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JPH07188227A - チアゾリジン誘導体及びオキサゾール誘導体 - Google Patents

チアゾリジン誘導体及びオキサゾール誘導体

Info

Publication number
JPH07188227A
JPH07188227A JP5326908A JP32690893A JPH07188227A JP H07188227 A JPH07188227 A JP H07188227A JP 5326908 A JP5326908 A JP 5326908A JP 32690893 A JP32690893 A JP 32690893A JP H07188227 A JPH07188227 A JP H07188227A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
methyl
oxazolyl
benzothienyl
benzyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5326908A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisashi Shinkai
久 新海
Eiji Shirakawa
英二 白川
Shoji Onoki
照二 小野木
Noboru Furukawa
昇 古川
Saizo Shibata
才三 柴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Tobacco Inc
Original Assignee
Japan Tobacco Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Tobacco Inc filed Critical Japan Tobacco Inc
Priority to JP5326908A priority Critical patent/JPH07188227A/ja
Publication of JPH07188227A publication Critical patent/JPH07188227A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/55Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups

Landscapes

  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 一般式(I)で表される新規なチアゾリジン
誘導体又はその医薬上許容し得る塩、及び当該チアゾリ
ジン誘導体の中間体化合物である一般式(VIII)で表さ
れるオキサゾール誘導体。 〔式中、Rは縮合複素環基(特にアルコキシで置換され
ていてもよいベンゾチエニル基、ヒドロキシで置換され
ていてもよいベンゾフラニル基、6−ベンジルオキシ−
2,5,7,8−テトラメチルクロマニル基)であり、
1は水素原子、水酸基又は低級アルキル基であり、R2
は低級アルキル基である〕 【効果】 一般式(I)のオキサゾール誘導体は、優れ
た血糖低下作用及び血中脂質低下作用を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規なチアゾリジン誘
導体及びその中間体化合物として有用なオキサゾール誘
導体に関するものであり、更に詳しくは、血糖低下作用
及び血中脂質低下作用を有し、糖尿病及びその合併症の
治療薬、高脂血症治療薬等の関連疾患の治療薬として有
用な新規なチアゾリジン誘導体及びその中間体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、インシュリン非依存性糖尿病
(NIDDM)の治療は、食事療法、運動療法、インシ
ュリン又は経口的に活性な血糖低下剤との組み合わせで
行われている。現在、かかる経口的に活性な血糖低下剤
としては、トルブタミド、クロロプロパミド、アセトヘ
キサミド、グリベンクラミド、トラザミド等のごときス
ルホニル尿素系薬剤或はフェンホルミン、ブホルミン、
メトホルミン等のごときビグアナイド系薬剤が知られて
いる。しかしながら、スルホニル尿素系薬剤において
は、強力な血糖低下作用を有するが、しばしば重篤且つ
遷延性の低血糖を引き起こす事があり、また慢性的に使
用する場合、その有効性を喪失する事がある。更にビグ
アナイド系薬剤は、重篤な乳酸−アシドーシスを引き起
こしやすく、これらの薬剤を使用するに当たっては十分
な注意が必要である。一方、特開昭61−85372号
公報には、[5−[4−[2−(5−メチル−2−フェ
ニル−4−オキサゾリル)エトキシ]ベンジル]−2,
4−チアゾリジンジオン]等のチアゾリジン誘導体が、
特開昭60−51189号公報には、[(±)−5−
[4−(6−ヒドロキシ−2,5,7,8−テトラメチ
ルクロマン−2−イル−メトキシ)ベンジル]−2,4
−チアゾリジンジオン]等のチアゾリジン誘導体及び特
開昭58−219269号公報には、[5−メチル−2
−スチリル−4−オキサゾール酢酸]が血糖低下作用を
有することが記載されている。しかしながら、本発明化
合物のごとき縮合複素環基を有するチアゾリジン誘導体
は知られていなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等は、前期の
ごとく糖尿病及びその合併症並びに高脂血症治療薬に有
効な、新規な化合物を提供すべく鋭意検討した結果、既
知化合物に比べ、非常に強力なしかも毒性の極めて少な
い血糖低下作用及び血中脂質低下作用を有する新規なチ
アゾリジン誘導体を見い出し、本発明を完成するに至っ
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、下記
(1)乃至(12)に示す新規なチアゾリジン誘導体及
びその中間体化合物に関する。
【0005】(1)一般式(I)
【0006】
【化3】
【0007】(式中、Rは置換されてもよい縮合複素環
基であり、R1は水素原子、水酸基又は低級アルキル基
であり、R2は低級アルキル基である)で表される新規
なチアゾリジン誘導体又はその医薬上許容し得る塩。
【0008】(2)Rが炭素環と複素環の縮合した置換
されてもよい縮合複素環基である上記(1)記載の新規
なチアゾリジン誘導体又はその医薬上許容し得る塩。
【0009】(3)Rがベンゼン環と硫黄原子、酸素原
子、窒素原子から選ばれる1乃至2個の複素原子を含む
5乃至6員の複素環の縮合した置換されてもよい縮合複
素環基である上記(1)記載の新規なチアゾリジン誘導
体又はその医薬上許容し得る塩。
【0010】(4)R1が水素原子又は水酸基であり、
2が低級アルキル基である上記(1)記載の新規なチ
アゾリジン誘導体又はその医薬上許容し得る塩。
【0011】(5)Rがベンゾチエニル基、アルコキシ
ベンゾチエニル基、ヒドロキシベンゾチエニル基、ジア
ルコキシベンゾチエニル基、ベンゾフラニル基、ジヒド
ロキシベンゾチエニル基、ヒドロキシベンゾフラニル
基、6−ヒドロキシ−2,5,7,8−テトラメチル−
クロマニル基から選ばれる上記(1)記載の新規なチア
ゾリジン誘導体又はその医薬上許容し得る塩。
【0012】(6)一般式(VIII)
【0013】
【化4】
【0014】(式中、Rは置換されてもよい縮合複素環
基であり、R1は水素原子、水酸基又は低級アルキル基
であり、R2は低級アルキル基である)で表されるオキ
サゾール誘導体。
【0015】(7)Rが炭素環と複素環の縮合した置換
されてもよい縮合複素環基である上記(6)記載のオキ
サゾール誘導体。
【0016】(8)Rがベンゼン環と硫黄原子、酸素原
子、窒素原子から選ばれる1乃至2個の複素原子を含む
5乃至6員の複素環の縮合した置換されてもよい縮合複
素環基である上記(6)記載のオキサゾール誘導体。
【0017】(9)Rがベンゾチエニル基、アルコキシ
ベンゾチエニル基、ジアルコキシベンゾチエニル基、ベ
ンゾフラニル基、ヒドロキシベンゾフラニル基、6−ヒ
ドロキシ−2,5,7,8−テトラメチルクロマニル基
から選ばれる上記(6)記載のオキサゾール誘導体。
【0018】(10)R1が水素原子であり、R2が低級
アルキル基である上記(6)記載のオキサゾール誘導
体。
【0019】(11)5−[4−[2−[2−(2−ベ
ンゾチエニル)−5−メチル−4−オキサゾリル]エト
キシ]ベンジル]−2,4−チアゾリジンジオン;5−
[4−[2−[2−(5−メトキシ−2−ベンゾチエニ
ル)−5−メチル−4−オキサゾリル]エトキシ]ベン
ジル]−2,4−チアゾリジンジオン;5−[4−[2
−[2−(5−ヒドロキシ−2−ベンゾチエニル)−5
−メチル−4−オキサゾリル]エトキシ]ベンジル]−
2,4−チアゾリジンジオン;5−[4−[2−[2−
(5,6−ジメトキシ−2−ベンゾチエニル)−5−メ
チル−4−オキサゾリル]エトキシ]ベンジル]−2、
4−チアゾリジンジオン;5−[4−[2−[2−
(5,6−ジヒドロキシ−2−ベンゾチエニル)−5−
メチル−4−オキサゾリル]エトキシ]ベンジル]−
2,4−チアゾリジンジオン;5−[4−[2−[2−
(2−ベンゾフラニル)−5−メチル−4−オキサゾリ
ル]エトキシ]ベンジル]−2,4−チアゾリジンジオ
ン;5−[4−[2−[2−(5−ヒドロキシ−2−ベ
ンゾフラニル)−5−メチル−4−オキサゾリル]エト
キシ]ベンジル]−2,4−チアゾリジンジオン;5−
[4−[2−[2−(6−ヒドロキシ−2,5,7,8
−テトラメチル−2−クロマニル)−5−メチル−4−
オキサゾリル]エトキシ]ベンジル]−2,4−チアゾ
リジンジオン;5−[4−[2−ヒドロキシ−2−[2
−(6−ヒドロキシ−2,5,7,8−テトラメチル−
2−クロマニル)−5−メチル−4−オキサゾリル]エ
トキシ]ベンジル]−2,4−チアゾリジンジオンから
選ばれる上記(1)記載の新規なチアゾリジン誘導体又
はその医薬上許容し得る塩。
【0020】(12)2−[2−(2−ベンゾチエニ
ル)−5−メチル−4−オキサゾリル]エタノール;2
−[2−(5−メトキシ−2−ベンゾチエニル)−5−
メチル−4−オキサゾリル]エタノール;2−[2−
(5−ヒドロキシ−2−ベンゾチエニル)−5−メチル
−4−オキサゾリル]エタノール;2−[2−(5,6
−ジメトキシ−2−ベンゾチエニル)−5−メチル−4
−オキサゾリル]エタノール;2−[2−(5,6−ジ
ヒドロキシ−2−ベンゾチエニル)−5−メチル−4−
オキサゾリル]エタノール;2−[2−(2−ベンゾフ
ラニル)−5−メチル−4−オキサゾリル]エタノー
ル;2−[2−(5−ヒドロキシ−2−ベンゾフラニ
ル)−5−メチル−4−オキサゾリル]エタノール;2
−[2−(6−ヒドロキシ−2,5,7,8−テトラメ
チル−2−クロマニル)−5−メチル−4−オキサゾリ
ル]エタノール;2−ヒドロキシ−2−[2−(6−ヒ
ドロキシ−2,5,7,8−テトラメチル−2−クロマ
ニル)−5−メチル−4−オキサゾリル]エタノールか
ら選ばれる上記(5)記載のオキサゾール誘導体。
【0021】ここで、「縮合複素環基」とは、4乃至6
員の炭素環、好ましくはベンゼン環と環を構成する原子
として炭素原子以外に窒素原子、酸素原子、硫黄原子か
ら選ばれる1乃至3個の複素原子を含む4乃至6員の複
素環が縮合した環であり、環を構成する原子として炭素
原子以外に窒素原子、酸素原子、硫黄原子から選ばれる
1乃至3個の複素原子を含む4乃至6員の複素環同士が
縮合した環であってもよい。具体的にはフロイソキサゾ
リル基、イミダゾチアゾリル基、チエノイソチアゾリル
基、チエノチアゾリル基、チエノチアゾリル基、イミダ
ゾピラゾリル基、シクロペンタピラゾリル基、ピロロピ
ロリル基、シクロペンタチエニル基、チエノチエニル
基、オキサジアゾロピラジニル基、ベンゾフラザニル
基、チアジアゾロピリジニル基、トリアゾロチアジニル
基、トリアゾロピリミジニル基、トリアゾロピリジニル
基、ベンゾトリアゾリル基、オキサゾロピリミジニル
基、オキサゾロピリジニル基、ベンゾオキサゾリル基、
チアゾロピリダジニル基、チアゾロピリミジニル基、ベ
ンゾイソチアゾリル基、ベンゾチアゾリル基、ピラゾロ
トリアジニル基、ピラゾロチアジニル基、イミダゾピラ
ジニル基、プリニル基、ピラゾロピリダジニル基、ピラ
ゾロピリミニジル基、イミダゾピリジニル基、ピラノピ
ラゾリル基、ベンゾイミダゾリル基、インダゾリル基、
ベンゾオキサチオリル基、ベンゾジオキサリル基、ジチ
オロピリミジニル基、ベンゾジチオリル基、インドリジ
ニル基、インドリル基、イソインドリル基、フロピリミ
ジニル基、フロピリジニル基、ベンゾフラニル基、イソ
ベンゾフラニル基、チエノピラジニル基、チエノピリミ
ジニル基、チエノジオキシニル基、チエノピリジニル
基、ベンゾチエニル基、イソベンゾチエニル基、シクロ
ペンタオキサジニル基、シクロペンタフラニル基、ベン
ゾチアジアジニル基、ベンゾトリアジニル基、ピリドオ
キサジニル基、ベンゾオキサジニル基、ピリミドチアジ
ニル基、ベンゾチアジニル基、ピリミドピリダジニル
基、ピリミドピリミジニル基、ピリドピリダジニル基、
ピリドピリミジニル基、シンノリニル基、キナゾリニル
基、キノキサリニル基、ベンゾキサチイニル基、ベンゾ
ジオキシニル基、ベンゾジチイニル基、ナフチリジニル
基、イソキノリニル基、キノリニル基、ベンゾピラニル
基、べンゾチオピラニル基、クロマニル基、イソクロマ
ニル基、インドリニル基等であり、好ましくはベンゾオ
キサゾリル基、ベンゾイソチアゾリル基、ベンゾチアゾ
リル基、ベンゾイミダゾリル基、インダゾリル基、ベン
ゾオキサチオリル基、ベンゾジオキソリル基、ベンゾジ
チオリル基、インドリル基、イソインドリル基、ベンゾ
フラニル基、イソベンゾフラニル基、ベンゾチエニル
基、イソベンゾチエニル基、ベンゾチアジアジニル基、
ベンゾトリアジニル基、ベンゾオキサジニル基、ベンゾ
チアジニル基、シンノリニル基、キナゾリニル基、キノ
キサリニル基、ベンゾキサチイニル基、ベンゾジオキシ
ニル基、ベンゾジチイニル基、イソキノリニル基、キノ
リニル基、ベンゾピラニル基、ベンゾチオピラニル基、
クロマニル基、イソクロマニル基、インドリニル基であ
り、特に好ましくはインドリル基、イソインドリル基、
ベンゾフラニル基、イソベンゾフラニル基、ベンゾチエ
ニル基、イソベンゾチエニル基、イソキノリニル基、キ
ノリニル基、ベンゾピラニル基、ベンゾチオピラニル
基、クロマニル基、イソクロマニル基である。
【0022】「低級アルキル基」とは、炭素原子数1乃
至6個のアルキル基を意味し、具体的にはメチル基、エ
チル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソ
プチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、ペ
ンチル基、イソペンチル基、ネオペンチル基、tert
−ペンチル基、ヘキシル基、イソヘキシル基、ネオヘキ
シル基等である。好ましくは炭素原子数1乃至4個のア
ルキル基で、具体的にはメチル基、エチル基、プロピル
基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec
−ブチル基、tert−ブチル基である。特に好ましく
はメチル基である。
【0023】「置換されてもよい」とは、1乃至5個の
置換基により置換されてもよいことを意味し、該置換基
は同一又は異なってもよい。具体的にはメチル基、エチ
ル基、プロピル基、ブチル基、tert−ブチル基等の
低級アルキル基;メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ
基、ブトキシ基、tert−ブトキシ基等の低級アルコ
キシ基;ハロゲン原子;ニトロ基;シアノ基;水酸基;
ホルミル基、アセチル基、プロピオニル基、ブチリル
基、イソブチリル基、ベンゾイル基、ナフトイル基等の
アシル基;ホルミルオキシ基、アセチルオキシ基、プロ
ピオニルオキシ基、ブチリルオキシ基、イソブチリルオ
キシ基、ベンゾイルオキシ基等のアシルオキシ基;ベン
ジルオキシ基、フェネチルオキシ基、フェニルプロピル
オキシ基等のアラルキルオキシ基;メルカプト基;メチ
ルチオ基、エチルチオ基、プロピルチオ基、ブトキシチ
オ基、イソブトキシチオ基、tert−ブトキシチオ基
等のアルキルチオ基;アミノ基;メチルアミノ基、エチ
ルアミノ基、プロピルアミノ基、イソプロピルアミノ
基、ブチルアミノ基等のアルキルアミノ基;ジメチルア
ミノ基、ジエチルアミノ基、ジプロピルアミノ基、ジイ
ソプロピルアミノ基、ジブチルアミノ基等のジアルキル
アミノ基;メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル
基、プロポキシカルボニル基、イソプロポキシカルボニ
ル基、ブトキシカルボニル基、tert−ブトキシカル
ボニル基等のアルコキシカルボニル基;アミド基;トリ
フルオロメチル基;ホスホリル基;スルホニル基;スル
ホニルオキシ基;スルファモイル基;メチルホスホンア
ミド基、エチルホスホンアミド基、プロピルホスホンア
ミド基、イソプロピルホスホンアミド基等のアルキルホ
スホンアミド基;メチレンジオキシ基;メトキシホスホ
リル基、エトキシホスホリル基、プロポキシホスホリル
基、イソプロポキシホスホリル基等のアルコキシホスホ
リル基;メチルスルホニル基、エチルスルホニル基、プ
ロピルスルホニル基、ブチルスルホニル基、tert−
ブチルスルホニル基等のアルキルスルホニル基;メチル
スルホニルアミノ基、エチルスルホニルアミノ基、プロ
ピルスルホニルアミノ基、ブチルスルホニルアミノ基、
tert−ブチルスルホニルアミノ基等のアルキルスル
ホニルアミノ基等であり、好ましくは水酸基、低級アル
キル基、低級アルコキシ基、アラルキルオキシ基、メル
カプト基、低級アルキルチオ基、ニトロ基、ハロゲン原
子、トリフルオロメチル基、アミノ基、ジアルキルアミ
ノ基、アルキルアミノ基、アシル基、シアノ基、カルバ
モイル基、アシルオキシ基、スルホニル基、カルボキシ
ル基、アルコキシカルボニル基であり、特に好ましくは
水酸基、低級アルキル基、低級アルコキシ基である。
【0024】「医薬上許容し得る塩」とは、上記一般式
(I)で示される新規なチアゾリジン誘導体と無毒性の
塩を形成するものであればいかなるものであってもよい
が、例えばナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属
塩;マグネシウム塩、カルシウム塩等のアルカリ土類金
属塩;アンモニウム塩;トリメチルアミン塩、トリエチ
ルアミン塩、ピリジン塩、ピコリン塩、ジシクロヘキシ
ルアミン塩、N,N’−ジベンジルエチレンジアミン塩
等の有機塩基塩;リジン塩、アルギニン塩等のアミノ酸
塩を挙げることができる。
【0025】本発明化合物は、優れた血糖低下作用、血
中脂質低下作用を有し、糖尿病及び高脂血症の予防及び
治療薬として有用であるばかりでなく、動脈硬化予防薬
としての用途も期待される。一般式(I)で示される本
発明化合物または医薬上許容し得る塩類を有効成分とし
てなる医薬製剤として用いる場合には、通常、それ自体
公知の薬理学的に許容される担体、賦形剤、希釈剤、増
量剤、崩壊剤、安定剤、保存剤、緩衝剤、乳化剤、芳香
剤、着色剤、甘味剤、粘稠剤、矯味剤、溶解補助剤、そ
の他の添加剤、具体的には水、植物油、エタノール又は
ベンジルアルコールのようなアルコール、ポリエチレン
グリコール、グリセロールトリアセテート、ゼラチン、
ラクトース、でんぷん等のような炭水化物、ステアリン
酸マグネシウム、タルク、ラノリン、ワセリン等と混合
して錠剤、丸剤、散剤、顆粒剤、坐剤、注射剤、点眼
剤、液剤、カプセル剤、トローチ剤、エアゾール剤、エ
リキシル剤、懸濁剤、乳剤、シロップ剤等の形態により
経口又は非経口的に投与することができる。投与量は、
疾患の種類及び程度、投与する化合物並びに投与経路、
患者の年齢、性別、体重等により変わり得るが、経口投
与の場合、通常、成人1日当たり化合物(I)を0.0
1〜1000mg、特に0.05〜100mgを投与す
るのが好ましい。
【0026】また、一般式(I)で示される化合物は、
1個又は2個以上の不斉炭素を有しており、1個の場合
は、純粋な光学活性体、その任意の割合の混合物、或は
ラセミ体が存在し、また2個以上の場合には、光学的に
純粋なジアステレオマー、そのラセミ体、或はそれらの
組み合わせ、及び比率が任意の混合物が存在するが、そ
のいずれも本発明の範囲に属するものである。本発明の
化合物は、例えば下記の方法によって合成することがで
きるが、本発明化合物の製造方法はこれらに限定される
ものでないことはもちろんである。
【0027】
【化5】
【0028】(工程1)化合物(III)(式中、R31
ベンジル基等のカルボキシル保護基を意味し、R1及び
2は前述のとおりである)は、アスパラギン酸エステ
ル誘導体である化合物(II)(式中、R1及びR31は前
述のとおりである)をピリジン又はトリエチルアミン等
の塩基及び4−ジメチルアミノピリジンの存在下、無水
酢酸、無水プロピオン酸等の酸無水物中、室温乃至加温
下にて反応させ、水で処理することにより合成すること
ができる。
【0029】(工程2)化合物(IV)(式中、R3はア
ルキル基を意味し、R1及びR2は前述のとおりである)
は、化合物(III)(式中、R1、R2及びR31は前述の
とおりである)を塩酸等の酸性溶媒中、加熱することに
よりN−アセチル基を脱離させ、更に塩化水素等の酸の
存在下、メタノール、エタノール又はプロパノール等の
アルコール溶媒中で反応させてエステル化することによ
り合成することができる。
【0030】(工程3)化合物(VI)(式中、R、
1、R2及びR3は前述のとおりである)は、化合物(I
V)(式中、R1、R2及びR3は前述のとおりである)と
化合物(V)(式中、Yはハロゲン原子を意味し、Rは
前述のとおりである)とをトリエチルアミン、ピリジン
又はN−メチルモルホリン等の塩基存在下に、ベンゼ
ン、トルエン、ジクロロメタン、クロロホルム、エーテ
ル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、アセトニトリ
ル、ジメトキシエタン、ピリジン若しくはアセトン等の
有機溶媒、又はこれらの混合溶媒中で、冷却下乃至室温
下で反応させることにより合成することができる。
【0031】(工程4)化合物(VII)(式中、R、
1、R2及びR3は前述のとおりである)は、化合物(V
I)(式中、R、R1、R2及びR3は前述のとおりであ
る)を硫酸又はp−トルエンスルホン酸等の酸触媒及び
無水酢酸等の脱水剤の存在下、ベンゼン、トルエン、ア
セトニトリル、クロロホルム若しくはテトラヒドロフラ
ン等の有機溶媒又は無溶媒で、室温乃至加温下、好まし
くは加温下に反応させることにより合成することができ
る。
【0032】(工程5)化合物(VIII)(式中、R、R
1及びR2は前述のとおりである)は、化合物(VII)
(式中、R、R1、R2及びR3は前述のとおりである)
を水素化ジイソブチルアルミニウム等の還元剤を用い
て、ベンゼン、トルエン、エーテル、ジオキサン又はテ
トラヒドロフラン等の有機溶媒中で常法により反応させ
ることにより合成することができる。
【0033】(工程6)化合物(IX)(式中、Zはp−
トルエンスルホニルオキシ基、ベンゼンスルホニルオキ
シ基若しくはメタンスルホニルオキシ基等又はハロゲン
原子等の脱離基を意味し、R、R1及びR2は前述のとお
りである)は、化合物(VIII)(式中、R、R1及びR2
は前述のとおりである)とp−トルエンスルホニルクロ
ライド、ベンゼンスルホニルクロライド若しくはメタン
スルホニルクロライド等のスルホニルクロライド類又は
三臭化リン若しくは 塩化チオニル等を、トリエチルア
ミン、4−ジメチルアミノピリジン又はピリジン等の塩
基の存在下に、ベンゼン、トルエン、ジクロロメタン、
クロロホルム、エーテル、ジオキサン、テトラヒドロフ
ラン、アセトニトリル、ジメチルホルムアミド、ジメチ
ルスルホキシド、アセトン若しくは酢酸エチル等の有機
溶媒、若しくはこれらの混合溶媒中又は無溶媒で、冷却
下乃至加温下に反応させることにより合成することがで
きる。
【0034】(工程7)化合物(I)(式中、R、R1
及びR2は前述のとおりである)は、化合物(IX)(式
中、R、R1、R2及びZは前述のとおりである)と5−
(4−ヒドロキシ)ベンジル−2,4−チアゾリジンジ
オン(X)を水素化ナトリウム、水素化カリウム、ナト
リウムアミド、ナトリウムアルコキシド、カリウムアル
コキシド、トリエチルアミン又は荷性ソーダ等の塩基の
存在下にベンゼン、トルエン、ジクロロメタン、クロロ
ホルム、エーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、
アセトニトリル、ジメチルホルムアミド、ジメチルスル
ホキシド、スルホラン又はジメトキシエタン等の有機溶
媒中、冷却下乃至加温下に反応させることにより合成す
ることができる。なお、Rの置換基が水酸基であるよう
な化合物(例えば、5−ヒドロキシベンゾチエニル基、
5,6−ジヒドロキシベンゾチエニル基又は6−ヒドロ
キシ−2,5,7,8−テトラメチルクロマニル基等)
の場合は、置換基としてメトキシ基、ベンジルオキシ基
等を有する化合物(例えば、5−メトキシベンゾチエニ
ル基、5,6−ジメトキシベンゾチエニル基又は6−ベ
ンジルオキシ−2,5,7,8−テトラメチルクロマニ
ル基等)を酸性条件下で加水分解することにより合成す
ることができる。このようにして得られた化合物(I)
は公知の分離精製手段、例えば濃縮、減圧濃縮、溶媒抽
出、晶析、再結晶、クロマトグラフィー等により、単離
精製することができる。以上の方法は特にR1が水素原
子又は低級アルキル基及びR2が低級アルキル基である
場合に有用である。
【0035】また、化合物(I)において、R1が水酸
基である化合物(I’)は、下記の方法によって合成す
ることができる。
【0036】
【化6】
【0037】(工程1’)化合物(XII)は、酢酸等の
酸性溶媒中、アセチルアセトン(XI)に亜硝酸ナトリウ
ム水溶液を加えることにより合成することができる。
【0038】(工程2’)化合物(XIV)(式中、Rは
前述のとおりである)は、ベンゼン、トルエン、ジクロ
ロメタン、クロロホルム、エーテル、ジオキサン、テト
ラヒドロフラン、アセトニトリル、ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルスルホキシド、スルホラン、ジメトキシエ
タン、ピリジン、アセトン若しくは酢酸エチル等の有機
溶媒、水又はこれらの混合溶媒中、化合物(XII)に化
合物(XIII)(式中、Rは前述のとおりである)を酸性
条件下、脱水結合、還元することにより合成することが
できる。
【0039】(工程3’)化合物(XV)(式中、R及び
Yは前述のとおりである)は、化合物(XIV)(式中、
Rは前述のとおりである)にクロロホルム、四塩化炭
素、ベンゼン、トルエン、ジクロロメタン、エーテル、
ジオキサン、無水テトラヒドロフラン、アセトニトリ
ル、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、ス
ルホラン、ジメトキシエタン、ピリジン、アセトン若し
くは酢酸エチル等の溶媒中、30〜60℃で塩素、臭
素、沃素等を加えるか、又はベンゼン、トルエン、ジク
ロロメタン、クロロホルム、エーテル、ジオキサン、無
水テトラヒドロフラン、アセトニトリル、ジメチルホル
ムアミド、ジメチルスルホキシド、スルホラン、ジメト
キシエタン、ピリジン、アセトン若しくは酢酸エチル等
の有機溶媒中、ジブロモメルドラム酸と反応させること
により合成することができる。
【0040】(工程4’)化合物(XVII)(式中、Rは
前述のとおりである)は、化合物(XV)(式中、R及び
Yは前述のとおりである)と5−(4−ヒドロキシ)ベ
ンジル−2,4−チアゾリジンジオン(XVI)を水素化
ナトリウム、水素化カリウム、ナトリウムアミド、ナト
リウムアルコキシド、カリウムアルコキシド、トリエチ
ルアミン、苛性ソーダ、重曹若しくは炭酸ソーダ等の塩
基の存在下又は非存在下にベンゼン、トルエン、ジクロ
ロメタン、クロロホルム、エーテル、ジオキサン、テト
ラヒドロフラン、アセトニトリル、ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルスルホキシド、スルホラン、ジメトキシエ
タン、ピリジン、アセトン若しくは酢酸エチル等の有機
溶媒、水又はこれらの混合溶媒中、 冷却下乃至加温下
に反応させることにより合成することができる。
【0041】(工程5’)化合物(I’)(式中、Rは
前述のとおりである)は、化合物(XVII)(式中、Rは
前述のとおりである)をベンゼン、トルエン、エーテ
ル、ジオキサン又はテトラヒドロフラン等の溶媒中、水
素化ホウ素ナトリウム、水素化アリミニウムリチウム、
水素化ホウ素リチウム又は水素化ジブチルアルミニウム
等の触媒により還元することにより合成することができ
る。なお、Rの置換基が水酸基であるような化合物(例
えば、5−ヒドロキシベンゾチエニル基、5,6−ジヒ
ドロキシベンゾチエニル基又は6−ヒドロキシ−2,
5,7,8−テトラメチルクロマニル基等)の場合は、
置換基としてメトキシ基、ベンジルオキシ基等を有する
化合物(例えば、5−メトキシベンゾチエニル基、5,
6−ジメトキシベンゾチエニル基又は6−ベンジルオキ
シ−2,5,7,8−テトラメチルクロマニル基等)を
酸性条件下で加水分解することにより合成することがで
きる。このようにして得られた化合物(I)は公知の分
離精製手段、例えば濃縮、減圧濃縮、溶媒抽出、晶析、
再結晶、クロマトグラフィー等により、単離精製するこ
とができる。
【0042】以下、実施例を挙げて、本発明を更に具体
的に説明する。
【実施例】
実施例1 工程1)ベンジル 3−アセトアミド−4−オキソペン
タノエートの合成(化合物(III);R1=H、R2=M
e、R31=Bn) L−アスパラギン酸 β−ベンジルエステル(400
g、1.79mol)をトリエチルアミン(748m
l、5.37mol)中に懸濁させ、これに無水酢酸
(676ml、7.16mol)を攪拌下、0℃にて滴
下した。30分攪拌後、氷冷下にて4−ジメチルアミノ
ピリジン(20.0g、0.16mol)を少量ずつ添
加した。次に、室温にて終夜攪拌した後、氷冷下にて氷
を加え、発熱が収まった後、更に水(700ml)を加
えた。7.5N−水酸化カリウム水溶液を少しずつ加
え、pH9とした。酢酸エチル(1000ml)にて3
回抽出し、有機層を1N−塩酸(1000ml)で2
回、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(500ml)で2
回、飽和食塩水(500ml)にて順次洗浄した。硫酸
マグネシウムにて乾燥後、濃縮乾固することによって表
題化合物(390g)を得た。
【0043】工程2)メチル 3−アミノ−4−オキソ
ペンタノエート・塩酸塩の合成(化合物(IV);R1
H、R2=Me、R3=Me) 上記工程1)で合成した化合物(390g、1.50m
ol)に、6N−塩酸(700ml)を加え、2時間還
流下攪拌した。室温まで冷却後、反応液をジクロロメタ
ン(500ml)で2回洗浄し、水層を濃縮乾固した。
氷冷下、これに塩酸性メタノール(1500ml)を加
え、攪拌し、徐々に昇温し、室温にて終夜攪拌した。こ
れを濃縮乾固することによって粗生成物(247g)を
得た。この粗生成物(60g)をイソプロパノールより
再結晶することにより、白色固体として表題化合物(3
0g)を得た。
【0044】工程3)メチル 3−(ベンゾチオフェン
−2−カルボキサミド)−4−オキソペンタノエートの
合成(化合物(VI);R1=H、R2=Me、R3=M
e、R=ベンゾチオフェンー2) 上記工程2)で合成した化合物(9.40g、51.3
mmol)を0℃にてジクロロメタン(200ml)中
に懸濁させ、これにベンゾチオフェン−2−カルボニル
クロライドを添加し、更に攪拌下、N−メチルモルホリ
ン(20.8g、0.2mol)をゆっくり滴下した。
3時間半攪拌した後、水(100ml)を加え、有機層
を分離した。更に水層からジクロロメタン(100m
l)にて有機層を抽出した。抽出した有機層を合わせ、
1N−塩酸水溶液(100ml)及び水(100ml)
にて順次洗浄した後、硫酸マグネシウムにて乾燥した。
濃縮乾固することにより表題化合物(14.0g)を得
た。
【0045】工程4)メチル [2−(2−ベンゾチエ
ニル)−5−メチル−4−オキサゾリル]アセテートの
合成(化合物(VII);R1=H、R2=Me、R3=M
e、R=ベンゾチエニル) 上記工程3)で合成した化合物(14.0g、45.9
mmol)に無水酢酸(70ml)を加え、溶解し、更
に攪拌下、濃硫酸(1.0ml)を滴下した。これを9
0℃にて3時間攪拌した後、室温まで冷却した。反応液
に水(100ml)を加え、飽和炭酸水素ナトリウム水
溶液で中和した後、ジクロロメタン(100ml)で抽
出した。硫酸マグネシウムにて、乾燥後、濃縮乾固する
ことにより表題化合物(12.8g)を得た。
【0046】工程5)2−[2−(2−ベンゾチエニ
ル)−5−メチル−4−オキサゾリル]エタノールの合
成(化合物(VIII);R1=H、R2=Me、R=ベンゾ
チエニル) 窒素気流下、0℃にて水素化ジイソブチルアルミニウム
のトルエン溶液(133ml、133.20mmol)
に、上記工程4)で合成した化合物(12.80g、4
4.40mmol)のトルエン(200ml)溶液を滴
下し、2時間後、メタノール(100ml)を滴下し
た。次に、このゲル状反応混合物に2N−塩酸(700
ml)を加え、溶解し、更に酢酸エチル(500ml)
にて4回抽出した。この抽出した有機層を合わせ、飽和
食塩水(200ml)にて洗浄し、硫酸マグネシウムに
て乾燥した。濃縮乾固することにより表題化合物(2.
60g)を得た。
【0047】工程6)2−[2−(2−ベンゾチエニ
ル)−5−メチル−4−オキサゾリル]−1−エチルト
シレートの合成(化合物(IX);R1=H、R2=Me、
R=ベンゾチエニル、Z=p−トルエンスルホニルオキ
シ) 上記工程5)で合成した化合物(2.30g、8.80
mmol)のジクロロメタン溶液(15ml)にピリジ
ン(10ml)を加え、更に0℃にて、p−トルエンス
ルホニルクロライド(1.76g、9.24mmol)
を徐々に加えた。2時間攪拌した後、希塩酸(30m
l)を加え、中和した。これを分液し、有機層を飽和炭
酸水素ナトリウム水溶液(50ml)、飽和食塩水(5
0ml)にて順次洗浄した。硫酸マグネシウムにて乾燥
後、濃縮乾固することによって表題化合物(3.15
g)を得た。
【0048】工程7)5−[4−[2−[2−(2−ベ
ンゾチエニル)−5−メチル−4−オキサゾリル]エト
キシ]ベンジル]−2,4−チアゾリジンジオンの合成
(化合物(I);R1=H、R2=Me、R=ベンゾチエ
ニル) 窒素気流下、水素化ナトリウム60%油状物(268m
g、6.7mmol)をn−ヘキサン(2ml)で2回
洗浄し、これにジメチルホルムアミド(5ml)を加
え、0℃に冷却した。これに攪拌下、5−(4−ヒドロ
キシベンジル)−2,4−チアゾリジンジオン(1.5
0g、6.70mmol)を徐々に添加した。10分間
攪拌した後、上記工程6)で合成した化合物(2.77
g、6.70mmol)のジメチルホルムアミド溶液
(10ml)を滴下した。室温まで昇温させ、終夜攪拌
した。次に、この溶液に希塩酸(50ml )を加え、
中和した。この溶液に酢酸エチル(100ml)を加
え、分液後、有機層を食塩水(100ml)で洗浄し、
硫酸マグネシウムにて乾燥した。濃縮乾固後、残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒 ヘキサ
ン:酢酸エチル=2:1)にて分離精製することによる
表題化合物(679mg)を得た。
【0049】参考例 工程A)メチル 6−ヒドロキシ−2,5,7,8−テ
トラメチルクロマン−2−カルボネートの合成 トロロックス(98.8g、0.383mol)をメタ
ノール(700ml)に溶解し、これを塩化水素で飽和
させた。1時間後、析出固体を濾取し、メタノール(3
00ml)にて洗浄することによって、白色固体の表題
化合物(97.2g)を得た。
【0050】工程B)メチル 6−ベンジルオキシ−
2,5,7,8−テトラメチルクロマン−2−カルボネ
ートの合成 窒素気流下にて、水素化ナトリウム60%油状物(1
5.44g、0.386mol)をn−ヘキサン(5m
l)で2回洗浄し、これにジメチルホルムアミド(30
0ml)を加え、0℃に冷却した。これに攪拌下、上記
工程A)で合成した化合物(97.1g、0.368m
ol)を加えた。10分間攪拌した後、臭化ベンジル
(45.9ml、0.386mol)を滴下した。1時
間後、反応液を酢酸エチルで抽出し、この抽出液を水、
食塩水で洗浄した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥
後、溶媒を減圧留去し、得られた固体化合物をヘキサン
にて洗浄することにより白色固体の表題化合物(10
7.6g)を得た。
【0051】工程C)6−ベンジルオキシ−2,5,
7,8−テトラメチルクロマン−2−メタノールの合成 窒素気流下、0℃にて水素化ホウ素リチウム(4.61
g、0.211mol)のテトラヒドロフラン(200
ml)懸濁液に上記工程B)で合成した化合物(50.
0g、0.141mol)及びメタノール(6.75
g、0.211mol)のテトラヒドロフラン(300
ml)溶液を同時に滴下した。反応液を1時間還流させ
た後、酢酸エチル、水を加えて反応を終了させた。酢酸
エチルにて希釈し、この希釈液を水、飽和食塩水にて洗
浄した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減
圧留去することにより白色固体の表題化合物(49.0
g)を得た。
【0052】工程D)6−ベンジルオキシ−2,5,
7,8−テトラメチルクロマン−2−ホルムアルデヒド
の合成 窒素気流下、−60℃にてジメチルスルホキシド(2
2.0ml、0.310mol)のジクロロメタン(5
0ml)溶液をオキサジルクロライド(13.34m
l、0.155mol)のジクロロメタン(150m
l)溶液にゆっくり滴下した。この混合液に上記工程
C)で合成した化合物(49.16g、0.141mo
l)のジクロロメタン溶液を滴下した。1時間後トリエ
チルアミン(98.6ml、0.705mol)をゆっ
くり加えた。反応液をジクロロメタン(200ml)に
て希釈し、これを水、1N−塩酸、飽和炭酸水素ナトリ
ウム、飽和食塩水にて洗浄した。有機層を硫酸マグネシ
ウムで乾燥後、溶媒を減圧留去することにより白色固体
の表題化合物(46.5g)を得た。
【0053】実施例2 工程1’)N−ヒドロキシ−2,4−ジオキソ−3−イ
ミノペンタンの合成 アセチルアセトン(48.65g,mol)の酢酸(1
50ml)溶液を亜硝酸ナトリウム(16.77g)水
溶液に加え、終夜室温で攪拌した。これを酢酸エチルで
希釈し、この抽出液を水、飽和食塩水にて洗浄した。有
機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去する
ことにより表題化合物(52.8g)を得た。
【0054】工程2’)2−(6−ヒドロキシ−2,
5,7,8−テトラメチルクロマニル)−4−アセチル
−5−メチルオキサゾールの合成(化合物(XIV);R
=6−ヒドロキシ−2,5,7,8−テトラメチルクロ
マニル) 0℃にて上記参考例工程D)で合成した化合物(46.
5g、0.140mol)及び上記工程1’)で合成し
た化合物(18.5g、0.140mol)の酢酸(1
00ml)溶液を塩化水素にて飽和させた。40分後、
反応混合物をエーテル中に注ぎ、沈殿物を濾取し、残渣
をエーテルで洗浄した。得られた固体化合物を酢酸(2
00ml)に溶解し、亜鉛(42g)を加えた。この混
合物を100℃にて1.5時間攪拌した後、反応混合物
を室温まで冷却した。これを酢酸エチルで希釈し、この
抽出液を水、飽和炭酸水素ナトリウム、飽和食塩水にて
洗浄した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を
減圧留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(展開溶媒 酢酸エチル:ヘキサン=2:
8)にて精製することにより白色固体の表題化合物(1
9.0g)を得た。
【0055】工程3’)2−(6−ベンジルオキシ−
2,5,7,8−テトラメチルクロマニル)−4−ブロ
モアセチル−5−メチルオキサゾールの合成(化合物
(XV);R=6−ベンジルオキシ−2,5,7,8−テ
トラメチルクロマニル、Y=ブロモ) 窒素気流下に
て、水素化ナトリウム60%油状物(1.24g、3
1.1mmol)をn−ヘキサン(2ml)で2回洗浄
し、これにジメチルホルムアミド(100ml)を加
え、0℃に冷却した。これに攪拌下、上記工程2’)で
合成した化合物(9.28g、29.6mmol)を加
えた。10分間攪拌した後、臭化ベンジル(5.32
g、31.1mmol)を滴下した。1時間後、反応液
を酢酸エチルで抽出し、この抽出液を水、食塩水で洗浄
した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧
留去し、得られた固体化合物をヘキサンにて洗浄するこ
とにより白色固体の2−(6−ベンジルオキシ−2,
5,7,8−テトラメチルクロマニル)−4−アセチル
−5−メチルオキサゾール(12.4g)を得た。これ
をエーテル(60ml)に溶解し、更にジブロモメルド
ラム酸(4.45g、14.8mmol)を加え、2日
間室温にて攪拌した。反応液を酢酸エチルにて希釈し、
この希釈液を水、飽和食塩水にて洗浄した。有機層を硫
酸マグネシウムで乾燥した後、溶媒を減圧留去し、得ら
れた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開
溶媒 酢酸エチル:ヘキサン=1:19)にて精製する
ことにより、白色固体として表題化合物(5.54g)
を得た。
【0056】工程4’)5−[4−[2−[2−(6−
ベンジルオキシ−2,5,7,8−テトラメチルクロマ
ニル)−5−メチル−4−オキサゾリル]−2−オキソ
エトキシ]ベンジル]−2,4−チアゾリジンジオンの
合成(化合物(XVII);R=6−ベンジルオキシ−2,
5,7,8−テトラメチルクロマニル) 窒素気流下にて、水素化ナトリウム60%油状物(36
5mg、9.12mmol)をn−ヘキサン(2ml)
で2回洗浄し、これにジメチルホルムアミド(50m
l)を加え、0℃に冷却した。これに攪拌下、5−(4
−ヒドロキシベンジル)−2,4−チアゾリジンジオン
(1.02g、4.56mmol)を加えた。20分間
攪拌した後、上記工程3’)で合成した化合物(2.0
0g、4.15mmol)を滴下した。1時間攪拌した
後、この溶液を酢酸エチルで抽出し、更に抽出液を水、
食塩水で洗浄した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し
た後、溶媒を減圧留去し、得られた固体化合物をヘキサ
ンにて洗浄することにより白色固体の表題化合物(77
0mg)を得た。
【0057】工程5’)5−[4−[2−[2−(6−
ヒドロキシ−2,5,7,8−テトラメチルクロマニ
ル)−5−メチル−4−オキサゾリル]−2−ヒドロキ
シエトキシ]ベンジル]−2,4−チアゾリジンジオン
の合成(化合物(I’);R=6−ヒドロキシ−2,
5,7,8−テトラメチルクロマニル) 上記工程4’)で合成した化合物(770mg)をメタ
ノール−テトラヒドロフラン(20ml、1:1)に溶
解し、これに水素化ホウ素ナトリウム(93mg、2.
46mmol)を少しずつ加えた。1時間、0℃にて攪
拌した後、これを酢酸エチルにて希釈し、この希釈液を
水、飽和食塩水にて洗浄した。有機層を硫酸マグネシウ
ムで乾燥した後、溶媒を減圧留去することにより白色固
体の化合物5−[4−[2−[2−(6−ベンジルオキ
シ−2,5,7,8−テトラメチルクロマニル)−5−
メチル−4−オキサゾリル]−2−ヒドロキシエトキ
シ]ベンジル]−2,4−チアゾリジンジオン(554
mg)を得た。次にこの化合物(550mg、1.23
mmol)をチオアニソール(6ml)に溶解した後、
0℃に冷却した。これにトリフルオロ酢酸(60m
l)、トリフルオロメタンスルホン酸(0.6ml)を
順次加えた。20分後、反応液を減圧留去し、酢酸エチ
ルにて抽出した。この抽出液を水、飽和炭酸水素ナトリ
ウム、飽和食塩水にて洗浄した。有機層を硫酸マグネシ
ウムで乾燥した後、溶媒を減圧留去し、得られた残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒 クロ
ロホルム:メタノール=50:1)にて精製することに
より、白色固体の表題化合物(280mg)を得た。
【0058】実施例3〜9 実施例1と同様にして実施例3乃至9の化合物を得た。
なお、実施例4、実施例6及び実施例8は、実施例1と
同様にして得られた実施例3及び実施例5を加水分解す
ることによって合成した。
【0059】
【表1】
【0060】
【表2】
【0061】また、上記実施例の工程5)における製造
中間体として表3の化合物を得た。
【0062】
【表3】
【0063】本発明は、上記実施例に限定されるもので
はないことは勿論であり、例えば下記表4乃至表22に
示すような化合物も本発明に属するものである.
【0064】
【表4】
【0065】
【表5】
【0066】
【表6】
【0067】
【表7】
【0068】
【表8】
【0069】
【表9】
【0070】
【表10】
【0071】
【表11】
【0072】
【表12】
【0073】
【表13】
【0074】
【表14】
【0075】
【表15】
【0076】
【表16】
【0077】
【表17】
【0078】
【表18】
【0079】
【表19】
【0080】
【表20】
【0081】
【表21】
【0082】
【表22】
【0083】試験例1薬理試験には、遺伝的に肥満、高
血糖、高脂血症の病態を呈する糖尿病マウス(C57B
L/Ksj−db/db、雄、ジャクソン・ラボラトリ
ーズ/日本クレア、13週齢)及び(KK−Ay、雄、
日本クレア、13週齢)を用いた。また、対象として血
糖降下剤CS−045[(±)−5−[4−(6−ヒド
ロキシ−2,5,7,8−テトラメチルクロマン−2−
イル−メトキシ)ベンジル]−2,4−チアゾリジンジ
オン](ダイアベーテス(Diabetes).37
巻.1549頁(1988年)参照)を用いた。第1日
の投与開始直前に、マウスの体重を測定し、血液試料を
採取した。血清グルコース及びトリグリセリドを測定
し、平均体重、平均血清グルコース値及びトリグリセリ
ド値に差がつかないように各群に分けた(一群6−8
匹)。試験試料はすべて0.5%カルボキシメチルセル
ロースナトリウム溶液にて懸濁し、第1、2、3及び4
日に1日2回(2回目の投与は1回目の投与の6時間
後)、経口投与した。ビヒクル対象群は0.5%カルボ
キシメチルセルロースナトリウム溶液を経口投与した。
第5日に再び血液試料を採取し、血清グルコース及びト
リグリセリドを測定した。血液試料は、エーテル麻酔下
において眼底静脈より400μlずつ採取し、氷温下に
維持した。血清に分離(12000回転、5分)後、血
清グルコースをヘキソキナーゼ法(グルコース・HK・
テスト「BMY」:ベーリンガーマンハイム山之内)に
より、血清トリグリセリドを酵素法(トリグリカラーII
I「BMY」:ベーリンガーマンハイム山之内)により
それぞれ測定した。なお、測定機器として自動分析装置
COBAS FARA(ロッシュ社)を用いた。第5日
におけるビヒクル対象群血清グルコース値及び血清トリ
グリセリド値からの各群のパーセント変化を以下のごと
く決定した。
【0084】
【数1】
【0085】
【数2】
【0086】結果を表23に示した。
【0087】
【表23】
【0088】表23に示すごとく、本発明化合物は対象
化合物に比べ、いずれの系統の糖尿病マウスの血清グル
コース値及び血清トリグリセリド値をも顕著に低下させ
た。以上のことより、本発明化合物は優れた血糖及び脂
質低下作用を有し、糖尿病及び高脂血症の予防及び治療
に有効である。更に、糖尿病の合併症の予防及び治療薬
としても期待される。
【0089】
【発明の効果】本発明のチアゾリジン誘導体化合物
(I)及びその塩は新規化合物であり、公知のチアゾリ
ジン誘導体或いは他の糖尿病薬に比べ、極めて強力且つ
毒性の極めて少ない血糖低下作用を有し、糖尿病の治療
薬及び高脂血症治療薬として非常に有用である。また、
本発明化合物は糖尿病合併症、とりわけ動脈硬化の予防
に対してもその有用性が期待される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 413/04 333 //(C07D 417/14 307:78 263:56 277:34) (C07D 417/14 333:52 263:56 277:34) (C07D 417/14 311:72 263:56 277:34) (C07D 413/04 307:78 263:56) (C07D 413/04 333:52 263:56) (C07D 413/04 311:72 263:56) (72)発明者 古川 昇 大阪府高槻市紫町1番1号 日本たばこ産 業株式会社医薬総合研究所内 (72)発明者 柴田 才三 大阪府高槻市紫町1番1号 日本たばこ産 業株式会社医薬総合研究所内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 (式中、Rは置換されてもよい縮合複素環基であり、R
    1は水素原子、水酸基又は低級アルキル基であり、R2
    低級アルキル基である)で表される新規なチアゾリジン
    誘導体又はその医薬上許容し得る塩。
  2. 【請求項2】 Rが炭素環と複素環の縮合した置換され
    てもよい縮合複素環基である請求項1記載の新規なチア
    ゾリジン誘導体又はその医薬上許容し得る塩。
  3. 【請求項3】 Rがベンゼン環と硫黄原子、酸素原子、
    窒素原子から選ばれる1乃至2個の複素原子を含む5乃
    至6員の複素環の縮合した置換されてもよい縮合複素環
    基である請求項1記載の新規なチアゾリジン誘導体又は
    その医薬上許容し得る塩。
  4. 【請求項4】 R1が水素原子又は水酸基であり、R2
    低級アルキル基である請求項1記載の新規なチアゾリジ
    ン誘導体又はその医薬上許容し得る塩。
  5. 【請求項5】 Rがベンゾチエニル基、アルコキシベン
    ゾチエニル基、ヒドロキシベンゾチエニル基、ジアルコ
    キシベンゾチエニル基、ジヒドロキシベンゾチエニル
    基、ベンゾフラニル基、ヒドロキシベンゾフラニル基、
    6−ヒドロキシ−2,5,7,8−テトラメチルクロマ
    ニル基から選ばれる請求項1記載の新規なチアゾリジン
    誘導体又はその医薬上許容し得る塩。
  6. 【請求項6】 一般式 【化2】 (式中、Rは置換されてもよい縮合複素環基であり、R
    1は水素原子、水酸基又は低級アルキル基であり、R2
    低級アルキル基である)で表されるオキサゾール誘導
    体。
  7. 【請求項7】 Rが炭素環と複素環の縮合した置換され
    てもよい縮合複素環基である請求項6記載のオキサゾー
    ル誘導体。
  8. 【請求項8】 Rがベンゼン環と硫黄原子、酸素原子、
    窒素原子から選ばれる1乃至2個の複素原子を含む5乃
    至6員の複素環の縮合した置換されてもよい縮合複素環
    基である請求項6記載のオキサゾール誘導体。
  9. 【請求項9】 Rがベンゾチエニル基、アルコキシベン
    ゾチエニル基、ジアルコキシベンゾチエニル基、ベンゾ
    フラニル基、ヒドロキシベンゾフラニル基、6−ベンジ
    ルオキシ−2,5,7,8−テトラメチルクロマニル基
    から選ばれる請求項6記載のオキサゾール誘導体。
  10. 【請求項10】 R1が水素原子であり、R2が低級アル
    キル基である請求項5記載のオキサゾール誘導体。
  11. 【請求項11】 5−[4−[2−[2−(2−ベンゾ
    チエニル)−5−メチル−4−オキサゾリル]エトキ
    シ]ベンジル]−2,4−チアゾリジンジオン;5−
    [4−[2−[2−(5−メトキシ−2−ベンゾチエニ
    ル)−5−メチル−4−オキサゾリル]エトキシ]ベン
    ジル]−2,4−チアゾリジンジオン;5−[4−[2
    −[2−(5−ヒドロキシ−2−ベンゾチエニル)−5
    −メチル−4−オキサゾリル]エトキシ]ベンジル]−
    2,4−チアゾリジンジオン;5−[4−[2−[2−
    (5,6−ジメトキシ−2−ベンゾチエニル)−5−メ
    チル−4−オキサゾリル]エトキシ]ベンジル]−2、
    4−チアゾリジンジオン;5−[4−[2−[2−
    (5,6−ジヒドロキシ−2−ベンゾチエニル)−5−
    メチル−4−オキサゾリル]エトキシ]ベンジル]−
    2,4−チアゾリジンジオン;5−[4−[2−[2−
    (2−ベンゾフラニル)−5−メチル−4−オキサゾリ
    ル]エトキシ]ベンジル]−2,4−チアゾリジンジオ
    ン;5−[4−[2−[2−(5−ヒドロキシ−2−ベ
    ンゾフラニル)−5−メチル−4−オキサゾリル]エト
    キシ]ベンジル]−2,4−チアゾリジンジオン;5−
    [4−[2−[2−(6−ヒドロキシ−2,5,7,8
    −テトラメチル−2−クロマニル)−5−メチル−4−
    オキサゾリル]エトキシ]ベンジル]−2,4−チアゾ
    リジンジオン;5−[4−[2−ヒドロキシ−2−[2
    −(6−ヒドロキシ−2,5,7,8−テトラメチル−
    2−クロマニル)−5−メチル−4−オキサゾリル]エ
    トキシ]ベンジル]−2,4−チアゾリジンジオンから
    選ばれる請求項1記載の新規なチアゾリジン誘導体又は
    その医薬上許容し得る塩。
  12. 【請求項12】 2−[2−(2−ベンゾチエニル)−
    5−メチル−4−オキサゾリル]エタノール;2−[2
    −(5−メトキシ−2−ベンゾチエニル)−5−メチル
    −4−オキサゾリル]エタノール;2−[2−(5−ヒ
    ドロキシ−2−ベンゾチエニル)−5−メチル−4−オ
    キサゾリル]エタノール;2−[2−(5,6−ジメト
    キシ−2−ベンゾチエニル)−5−メチル−4−オキサ
    ゾリル]エタノール;2−[2−(5,6−ジヒドロキ
    シ−2−ベンゾチエニル)−5−メチル−4−オキサゾ
    リル]エタノール;2−[2−(2−ベンゾフラニル)
    −5−メチル−4−オキサゾリル]エタノール;2−
    [2−(5−ヒドロキシ−2−ベンゾフラニル)−5−
    メチル−4−オキサゾリル]エタノール;2−[2−
    (6−ベンジルオキシ−2,5,7,8−テトラメチル
    −2−クロマニル)−5−メチル−4−オキサゾリル]
    エタノールから選ばれる請求項6記載のオキサゾール誘
    導体。
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