JPH07174601A - 振動式測定装置 - Google Patents
振動式測定装置Info
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- JPH07174601A JPH07174601A JP5320560A JP32056093A JPH07174601A JP H07174601 A JPH07174601 A JP H07174601A JP 5320560 A JP5320560 A JP 5320560A JP 32056093 A JP32056093 A JP 32056093A JP H07174601 A JPH07174601 A JP H07174601A
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01F—MEASURING VOLUME, VOLUME FLOW, MASS FLOW OR LIQUID LEVEL; METERING BY VOLUME
- G01F1/00—Measuring the volume flow or mass flow of fluid or fluent solid material wherein the fluid passes through a meter in a continuous flow
- G01F1/76—Devices for measuring mass flow of a fluid or a fluent solid material
- G01F1/78—Direct mass flowmeters
- G01F1/80—Direct mass flowmeters operating by measuring pressure, force, momentum, or frequency of a fluid flow to which a rotational movement has been imparted
- G01F1/84—Coriolis or gyroscopic mass flowmeters
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Fluid Mechanics (AREA)
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- Measuring Volume Flow (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は外部振動が被測流体の質量流量又は
密度を測定する測定ユニットに伝播しないよう構成した
振動式測定装置を提供することを目的とする。 【構成】 質量流量計13は、被測流体の流量に比例し
たコリオリ力を計測する振動式の測定ユニット22を有
する。測定ユニット22は、センサチューブ25と、ブ
ラケット23,24に支持された一対の加振器26a,
26b,ピックアップ27a,27bを有し、これらが
円筒状の収納ケース28内に収納されている。収納ケー
ス28の上部開口には、円盤状の蓋32が嵌合してい
る。測定ユニット22は収納ケース28の上部開口に嵌
合する蓋32から下方に延在するように吊下される。収
納ケース28の上部開口28aと蓋32の段部32aと
の間には、外部振動を吸収するための振動吸収部材19
が介在し収納ケース28から伝播される振動を弾力的に
吸収する。
密度を測定する測定ユニットに伝播しないよう構成した
振動式測定装置を提供することを目的とする。 【構成】 質量流量計13は、被測流体の流量に比例し
たコリオリ力を計測する振動式の測定ユニット22を有
する。測定ユニット22は、センサチューブ25と、ブ
ラケット23,24に支持された一対の加振器26a,
26b,ピックアップ27a,27bを有し、これらが
円筒状の収納ケース28内に収納されている。収納ケー
ス28の上部開口には、円盤状の蓋32が嵌合してい
る。測定ユニット22は収納ケース28の上部開口に嵌
合する蓋32から下方に延在するように吊下される。収
納ケース28の上部開口28aと蓋32の段部32aと
の間には、外部振動を吸収するための振動吸収部材19
が介在し収納ケース28から伝播される振動を弾力的に
吸収する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は振動式測定装置に係り、
特に外部振動が被測流体の質量流量又は密度を測定する
測定ユニットに伝播しないよう構成した振動式測定装置
に関する。
特に外部振動が被測流体の質量流量又は密度を測定する
測定ユニットに伝播しないよう構成した振動式測定装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、コンベヤ等により搬送されるワ
ークに塗装を施す塗装ラインにおいては、コンベヤの近
傍に塗装用ロボットが設置され自動的に塗装作業が行わ
れるようになっている。塗装用ロボットは移動装置の台
車に設置され、コンベヤにより搬送されるワークに追従
しながらアーム先端に取付けられた塗装ガンを予めティ
ーチングされた塗装プログラムにしたがって動作させ、
ワーク表面に塗装を施す。
ークに塗装を施す塗装ラインにおいては、コンベヤの近
傍に塗装用ロボットが設置され自動的に塗装作業が行わ
れるようになっている。塗装用ロボットは移動装置の台
車に設置され、コンベヤにより搬送されるワークに追従
しながらアーム先端に取付けられた塗装ガンを予めティ
ーチングされた塗装プログラムにしたがって動作させ、
ワーク表面に塗装を施す。
【0003】このような塗装用ロボットを用いて自動的
に塗装する場合、ワーク表面に吹き付けられる塗料の吐
出量が一定になるように、即ち塗装膜が均一となるよう
に要望されており、塗装ガンへ供給される塗料をより高
精度に制御する必要がある。
に塗装する場合、ワーク表面に吹き付けられる塗料の吐
出量が一定になるように、即ち塗装膜が均一となるよう
に要望されており、塗装ガンへ供給される塗料をより高
精度に制御する必要がある。
【0004】そのため、塗装用ロボット装置では、塗料
を供給する塗料供給ユニットと塗装用ロボットのアーム
先端に設けられた塗装ガンとを接続する塗料チューブと
の間に塗料供給量を計測する流量計を設け、流量計から
の計測信号に基づいて塗料送出用ポンプを制御して塗装
ガンからの噴霧される塗料の吐出量を調整していた。そ
して、流量計としては例えば計測精度の高い振動式測定
装置であるコリオリ式質量流量計(以下「質量流量計」
と言う)が適用され、塗料の吐出量がより高精度に制御
される構成となっている。
を供給する塗料供給ユニットと塗装用ロボットのアーム
先端に設けられた塗装ガンとを接続する塗料チューブと
の間に塗料供給量を計測する流量計を設け、流量計から
の計測信号に基づいて塗料送出用ポンプを制御して塗装
ガンからの噴霧される塗料の吐出量を調整していた。そ
して、流量計としては例えば計測精度の高い振動式測定
装置であるコリオリ式質量流量計(以下「質量流量計」
と言う)が適用され、塗料の吐出量がより高精度に制御
される構成となっている。
【0005】この種の質量流量計では、塗料が流れるセ
ンサチューブを振動させたときに生ずるコリオリ力が流
量に比例し、センサチューブの流入側と流出側とでコオ
リオ力の作用方向が逆向きになるため、その位相差より
流量が計測される構成となっている。従って、上記のよ
うな質量流量計では、センサチューブに外部振動が伝播
すると検出信号にノイズが生ずるため、従来はセンサチ
ューブに外部振動が伝わらないように質量流量計を塗装
用ロボットから離れた床面上等に固定して質量流量計の
計測精度を維持していた。
ンサチューブを振動させたときに生ずるコリオリ力が流
量に比例し、センサチューブの流入側と流出側とでコオ
リオ力の作用方向が逆向きになるため、その位相差より
流量が計測される構成となっている。従って、上記のよ
うな質量流量計では、センサチューブに外部振動が伝播
すると検出信号にノイズが生ずるため、従来はセンサチ
ューブに外部振動が伝わらないように質量流量計を塗装
用ロボットから離れた床面上等に固定して質量流量計の
計測精度を維持していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な塗装用ロボット装置においては、センサチューブがロ
ボット動作に影響されないようにロボットの動作領域外
に質量流量計を設けるため、塗装ガンと質量流量計との
距離が長くなる。
な塗装用ロボット装置においては、センサチューブがロ
ボット動作に影響されないようにロボットの動作領域外
に質量流量計を設けるため、塗装ガンと質量流量計との
距離が長くなる。
【0007】しかも、塗装用ロボットは移動装置の台車
に設置されており、ワーク搬送に応じて移動できるよう
になっている。そのため、塗装ガンと質量流量計とを接
続するチューブがロボットの移動を妨げないようにたる
ませた状態で装架されていることになり、それだけチュ
ーブが余分に長くなって色替時の洗浄性が低下する。
に設置されており、ワーク搬送に応じて移動できるよう
になっている。そのため、塗装ガンと質量流量計とを接
続するチューブがロボットの移動を妨げないようにたる
ませた状態で装架されていることになり、それだけチュ
ーブが余分に長くなって色替時の洗浄性が低下する。
【0008】又、塗装用ロボットを使用した塗装システ
ムでは、塗料の色替が行なわれるため、塗料供給ユニッ
トと質量流量計との間には色替バルブ及びパージユニッ
トが配設されている。従って、塗装ガンと質量流量計と
の間のチューブが長くなると、それだけ色替時にパージ
されるチューブ内の残量塗料が増えしかもチューブ内を
パージするためのシンナーの量も増えることになり、無
駄が多くなる。
ムでは、塗料の色替が行なわれるため、塗料供給ユニッ
トと質量流量計との間には色替バルブ及びパージユニッ
トが配設されている。従って、塗装ガンと質量流量計と
の間のチューブが長くなると、それだけ色替時にパージ
されるチューブ内の残量塗料が増えしかもチューブ内を
パージするためのシンナーの量も増えることになり、無
駄が多くなる。
【0009】さらに、チューブが長いため塗装ガンより
実際に噴霧した量と計測値との間に遅れが生ずるため実
流量に対する計測値の応答性が低下して塗料供給量の制
御が遅れてしまう。
実際に噴霧した量と計測値との間に遅れが生ずるため実
流量に対する計測値の応答性が低下して塗料供給量の制
御が遅れてしまう。
【0010】上記のような各問題を解決するため、質量
流量計を移動装置の台車又は塗装用ロボットのアームに
設けて質量流量計と塗装ガンとの間を接続する上記チュ
ーブ長さを短くしようとすると、台車の移動、停止によ
る振動あるいはアーム動作による振動が質量流量計のセ
ンサチューブに作用してコリオリ力が変動してしまい正
確な流量計測が行なえなくなる。
流量計を移動装置の台車又は塗装用ロボットのアームに
設けて質量流量計と塗装ガンとの間を接続する上記チュ
ーブ長さを短くしようとすると、台車の移動、停止によ
る振動あるいはアーム動作による振動が質量流量計のセ
ンサチューブに作用してコリオリ力が変動してしまい正
確な流量計測が行なえなくなる。
【0011】そこで、本発明は上記課題を解決した振動
式測定装置の取付構造を提供することを目的とする。
式測定装置の取付構造を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記請求項1の発明は、
被測流体が通過するセンサチューブを振動させて被測流
体の質量流量又は密度を測定する測定ユニットと、該測
定ユニットを支持する支持部材と、該支持部材が開口部
に嵌合されて該測定ユニットを収納する収納ケースとを
有してなる振動式測定装置において、前記収納ケースの
開口部と前記支持部材との間に外部振動を吸収する振動
吸収部材を設けてなることを特徴とする。
被測流体が通過するセンサチューブを振動させて被測流
体の質量流量又は密度を測定する測定ユニットと、該測
定ユニットを支持する支持部材と、該支持部材が開口部
に嵌合されて該測定ユニットを収納する収納ケースとを
有してなる振動式測定装置において、前記収納ケースの
開口部と前記支持部材との間に外部振動を吸収する振動
吸収部材を設けてなることを特徴とする。
【0013】又、請求項2の発明は、被測流体が通過す
るセンサチューブを振動させて被測流体の質量流量又は
密度を測定する測定ユニットと、該測定ユニットを支持
する支持部材と、該支持部材が開口部に嵌合されて該測
定ユニットを収納する収納ケースとを有してなる振動式
測定装置において、前記収納ケースの開口部と前記支持
部材との間に外部振動を吸収する振動吸収部材を設け、
前記収納ケースを合成樹脂により形成してなることを特
徴とする。
るセンサチューブを振動させて被測流体の質量流量又は
密度を測定する測定ユニットと、該測定ユニットを支持
する支持部材と、該支持部材が開口部に嵌合されて該測
定ユニットを収納する収納ケースとを有してなる振動式
測定装置において、前記収納ケースの開口部と前記支持
部材との間に外部振動を吸収する振動吸収部材を設け、
前記収納ケースを合成樹脂により形成してなることを特
徴とする。
【0014】
【作用】上記請求項1によれば、収納ケースの開口部と
支持部材との間に外部振動を吸収する振動吸収部材を設
けることにより、センサチューブを振動させて被測流体
の質量流量又は密度を測定する測定ユニットに外部振動
が伝播することを防止することができる。
支持部材との間に外部振動を吸収する振動吸収部材を設
けることにより、センサチューブを振動させて被測流体
の質量流量又は密度を測定する測定ユニットに外部振動
が伝播することを防止することができる。
【0015】又、請求項2によれば、収納ケースの開口
部と支持部材との間に外部振動を吸収する振動吸収部材
を設けるとともに、収納ケースを合成樹脂により形成す
ることにより、装置全体の防振性の向上及び軽量化を図
れる。
部と支持部材との間に外部振動を吸収する振動吸収部材
を設けるとともに、収納ケースを合成樹脂により形成す
ることにより、装置全体の防振性の向上及び軽量化を図
れる。
【0016】
【実施例】図1乃至図4に本発明になる振動式測定装置
の一実施例が適用された塗装用ロボットシステムを示
す。
の一実施例が適用された塗装用ロボットシステムを示
す。
【0017】各図中、塗装用ロボットシステムでは、塗
装用ロボット1が移動装置2の台車3上に設置され、ワ
ーク4がコンベヤ装置5により搬送されて塗装ブースを
通過する間に塗装用ロボット1を台車3とともに移動さ
せながら塗装作業を行うようになっている。
装用ロボット1が移動装置2の台車3上に設置され、ワ
ーク4がコンベヤ装置5により搬送されて塗装ブースを
通過する間に塗装用ロボット1を台車3とともに移動さ
せながら塗装作業を行うようになっている。
【0018】尚、コンベヤ装置5はワーク4を一定速度
でX方向に搬送しており、移動装置2はこのコンベヤ装
置5に同期して台車3をベース6に沿ってX方向に移動
させる。
でX方向に搬送しており、移動装置2はこのコンベヤ装
置5に同期して台車3をベース6に沿ってX方向に移動
させる。
【0019】塗装用ロボット1は、台車3上に固定され
た基台7と、基台7上で旋回する旋回ベース8と、旋回
ベース8のブラケット8aに支持された第1アーム9
と、第1アーム9の上端より水平方向に延在する第2ア
ーム10と、第2アーム10先端の手首部11に設けら
れた塗装ガン12とよりなる。塗装用ロボット1はワー
ク4の形状に対応する塗装動作が予めティーチングされ
ており、このティーチングデータに基づいて塗装作業を
実行する。
た基台7と、基台7上で旋回する旋回ベース8と、旋回
ベース8のブラケット8aに支持された第1アーム9
と、第1アーム9の上端より水平方向に延在する第2ア
ーム10と、第2アーム10先端の手首部11に設けら
れた塗装ガン12とよりなる。塗装用ロボット1はワー
ク4の形状に対応する塗装動作が予めティーチングされ
ており、このティーチングデータに基づいて塗装作業を
実行する。
【0020】又、台車3上には、コリオリ式の質量流量
計13が設置されている。この質量流量計13は上部に
流入側塗料チューブ14と、流出側塗料チューブ15と
が接続されている。
計13が設置されている。この質量流量計13は上部に
流入側塗料チューブ14と、流出側塗料チューブ15と
が接続されている。
【0021】流入側塗料チューブ14は塗料を供給する
塗料供給ユニットの切替バルブ(共に図示せず)と接続
されている。又、流出側塗料チューブ15は第2アーム
10に沿って装架されて塗装ガン12に接続されてい
る。
塗料供給ユニットの切替バルブ(共に図示せず)と接続
されている。又、流出側塗料チューブ15は第2アーム
10に沿って装架されて塗装ガン12に接続されてい
る。
【0022】従って、塗料供給ユニットから圧送された
塗料は、流入側塗料チューブ14を通過して、質量流量
計13に供給されて流量計測される。そして、質量流量
計13より流出した塗料は、流出側塗料チューブ15を
介して塗装ガン12に供給され、ワーク4へ噴霧され
る。
塗料は、流入側塗料チューブ14を通過して、質量流量
計13に供給されて流量計測される。そして、質量流量
計13より流出した塗料は、流出側塗料チューブ15を
介して塗装ガン12に供給され、ワーク4へ噴霧され
る。
【0023】このように、質量流量計13が台車3上に
設けられているので、質量流量計13から塗装ガン12
までの距離が短く流出側塗料チューブ15の全長がかな
り短くできる。そのため、流出側塗料チューブ15内に
残留する塗料が少なくなり、切替時にパージされる塗料
及びシンナーが少量で済み無駄が少なくなっている。
又、実際に塗料が噴霧された吐出量に対し、質量流量計
13の流量計測の応答性が向上し、流量計測の遅れが小
さくなる。
設けられているので、質量流量計13から塗装ガン12
までの距離が短く流出側塗料チューブ15の全長がかな
り短くできる。そのため、流出側塗料チューブ15内に
残留する塗料が少なくなり、切替時にパージされる塗料
及びシンナーが少量で済み無駄が少なくなっている。
又、実際に塗料が噴霧された吐出量に対し、質量流量計
13の流量計測の応答性が向上し、流量計測の遅れが小
さくなる。
【0024】ここで、上記質量流量計13の構成につい
て説明する。
て説明する。
【0025】図3,図4に示す如く、質量流量計13
は、被測流体の流量に比例したコリオリ力を計測する振
動式の測定ユニット22を有する。
は、被測流体の流量に比例したコリオリ力を計測する振
動式の測定ユニット22を有する。
【0026】図5に示すように、測定ユニット22は、
センサチューブ25と、ブラケット23,24に支持さ
れた一対の加振器26a,26b,ピックアップ27
a,27bを有し、これらが円筒状の収納ケース28内
に収納されている。収納ケース28の下部開口には、円
盤状の底板29が嵌合固定されている。
センサチューブ25と、ブラケット23,24に支持さ
れた一対の加振器26a,26b,ピックアップ27
a,27bを有し、これらが円筒状の収納ケース28内
に収納されている。収納ケース28の下部開口には、円
盤状の底板29が嵌合固定されている。
【0027】底板29は、上記台車3の取付面3aに載
置され、収納ケース28の下端外周に突出するフランジ
30がボルト31により取付面3aに締結される。この
ように、本実施例では、収納ケース28及び底板29の
底面が平面であるので、取り付け場所を選ぶことなく直
接取付面3aに締結できるので、平面状の部分があれば
容易に取り付けることができる。
置され、収納ケース28の下端外周に突出するフランジ
30がボルト31により取付面3aに締結される。この
ように、本実施例では、収納ケース28及び底板29の
底面が平面であるので、取り付け場所を選ぶことなく直
接取付面3aに締結できるので、平面状の部分があれば
容易に取り付けることができる。
【0028】又、収納ケース28の上部開口には、円盤
状の蓋32が嵌合している。そして、この蓋32にセン
サチューブ25の両端及び加振器26a,26b,ピッ
クアップ27a,27bを支持する支柱47の上端部が
固定される。従って、測定ユニット22は収納ケース2
8の上部開口に嵌合する蓋32から下方に延在するよう
に吊下される。
状の蓋32が嵌合している。そして、この蓋32にセン
サチューブ25の両端及び加振器26a,26b,ピッ
クアップ27a,27bを支持する支柱47の上端部が
固定される。従って、測定ユニット22は収納ケース2
8の上部開口に嵌合する蓋32から下方に延在するよう
に吊下される。
【0029】図3,図4及び図6に示すように、収納ケ
ース28の上部開口28aと蓋32の段部32aとの間
には、外部振動を吸収するための振動吸収部材19が介
在している。この振動吸収部材19は、環状に形成され
たゴム製のチューブであり、内部に空気室19aを有す
る空気ばね構造になっており、材質自体の弾性とともに
空気室19a内の空気の圧力により収納ケース28から
伝播される振動を弾力的に吸収する。又、振動吸収部材
19は、外周に鍔部19bが突出しており、該鍔部19
bが収納ケース28の上部開口周縁に当接して保持され
る。
ース28の上部開口28aと蓋32の段部32aとの間
には、外部振動を吸収するための振動吸収部材19が介
在している。この振動吸収部材19は、環状に形成され
たゴム製のチューブであり、内部に空気室19aを有す
る空気ばね構造になっており、材質自体の弾性とともに
空気室19a内の空気の圧力により収納ケース28から
伝播される振動を弾力的に吸収する。又、振動吸収部材
19は、外周に鍔部19bが突出しており、該鍔部19
bが収納ケース28の上部開口周縁に当接して保持され
る。
【0030】よって、上記測定ユニット22は、この振
動吸収部材19により弾力的に支持されるように吊下さ
れている。
動吸収部材19により弾力的に支持されるように吊下さ
れている。
【0031】又、振動吸収部材19には、上面及び外周
に正方形状の板状ナット20が埋設されるようにインサ
ート成形されている。従って、固定用ボルト21が蓋3
2の鍔部32bに穿設された孔32c及び収納ケース2
8の外周に穿設された孔28cに挿通されて上記板状ナ
ット20に螺合して締め付けられることにより、振動吸
収部材19は収納ケース28の上部開口28aと蓋32
の段部32aとの間で挟持された状態に固定される。
に正方形状の板状ナット20が埋設されるようにインサ
ート成形されている。従って、固定用ボルト21が蓋3
2の鍔部32bに穿設された孔32c及び収納ケース2
8の外周に穿設された孔28cに挿通されて上記板状ナ
ット20に螺合して締め付けられることにより、振動吸
収部材19は収納ケース28の上部開口28aと蓋32
の段部32aとの間で挟持された状態に固定される。
【0032】このように、収納ケース28の上部開口2
8aと蓋32との間に振動吸収部材19が介在している
ため、例え収納ケース28に外部振動が伝播しても、弾
性を有する振動吸収部材19の空気室19aが空気ばね
として機能して外部振動を吸収する。
8aと蓋32との間に振動吸収部材19が介在している
ため、例え収納ケース28に外部振動が伝播しても、弾
性を有する振動吸収部材19の空気室19aが空気ばね
として機能して外部振動を吸収する。
【0033】しかるに、本実施例では、測定ユニット2
2の蓋32が振動吸収部材19に弾力的に支持される構
成であるので、収納ケース28に伝播した振動は振動吸
収部材19により絶縁されて収納ケース28内に収納さ
れた測定ユニット22に伝播することが防止される。そ
のため、測定ユニット22は、後述するように外部振動
の影響を受けることなく正確な流量計測が行える。
2の蓋32が振動吸収部材19に弾力的に支持される構
成であるので、収納ケース28に伝播した振動は振動吸
収部材19により絶縁されて収納ケース28内に収納さ
れた測定ユニット22に伝播することが防止される。そ
のため、測定ユニット22は、後述するように外部振動
の影響を受けることなく正確な流量計測が行える。
【0034】上記収納ケース28,底板29,蓋32
は、夫々合成樹脂製であり、例えば耐薬品性に優れたポ
リアセタール樹脂などにより成形されている。従って、
測定ユニット22を収納する収納ケース28,底板2
9,蓋32の軽量化が図られている。尚、被測流体が直
接流れるセンサチューブ25は耐食性に優れたステンレ
ス製である。
は、夫々合成樹脂製であり、例えば耐薬品性に優れたポ
リアセタール樹脂などにより成形されている。従って、
測定ユニット22を収納する収納ケース28,底板2
9,蓋32の軽量化が図られている。尚、被測流体が直
接流れるセンサチューブ25は耐食性に優れたステンレ
ス製である。
【0035】従って、測定ユニット22は、合成樹脂製
の収納ケース28,底板29,蓋32により形成された
気密容器内に収納されており、上記振動吸収部材19が
シール部材としても機能するため、外部と遮断された密
閉された空間内で外部の雰囲気から保護されるととも
に、センサチューブ25に結露が発生することを防止で
きる。さらに、収納ケース28の内部には、乾燥した気
体(例えば窒素ガスなど)を封入しておく。これによ
り、収納ケース28の外部の温度,湿度の変化による影
響を受けることなく正確な流量計測を行える。
の収納ケース28,底板29,蓋32により形成された
気密容器内に収納されており、上記振動吸収部材19が
シール部材としても機能するため、外部と遮断された密
閉された空間内で外部の雰囲気から保護されるととも
に、センサチューブ25に結露が発生することを防止で
きる。さらに、収納ケース28の内部には、乾燥した気
体(例えば窒素ガスなど)を封入しておく。これによ
り、収納ケース28の外部の温度,湿度の変化による影
響を受けることなく正確な流量計測を行える。
【0036】又、蓋32の上面には、流入側塗料チュー
ブ14が接続される流入口34と流出側塗料チューブ1
5が接続される流出口35とが穿設されている。この流
入口34及び流出口35には、センサチューブ25の両
端部を固定するための継手36,37が嵌合し、且つ各
継手36,37と流入口34,流出口35との間はシー
ル部材38,39によりシールされている。
ブ14が接続される流入口34と流出側塗料チューブ1
5が接続される流出口35とが穿設されている。この流
入口34及び流出口35には、センサチューブ25の両
端部を固定するための継手36,37が嵌合し、且つ各
継手36,37と流入口34,流出口35との間はシー
ル部材38,39によりシールされている。
【0037】上記センサチューブ25は、塗装用ロボッ
ト1の後方からみるとJ字状に形成されており、垂下方
向に平行に延在する流入側の直管部25a,流出側の直
管部25bと、直管部25a,25bの下端よりU字状
に湾曲した曲部25c,25dと、曲部25c,25d
とを接続する逆U字状の接続部25eとよりなる。又、
流入側の直管部25aの上端は流入口34に連通する孔
に嵌合する。流出側の直管部25bは上端が流出口35
に連通する孔に嵌合する。
ト1の後方からみるとJ字状に形成されており、垂下方
向に平行に延在する流入側の直管部25a,流出側の直
管部25bと、直管部25a,25bの下端よりU字状
に湾曲した曲部25c,25dと、曲部25c,25d
とを接続する逆U字状の接続部25eとよりなる。又、
流入側の直管部25aの上端は流入口34に連通する孔
に嵌合する。流出側の直管部25bは上端が流出口35
に連通する孔に嵌合する。
【0038】43はコネクタボックスで、蓋32の上面
に固着され、内部には加振器26a,26b及びピック
アップ27a,27bからの複数のコード44が引き込
まれている。加振器26a,26bは実質電磁ソレノイ
ドと同様な構成であり、センサチューブ25の直管部2
5a,25bの下端に設けられたマグネット26a1,
26b1 と、マグネット26a1 ,26b1 を台車3の
移動方向(X方向)と直交するY方向に駆動するコイル
26a2 ,26b2 とよりなる。
に固着され、内部には加振器26a,26b及びピック
アップ27a,27bからの複数のコード44が引き込
まれている。加振器26a,26bは実質電磁ソレノイ
ドと同様な構成であり、センサチューブ25の直管部2
5a,25bの下端に設けられたマグネット26a1,
26b1 と、マグネット26a1 ,26b1 を台車3の
移動方向(X方向)と直交するY方向に駆動するコイル
26a2 ,26b2 とよりなる。
【0039】又、ピックアップ27a,27bは加振器
26a,26bと同様な構成であり、直管部25a,2
5bの中間部分に設けられた円柱状のマグネット27a
1 ,27b1 と、マグネット27a1 ,27b1 との相
対変位に応じた電圧を発生する筒状のコイル27a2 ,
27b2 とよりなり、直管部25a,25bのY方向の
変位を検出する。
26a,26bと同様な構成であり、直管部25a,2
5bの中間部分に設けられた円柱状のマグネット27a
1 ,27b1 と、マグネット27a1 ,27b1 との相
対変位に応じた電圧を発生する筒状のコイル27a2 ,
27b2 とよりなり、直管部25a,25bのY方向の
変位を検出する。
【0040】45は第1のサポート板で、直管部25
a,25bに上端部分が貫通し、且つろう付け等により
直管部25a,25b外周に固着されている。46は第
2のサポート板で、接続部25eと曲部25c,25d
との間で装架され接続部25eの両端を保持するよう固
着されている。
a,25bに上端部分が貫通し、且つろう付け等により
直管部25a,25b外周に固着されている。46は第
2のサポート板で、接続部25eと曲部25c,25d
との間で装架され接続部25eの両端を保持するよう固
着されている。
【0041】従って、加振器26a,26bにより直管
部25a,25bの下端が加振されると、直管部25
a,25bは第1のサポート板45を支点とし、曲部2
5c,25dは第2のサポート板46を支点としてY方
向に振動する。このようにセンサチューブ25の直管部
25a,25bは上下方向の外部振動に対して直交する
水平方向に振動するため、外部振動の影響を受けにく
い。
部25a,25bの下端が加振されると、直管部25
a,25bは第1のサポート板45を支点とし、曲部2
5c,25dは第2のサポート板46を支点としてY方
向に振動する。このようにセンサチューブ25の直管部
25a,25bは上下方向の外部振動に対して直交する
水平方向に振動するため、外部振動の影響を受けにく
い。
【0042】そして、ピックアップ27a,27bは振
動する直管部25a,25b内を流れる流量に比例した
コリオリ力による水平方向(Y方向)の変位を検出する
ため、外部振動の上下方向成分を検出せず流量に応じて
直管部25a,25bの変位を正確に検出する。
動する直管部25a,25b内を流れる流量に比例した
コリオリ力による水平方向(Y方向)の変位を検出する
ため、外部振動の上下方向成分を検出せず流量に応じて
直管部25a,25bの変位を正確に検出する。
【0043】47は前記センサチューブ25,加振器2
6a,26b、ピックアップ27a,27bを支持する
支柱で、上端が蓋32に固定され、下端が垂下方向に延
在するよう設けられている。そして、支柱47は下端が
底板29より離間した自由端になっており、底板29を
介して外部振動が伝播しないようになっている。
6a,26b、ピックアップ27a,27bを支持する
支柱で、上端が蓋32に固定され、下端が垂下方向に延
在するよう設けられている。そして、支柱47は下端が
底板29より離間した自由端になっており、底板29を
介して外部振動が伝播しないようになっている。
【0044】流量計測時は、前述の如く加振器26a,
26bがセンサチューブ25の直管部25a,25bを
水平方向(Y方向)に加振し、一対の直管部25a,2
5bが互いに近接又は離間するように水平方向(Y方
向)に振動する。被測流体としての塗料はこのように振
動するセンサチューブ25の直管部25aに流入し曲部
25c,接続部25e,曲部25d,直管部25bを通
過して流出口35より下流側塗料チューブ15へ流出す
る。直管部25a,25bでは流量に比例した大きさの
コリオリ力が発生し、流入側と流出側では逆向きのコリ
オリ力が発生する。
26bがセンサチューブ25の直管部25a,25bを
水平方向(Y方向)に加振し、一対の直管部25a,2
5bが互いに近接又は離間するように水平方向(Y方
向)に振動する。被測流体としての塗料はこのように振
動するセンサチューブ25の直管部25aに流入し曲部
25c,接続部25e,曲部25d,直管部25bを通
過して流出口35より下流側塗料チューブ15へ流出す
る。直管部25a,25bでは流量に比例した大きさの
コリオリ力が発生し、流入側と流出側では逆向きのコリ
オリ力が発生する。
【0045】これにより、直管部25aと25bとでは
時間的な遅れが生じ、これがピックアップ27aの出力
信号と27bの出力信号との位相差となって検出され
る。尚、流量計測の原理についての詳細は同出願人によ
り先に出願された例えば特開昭63−262526号の
ものと同じなのでここでは省略する。
時間的な遅れが生じ、これがピックアップ27aの出力
信号と27bの出力信号との位相差となって検出され
る。尚、流量計測の原理についての詳細は同出願人によ
り先に出願された例えば特開昭63−262526号の
ものと同じなのでここでは省略する。
【0046】ところが、上記構成になる質量流量計13
には、振動が台車3を介して伝播される。
には、振動が台車3を介して伝播される。
【0047】しかるに、本実施例では、測定ユニット2
2が上記空気ばね構造の振動吸収部材19を介して吊下
されているので、台車3からの外部振動は振動吸収部材
19の空気室19aの空気圧及び振動吸収部材19自体
の弾性により弾力的に吸収される。従って、測定ユニッ
ト22には、台車3の移動による振動が伝播せず、振動
吸収部材19により外部振動が良好に絶縁される。
2が上記空気ばね構造の振動吸収部材19を介して吊下
されているので、台車3からの外部振動は振動吸収部材
19の空気室19aの空気圧及び振動吸収部材19自体
の弾性により弾力的に吸収される。従って、測定ユニッ
ト22には、台車3の移動による振動が伝播せず、振動
吸収部材19により外部振動が良好に絶縁される。
【0048】しかも、本実施例では、外部振動の上下方
向成分が収納ケース28,底板29に伝播しても、セン
サチューブ25の直管部25a,25bが振動成分と直
交する水平方向に加振され、ピックアップ27a,27
bはY方向に発生するコリオリ力による直管部25a,
25bの変位を検出するため、外部振動の影響をほとん
ど受けることなく流量計測することができる。そのた
め、質量流量計13は移動する台車3上に設置された状
態でも流量を正確に計測できる。
向成分が収納ケース28,底板29に伝播しても、セン
サチューブ25の直管部25a,25bが振動成分と直
交する水平方向に加振され、ピックアップ27a,27
bはY方向に発生するコリオリ力による直管部25a,
25bの変位を検出するため、外部振動の影響をほとん
ど受けることなく流量計測することができる。そのた
め、質量流量計13は移動する台車3上に設置された状
態でも流量を正確に計測できる。
【0049】さらに、質量流量計13は台車3がX方向
に移動する際、同方向の加速度を受けることになる。し
かるに、前述の如く質量流量計13のセンサチューブ2
5は台車3の移動方向に対し直交方向であるY方向に加
振されるように設けられており、従ってピックアップ2
7a,27bは台車3の移動に伴う加速度の影響を受け
ないY方向のコリオリ力を検出することになる。
に移動する際、同方向の加速度を受けることになる。し
かるに、前述の如く質量流量計13のセンサチューブ2
5は台車3の移動方向に対し直交方向であるY方向に加
振されるように設けられており、従ってピックアップ2
7a,27bは台車3の移動に伴う加速度の影響を受け
ないY方向のコリオリ力を検出することになる。
【0050】そのため、質量流量計13は移動する台車
3上に塗装用ロボット1とともに設置されても、塗料の
供給量を正確に計測することができる。
3上に塗装用ロボット1とともに設置されても、塗料の
供給量を正確に計測することができる。
【0051】上記実施例ではセンサチューブ形状がJ字
状に曲げられた構成の質量流量計13を一例として説明
したが、センサチューブ形状はこれに限らないのは勿論
である。
状に曲げられた構成の質量流量計13を一例として説明
したが、センサチューブ形状はこれに限らないのは勿論
である。
【0052】図6に本発明の変形例を示す。
【0053】同図中、塗装用ロボット1の第1アーム1
0の上面10aには、質量流量計13が設置されてお
り、質量流量計13は固定用ベルト51により第1アー
ム10に固定されている。
0の上面10aには、質量流量計13が設置されてお
り、質量流量計13は固定用ベルト51により第1アー
ム10に固定されている。
【0054】質量流量計13は前述したように収納ケー
ス28の上部開口28aと蓋32との間に振動吸収部材
19が介在しているため、例え第1アーム10の回動動
作による振動が収納ケース28に伝播しても、弾性を有
する振動吸収部材19の空気室19aが空気ばねとして
機能して外部振動を吸収する。
ス28の上部開口28aと蓋32との間に振動吸収部材
19が介在しているため、例え第1アーム10の回動動
作による振動が収納ケース28に伝播しても、弾性を有
する振動吸収部材19の空気室19aが空気ばねとして
機能して外部振動を吸収する。
【0055】即ち、測定ユニット22が振動吸収部材1
9を介して吊下された状態に支持されているので、収納
ケース28の振動は、振動吸収部材19により絶縁され
て収納ケース28内に収納された測定ユニット22に伝
播するこが防止される。そのため、測定ユニット22
は、第1アーム10の回動動作に伴う振動の影響を受け
ることなく正確な流量計測が行える。
9を介して吊下された状態に支持されているので、収納
ケース28の振動は、振動吸収部材19により絶縁され
て収納ケース28内に収納された測定ユニット22に伝
播するこが防止される。そのため、測定ユニット22
は、第1アーム10の回動動作に伴う振動の影響を受け
ることなく正確な流量計測が行える。
【0056】さらに、質量流量計13から塗装ガン12
までの距離が上記実施例の構成よりも短いので、質量流
量計13から引き出され塗装ガン12との間を接続する
塗料チューブ15が大幅に短くなり、その分塗装ガン1
2のオン、オフによる塗料の流量変化を応答性良く計測
できる。
までの距離が上記実施例の構成よりも短いので、質量流
量計13から引き出され塗装ガン12との間を接続する
塗料チューブ15が大幅に短くなり、その分塗装ガン1
2のオン、オフによる塗料の流量変化を応答性良く計測
できる。
【0057】又、質量流量計13は、前述したように収
納ケース28,底板29,蓋32は、夫々合成樹脂製で
あり、軽量化が図られているので、第1アーム10に取
り付けられても第1アーム10の旋回動作を妨げること
がない。従って、第1アーム10の強度を補強したり、
あるいは第1アーム10を駆動する駆動用モータを大型
化する必要もない。
納ケース28,底板29,蓋32は、夫々合成樹脂製で
あり、軽量化が図られているので、第1アーム10に取
り付けられても第1アーム10の旋回動作を妨げること
がない。従って、第1アーム10の強度を補強したり、
あるいは第1アーム10を駆動する駆動用モータを大型
化する必要もない。
【0058】尚、上記実施例では、質量流量計を一例と
して説明したが、振動式の密度計として使用することも
できる。
して説明したが、振動式の密度計として使用することも
できる。
【0059】又、センサチューブの形状は、上記実施例
の形状に限らず、例えばU字状に曲げられた形状あるい
は直線状に延在する形状を採用しても良いのは勿論であ
る。
の形状に限らず、例えばU字状に曲げられた形状あるい
は直線状に延在する形状を採用しても良いのは勿論であ
る。
【0060】又、上記実施例では、センサチューブが1
本の構成された質量流量計を用いたが、これ以外の例え
ば特開平1−136026号公報にみられるように一対
のセンサチューブを互いに近接、離間するよう振動させ
る構成にも適用できる。その場合、外部信号をキャンセ
ルできるが、加振方向が台車の移動方向と直交する向き
となるように設けても良いのは勿論である。
本の構成された質量流量計を用いたが、これ以外の例え
ば特開平1−136026号公報にみられるように一対
のセンサチューブを互いに近接、離間するよう振動させ
る構成にも適用できる。その場合、外部信号をキャンセ
ルできるが、加振方向が台車の移動方向と直交する向き
となるように設けても良いのは勿論である。
【0061】
【発明の効果】上述の如く、請求項1の発明によれば、
収納ケースの開口部と支持部材との間に外部振動を吸収
する振動吸収部材を設けたため、センサチューブを振動
させて被測流体の質量流量又は密度を測定する測定ユニ
ットに外部振動が伝播することを防止することができ、
振動の影響を受けることなく正確の計測が可能になる。
又、底面を直接取付面に当接させて取り付けることがで
きるので、取り付け作業が容易に行える。
収納ケースの開口部と支持部材との間に外部振動を吸収
する振動吸収部材を設けたため、センサチューブを振動
させて被測流体の質量流量又は密度を測定する測定ユニ
ットに外部振動が伝播することを防止することができ、
振動の影響を受けることなく正確の計測が可能になる。
又、底面を直接取付面に当接させて取り付けることがで
きるので、取り付け作業が容易に行える。
【0062】又、請求項2によれば、収納ケースの開口
部と支持部材との間に外部振動を吸収する振動吸収部材
を設けるとともに、収納ケースを合成樹脂により形成し
たため、装置全体の防振性の向上及び軽量化を図ること
ができ、可動部分に取り付ける際に可動部分を補強した
り駆動部の負荷が増大する必要がないので、設置場所を
選ぶことなく設置することができる。
部と支持部材との間に外部振動を吸収する振動吸収部材
を設けるとともに、収納ケースを合成樹脂により形成し
たため、装置全体の防振性の向上及び軽量化を図ること
ができ、可動部分に取り付ける際に可動部分を補強した
り駆動部の負荷が増大する必要がないので、設置場所を
選ぶことなく設置することができる。
【図1】本発明になる振動式測定装置の一実施例が適用
された塗装システムを示す斜視図である。
された塗装システムを示す斜視図である。
【図2】塗装用ロボットの背面図である。
【図3】質量流量計の構成を説明するための縦断面図で
ある。
ある。
【図4】質量流量計の背面から見た縦断面図である。
【図5】測定ユニットの斜視図である。
【図6】本発明の要部を拡大して示す縦断面図である。
【図7】本発明の変形例の斜視図である。
1 塗装用ロボット 2 移動装置 3 台車 4 ワーク 5 コンベヤ装置 6 ベース 12 塗装ガン 13 質量流量計 14 流入側塗装チューブ 15 流出側塗装チューブ 19 振動吸収部材 25 センサチューブ 26a,26b 加振器 27a,27b ピックアップ 28 収納ケース 32 蓋 47 支柱
Claims (2)
- 【請求項1】 被測流体が通過するセンサチューブを振
動させて被測流体の質量流量又は密度を測定する測定ユ
ニットと、該測定ユニットを支持する支持部材と、該支
持部材が開口部に嵌合されて該測定ユニットを収納する
収納ケースとを有してなる振動式測定装置において、 前記収納ケースの開口部と前記支持部材との間に外部振
動を吸収する振動吸収部材を設けてなることを特徴とす
る振動式測定装置。 - 【請求項2】 被測流体が通過するセンサチューブを振
動させて被測流体の質量流量又は密度を測定する測定ユ
ニットと、該測定ユニットを支持する支持部材と、該支
持部材が開口部に嵌合されて該測定ユニットを収納する
収納ケースとを有してなる振動式測定装置において、 前記収納ケースの開口部と前記支持部材との間に外部振
動を吸収する振動吸収部材を設け、 前記収納ケースを合成樹脂により形成してなることを特
徴とする振動式測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5320560A JPH07174601A (ja) | 1993-12-20 | 1993-12-20 | 振動式測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5320560A JPH07174601A (ja) | 1993-12-20 | 1993-12-20 | 振動式測定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07174601A true JPH07174601A (ja) | 1995-07-14 |
Family
ID=18122797
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5320560A Pending JPH07174601A (ja) | 1993-12-20 | 1993-12-20 | 振動式測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07174601A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19614736A1 (de) * | 1996-04-15 | 1997-10-16 | Krohne Ag | Massendurchflußmeßgerät |
US6158290A (en) * | 1997-04-11 | 2000-12-12 | Krohne A.G. | Mass flow meter |
JP2003525437A (ja) * | 2000-03-02 | 2003-08-26 | マイクロ・モーション・インコーポレーテッド | 主としてプラスチックからなるコリオリ流量計を製造するための方法及び装置 |
KR20130041176A (ko) * | 2010-07-09 | 2013-04-24 | 마이크로 모우션, 인코포레이티드 | 감쇠된 측정기 구성 요소를 포함하는 진동형 측정기 |
CN103124897A (zh) * | 2010-07-09 | 2013-05-29 | 微动公司 | 包括改进仪表外壳的振动计 |
JP2015129763A (ja) * | 2015-02-24 | 2015-07-16 | マイクロ モーション インコーポレイテッド | 減衰メータコンポーネントを備える振動メータ |
-
1993
- 1993-12-20 JP JP5320560A patent/JPH07174601A/ja active Pending
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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