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JPH07172284A - 加速スリップ制御装置 - Google Patents

加速スリップ制御装置

Info

Publication number
JPH07172284A
JPH07172284A JP32548893A JP32548893A JPH07172284A JP H07172284 A JPH07172284 A JP H07172284A JP 32548893 A JP32548893 A JP 32548893A JP 32548893 A JP32548893 A JP 32548893A JP H07172284 A JPH07172284 A JP H07172284A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
force
driving
generated
wheels
difference
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32548893A
Other languages
English (en)
Inventor
Norihiko Okochi
典彦 大河内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP32548893A priority Critical patent/JPH07172284A/ja
Publication of JPH07172284A publication Critical patent/JPH07172284A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Regulating Braking Force (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は加速時において左右の駆動輪それぞ
れが適切なスリップ率を保って回転するように駆動力制
御を行う加速スリップ制御装置に関し、従動輪の制動力
を利用して左右力差ステアを抑制することを目的とす
る。 【構成】 左右の駆動輪RL,RRそれぞれについて適
切なスリップ率が維持されるように、RL,RR独立に
制動力を発生させて加速スリップ制御を行う。RL,R
Rの接する路面μが異なる場合、発生し得る駆動力に差
異が生じ、これに起因して左右力差ステアが生じるた
め、高μ路側従動輪FLに制動力を発生させる。左右の
駆動輪RR,RLの駆動力差、すなわちRR、RLに発
生させている制動力の差に対応する制動力を高μ路側従
動輪FLに発生させることで左右力差ステアが抑制され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加速スリップ制御装置
に係り、特に加速時において左右の駆動輪それぞれが適
切なスリップ率を保って回転するように駆動力制御を行
う加速スリップ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両の左右駆動輪の駆動力を
独立に制御することにより、加速時におけるスリップを
抑制する装置が知られている。すなわち、例えば摩擦係
数μが低い路面(以下低μ路と称す)においては、過剰
な駆動力が発生すると駆動輪はスリップするが、このス
リップは必ずしも左右の駆動輪について同時に起こるも
のではない。
【0003】すなわち、駆動輪のスリップを収束させる
ためには、駆動力を低下させる必要があるが、何れか一
方の駆動輪におけるスリップを収束させるべく駆動力を
低下させる際に他方の駆動輪の駆動力をこれに従属させ
る構成は、不必要に駆動力を低下させることになり加速
のもたつきを生ずる。
【0004】これに対して左右の駆動輪の駆動力を独立
に制御し得る構成であれば、それぞれの駆動輪において
最適なスリップ率を維持しつつ加速スリップを抑制する
ことができ、良好な加速性を得ることができる。
【0005】ところが、かかる構成の加速スリップ装置
は、左右の駆動輪がそれぞれ接地している路面の摩擦計
数μが著しくことなる場合(以下、かかる路面を“また
ぎ路”と称す)には問題がある。上記の装置によれば、
摩擦計数μが異なるにも関わらず左右の駆動輪における
スリップ率がそれぞれ適正な範囲に制御される結果、両
輪に生ずる駆動力が不均一となり、車両に垂直軸回りの
回転モーメントが発生する。そして、この回転モーメン
トが車両に左右力差ステアを発生させ、加速時の操安性
を低下させるからである。
【0006】このため本出願人は、特開平2−2173
62号公報において、駆動輪の駆動力を独立に制御して
加速時のスリップを防止すると共に、左右力差ステアが
発生した場合には、エンジンの出力を低下させてこれを
抑制する装置を開示している。この場合、高μ路側の駆
動輪が発生する駆動力と、低μ路側の駆動輪が発生する
駆動力とが結果的に均一化され、左右力差ステアが収束
されることになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の装
置は、左右力差ステアが生じた場合には高μ路側の駆動
力を低μ路側に従属させて制御していることに他なら
ず、またぎ路においては加速性が低下することを容認し
たものである。従って、かかる状況においても理想的な
加速性を確保するという観点からは、更に改良の余地が
残されていた。
【0008】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
であり、左右の駆動輪の駆動力を独立に制御して常に適
切なスリップ率を維持して加速性を確保すると共に、左
右力差ステアが生じた場合には、その左右力差ステアを
相殺するように左右の従動輪に制動力を生ぜしめること
により上記の課題を解決する加速スリップ制御装置を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】図1は、上記の課題を解
決する加速スリップ制御装置に原理構成図を示す。すな
わち上記の目的は、図1に示すように、左右の駆動輪M
1,M2が発生する駆動力を独立に制御する左右駆動力
制御手段M3を用いて加速時における駆動輪のスリップ
を抑制する加速スリップ制御装置において、左右の駆動
輪がそれぞれ発生する駆動力の差を検出する駆動力差検
出手段とM4と、発生した駆動力差に起因して車両に発
生する左右力差ステアトルクを相殺するために従動輪M
5,M6に発生させるべき制動力を演算する従動輪制動
力演算手段M7と、従動輪M5,M6に前記従動輪制動
力演算手段M7の演算結果に基づいた制動力を発生させ
る左右制動力制御手段M8とを備える加速スリップ制御
装置により達成される。
【0010】
【作用】本発明に係る加速スリップ制御装置において、
前記左右駆動力制御手段M3は、加速時において左右の
駆動輪M1,M2それぞれが適切なスリップ率を維持し
得るように,それぞれの駆動輪M1,M2が発生する駆
動力を独立に制御する。
【0011】この際、前記駆動力差検出手段M4は、左
右の駆動輪M1,M2に発生している駆動力の差を検出
する。この駆動力差は、車両の垂直軸回りの回転モーメ
ントの大きさに対応し、何ら対処がなされない場合、車
両には駆動力差に応じた左右力差ステアが生ずることに
なる。
【0012】一方、前記駆動力差検出手段M4において
左右の駆動輪M1,M2の駆動力差が検出された場合
は、前記従動輪制動力演算手段M7によって演算された
制動力が、前記左右制動力制御手段M8の作用で左右従
動輪M5,M6に発生する。
【0013】この際、左右の従動輪M5,M6における
制動力はそれぞれ独立に制御されるため、車両には制動
力の不均一に起因する垂直軸回りの回転モーメントが発
生する。そして、前記従動輪制動力演算手段M7は、そ
の回転モーメントが、駆動力差に起因して生ずる回転モ
ーメントを相殺するように、それぞれの従動輪M5,M
6において発生させるべき制動力を演算している。
【0014】従って、左右の駆動輪M1,M2が適正な
スリップ率を維持する結果、左右の駆動輪M1,M2に
おいて生ずる駆動力に差異が生じても、車両に左右力差
ステアが生ずることはない。
【0015】
【実施例】図2は本発明の一実施例である加速スリップ
制御装置に全体構成図を示す。また、図3は、本実施例
の加速スリップ制御装置の油圧系統図を示す。以下、こ
れら図2、図3を参照して、本実施例の加速スリップ制
御装置の構成について説明する。
【0016】マスタシリンダ10は2つの独立した加圧
室を持っており、ブレーキペダル11の踏力に比例した
ブレーキ液圧を発生させる。マスタシリンダ10の各加
圧室に発生したブレーキ液圧はそれぞれ配管12,13
を通ってトラクションアクチュエータ30のポート35
a,35bを介してSMC31,32に導びかれる。
【0017】トラクションポンプ20はマスタシリンダ
10のリザーバ14からブレーキ液の供給を受け、これ
を加圧してトラクションアクチュエータ30のポート3
5cに供給する。このポート35cはチェックバルブ3
6を介してSMC31,32に接続されると共に、リリ
ーフバルブ37aを介してポート35dに、また、プレ
ッシャーレギュレートバルブ(PRV)37bを介して
ポート35fに通じるSRC34にそれぞれ接続され
る。
【0018】また、上記したポート35dには更にSR
C33が接続されている。このSRS33は、ポート3
5eより配管15を通してリザーバー14に接続されて
いる。尚、38はフィルタである。
【0019】ABSアクチュエータ40のポート47
a,47bはそれぞれ配管16,17を通してトラクシ
ョンアクチュエータ30のポート35g,35hに接続
され、これらを介してSMC31,32に通じている。
このポート47aは電磁制御弁41a,42aを介して
左後輪(RL)、及び右前輪(FR)のホイールシリン
ダ51,52に連通するポート47c,47dそれぞれ
に接続されている。
【0020】これらのポート47c,47dはそれぞれ
電磁制御弁41b,42bを介してポート47e、及び
リザーバ48aに接続されている。リザーバ48aとポ
ート47aとの間はモータ60で駆動されるABSポン
プ49a及び固定ダンパ50aが設けられている。ま
た、電磁制御弁41a,42aと並列にチェックバルブ
55a,55bが設けられ、ポンプ49aの前後にチェ
ックバルブ55c,55dが設けられている。
【0021】同様に、ポート47bは電磁制御弁43
a,44aを介してそれぞれ左前輪(FL)、及び右後
輪(FR)のホイールシリンダ53,54に連通するポ
ート47g,47hに接続され、また、ポート47g,
47hは、それぞれ電磁制御弁43b,44bを介して
ポート47i及びリザーバ48bに接続されている。
【0022】更に、リザーバ48bとポート47bとの
間にはモータ60で駆動されるABSポンプ49b及び
固定ダンパ50bが設けられている。また、電磁制御弁
43a,44aと並列にチェックバルブ55e,55f
が設けられ、ポンプ49bの前後にチェックバルブ55
g,55hが設けられている。上記のポート47e,4
7iはそれぞれ配管18,19を介してトラクションア
クチュエータ30のポート35d,35fに接続されて
いる。
【0023】尚、本実施例の加速スリップ制御装置は、
後輪駆動車を前提として構成したものである。従って、
本実施例においては、RL,RRがそれぞれ前記した左
右駆動輪M1,M2に、FL,FRがそれぞれ左右従動
輪M5,M6に相当する。
【0024】これらRL,FR,FL,RRにはそれぞ
れ車輪速センサ61〜64が設けられており、これらの
検出値はABS制御及び加速スリップ制御を行なう電子
制御回路(ECU)70に供給される。また、ECU7
0には、ブレーキペダル11が踏み込まれた際にオン信
号を発生するブレーキスイッチ66が接続されている。
【0025】ECU70は、これら車輪速センサ61〜
64、ブレーキスイッチ66から供給される信号に基づ
いて、前記した駆動力差検出手段M4,従動輪制動力演
算手段M7を構成すべく、トラクションアクチュエータ
30のSMC31,32及びSRC33,34の切換え
制御、及び電磁制御弁41a,41b,42a,42
b,43a,43b,44a,44bの切換え制御を行
なう。
【0026】ところでRLのホイールシリンダ51につ
いては、電磁制御弁41bを遮断側、電磁制御弁41a
を導通側に切換えるとホイールシリンダ51のブレーキ
液圧が増大して制動力が増大し、電磁制御弁41a,4
1bを共に遮断側に切換えるとホイールシリンダ51の
ブレーキ液圧及び制動力が保持され、電磁制御弁41a
を遮断側、電磁制御弁41bを導通側に切換えるとホイ
ールシリンダ51のブレーキ液圧が減少して制動力が減
少する。他のホイールシリンダ52〜54についても同
様である。
【0027】従って、RL,RRに過剰な駆動力が生じ
ている際に電磁弁41a,44aを導通、電磁弁41
b,44bを遮断とすると、これらの駆動輪RL,RR
に適当な制動力を与えることができる。この際、電磁弁
41aと44a、電磁弁41bと44bは、それぞれ独
立に制御することができ、RL、RRには、異なる制動
力を発生させることができることから、左右の駆動輪R
L,RRについて独立に駆動力制御を行うことができ
る。この意味で、トラクションアクチュエータ30、A
BSアクチュエータ40、及びECU70は、前記した
左右駆動力制御手段M3に相当する。
【0028】また、左右の従動輪FR,FLについて
も、電磁弁42a,43aを導通、電磁弁42b,43
bを遮断とすることにより、それぞれ制動力を制御する
ことができ、これらの電磁弁42a,43a,42b,
43bを適当に制御することで左右の従動輪FL,FR
について独立した制動力制御を実現することができる。
この意味で、トラクションアクチュエータ30、ABS
アクチュエータ40、及びECU70は、前記した左右
制動力制御手段M8にも相当することになる。
【0029】ところで、トラクションポンプ20は、加
速スリップ制御時においてはブレーキ液を吐出し続ける
構成である。このため何らの処置も講じないとすれば、
加速スリップ制御を実現するために消費されるブレーキ
液よりトラクションポンプ20の吐出するブレーキ液が
多い場合、トラクションポンプ20の吐出側のブレーキ
液圧が上昇することになる。
【0030】そこで、本実施例の加速スリップ制御装置
においては、このブレーキ液圧を一定値に抑えるために
トラクションアクチュエータ30内にPRV37bを設
けている。この場合、その開放設定値はエンジン出力ト
ルクをブレーキによって抑制できる程度の圧力として例
えば140kgf/cm2 程度とする。これによって設定値を
越えた場合はブレーキ液がリザーバ48bに還流される
ことになる。
【0031】また、本実施例においては、PRV37b
が設定値を越えても開弁しない故障の場合の保護回路と
して更にリリーフバルブ37aを設けている。このリリ
ーフバルブ37aの開弁圧はPRV37bよりも高く、
かつトラクションアクチュエータ30及びトラクション
ポンプ20と連絡した高圧ホース25が破壊しないよう
例えば200kgf/cm2 程度としている。
【0032】以下、本実施例の加速スリップ制御装置の
動作について説明する。本実施例の加速スリップ制御装
置は、加速時において左右の駆動輪RL,RRのスリッ
プ率がそれぞれ適当な範囲に保持されるようにそれらの
駆動力を制御すると共に、その結果として左右力差ステ
アの発生が予測される場合には、左右の従動輪FL,F
Rに適当な制動力を発生せしめて車両姿勢の安定化を図
る装置である。
【0033】図4は、かかる機能を実現すべくECU7
0が実行する加速スリップ制御のフローチャートを示
す。ここで、本実施例の装置は、上述の如く加速時にお
ける車両特性の向上を目的とするものであるため、ブレ
ーキペダル11が踏み込まれている場合、すなわち、車
両が制動状態にある場合には機能しないことを前提とし
ている。このため、図4に示すルーチンは、ブレーキペ
ダル11が踏まれていないという条件下で実行される。
【0034】同図に示すルーチンが起動すると、先ずス
テップ100においてイニシャライズ処理として、左右
力差ステア抑制制御が実行中でないことを表すフラグを
セットし、かつ後述する制御時間TDTY を表すカウンタ
を“0”とする。
【0035】かかる処理を終えたら、次にステップ10
2において車輪速センサ61〜64の検出値を基に、R
L,RRそれぞれについて駆動輪スリップ量Vslipを次
式により演算する。駆動輪のスリップ率を適切な範囲に
制御するための基礎データとするためである。
【0036】 Vslip=車体速度(従動輪速度)−駆動輪速度 次にステップ104で、上述の如く求めたそれぞれの駆
動輪スリップ量が、予め判定値として設定した加速スリ
ップ制御開始基準スリップ量VTBより大か否かを判別す
る。ここで、左右の駆動輪RL,RR共にVTB<Vslip
が不成立となる場合は、駆動輪のスリップ率が適当な範
囲内に保たれていると判断して何らの処理も実行せずそ
のまま今回の処理を終了する。
【0037】一方、何れかの駆動輪RL,RRにおいて
TB<Vslipが成立する場合は、当該駆動輪におけるス
リップ率が、保持すべき範囲内を越えていると判断し
て、スリップを収束させるべくステップ106へ進む。
【0038】ステップ106は、従動輪であるFR,F
Lに対応して設けられた電磁制御弁42a,43aを遮
断側に切換えて、これらFR,FLにブレーキがかから
ないように切離すと共に、図5(A)に示す如くSMC
31,32をトラクションポンプ20側に切換えてポン
プ20をABSアクチュエータ40に接続し、また、S
RC33,34を導通側に切換えてABSアクチュエー
タ40のポート47e,47iをマスタシリンダ10の
リザーバ14に接続して、加速スリップ制御を開始する
ステップである。
【0039】また、ステップ108は、図5(B)に示
す如く、上記ステップ106の処理の後時間t1 経過後
にトラクションポンプ20の駆動を開始するステップで
ある。かかる処理を実行することにより、トラクション
ポンプ20で発生した高圧のブレーキ圧が駆動輪RL,
RRに対応して設けられた電磁弁41a,44aに供給
されることになる。
【0040】次にステップ110では、不当なスリップ
が検出された駆動輪RR,RLについて、検出されたス
リップを収束させるために実行すべき制御モードの選択
を行う。より具体的には、RR,RLのホイールシリン
ダ51,54を増圧又は保持又は減圧する制御モードの
選択を行う。
【0041】そして、ステップ112で、上記選択した
制御モードに応じて、図5(C),(D)に示す如く電
磁制御弁41a,44a,41b,44bそれぞれの切
換え制御を行なう。尚、電磁制御弁41a,41b,4
4a,44bの切換えとホイールシリンダ51,54の
増圧、保持、減圧の関係を表1に示す。
【0042】
【表1】
【0043】この場合、電磁制御弁41a,41bの組
と電磁弁44a,44bの組とを独立に制御することで
左右の駆動輪RL,RRについて異なる制動力を発生さ
せることができることから、エンジンから駆動輪RL,
RRに伝達される駆動トルクが同一であっても、駆動輪
RL,RRの生ずる最終的な駆動力の大きさは、左右独
立に制御することができる。
【0044】本実施例においては、上記ステップ100
〜112の処理を実行することで、左右の駆動輪RL,
RRが、それぞれ空転することなく、かつ可能な範囲で
大きな駆動力を発生するように駆動力制御を行い、これ
により良好な加速特性を確保している。
【0045】ところで、かかる加速スリップ制御は、左
右の駆動輪RL,RRそれぞれの能力を有効に利用して
低μ路においても優れた加速特性を確保する点では優れ
た特性を示すが、図6に示すように左右の摩擦係数μの
異なる道路、いわゆるまたぎ路においては問題がある。
【0046】図6(A)に示すように高μ路に接地して
いる駆動輪(図中RL)が適当なスリップ率を維持して
発生し得る駆動力(エンジン出力からRLに発生させた
制動力を減じた値)は、低μ路に接地している駆動輪
(図中RR)が発生し得る駆動力(エンジン出力からR
Rに発生させた制動力を減じた値)に比べて大きな値と
なり、左右力差ステアの原因となる垂直軸回りの回転モ
ーメントが生ずることになるからである。
【0047】この場合、低μ路に接地している駆動輪が
発生し得る駆動力と同等レベルまでエンジン出力を低下
させることにより、又は高μ路側駆動輪の制動力を増大
させて両駆動輪が発生する駆動力を均一化させれば左右
力差ステアは解消することができるが、かかる処理では
加速特性の悪化を伴うことになり、特に駆動輪に発生さ
せる制動力を増大させる構成においては、そのブレーキ
機構に対して過剰な負荷を担わせることになり好ましく
ない。
【0048】ところで、車両が加速する場合、従動輪
(本実施例においては前輪FL,FR)には通常何ら駆
動力、制動力は生じていないが、左右力差ステアが生じ
た際に高μ路側の従動輪(本実施例においてはFL)に
図6(B)に示す如き制動力を生ぜしめることとする
と、駆動輪RL,RRの駆動力差に起因して発生した左
右力ステアを打ち消すことが可能である。
【0049】この場合、駆動輪RL,RRが発生する駆
動力自体は低下することがなく、加速スリップ制御を実
行することによる加速特性の悪化が抑制され、また、制
動力を発生させるのが従動輪であることから、駆動輪に
おいて制御を行う場合に比べてブレーキ機構が担うべき
負担が少なくて足りる。
【0050】本実施例の加速スリップ制御装置は、かか
る点に着目して加速スリップ制御を実行するものであ
り、図4中ステップ200に示す左右力差ステア抑制制
御ルーチンは、かかる機能を実現すべく設定されたステ
ップである。ここで、本ステップ200は、前記した従
動輪制動力演算手段M7,及び左右制動力制御手段M8
とを実現するステップであり、具体的には図7に示すフ
ローチャートに沿った処理を行う。
【0051】すなわち、上記ステップ112の処理が終
了すると、図7に示す左右力差ステア抑制制御ルーチン
が起動し、先ずステップ202において駆動輪RL,R
Rのホイルシリンダ51,54に供給されているブレー
キ油圧PL ,PR の推定処理を行う。
【0052】上記図6から明らかなように、車両に生ず
る回転モーメントは、駆動輪RL,RRに発生する駆動
力差、すなわち駆動輪RL,RRに発生させた制動力の
差に対応し、その制動力は各ホイルシリンダ51、54
に供給したブレーキ油圧PL,PR に比例することか
ら、それらを推定することにより左右力差ステアの原因
たる回転モーメントの大きさを把握するためである。
【0053】ところで、加速スリップ制御中にホイルシ
リンダ51、54に供給されているブレーキ油圧PL
R は、それぞれの駆動輪RL,RRに対応する電磁弁
41a,41b、及び44a,44bの導通・遮断時間
を測定することで推定することができる。
【0054】つまり、加速スリップ制御時においてトラ
クションポンプ20から供給されるブレーキ油圧は、上
記したようにPRV37bの作用でほぼ一定値に制御さ
れている。このため、電磁弁41a,44aを導通、電
磁弁41b,44bを遮断とした際の増圧勾配は、図8
(A)に示すように如何なる場合でもほぼ一定である。
【0055】また、電磁弁41a,44aを遮断、電磁
弁41b,44bを導通として行う減圧処理時における
減圧勾配も、図8(A)に示す如くほぼ一定となり、こ
れら増圧・減圧処理の実行時間を累積することにより、
駆動輪におけるブレーキ油圧の推定が可能である。本実
施例の加速スリップ制御装置は、かかる原理に従ってブ
レーキ油圧PL ,PR の推定を実行する。
【0056】このようにしてブレーキ油圧PL ,PR
推定を終えたら、次にステップ204へ進んで高μ路側
駆動輪におけるブレーキ油圧(推定したブレーキ油圧P
L ,PR の内小さい方)と低μ路側駆動輪におけるブレ
ーキ油圧(推定したブレーキ油圧PL ,PR のうち大き
い方)との差圧PD を計算し、その値を左右力差ステア
の原因たる回転モーメントの代用特性値とする。
【0057】ステップ206は、計算した差圧PD が所
定の判定値K以上であるかを判別するステップである。
すなわち、差圧PD ≧Kが成立しない程度であれば、左
右力差ステアが問題とならないため上記条件が成立する
場合に限り左右力差ステア抑制制御を実行することとし
ている関係上、その実行判定を行うものである。
【0058】そして、PD ≧Kが成立すると判別された
場合は、ステップ208へ進んで左右力差ステア抑制制
御が実行中である旨を表すフラグをセットし、続くステ
ップ210において、前回の処理において出力を行って
からの経過時間が、制御時間TDTY に達しているかを見
る。
【0059】このTDTY は、上記図4中ステップ100
のイニシャライズ処理により当初“0”とされているた
め、今回がイニシャライズ後初回の処理であるとすれ
ば、上記ステップ208おいては“経過時間がTDTY
達している”と判断されることになり、以後ステップ2
12が実行される。
【0060】ステップ212は、車両の左右力差ステア
を打ち消すために従動輪FL,FRに発生させるべき制
動力を演算するステップである。ここで本実施例におい
ては、従動輪FL,FRにおける制動力を、ホイルシリ
ンダ52、53に対するブレーキ油圧の増圧時間TI
保持時間TH ,減圧時間TD ,及び出力間隔TDTY (上
記した制御時間TDTY )によって設定する。
【0061】ここで、増圧時間TI 、保持時間TH はそ
れぞれホイルシリンダ52、53のブレーキ油圧PL
R を増圧、保持する時間であり、その時間が長いほど
従動輪FL,FRには大きな制動力を発生する。また、
減圧時間TD は、ホイルシリンダ52,53に供給した
ブレーキ油圧PL ,PR をリザーバ14の油圧に開放す
るために必要な時間であり、増圧時間TI が長いほどそ
れに対応して長期化させる必要がある。
【0062】出力間隔TDTY は、従動輪FL,FRに継
続的にブレーキをかけたのでは加速特性の悪化を招くこ
とから設定したもので、左右力差ステアの抑制制御中に
おいてホイルシリンダ52,53のブレーキ油圧を開放
すべき時間である。従って、この出力間隔TDTY は、大
きな左右力差ステアが発生すると予測される場合には短
く、小さな左右力差ステアが発生すると予測される場合
には長く設定する必要がある。
【0063】かかる観点より、本実施例においては、上
記した各パラメータTI ,TH ,T,TDTY を、上記ス
テップ204で計算した圧力差PD との関係で以下の如
く設定することとしている。尚、式中、KI ,KH ,K
D,DTY は、それぞれ各パラメータに対応して実験的に
設定した比例定数である。
【0064】 TI =PD ×KI ・・・(1) TH =PD ×KH ・・・(2) TD =PD ×KD ・・・(3) TDTY =KDTY /PD ・・・(4) このようにして制御出力のパラメータ計算を行ったら、
ステップ214へ進んで高μ路側の従動輪FL,FRに
対応して設けられた電磁弁41a,41b、又は44
a,44bに対して、制御パラメータに応じた指令信号
を出力し、また、上記ステップ210が内蔵するカウン
タの設定値を新たなTDTY に更新する。
【0065】尚、本実施例においては、ステップ214
内にTI ,TH ,TD をカウントするカウンタを備えて
おり、ステップ214が実行される度にこれらのカウン
タがカウントアップされる。そして、そのカウント値に
対応して、高μ路側のホイルシリンダに対して順次増
圧、保持、減圧の指令が発せられる。
【0066】また、減圧時間TD が経過して一連の制動
処理が終了すると、上記ステップ210に内蔵されるT
DTY についてのカウンタがカウントされ始める。この場
合、以後、ステップ210において出力間隔TDTY が経
過したと判別されるまでステップ212、214がジャ
ンプされ、何れの従動輪FL,FRにも制動力は発生し
ない状態が形成される。
【0067】つまり、本実施例の加速スリップ制御装置
によれば、図8(A)に示すように左右の駆動輪RL,
RRにおけるブレーキ油圧PD が所定値K以上となると
(同図中、時刻ta )、以後図8(B)に示すように高
μ路側の従動輪に断続的に増圧、保持、減圧されるブレ
ーキ油圧が供給されることになる。
【0068】ところで、いわゆるまたぎ路は長い区間継
続して形成されるものではなく、一般には一時的な状況
として形成されるものである。このため、実際の走行状
態において左右力差ステアが継続的に長期間発生するこ
とはない。このため、本実施例においては、ステップ2
06において圧力差PD が所定値Kに満たないことが検
出された場合は、以後ステップ216へと進んで左右力
差ステアの抑制制御を終了することとしている。
【0069】このステップ216では、左右力差ステア
抑制制御が実行中か否かを、対応するフラグの状態から
判別する処理を行う。本ステップ216が実行されるに
あたっての履歴を判断するためである。そして、左右力
差ステア抑制制御が実行中でなく、以前から繰り返し本
ステップ216が実行されていることが推認される場合
には何らの制御も必要でないと判断してそのまま今回の
処理を終了する。
【0070】一方、ステップ216において左右力差ス
テア抑制制御が実行中であると判別された場合は、前回
までは圧力差PD がK以上であったと推認でき、すなわ
ち何れかの従動輪FL,FRのホイルシリンダ52、5
3何らかのブレーキ油圧が供給されていることが予測さ
れる。
【0071】この場合、そのブレーキ油圧を開放しない
とすれば、本来は左右力差ステアを抑制するために従動
輪に発生させていた制動力が、却って車両姿勢を乱す原
因となる。そこで、かかる状況が検出された場合は、ス
テップ218へ進んで高μ路側従動輪についてのブレー
キ油圧を減圧する指令を発することとした。
【0072】この結果、例えば左右力差ステア抑制制御
においてブレーキ油圧の増圧中であっても、図8(B)
中時刻tb に示すようにその時点で圧力差PD がKに満
たなくなれば、即座にブレーキ油圧は減圧されて従動輪
FL,FRにおける制動力が消滅することになる。
【0073】以後、ステップ220において、左右力差
ステアの抑制制御が実行中でないことを表すべくフラグ
をクリアし、またステップ222において出力間隔T
DTY を“0”にクリアして本ルーチンを終了し、駆動力
制御についてもメインルーチンへと戻る。
【0074】図4に示すメインルーチンにおいては、続
いてステップ114が実行される。このステップ114
は駆動輪スリップ量Vslipを左右の駆動輪RL,RRそ
れぞれについて演算するステップである。そして、ステ
ップ116で、上記ステップ100〜200の処理を実
行した結果駆動輪スリップ量Vslipが制御目標スリップ
量V0 未満となったかを判別する。
【0075】ここでV0 >Vslipが不成立の場合は、上
記ステップ110へ戻り、目標が達成されるまで上記の
処理を繰り返し実行する。一方、V0 >Vslipが成立す
る場合は、ステップ118へ進んでトラクションポンプ
20を停止させ、次にステップ120で図5(D)に示
す如く時間t2 だけ電磁制御弁41b,44bを共に導
通側に切換えて、RR,RLのホイールシリンダ51,
54を減圧し、ステップ122で図5(A)に示す如く
トラクションポンプ停止から時間t3 後にSMC31,
32をそれぞれポート35a,35b側に切換え、また
SRC33,34をそれぞれ導通側に切換えて加速スリ
ップ制御を終了し、処理を終了する。
【0076】なお、時間t1 ,t2 ,t3 を設けたのは
マスタシリンダ10にブレーキ液圧が逆流することや、
加速スリップ制御終了時にホイールシリンダ51〜54
に直前のブレーキ液圧が残るのを防止するためである。
【0077】このように、本実施例の加速スリップ制御
装置によれば、左右の駆動輪RL,RRそれぞれについ
て有効に駆動力を確保することができると共に、それら
の駆動力に差異が生じた場合には、従動輪FL,FRの
制動力により左右力差ステアを抑制することができる。
【0078】従って、左右の駆動輪RL,RRが接地す
る路面の摩擦係数μが異なる場合においても、良好な加
速特性を維持しつつ高い操安性を得ることができる。
尚、本実施例の加速スリップ制御装置は、従動輪FL,
FRにブレーキをかける構成であることから、駆動輪R
L,RRにブレーキをかけて左右の駆動力を均一化する
装置に比べてブレーキ機構の負担を低減することができ
る。
【0079】尚、上記実施例は、後輪駆動車を前提とし
て左右の後輪RL,RRを駆動輪、左右の前輪FL,F
Rを従動輪として設定しているが、これに限るものでは
なく、前輪駆動車に適用することも可能である。
【0080】
【発明の効果】上述の如く、本発明によれば、左右の駆
動輪が発生する駆動力が異なる場合においても、その駆
動力差に起因して発生する回転モーメントがが従動輪に
おける制動力によって発生する回転モーメントによって
相殺され、結果として左右力差ステアの発生が防止され
るため、左右の駆動輪が接地している路面の摩擦計数μ
が異なる場合においても、常に駆動輪のスリップ率を適
正な範囲に保って加速を行うことができる。
【0081】このため、従来の装置の如くまたぎ路等に
おいては、低μ路側の駆動輪に発生させ得る駆動力に両
駆動輪の駆動力を制御する従来の加速スリップ装置に比
べて優れた運転特性を確保することができる。
【0082】また、本発明に係る加速スリップ制御装置
は、駆動輪における駆動力差を是認し、それによって生
ずる回転モーメントを従動輪の制動力で相殺する構成で
あることから、駆動輪において制動力を生ぜしめる構成
に比べてブレーキ機構の負担が少なて済むという特長を
も有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明装置の一実施例の構成図である。
【図3】本発明装置の一実施例の油圧系統図である。
【図4】加速スリップ制御のフローチャートである。
【図5】加速スリップ処理の動作を示す図である。
【図6】左右力差ステアの発生及び抑制原理を説明する
ための図である。
【図7】左右力差ステア抑制制御のフローチャートであ
る。
【図8】左右力差ステア抑制制御の動作を説明するため
の図である。
【符号の説明】
M1 左駆動輪 M2 右駆動輪 M3 左右駆動力制御手段 M4 駆動力差検出手段 M5 左従動輪 M6 右従動輪 M7 従動輪制動力演算手段 M8 左右制動力制御手段
【符号の説明】
20 トラクションポンプ 31,32 SMC 33,34 SRC 37a リリーフバルブ 37b PRV 41a,41b〜44a,44b 電磁制御弁 51〜57 ホイールシリンダ 61〜64 車輪速センサ 70 ECU

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右の駆動輪が発生する駆動力を独立に
    制御する左右駆動力制御手段を用いて加速時における駆
    動輪のスリップを抑制する加速スリップ制御装置におい
    て、 左右の駆動輪がそれぞれ発生する駆動力の差を検出する
    駆動力差検出手段と、 発生した駆動力差に起因して車両に発生する左右力差ス
    テアトルクを相殺するために従動輪に発生させるべき制
    動力を演算する従動輪制動力演算手段と、 従動輪に前記従動輪制動力演算手段の演算結果に基づい
    た制動力を発生させる左右制動力制御手段とを備えるこ
    とを特徴とする加速スリップ制御装置。
JP32548893A 1993-12-22 1993-12-22 加速スリップ制御装置 Pending JPH07172284A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001138888A (ja) * 1999-10-13 2001-05-22 Robert Bosch Gmbh 車両の駆動ユニットの制御方法および装置
JP2007050753A (ja) * 2005-08-17 2007-03-01 Toyota Motor Corp 車輌の駆動トルク制御装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001138888A (ja) * 1999-10-13 2001-05-22 Robert Bosch Gmbh 車両の駆動ユニットの制御方法および装置
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