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JPH07174396A - マルチ形空気調和機 - Google Patents

マルチ形空気調和機

Info

Publication number
JPH07174396A
JPH07174396A JP5122259A JP12225993A JPH07174396A JP H07174396 A JPH07174396 A JP H07174396A JP 5122259 A JP5122259 A JP 5122259A JP 12225993 A JP12225993 A JP 12225993A JP H07174396 A JPH07174396 A JP H07174396A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
unit
thermo
indoor
indoor units
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5122259A
Other languages
English (en)
Inventor
Koki Masui
弘毅 増井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP5122259A priority Critical patent/JPH07174396A/ja
Publication of JPH07174396A publication Critical patent/JPH07174396A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)
  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 空調能力が室外機の最低空調能力より小さい
室内機を含んだ複数の室内機を同時に運転制御しても、
常時正常運転できるマルチ形空気調和機を得る。 【構成】 室内機用マイコン(35a)が室内吸込温度セン
サ(31a)からの室内吸込温度信号と設定温度情報とを演
算してサーモON状態及びサーモOFF状態を判断して
サーモ状態信号を伝送線(3)を介して室外機(1)に送信す
る。室外機(1)における室外機用マイコンでは受信した
サーモ状態信号が同時サーモ発停グループ番号設定器(3
3a)によってグループとされた室内機(2a)(2b)の内代表
機とされた室内機(2a)からの信号であると、サーモ状態
信号に基づいたサーモ指令信号に、グループとされた室
内機(2a)(2b)のユニットアドレスを付加して、伝送線
(3)を介して室内機用マイコン(35a)に送信する。サーモ
指令信号を受けた室内機用マイコン(35a)では受信した
サーモ指令信号に基づいて室内機(2a)〜(2c)のサーモ動
作を行わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数の室内機を有し
たマルチ形空気調和機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は、例えば特開平3−99153号
公報に示された従来のマルチ形空気調和機を示すもので
あり、図において、(1)は室外機、(2a)〜(2c)はこの室
外機に並列接続された室内機で、冷媒配管(図示せず)
を通じて室外機(1)との間で冷媒を流通可能に接続され
ているとともに、伝送線(3a)〜(3c)を介して室外機(1)
との間で各種信号を双方向に伝達可能に接続されてい
る。(4)は上記室外機(1)に設けられた室外機用マイクロ
コンピュータで、上記各伝送線(3a)〜(3c)を介して伝送
されてきた室内機特定信号がどの室内機(2a)〜(2c)を選
択しているのかを判別する室内機判別手段(5)と、この
室内機判別手段(5)によって選択された室内機(2a)〜(2
c)に指令信号を伝送線(3a)〜(3c)を介して送信する指令
信号出力手段(6)とを有している。
【0003】(7)は上記室内機(2a)〜(2c)それぞれに対
して設けられた、例えばワイヤレスリモコンやワイヤド
リモコンからなるリモートコントローラで、上記室内機
(2a)〜(2c)と離れた位置から空気調和機の運転制御や運
転状態のモニタが可能に構成されたものであり、制御用
操作部及びこの制御用操作部での操作内容に応じて上記
室外機(1)と室内機(2a)〜(2c)とを運転するための指令
信号を発生する指令信号発生部からなる指令信号発生手
段(8)と、上記指令信号発生手段(8)の指令信号発生部か
らの指令信号で制御される室内機(2a)〜(2c)を特定する
ための室内機特定信号を発生する室内機特定信号発生部
及びこの室内機特定信号発生部からの室内機特定信号で
特定される上記室内機(2a)〜(2c)を切り替えるように操
作するための切り替えスイッチからなる室内機特定信号
発生手段(9)とを有し、しかも、上記室外機(1)のマイク
ロコンピュータ(4)を経由して伝送されてくる上記室内
機(2a)〜(2c)からの運転情報信号を受信して表示する機
能を有している。
【0004】次に、このように構成されたマルチ形空気
調和機の動作について説明する。今、室内機(2a)が設け
られている室内からリモートコントローラ(7)を用いて
他の室内に設けられている室内機(2b)を操作する場合に
ついて説明する。まず、リモートコントローラ(7)の室
内機特定信号発生手段(9)の切り替えスイッチを操作し
て室内機(2b)を指定するとともに、指令信号発生手段
(8)の制御用操作部の操作によって運転開始、運転停
止、設定温度の変更等の制御内容を特定する。この状態
でリモートコントローラ(7)における室内機特定信号発
生手段(9)の室内機特定信号発生部からの室内機特定信
号及び指令信号発生手段(8)の指令信号発生部からの指
令信号が発信されると、これら室内機特定信号及び指令
信号は室内機(2a)から伝送線(3a)を介して室外機(1)の
マイクロコンピュータ(4)へ伝送される。
【0005】マイクロコンピュータ(4)では、室内機判
別手段(5)にて受信した室内機特定信号に基づいて室内
機(2b)を判別し、指令信号出力手段(6)が指令信号を伝
送線(3b)を介して室内機(2b)に出力して室内機(2b)を運
転制御する。その結果、室内機(2a)が設けられた室内
で、他の室内に設けられた室内機(2b)を操作できるもの
である。
【0006】また、室内機(2b)が設けられている室内の
室温を、室内機(2a)が設けられた室内のリモートコント
ローラ(7)によってモニタする場合は、室内機(2b)から
伝送線(3b)、マイクロコンピュータ(4)及び伝送線(3a)
を介して室内機(2a)に伝送されている室内機(2b)が設け
られた室内の室温を、リモートコントローラ(7)に設け
られているモニタスイッチ等を操作することによって室
内機(2a)からリモートコントローラ(7)に呼び出して表
示すればよい。
【0007】図7は、例えば特開平2−44143号公
報に示された従来のマルチ形空気調和機を示すものであ
り、図において、(1)は室外機、(2a)〜(2n)はこの室外
機に並列接続された室内機で、冷媒配管(図示せず)を
通じて室外機(1)との間で冷媒を流通可能に接続されて
いるとともに、伝送線(3)を介して室外機(1)との間で各
種信号を双方向に伝達可能に接続されている。(10)は上
記室外機(1)に設けられた室外機制御用マイクロコンピ
ュータで、入出力部(10a)とCPU(10b)とメモリ(10c)
とを有している。(11)は上記室外機(1)に設けられた室
外機用伝送部、(12)は上記室内機(2a)〜(2n)の台数を設
定する台数設定手段、(13)は上記室外機(1)に設けられ
た容量設定手段、(14)は上記室外機(1)に設けられたユ
ニットアドレス設定手段である。
【0008】(16)は上記室内機(2a)〜(2n)それぞれに設
けられた室内機制御用マイクロコンピュータで、入出力
部(16a)とCPU(16b)とメモリ(16c)と上記室外機(1)の
ユニットアドレス設定手段(14)に対応するユニットアド
レス設定手段(16d)とを有している。(17)は上記室内機
(2a)〜(2n)それぞれに設けられた室内機用伝送部であ
る。
【0009】次に、このように構成されたマルチ形空気
調和機の動作について説明する。まず、電源が投入され
ると、室外機(1)に設けられた台数設定手段(12)、容量
設定手段(13)及びユニットアドレス設定手段(14)によっ
て設定されたデータ、すなわち各室内機(2a)〜(2n)の台
数、容量及びアドレスが室外機制御用マイクロコンピュ
ータ(10)の入出力部(10a)を介して、マイクロコンピュ
ータ(10)のCPU(10b)に出力される。CPU(10b)は一
義的に決定されたユニットアドレス値の配列に対応する
容量の大きさの配列を行う。次にCPU(10b)はこの配
列のデータを入出力部(10a)を介して室外機用伝送部(1
1)に出力する。室外機用伝送部(11)はこのデータを伝送
線(3)を介して室内機(2a)〜(2n)に送出する。
【0010】伝送線(3)を介してデータを受けた室内機
(2a)〜(2n)では、室内機制御用マイクロコンピュータ(1
6)のユニットアドレス設定手段(16d)に設定されたユニ
ットアドレス値に対応するデータを、室内機用伝送部(1
7)を介して入力する。室内機用伝送部(17)はこの入力さ
れたデータを室内機用マイクロコンピュータ(16)の入出
力部(16a)を介してCPU(16b)に出力する。CPU(16
b)はこの入力されたデータを確認し、メモリ(16c)に格
納する。
【0011】また、室外機制御用マイクロコンピュータ
(10)のCPU(10b)は上記のデータ伝送において、無効
のユニットアドレスがあった場合、室内機(2a)〜(2n)と
の未接続を判断し、台数を判断する。この判断されたデ
ータは室外機制御用マイクロコンピュータ(10)のメモリ
(10c)に格納される。
【0012】このように構成されたマルチ形空気調和機
にあっては、室外機(1)によって室内機(2a)〜(2n)にお
ける台数、容量、ユニットアドレスの設定が行われてい
るため、各室内機(2a)〜(2n)からのデータ伝送が不要に
なる。
【0013】図8は室内機をグループ管理する従来のマ
ルチ形空気調和機を示すものであり、図において、(2a)
及び(2b)は同一グループとして制御される室内機で、た
とえば、グループ番号(初期状態ではグループ番号0)
を不揮発記憶する記憶手段を有しており、また、室内機
用伝送線(21)を介してそれぞれ接続されている。(22)は
同一グループとなる室内機(2a)及び(2b)をグループ化す
るためのグループ情報を設定するグループ編成器で、室
内機(2a)及び(2b)に室内機用伝送線(21)を介してグルー
プ番号設定指令信号を送信し、このグループ番号設定指
令信号に基づいて室内機(2a)及び(2b)の記憶手段に記憶
されるグループ番号を設定させるためのものである。
【0014】(23)はこのグループ編成器からのグループ
情報を設定するためのグループ番号設定指令信号によっ
てグループ情報が設定され、設定されたグループ情報に
基づき同一グループとされる上記室内機(2a)及び(2b)に
室内機用伝送線(21)を介して制御指令信号を出力するた
めの光アダプタで、受信部とグループ編成器(22)からの
グループ情報を記憶するアドレス設定手段と制御指令信
号出力部を有している。(7)は空気調和機の運転制御を
行うための制御信号を上記受光アダプタ(23)に出力する
ためのワイヤレスリモコンからなるリモートコントロー
ラで、制御用操作部及び送信部を有しているものであ
り、上記光アダプタ(23)とで手元リモコンと同等の機能
を奏するものである。
【0015】次に、このように構成されたマルチ形空気
調和機の動作について説明する。今、グループ編成器(2
2)によって、光アダプタ(23)のアドレス設定手段及び室
内機(2a)及び(2b)の記憶手段に同一のグループ番号が設
定され、同一グループとされているとする。このような
状態で、まず、室内機(2a)及び(2b)の操作したい制御内
容(運転指令)、例えば「冷房23℃運転」を、リモー
トコントローラ(7)の操作部を操作して設定する。する
と、その設定された制御内容に基づいた指令信号が、リ
モートコントローラ(7)の送信部から光アダプタ(23)に
向かって送信される。
【0016】光アダプタ(23)は、リモートコントローラ
(7)からの指令信号を受信部で受け、リモートコントロ
ーラ(7)のアドレス設定手段に設定されたグループ情報
に基づいて同一グループとされた室内機(2a)及び(2b)に
対して指令信号を指令信号出力部から室内機用伝送線(2
1)を介して出力する。その結果、指令信号を受けた同一
グループの室内機(2a)及び(2b)は、入力された指令信号
に基づいた運転、例えば「冷房23℃運転」が行われる
ことになる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、図6に示し
た従来例のものにあっては、リモートコントローラ(7)
における室内機特定信号発生手段(9)によって室内機(2
a)〜(2c)から室外機(1)を介して1台の室内機を特定し
て運転制御するものであり、複数の室内機をグループ化
してグループ運転できないものであり、しかも、室外機
(1)に設けられた室外機用マイクロコンピュータ(4)が中
継動作を行っているため、別の冷媒系統への中継ができ
ないものであった。
【0018】また、図7に示した従来例のものにあって
は、冷房能力または暖房能力(以下、冷房能力及び暖房
能力を総称して空調能力と称す)が、室外機(1)の最低
冷房能力または最低暖房能力(以下、最低冷房能力及び
最低暖房能力を総称して最低空調能力と称す)より空調
能力が小さい室内機を含んだ複数の室内機を同時に運転
制御した場合、複数の室内機の設定温度が共通にしてあ
っても、それぞれの室内機による室内吸い込み空気温度
が異なるため、それぞれの室内機におけるサーモ発停
(サーミスタによって検出された室内機の室内吸い込み
温度が設定温度と比較されて室外機を運転(冷房の場合
は室内吸い込み温度<設定温度のとき、サーモON状態
で運転)あるいは停止(冷房の場合は室内吸い込み温度
≧設定温度のとき、サーモOFF状態で停止)させて自
動制御運転している状態)が異なり、混在する状態とな
る。
【0019】そのため、能力が多段制御できる室外機
(1)の最低空調能力より小さい室内機のみがサーモON
状態であると、室外機(1)とサーモON状態で運転して
いる室内機との間に能力のアンバランスが生じて圧力バ
ランスの不整合が生じ、異常停止に至ってしまうという
問題点を有していた。
【0020】つまり、室外機(1)の最低空調能力より小
さい室内機のみがサーモON状態であると、冷房の場合
に室外機での熱の放出に対して室内機の熱の吸収が不十
分のため液冷媒が十分に気化されない状態で室内機の圧
縮機に入るため、圧縮機にて液冷媒が圧縮できずに圧縮
機の破壊の恐れがあり、また、暖房の場合に室外機での
熱の吸収に対して室内機の熱の放出が不十分のため液冷
媒の温度及び圧力が上昇して潤滑油の粘度が低下して潤
滑不足による圧縮機の摩耗破壊、あるいは圧力上昇によ
る電磁弁、圧縮機の破壊の恐れがあるため、センサにて
検知して異常停止することになるものである。
【0021】この問題を解決するために、室内機の合計
の能力が室外機の最低能力以下にならないように室内機
のペアを編成し、室内機ペアにおける室内機親機が室内
機ペアにおける室内機子機へサーモ指令を送信し、同時
にサーモ発停することにより、異常停止に至ることを防
ぐことも考えられるが、室内機ペアにおける室内機同志
の通信管理が必要となり、室内機親機における室内機子
機に対するサーモ指令のためのプログラムや子機管理の
プログラムの負荷が増えてしまうという問題を有すると
ともに、親子設定器及び室内機ペアアドレス設定器を必
要とし高価になるという問題点も有してしまう。
【0022】さらに、図8に示した従来例のものにあっ
ては、室内機のグループ毎に光アダプタ(23)を対応して
設ける必要があるため、室内機のグループを変更する場
合、例えばパーテーションで区切られた室内を間仕切り
変更によって区切られる室内を変更する場合等に生じる
室内機のグループ変更の場合には、光アダプタ(23)の位
置も間仕切りの変更及びグループの変更によって変更を
しなければならず、光アダプタ(23)の取り外し及び装着
並びに室内機用伝送線(21)からの取り外し及び接続等非
常に面倒な作業が必要となるという問題点を有してい
る。
【0023】また、1つの光アダプタ(23)に対して複数
の室内機(2a)及び(2b)をグループ化し、光アダプタ(23)
に対してリモートコントローラ(7)で光アダプタ(23)に
対応したグループ番号を付加して制御内容を送信するの
で、1カ所でしか光アダプタ(23)に対して送信できず、
しかも光アダプタ(23)は1つのグループ番号しか設定さ
れていないため、1カ所で複数のグループに対する操作
ができないものであった。
【0024】この発明は、上記した点に鑑みてなされた
ものであり、空調能力が室外機(1)の最低空調能力より
小さい室内機を含んだ複数の室内機を同時に運転制御し
ても、室内機及び室外機のプログラム容量を多くするこ
となく、常時正常運転ができるマルチ形空気調和機を得
ることを目的とするものである。
【0025】この発明の第2の目的は、複数の室内機を
運転制御するものにおいて、同時サーモ発停グループを
設定できるマルチ形空気調和機を得ることである。この
発明の第3の目的は、複数の室内機を運転制御するもの
において、グループ編成操作を不要にしてワイヤレスリ
モコン及びワイヤードリモコンのいずれでもグループ制
御ができるマルチ形空気調和機を得ることである。この
発明の第4の目的は、複数の室内機をグループ分けして
運転制御するものにおいて、室内機のグループの変更が
容易に行えるマルチ形空気調和機を得ることである。
【0026】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の発明に
係わるマルチ形空気調和機は、室外機に並列接続され、
少なくとも1つがその冷房能力または暖房能力が室外機
の最低冷房能力または最低暖房能力より小さい複数の室
内機を備え、これら複数の室内機それぞれに、それぞれ
が設定温度と吸込温度と示す信号に基づいてサーモON
状態及びサーモOFF状態を判断してサーモ状態信号を
出力する複数のサーモ状態判断手段と、それぞれがサー
モ指令信号を受けて対応した室内機のサーモ動作を行わ
せるためのサーモ動作制御手段とを設けるとともに、室
外機に、複数の室内機の代表機が設定され、複数のサー
モ状態判断手段からのサーモ状態信号を受け、設定され
た代表機に対応するサーモ状態判断手段からのサーモ状
態信号を受けるとこのサーモ状態信号に基づいたサーモ
指令信号を複数のサーモ動作制御手段に送信して同じサ
ーモ動作させるためのサーモ指令信号発生手段を設けた
ものである。
【0027】この発明の第2の発明に係わるマルチ形空
気調和機は、室外機に並列接続され、少なくとも1つが
その冷房能力または暖房能力が上記室外機の最低冷房能
力または最低暖房能力より小さい複数の室内機を備え、
これら複数の室内機それぞれに、それぞれが設定温度と
吸込温度を示す信号に基づいてサーモON状態及びサー
モOFF状態を判断してサーモ状態信号を出力する複数
のサーモ状態判断手段と、それぞれがサーモ指令信号を
受けて対応した室内機のサーモ動作を行わせるための複
数のサーモ動作制御手段と、同時サーモ発停グループ番
号を設定するための複数の同時サーモ発停グループ番号
設定器とを設けるとともに、室外機に、複数のサーモ状
態判断手段からのサーモ状態信号及び複数の同時サーモ
発停グループ番号設定器からの同時サーモ発停グループ
番号を受け、受信したサーモ状態判断手段からのサーモ
状態信号が同時サーモ発停グループの代表機からのもの
であるとこのサーモ状態信号に基づいたサーモ指令信号
を同時サーモ発停グループの複数の室内機における複数
のサーモ動作制御手段に送信して同じサーモ動作させる
ためのサーモ指令信号発生手段を設けたものである。
【0028】この発明の第3の発明に係わるマルチ形空
気調和機は、複数の室内機と、室内機に対して機器判別
を示す信号及び制御内容を示す信号を有するワイヤレス
信号を出力するワイヤレスリモコンとを備え、複数の室
内機それぞれに、ワイヤレスリモコンからのワイヤレス
信号を受け、このワイヤレス信号を、機器判別を示すコ
ード及び制御内容を示すコードを有した電気信号である
第1の信号に変換して出力する複数の受信部と、それぞ
れが対応した受信部からの第1の信号を受けて、この第
1の信号から機器判別コードを除去した第2の信号とし
て出力する複数の信号変換部とを設け、これら複数の信
号変換部の出力を接続する第2の信号伝送線を設け、さ
らに、複数の室内機それぞれに、それぞれが対応した信
号変換部からの第2の信号あるいは第2の信号伝送線か
ら伝達された第2の信号を受け、第2の信号に基づいて
室内機を制御する制御信号を生成する複数の機器制御部
を設けたものである。
【0029】この発明の第4の発明に係わるマルチ形空
気調和機は、複数の室内機と、室内機に対して制御内容
を示す信号を有するワイヤレス信号を出力するワイヤレ
スリモコンとを備え、複数の室内機それぞれに、ワイヤ
レスリモコンからのワイヤレス信号を受け、このワイヤ
レス信号を電気信号であるリモコン信号に変換して出力
する複数の受信部と、対応する室内機の自己アドレスを
記憶する自己アドレス設定手段と、連動制御器のアドレ
スを記憶する連動制御器アドレス設定手段と、対応する
受信部からのリモコン信号における制御内容を示す信号
に、自己アドレス設定手段からの自己アドレスを送信元
として、連動制御器アドレス設定手段からの連動制御器
アドレスを送信先として付加したリモコン中継信号を生
成して出力するリモコン中継信号出力手段とを設け、自
己のアドレスを記憶する連動制御器用アドレス設定手段
と、複数の室内機に対するアドレス及びグループ番号を
対応させて記憶するグループ設定手段と、リモコン中継
信号出力手段からのリモコン中継信号における制御内容
を示す信号に、同一グループとされる室内機のアドレス
を送信先として付加した制御指令信号を生成して出力す
る制御指令信号出力手段とを有した連動制御器を設けた
ものである。
【0030】
【作用】この発明の第1の発明にあっては、室外機に設
けられたサーモ指令信号発生手段が、設定された代表機
に対応するサーモ状態判断手段からのサーモ状態信号を
受けるとこのサーモ状態信号に基づいたサーモ指令信号
を複数のサーモ動作制御手段に送信して同じサーモ動作
させ、グループ運転なさしめる。
【0031】この発明の第2の発明にあっては、複数の
室内機に設けられた同時サーモ発停グループ番号設定器
が、複数の室内機に対してグループを規定し、室外機に
設けられたサーモ指令信号発生手段が、受信したサーモ
状態判断手段からのサーモ状態信号が同時サーモ発停グ
ループの代表機からのものであるとこのサーモ状態信号
に基づいたサーモ指令信号を同時サーモ発停グループの
複数の室内機における複数のサーモ動作制御手段に送信
して同じサーモ動作させ、グループ運転なさしめる。
【0032】この発明の第3の発明にあっては、第2の
信号伝送線が、制御内容を示すコードを有した電気信号
である第2の信号を出力する複数の信号変換部の出力を
接続して、第2の信号に基づいて制御される室内機のグ
ループを規定せしめた。
【0033】この発明の第4の発明にあっては、連動制
御器が、リモコン中継信号出力手段からのリモコン中継
信号における制御内容を示す信号に、同一グループとさ
れる室内機のアドレスを送信先として付加した制御指令
信号を生成して出力して、同一グループの室内機をグル
ープ運転なさしめる。
【0034】
【実施例】
実施例1.この発明の実施例1を図1に基づいて説明す
る。なお、説明の混雑を防ぐため主として冷房の場合に
ついて説明するが、暖房の場合についても同様であり、
また、室外機として冷房能力が50/100の2段階に
切り替えられるものを用い、室内機として3台でかつ2
台を冷房能力25とし、1台を冷房能力50のものとし
て説明しているが、室外機として3段階以上に切り替え
可能のもので、室内機として4台以上並列接続されるも
のでも良く、要は1台の室外機に複数の室内機が並列接
続され、かつ、少なくとも1つの室内機がその冷房能力
または暖房能力が室外機の最低冷房能力または最低暖房
能力より小さいものを含むものであれば、この実施例1
のものは適用可能なものである。
【0035】図1において、(1)は冷房能力が50/1
00の2段階に切り替えることができる室外機で、冷房
能力50と冷房能力100の2段階に変えることができ
る2気筒(一方の気筒は液冷媒を流すよう固定され、他
方の気筒は液冷媒が流されるか否か制御される)の能力
可変型圧縮機と、圧縮機発停制御用リレーとこの圧縮機
発停制御用リレーに制御されて上記能力可変型圧縮機の
他方の気筒に設けられた電磁弁とを有する能力切換手段
と、伝送線(3)に接続されて信号の受信及び送信を行う
室外機用送受信部と、種々の制御を行う室外機用マイコ
ンとを有しているものである。
【0036】(2a)〜(2c)はこの室外機に並列接続された
室内機で、冷媒配管(図示せず)を通じて室外機(1)と
の間で冷媒を流通可能に接続されているとともに、伝送
線(3)を介して室外機(1)との間で各種信号を双方向に伝
達可能に接続されており、室内機(2a)及び(2b)は冷房能
力が25であって同時サーモ発停グループとされ、室内
機(2c)は冷房能力が50であって室内機(2a)及び(2b)と
はことなる同時サーモ発停グループとされている。
【0037】(31a)〜(31c)はそれぞれ対応した上記室内
機(2a)〜(2c)に設けられたサーミスタからなる室内吸込
温度センサで、対応した室内機の室内吸込温度を検出
し、その検出信号を出力するものである。(32a)〜(32c)
はそれぞれ対応した上記室内機(2a)〜(2c)に設けられ、
対応した室内機(2a)〜(2c)に対するユニットアドレスを
設定するためのユニットアドレス設定手段で、例えば、
この実施例1では室内機(2a)に対応するものに1号機を
示す「01」に相当するユニットアドレスが設定され、
そのユニットアドレスを記憶し、室内機(2b)に対応する
ものに2号機を示す「02」に相当するユニットアドレ
スが設定され、そのユニットアドレスを記憶し、室内機
(2c)に対応するものに3号機を示す「03」に相当する
ユニットアドレスが設定され、そのユニットアドレスを
記憶しているものである。
【0038】(33a)〜(33c)はそれぞれ対応した上記室内
機(2a)〜(2c)に設けられ、対応した室内機(2a)〜(2c)に
対する同時サーモ発停グループ番号を設定するための同
時サーモ発停グループ番号設定器で、例えば、この実施
例1では室内機(2a)及び(2b)に対応するものにグループ
(1)を示す「1」に相当する同時サーモ発停グループ番
号が設定され、その同時サーモ発停グループ番号を記憶
し、室内機(2c)に対応するものにグループ番号(2)を示
す「2」に相当する同時サーモ発停グループ番号が設定
され、その同時サーモ発停グループ番号を記憶している
ものである。
【0039】なお、図に示したように室内機(2a)〜(2c)
が3台で、室外機(1)及び室内機(2a)〜(2c)が上記した
冷房能力の関係になっている場合は、室内機(2a)及び(2
b)が1つのグループ(ペア)と一義的に決まるので、同
時サーモ発停グループ番号設定器(33a)〜(33c)は特に設
ける必要がないが、室内機が4台(2a)〜(2d)になると、
室内機(2a)及び(2b)をペアとし室内機(2c)及び(2d)をペ
アとして同時サーモ発停させるか、室内機(2a)及び(2c)
をペアとし室内機(2b)及び(2d)をペアとして同時サーモ
発停させるか等設定する必要があるため同時サーモ発停
グループ番号設定器を必要とする。
【0040】例えば、室内機が5台あり、それぞれの冷
房能力が25、25、25、25、50であり、室外機
の最低冷房能力が50である場合は、室内機のペアとし
ての組み合わせが種々あるので、室内機の設置場所等に
応じてペアの組み合わせを必要とするため、同時サーモ
発停グループ番号設定器を必要とするものである。
【0041】(34a)〜(34c)はそれぞれ対応した上記室内
機(2a)〜(2c)に設けられ、対応した室内機(2a)〜(2c)に
対する冷房能力を示すためのディップスイッチからなる
容量設定手段で、例えば、この実施例1では室内機(2a)
及び(2b)に対応するものに冷房能力が25に相当する冷
房能力値が設定されて記憶されており、室内機(2c)に対
応するものに冷房能力が50に相当する冷房能力値が設
定されて記憶されているものである。
【0042】(35a)〜(35c)はそれぞれ対応した上記室内
機(2a)〜(2c)に設けられ、対応した室内機(2a)〜(2c)に
対して運転制御を行うための室内機用マイコンで、それ
ぞれ下記の機能を有する設定温度記憶手段と、サーモ状
態判断手段と、コード化手段と、そしてサーモ指令信号
を受けて室内機のサーモ動作、つまり、室内機の開度可
変膨張弁の制御を行わせるためのサーモ動作制御手段と
を有しているものである。
【0043】即ち、上記設定温度記憶手段は、対応した
上記室内吸込温度センサ(31a)〜(31c)、ユニットアドレ
ス設定手段(32a)〜(32c)、同時サーモ発停グループ番号
設定器(33a)〜(33c)、及び容量設定手段(34a)〜(34c)か
らの信号を受けて、サーモ状態信号を出力する機能を有
し、設定温度を示す設定温度情報を記憶する。
【0044】上記このサーモ状態判断手段は、上記設定
温度記憶手段に記憶された設定温度情報と室内吸込温度
センサからの吸込温度に相当する吸込温度情報を受けて
演算し設定温度と吸込温度の差温を示す信号に基づいて
サーモON状態及びサーモOFF状態を判断してサーモ
状態信号(設定温度と吸込温度との比較結果に基づく信
号)を出力する。
【0045】上記コード化手段は、上記サーモ状態判断
手段からのサーモ状態信号とユニットアドレス設定手段
(32a)〜(32c)からのユニットアドレス信号と同時サーモ
発停グループ番号設定器(33a)〜(33c)からのグループ番
号信号と容量設定手段(34a)〜(34c)からの能力値信号と
をコード化する。
【0046】(36a)〜(36c)はそれぞれ対応した上記室内
機(2a)〜(2c)に設けられ、対応した室内機用マイコン(3
5a)〜(35c)からのコード化された信号を伝送線(3)に送
信し、上記室外機(1)における室外機用マイコンからの
伝送線(3)を介して送られてきたサーモ指令信号を受信
して対応した室内機用マイコン(35a)〜(35c)に送る室内
機用送受信部である。
【0047】なお、上記室外機(1)における室外機用マ
イコンは、下記機能を有するサーモ指令信号発生手段を
有しているとともに、サーモ指令信号にてサーモON状
態とさせている室内機の冷房能力の合計冷房能力値に併
せて室外機における圧縮機発停制御用リレーを制御して
能力切換手段によって能力可変型圧縮機の冷房能力値を
制御するための能力変更手段を有しているものである。
【0048】即ち、上記サーモ指令信号発生手段は、上
記複数の室内機(2a)〜(2c)における室内機用マイコン(3
5a)〜(35c)にてコード化されたサーモ状態判断手段から
のサーモ状態信号とユニットアドレス設定手段(32a)〜
(32c)からのユニットアドレス信号と同時サーモ発停グ
ループ番号設定器(33a)〜(33c)からのグループ番号信号
と容量設定手段(34a)〜(34c)からの能力値信号とを上記
室内機用送受信部(36a)〜(36c)及び伝送線(3)及び室外
機用送受信部を介して受け、同時サーモ発停グループ番
号設定器(33a)〜(33c)からのグループ番号信号が一致し
ている室内機(この実施例1においては(2a)及び(2b))
の内、ユニットアドレス設定手段(32a)〜(32c)からのユ
ニットアドレス信号が最小の室内機(この実施例1にお
いては室内機(2a))を代表機(ユニットアドレス信号が
最大の室内機でも良く、要はグループ番号が一致してい
る室内機のうちの1つであれば良い)として認識、設定
する。
【0049】そして、この設定された室内機に対応する
室内機用マイコン(この実施例では(35a))におけるサ
ーモ状態判断手段からのサーモ状態信号を受けるとこの
サーモ状態信号に基づいたサーモ指令信号を、グループ
番号が一致している室内機(この実施例1においては(2
a)及び(2b))に対して同時に、つまり室内機のユニット
アドレスに対応したユニットアドレスを付加して室外機
用送受信部及び伝送線(3)及び室内機用送受信部(36a)〜
(36c)を介して室内機用マイコン(35a)〜(35c)に送信
(ユニットアドレスが一致した室内機用マイコンがサー
モ指令信号を受け付けて室内機用マイコンのサーモ動作
制御手段に入力させる)する。
【0050】また、この実施例1においては室内機(2c)
に対応する室内機用マイコン(35c)におけるサーモ状態
判断手段からのサーモ状態信号を受けるとこのサーモ状
態信号に基づいたサーモ指令信号を、室内機(2)に対し
て室内機(2)のユニットアドレスに対応したユニットア
ドレスを付加して室外機用送受信部及び伝送線(3)及び
室内機用送受信部(36c)を介して室内機用マイコン(35c)
に送信して室内機用マイコン(35c)のサーモ動作制御手
段に入力させる。
【0051】(7)は上記室内機(2a)〜(2c)に対して設け
られた、例えばワイヤレスリモコンやワイヤドリモコン
からなるリモートコントローラで、上記室内機(2a)〜(2
c)と離れた位置から空気調和機の運転制御や運転状態の
モニタが可能に構成されたものである。
【0052】このリモートコントローラ(7)は、制御用
操作部及びこの制御用操作部での操作内容に応じて上記
室外機(1)と室内機(2a)〜(2c)とを運転するための指令
信号を発生する指令信号発生部からなる指令信号発生手
段と、この指令信号発生手段の指令信号発生部からの指
令信号で制御される室内機(2a)〜(2c)を特定するための
室内機特定信号を発生する室内機特定信号発生部及びこ
の室内機特定信号発生部からの室内機特定信号で特定さ
れる上記室内機(2a)〜(2c)を切り替えるように操作する
ための切り替えスイッチからなる室内機特定信号発生手
段とを有し、しかも、上記室内機(2a)〜(2c)からの運転
情報信号を受信して表示する機能を有している。
【0053】このリモートコントローラ(7)は、この実
施例1に示した3台の室内機(2a)〜(2c)を使用した場合
は、3台の室内機(2a)〜(2c)に対して1台でも良く、ま
た、冷房能力が25である2台の室内機(2a)及び(2b)に
1台、冷房能力が50の室内機(2c)に1台の計2台の場
合がある。
【0054】次に、このように構成されたマルチ形空気
調和機の動作について、主として図2に示すフローチャ
ートに基づいて説明する。まず、室内機側ステップ(20
1)及び室外機側ステップ(221)に示すように、電源を投
入すると室外機用マイコン及び室内機用マイコン(35a)
〜(35c)はスタート状態になる。次に、室内機側ステッ
プ(202)にて、室内機用マイコン(35a)〜(35c)はそれぞ
れ対応した同時サーモ発停グループ番号設定器(33a)〜
(33c)からの同時サーモ発停グループ番号信号を受けて
その番号を読み込み、同時サーモ発停グループ番号を室
内機用送受信部(36a)〜(36c)及び伝送線(3)を介して室
外機(1)の室外機用送受信部に送信する。室外機(1)で
は、室外機側ステップ(222)にて送信されてきた同時サ
ーモ発停グループ番号を示す信号を送受信部で受信し
て、室外機用マイコンに送る。
【0055】室内機側ステップ(203)にて、室内機用マ
イコン(35a)〜(35c)はそれぞれ対応したユニットアドレ
ス設定手段(32a)〜(32c)からのユニットアドレス信号及
び容量設定手段(34a)〜(34c)からの冷房能力値を示す信
号を読み込み、これらユニットアドレスと冷房能力値を
示す信号を室内機用送受信部(36a)〜(36c)及び伝送線
(3)を介して室外機(1)の室外機用送受信部に送信する。
【0056】室外機(1)では、室内機側ステップ(203)に
て送信されてきたユニットアドレスと冷房能力値を示す
信号を送受信部で受信して、室外機用マイコンに送る。
室外機用マイコンでは受信した同時サーモ発停グループ
番号を示す信号にてどのように室内機がグループ分けさ
れてそのグループ分けされたなかでどの室内機を代表機
とするかをユニットアドレスを示す信号によって認識し
て設定し、かつ、ユニットアドレスを示す信号と冷房能
力値を示す信号とによってユニットアドレスと冷房能力
とを対応して認識、設定する。
【0057】次に、室内機(2a)〜(2c)の操作したい制御
内容(運転指令)、例えば発停や設定温度などを、リモ
ートコントローラ(7)の操作部を操作して設定する。す
ると、その設定された制御内容に基づいた指令信号が、
リモートコントローラ(7)の送信部から室内機(2a)〜(2
c)に向かって送信される。室内機(2a)〜(2c)は、リモー
トコントローラ(7)からの指令信号を受信部で受け、室
内機用マイコン(34a)〜(34c)に送り、記憶手段に自己情
報として記憶する。
【0058】室内機用マイコン(34a)〜(34c)は、室内機
側ステップ(205)にて示すように、室内吸込温度センサ
(31a)〜(31c)からの室内吸込温度信号を読み込み、室内
機側ステップ(206)にて、室内機用マイコン(34a)〜(34
c)におけるサーモ状態判断手段が読み込んだ室内吸込温
度信号と室内機側ステップ(204)にて設定温度記憶手段
に記憶された設定温度情報とを演算して設定温度と室内
吸込温度の差温を示す信号に基づいてサーモON状態及
びサーモOFF状態を判断してサーモ状態信号を室内機
用送受信部(36a)〜(36c)及び伝送線(3)を介して室外機
(1)の室外機用送受信部に送信する。
【0059】この時のサーモON状態は、室内吸込温度
が設定温度以上のときで室内機の開度可変膨張弁を開か
せ、室外機(1)からの液冷媒を自己の熱交換器に引き入
れて熱交換させるための状態を言い、サーモOFF状態
は、室内吸込温度が設定温度未満のときで室内機の開度
可変膨張弁を閉じさせ、室外機(1)からの液冷媒を自己
の熱交換器に引き入れず熱交換させないための状態を言
う。
【0060】室外機(1)では、室内機側ステップ(206)に
て送信されてきたサーモ状態信号を送受信部で受信し
て、室外機用マイコンに送る。室外機用マイコンでは、
受信したサーモ状態信号がグループとされた室内機(2a)
及び(2b)の内代表機とされた室内機(2a)からの信号であ
ると、グループとされた室内機(2a)及び(2b)のユニット
アドレスに対応したユニットアドレスをサーモ状態信号
に基づいたサーモ指令信号に室外機用マイコンのサーモ
指令信号発生手段が付加して、室外機用送受信部及び伝
送線(3)及び室内機用送受信部(36a)〜(36c)を介して室
内機用マイコン(35a)〜(35c)に送信する。
【0061】また、受信したサーモ状態信号が室内機(2
c)からの信号であると、室内機(2c)のユニットアドレス
に対応したユニットアドレスをサーモ状態信号に基づい
たサーモ指令信号に付加して、室外機用送受信部及び伝
送線(3)及び室内機用送受信部(36a)〜(36c)を介して室
内機用マイコン(35a)〜(35c)に送信する。なお、受信し
たサーモ状態信号が室内機(2b)からの信号であると、室
内機(2b)はグループとされた室内機(2a)及び(2b)の代表
機ではないので、受信した室内機(2b)からのサーモ状態
信号は無視する。
【0062】室内機側ステップ(207)にて、室外機(1)か
らのサーモ指令信号を室内機(2a)〜(2c)の室内機用送受
信部(36a)〜(36c)が受けて、対応した室内機用マイコン
(35a)〜(35c)に送る。室内機用マイコン(35a)〜(35c)で
は、受信したサーモ指令信号に付加されたユニットアド
レスが自己を指すユニットアドレスであると、受信した
サーモ指令信号に基づいて、室内機用マイコン(35a)〜
(35c)のサーモ動作制御手段が室内機(2a)〜(2c)のサー
モ動作(サーモON状態の動作またはサーモOFF状態
の動作)、つまり、室内機の開度可変膨張弁(アクチュ
エータ)の制御を行わせる。
【0063】一方、室外機(1)では、室外機側ステップ
(226)に示すように、室外機側ステップ(224)にて受信し
たサーモ状態信号に基づいて送信したサーモ指令信号に
てサーモON状態とさせている室内機の冷房能力の合計
冷房能力値を演算し、演算結果に基づき室外機用マイコ
ンにおける能力変更手段が室外機(1)における圧縮機発
停制御用リレーを制御して能力切替手段によって能力可
変型圧縮機の冷房能力値を制御しているものである。
【0064】このように構成されたマルチ形空気調和機
においては、1台の室外機に、少なくとも1つがその空
調能力が室外機の最低空調能力より小さい複数の室内機
が並列接続されていても、空調能力が室外機の最低空調
能力より小さい複数の室内機がグループとしてサーモ動
作されるため、室外機とサーモON状態で運転している
室内機との間に能力のアンバランスが生じることがない
ため、常に正常運転が行われるものである。
【0065】しかも、室外機(1)が同時サーモ発停グル
ープ番号設定器(33a)〜(33c)からの同時サーモ発停グル
ープ番号信号を受けて代表機となる室内機からのサーモ
状態信号に基づいて同時発停グループを同じサーモ動作
をするようにサーモ指令信号を出力するようにしている
ため、各室内機(2a)〜(2c)は室外機(1)とだけ信号のや
りとり(通信)をすれば良く、通信管理に対する付加も
増えず、さらに、室外機(1)及び室内機(2a)〜(2c)に設
けられる室外機用マイコン及び室内機用マイコン(35a)
〜(35c)のプログラム容量の増加が少なくて済むもので
ある。さらに、室外機(1)には、ユニットアドレス設定
手段を設けなくても済むため、安価に構成できる。
【0066】実施例2.上記実施例1にあっては、同時
サーモ発停グループ番号設定器を室内機(2a)〜(2c)それ
ぞれに設けたものを示したが、室内機(2a)〜(2c)に同時
サーモ発停グループ番号設定器を設けず、室外機(1)に
同時サーモ発停グループ番号設定器と室内機(2a)〜(2c)
に設けられたユニットアドレス設定手段に対応するユニ
ットアドレス設定手段を設けたものでも良いものであ
る。
【0067】このものにおいては、その動作はほぼ上記
した実施例1と同様に動作するものであり、室外機(1)
に設けられた同時サーモ発停グループ番号設定器に、同
じサーモ動作をさせる室内機のユニットアドレスと対応
させて設定しておき、室外機用マイコンがサーモ状態信
号を受けた室内機のユニットアドレスに基づいて同時サ
ーモ発停グループ番号設定器からの信号に基づいて同時
サーモ発停グループになっているかを判断し、代表機に
設定されたものであれば、同時サーモ発停グルプになっ
ている室内機すべてに対して受信したサーモ状態信号に
基づいたサーモ指令信号を出力するようにしたものであ
る。
【0068】実施例3.次に、この発明の実施例3を図
3に基づいて説明する。図3において(2a)〜(2c)は室外
機に並列接続され、1つのグループとして運転制御され
る室内機で、この実施例3では冷媒配管(図示せず)を
通じて室外機との間で冷媒を流通可能に接続されてい
る。なお、各室内機(2a)〜(2c)はそれぞれ別個の室外機
と冷媒配管で接続されたものであっても良い。
【0069】(7)は上記室内機(2a)〜(2c)に対して設け
られたワイヤレスリモコンからなるリモートコントロー
ラで、上記室内機(2a)〜(2c)と離れた位置から空気調和
機の運転制御や運転状態のモニタが可能に構成されたも
のであり、制御用操作部及びこの制御用操作部での操作
内容に応じて室外機と室内機(2a)〜(2c)とを運転するた
めの指令信号を発生する指令信号発生部からなる指令信
号発生手段と、この指令信号発生手段の指令信号発生部
からの指令信号で制御される室内機(2a)〜(2c)を特定す
るための室内機特定信号を発生する室内機特定信号発生
部及びこの室内機特定信号発生部からの室内機特定信号
で特定される上記室内機(2a)〜(2c)を切り替えるように
操作するための切り替えスイッチからなる室内機特定信
号発生手段とを有し、しかも、上記室内機(2a)〜(2c)か
らの運転情報信号を受信して表示する機能を有してい
る。
【0070】(41a)〜(41c)はそれぞれ対応した上記室内
機(2a)〜(2c)に設けられ、上記リモートコントローラ
(7)からの制御内容等を示すワイヤレス信号である光信
号を電気信号に変換して、室内機毎の判別コードと制御
内容(例えば発停、モード、設定温度、風向、風量等)
を示す制御コードとを有した第1の信号として出力する
受信部である受光部で、例えば、リモートコントローラ
(7)からの制御内容を示す光信号を受信して電気信号に
変換するPINダイオードなどの光信号−電気信号変換
部と、この光信号−電気信号変換部からの電気信号を上
記リモートコントローラ(7)からの光信号の周波数のみ
を通過させるためのバンドパスフィルタからなる信号選
別部と、この信号選別部から出力される電気信号に基づ
いて一定時間周波数がある状態を論理“1”とし、ない
状態を論理“0”とした低周波信号からなるコード信号
(第1の信号となる)に変換する変換部とを有している
ものである。
【0071】(42a)〜(42c)はそれぞれ対応した上記室内
機(2a)〜(2c)に設けられ、対応した受光部(41a)〜(41c)
からの第1の信号を受けて室内機毎の判別コードなど空
調機制御に不要なコードを除去し、制御コードからなる
第2の信号(ワイヤードリモコンからの出力信号と同じ
信号)を出力する信号変換部で、例えば、マイコンによ
って構成されているものであり、ワイヤレスリモコンか
らなる上記リモートコントローラ(7)と受光部(42a)〜(4
2c)とでワイヤートリモコンを構成しているものであ
る。
【0072】(43a)〜(43c)はそれぞれ対応した上記室内
機(2a)〜(2c)に設けられ、対応した信号変換部(42a)〜
(42c)からの第2の信号と室外機からの指令信号、室内
吸込温度センサや配管温度センサ等種々のセンサからの
センサ信号等を受け、対応した室内機(2a)〜(2c)に対す
る制御信号(例えば送風機、膨張弁、ルーバ、ベーン、
ドレンポンなどのアクチュエータに対する制御信号)や
室外機への状態信号を生成して出力する機器制御部で、
マイコンによって構成されているものである。(44)は上
記信号変換部(42a)〜(42c)への出力同志を接続し、上記
信号変換部(42a)〜(42c)からの第2の信号を双方向に伝
達可能に接続する第2の信号伝送線で、この第2の信号
伝送線に接続された信号変換部(42a)〜(42c)に対応する
室内機(2a)及び(2b)が同一グループを構成しているもの
である。
【0073】次に、このように構成されたマルチ形空気
調和機の動作について説明する。リモートコントローラ
(7)の室内機特定信号発生手段の切り替えスイッチを操
作して室内機を指定するとともに、指令信号発生手段の
制御用操作部の操作によって運転開始、運転停止、設定
温度の変更等の制御内容を特定する。この状態でリモー
トコントローラ(7)における室内機特定信号発生手段の
室内機特定信号発生部からの室内機特定信号及び指令信
号発生手段の指令信号発生部からの指令信号が発信され
る。
【0074】今、リモートコントローラ(7)によって操
作したい制御内容が「冷房23℃運転」であり、室内機
(2a)に向かって操作されたとする。すると、リモートコ
ントローラ(7)からの光信号は室内機(2a)に設けられた
受光部(41a)にて受信され、室内機の判別コードと「冷
房23℃運転」を示す制御コードとを有した第1の信号
を信号変換部(42a)に出力する。信号変換部(42a)では、
受光部(41a)からの第1の信号から室内機の判別コード
等不要なコードを除去して「冷房23℃運転」を示す制
御コードだけからなり、かつ機器制御部(43a)が処理で
きる速度の第2の信号として機器制御部(43a)に出力す
るとともに第2の信号伝送線(44)に出力する。
【0075】機器制御部(43a)では、信号変換部(42a)か
らの第2の信号に基づいて「冷房23℃運転」になるよ
うに所定の制御信号等を生成して室内機(2a)及びこの室
内機(2a)に対する室外機を制御して「冷房23℃運転」
動作を行わせることになる。一方、第2の信号伝送線(4
4)に接続された室内機(2b)及び(2c)における機器制御部
(43b)及び(43c)においても、第2の信号伝送線(44)を介
して伝達された信号変換部(42a)からの第2の信号に基
づいて、機器制御部(43a)と同様に「冷房23℃運転」
になるように所定の制御信号等を生成して室内機(2b)及
び(2c)並びにこの室内機(2b)及び(2c)に対する室外機を
制御して「冷房23℃運転」動作を行わせることにな
り、室内機(2a)〜(2c)はグループ運転されることになる
ものである。
【0076】なお、上記した動作説明においては、室内
機(2a)に対してリモートコントローラ(7)から光信号を
発信したものとしたが、室内機(2b)及び(2c)に対してリ
モートコントローラ(7)から光信号を発信しても、同様
の動作をして室内機(2a)〜(2c)はグループ運転されるこ
とになるものである。また、室内機(2a)〜(2c)のグルー
プを変更する場合は、第2の信号伝送線(44)とこれに接
続される信号変換部の出力と接続を変更すれば良いもの
である。
【0077】このように構成されたマルチ形空気調和機
においては、機器制御部(43a)〜(44c)に入力される第2
の信号は、制御内容を示す制御コードだけの信号であ
り、かつ、機器制御部(43a)〜(43c)を構成するマイコン
が処理する速度にされた信号になっているため、機器制
御部(43a)〜(43c)を構成するマイコンのプログラム負荷
が軽減されるものである。また、室内機(2)のグループ
編成は、第2の信号伝送線(44)の接続によって行えるた
め、簡単な方法で、かつ電源工事が完成していなくとも
グループ編成ができるものである。
【0078】なお、上記実施例3においては、室内機(2
a)〜(2c)における機器制御部(43a)〜(43c)の入力が第2
の信号線にて接続されている構成になっているため、こ
の第2の信号線(44)にワイヤードリモコンの出力を接続
するようにすればワイヤードリモコンによっても第2の
信号伝送線(44)によって同一のグループにされる室内機
(2a)〜(2c)の制御も行われるものである。この場合、ワ
イヤーレスリモコンを用いず、受光部(41a)〜(41c)及び
信号変換部(42a)〜(42c)を除去したものであっても良
い。
【0079】実施例4.次に、この発明の実施例4を図
4に基づいて説明する。図4において(2a)及び(2b)は室
外機に並列接続され、1つのグループとして運転制御さ
れる室内機で、この実施例3では冷媒配管(図示せず)
を通じて室外機との間で冷媒を流通可能に接続されてい
る。なお、各室内機(2a)及び(2b)はそれぞれ別個の室外
機と冷媒配管で接続されたものであっても良い。
【0080】(7)は上記室内機(2a)及び(2c)に対して設
けられたワイヤレスリモコンからなるリモートコントロ
ーラで、上記室内機(2a)及び(2b)と離れた位置から空気
調和機の運転制御や運転状態のモニタが可能に構成され
たものである。
【0081】そして、制御用操作部及びこの制御用操作
部での操作内容に応じて室外機と室内機(2a)及び(2b)と
を運転するための指令信号を発生する指令信号発生部か
らなる指令信号発生手段と、この指令信号発生手段の指
令信号発生部からの指令信号で制御される室内機(2a)及
び(2b)を特定するための室内機特定信号を発生する室内
機特定信号発生部及びこの室内機特定信号発生部からの
室内機特定信号で特定される上記室内機(2a)及び(2b)を
切り替えるように操作するための切り替えスイッチから
なる室内機特定信号発生手段とを有し、しかも、上記室
内機(2a)及び(2b)からの運転情報信号を受信して表示す
る機能を有している。
【0082】(51a)及び(51b)はそれぞれ対応した上記室
内機(2a)及び(2b)に設けられ、上記リモートコントロー
ラ(7)からの制御内容等を示すワイヤレス信号である光
信号を電気信号に変換して、室内機毎の判別コードと制
御内容(例えば発停、モード、設定温度、風向、風量
等)を示す制御コードとを有したリモコン信号として出
力する受信部である受光部である。
【0083】そして、この受光部(51a),(51b)は、例え
ば、リモートコントローラ(7)からの制御内容を示す光
信号を受信して電気信号に変換するPINダイオードな
どの光信号−電気信号変換部と、この光信号−電気信号
変換部からの電気信号を上記リモートコントローラ(7)
からの光信号の周波数のみを通過させるためのバンドパ
スフィルタからなる信号選別部と、この信号選別部から
出力される電気信号に基づいて一定時間周波数がある状
態を論理“1”とし、ない状態を論理“0”とした低周
波信号からなるコード信号(リモコン信号となる)に変
換する変換部とを有しているものである。
【0084】(52a)及び(52b)はそれぞれ対応した上記室
内機(2a)及び(2b)に設けられ、対応した室内機(2a)及び
(2b)に対するユニットアドレスを設定するためのユニッ
トアドレス設定手段(自己アドレス設定手段)で、例え
ば、この実施例4では室内機(2a)に対応するものに1号
機を示すユニットアドレスが設定され、そのユニットア
ドレスを記憶し、室内機(2b)に対応するものに2号機を
示すユニットアドレスが設定され、そのユニットアドレ
スを記憶しているものである。
【0085】(53a)及び(53b)はそれぞれ対応した上記室
内機(2a)及び(2b)に設けられ、後述する連動制御器(56)
のユニットアドレスを設定するための連動制御器アドレ
ス設定手段で、この実施例4においては両者とも連動制
御器(56)を3号機を示すユニットアドレスが設定され、
そのユニットアドレスを記憶しているものである。
【0086】(54a)及び(54b)はそれぞれ対応した上記室
内機(2a)及び(2b)に設けられ、対応した室内機(2a)及び
(2b)に対して運転制御を行うための室内機用マイコン
で、図1に示した室内機用マイコン(35a)〜(35c)と同様
の機能を有する。
【0087】そして、対応したユニットアドレス設定手
段(52a)及び(52b)からの自己のユニットアドレス及び対
応した連動制御器アドレス設定手段(53a)及び(53b)から
連動制御器のユニットアドレスと対応した受光部(51a)
及び(51b)からのリモコン信号を受け、リモコン信号に
おける制御コードに自己のユニットアドレス(送信元ア
ドレス)及び連動制御器のユニットアドレス(送信先ア
ドレス)を付加したリモコン中継信号を出力するリモコ
ン中継信号出力手段として機能するとともに、連動制御
器(56)からの制御指令信号、室外機からの指令信号、室
内吸込温度センサや配管温度センサ等種々のセンサから
のセンサ信号等を受け、対応した室内機(2a)〜(2c)に対
する制御信号(例えば送風機、膨張弁、ルーバ、ベー
ン、ドレンポンなどのアクチュエータに対する制御信
号)や室外機への状態信号を生成して出力する。
【0088】(55a)及び(55b)はそれぞれ対応した上記室
内機(2a)及び(2b)に設けられ、対応した室内機用マイコ
ン(54a)及び(54b)からのリモコン中継信号を伝送線(3)
に送信し、連動制御器(56)からの制御指令信号を受信し
て対応した室内機用マイコン(54a)及び(54b)に送る室内
機用送受信部で、さらに、対応した室内機用マイコン(5
4a)及び(54b)からのコード化された信号を伝送線(3)に
送信し、室外機からの伝送線(3)を介して送られてきた
指令信号を受信して対応した室内機用マイコン(35a)及
び(35b)に送るものである。
【0089】(56)は室外機または集中管理装置に設けら
れ、上記室内機(2a)及び(2b)からのリモコン中継信号を
受けて、リモコン中継信号に基づいた制御指令信号を送
信元の室内機と同一グループの室内機に送信する連動制
御器で、自己のユニットアドレスである例えば3号機を
示すユニットアドレスが設定され、そのユニットアドレ
スを記憶する連動制御器用ユニットアドレス設定手段(5
7)と、この連動制御器に接続される室内機(2a)及び(2b)
のユニットアドレスとグループ番号とを対応させて記憶
するグループ設定手段(58)とを有している。
【0090】そして、このグループ設定手段(58)からの
出力及び上記連動制御器用ユニットアドレス設定手段(5
7)からの自己のユニットアドレスを受け、上記室内機(2
a)及び(2b)の室内機用マイコン(54a)及び(54b)からのリ
モコン中継信号に基づいて、このリモコン中継信号の送
信元の室内機と同一グループとされる室内機のユニット
アドレスと自己のユニットアドレスとを、リモコン中継
信号の制御コードに付加して制御指令信号を生成して出
力する制御指令信号出力手段として機能する連動制御器
用マイコン(59)と、室内機用送受信部(55a)及び(55b)並
びに伝送線(3)を介して送信されてきた、上記室内機用
マイコン(54a)及び(54b)からのリモコン中継信号を受信
して連動制御器用マイコン(59)に送り、連動制御器用マ
イコン(59)からの制御指令信号を伝送線(3)に送信する
連動制御器用送受信部(60)とを有しているものである。
【0091】次に、このように構成されたマルチ形空気
調和機の動作について、主として図5に示したフローチ
ャートに基づいて説明する。まず、室内機用ステップ(2
31)及び連動制御器用ステップ(241)にてスタートされ
る。そして、リモートコントローラ(7)の室内機特定信
号発生手段の切り替えスイッチを操作して室内機を指定
するとともに、指令信号発生手段の制御用操作部の操作
によって運転開始、運転停止、設定温度の変更等の制御
内容を特定する。この状態でリモートコントローラ(7)
における室内機特定信号発生手段の室内機特定信号発生
部からの室内機特定信号及び指令信号発生手段の指令信
号発生部からの指令信号が発信される。
【0092】今、リモートコントローラ(7)によって操
作したい制御内容が「冷房23℃運転」であり、室内機
(2a)に向かって操作されたとする。
【0093】すると、室内機用ステップ(232)にて、リ
モートコントローラ(7)からの光信号は室内機(2a)に設
けられた受光部(51a)にて受信され、室内機の判別コー
ドと「冷房23℃運転」を示す制御コードとを有したリ
モコン信号を室内機用マイコン(54a)に出力する。室内
機用マイコン(54a)では、室内機用ステップ(233)にて示
すように、受光部(51a)からのリモコン信号における
「冷房23℃運転」を示す制御コードに、室内機用ユニ
ットアドレス設定手段(52a)からの自己のユニットアド
レス(送信元アドレス)及び連動制御器ユニットアドレ
ス設定手段(53a)からの連動制御器のユニットアドレス
(送信先アドレス)を付加したリモコン中継信号を室内
機用送受信部(55a)に出力し、室内機用送受信部(55a)は
このリモコン中継信号を伝送線(3)を介して連動制御器
(56)に送信する。
【0094】連動制御器(56)では、連動制御器用ステッ
プ(242)にて、伝送線(3)を介して送られてきた室内機用
マイコン(54a)からのリモコン中継信号を、送信先のア
ドレスが連動制御器(56)のアドレスであるため連動制御
器用送受信部(60)で受けて連動制御器用マイコン(59)に
送る。連動制御器用マイコン(59)では、連動制御器用ス
テップ(243)にて、送られてきたリモコン中継信号にお
ける送信元のユニットアドレスに基づいてこのユニット
アドレスの室内機と同一のグループに設定されている室
内機を、グループ設定手段(58)からの出力を得て認識
(この実施例4では送信元である室内機(2a)と室内機(2
b)を認識)する。
【0095】さらに、連動制御器用マイコン(59)では、
この認識した室内機(2a)及び(2b)に対応するユニットア
ドレスを送信先アドレスとして、連動制御器用ユニット
アドレス設定手段(57)からのユニットアドレスを送信元
アドレスとして、送られてきたリモコン中継信号におけ
る「冷房23℃運転」を示す制御コードに付加して制御
指令信号を生成し、連動制御器用送受信部(60)を介して
伝送線(3)に送る。
【0096】連動制御器用マイコン(59)からの制御指令
信号における送信先アドレスに対する室内機(2a)及び(2
b)では、室内機用ステップ(234)にて、伝送線(3)を介し
て送られてきた連動制御器用マイコン(59)からの制御指
令信号を室内機用送受信部(55a)及び(55b)で受け、送信
先アドレスが自己のユニットアドレスであるため、室内
機用マイコン(54a)及び(54b)に送る。
【0097】室内機用マイコン(54a)及び(54b)では、室
内機用ステップ(235)に示すように、制御指令信号にお
ける「冷房23℃運転」を示す制御コードに基づいて、
「冷房23℃運転」になるように所定の制御信号等を生
成して室内機(2a)及び(2b)並びにこの室内機(2a)及び(2
b)に対する室外機を制御して「冷房23℃運転」動作を
行わせることになり、室内機(2a)及び(2b)はグループ運
転されることになるものである。
【0098】このように構成されたマルチ形空気調和機
においては、リモートコントローラ(7)からのワイヤレ
ス信号を室内機(2a)及び(2b)にそれぞれ設けられた受光
部(51a)及び(51b)で受信して連動制御器(56)に送って、
連動制御器(56)にて同一のグループの室内機(2a)及び(2
b)に制御指令信号を送るようにしているため、室内機(2
a)及び(2b)のグループ変更が、連動制御器(56)における
グループ設定手段(58)の記憶内容を変更する(場合によ
っては室内機(2a)及び(2b)における連動制御器用ユニッ
トアドレス設定手段(53a)及び(53b)の記憶内容も変更す
る)ことによって行え、グループ変更に対する電気工事
が不要となる。
【0099】
【発明の効果】以上に述べたように、この発明の第1の
発明は、室外機に並列接続され、少なくとも1つがその
冷房能力または暖房能力が室外機の最低冷房能力または
最低暖房能力より小さい複数の室内機を備え、複数の室
内機の代表機が設定され、複数の室内機におけるサーモ
状態判断手段からのサーモ状態信号を受け、設定された
代表機に対応するサーモ状態判断手段からのサーモ状態
信号を受けるとこのサーモ状態信号に基づいたサーモ指
令信号を複数室内機におけるサーモ動作制御手段に送信
して複数の室内機に同じサーモ動作させるためのサーモ
指令信号発生手段を室外機に設けたものとした。
【0100】そのため、冷房能力または暖房能力が室外
機の最低冷房能力または最低暖房能力より小さい室内機
がグループとしてサーモ動作されるため、室外機とサー
モON状態で運転している室内機での能力のアンバラン
スがなく、常に正常な運転が行えるという効果があるも
のである。しかも、各室内機は室外機とだけ信号のやり
とりをすれば良く、室内機は室外機ともプログラム負荷
の増加が少なくて済むという効果も有するものである。
【0101】この発明の第2の発明は、室外機に並列接
続され、少なくとも1つがその冷房能力または暖房能力
が上記室外機の最低冷房能力または最低暖房能力より小
さい複数の室内機を備え、同時サーモ発停グループ番号
を設定するための複数の同時サーモ発停グループ番号設
定器を複数の室内機それぞれに設けるとともに、複数の
室内機におけるサーモ状態判断手段からのサーモ状態信
号及び複数の同時サーモ発停グループ番号設定器からの
同時サーモ発停グループ番号を受け、受信したサーモ状
態判断手段からのサーモ状態信号が同時サーモ発停グル
ープの代表機からのものであるとこのサーモ状態信号に
基づいたサーモ指令信号を同時サーモ発停グループの複
数の室内機における複数の室内機におけるサーモ動作制
御手段に送信して同時サーモ発停グループの室内機を同
じサーモ動作させるためのサーモ指令信号発生手段を室
外機に設けたものとした。
【0102】そのため、冷房能力または暖房能力が室外
機の最低冷房能力または最低暖房能力より小さい室内機
がグループとしてサーモ動作されるため、室外機とサー
モON状態で運転している室内機での能力のアンバラン
スがなく、常に正常な運転が行えるという効果があるも
のである。しかも、各室内機は室外機とだけ信号のやり
とりをすれば良く、室内機は室外機ともプログラム負荷
の増加が少なくて済むという効果も有するものである。
【0103】この発明の第3の発明は、複数の室内機
と、室内機に対して機器判別を示す信号及び制御内容を
示す信号を有するワイヤレス信号を出力するワイヤレス
リモコンとを備え、複数の室内機それぞれに、ワイヤレ
スリモコンからのワイヤレス信号を受け、このワイヤレ
ス信号を、機器判別を示すコード及び制御内容を示すコ
ードを有した電気信号である第1の信号に変換して出力
する受信部と、対応した受信部からの第1の信号を受け
て、この第1の信号から機器判別コードを除去した第2
の信号として出力する信号変換部とを設け、これら複数
の信号変換部の出力を接続する第2の信号伝送線を設け
たものとした。
【0104】そのため、室内機を制御するための機器制
御部を構成するマイコンのプログラム負荷を軽減できる
とともに、室内機のグループ編成を、第2の信号伝送線
の接続によって行えるため、簡単な方法で、かつ電源工
事が完成していなくともグループ編成ができるという効
果を有するものである。
【0105】この発明の第4の発明は、複数の室内機
と、室内機に対して制御内容を示す信号を有するワイヤ
レス信号を出力するワイヤレスリモコンとを備え、複数
の室内機それぞれに、ワイヤレスリモコンからのワイヤ
レス信号を電気信号であるリモコン信号に変換する受信
部と、対応する室内機の自己アドレスを記憶する自己ア
ドレス設定手段と、連動制御器のアドレスを記憶する連
動制御器アドレス設定手段と、対応する受信部からのリ
モコン信号における制御内容を示す信号に自己アドレス
設定信号からの自己アドレスを送信元として、連動制御
器アドレス設定手段からの連動制御器アドレスを送信先
として付加したリモコン中継信号を生成して出力するリ
モコン中継信号出力手段とを設け、自己のアドレスを記
憶する連動制御器用アドレス設定手段と、複数の室内機
に対するアドレス及びグループ番号を対応させて記憶す
るグループ設定手段と、リモコン中継信号出力手段から
のリモコン中継信号における制御内容を示す信号に、同
一グループとされる室内機のアドレスを送信元として付
加した制御指令信号を生成して出力する制御指令信号出
力手段とを有した連動制御器を設けたものとした。
【0106】そのため、室内機のグループ変更が、連動
制御器におけるグループ設定手段の記憶内容を変更する
ことによって行え、グループ変更に対する電気工事が不
要となるという効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示すシステム図。
【図2】この発明の実施例1における室内機及び室外機
の動作を示すフローチャート。
【図3】この発明の実施例3を示すシステム図。
【図4】この発明の実施例4を示すシステム図。
【図5】この発明の実施例4における室内機及び室外機
の動作を示すフローチャート。
【図6】従来のマルチ形空気調和機を示すシステム図。
【図7】従来のマルチ形空気調和機を示すシステム図。
【図8】従来のマルチ形空気調和機を示すシステム図。
【符号の説明】
1 室外機 2a〜2c 室内機 7 リモートコントローラ 35a〜35c 室内機用マイコン 41a〜41c 受光部 42a〜42c 信号変換部 43a〜43c 機器制御部 51a、51b 受光部 52a、52b ユニットアドレス設定手段 53a、53b 連動制御器アドレス設定手段 54a、54b 室内機用マイコン 56 連動制御器 57 連動制御器用アドレス設定手段 58 グループ設定手段 59 連動制御器用マイコン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室外機、この室外機に並列接続され、少
    なくとも1つがその冷房能力または暖房能力が上記室外
    機の最低冷房能力または最低暖房能力より小さい複数の
    室内機、これら複数の室内機それぞれに設けられ、それ
    ぞれが設定温度と吸込温度を示す信号に基づいてサーモ
    ON状態及びサーモOFF状態を判断してサーモ状態信
    号を出力する複数のサーモ状態判断手段、上記複数の室
    内機それぞれに設けられ、それぞれがサーモ指令信号を
    受けて対応した室内機のサーモ動作を行わせるためのサ
    ーモ動作制御手段、上記室外機に設けられ、上記複数の
    室内機の代表機が設定され、上記複数のサーモ状態判断
    手段からのサーモ状態信号を受け、設定された代表機に
    対応するサーモ状態判断手段からのサーモ状態信号を受
    けるとこのサーモ状態信号に基づいたサーモ指令信号を
    上記複数のサーモ動作制御手段に送信して同じサーモ動
    作させるためのサーモ指令信号発生手段を備えたマルチ
    形空気調和機。
  2. 【請求項2】 室外機、この室外機に並列接続され、少
    なくとも1つがその冷房能力または暖房能力が上記室外
    機の最低冷房能力または最低暖房能力より小さい複数の
    室内機、これら複数の室内機それぞれに設けられ、それ
    ぞれが設定温度と吸込温度を示す信号に基づいてサーモ
    ON状態及びサーモOFF状態を判断してサーモ状態信
    号を出力する複数のサーモ状態判断手段、上記複数の室
    内機それぞれに設けられ、それぞれがサーモ指令信号を
    受けて対応した室内機のサーモ動作を行わせるための複
    数のサーモ動作制御手段、上記複数の室内機それぞれに
    設けられ、同時サーモ発停グループ番号を設定するため
    の複数の同時サーモ発停グループ番号設定器、上記室外
    機に設けられ、上記複数のサーモ状態判断手段からのサ
    ーモ状態信号及び複数の同時サーモ発停グループ番号設
    定器からの同時サーモ発停グループ番号を受け、受信し
    たサーモ状態判断手段からのサーモ状態信号が同時サー
    モ発停グループの代表機からのものであるとこのサーモ
    状態信号に基づいたサーモ指令信号を同時サーモ発停グ
    ループの複数の室内機における複数のサーモ動作制御手
    段に送信して同じサーモ動作させるためのサーモ指令信
    号発生手段を備えたマルチ形空気調和機。
  3. 【請求項3】 複数の室内機、室内機に対して機器判別
    を示す信号及び制御内容を示す信号を有するワイヤレス
    信号を出力するワイヤレスリモコン、上記複数の室内機
    それぞれに設けられ、上記ワイヤレスリモコンからのワ
    イヤレス信号を受け、このワイヤレス信号を、機器判別
    を示すコード及び制御内容を示すコードを有した電気信
    号である第1の信号に変換して出力する複数の受信部、
    上記複数の室内機それぞれに設けられ、それぞれが対応
    した受信部からの第1の信号を受けて、この第1の信号
    から機器判別コードを除去した第2の信号として出力す
    る複数の信号変換部、これら複数の信号変換部の出力を
    接続する第2の信号伝送線、上記複数の室内機それぞれ
    に設けられ、それぞれが対応した信号変換部からの第2
    の信号あるいは第2の信号伝送線から伝達された第2の
    信号を受け、第2の信号に基づいて室内機を制御する制
    御信号を生成する複数の機器制御部を備えたマルチ形空
    気調和機。
  4. 【請求項4】 複数の室内機、室内機に対して制御内容
    を示す信号を有するワイヤレス信号を出力するワイヤレ
    スリモコン、上記複数の室内機それぞれに設けられ、上
    記ワイヤレスリモコンからのワイヤレス信号を受け、こ
    のワイヤレス信号を電気信号であるリモコン信号に変換
    して出力する複数の受信部、上記複数の室内機それぞれ
    に設けられ、対応する室内機の自己アドレスを記憶する
    自己アドレス設定手段、上記複数の室内機それぞれに設
    けられ、連動制御器のアドレスを記憶する連動制御器ア
    ドレス設定手段、上記複数の室内機それぞれに設けら
    れ、対応する受信部からのリモコン信号と自己アドレス
    設定手段からの自己アドレスと連動制御器アドレス設定
    手段からの連動制御器アドレスとを受け、対応する受信
    部からのリモコン信号における制御内容を示す信号に、
    自己アドレス設定手段からの自己アドレスを送信元とし
    て、連動制御器アドレス設定手段からの連動制御器アド
    レスを送信先として付加したリモコン中継信号を生成し
    て出力するリモコン中継信号出力手段、自己のアドレス
    を記憶する連動制御器用アドレス設定手段と、上記複数
    の室内機に対するアドレス及びグループ番号を対応させ
    て記憶するグループ設定手段と、上記リモコン中継信号
    出力手段からのリモコン中継信号と連動制御器用アドレ
    ス設定手段からの自己のアドレスとグループ設定手段か
    らの出力を受け、上記リモコン中継信号出力手段からの
    リモコン中継信号における制御内容を示す信号に、同一
    グループとされる室内機のアドレスを送信先として付加
    した制御指令信号を生成して出力する制御指令信号出力
    手段とを有した連動制御器を備えたマルチ形空気調和
    機。
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