JPH07178001A - 消毒装置 - Google Patents
消毒装置Info
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- JPH07178001A JPH07178001A JP32637293A JP32637293A JPH07178001A JP H07178001 A JPH07178001 A JP H07178001A JP 32637293 A JP32637293 A JP 32637293A JP 32637293 A JP32637293 A JP 32637293A JP H07178001 A JPH07178001 A JP H07178001A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 噴霧室内に挿入する被殺菌体の位置に応じて
自動的に消毒液の噴霧量が変化して有効にかつ効率的に
殺菌消毒をすることができる消毒装置を提供する。 【構成】 手指等の被殺菌体aの挿入が可能な噴霧室3
を有した本体1と、噴霧室3の上部に配置し噴霧室3内
に向って消毒液を噴霧する噴霧ノズル5と、この噴霧ノ
ズル5に消毒液を圧送して噴霧させる圧送ポンプ7と、
噴霧室3に挿入される被殺菌体aと噴霧ノズル5との間
の距離を検出する検出手段10と、この検出手段10が
検出した被殺菌体aと噴霧ノズル5との間の距離に応じ
て圧送ポンプ7を制御する制御回路部11とを備え、被
殺菌体aと噴霧ノズル5との間の距離が短いときには制
御回路部11の制御により噴霧ノズル5から少量の消毒
液を噴霧させ、被殺菌体aと噴霧ノズル5との間の距離
が長いときには制御回路部11の制御により噴霧ノズル
5から多量の消毒液を噴霧させる。
自動的に消毒液の噴霧量が変化して有効にかつ効率的に
殺菌消毒をすることができる消毒装置を提供する。 【構成】 手指等の被殺菌体aの挿入が可能な噴霧室3
を有した本体1と、噴霧室3の上部に配置し噴霧室3内
に向って消毒液を噴霧する噴霧ノズル5と、この噴霧ノ
ズル5に消毒液を圧送して噴霧させる圧送ポンプ7と、
噴霧室3に挿入される被殺菌体aと噴霧ノズル5との間
の距離を検出する検出手段10と、この検出手段10が
検出した被殺菌体aと噴霧ノズル5との間の距離に応じ
て圧送ポンプ7を制御する制御回路部11とを備え、被
殺菌体aと噴霧ノズル5との間の距離が短いときには制
御回路部11の制御により噴霧ノズル5から少量の消毒
液を噴霧させ、被殺菌体aと噴霧ノズル5との間の距離
が長いときには制御回路部11の制御により噴霧ノズル
5から多量の消毒液を噴霧させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は病院、食品加工業等に
おいて、手指等の殺菌消毒に使用する消毒装置に関す
る。
おいて、手指等の殺菌消毒に使用する消毒装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の消毒装置を図5に示して
あり、符号1が本体で、この本体1には前面に開口部2
を有する噴霧室3が形成されている。本体1の内部下方
には消毒液タンク4が設けられ、この消毒液タンク4内
に消毒液が収容されている。この消毒液としては、局方
消毒用エタノールを主成分とし、これに皮膚を保護する
ためのエモリエント剤を添加したものが一般に用いられ
ている。
あり、符号1が本体で、この本体1には前面に開口部2
を有する噴霧室3が形成されている。本体1の内部下方
には消毒液タンク4が設けられ、この消毒液タンク4内
に消毒液が収容されている。この消毒液としては、局方
消毒用エタノールを主成分とし、これに皮膚を保護する
ためのエモリエント剤を添加したものが一般に用いられ
ている。
【0003】噴霧室3の上部には噴霧ノズル5が設けら
れ、この噴霧ノズル5と前記消毒液タンク4とが圧送パ
イプ6で接続され、この圧送パイプ6の途中に例えば電
磁式の圧送ポンプ7が設けられている。さらに噴霧室3
の上部には、この噴霧室3内への手指等の被殺菌体の挿
入の有無を検出する挿入検出センサ8が設けられてい
る。そしてこの挿入検出センサ8が被殺菌体を検出した
ときに、その信号に基づいて前記圧送ポンプ7を駆動す
る制御回路部9が本体1内に組み込まれている。
れ、この噴霧ノズル5と前記消毒液タンク4とが圧送パ
イプ6で接続され、この圧送パイプ6の途中に例えば電
磁式の圧送ポンプ7が設けられている。さらに噴霧室3
の上部には、この噴霧室3内への手指等の被殺菌体の挿
入の有無を検出する挿入検出センサ8が設けられてい
る。そしてこの挿入検出センサ8が被殺菌体を検出した
ときに、その信号に基づいて前記圧送ポンプ7を駆動す
る制御回路部9が本体1内に組み込まれている。
【0004】手指等の被殺菌体aを消毒する場合には、
まず本体1の前面の開口部2から手指等の被殺菌体aを
挿入する。この被殺菌体aの挿入は挿入検出センサ8に
より検出され、この検出に応じて制御回路部9を介して
圧送ポンプ7が駆動され、この圧送ポンプ7の駆動によ
り消毒液タンク4内の消毒液が圧送パイプ6を通して噴
霧ノズル5に圧送され、この噴霧ノズル5から噴霧室3
内の被殺菌体aに向けて消毒液が一定量噴霧される。そ
してこの消毒液で被殺菌体aの殺菌消毒を行なう。
まず本体1の前面の開口部2から手指等の被殺菌体aを
挿入する。この被殺菌体aの挿入は挿入検出センサ8に
より検出され、この検出に応じて制御回路部9を介して
圧送ポンプ7が駆動され、この圧送ポンプ7の駆動によ
り消毒液タンク4内の消毒液が圧送パイプ6を通して噴
霧ノズル5に圧送され、この噴霧ノズル5から噴霧室3
内の被殺菌体aに向けて消毒液が一定量噴霧される。そ
してこの消毒液で被殺菌体aの殺菌消毒を行なう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、噴霧ノズル
5から噴霧される消毒液は、噴霧室3の下方に至るに従
ってその拡散範囲を拡げる。このため被殺菌体aを噴霧
ノズル5に近づいた噴霧室3内の上方の位置に配置させ
た場合には、噴霧ノズル5から噴霧される消毒液のほぼ
全量が被殺菌体aに当たるが、被殺菌体aを噴霧ノズル
5から遠ざかった噴霧室3内の下方の位置に配置させた
場合には、噴霧ノズル5から噴霧される消毒液が被殺菌
体aの外方周辺側にまで拡散して消毒液の全量を被殺菌
体aに当てることができなくなり、この結果、被殺菌体
aに付着する消毒液の量が不足し、有効な殺菌消毒を達
成することができなくなる。
5から噴霧される消毒液は、噴霧室3の下方に至るに従
ってその拡散範囲を拡げる。このため被殺菌体aを噴霧
ノズル5に近づいた噴霧室3内の上方の位置に配置させ
た場合には、噴霧ノズル5から噴霧される消毒液のほぼ
全量が被殺菌体aに当たるが、被殺菌体aを噴霧ノズル
5から遠ざかった噴霧室3内の下方の位置に配置させた
場合には、噴霧ノズル5から噴霧される消毒液が被殺菌
体aの外方周辺側にまで拡散して消毒液の全量を被殺菌
体aに当てることができなくなり、この結果、被殺菌体
aに付着する消毒液の量が不足し、有効な殺菌消毒を達
成することができなくなる。
【0006】また、噴霧ノズル5から噴霧される消毒液
の噴霧量が常に一定であるために、被殺菌体aの汚れの
程度やその大きさに応じて消毒液の噴霧量を変えてその
被殺菌体aを効率よく殺菌消毒しようとしてもそれを行
なうことができない難点がある。
の噴霧量が常に一定であるために、被殺菌体aの汚れの
程度やその大きさに応じて消毒液の噴霧量を変えてその
被殺菌体aを効率よく殺菌消毒しようとしてもそれを行
なうことができない難点がある。
【0007】そこで、消毒液の噴霧量を手動式の切替え
スイッチで切り替えることができるように構成した消毒
装置もあるが、しかしこの消毒装置においては、いちい
ち切替えスイッチを操作しなければならないという面倒
で煩わしい作業が伴うばかりでなく、その切替えスイッ
チを手先で操作する際にその手先に雑菌が付着してしま
う恐れがある。
スイッチで切り替えることができるように構成した消毒
装置もあるが、しかしこの消毒装置においては、いちい
ち切替えスイッチを操作しなければならないという面倒
で煩わしい作業が伴うばかりでなく、その切替えスイッ
チを手先で操作する際にその手先に雑菌が付着してしま
う恐れがある。
【0008】この発明はこのような点に着目してなされ
たもので、その目的とするところは、噴霧室内に挿入す
る被殺菌体の位置に応じて自動的に消毒液の噴霧量が変
化して有効にかつ効率的に殺菌消毒をすることができる
消毒装置を提供することにある。
たもので、その目的とするところは、噴霧室内に挿入す
る被殺菌体の位置に応じて自動的に消毒液の噴霧量が変
化して有効にかつ効率的に殺菌消毒をすることができる
消毒装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明はこのような目
的を達成するために、手指等の被殺菌体の挿入が可能な
噴霧室を有した本体と、前記噴霧室の上部に配置し前記
噴霧室内に向って消毒液を噴霧する噴霧ノズルと、この
噴霧ノズルに消毒液を圧送して噴霧させる圧送ポンプ
と、前記噴霧室内に挿入される被殺菌体と前記噴霧ノズ
ルとの間の距離を検出する検出手段と、この検出手段が
検出した被殺菌体と噴霧ノズルとの間の距離に応じて前
記圧送ポンプを制御する制御手段とを備え、被殺菌体と
噴霧ノズルとの間の距離が短いときには制御手段の制御
により圧送ポンプを短時間駆動して噴霧ノズルから少量
の消毒液を噴霧させ、被殺菌体と噴霧ノズルとの間の距
離が長いときには制御手段の制御により圧送ポンプを長
時間駆動して噴霧ノズルから多量の消毒液を噴霧させる
ようにしたものである。
的を達成するために、手指等の被殺菌体の挿入が可能な
噴霧室を有した本体と、前記噴霧室の上部に配置し前記
噴霧室内に向って消毒液を噴霧する噴霧ノズルと、この
噴霧ノズルに消毒液を圧送して噴霧させる圧送ポンプ
と、前記噴霧室内に挿入される被殺菌体と前記噴霧ノズ
ルとの間の距離を検出する検出手段と、この検出手段が
検出した被殺菌体と噴霧ノズルとの間の距離に応じて前
記圧送ポンプを制御する制御手段とを備え、被殺菌体と
噴霧ノズルとの間の距離が短いときには制御手段の制御
により圧送ポンプを短時間駆動して噴霧ノズルから少量
の消毒液を噴霧させ、被殺菌体と噴霧ノズルとの間の距
離が長いときには制御手段の制御により圧送ポンプを長
時間駆動して噴霧ノズルから多量の消毒液を噴霧させる
ようにしたものである。
【0010】
【作用】噴霧室内に被殺菌体が挿入されたときには、検
出手段により噴霧ノズルと被殺菌体との間の距離が検出
され、被殺菌体が噴霧ノズルに近づいてその間の距離が
短いときには、消毒液の噴霧量が少量となるように調整
され、被殺菌体が噴霧ノズルから遠ざかってその間の距
離が長いときには、消毒液の噴霧量が多量となるように
調整される。
出手段により噴霧ノズルと被殺菌体との間の距離が検出
され、被殺菌体が噴霧ノズルに近づいてその間の距離が
短いときには、消毒液の噴霧量が少量となるように調整
され、被殺菌体が噴霧ノズルから遠ざかってその間の距
離が長いときには、消毒液の噴霧量が多量となるように
調整される。
【0011】被殺菌体が噴霧ノズルから遠ざかった噴霧
室内の下方に配置している場合には、噴霧ノズルから噴
霧される消毒液の噴霧範囲が拡大し、被殺菌体の外方の
周辺側にまで消毒液が拡散するが、しかしこの場合に
は、噴霧ノズルから多量の消毒液が噴霧され、したがっ
て被殺菌体に付着する消毒液の量が不足するようなこと
がなく、有効に殺菌消毒を行なうことができる。
室内の下方に配置している場合には、噴霧ノズルから噴
霧される消毒液の噴霧範囲が拡大し、被殺菌体の外方の
周辺側にまで消毒液が拡散するが、しかしこの場合に
は、噴霧ノズルから多量の消毒液が噴霧され、したがっ
て被殺菌体に付着する消毒液の量が不足するようなこと
がなく、有効に殺菌消毒を行なうことができる。
【0012】また、被殺菌体の汚れの程度が高い場合や
その面積が大きいような場合には、噴霧室内の下方の位
置にその被殺菌体を挿入すれば、噴霧ノズルから多量の
消毒液を噴霧させることができるから、効率よくその被
殺菌体を殺菌消毒することが可能となる。
その面積が大きいような場合には、噴霧室内の下方の位
置にその被殺菌体を挿入すれば、噴霧ノズルから多量の
消毒液を噴霧させることができるから、効率よくその被
殺菌体を殺菌消毒することが可能となる。
【0013】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図1ない
し図4を参照して説明する。なお、図5に示す従来の消
毒装置と同一の構成部分については同一の符号を付して
その説明を省略する。
し図4を参照して説明する。なお、図5に示す従来の消
毒装置と同一の構成部分については同一の符号を付して
その説明を省略する。
【0014】この実施例の消毒装置においては、噴霧室
3の上部に検出手段10が設けられ、この検出手段10
は例えば超音波パルスを噴霧室3の底面側に向けて発射
する発信素子10aと、この発信素子10aから発射さ
れた超音波パルスの反射波を受ける受信素子10bとで
構成されている。
3の上部に検出手段10が設けられ、この検出手段10
は例えば超音波パルスを噴霧室3の底面側に向けて発射
する発信素子10aと、この発信素子10aから発射さ
れた超音波パルスの反射波を受ける受信素子10bとで
構成されている。
【0015】そして消毒装置の本体1の内部には、前記
発信素子10aから発射された超音波パルスが受信素子
10bに入射するまでの時間を計測してその時間に応じ
て圧送ポンプ7の駆動を制御する制御回路部11が組み
込まれている。
発信素子10aから発射された超音波パルスが受信素子
10bに入射するまでの時間を計測してその時間に応じ
て圧送ポンプ7の駆動を制御する制御回路部11が組み
込まれている。
【0016】図2には消毒液タンク4の構造を示してあ
り、この消毒液タンク4の上面には消毒液を補給するた
めの補給口12が形成され、この補給口12から消毒液
タンク4内に筒状のフロートホルダー13が挿入されて
いる。このフロートホルダー13の上部周面には、消毒
液の補給時にその消毒液中の塵埃等の異物を捕捉するた
めのフィルター14が一体的に設けられ、また内部の中
間部には仕切板15が設けられ、この仕切板15の下方
にフロート16が上下動自在に収納されている。
り、この消毒液タンク4の上面には消毒液を補給するた
めの補給口12が形成され、この補給口12から消毒液
タンク4内に筒状のフロートホルダー13が挿入されて
いる。このフロートホルダー13の上部周面には、消毒
液の補給時にその消毒液中の塵埃等の異物を捕捉するた
めのフィルター14が一体的に設けられ、また内部の中
間部には仕切板15が設けられ、この仕切板15の下方
にフロート16が上下動自在に収納されている。
【0017】フロート16にはマグネット17が内蔵さ
れており、また消毒液タンク4の外底部にはフロートホ
ルダー13の下端面と対向してリードスイッチ18が設
けられている。
れており、また消毒液タンク4の外底部にはフロートホ
ルダー13の下端面と対向してリードスイッチ18が設
けられている。
【0018】フロート16は消毒液タンク4内の消毒液
の液面の低下に伴って下降する。そして消毒液が一定量
以下にまで減少した際に、フロート16がリードスイッ
チ18に接近し、このフロート16に内蔵されているマ
グネット17の磁界によりリードスイッチ18が閉成
し、この閉成で圧送ポンプ7の駆動回路が自動的に開放
されるようになっている。
の液面の低下に伴って下降する。そして消毒液が一定量
以下にまで減少した際に、フロート16がリードスイッ
チ18に接近し、このフロート16に内蔵されているマ
グネット17の磁界によりリードスイッチ18が閉成
し、この閉成で圧送ポンプ7の駆動回路が自動的に開放
されるようになっている。
【0019】消毒液タンク4の上面には小径の通気孔2
0が形成され、この通気孔20内にゴム等の弾性体から
なる圧力調整弁21が装着されている。この圧力調整弁
21は、消毒液タンク4内の消毒液の液面の低下により
消毒液タンク4内の圧力が低下したときに、外部の大気
圧との圧力差で開弁して消毒液タンク4内を大気圧と同
圧に保ち、また通常時には閉弁して消毒装置の本体1が
傾いたり転倒したときの消毒液の漏れを防止するように
なっている。
0が形成され、この通気孔20内にゴム等の弾性体から
なる圧力調整弁21が装着されている。この圧力調整弁
21は、消毒液タンク4内の消毒液の液面の低下により
消毒液タンク4内の圧力が低下したときに、外部の大気
圧との圧力差で開弁して消毒液タンク4内を大気圧と同
圧に保ち、また通常時には閉弁して消毒装置の本体1が
傾いたり転倒したときの消毒液の漏れを防止するように
なっている。
【0020】次に、消毒装置の作用について説明する。
通常の待機時においては、検出手段10の発信素子10
aから発射された超音波にパルスは、噴霧室3の底面で
反射して受信素子10bに入射し、その発射から入射ま
での時間が制御回路部11で計測される。そしてこのと
きには、その超音波パルスの発射から入射までの時間が
長く、このため制御回路部11が噴霧室3内には手指等
の被殺菌体aが挿入されていないと判断して圧送ポンプ
7を駆動せずに停止状態に保ち、したがって噴霧ノズル
5からは消毒液が噴霧されない状態が保持される。
通常の待機時においては、検出手段10の発信素子10
aから発射された超音波にパルスは、噴霧室3の底面で
反射して受信素子10bに入射し、その発射から入射ま
での時間が制御回路部11で計測される。そしてこのと
きには、その超音波パルスの発射から入射までの時間が
長く、このため制御回路部11が噴霧室3内には手指等
の被殺菌体aが挿入されていないと判断して圧送ポンプ
7を駆動せずに停止状態に保ち、したがって噴霧ノズル
5からは消毒液が噴霧されない状態が保持される。
【0021】この状態から、本体1の前面の開口部2か
ら手指等の被殺菌体aを挿入すると、発信素子10aか
ら発射された超音波パルスが被殺菌体aの表面で反射し
て受信素子10bに入射し、したがってその発射から入
射までの時間が短縮し、この時間の短縮に基づいて制御
回路部11が、噴霧室3内に被殺菌体aが挿入されたと
判断して圧送ポンプ4を駆動する。そしてこの駆動によ
り消毒液タンク4内の消毒液が圧送パイプ6を通して噴
霧ノズル5に圧送され、この噴霧ノズル5から噴霧室3
内の被殺菌体aに向って消毒液が噴霧される。
ら手指等の被殺菌体aを挿入すると、発信素子10aか
ら発射された超音波パルスが被殺菌体aの表面で反射し
て受信素子10bに入射し、したがってその発射から入
射までの時間が短縮し、この時間の短縮に基づいて制御
回路部11が、噴霧室3内に被殺菌体aが挿入されたと
判断して圧送ポンプ4を駆動する。そしてこの駆動によ
り消毒液タンク4内の消毒液が圧送パイプ6を通して噴
霧ノズル5に圧送され、この噴霧ノズル5から噴霧室3
内の被殺菌体aに向って消毒液が噴霧される。
【0022】噴霧室3内に被殺菌体aが挿入されたとき
には、検出手段10により噴霧ノズル5と被殺菌体aと
の間の距離が検出される。すなわち、被殺菌体aが噴霧
室3内の上部に配置してこの被殺菌体aが噴霧ノズル5
に近づいたAの距離にあるときには、発信素子10aか
ら発射された超音波パルスがその被殺菌体aを反射して
受信素子10bに入射するまでの時間が短く、また被殺
菌体aが噴霧室3内の下部に配置してこの被殺菌体aが
噴霧ノズル5から遠ざかったBの距離にあるときには、
発信素子10aから発射された超音波パルスがその被殺
菌体aを反射して受信素子10bに入射するまでの時間
が長くなり、この時間差により噴霧ノズル5と被殺菌体
aとの間の距離の違いが検出される。図3には、この検
出の原理の概念図を示してある。
には、検出手段10により噴霧ノズル5と被殺菌体aと
の間の距離が検出される。すなわち、被殺菌体aが噴霧
室3内の上部に配置してこの被殺菌体aが噴霧ノズル5
に近づいたAの距離にあるときには、発信素子10aか
ら発射された超音波パルスがその被殺菌体aを反射して
受信素子10bに入射するまでの時間が短く、また被殺
菌体aが噴霧室3内の下部に配置してこの被殺菌体aが
噴霧ノズル5から遠ざかったBの距離にあるときには、
発信素子10aから発射された超音波パルスがその被殺
菌体aを反射して受信素子10bに入射するまでの時間
が長くなり、この時間差により噴霧ノズル5と被殺菌体
aとの間の距離の違いが検出される。図3には、この検
出の原理の概念図を示してある。
【0023】そしてこの距離の検出に基づいて制御回路
部11により圧送ポンプ7の駆動時間が制御され、この
制御で噴霧ノズル5から噴出する消毒液の噴霧量が調整
される。すなわち、被殺菌体aが噴霧ノズル5に近づい
てその間の距離が短いときには、圧送ポンプ7の駆動時
間が短く、消毒液の噴霧量が少量となるように調整さ
れ、被殺菌体aが噴霧ノズル5から遠ざかってその間の
距離が長いときには、圧送ポンプ7の駆動時間が長く、
消毒液の噴霧量が多量となるように調整される。図4に
は噴霧ノズル5と被殺菌体aとの間の距離の変化と、消
毒液の噴霧量の変化との関係を示してあり、この図に示
すように、噴霧ノズル5と被殺菌体aとの間の距離が長
くなるに従って消毒液の噴霧量が増加する関係にある。
部11により圧送ポンプ7の駆動時間が制御され、この
制御で噴霧ノズル5から噴出する消毒液の噴霧量が調整
される。すなわち、被殺菌体aが噴霧ノズル5に近づい
てその間の距離が短いときには、圧送ポンプ7の駆動時
間が短く、消毒液の噴霧量が少量となるように調整さ
れ、被殺菌体aが噴霧ノズル5から遠ざかってその間の
距離が長いときには、圧送ポンプ7の駆動時間が長く、
消毒液の噴霧量が多量となるように調整される。図4に
は噴霧ノズル5と被殺菌体aとの間の距離の変化と、消
毒液の噴霧量の変化との関係を示してあり、この図に示
すように、噴霧ノズル5と被殺菌体aとの間の距離が長
くなるに従って消毒液の噴霧量が増加する関係にある。
【0024】噴霧室3内の下方に被殺菌体aが配置する
場合には、噴霧ノズル5から噴霧される消毒液の噴霧範
囲が拡大するため、被殺菌体aの外方の周辺側にまで消
毒液が拡散するが、しかしこの場合には、噴霧ノズル5
から多量の消毒液が噴霧され、したがって被殺菌体aに
付着する消毒液の量が不足するようなことがなく、有効
に殺菌消毒を行なうことができる。
場合には、噴霧ノズル5から噴霧される消毒液の噴霧範
囲が拡大するため、被殺菌体aの外方の周辺側にまで消
毒液が拡散するが、しかしこの場合には、噴霧ノズル5
から多量の消毒液が噴霧され、したがって被殺菌体aに
付着する消毒液の量が不足するようなことがなく、有効
に殺菌消毒を行なうことができる。
【0025】一方、被殺菌体aの汚れの程度が高い場合
やその面積が大きいような場合には、噴霧室3内の下方
の位置にその被殺菌体aを挿入することにより、噴霧ノ
ズル5から多量の消毒液を噴霧させて効率よくその被殺
菌体aを殺菌消毒することができる。
やその面積が大きいような場合には、噴霧室3内の下方
の位置にその被殺菌体aを挿入することにより、噴霧ノ
ズル5から多量の消毒液を噴霧させて効率よくその被殺
菌体aを殺菌消毒することができる。
【0026】なお、前記実施例においては、噴霧ノズル
と被殺菌体aとの間の距離を検出する手段として超音波
パルスを利用するようにしたが他の検出要素を利用する
場合であっても何ら差し支えない。
と被殺菌体aとの間の距離を検出する手段として超音波
パルスを利用するようにしたが他の検出要素を利用する
場合であっても何ら差し支えない。
【0027】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
噴霧室内に挿入する被殺菌体の位置に応じて自動的に消
毒液の噴霧量が変化し、したがって噴霧室内のいずれの
位置に被殺菌体を挿入してもその被殺菌体を有効にかつ
効率的に殺菌消毒をすることができる利点がある。
噴霧室内に挿入する被殺菌体の位置に応じて自動的に消
毒液の噴霧量が変化し、したがって噴霧室内のいずれの
位置に被殺菌体を挿入してもその被殺菌体を有効にかつ
効率的に殺菌消毒をすることができる利点がある。
【図1】この発明の一実施例に係る消毒装置の構成図。
【図2】その消毒装置に設けられた消毒液タンクの断面
図。
図。
【図3】噴霧ノズルと被殺菌体との間の距離を検出する
検出原理の概念図。
検出原理の概念図。
【図4】噴霧ノズル5と被殺菌体aとの間の距離の変化
と消毒液の噴霧量の変化との関係を示すグラフ図。
と消毒液の噴霧量の変化との関係を示すグラフ図。
【図5】従来の消毒装置の構成図。
1…本体 3…噴霧室 5…噴霧ノズル 7…圧送ポンプ 10…検出手段 10a…発信素子 10b…受信素子 11…制御回路部
Claims (1)
- 【請求項1】手指等の被殺菌体の挿入が可能な噴霧室を
有した本体と、前記噴霧室の上部に配置し前記噴霧室内
に向って消毒液を噴霧する噴霧ノズルと、この噴霧ノズ
ルに消毒液を圧送して噴霧させる圧送ポンプと、前記噴
霧室内に挿入される被殺菌体と前記噴霧ノズルとの間の
距離を検出する検出手段と、この検出手段が検出した被
殺菌体と噴霧ノズルとの間の距離に応じて前記圧送ポン
プを制御する制御手段とを備え、被殺菌体と噴霧ノズル
との間の距離が短いときには制御手段の制御により圧送
ポンプを短時間駆動して噴霧ノズルから少量の消毒液を
噴霧させ、被殺菌体と噴霧ノズルとの間の距離が長いと
きには制御手段の制御により圧送ポンプを長時間駆動し
て噴霧ノズルから多量の消毒液を噴霧させることを特徴
とする消毒装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32637293A JPH07178001A (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 消毒装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32637293A JPH07178001A (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 消毒装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07178001A true JPH07178001A (ja) | 1995-07-18 |
Family
ID=18187068
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32637293A Pending JPH07178001A (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 消毒装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07178001A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000048640A2 (de) | 1999-02-20 | 2000-08-24 | Schneider Hartmut J | Vorrichtung und verfahren zur desinfektion von händen |
CN102303725A (zh) * | 2011-09-30 | 2012-01-04 | 郑州全日盛食品有限公司 | 包装机自动消毒机构 |
-
1993
- 1993-12-24 JP JP32637293A patent/JPH07178001A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000048640A2 (de) | 1999-02-20 | 2000-08-24 | Schneider Hartmut J | Vorrichtung und verfahren zur desinfektion von händen |
DE19907340A1 (de) * | 1999-02-20 | 2000-08-31 | Hartmut J Schneider | Vorrichtung zur Reinigung und/oder Desinfektion von Händen oder Füßen |
DE19907340B4 (de) * | 1999-02-20 | 2004-05-13 | Schneider, Hartmut J., Vars | Verfahren und Vorrichtung zur Reinigung und/oder Desinfektion von Händen oder Füßen |
CN102303725A (zh) * | 2011-09-30 | 2012-01-04 | 郑州全日盛食品有限公司 | 包装机自动消毒机构 |
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