JPH07173575A - 低温の塗装焼付温度にて焼付硬化性を有する良加工性高強度薄鋼板およびその製造方法 - Google Patents
低温の塗装焼付温度にて焼付硬化性を有する良加工性高強度薄鋼板およびその製造方法Info
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- JPH07173575A JPH07173575A JP31806393A JP31806393A JPH07173575A JP H07173575 A JPH07173575 A JP H07173575A JP 31806393 A JP31806393 A JP 31806393A JP 31806393 A JP31806393 A JP 31806393A JP H07173575 A JPH07173575 A JP H07173575A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 低温の塗装焼付温度にて焼付硬化性(BH
性)を発揮する良加工性高強度薄鋼板およびその製造方
法を提供すること。 【構成】 Si,Mn,Pで固溶体強化した極低炭素N
b添加鋼(Nb/C≧7.75、場合によってはTiま
たは/かつBを添加してもよい)において高密度のNb
高濃度域と一定の固溶炭素量を含ませる。製造方法とし
ては、成分の他に、圧下条件を中心とする特定の熱延条
件と高温焼鈍を組み合わせる。 【効果】 低温の塗装焼付温度にてもBH性を付与させ
られたことにより、塗装焼付での省エネと、軽量化とい
う省資源・コスト低減が両立可能となった。
性)を発揮する良加工性高強度薄鋼板およびその製造方
法を提供すること。 【構成】 Si,Mn,Pで固溶体強化した極低炭素N
b添加鋼(Nb/C≧7.75、場合によってはTiま
たは/かつBを添加してもよい)において高密度のNb
高濃度域と一定の固溶炭素量を含ませる。製造方法とし
ては、成分の他に、圧下条件を中心とする特定の熱延条
件と高温焼鈍を組み合わせる。 【効果】 低温の塗装焼付温度にてもBH性を付与させ
られたことにより、塗装焼付での省エネと、軽量化とい
う省資源・コスト低減が両立可能となった。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明の産業上の利用分野は、自
動車用に使用される高強度薄鋼板で、省エネルギーのた
め低温で処理される傾向にある塗装焼付に対応した硬化
性を有する高強度薄鋼板およびその製造方法に関する。
動車用に使用される高強度薄鋼板で、省エネルギーのた
め低温で処理される傾向にある塗装焼付に対応した硬化
性を有する高強度薄鋼板およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】プレス成形時には軟質高加工性を有し、
プレス加工後の塗装焼付処理により硬化することで耐デ
ント性等の部材強度を向上させる塗装焼付硬化性高強度
薄鋼板は、広く使用されており一部JISにも取り入れ
られている(JIS G 3135 記載のSPFC3
40H)。この場合のプレス+塗装焼付条件は、JIS
G 3135の付属書に記されているように、通常2
%予ひずみと170℃,20minの熱処理である。す
なわち塗装焼付硬化量(以下、BH量という)は2%の
予ひずみを与えた試料に170℃,20minの熱処理
を施した後再引張を行い、この時の降伏点強度から予ひ
ずみ後の流動応力を差し引いた値で示される。
プレス加工後の塗装焼付処理により硬化することで耐デ
ント性等の部材強度を向上させる塗装焼付硬化性高強度
薄鋼板は、広く使用されており一部JISにも取り入れ
られている(JIS G 3135 記載のSPFC3
40H)。この場合のプレス+塗装焼付条件は、JIS
G 3135の付属書に記されているように、通常2
%予ひずみと170℃,20minの熱処理である。す
なわち塗装焼付硬化量(以下、BH量という)は2%の
予ひずみを与えた試料に170℃,20minの熱処理
を施した後再引張を行い、この時の降伏点強度から予ひ
ずみ後の流動応力を差し引いた値で示される。
【0003】このBH性は通常、浸入型固溶元素である
固溶炭素によるひずみ時効を利用して付与される。すな
わち鋼中に5〜20ppmの炭素を固溶状態で残留さ
せ、この炭素がプレス成形により導入された転位に作用
してひずみ時効を起こさせ、鋼の降伏点強度を30〜7
0N/mm2 上昇させる。
固溶炭素によるひずみ時効を利用して付与される。すな
わち鋼中に5〜20ppmの炭素を固溶状態で残留さ
せ、この炭素がプレス成形により導入された転位に作用
してひずみ時効を起こさせ、鋼の降伏点強度を30〜7
0N/mm2 上昇させる。
【0004】従来のBH鋼板の製造方法はいくつか提案
されている。低炭素アルミキルド鋼を用いた箱焼鈍によ
るもの、同じく低炭素アルミキルド鋼を用い連続焼鈍に
よるもの、さらに極低炭素アルミキルド鋼を用いるも
の、以上大きく3つの方法がある。前2者については第
74,75回西山記念技術講座「自動車用高強度薄板鋼
板の製造技術・利用技術の進歩」((社)日本鉄鋼協会
(1981)),p.95〜124に引用解説されてい
る。また、第3番目の技術については特公昭61−45
689号公報、あるいは特公昭60−17004号公報
記載の技術が例としてあげられる。
されている。低炭素アルミキルド鋼を用いた箱焼鈍によ
るもの、同じく低炭素アルミキルド鋼を用い連続焼鈍に
よるもの、さらに極低炭素アルミキルド鋼を用いるも
の、以上大きく3つの方法がある。前2者については第
74,75回西山記念技術講座「自動車用高強度薄板鋼
板の製造技術・利用技術の進歩」((社)日本鉄鋼協会
(1981)),p.95〜124に引用解説されてい
る。また、第3番目の技術については特公昭61−45
689号公報、あるいは特公昭60−17004号公報
記載の技術が例としてあげられる。
【0005】しかし、近年省エネルギーのため、あるい
は環境問題から水溶性塗料を用いるため、低温で塗料を
焼き付ける傾向がでてきた。すなわち焼付温度が150
℃あるいは120℃という低温になってきた。そのため
固溶炭素の拡散を利用する従来のBH鋼板では十分なB
H性が得られなくなってきた。あるいは逆にこの温度条
件で十分なBH性を付与させるために固溶炭素を多量に
含有させるとユーザーでプレス成形するまでの常温放置
の状態で時効が進みプレス時に硬くなり成形不良になる
といった常温時効性の問題が生じる。すなわち常温時効
性とBH性の両立が果たせなくなる。この状態でBH鋼
板をあくまで使うには常温放置をできるだけなくす、い
わゆるジャストインタイムの納期管理を行う方法が考え
られる。しかし、そのためには生産管理、納入・輸送管
理等膨大な費用が生じ、近年ますます現実的ではなくな
ってきている。
は環境問題から水溶性塗料を用いるため、低温で塗料を
焼き付ける傾向がでてきた。すなわち焼付温度が150
℃あるいは120℃という低温になってきた。そのため
固溶炭素の拡散を利用する従来のBH鋼板では十分なB
H性が得られなくなってきた。あるいは逆にこの温度条
件で十分なBH性を付与させるために固溶炭素を多量に
含有させるとユーザーでプレス成形するまでの常温放置
の状態で時効が進みプレス時に硬くなり成形不良になる
といった常温時効性の問題が生じる。すなわち常温時効
性とBH性の両立が果たせなくなる。この状態でBH鋼
板をあくまで使うには常温放置をできるだけなくす、い
わゆるジャストインタイムの納期管理を行う方法が考え
られる。しかし、そのためには生産管理、納入・輸送管
理等膨大な費用が生じ、近年ますます現実的ではなくな
ってきている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、このような状況に鑑み、常温では実質非時
効で、プレス成形後100〜150℃の低温の塗装焼付
にても従来BH鋼板並みの30〜50N/mm2 のBH
性を有する新機能高強度薄鋼板を実現させることであ
る。もちろんその他の成形性や溶接性等の機能は従来品
と同等とする。なお、ここで言う薄鋼板とは冷延・焼鈍
されて製造される鋼板で通常の冷延鋼板、この冷延鋼板
にさらに電気めっきを施す電気めっき鋼板あるいは冷延
後、連続溶融亜鉛めっきラインを通板して製造される溶
融亜鉛めっき鋼板を指す。また、溶融亜鉛めっき鋼板は
亜鉛めっき層を鉄と合金化させた合金化溶融亜鉛めっき
鋼板も含む。
する課題は、このような状況に鑑み、常温では実質非時
効で、プレス成形後100〜150℃の低温の塗装焼付
にても従来BH鋼板並みの30〜50N/mm2 のBH
性を有する新機能高強度薄鋼板を実現させることであ
る。もちろんその他の成形性や溶接性等の機能は従来品
と同等とする。なお、ここで言う薄鋼板とは冷延・焼鈍
されて製造される鋼板で通常の冷延鋼板、この冷延鋼板
にさらに電気めっきを施す電気めっき鋼板あるいは冷延
後、連続溶融亜鉛めっきラインを通板して製造される溶
融亜鉛めっき鋼板を指す。また、溶融亜鉛めっき鋼板は
亜鉛めっき層を鉄と合金化させた合金化溶融亜鉛めっき
鋼板も含む。
【0007】
【課題を解決するための手段】課題を解決するための手
段は、上記3種のBH付与方法のうち第3の方法の中で
特に焼鈍溶解型と呼ばれる方法における新しい発見に基
づいており、この発見をさらに昇華させたものが本発明
である。すなわち本発明の骨子とするところは、 (1)質量割合でC:0.0015〜0.0040%、
Si≦1.0%、Mn:0.20〜1.50%、P:
0.02〜0.08%、S≦0.015%、Al:0.
01〜0.10%、N≦0.0030%、Nb:0.0
1〜0.05%、を含有し、かつNb/C≧7.75で
残部Feおよび不可避的不純物元素からなる鋼であっ
て、2.0×1019〜5.0×10211/m3 の個数密
度のNb高濃度域と4〜15ppmの固溶炭素を有する
ことを特徴とする低温の塗装焼付温度にて焼付硬化性を
有する良加工性高強度薄鋼板。
段は、上記3種のBH付与方法のうち第3の方法の中で
特に焼鈍溶解型と呼ばれる方法における新しい発見に基
づいており、この発見をさらに昇華させたものが本発明
である。すなわち本発明の骨子とするところは、 (1)質量割合でC:0.0015〜0.0040%、
Si≦1.0%、Mn:0.20〜1.50%、P:
0.02〜0.08%、S≦0.015%、Al:0.
01〜0.10%、N≦0.0030%、Nb:0.0
1〜0.05%、を含有し、かつNb/C≧7.75で
残部Feおよび不可避的不純物元素からなる鋼であっ
て、2.0×1019〜5.0×10211/m3 の個数密
度のNb高濃度域と4〜15ppmの固溶炭素を有する
ことを特徴とする低温の塗装焼付温度にて焼付硬化性を
有する良加工性高強度薄鋼板。
【0008】(2)前記(1)記載に加えて、Ti:N
量以上でかつ5×N量以下を含有する低温の塗装焼付温
度にて焼付硬化性を有する良加工性高強度薄鋼板。 (3)前記(1)又は(2)記載に加えて、B:0.0
003〜0.0020%を含有する低温の塗装焼付温度
にて焼付硬化性を有する良加工性高強度薄鋼板 (4)前記(1)、(2)または(3)のいずれかに記
載の組成からなる鋼を、熱間圧延するに際して、仕上終
了温度を860〜960℃とし、980℃以下の温度域
での全圧下量を90%以上とし、650〜750℃の温
度域で巻取り、続いて冷延後830〜900℃で連続焼
鈍を行うことを特徴とする低温の塗装焼付温度にて焼付
硬化性を有する良加工性高強度薄鋼板の製造方法にあ
る。
量以上でかつ5×N量以下を含有する低温の塗装焼付温
度にて焼付硬化性を有する良加工性高強度薄鋼板。 (3)前記(1)又は(2)記載に加えて、B:0.0
003〜0.0020%を含有する低温の塗装焼付温度
にて焼付硬化性を有する良加工性高強度薄鋼板 (4)前記(1)、(2)または(3)のいずれかに記
載の組成からなる鋼を、熱間圧延するに際して、仕上終
了温度を860〜960℃とし、980℃以下の温度域
での全圧下量を90%以上とし、650〜750℃の温
度域で巻取り、続いて冷延後830〜900℃で連続焼
鈍を行うことを特徴とする低温の塗装焼付温度にて焼付
硬化性を有する良加工性高強度薄鋼板の製造方法にあ
る。
【0009】すなわち本発明は、熱延鋼板で生じたNb
Cが、焼鈍時に溶解するがこのときの非平衡状態の鋼中
固溶Nb分布と、同時に生じる4〜15ppmの固溶炭
素に基づいており、これにより常温実質非時効と低温塗
装焼付硬化性を両立させたものである。また、基本的に
冷延・再結晶焼鈍は浸入型固溶体元素のない、いわゆる
IF(インタースティシャルフリー:Intersti
tial Free)の状態で行われるため深絞りの指
標であるランクフォード値(以下、r値と記す。また、
面内平均r値をraveで示す)や伸びも従来IF鋼同
様極めて良好である。
Cが、焼鈍時に溶解するがこのときの非平衡状態の鋼中
固溶Nb分布と、同時に生じる4〜15ppmの固溶炭
素に基づいており、これにより常温実質非時効と低温塗
装焼付硬化性を両立させたものである。また、基本的に
冷延・再結晶焼鈍は浸入型固溶体元素のない、いわゆる
IF(インタースティシャルフリー:Intersti
tial Free)の状態で行われるため深絞りの指
標であるランクフォード値(以下、r値と記す。また、
面内平均r値をraveで示す)や伸びも従来IF鋼同
様極めて良好である。
【0010】
【作用】本発明にあっては製品の2.0×1019〜5.
0×10211/m3 の個数密度のNb高濃度域を生成さ
せることが重要である。これは熱延板段階での適切なN
bCの析出によってほぼ決定される。この状態を焼鈍後
の製品板で直接に定量的に規定することは現在に於ける
技術では困難である。そこで間接的にその作用効果と定
量的な規定値を定めた。
0×10211/m3 の個数密度のNb高濃度域を生成さ
せることが重要である。これは熱延板段階での適切なN
bCの析出によってほぼ決定される。この状態を焼鈍後
の製品板で直接に定量的に規定することは現在に於ける
技術では困難である。そこで間接的にその作用効果と定
量的な規定値を定めた。
【0011】0.0022%C−0.26%Si−0.
88%Mn−0.057%P−0.0065%S−0.
041%Al−0.0022%N−0.029%Nb−
0.006%Ti−0.0008%B−Fe鋼の熱延板
を種々の熱処理を行い、析出物(TiN、NbC、Mn
S等があるが変化するのは主としてNbCと考えられ
る)の状態を大きく変化させた。この熱延板を77%冷
延を行い、続いて870℃,1minの再結晶焼鈍を行
い、さらに0.5%の調質圧延を行った後BH性を調べ
た。BH性は2%予ひずみ後、120℃および170℃
の2つの焼付条件で行った。図1にこの結果を示す。な
お、熱延板の析出物の個数密度は、析出物の個数を抽出
レプリカにより求め、一方電解研磨による研磨体積を電
解条件より計算し、算出した。
88%Mn−0.057%P−0.0065%S−0.
041%Al−0.0022%N−0.029%Nb−
0.006%Ti−0.0008%B−Fe鋼の熱延板
を種々の熱処理を行い、析出物(TiN、NbC、Mn
S等があるが変化するのは主としてNbCと考えられ
る)の状態を大きく変化させた。この熱延板を77%冷
延を行い、続いて870℃,1minの再結晶焼鈍を行
い、さらに0.5%の調質圧延を行った後BH性を調べ
た。BH性は2%予ひずみ後、120℃および170℃
の2つの焼付条件で行った。図1にこの結果を示す。な
お、熱延板の析出物の個数密度は、析出物の個数を抽出
レプリカにより求め、一方電解研磨による研磨体積を電
解条件より計算し、算出した。
【0012】図よりわかるようにBH条件が170℃の
場合はこの析出物の影響は小さいがBH条件が120℃
と低くなると析出物の密度の影響が大きく現れる。所定
のBH量が得られる範囲としてNb高濃度域の密度を
2.0×1019〜5.0×10 211/m3 とする。な
お、このような析出物の状態は焼鈍後の製品の観察では
定かには認められず、ばらつきの多いデータとなった。
しかし、この製品板を400℃,24h時効処理した後
観察すると再び熱延板と同程度の個数密度が認められ
た。したがって、Nb高濃度域の密度は熱延板の状態あ
るいは製品板の再処理にて規定するものとする。
場合はこの析出物の影響は小さいがBH条件が120℃
と低くなると析出物の密度の影響が大きく現れる。所定
のBH量が得られる範囲としてNb高濃度域の密度を
2.0×1019〜5.0×10 211/m3 とする。な
お、このような析出物の状態は焼鈍後の製品の観察では
定かには認められず、ばらつきの多いデータとなった。
しかし、この製品板を400℃,24h時効処理した後
観察すると再び熱延板と同程度の個数密度が認められ
た。したがって、Nb高濃度域の密度は熱延板の状態あ
るいは製品板の再処理にて規定するものとする。
【0013】このような熱延板の状態を得るためには、
種々の検討の結果、適切な仕上圧延条件、特に特定温度
以下での圧下量の規定が必須であることが判明した。す
なわち、980℃以下仕上圧延終了温度以上での全圧下
量を90%以上とする必要がある。90%未満では仕上
圧延終了温度および巻取温度が本発明条件に合致してい
ても適切析出物状態が得られない。熱間圧延中のひずみ
が析出に影響を与えているものと推定される。
種々の検討の結果、適切な仕上圧延条件、特に特定温度
以下での圧下量の規定が必須であることが判明した。す
なわち、980℃以下仕上圧延終了温度以上での全圧下
量を90%以上とする必要がある。90%未満では仕上
圧延終了温度および巻取温度が本発明条件に合致してい
ても適切析出物状態が得られない。熱間圧延中のひずみ
が析出に影響を与えているものと推定される。
【0014】仕上圧延終了温度は860〜960℃とす
る必要がある。860℃未満ではフェライト域圧延量が
多すぎて良好な機械的性質、特にr値が得られない。一
方上限は960℃である。この値を越えると良好な析出
物状態が得られない。巻取温度は650〜750℃とす
る。650℃未満では固溶炭素が残留し冷延・再結晶焼
鈍時に良好な集合組織が得られずr値が劣化する。一
方、750℃超では良好な析出物状態が得られない。
る必要がある。860℃未満ではフェライト域圧延量が
多すぎて良好な機械的性質、特にr値が得られない。一
方上限は960℃である。この値を越えると良好な析出
物状態が得られない。巻取温度は650〜750℃とす
る。650℃未満では固溶炭素が残留し冷延・再結晶焼
鈍時に良好な集合組織が得られずr値が劣化する。一
方、750℃超では良好な析出物状態が得られない。
【0015】次に成分について述べる。Cは0.001
5〜0.0040%とする。CはBH性の源であり、高
温焼鈍でNbCを溶解したとしても0.0015%未満
では十分なBH性は得られない。一方、0.0040%
を越えるとそもそもIF鋼としての良好な材質が得られ
ない。Siは1.0%以下添加する。固溶体強化元素と
して延性をあまり損なうことなく鋼を強化するためであ
る。しかし、Siは強固な酸化皮膜を作り表面処理性に
悪影響を及ぼす。そのため添加量は1.0%以下とす
る。溶融亜鉛めっき鋼板等この悪影響が看過できない場
合等はSiを添加せずにMnとPの固溶体強化で高強度
化を達成することが好ましい。
5〜0.0040%とする。CはBH性の源であり、高
温焼鈍でNbCを溶解したとしても0.0015%未満
では十分なBH性は得られない。一方、0.0040%
を越えるとそもそもIF鋼としての良好な材質が得られ
ない。Siは1.0%以下添加する。固溶体強化元素と
して延性をあまり損なうことなく鋼を強化するためであ
る。しかし、Siは強固な酸化皮膜を作り表面処理性に
悪影響を及ぼす。そのため添加量は1.0%以下とす
る。溶融亜鉛めっき鋼板等この悪影響が看過できない場
合等はSiを添加せずにMnとPの固溶体強化で高強度
化を達成することが好ましい。
【0016】Mnはやはり固溶体強化元素として0.2
0〜1.50%添加する。Mnは表面に対する悪影響も
比較的少ないため強化元素としては最適であり、強化の
ためには0.20%は必要である。一方多量の添加は経
済性を損なう。そのため上限は1.50%程度とする。
Pは大きい固溶体強化能を有する。したがって本発明で
は0.02%以上添加する。しかしPは鋼を脆化させる
ので上限を0.08%とする。Sは0.015%以下と
する。この量を越えると介在物が増し所定の良加工性軟
鋼板としての材質が得られない。
0〜1.50%添加する。Mnは表面に対する悪影響も
比較的少ないため強化元素としては最適であり、強化の
ためには0.20%は必要である。一方多量の添加は経
済性を損なう。そのため上限は1.50%程度とする。
Pは大きい固溶体強化能を有する。したがって本発明で
は0.02%以上添加する。しかしPは鋼を脆化させる
ので上限を0.08%とする。Sは0.015%以下と
する。この量を越えると介在物が増し所定の良加工性軟
鋼板としての材質が得られない。
【0017】Alは脱酸剤として用いる。0.01%未
満では脱酸が不十分となり介在物が増し鋼の特性を劣化
させる。一方0.10%超ではやはり介在物が増しよく
ない。またAlはTiを添加しない場合、NをAlNと
して鋼中に固定するためにも必要である。Nは0.00
30%以下とする。Nは固溶状態で熱延板に存在すると
固溶炭素と同様、良好な集合組織形成に悪影響を及ぼ
す。したがって、まず全体量を0.0030%以下とす
る。これ以上では高温巻取を施しても熱延板でAlN形
成が不十分となる。あるいはTiを添加してTiNとし
て固定する場合でもいたずらにTiNを増すだけでメリ
ットはない。このようにNの固定にはTiを用いてもよ
い。その場合Ti量は当然N量以上でなければならな
い。一方、5×N量超では過剰Tiが生じこれが炭化物
形成に影響を及ぼし本発明の根本の効果を損ねる。
満では脱酸が不十分となり介在物が増し鋼の特性を劣化
させる。一方0.10%超ではやはり介在物が増しよく
ない。またAlはTiを添加しない場合、NをAlNと
して鋼中に固定するためにも必要である。Nは0.00
30%以下とする。Nは固溶状態で熱延板に存在すると
固溶炭素と同様、良好な集合組織形成に悪影響を及ぼ
す。したがって、まず全体量を0.0030%以下とす
る。これ以上では高温巻取を施しても熱延板でAlN形
成が不十分となる。あるいはTiを添加してTiNとし
て固定する場合でもいたずらにTiNを増すだけでメリ
ットはない。このようにNの固定にはTiを用いてもよ
い。その場合Ti量は当然N量以上でなければならな
い。一方、5×N量超では過剰Tiが生じこれが炭化物
形成に影響を及ぼし本発明の根本の効果を損ねる。
【0018】Nbは本発明にあっては極めて重要な元素
である。本発明はNbCの析出、再溶解および固溶Nb
の非平衡状態に基づいている。Nbが0.01%未満で
は熱延板でのCの固定に不十分である。一方、Nbが
0.05%を越えると焼鈍時のNbCの溶解が困難にな
り、所定のBH性が得られない。また、本発明にあって
は熱延板では固溶炭素はなくす必要があり、それはNb
Cとして固定することで達成される。したがって、Nb
はCの原子量比以上添加する必要がある。すなわちNb
/C≧7.75とする必要がある。
である。本発明はNbCの析出、再溶解および固溶Nb
の非平衡状態に基づいている。Nbが0.01%未満で
は熱延板でのCの固定に不十分である。一方、Nbが
0.05%を越えると焼鈍時のNbCの溶解が困難にな
り、所定のBH性が得られない。また、本発明にあって
は熱延板では固溶炭素はなくす必要があり、それはNb
Cとして固定することで達成される。したがって、Nb
はCの原子量比以上添加する必要がある。すなわちNb
/C≧7.75とする必要がある。
【0019】さらに本発明鋼では4〜15ppmの固溶
炭素が製品板に存在する必要がある。この固溶炭素はB
H性の源であり、4ppm未満では所定のBH量が得ら
れず、一方15ppmを越える固溶炭素は逆に常温の耐
時効性が保てない。なお、固溶炭素の測定は通常内部摩
擦法によって行われる。スネークピーク高さを測定し固
溶炭素に換算すればよい。
炭素が製品板に存在する必要がある。この固溶炭素はB
H性の源であり、4ppm未満では所定のBH量が得ら
れず、一方15ppmを越える固溶炭素は逆に常温の耐
時効性が保てない。なお、固溶炭素の測定は通常内部摩
擦法によって行われる。スネークピーク高さを測定し固
溶炭素に換算すればよい。
【0020】上述の量の固溶炭素は上記成分および状態
条件、あるいは工程条件に高温焼鈍を施すことで得られ
る。焼鈍温度の最小値は830℃である。一方、900
℃を越える焼鈍はオーステナイト相が生じr値を損な
う。焼鈍時間は通常の連続焼鈍あるいは連続溶融亜鉛め
っきラインでの焼鈍の時間である30s〜300sでよ
い。
条件、あるいは工程条件に高温焼鈍を施すことで得られ
る。焼鈍温度の最小値は830℃である。一方、900
℃を越える焼鈍はオーステナイト相が生じr値を損な
う。焼鈍時間は通常の連続焼鈍あるいは連続溶融亜鉛め
っきラインでの焼鈍の時間である30s〜300sでよ
い。
【0021】また、再結晶焼鈍前の冷延率は通常の60
〜90%でよいが、より高r値とするためには75%以
上の高冷延率とすることが好ましい。焼鈍後、0.2〜
1.5%の調質圧延を施して製品とされるが、高すぎる
調質圧延は鋼の材質を劣化させるので0.8%以下とす
ることが好ましい。焼鈍は冷延鋼板の場合は通常の連続
焼鈍で行い、過時効の有無、冷却方式等に関しては特に
限定するところではない。また、溶融亜鉛めっき鋼板の
場合、通常の連続溶融亜鉛めっきラインでの焼鈍でよ
い。
〜90%でよいが、より高r値とするためには75%以
上の高冷延率とすることが好ましい。焼鈍後、0.2〜
1.5%の調質圧延を施して製品とされるが、高すぎる
調質圧延は鋼の材質を劣化させるので0.8%以下とす
ることが好ましい。焼鈍は冷延鋼板の場合は通常の連続
焼鈍で行い、過時効の有無、冷却方式等に関しては特に
限定するところではない。また、溶融亜鉛めっき鋼板の
場合、通常の連続溶融亜鉛めっきラインでの焼鈍でよ
い。
【0022】しかし、Nbの非平衡状態を利用するため
この状態を凍結する意味で、焼鈍後は5℃/s以上で冷
却することが好ましい。また、過時効が設置されている
場合は、過時効条件として350℃以下で5min以下
とすることが好ましい。溶融亜鉛めっき後めっき層の合
金化処理を行って合金化溶融亜鉛めっき鋼板としてもよ
い。なぜなら合金化処理時間は通常短時間のため本発明
効果に影響するところは少ない。
この状態を凍結する意味で、焼鈍後は5℃/s以上で冷
却することが好ましい。また、過時効が設置されている
場合は、過時効条件として350℃以下で5min以下
とすることが好ましい。溶融亜鉛めっき後めっき層の合
金化処理を行って合金化溶融亜鉛めっき鋼板としてもよ
い。なぜなら合金化処理時間は通常短時間のため本発明
効果に影響するところは少ない。
【0023】
【実施例】次に実施例を示す。表1に実施例に供した鋼
の化学成分を示す。工程は転炉−RH脱ガス−CCであ
る。こうしてできたスラブは熱延される。熱延条件を表
2に示す。表3で本発明と記したものが本発明条件を満
たすものである。熱延板特性中のNbC密度が本発明で
言うNb高濃度域の密度に対応する量である。熱延後、
冷延・連続焼鈍された後さらに0.5%の調質圧延を加
え製品となる。冷延・連続焼鈍条件および製品板の特性
を同じく表2及び表3に示す。本発明鋼は高強度鋼板と
して必要な340〜450N/mm2 級の引張強度に加
え、高El、高r値の良加工性を示すとともに170℃
でのBH性はもちろん150℃、120℃の低温焼付温
度においても40N/mm2 以上の高いBH量を有す
る。常温放置(ここでは40℃,40日で評価)での機
械試験値劣化はほとんどない。一方、比較鋼では、低温
焼付温度においてはBH量が低いか、あるいは/かつ常
温で時効劣化するか、あるいは/かつ加工性が劣るかの
欠陥を有する。なお、表2及び表3には溶融亜鉛めっき
ラインでの結果も示したが、冷延鋼板同様良好な加工性
と、広い温度範囲でのBH性と、常温実質非時効を有す
ることが明かである。
の化学成分を示す。工程は転炉−RH脱ガス−CCであ
る。こうしてできたスラブは熱延される。熱延条件を表
2に示す。表3で本発明と記したものが本発明条件を満
たすものである。熱延板特性中のNbC密度が本発明で
言うNb高濃度域の密度に対応する量である。熱延後、
冷延・連続焼鈍された後さらに0.5%の調質圧延を加
え製品となる。冷延・連続焼鈍条件および製品板の特性
を同じく表2及び表3に示す。本発明鋼は高強度鋼板と
して必要な340〜450N/mm2 級の引張強度に加
え、高El、高r値の良加工性を示すとともに170℃
でのBH性はもちろん150℃、120℃の低温焼付温
度においても40N/mm2 以上の高いBH量を有す
る。常温放置(ここでは40℃,40日で評価)での機
械試験値劣化はほとんどない。一方、比較鋼では、低温
焼付温度においてはBH量が低いか、あるいは/かつ常
温で時効劣化するか、あるいは/かつ加工性が劣るかの
欠陥を有する。なお、表2及び表3には溶融亜鉛めっき
ラインでの結果も示したが、冷延鋼板同様良好な加工性
と、広い温度範囲でのBH性と、常温実質非時効を有す
ることが明かである。
【0024】
【表1】
【0025】
【表2】
【0026】
【表3】
【0027】
【発明の効果】本発明により、塗装焼付の低温化という
省エネ、省資源に基づいた産業界の要請に答えることが
でき、本来、省材料ということに根ざしたBH特性をさ
らに発展させることになる。
省エネ、省資源に基づいた産業界の要請に答えることが
でき、本来、省材料ということに根ざしたBH特性をさ
らに発展させることになる。
【図1】熱延板析出物密度と170℃および120℃焼
付によるBH量との関係を示す図である。
付によるBH量との関係を示す図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 質量割合(以下、成分含有量に関しては
同様)で C:0.0015〜0.0040%、 Si≦1.0%、 Mn:0.20〜1.50%、 P:0.02〜0.08%、 S≦0.015%、 Al:0.01〜0.10%、 N≦0.0030%、 Nb:0.01〜0.05%、 を含有し、かつNb/C≧7.75で残部Feおよび不
可避的不純物元素からなる鋼であって、2.0×1019
〜5.0×10211/m3 の個数密度のNb高濃度域と
4〜15ppmの固溶炭素を有することを特徴とする低
温の塗装焼付温度にて焼付硬化性を有する良加工性高強
度薄鋼板。 - 【請求項2】 請求項1記載に加えて、Ti:N量以上
でかつ5×N量以下を含有する低温の塗装焼付温度にて
焼付硬化性を有する良加工性高強度薄鋼板. - 【請求項3】 請求項1または2記載に加えて、B:
0.0003〜0.0020%を含有する低温の塗装焼
付温度にて焼付硬化性を有する良加工性高強度薄鋼板。 - 【請求項4】 請求項1、2または3のいずれかに記載
の組成からなる鋼を、熱間圧延するに際して、仕上終了
温度を860〜960℃とし、980℃以下の温度域で
の全圧下量を90%以上とし、650〜750℃の温度
域で巻取り、続いて冷延後830〜900℃で連続焼鈍
を行うことを特徴とする低温の塗装焼付温度にて焼付硬
化性を有する良加工性高強度薄鋼板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31806393A JPH07173575A (ja) | 1993-12-17 | 1993-12-17 | 低温の塗装焼付温度にて焼付硬化性を有する良加工性高強度薄鋼板およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31806393A JPH07173575A (ja) | 1993-12-17 | 1993-12-17 | 低温の塗装焼付温度にて焼付硬化性を有する良加工性高強度薄鋼板およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07173575A true JPH07173575A (ja) | 1995-07-11 |
Family
ID=18095070
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31806393A Withdrawn JPH07173575A (ja) | 1993-12-17 | 1993-12-17 | 低温の塗装焼付温度にて焼付硬化性を有する良加工性高強度薄鋼板およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07173575A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011195946A (ja) * | 2010-03-24 | 2011-10-06 | Jfe Steel Corp | 安定したbh特性を有する表面外観に優れた高強度冷延鋼板及びその製造方法 |
CN109440006A (zh) * | 2018-11-22 | 2019-03-08 | 唐山钢铁集团有限责任公司 | 一种汽车外板用烘烤硬化钢及其生产方法 |
-
1993
- 1993-12-17 JP JP31806393A patent/JPH07173575A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011195946A (ja) * | 2010-03-24 | 2011-10-06 | Jfe Steel Corp | 安定したbh特性を有する表面外観に優れた高強度冷延鋼板及びその製造方法 |
CN109440006A (zh) * | 2018-11-22 | 2019-03-08 | 唐山钢铁集团有限责任公司 | 一种汽车外板用烘烤硬化钢及其生产方法 |
CN109440006B (zh) * | 2018-11-22 | 2020-11-03 | 唐山钢铁集团有限责任公司 | 一种汽车外板用烘烤硬化钢及其生产方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010306 |