[go: up one dir, main page]

JPH07187420A - シート給送装置及び画像形成装置 - Google Patents

シート給送装置及び画像形成装置

Info

Publication number
JPH07187420A
JPH07187420A JP5354389A JP35438993A JPH07187420A JP H07187420 A JPH07187420 A JP H07187420A JP 5354389 A JP5354389 A JP 5354389A JP 35438993 A JP35438993 A JP 35438993A JP H07187420 A JPH07187420 A JP H07187420A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
suction
section
air
blower
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5354389A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinsuke Unobayashi
伸介 鵜林
Yasuyoshi Yoshida
康美 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP5354389A priority Critical patent/JPH07187420A/ja
Priority to US08/309,141 priority patent/US5645274A/en
Publication of JPH07187420A publication Critical patent/JPH07187420A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Handling Of Cut Paper (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】シート重送や紙づまりを生じないシート給送装
置及び該シート給送装置を備えた画像形成装置を提供す
る。 【構成】複数枚のシートを積載するシート積載手段1
と、該シート積載手段1に積載されたシートをエアの吸
引により吸着する第1のシート吸着部4と、該第1のシ
ート吸着部4よりもシート搬送方向下流側に配置され、
第1のシート吸着部4と協働してシートをエアの吸引に
より吸着する第2のシート吸着部8と、これら第1のシ
ート吸着部4と第2のシート吸着部8の間に配置され、
第1のシート吸着部4及び第2のシート吸着部8に吸着
されたシートを下向きに凸となるように変位させる変位
支点部15aと、前記第1のシート吸着部4及び第2の
シート吸着部8に吸引されたシートを搬送する搬送手段
14と、を備えたシート給送装置Kであって、前記第2
のシート吸着部8のシート吸引力を前記第1のシート吸
着部4のシート吸引力よりも大きくした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、プリンタ、フ
ァクシミリ等の画像形成装置に備えられるシート給送装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機、プリンタ、ファクシミリ
等の画像形成装置に備えられている給紙装置は、給紙ロ
ーラの回転摩擦によって、シート積載トレイ上に積載さ
れたシートの搬送を行う方式のものが一般的である。
【0003】この方式の給紙装置(シート給送装置)に
おいては、ローラの表面をゴム等の弾性体で構成してお
り、その給紙性能は給紙ローラの表面の摩擦係数による
ところが大きい。従って、摩耗による給紙ローラの外形
変化、給紙ローラの材質の経時変化、紙粉の付着等によ
る給紙ローラの表面の摩擦係数の変化等により給紙性能
が安定しなかったり、各種の表面状態の違うシートに対
応しきれないという欠点があった。
【0004】このようなことから、昨今、エアの吸引力
や無端ベルトの搬送力等を利用してシート積載トレイ上
に積載されたシートを吸着し搬送する方式の給紙装置
(以下、エア給紙装置と称す)が提案されている。図6
は、従来提案されている代表的なエア給紙装置の構成を
示す。多数枚のシートSを積載したシート積載トレイ
(シート積載手段)101の上方には、シート搬送部1
00が配置されている。同シート搬送部100は、シー
ト吸着部(シート吸着手段)102と、多数のエア穴1
03Aを有する搬送ベルト103と、エア穴103A及
びシート吸着部102の開口102Aを通して搬送ベル
ト103下のエアを吸引するブロワ104とにより構成
されている。
【0005】シート積載トレイ101上に積載されたシ
ートS先端近傍には、最上位のシートSを浮上させるた
めのエアを噴出させるノズル105と、2枚目以降のシ
ートSにエアを吹き付けて最上位のシートSを1枚だけ
分離させるためのノズル106とが配置されている。各
ノズル105、106はブロワ107に連結され、エア
を供給される。
【0006】本エア給紙装置においてシート積載トレイ
101上に積載されたシートSを給紙するには、まず、
ブロワ107の作用によりノズル105からエアを噴出
させ、シート積載トレイ101上のシートSを数枚浮上
させる。続いてブロワ104の作用によるシート吸着部
102の吸引力で最上位のシートSを搬送ベルト103
のシート吸着面103Bに吸着させる。この後搬送ベル
ト103を矢印方向に回転駆動し、搬送ベルト103に
吸着しているシートSを下流側へ搬送する。このとき、
ブロワ107の作用によりノズル106からシートSの
先端にエアを吹き付け、重送してきたシートSを吹き戻
して分離する。これにより、最上位のシートSを1枚だ
け次の搬送ローラ対108まで搬送する。
【0007】なお、本エア給紙装置においては、ノズル
105からのエアで浮上してシート吸着部102の吸引
力で搬送ベルト103のシート吸着面103Bに吸着さ
れるシートSは、その先端部から後端部までが略水平の
状態で搬送ベルト103のシート吸着面103Bに吸着
するようになっている。
【0008】また、無端状の搬送ベルト103は、シー
ト吸着部102を挟んで配置された2個のローラ10
9、110に巻き掛けられている。ここでは、下流側の
ローラ109がモータ111によって回転駆動する駆動
ローラとされており、上流側のローラ110が従動ロー
ラとされている。
【0009】また、ブロワ107によって生じたエア
は、バルブ112がa位置に切り換えられているとノズ
ル105側に流れ、バルブ112がb位置に切り換えら
れているとノズル106側に流れるようになっている。
【0010】また、シート吸着部102には、バルブ1
13がc位置にあるとブロワ104の作用で吸引力が生
じ、バルブ113がd位置にあると吸引力が生じないよ
うになっている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来例
のようなエア給紙装置において、シートSの分離を行う
ために重要な点は、搬送すべき1枚目のシートS1と分
離すべき2枚目のシートS2との間にノズル106から
噴射するエアを確実に吹き付けることである。図7に示
すように、1枚目のシートS1と2枚目のシートS2と
の間にノズル106からのエアが吹き込まれると、この
部分は正圧となり、2枚目のシートS2には分離を促す
下向きの力が発生し、1枚目のシートS1には搬送ベル
ト103に対する吸着を助ける上向きの力が発生する。
従って、1枚目のシートS1と2枚目のシートS2は分
離する。このように、搬送すべき1枚目のシートS1と
分離すべき2枚目のシートS2の先端に少しでも隙間が
あればそこらからノズル106からのエアがシートS
1、S2間に入り込んで2枚目のシートS2を分離する
ことができる。
【0012】しかし、上記従来例のエア給紙装置のよう
に、ノズル105からのエアで浮上してシート吸着部1
02の吸引力で搬送ベルト103のシート吸着面103
Bに吸着されるシートSが、その先端部から後端部まで
略水平の状態で搬送ベルト103のシート吸着面103
Bに吸着するものにおいては、2枚目のシートS2の分
離が不可能になることがあった。
【0013】すなわち、各シートの繊維の絡み付きやシ
ートの裁断不良等によるバリ等で、1枚目のシートS1
と2枚目のシートS2の先端が図8に示すように密着し
ている場合、1枚目のシートS1と2枚目のシートS2
の間にノズル106からのエアが入り込まず、2枚目の
シートS2の下側が正圧の状態になる。従って、この場
合、2枚目のシートS2の下側からエアが吹き上げる状
態になり、1枚目のシートS1と2枚目のシートS2が
密着するのを助ける力が働いてしまう。特に薄いシート
においては1枚目のシートS1と一緒に2枚目のシート
S2まで、搬送ベルト103のエア穴103Aからのエ
アの吸引力により搬送ベルト103に吸着されてしま
う。このように、先端が完全に密着したシートに対して
は2枚目のシートS2の分離が不可能となり、重送を防
止できないという欠点があった。また、重送を防止しよ
うとしてノズル106からのエア噴出を強くすれば、搬
送すべき1枚目のシートS1まで吹き戻してしまうこと
になる。
【0014】そこで本発明は、上述の如き事情に鑑みて
なされたもので、1枚目のシートと2枚目のシートの先
端が各シートの繊維の絡み付き等によって密着している
ような場合でも、2枚目のシートを1枚目のシートから
確実に分離して重送が生じないようにした給紙装置を提
供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
み成されたものであって、複数枚のシートを積載するシ
ート積載手段(1)と、該シート積載手段(1)に積載
されたシートのシート面に対向して設けられ、エアの吸
引によりシートを吸着する第1のシート吸着部(4)
と、該第1のシート吸着部(4)よりもシート搬送方向
下流側に配置され、第1のシート吸着部(4)と協働し
てシートをエアの吸引により吸着する第2のシート吸着
部(8)と、前記第1のシート吸着部(4)及び第2の
シート吸着部(8)に吸引されたシートを搬送する搬送
手段(14)とを備え、吸着したシートを屈曲させるた
めに、前記第1のシート吸着部(4)と第2のシート吸
着部(8)とを前記シート面から異なる位置にそれぞれ
配置し、前記第2のシート吸着部(8)のシート吸引力
を前記第1のシート吸着部(4)のシート吸引力よりも
大きくしたことを特徴とするものである。
【0016】又、本発明は、前記第1のシート吸着部
(4)と前記第2のシート吸着部(8)のシート吸引圧
力を同圧とし、第2のシート吸着部(8)の吸引用開口
面積(B2)を第1のシート吸着部(4)の吸引用開口
面積(B1)よりも大きくしたことを特徴とするもので
ある。
【0017】更に、前記第1のシート吸着部(4)及び
第2のシート吸着部(8)はそれぞれエア吸引用のブロ
ワ(30,31)を有し、前記第2のシート吸着部
(8)のブロワ(31)の吸引圧力を前記第1のシート
吸着部(4)のブロワ(30)の吸引圧力よりも大きく
したことを特徴とするものである。
【0018】加えて、本発明の画像形成装置は、シート
上に画像を形成する画像形成部(202)と、該画像形
成部(202)にシートを給送する上記のような特徴的
なシート給送装置(K)と、を備えたことを特徴とする
ものである。
【0019】
【作用】本発明は、上記したように、第1のシート吸着
部(4)よりもシート搬送方向下流側に配置される第2
のシート吸着部(8)の吸着力のほうが、第1のシート
吸着部(4)の吸着力よりも強いので、シートを第2の
シート吸着部(8)に確実に吸着でき、シート重送等の
給紙不良のない安定した給紙を可能とする。
【0020】尚、上記カッコ内の符号は、図面と対照す
るためのものであり、何等本発明の構成を限定するため
のものではない。
【0021】
【実施例】
〈実施例1〉以下、本発明を実施例に基づき説明する。
【0022】図1は、電子写真複写機のシート給送装置
としてのエア給紙装置Kである。
【0023】この図1において、1は複数枚のシートを
積載できるシート積載手段としてのシートトレイであ
り、シートはその先端がシート揃えガイド板2に突き当
てられるように積載されている。
【0024】3はシート搬送部である。4は第1のシー
ト吸着部であり、この第1のシート吸着部4は、シート
トレイ1に積載されたシート束に対向した略平面状底面
5、この略平面状底面5にあけられたエア吸引用開口
6、及び吸引チャンバ7とにより構成されている。
【0025】8は第2のシート吸着部であり、この第2
のシート吸着部8は、第1の略平面状底面5に対してシ
ート搬送方向下流側に配置され、所定の角度θを成して
第1の略平面状底面5の上方に変位した第2の略平面状
底面9、この第2の略平面状底面9にあけられたエア吸
引用開口10、及び吸引チャンバ11により構成されて
いる。
【0026】そして、これら第1のシート吸着部4と第
2のシート吸着部8は、エア吸引用のブロワ12に接続
されている。ブロワ12の吸引は、バルブ13によりo
n/off可能となっている。
【0027】又、前記第1のシート吸引部4と第2のシ
ート吸引部8には、これら第1のシート吸引部4と第2
のシート吸引部8の表面を覆うようにしてシートの搬送
手段としての搬送ベルト14が掛け渡されている。そし
て、搬送ベルト14には、複数の吸引孔14aが全周に
均一に多数あけられている。この搬送ベルト14は、ロ
ーラ15、16、17、18により所定の張力で支持さ
れており、図示しない駆動手段により矢印A方向に断続
的に駆動され、シートを搬送する。
【0028】本実施例の場合、第1のシート吸着部4の
吸引用開口6に重なっている搬送ベルト14の吸引孔1
4aの面積の合計B1よりも、第2のシート吸着部8の
吸引用開口10に重なっている搬送ベルト14の吸引孔
14aの面積の合計B2のほうが大きく(この状態を式
で表すと次のようになる。図に示さないがエア吸引用開
口6,10の奥行き方向の長さは等しくJであり、ベル
ト周方向のエア吸引用開口6,10の長さは、搬送ベル
ト14の吸引孔14aの開口率をTとすると、B1=J
×A1×T、B2=J×A2×T、B2>B1とな
る。)、双方(4,8)とも同じブロワ12で吸引して
おり、ダクト内(吸引チャンバ7,11)の圧力はほぼ
等しいので、第2のシート吸着部8のほうが第1のシー
ト吸着部4よりも吸着力が大きい。
【0029】そして、前記ローラ15は、第1の略平面
状底面5と第2の略平面状底面9の交わる位置に配置さ
れ、シートを下向きに変位させるための変位支点部15
aとして機能する。
【0030】19はシートを浮上させるためにエアを噴
出するノズル、20はシートを一枚だけ分離するために
エアを噴出するノズルである。これら、ノズル19,2
0はエア噴出用のブロワ21に接続されている。ノズル
19,20からのエアの噴出は、バルブ22により選択
的に切り換えることができるようになっている。
【0031】23は搬送されてきたシートをさらに下流
側に搬送する一対の搬送ローラである。
【0032】次に、上述のエア給紙装置の作動を説明す
る。
【0033】まず、図示しないソレノイド等の切り換え
手段によりバルブ22がaの位置に切り換えられ、ブロ
ワ21が作動して、ノズル19からシート先端に向けて
エアが噴出する。すると、数枚のシートが吹き上げられ
て浮上する。
【0034】そして、図示しないソレノイド等の切り換
え手段によりバルブ13がcの位置に切り換えられ、ブ
ロワ12が作動し、吸引用開口6,10および吸引孔1
4aを通してエアが吸引される。すると、一番上のシー
トS1は、第1及び第2のシート吸着部4,8に吸引さ
れ、搬送ベルト14に密着する。
【0035】詳しくは、図1に示すように、シートS1
の中央部付近は第1のシート吸着部4に吸着され、シー
トS1の先端付近は第2のシート吸着部8に吸着され
る。このとき、シートS1は、そのシートS1のコシ
(弾性力)に抗して作用する第1及び第2のシート吸着
部の吸着力により、変位支点部15aを支点にして屈曲
し、シートS1の先端及び中央部が共に搬送ベルト14
に密着する。
【0036】つまり、シートS1は、略平面状底面5,
9にならい、変位支点部15aを支点とした下側に凸の
『く』の字状になる。このとき、2枚目のシートS2が
シートS1と密着していたとする。この場合、シートS
2の中央部付近はシートS1に概ねならっている。
【0037】ところが、第2のシート吸着部8の表面が
シートS1で覆われているため、シートS2の先端付近
にはその第2のシート吸着部8の吸着力が働かない。し
たがって、シートのコシが勝って、シートS2は変位支
点部15aを支点にして屈曲せずに平面状態を維持し、
シート先端が分離し、シートS1とシートS2の間に隙
間eができる。
【0038】その後、図示しない駆動手段により搬送ベ
ルト14が駆動され、シートS1はその搬送ベルト14
により矢印A方向に搬送される。それと同時に、バルブ
22がbの位置に切り換わり、ノズル20からシートS
1とシートS2の隙間eにエアが吹き込まれ、シートS
2は安定して分離する。
【0039】もしも、シートS1とシートS2が分離し
た後に何らかの要因によって、両者S1,S2の一部が
接触し、両者S1,S2が重送されそうになった場合
は、シートS2がシート揃えガイド板2によって止めら
れるので、シートS1のみが下流に向けて搬送され、そ
のシートS1が搬送ローラ対23に渡される。
【0040】図2は、コシの強いシートS1を給紙する
エア給紙装置Kの作動状態を示すものである。
【0041】この場合、エア給紙装置Kは、第1及び第
2のシート吸着部4,8双方にシートS1を同時に吸着
できない場合があるが、第2のシート吸着部8の吸着力
のほうが第1のシート吸着部4の吸着力よりも強いの
で、シートS1を第2のシート吸着部8のみに完全に吸
着し、シートS1を第1のシート吸着部4に多少近づか
せるものの、そのシートS1を第1のシート吸着部4に
完全には吸着できない。
【0042】吸着したシートS1を搬送する力は第2の
シート吸着部8による吸着力から得られ、第2のシート
吸着部8は完全にシートS1を吸着しているので、シー
ト搬送方向下流側のシートS1先端はシート揃えガイド
板2の上を越えて搬送ローラ対23に渡っていく。
【0043】シートS1は、変位支点部15aを支点と
し、多少であるが、下側に凸の『く』の字状になってい
るので、もしも、2枚目のシートS2がシートS1と密
着していた場合でも、図1の場合と同様にして2枚目の
シートS2がシートS1から分離される。 〈実施例2〉次に第2の実施例について説明する。
【0044】前記第1の実施例と同様の部分は、同じ記
号をもって説明を省略する。
【0045】図3は、本発明の第2の実施例を示すエア
給紙装置Kである。
【0046】30は第1のシート吸着部4に接続されて
エアを吸引する第1吸引ブロワ、31は第2のシート吸
着部8に接続されてエアを吸引する第2吸引ブロワであ
る。本実施例は、第1吸引ブロワ30により低下した吸
引チャンバ7内の気圧をP1、第2吸引ブロワ31によ
り低下した吸引チャンバ10内の気圧をP2とし、前述
の定義と同じく、B1,B2を、第1,第2のシート吸
着部4,8の吸引用開口6,10に重なっている搬送ベ
ルト14の吸引孔14aの面積の合計B1,B2とする
と、P1×B1<P2×B2を満たすようになってい
る。32は第1吸引ブロワ30の吸引をON/OFFす
る第1バルブ、33は第2吸引ブロワ31の吸引をON
/OFFする第2バルブである。
【0047】第1の実施例のブロワ12と本実施例の第
1,第2吸引ブロワ30,31は、同じタイミングで吸
引を行う。又、第1の実施例のバルブ12と本実施例の
第1,第2バルブ32,33は、同じタイミングで吸引
のON/OFFを行う。
【0048】以上の構成にすることにより、下記のよう
に作動する。
【0049】即ち、本実施例のエア給紙装置Kは、コシ
の強いシート以外のシートを給紙する場合、第1の実施
例のように給紙する(図3)。
【0050】一方、本実施例のエア給紙装置Kは、コシ
の強いシートを給紙する場合は、図4に示すように、第
1の実施例と同様に、第2のシート吸着部8の吸着力が
第1のシート吸着部4の吸着力よりも大きく、第2のシ
ート吸着部8が完全にシートS1を吸着しているので、
シート搬送方向下流側のシートS1先端がシート揃えガ
イド板2の上を越えて搬送ローラ対23に渡っていく。
【0051】シートS1は、変位支点部15aを支点と
し、多少であるが、下側に凸の『く』の字状になってい
るので、もしも、2枚目のシートS2がシートS1と密
着していた場合でも、図3の場合と同様に2枚目のシー
トS2がシートS1から分離される。
【0052】尚、各シート吸着部4,8に対応する吸引
孔14aの面積の合計B1,B2を同一とし、第2の吸
引ブロワ31の吸引力を第1の吸引ブロワ30の吸引力
より大きく設定することにより、同じ作用をさせてもよ
い。
【0053】次に、上述各実施例のエア給紙装置Kを取
り付けた画像形成装置(複写装置)の一例について、図
5に沿って説明する。
【0054】装置本体200には、原稿載置台206、
光源207、レンズ系208、給紙部209、画像形成
部202等が取り付けられている。このうちの給紙部2
09は、シートSを収納して装置本体200に着脱自在
なカセット210,211、を有しており、またぺディ
スタル212に配置されたシート積載トレイ(シート積
載部)1を有している。なお、このシート積載トレイ1
の上方には、上記各実施例において述べたエア給紙装置
Kが配置されている。一方、画像形成部202には、円
筒状の感光体214、トナーを収容した現像器215、
転写用帯電器216、分離帯電器217、クリーナ21
8、一次帯電器219等が配置されている。さらに、画
像形成部202の下流側には、搬送装置(搬送部)22
0、定着装置(定着部)204、及び排出ローラ205
等が配設されている。
【0055】ついで、この画像形成装置の作動を説明す
る。
【0056】いま、装置本体200に設けられている制
御装置(不図示)から給紙信号が出力されると、その信
号に応じてカセット210,211又はシート積載トレ
イ1からシートSが選択的に給送される(シート積載ト
レイ1からのシート給送については上記各実施例にて既
述)。一方、光源207から原稿載置台206に載置さ
れている原稿Dに照射され反射された光は、レンズ系2
08を介して感光体214に照射される。ここで、感光
体214は予め一次帯電器219によって帯電されてい
るため、光が照射されることにより静電潜像が形成さ
れ、次いで現像器215によってトナー像が形成され
る。
【0057】そして、給紙部209から給送されたシー
トSは、レジストローラ201で斜行が補正され、さら
にタイミングが合わされて画像形成部202へ送られ
る。この画像形成部202では、転写用帯電器216に
よって送られてきたシートSに感光体214のトナー像
が転写され、転写終了後のシートSは、分離帯電器21
7によって転写用帯電器216と逆極性に帯電されて感
光体214から分離される。
【0058】そして、分離されたシートSは、搬送装置
220により定着装置204に搬送されて、定着装置2
04によりシートS上の未定着転写画像が永久定着され
る。さらに、画像が定着されたシートSは、排出ローラ
205によって装置本体200から排出される。
【0059】なお、上述した第1実施例乃至第2実施例
においては、いずれも積載されたシートのうちの最上位
のシートを分離給送するようにしているが、もちろんこ
れに限る必要はなく、積載されたシートの下方にエア給
紙装置を配置して最下位のシートを分離給送するように
してもよい。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のシート給
送装置は、第1のシート吸着部よりもシート搬送方向下
流側に配置された第2のシート吸着部の吸着力を、第1
のシート吸着部の吸着力よりも大きくし、シートを第2
のシート吸着部に確実に吸着できるようにしてあるの
で、シート重送や紙づまり等の給紙不良を生じることが
なく、安定した給紙を可能とする。
【0061】又、このようなシート給送装置を使用した
画像形成装置は、シートの給紙不良がないので、画像形
成部で確実に画像を形成でき、該装置の信頼性を格段に
向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すシート給送装置の
断面図。
【図2】同装置の作動状態図。
【図3】本発明の第2の実施例を示すシート給送装置の
断面図。
【図4】同装置の作動状態図。
【図5】上記各実施例のシート給送装置を適用した画像
形成装置の構造を示す縦断面図。
【図6】従来の装置を示す断面図。
【図7】従来の装置の作動状態図。
【図8】従来の装置の作動不良状態図。
【符号の説明】
1 シート積載手段 4 第1のシート吸着部 8 第2のシート吸着部 14 搬送手段(搬送ベルト) 30,31 ブロワ 202 画像形成部 B1 吸引用開口面積(第1のシート吸着部の) B2 吸引用開口面積(第2のシート吸着部の) K シート給送装置(エア給紙装置)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚のシートを積載するシート積載手
    段と、 該シート積載手段に積載されたシートのシート面に対向
    して設けられ、エアの吸引によりシートを吸着する第1
    のシート吸着部と、 該第1のシート吸着部よりもシート搬送方向下流側に配
    置され、第1のシート吸着部と協働してシートをエアの
    吸引により吸着する第2のシート吸着部と、 前記第1のシート吸着部及び第2のシート吸着部に吸引
    されたシートを搬送する搬送手段と、 を備え、 吸着したシートを屈曲させるために、前記第1のシート
    吸着部と第2のシート吸着部とを前記シート面から異な
    る位置にそれぞれ配置し、 前記第2のシート吸着部のシート吸引力を前記第1のシ
    ート吸着部のシート吸引力よりも大きくしたことを特徴
    とするシート給送装置。
  2. 【請求項2】 前記第1のシート吸着部と前記第2のシ
    ート吸着部のシート吸引圧力を同圧とし、第2のシート
    吸着部の吸引用開口面積を第1のシート吸着部の吸引用
    開口面積よりも大きくしたことを特徴とする請求項1記
    載のシート給送装置。
  3. 【請求項3】 前記第1のシート吸着部及び第2のシー
    ト吸着部はそれぞれエア吸引用のブロワを有し、前記第
    2のシート吸着部のブロワの吸引圧力を前記第1のシー
    ト吸着部のブロワの吸引圧力よりも大きくしたことを特
    徴とする請求項1記載のシート給送装置。
  4. 【請求項4】 シート上に画像を形成する画像形成部
    と、 該画像形成部にシートを給送する請求項1乃至請求項3
    のいずれか1項記載のシート給送装置と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
JP5354389A 1993-09-22 1993-12-27 シート給送装置及び画像形成装置 Pending JPH07187420A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5354389A JPH07187420A (ja) 1993-12-27 1993-12-27 シート給送装置及び画像形成装置
US08/309,141 US5645274A (en) 1993-09-22 1994-09-20 Sheet supply apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5354389A JPH07187420A (ja) 1993-12-27 1993-12-27 シート給送装置及び画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07187420A true JPH07187420A (ja) 1995-07-25

Family

ID=18437236

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5354389A Pending JPH07187420A (ja) 1993-09-22 1993-12-27 シート給送装置及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07187420A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1134310A (ja) * 1997-07-23 1999-02-09 Canon Inc インクジェット記録方法及び装置
JP2007137533A (ja) * 2005-11-15 2007-06-07 Nec Corp 紙葉類供給装置及び紙葉類供給方法
JP2015145299A (ja) * 2014-02-03 2015-08-13 富士ゼロックス株式会社 給紙装置、画像形成装置
CN114211875A (zh) * 2021-12-03 2022-03-22 济南蓝海印刷有限公司 一种软包装印刷品在线检测装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1134310A (ja) * 1997-07-23 1999-02-09 Canon Inc インクジェット記録方法及び装置
JP2007137533A (ja) * 2005-11-15 2007-06-07 Nec Corp 紙葉類供給装置及び紙葉類供給方法
JP2015145299A (ja) * 2014-02-03 2015-08-13 富士ゼロックス株式会社 給紙装置、画像形成装置
CN114211875A (zh) * 2021-12-03 2022-03-22 济南蓝海印刷有限公司 一种软包装印刷品在线检测装置
CN114211875B (zh) * 2021-12-03 2024-04-16 济南蓝海印刷有限公司 一种软包装印刷品在线检测装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7677553B2 (en) Sheet feeding apparatus and image forming apparatus
JP2738532B2 (ja) シート給送装置
JP2578812B2 (ja) 上側シ−ト給送装置
JP2541526B2 (ja) シ―ト給送装置
JPH02265871A (ja) 再給紙装置
JP3220541B2 (ja) 給紙装置及び画像形成装置
JPH0742002B2 (ja) 上側真空波形シ−ト給送装置
JP2788382B2 (ja) 給紙装置
JPH07101575A (ja) シート給送装置及び画像形成装置
JPH07187420A (ja) シート給送装置及び画像形成装置
JPH11100138A (ja) シート給送装置及び画像形成装置
JPH09142683A (ja) 給紙装置
JP2000177865A (ja) シート供給装置と該装置を備えた画像形成装置
JPH07133030A (ja) 給紙装置及び該給紙装置を備えた画像形成装置
JP3566316B2 (ja) 給紙装置及び画像形成装置
JP3253196B2 (ja) シート給送装置及び画像形成装置
JPH0789623A (ja) シート給送装置及びシート物性検知装置
JPH10194492A (ja) シート給送装置及び画像形成装置
JPH1179441A (ja) 給紙装置及び画像形成装置
JP2002145470A (ja) 用紙搬送装置
JPH09194059A (ja) シート給送装置及びシート処理装置
JP3058237B2 (ja) シート給送装置及び画像形成装置
JPH1035927A (ja) シート給送装置及びシート処理装置
JP3431834B2 (ja) 用紙搬送装置
JPH1095543A (ja) シート給送装置及び画像読取り装置及び画像形成装置