JPH07171844A - 模様付繊維強化樹脂製品の製造方法 - Google Patents
模様付繊維強化樹脂製品の製造方法Info
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- JPH07171844A JPH07171844A JP31990893A JP31990893A JPH07171844A JP H07171844 A JPH07171844 A JP H07171844A JP 31990893 A JP31990893 A JP 31990893A JP 31990893 A JP31990893 A JP 31990893A JP H07171844 A JPH07171844 A JP H07171844A
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- resin
- reinforced resin
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- gel coat
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Landscapes
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 立体的な模様が得られ、施工に特別の手間が
かかることがなく、安価な模様付FRP製品の製造方法
を提供するにある。 【構成】 成形型1の型面に透明なゲルコート樹脂を塗
布し硬化して透明なゲルコート樹脂層2を形成した後、
ゲルコート層2に予め着色した短繊維51を熱硬化性樹
脂3と共に吹きつけ積層し、着色短繊維51で補強され
た熱硬化性樹脂層8を形成する。
かかることがなく、安価な模様付FRP製品の製造方法
を提供するにある。 【構成】 成形型1の型面に透明なゲルコート樹脂を塗
布し硬化して透明なゲルコート樹脂層2を形成した後、
ゲルコート層2に予め着色した短繊維51を熱硬化性樹
脂3と共に吹きつけ積層し、着色短繊維51で補強され
た熱硬化性樹脂層8を形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、浴槽、洗い場等の繊維
強化樹脂製品、所謂、FRP製品の製造に使用して好適
な模様付繊維強化樹脂製品の製造方法に関するものであ
る。
強化樹脂製品、所謂、FRP製品の製造に使用して好適
な模様付繊維強化樹脂製品の製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、FRP製品は軽量にして耐久性に
優れているので、特に、浴槽、洗い場等に賞用されてい
るが、装飾性に欠ける欠点があった。従って、従来、F
RP製品に種々の加飾を施すことが行われている。例え
ば、実開昭60−185994号公報に記載されている
ように、タイル模様のシートを貼り付けたり、特開昭6
0−36138号公報に記載されているように樹脂原料
に顔料を加えたり、或いは、実開昭58−55147号
公報に記載されているように、FRPパネル間にタイル
パネルを介在させたりすることが知られている。
優れているので、特に、浴槽、洗い場等に賞用されてい
るが、装飾性に欠ける欠点があった。従って、従来、F
RP製品に種々の加飾を施すことが行われている。例え
ば、実開昭60−185994号公報に記載されている
ように、タイル模様のシートを貼り付けたり、特開昭6
0−36138号公報に記載されているように樹脂原料
に顔料を加えたり、或いは、実開昭58−55147号
公報に記載されているように、FRPパネル間にタイル
パネルを介在させたりすることが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実開昭
60−185994号公報に記載のように、タイル模様
のシートを貼り付けたり、特開昭60−36138号公
報に記載のように樹脂原料に顔料を加える手段において
は、平面的な装飾であって単調であり立体感に乏しい欠
点がある。又、実開昭58−55147号公報に記載の
ように、FRPパネル間にタイルパネルを介在させる手
段においては、施工の手間がかかり厄介であり、コスト
も高い。
60−185994号公報に記載のように、タイル模様
のシートを貼り付けたり、特開昭60−36138号公
報に記載のように樹脂原料に顔料を加える手段において
は、平面的な装飾であって単調であり立体感に乏しい欠
点がある。又、実開昭58−55147号公報に記載の
ように、FRPパネル間にタイルパネルを介在させる手
段においては、施工の手間がかかり厄介であり、コスト
も高い。
【0004】本発明は、上記従来の模様付FRP製品の
製造方法におけるこのような問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、上記の問題を解決
し、立体的な模様が得られ、施工に特別の手間がかかる
ことがなく、安価な模様付FRP製品の製造方法を提供
するにある。
製造方法におけるこのような問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、上記の問題を解決
し、立体的な模様が得られ、施工に特別の手間がかかる
ことがなく、安価な模様付FRP製品の製造方法を提供
するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明模様付繊維強化樹脂製品の製造方法は、成
形型の型面に透明なゲルコート樹脂を塗布し硬化して透
明なゲルコート樹脂層を形成した後、ゲルコート層に予
め着色した短繊維を熱硬化性樹脂と共に吹きつけ積層
し、着色繊維で補強された熱硬化性樹脂層を形成するこ
とを特徴とするものである。
めに、本発明模様付繊維強化樹脂製品の製造方法は、成
形型の型面に透明なゲルコート樹脂を塗布し硬化して透
明なゲルコート樹脂層を形成した後、ゲルコート層に予
め着色した短繊維を熱硬化性樹脂と共に吹きつけ積層
し、着色繊維で補強された熱硬化性樹脂層を形成するこ
とを特徴とするものである。
【0006】本発明においては、繊維の材質としては、
特に限定されるものてはないが、例えば、ガラス繊維の
他、ポリエステル、ポリアミド、ポリオレフィン、ポリ
ビニルアルコールの繊維等の透明で耐熱、耐熱水性に優
れたものが好適に使用できる。又、本発明においては、
熱硬化性樹脂としては、不飽和ポリエステル樹脂の他、
フェノール樹脂、ビニルエステル樹脂等が使用できる。
特に限定されるものてはないが、例えば、ガラス繊維の
他、ポリエステル、ポリアミド、ポリオレフィン、ポリ
ビニルアルコールの繊維等の透明で耐熱、耐熱水性に優
れたものが好適に使用できる。又、本発明においては、
熱硬化性樹脂としては、不飽和ポリエステル樹脂の他、
フェノール樹脂、ビニルエステル樹脂等が使用できる。
【0007】
【作用】本発明においては、成形型の型面に透明なゲル
コート樹脂を塗布し硬化して透明なゲルコート樹脂層を
形成した後、ゲルコート層に予め着色した短繊維を熱硬
化性樹脂と共に吹きつけ積層し、着色繊維で補強された
熱硬化性樹脂層を形成するものであるから、着色短繊維
によって凹凸のある模様が形成され、立体感のある模様
が施された繊維強化樹脂製品を製造することができる。
コート樹脂を塗布し硬化して透明なゲルコート樹脂層を
形成した後、ゲルコート層に予め着色した短繊維を熱硬
化性樹脂と共に吹きつけ積層し、着色繊維で補強された
熱硬化性樹脂層を形成するものであるから、着色短繊維
によって凹凸のある模様が形成され、立体感のある模様
が施された繊維強化樹脂製品を製造することができる。
【0008】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。図1は、本発明方法により模様付繊維強化樹
脂製浴槽を製造する態様を示す説明図である。図1にお
いて、1は製造しようとする浴槽の成形型であり、成形
型1の表面に不飽和ポリエステル樹脂からなる透明なゲ
ルコート樹脂を吹きつけて硬化させ、成形型1の表面に
透明なゲルコート層2を形成する。
説明する。図1は、本発明方法により模様付繊維強化樹
脂製浴槽を製造する態様を示す説明図である。図1にお
いて、1は製造しようとする浴槽の成形型であり、成形
型1の表面に不飽和ポリエステル樹脂からなる透明なゲ
ルコート樹脂を吹きつけて硬化させ、成形型1の表面に
透明なゲルコート層2を形成する。
【0009】次いで、透明な不飽和ポリエステル樹脂3
をスプレーノズル4から霧状に噴霧すると共に、予め青
色に着色したガラス繊維5を受けロール61との間でロ
ーラーカッター6によって3〜25ミリの長さに切断し
て短繊維51とし、短繊維51を樋状フィーダー7から
透明なゲルコート層2の上に供給する。
をスプレーノズル4から霧状に噴霧すると共に、予め青
色に着色したガラス繊維5を受けロール61との間でロ
ーラーカッター6によって3〜25ミリの長さに切断し
て短繊維51とし、短繊維51を樋状フィーダー7から
透明なゲルコート層2の上に供給する。
【0010】短繊維51は空中で霧状の不飽和ポリエス
テル樹脂3と混合し、図2に示すように、ゲルコート層
2の上に繊維強化樹脂層8が形成される。この繊維強化
樹脂層8の上に更に他の繊維強化樹脂からなる補強層9
を積層して図3に示すように、成形型1の上に浴槽10
を成形し、成形型1から離型して浴槽10を製造する。
テル樹脂3と混合し、図2に示すように、ゲルコート層
2の上に繊維強化樹脂層8が形成される。この繊維強化
樹脂層8の上に更に他の繊維強化樹脂からなる補強層9
を積層して図3に示すように、成形型1の上に浴槽10
を成形し、成形型1から離型して浴槽10を製造する。
【0011】以上、本発明の実施例を図により説明した
が、本発明の具体的な構成は図に示す実施例に限定され
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計
変更は本発明に含まれる。例えば、実施例のように青色
に着色した一色の繊維を使用する代わりに青色以外の例
えば赤色に着色した繊維も使用するという風に、2色以
上の繊維を使用して模様を施すようにしてもよい。
が、本発明の具体的な構成は図に示す実施例に限定され
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計
変更は本発明に含まれる。例えば、実施例のように青色
に着色した一色の繊維を使用する代わりに青色以外の例
えば赤色に着色した繊維も使用するという風に、2色以
上の繊維を使用して模様を施すようにしてもよい。
【0012】又、他の繊維強化樹脂からなる補強層9を
積層する代わりに骨材を不飽和ポリエステル樹脂で固め
た所謂レジンコンクリートからなる補強層を積層しても
よい。又、図示の実施例のように、浴槽を製造する代わ
りに洗い場、或いは、パネル等を製造してもよい。
積層する代わりに骨材を不飽和ポリエステル樹脂で固め
た所謂レジンコンクリートからなる補強層を積層しても
よい。又、図示の実施例のように、浴槽を製造する代わ
りに洗い場、或いは、パネル等を製造してもよい。
【0013】
【発明の効果】本発明においては、着色短繊維によって
凹凸のある模様が形成され、立体感のある模様が施され
た繊維強化樹脂製品を製造することができる。
凹凸のある模様が形成され、立体感のある模様が施され
た繊維強化樹脂製品を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法により浴槽を製造する一実施態様を
示す説明図。
示す説明図。
【図2】図1に示す態様の次の工程を示す説明図。
【図3】本発明方法により製造された浴槽を示す断面
図。
図。
1 成形型 2 ゲルコート層 3 不飽和ポリエステル樹脂 4 スプレー 5 ガラス繊維 51 短繊維 6 ローラーカッター 61 受けロール 7 フィーダー 8、9 繊維強化樹脂層 10 浴槽
Claims (1)
- 【請求項1】 成形型の型面に透明なゲルコート樹脂を
塗布し硬化して透明なゲルコート樹脂層を形成した後、
ゲルコート層に予め着色した短繊維を熱硬化性樹脂と共
に吹きつけ積層し、着色繊維で補強された熱硬化性樹脂
層を形成することを特徴とする模様付繊維強化樹脂製品
の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31990893A JPH07171844A (ja) | 1993-12-20 | 1993-12-20 | 模様付繊維強化樹脂製品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31990893A JPH07171844A (ja) | 1993-12-20 | 1993-12-20 | 模様付繊維強化樹脂製品の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07171844A true JPH07171844A (ja) | 1995-07-11 |
Family
ID=18115577
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31990893A Pending JPH07171844A (ja) | 1993-12-20 | 1993-12-20 | 模様付繊維強化樹脂製品の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07171844A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009118654A1 (en) * | 2008-03-26 | 2009-10-01 | Tamicare Ltd. | Methods to produce stretchable products |
US8167543B2 (en) | 2008-11-28 | 2012-05-01 | Vestas Wind Systems A/S | Method of manufacturing a wind turbine rotor blade |
US9731319B2 (en) | 2004-11-05 | 2017-08-15 | Tamicare Ltd. | Stretchable sheets comprising a variety of layers and zones and methods to produce such products |
-
1993
- 1993-12-20 JP JP31990893A patent/JPH07171844A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8323764B2 (en) | 2004-11-05 | 2012-12-04 | Tamicare Ltd. | Methods to produce stretchable products |
US9731319B2 (en) | 2004-11-05 | 2017-08-15 | Tamicare Ltd. | Stretchable sheets comprising a variety of layers and zones and methods to produce such products |
WO2009118654A1 (en) * | 2008-03-26 | 2009-10-01 | Tamicare Ltd. | Methods to produce stretchable products |
US8167543B2 (en) | 2008-11-28 | 2012-05-01 | Vestas Wind Systems A/S | Method of manufacturing a wind turbine rotor blade |
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