JPH07176686A - サイリスタバルブ - Google Patents
サイリスタバルブInfo
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- JPH07176686A JPH07176686A JP31885093A JP31885093A JPH07176686A JP H07176686 A JPH07176686 A JP H07176686A JP 31885093 A JP31885093 A JP 31885093A JP 31885093 A JP31885093 A JP 31885093A JP H07176686 A JPH07176686 A JP H07176686A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 耐震強度の向上を図ったサイリスタバルブを
提供することにある。 【構成】 上下フレ―ム及び中間フレ―ムに固定され、
所定の間隔を持って複数個のモジュ―ル支え板を備えた
強化プラスチック製絶縁支柱を少くとも5本同心円状に
等間隔に配置し、サイリスタスタックとその付属部品を
収納したサイリスタモジュ―ルを前記強化プラスチック
製絶縁支柱間に前記モジュ―ル支え板を介して多角形状
に複数段積重ねて構成したことを特徴とするサイリスタ
バルブ。
提供することにある。 【構成】 上下フレ―ム及び中間フレ―ムに固定され、
所定の間隔を持って複数個のモジュ―ル支え板を備えた
強化プラスチック製絶縁支柱を少くとも5本同心円状に
等間隔に配置し、サイリスタスタックとその付属部品を
収納したサイリスタモジュ―ルを前記強化プラスチック
製絶縁支柱間に前記モジュ―ル支え板を介して多角形状
に複数段積重ねて構成したことを特徴とするサイリスタ
バルブ。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、直流送電或いは異周波
数電力系統間の連系に使用される交直変換用サイリスタ
バルブに係り、特に絶縁支柱、サイリスタモジュ―ル、
避雷器等の配置構成を改良したサイリスタバルブに関す
る。
数電力系統間の連系に使用される交直変換用サイリスタ
バルブに係り、特に絶縁支柱、サイリスタモジュ―ル、
避雷器等の配置構成を改良したサイリスタバルブに関す
る。
【0002】
【従来の技術】直流送電或いは異周波数電力系統間の連
系等に使用される交直変換用の空気絶縁形サイリスタバ
ルブは最近の高電圧化及び大電流化に伴ない高層化及び
大形化している。
系等に使用される交直変換用の空気絶縁形サイリスタバ
ルブは最近の高電圧化及び大電流化に伴ない高層化及び
大形化している。
【0003】一方、サイリスタバルブを設置するバルブ
ホ―ルの建築費を抑える目的で、バルブホ―ルの床面積
を極力小さくするためサイリスタバルブの高層化が一段
と進んでいる。従って、安価で十分な強度を有する絶縁
支柱で構成されたコンパクトで保守点検の容易なサイリ
スタバルブを製作する必要がある。
ホ―ルの建築費を抑える目的で、バルブホ―ルの床面積
を極力小さくするためサイリスタバルブの高層化が一段
と進んでいる。従って、安価で十分な強度を有する絶縁
支柱で構成されたコンパクトで保守点検の容易なサイリ
スタバルブを製作する必要がある。
【0004】空気絶縁のサイリスタバルブでは、電気的
絶縁及び上述した強度上より碍子に比べて約10倍以上
の強度のある強化プラスチック(以下、単にFRPと記
す)が使用されている。
絶縁及び上述した強度上より碍子に比べて約10倍以上
の強度のある強化プラスチック(以下、単にFRPと記
す)が使用されている。
【0005】以下従来のサイリスタバルブの絶縁支柱に
ついて図6から図8を参照して説明する。図8はサイリ
スタバルブの構成を示す図7のA―A断面図である。サ
イリスタバルブ7は図6に示すような複数個のサイリス
タ素子19を直並列接続したサイリスタスタック8とそ
の付属部品であるアノ―ドリアクトル12、ダンピング
回路を兼ねた分圧回路20等を収納したサイリスタモジ
ュ―ル4を図7及び図8のようにFRP製の絶縁支柱1
により数段積重ねて接続し構成されている。図中25は
サイリスタ素子19に光信号を送るライトガイド、2は
FRP絶縁支柱1に突設したモジュ―ル支え板、22は
サイリスタバルブの上下フレ―ム、23は下部ベ―ス、
24はサイリスタバルブ7を大地より絶縁支持するFR
P絶縁支柱である。
ついて図6から図8を参照して説明する。図8はサイリ
スタバルブの構成を示す図7のA―A断面図である。サ
イリスタバルブ7は図6に示すような複数個のサイリス
タ素子19を直並列接続したサイリスタスタック8とそ
の付属部品であるアノ―ドリアクトル12、ダンピング
回路を兼ねた分圧回路20等を収納したサイリスタモジ
ュ―ル4を図7及び図8のようにFRP製の絶縁支柱1
により数段積重ねて接続し構成されている。図中25は
サイリスタ素子19に光信号を送るライトガイド、2は
FRP絶縁支柱1に突設したモジュ―ル支え板、22は
サイリスタバルブの上下フレ―ム、23は下部ベ―ス、
24はサイリスタバルブ7を大地より絶縁支持するFR
P絶縁支柱である。
【0006】従来のサイリスタバルブ7は図7、図8に
示すようにFRP絶縁支柱1にモジュ―ル4を取付ける
ためのモジュ―ル支え板2が取付けられている。モジュ
―ル4は絶縁支柱1を4本使用し図7および図8のよう
に絶縁支柱1毎のモジュ―ル支え板2に別々に固定され
ている。モジュ―ル4を4個ずつ長方形状に配置しこれ
を4層から8層所定の間隔離して積重ねているため、地
震時の横揺れのとき絶縁支柱1のたわみに長方形配置の
長辺側と短辺側で差が生じるという問題があり、サイリ
スタバルブ7の絶縁上の信頼性低下及び耐震強度にも大
きな影響が生じることになる。
示すようにFRP絶縁支柱1にモジュ―ル4を取付ける
ためのモジュ―ル支え板2が取付けられている。モジュ
―ル4は絶縁支柱1を4本使用し図7および図8のよう
に絶縁支柱1毎のモジュ―ル支え板2に別々に固定され
ている。モジュ―ル4を4個ずつ長方形状に配置しこれ
を4層から8層所定の間隔離して積重ねているため、地
震時の横揺れのとき絶縁支柱1のたわみに長方形配置の
長辺側と短辺側で差が生じるという問題があり、サイリ
スタバルブ7の絶縁上の信頼性低下及び耐震強度にも大
きな影響が生じることになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】近年、サイリスタ素子
の大容量化に伴って素子の重量や付属するスナバコンデ
ンサ、ヒ―トシンク、アノ―ドリアクトル、等の重量が
増大しているため、1層にモジュ―ルを4個ずつ長方形
に配置し2層を1段としこれを4段積み重ねる構造では
12m以上の高さとなり保守点検が困難になり、又、地
震時、揺れる方向によって絶縁支柱に発生するたわみや
応力がアンバランスとなり易く高強度の絶縁支柱を用い
なければならない。
の大容量化に伴って素子の重量や付属するスナバコンデ
ンサ、ヒ―トシンク、アノ―ドリアクトル、等の重量が
増大しているため、1層にモジュ―ルを4個ずつ長方形
に配置し2層を1段としこれを4段積み重ねる構造では
12m以上の高さとなり保守点検が困難になり、又、地
震時、揺れる方向によって絶縁支柱に発生するたわみや
応力がアンバランスとなり易く高強度の絶縁支柱を用い
なければならない。
【0008】従って、本発明の第1の目的は、耐震強度
に優れたサイリスタバルブを提供することを目的とす
る。又、本発明の第2の目的は、耐震強度に優れ、更に
保守点検がし易いサイリスタバルブを提供することを目
的とする。更に、本発明の第3の目的は、耐震強度に優
れ、更に保守点検がし易く、又安定性の良いサイリスタ
バルブを提供することを目的とする。
に優れたサイリスタバルブを提供することを目的とす
る。又、本発明の第2の目的は、耐震強度に優れ、更に
保守点検がし易いサイリスタバルブを提供することを目
的とする。更に、本発明の第3の目的は、耐震強度に優
れ、更に保守点検がし易く、又安定性の良いサイリスタ
バルブを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記第1の目的を達成す
るために、本発明の請求項1のサイリスタバルブは、上
下フレ―ム及び中間フレ―ムに固定され、所定の間隔を
持って複数個のモジュ―ル支え板を備えた強化プラスチ
ック製絶縁支柱を少くとも5本同心円状に等間隔に配置
し、サイリスタスタックとその付属部品を収納したサイ
リスタモジュ―ルを前記強化プラスチック製絶縁支柱間
に前記モジュ―ル支え板を介して多角形状に複数段積重
ねて構成したことを特徴とするものである。
るために、本発明の請求項1のサイリスタバルブは、上
下フレ―ム及び中間フレ―ムに固定され、所定の間隔を
持って複数個のモジュ―ル支え板を備えた強化プラスチ
ック製絶縁支柱を少くとも5本同心円状に等間隔に配置
し、サイリスタスタックとその付属部品を収納したサイ
リスタモジュ―ルを前記強化プラスチック製絶縁支柱間
に前記モジュ―ル支え板を介して多角形状に複数段積重
ねて構成したことを特徴とするものである。
【0010】又、上記第2の目的を達成するために、本
発明の請求項2のサイリスタバルブは、上下フレ―ム及
び中間フレ―ムに固定され、同心円状に等間隔で配置さ
れる少くとも3本の補強用強化プラスチック製絶縁支柱
と、前記上下フレ―ム及び中間フレ―ムに固定され、所
定の間隔を持って複数個のモジュ―ル支え板を備えた強
化プラスチック製絶縁支柱を少くとも5本前記同心円の
外側に同心円状に等間隔に配置し、サイリスタスタック
とその付属部品を収納したサイリスタモジュ―ルを前記
強化プラスチック製絶縁支柱間に前記モジュ―ル支え板
を介して多角形状に複数段積重ねて構成し、且つ前記サ
イリスタモジュ―ル内に収納される前記サイリスタスタ
ックを前記多角形状の内側になるように配置すると共
に、前記補強用強化プラスチック製絶縁支柱に保守点検
用の絶縁梯子を設けたことを特徴とするものである。
発明の請求項2のサイリスタバルブは、上下フレ―ム及
び中間フレ―ムに固定され、同心円状に等間隔で配置さ
れる少くとも3本の補強用強化プラスチック製絶縁支柱
と、前記上下フレ―ム及び中間フレ―ムに固定され、所
定の間隔を持って複数個のモジュ―ル支え板を備えた強
化プラスチック製絶縁支柱を少くとも5本前記同心円の
外側に同心円状に等間隔に配置し、サイリスタスタック
とその付属部品を収納したサイリスタモジュ―ルを前記
強化プラスチック製絶縁支柱間に前記モジュ―ル支え板
を介して多角形状に複数段積重ねて構成し、且つ前記サ
イリスタモジュ―ル内に収納される前記サイリスタスタ
ックを前記多角形状の内側になるように配置すると共
に、前記補強用強化プラスチック製絶縁支柱に保守点検
用の絶縁梯子を設けたことを特徴とするものである。
【0011】更に、上記第3の目的を達成するために、
本発明の請求項3のサイリスタバルブは、上下フレ―ム
及び中間フレ―ムに固定され、同心円状に等間隔で配置
される少くとも3本の補強用強化プラスチック製絶縁支
柱と、前記上下フレ―ム及び中間フレ―ムに固定され、
所定の間隔を持って複数個のモジュ―ル支え板を備えた
強化プラスチック製絶縁支柱を少くとも5本前記同心円
の外側に同心円状に等間隔に配置し、サイリスタスタッ
クとその付属部品を収納したサイリスタモジュ―ルを前
記強化プラスチック製絶縁支柱間に前記モジュ―ル支え
板を介して多角形状に複数段積重ねて構成し、且つ前記
サイリスタモジュ―ル内に収納される前記サイリスタス
タックを前記多角形状の内側になるように配置すると共
に前記補強用強化プラスチック製絶縁支柱に保守点検用
の絶縁梯子を、サイリスタバルブ中央に避雷器を上段フ
レ―ムを除く各フレ―ムに固定して設けたことを特徴と
するものである。
本発明の請求項3のサイリスタバルブは、上下フレ―ム
及び中間フレ―ムに固定され、同心円状に等間隔で配置
される少くとも3本の補強用強化プラスチック製絶縁支
柱と、前記上下フレ―ム及び中間フレ―ムに固定され、
所定の間隔を持って複数個のモジュ―ル支え板を備えた
強化プラスチック製絶縁支柱を少くとも5本前記同心円
の外側に同心円状に等間隔に配置し、サイリスタスタッ
クとその付属部品を収納したサイリスタモジュ―ルを前
記強化プラスチック製絶縁支柱間に前記モジュ―ル支え
板を介して多角形状に複数段積重ねて構成し、且つ前記
サイリスタモジュ―ル内に収納される前記サイリスタス
タックを前記多角形状の内側になるように配置すると共
に前記補強用強化プラスチック製絶縁支柱に保守点検用
の絶縁梯子を、サイリスタバルブ中央に避雷器を上段フ
レ―ムを除く各フレ―ムに固定して設けたことを特徴と
するものである。
【0012】
【作用】前述のように構成された、請求項1の発明によ
れば、同心円状に等間隔で配置される強化プラスチック
製絶縁支柱間にそれぞモジュ―ル支え板を介して配置し
て、モジュ―ルを多角形状に数段積重ねて構成している
ので、どの方向の地震の揺れに対しても同じようにたわ
むようになり、又、振幅も少なくなり、耐震強度を向上
出来る。
れば、同心円状に等間隔で配置される強化プラスチック
製絶縁支柱間にそれぞモジュ―ル支え板を介して配置し
て、モジュ―ルを多角形状に数段積重ねて構成している
ので、どの方向の地震の揺れに対しても同じようにたわ
むようになり、又、振幅も少なくなり、耐震強度を向上
出来る。
【0013】又、前述のように構成された、請求項2の
発明によれば、同心円状に等間隔で配置される強化プラ
スチック製絶縁支柱間にそれぞモジュ―ル支え板を介し
て配置して、モジュ―ルを多角形状に数段積重ねて構成
し、しかもサイリスタモジュ―ル内に収納される前記サ
イリスタスタックを多角形状の内側になるように配置す
ると共に、補強用強化プラスチック製絶縁支柱に保守点
検用の絶縁梯子を設けているので、どの方向の地震の揺
れに対しても同じようにたわむようになり、又、振幅も
少なくなり、耐震強度を向上出来、しかも絶縁梯子を利
用して保守点検ができるため、保守点検がし易くなる。
発明によれば、同心円状に等間隔で配置される強化プラ
スチック製絶縁支柱間にそれぞモジュ―ル支え板を介し
て配置して、モジュ―ルを多角形状に数段積重ねて構成
し、しかもサイリスタモジュ―ル内に収納される前記サ
イリスタスタックを多角形状の内側になるように配置す
ると共に、補強用強化プラスチック製絶縁支柱に保守点
検用の絶縁梯子を設けているので、どの方向の地震の揺
れに対しても同じようにたわむようになり、又、振幅も
少なくなり、耐震強度を向上出来、しかも絶縁梯子を利
用して保守点検ができるため、保守点検がし易くなる。
【0014】更に、前述のように構成された、請求項3
の発明によれば、同心円状に等間隔で配置される強化プ
ラスチック製絶縁支柱間にそれぞモジュ―ル支え板を介
して配置して、モジュ―ルを多角形状に数段積重ねて構
成し、しかもサイリスタモジュ―ル内に収納される前記
サイリスタスタックを多角形状の内側になるように配置
すると共に、補強用強化プラスチック製絶縁支柱に保守
点検用の絶縁梯子を設け、バルブ中央に重量物である避
雷器を設けているので、どの方向の地震の揺れに対して
も同じようにたわむようになり、又、振幅も少なくな
り、耐震強度を向上出来、しかも絶縁梯子を利用して保
守点検ができ、又、サイリスタバルブの安定性も向上で
きる。
の発明によれば、同心円状に等間隔で配置される強化プ
ラスチック製絶縁支柱間にそれぞモジュ―ル支え板を介
して配置して、モジュ―ルを多角形状に数段積重ねて構
成し、しかもサイリスタモジュ―ル内に収納される前記
サイリスタスタックを多角形状の内側になるように配置
すると共に、補強用強化プラスチック製絶縁支柱に保守
点検用の絶縁梯子を設け、バルブ中央に重量物である避
雷器を設けているので、どの方向の地震の揺れに対して
も同じようにたわむようになり、又、振幅も少なくな
り、耐震強度を向上出来、しかも絶縁梯子を利用して保
守点検ができ、又、サイリスタバルブの安定性も向上で
きる。
【0015】
【実施例】以下、図1乃至図5を参照して請求項1、請
求項2及び請求項3に記載の発明を説明する。図1は本
発明の一実施例を示すサイリスタバルブの絶縁支柱とモ
ジュ―ルと避雷器の配置を示す平面図で、図2はサイリ
スタバルブ全体を示す図1のA矢視の正面図である。
求項2及び請求項3に記載の発明を説明する。図1は本
発明の一実施例を示すサイリスタバルブの絶縁支柱とモ
ジュ―ルと避雷器の配置を示す平面図で、図2はサイリ
スタバルブ全体を示す図1のA矢視の正面図である。
【0016】図1は絶縁支柱1を1段あたり12本使用
したサイリスタバルブの一例を示す絶縁支柱部断面の平
面図で絶縁支柱1を12本同心円状に、3本を中央部に
合計15本配置したものである。モジュ―ル支え板2は
2本の絶縁支柱1に固定リング3と共に貫通し接着剤で
絶縁支柱1に固着し取付けて、隣り合うモジュ―ル支え
板2の間にモジュ―ル4をボルト5で固定して取付け
る。避雷器6はサイリスタバルブ7の中央の3本の絶縁
支柱1に囲まれた中央にフレ―ム22、フレ―ム16に
固定して設置する。3本の絶縁支柱1は、必要に応じて
サイリスタバルブの中央部を補強するために各フレ―ム
に固定される。
したサイリスタバルブの一例を示す絶縁支柱部断面の平
面図で絶縁支柱1を12本同心円状に、3本を中央部に
合計15本配置したものである。モジュ―ル支え板2は
2本の絶縁支柱1に固定リング3と共に貫通し接着剤で
絶縁支柱1に固着し取付けて、隣り合うモジュ―ル支え
板2の間にモジュ―ル4をボルト5で固定して取付け
る。避雷器6はサイリスタバルブ7の中央の3本の絶縁
支柱1に囲まれた中央にフレ―ム22、フレ―ム16に
固定して設置する。3本の絶縁支柱1は、必要に応じて
サイリスタバルブの中央部を補強するために各フレ―ム
に固定される。
【0017】モジュ―ル4は、図1、図3に示すように
サイリスタスタック8(以下単にスタックと記す)を内
周側にコンデンサ9を外周側に両者の中間に抵抗10を
配置し、スタック8、抵抗10、コンデンサ9をまとめ
て金属製の容器11に取付けこれをモジュ―ル支え板2
にボルト5で固定する。アノ―ドリアクトル12はモジ
ュ―ル支え板2の上に配置する。
サイリスタスタック8(以下単にスタックと記す)を内
周側にコンデンサ9を外周側に両者の中間に抵抗10を
配置し、スタック8、抵抗10、コンデンサ9をまとめ
て金属製の容器11に取付けこれをモジュ―ル支え板2
にボルト5で固定する。アノ―ドリアクトル12はモジ
ュ―ル支え板2の上に配置する。
【0018】図1のように絶縁支柱1を同心円状に配置
し、モジュ―ル4を6個多角形状に配置されるのでどの
方向の地震の揺れに対しても同じようにたわむようにな
り、又、振幅も少なくなる。サイリスタスタック8の付
属部品を冷却する冷却系の冷却水配管13は図3に示す
ようにモジュ―ル4の外側に配置しているが、内側に配
置することもできる。
し、モジュ―ル4を6個多角形状に配置されるのでどの
方向の地震の揺れに対しても同じようにたわむようにな
り、又、振幅も少なくなる。サイリスタスタック8の付
属部品を冷却する冷却系の冷却水配管13は図3に示す
ようにモジュ―ル4の外側に配置しているが、内側に配
置することもできる。
【0019】図1、図2のように絶縁支柱1を同心円状
に配置し避雷器6を中心に配置しモジュ―ル4を多角形
状にモジュ―ル支え板2の上に配置することで地震に対
し揺れにくい構造となるので従来形状の絶縁支柱1を用
いることができる。これはサイリスタバルブ7の形状を
円形に近い多角形状にすることで揺れに対する強度の方
向性を無くすることができるためである。又、多角形の
中央に重量物である避雷器6を設置することでサイリス
タバルブ7の安定性が増す。冷却水配管13を外側に取
付けると多角形の内側に素子を圧接したスタック8を配
置することができるので素子の点検がしやすくなる。
に配置し避雷器6を中心に配置しモジュ―ル4を多角形
状にモジュ―ル支え板2の上に配置することで地震に対
し揺れにくい構造となるので従来形状の絶縁支柱1を用
いることができる。これはサイリスタバルブ7の形状を
円形に近い多角形状にすることで揺れに対する強度の方
向性を無くすることができるためである。又、多角形の
中央に重量物である避雷器6を設置することでサイリス
タバルブ7の安定性が増す。冷却水配管13を外側に取
付けると多角形の内側に素子を圧接したスタック8を配
置することができるので素子の点検がしやすくなる。
【0020】図4及び図5は、サイリスタバルブ7中央
の絶縁支柱1に自由に絶縁支柱1の回りに回転できる絶
縁梯子14を取付けたもので、モジュ―ル4の点検のた
めの昇降或いは絶縁梯子14と絶縁梯子14に足場用の
絶縁板15を渡すことで点検作業場所とすることができ
る。絶縁梯子14を使わないときは回転して避雷器6の
カバ―とする。
の絶縁支柱1に自由に絶縁支柱1の回りに回転できる絶
縁梯子14を取付けたもので、モジュ―ル4の点検のた
めの昇降或いは絶縁梯子14と絶縁梯子14に足場用の
絶縁板15を渡すことで点検作業場所とすることができ
る。絶縁梯子14を使わないときは回転して避雷器6の
カバ―とする。
【0021】図4は、サイリスタバルブ7の中央の3本
の絶縁支柱1のまわりに昇降用の絶縁梯子14と、中間
フレ―ム16に扉18付きの出入口17を複数箇所設け
たもので、上段のモジュ―ル4点検のための通路として
昇降時開閉する。
の絶縁支柱1のまわりに昇降用の絶縁梯子14と、中間
フレ―ム16に扉18付きの出入口17を複数箇所設け
たもので、上段のモジュ―ル4点検のための通路として
昇降時開閉する。
【0022】なお、前述の実施例では、モジュール4を
6角形状に配置した例を説明したが本発明は、6角形状
に限定するものではなく、5角形状或いは6角形状以上
の形状にしても同様の効果を得ることができる。又、2
本の絶縁支柱1でモジュール支え板2を固定した例を説
明したが、1本の絶縁支柱で支えても同様に実施でき
る。更に、中央に3本の絶縁支柱1を配置した例を説明
したが、3本以上の絶縁支柱1を配置しても良い。
6角形状に配置した例を説明したが本発明は、6角形状
に限定するものではなく、5角形状或いは6角形状以上
の形状にしても同様の効果を得ることができる。又、2
本の絶縁支柱1でモジュール支え板2を固定した例を説
明したが、1本の絶縁支柱で支えても同様に実施でき
る。更に、中央に3本の絶縁支柱1を配置した例を説明
したが、3本以上の絶縁支柱1を配置しても良い。
【0023】
【発明の効果】以上説明のように、請求項1に記載の発
明によれば、絶縁支柱を同心円状に配置し、モジュ―ル
を多角形状に配置することによりサイリスタバルブの横
揺れを少なくし、モジュ―ルや絶縁支柱に発生する応力
を低くして耐震強度を向上できる。
明によれば、絶縁支柱を同心円状に配置し、モジュ―ル
を多角形状に配置することによりサイリスタバルブの横
揺れを少なくし、モジュ―ルや絶縁支柱に発生する応力
を低くして耐震強度を向上できる。
【0024】又、請求項2に記載の発明によれば、絶縁
支柱を同心円状に配置し、モジュ―ルを多角形状に配置
し、しかも多角形状の内側になるようにモジュ―ル内の
スタックを配置し、補強用強化プラスチック製絶縁支柱
に保守点検用の絶縁梯子を設けているので、請求項1に
記載の発明の効果に加えて、絶縁梯子を利用して保守点
検ができるため、保守点検がし易くなる。
支柱を同心円状に配置し、モジュ―ルを多角形状に配置
し、しかも多角形状の内側になるようにモジュ―ル内の
スタックを配置し、補強用強化プラスチック製絶縁支柱
に保守点検用の絶縁梯子を設けているので、請求項1に
記載の発明の効果に加えて、絶縁梯子を利用して保守点
検ができるため、保守点検がし易くなる。
【0025】更に、請求項3に記載の発明によれば、絶
縁支柱を同心円状に配置し、モジュ―ルを多角形状に配
置し、しかも多角形状の内側になるようにモジュ―ル内
のスタックを配置し、補強用強化プラスチック製絶縁支
柱に保守点検用の絶縁梯子を設け、サイリスタバルブの
中央に重量物である避雷器6を設置しているので、請求
項1及び請求項2に記載の発明の効果に加えてサイリス
タバルブの安定性を向上できる。
縁支柱を同心円状に配置し、モジュ―ルを多角形状に配
置し、しかも多角形状の内側になるようにモジュ―ル内
のスタックを配置し、補強用強化プラスチック製絶縁支
柱に保守点検用の絶縁梯子を設け、サイリスタバルブの
中央に重量物である避雷器6を設置しているので、請求
項1及び請求項2に記載の発明の効果に加えてサイリス
タバルブの安定性を向上できる。
【図1】本発明の一実施例を示すサイリスタバルブの絶
縁支柱とモジュ―ルと避雷器の配置を示す平面図。
縁支柱とモジュ―ルと避雷器の配置を示す平面図。
【図2】本発明のサイリスタバルブ全体を示す図1のA
矢視の正面図。
矢視の正面図。
【図3】[図1]のモジュール内のスタック、コンデン
サ、抵抗の配置と配管及びモジュ―ル支え板の取付け状
態を示す平面図。
サ、抵抗の配置と配管及びモジュ―ル支え板の取付け状
態を示す平面図。
【図4】[図1]の中央の絶縁支柱に絶縁梯子を取付け
た状態を示す正面図。
た状態を示す正面図。
【図5】[図1]中央の絶縁支柱に絶縁梯子、足場用絶
縁板を取付けた状態を示す一部破断面の平面図。
縁板を取付けた状態を示す一部破断面の平面図。
【図6】一般的なサイリスタモジュ―ル内部の回路図。
【図7】従来のサイリスタバルブの正面図。
【図8】[図7]のサイリスタバルブのA―A断面図。
1 ……絶縁支柱 2 ……モジ
ュ―ル支え板 3 ……固定リング 4 ……サイ
リスタモジュール 5 ……固定ボルト 6 ……避雷
器 7 ……サイリスタバルブ 8 ……サイ
リスタスタック 9 ……コンデンサ 10 ……抵抗 11 ……金属容器 12 ……アノ
ードリアクトル 13 ……冷却水配管 14 ……絶縁
梯子 15 ……足場用絶縁板 16 ……中間
フレーム 17 ……昇降用出入口 18 ……扉 19 ……サイリスタ素子 20 ……分圧
回路 22 ……上下フレ―ム 23 ……ベ―
ス 24 ……絶縁支柱 25 ……ライ
トガイド
ュ―ル支え板 3 ……固定リング 4 ……サイ
リスタモジュール 5 ……固定ボルト 6 ……避雷
器 7 ……サイリスタバルブ 8 ……サイ
リスタスタック 9 ……コンデンサ 10 ……抵抗 11 ……金属容器 12 ……アノ
ードリアクトル 13 ……冷却水配管 14 ……絶縁
梯子 15 ……足場用絶縁板 16 ……中間
フレーム 17 ……昇降用出入口 18 ……扉 19 ……サイリスタ素子 20 ……分圧
回路 22 ……上下フレ―ム 23 ……ベ―
ス 24 ……絶縁支柱 25 ……ライ
トガイド
Claims (3)
- 【請求項1】 上下フレ―ム及び中間フレ―ムに固
定され、所定の間隔を持って複数個のモジュ―ル支え板
を備えた強化プラスチック製絶縁支柱を少くとも5本同
心円状に等間隔に配置し、サイリスタスタックとその付
属部品を収納したサイリスタモジュ―ルを前記強化プラ
スチック製絶縁支柱間に前記モジュ―ル支え板を介して
多角形状に複数段積重ねて構成したことを特徴とするサ
イリスタバルブ。 - 【請求項2】 上下フレ―ム及び中間フレ―ムに固
定され、同心円状に等間隔で配置される少くとも3本の
補強用強化プラスチック製絶縁支柱と、前記上下フレ―
ム及び中間フレ―ムに固定され、所定の間隔を持って複
数個のモジュ―ル支え板を備えた強化プラスチック製絶
縁支柱を少くとも5本前記同心円の外側に同心円状に等
間隔に配置し、サイリスタスタックとその付属部品を収
納したサイリスタモジュ―ルを前記強化プラスチック製
絶縁支柱間に前記モジュ―ル支え板を介して多角形状に
複数段積重ねて構成し、且つ前記サイリスタモジュ―ル
内に収納される前記サイリスタスタックを前記多角形状
の内側になるように配置すると共に、前記補強用強化プ
ラスチック製絶縁支柱に保守点検用の絶縁梯子を設けた
ことを特徴とするサイリスタバルブ。 - 【請求項3】 上下フレ―ム及び中間フレ―ムに固
定され、同心円状に等間隔で配置される少くとも3本の
補強用強化プラスチック製絶縁支柱と、前記上下フレ―
ム及び中間フレ―ムに固定され、所定の間隔を持って複
数個のモジュ―ル支え板を備えた強化プラスチック製絶
縁支柱を少くとも5本前記同心円の外側に同心円状に等
間隔に配置し、サイリスタスタックとその付属部品を収
納したサイリスタモジュ―ルを前記強化プラスチック製
絶縁支柱間に前記モジュ―ル支え板を介して多角形状に
複数段積重ねて構成し、且つ前記サイリスタモジュ―ル
内に収納される前記サイリスタスタックを前記多角形状
の内側になるように配置すると共に前記補強用強化プラ
スチック製絶縁支柱に保守点検用の絶縁梯子を、サイリ
スタバルブ中央に避雷器を上段フレ―ムを除く各フレ―
ムに固定して設けたことを特徴とするサイリスタバル
ブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31885093A JPH07176686A (ja) | 1993-12-20 | 1993-12-20 | サイリスタバルブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31885093A JPH07176686A (ja) | 1993-12-20 | 1993-12-20 | サイリスタバルブ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07176686A true JPH07176686A (ja) | 1995-07-14 |
Family
ID=18103659
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31885093A Pending JPH07176686A (ja) | 1993-12-20 | 1993-12-20 | サイリスタバルブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07176686A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007087498A (ja) * | 2005-09-22 | 2007-04-05 | Hitachi Ltd | 記憶システム |
JP2016181676A (ja) * | 2015-03-24 | 2016-10-13 | 株式会社東芝 | 半導体装置、インバータ回路、駆動装置、車両、及び、昇降機 |
-
1993
- 1993-12-20 JP JP31885093A patent/JPH07176686A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007087498A (ja) * | 2005-09-22 | 2007-04-05 | Hitachi Ltd | 記憶システム |
JP2016181676A (ja) * | 2015-03-24 | 2016-10-13 | 株式会社東芝 | 半導体装置、インバータ回路、駆動装置、車両、及び、昇降機 |
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