JPH07183411A - 積層ゲート型不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents
積層ゲート型不揮発性半導体記憶装置Info
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- JPH07183411A JPH07183411A JP6032818A JP3281894A JPH07183411A JP H07183411 A JPH07183411 A JP H07183411A JP 6032818 A JP6032818 A JP 6032818A JP 3281894 A JP3281894 A JP 3281894A JP H07183411 A JPH07183411 A JP H07183411A
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10B—ELECTRONIC MEMORY DEVICES
- H10B41/00—Electrically erasable-and-programmable ROM [EEPROM] devices comprising floating gates
- H10B41/40—Electrically erasable-and-programmable ROM [EEPROM] devices comprising floating gates characterised by the peripheral circuit region
-
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- H10B—ELECTRONIC MEMORY DEVICES
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- H10B41/42—Simultaneous manufacture of periphery and memory cells
- H10B41/43—Simultaneous manufacture of periphery and memory cells comprising only one type of peripheral transistor
- H10B41/48—Simultaneous manufacture of periphery and memory cells comprising only one type of peripheral transistor with a tunnel dielectric layer also being used as part of the peripheral transistor
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Semiconductor Memories (AREA)
- Non-Volatile Memory (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 段差を小さくして、信頼性を高めると共に高
集積化を可能にし、製造工程を簡略にして、製造コスト
を低くし、メモリセル面積を縮小して、更なる高集積化
を可能にする。 【構成】 記憶トランジスタ13における浮遊ゲート電
極及び制御ゲート電極が、周辺回路トランジスタ19に
おける制御ゲート電極を構成している多結晶Si膜24
及びWSix 膜31と夫々同一層の導電膜から成ってい
る。このため、多結晶Si膜24及びWSix 膜31で
制御ゲート電極等が形成されている構造に比べて、記憶
トランジスタ13の段差が小さくて平坦化が容易であ
り、製造工程も簡略である。
集積化を可能にし、製造工程を簡略にして、製造コスト
を低くし、メモリセル面積を縮小して、更なる高集積化
を可能にする。 【構成】 記憶トランジスタ13における浮遊ゲート電
極及び制御ゲート電極が、周辺回路トランジスタ19に
おける制御ゲート電極を構成している多結晶Si膜24
及びWSix 膜31と夫々同一層の導電膜から成ってい
る。このため、多結晶Si膜24及びWSix 膜31で
制御ゲート電極等が形成されている構造に比べて、記憶
トランジスタ13の段差が小さくて平坦化が容易であ
り、製造工程も簡略である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本願の発明は、浮遊ゲート電極を
有している第1の絶縁ゲート電界効果トランジスタと浮
遊ゲート電極を有していない第2の絶縁ゲート電界効果
トランジスタとを有する積層ゲート型不揮発性半導体記
憶装置に関するものである。
有している第1の絶縁ゲート電界効果トランジスタと浮
遊ゲート電極を有していない第2の絶縁ゲート電界効果
トランジスタとを有する積層ゲート型不揮発性半導体記
憶装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は、NOR型のEPROMやフラッ
シュEEPROM等のメモリ部11を示している。これ
らのNOR型不揮発性半導体記憶装置では、半導体基板
の表面にフィールド絶縁膜12が選択的に設けられて素
子分離領域が区画されており、フィールド絶縁膜12に
囲まれている素子活性領域の表面にゲート絶縁膜(図示
せず)が設けられている。
シュEEPROM等のメモリ部11を示している。これ
らのNOR型不揮発性半導体記憶装置では、半導体基板
の表面にフィールド絶縁膜12が選択的に設けられて素
子分離領域が区画されており、フィールド絶縁膜12に
囲まれている素子活性領域の表面にゲート絶縁膜(図示
せず)が設けられている。
【0003】メモリセルに対応する記憶トランジスタ1
3のチャネル領域上には、ゲート絶縁膜を介して浮遊ゲ
ート電極14が設けられており、この浮遊ゲート電極1
4上には、容量結合用の絶縁膜(図示せず)を介して制
御ゲート電極15が積層されている。浮遊ゲート電極1
4及び制御ゲート電極15の両側の素子活性領域には、
記憶トランジスタ13のソース及びドレインとしての拡
散層16が設けられている。
3のチャネル領域上には、ゲート絶縁膜を介して浮遊ゲ
ート電極14が設けられており、この浮遊ゲート電極1
4上には、容量結合用の絶縁膜(図示せず)を介して制
御ゲート電極15が積層されている。浮遊ゲート電極1
4及び制御ゲート電極15の両側の素子活性領域には、
記憶トランジスタ13のソース及びドレインとしての拡
散層16が設けられている。
【0004】制御ゲート電極15等は層間絶縁膜(図示
せず)に覆われており、ドレインとしての拡散層16に
達するコンタクト孔17が層間絶縁膜等に開孔されてい
る。そして、このコンタクト孔17を介して、ドレイン
としての拡散層16にビット線(図示せず)がコンタク
トしている。
せず)に覆われており、ドレインとしての拡散層16に
達するコンタクト孔17が層間絶縁膜等に開孔されてい
る。そして、このコンタクト孔17を介して、ドレイン
としての拡散層16にビット線(図示せず)がコンタク
トしている。
【0005】図5は、図4に示したNOR型不揮発性半
導体記憶装置である本願の発明の第1従来例を製造する
ための方法を、メモリ部11の記憶トランジスタ13と
周辺回路部18の周辺回路トランジスタ19とについて
示している。この製造方法では、図5(a)に示す様
に、P型のSi基板21の表面にフィールド絶縁膜12
としてのSiO2 膜22をLOCOS法で選択的に形成
して素子分離領域を区画し、SiO2 膜22に囲まれて
いる素子活性領域の表面にゲート絶縁膜としてのSiO
2 膜23を形成する。
導体記憶装置である本願の発明の第1従来例を製造する
ための方法を、メモリ部11の記憶トランジスタ13と
周辺回路部18の周辺回路トランジスタ19とについて
示している。この製造方法では、図5(a)に示す様
に、P型のSi基板21の表面にフィールド絶縁膜12
としてのSiO2 膜22をLOCOS法で選択的に形成
して素子分離領域を区画し、SiO2 膜22に囲まれて
いる素子活性領域の表面にゲート絶縁膜としてのSiO
2 膜23を形成する。
【0006】その後、CVD法で多結晶Si膜24を全
面に堆積させ、POCl3 の蒸気に曝してこの蒸気から
リンを熱拡散させるプレデポジション法で多結晶Si膜
24にリンを添加する。そして、多結晶Si膜24に対
するRIEで、後に形成する制御ゲート電極14の延在
方向と垂直な方向に延在する縞状の多結晶Si膜24を
メモリ部11にのみ残す。
面に堆積させ、POCl3 の蒸気に曝してこの蒸気から
リンを熱拡散させるプレデポジション法で多結晶Si膜
24にリンを添加する。そして、多結晶Si膜24に対
するRIEで、後に形成する制御ゲート電極14の延在
方向と垂直な方向に延在する縞状の多結晶Si膜24を
メモリ部11にのみ残す。
【0007】次に、図5(b)に示す様に、ONO膜2
5を全面に形成し、図5(c)に示す様に、メモリ部1
1のみをレジスト26で覆って、周辺回路部18のON
O膜25を除去する。但し、この時、周辺回路部18の
SiO2 膜23も除去される。そこで、図5(d)に示
す様に、周辺回路部16の素子活性領域の表面にゲート
絶縁膜としてのSiO2 膜23を再び形成してから、全
面に多結晶Si膜27を堆積させ且つリンを添加する。
5を全面に形成し、図5(c)に示す様に、メモリ部1
1のみをレジスト26で覆って、周辺回路部18のON
O膜25を除去する。但し、この時、周辺回路部18の
SiO2 膜23も除去される。そこで、図5(d)に示
す様に、周辺回路部16の素子活性領域の表面にゲート
絶縁膜としてのSiO2 膜23を再び形成してから、全
面に多結晶Si膜27を堆積させ且つリンを添加する。
【0008】次に、図5(e)に示す様に、WSix 膜
31等のシリサイド膜を全面に堆積させて、多結晶Si
膜27とWSix 膜31とでポリサイド膜32を形成す
る。そして、記憶トランジスタ13の制御ゲート電極1
5及び周辺回路トランジスタ19の制御ゲート電極のパ
ターンに、レジスト33を加工する。
31等のシリサイド膜を全面に堆積させて、多結晶Si
膜27とWSix 膜31とでポリサイド膜32を形成す
る。そして、記憶トランジスタ13の制御ゲート電極1
5及び周辺回路トランジスタ19の制御ゲート電極のパ
ターンに、レジスト33を加工する。
【0009】次に、図5(f)に示す様に、レジスト3
3をマスクにしてポリサイド膜32とONO膜25とを
連続的にエッチングし、レジスト33を剥離した後、別
のレジスト(図示せず)で周辺回路部18のみを覆った
状態で、WSix 膜31等ををマスクにしてメモリ部1
1の多結晶Si膜24をエッチングする。そして、WS
ix 膜31等をマスクにしてSi基板21中にN+ 拡散
層34を形成して、記憶トランジスタ13及び周辺回路
トランジスタ19を完成させる。その後、更に従来公知
の工程を実行する。
3をマスクにしてポリサイド膜32とONO膜25とを
連続的にエッチングし、レジスト33を剥離した後、別
のレジスト(図示せず)で周辺回路部18のみを覆った
状態で、WSix 膜31等ををマスクにしてメモリ部1
1の多結晶Si膜24をエッチングする。そして、WS
ix 膜31等をマスクにしてSi基板21中にN+ 拡散
層34を形成して、記憶トランジスタ13及び周辺回路
トランジスタ19を完成させる。その後、更に従来公知
の工程を実行する。
【0010】以上の様にして製造した第1従来例におけ
るメモリ部11の記憶トランジスタ13では、多結晶S
i膜24が浮遊ゲート電極14になっており、ONO膜
25が容量結合用の絶縁膜になっており、ポリサイド膜
32が制御ゲート電極15になっている。また、周辺回
路部18の周辺回路トランジスタ19では、ポリサイド
膜32が制御ゲート電極になっている。
るメモリ部11の記憶トランジスタ13では、多結晶S
i膜24が浮遊ゲート電極14になっており、ONO膜
25が容量結合用の絶縁膜になっており、ポリサイド膜
32が制御ゲート電極15になっている。また、周辺回
路部18の周辺回路トランジスタ19では、ポリサイド
膜32が制御ゲート電極になっている。
【0011】図6は、8段のNAND型のEPROMや
フラッシュEEPROM等のメモリ部11を示してい
る。これらの8段のNAND型不揮発性半導体記憶装置
では、8個の記憶トランジスタ13が拡散層16を順次
に共有して直列に配置されており、8個の記憶トランジ
スタ13の両側に更に1個ずつの選択トランジスタ35
が直列に配置されている。
フラッシュEEPROM等のメモリ部11を示してい
る。これらの8段のNAND型不揮発性半導体記憶装置
では、8個の記憶トランジスタ13が拡散層16を順次
に共有して直列に配置されており、8個の記憶トランジ
スタ13の両側に更に1個ずつの選択トランジスタ35
が直列に配置されている。
【0012】各記憶トランジスタ13には、上述のNO
R型不揮発性半導体記憶装置の場合と同様に制御ゲート
電極15の他に浮遊ゲート電極14も設けられている
が、選択トランジスタ35には、制御ゲート電極15し
か設けられていない。ビット線用のコンタクト孔17
は、一方の選択トランジスタ35の記憶トランジスタ1
3とは反対側の拡散層16上に設けられている。
R型不揮発性半導体記憶装置の場合と同様に制御ゲート
電極15の他に浮遊ゲート電極14も設けられている
が、選択トランジスタ35には、制御ゲート電極15し
か設けられていない。ビット線用のコンタクト孔17
は、一方の選択トランジスタ35の記憶トランジスタ1
3とは反対側の拡散層16上に設けられている。
【0013】図7は、図6に示したNAND型不揮発性
半導体記憶装置である本願の発明の第2従来例のうち
で、選択トランジスタ35を示している。この第2従来
例の記憶トランジスタ13では、ゲート絶縁膜であるS
iO2 膜23上の多結晶Si膜36、SiO2 膜37及
び多結晶Si膜38が、夫々浮遊ゲート電極14、容量
結合用の絶縁膜及び制御ゲート電極15になっている。
半導体記憶装置である本願の発明の第2従来例のうち
で、選択トランジスタ35を示している。この第2従来
例の記憶トランジスタ13では、ゲート絶縁膜であるS
iO2 膜23上の多結晶Si膜36、SiO2 膜37及
び多結晶Si膜38が、夫々浮遊ゲート電極14、容量
結合用の絶縁膜及び制御ゲート電極15になっている。
【0014】このため、図7に示す様に、選択トランジ
スタ35では、多結晶Si膜38を多結晶Si膜36の
分路にして、これら2層の多結晶Si膜36、38で制
御ゲート電極15を構成している。即ち、メモリ部11
の所定位置で多結晶Si膜38及びSiO2 膜37にコ
ンタクト孔41を設け、このコンタクト孔41を覆って
形成したAl膜42を介して、多結晶Si膜36、38
同士を電気的に接続している。
スタ35では、多結晶Si膜38を多結晶Si膜36の
分路にして、これら2層の多結晶Si膜36、38で制
御ゲート電極15を構成している。即ち、メモリ部11
の所定位置で多結晶Si膜38及びSiO2 膜37にコ
ンタクト孔41を設け、このコンタクト孔41を覆って
形成したAl膜42を介して、多結晶Si膜36、38
同士を電気的に接続している。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図5に示し
た第1従来例では、図5(f)からも明らかな様に、周
辺回路トランジスタ19における段差に比べて記憶トラ
ンジスタ13における段差が大きい。このため、コンタ
クト孔17のアスペクト比が大きくて、信頼性が低い。
また、平坦化が容易ではないので、多層配線化による高
集積化も困難である。しかも、2層の多結晶Si膜2
4、27を形成する必要があるので、通常の絶縁ゲート
電界効果トランジスタに比べて、製造工程が多くて、製
造コストが高い。
た第1従来例では、図5(f)からも明らかな様に、周
辺回路トランジスタ19における段差に比べて記憶トラ
ンジスタ13における段差が大きい。このため、コンタ
クト孔17のアスペクト比が大きくて、信頼性が低い。
また、平坦化が容易ではないので、多層配線化による高
集積化も困難である。しかも、2層の多結晶Si膜2
4、27を形成する必要があるので、通常の絶縁ゲート
電界効果トランジスタに比べて、製造工程が多くて、製
造コストが高い。
【0016】また、図7に示した第2従来例では、多結
晶Si膜36、38同士を電気的に接続するために、コ
ンタクト孔41及びAl膜42が必要である。ところ
が、図7(b)からも明らかな様に、多結晶Si膜3
6、38に比べてパターニングの容易でないAl膜42
では多結晶Si膜36、38よりもピッチを大きくする
必要があり、また段差被覆性の良くないAl膜42のた
めにコンタクト孔41の寸法を大きくする必要がある。
従って、この第2従来例では、メモリセル面積を縮小し
て高集積化を図ることが困難である。
晶Si膜36、38同士を電気的に接続するために、コ
ンタクト孔41及びAl膜42が必要である。ところ
が、図7(b)からも明らかな様に、多結晶Si膜3
6、38に比べてパターニングの容易でないAl膜42
では多結晶Si膜36、38よりもピッチを大きくする
必要があり、また段差被覆性の良くないAl膜42のた
めにコンタクト孔41の寸法を大きくする必要がある。
従って、この第2従来例では、メモリセル面積を縮小し
て高集積化を図ることが困難である。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1の積層ゲート型
不揮発性半導体記憶装置は、チャネル領域上に第1の絶
縁膜23を介して浮遊ゲート電極14が設けられてお
り、この浮遊ゲート電極14上に第2の絶縁膜25、3
7を介して第1の制御ゲート電極15が積層されている
第1の絶縁ゲート電界効果トランジスタ13と、前記第
1の絶縁膜23と同一層の第3の絶縁膜23を介してチ
ャネル領域上に第2の制御ゲート電極15が設けられて
いる第2の絶縁ゲート電界効果トランジスタ19、35
とを有する積層ゲート型不揮発性半導体記憶装置におい
て、前記浮遊ゲート電極14と同一層の第1の導電膜2
4、36と、前記第1の制御ゲート電極15と同一層で
前記第1の導電膜24、36上に積層されている第2の
導電膜31、38とで、前記第2の制御ゲート電極15
が構成されていることを特徴としている。
不揮発性半導体記憶装置は、チャネル領域上に第1の絶
縁膜23を介して浮遊ゲート電極14が設けられてお
り、この浮遊ゲート電極14上に第2の絶縁膜25、3
7を介して第1の制御ゲート電極15が積層されている
第1の絶縁ゲート電界効果トランジスタ13と、前記第
1の絶縁膜23と同一層の第3の絶縁膜23を介してチ
ャネル領域上に第2の制御ゲート電極15が設けられて
いる第2の絶縁ゲート電界効果トランジスタ19、35
とを有する積層ゲート型不揮発性半導体記憶装置におい
て、前記浮遊ゲート電極14と同一層の第1の導電膜2
4、36と、前記第1の制御ゲート電極15と同一層で
前記第1の導電膜24、36上に積層されている第2の
導電膜31、38とで、前記第2の制御ゲート電極15
が構成されていることを特徴としている。
【0018】請求項2の積層ゲート型不揮発性半導体記
憶装置は、請求項1の積層ゲート型不揮発性半導体記憶
装置において、前記第1の制御ゲート電極15が半導体
膜38から成っていることを特徴としている。
憶装置は、請求項1の積層ゲート型不揮発性半導体記憶
装置において、前記第1の制御ゲート電極15が半導体
膜38から成っていることを特徴としている。
【0019】請求項3の積層ゲート型不揮発性半導体記
憶装置は、請求項1の積層ゲート型不揮発性半導体記憶
装置において、前記第1の制御ゲート電極15がシリサ
イド膜31から成っていることを特徴としている。
憶装置は、請求項1の積層ゲート型不揮発性半導体記憶
装置において、前記第1の制御ゲート電極15がシリサ
イド膜31から成っていることを特徴としている。
【0020】請求項4の積層ゲート型不揮発性半導体記
憶装置は、請求項2または3の積層ゲート型不揮発性半
導体記憶装置において、前記第2の絶縁膜25、37の
うちで前記第1の制御ゲート電極15との対接面に半導
体窒化膜が設けられていることを特徴としている。
憶装置は、請求項2または3の積層ゲート型不揮発性半
導体記憶装置において、前記第2の絶縁膜25、37の
うちで前記第1の制御ゲート電極15との対接面に半導
体窒化膜が設けられていることを特徴としている。
【0021】
【作用】請求項1〜3の積層ゲート型不揮発性半導体記
憶装置では、第1の絶縁ゲート電界効果トランジスタ1
3における浮遊ゲート電極14及び第1の制御ゲート電
極15が、第2の絶縁ゲート電界効果トランジスタ1
9、35における第2の制御ゲート電極15を構成して
いる第1及び第2の導電膜24、36及び31、38と
夫々同一層の導電膜24、36及び31、38から成っ
ている。
憶装置では、第1の絶縁ゲート電界効果トランジスタ1
3における浮遊ゲート電極14及び第1の制御ゲート電
極15が、第2の絶縁ゲート電界効果トランジスタ1
9、35における第2の制御ゲート電極15を構成して
いる第1及び第2の導電膜24、36及び31、38と
夫々同一層の導電膜24、36及び31、38から成っ
ている。
【0022】このため、浮遊ゲート電極14または第1
の制御ゲート電極15の何れかが第1及び第2の導電膜
24、36及び31、38の両方から成っている構造に
比べて、第1の絶縁ゲート電界効果トランジスタ13に
おける段差が小さくて平坦化が容易であり、しかも、第
1及び第2の導電膜24、36及び31、38以外の導
電膜42を用いる必要がなくて製造工程が簡略である。
の制御ゲート電極15の何れかが第1及び第2の導電膜
24、36及び31、38の両方から成っている構造に
比べて、第1の絶縁ゲート電界効果トランジスタ13に
おける段差が小さくて平坦化が容易であり、しかも、第
1及び第2の導電膜24、36及び31、38以外の導
電膜42を用いる必要がなくて製造工程が簡略である。
【0023】また、第2の絶縁ゲート電界効果トランジ
スタ19、35では、第1の導電膜24、36とこの第
1の導電膜24、36上に積層されている第2の導電膜
31、38とで第2の制御ゲート電極15が構成されて
おり、これら第1及び第2の導電膜24、36及び3
1、38の間には絶縁膜が介在していない。このため、
第1及び第2の導電膜24、36及び31、38同士を
電気的に接続するためのコンタクト孔41及び追加の導
電膜42が不要であり、これらが必要な構造に比べてメ
モリセル面積を縮小することが可能である。
スタ19、35では、第1の導電膜24、36とこの第
1の導電膜24、36上に積層されている第2の導電膜
31、38とで第2の制御ゲート電極15が構成されて
おり、これら第1及び第2の導電膜24、36及び3
1、38の間には絶縁膜が介在していない。このため、
第1及び第2の導電膜24、36及び31、38同士を
電気的に接続するためのコンタクト孔41及び追加の導
電膜42が不要であり、これらが必要な構造に比べてメ
モリセル面積を縮小することが可能である。
【0024】請求項4の積層ゲート型不揮発性半導体記
憶装置では、第2の制御ゲート電極19、35を構成し
ている第1の導電膜24、36の表面から自然酸化膜を
除去したりする際に、第1の絶縁ゲート電界効果トラン
ジスタ13における第2の絶縁膜25、37がエッチン
グされるのを半導体窒化膜で防止することが可能であ
る。
憶装置では、第2の制御ゲート電極19、35を構成し
ている第1の導電膜24、36の表面から自然酸化膜を
除去したりする際に、第1の絶縁ゲート電界効果トラン
ジスタ13における第2の絶縁膜25、37がエッチン
グされるのを半導体窒化膜で防止することが可能であ
る。
【0025】また、第1の制御ゲート電極15がシリサ
イド膜31から成っていても、半導体窒化膜のために第
1の制御ゲート電極15と第2の絶縁膜25との密着性
が良く、且つ第1の制御ゲート電極15の組成物が第2
の絶縁膜25中へ侵入して第2の絶縁膜25の膜質が劣
化するのを半導体窒化膜で防止することができる。
イド膜31から成っていても、半導体窒化膜のために第
1の制御ゲート電極15と第2の絶縁膜25との密着性
が良く、且つ第1の制御ゲート電極15の組成物が第2
の絶縁膜25中へ侵入して第2の絶縁膜25の膜質が劣
化するのを半導体窒化膜で防止することができる。
【0026】
【実施例】以下、本願の発明の第1及び第2実施例を、
図1〜3を参照しながら説明する。なお、図5、7に示
した第1及び第2従来例と対応する構成部分には、同一
の符号を付してある。
図1〜3を参照しながら説明する。なお、図5、7に示
した第1及び第2従来例と対応する構成部分には、同一
の符号を付してある。
【0027】図1は、図4に示したNOR型不揮発性半
導体記憶装置である本願の発明の第1実施例を製造する
ための方法を、メモリ部11の記憶トランジスタ13と
周辺回路部18の周辺回路トランジスタ19とについて
示している。この製造方法でも、図1(a)に示す様
に、全面に堆積させた多結晶Si膜24にリンを添加す
るまでは、図5に示した第1従来例を製造する場合と実
質的に同様の工程を実行する。
導体記憶装置である本願の発明の第1実施例を製造する
ための方法を、メモリ部11の記憶トランジスタ13と
周辺回路部18の周辺回路トランジスタ19とについて
示している。この製造方法でも、図1(a)に示す様
に、全面に堆積させた多結晶Si膜24にリンを添加す
るまでは、図5に示した第1従来例を製造する場合と実
質的に同様の工程を実行する。
【0028】しかし、この第1実施例を製造するために
は、その後、多結晶Si膜24に対するRIEで、後に
形成する制御ゲート電極15の延在方向と垂直な方向に
延在する縞状の多結晶Si膜24をメモリ部11に残す
と同時に、周辺回路部18の全面にも多結晶Si膜24
を残す。
は、その後、多結晶Si膜24に対するRIEで、後に
形成する制御ゲート電極15の延在方向と垂直な方向に
延在する縞状の多結晶Si膜24をメモリ部11に残す
と同時に、周辺回路部18の全面にも多結晶Si膜24
を残す。
【0029】次に、図1(b)に示す様に、多結晶Si
膜24等の表面にONO膜25を形成し、更に、図1
(c)に示す様に、メモリ部11のみをレジスト26で
覆って、周辺回路部18のONO膜25をプラズマエッ
チング等で除去する。
膜24等の表面にONO膜25を形成し、更に、図1
(c)に示す様に、メモリ部11のみをレジスト26で
覆って、周辺回路部18のONO膜25をプラズマエッ
チング等で除去する。
【0030】次に、図1(d)に示す様に、レジスト2
6を剥離した後、周辺回路部18における多結晶Si膜
24上の自然酸化膜(図示せず)をフッ酸水でエッチン
グする。この時、メモリ部11におけるONO膜25の
うちの上層側のSiO2 膜も同時にエッチングされるの
で、それを見込んでこのSiO2 膜の膜厚を厚くしてお
く。
6を剥離した後、周辺回路部18における多結晶Si膜
24上の自然酸化膜(図示せず)をフッ酸水でエッチン
グする。この時、メモリ部11におけるONO膜25の
うちの上層側のSiO2 膜も同時にエッチングされるの
で、それを見込んでこのSiO2 膜の膜厚を厚くしてお
く。
【0031】その後、WSix 膜31等のシリサイド膜
を全面に堆積させて、周辺回路部18のみにおいて、多
結晶Si膜24とWSix 膜31とでポリサイド膜43
を形成する。そして、記憶トランジスタ13の制御ゲー
ト電極15及び周辺回路トランジスタ19の制御ゲート
電極のパターンに、レジスト33を加工する。
を全面に堆積させて、周辺回路部18のみにおいて、多
結晶Si膜24とWSix 膜31とでポリサイド膜43
を形成する。そして、記憶トランジスタ13の制御ゲー
ト電極15及び周辺回路トランジスタ19の制御ゲート
電極のパターンに、レジスト33を加工する。
【0032】次に、図1(e)に示す様に、レジスト3
3をマスクにして、WSix 膜31のみをRIEでエッ
チングする。その後、高選択比酸化膜エッチング装置に
よって、図1(f)に示す様に、メモリ部11のONO
膜25をエッチングし、引き続いてメモリ部11及び周
辺回路部18の多結晶Si膜24をエッチングする。そ
して、WSix 膜31等をマスクにして、Si基板21
中にN+ 拡散層34を形成して、記憶トランジスタ13
及び周辺回路トランジスタ19を完成させる。その後、
更に従来公知の工程を実行する。
3をマスクにして、WSix 膜31のみをRIEでエッ
チングする。その後、高選択比酸化膜エッチング装置に
よって、図1(f)に示す様に、メモリ部11のONO
膜25をエッチングし、引き続いてメモリ部11及び周
辺回路部18の多結晶Si膜24をエッチングする。そ
して、WSix 膜31等をマスクにして、Si基板21
中にN+ 拡散層34を形成して、記憶トランジスタ13
及び周辺回路トランジスタ19を完成させる。その後、
更に従来公知の工程を実行する。
【0033】以上の様にして製造した第1実施例におけ
るメモリ部11の記憶トランジスタ13では、多結晶S
i膜24が浮遊ゲート電極14になっており、ONO膜
25が容量結合用の絶縁膜になっており、WSix 膜3
1が制御ゲート電極15になっている。また、周辺回路
部18の周辺回路トランジスタ19では、ポリサイド膜
43が制御ゲート電極になっている。
るメモリ部11の記憶トランジスタ13では、多結晶S
i膜24が浮遊ゲート電極14になっており、ONO膜
25が容量結合用の絶縁膜になっており、WSix 膜3
1が制御ゲート電極15になっている。また、周辺回路
部18の周辺回路トランジスタ19では、ポリサイド膜
43が制御ゲート電極になっている。
【0034】そして、図1(f)からも明らかな様に、
記憶トランジスタ13における段差は周辺回路トランジ
スタ19における段差に比べてONO膜25のために2
0nm程度大きいだけであり、記憶トランジスタ13の
浮遊ゲート電極14及び制御ゲート電極15である多結
晶Si膜24及びWSix 膜31による段差と周辺回路
トランジスタ19の制御ゲート電極であるポリサイド膜
43による段差とは殆ど差がない。
記憶トランジスタ13における段差は周辺回路トランジ
スタ19における段差に比べてONO膜25のために2
0nm程度大きいだけであり、記憶トランジスタ13の
浮遊ゲート電極14及び制御ゲート電極15である多結
晶Si膜24及びWSix 膜31による段差と周辺回路
トランジスタ19の制御ゲート電極であるポリサイド膜
43による段差とは殆ど差がない。
【0035】また、図5に示した第1従来例とこの第1
実施例とを比較すると、この第1実施例では、多結晶S
i膜27を用いていないので多結晶Si膜27の堆積及
びリンの添加等の工程が不要であると共に、多結晶Si
膜24をエッチングする際に周辺回路部18を覆うレジ
ストのパターニング等の工程も不要であり、この第1実
施例の方が製造工程が簡略である。
実施例とを比較すると、この第1実施例では、多結晶S
i膜27を用いていないので多結晶Si膜27の堆積及
びリンの添加等の工程が不要であると共に、多結晶Si
膜24をエッチングする際に周辺回路部18を覆うレジ
ストのパターニング等の工程も不要であり、この第1実
施例の方が製造工程が簡略である。
【0036】なお、第1実施例では、メモリ部11の多
結晶Si膜24とWSix 膜31との間の容量結合用の
絶縁膜としてONO膜25を用いているが、このONO
膜25上にSiN膜を設けたONON膜を容量結合用の
絶縁膜として用いてもよい。このONON膜を用いる
と、ONO膜25とWSix 膜31との密着性が良く、
且つWSix 膜31中のWやSi等がONO膜25のう
ちの上層側のSiO2 膜中へ侵入してONO膜25の膜
質が劣化するのを防止することができる。
結晶Si膜24とWSix 膜31との間の容量結合用の
絶縁膜としてONO膜25を用いているが、このONO
膜25上にSiN膜を設けたONON膜を容量結合用の
絶縁膜として用いてもよい。このONON膜を用いる
と、ONO膜25とWSix 膜31との密着性が良く、
且つWSix 膜31中のWやSi等がONO膜25のう
ちの上層側のSiO2 膜中へ侵入してONO膜25の膜
質が劣化するのを防止することができる。
【0037】また、このONON膜を用いると、図1
(d)の工程で、周辺回路部18における多結晶Si膜
24上の自然酸化膜をフッ酸水でエッチングする際に、
メモリ部11におけるONO膜25のうちの上層側のS
iO2 膜も同時にエッチングされるのを防止することが
できるので、それを見込んでこのSiO2 膜の膜厚を厚
くしておく必要もなくなる。
(d)の工程で、周辺回路部18における多結晶Si膜
24上の自然酸化膜をフッ酸水でエッチングする際に、
メモリ部11におけるONO膜25のうちの上層側のS
iO2 膜も同時にエッチングされるのを防止することが
できるので、それを見込んでこのSiO2 膜の膜厚を厚
くしておく必要もなくなる。
【0038】図2、3は、図6に示したNAND型不揮
発性半導体記憶装置である本願の発明の第2実施例を製
造するための方法を、メモリ部11の記憶トランジスタ
13と選択トランジスタ35とについて示している。こ
の製造方法でも、素子活性領域の表面にゲート絶縁膜と
してのSiO2 膜23を形成するまでは、図5に示した
第1従来例を製造する場合と実質的に同様の工程を実行
する。
発性半導体記憶装置である本願の発明の第2実施例を製
造するための方法を、メモリ部11の記憶トランジスタ
13と選択トランジスタ35とについて示している。こ
の製造方法でも、素子活性領域の表面にゲート絶縁膜と
してのSiO2 膜23を形成するまでは、図5に示した
第1従来例を製造する場合と実質的に同様の工程を実行
する。
【0039】この第2実施例を製造するためには、その
後、図2(a)に示す様に、CVD法で多結晶Si膜3
6を全面に堆積させ、図2(b)に示す様に、直列に配
置すべき記憶トランジスタ13の浮遊ゲート電極14の
幅を規定する縞状の部分と選択トランジスタ35を形成
すべき領域とを覆うパターンに、多結晶Si膜36上で
レジスト44を加工する。そして、このレジスト44を
マスクにして、多結晶Si膜36に対するRIEを行
う。
後、図2(a)に示す様に、CVD法で多結晶Si膜3
6を全面に堆積させ、図2(b)に示す様に、直列に配
置すべき記憶トランジスタ13の浮遊ゲート電極14の
幅を規定する縞状の部分と選択トランジスタ35を形成
すべき領域とを覆うパターンに、多結晶Si膜36上で
レジスト44を加工する。そして、このレジスト44を
マスクにして、多結晶Si膜36に対するRIEを行
う。
【0040】次に、図2(c)に示す様に、レジスト4
4を剥離した後、多結晶Si膜36を酸化して、その表
面にSiO2 膜37を形成する。その後、図2(d)に
示す様に、記憶トランジスタ13を形成すべき領域のみ
をレジスト45で覆って、選択トランジスタ35を形成
すべき領域のSiO2 膜37をエッチングする。そし
て、図2(e)に示す様に、レジスト45を剥離した
後、CVD法で多結晶Si膜38を全面に堆積させる。
4を剥離した後、多結晶Si膜36を酸化して、その表
面にSiO2 膜37を形成する。その後、図2(d)に
示す様に、記憶トランジスタ13を形成すべき領域のみ
をレジスト45で覆って、選択トランジスタ35を形成
すべき領域のSiO2 膜37をエッチングする。そし
て、図2(e)に示す様に、レジスト45を剥離した
後、CVD法で多結晶Si膜38を全面に堆積させる。
【0041】次に、図3(a)に示す様に、記憶トラン
ジスタ13及び選択トランジスタ35の制御ゲート電極
15のパターンに、多結晶Si膜38上でレジスト46
を加工し、このレジスト46をマスクにして、多結晶S
i膜38に対するRIEを行う。そして、図3(b)に
示す様に、引き続きレジスト46をマスクにして、この
レジスト46から露出しているSiO2 膜37に対する
RIEを行う。
ジスタ13及び選択トランジスタ35の制御ゲート電極
15のパターンに、多結晶Si膜38上でレジスト46
を加工し、このレジスト46をマスクにして、多結晶S
i膜38に対するRIEを行う。そして、図3(b)に
示す様に、引き続きレジスト46をマスクにして、この
レジスト46から露出しているSiO2 膜37に対する
RIEを行う。
【0042】次に、図3(c)に示す様に、更に引き続
きレジスト46をマスクにして、このレジスト46から
露出している多結晶Si膜36に対するRIEを行う。
そして、レジスト46を剥離した後、多結晶Si膜38
等をマスクにして、Si基板21中に拡散層16を形成
して、記憶トランジスタ13及び選択トランジスタ35
を完成させる。その後、更に従来公知の工程を実行す
る。
きレジスト46をマスクにして、このレジスト46から
露出している多結晶Si膜36に対するRIEを行う。
そして、レジスト46を剥離した後、多結晶Si膜38
等をマスクにして、Si基板21中に拡散層16を形成
して、記憶トランジスタ13及び選択トランジスタ35
を完成させる。その後、更に従来公知の工程を実行す
る。
【0043】以上の様にして製造した第2実施例の記憶
トランジスタ13では、図3(c)からも明らかな様
に、多結晶Si膜36、38が夫々浮遊ゲート電極14
及び制御ゲート電極15になっており、SiO2 膜37
がこれらの多結晶Si膜36、38同士を容量結合する
ための絶縁膜になっている。しかし、選択トランジスタ
35では、SiO2 膜37が存在しておらず、共に制御
ゲート電極15になっている多結晶Si膜36の上面と
多結晶Si膜38の下面とが全面的にコンタクトしてい
る。
トランジスタ13では、図3(c)からも明らかな様
に、多結晶Si膜36、38が夫々浮遊ゲート電極14
及び制御ゲート電極15になっており、SiO2 膜37
がこれらの多結晶Si膜36、38同士を容量結合する
ための絶縁膜になっている。しかし、選択トランジスタ
35では、SiO2 膜37が存在しておらず、共に制御
ゲート電極15になっている多結晶Si膜36の上面と
多結晶Si膜38の下面とが全面的にコンタクトしてい
る。
【0044】従って、この第2実施例では、図7に示し
た第2従来例の様には、多結晶Si膜36、38同士を
電気的に接続するためのコンタクト孔41及びAl膜4
2を必要とせず、これらが必要な第2従来例に比べてメ
モリセル面積を縮小することが可能である。
た第2従来例の様には、多結晶Si膜36、38同士を
電気的に接続するためのコンタクト孔41及びAl膜4
2を必要とせず、これらが必要な第2従来例に比べてメ
モリセル面積を縮小することが可能である。
【0045】なお、この第2実施例では、記憶トランジ
スタ13の浮遊ゲート電極14及び制御ゲート電極15
である多結晶Si膜36、38同士を容量結合するため
の絶縁膜として、SiO2 膜37を用いているが、この
SiO2 膜37上にSiN膜を設けてもよく、上述の第
1実施例と同様にONO膜25やONON膜等を用いて
もよい。
スタ13の浮遊ゲート電極14及び制御ゲート電極15
である多結晶Si膜36、38同士を容量結合するため
の絶縁膜として、SiO2 膜37を用いているが、この
SiO2 膜37上にSiN膜を設けてもよく、上述の第
1実施例と同様にONO膜25やONON膜等を用いて
もよい。
【0046】
【発明の効果】請求項1〜3の積層ゲート型不揮発性半
導体記憶装置では、第1の絶縁ゲート電界効果トランジ
スタにおける段差が小さいので、コンタクト孔のアスペ
クト比が小さくて信頼性が高く、また平坦化が容易であ
るので、多層配線化による高集積化も可能である。しか
も、製造工程が簡略であるので、製造コストが低く、ま
たメモリセル面積を縮小することが可能であるので、更
なる高集積化が可能である。
導体記憶装置では、第1の絶縁ゲート電界効果トランジ
スタにおける段差が小さいので、コンタクト孔のアスペ
クト比が小さくて信頼性が高く、また平坦化が容易であ
るので、多層配線化による高集積化も可能である。しか
も、製造工程が簡略であるので、製造コストが低く、ま
たメモリセル面積を縮小することが可能であるので、更
なる高集積化が可能である。
【0047】請求項4の積層ゲート型不揮発性半導体記
憶装置では、第1の絶縁ゲート電界効果トランジスタに
おける第2の絶縁膜がエッチングされるのを防止するこ
とが可能であり、第1の制御ゲート電極と第2の絶縁膜
との密着性が良く、且つ第1の制御ゲート電極の組成物
が第2の絶縁膜中へ侵入して第2の絶縁膜の膜質が劣化
するのを防止することができるので、信頼性やデータ保
持特性が高い。
憶装置では、第1の絶縁ゲート電界効果トランジスタに
おける第2の絶縁膜がエッチングされるのを防止するこ
とが可能であり、第1の制御ゲート電極と第2の絶縁膜
との密着性が良く、且つ第1の制御ゲート電極の組成物
が第2の絶縁膜中へ侵入して第2の絶縁膜の膜質が劣化
するのを防止することができるので、信頼性やデータ保
持特性が高い。
【図1】本願の発明の第1実施例の製造方法を工程順に
示す側断面図である。
示す側断面図である。
【図2】本願の発明の第2実施例の製造方法の前半を工
程順に示しており、図6のS−S線に沿う位置における
側断面図である。
程順に示しており、図6のS−S線に沿う位置における
側断面図である。
【図3】第2実施例の製造方法の後半を工程順に示して
おり、図6のS−S線に沿う位置における側断面図であ
る。
おり、図6のS−S線に沿う位置における側断面図であ
る。
【図4】本願の発明を適用し得るNOR型の積層ゲート
型不揮発性半導体記憶装置におけるメモリ部の平面図で
ある。
型不揮発性半導体記憶装置におけるメモリ部の平面図で
ある。
【図5】本願の発明の第1従来例の製造方法を工程順に
示す側断面図である。
示す側断面図である。
【図6】本願の発明を適用し得るNAND型の積層ゲー
ト型不揮発性半導体記憶装置におけるメモリ部の平面図
である。
ト型不揮発性半導体記憶装置におけるメモリ部の平面図
である。
【図7】本願の発明の第2従来例の要部を示しており、
(a)は側断面図、(b)は平面図である。
(a)は側断面図、(b)は平面図である。
13 記憶トランジスタ 14 浮遊ゲート電極 15 制御ゲート電極 19 周辺回路トランジスタ 23 SiO2 膜 24 多結晶Si膜 25 ONO膜 31 WSix 膜 35 選択トランジスタ 36 多結晶Si膜 37 SiO2 膜 38 多結晶Si膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 27/115
Claims (4)
- 【請求項1】 チャネル領域上に第1の絶縁膜を介して
浮遊ゲート電極が設けられており、この浮遊ゲート電極
上に第2の絶縁膜を介して第1の制御ゲート電極が積層
されている第1の絶縁ゲート電界効果トランジスタと、 前記第1の絶縁膜と同一層の第3の絶縁膜を介してチャ
ネル領域上に第2の制御ゲート電極が設けられている第
2の絶縁ゲート電界効果トランジスタとを有する積層ゲ
ート型不揮発性半導体記憶装置において、 前記浮遊ゲート電極と同一層の第1の導電膜と、前記第
1の制御ゲート電極と同一層で前記第1の導電膜上に積
層されている第2の導電膜とで、前記第2の制御ゲート
電極が構成されていることを特徴とする積層ゲート型不
揮発性半導体記憶装置。 - 【請求項2】 前記第1の制御ゲート電極が半導体膜か
ら成っていることを特徴とする請求項1記載の積層ゲー
ト型不揮発性半導体記憶装置。 - 【請求項3】 前記第1の制御ゲート電極がシリサイド
膜から成っていることを特徴とする請求項1記載の積層
ゲート型不揮発性半導体記憶装置。 - 【請求項4】 前記第2の絶縁膜のうちで前記第1の制
御ゲート電極との対接面に半導体窒化膜が設けられてい
ることを特徴とする請求項2または3記載の積層ゲート
型不揮発性半導体記憶装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5-303321 | 1993-11-09 | ||
JP30332193 | 1993-11-09 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07183411A true JPH07183411A (ja) | 1995-07-21 |
Family
ID=17919568
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6032818A Pending JPH07183411A (ja) | 1993-11-09 | 1994-02-04 | 積層ゲート型不揮発性半導体記憶装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07183411A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5925907A (en) * | 1995-09-29 | 1999-07-20 | Nippon Steel Corporaition | Semiconductor device including transistor with composite gate structure and transistor with single gate structure |
US6787844B2 (en) | 1995-09-29 | 2004-09-07 | Nippon Steel Corporation | Semiconductor device including transistor with composite gate structure and transistor with single gate structure, and method for manufacturing the same |
JP2004274062A (ja) * | 2003-03-10 | 2004-09-30 | Samsung Electronics Co Ltd | 選択トランジスタを有するeeprom及びその製造方法 |
EP1569274A1 (en) | 2004-02-24 | 2005-08-31 | STMicroelectronics S.r.l. | Process for manufacturing semiconductor integrated non volatile memory devices |
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