが、これらの
選択は任意である。
【0018】偏光ビームスプリッタ5を透過し射出した
測長光は、測定用光路を進み、該光路上の被測定物用移
動鏡8(コーナーキューブ)で反射される。移動鏡8
は、開き角を90度とした二枚の反射部を備えた折り返
しミラーから構成されているため、測長光を入射方向と
正確に逆向きで別経路に折り返すよう反射して再度偏光
ビームスプリッタ5に導く。
測長光は、測定用光路を進み、該光路上の被測定物用移
動鏡8(コーナーキューブ)で反射される。移動鏡8
は、開き角を90度とした二枚の反射部を備えた折り返
しミラーから構成されているため、測長光を入射方向と
正確に逆向きで別経路に折り返すよう反射して再度偏光
ビームスプリッタ5に導く。
【0019】偏光ビ−ムスプリッタ5で反射された参照
光は、参照用光路に入射し、波長λ1 の光に対して反射
作用を有するダイクロイックプリズム6によって光路を
曲げられ、固定鏡(コ−ナ−キュ−ブ)7へ入射する。
ここで固定鏡7へ入射方向は測定用光路と平行になるよ
う構成されている。固定鏡7は、移動鏡8と同様に折り
返しミラーから構成されており、参照光を入射方向と逆
向きに別経路で折り返すよう反射し、ダイクロイックプ
リズム6を介して再び偏光ビームスプリッター5に導
く。
光は、参照用光路に入射し、波長λ1 の光に対して反射
作用を有するダイクロイックプリズム6によって光路を
曲げられ、固定鏡(コ−ナ−キュ−ブ)7へ入射する。
ここで固定鏡7へ入射方向は測定用光路と平行になるよ
う構成されている。固定鏡7は、移動鏡8と同様に折り
返しミラーから構成されており、参照光を入射方向と逆
向きに別経路で折り返すよう反射し、ダイクロイックプ
リズム6を介して再び偏光ビームスプリッター5に導
く。
【0020】偏光ビームスプリッタ5では、夫々反射さ
れてきた測長光と参照光とが同軸に合成されて測定用出
力ビームとして出射される。本実施例では、偏光ビーム
スプリッター5の偏光選択性能(ここではS偏光を反射
してP偏光を透過させる)を利用して、偏光分割面の同
じ位置に測長光と参照光とを導いて、ここで反射された
S偏光成分の参照光と、透過するP偏光成分の測定光と
を合成するものとしている。偏光ビ−スプリッタ5から
の測定用ビームは、ビ−ムスプリッタ10を通った後、
波長λ1 の光波成分のみ透過させる光学的フィルタ11
に入射し、透過されて90°位相差DC干渉光学系から
なる検出計に導かれる。
れてきた測長光と参照光とが同軸に合成されて測定用出
力ビームとして出射される。本実施例では、偏光ビーム
スプリッター5の偏光選択性能(ここではS偏光を反射
してP偏光を透過させる)を利用して、偏光分割面の同
じ位置に測長光と参照光とを導いて、ここで反射された
S偏光成分の参照光と、透過するP偏光成分の測定光と
を合成するものとしている。偏光ビ−スプリッタ5から
の測定用ビームは、ビ−ムスプリッタ10を通った後、
波長λ1 の光波成分のみ透過させる光学的フィルタ11
に入射し、透過されて90°位相差DC干渉光学系から
なる検出計に導かれる。
【0021】90°位相差DC干渉計は、直交偏光成分
から位相差が90°異なる4つの光信号を出力させるも
のであり、光検出器21、22、23、24でこれらの
光信号を光電変換させ、干渉縞信号を計数する処理回路
26及び表示器27で構成されている。
から位相差が90°異なる4つの光信号を出力させるも
のであり、光検出器21、22、23、24でこれらの
光信号を光電変換させ、干渉縞信号を計数する処理回路
26及び表示器27で構成されている。
【0022】検出計において、互いに直交する偏光成分
からなる検査光としての測定用ビームは、λ/2板12
によりビ−ムスプリッタ13の入射面に対して偏光軸を
45°傾けて入射する。ビームスプリッタ13では、反
射および透過によって二方向に等しい強度で分離され
る。反射成分は偏光ビ−ムスプリッタ14に入射する。
からなる検査光としての測定用ビームは、λ/2板12
によりビ−ムスプリッタ13の入射面に対して偏光軸を
45°傾けて入射する。ビームスプリッタ13では、反
射および透過によって二方向に等しい強度で分離され
る。反射成分は偏光ビ−ムスプリッタ14に入射する。
【0023】偏光ビームスプリッター14に入射した出
力ビームは、偏光面が偏光分離面に対して45度傾いた
状態で導かれるので、ここで測長光と参照光とが、それ
ぞれ透過成分と反射成分とに分離される。そして、ここ
で分離された透過光と反射光とは、それぞれ偏光干渉し
て透過干渉光並びに反射干渉光となって検出器21、検
出器22へ導かれる。そして、各検出器21、22は、
利得可変な光電変換器から構成されており、夫々干渉光
を検出して光電変換し、検出信号を処理回路26へ出力
する。透過干渉光及び反射干渉光は偏光方位が互いに直
交しているので、干渉強度は逆相になり、0°と180
°の位相差を持つ干渉信号が得られる。
力ビームは、偏光面が偏光分離面に対して45度傾いた
状態で導かれるので、ここで測長光と参照光とが、それ
ぞれ透過成分と反射成分とに分離される。そして、ここ
で分離された透過光と反射光とは、それぞれ偏光干渉し
て透過干渉光並びに反射干渉光となって検出器21、検
出器22へ導かれる。そして、各検出器21、22は、
利得可変な光電変換器から構成されており、夫々干渉光
を検出して光電変換し、検出信号を処理回路26へ出力
する。透過干渉光及び反射干渉光は偏光方位が互いに直
交しているので、干渉強度は逆相になり、0°と180
°の位相差を持つ干渉信号が得られる。
【0024】一方、ビームスプリッタ13からの透過光
は、λ/4板16によって、反射光に対して位相を90
°回転された後、偏光ビ−ムスプリッタ17に入射す
る。偏光ビ−ムスプリッタ17によって偏光分離された
透過光と反射光は、それぞれ透過干渉光と反射干渉光と
なって検出器23、検出器24へ導かれる。これらの検
出器は、各干渉光を検出して光電変換し、検出信号をそ
れぞれ処理回路26へ出力する。ここでは透過干渉光と
反射干渉光とではそれぞれ位相差が90°と270°の
干渉信号が得られる。
は、λ/4板16によって、反射光に対して位相を90
°回転された後、偏光ビ−ムスプリッタ17に入射す
る。偏光ビ−ムスプリッタ17によって偏光分離された
透過光と反射光は、それぞれ透過干渉光と反射干渉光と
なって検出器23、検出器24へ導かれる。これらの検
出器は、各干渉光を検出して光電変換し、検出信号をそ
れぞれ処理回路26へ出力する。ここでは透過干渉光と
反射干渉光とではそれぞれ位相差が90°と270°の
干渉信号が得られる。
【0025】一方、基準位置検出光学系は、例えば、ス
−パ−ルミネッセントダイオ−ドの様に発振スペクトル
幅の広い、即ち時間コヒーレンスの低下した発振中心波
長λ2 の第2の光源2用いて構成されたものである。こ
こでは、参照用光路と測定用光路との光路長差が零の時
のみ干渉出力が得られる。そこで、ここではこの時の移
動鏡8の位置を基準点B0 とし、変位量測定可能範囲の
零点と設定した。即ち、測定用光路の移動鏡8の移動に
伴い両光路の光路長差が零の時に出力される干渉信号を
零点パルス発生器に入力させ、零点パルス信号を出力さ
せるようにした。
−パ−ルミネッセントダイオ−ドの様に発振スペクトル
幅の広い、即ち時間コヒーレンスの低下した発振中心波
長λ2 の第2の光源2用いて構成されたものである。こ
こでは、参照用光路と測定用光路との光路長差が零の時
のみ干渉出力が得られる。そこで、ここではこの時の移
動鏡8の位置を基準点B0 とし、変位量測定可能範囲の
零点と設定した。即ち、測定用光路の移動鏡8の移動に
伴い両光路の光路長差が零の時に出力される干渉信号を
零点パルス発生器に入力させ、零点パルス信号を出力さ
せるようにした。
【0026】このような基準位置検出光学系において、
第2の光源2からの出力ビームは、ミラー4、ビームス
プリッタ3によって第1の光源1からの出力ビームと同
一光路上に合成された後、偏光ビームスプリッタ5に入
射する。
第2の光源2からの出力ビームは、ミラー4、ビームス
プリッタ3によって第1の光源1からの出力ビームと同
一光路上に合成された後、偏光ビームスプリッタ5に入
射する。
【0027】偏光ビームスプリッタ5で反射されS偏光
成分は参照光として参照用光路へ進み、波長λ2 の光を
透過するダイクロイックプリズム6を透過して反射鏡9
に入射する。反射鏡9は折り返しミラーから構成されて
おり、参照光を入射方向と逆向きに別経路で折り返すよ
う反射し、ダイクロイックプリズム6を介して再び偏光
ビームスプリッター5に導く。
成分は参照光として参照用光路へ進み、波長λ2 の光を
透過するダイクロイックプリズム6を透過して反射鏡9
に入射する。反射鏡9は折り返しミラーから構成されて
おり、参照光を入射方向と逆向きに別経路で折り返すよ
う反射し、ダイクロイックプリズム6を介して再び偏光
ビームスプリッター5に導く。
【0028】偏光ビ−ムスプリッタ5を透過したP偏光
成分測定光として測定用光路を進み、移動鏡8に入射
し、ここで入射方向と逆向きに別経路で折り返すよう反
射されて再び偏光ビームスプリッター5に導かれる。
成分測定光として測定用光路を進み、移動鏡8に入射
し、ここで入射方向と逆向きに別経路で折り返すよう反
射されて再び偏光ビームスプリッター5に導かれる。
【0029】2つの直線偏光成分は偏光ビ−ムスプリッ
タ5でそれぞれ反射、透過されて合成された後、ビ−ム
スプリッタ10で反射され、波長λ2 の光波成分のみを
透過させる光学的フィルタ19を透過する。さらに方位
角45°の検光子20を介して干渉信号となり、検出器
25に入射し、ここで光電変換され、処理回路26へ出
力される。
タ5でそれぞれ反射、透過されて合成された後、ビ−ム
スプリッタ10で反射され、波長λ2 の光波成分のみを
透過させる光学的フィルタ19を透過する。さらに方位
角45°の検光子20を介して干渉信号となり、検出器
25に入射し、ここで光電変換され、処理回路26へ出
力される。
【0030】図2は、本実施例の電気処理系の概要を示
したものである。処理回路26において、各検出器2
1、22、23、24で光電変換された4位相信号は、
増幅器28で適宜増幅された後、それぞれ位相差が18
0°異なる信号を差分器29に導かれ、位相差0°−1
80°と、90°−270°との逆位相同志の差分信号
に変換され、位相が90°異なる2つの電気信号が得ら
れる。
したものである。処理回路26において、各検出器2
1、22、23、24で光電変換された4位相信号は、
増幅器28で適宜増幅された後、それぞれ位相差が18
0°異なる信号を差分器29に導かれ、位相差0°−1
80°と、90°−270°との逆位相同志の差分信号
に変換され、位相が90°異なる2つの電気信号が得ら
れる。
【0031】この電気信号をフリンジカウンタ30に入
力し、移動鏡8の移動に伴って発生した干渉縞信号を計
算、積算する。この結果から、距離あるいは変位量は表
示器27にて演算され表示される。さらに、外部インタ
ーフェースを介して外部計算器等に変位情報を伝送させ
ることもできる。
力し、移動鏡8の移動に伴って発生した干渉縞信号を計
算、積算する。この結果から、距離あるいは変位量は表
示器27にて演算され表示される。さらに、外部インタ
ーフェースを介して外部計算器等に変位情報を伝送させ
ることもできる。
【0032】一方 、基準位置検出光学系からの干渉信
号は、増幅器28で適宜増幅された後、零点パルス発生
器31にてパルス信号に変換され、フリンジカウンタ3
0への零点信号に利用される。
号は、増幅器28で適宜増幅された後、零点パルス発生
器31にてパルス信号に変換され、フリンジカウンタ3
0への零点信号に利用される。
【0033】上記第1の実施例においては、干渉測長機
の図5(b)に干渉縞信号強度(可視度)特性を示した
ように、参照用光路の固定鏡を、参照用光路と測定用光
路との分岐からの距離が、該分岐点から変位測定可能範
囲の中点までの距離とほぼ一致させるよう配置したので
測長可能な距離は、従来のものの2倍に拡大しており、
より大きい変位量も容易に測定できる。また、本実施例
の測長機では、常にあるいは変位測定毎に零点位置が検
出されるので、従来の装置似比べて測定操作が容易で正
確である。さらに、固定鏡は、参照光路を折り曲げて測
定用光路と近い配置(両光路は平行)とすることによ
り、空気の揺ぎ等の環境条件がほぼ同様であり、精度の
高い変位量測定値が得られる。
の図5(b)に干渉縞信号強度(可視度)特性を示した
ように、参照用光路の固定鏡を、参照用光路と測定用光
路との分岐からの距離が、該分岐点から変位測定可能範
囲の中点までの距離とほぼ一致させるよう配置したので
測長可能な距離は、従来のものの2倍に拡大しており、
より大きい変位量も容易に測定できる。また、本実施例
の測長機では、常にあるいは変位測定毎に零点位置が検
出されるので、従来の装置似比べて測定操作が容易で正
確である。さらに、固定鏡は、参照光路を折り曲げて測
定用光路と近い配置(両光路は平行)とすることによ
り、空気の揺ぎ等の環境条件がほぼ同様であり、精度の
高い変位量測定値が得られる。
【0034】なお、本発明は、参照光と測長光との干渉
光を形成する方式や、これらの参照光と測長光とを同軸
上に合成する方式、また90°位相差を持つ二つの干渉
出力信号の相互干渉状態から被測定物の変位を求める干
渉縞計測方法等は、本実施例に示す方式に限定されるも
のではなく、ここに示す方式以外のものであっても本発
明を応用できる。
光を形成する方式や、これらの参照光と測長光とを同軸
上に合成する方式、また90°位相差を持つ二つの干渉
出力信号の相互干渉状態から被測定物の変位を求める干
渉縞計測方法等は、本実施例に示す方式に限定されるも
のではなく、ここに示す方式以外のものであっても本発
明を応用できる。
【0035】次に、第2の実施例として本発明による測
長用干渉計を閉鎖系で構成し装置化したものを図3に示
した。この装置は、ケース40内の一端部に、光源、送
光・受光光学系及び検出器からなる測定用干渉光学系4
1を、ここから所定距離離れた位置に参照用固定鏡を、
さらに測定用移動鏡8をケ−ス内にて長手方向に設置し
たガイドレール44上の固定板45に載置した状態で収
納したものである。
長用干渉計を閉鎖系で構成し装置化したものを図3に示
した。この装置は、ケース40内の一端部に、光源、送
光・受光光学系及び検出器からなる測定用干渉光学系4
1を、ここから所定距離離れた位置に参照用固定鏡を、
さらに測定用移動鏡8をケ−ス内にて長手方向に設置し
たガイドレール44上の固定板45に載置した状態で収
納したものである。
【0036】固定鏡(不図示)は、測長可能範囲の中点
に固定配置されており、移動鏡8は、載置されている固
定板45のガイドレール上の移動によってケース内を長
手方向の測定用光路上で移動可能となっている。レ−ザ
−ビ−ムはゴムシ−ル43により外部から隔離され、ゴ
ミ、油、切り屑等の影響を受けない構成となっている。
移動鏡48と被測定物との接続は取付金具46を用い
る。表示器47は、ケース40の端部から測定用干渉光
学系41に接続されており、検出器からの出力によって
干渉縞信号を計数、積算し変位量を演算する。
に固定配置されており、移動鏡8は、載置されている固
定板45のガイドレール上の移動によってケース内を長
手方向の測定用光路上で移動可能となっている。レ−ザ
−ビ−ムはゴムシ−ル43により外部から隔離され、ゴ
ミ、油、切り屑等の影響を受けない構成となっている。
移動鏡48と被測定物との接続は取付金具46を用い
る。表示器47は、ケース40の端部から測定用干渉光
学系41に接続されており、検出器からの出力によって
干渉縞信号を計数、積算し変位量を演算する。
【0037】上記の如き構成の装置において、測定用干
渉光学系および基準位置検出光学計は実施例1に示した
ものと同様の機能、作用を持つものである。このよう
に、装置化された干渉計であれば、いつでも、どこでも
簡便に被検物の変位量あるいは距離を容易に測定するこ
とができる。
渉光学系および基準位置検出光学計は実施例1に示した
ものと同様の機能、作用を持つものである。このよう
に、装置化された干渉計であれば、いつでも、どこでも
簡便に被検物の変位量あるいは距離を容易に測定するこ
とができる。
【0038】なお、上記実施例においては、基準位置検
出用の反射鏡9を参照用の固定鏡7と別個に設け、基準
位置を変位量測定可能領域の分岐点よりの端部の零点と
設定したが、固定鏡7を基準位置検出用の反射鏡9とし
て兼用しても良い。この場合、基準点は、変位量測定可
能領域の中点となる。
出用の反射鏡9を参照用の固定鏡7と別個に設け、基準
位置を変位量測定可能領域の分岐点よりの端部の零点と
設定したが、固定鏡7を基準位置検出用の反射鏡9とし
て兼用しても良い。この場合、基準点は、変位量測定可
能領域の中点となる。
【0039】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、従来より大きな変位量測定可能範囲と絶対的な基準
位置を利用して、より高精度な変位量測定が容易な操作
で簡便に行うことができる。さらに、本発明の構成によ
れば、被測定物の変位量、距離等を手軽に容易に測定し
得る干渉計の装置化が実現できる。
ば、従来より大きな変位量測定可能範囲と絶対的な基準
位置を利用して、より高精度な変位量測定が容易な操作
で簡便に行うことができる。さらに、本発明の構成によ
れば、被測定物の変位量、距離等を手軽に容易に測定し
得る干渉計の装置化が実現できる。
【図1】本発明の第1の実施例による測長用干渉計を示
す概略構成図である。
す概略構成図である。
【図2】第1の実施例で示した干渉計の電気処理系を説
明するブロック図である。
明するブロック図である。
【図3】本発明の第2の実施例による干渉計装置を示す
概略構成図である。
概略構成図である。
【図4】低コヒ−レンス光源を用いた干渉計の光路長差
に対する干渉出力を示す線図である。
に対する干渉出力を示す線図である。
【図5】半導体レ−ザ−を光源に用いた干渉計の光路差
(変位量測定可能範囲長)と干渉縞信号強度の関係を示
す線図であり、(a)は従来技術による干渉計の場合、
(b)は本発明による干渉計の場合を示すものである。
(変位量測定可能範囲長)と干渉縞信号強度の関係を示
す線図であり、(a)は従来技術による干渉計の場合、
(b)は本発明による干渉計の場合を示すものである。
【図6】従来技術による半導体レ−ザ−を用いた干渉計
を示す概略構成図である。
を示す概略構成図である。
1,101:周波数安定化レ−ザ−光源(第1の光源) 2:低コヒ−レンス光源(第2の光源) 3,10,13,103:ビ−ムスプリッタ 4:ミラ− 5,14,17,110:偏光ビ−ムスプリッタ 6:ダイクロイックプリズム 7,9,107:固定鏡(コ−ナ−キュ−ブ) 8,48,108:移動鏡(コ−ナ−キュ−ブ) 11,19:光学的フィルタ 12:λ/2板 15,18:プリズム 16:λ/4板 20:検光子 21,22,23,24,25,111,113:光検
出器 26:処理回路 27,47:表示器 28:増幅器 29:差分器 30,120:フリンジカウンタ 31:零点パルス発生器 40:ケース 41:測定用干渉光学系 42:ヒ−トシンク 43:ゴムシール 44:ガイドレ−ル 45:固定板 46:取付金具 105:λ/8板
出器 26:処理回路 27,47:表示器 28:増幅器 29:差分器 30,120:フリンジカウンタ 31:零点パルス発生器 40:ケース 41:測定用干渉光学系 42:ヒ−トシンク 43:ゴムシール 44:ガイドレ−ル 45:固定板 46:取付金具 105:λ/8板
Claims (2)
- 【請求項1】 第1のレーザ光源からの出力ビームを参
照用光路と測定用光路とに分岐し、前記参照用光路上の
第1の参照対象物からの反射光と前記測定用光路上の被
測定物からの反射光とを同軸上に合成して測定用ビーム
を取り出す測定用干渉光学系と、 前記第1のレーザー光源に対して発振中心波長が異なる
低コヒーレンスの第2のレーザ光源と、該第2のレーザ
光源からの出力ビームを前記参照用光路と測定用光路と
に分岐し、前記参照用光路上の第2の参照対象物からの
反射光と前記被測定物からの反射光とを前記測定用ビー
ムと同軸上に合成して検出ビームを取り出す検出光学系
と、前記検出ビームより、前記被測定物からの反射光と
前記第2の参照対象物からの反射光とによる干渉信号を
検出し、該干渉信号が出力されるときの前記被測定物の
位置を基準位置とする検出手段とを有する基準位置検出
光学系と、を備えたことを特徴とする干渉計。 - 【請求項2】前記第1の参照対象物は、第1のレーザ光
源からの出力ビームの前記第1の参照対象物への入射方
向が前記測定用光路と略平行であると共に、前記分岐点
からの距離が、該分岐点から前記測定用ビームからの干
渉縞信号の検出可能な強度範囲に相当する前記被測定物
の前記測定用光路上での移動可能範囲の中心までの距離
とほぼ一致するよう配置されたことを特徴とする請求項
1に記載の干渉計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5348841A JPH07190712A (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 干渉計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5348841A JPH07190712A (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 干渉計 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07190712A true JPH07190712A (ja) | 1995-07-28 |
Family
ID=18399745
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5348841A Pending JPH07190712A (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 干渉計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07190712A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007033318A (ja) * | 2005-07-28 | 2007-02-08 | Canon Inc | 干渉測定装置 |
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JP2009115596A (ja) * | 2007-11-06 | 2009-05-28 | Mitsutoyo Corp | 干渉計 |
US7639366B2 (en) | 2005-05-17 | 2009-12-29 | Dr. Johannes Heidenhain Gmbh | Position-measuring device for determining the position of two objects movable with respect to each other along a measuring direction, and method for forming a reference pulse for such a position-measuring device |
US8018601B2 (en) * | 2008-10-08 | 2011-09-13 | Industrial Technology Research Institute | Method for determining vibration displacement and vibrating frequency and apparatus using the same |
JP2012022012A (ja) * | 2011-11-02 | 2012-02-02 | Canon Inc | 干渉測定装置及び測定原点決定方法 |
WO2019009401A1 (ja) * | 2017-07-06 | 2019-01-10 | 浜松ホトニクス株式会社 | 光モジュール |
-
1993
- 1993-12-27 JP JP5348841A patent/JPH07190712A/ja active Pending
Cited By (24)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007033318A (ja) * | 2005-07-28 | 2007-02-08 | Canon Inc | 干渉測定装置 |
JP2007033317A (ja) * | 2005-07-28 | 2007-02-08 | Canon Inc | 干渉測定装置 |
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JP2009128148A (ja) * | 2007-11-22 | 2009-06-11 | Canon Inc | 絶対位置の計測装置及び計測方法 |
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US8018601B2 (en) * | 2008-10-08 | 2011-09-13 | Industrial Technology Research Institute | Method for determining vibration displacement and vibrating frequency and apparatus using the same |
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WO2019009401A1 (ja) * | 2017-07-06 | 2019-01-10 | 浜松ホトニクス株式会社 | 光モジュール |
JPWO2019009401A1 (ja) * | 2017-07-06 | 2020-04-30 | 浜松ホトニクス株式会社 | 光モジュール |
US11054309B2 (en) | 2017-07-06 | 2021-07-06 | Hamamatsu Photonics K.K. | Optical module |
US11067380B2 (en) | 2017-07-06 | 2021-07-20 | Hamamatsu Photonics K.K. | Optical module |
US11187579B2 (en) | 2017-07-06 | 2021-11-30 | Hamamatsu Photonics K.K. | Optical device |
WO2019009404A1 (ja) * | 2017-07-06 | 2019-01-10 | 浜松ホトニクス株式会社 | 光モジュール |
US11624605B2 (en) | 2017-07-06 | 2023-04-11 | Hamamatsu Photonics K.K. | Mirror unit and optical module |
US11629947B2 (en) | 2017-07-06 | 2023-04-18 | Hamamatsu Photonics K.K. | Optical device |
US11629946B2 (en) | 2017-07-06 | 2023-04-18 | Hamamatsu Photonics K.K. | Mirror unit and optical module |
US11635290B2 (en) | 2017-07-06 | 2023-04-25 | Hamamatsu Photonics K.K. | Optical module |
US11879731B2 (en) | 2017-07-06 | 2024-01-23 | Hamamatsu Photonics K.K. | Mirror unit and optical module |
US12152878B2 (en) | 2017-07-06 | 2024-11-26 | Hamamatsu Photonics K.K. | Mirror unit and optical module |
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