JPH07172113A - スタッドレスタイヤ - Google Patents
スタッドレスタイヤInfo
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- JPH07172113A JPH07172113A JP5322676A JP32267693A JPH07172113A JP H07172113 A JPH07172113 A JP H07172113A JP 5322676 A JP5322676 A JP 5322676A JP 32267693 A JP32267693 A JP 32267693A JP H07172113 A JPH07172113 A JP H07172113A
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- JP
- Japan
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- tire
- snow
- sipes
- ice
- groove
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- Pending
Links
- 230000002542 deteriorative effect Effects 0.000 abstract description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 6
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 4
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000005336 cracking Methods 0.000 description 1
- 230000003993 interaction Effects 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C11/00—Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
- B60C11/03—Tread patterns
- B60C11/12—Tread patterns characterised by the use of narrow slits or incisions, e.g. sipes
- B60C11/1272—Width of the sipe
- B60C11/1281—Width of the sipe different within the same sipe, i.e. enlarged width portion at sipe bottom or along its length
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Tires In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 従来のスタッドレスタイやの持つ氷上走行性
を損なうことなく、深雪走行性を大幅に向上させたスタ
ッドレスタイヤを提供することを目的とする。 【構成】 タイヤ周方向に延びる主溝20とタイヤ幅方
向に延びる横溝40により区画された複数のブロック1
0を有し、ブロック10にタイヤ幅方向に延びるサイプ
50が形成されたスタッドレスタイヤ1において、ネガ
ティブ比が36〜40%、主溝の踏面開口部の側壁角度
θが15°〜25°の範囲であり、サイプ50は2本で
1組となり、ブロック10をサイプの間に挟まれる幅狭
領域12と、サイプを介して幅狭領域の両側に位置する
幅広領域14とに区分する。
を損なうことなく、深雪走行性を大幅に向上させたスタ
ッドレスタイヤを提供することを目的とする。 【構成】 タイヤ周方向に延びる主溝20とタイヤ幅方
向に延びる横溝40により区画された複数のブロック1
0を有し、ブロック10にタイヤ幅方向に延びるサイプ
50が形成されたスタッドレスタイヤ1において、ネガ
ティブ比が36〜40%、主溝の踏面開口部の側壁角度
θが15°〜25°の範囲であり、サイプ50は2本で
1組となり、ブロック10をサイプの間に挟まれる幅狭
領域12と、サイプを介して幅狭領域の両側に位置する
幅広領域14とに区分する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スタッドレスタイヤ、
特にトラック、バス等の重荷重車両用のスタッドレスタ
イヤに関し、深雪走行性を大幅に向上させるパタ−ンを
提供するものである。
特にトラック、バス等の重荷重車両用のスタッドレスタ
イヤに関し、深雪走行性を大幅に向上させるパタ−ンを
提供するものである。
【0002】
【従来の技術】スタッドレスタイヤは、雪上走行性を良
好とするためには溝面積を大きくして雪を踏み固める効
果を高め、一方、氷上走行性を良好とするためには接地
面積を大きくするとともに、タイヤ踏面のブロックに多
数のサイプを形成してエッジ効果による水膜の除去を行
っている。図4に示される従来の重荷重用のスタッドレ
スタイヤは、溝面積従来の雪上走行性と氷上走行性の両
方を確保することを狙いとして、ネガティブ比を32〜
34%程度の範囲に設定し、かつ、周方向に延びる主溝
の溝側壁傾斜角度を13°以下に設定していた。
好とするためには溝面積を大きくして雪を踏み固める効
果を高め、一方、氷上走行性を良好とするためには接地
面積を大きくするとともに、タイヤ踏面のブロックに多
数のサイプを形成してエッジ効果による水膜の除去を行
っている。図4に示される従来の重荷重用のスタッドレ
スタイヤは、溝面積従来の雪上走行性と氷上走行性の両
方を確保することを狙いとして、ネガティブ比を32〜
34%程度の範囲に設定し、かつ、周方向に延びる主溝
の溝側壁傾斜角度を13°以下に設定していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この様な、従来のスタ
ッドレスタイヤを、特に深雪地域で使用すると、ネガテ
ィブ比が不足して接地面内出の雪を踏み固める効果が不
十分であるとともに、接地面から離れても溝に雪が詰ま
ったまま排出されず、結果として深雪走行性が十分発揮
されない問題があることがわかった。深雪走行性を向上
させるためには、溝部の体積つまりネガティブ比を大き
くすればよいが、ネガティブ比が大きすぎると、接地面
積が減少して氷上走行性が低下してしまう。本発明は、
従来のスタッドレスタイやの持つ氷上走行性を損なうこ
となく、深雪走行性を大幅に向上させたスタッドレスタ
イヤを提供することを目的とする。
ッドレスタイヤを、特に深雪地域で使用すると、ネガテ
ィブ比が不足して接地面内出の雪を踏み固める効果が不
十分であるとともに、接地面から離れても溝に雪が詰ま
ったまま排出されず、結果として深雪走行性が十分発揮
されない問題があることがわかった。深雪走行性を向上
させるためには、溝部の体積つまりネガティブ比を大き
くすればよいが、ネガティブ比が大きすぎると、接地面
積が減少して氷上走行性が低下してしまう。本発明は、
従来のスタッドレスタイやの持つ氷上走行性を損なうこ
となく、深雪走行性を大幅に向上させたスタッドレスタ
イヤを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、タイ
ヤ周方向に延びる主溝とタイヤ幅方向に延びる横溝によ
り区画された複数のブロックを有し、ブロックにタイヤ
幅方向に延びるサイプが形成されたスタッドレスタイヤ
において、ネガティブ比が36〜40%、主溝の踏面開
口部の側壁角度が15°〜25°の範囲であり、サイプ
は2本で1組となり、ブロックを前記サイプの間に挟ま
れる幅狭領域と前記サイプを介して幅狭領域の両側に位
置する幅広領域とに区分することを特徴とする。
ヤ周方向に延びる主溝とタイヤ幅方向に延びる横溝によ
り区画された複数のブロックを有し、ブロックにタイヤ
幅方向に延びるサイプが形成されたスタッドレスタイヤ
において、ネガティブ比が36〜40%、主溝の踏面開
口部の側壁角度が15°〜25°の範囲であり、サイプ
は2本で1組となり、ブロックを前記サイプの間に挟ま
れる幅狭領域と前記サイプを介して幅狭領域の両側に位
置する幅広領域とに区分することを特徴とする。
【0005】
【作用】図5はネガティブ比と、雪上性能および氷上性
能との関係を示す図である。点Qで示されるのが従来タ
イヤであり、ネガティブ比が増減することにより、2点
鎖線で示されるように雪上性能と氷上性能が変化する。
ここで、ネガティブ比が大きくなると氷上性能は低下
し、特に40%を越えると急速に低下する。一方ネガテ
ィブ比を小さくすると氷上性能は向上する。発明者ら
は、氷上性能を低下させずに雪上性能を大幅に向上させ
るために検討したところ、2本で1組となるサイプをブ
ロックに設けることにより、ネガティブ比を36〜40
%に大きくして雪上性能を高めても氷上性能は従来タイ
ヤより低下せず(一点鎖線)、さらに、主溝の側壁角度
を大きくすることで一層雪上性能を向上させる(実線)
ことが分かった。
能との関係を示す図である。点Qで示されるのが従来タ
イヤであり、ネガティブ比が増減することにより、2点
鎖線で示されるように雪上性能と氷上性能が変化する。
ここで、ネガティブ比が大きくなると氷上性能は低下
し、特に40%を越えると急速に低下する。一方ネガテ
ィブ比を小さくすると氷上性能は向上する。発明者ら
は、氷上性能を低下させずに雪上性能を大幅に向上させ
るために検討したところ、2本で1組となるサイプをブ
ロックに設けることにより、ネガティブ比を36〜40
%に大きくして雪上性能を高めても氷上性能は従来タイ
ヤより低下せず(一点鎖線)、さらに、主溝の側壁角度
を大きくすることで一層雪上性能を向上させる(実線)
ことが分かった。
【0006】すなわち、ネガティブ比が36〜40%と
して従来より大きくしたので、接地面内の雪を踏み固め
る効果が向上するとともに、溝の踏面開口部での溝壁角
度を15°〜25°とすることにより、接地面から離れ
た際の排雪雪づまりを起こすことがなく、これらの相互
作用で深雪走行性を向上させることができる。さらに、
2本で1組となるサイプにより、ブロックをサイプの間
に挟まれる幅狭領域と、サイプを介して幅狭領域の両側
に位置する幅広領域とを区分することにより、剛性の小
さい幅狭領域12が走行に伴う路面からの摩擦力により
変形し、該エッジが氷表面に押し付けられるため、氷表
面を僅かながら削り取る。そして、新たに現れた新鮮な
氷表面に剛性の大きい幅広領域14が載り、摩擦係数を
高めるのである。このようにして、ネガティブ比が大き
くなっても、氷上走行性を確保することができる。
して従来より大きくしたので、接地面内の雪を踏み固め
る効果が向上するとともに、溝の踏面開口部での溝壁角
度を15°〜25°とすることにより、接地面から離れ
た際の排雪雪づまりを起こすことがなく、これらの相互
作用で深雪走行性を向上させることができる。さらに、
2本で1組となるサイプにより、ブロックをサイプの間
に挟まれる幅狭領域と、サイプを介して幅狭領域の両側
に位置する幅広領域とを区分することにより、剛性の小
さい幅狭領域12が走行に伴う路面からの摩擦力により
変形し、該エッジが氷表面に押し付けられるため、氷表
面を僅かながら削り取る。そして、新たに現れた新鮮な
氷表面に剛性の大きい幅広領域14が載り、摩擦係数を
高めるのである。このようにして、ネガティブ比が大き
くなっても、氷上走行性を確保することができる。
【0007】ネガティブ比が36%より小さい場合は、
深雪走行性が十分に発揮されず、逆に40%を越えると
深雪走行性は向上するものの、氷上走行性は急速に悪化
する。主溝のトレッド開口部の溝壁角度が15°未満で
は雪づまりを起こしやすく、25°以上では雪を踏み固
める効果がかえって低下するとともに、雪面に対してエ
ッジが作用せず横滑り性が低下して、雪上走行性が低下
する。
深雪走行性が十分に発揮されず、逆に40%を越えると
深雪走行性は向上するものの、氷上走行性は急速に悪化
する。主溝のトレッド開口部の溝壁角度が15°未満で
は雪づまりを起こしやすく、25°以上では雪を踏み固
める効果がかえって低下するとともに、雪面に対してエ
ッジが作用せず横滑り性が低下して、雪上走行性が低下
する。
【0008】
【実施例】本発明の実施例を図1乃至図4にしたがって
説明する。
説明する。
【0009】図1に示される本発明の適用されたスタッ
ドレスタイヤ1は、ブロックパタ−ンを有している。ブ
ロック10は、タイヤ周方向にジグザグ状に延びる3本
主溝20、主溝20の間でジグザグ状に延びる副溝30
および主溝20とトレッド端の間でジグザグ状に延びる
副溝32と、タイヤ幅方向に直線状に延びる横溝40に
より区画されている。
ドレスタイヤ1は、ブロックパタ−ンを有している。ブ
ロック10は、タイヤ周方向にジグザグ状に延びる3本
主溝20、主溝20の間でジグザグ状に延びる副溝30
および主溝20とトレッド端の間でジグザグ状に延びる
副溝32と、タイヤ幅方向に直線状に延びる横溝40に
より区画されている。
【0010】ここで、タイヤ1のネガティブ比は36〜
40%の範囲に設定されており、この実施例では38%
である。さらに、主溝20は、図2に示すように、踏面
開口部22の側壁角度θが15°〜25°の範囲に設定
されており、この実施例では18°である。これによ
り、雪づまりを防止して雪上性能を高めることができ
る。
40%の範囲に設定されており、この実施例では38%
である。さらに、主溝20は、図2に示すように、踏面
開口部22の側壁角度θが15°〜25°の範囲に設定
されており、この実施例では18°である。これによ
り、雪づまりを防止して雪上性能を高めることができ
る。
【0011】ここで、主溝20は、雪上性能を高めるた
めに、少なくとも3本設けることが好ましく、踏面開口
部の幅w1は8〜15mmの範囲が好ましい。この実施
例では幅w1は12mmである。主溝の深さd1は15
mm以上が好ましくこの実施例では20mmである。副
溝30の幅w2は4mm、副溝32の幅w3は1mmで
あり、また、深さd2は主溝の深さd1の30〜80%
とされこの実施例では双方とも10mmである。横溝4
0は、幅7mm以上が雪上性能を高めるために好まし
く、この実施例では10mm、深さd3は主溝20の深
さd1の30〜80%とされ、この実施例では10mm
である。
めに、少なくとも3本設けることが好ましく、踏面開口
部の幅w1は8〜15mmの範囲が好ましい。この実施
例では幅w1は12mmである。主溝の深さd1は15
mm以上が好ましくこの実施例では20mmである。副
溝30の幅w2は4mm、副溝32の幅w3は1mmで
あり、また、深さd2は主溝の深さd1の30〜80%
とされこの実施例では双方とも10mmである。横溝4
0は、幅7mm以上が雪上性能を高めるために好まし
く、この実施例では10mm、深さd3は主溝20の深
さd1の30〜80%とされ、この実施例では10mm
である。
【0012】また、この実施例では、主溝20には屈曲
部Pが設けられて、2段形状となっている。屈曲部より
下の底部24の側壁は、踏面に対してほぼ垂直である。
この場合、屈曲部は溝底から溝深さd1の30〜70%
の位置にあることが好ましい。この様に、主溝20を開
口部22と底部24を有する2段形状とすることによ
り、溝深さを深くして摩耗寿命を維持し、かつ、溝底ク
ラックを防止するとともに、雪づまりを防止することが
できる。すなわち、溝を上記の角度範囲で単一に形成し
た場合は、溝が浅くなり耐摩耗性に劣るか、または、溝
底の曲率半径を大きくとることができず溝底クラックを
生じやすくなる。
部Pが設けられて、2段形状となっている。屈曲部より
下の底部24の側壁は、踏面に対してほぼ垂直である。
この場合、屈曲部は溝底から溝深さd1の30〜70%
の位置にあることが好ましい。この様に、主溝20を開
口部22と底部24を有する2段形状とすることによ
り、溝深さを深くして摩耗寿命を維持し、かつ、溝底ク
ラックを防止するとともに、雪づまりを防止することが
できる。すなわち、溝を上記の角度範囲で単一に形成し
た場合は、溝が浅くなり耐摩耗性に劣るか、または、溝
底の曲率半径を大きくとることができず溝底クラックを
生じやすくなる。
【0013】ブロック10には、2本で1組のサイプ5
0がタイヤ幅方向に互いに平行に設けられており、サイ
プ50に挟まれた幅狭領域12およびサイプ50を介し
て幅狭領域12の両側に位置する幅広領域14を周方向
に区分している。図3にはブロックの幅方向から見た断
面図を示す。ここでサイプ50の幅tは、1.2mm以
下で、この実施例では0.6mmである。また、サイプ
の深さDは主溝深さd1の0.3〜0.8倍が好まし
く、この実施例では10mmである。サイプ50の底部
には拡大部52が形成されている。拡大部52の曲率半
径Rは0.5mm〜3mmの範囲がサイプ底クラックを
防止する上で好ましいが、この実施例では1.5mmと
されている。
0がタイヤ幅方向に互いに平行に設けられており、サイ
プ50に挟まれた幅狭領域12およびサイプ50を介し
て幅狭領域12の両側に位置する幅広領域14を周方向
に区分している。図3にはブロックの幅方向から見た断
面図を示す。ここでサイプ50の幅tは、1.2mm以
下で、この実施例では0.6mmである。また、サイプ
の深さDは主溝深さd1の0.3〜0.8倍が好まし
く、この実施例では10mmである。サイプ50の底部
には拡大部52が形成されている。拡大部52の曲率半
径Rは0.5mm〜3mmの範囲がサイプ底クラックを
防止する上で好ましいが、この実施例では1.5mmと
されている。
【0014】サイプ50を前述のように、サイプ50に
挟まれた幅狭領域12と、サイプ50を介して幅狭領域
12の両側に位置する幅広領域14に区分することによ
って、剛性の小さい幅狭領域12が走行に伴う路面から
の摩擦力により変形し、該エッジが氷表面に押し付けら
れるため、氷表面を僅かながら削り取る。そして、新た
に現れた新鮮な氷表面に剛性の大きい幅広領域14が載
り、摩擦係数を高めるのである。幅狭領域12の周方向
幅TSの幅広領域14の周方向幅TLに対する比率TS
/TLは0.05〜0.8、好ましくは0.1〜0.5
の範囲がよい。このようにして、ネガティブ比大きいに
もかかわらず、良好な氷上性能を有することができる。
挟まれた幅狭領域12と、サイプ50を介して幅狭領域
12の両側に位置する幅広領域14に区分することによ
って、剛性の小さい幅狭領域12が走行に伴う路面から
の摩擦力により変形し、該エッジが氷表面に押し付けら
れるため、氷表面を僅かながら削り取る。そして、新た
に現れた新鮮な氷表面に剛性の大きい幅広領域14が載
り、摩擦係数を高めるのである。幅狭領域12の周方向
幅TSの幅広領域14の周方向幅TLに対する比率TS
/TLは0.05〜0.8、好ましくは0.1〜0.5
の範囲がよい。このようにして、ネガティブ比大きいに
もかかわらず、良好な氷上性能を有することができる。
【0015】また、この実施例では、横溝40の側壁角
度は10°で屈曲部のないものであるが、主溝と同じ様
に、ネガティブ比が36〜40%の範囲内で、側壁角度
を15°〜25°の範囲に設定しても良く、これにより
雪づまりを一層防止することができる。
度は10°で屈曲部のないものであるが、主溝と同じ様
に、ネガティブ比が36〜40%の範囲内で、側壁角度
を15°〜25°の範囲に設定しても良く、これにより
雪づまりを一層防止することができる。
【0016】(試験例)以下に、発明タイヤと従来タイ
ヤおよび比較タイヤとの、深雪走行性および氷上走行性
に関する比較試験について説明する。発明タイヤは実施
例で述べた図1に示されるトレッドパタ−ンを有するタ
イヤ、従来タイヤは図3に示されるネガティブ比が33
%のタイヤ、比較タイヤは図1と同様のトレッドパタ−
ンであるがネガティブ比が42%、主溝の踏面開口部の
側壁角度を27°としたタイヤである。タイヤサイズは
すべて11R22.5である。
ヤおよび比較タイヤとの、深雪走行性および氷上走行性
に関する比較試験について説明する。発明タイヤは実施
例で述べた図1に示されるトレッドパタ−ンを有するタ
イヤ、従来タイヤは図3に示されるネガティブ比が33
%のタイヤ、比較タイヤは図1と同様のトレッドパタ−
ンであるがネガティブ比が42%、主溝の踏面開口部の
側壁角度を27°としたタイヤである。タイヤサイズは
すべて11R22.5である。
【0017】試験タイヤは、それぞれ規定内圧を充填
し、定積載の10トントラックの全輪に装着し、深雪走
行性については、圧雪上で30km/h走行中に急ブレ
−キをかけ、その位置から停止位置までの距離を測定し
その逆数をとった。氷上走行性については、−5°の氷
上で20km/h走行中に急ブレ−キをかけ、その位置
から停止位置までの距離を測定しその逆数をとった。こ
れらの試験結果は、従来タイヤを100とした指数表示
(数値が大きいほど良)を用いて表1に示す。
し、定積載の10トントラックの全輪に装着し、深雪走
行性については、圧雪上で30km/h走行中に急ブレ
−キをかけ、その位置から停止位置までの距離を測定し
その逆数をとった。氷上走行性については、−5°の氷
上で20km/h走行中に急ブレ−キをかけ、その位置
から停止位置までの距離を測定しその逆数をとった。こ
れらの試験結果は、従来タイヤを100とした指数表示
(数値が大きいほど良)を用いて表1に示す。
【0018】
【表1】
【0019】表1に示す結果から、ネガティブ比の大き
い比較タイヤは深雪走行性には優れるが氷上走行性は著
しく低下してしまう。これに対して、本発明タイヤは氷
上走行性を良好に維持してなお、優れた深雪走行性を有
することが明らかとなった。
い比較タイヤは深雪走行性には優れるが氷上走行性は著
しく低下してしまう。これに対して、本発明タイヤは氷
上走行性を良好に維持してなお、優れた深雪走行性を有
することが明らかとなった。
【0020】
【発明の効果】本発明のスタッドレスタイヤは、上記構
成としたので、従来のスタッドレスタイやの持つ氷上走
行性を損なうことなく、深雪走行性を大幅に向上させる
という効果を有する。
成としたので、従来のスタッドレスタイやの持つ氷上走
行性を損なうことなく、深雪走行性を大幅に向上させる
という効果を有する。
【図1】本発明のスタッドレスタイヤのトレッドパタ−
ンを示す図である。
ンを示す図である。
【図2】本発明のスタッドレスタイヤの主溝の断面図
(図1のA−A)である。
(図1のA−A)である。
【図3】本発明のスタッドレスタイヤのブロックの幅方
向から見た断面図(図1のB−B)である。
向から見た断面図(図1のB−B)である。
【図4】従来のスタッドレスタイヤのトレッドパタ−ン
を示す図である。
を示す図である。
【図5】ネガティブ比と雪上性能および氷上性能の関係
を示した図である。
を示した図である。
【符号の説明】 1 スタッドレスタイヤ 10 ブロック 12 幅狭領域 14 幅広領域 20 主溝 P 屈曲部 22 開口部 24 底部 30、32 副溝 40 横溝 50 サイプ 52 拡大部
Claims (1)
- 【請求項1】タイヤ周方向に延びる主溝とタイヤ幅方向
に延びる横溝により区画された複数のブロックを有し、
ブロックにタイヤ幅方向に延びるサイプが形成されたス
タッドレスタイヤにおいて、 ネガティブ比が36〜40%であり、主溝の踏面開口部
の側壁角度を15°〜25°の範囲であり、前記サイプ
は2本で1組となり、ブロックを前記サイプの間に挟ま
れる幅狭領域と前記サイプを介して幅狭領域の両側に位
置する幅広領域とに区分することを特徴とするスタッド
レスタイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5322676A JPH07172113A (ja) | 1993-12-21 | 1993-12-21 | スタッドレスタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5322676A JPH07172113A (ja) | 1993-12-21 | 1993-12-21 | スタッドレスタイヤ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07172113A true JPH07172113A (ja) | 1995-07-11 |
Family
ID=18146371
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5322676A Pending JPH07172113A (ja) | 1993-12-21 | 1993-12-21 | スタッドレスタイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07172113A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013095196A (ja) * | 2011-10-28 | 2013-05-20 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 空気入りタイヤ |
JP2020001546A (ja) * | 2018-06-28 | 2020-01-09 | 住友ゴム工業株式会社 | タイヤ |
WO2020231391A1 (en) * | 2019-05-10 | 2020-11-19 | Compagnie Generale Des Etablissements Michelin | Heavy truck tire tread and heavy truck tire with asymmetrical tear drop sipes |
JP2020199820A (ja) * | 2019-06-07 | 2020-12-17 | 株式会社ブリヂストン | 空気入りタイヤ |
-
1993
- 1993-12-21 JP JP5322676A patent/JPH07172113A/ja active Pending
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