JPH07190161A - 内部循環式ボールねじ装置 - Google Patents
内部循環式ボールねじ装置Info
- Publication number
- JPH07190161A JPH07190161A JP5348347A JP34834793A JPH07190161A JP H07190161 A JPH07190161 A JP H07190161A JP 5348347 A JP5348347 A JP 5348347A JP 34834793 A JP34834793 A JP 34834793A JP H07190161 A JPH07190161 A JP H07190161A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ball
- circulating piece
- circulating
- piece
- ball screw
- Prior art date
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- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H25/00—Gearings comprising primarily only cams, cam-followers and screw-and-nut mechanisms
- F16H25/18—Gearings comprising primarily only cams, cam-followers and screw-and-nut mechanisms for conveying or interconverting oscillating or reciprocating motions
- F16H25/20—Screw mechanisms
- F16H25/22—Screw mechanisms with balls, rollers, or similar members between the co-operating parts; Elements essential to the use of such members
- F16H25/2204—Screw mechanisms with balls, rollers, or similar members between the co-operating parts; Elements essential to the use of such members with balls
- F16H25/2214—Screw mechanisms with balls, rollers, or similar members between the co-operating parts; Elements essential to the use of such members with balls with elements for guiding the circulating balls
- F16H25/2223—Cross over deflectors between adjacent thread turns, e.g. S-form deflectors connecting neighbouring threads
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T74/00—Machine element or mechanism
- Y10T74/19—Gearing
- Y10T74/19642—Directly cooperating gears
- Y10T74/19698—Spiral
- Y10T74/19702—Screw and nut
- Y10T74/19744—Rolling element engaging thread
- Y10T74/19749—Recirculating rolling elements
- Y10T74/19767—Return path geometry
- Y10T74/19772—Rolling element deflector
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Transmission Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】簡単な構造で生産性がよい内部循環式のボール
ねじ装置を提供する。 【構成】循環駒4を嵌合させるボールナット2の貫通孔
5に連通する円周溝12をボールナット2の外周面に設
け、略C字形の横断面を有すると共に中間部には循環駒
4の外側の端面4cに当接して循環駒4を押圧固定する
屈曲部13を設けた薄板よりなる循環駒固定ばね14を
ボールナット2の前記円周溝12に嵌め込んで循環駒を
固定するようにした。
ねじ装置を提供する。 【構成】循環駒4を嵌合させるボールナット2の貫通孔
5に連通する円周溝12をボールナット2の外周面に設
け、略C字形の横断面を有すると共に中間部には循環駒
4の外側の端面4cに当接して循環駒4を押圧固定する
屈曲部13を設けた薄板よりなる循環駒固定ばね14を
ボールナット2の前記円周溝12に嵌め込んで循環駒を
固定するようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はボールねじ装置、特に
ボールを内部循環させる内部循環式のボールねじ装置に
関する。
ボールを内部循環させる内部循環式のボールねじ装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】ボールねじにおいてボールを循環させる
形式としては、ボールチューブを用いてボールをボール
ナットの外部に導いて循環させる外部循環式のものと、
図11に示すようにボールナット2に設けた循環駒4に
よりボール3をねじ軸1の外面に沿って循環させる内部
循環式のものがある。外部循環式のものは構造がコンパ
クトにならない欠点がある。コンパクトな構造の内部循
環式のボールねじ装置において、ボール3を循環させる
循環路を設けた循環駒4の固定は、ボールナット2に設
けた貫通孔5に循環駒4を挿入してメタルボンド等の接
着剤6により接着して固定することが採用されている。
形式としては、ボールチューブを用いてボールをボール
ナットの外部に導いて循環させる外部循環式のものと、
図11に示すようにボールナット2に設けた循環駒4に
よりボール3をねじ軸1の外面に沿って循環させる内部
循環式のものがある。外部循環式のものは構造がコンパ
クトにならない欠点がある。コンパクトな構造の内部循
環式のボールねじ装置において、ボール3を循環させる
循環路を設けた循環駒4の固定は、ボールナット2に設
けた貫通孔5に循環駒4を挿入してメタルボンド等の接
着剤6により接着して固定することが採用されている。
【0003】循環駒4の固定手段としては、上記接着に
よるもののほか加締めによる固定も提案されている。
よるもののほか加締めによる固定も提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、接着剤
を用いて循環駒を固定する手段は接着剤の硬化時間が1
0時間以上と長くかかるため組立て工程においてボール
ねじが大量に滞留し作業の自動化が難しいし、接着工程
そのものも自動化が困難である。そして接着工程におい
て接着剤のはみ出しとか必要な部分以外に付着した接着
剤は手作業により取り除かねばならない等の問題があっ
た。
を用いて循環駒を固定する手段は接着剤の硬化時間が1
0時間以上と長くかかるため組立て工程においてボール
ねじが大量に滞留し作業の自動化が難しいし、接着工程
そのものも自動化が困難である。そして接着工程におい
て接着剤のはみ出しとか必要な部分以外に付着した接着
剤は手作業により取り除かねばならない等の問題があっ
た。
【0005】また加締めにより循環駒を固定するもので
はボールナットを全体焼入れしたものには適用が困難で
あり、組立てが簡単にできないという問題があった。
はボールナットを全体焼入れしたものには適用が困難で
あり、組立てが簡単にできないという問題があった。
【0006】この発明は、このような従来の問題点に注
目してなされたもので、簡単な構造にして生産性がよい
ボールねじ装置を提供することを目的とする。
目してなされたもので、簡単な構造にして生産性がよい
ボールねじ装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、循環駒によ
ってボールを循環させる内部循環式のボールねじ装置に
おいて、循環駒を嵌合させるボールナットの貫通孔に連
通する円周溝をボールナットの外周面に設け、略C字形
の横断面を有し中間部に前記循環駒の外側の端面に当接
して前記循環駒を押圧固定する屈曲部を設けた薄板より
なる循環駒固定ばねをボールナットに設けた円周溝に嵌
め込んで循環駒を固定するようにしたものである。
ってボールを循環させる内部循環式のボールねじ装置に
おいて、循環駒を嵌合させるボールナットの貫通孔に連
通する円周溝をボールナットの外周面に設け、略C字形
の横断面を有し中間部に前記循環駒の外側の端面に当接
して前記循環駒を押圧固定する屈曲部を設けた薄板より
なる循環駒固定ばねをボールナットに設けた円周溝に嵌
め込んで循環駒を固定するようにしたものである。
【0007】
【作用】循環駒は循環駒固定ばねの屈曲部によりボール
ナットの貫通孔に押し付けられれ固定されるものである
から固定が確実であり、組立てはボールナットに循環駒
固定ばねを嵌めるだけでよいし屈曲部により循環駒固定
ばねの回り止めがなされる。したがってボールねじの組
立てが短時間でできるし、また循環駒の取り外しも容易
である。
ナットの貫通孔に押し付けられれ固定されるものである
から固定が確実であり、組立てはボールナットに循環駒
固定ばねを嵌めるだけでよいし屈曲部により循環駒固定
ばねの回り止めがなされる。したがってボールねじの組
立てが短時間でできるし、また循環駒の取り外しも容易
である。
【0008】
【実施例】以下に、この発明の実施例を図面を参照して
説明する。なお、従来と同一または相当する部分には同
一の符号を付してある。
説明する。なお、従来と同一または相当する部分には同
一の符号を付してある。
【0009】図1は、循環駒を用いた内部循環式ボール
ねじ装置の一実施例の平面図、図2は横断面図、図3は
循環駒未装着状態でのボールナット単体の平面図、図4
は循環駒単体の上面図、図5はその正面図、図6は循環
駒固定ばねの斜視図である。
ねじ装置の一実施例の平面図、図2は横断面図、図3は
循環駒未装着状態でのボールナット単体の平面図、図4
は循環駒単体の上面図、図5はその正面図、図6は循環
駒固定ばねの斜視図である。
【0010】外面1aに螺旋状のボールねじ溝1bを有
するねじ軸1に、内面2aにねじ軸1のボールねじ溝1
bに対向したボールねじ溝2bを有するボールナット2
が、両ボールねじ溝1b,2bとの間に嵌合された多数
のボール3を介して螺合されている。ボールナット2の
円筒胴部には軸方向に長い長円形の貫通孔5が設けら
れ、両ボールねじ溝1b,2bで形成された螺旋状空間
内を転動しつつ移動するボール3を導いて循環させるた
めのボール循環溝4aを有する循環駒4が嵌着されてい
る。そのボール循環溝4aはほぼS字状に湾曲してお
り、ボール循環溝4aに沿って進んだボール3がねじ軸
1の外面(ランド部)1aを乗り越えて隣のボールねじ
溝1bとボールナットのボールねじ溝2bとの間に入
り、もとに戻る循環を繰り返すようになっている。
するねじ軸1に、内面2aにねじ軸1のボールねじ溝1
bに対向したボールねじ溝2bを有するボールナット2
が、両ボールねじ溝1b,2bとの間に嵌合された多数
のボール3を介して螺合されている。ボールナット2の
円筒胴部には軸方向に長い長円形の貫通孔5が設けら
れ、両ボールねじ溝1b,2bで形成された螺旋状空間
内を転動しつつ移動するボール3を導いて循環させるた
めのボール循環溝4aを有する循環駒4が嵌着されてい
る。そのボール循環溝4aはほぼS字状に湾曲してお
り、ボール循環溝4aに沿って進んだボール3がねじ軸
1の外面(ランド部)1aを乗り越えて隣のボールねじ
溝1bとボールナットのボールねじ溝2bとの間に入
り、もとに戻る循環を繰り返すようになっている。
【0011】この実施例の場合、前記循環駒4の取付け
構造は次の通りである。ボールナット2の胴部の長円形
の貫通孔5の周縁には位置決め用の平らな座面11を設
けてある。一方、循環駒4にはその座面11と係合する
当り面4bが周囲に張り出している。さらに、ボールナ
ット2の外周面には循環駒4の長さより若干短い幅を有
して前記貫通孔5に連通する比較的浅い円周溝12を形
成してある。当該円周溝12に、横断面がほぼC字形で
その中間部には内側に屈曲させて形成した平面状の屈曲
部13を有する薄板製の循環駒固定ばね14を嵌め込ん
で循環駒4を固定する。
構造は次の通りである。ボールナット2の胴部の長円形
の貫通孔5の周縁には位置決め用の平らな座面11を設
けてある。一方、循環駒4にはその座面11と係合する
当り面4bが周囲に張り出している。さらに、ボールナ
ット2の外周面には循環駒4の長さより若干短い幅を有
して前記貫通孔5に連通する比較的浅い円周溝12を形
成してある。当該円周溝12に、横断面がほぼC字形で
その中間部には内側に屈曲させて形成した平面状の屈曲
部13を有する薄板製の循環駒固定ばね14を嵌め込ん
で循環駒4を固定する。
【0012】この実施例では、ボールナット2の貫通孔
5に循環駒4を嵌め込んだ後、循環駒固定ばね14をボ
ールナット2の円周溝12に押し込めば、循環駒固定ば
ね14の平面状の屈曲部13が循環駒4の外側の端面4
cに面接触してこれを押圧する。これにより循環駒4が
機械的に貫通孔5に押し付けられてボールナット2に固
定されるものであり、固定が確実で且つ殆どワンタッチ
で循環駒4を取り付けできる。したがってボールねじの
組立てが短時間で完了し、生産性が従来に比べて大きく
向上する。また、循環駒4の取り外しも循環駒固定ばね
14をボールナット2から引き抜けば良いため至って簡
単である。また、循環駒固定ばね14はボールナット2
の円周溝12に嵌め込まれるため、ボールナット2の外
周面がボルナット取付けハウジングの内面に干渉するこ
とがない。そしてこの場合には屈曲部により循環駒固定
ばね14の回転が確実に阻止される。
5に循環駒4を嵌め込んだ後、循環駒固定ばね14をボ
ールナット2の円周溝12に押し込めば、循環駒固定ば
ね14の平面状の屈曲部13が循環駒4の外側の端面4
cに面接触してこれを押圧する。これにより循環駒4が
機械的に貫通孔5に押し付けられてボールナット2に固
定されるものであり、固定が確実で且つ殆どワンタッチ
で循環駒4を取り付けできる。したがってボールねじの
組立てが短時間で完了し、生産性が従来に比べて大きく
向上する。また、循環駒4の取り外しも循環駒固定ばね
14をボールナット2から引き抜けば良いため至って簡
単である。また、循環駒固定ばね14はボールナット2
の円周溝12に嵌め込まれるため、ボールナット2の外
周面がボルナット取付けハウジングの内面に干渉するこ
とがない。そしてこの場合には屈曲部により循環駒固定
ばね14の回転が確実に阻止される。
【0013】図7に、他の実施例を示す。この実施例
は、循環駒固定ばね14における屈曲部13の形状を平
面状ではなく波状にして、循環駒4の外側の端面4cを
線接触で押圧するようにした点が上記第1の実施例と異
なっている。ボールナット2の貫通孔5に嵌合させた循
環駒4の外側の端面4cの両サイド付近を長手方向に沿
って線状に押圧するため押圧力が強く且つバランスが良
く、そのため上記第1実施例の効果に加えて循環駒4の
固定の安定性が増加するという利点がある。
は、循環駒固定ばね14における屈曲部13の形状を平
面状ではなく波状にして、循環駒4の外側の端面4cを
線接触で押圧するようにした点が上記第1の実施例と異
なっている。ボールナット2の貫通孔5に嵌合させた循
環駒4の外側の端面4cの両サイド付近を長手方向に沿
って線状に押圧するため押圧力が強く且つバランスが良
く、そのため上記第1実施例の効果に加えて循環駒4の
固定の安定性が増加するという利点がある。
【0014】図8,図9に更に他の実施例を示す。この
実施例は、上記第1,第2の各実施例における循環駒固
定ばね14の屈曲部13を循環駒4に単に当接させるだ
けではなく、一体的に結合したものである。その結合手
段としては、図示のようにリベット15を使用しても良
く、また小ネジを使用しても良く、或いは溶着,溶接,
接着等の手段を使用しても良い。溶着であれば、循環駒
4を合成樹脂製にしてその外側の端面4cから小突起を
突設し、この突起を循環駒固定ばね14に設けた小孔に
差し込んでから小突起の頭を熱溶着する。溶接であれば
循環駒4と循環駒固定ばね14を共に溶接可能な金属製
にする。接着であれば循環駒4と循環駒固定ばね14の
材質に合わせて選定した接着剤を用いる。この場合、従
来のように接着剤で循環駒4を貫通孔5内に埋め込んで
固定するものではないから、固定した循環駒4と循環駒
固定ばね14とを一体的にワンタッチでボールナット2
に着脱することができる利点がある。
実施例は、上記第1,第2の各実施例における循環駒固
定ばね14の屈曲部13を循環駒4に単に当接させるだ
けではなく、一体的に結合したものである。その結合手
段としては、図示のようにリベット15を使用しても良
く、また小ネジを使用しても良く、或いは溶着,溶接,
接着等の手段を使用しても良い。溶着であれば、循環駒
4を合成樹脂製にしてその外側の端面4cから小突起を
突設し、この突起を循環駒固定ばね14に設けた小孔に
差し込んでから小突起の頭を熱溶着する。溶接であれば
循環駒4と循環駒固定ばね14を共に溶接可能な金属製
にする。接着であれば循環駒4と循環駒固定ばね14の
材質に合わせて選定した接着剤を用いる。この場合、従
来のように接着剤で循環駒4を貫通孔5内に埋め込んで
固定するものではないから、固定した循環駒4と循環駒
固定ばね14とを一体的にワンタッチでボールナット2
に着脱することができる利点がある。
【0015】図10にまた更に他の実施例を示す。この
実施例は、上記第1の実施例の循環駒4を二個とし、互
いに180度の位相でずらして配置した場合に適用した
もので、ボールナット2の円筒胴部にそれぞれの循環駒
4に対応させて円周溝12を形成し、これに循環駒固定
ばね14をそれぞれに嵌め込んで各循環駒4を別個に固
定するようにしている。この場合、循環駒固定ばね14
としては上記第2の実施例のタイプでも、第3のタイプ
でも良い。また循環駒4が二個を越えるものについても
適用できる。
実施例は、上記第1の実施例の循環駒4を二個とし、互
いに180度の位相でずらして配置した場合に適用した
もので、ボールナット2の円筒胴部にそれぞれの循環駒
4に対応させて円周溝12を形成し、これに循環駒固定
ばね14をそれぞれに嵌め込んで各循環駒4を別個に固
定するようにしている。この場合、循環駒固定ばね14
としては上記第2の実施例のタイプでも、第3のタイプ
でも良い。また循環駒4が二個を越えるものについても
適用できる。
【0016】なお、以上の各実施例において、ボールナ
ット2はフランジのない標準ボールねじについて説明し
たが、本発明の循環駒固定構造に関しては、フランジの
有無、シール部材の有無、予圧の有無及び予圧方式のい
かんに拘わらず適用することができる。
ット2はフランジのない標準ボールねじについて説明し
たが、本発明の循環駒固定構造に関しては、フランジの
有無、シール部材の有無、予圧の有無及び予圧方式のい
かんに拘わらず適用することができる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、内部循環式のボールねじ装置において循環駒を嵌合
させるボールナットの貫通孔に連通する円周溝をボール
ナットの外周面に設け、略C字形の横断面を有し中間部
に前記循環駒の外側の端面に当接して前記循環駒を押圧
固定する屈曲部を設けた薄板よりなる循環駒固定ばねを
ボールナットに設けた前記円周溝に嵌め込んで循環駒を
固定するものとしたため、殆どワンタッチで循環駒をボ
ールナットに固定することができてボールねじの組立て
が短時間で済み、その結果簡単な構造で生産性の高い内
部循環式ボールねじ装置が提供できるという効果を奏す
る。また、上記効果に加えて、第2の実施例によれば循
環駒の固定の安定性が増加するという特有の効果が得ら
れ、第3の実施例によれば循環駒と循環駒固定ばねとを
一体的にワンタッチでボールナットに着脱することがで
きることから、特に循環駒の取り外し作業が楽になると
いう特有の効果が得られる。
ば、内部循環式のボールねじ装置において循環駒を嵌合
させるボールナットの貫通孔に連通する円周溝をボール
ナットの外周面に設け、略C字形の横断面を有し中間部
に前記循環駒の外側の端面に当接して前記循環駒を押圧
固定する屈曲部を設けた薄板よりなる循環駒固定ばねを
ボールナットに設けた前記円周溝に嵌め込んで循環駒を
固定するものとしたため、殆どワンタッチで循環駒をボ
ールナットに固定することができてボールねじの組立て
が短時間で済み、その結果簡単な構造で生産性の高い内
部循環式ボールねじ装置が提供できるという効果を奏す
る。また、上記効果に加えて、第2の実施例によれば循
環駒の固定の安定性が増加するという特有の効果が得ら
れ、第3の実施例によれば循環駒と循環駒固定ばねとを
一体的にワンタッチでボールナットに着脱することがで
きることから、特に循環駒の取り外し作業が楽になると
いう特有の効果が得られる。
【図1】この発明の一実施例の平面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】図1に示すボールナットの単体の平面図であ
る。
る。
【図4】図1に示す循環駒の単体の平面図である。
【図5】図4の正面図である。
【図6】図1に示す循環駒固定ばねの斜視図である。
【図7】この発明の他の実施例の循環駒と循環駒固定ば
ねの正面図である。
ねの正面図である。
【図8】この発明の更に他の実施例の循環駒と循環駒固
定ばねの平面図である。
定ばねの平面図である。
【図9】図8の正面図である。
【図10】この発明の更に他の実施例の平面図である。
【図11】従来の内部循環式ボールねじ装置の横断面図
である。
である。
1 ねじ軸 1b ボールねじ溝(ねじ軸の) 2 ボールナット 2b ボールねじ溝(ボールナットの) 3 ボール 4 循環駒 5 貫通孔 12 円周溝 13 屈曲部 14 循環駒固定ばね
Claims (1)
- 【請求項1】 外面にボールねじ溝を有するねじ軸と、
該ねじ軸のボールねじ溝に対向するボールねじ溝を内面
に有するボールナットと、該ボールナットのボールねじ
溝と前記ねじ軸のボールねじ溝との間に嵌合させた多数
のボールとを備え、前記ボールが前記ボールナットに設
けた貫通孔に嵌合された循環駒に案内されて循環するボ
ールねじ装置において、 前記ボールナットは前記循環駒を嵌合させる貫通孔に連
通する円周溝を外周面に有し、該円周溝に嵌まり込む略
C字形の横断面を有し中間部に前記循環駒の外側の端面
に当接して前記循環駒を押圧固定する屈曲部を設けた薄
板よりなる循環駒固定ばねを備えてなる内部循環式ボー
ルねじ装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5348347A JPH07190161A (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 内部循環式ボールねじ装置 |
DE4438972A DE4438972C2 (de) | 1993-12-27 | 1994-10-31 | Kugelumlaufspindel mit internem Kugelrücklauf |
US08/638,723 US5711188A (en) | 1993-12-27 | 1996-05-09 | Internal-circulation-type ball screw device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5348347A JPH07190161A (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 内部循環式ボールねじ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07190161A true JPH07190161A (ja) | 1995-07-28 |
Family
ID=18396416
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5348347A Pending JPH07190161A (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 内部循環式ボールねじ装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5711188A (ja) |
JP (1) | JPH07190161A (ja) |
DE (1) | DE4438972C2 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6092434A (en) * | 1996-11-07 | 2000-07-25 | Nsk Ltd. | Ball screw device of ball-circulating-part embedded type |
JP2006097832A (ja) * | 2004-09-30 | 2006-04-13 | Nsk Ltd | ボールねじ機構 |
JP2009024843A (ja) * | 2007-07-23 | 2009-02-05 | Nsk Ltd | ボールねじ装置 |
JP2010060100A (ja) * | 2008-09-05 | 2010-03-18 | Nsk Ltd | ボールねじ機構 |
JP2010184662A (ja) * | 2009-02-13 | 2010-08-26 | Jtekt Corp | 電動パワーステアリング装置 |
KR20170069219A (ko) * | 2014-10-17 | 2017-06-20 | 섀플러 테크놀로지스 아게 운트 코. 카게 | 볼 스크류 너트 |
WO2024252513A1 (ja) * | 2023-06-06 | 2024-12-12 | 株式会社ジェイテクト | ボールねじ装置 |
Families Citing this family (20)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19650732A1 (de) * | 1996-12-06 | 1998-06-10 | Schaeffler Waelzlager Ohg | Vorrichtung zur Umwandlung einer Drehbewegung in eine geradlinige Bewegung |
US6112610A (en) * | 1997-08-05 | 2000-09-05 | Thomson Saginaw Ball Screw Company, Llc | Externally insertable self-retaining crossover for ball nut and screw assemblies |
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