JPH071783Y2 - 変圧器本体とエレファント室用吸湿呼吸器を共用した変圧器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、本体とエレファント室用の吸湿呼吸器を放圧
管排油管を介して共通部品とした変圧器に関するもので
ある。

「従来の技術」 エレファント式変圧器の構造を第２図に示す。図中１は
変圧器本体,2はブッシングポケット,3は２の上に取付け
られたエレファント室,4は本体用コンサベーター,5はエ
レファント室用コンサベーター,6は本体用コンサベータ
ーの吸湿呼吸器,7はエレファント室用コンサベーターの
吸湿呼吸器,8は本体用コンサベーターと本体用コンサベ
ーターの吸湿呼吸器を結ぶパイプ,9はエレファント室用
コンサベーターとエレファント室用コンサベーターの吸
湿呼吸器を結ぶパイプ,10は本体用放圧管,11はエレファ
ント室用放圧管,12は１次ケーブルヘッド,13は１次油中
貫通ブッシング,14は放圧装置である。

以上のように、エレファント式変圧器は油中貫通ブッシ
ングで変圧器本体とエレファント室が仕切られており、
各々のコンサベーター及び吸湿呼吸器を取付けている。

「考案が解決しようとする課題」 エレファント式変圧器は、コンサベーターが異なる位置
に取付けられているため、吸湿呼吸器も異なった位置
に、各取付けているためコストも高くなり保守点検も両
方必要になり不経済である。

「課題を解決するための手段」 本考案は、各々の異なった位置に取付けられていた吸湿
呼吸器を放圧管を介して集合したものである。

「作用」 従来は、エレファント室用，本体用の２個の吸湿呼吸器
が必要であるが、放圧管を介して集合することにより、
２個の吸湿呼吸器が１個となる。

「実施例」 本考案を第１図に基づいて説明する。

第１図は、エレファント式変圧器の構成図である。図中
１は変圧器本体であり、３はブッシングポケット上に取
付けられたエレファント室,4は本体用コンサベーター,5
はエレファント室用コンサベーター,6は本体用コンサベ
ーターの吸湿呼吸器,7はエレファント室用コンサベータ
ーの吸湿呼吸器,8は本体用コンサベーターと本体用コン
サベーターの吸湿呼吸器を結ぶパイプ,9はエレファント
室用コンサベーターとエレファント室用コンサベーター
の吸湿呼吸器を結ぶパイプ,10は本体用放圧管,11はエレ
ファント室用放圧管,12は１次ケーブルヘッド,13は１次
油中ブッシング,14は放圧装置,15はエレファント室用コ
ンサベーターとエレファント室用放圧管を結ぶパイプで
ある。

以上のようにエレファント式変圧器は、油中貫通ブッシ
ングで変圧器本体とエレファント室が仕切られておりコ
ンサベーター内を常に大気圧に保つため、外気を吸収，
排気する機能を持つ吸湿呼吸器を、各々のコンサベータ
ーに設けている。

本考案は、エレファント室用コンサベーターとエレファ
ント室放圧管を介して集合したものである。

「考案の効果」 従来２個の吸湿呼吸器が必要であるが，放圧管を介して
集合することにより、吸湿呼吸器が１個ですむためコス
トが安くなり、保守点検も１個ですむため経済的であ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の実施例を示した構成図であり、第２図
は従来の実施例を示す構成図である。 １……放圧管本体、２……ブッシングポケット、３……
エレファント室、４……本体用コンサベーター、５……
エレファント室用コンサベーター、６……本体用コンサ
ベーター吸湿呼吸器、７……エレファント室用コンサベ
ーター吸湿呼吸器、８……パイプ、９……パイプ、10…
…本体放圧管、11……エレファント室放圧管、12……１
次ケーブルヘッド、13……油中貫通ブッシング、14……
放圧装置。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】変圧器本体にブッシングポケットを介して
   油中貫通ブッシング及びエレファント室が取付けられる
   無圧密封式変圧器のコンサベーターにおいて、コンサベ
   ーター内を常に大気圧に保つため、外気を吸収，排出す
   る機能をもつ吸湿呼吸器を、本体とエレファント室用を
   放圧管排油管を介して共通部品としたことを特徴とする
   本体とエレファント室用吸湿呼吸器を共用した変圧器。